JP2009522202A5

JP2009522202A5 -

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Publication number: JP2009522202A5
Application number: JP2008549487A
Authority: JP
Filing date: 2006-12-19
Publication date: 2013-04-18

Description

本発明の所定の実施例において、少なくとも可視光と紫外（ＵＶ）光を含む光を放射する光源と、光源からの光を受光するように配置され、光源から受光した可視光を拡散するディフューザと、を備え、ディフューザがＵＶブロック膜を支持するガラス基板を備えてディフューザが約２０％以下のＴｕｖ（ＵＶ透過率）を有し、ＵＶブロック膜がガラスフリット内にＣｅ、Ｚｎ、Ｂｉ、Ｔｉ、Ｓｎ及びＳｂのうちの１つ以上の無機酸化物を有する、照明系が提供される。

本発明の所定の実施例において、ＵＶブロック膜を支持するガラス基板を備えた光学ディフューザであって、ディフューザが約２０％以下のＴｕｖ（ＵＶ透過率）を有し、ＵＶブロック膜がＵＶ光の相当量をブロックする少なくとも１つの無機金属酸化物を有し、少なくとも１つの無機金属酸化物がフリット内に供給されているものが、照明系における使用のために、供給されている。

図１は、本発明の実施例に係るディフューザＤの断面図である。図１に示された実施例のディフューザＤは、ガラス基板１、ＵＶブロック膜１０、及び拡散膜２０を備える。ガラス基板１は、本発明の実施例によれば、苛性ソーダ−消石灰−シリカ系を母材とするガラス基板であってもよく、熱処理（例えば、熱強化処理）は施されていてもいなくともよい。各膜１０、２０は、本発明の異なる実施例において、１つ又は複数の層を有するのでもよい。図１に示された実施例において、ＵＶブロック膜１０は照明系の１つ以上の光源からの入射光中のＵＶ光の相当量をブロックするように機能し、拡散膜２０は入射光がガラス基板１を通過するときに実質的に広げ又は拡散させる。ＵＶブロック膜１０と拡散膜２０のそれぞれは相当量の可視光（例えば、それぞれ約２５％以下、より好ましくはそれぞれ約１０％）をブロックせず、可視光の透過率はディフューザによって維持され又は保持される。所定の実施例において、選択的な拡散膜２０は、拡散のためのフリット混合物を有する膜でも、可視光を拡散するために固溶した又は樹脂中に分散した複数の粒子（例えば、ＴｉＯ_２、Ａｌ_２Ｏ_３、ＳｉＯ_２等）を有する膜であってもよい。図１に図示された実施例において、ＵＶ膜１０と拡散膜２０とは、ガラス基板１の広くて対向する面上に設けられる。所定の実施例において、膜２０が省略されＵＶ膜１０はＵＶ光のブロック機能に加えて光の拡散機能を実現するための拡散粒子を有するのでもよい。

所定の実施例において、少なくともガラス基板１とＵＶブロック膜１０とを備えるディフューザＤは、約２０％以下、好ましくは約１０％以下、より好ましくは約５％以下、そしてしばしば約３％以下又は約２％以下、のＴｕｖ（ＵＶ光の透過率）を有する。

Claims

少なくとも可視光と紫外（ＵＶ）光を含む光を放射する光源と、
前記光源からの光を受光するように配置され、前記光源から受光した可視光を拡散するディフューザと
を備え、
前記ディフューザが、当該ディフューザのＴｕｖ（ＵＶ透過率）が２０％以下となるように設けられたＵＶブロック膜を支持するガラス基板を備え、
前記ＵＶブロック膜が、Ｂｉ、Ｔｉ、及びＳｎのうちの１つ以上の無機酸化物を有するガラスフリットを含み、
前記ＵＶブロック膜が、５〜３５％の酸化珪素と、１０〜５０％の酸化セリウムと、３０〜７０％の亜鉛アンチモン化合物と、を含む
ことを特徴とする照明系。
前記ＵＶブロック膜が、重量比で前記ガラスフリットを少なくも８０％有する、ことを特徴とする請求項１に記載の照明系。
前記ディフューザのＴｕｖが１０％以下である、ことを特徴とする請求項１に記載の照明系。
前記ディフューザのＴｕｖが５％以下である、ことを特徴とする請求項１に記載の照明系。
前記ディフューザのＴｕｖが３％以下である、ことを特徴とする請求項１に記載の照明系。
前記ＵＶブロック膜が、間接的に前記ガラス基板と接触している、ことを特徴とする請求項１に記載の照明系。
前記ＵＶブロック膜が、熱強化処理されている、ことを特徴とする請求項１に記載の照明系。
前記ディフューザの波長３２５ｎｍにおける透過率が、１５％以下、より好ましくは１０％以下、最も好ましくは５％以下である、ことを特徴とする請求項１に記載の照明系。
前記ディフューザの可視光の透過率が３５％以上である、ことを特徴とする請求項１に記載の照明系。
前記ＵＶブロック膜が、有機材料を全く含まないか実質的に含まない、ことを特徴とする請求項１に記載の照明系。
ＵＶブロック膜を支持するガラス基板を備え、
Ｔｕｖ（ＵＶ透過率）が２０％以下であり、
前記ＵＶブロック膜が、ＵＶ光の相当量をブロックする少なくとも１つの無機金属酸化物を有するガラスフリットを含み、
前記ＵＶブロック膜が、５〜３５％の酸化珪素と、１０〜５０％の酸化セリウムと、３０〜７０％の亜鉛アンチモン化合物と、を含む
ことを特徴とする光学ディフューザ。
前記ディフューザのＴｕｖが５％以下である、ことを特徴とする請求項１１に記載の光学ディフューザ。
前記ＵＶブロック膜が、熱強化処理されている、ことを特徴とする請求項１１に記載の光学ディフューザ。
可視光の透過率が３５％以上である、ことを特徴とする請求項１１に記載の光学ディフューザ。