JP2009526645A5

JP2009526645A5 -

Info

Publication number: JP2009526645A5
Application number: JP2008555194A
Authority: JP
Filing date: 2007-01-12
Publication date: 2010-01-28
Anticipated expiration: 2027-01-12

Claims

液体不純物を含むガスを浄化する遠心分離機であって、
分離空間（２）を囲み、かつ前記分離空間（２）に面する内壁面（３）を有し、前記分離空間が前記ガスを前記分離空間を通って流れるのを可能にする固定ケーシング（１）と、
浄化されるべき前記ガスの入口（９）と、
前記分離空間（２）内の、前記ガス流に対して前記入口（９）の下流側に設けられ、回転軸（ｘ）の周りを回転方向（ｒ）に回転するように構成され、前記ガスを前記回転方向（ｒ）に回転させ、遠心力によって前記液体不純物の少なくとも一部を前記ガスから分離するようになっている回転部材（４）と、
前記ガス流に対して前記回転部材（４）の下流側に設けられ、前記浄化されたガスを排出するガス出口（１０）と、
前記液体不純物を排出するために前記ガス出口（１０）の上流側、かつ前記回転部材（４）の下流側に設けられ、少なくとも１つの出口穴（２６）を有する第１の液体出口（１１）と、を有する遠心分離機において、
前記遠心分離機は、前記固定ケーシング（１）内の内壁面（３）から外側に延び、周囲底面（２０）を備えた周囲リング溝（１９）を有しており、前記出口穴（２６）が前記底面（２０）から外側に延びていることを特徴とする液体不純物を含むガスを浄化する遠心分離機。
前記第１の液体出口（１１）は、前記分離空間（２）の周りの、前記リング溝（１９）の半径方向外側を延びる環状の収集流路（２５）も有することを特徴とする、請求項１に記載の遠心分離機。
前記出口穴（２６）は、前記リング溝（１９）と前記収集流路（２５）との間を延びていることを特徴とする、請求項２に記載の遠心分離機。
前記リング溝（１９）は、前記底面（２０）と前記内壁面（３）との間の、前記底面（２０）の下流側に延びた第１の制限壁（２１）を備えており、前記出口穴（２６）は、ほぼ前記第１の制限壁（２１）の高さに位置する上限を有することを特徴とする、請求項１から３のいずれか一項に記載の遠心分離機。
前記第１の制限壁（２１）は半径方向の面にほぼ平行に延びることを特徴とする、請求項４に記載の遠心分離機。
前記リング溝（１９）は、前記底面（２０）と前記内壁面（３）との間の、前記底面（２０）の上流側に延びた第２の制限壁（２２）を有することを特徴とする、請求項１から５のいずれか一項に記載の遠心分離機。
前記第２の制限壁（２２）は半径方向の面に対して傾斜していることを特徴とする、請求項６に記載の遠心分離機。
前記遠心分離機は、分離された液体不純物の流れを前記出口穴（２６）を通して制御するように設けられた少なくとも１つの案内羽根（２９）を有することを特徴とする、請求項１から７のいずれか一項に記載の遠心分離機。
前記案内羽根（２９）は前記出口穴（２６）を通されて延びていることを特徴とする、請求項８に記載の遠心分離機。
前記案内羽根（２６）は、前記出口穴（２６）における前記回転方向（ｒ）の接線に対して外側前方に傾斜した少なくとも１つの方向に延びていることを特徴とする、請求項８および９のいずれか一項に記載の遠心分離機。
前記出口穴は、前記回転方向に対して前方制限面（２７）および後方制限面（２８）を有し、これらの制限面（２７，２８）の少なくとも一方は、前記出口穴（２６）における前記回転方向（ｒ）の接線に対して外側前方に傾斜した方向に延びていることを特徴とする、請求項１から１０のいずれか一項に記載の遠心分離機。
前記遠心分離機は、前記第１の液体出口（１１）の上流側に設けられた第２の液体出口（１２）を有することを特徴とする、請求項１から１１のいずれか一項に記載の遠心分離機。
前記第２の液体出口（１２）は主出口を形成し、前記第１の液体出口（１１）は残渣出口を形成することを特徴とする、請求項１２に記載の遠心分離機。
前記第２の液体出口（１２）は、前記分離空間（２）の周りの、前記内壁面（３）の半径方向外側を延びる環状の収集流路（４０）を有することを特徴とする、請求項１２および１３のいずれか一項に記載の遠心分離機。
前記第２の液体出口（１２）は、前記分離空間（３）と前記収集流路（４０）との間に延びた少なくとも１つの出口穴（４１）を有することを特徴とする、請求項１４に記載の遠心分離機。
前記遠心分離機は、前記回転軸（ｘ）がほぼ垂直方向に延び、前記固定ケーシング（１）が上端（１’）および下端（１”）を有し、前記ガス出口が前記上端（１’）に設けられるように構成されることを特徴とする、請求項１から１５のいずれか一項に記載の遠心分離機。
前記第２の液体出口（１２）は、前記下端（１”）に設けられることを特徴とする、請求項１２および１６に記載の遠心分離機。
前記分離空間（２）は、前記回転部材（４）と前記内壁面（３）との間を延びる環状の下端面（５０）を有し、前記下端面（５０）は、液体不純物を半径方向外側に前記第２の液体出口（１２）まで移送するように構成されることを特徴とする、請求項１７に記載の遠心分離機。
前記遠心分離機は、前記下端面（５０）上に設けられ前記移送を促進するように構成されたいくつかの案内部（５１）を有することを特徴とする、請求項１８に記載の遠心分離機。
前記案内部（５１）は、半径方向外側に見ると、前記回転方向（ｒ）前方に向けられることを特徴とする、請求項１９に記載の遠心分離機。
前記案内部（５１）は、前記下端面（５０）から上向きに延びるリブとして構成されることを特徴とする、請求項１９および２０のいずれか一項に記載の遠心分離機。
前記案内部（５１）は、前記下端面（５０）から下向きに延びる溝として構成されることを特徴とする、請求項１９および２０のいずれか一項に記載の遠心分離機。
前記下端面（５０）は、円錐状であり、外側下向きに傾斜していることを特徴とする、請求項１８から２２のいずれか一項に記載の遠心分離機。
前記回転部材（４）はいくつかの分離ディスク（７）を有することを特徴とする、請求項１から２３のいずれか一項に記載の遠心分離機。