JP2009522579A5 - - Google Patents

Claims (46)

1. 少なくとも1つのNFAT制御タンパク質をコードする異種性核酸を含む、単離された細胞である組換え細胞であって、該異種性核酸がNFAT制御遺伝子であり、該NFAT制御遺伝子がORAIである、組換え細胞。
2. ORAIがORAI1、ORAI2、またはORAI3である、請求項1記載の組換え細胞。
3. 哺乳動物細胞、ヒト細胞、齧歯動物細胞、昆虫細胞、またはアフリカツメガエル(Xenopus)細胞である、請求項1または2記載の組換え細胞。
4. 核酸がヒトである、請求項3記載の組換え細胞。
5. 異種性orai遺伝子を発現する組換え細胞。
6. 単離された細胞、哺乳動物細胞、ヒト細胞、齧歯動物細胞、昆虫細胞、またはアフリカツメガエル細胞である、請求項5記載の組換え細胞。
7. orai遺伝子がヒトorai遺伝子に由来する、請求項5または6記載の組換え細胞。
8. 少なくとも1つのNFAT制御タンパク質をコードする第二の異種性NFAT制御遺伝子をさらに含む組換え細胞であって、該NFAT制御遺伝子がSTIMである、請求項1記載の組換え細胞。
9. 異種性NFAT制御遺伝子をさらに含む組換え細胞であって、該NFAT制御遺伝子が異種性STIM遺伝子である、請求項2記載の組換え細胞。
10. ORAIがORAI1、ORAI2、またはORAI3である、請求項8記載の組換え細胞。
11. 哺乳動物細胞、ヒト細胞、齧歯動物細胞、昆虫細胞、またはアフリカツメガエル細胞である、請求項8または10記載の組換え細胞。
12. 核酸がヒトである、請求項11記載の組換え細胞。
13. ORAIおよびSTIMをコードする異種性核酸が細胞内で発現して異種性ポリペプチドを産生する、請求項8記載の組換え細胞。
14. 異種性ORAI遺伝子および異種性STIM遺伝子を含む、単離された組換え細胞。
15. 単離された、哺乳動物細胞、ヒト細胞、齧歯動物細胞、昆虫細胞、またはアフリカツメガエル細胞である、請求項14記載の組換え細胞。
16. ORAI遺伝子およびSTIM遺伝子がヒトである、請求項15記載の組換え細胞。
17. ORAI遺伝子およびSTIM遺伝子が細胞内で発現して異種性ORAIポリペプチドおよび異種性STIMポリペプチドを産生する、請求項15記載の組換え細胞。
18. a）組換えORAIポリペプチドを発現してカルシウム放出活性化Ca2+(CRAC)チャネルを形成する細胞を提供する段階；
    b）該細胞と試験作用物質とを接触させる段階；および
    c）カルシウム放出活性化Ca2+(CRAC)チャネルの貯蔵量作動性カルシウム流入を測定する段階
    を含む、ORAIポリペプチドの活性を調節する試験作用物質をスクリーニングするための方法であって、
    試験作用物質の非存在下でのカルシウム放出活性化Ca2+(CRAC)チャネルの貯蔵量作動性カルシウム流入と比較しての、カルシウム放出活性化Ca2+(CRAC)チャネルの貯蔵量作動性カルシウム流入における変化によって、試験作用物質にカルシウム放出活性化Ca2+(CRAC)チャネルの活性を調節する能力があることが示される、
    方法。
19. ORAIポリペプチドがORAI1ポリペプチドである、請求項18記載の方法。
20. ORAIポリペプチドがORAI2ポリペプチドである、請求項18記載の方法。
21. ORAIポリペプチドがORAI3ポリペプチドである、請求項18記載の方法。
22. a）組換えNFAT制御ポリペプチドを発現する細胞と試験作用物質とを接触させる段階；および
    b）試験作用物質が細胞の二価陽イオン流入を調節するかどうかを検出する段階
    を含む、細胞の二価陽イオン流入を調節する能力がある試験作用物質をスクリーニングするための方法。
23. NFAT制御ポリペプチドがORAIポリペプチドである、請求項22記載の方法。
24. 細胞の二価陽イオン流入が、試験作用物質との接触によって増加する、請求項22記載の方法。
25. 細胞の二価陽イオン流入が、試験作用物質との接触によって低下する、請求項22記載の方法。
26. 二価陽イオンがCa2+である、請求項22記載の方法。
27. a）NFAT制御ポリペプチドを発現する組換え核酸を含む組換え細胞を提供する段階；
    b）該組換え細胞と試験作用物質とを接触させる段階；および
    c）細胞のCa2+流入の調節を検出する段階
    を含む、NFAT制御ポリペプチドと結合する能力がある試験作用物質をスクリーニングするための方法であって、
    Ca2+流入の調節によって、試験作用物質にNFAT制御ポリペプチドと結合する能力があることが示される、
    方法。
28. Ca2+流入が、試験作用物質によって増加する、請求項27記載の方法。
29. Ca2+流入が、試験作用物質によって低下する、請求項27記載の方法。
30. NFAT制御ポリペプチドがORAIポリペプチドである、請求項27記載の方法。
31. ORAIがORAI1である、請求項30記載の方法。
32. ORAIがORAI2である、請求項30記載の方法。
33. ORAIがORAI3である、請求項30記載の方法。
34. a）NFAT制御ポリペプチドと試験作用物質とを接触させる段階；および
    b）NFAT制御ポリペプチドと試験作用物質との結合を判定する段階
    を含む、NFAT制御ポリペプチドと結合する能力がある試験作用物質をスクリーニングするための方法。
35. 2つまたはそれ以上の試験作用物質をNFAT制御ポリペプチドと接触させる、請求項34記載の方法。
36. NFAT制御ポリペプチドがORAIポリペプチドである、請求項34記載の方法。
37. ORAIポリペプチドがORAI1ポリペプチドである、請求項36記載の方法。
38. ORAIポリペプチドがORAI2ポリペプチドである、請求項36記載の方法。
39. ORAIポリペプチドがORAI3ポリペプチドである、請求項36記載の方法。
40. a）NFAT制御ポリペプチドを発現する細胞を提供する段階；
    b）該細胞と試験作用物質とを接触させる段階；および
    c）NFAT制御ポリペプチドの発現を測定する段階
    を含む、NFAT制御ポリペプチドの活性を調節する能力がある試験作用物質をスクリーニングするための方法であって、
    試験作用物質の非存在下でのNFAT制御ポリペプチドの発現と比較しての、NFAT制御ポリペプチドの発現における変化によって、試験作用物質にNFAT制御ポリペプチドの活性を調節する能力があることが示され、
    該NFAT制御ポリペプチドがORAIポリペプチドである、
    方法。
41. ORAIポリペプチドがORAI1ポリペプチドである、請求項40記載の方法。
42. ORAIポリペプチドがORAI2ポリペプチドである、請求項40記載の方法。
43. ORAIポリペプチドがORAI3ポリペプチドである、請求項40記載の方法。
44. 少なくとも1つのNFAT制御タンパク質またはその断片もしくは誘導体を含む組換え細胞と、少なくとも1つの試験作用物質とを接触させる段階；
    NFAT制御タンパク質またはその断片もしくは誘導体についての活性、相互作用、発現、または結合に対する試験作用物質の効果を評価する段階；および
    NFAT制御タンパク質またはその断片もしくは誘導体についての活性、相互作用、発現、または結合に対する効果を有する試験作用物質を同定する段階であって、それによって、同定された試験作用物質が、NFAT制御タンパク質を調節する作用物質として特徴付けられる、段階
    を含む、NFAT制御タンパク質を調節する作用物質を同定する方法。
45. NFAT制御タンパク質が、ORAI1(SEQ ID NO:1)、ORAI2(SEQ ID NO:2)、およびORAI3(SEQ ID NO:3)からなる群より選択される少なくとも1つのNFAT制御因子によりコードされる、請求項44記載の方法。
46. 細胞の原形質膜を横断するイオン流入に対する試験作用物質の効果を評価する段階をさらに含む方法であって、該イオン流入が、細胞の原形質膜を横断する一価陽イオンまたは二価陽イオンの流束(flux)によるものである、請求項44記載の方法。