JP2009523418A - Epsps変異体 - Google Patents

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Abstract

本発明は、ホスホノメチルグリシンファミリーの除草剤、例えばグリホサートに対し抵抗性又は耐性の、ノントランスジェニック植物の製造に関する。本発明はまた、リコンビナジェニックオリゴ核酸塩基の、植物のクロモソーム又はエピソームの配列における所望の変異を5−エノールピルビルシキミ酸−3−リン酸合成酵素(EPSPS)をコードする遺伝子内に作成するための使用にも関連する。野生型タンパク質の触媒活性を実質的に維持している変異タンパク質は、ホスホノメチルグリシンファミリーの除草剤に対する、植物の増大された抵抗性又は耐性を可能にし、かつ、除草剤の存否にかかわらず、植物、その器官、組織、又は細胞の、野生型植物に比較して実質的に正常な成長又は発生を可能にする。さらに本発明は、変異EPSPS遺伝子を含有する変異大腸菌細胞に関する。

Description

関連出願の相互参照
本願は、すべての図、表、又は図面を含め、2006年1月12日出願の米国仮出願番号60/758,439の利益を享受し、その全体を参考として本明細書に含むものとする。
本発明は、ホスホノメチルグリシンファミリーの除草剤、例えばグリホサートに対し抵抗性又は耐性の、ノントランスジェニック植物の製造に関する。本発明はまた、リコンビナジェニック(recombinagenic)オリゴ核酸塩基の、植物のクロモソーム又はエピソームの配列における所望の変異を5−エノールピルビルシキミ酸−3−リン酸合成酵素(EPSPS)をコードする遺伝子内に作成するための使用にも関連する。野生型タンパク質の触媒活性を実質的に維持している変異タンパク質は、ホスホノメチルグリシンファミリーの除草剤に対する、植物の増大された抵抗性又は耐性を可能にし、かつ、除草剤の存否にかかわらず、植物、その器官、組織、又は細胞の、野生型植物に比較して実質的に正常な成長又は発生を可能にする。本発明はまた、変異EPSPS遺伝子を有する大腸菌、そのEPSPS遺伝子が変異しているノントランスジェニック植物細胞、それらから再生されたノントランスジェニック植物、並びに、変異EPSPS遺伝子を有する再生ノントランスジェニック植物を交雑の一方の親として用いた交雑から、結果として生じる植物にも関係する。本発明の変異EPSPSタンパク質は、シロイヌナズナ(Arabidopsis)EPSPSタンパク質(NM 130093)のアミノ酸位置159、178、182、193、244、273、及び/又は454か、或いはEPSPSパラログ内の類似アミノ酸残基において変化されている。
ホスホノメチルグリシン除草剤
除草剤耐性植物は、耕作地に雑草を制御する必要を低減し、それにより土壌侵食を効率的に低減しうる。これに関する多くの研究の対象である1つの除草剤は、N−ホスホノメチルグリシンであり、一般にはグリホサートと呼ばれる。グリホサートは、アミノ酸、ホルモン、及びビタミンを含む芳香族化合物の生合成をもたらすシキミ酸経路を阻害する。特に、グリホサートは、ホスホエノールピルビン酸(PEP)と3−ホスホシキミ酸との5−エノールピルビル−3−ホスホシキミ酸への転換を、酵素5−エノールピルビルシキミ酸−3−リン酸合成酵素(以降、EPSP合成酵素又はEPSPSと呼ばれる)を阻害することにより抑制する。本発明では、用語「グリホサート」は、任意の除草剤として有効な形状のN−ホスホノメチルグリシン(その任意の塩を含む)、植物においてグリホサートアニオンを産生する結果となる他の形状、及びホスホノメチルグリシンファミリーの任意の他の除草剤を包含する。
グリホサートに対する植物の耐性は、EPSPSアミノ酸コーディング配列中に改変をもつ変異EPSPS遺伝子を、植物のゲノム中に導入することにより増大可能である。グリホサート耐性を誘導するためのEPSPS遺伝子中の変異のいくつかの例は、以下の特許に記載されている:米国特許第5,310,667号;米国特許第5,866,775号;米国特許第5,312,910号;米国特許第5,145,783号。提案されたこれらの変異は、典型的には、グリホサートに対し、野生型EPSPS酵素よりも高いK1を有しており、このことはグリホサート耐性の表現形を与えるが、これらの変異体はまた、PEPに対する高いKmによっても特徴づけられ、これが該酵素を動力学的に効率の低いものにする(キショア(Kishore)ら著、「アニュアル・レビュー・オブ・バイオケミストリー(Ann.Rev.Biochem.)」、1998年、第57巻、p.627−663;シュルツ(Schulz)ら著、「アーカイブズ・オブ・マイクロバイオロジー(Arch.Microbiol.)」、1984年、第137巻、p.121−123;ソスト(Sost)ら著、「フェブス・レターズ(FEBS Lett.)」、1984年、第173巻、p.238−241;キショア(Kishore)ら著、「フェデレーション・プロシーディングズ(Fed.Proc.)」、1986年、第45巻、p.1506;ソスト(Sost)及びアムルハイン(Amrhein)著、「アーカイブズ・オブ・バイオケミストリー・アンド・バイオフィジックス(Arch.Biochem.Biophys.)」、1990年、第282巻、p.433−436)。EPSPS遺伝子の多くの変異は、除草剤に抵抗性のEPSPS酵素を産生するよう選択されているが、残念ながら、変異EPSPS遺伝子により産生されるEPSPS酵素は、野生型EPSPSに比較して有意に低い酵素活性を有している。例えば、大腸菌からの野生型EPSPSの、PEPに対する見かけのKm及びグリホサートに対する見かけのK1は、それぞれ10μM及び0.5μMであるのに対し、位置96のグリシンに対しアラニンの単一アミノ酸置換を有するグリホサート耐性分離株では、これらの値はそれぞれ220μM及び4.0mMである。数多くのグリホサート耐性EPSPS遺伝子が、変異誘発により構築されてきた。再度、グリホサート耐性EPSPSは、PEPに対するKmの増大と、野生型植物酵素のVmaxのわずかな低減とによって示されるような、低い触媒効率(Vmax/Km)を有していた(キショア(Kishore)ら著、「アニュアル・レビュー・オブ・バイオケミストリー」、1998年、第57巻、p.627−663)。
変異酵素の反応動力学定数は、PEPについて低下していることから、グリホサートの存在下に植物において正常な触媒活性を維持するためには、40−80倍の高レベルの変異酵素の過剰産生が必要となることが提案されてきた(キショア(Kishore)ら著、「アニュアル・レビュー・オブ・バイオケミストリー」、1988年、第57巻、p.627−663)。グリホサート耐性植物は、細胞の葉緑体において高レベルのEPSP合成酵素を産生する能力を、植物のゲノム内へ挿入することにより製造可能であることが示されており(シャー(Shah)ら著、「サイエンス(Science)」、1986年、第233巻、p.478−481)、その酵素は、好ましくはグリホサート耐性である(キショア(Kishore)ら著、「アニュアル・レビュー・オブ・バイオケミストリー」、1988年、第57巻、p.627−663)。
外来変異EPSPS遺伝子の、植物内への導入は、よく記載されている。例えば、米国特許第4,545,060号によれば、グリホサートに対する植物の抵抗性を増大するため、酵素をその競合阻害剤、すなわちグリホサートに対しより抵抗性にする、少なくとも1つの変異を有するEPSPS変異体をコードしている遺伝子が、該植物のゲノム内へ導入される。しかしながら、変異EPSPS遺伝子を含有するこれらのトランスジェニック植物には、多くの厄介な事態及び問題が付随する。かかる変異の多くは、結果として変異EPSPS遺伝子産物の低い発現を生じるか、又は野生型に比較して有意に低い酵素活性をもつEPSPS遺伝子産物を生じる結果となる。変異酵素の低い発現又は低い酵素活性は、結果として植物の異常に低い成長及び発生レベルを生じる。
EPSP合成酵素におけるかかる変異体が、グリホサートに耐性のトランスジェニック植物の取得において有用であることは立証済みであるが、高度にグリホサート耐性であって、しかしなお動力学的に効率のよい変異EPSPS遺伝子産物を取得して、改良された耐性が野生型の発現レベルと共に得られるようにすることが、ますます有益となるであろう。
リコンビナジェニックオリゴ核酸塩基
リコンビナジェニックオリゴ核酸塩基、及び、真核細胞において遺伝的変化を生じさせるためのその使用は、クミーク(Kmiec)らの米国特許第5,565,350号(クミークI)に記載されている。クミークIは、特定の遺伝的改変を標的遺伝子へ導入するための方法を教示している。クミークIは、なかんずく、二本鎖を有するリコンビナジェニックオリゴ核酸塩基を開示しており、但し、第1の鎖は、少なくとも8個のRNA様ヌクレオチドからなる2つのセグメントを含有し、それらは、「介在DNAセグメント」と呼ばれる4から約50DNA様ヌクレオチドからなる第3のセグメントにより分離されている。第1の鎖のヌクレオチドは、第2の鎖のDNA様ヌクレオチドと塩基対合される。第1及び第2の鎖は、一本鎖化されたヌクレオチドのセグメントにより付加的に連結され、第1及び第2の鎖が1つのオリゴヌクレオチド鎖の一部となるようにされている。クミークIはさらに、特定の遺伝的改変を、標的遺伝子内へ導入するための方法を教示している。クミークIによれば、RNAセグメントの配列は、標的遺伝子の第1及び第2のフラグメントの配列と相同、すなわち同一であるべく選択される。介在DNAセグメントの配列は、「非相同領域」と呼ばれる相違のある領域を除いて、第1及び第2のフラグメント間の標的遺伝子の配列と相同である。非相同領域は、挿入又は欠失をもたらすことが可能であり、或いは、標的遺伝子の配列とミス対合されて置換をもたらすようにする1以上の塩基を含有することが可能である。クミークIによれば、標的遺伝子の配列は、非相同領域によって指示された通りに改変され、標的遺伝子がリコンビナジェニックオリゴ核酸塩基の配列と相同となるようにする。クミークIは特に、リボース及び2’−O−メチルリボース、すなわち2’−メトキシリボース含有ヌクレオチドが、リコンビナジェニックオリゴ核酸塩基において使用可能であること、及び、天然産のデオキシリボース含有ヌクレオチドがDNA様ヌクレオチドとして使用可能であることを教示している。
クミークの米国特許第5,731,181号(クミークII)は、特に、植物細胞に遺伝的変化をもたらすためのリコンビナジェニックオリゴ核酸塩基の使用を開示しており、特定の標的遺伝子に遺伝的変化をもたらすために使用可能な、RNA様及びDNA様のヌクレオチドの、類似体及び誘導体のさらなる例を開示している。リコンビナジェニックオリゴ核酸塩基の使用を議論している他の特許は;米国特許第5,756,325;5,871,984;5,760,012;5,888,983;5,795,972;5,780,296;5,945,339;6,004,804;及び6,010,907号を包含し、また国際特許番号PCT/US00/23457において;及び、国際特許公開番号WO98/49350;WO99/07865;WO99/58723;WO99/58702;及びWO99/40789において。リコンビナジェニックオリゴ核酸塩基は、混合二重鎖オリゴヌクレオチド、クミークIIにより教示された分子を含有する非ヌクレオチド、及び上記の特許及び特許公報において教示された他の分子を包含する。
米国特許第6,870、075号(‘075特許)は、除草剤抵抗性又は耐性のノントランスジェニッ植物を製造するための方法であって、クミークI及びクミークIIに開示された方法に従ってリコンビナジェニックオリゴ核酸塩基を用いる方法を開示している。‘075特許において開示されたEPSPS変異体は、EPSPSタンパク質の下記アミノ酸位置:シロイヌナズナEPSPSタンパク質のLeu173、Gly177、Thr178、Ala179、Met180、Arg181、Pro182、Ser98、Ser255、Leu198、或いは、EPSPSパラログの類似アミノ酸残基において、作られた変化を包含する。
公開米国特許出願第20030084473号もまた、ノントランスジェニック除草剤抵抗性植物を作成するための、リコンビナジェニックオリゴ核酸塩基の使用を開示しており、但し、EPSPSタンパク質は、シロイヌナズナのEPSPSタンパク質のアミノ酸位置126、177、207、438、479、480、及び/又は505において、又はEPSPSパラログの類似アミノ酸残基において変化されている。
本発明は、グリホサートに対し抵抗性をもつ遺伝子産物を製造するための、任意の種からの任意のEPSPS遺伝子中に作成可能な、付加的なアミノ酸変異に関する。
手短に言えば、本発明により、EPSPS遺伝子に1以上の変異を有するノントランスジェニック植物又は植物細胞が製造される。結果として得られる植物は、グリホサートのようなホスホノメチルグリシンファミリーのメンバーに対し増大された抵抗性又は耐性を有し、かつ、該植物、その器官、組織、又は細胞の、対応する野生型植物又は細胞に比較して実質的に正常な成長又は発生を示す。変異遺伝子産物は、シロイヌナズナEPSPSタンパク質(AF360224)の1以上のアミノ酸位置、160、179、183、194、244、273、及び/又は454において、或いはEPSPSパラログの類似アミノ酸残基において置換を有する。好ましくは、変異植物はグリホサートに対し抵抗性があり、野生型EPSPSタンパク質に比較して実質的に同じ触媒活性を有する。
さらに、本発明は、大腸菌からの変異されたEPSPS遺伝子と、1以上のアミノ酸位置、82、97、101、114、164、193、及び374における置換を有する遺伝子産物を製造する変異大腸菌細胞とを包含する。変異された大腸菌EPSPS遺伝子は、変異遺伝子産物のインビトロの試験に使用可能である。ひとたび活性のある大腸菌変異体が同定されれば、次には対応する変異体が、所望の作物のEPSPS遺伝子に対し、除草剤抵抗性を該作物に与えるべく作成されることが可能である。
本発明はまた、ホスホノメチルグリシンファミリーの除草剤の存否にかかわらず、野生型タンパク質の触媒活性を実質的に維持している、変異EPSPS遺伝子を有するノントランスジェニック植物を製造するための方法に関する。当該方法は、1以上の前記アミノ酸変化を有する遺伝子産物を産生する、EPSPS遺伝子内に標的化された変異をもつリコンビナジェニックオリゴ核酸塩基を、植物細胞内へ導入することを含んでなる。該方法はさらに、変異EPSPS遺伝子を有する細胞、種子、又は植物を同定すること、及び培養すること、及び、種子を産生する植物、以降「稔性植物」、を取得するための再生法、及び、変異EPSPS遺伝子を含有する子孫(プロジェニー)植物を含む、かかる稔性植物からの種子及び付加的な植物の製造を包含する。
本発明はさらに、田畑において雑草を選択的に制御する方法に向けられている。田畑は、開示されたEPSPS遺伝子改変をもつ植物と雑草とを含んでなる。方法は、前記植物がそれに対し抵抗性にされ、かつ雑草が制御される、ホスホノメチルグリシン除草剤の、田畑への適用を含んでなる。好ましい除草剤は、グリホサートである。
本発明はまた、ホスホノメチルグリシンファミリーのメンバー、例えばグリホサート、に対する抵抗性又は耐性を植物に与えるか、或いはこれにおいて変異されたEPSPSが、野生型EPSPSに比較して実質的に同じ酵素活性を有している、EPSPS遺伝子の新規変異及び結果として得られる新規遺伝子産物に向けられている。加えて、本発明は、変異された大腸菌EPSPS遺伝子産物(タンパク質)に向けてられており、これは、EPSPS変異体を、植物における除草剤抵抗性変異としての使用についてスクリーンするために使用される。
定義
本発明は、以下の定義に従って理解されるものである。
オリゴ核酸塩基は、核酸塩基のポリマーであって、該ポリマーは、相補配列を有するDNAに対しワトソン・クリック型塩基対合によりハイブリダイズすることが可能である。
核酸塩基は、塩基を含んでなり、それはプリン、ピリミジン、又は、それらの誘導体又は類似体である。核酸塩基は、ペプチド核酸塩基、ペプチド核酸のサブユニット、及び、モルホリンヌクレオチド、並びにヌクレオシド及びヌクレオチドを包含する。ヌクレオシドは、ペントースフラノシル部分を含有する核酸塩基、例えば、任意に置換されたリボシド又は2’−デオキシリボシドである。ヌクレオシドは、リンを含有してもしなくてもよい、いくつかの連結成分の1つにより結合されることが可能である。未置換のホスホジエステル結合により連結されているヌクレオシドは、ヌクレオチドと呼ばれる。
オリゴ核酸塩基鎖は、1つの5’及び3’末端を有しており、それらはポリマーの最終の核酸塩基である。特定のオリゴ核酸塩基鎖は、全ての型の核酸塩基を含有することが可能である。オリゴ核酸塩基化合物は、1以上のオリゴ核酸塩基鎖を含んでなり、それらは相補的であって、ワトソン・クリック塩基対合によりハイブリダイズされる。核酸塩基は、デオキシリボ型か、又はリボ型のいずれかである。リボ型の核酸塩基は、ペントースフラノシル含有核酸塩基であり、これにおいて2’炭素は、ヒドロキシル、アルキルオキシ、又はハロゲンにより置換されたメチレンである。デオキシリボ型の核酸塩基は、リボ型核酸塩基以外の核酸塩基であって、ペントースフラノシル部分を含有しない全ての核酸塩基を包含する。
オリゴ核酸塩基鎖は、一般に、オリゴ核酸塩基鎖と、オリゴ核酸塩基鎖のセグメント又は領域との双方を包含する。1つのオリゴ核酸塩基鎖は、3’末端及び5’末端を有する。オリゴ核酸塩基鎖が1つの鎖と同一の広がりをもつ場合、該鎖の3’及び5’末端はまた、該鎖の3’及び5’末端である。
本発明によれば、植物、植物器官、植物組織、又は植物細胞の実質的に正常な成長は、野生型EPSPSタンパク質を発現している対応する植物、植物器官、植物組織、又は植物細胞の成長速度又は細胞分裂速度の、少なくとも35%、少なくとも50%、少なくとも60%、又は少なくとも75%である、植物、植物器官、植物組織、又は植物細胞の成長速度又は細胞分裂速度として定義される。
本発明によれば、植物、植物器官、植物組織、又は植物細胞の実質的に正常な発生は、野生型EPSPSタンパク質を発現している対応する植物、植物器官、植物組織、又は植物細胞において起こっているものと実質的に同じである、植物、植物器官、植物組織、又は植物細胞における1以上の発生事象として定義される。
本発明によれば、植物器官は、制限されることなく、葉、茎、根、栄養芽、花芽、分裂組織、肺、子葉、内乳、がく片、花弁、雌しべ、心皮、雄しべ、葯、小胞子、花粉、花粉管、胚珠、子房、及び果実、或いは、それらから採取された切片、スライス、又はディスクを包含する。植物組織は、制限されることなく、カルス組織、基本組織、維管束組織、貯蔵組織、分裂組織、葉組織、シュート組織、根組織、ゴール組織、植物腫瘍組織、及び生殖組織を包含する。植物細胞は、制限されることなく、細胞壁をもつ単離された細胞、様々なサイズのそれらの集合体、及びプロトプラストを包含する。
植物は、それらがグリホサートにさらされ、かつ、同様に処理された非耐性様植物により与えられるものと比較して右にシフトされている用量/反応曲線を与える場合、グリホサートに対し実質的に「耐性」である。かかる用量/反応曲線は、X軸上にプロットされた「用量」と、y軸上にプロットされた「パーセント枯殺」、「除草効果」、その他とを有する。耐性植物は、所与の除草効果を得るために、非耐性様植物よりも多くの除草剤を必要とするであろう。グリホサートに対し実質的に「抵抗性」である植物は、田畑の雑草を枯殺すために農業用化学薬品界により典型的に使用される濃度及び速度においてグリホサートにさらされた場合、たとえあってもごく少ない壊死、溶解、白化、又は他の病変を示す。除草剤に対し抵抗性の植物はまた、除草剤の耐性でもある。用語「抵抗性」及び「耐性」は、本出願の文脈内では、「耐性及び/又は抵抗性」として解釈されるべきである。
用語「EPSPSホモログ」か、又は、その任意のバリエーションは、本明細書に開示されたEPSPS遺伝子と同じか又は実質的に同じ生物学的機能を行う、別の植物種において検出されるEPSPS遺伝子又はEPSPS遺伝子産物を指し、これにおいて、核酸配列又はポリペプチド配列(EPSPS遺伝子産物の)は、以下に記載されるように、「同一」又は少なくとも50%類似であると言われる(また「パーセント同一性」又は「実質的に同一」とも呼ばれる)。二つのポリヌクレオチド又はポリペプチドは、もし二つの配列中のヌクレオチド又はアミノ酸残基の配列が、以下に記載されるように最大一致についてアラインメントされた場合にそれぞれ同じであれば、同一である。2以上の核酸又はポリペプチド配列の文脈においては、用語「同一」又は「パーセント同一性」は、比較ウィンドウに対する最大一致について比較及びアラインメントされた場合、以下の配列比較アルゴリズムの1つを用いるか、又はマニュアルアラインメント及び目視検査により測定されるような、同じであるか、又は、特定されたパーセントの同じであるアミノ酸残基又はヌクレオチドを有している、2以上の配列又はサブ配列を指す。保存的置換において配列が異なっているポリペプチドについては、パーセント配列同一性を、置換の保存的性質を補正するべく、上向きに調整してよい。この調整を行うための手段は、当業者に周知のものである。このことは典型的には、保存的置換をフル(完全な)ミスマッチよりもパーシャル(部分的)であるとしてスコアリングし、それによりパーセント配列同一性を増大することを包含する。したがって、例えば、同一なアミノ酸がスコア1を与えられ、非保存的置換がスコアゼロを与えられる場合、保存的置換はゼロと1の間のスコアが与えられる。保存的置換のスコアリングは、例えばマイヤーズ(Meyers)及びミラー(Miller)のアルゴリズム、「コンピューター・アプリケーションズ・イン・ザ・バイオサインエンセズ(Computer Applic.Biol.Sci.)」、1988年、第4巻、p.11−17、に従って、例えばプログラムPC/GENE(インテリジェネティクス(Intelligenetics)、米国カリフォルニア州マウンテンビュー)に実現されているように計算される。
句「実質的に同一」及び「パーセント同一性」は、2つの核酸又はポリペプチドの文脈において、比較ウィンドウに対する最大一致についてアラインメントされた場合、以下の配列比較アルゴリズムの1つを用いて、又はマニュアルアラインメント及び目視検査により測定されるような、少なくとも50%、さらに好都合には60%、好ましくは70%、さらに好ましくは80%、及び最も好ましくは90−95%の、ヌクレオチドまたはアミノ酸残基の同一性を有している配列又はサブ配列を指す。この定義はまた、テスト配列がリファレンス配列に対し実質的に同一性を有する場合、実質的な配列又はサブ配列の相補性を有している、テスト配列の相補体にもあてはまる。
当業者は、もし2つのポリペプチドが免疫学的に類似していれば、2つのポリペプチドもまた「実質的に同一」であり得ることを認識するであろう。したがって、2つのポリペプチドの一次構造が有意な変動を示す一方で、全体のタンパク構造は類似してもよい。それ故、2つのポリペプチドが実質的に同一であるかどうかを測定する方法は、各ポリペプチドに対するモノクローナル又はポリクローナル抗体の結合を測定することを包含する。もし、第1のポリペプチドに特異的な抗体が、第2のポリペプチドと、第1のポリペプチドに対する親和性の少なくとも三分の一の親和性をもって結合すれば、2つのポリペプチドは実質的に同一である。配列比較には、典型的には1つの配列はリファレンス配列の役目を果たし、これに対しテスト配列が比較される。配列比較アルゴリズムを用いる場合、テスト及びリファレンス配列はコンピューターにインプットされ、必要であればサブ配列コーディネイトが指定され、配列アルゴリズムプログラムパラメータが指定される。次に配列比較アルゴリズムは、指定されたプログラムパラメータに基づき、リファレンス配列に対するテスト配列のパーセント配列同一性を計算する。
比較のための配列の最適アラインメントは、例えば、スミス(Smith)及びウォーターマン(Waterman)著、「0.4dv.Appl.Math.」1981年、第2巻、p.482、の局所相同性アルゴリズムによるか、ニードルマン(Needleman)及びヴンシュ(Wunsch)著、「ジャーナル・オブ・モレキュラー・バイオロジー(J.Mol.Biol.)」、1970年、第48巻、p.443、の相同性アラインメントアルゴリズムによるか、ピアソン(Pearson)及びリップマン(Lipman)著、「プロシーディングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシズ(Proc.Nat’l.Acad.Sci.USA)」、1988年、第5 85巻、p.2444、の類似性検索法によるか、これらのアルゴリズム(GAP、BESTFIT、 FASTA、及びTFASTA(ウィスコンシン・ジェネティクス・ソフトウェア・パッケージ(Wisconsin Genetics Software Package)、ジェネティクス・コンピューター・グループ(Genetics Computer Group)、575 Science Dr.ウイスコンシン州マディソン ))のコンピューターによる実行によるか、インフォーマックス・インク(InforMax,Inc.(米国メリーランド州))によるVECTOR NTI バージョン#6のようなアラインメント用ソフトウェアによるか、クラスタルW(トンプソン(Thompson,J.D.)、ヒギンス(Higgins,D.G.)、及びギブソン(Gibson,T.J.)著、「クラスタルW:配列加重、位置特異ギャップペナルティ、及びウェイトマトリックス選択による、累進的多重配列アラインメントの感受性の改善(CLUSTALW:improving the sensitivity of progressive multiple sequence alignment through sequence weighting,position−specific gap penalties and weight matrix choice)、ヌクレイック・アシズ・リサーチ(Nucleic Acids Research)」、1994年、第22巻、p.4673−4680)に記載された手法によるか、或いは、目視検査(一般的には、アズベル(F.M.Ausubel)ら編、「プロトコールズ・イン・モレキュラー・バイオロジー(Protocols in Molecular Biology)、現在のプロトコール(Current Protocols)」、グリーン・パブリッシング・アソシエーツ・インク(Greene Publishing Associates,Inc.)とジョン・ウィリー・アンド・サンズ(John Wiley & Sons,Inc.)の間の合弁事業、(1995年付録)(アズベル))により実行可能である。
パーセント配列同一性及び配列類似性を測定するために好適なアルゴリズムの例は、BLAST、及びBLAST2.0アルゴリズムであり、それらはアルチュール(Altschul)ら著、「ジャーナル・オブ・モレキュラー・バイオロジー」、1990年、第215巻、p.403−410、及びアルチュール(Altschul)ら著、「ヌクレイック・アシズ・リサーチ」、1977年、第25巻、p.3389−3402においてそれぞれ記載されている。BLAST分析を実行するためのソフトウェアは、ナショナル・センター・フォー・バイオテクノロジー・インフォメーション(National Center for Biotechnology Information)(http://www.ncbi.nlm.nih.gov/)を介して公に利用可能である。このアルゴリズムは、まず、問題の配列中の、データベース配列中の同じ長さのワードとアラインメントされたときいくつかの正の値の閾値スコアTと適合するか又は満たす、長さWの短いワードを同定することにより、高スコアリング配列対(HSP)を同定することを包含する。Tは、近縁ワードスコア閾値と呼ばれる(アルチュール(Altschul)ら、上記)。これらの最初の近縁ワードヒットは、それらを含有するより長いHSPを見出すための、検索を開始するための種子として機能する。ワードヒットは次に、各配列に沿って両方向に、累積アラインメントスコアが増大する限り伸長される。ヌクレオチド配列については、パラメーターM(適合残基の対に対する褒賞スコア;常に>0)、及びN(不適合残基に対する罰則スコア;常に<0)を用いて、累積スコアが計算される。アミノ酸配列については、スコアリングマトリックスを使用して累積スコアを計算する。各方向におけるワードヒットの伸長は:累積アラインメントスコアがその最大達成値から量Xだけ低下したとき;蓄積スコアが、1以上の負のスコアリング残基のアラインメントの蓄積のため、ゼロ以下になるとき;又は、いずれかの配列の末端に到達したとき、停止される。BLASTアルゴリズムパラメーターW、T、及びXは、アラインメントの感度及び速度を決定する。BLASTNプログラム(ヌクレオチド配列用)は、デフォルトとしてワード長(W)に11、期待値(E)に10、M=5、N=−4、及び双方の鎖の比較を使用する。アミノ酸配列用には、BLASTPプログラムは、デフォルトとしてワード長(W)に3、期待値(E)に10、及びBLOSUM62スコアリングマトリックスを用いる(ヘニコフ(Henikoff)及びヘニコフ(Henikoff)著、「プロシーディングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシズ」、1989年、第89巻、p.10915参照)。パーセント配列同一性を計算することに加えて、BLASTアルゴリズムはまた、2つの配列間の類似性の統計分析も実行する(例えば、カーリン(Karlin)及びアルチュール(Altschul)著、「プロシーディングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシズ」、1993年、第90巻、p.5873−5787参照)。BLASTアルゴリズムにより提供される類似性の1つの尺度は、最少合計確率(P(N))であって、これは、2つのヌクレオチド又はアミノ酸配列間で、それによって偶然に適合が生じる確率の指標を与える。例えば、核酸は、リファレンス核酸に対するテスト核酸の比較において、もし最少合計確率が約0.1より小さく、さらに好ましくは約0.01より小さく、最も好ましくは約0.001より小さければ、リファレンス核酸と類似であるとみなされる。
本発明の実施においては、EPSPS遺伝子内に1以上の変異を有している、ノントランスジェニック植物又は植物細胞が製される。結果として得られる植物は、グリホサートのようなホスホノメチルグリシンファミリーのメンバーに対し、増大された抵抗性又は耐性を有し、かつ、植物、その器官、組織、又は細胞の、対応する野生型植物又は細胞に比較して実質的に正常な成長又は発生を示す。変異された遺伝子は、シロイヌナズナEPSPS遺伝子AF360224産物の1以上のアミノ酸位置、160、179、183、194、244、273、及び454において、或いはEPSPSホモログの類似アミノ酸位置において置換を有する遺伝子産物を産生する。好ましくは、変異植物は、グリホサートに対し抵抗性であり、野生型EPSPSタンパク質に比較して実質的に同じ触媒活性を有する。
グリホサートに対する抵抗性を与える遺伝子産物を産生する変異EPSPS遺伝子を同定するため、インビトロスクリーニングを時間及び資源を節約するべく細菌の系において行うことが可能である。候補変異EPSPS遺伝子を発現している細菌コロニーの増殖曲線を作成して、グリホサート抵抗性表現形を有する変異EPSPS遺伝子を評価することができる。例えば、米国特許第第6,870,075号は、LacZ−チフス菌(Sallmonella typhi)へ形質転換された、シロイヌナズナ変異EPSPS遺伝子を用いた、サルモネラ(Sallmonella)のグリホサート抵抗性アッセイを開示している。本発明のもう1つの実施態様においては、AroA遺伝子とも呼ばれる大腸菌EPSPS遺伝子を、グリホサート抵抗性についてEPSPS変異体を評価のために使用可能である。増殖曲線アッセイ、及び候補変異体のKi及びKm値を測定する酵素アッセイは、周知の技術に従って行われる。いったん活性のあるグリホサート抵抗性の変異体が大腸菌のEPSPS遺伝子内に同定されれば、次に植物のEPSPS遺伝子内の類似アミノ酸を、本明細書に記載されたリコンビナジェニック核酸塩基を用いて変異させ、グリホサート抵抗性の植物を作成する。
大腸菌EPSPS遺伝子(AroA)産物における好ましいアミノ酸置換は、以下を包含する:
Leu82Ser
Thr97Ile又はAla
Pro101Ala又はThr又はLeu又はCys又はGly
Val114Ala
Asp164Ala
Asn193Ala、及び
374Leu、
ここで、下付き数字の左のアミノ酸は天然のアミノ酸であり、下付き数字の右のアミノ酸は、変異アミノ酸である。アミノ酸位置374の文字「X」は、大腸菌EPSPS遺伝子産物では天然のアミノ酸はLeuであるという理由から示されている。しかしながら、多くの植物種において、位置374に存在するアミノ酸はLeuではなく、この位置がLeuに変化されると、植物はグリホサート抵抗性を示し、正常な植物の成長を支持するのに充分な酵素活性を保持しうることが見出されている。
ノントランスジェニック除草剤抵抗性植物を製造するため、植物種における対応するアミノ酸位置が、本発明に従って変化される。以下は、変化されるべきEPSPS遺伝子中のアミノ酸位置をリストしている、いくつかの好ましい作物のリストである。好ましいアミノ酸置換は、アミノ酸位置番号の右にリストされている。
トウモロコシでは、以下のアミノ酸変化が好ましい:
Leu84Ser
Thr102Ile又はAla
Pro106Ala又はThr又はLeu又はCys又はGly
Val114Ala
Asp164Ala
Asn193Ala、及び
117Leu。
ワタでは、以下のアミノ酸変化が好ましい:
Leu82Ser
Thr97Ile又はAla
Pro101Ala又はThr又はLeu又はCys又はGly
Val114Ala
Asp164Ala
Asn193Ala、及び
184Leu。
コメでは、以下のアミノ酸変化が好ましい:
Leu150Ser
Thr169Ile又はAla
Pro173Ala又はThr又はLeu又はCys又はGly
Val114Ala
Asp164Ala

Asn193Ala、及び
184Leu。
セイヨウナタネ(Brassica napus)(X51475gDNAからの2−28)では、以下のアミノ酸変化が好ましい:
Leu155Ser
Thr174Ile又はAla
Pro178Ala又はThr又はLeu又はCys又はGly
Val114Ala
Asp164Ala
Asn193Ala、及び
189Leu。
シロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)(AF360224)では、下のアミノ酸変化が好ましい:
Leu160Ser
Thr179Ile又はAla
Pro183Ala又はThr又はLeu又はCys又はGly
Val114Ala
Asp164Ala
Asn193Ala、及び
194Leu。
ペチュニア・ヒブリダ(Petunia hybrida)では、下のアミノ酸変化が好ましい:
Leu155Ser
Thr174Ile又はAla
Pro178Ala又はThr又はLeu又はCys又はGly
Val114Ala
Asp164Ala
Asn193Ala、及び
189Leu。
理解される通り、大腸菌は植物ではないが、大腸菌遺伝子は細菌細胞培養系において変異可能であり、さらに変異大腸菌遺伝子産物(酵素)は、グリホサートに対する抵抗性と、植物において不可欠である必要な酵素産物としての機能とを示しうる酵素活性(Ki及びKm)についてアッセイ可能であるため、本発明において考察されている。ひとたび変異された大腸菌変異体が同定されれば、次に、その変異を、本明細書に記載のリコンビナジェニックオリゴ核酸塩基を用いて植物細胞で生成させ、ノントランスジェニックな除草剤抵抗性植物を製造する。これらの理由から、変異された大腸菌、及び変異された領域(Area)のタンパク質は、本発明の一部とみなされる。
以下の表は、好ましいアミノ酸置換位置を、様々な種についてアミノ番号によってリストしている。これらの1以上の位置においてアミノ酸置換を行うことにより、グリホサート抵抗性植物を製造できる。
上記の表及び図1−5から分かるように、EPSPS遺伝子には、種間で、及び種内でいくつかのマイナーなバリエーションがある。このことは、予想されるべきである。これらのマイナーバリエーションは、本発明によって変異体を製する際に考慮されるべきである。異なる遺伝子間の類似の位置におけるアミノ酸が、グリホサート抵抗性植物を作成するべく変異される。例えば、シロイヌナズナAF360224の位置179における変異(T>A)は、シロイヌナズナNM130093の位置178におけるT>A変異と等価とする。もう1つの例は、大腸菌EPSPS遺伝子の位置L82において見られる。殆どの植物は、この類似の位置にLを有するが、シロイヌナズナは、上記表に示されるようにシロイヌナズナの遺伝子によって、類似の159又は160にFを有する。
さらに、いくつかの種は1以上のEPSPS遺伝子を有する。かかる場合、1以上の遺伝子を、本発明に従って変異させ、グリホサート抵抗性変異体を作成する。もし種々のEPSPS遺伝子の発現レベルが知られており、かつ異なっているなら、より高発現性のEPSPS遺伝子を変異させることが好ましい。好ましい実施態様においては、作物中の全てのEPSPS遺伝子を変異させ、グリホサート表現形を作成する。例えば、ナタネ(canola)は,4つのEPSPS遺伝子を有することが知られている。2つの遺伝子が、図4及び5に示されている。比較は、2つの遺伝子間の軽微な差異を示すであろう。
本発明により変異された植物は、任意の種の双子葉植物、単子葉植物、又は裸子植物でよく、高木又は低木として成長する任意の木本種、任意の草本種、食用の果実、種子、又は野菜を産生する任意の種、或いは、カラフルな又は芳香性の花を産生する任意の種を含む。例えば、該植物は、ナタネ、ヒマワリ、タバコ、テンサイ、サツマイモ、ヤムイモ、ワタ、トウモロコシ、コムギ、オオムギ、コメ、モロコシ、トマト、マンゴー、モモ、リンゴ、ナシ、イチゴ、バナナ、メロン、ジャガイモ、ニンジン、レタス、タマネギ、ダイズ、サトウキビ、エンドウ、ラッカセイ、フィールドビーンズ、ポプラ、ブドウ、柑橘類、アルファルファ、ライムギ、エンバク、芝草及び牧草、アマ、セイヨウナタネ、キュウリ、アサガオ、バルサム、トウガラシ、ナス、マリーゴールド、ハス、キャベツ、デイジー、カーネーション、チューリップ、アヤメ、ユリ、及び、これまでに具体的に列挙されていない限りのナッツ生産植物からなる群より選択されてよい。
リコンビナジェニックオリゴ核酸塩基は、制限されることなく、マイクロキャリア(バイオリスティックデリバリー)、マイクロファイバー(ウィスカー)、エレクトロポレーション、直接的DNA取込み、及びマイクロインジェクションを含む、当該技術分野において一般に使用される任意の方法を用いて植物細胞内へ導入可能である。
リコンビナジェニックオリゴ核酸塩基の例証となる例は、以下に記載される。
本発明は、参考として本明細書に含まれている、クミークI及びクミークIIの特許に記載された立体配座及び化学を有するリコンビナジェニックオリゴ核酸塩基を用いて実行可能である。クミークIは、特定の遺伝的改変を、標的遺伝子内へ導入するための方法を教示している。クミークI及び/又はクミークIIのリコンビナジェニックオリゴ核酸塩基は、2つの相補的な鎖を含有しており、その1つは、他方の鎖のDNA型ヌクレオチドと塩基対合されている、少なくとも1つのRNA型ヌクレオチド(「RNAセグメント」)を含有する。
クミークIIは、プリン及びピリミジン塩基含有非ヌクレオチドが、ヌクレオチド用に置換可能であることを開示している。それぞれ参考としてその全てが本明細書に含まれている、米国特許第5,756,325;5,871,984;5,760,012;5,888,983;5,795,972;5,780,296;5,945,339;6,004,804;及び6,010,907号、及び、国際特許番号PCT/US00/23457;及び、国際特許公開番号WO98/49350;WO99/07865;WO99/58723;WO99/58702;及びWO99/40789;米国特許第6,870,075号において;及び米国特許出願公開第20030084473号は、本発明に使用可能な付加的なリコンビナジェニック分子を開示している。用語「リコンビナジェニックオリゴ核酸塩基」は、本明細書においては、本発明の方法において使用可能な分子を意味するべく使用され、かつ、混合二重鎖オリゴヌクレオチド、クミークIIにおいて教示された分子を含有する非ヌクレオチド、一本鎖のオリゴデオキシヌクレオチド、及び、上記の特許及び特許公報において教示された他のリコンビナジェニック分子を包含する。
1つの実施態様においては、リコンビナジェニックオリゴ核酸塩基は、混合二重鎖オリゴヌクレオチドであって、これにおいて該混合二重鎖オリゴヌクレオチドのRNA型ヌクレオチドは、2’−ヒドロキシルをフルオロ、クロロ、又はブロモ官能基で置換することによるか、又は置換基を2’−Oに置くことにより、RNアーゼ抵抗性にされる。好適な置換基は、クミークIIにより教示された置換基を包含する。別な置換基は、米国特許第5,334,711号(スプロート(Sproat))により教示された置換基、及び、特許公開第EP629 387及びEP679 657号(まとめて、マーチン(Martin)出願)(これらは参考として本明細書に含まれる)により教示された置換基を包含する。本明細書で用いる場合、リボヌクレオチドの2’−フルオロ、クロロ、又はブロモ誘導体、又はマーチン出願又はスプロートに記載された置換基で置換された2’−OHを有するリボヌクレオチドは、「2’−置換リボヌクレオチド」と呼ばれる。本明細書で用いる場合、用語「RNA型ヌクレオチド」は、未置換のホスホジエステル結合によるか、或いは、クミークI又はクミークIIにより教示された任意の非天然の結合により、混合二重鎖オリゴヌクレオチドの他のヌクレオチドへ結合されている、2’−ヒドロキシル又は2’−置換ヌクレオチドを意味する。本明細書で用いる場合、用語「デオキシリボ型ヌクレオチド」は、未置換のホスホジエステル結合によるか、或いは、クミークI又はクミークIIにより教示された任意の非天然の結合により、MDONの他のヌクレオチドへ結合可能な、2’−Hを有するヌクレオチドを意味する。
本発明の1つの実施態様においては、リコンビナジェニックオリゴ核酸塩基は、未置換のホスホジエステル結合のみにより結合されている、混合二重鎖オリゴヌクレオチドである。別な実施態様においては、結合は、クミークIIにより教示された、置換ホスホジエステル、ホスホジエステル誘導体、及び非リンベースの結合による。なおもう1つの実施態様においては、混合二重鎖オリゴヌクレオチドの各RNA型ヌクレオチドは、2’−置換ヌクレオチドである。特に好ましい2’−置換リボヌクレオチドの実施態様は、2’−フルオロ、2’−メトキシ、2’−プロピルオキシ、2’−アリルオキシ、2’−ヒドロキシルエチルオキシ、2’−メトキシエチルオキシ、2’−フルオロプロピルオキシ、及び2’−トリフルオロプロピルオキシで置換されたリボヌクレオチドである。さらに好ましい2’−置換リボヌクレオチドの実施態様は、2’−フルオロ、2’−メトキシ、2’−メトキシエチルオキシ、及び2’−アリルオキシで置換されたヌクレオチドである。もう1つの実施態様においては、混合二重鎖オリゴヌクレオチドは、未置換のホスホジエステル結合により結合されている。
ただ1種の2’−置換RNA型ヌクレオチドのみを有する混合二重鎖オリゴヌクレオチドは、より便利に合成されるが、本発明の方法は、2以上の型のRNA型ヌクレオチドを有する混合二重鎖オリゴヌクレオチドを用いて実施可能である。RNAセグメントの機能は、2つのRNA型トリヌクレオチドの間にデオキシヌクレオチドを導入することで生じる中断により影響されなくてよく、それ故、用語RNAセグメントは、かかる「中断RNAセグメント」を含む。中断されていないRNAセグメントは、連続RNAセグメントと呼ばれる。別な実施態様においては、RNAセグメントは、交互のRNアーゼ抵抗性及び未置換の2’−OHヌクレオチドを含有することができる。混合二重鎖オリゴヌクレオチドは、好ましくは100より少ないヌクレオチド、さらに好ましくは85より少ないヌクレオチドであるが、しかし50より多いヌクレオチドを有する。第1及び第2の鎖は、ワトソン・クリック型の塩基対合をする。1つの実施態様においては、混合二重鎖オリゴヌクレオチドの鎖は、一本鎖のヘキサ、ペンタ、又はテトラヌクレオチドといったリンカーにより共有結合され、第1及び第2の鎖が、1つの3’及び1つの5’末端を有する1本のオリゴヌクレオチド鎖のセグメントであるようにする。3’及び5’末端は、「ヘアピンキャップ」の付加により保護可能であり、これにより3’及び5’末端ヌクレオチドは、隣接ヌクレオチドに対し、ワトソン・クリック型の対合をする。第2のヘアピンキャップは、付加的に、3’及び5’末端から遠くの、第1及び第2の鎖の間の結合部に置かれてよく、第1及び第2の鎖間のワトソン・クリック型の対合が安定化されるようにする。
第1及び第2の鎖は、標的EPSPS遺伝子の2つのフラグメントと相同である、2つの領域を含有しており、すなわち標的遺伝子と同じ配列を有する。相同領域は、RNAセグメントのヌクレオチドを含有しており、DNAセグメントを連結している1以上のDNA型ヌクレオチドを含有してもよく、また介在DNAセグメント内ではないDNA型ヌクレオチドを含有してもよい。二つの相同領域は、「非相同領域」と呼ばれる、標的遺伝子の配列とは異なる配列を有する領域によって分離され、かつ各々がそれに隣接している。非相同領域は、1、2、又は3個のミス対合ヌクレオチドを含有することができる。ミス対合ヌクレオチドは、連続していることが可能であり、代わりに、標的遺伝子と相同な1又は2個のヌクレオチドにより分離されることが可能である。あるいは、非相同領域はまた、1、2、3個、又は5以下のヌクレオチドの挿入を含有することが可能である。別法として、混合二重鎖オリゴヌクレオチドの配列は、混合二重鎖オリゴヌクレオチドからの1、2、3個の、又は5以下のヌクレオチドの欠失のみによって、標的遺伝子の配列と異なってもよい。非相同領域の長さ及び位置は、この場合、たとえ非相同領域内に混合二重鎖オリゴヌクレオチドのヌクレオチドがなくても、欠失の長さと考えられる。置換又は複数の置換が意図されている場合、2つの相同領域に相補的である、標的遺伝子のフラグメント間の距離は、非相同領域の長さと同一である。非相同領域が挿入を含有する場合、相同領域は、それにより混合二重鎖オリゴヌクレオチド内では、それらの相補的な相同領域が遺伝子内にあるよりもさらに遠く分離されており、非相同領域が欠失をコードしている場合には、その逆が適用可能である。
混合二重鎖オリゴヌクレオチドのRNAセグメントは、それぞれが相同領域、すなわち標的遺伝子のフラグメントと配列において同一である領域、の一部であって、そのセグメントは共に、好ましくは少なくとも13個のRNA型ヌクレオチド、及び好ましくは16から25個までのRNA型ヌクレオチド、又はなおさらに好ましくは18−22個のRNA型ヌクレオチドか、或いは最も好ましくは20個のヌクレオチドを含有する。1つの実施態様においては、相同領域のRNAセグメントは、介在DNAセグメントにより分離されかつそれに隣接しており、すなわち「それにより連結されている」。1つの実施態様においては、非相同領域の各ヌクレオチドは、介在DNAセグメントのヌクレオチドである。混合二重鎖オリゴヌクレオチドの非相同領域を含有している介在DNAセグメントは、「変異誘発セグメント」と呼ばれる。
標的EPSPS遺伝子内へ導入されるべき変化は、非相同領域によりコードされている。EPSPS遺伝子内へ導入されるべき変化は、EPSPS遺伝子配列の1以上の塩基の変化であってよく、そのことが天然のアミノ酸を、その位置において所望のアミノ酸に変える。
本発明のもう1つの実施態様においては、リコンビナジェニックオリゴ核酸塩基は、一本鎖のオリゴデオキシヌクレオチド変異性ベクターか、又はSSOMVであり、これは、その全てが参考として本明細書に含まれる、国際特許出願PCT/US00/23457に開示されている。SSOMVの配列は、米国特許第5,756,325;5,871,984;5,760,012;5,888,983;5,795,972;5,780,296;5,945,339;6,004,804;及び6,010,907号、及び国際特許公開番号WO98/49350;WO99/07865;WO99/58723;WO99/58702;及びWO99/40789;米国特許第6,870,075号;及び米国特許出願公開第20030084473号に記載された、変異性ベクターと同じ原理に基づいている。SSOMVの配列は、所望の遺伝的改変を含有する、変異誘発領域と呼ばれる領域により分離された、標的配列と相同である二つの領域を含有する。変異誘発領域は、標的配列内の相同領域を分離する配列と同じ長さの配列を有することができるが、異なる配列を有している。かかる変異誘発領域は、置換を引き起すことができる。
SSOMVのヌクレオチドは、3’末端及び/又は5’末端のヌクレオチド間結合か、又は代わりに2つの3’末端及び/又は5’末端のヌクレオチド間結合が、ホスホロチオアート又はホスホアミダートであり得ることを除いて、未修飾のホスホジエステル結合により連結されるデオキシリボヌクレオチドである。本明細書で用いる場合、ヌクレオチド間結合は、SSOMVのヌクレオチド間の結合であり、3’末端ヌクレオチド又は5’末端ヌクレオチドと、ブロッキング置換基、上記参照、との間の結合は包含しない。特別の実施態様においては、SSOMVの長さは21と55デオキシヌクレオチドの間であり、したがって相同領域の長さは、少なくとも20デオキシヌクレオチドの全長であり、少なくとも2つの相同領域は、各々少なくとも8デオキシヌクレオチドの長さを有するはずである。
SSOMVは、標的遺伝子のコーディング又は非コーディング鎖のいずれかに対し相補的であるべくデザイン可能である。所望の変異が単一塩基の置換である場合、双方の変異誘発ヌクレオチドがピリミジンであることが好ましい。所望の機能上の結果を達成することに見合う程度に、変異誘発ヌクレオチドと、相補鎖内の標的ヌクレオチドとの双方がピリミジンであることが好ましい。特に好ましいのは、転換型変異をコードするSSOMVであり、すなわち、C又はTの変異誘発ヌクレオチドが、各々相補鎖内のC又はTヌクレオチドとミス対合される。
オリゴデオキシヌクレオチドに加えて、SSOMVは、リンカーを介し5’末端炭素へ結合されている5’ブロッキング置換基を含有することができる。リンカーの化学は、その長さ以外は重要ではなく、好ましくは少なくとも6原子長であるべきであり、該リンカーはフレキシブルであるべきである。さまざまな非毒性の置換基、例えばビオチン、コレステロール又は他のステロイド、或いは非インターカレート型カチオン性蛍光色素が使用可能である。SSOMVを作成するための試薬として特に好ましいのは、Cy3TM及びCy5TMとして、グレン・リサーチ(Glen Research)、バージニア州スターリング、により販売されている試薬であり、それらはブロックされたホスホロアミダイトであって、オリゴヌクレオチドへの取り込みに際し、3,3,3’,3’−テトラメチルN,N’−イソプロピル置換されたインドモノカルボシアニン及びインドジカルボシアニン色素をそれぞれ生じる。Cy3が最も好ましい。インドカルボシアニンがN−オキシアルキル置換されている場合、それは、5’末端ホスファートとのホスホジエステルとして、オリゴデオキシヌクレオチドの5’末端へ便利に結合可能である。色素とオリゴデオキシヌクレオチドとの間の色素リンカーの化学は重要ではなく、合成に都合がよいように選択される。市販のCy3ホスホルアミダイトが指示通りに使用される場合、結果として生じる5’修飾は、ブロッキング置換基からなり、それと一緒のリンカーは、N−ヒドロキシプロピル、N’−ホスファチジルプロピル3,3,3’,3’−テトラメチルインドモノカルボシアニンである。
好ましい実施態様においては、インドカルボシアニン色素は、インドール環の3及び3’位置において四置換されている。理論に制限されることなく、これらの置換は、色素がインターカレート型色素であることを妨げる。これらの位置における置換基の正体は重要ではない。SSOMVはさらに、3’ブロッキング置換基を有することが可能である。再度、3’ブロッキング置換基の化学は重要ではない。
もう1つの実施態様においては、リコンビナジェニックオリゴヌクレオチドは、3’末端ヌクレオチド及び5’末端ヌクレオチドを有する一本鎖のオリゴデオキシヌクレオチドであって、少なくとも25個のデオキシヌクレオチド、及び65個以下のデオキシヌクレオチドを有しており、かつ、それぞれが標的染色体遺伝子の少なくとも2つの領域と同一である、各々少なくとも8デオキシヌクレオチドの少なくとも2つの領域を含んでなる配列を有しており、それらの領域は共に少なくとも24ヌクレオチド長であって、その領域は、標的染色体遺伝子の配列中か、又はオリゴデオキシヌクレオチドの配列中か、又は双方の、少なくとも1つのヌクレオチドによって分離されており、オリゴデオキシヌクレオチドの配列が標的染色体遺伝子の配列と同一ではないようにする。参考として本明細書に含まれている、米国特許第6,271,360号参照。
マイクロキャリア及びマイクロファイバー
マイクロプロジェクタイル貫通により、セルロース細胞壁を有する植物細胞内へ大きいDNAフラグメントを導入するための金属マイクロキャリア(ミクロスフェア)の使用は、関連技術分野(以降バイオリスティックデリバリー)における熟練者には周知である。米国特許第4,945,050;5,100,792;及び5,204,253号は、それらを発射するためのマイクロキャリア及び装置を選択するための、一般的な技術を記載している。米国特許第5,484,956及び5,489,520号は、トウモロコシのカルス組織のマイクロプロジェクタイル・ボンバードメントを用いた、稔性トランスジェニックトウモロコシの調製を記載している。バイオリスティック技術はまた、未熟なトウモロコシ胚の形質転換においても使用される。
本発明の方法においてマイクロキャリアを使用するための特別の条件は、国際特許公開番号WO99/07865に記載されている。代表的な技術においては、氷冷されたマイクロキャリア(60mg/ml)、混合二重鎖オリゴヌクレオチド(60mg/ml)、2.5M CaCl2、及び0.1Mスペルミジンが、この順序で加えられ、混合物は穏やかに、例えばボルテックスにより10分間攪拌され、室温で10分間静置され、そこでマイクロキャリアは5体積のエタノールで希釈され、遠心分離され、100%エタノール中に再懸濁される。良好な結果は、8−10μg/μlのマイクロキャリア、14−17μg/mlの混合二重鎖オリゴヌクレオチド、1.1−1.4Mの CaCl2、及び18−22mMのスペルミジンからなる粘着性溶液中の濃度において取得可能である。最適な結果は、8μg/μlのマイクロキャリア、16.5μg/mlの混合二重鎖オリゴヌクレオチド、1.3Mの CaCl2、及び21mMのスペルミジンという条件下に観察された。
リコンビナジェニックオリゴ核酸塩基はまた、本発明の実施のため、細胞壁及び細胞膜を貫通するためのマイクロファイバーを用いて、植物細胞内へ導入されることが可能である。コフィ(Coffee)らに対する米国特許第5,302,523号は、ブラック・メキシカン・スイート(Black Mexican Sweet)のトウモロコシ懸濁培養物の形質転換を促進するための、30回の0.5μm、及び10回の0.3μmの、シリコンカーバイドファイバーの使用を記載している。本発明のEPSPS変異の作成においては、リコンビナジェニックオリゴ核酸塩基を送達するために、マイクロファイバーを用いた植物細胞の形質転換に向けてDNAを導入するのに使用可能な任意の機械的技術を利用することができる。コフィ(Coffee)らにより米国特許第5,302,523号に開示されたプロセスは、再生可能な植物細胞材料について、本発明のリコンビナジェニックオリゴ核酸塩基を導入して、EPSPS遺伝子の変異をもたらすべく使用可能であり、それによりグリホサート抵抗性の表現形を示す変異植物全体が回収可能である。
リコンビナジェニックオリゴ核酸塩基のマイクロファイバーデリバリーのための例証となる技術は、以下の通りである:無菌のマイクロファイバー(2μg)は、約10μgの混合二重鎖オリゴヌクレオチドを含有する150μlの植物培地中に懸濁される。懸濁培養が設定され、等量のパックされた細胞及び無菌のファイバー/ヌクレオチドの懸濁液は、10分間ボルテックスされ、プレートされる。選択培地は直ちに適用されるか、或いは、特定の形質に適するよう、約120時間までの遅れをもって適用される。
エレクトロポレーション
別な実施態様においては、リコンビナジェニックオリゴ核酸塩基は、当業者に周知の技術に従い、植物部分から誘導されたプロトプラストのエレクトロポレーションによって、植物細胞へ送達可能である。例えば、ガロイス(Gallois)ら著、「メソヅ・イン・モレキュラー・バイオロジー(Methods in Molecular Biology)」、1996年、第55巻、p.89−107(ヒューマナプレス(Humana Press)、ニュージャージー州トトワ;キップ(Kipp)ら著、「メソズ・イン・モレキュラー・バイオロジー」、1999年、第133巻、p.213−221、ヒューマナプレス、ニュージャージー州トトワ参照。
リコンビナジェニックオリゴ核酸塩基はまた、エレクトロポレーションにより、小胞子内へ導入可能である。四分子の放出に際し、小胞子は単核化され、薄壁化される。それは拡張し始め、外膜形成に先立ち、発芽孔を発生する。この段階の小胞子は潜在的に、他の植物細胞よりも外来DNAによる形質転換を受けやすい。さらに、小胞子の発生を、植物へ再生可能な、半数体胚又は胚形成カルスのいずれかを産生するために、インビトロにおいて改変可能である(コーマンス(Coumans)ら著、「プラント・セル・レポーツ(Plant Cell Rep.)」、1989年、第7巻、p.618−621;ダッタ(Datta)ら著、「プラント・サイエンス(Plant Sci.)」、1990年、第67巻、p.83−88;マヘシュワリ(Maheshwari)ら著、「アメリカン・ジャーナル・オブボタニー(Am.J.Bot.)」、1982年、第69巻、p.865−879;シャエファー(Schaeffer)ら著、「アドバンセス・イン・セル・カルチャー(Adv.In Cell Culture)」、1989年、第7巻、p.161−182;スワンソン(Swanson)ら著、「プラント・セル・レポーツ」、1987年、第6巻、p.94−97)。したがって、形質転換された小胞子は、標準法による染色体倍加に際し、直接に半数体植物又は、稔性の二ゲノム性半数体植物へ再生可能である。参考として本明細書に含まれている、「植物の遺伝的修飾のための組成物及び方法」と題する米国同時係属出願第09/680,858号も参照。
小胞子エレクトロポレーションは、その小胞子培養が可能な任意の植物種について実施可能であり、制限されることなく、イネ科(Graminae)、マメ科、アブラナ科、ナス科、ウリ科、バラ科、イネ科(Poaceae)、ユリ科、ミカン科、ブドウ科の、トウモロコシ(Zea mays),コムギ(Triticum aestivum)、コメ(Oryza sativa)、エンバク、オオムギ、ナタネ(Brassica napus(セイヨウナタネ、ブラシカ・ナプス)、Brassica rapa(ブラシカ・ラパ)、Brassica oleracea(ブラシカ・オレラセア)、及びBrassicajuncea(ブラシカユンケア))、ワタ(Gossypium hirsuitum L.)、種々のマメ科植物(例えば、ダイズ[Glycine max]、エンドウ[Pisum sativum]、その他)、ブドウ[Vitis vinifera]といった種の植物、及び他の重要な作物植物の宿主を包含する。葯及び小胞子培養の双方からの小胞子胚発生は、双子葉植物及び単子葉植物の68属及び28科に属する、170を超える種において記載されてきた(ラガバン(Raghavan)著、「被子植物における胚発生:発生及び実験的研究(Embryogenesis in Agniosperms:A Developmental and Experimental Study )」、ケンブリッジ大学出版(Cambridge University Press)、英国ケンブリッジ、1986年;ラガバン(Rhagavan)著、「セル・ディフェレンシエーション(Cell Differentiation)」、1987年、第21巻、p.213−226;ラーマーカズ(Raemakers)ら著、「ユーフィティカ(Euphytica)」、1995年、第81巻、p.93−107)。セイヨウナタネ(Brassica napus L.)における、小胞子の単離、培養、及び、小胞子誘導胚[MDE]からの倍加半数体植物の再生の詳細な議論には、ネーリン(Nehlin)著、「バイオテクノロジー応用のための道具としてのナタネ(プラシカ・ナプス L.)小胞子の使用(The Use og Rapeseed(Brassica napus L.)Microspores as a tool for Biotechnological Applications)」、スウェーデン農業科学大学博士論文、スウェーデン、ウプサラ、1999年参照;またネーリン(Nehlin)ら著、「プラント・サイエンス(Plant Sci.)」、1995年、第111巻、p.219−227;ネーリン(Nehlin)ら著、「プラント・サイエンス」、1995年、第111巻、p.219−227参照)。小胞子から、又は別の培養物からの染色体倍加は、いくつかの作物における倍加半数体(homozogous)植物の製造について、充分に確立されている(ハバール−ボース(Heberle−Bors)ら著、「インビトロの花粉培養:進歩及び展望(In vitro pollen cultures:Progress and perspectives)、花粉バイオテクノロジー。遺伝子発現及びアレルゲンのキャラクタリゼーション(Pllen Biotechnology.Gene expression and allergen characterization)」、モハパトラ(Mohapatra,S.S.)及びノクス(Knox,R.B.)編、チャプマン・アンド・ホール(Chapman and Hall)、ニューヨーク、1996年、vol.85−109中)。
小胞子エレクトロポレーション法は、ジャーディナウド(Jardinaud)ら著、「プラント・サイエンス」、1993年、第93巻、p.177−184、及び、フェンネル(Fennell)及びハウプトマン(Hauptman)著、「プラント・セル・レポーツ」、1992年、第11巻、p.567−570に記載されている。植物プロトプラスト内へのMDONのエレクトロポレーションのための方法もまた、小胞子エレクトロポレーションにおける使用に適合可能である。
ウィスカー及びマイクロインジェクション
なおもう1つの実施態様においては、リコンビナジェニックオリゴ核酸塩基は、植物細胞のウィスカー又はマイクロインジェクションにより送達可能である。いわゆるウィスカー技術は、本質的に、フレイム(Frame)ら著、「ザ・プラント・ジャーナル(Plant J.)」、1994年、第6巻、p.941−948に記載のように行われる。リコンビナジェニックオリゴ核酸塩基は、ウィスカーへ添加され、植物細胞を形質転換するべく使用される。リコンビナジェニックオリゴ核酸塩基は、植物細胞においてリコンビナーゼ複合体を形成することができるタンパク質をコードしている配列を含んでなるプラスミドと同時インキュベートされてよく、オリゴヌクレオチドとEPSPS遺伝子内の標的配列との間の組換えが触媒されるようにする。
グリホサート抵抗性植物の選択
植物又は植物細胞は、ホスホノメチルグリシン除草剤に対する抵抗性又は耐性について、当該技術分野において公知の方法を用いて、例えば、ホスホノメチルグリシン除草剤の存在下に植物又は植物細胞を成長させること、及び除草剤の不在下の対照植物の成長速度と比較して、成長の速度を測定することにより、試験することが可能である。グリホサートの場合には、約0.01から約20mMまでの濃度が選択培地において使用される。
以下の実施例は、本発明の実施を例示するが、その範囲を制限するものとして理解されるべきではない。
セイヨウナタネ(ナタネ)におけるP178A変異体
以下のゲノプラスト(リコンビナジェニックオリゴ核酸塩基)が、ブラシカ・ナプス(ナタネ)生殖質においてP178A変化を行うべく作成された:
配列番号1:VATGCAGGAACAGCCATGCGTTCACTTACGGCTGCAGTTACTH
これにおいて、Vは、蛍光色素(V=Cy3)であり、Hは、逆向きのヌクレオチド又は逆向きの塩基(H=3’DMTdCCPG)である。下線を付した核酸塩基は、非相同領域(コドン)を表し、これにおいて変異がナタネゲノム、すなわちA、に起こる。ゲノプラストは、周知の技術に従って作成され、該ゲノプラストは好ましくはマイクロパーティクル・ボンバードメント、すなわちバイオリスティックスにより、ナタネ植物細胞内へ送達される。P178A変異を含有する再生されたナタネ植物は、商業用の比率で適用された場合、グリホサートに対し抵抗性である。
オリザ・サティバ(イネ)におけるP173A変異体
以下のゲノプラスト(リコンビナジェニックオリゴ核酸塩基)は、オリザ・サティバ(イネ)生殖質においてP173A変化を行うべく作成された:
配列番号2:VGGAACGCTGGAACTGCAATGCGAGCATTGACAGCAGCCGTGACTGCH
これにおいて、Vは、蛍光色素(V=Cy3)であり、Hは、逆向きのヌクレオチド又は逆向きの塩基(H=3’DMTdCCPG)である。下線を付した核酸塩基は、非相同領域(コドン)を表し、これにおいて変異がイネゲノム、すなわちA、に起こる。ゲノプラストは、周知の技術に従って作成され、該ゲノプラストは好ましくはマイクロパーティクル・ボンバードメント、すなわちバイオリスティックスにより、イネ植物細胞内へ送達される。P173A変異を含有する再生されたナタネ植物は、商業用の比率で適用された場合、グリホサートに対し抵抗性である。
大腸菌及びシロイヌナズナの変異体
以下の表は、グリホサート抵抗性の表現形を産生する、大腸菌(Area)及びシロイヌナズナNM130093におけるEPSPS変異をリストしている。具体的なコドンの変化は、右のカラムに示されている。
*大腸菌では真に相同のアミノ酸はない。大腸菌における最も近い相同アミノ酸はN111である。また、天然の大腸菌が位置82にLを有しており、シロイヌナズナの位置159における類似アミノ酸はFである。
以下にリストした(a−g)は、本発明の変異をさらに詳細に示している。全ての「シロイヌナズナ」に対する言及は、シロイヌナズナ遺伝子NM130093に対するものである。配列は、天然EPSPS遺伝子(上)及び変異されたEPSPS遺伝子(下)の遺伝子配列である。変異されたコドンは、太字記載され、変化したヌクレオチドが小文字で表されている場所には下線が付されている。
大腸菌におけるEPSPS遺伝子(AroA遺伝子)産物タンパク質配列を示す図であり、変異されたアミノ酸位置は、その周囲にボックスをつけて描かれている。これらの位置における置換アミノ酸は、配列の下に示されている。 GenBankアクセッション番号NM_130093(シロイヌナズナ)から翻訳された、AtEPSPScDNA−At2g45300のタンパク質配列を示す図である。 GenBankアクセッション番号AF360224T(シロイヌナズナ)から翻訳された、AtEPSPScDNA−At1g48860のタンパク質配列を示す図である。 BnEPSPScDNA−BN−2 2−23(ナタネ)のタンパク質配列を示す図である。 X51475gDNA翻訳(ナタネ)からの、BnEPSPScDNA−2−28のタンパク質配列を示す図である。

Claims (43)

  1. 除草剤抵抗性又は耐性のノントランスジェニック植物を製造するための方法であって:
    EPSPS遺伝子中に標的化された変異をもつリコンビナジェニックオリゴ核酸塩基を植物細胞内へ導入して、1以上のアミノ酸位置において変異されているEPSPSタンパク質を発現する、変異EPSPS遺伝子をもつ植物細胞を製造すること、但し、前記位置はシロイヌナズナのEPSPSタンパク質(AF360224)のLeu160、Thr179、Pro183、Val114、Asp164、Asn193、及びX194からなる群より選択されるか、又はEPSPSパラログの類似アミノ酸残基であり、XはLeuではない;
    対応する野生型植物細胞に比較して、グリホサートに対し改善された耐性を示す植物細胞を選択すること;及び
    前記選択された植物細胞から、変異EPSPS遺伝子を有する除草剤抵抗性又は耐性のノントランスジェニック植物を再生すること、
    を含んでなる方法。
  2. 除草剤抵抗性又は耐性のノントランスジェニック植物を製造するための方法であって:
    EPSPS遺伝子中に標的化された変異をもつリコンビナジェニックオリゴ核酸塩基を植物細胞内へ導入して、1以上のアミノ酸位置において変異されている変異EPSPSタンパク質を発現する、変異EPSPS遺伝子をもつ植物細胞を製造すること、但し、前記位置はシロイヌナズナのEPSPSタンパク質(AF360224)のLeu160、Thr179、Pro183、Val114、Asp164、Asn193、及びX194からなる群より選択されるか、又はEPSPSパラログの類似アミノ酸残基においてであり、XはLeuではない;
    野生型EPSPSタンパク質と実質的に同じ触媒活性を示し、かつグリホサートの存在下であってもその活性を示す、変異EPSPSタンパク質を有する植物細胞を同定すること;及び
    (c)前記植物細胞から、変異EPSPS遺伝子を有する除草剤抵抗性又は耐性のノントランスジェニック植物を再生すること、
    を含んでなる方法。
  3. 前記リコンビナジェニックオリゴ核酸塩基が混合二重鎖ヌクレオチド又はSSMOVである、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記混合二重鎖ヌクレオチドが、標的EPSPS遺伝子の第1のフラグメントの少なくとも6塩基対の配列と同一の配列を有する第1の相同領域と、標的EPSPS遺伝子の第2のフラグメントの少なくとも6塩基対の配列と同一の配列を有する第2の相同領域と、かつ標的EPSPS遺伝子に対し非相同な少なくとも1つの核酸塩基を含有する介在領域とを含有しており、前記介在領域が第1及び第2の相同領域を連結している、請求項3に記載の方法。
  5. 前記リコンビナジェニックオリゴ核酸塩基が、エレクトロポレーションにより導入される、請求項1又は2に記載の方法。
  6. 前記アミノ酸位置が、トウモロコシ(Zea mays)パラログのLeu84、Thr102、Pro106、Val117、Asp164、Asn193、及びX374からなる群より選択される、請求項1に記載の方法。
  7. 前記アミノ酸位置が、ブラシカ種(Brassica sp)パラログ(X51475.1)のLeu155、Thr174、Pro178、Val114、Asp164、Asn193、及びX189からなる群より選択される、請求項1の方法。
  8. 前記アミノ酸位置が、ペチュニア・ヒブリダ(Petunia hybrida)パラログのLeu155、Thr174、Pro178、Val114、Asp164、Asn193、及びX189からなる群より選択される、請求項1に記載の方法。
  9. 前記植物細胞が、トウモロコシ、コムギ、コメ、オオムギ、ダイズ、ワタ、テンサイ、セイヨウナタネ、ナタネ、アマ、ヒマワリ、ジャガイモ、タバコ、トマト、アルファルファ、ポプラ、マツ、ユーカリ、リンゴ、レタス、エンドウ、レンズマメ、ブドウ、芝草、及びブラシカ種からなる群より選択される、請求項1又は2に記載の植物。
  10. 前記アミノ酸位置が、トウモロコシパラログのLeu84、Thr102、Pro106、Val117、Asp164、Asn193、及びX374からなる群より選択される、請求項2に記載の方法。
  11. 前記アミノ酸位置が、ブラシカ種パラログのLeu155、Thr174、Pro178、Val114、Asp164、Asn193、及びX189からなる群より選択される、請求項2に記載の方法。
  12. 前記アミノ酸位置が、ペチュニア・ヒブリダパラログのLeu155、Thr174、Pro178、Val114、Asp164、Asn193、及びX189からなる群より選択される、請求項2に記載の方法。
  13. 除草剤抵抗性又は耐性のノントランスジェニック植物を製造するための方法であって:
    EPSPS遺伝子中に標的化された変異をもつリコンビナジェニックオリゴ核酸塩基を植物細胞内へ導入して、シロイヌナズナEPSPSタンパク質(AF360224)のアミノ酸位置、Thr179及びPro183において、又はEPSPSパラログの類似アミノ酸残基において変異されているEPSPSタンパク質を発現する、変異EPSPS遺伝子をもつ植物細胞を製造すること、但し、Thr179はIleへ変化され、Pro183はThr又はAlaへ変化されている;
    対応する野生型植物細胞に比較して、グリホサートに対し改善された耐性を示す植物細胞を選択すること;及び
    前記選択された植物細胞から、変異EPSPS遺伝子を有する除草剤抵抗性又は耐性のノントランスジェニック植物を再生すること、
    を含んでなる方法。
  14. 前記アミノ酸位置が、トウモロコシパラログのThr102及びPro106である、請求項13に記載の方法。
  15. 前記アミノ酸位置が、ブラシカ種パラログのThr174及びPro178である、請求項13に記載の方法。
  16. 前記アミノ酸位置が、ペチュニア・ヒブリダパラログのThr174及びPro178である、請求項13に記載の方法。
  17. 変異EPSPS遺伝子産物を発現する除草剤抵抗性の植物であって、但し、EPSPS遺伝子は前記遺伝子産物中の1以上のアミノ酸位置を変えるべく、1つの位置において変異されており、前記アミノ酸位置がシロイヌナズナのEPSPSタンパク質(AF360224)のLeu160、Thr179、Pro183、Val114、Asp164、Asn193、及びX194からなる群より選択されるか、又はEPSPSホモログの類似アミノ酸位置においてであり、但し、XがLeuではない植物。
  18. 前記植物がトウモロコシであり、前記アミノ酸位置がLeu84、Thr102、Pro106、Val117、Asp164、Asn193、及びX374からなる群より選択される、請求項17に記載の植物。
  19. 前記植物が、ブラシカ・ナプス(Brassica napus)であり、前記アミノ酸位置がLeu155、Thr174、Pro178、Val114、Asp164、Asn193、及びX189からなる群より選択される、請求項17に記載の植物。
  20. 前記植物が、ペチュニア・ヒブリダであり、前記アミノ酸位置がLeu155、Thr174、Pro178、Val114、Asp164、Asn193、及びX189からなる群より選択される、請求項17に記載の植物。
  21. 前記植物が、トウモロコシ、コムギ、コメ、オオムギ、ダイズ、ワタ、テンサイ、セイヨウナタネ、ナタネ、アマ、ヒマワリ、ジャガイモ、タバコ、トマト、アルファファ、ポプラ、マツ、ユーカリ、リンゴ、レタス、エンドウ、レンズマメ、ブドウ、及び芝草、からなる群より選択される、請求項17に記載の植物。
  22. 前記変異遺伝子が、結果として、EPSPS遺伝子産物において、野生型配列に比較して1以上の下記アミノ酸置換:Leu160Ser、Thr179Ile又はAla、Pro183Ala又はThr又はLeu又はCys又はGly、Val114Ala、Asp164Ala、Asn193Ala、及びX194Leu、を生じ、但し、下付き数字の左のアミノ酸は天然のアミノ酸であり、下付き数字の右のアミノ酸は変異アミノ酸であり、かつXはLeu以外の任意のアミノ酸である、請求項17に記載の植物。
  23. 前記変異遺伝子が、結果として、トウモロコシ(Zea mays)EPSPS遺伝子産物において、野生型配列に比較して1以上の下記アミノ酸置換:Leu84Ser、Thr102Ile又はAla、Pro106Ala又はThr又はLeu又はCys又はGly、Val114Ala、Asp164Ala、Asn193Ala、及びX374Leu、を生じ、但し、下付き数字の左のアミノ酸は天然のアミノ酸であり、下付き数字の右のアミノ酸は変異アミノ酸である、請求項18に記載の植物。
  24. 前記変異遺伝子が、結果として、プラシカ・ナプス(Brassica napus)EPSPS遺伝子産物において、野生型配列に比較して1以上の下記アミノ酸置換:Leu155Ser、Thr174Ile又はAla、Pro178Ala又はThr又はLeu又はCys又はGly、Val114Ala、Asp164Ala、Asn193Ala、及びX374Leu、を生じ、但し、下付き数字の左のアミノ酸は天然のアミノ酸であり、下付き数字の右のアミノ酸は変異アミノ酸である、請求項19に記載の植物。
  25. 前記変異遺伝子が、結果として、ペチュニア・ヒブリダEPSPS遺伝子産物において、野生型配列に比較して1以上の下記アミノ酸置換:Leu155Ser、Thr174Ile又はAla、Pro178Ala又はThr又はLeu又はCys又はGly、Val114Ala、Asp164Ala、Asn193Ala、及びX374Leu、を生じ、但し、下付き数字の左のアミノ酸は天然のアミノ酸であり、下付き数字の右のアミノ酸は変異アミノ酸である、請求項20に記載の植物。
  26. 図1に描かれた大腸菌EPSPS遺伝子産物のアミノ酸配列を含んでなるか、又は、EPSPSホモログの類似アミノ酸位置において、Leu82、Thr97、Pro101、Val114、Asp164、Asn193、及びX111、但しXはLeu以外の任意のアミノ酸である、からなる群より選択される1以上のアミノ酸が別のアミノ酸へ変化されている、変異EPSPSタンパク質であって、ホスホノメチルグリシン除草剤に対し増大された抵抗性又は耐性を有する変異EPSPSタンパク質。
  27. 前記変異アミノ酸が、Leu82Ser、Thr97Ile又はAla、Pro101Ala又はThr又はLeu又はCys又はGly、Val114Ala、Asp164Ala、Asn193Ala、及びX374Leuからなる群より選択され、但し、下付き数字の左のアミノ酸は天然のアミノ酸であり、下付き数字の右のアミノ酸は変異アミノ酸である、請求項26に記載の変異EPSPSタンパク質。
  28. 2つのアミノ酸が変異されている、請求項27に記載の変異EPSPSタンパク質。
  29. 下記アミノ酸位置が変異されている:(a)Thr97Ile及びPro101Thr、又は(b)Thr97Ile及びPro101Ala、請求項28に記載の変異EPSPSタンパク質。
  30. 2つのアミノ酸が変異されている、請求項22に記載の植物。
  31. 下記アミノ酸位置が変異されている:(a)Thr179Ile及びPro183Thr、又は(b)Thr179Ile及びPro183Ala、請求項30に記載の植物。
  32. 前記変異された遺伝子が、結果として、EPSPS遺伝子産物において、野生型配列に比較して、1以上の下記アミノ酸置換:Leu160Ser、Thr179Ile又はAla、Pro183Ala又はThr又はLeu又はCys又はGly、Val114Ala、Asp164Ala、Asn193Ala、及びX374Leu、を生じ、但し、下付き数字の左のアミノ酸は天然のアミノ酸であり、下付き数字の右のアミノ酸は変異アミノ酸であり、かつXはLeu以外の任意のアミノ酸である、請求項1に記載の方法。
  33. 2つのアミノ酸が変異されている、請求項32に記載の方法。
  34. 下記アミノ酸位置が変異されている:(a)Thr179Ile及びPro183Thr、又は(b)Thr179Ile及びPro183Ala、請求項33に記載の方法。
  35. 前記変異された遺伝子が、結果として、EPSPS遺伝子産物において、野生型配列に比較して、1以上の下記アミノ酸置換:Leu160Ser、Thr179Ile又はAla、Pro183Ala又はThr又はLeu又はCys又はGly、Val114Ala、Asp164Ala、Asn193Ala、及びX374Leu、を生じ、但し、下付き数字の左のアミノ酸は天然のアミノ酸であり、下付き数字の右のアミノ酸は変異アミノ酸であり、かつXはLeu以外の任意のアミノ酸である、請求項2に記載の方法。
  36. 2つのアミノ酸が変異されている、請求項32に記載の方法。
  37. 下記アミノ酸位置が変異されている:(a)Thr179Ile及びPro183Thr、又は(b)Thr179Ile及びPro183Ala、請求項33に記載の方法。
  38. 変異EPSPS遺伝子を有するノントランスジェニック大腸菌を製造するための方法であって:
    EPSPS遺伝子中に標的化された変異をもつリコンビナジェニックオリゴ核酸塩基を大腸菌細胞内へ導入して、1以上のアミノ酸位置において変異されているEPSPSタンパク質を発現する、変異EPSPS遺伝子をもつ大腸菌細胞を製造すること、但し、前記位置はLeu82、Thr97、Pro101、Val114、Asp164、Asn193からなる群より選択される;
    グリホサートの存在下に実質的に正常な成長を有する大腸菌細胞コロニーを同定すること;及び
    EPSPS変異遺伝子を含有する1以上の大腸菌細胞を単離すること、
    を含んでなる方法。
  39. 前記リコンビナジェニックオリゴ核酸塩基が、混合二重鎖ヌクレオチド又はSSMOVである、請求項38に記載の方法。
  40. 前記混合二重鎖ヌクレオチドが、大腸菌EPSPS遺伝子の第1のフラグメントの少なくとも6塩基対の配列と同一の配列を有する第1の相同領域と、大腸菌EPSPS遺伝子の第2のフラグメントの少なくとも6塩基対の配列と同一の配列を有する第2の相同領域と、かつ標的EPSPS遺伝子に対し非相同な、少なくとも1つの核酸塩基を含有する介在領域とを含有しており、前記介在領域が第1及び第2の相同領域を連結している、請求項39に記載の方法。
  41. 前記変異遺伝子が、結果として、EPSPS遺伝子産物において、野生型配列に比較して、1以上の下記アミノ酸置換:Leu82Ser、Thr97Ile又はAla、Pro101Ala又はThr又はLeu又はCys又はGly、Val114Ala、Asp164Ala、Asn193Ala、を生じ、但し、下付き数字の左のアミノ酸は天然のアミノ酸であり、下付き数字の右のアミノ酸は変異アミノ酸である、請求項38に記載の方法。
  42. 変異EPSPS遺伝子産物を発現する変異大腸菌細胞であって、EPSPS遺伝子が、前記遺伝子産物中の1以上のアミノ酸位置を変えるべく、1つの位置において変異されており、前記アミノ酸位置が、Leu82、Thr97、Pro101、Val114、Asp164、及びAsn193からなる群より選択される、変異大腸菌細胞。
  43. 前記変異遺伝子が、結果として、EPSPS遺伝子産物において、野生型配列に比較して、1以上の下記アミノ酸置換:Leu82Ser、Thr97Ile又はAla、Pro101Ala又はThr又はLeu又はCys又はGly、Val114Ala、Asp164Ala、Asn193Ala、及びX374Leuを生じ、下付き数字の左のアミノ酸は天然のアミノ酸であり、下付き数字の右のアミノ酸は変異アミノ酸である、請求項42に記載の変異大腸菌細胞。
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