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水洗可能な排泄物収集パウチ、これを使用するパウチ中パウチ(pouch-in-pouch)型用品における改善、及びこれに関する方法
ジオリー米国特許出願公開第2005/0084634号公報(国際出願公開第2005/041827号パンフレットとしても公開されている。)は、生分解性で水洗できる排泄物収集パウチ、並びに、このようなパウチが、引き剥がして分離できるパウチ中パウチ型システムの内側パウチを構成する用品並びに方法を開示している。該内側パウチの壁はヒートシール可能な超薄フィルムから構成され、これは排泄物に対して非透過性であり、可塑化生分解性ポリエステルもしくはコポリエステルを含み、生分解性であり水分散性である繊維、柔らかく、水崩壊性の被覆層により外側を被覆されている。該被覆層及び該フィルムは、さもなければ繊維により引き起こされるかも知れないフィルムにおける小さい穴を防ぐように、共に弱く結合される。パウチ中パウチ型システムの内側パウチとして使用される場合、その外側パウチのフィルムは内側パウチのフィルムの融点よりも高い融点を有するように選択され、結果的に、これらの2つのパウチの壁を結合している周辺のヒートシールが、外側パウチの壁を、内側パウチのフィルム及び被覆層の積層を壊していくことなく、剥離されるようにする。
ペダーセン等の米国特許出願公開第2005/0113770号公報(国際出願公開第2005/041828号パンフレットとしても公開されている。)に、表側プレートアッセンブリ並びにそれらに接続する内側パウチ及び外側パウチを有するオストミー用品を開示している。該外側パウチは、該外側パウチの壁がシーリングシームに対して横方向に適用される剥離力によって分離されることを可能にする、周辺に広がる1つ以上のシーリングシームを備えている。好ましい実施態様において、シーリングシームも、内側パウチの周辺端への外側パウチの周辺端を剥離可能に結合する。このようなオストミー用品のパウチアッセンブリの処理方法も開示されている。
添付書類1及び2として各々ここに添付されている、これら前記の米国特許出願公開第2005/0084634号公報及び米国特許出願公開第2005/0113770号公報、明細書及び図面はすべて参照されて本願に組み込まれる。
それらの出願公開に開示されるような生分解性パウチの水洗能力、及びそのようなパウチの下水道を通じての通過は、パウチの被覆層の外側面の少なくとも一部に沿って水分散性繊維(好ましくは不織布材料、特にセルロースのトイレットペーパーのような水崩壊性の紙で形成される。)が親水性コーティングに備えられていると、非常によくなることがわかった。そのコーティングは、パウチ中パウチ型システムのシールの剥離能力を損なわず、又は繊維の水分散性を干渉しない。そして、そのコーティングはパウチの外側面と水洗トイレの壁や下水道の通路との摩擦を減らすため、有益であることがわかった。コーティングは通常、前記パウチやパウチアッセンブリの生産中もしくはティシューペーパーフィルム(tissue paper-film)製造中に適用、乾燥させられる一方で、あるいは、そのようなコーティングは、例えばスプレーによって、使用者により、パウチとその内容物を水洗トイレに廃棄する前に適用されうることを意図する。
製造中に適用される際、水溶性親水性溶液の形態でそのコーティングは、該パウチのティシュー被覆層(tissue cover layer)の表面に、スプレーするか、巻き付ける(rolled)か、さもなければ塗布する。この後、対流式オーブンなどの適当な手段によって、乾燥させる。該パウチが後で水洗トイレの水に廃棄される際、そのコーティングは水を吸水し、パウチの表面を滑りやすくする親水性フィルムを活性化し、パウチとトイレや下水道の壁間の摩擦を著しく軽減する。この表面摩擦の軽減は、該パウチの水洗能力に肯定的な影響を有する。
該生分解性コーティングは、1つ以上の潤滑剤を含む。1つの好ましいゲル化剤はアクアロン(Aqualon)からナトロソール(Nathosol)という商品名のもとで入手可能な、ヒドロキシエチルセルロースであるが、適切と考えられる他の潤滑剤は、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、及びそれらの塩、グァーガム、ゼラチン、ペクチン、ポリエチレングリコール、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミド、アクリル酸ポリマー、及びそれらの塩、並びに水溶性シリコーンゲル化剤である。そのような潤滑剤は、はじめに水に曝されてから乾燥した後、再び水に曝された時に再び水溶性となり、滑りやすくすることを可能にしなければならないことが、特に重要である。従って、ポリピニルアルコールはゲル化剤として本発明で使用するのに不適切であることが見出され、なぜなら、はじめの水和で滑りやすくなるが、一度乾燥すると、もはや水溶性ではなくなるからである。水をパイプに通じて再び流したときに、そのコーティングの乾燥がパウチを下水管の壁に付着させ、容易に流されない危険性を避けるため、本発明で使用するための該潤滑剤は、再湿潤/再脱溶媒(redesolve)する能力がなければならない。
潤滑剤に加えて、コーティング材料として、防腐剤、界面活性剤、増粘剤、pH緩衝液、スリップ剤、臭気清浄剤、防臭剤、及び他の添加剤が挙げられ得る。増粘剤の例として、これに限定されないが、カルボマー、ゴム、ポロキサマー、ゼラチン、ペクチン、及び非イオン性、両極イオン性、ならびにイオン性のゲル形成剤が挙げられる。
一例として、2%ハイドロキシエチルセルロース(ナトロソール)及び0.3%フェノニップ(フェノキシエタノール、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、及びイソブチルパラベンを含有する市販の防腐剤混合物)のコーティング溶液は、上記の公開出願に開示されたような排泄物収集パウチ(その開示は参照されて本明細書の一部とする。)のペーパーティシュー(paper tissue)層(Shawano Specialty Papersからの25gショーノーセルロースティシューコード3040)に適用されうる。そのコーティングは、その後、約1時間75℃の対流式オーブン中に置いて乾燥させる。同様に乾燥は、赤外線ランプ、発熱体、及び他の熱光源を使用することによっても為し得、陰圧及び空気循環により促進されうる。
望ましいコーティングの装填は、単一又は複数の適用で為し得る。
前述の公開された出願に開示されたタイプの、ここで開示されている親水性コーティングがないティシュー被覆層を有する超薄生分解性フィルムで形成された内側パウチは、110gまでのパウチ積載量で、安全にトイレにより水洗されうるが、しかしその同様のパウチのティシュー層が本発明の親水性コーティングが施された場合は、そのパウチ積載量は、安全にかつ効率的に150gまで増加しうる。
本発明の他の例としては、以下の項目の1つ以上の組み合わせでありうる。
本発明は、水洗トイレで使い捨て可能に特に適切な生分解性排泄物収集パウチであって;1対の壁を有し、これらはその周辺端に沿って綴じられ、それらの間に排泄物受け入れチャンバーを画定し;これらの側壁の1つが排泄物受け入れ開口部を有し、これを通してチャンバーと連絡し;外部取り付け手段が該開口部の周りに装着者への該パウチの取り付けのために備えられ;該パウチのこれらの壁は、(a)液体及び固体排泄物に対して非透過性で、且つ1以上の生分解性可塑剤により可塑化された生分解性脂肪族ポリエステル、生分解性脂肪族芳香族コポリエステル、又はそれらの配合物を含む組成物のヒートシール性の薄いフィルムの層、及び(b)連続してこれに結合した1表面を有する、水分散性繊維の水崩壊性、生分解性被覆層から構成されるラミネートから切り取られたものであり、;該パウチの外側面の少なくとも一部に沿った該繊維が、水に曝されて、次に乾燥し、再び水に曝されて水溶性になる際に滑りやすくなることが可能な、水溶性親水性潤滑剤でコートされている。
前記親水性潤滑剤は、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、及びそれらの塩、ポリエチレングリコール、ゴム、ゼラチン、ペクチン、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミド、アクリル酸コポリマー、及びそれらの塩、並びに水溶性シリコーン潤滑剤からなる群から選択され、任意に、1つ以上の増粘剤、防腐剤、臭気清浄剤/脱臭剤、溶解エンハンサーと組み合わせる。
前記親水性潤滑剤は、乾燥しているが、前記パウチが60秒未満、好ましくは30秒未満、より好ましくは15秒未満で水洗トイレの水に浸された際、該パウチの水洗能力を促進し、下水道システムの通過が容易になるように、水和して滑りやすくなる。
前記フィルムの厚さは、約40ミクロン以下、好ましくは約10〜35ミクロンの範囲内、より好ましくは約15〜30ミクロンの範囲内である。
前記ラミネートの前記層は共に弱く結合し、約2〜10g/インチ範囲内、より好ましくは約3〜10g/インチの範囲内で180°剥離力をかけることにより、各層を損なわないままで互いに分離可能である。
前記組成物は、70〜95重量%、好ましくは約75〜93重量%、より好ましくは約90重量%の前記生分解性脂肪族ポリエステル又は脂肪族芳香族コポリマーと、約5〜30重量%、好ましくは7〜25重量%、より好ましくは約10重量%の前記1つ以上の生分解性可塑剤との配合物を含む。
前記脂肪族ポリエステル、もしくは前記コポリエステルの脂肪族成分は、ラクトンの開環重合により形成されるポリマーを含む。
前記脂肪族芳香族コポリマーは、グリコールの、脂肪族二酸及び芳香族二酸の組み合わせとの縮合生成物を含み、該芳香族二酸が20モル%未満である。
前記生分解性脂肪族ポリエステルもしくはコポリエステルの前記フィルムは単層である。
前記水崩壊性被覆層である前記繊維はセルロース性である。
前記被覆層は、100%セルロース性繊維から形成されたティシューペーパーを含む。
前記被覆層は、前記フィルムにヒートボンドされる。
また、本発明は、水洗トイレでの排泄物収集パウチの水洗能力を促進する方法であって、1対の壁を有し、これらはその周辺端に沿って綴じられ、これらの間に排泄物受け入れチャンバーを画定し;これら側壁の1つが排泄物受け入れ開口部を有し、これを通して該チャンバーと連絡し;これらの壁が(a)液体及び固体排泄物に対して非透過性で、且つ1以上の生分解性可塑剤により可塑化された生分解性脂肪族ポリエステル、生分解性脂肪族芳香族コポリエステル、又はそれらの配合物を含む組成物のヒートシール性の薄いフィルムの層、及び
(b)連続してこれに結合した1表面を有する、水分散性繊維の水崩壊性、生分解性被覆層から構成されるラミネートで形成される、パウチを提供するステップを含み、該パウチのアッセンブリの前もしくは後で、該パウチの外側面が、水に曝され、その後乾燥され、再び水に曝されて水溶性になる際に、滑りやすくなることが可能な水溶性親水性潤滑剤で、該ラミネートの外側面の少なくとも一部に沿った該繊維をコートするステップを含む。
前記方法の親水性潤滑剤は、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、及びそれらの塩、ポリエチレングリコール、ゴム、ゼラチン、ペクチン、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミド、アクリル酸コポリマー、及びそれらの塩、水溶性シリコーン潤滑剤との組み合わせからなる群から選択され、任意に、1つ以上の増粘剤、防腐剤、臭気清浄剤、脱臭剤、溶解エンハンサーと組み合わせる。
記方法の親水性潤滑剤は乾燥したコーティングの形態であるが、該パウチが60秒未満、好ましくは30秒未満、より好ましくは15秒未満で水洗トイレの水に曝された際、該パウチの水洗能力が促進され、公共下水システムでのパウチの通過が容易になるように、水和され、滑りやすくなる。
前記方法の水溶性親水性潤滑剤で前記外側面の少なくとも一部に沿った前記繊維をコーティングする前記ステップは、水洗トイレへ前記パウチ及びその内容物を廃棄する直前に生じる。
前記方法の水溶性潤滑剤が、スプレー等により、液状で前記パウチに塗布される。
また、本発明は、近位及び遠位の側壁を有し、チャンバーを画定している、液体、気体、及び臭気非透過性ヒートシール性ポリマーフィルムから形成される外側パウチ;近位及び遠位の側壁を有し、該チャンバー中に配置されている、トイレで使い捨てできる内側パウチ;貫通した排泄物受け入れ開口部を一直線上に有する該内側及び外側パウチの近位の壁;該開口部を取り囲んでいる領域における該内側及び外側パウチの近位の壁を、患者の排泄物出口の周りの皮膚表面に取り付けるための取り付け手段;(a)排泄物に対して非透過性で、且つ1種以上の生分解性可塑化剤により可塑化された生分解性脂肪族ポリエステル、生分解性脂肪族芳香族コポリエステル、もしくはこれらの配合物を含む組成物のヒートシール性の薄いフィルムの層、及び(b)これに結合した、水分散性繊維の、水崩壊性、有孔、生分解性被覆層から構成されるシート材料から形成される壁を有する使い捨て可能な該内側パウチ;該外側パウチのヒートシール性フィルムの融点よりも低い融点を有する該内側パウチのヒートシール性フィルム;該外側パウチのフィルム材料よりも該内側パウチのフィルム材料へとより強固に結合している該被覆層の周辺端部分と一緒にシールされた周辺端部分を有する、外側及び内側パウチの壁;水に曝されて、次に乾燥し、再び水に曝されて水溶性になる際に滑りやすくなることが可能な、水溶性親水性潤滑剤でコートされている、該パウチの外側面の少なくとも一部に沿った該繊維、を含む、パウチ中パウチ排泄物収集用品である。
前記収集用品の親水性潤滑剤は、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、及びそれらの塩、ポリエチレングリコール、ゴム、ゼラチン、ペクチン、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミド、アクリル酸コポリマー、及びそれらの塩、並びに水溶性シリコーン潤滑剤からなる群から選択され、任意に、1つ以上の増粘剤、防腐剤、臭気清浄剤、脱臭剤、溶解エンハンサーと組み合わせる。
前記収集用品の親水性潤滑剤は、前記被覆層の繊維上において乾燥したコーティングの形態であるが、前記内側パウチが60秒未満、好ましくは30秒未満、より好ましくは15秒未満で水洗トイレの水に浸された際に、前記パウチの水洗能力が促進され、下水システムの通過が容易になるように、水和して、滑りやすくなる。
また、本発明は、近位及び遠位の壁を有し、チャンバーを画定している、臭気非透過性熱可塑性フィルムから形成される外側パウチ;近位及び遠位の壁を有し、該チャンバー中に配置されている、トイレで使い捨てできる内側パウチ;その中に排泄物受け入れ開口部を一直線上に有するこれら内側及び外側パウチの近位の壁;(a)排泄物に対して非透過性のヒートシール性熱可塑性薄いフィルムの層(b)該内側パウチフィルムの外側面に取り付けられた、水分散性繊維の水崩壊性有孔被覆層であって、該内部パウチの外側面に沿った少なくとも一部の該繊維を有し、水に曝されて、次に乾燥し、再び水に曝されて水溶性になる際に滑りやすくなることが可能な水溶性親水性潤滑剤でコートされている、該被覆層から構成されるラミネートから形成されている該内側パウチの壁、を有するパウチ中パウチ排泄物収集用品を製造する方法であって:該外側パウチの材料の融点よりも実質的に低い融点を有する該内側パウチのフィルム用材料を選択するステップ;並びに該内側及び外側パウチの壁の周辺部分と、該排泄物受け入れ開口部を取り囲んでいる該内側及び外側パウチの近位の壁の部分を一緒に繋ぐステップを含み、これら部分へと同時に圧及び熱をかけ、該内側パウチの近位及び遠位の壁が一緒に融合され、同時に、該内側パウチのフィルム材料が溶融し、該外側パウチのフィルム材料よりも多く該繊維被覆層の孔に侵入するようにし、これにより、引き続いて剥離力をかける時に、該内側パウチと被覆層およびフィルム層の分離を引き起こすことなく、該外側パウチの壁が該内側パウチから剥離される。
前記方法の外側パウチの周辺部分に結合した前記内側パウチの周辺部分に沿った前記繊維は、前記水溶性親水性潤滑剤でコートされる。
前記方法の外側パウチの周辺部分に結合した前記内側パウチの周辺部分に沿った前記繊維は、前記水溶性親水性潤滑剤によりコートされない。
前記方法の内側パウチの前記フィルム材料が、前記外側パウチフィルムの融点の少なくとも約10℃以下の融点を有する。
前記方法の被覆層の繊維は、セルロース性又は他の等価材料である。
前記方法の被覆層は、100%セルロース性繊維のティシューペーパーを含む。
前記方法の内側パウチの前記被覆層及び前記熱可塑性フィルムは、前記周辺部分と前記開口部を取り囲んでいる部分との間の領域を貫通しており、共に弱く結合し、各層を損なわないままで、約2〜10g/インチの範囲内、好ましくは3〜6の範囲内の180°剥離力をかけることにより互いから分離され得る。 前記方法の内側パウチの前記フィルムが、約40ミクロン以下、好ましくは約10〜35ミクロンの範囲内、より好ましくは約15〜30ミクロンの範囲内である。
また、本発明は、用品使用者のストーマ周辺の皮膚表面に用品を取り付けるための取り付け手段、及びオストミーパウチアセンブリを含む、ヒトのストーマからの排出物を受け入れるオストミー用品であって、該オストミーパウチアセンブリが下記を備える、オストミー用品:該取り付け手段で取り付けられ、及び使用者のストーマを受け入れる第1開口部を有する内側パウチ、該内側パウチは、可撓性の本体側面又は近位内側パウチ壁、及び可撓性の遠位内側パウチ壁、及び周辺に広がる1又はそれ以上の内側パウチシーリングシーム、によって画定される、該内側パウチを囲み、該取り付け手段に取り付けられており、及びストーマを受け入れる第2開口部を有し、この第2開口部は上記第1開口部と位置調整されている、外側パウチ、該外部パウチは、可撓性の本体側面又は近位外側パウチ壁、及び可撓性の遠位外側パウチ壁、及び周辺に広がる1又はそれ以上の外部パウチシーリングシーム、によって画定される、1又はそれ以上の剥離可能な外部パウチシーリングシームによって提供される取り付け力が、1又はそれ以上の剥離可能な外側パウチシーリングシームに対して横方向における遠位外側パウチ壁の手動の引っ張りによって手動で取り除くことができる程度に、該1又はそれ以上の外側パウチシーリングシームは手動で剥離可能である、該内側パウチ側壁が、紙、好ましくはトイレットペーパータイプの紙などの不織の繊維状材料のウェブにラミネートされた可塑性フィルムから製造され、該ウェブが内側パウチの内面に対して外側へ向いていて、かつ水に曝されて、次に乾燥し、再び水に曝されて水溶性になる際に滑りやすくなることが可能な、水溶性親水性潤滑剤で外部をさらされたコーティングを有する
前記オストミー用品の不織布材料及び/又は前記可塑性フィルムは、生分解性である。
前記オストミー用品の内側パウチ壁は、液体及び気体不浸透性で臭気浸透性であり、前記外側パウチが、液体、気体及び臭気不浸透性である。
前記オストミー用品の1又はそれ以上の外側パウチ剥離シームは、剥離行為開始ゾーンを含み、ここで1又はそれ以上の外側パウチシーリングシームが、予定される剥離方向に対して反対の方向に、ピークのような広がりのテーパリングを含む。
前記オストミー用品の1又はそれ以上の外側パウチ剥離シームは、剥離行為終了ゾーンを含み、ここで1又はそれ以上の外側パウチシーリングシームは、予定される剥離方向において、ピークのような広がりのテーパリングを含む。
前記オストミー用品の近位外側パウチ壁は、ヒートシールされたシーリングシームにより、前記取り付け手段で取り付けられている。
前記オストミー用品の親水性潤滑剤は、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、及びそれらの塩、ゴム、ゼラチン、ペクチン、ポリエチレングリコール、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミド、アクリル酸コポリマー、及びそれらの塩、並びに水溶性シリコーン潤滑剤からなる群から選択され、任意に1種以上の増粘剤、防腐剤、臭気清浄剤、脱臭剤、溶解エンハンサーと組み合わせる。
前記オストミー用品の親水性潤滑剤は乾燥しているが、内側パウチが60秒未満、好ましくは30秒未満、より好ましくは15秒未満で水洗トイレの水に浸された際、前記パウチの水洗能力を促進し、公共下水システムのパウチの通過が容易になるように、水和し、滑りやすくなる。
また、本発明は、近位及び遠位の側壁を有し、チャンバーを画定している、液体、気体、及び臭気非透過性ヒートシール性ポリマーフィルムから形成される外側パウチ;近位及び遠位の側壁を有し、該チャンバー中に配置され、トイレで使い捨てできる内側パウチ;貫通した排泄物受け入れ開口部を一直線上に有するこれら内側及び外側パウチの近位の壁;該開口部を取り囲んでいる領域中のこれら内側及び外側パウチの近位の壁を、患者の排泄物出口の周りの皮膚表面に取り付けるための取り付け手段;(a)排泄物に対して非透過性の薄いヒートシール性のポリマーフィルムの層と、(b)これに結合された水分散性繊維の水崩壊性、有孔、生分解性被覆層あって、該パウチの外側面の少なくとも一部に沿った該繊維が、水に曝されて、次に乾燥し、再び水に曝されて水溶性になる際に滑りやすくなることが可能な、水溶性親水性潤滑剤でコートされている、被覆層から構成されるシート材料から形成される壁を有する使い捨て可能な該内側パウチ;を含む、パウチ中パウチ排泄物収集用品である。
また、外側面に結合した水崩壊性繊維により被覆された薄いポリマーフィルムから構成される物品のトイレ水洗能力を促進する方法であって、該物品の外側面に沿った該繊維の少なくとも一部を、水和して滑りやすくなる親水性薬剤でコーティングすることによって該被覆を改善するステップを含む。
前記方法の親水性潤滑剤は、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、及びそれらの塩、ポリエチレン、グリコール、ゴム、ゼラチン、ペクチン、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミド、アクリル酸コポリマー、及びそれらの塩、水溶性シリコーン潤滑剤とのなる群から選択され、並びに、任意に1つ以上の増粘剤、防腐剤、臭気清浄剤/脱臭剤、溶解エンハンサーと組み合わせる、方法。
前記方法のポリマーフィルムは、ヒートシール可能で、液体及び固体排泄物に対して不浸透性である。
前記方法のフィルムは、1つ以上の生分解性可塑剤により可塑化された生分解性脂肪族ポリエステル、生分解性脂肪族芳香族コポリマー、又はそれらの配合物を含む、方法。
前記フィルムの厚さが、約40ミクロン以下、好ましくは約10〜35ミクロンの範囲内、より好ましくは約15〜30ミクロンの範囲内である。
前記方法の被覆層は、水分散性繊維で形成されている不織布材料である。
前記方法の水崩壊性被覆層の前記繊維がセルロース性である。
前記方法の被覆層は、100%セルロース性繊維から形成されたティシューペーパーを含む。
前記方法の親水性薬剤により被覆される前記繊維は、前記繊維層被覆の外側面に沿って位置する。

Claims (46)

  1. 水洗トイレで使い捨て可能に特に適切な生分解性排泄物収集パウチであって;
    1対の壁を有し、これらはその周辺に沿って綴じられ、それらの間に排泄物受け入れチャンバーを画定し;
    これらの側壁の1つが排泄物受け入れ開口部を有し、これを通してチャンバーと連絡し;
    外部取り付け手段が該開口部の周りに装着者への該パウチの取り付けのために備えられ;
    該パウチのこれらの壁は、
    (a)液体及び固体排泄物に対して非透過性で、且つ1以上の生分解性可塑剤により可塑化された生分解性脂肪族ポリエステル、生分解性脂肪族芳香族コポリエステル、又はそれらの配合物を含む組成物のヒートシール性の薄いフィルムの層、及び
    (b)連続してこれに結合した1表面を有する、水分散性繊維の水崩壊性、生分解性被覆層
    から構成されるラミネートから切り取られたものであり、;該パウチの外側面少なくとも一部に沿った該繊維が、水に曝されて、次に乾燥し、再び水に曝されて水溶性になる際に滑りやすくなることが可能な、水溶性親水性潤滑剤でコートされている、収集パウチ。
  2. 前記親水性潤滑剤は、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、及びそれらの塩、ポリエチレングリコール、ゴム、ゼラチン、ペクチン、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミド、アクリル酸コポリマー、及びそれらの塩、並びに水溶性シリコーン潤滑剤からなる群から選択され、任意に、1つ以上の増粘剤、防腐剤、臭気清浄剤/脱臭剤、溶解エンハンサーと組み合わせる、請求項1に記載の収集パウチ。
  3. 前記親水性潤滑剤は、乾燥しているが、前記パウチが60秒未満、好ましくは30秒未満、より好ましくは15秒未満で水洗トイレの水に浸された際、該パウチの水洗能力を促進し、下水道システム通過が容易になるように、水和して滑りやすくなる、請求項1又は2に記載の収集パウチ。
  4. 前記フィルムの厚さが、約40ミクロン以下、好ましくは約10〜35ミクロンの範囲内、より好ましくは約15〜30ミクロンの範囲内である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の収集パウチ。
  5. 前記ラミネートの前記層が共に弱く結合し、約2〜10g/インチ範囲内、より好ましくは約3〜10g/インチの範囲内で180°剥離力をかけることにより、各層を損なわないままで互いに分離可能である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の収集パウチ。
  6. 前記組成物が、70〜95重量%、好ましくは約75〜93重量%、より好ましくは約90重量%の前記生分解性脂肪族ポリエステル又は脂肪族芳香族コポリマーと、約5〜30重量%、好ましくは7〜25重量%、より好ましくは10重量%の前記1つ以上の生分解性可塑剤との配合物を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の収集パウチ。
  7. 前記脂肪族ポリエステル、もしくは前記コポリエステルの脂肪族成分が、ラクトンの開環重合により形成されるポリマーを含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の収集パウチ。
  8. 前記脂肪族芳香族コポリマーが、グリコールの、脂肪族二酸及び芳香族二酸の組み合わせとの縮合生成物を含み、芳香族二酸が20モル%未満である、請求項1〜7のいずれかに1項に記載の収集パウチ。
  9. 前記生分解性脂肪族ポリエステルもしくはコポリエステルの前記フィルムが単層である、請求項1〜8のいずれかに記載の収集パウチ。
  10. 前記水崩壊性被覆層である前記繊維がセルロース性である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の収集パウチ。
  11. 前記被覆層が、100%セルロース性繊維から形成されたティシューペーパーを含む、請求項1〜10のいずか1項に記載の収集パウチ。
  12. 前記被覆層が、前記フィルムにヒートボンドされる、請求項1〜11のいずれか1項に記載の収集パウチ。
  13. 水洗トイレでの排泄物収集パウチの水洗能力を促進する方法であって、
    1対の壁を有し、これらはその周辺端に沿って綴じられ、これらの間に
    排泄物受け入れチャンバーを画定し;これら側壁の1つが排泄物受け入れ開口部を有し、これを通して該チャンバーと連絡し;これらの壁が
    (a)液体及び固体排泄物に対して非透過性で、且つ1以上の生分解性可塑剤により可塑化された生分解性脂肪族ポリエステル、生分解性脂肪族芳香族コポリエステル、又はそれらの配合物を含む組成物のヒートシール性の薄いフィルムの層、及び
    (b)連続してこれに結合した1表面を有する、水分散性繊維の水崩壊性、生分解性被覆層から構成されるラミネートで形成される、パウチを提供するステップを含み、
    該パウチのアッセンブリの前もしくは後で、該パウチの外側面が、水に曝され、その後乾燥され、再び水に曝されて水溶性になる際に、滑りやすくなることが可能な水溶性親水性潤滑剤で、該ラミネートの外側面の少なくとも一部に沿った該繊維をコートするステップを含む、方法。
  14. 前記親水性潤滑剤が、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、及びそれらの塩、ポリエチレングリコール、ゴム、ゼラチン、ペクチン、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミド、アクリル酸コポリマー、及びそれらの塩、水溶性シリコーン潤滑剤との組み合わせからなる群から選択され、任意に、1つ以上の増粘剤、防腐剤、臭気清浄剤、脱臭剤、溶解エンハンサーと組み合わせる、請求項13の方法。
  15. 前記親水性潤滑剤は乾燥したコーティングの形態であるが、該パウチが60秒未満、好ましくは30秒未満、より好ましくは15秒未満で水洗トイレの水に曝された際、該パウチの水洗能力が促進され、公共下水システムでのパウチの通過が容易になるように、水和され、滑りやすくなる、請求項13又は14に記載の方法。
  16. 前記水溶性親水性潤滑剤で前記外側面の少なくとも一部に沿った前記繊維をコーティングする前記ステップが、水洗トイレへ前記パウチ及びその内容物を廃棄する直前に生じる、請求項13又は14に記載の方法。
  17. 前記水溶性潤滑剤は、スプレー等により、液状で前記パウチに塗布される、請求項16の方法。
  18. 近位及び遠位の側壁を有し、チャンバーを画定している、液体、気体、及び臭気非透過性ヒートシール性ポリマーフィルムから形成される外側パウチ;
    近位及び遠位の側壁を有し、該チャンバー中に配置されている、トイレで使い捨てできる内側パウチ;
    貫通した排泄物受け入れ開口部を一直線上に有する該内側及び外側パウチの近位の壁;
    該開口部を取り囲んでいる領域における該内側及び外側パウチの近位の壁を、患者の排泄物出口の周りの皮膚表面に取り付けるための取り付け手段;
    (a)排泄物に対して非透過性で、且つ1種以上の生分解性可塑化剤により可塑化された生分解性脂肪族ポリエステル、生分解性脂肪族芳香族コポリエステル、もしくはこれらの配合物を含む組成物のヒートシール性の薄いフィルムの層、及び
    (b)これに結合し、水分散性繊維、水崩壊性、有孔、生分解性被覆層
    から構成されるシート材料から形成される壁を有する使い捨て可能な該内側パウチ;
    該外側パウチのヒートシール性フィルムの融点よりも低い融点を有する該内側パウチのヒートシール性フィルム;
    該外側パウチのフィルム材料よりも該内側パウチのフィルム材料へとより強固に結合している該被覆層の周辺端部分と一緒にシールされた周辺端部分を有する、外側及び内側パウチの壁;
    水に曝されて、次に乾燥し、再び水に曝されて水溶性になる際に滑りやすくなることが可能な、水溶性親水性潤滑剤でコートされている、該パウチの外側面少なくとも一部に沿った該繊維、
    を含む、パウチ中パウチ排泄物収集用品。
  19. 前記親水性潤滑剤が、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、及びそれらの塩、ポリエチレングリコール、ゴム、ゼラチン、ペクチン、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミド、アクリル酸コポリマー、及びそれらの塩、並びに水溶性シリコーン潤滑剤からなる群から選択され、任意に、1つ以上の増粘剤、防腐剤、臭気清浄剤、脱臭剤、溶解エンハンサーと組み合わせる、請求項18の収集用品。
  20. 前記親水性潤滑剤は、前記被覆層の繊維上において乾燥したコーティングの形態であるが、前記内側パウチが60秒未満、好ましくは30秒未満、より好ましくは15秒未満で水洗トイレの水に浸された際に、前記パウチの水洗能力が促進され、下水システム通過が容易になるように、水和して、滑りやすくなる、請求項18又は19に記載の収集用品。
  21. 近位及び遠位の壁を有し、チャンバーを画定している、臭気非透過性熱可塑性フィルムから形成される外側パウチ;
    近位及び遠位の壁を有し、該チャンバー中に配置されている、トイレで使い捨てできる内側パウチ;
    その中に排泄物受け入れ開口部を一直線上に有するこれら内側及び外側パウチの近位の壁;
    (a)排泄物に対して非透過性のヒートシール性熱可塑性薄いフィルムの層
    (b)該内側パウチフィルムの外側面に取り付けられた、水分散性繊維水崩壊性有孔被覆層であって、該内部パウチの外側面沿った少なくとも一部の該繊維を有し、水に曝されて、次に乾燥し、再び水に曝されて水溶性になる際に滑りやすくなることが可能な水溶性親水性潤滑剤でコートされている、被覆層から構成されるラミネートから形成されている該内側パウチの壁、
    有するパウチ中パウチ排泄物収集用品を製造する方法であって:
    該外側パウチの材料の融点よりも実質的に低い融点を有する該内側パウチのフィルム用材料を選択するステップ;並びに
    該内側及び外側パウチの壁の周辺部分と、該排泄物受け入れ開口部を取り囲んでいる該内側及び外側パウチの近位の壁の部分を一緒に繋ぐステップ
    を含み、これら部分へと同時に圧及び熱をかけ、該内側パウチの近位及び遠位の壁が一緒に融合され、同時に、該内側パウチのフィルム材料が溶融し、該外側パウチのフィルム材料よりも多く該繊維被覆層の孔に侵入するようにし、これにより、引き続いて剥離力をかける時に、該内側パウチと被覆およびフィルム層の分離を引き起こすことなく、該外側パウチの壁が該内側パウチから剥離される、方法。
  22. 前記外側パウチの周辺部分に結合した前記内側パウチの周辺部に沿った前記繊維が、前記水溶性親水性潤滑剤でコートされる、請求項21に記載の方法。
  23. 前記外側パウチの周辺部に結合した前記内側パウチの周辺部に沿った前記繊維が、前記水溶性親水性潤滑剤によりコートされない、請求項21に記載の方法。
  24. 前記内側パウチの前記フィルム材料が、前記外側パウチフィルムの融点の少なくとも約10℃以下の融点を有する、請求項21〜23のいずれか1項に記載の方法。
  25. 前記被覆層の繊維が、セルロース性又は他の等価材料である、請求項21〜24のいずれか1項に記載の方法。
  26. 前記被覆層が、100%セルロース性繊維のティシューペーパーを含む、請求項25に記載の方法。
  27. 前記内側パウチの前記被覆層及び前記熱可塑性フィルムが、前記周辺部分と前記開口部を取り囲んでいる部分との間の領域を貫通しており、共に弱く結合し各層を損なわないままで、約2〜10g/インチの範囲内、好ましくは3〜6の範囲内の180°剥離力をかけることにより互いから分離され得る、請求項21に記載の方法。
  28. 該内側パウチの前記フィルムが、約40ミクロン以下、好ましくは約10〜35ミクロンの範囲内、より好ましくは約15〜30ミクロンの範囲内である、請求項21に記載の方法。
  29. 用品使用者のストーマ周辺の皮膚表面に用品を取り付けるための取り付け手段、及びオストミーパウチアセンブリを含む、ヒトのストーマからの排出物を受け入れるオストミー用品であって、
    該オストミーパウチアセンブリが下記を備える、オストミー用品:
    該取り付け手段で取り付けられ、及び使用者のストーマを受け入れる第1開口部を有する内側パウチ、
    該内側パウチは、可撓性の本体側面又は近位内側パウチ壁、及び可撓性の遠位内側パウチ壁、及び周辺に広がる1又はそれ以上の内側パウチシーリングシーム、によって画定される、
    該内側パウチを囲み、該取り付け手段に取り付けられており、及びストーマを受け入れる第2開口部を有し、この第2開口部は上記第1開口部と位置調整されている、外側パウチ、該外部パウチは、可撓性の本体側面又は近位外側パウチ壁、及び可撓性の遠位外側パウチ壁、及び周辺に広がる1又はそれ以上の外部パウチシーリングシーム、によって画定される、
    1又はそれ以上の剥離可能な外部パウチシーリングシームによって提供される取り付け力が、1又はそれ以上の剥離可能な外側パウチシーリングシームに対して横方向における遠位外側パウチ壁の手動の引っ張りによって手動で取り除くことができる程度に、該1又はそれ以上の外側パウチシーリングシームは手動で剥離可能である、
    該内側パウチ側壁が、紙、好ましくはトイレットペーパータイプの紙などの不織の繊維状材料のウェブにラミネートされた可塑性フィルムから製造され、該ウェブが内側パウチの内面に対して外側へ向いていて、かつ水に曝されて、次に乾燥し、再び水に曝されて水溶性になる際に滑りやすくなることが可能な、水溶性親水性潤滑剤で外部をさらされたコーティングを有する、オストミー用品
  30. 前記不織布材料及び/又は前記可塑性フィルムが、生分解性である、請求項29に記載のオストミー用品。
  31. 前記内側パウチ壁が、液体及び気体不浸透性で臭気浸透性であり、前記外側パウチが、液体、気体及び臭気不浸透性である、請求項29又は30に記載のオストミー用品。
  32. 前記1又はそれ以上の外側パウチ剥離シームが、剥離行為開始ゾーンを含み、ここで1又はそれ以上の外側パウチシーリングシームが、予定される剥離方向に対して反対の方向に、ピークのような広がりのテーパリングを含む、請求項31に記載のオストミー用品。
  33. 前記1又はそれ以上の外側パウチ剥離シームが、剥離行為終了ゾーンを含み、ここで1又はそれ以上の外側パウチシーリングシームが、予定される剥離方向において、ピークのような広がりのテーパリングを含む、請求項29〜32のいずれか1項に記載のオストミー用品。
  34. 前記近位外側パウチ壁が、ヒートシールされたシーリングシームにより、前記取り付け手段で取り付けられている、請求項31に記載のオストミー用品。
  35. 前記親水性潤滑剤が、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、及びそれらの塩、ゴム、ゼラチン、ペクチン、ポリエチレングリコール、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミド、アクリル酸コポリマー、及びそれらの塩、並びに水溶性シリコーン潤滑剤からなる群から選択され、任意に1種以上の増粘剤、防腐剤、臭気清浄剤、脱臭剤、溶解エンハンサーと組み合わせる、請求項29〜34のいずれかに1項に記載のオストミー用品。
  36. 前記親水性潤滑剤は乾燥しているが、内側パウチが60秒未満、好ましくは30秒未満、より好ましくは15秒未満で水洗トイレの水に浸された際、前記パウチの水洗能力を促進し、公共下水システムのパウチの通過が容易になるように、水和し、滑りやすくなる、請求項29〜34のいずれかに1項に記載のオストミー用品。
  37. 近位及び遠位の側壁を有し、チャンバーを画定している、液体、気体、及び臭気非透過性ヒートシール性ポリマーフィルムから形成される外側パウチ;
    近位及び遠位の側壁を有し、該チャンバー中に配置され、トイレで使い捨てできる内側パウチ;
    貫通した排泄物受け入れ開口部を一直線上に有するこれら内側及び外側パウチの近位の壁;
    該開口部を取り囲んでいる領域中のこれら内側及び外側パウチの近位の壁を、患者の排泄物出口の周りの皮膚表面に取り付けるための取り付け手段;
    (a)排泄物に対して非透過性の薄いヒートシール性のポリマーフィルムの層と、
    (b)これに結合された水分散性繊維水崩壊性、有孔、生分解性被覆層あって、該パウチの外側面少なくとも一部に沿った該繊維が、水に曝されて、次に乾燥し、再び水に曝されて水溶性になる際に滑りやすくなることが可能な、水溶性親水性潤滑剤でコートされている、被覆層から構成されるシート材料から形成される壁を有する使い捨て可能な該内側パウチ;
    を含む、パウチ中パウチ排泄物収集用品。
  38. 側面に結合した水崩壊性繊維により被覆された薄いポリマーフィルムから構成される物品のトイレ水洗能力を促進する方法であって、該物品の外側面に沿った該繊維の少なくとも一部を、水和して滑りやすくなる親水性薬剤でコーティングすることによって該被覆を改善するステップを含む、方法。
  39. 前記親水性潤滑剤が、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、及びそれらの塩、ポリエチレン、グリコール、ゴム、ゼラチン、ペクチン、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミド、アクリル酸コポリマー、及びそれらの塩、水溶性シリコーン潤滑剤とのなる群から選択され、並びに、任意に1つ以上の増粘剤、防腐剤、臭気清浄剤/脱臭剤、溶解エンハンサーと組み合わせる、請求項38に記載の方法。
  40. 前記ポリマーフィルムが、ヒートシール可能で、液体及び固体排泄物に対して不浸透性である、請求項38又は39に記載の方法。
  41. 前記フィルムが、1つ以上の生分解性可塑剤により可塑化された生分解性脂肪族ポリエステル、生分解性脂肪族芳香族コポリマー、又はそれらの配合物を含む、請求項40に記載の方法。
  42. 前記フィルムの厚さが、約40ミクロン以下、好ましくは約10〜35ミクロンの範囲内、より好ましくは約15〜30ミクロンの範囲内である、請求項38〜41のいずれか1項に記載の方法。
  43. 前記被覆層が、水分散性繊維で形成されている不織布材料である、請求項38〜42のいずれかに1項に記載の方法。
  44. 前記水崩壊性被覆層の前記繊維がセルロース性である、請求項43に記載の方法。
  45. 前記被覆層が、100%セルロース性繊維から形成されたティシューペーパーを含む、請求項44に記載の方法。
  46. 前記親水性薬剤により被覆される前記繊維が、前記繊維層被覆の外側面に沿って位置する、請求項38に記載の方法。
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