JP2009524770A - エンジンガス組成物の同定方法 - Google Patents

エンジンガス組成物の同定方法 Download PDF

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Abstract

エンジンシリンダー内のエンジンガス組成物を同定する方法及び装置は,シリンダー圧力センサーからシリンダー圧力の測度を取得する工程と,前記測度からポリトロープ指数を算出する工程と,そこからエンジンガス組成物量の測度を取得する工程とを含む。
【選択図】 図2

Description

本発明は,エンジンガス組成物の同定方法に関する。
低燃費への要望,及び厳しい排出ガス削減のため,後処理システムの開発が望まれる。しかしながら,ディーゼルエンジンに必要なそのようなシステムは費用がかかる。そのため導入が遅れており,エンジン外排出(engine−out emission)を削減する新しい方法が注目をあびている。エンジンのシリンダー(気管)内部での燃焼持続期間は,シリンダーの充填量(charge content)と強い相関があることが確立されている。従来と異なる燃焼モードを実現するために,温度及び燃焼率を制御するためのEGR(排気再循環)が通常採用されている。
一般的に,不活性ガス量(EGR)が高くなると,燃焼率がより遅く,より制御されたものとなり,そのためにNO排出が少なくなり,エンジンがより冷却される。しかしながら,個々のエンジンシリンダー間のEGR,空気,O2の分布は,もっと重要になる。ディーゼルエンジンを例にあげると,全てのシリンダーはスモーク排出量を制御するために通常等量の燃料を入れる(逆に回転力を減少させる)。しかし,総合的なエンジンの性能は,過渡条件又は定常状態条件におけるスピーシーズのひとつが最も少ないか又は最も多く含む“元凶となる(culprit)”シリンダーにより,しばしば制限されてしまう。
たとえば,ECU(エンジン制御装置)など,燃料をシリンダーごとに制御する技術やバルブの作動技術の進歩により,それぞれのシリンダー内部のガスの組成物を推定することは,よりいっそう現実的に必要になってきている。
ある公知のアプローチは,シリンダー圧力信号からの熱放出率を求める。そして,経験に基づいたルックアップテーブルからAFR(空気/燃料率)及びEGRを推定するためのこの熱放出率を用いる。しかしながら,これは,充填量が少量のとき又はやや複雑な多噴射燃料注入システムを用いるときに,誤差を生じやすい。
他の公知のアプローチは,個々のシリンダー圧力センサーデータに基づくものである。しかし,エンジンを制御する目的のために,ECUに渡す十分に正確なデータを得ることに問題がある。US648694では,検出マニホルド圧力にしたがって,シリンダー圧力センサードリフトを補正する。これはテスト段階での周知技術である。しかし,量産車のエンジンなど,シリンダーとシリンダーの相互作用やシグナルノイズが存在する現実のエンジンにはそれほど理想的ではない。これはセンサーの質があまり良くないため,又は過渡制御を必要とするためである。国際公開02/095191号パンフレットでは,3つの圧力センサーサンプルに基づいてポリトロープ指数を推定しており,不正確およびノイズの問題がある。シリンダーの充填量を推定する目的で,特開2001−15293号公報には,シリンダー内部の全ガス組成物を推定するためにシリンダー圧力を用いることが記載されている。しかしながら,個々のスピーシーズを考慮していない。空気またはO含量は,ディーゼルエンジンにおいてスモーク排出を制御するために重要である。US5611311は,TDC(上死点)の推定及び補正を開示しており,シリンダー圧力は,システム中の熱損失を考慮することなく,オーバーラン(無燃料)中の最大値において検討されており,これにより検討が不正確となる。これは瞬間圧力および体積の両方を含む計算によるシリンダー圧力フィードバック制御に特に問題となる。
米国特許公報648694号 国際公開02/095191号パンフレット 特開2001−15293号公報 米国特許公報5611311号
本発明は,請求項中に規定されるとおりである。
図を参照して,本発明の実施例を説明する。
図1Aは,ポリトロープ指数および吸気マニホルド温度に対してO2充填濃度をプロットした,定常状態のテストベッド結果を示すプロットである。 図1Bは,検証目的で対応するテストベッド結果に対して,図1Aのキャリブレーションマップから求められた,推定O2濃度のプロットを示す。 図2は,存在する全スピーシーズ(all species)の濃度関数を取得するためにテストベッドを実装する装置の概略図を示す。 図3は,吸気温度(Tint)及びポリトロープ指数(Npoly)の関数としてスピーシーズ濃度(Zspecies)を示す2Dルックアップテーブルである; 図4は,ディーゼルエンジン装置の概略図を示す; 図5は,閉ループフィードバック制御を利用するエンジンの実システムフローチャートを概略的に示す。
本発明は,密閉系におけるガスのポロトロープ指数(Npoly)は,その熱損失及び構成要素であるスピーシーズの濃度に密接に関連するという知見に基づくものである。十分にウォームアップしたエンジンにおいて,この熱損失は吸気マニホルド温度と密接に関連する。このことは定常状態のテストベッド結果である図1A及び1Bにより裏付けられる。図1Aは圧縮行程の間に推定された吸気マニホルド温度及びポリトロープ指数に対してプロットされた充填O濃度を示す。その3D局面によって示されるモデルには,それらの点をフィットさせたものが図1Bに示されており,テストベットの結果とよく一致する。このモデルの正確性は,それらの点が45度線に近接していることにより示されている。熱損失は吸気温度Tintの形で可能検知値(sensable value)関数として導き出され,Npolyは個々のシリンダー圧力の検知値関数として導き出されるので,構成要素であるスピーシーズ濃度を,このようにシリンダーごとに導き出すことができ,その後適切な補正が適用されえる。以下に,より詳細を論じたとおり,導き出される値は,従来のアプローチの正確性を改善し,リアルタイム操作を可能にするのに最大限利用される。
キャリブレーション段階では,そのため,各スピーシーズ濃度に対してテストベッド結果が取得され,テストベッド結果はポリトロープ指数及び吸気マニホルド温度に対してプロットされる。図2は,4シリンダー4行程(ストローク)エンジンに存在する全スピーシーズの濃度関数を求めるためのテストベッドの概略図を示す。エンジンブロック200は,ピストン204,吸気バルブ206及び排気バルブ208をそれぞれ有するシリンダー202を4つ含む。通常操作においては,空気210はシステムに入り,そして制御装置216によって操作されるバルブ212によって空気が再循環排ガス214と混合される。吸気マニホルド空気温度は,吸気段階の間に,それが4つのシリンダーのうちの1つに入る時に,センサー218によって測定される。シリンダー内圧力は,エンジン操作の圧縮行程の間に,センサー220によって測定され,吸気温度センサーからのデータと一緒に,ECU222に送り返され,そしてデータロガー(data logger)224に保存される。
ガススピーシーズ濃度は吸気ポート225で吸気混合気の一部を取り出すことによってサンプリングされる。これらも排気ポート226に設置されたEGO(排気ガス酸素)センサーからの過剰空気率(ラムダ)の測定結果と比較される。どちらのデータも,テストベッドデータ取得システム227によって記録されてもよい。ポリトロープ指数Npolyは,圧力シグナルから直接算出される。そして,吸気マニホルド温度と一緒に,実システム(real−world system)のECU内部に保存された図3中に示した2−Dルックアップテーブルに組み入れることができる。ここで,NpolyおよびTintをそれぞれ導入すると,次式となる。
Figure 2009524770
濃度ZO2,ZEGRなどはすべてキャリブレーション段階で求められ,それぞれのルックアップテーブルに保存される。これらの濃度は,適切なパラメータに基づくものであり,パラメータとしてたとえば体積や質量などがあげられるが,これらに限定されない。エンジンが実際の条件下で稼働しているとき,Zを求めることが望まれ,2段階で算出が行われる。点火前の圧縮行程の間のシリンダー中の空気,燃料および不活性ガスの一定質量に,エネルギー平衡を適用することによって,圧力シグナル補正値及びポリトロープ指数を求めることができるようになる。第1段階では,Npolyを推定し,Tintをサンプリングする。式(1)で表わされるキャリブレーション段階で導き出された2Dルックアップテーブルからスピーシーズ濃度Zを概算するために,好ましくはあるシリンダーのみに注目する。第2段階では,リアルタイム圧力測定結果(検知圧力及び算出補正値)によって,各シリンダー中に存在する特定のスピーシーズの質量を導き出すために使用されるZを,さらに補正することができる。次に,この情報を各種の制御に利用するためにECUにフィードバックする。この制御対象として例えば点火,EGRフィードバック又は個々のシリンダーへの燃料注入があげられるが,これらに限定されない。
図4に示したディーゼルエンジンにおいて,外気400は空気フィルター402,(好ましくは可変形状の)ターボチャージャーのタービン部406と接続されたコンプレッサー部404,インタークーラー410,スロットル411,及び吸気マニホルド412を通って運ばれる。EGRフィードバック経路414によって,吸気バルブ418が開口しているとき,エンジン操作の吸気段階の間中,4つのシリンダー416それぞれに導入するための吸気マニホルド内部で,空気と再循環排ガスのバルク充填混合が可能になる。圧力センサー420及び温度センサー422を吸気マニホルド内に設置し,リアルタイムサンプルをECU(示さず)に提供することができるタイプのシリンダー内圧力センサー424を各シリンダー内に設置する。各シリンダーの排気バルブ426はEGRフィードバック経路414に通じている排気装置408の中へ開き,再循環しない排ガスを(好ましくは可変形状である)ターボチャージャーのタービン部406を通って好ましく排出することができる
シリンダーごとの充填量を監視するために十分なデータをサンプリングするために,吸気マニホルドセンサー420(圧力)及び422(温度)及びシリンダー内圧力センサー424を配置する。このために,ECUがTintを求め,Npolyを推定し,Zを求め,さらにZを精緻化する手段を提供する。その結果,吸気マニホルド412内部のEGRバルク充填率を変更するためにEGRバルブ428を,個々のシリンダー充填量を変更するために吸気バルブ418及び排気バルブ428を,性能,排気及び低燃費間で最適な妥協点に達するように燃料噴出器430を制御する手段がECUによって提供されることになる。
シリンダーごとの充填量を常に監視するために,上記に示したように取得データをリアルタイムで操作する。この工程のステージ1は1つのシリンダーに対してポリプロトープ指数を推定する工程を含む。ポリトロープ気体の法則PV=一定をシリンダー充填に適用すると,次式で表わされる。
Figure 2009524770
一度Poffsetが明らかになれば,圧縮行程にわたって,全サンプル,好ましくは3以上を利用する線形回避(Linear−Regression)によって対数的にポロトロープ指数を推定してもよい。しかしながら,吸気マニホルド圧力センサーを利用するPoffsetの直接の測定値は,IVC(吸気バルブ閉弁)付近の圧力変動及びセンサーノイズのために明白ではなく,しばしばポリトロープ指数に誤差が生じる。そのため代わりのアプローチを以下に記載する。
本発明は,本明細書においてNpoly及びPoffsetを明確に導く方法を開示する。
第一にNpolyのことを考えると,Npolyは各シリンダーについて,IVCの後,約20°まででTDCの前に得られた圧力サンプルと関連した一次式から求めることができる。システム遅延(たとえば熱力学的損失,プロセッサ遅延,センサーの位相遅延,及びアナログ/デジタルフィルタがあげられるが,これらに限定されない)を考慮した各シリンダーの正確なTDCポイントは,好ましくは製造時にテストベッドに基づいてキャリブレーションされ,熱力学的損失角として保存され,エンジン条件に対してマッピングされる。これにより,これがなければ引き起こされるであろう,制御システムのタイミングとエンジンサイクル/ピストン位置との間の不正確さをもたらす,環境系への非断熱的な熱損失や,シリンダー内でピストンのTDCとピーク圧力とが一致しないことによるシステム遅延によっても正確さを維持できることとなる。
エネルギー平衡を連続時間領域中の捕獲された物質の質量(trapped mass)(シリンダー内)に適用すると次式で表わすことができる。
Figure 2009524770
温度Tの時,一定質量mのガスに対して,内部エネルギーの変化率は次式で表わされる。
Figure 2009524770
ここでcは,体積一定の時のガスの比熱容量である。理想気体の法則PV=mRTを適用すると,次式で表わすことができる。
Figure 2009524770
ここでP及びVは,密閉されたガスの圧力及び体積であり,Rは気体定数である。c/R=1/(γ−1)であり,ここで,γは比熱率であって,これが一定であると仮定すると,式(5)は次式のように書き換えられる。
Figure 2009524770
その環境においてガスによってなされた仕事率は次式で表わされる。
Figure 2009524770
式(6)及び式(7)を式(3)に代入すると次式となる。
Figure 2009524770
これを時間に対して積分すると以下のとおりとなる。
Figure 2009524770
ここで下付数字“0”は,初期条件を示す。
熱変換率は,ポリトロープ指数Npolyで示されるポリトロープガスとの関係によって支配されると仮定すると,式(9)を次式のように近似することができる。
Figure 2009524770
ここで,最左項は,式(9)の右辺の閉積分によって表される熱移動を含む。
圧力検出時の固有誤差を考慮すると,検知圧力Psensは補正値Poffsetによって修正された実圧力Pと等しい。
Figure 2009524770
そして,エンジンの圧縮行程中の補正値が一定であると仮定すると,式(10)は次のように修正される。
Figure 2009524770
これを整理しなおすと次式になる。
Figure 2009524770
または,
Figure 2009524770
(14)を離散的なクランク同期領域に変換し,そして台形積分を適用することで,各サンプルiについて,次式のように近似することができる。
Figure 2009524770
ここで,
Figure 2009524770
iはクランク(またはピストン)位置及びシリンダーの既知体積Vから直接導き出せるので,Viはどのポイントでもわかる。そして,(15)中のK1及びK2は,次式を利用して線形回帰を解いて(すなわち,複数の値であるXi,Yi,およびWiに対する最適の解答を求めて),数値が得られるということは明らかである。
Figure 2009524770
ここで,Xi,Yi及びWiは,各サンプルi=1,2,...,Nについて算出される。式(14)を整理しなおして,K1及びK2を次式で表してもよい。
Figure 2009524770
その結果,実測値Tint及び導き出したNpolyから,シリンダーに対してのZの換算値は,図3のルックアップテーブルから得ることができる。加えて,下記に述べるように最適化に使用されるPoffsetは,次式から得ることができる。
Figure 2009524770
注目すべきは,線形回帰は“最良適合”を求めるあるひとつの方法のみを提案するものに過ぎないということである。非線形回帰である最尤法及びベイズ統計など多くの別の方法が存在する。反復アプローチとしては,例えば次式で示されるような各反復jでペナルティ関数Eを構成することがあげられる。
Figure 2009524770
ここで,K1,j及びK2,jは,最終的に次式のように,Eが最小となるように各反復で算出される値である。
Figure 2009524770
有限反復数後に高収束が起こる。高収束は最急降下法及びシンプレックス法などの周知の最小化アルゴリズムを用いて達成されうる。あらゆるケースにおいて,各エンジンサイクル内部で反復を複数回行うことによるコンピュータ オーバーヘッド(computational overhead)は,例えば,1サイクル中の3反復後,K1及びK2の計算値が次に持ち越されうるように,複数回のサイクルの間に反復回数を増やすことによって軽減されうる。そのため,収束は複数回のエンジンサイクル後に起こる。サイクル毎の最大反復数は,特に過渡中に,確実に全体の収束が起こるように選定される。
工程のステージ2は,Zの推定値を得る工程を含む。使用中の圧力センサーの規格に応じて,2つの方法のうち1つを採用し,ステージ2を実行してもよい。説明として,以下の例は,追加情報が吸気マニホルド(26)中の酸素質量という形で利用できるという事実を使用するZO2に関する。質量が各シリンダー中で同じであると仮定すると,方法AによってシリンダーO2濃度の分布が推定される。そして,方法BによってO2濃度の分布の改善推定値が得られ,加えて,それぞれの質量が推定される。シリンダー間で導入混合気(inducted mixture)の吸気温度の差異は,絶対温度と比較して小さいと仮定される。
方法A:シリンダーO 2 濃度分布の改善推定値
シリンダーO2濃度の第1推定値は上記したように式(1)から求められる。
Figure 2009524770
吸気マニホルド温度は,全シリンダーで同じであると仮定される。
得られたこの第1推定値は,図3のルックアップテーブルをキャリブレーションしたテストベッドモデルからの経験値である。個々のシリンダーの濃度は,吸気マニホルド中のO2濃度の知見から質量平衡に対して補正される。共通の比例補正因子αを適用すると,次のように定義される。
Figure 2009524770
ここで,ZO2Indiはシリンダーiの補正酸素濃度である。
質量平衡関係は次式のようになる。
Figure 2009524770
ここで,MO2Intはサイクルごとの酸素吸気マニホルド質量であり,MO2Indiは4シリンダーエンジンのうちのシリンダーiに導入された酸素質量である。
Figure 2009524770
式(20)を適用し,整理しなおすと次式となる。
Figure 2009524770
この式は,シリンダーiに対しては次式のようになる。
Figure 2009524770
Figure 2009524770
バルクO2濃度ZO2Intは,希薄混合気に適用される次式で表わされる既知の定常状態式によって近似される。
Figure 2009524770
現在のECUの一部では平均値モデルなどのような既知のオブザーバーモデルを,ZEGRを求めるために適用することができる。過剰空気率λはEGOセンサーから求めることができる。
式(15−18)において,ポリトロープ指数NPolyは,センサー増幅率または補正値を考慮している絶対圧力測定値(reading)を必要とせず,検知圧力測定値PSensから求められた。スピーシーズ濃度式(25)は,圧力センサーが真の測定値を反映するかぎり,オフセットに関係なく当てはまる。加えて,シリンダー圧力は圧縮行程にわたってクランク角と一緒で単調であるので,シリンダー圧力はヒステリシスに影響されない。
方法B:O 2 濃度及び質量分布の改善された推定方法
本発明は,方法Aから求められるO2濃度により正確な修正を加えても良い。すなわち(25)に基づく仮定を用いることなく,シリンダー間の総充填質量の差異をさらに考慮する方法を,適用してもよい。
(24)を用いると以下のとおりとなる。
Figure 2009524770
2質量は次式によって表わされる。
Figure 2009524770
ここで,バルク推定値Mintは,現在のECUの既知のオブザーバーモデルから求められる。
個々のシリンダー質量は,次のようにシリンダー圧力センサーから直接求められる。
シリンダーiの導入質量は次式で表すことができる。
Figure 2009524770
ここで,PintおよびTintは全シリンダーで同じであると仮定され,気体特性によるRの変化量は無視できると仮定される。
例えば「テイラー,C.,内部燃焼エンジンの理論と実際(The Internal Combustion Engine in Theory and Practice),1巻,MIT出版,1985」など,バルブオーバーラップ期間は無視できると仮定することによって,次式で示されるようにシリンダー圧力から体積効率を直接推定することができるということを示すことができる。
Figure 2009524770
式(28)中のηVoliに式(29)を代入すると,PintおよびVCylDispが消去され,次式のように表すことができる。
Figure 2009524770
ここで
Figure 2009524770
シリンダー圧力は,次式のように補正される。
Figure 2009524770
ここで,POffsetはステージ1から求められる。
あるいは,これを吸気マニホルド圧力Pintと関連付けることができる。即ち,
Figure 2009524770
ここで,PIVCLRはステージ1で適合した線形回帰から得たIVC圧力の第1推定値である。
式(30)を式(27)に適用すると,シリンダーO2質量は次式で表わされる。
Figure 2009524770
もし吸気温度センサーを全シリンダーの吸気ポート間の中間に設置するならば,ΔTi(i=1,...,4)のどの差異もTintと比較して小さいと仮定することができる。この重要な仮定によって,結果として,シリンダーiの導入O2質量MO2Indiに対して次式が得られる。
Figure 2009524770
ここでバルク推定値Mintは,現在のECUの一部に見られる既知のオブザーバーモデルから求められる。他のすべての変数は,ここで記述されるように,既知であるか,または測定可能であるかのどちらかである。
方法Aと異なって,この方法は,絶対圧力が必要であり,ステージ1で検出されたような検知値および補正値から導き出されるので,シリンダー圧力の増幅率のキャリブレーションが必要である。
Figure 2009524770
さらに,当然のことながら,存在する他のスピーシーズの濃度は,上記ステージ2に記載されたO2の推定と同様の原理を用いて推定してもよい。
例えば式(16),式(29)及び式(31)中など,瞬間シリンダー圧力及び体積を用いて計算を行うとき,クランクシャフトの各位置でかなり正確に圧力がわかるように,圧力及び体積に対してクランク角は,できるだけ厳密に一致させる方が好ましい。上記のように,正確さは,圧力トレース中にTDCが生じるところを正確に知ることに依存している。実際に,ECUによって「予想される(seen)」TDCと,クランクセンサーオフセットによる正確な位置との間には小さいけれども顕著なオフセットがある。さらに,これは,各ピストンのクランクピンオフセットのために,しかもクランクシャフトのフレキシビリティーのために,各シリンダーにとって,わずかな差異である。ここで記載した制御システムに対して,センサーレスポンス時間などの一連の測定による遅延,未補正の圧力シグナルのフィルタリング中の位相のずれ,シグナル取得遅延のために,さらにオフセットが生じうることが明らかである。説明すべきさらなる効果は熱力学的損失角である。エンクローズド・ガス混合気とシリンダー壁との間に熱移動がないという理想的なケース(例えば,断熱圧縮)では,最大圧力値はTDCで生じる。実際には,熱移動のために,この最大値は,熱力学的損失角とよばれる量に基づいて,いつもTDCの前に生じる。この角度はエンジンスピード及び壁温度で変わり,後者はシリンダー間に顕著な差異を生じる結果となりうる。そのため,この影響に対応するために,TDC位置へのさらなる補正が必要である。従って,全補正は次式で表わされる。
Figure 2009524770
もし,圧力サンプルiにおいて,対応クランク角がθiであるとすると,全角度について,i=1〜Nに対して,次式の補正を適用する必要がある。
Figure 2009524770
ここで,ΔθOffset,kはk番目のエンジンサイクル中で計算されたTDC補正値であり,βは確実にこれらの修正が段階的におこるようにするための1以下の同調定数である。
図5は,閉ループフィードバック制御を利用するエンジンの実システム制御ダイアグラムを示す。エンジンとして,たとえば図4に示したエンジンがあげられるが,これに限定されない。エンジン500が使用可能であるとき,センサー502は,リアルタイムでデータを定期的に監視する。データとして,たとえば吸気マニホルド圧力及び温度,個々のシリンダー内圧力があげられるが,これらに限定されない。ECU504はセンサーデータを受け取る。その方法のステージ1(506)は,ポリトロープ指数を推定する工程を含む。ステージ2(516)はルックアップテーブル508から,特定のガススピーシーズ濃度の第1推定値Zx *を得る工程を含む。ガススピーシーズとしては,例えば個々のシリンダー内部に存在する空気,OまたはEGRがあげられるが,これらに限定されない。個々のシリンダーO2濃度についての経験に基づいた第1推定値(方程式19)は,質量平衡(方程式24及び25)に対して修正されることが好ましい。このスピーシーズ濃度データは,必要に応じて補正され,望ましい効果を達成するために,コントローラー514を用いて燃料噴射装置510及び/又はEGRバルブ512を制御するために使用されてもよい。望ましい効果としては,排出量の削減および/または燃費効率上昇があげられるが,これらに限定されない。もしシリンダー内圧力センサーが適切な規格であるならば,方法Bのステージ2(516)は,ステージ1の代わりに採用されるのが好ましく,ステージ1から求められる制御データの質をさらに高めるために,個々のシリンダー内部に存在するスピーシーズの質量を計算してもよい(方程式30を用いた方程式33)。
上記したように本発明は一連の解決法を共通のエンジン問題に提供することがわかる。本発明のステージ1及び2に記載した手順とともに,スピーシーズごと及びシリンダーごとの基準(basis)に基づいて,状況によっては,線形回帰によって導き出された正確なPOffset値を含み,エンジンパラメータをさらに制御することができるデータが,パラメータの測定値によって提供される。パラメータとしては,例えば各それぞれのシリンダー内に存在するスピーシーズの体積及び圧力があげられるが,これらに限定されない。いずれか1つのシリンダー内部でEGRの比率などの変数は,常に,特にディーゼルエンジンの場合において排出量削減という利点をもたらす。燃料注入を改善することによって,燃費効率の上昇につながる最適AFR又はO/燃料率が可能になる。そして,ディーゼルエンジンの場合において,排出規制に適合させるための高価なアドオン洗浄システムを装着しなくてもよいことになる,排ガスの微粒子量の削減が可能になる。例えば可変バルブアクチュエーション(VVA)によるEGR制御など,どの適切な方法でも制御は可能になる。
個々のシリンダーでのアプローチのさらなる利点は,1つの「元凶となる」シリンダーが,同じように他の全てのシリンダーの燃料注入,点火,EGR,空気含量などのような変数の制御に影響することを避けることができることである。
当然のことながら,本明細書に記載したエンジンガス組成物を同定する2ステージの方法は,他のエンジン構造及びタイプに同様に適用されてもよい。他のエンジン構造及びタイプとして,たとえばロータリーなどのエンジンタイプの相違,ストローク回数の相違および採用されるシリンダー数の相違,ディーゼルまたはガソリンなどの燃料タイプの相違があげられるが,これらに限定されない。点火は,取得したデータの結果として,付加的に制御されてもよい。
さらに当然のことながら,シリンダー内圧力を直接検知することと同様に,スパークプラグウォッシャー,ガスケット排気センサー又は組み入れられたグロープラグの形で,圧力センサーをシリンダーの外部に設けることができる。

Claims (39)

  1. シリンダー圧力センサーからシリンダー圧力の測度(measure)を得る工程と,
    前記測度からポリトロープ指数を導き出す工程と,それからエンジンガス成分量の測度を得る工程と,
    を含む,
    エンジンシリンダー中のエンジンガス組成物を同定する方法。
  2. 熱損失の測度を得る工程と,
    前記熱損失と前記ポリトロープ指数から前記エンジンガス成分量の測度を得る工程と,
    をさらに含む,請求項1に記載の方法。
  3. 前記熱損失の測度は,
    エンジン吸気温度を含む,
    請求項2に記載の方法。
  4. 前記エンジンガス成分量の測度は,
    成分濃度を含む,
    前記いずれかの請求項に記載の方法。
  5. 前記濃度は,
    質量比または体積比のうち1つを含む,
    請求項4に記載の方法。
  6. 前記エンジンガス成分量の測度は,
    ルックアップテーブルから得られる,
    前記いずれかの請求項に記載の方法。
  7. エンジンが,多シリンダーを有し,
    前記エンジンガス成分量の測度は,
    それぞれのシリンダーについて得られる,
    前記いずれかの請求項に記載の方法。
  8. 前記ポリトロープ指数は,
    Sens及びVCylサンプル領域にわたって,次式から求められる,
    前記いずれかの請求項に記載の方法。
    Figure 2009524770
  9. 前記ポリトロープ指数は,
    1回の反複工程により直接推定される,
    前記いずれかの請求項に記載の方法。
  10. 前記ポリトロープ指数は,
    最小化技術を用いて繰り返し推定される,
    前記いずれかの請求項に記載の方法。
  11. 複数のシリンダー圧力センサー値(multiple cylinder pressure sensor values)は,
    エンジンサイクルごとに得られ,
    前記エンジンガス成分量の測度は,
    前記複数の値から線形回帰によって得られる,
    請求項8に記載の方法。
  12. シリンダー圧力センサー値は,
    1回のエンジンサイクルの間に得られる,
    前記いずれかの請求項に記載の方法。
  13. 前記シリンダー圧力センサー値は,
    複数回のサイクルの間に得られる,
    請求項1〜11のいずれかに記載の方法。
  14. 前記シリンダー圧力センサー値は,
    オフセットを適用する前は修正されない,
    前記いずれかの請求項に記載の方法。
  15. 前記エンジンガス成分は,
    ,空気,及び/又は再循環排ガスのうち1つを含む,
    前記いずれかの請求項に記載の方法。
  16. 前記測定量の測度を変化させるために,前記測定されたエンジンガス成分測定量に基づいてエンジン吸気ガスを制御する工程をさらに含む,
    前記いずれかの請求項に記載の方法。
  17. 前記エンジン吸気ガスは,
    再循環排ガスの取り込みを制御することによって管理される,
    請求項16に記載の方法。
  18. EGRバルブ,スロットル,可変容量ターボチェンジャー,可変容量コンプレッサー,または他の同様の手段を介して,バルク充填量を制御することによってエンジン吸気ガスを制御する工程を含む,
    請求項16又は17に記載の方法。
  19. 吸気及び/もしくは排気ポート値,又はスロットル,又は他の同様の手段によって,個々のシリンダー充填物を制御することによってエンジン吸気ガスを制御する工程を含む,
    前記いずれかの請求項に記載の方法。
  20. 前記エンジンガス成分は,
    を含み,
    多シリンダーエンジンにおいて,前記測度は,
    算出バルクO吸気値に対する各シリンダーの前記測度合計との比較から修正される,
    前記いずれかの請求項に記載の方法。
  21. 前記O量の測度は,
    個々のシリンダーO質量の測度と比較することによってさらに修正される,
    請求項20に記載の方法。
  22. 前記個々のシリンダーO質量の測度は,
    シリンダー圧力測度から算出される,
    請求項21に記載の方法。
  23. 前記シリンダー圧力の測度は,
    前記検知圧力及びオフセット圧力の関数として得られる,請求項22に記載の方法。
  24. 前記オフセット圧力は,
    前記ポリトロープ指数の関数として得られる,
    請求項22に記載の方法。
  25. 前記ポリトロープ指数値に対する前記エンジンガス成分量の測度は,
    キャリブレーション段階で得られる,
    前記いずれかの請求項に記載の方法。
  26. シリンダー圧力センサーから前記シリンダー圧力の測度を得る工程と,
    多シリンダー圧力センサー値を算出し,及び線形回帰を適用する次式からポリトロープ指数を算出する前記いずれかの請求項に記載の方法からポリトロープ指数を得る工程を含む,エンジンシリンダー中のガスのポリトロープ指数を得る方法。
    Figure 2009524770
  27. シリンダー圧力センサーからシリンダー圧力の測度を得る工程と,
    請求項25に記載の方法に従って前記ポリトロープ指数を算出する工程と,
    前記ポリトロープ指数の関数としてオフセット圧力値を算出する工程と,
    を含む,エンジンシリンダー中のシリンダー圧力センサーオフセット値を得る方法。
  28. キャリブレーション段階に,
    ピストン上死点を同定する工程と,
    検知圧力から最大圧力を推定する工程と,
    上死点(TDC)と最大圧力間のオフセット値を同定する工程と,
    前記オフセット値をエンジン条件の関数として保存する工程と,
    を含む,シリンダー圧力センサーで検知された圧力の関数としてエンジンシリンダー中のピストン上死点(TDC)を同定する方法。
  29. 前記補正値は,
    シリンダーごとのエンジン条件または全体的なエンジン条件のうち1つの関数として保存される,
    請求項27に記載の方法。
  30. 前記エンジン条件は,
    ポリトロープ指数または熱損失の測度のうち1つを含む,
    請求項27または28に記載の方法。
  31. 最大検知圧力で真のTDCと角度の間の補正角度を得る工程と,
    前記補正を前記圧力が検出される角度に適用する工程と,
    を含むエンジンシリンダー中のピストン上死点を補正する方法。
  32. シリンダー圧力の測度を取得できるように配置されたシリンダー圧力センサーと,
    前記測度からポリトロープ指数を算出し,そこからエンジンガス成分量の測度を得ることができるように配置されたプロセッサと,
    を含むエンジンシリンダー中のエンジンガス組成物を同定する装置。
  33. 請求項31に記載のエンジンガス組成物を同定する装置と,
    前記プロセッサの制御下で作動可能であり,前記吸気ガスの組成物を変化させるための,少なくとも1つのアクチュエータと,
    を含むエンジンガス組成物を制御する装置。
  34. 前記アクチュエータは,
    バルクエンジン吸気ガスを制御できるように配置される,
    請求項32に記載の方法。
  35. 前記アクチュエータは,
    EGRバルブ,スロットル,可変容量ターボチャージャー,可変容量コンプレッサー,またはその他の同様のアクチュエータのうち1つを含む,
    請求項33に記載の装置。
  36. 前記アクチュエータは,シリンダー吸気を制御するために配置される,
    請求項32に記載の装置。
  37. 前記アクチュエータは,
    吸気ポート及び/もしくは排気ポートバルブまたはスロットルまたはその他の同様のアクチュエータのうち1つを含む,
    請求項35に記載の装置。
  38. 請求項1〜30のいずれかの請求項に記載の方法を実行するように実装されたエンジン制御装置。
  39. 請求項1〜30のいずれかの請求項に記載の前記方法を実装するように設定された一連の指示を含む,
    コンピュータ読み取り可能な情報記録媒体。
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