JP2001197348A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

Info

Publication number
JP2001197348A
JP2001197348A JP2000008306A JP2000008306A JP2001197348A JP 2001197348 A JP2001197348 A JP 2001197348A JP 2000008306 A JP2000008306 A JP 2000008306A JP 2000008306 A JP2000008306 A JP 2000008306A JP 2001197348 A JP2001197348 A JP 2001197348A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
resolution
image data
data
horizontal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000008306A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Funamoto
憲司 船本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2000008306A priority Critical patent/JP2001197348A/ja
Publication of JP2001197348A publication Critical patent/JP2001197348A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Input (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】大容量のフレームメモリを用いずに少容量のデ
ータバッファを用いて画像の拡大縮小変換を高速実施す
ることが可能な電子カメラを提供する。 【解決手段】固体撮像素子14を用いて被写体像を撮像
し画像データを出力する撮像手段と、解像度変換処理を
実施した画像を表示する表示手段26と、画像データの
水平方向の解像度を変換する水平解像度変換回路52
と、前記表示手段26の水平方向1ラインの解像度に応
じた記憶容量を持つデータバッファ54、56、58
と、前記データバッファ54、56、58に記憶した1
ラインの画像データを参照して画像データの垂直方向の
解像度を変換する垂直解像度変換回路60とを備えたの
で、少容量のデータバッファにて画像の拡大縮小変換を
高速で実施することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子カメラに係
り、特に画像の拡大縮小変換処理が可能な電子カメラに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画素補間技術として、CCDから
読み出した画素データを垂直、水平とも1/2に間引き
ながらデータバッファに書き込み、前記データバッファ
から画素データを読み出して画素補間を行って表示部に
書き込むCCDデータ画素補間回路が、特開平11−1
03407号の公報に示されている。
【0003】また、画像表示装置に所望の注目画像を指
定する注目画像指定手段を設けて指定された注目画像を
所定の倍率で拡大するとともに、拡大された注目画像を
画像表示装置に表示する拡大表示手段とを有するズーム
表示機能付きデジタルカメラが特開平10−33649
4号の公報に示されている。
【0004】また、画素数の少ない電子ビューファイン
ダーを用いつつ、ピントを合わせたい部分を電子ビュー
ファインダー内で指定して、指定部分の画像を小型モニ
タの表示画面全体に拡大してピント調節を行うようにし
て、ピント調節を容易に行うことが可能な電子スチルカ
メラ装置が特開平5−244471号の公報に示されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
電子カメラでは液晶などの表示手段に電子ファインダー
を用いて撮影時のモニタに使用しており、CCD(固体
撮像素子)で撮像した画像データを表示手段の解像度に
合わせる変換処理を高速で実施する必要がある。近年で
は電子カメラに設けられた表示手段の解像度よりもはる
かにCCDの画素数が多画素化しているとともに、電子
ズーム機能が備えられているので、特に高速な画像デー
タの解像度変換処理手段が必要とされていた。
【0006】また、電子ズームに関しては、光学系ズー
ムで用いる連続的な焦点距離可変方法に見られる連続的
に画角が変化する無段階ズームが好まれるが、従来の技
術でこのような無段階ズーム画像処理を実施しようとす
ると、1フレームの画像データを記憶可能な大容量の記
憶手段(DRAM等のフレームメモリ)が必要であると
ともに、画像変換のための処理時間や画像処理にかかる
消費電力が多いという不具合を生じていた。
【0007】特開平11−103407号の公報に示さ
れているCCDデータ画素補間回路では、CCDから読
み出した画素データを垂直、水平ともちょうど1/2に
しか間引くことができない画素補間回路であるため、表
示手段の解像度がCCDの解像度の1/4である必要が
あったり、連続的な滑らかな電子ズームが少ないバッフ
ァメモリの構成で行うことができないなど、汎用性に乏
しいという不具合があった。
【0008】また、特開平10−336494号の公報
に示されているズーム表示機能付きデジタルカメラで
は、ズーム表示手段をプログラムで構成するか、又は、
ズーム表示手段のうちズーム枠選択手段、ズーム枠表示
手段およびズーム移動手段をプログラムで構成し、画像
拡大表示手段のうち画素補間法をハードウエアで構成す
ることが望ましいという記載があるのみで、無段階なズ
ームを少ないバッファメモリで構成することはできなか
った。
【0009】特開平5−244471号の公報に示され
ている電子スチルカメラ装置でも画像全体のデータを記
憶する大容量のフレームメモリが用いられているととも
に、連続的なズームを行うことができなかった。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、大容量のフレームメモリを用いずに少容量の
データバッファを用いて画像の拡大縮小変換をリアルタ
イムで実施することが可能な電子カメラを提供すること
を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、撮像素子を用いて被写体像を撮像し画像デ
ータを出力する撮像手段と、画像データに対して解像度
変換処理を実施した画像を表示する表示手段と、画像デ
ータを参照して水平方向の解像度を前記表示手段の水平
方向の解像度に対応した解像度に変換する水平解像度変
換手段と、前記表示手段の水平方向1ラインの解像度に
応じた記憶容量を持つデータバッファと、前記データバ
ッファに記憶した1ラインの画像データを参照して画像
データの垂直方向の解像度を前記表示手段の垂直方向の
解像度に対応した解像度に変換する垂直解像度変換手段
とを電子カメラに備えたことを特徴としている。
【0012】本発明によれば電子カメラは、撮像素子を
用いて被写体像を撮像し画像データを出力する撮像手段
と、画像データに対して解像度変換処理を実施した画像
を表示する表示手段と、画像データを参照して水平方向
の解像度を前記表示手段の水平方向の解像度に対応した
解像度に変換する水平解像度変換手段と、前記表示手段
の水平方向1ラインの解像度に応じた記憶容量を持つデ
ータバッファと、前記データバッファに記憶した1ライ
ンの画像データを参照して画像データの垂直方向の解像
度を前記表示手段の垂直方向の解像度に対応した解像度
に変換する垂直解像度変換手段とを備えたので、少容量
のデータバッファにて画像の拡大縮小変換をリアルタイ
ムで実施することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って、本発明に
係る電子カメラの好ましい実施の形態について詳説す
る。
【0014】図1は、電子カメラのブロック図である。
【0015】同図によれば、電子カメラ10は、フォー
カスの調節が可能な撮影レンズ12と、映像を電気信号
に変換するCCD(固体撮像素子)14とを含む撮像手
段を備えている。CCD14によって得られた撮像信号
は、撮像信号処理部16内に設けられているアナログ処
理回路とA/D変換器、データバッファ、解像度変換回
路等を経由してデジタルのR、G、B信号が得られる。
【0016】CCD14と撮像信号処理部16は撮像タ
イミング制御部18から出力されるタイミング信号によ
って同期して駆動される。なお、撮像タイミング制御部
18から出力されるタイミング信号は、制御手段(CP
U)22からの指令によって変更することができるよう
に構成されているので、フレームレートや画素数を自在
に設定することが可能である。なお、撮像タイミング制
御部18に対しては発振器17から出力されるクロック
パルスが入力され、制御手段22と撮像信号処理部16
とには発振器19から出力されるシステムクロックパル
スが入力されている。
【0017】また、電子カメラ10には、前記撮像信号
処理部16から出力されたR、G、B信号等のデータを
伝送するためのバスライン24と、該バスライン24を
介して伝送された画像データに対してシャープネス補
正、ガンマ補正、コントラスト補正、ホワイトバランス
補正、輝度信号Yとクロマ信号Cに変換する等の処理を
行うYC信号処理部20と、バスライン24を介して得
た表示用の画像データを表示手段26にて表示する際に
一時記憶しておくVRAM28と、撮影した画像データ
を記録する際にJPEG形式やTIFF形式に代表され
る手法で圧縮したり、圧縮したデータを伸張展開する処
理を行う圧縮伸張処理部30と、画像データを記録媒体
32に記録したり読み出したりするためにデータを変換
する記録再生処理部34とが設けられている。
【0018】VRAM28は表示手段26の画素数に応
じた記憶容量を備えているデュアルポートRAM等の記
憶手段である。また、記録媒体32は、メモリーカード
やMOに代表される着脱可能な記録媒体であってもよ
い。
【0019】なお制御手段22では、得られた画像のデ
ジタル信号値から画像中の輝度成分を抽出して、これを
所定のエリアについて積分するなどして被写体の輝度レ
ベルを取得し、ここで得た被写体の輝度レベルから撮影
に必要な露出力(撮影絞りとシャッター速度)を求める
TTLAE機能やオートフォーカス機能を搭載すること
が可能である。
【0020】制御手段22内部には、図示しない読み書
き可能な記憶手段であるRAMと、制御手段22の動作
を司るプログラムや定数を記憶しておくROMが設けら
れている。また、ファンクションスイッチ、カーソルキ
ー、確定スイッチ、画像再生ボタン、画像再生終了ボタ
ン等からなる設定手段36とレリーズスイッチ38の各
操作情報は、制御手段22に伝送されるように構成され
ている。
【0021】上記のとおり構成された電子カメラ10の
撮影処理について説明する。
【0022】利用者が設定手段36に設けられているフ
ァンクションスイッチを撮影のモードに設定すると、制
御手段22は撮影の準備処理を開始する。
【0023】撮影のモードでは、被写体像を逐次表示手
段26にモニタ表示するスルー画表示を実施する。被写
体像は、撮影レンズ12を介して固体撮像素子(CC
D)14の受光面に結像され、結像した被写体像はCC
D14内の各センサで光の入射光量に応じた量の電荷信
号に光電変換される。撮像タイミング制御部18からは
タイミング信号が出力されており、これによってCCD
14に蓄積された電荷信号は順次出力されて、撮像信号
処理部16にて画像信号からR、G、B3線化信号を抽
出し、増幅やノイズの低減処理とデジタルデータに変換
する処理を実施し、表示手段26の画素数に応じた解像
度変換を実施する。このようにして得た表示用のデジタ
ルのR、G、B信号は、バスライン24を介してYC信
号処理部20に伝送される。
【0024】YC信号処理部20では、シャープネス補
正、ガンマ補正、コントラスト補正、ホワイトバランス
補正、輝度信号Yとクロマ信号Cに変換する等の処理を
行い、再びバスライン24を介して画像データをVRA
M28に伝送する。VRAM28に記憶された画像デー
タは、逐次表示手段26に所定のレートで伝送されて表
示される。
【0025】利用者が表示手段26を見ながら所望のア
ングルになるように電子カメラ10の向きや撮影条件等
を指定したのちにレリーズスイッチ38を押すと、電子
カメラ10は合焦位置の自動調節と、撮影時の明るさの
調節を行った後に撮影を実行する。CCD14から出力
された画像信号は撮像信号処理部16にて画像データの
R、G、B3線化信号の抽出、増幅やノイズの低減処理
とデジタルデータに変換する処理と撮影記録条件の画素
数に応じた解像度変換を実施する。このようにして得た
表示用のデジタルのR、G、B信号は、バスライン24
を介してYC信号処理部20に伝送する。
【0026】YC信号処理部20では、シャープネス補
正、ガンマ補正、コントラスト補正、ホワイトバランス
補正、輝度信号Yとクロマ信号Cに変換する等の処理を
行い、再びバスライン24を介して画像データを圧縮伸
長処理部30に伝送される。圧縮伸長処理部30では、
利用者が指定したJPEG等の手法と所望の圧縮率で画
像データを圧縮する処理を行い、処理が終了した画像デ
ータはバスライン24を介して記録再生処理部34に伝
送され、記録再生処理部34では伝送された画像データ
を記録媒体32に書き込む処理を実施する。
【0027】利用者が設定手段36に設けられているフ
ァンクションスイッチを再生のモードに設定すると、制
御手段22は再生の準備処理を開始する。
【0028】再生のモードでは、記録媒体32に記録さ
れている画像データを読み出して表示手段26に表示を
開始する。このとき、画像データファイルのリストを表
示して利用者が所望のファイル名を選択するようにして
もよい。
【0029】記録媒体32から読み出された画像データ
は、記録再生処理部34からバスライン24を介して圧
縮伸長処理部30に伝送されて伸長処理された後、表示
する画像データの画素数と表示手段26の表示画素とに
応じて解像度変換や信号処理を行ったのちに、画像デー
タをVRAM28に伝送する。VRAM28に記憶され
た画像データは逐次表示手段26に所定のレートで伝送
されて表示される。
【0030】図2は、撮像信号処理部16の内部構成を
示した図である。
【0031】同図によれば画像信号処理部16には、C
CD14から得た画像信号をサンプリング、D/A変換
するとともに、CCD14のフイルタ配列に従ってR、
G、Bの3色に同時化分離してR、G、Bのデジタル画
像データを出力する3線化補間回路50と、R、G、B
各画像データの1水平ライン中の画素データを参照して
制御手段22が指定する所望の画素データ量に拡大縮小
変換する水平解像度変換回路52と、所望の画像データ
量に変換された各1水平ラインのR、G、B画像データ
を順次3ラインぶん一時的に記憶するデータバッファ5
4、56、58と、複数の水平ライン画像データを参照
して水平ライン数を制御手段22が指定する所望の水平
ライン数に拡大縮小変換する垂直解像度変換回路60と
から構成されている。
【0032】図3は、電子カメラ10の撮影モード時に
おけるスルー画を表示する「非同期ムービーモード」時
における画像信号と画像データの流れを示した図であ
る。
【0033】同図によれば3線化補間回路50には、C
CD14から得た画像信号を撮像タイミング制御部18
から得られる画素クロック信号、水平同期信号、垂直同
期信号に従ってR、G、B、Gの色信号を抽出するとと
もにオプティカルブラックイネーブル信号とイネーブル
信号を出力するCDS回路部(相関2重サンプリング回
路部)と、CCD14のフイルタ配列に従ってR、G、
Bの3色に分離するとともにD/A変換してR、G、B
のデジタル画像データを出力する回路とが設けられてい
る。
【0034】また、水平解像度変換回路52には、R、
G、B各画像データの1水平ライン中の画素データを所
望の画素データ量に変換する回路が、データバッファ5
4には、所望の画像データ量に変換された各1水平ライ
ンのR、G、B画像データを1ラインづつ一時的に分配
して記憶する320word ×32bit の記憶容量のA0、A1
からなるメモリが、同じくデータバッファ56には320w
ord ×32bit の記憶容量のA2、A3からなるメモリ
が、データバッファ58には、320word ×32bitの記憶
容量のA4、A5からなるメモリが設けられている。垂
直解像度変換回路60では、これらデータバッファに記
憶された水平ライン画像データを参照して水平ライン数
を所望の水平ライン数に変換する。
【0035】図3に示す例では、データバッファA0、
A1の各記憶容量はアドレスとデータ量が320word ×32
bit =1280byte である。表示手段26の水平解像度が6
40ドットで階調が8ビット×3色である場合には1920
byte必要なのでA0、A1の二つのバッファを用いるこ
とによって記憶容量は2560byteとなり、表示手段26の
1ラインを余裕をもって記憶することが可能となる。
【0036】データバッファ54、56、58は、水平
解像度変換回路52がデータバッファ54(A0、A
1)にR、G、B画像データを書き込んでいる際にも、
垂直解像度変換回路60がデータバッファ56、58
(A2、A3、A4、A5)から順次a,b 2ラインぶん
の画像データ(R-a,R-b,G-a,G-b,B-a,B-b )を読み出す
処理を行うことが可能な構造としてあるので、データバ
ッファを表示手段26の3ラインぶん備えておくことに
よって、各データバッファに画像データを書き込むと同
時に読み出す並列処理を行うことが可能となる。
【0037】図4に、水平解像度変換回路52における
水平解像度変換方法のタイムチャートの一例を示す。
【0038】同図に示すタイムチャートは、水平方向の
解像度1040ドットを640ドットに(1/1.62
5)に縮小する場合の実施例を示している。同図に示さ
れている「水平拡大縮小率0x01A0」の最初の「0
x」は以下のデータが16進数であることを表してお
り、次の「01A0」の上位2バイト「01」は縮小率
の整数部分を示し、下位の2バイト「A0」は縮小率の
定数点以下を示している。小数点以下は、「A0」×1
/256=0.625のように表す。
【0039】3線化補間回路50から出力される1ライ
ン有効イネーブル信号「MPYEN」がLoになると水
平解像度変換回路52は「MPRD」、「MPGD」、
「MPBD」のR、G、B3色8ビットの参照画像デー
タを画素クロック「IADCK」のタイミングで読み込
む。
【0040】画素数カウンタは画素クロック「IADC
K」のタイミングで入力した画素数をカウントアップす
るが、データ位置カウンタの整数部と少数部には「水平
拡大縮小率0x01A0」を画素数カウンタのタイミン
グで加算した結果を代入する。このとき、「データ位置
カウンタの整数部」<「画素数カウンタ数値」の場合に
のみデータ位置カウンタの加算を実施することによっ
て、参照するデータと補間演算に用いる重み付けの係数
とを決定している。
【0041】例えば図4に示されているように、画素数
カウンタ=0の時は「0x01A0」×0=「0x00
00」、画素数カウンタ=1の時は「0x01A0」×
1=「0x01A0」、画素数カウンタ=2の時は「0
x01A0」×2=「0x0340」、画素数カウンタ
=3の時は「0x0340」のままとし、画素数カウン
タ=4の時は「0x01A0」×3=「0x04E
0」、画素数カウンタ=5の時は「0x01A0」×4
=「0x0680」、画素数カウンタ=7の時は「0x
01A0」×5=「0x0820」、画素数カウンタ=
9の時は「0x01A0」×6=「0x09C0」、画
素数カウンタ=10の時は「0x01A0」×7=「0
x0B60」…のように表される。
【0042】そして、「データ位置カウンタの整数部」
=「画素数カウンタ数値」の場合にのみ「ZMEN」信
号をLoにして、該「ZMEN」信号がLoからHiに
なったタイミングで2つの参照画素データから補間演算
を開始する。以下の式に加重平均の補間演算方法を示
す。但し、下式の重み係数は、データ位置カウンタの少
数部とする。
【0043】
【数1】 rm=Rn ×(1−重み係数)+Rn+1 ×重み係数 …(1)
【0044】
【数2】 gm=Gn ×(1−重み係数)+Gn+1 ×重み係数 …(2)
【0045】
【数3】 bm=Bn ×(1−重み係数)+Bn+1 ×重み係数 …(3) 上記のようにして水平解像度の変換が逐次終了してr
m、gm、bmが求まったら表示1ライン有効イネーブ
ル信号「YEN」をLoにするとともに、表示画素クロ
ックをLoに下げてラインバッファ(54、56、58
のうちのいずれか1ラインのデータバッファ)にデータ
を出力する。データバッファには、図5に示すような各
々のデータアドレスにrm、gm、bmの画像データが
格納される。なお、以降の処理で垂直解像度変換処理を
行わない場合(垂直補間処理のOFFが制御手段22か
ら指令された場合)には、rm、gm、bmの画像デー
タをデータバッファ(54、56、58のいずれか)に
格納せずに、スルーでバスライン24にイネーブル信号
「LBYEN」、有効画素信号「LBXOS」とともに
出力する。
【0046】なお、図4に示した水平解像度変換方法は
2つの参照画像データを用いて画素間の距離に応じて線
形補間する例で示したが、本発明はこの一次の補間方法
に限定するものではなく、バイリニア補間や3次たたみ
込み内挿法、スプライン補間等の補間手法を用いてもよ
い。
【0047】また、画像を拡大する場合には全画面が表
示手段26に表示できなくなるので、その場合には利用
者が設定手段36から入力した所望の表示位置情報を制
御手段22から受け取り、画素数カウンタの値にオフセ
ットを加えて所望の位置を拡大表示する。
【0048】図6に、垂直解像度変換回路60における
垂直解像度変換方法のタイムチャートの一例を示す。
【0049】同図に示すタイムチャートは、垂直方向の
解像度780ドットを480ドットに(1/1.62
5)に縮小する場合の実施例を示している。図4に示し
た水平拡大縮小率と同様に、同図に示されている「垂直
拡大縮小率0x01A0」の上位2バイト「01」は縮
小率の整数部分を示し、下位の2バイト「A0」は縮小
率の定数点以下を示している。
【0050】データバッファ54、56、58から出力
される1ライン有効イネーブル信号「LEN」がLoに
なると垂直解像度変換回路60は「R−a」、「R−
b」、「G−a」、「G−b」、「B−a」、「B−
b」のR、G、B3色8ビットの2ラインぶんの画像デ
ータを画素クロック「ICLK」のタイミングで読み込
む。この読み込む画像データはデータバッファ54、5
6、58のいずれかから順次読み出す。
【0051】図7(a)にデータバッファ54内のA0
+A1のメモリイメージを、図7(b)にデータバッフ
ァ56内のA2+A3のメモリイメージを、図7(c)
にデータバッファ58内のA4+A5のメモリイメージ
をそれぞれ示す。垂直解像度変換回路60は、図7
(a)〜(c)に示される内容の画像データを順次読み
出す。
【0052】図6に示すデータ位置カウンタの整数部と
少数部には「水平拡大縮小率0x01A0」を1ライン
有効イネーブル信号のタイミングで加算した結果を代入
する。このとき、「データ位置カウンタの整数部」がデ
ータバッファからの画像データ読み出し位置となり、
「データ位置カウンタの少数部」が重み係数となる。
【0053】従って、例えばデータ位置カウンタの整数
部の値が「0」の場合にはデータバッファ54(メモリ
A0+A1)とデータバッファ56(メモリA2+A
3)とから参照画像データを2ラインぶん読み込んで、
補間演算を実施する。画素間の距離に応じた加重平均の
補間演算方法を以下の式に示す。
【0054】
【数4】 dn=Dn.a0×(1−重み係数)+Dn.a1×重み係数 …(4) 但し、dはr、g、bの各色を示し、nは水平画素位置
を示す。
【0055】上記のようにして、垂直解像度変換が逐次
終了してrn、gn、bnが求まったらイネーブル信号
「LBYEN」をLoにするとともに、逐次8ビットの
輝度情報を持つ1ライン表示用画像データ「LBR
D」、「LBGD」、「LBBD」(図3参照)を出力
する。
【0056】また、データ位置カウンタの整数部の値が
「1」の場合にはデータバッファ56(メモリA2+A
3)とデータバッファ58(メモリA4+A5)とから
参照画像データを2ラインぶん読み込み、補間演算を実
施して補間結果をバスライン24に出力する。次のデー
タ位置カウンタの整数部の値が「3」の場合にはデータ
バッファ54(メモリA0+A1)とデータバッファ5
6(メモリA2+A3)とから参照画像データを2ライ
ンぶん読み込み、補間演算を実施して補間結果をバスラ
イン24に出力する。
【0057】なお、図6に示した垂直解像度変換方法は
2つの参照画像データを用いて画素間の距離に応じて線
形補間する例で示したが、本発明はこの一次の補間方法
に限定するものではなく、バイリニア補間や3次たたみ
込み内挿法、スプライン補間等の補間手法を用いてもよ
い。
【0058】また、垂直解像度をCCD14の解像度よ
りも増やす拡大処理を行う場合には、CCD14から画
素データを読み出す水平同期信号のサイクル(第1のク
ロック)よりも垂直解像度変換の処理サイクル(第2の
クロック又はシステムクロック)を早く設定しておくこ
とによって、CCD14から読み出した各ライン間を補
間した画像データを作成してVRAMに出力することが
可能となる。例えばこのとき、垂直解像度変換の処理サ
イクルを水平画素データの読み出しサイクルの8倍に設
定してあるとすると、8倍までの拡大処理を遅れること
なくリアルタイムで実行することが可能となる。更に、
本発明によれば1画面の画像データを一時記憶する記憶
容量の大きなフレームメモリを必要とせずに、表示手段
26に必要な水平画素1ラインぶんのデータバッファを
複数個(2〜3個)設けておくだけで、拡大縮小率に小
数点以下を含んだスムーズなズーム処理を行うことが可
能となる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る電子カ
メラによれば、撮像素子を用いて被写体像を撮像し画像
データを出力する撮像手段と、画像データに対して解像
度変換処理を実施した画像を表示する表示手段と、画像
データを参照して水平方向の解像度を前記表示手段の水
平方向の解像度に対応した解像度に変換する水平解像度
変換手段と、前記表示手段の水平方向1ラインの解像度
に応じた記憶容量を持つデータバッファと、前記データ
バッファに記憶した1ラインの画像データを参照して画
像データの垂直方向の解像度を前記表示手段の垂直方向
の解像度に対応した解像度に変換する垂直解像度変換手
段とを備えたので、少容量のデータバッファにて画像の
拡大縮小変換をリアルタイムで実施することが可能とな
る。
【0060】また、データバッファの容量が少なくて済
むので電子カメラを小型化することが可能であるととも
に、データの読み書き処理回数が少なくて済むので電子
カメラの消費電力が少なく、電子カメラの電池寿命を延
ばすことも可能となる。
【0061】更に、本発明に係る電子カメラの解像度変
換手段の構成は、表示手段の解像度にのみ依存する構成
であるためCCDの画素数やフイルタ配列が異なる複数
の電子カメラに対しても同じ装置構成で共通化して利用
することが可能なので、CCDの構造に依存しない汎用
性のあるシステムである。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子カメラのブロック図
【図2】撮像信号処理部の内部構成を示した図
【図3】電子カメラの撮影モード時にスルー画を表示す
る場合の画像信号と画像データの流れを示した図
【図4】水平解像度変換回路における水平解像度変換方
法のタイムチャートを示す図
【図5】データバッファ内のメモリにおけるデータアラ
インを示す図
【図6】垂直解像度変換回路における垂直解像度変換方
法のタイムチャートを示す図
【図7】(a)は、データバッファ内のA0+A1のメ
モリイメージを示す図 (b)は、データバッファ内のA2+A3のメモリイメ
ージを示す図 (c)は、データバッファ内のA4+A5のメモリイメ
ージを示す図
【符号の説明】
10…電子カメラ、12…撮影レンズ、14…CCD
(固体撮像素子)、16…撮像信号処理部、17…発振
器、18…撮像タイミング制御部、19…発振器、20
…YC信号処理部、22…制御手段、24…バスライ
ン、26…表示手段、28…VRAM、30…圧縮伸長
処理部、32…記録媒体、34…記録再生処理部、36
…設定手段、38…レリーズスイッチ、50…3線化補
間回路、52…水平解像度変換回路、54…データバッ
ファ、56…データバッファ、58…データバッファ、
60…垂直解像度変換回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 9/07 H04N 9/07 A G06F 15/64 450D

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子を用いて被写体像を撮像し、画
    像データを出力する撮像手段と、 画像データに対して解像度変換処理を実施した画像を表
    示する表示手段と、 画像データを参照して水平方向の解像度を前記表示手段
    の水平方向の解像度に対応した解像度に変換する水平解
    像度変換手段と、 前記表示手段の水平方向1ラインの解像度に応じた記憶
    容量を持つデータバッファと、 前記データバッファに記憶した1ラインの画像データを
    参照して画像データの垂直方向の解像度を前記表示手段
    の垂直方向の解像度に対応した解像度に変換する垂直解
    像度変換手段と、 を備えたことを特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】 前記データバッファは、水平方向1ライ
    ンの画像データを読み込むとともに、同時に少なくとも
    水平方向1ラインの画像データを出力することが可能で
    あることを特徴とする請求項1の電子カメラ。
  3. 【請求項3】 前記データバッファは、前記表示手段の
    水平個方向の解像度に対応した記憶容量を備えたライン
    バッファであることを特徴とする請求項1又は2の電子
    カメラ。
  4. 【請求項4】 前記撮像素子は、カラーフィルタを備え
    た単板式の固体撮像素子であり、該固体撮像素子から読
    み出されたフィルタ配列に対応した点順次のR、G、B
    信号を同時化し、前記水平解像度変換手段に出力する3
    線化補間手段を有することを特徴とする請求項1、2又
    は3の電子カメラ。
  5. 【請求項5】 前記水平解像度変換手段及び前記垂直解
    像度変換手段は、小数点以下を含む拡大縮小率に応じた
    解像度の変換を行うことが可能であることを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれか1の電子カメラ。
  6. 【請求項6】 前記水平解像度変換手段及び前記垂直解
    像度変換手段は、参照する画像データ内における画素間
    の距離に応じて重み付けした演算を行って拡大縮小変換
    することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1の電
    子カメラ。
  7. 【請求項7】 第1のクロックを発生する第1のクロッ
    ク発生手段と、該第1のクロックよりも高速の第2のク
    ロックを発生する第2のクロック発生手段とを有し、前
    記第1のクロックに基づいて前記撮像素子及び前記水平
    解像度変換手段を駆動し、前記第2のクロックに基づい
    て前記垂直解像度変換手段を駆動し、前記第1のクロッ
    クと第2のクロックの周波数の比に対応する倍率までフ
    レームレートを変えずに電子ズームを可能にしたことを
    特徴とする請求項1乃至6のいずれか1の電子カメラ。
JP2000008306A 2000-01-17 2000-01-17 電子カメラ Pending JP2001197348A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000008306A JP2001197348A (ja) 2000-01-17 2000-01-17 電子カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000008306A JP2001197348A (ja) 2000-01-17 2000-01-17 電子カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001197348A true JP2001197348A (ja) 2001-07-19

Family

ID=18536597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000008306A Pending JP2001197348A (ja) 2000-01-17 2000-01-17 電子カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001197348A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006345054A (ja) * 2005-06-07 2006-12-21 Olympus Corp 画像撮像装置
JP2006345056A (ja) * 2005-06-07 2006-12-21 Olympus Corp 画像撮像装置
US7589778B2 (en) 2002-11-01 2009-09-15 Ricoh Company, Ltd. Digital camera
JP2009211049A (ja) * 2007-12-20 2009-09-17 Raytheon Co 画像化システム
US7768567B2 (en) 2005-06-07 2010-08-03 Olympus Corporation Image pickup device
CN102209984A (zh) * 2008-11-11 2011-10-05 夏普株式会社 图像数据转换装置、图像数据转换方法、程序以及记录介质

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7589778B2 (en) 2002-11-01 2009-09-15 Ricoh Company, Ltd. Digital camera
US7920200B2 (en) 2005-06-07 2011-04-05 Olympus Corporation Image pickup device with two cylindrical lenses
JP2006345056A (ja) * 2005-06-07 2006-12-21 Olympus Corp 画像撮像装置
US7768567B2 (en) 2005-06-07 2010-08-03 Olympus Corporation Image pickup device
US7782387B2 (en) 2005-06-07 2010-08-24 Olympus Corporation Image pickup device utilizing optical distortion characteristic
US7800681B2 (en) 2005-06-07 2010-09-21 Olympus Corporation Image pickup device capturing a plurality of images that have different viewing angles
JP4596986B2 (ja) * 2005-06-07 2010-12-15 オリンパス株式会社 画像撮像装置
JP4596988B2 (ja) * 2005-06-07 2010-12-15 オリンパス株式会社 画像撮像装置
JP2006345054A (ja) * 2005-06-07 2006-12-21 Olympus Corp 画像撮像装置
JP2009211049A (ja) * 2007-12-20 2009-09-17 Raytheon Co 画像化システム
US8314814B2 (en) 2007-12-20 2012-11-20 Raytheon Company Imaging system
JP2013109373A (ja) * 2007-12-20 2013-06-06 Raytheon Co 画像化システム
CN102209984A (zh) * 2008-11-11 2011-10-05 夏普株式会社 图像数据转换装置、图像数据转换方法、程序以及记录介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4131052B2 (ja) 撮像装置
US5479206A (en) Imaging system, electronic camera, computer system for controlling said electronic camera, and methods of controlling same
US7057658B1 (en) Digital camera capable of forming a smaller motion image frame
US7432958B2 (en) Image pickup apparatus with function of adjusting incident light quantity
US7821523B2 (en) Image display and storage apparatus, method and medium
US20030156212A1 (en) Digital camera
JP4253881B2 (ja) 撮像装置
US20010035909A1 (en) Image recording apparatus and method
JP3822380B2 (ja) 画像信号処理装置
JP4372686B2 (ja) 撮像システム
JPH07135592A (ja) 撮像装置
JP4616429B2 (ja) 画像処理装置
JP4112259B2 (ja) 画像処理システム
US7719727B2 (en) Image reproducing apparatus for preventing white balance offset and solid-state imaging apparatus
JP2001275028A (ja) デジタルカメラ
JP2001197348A (ja) 電子カメラ
JP2001197346A (ja) 電子カメラ
JP4158245B2 (ja) 信号処理装置
JP7004851B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の画像データ処理方法、及びプログラム
JP4264602B2 (ja) 画像処理装置
JP3846860B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP4300043B2 (ja) 撮像装置、撮像方法、撮像プログラム、及び記録媒体
JP4016473B2 (ja) 撮像方法及び撮像装置
JP2002330387A (ja) 電子カメラ
JP2000115605A (ja) ディジタルカメラ