JP2009515675A - 磁化濾過装置 - Google Patents

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Abstract

液体を浄化又は濾過するシステムには、中心穴部(38)を有する導管を備えており、該中心穴部では液体が振動磁界を通過するが、該振動磁界で該中心穴部(38)を包囲し、通過する液体を磁化する。該振動磁界を、バネ(48)で互いに分離した複数の磁気要素(50)によって発生させる。

【選択図】図8

Description

本発明は、磁界を含む、多段プロセスを用いて、水、牛乳、油、有機燃料、代替燃料、改質ガソリン及びその他の液体等の液体を浄化又は濾過するシステムに関する。
(背景技術)
液体濾過システム及び方法は、液体中に存在する予め指定した要素を抽出又は中和することにより、液体を浄化するよう設計されている。具体的な濾過システムの設計は、該システムが濾過する物質(水、油、下水等)及び抽出する又は中和する必要がある要素によって、異なる。その結果、様々な濾過システムが、長年に亘りそうした様々な要求を満すために、開発されてきた。
種々の濾過システムでは、液質を改善するために、様々なやり方を組み合わせている。1つの伝統的なやり方として、液体を微小な孔径の網状格子に通過させることが挙げられる。孔の直径より大きな粒子は、通過できず、そのため濾過される。別のやり方では、活性剤を使用して、所望しない粒子及び物質を、濾過媒体から吸収する。しかしながら、これらの物質の中には、ある程度、環境及び利用者の健康に有害と思われるものがある。
別のやり方では、濾過した液体をある類のエネルギー場、通常磁界に曝露する。磁界を通過した液体は、磁化される。磁化水では、水の幾つかの特性が、液質が改善して変化する一方、他方で濾過プロセスも改善されることが、証明されている。
より詳しくは、水が磁界を通過すると、水中の水素イオンと溶解したミネラルが帯電される。この帯電により、水分子集団から一時的にミネラルを分離させると、その結果味が良くなる。この水は、自然軟水のようになる。
別の例は、磁化水が、水中のスケール、バクテリア、菌類、レジオネラに及ぼす影響である。液体及び水処理システムでの、スケール、ヘドロ、生物膜、生物成長物質及び錆は、バクテリア、菌及び藻が生存するための栄養分となる。レジオネラは、水中でバクテリアを食べて生きる。磁的液処理、又は磁水処理としてより公知な処理により、結晶状のスケールの大きさ及び形状を変化させ、スケールの形成を防止し、既存のスケールを一掃すると、水の表面張力が低下するため、スケール及びヘドロを一層効率的に沈殿でき、水が清浄となる。その結果、バクテリア、菌、藻及びレジオネラの成長が、水中で大幅に減少する。
その上、通常の水道水と比較して、磁化した飲料水は、アルカリ性pHが高く、より小さな水分子集団であるという特徴を持つ。磁化水を飲むことで、多くの病気を予防し、治療するのに役立つという証拠がある。特に消化器系や神経系の障害、尿障害及び慢性退行性変疾患を治療する際に有益である。更にまた、磁化した飲料水は、老化を遅らせ、老齢疾患を予防する助けになると信じられている。磁化水を与えた動植物は、より健康であるという証拠もある。研究者の中には、N極で曝した水とS極で曝した水との間の違いを指摘する者まである。N極で磁化した水は、バクテリアの成長を止め、抗生物質として働くと考えられ、S極で磁化した水は、痛み、腫れと虚弱に効くと考えられている。
水の磁化に関する様々な効果に基づいて、マグネチック・テクノロジ・オーストラリア(Magnetic Technology Australia)(MTA)は、磁気液体コンディショナ(MFC)を、民間の大規模な産業用液体処理におけるスケールを抑制するために、提供している。Scale-X MFCは、無機及び有機スケール、例えば、カルサイト、石膏、ライム、バライト、リン酸亜鉛、乳石、ワックス、アスファルテン、パラフィンと生物膜が、パイプ、ポンプ、弁、容器、熱交換器、冷却装置、復水器、蒸発装置、濃縮装置、冷却塔と油井(ダウンホール)で形成するのを防止し、腐食を軽減及び/又は抑制することを目的とする非化学薬剤である。水道システムでの藻及びレジオネラといった生物学的問題を、磁気水処理を施すことで、スケールや生物膜を除去して、大幅に軽減することができる。MFCシステムでは、永久磁石を使用して、水に磁界を印加するが、同社の製品は、(永久磁石を備えたユニットをクランプ固定して)パイプに外側から取付ける用途から、パイプ及び/又は容器の内部に設置する用途までに及ぶ。
Gal-Al社(イスラエル)は、商標名“ハードレス(Hardless)”でフィルタを製造しており、ハードレスは通常、家庭に入る直前の、水道管に設置される。この“ハードレス”フィルタでは、りん等の化学物質を有する粒子を濾過して取除くためのステンレス鋼製の網状格子構造と、磁石を組み合わせて、更に水を浄化して、改善する。
幾つかの特許では、濾過システムにおける磁石の使用について開示している。
そうした特許の中には、単に液体中に懸濁した金属粒子を引き寄せるために磁石を使用し、そのようにして該粒子を液体から分離するものがある。米国特許第6,649,054号では、かかる磁気濾過装置について開示している。英国特許第2,361,441号では、油等の液体から不純物を濾過する濾過システムについて開示している。磁気フィルタを使用して、該磁気フィルタ付近に存在する鉄粒子等を引き寄せて保持し、且つ多孔質フィルタを使用して、他の粒子状物質を保持する。米国特許第6,267,875号では、内燃機関と関連して使用する、使い捨てフィルタについて開示している。このフィルタもまた、磁石を使用して、油液流中に懸濁する金属屑を捕捉する。別の特許群では、上記説明したように、通常磁石で生成したエネルギー場を利用して、液体を浄化-“濾過”する。米国特許出願公開第2005/0006592号明細書では、水を活性化する(水のエネルギー状態を変化させる)方法及び装置について、開示している。水がエネルギー場を通過するが、該エネルギー場を、シリコン、チタン、ニッケル及びサマリウムの群から選択した粒子、又はフッ化炭素から構成した粒子によって発生させる。この活性水では、一部の特性及び水質が変化すると考えられる。とりわけ、エネルギー場が水を、より小さな集団(群)に分解する。PCT公報第WO2005026058号では、自浄式浄水システムについて開示している。貯水器の外壁には、分子を整列させ、該集団を分子に分解する機能を有する一連の磁気要素を有し、それにより一層長期間に亘り水の酸化及び保存を改善する。別の特許である日本国特許第2004-261799号公報では、強力な永久磁石を使用して浄化した家庭用水を提供する装置について、開示している。このシステムでは、人体に対して良好に作用し、錆等の汚れが被給水曹に付着するのを防ぎ、洗剤の消費が少なく環境に優しい、浄水を提供する。また別の日本国特公平10-305284号公報では、磁石を使用して水を処理する装置について、開示している。原水を入口から導入し、内筒外側の磁石群から発生させた磁界によって磁化する。原水は、該原水の流れと直角方向に交番磁界を受け、その結果自由電子が水中で発生し、Caイオン及びNaイオンが活性化する。処理水は、内筒を出て、内筒と外筒の間を通り下方に送られ、濾過材を通り上方に向かうが、その結果、各種ミネラル分を溶出し、不純物の除去、トリハロメタン、塩素、臭気物質等の除去を行う。水濾過について記載する別の実施態様は、日本国特公昭第60-094190号公報であり、該公報では、3つの異なるカラムを使用して水を浄化・活性化する方法について、記載している。活性タンクは、浄化/活性化曹を内蔵するステンレス鋼製の壁で構成されており、その下端に水の流入口を、その上端に処理水の排出口を設けている。浄化/活性化曹は、脱塩カラム、活性化カラム及び磁気カラムから成る。脱塩カラムは、カルシウム性セラミック粒子を充填して成り、水中に残存する遊離塩素を吸着し、結合塩素についてはそれを分解する。活性化カラムは、ウーライト、活性炭等の無機物又は有機物粒子を充填して成り、水を活性化し、分解された塩素を吸着によって除去する。この活性化カラムでは、水質をよりマイルドにするマグネットボールを充填して成る。送水管の石灰スケール及び錆の堆積を防止する装置が、独逸国特許第DE4220105号で開示されている。この装置は、送水管に挿入し、フィルタ管の周囲を囲むフィルタスリーブを備えた取替え可能なフィルタを含むポットから成る。磁界を発生する、取外可能に固定した棒磁石を、フィルタ管に挿入する。ポットを鉄製或は鉄製ケースで囲み、磁界を増強し、該ポットには、水入口及び出口を設けた嵌脱可能な蓋を有する。棒磁石は、一連の磁石で、間に極板を伴って真鍮製のハウジングに嵌合させて構成してもよい。別の特許、日本国特許第2000-271572号公報では、大量の液体の磁気処理を、永久磁石からの磁界を濾過する液体と鎖交させるように、磁気籠を配置することにより達成する実施態様について、開示している。
本発明の幾つかの好適な実施態様により、液体を浄化又は濾過するシステムを提供し、該システムには:液体が通過する中心穴部を有する導管;及び該液体を磁化するために使用する、中心穴部を包囲する、振動磁界、を備える。
更にまた、本発明の幾つかの好適な実施態様によれば、振動磁界には、1つ又は複数の磁気構成要素を備え、各上記磁気構成要素には、1個又は複数の弾性スペーサで分離する、少なくとも2個の磁石要素を含む。
更にまた、本発明の幾つかの好適な実施態様によれば、各磁気構成要素には、少なくとも2個の磁石要素、及び少なくとも1個のばねスペーサを含む。
更にまた、本発明の幾つかの好適な実施態様によれば、各磁気構成要素には、2個の磁石要素、及び3個のばねスペーサを含む。
更にまた、本発明の幾つかの好適な実施態様によれば、各磁気構成要素を、ハウジングに収容する。
更にまた、本発明の幾つかの好適な実施態様によれば、磁気構成要素を、中心穴部の周りに配置する。
更にまた、本発明の幾つかの好適な実施態様によれば、隣接する磁気要素には磁石を、同極を対向させて、備える。
更にまた、本発明の幾つかの好適な実施態様によれば、隣接する磁気要素には磁石を、対極を対向させて、備える。
更にまた、本発明の幾つかの好適な実施態様によれば、本システムにはフィルタを設ける。
更にまた、本発明の幾つかの好適な実施態様によれば、フィルタを、円筒面形状とする。
更にまた、本発明の幾つかの好適な実施態様によれば、フィルタを、磁気構成要素の外側に配置する。
更にまた、本発明の幾つかの好適な実施態様によれば、フィルタを、磁気構成要素の内側に配置する。
更にまた、本発明の幾つかの好適な実施態様によれば、導管には、流れを強制的に磁界を通り往復させる流れ制御要素を備える。
更にまた、本発明の幾つかの好適な実施態様によれば、流れ制御要素には、液体が中心穴部に入れる入口ポートを有する中心穴部を備えた本体と、該液体を流路を介して、中心穴部に略平行となるよう方向付ける、1つ又は複数の横通路を備える。
更にまた、本発明の幾つかの好適な実施態様によれば、流路は、流れ制御要素の外溝から成る。
更にまた、本発明の幾つかの好適な実施態様によれば、磁界を、流れ制御要素に内蔵する磁気要素により発生させる。
更にまた、本発明の幾つかの好適な実施態様によれば、導管には、強制的に流れを磁界を通して往復させる密閉流れ制御要素を備える一方で、該密閉流れ制御要素には、一方が他方を収納する、2つ以上の一体化した容器を備え、内側容器には、液体が中心穴部に入れる入口ポートを有する中心穴部を備えており、他の容器の夫々には、液体を流路を通り中心穴部と略平行になるよう方向付ける1つ又は複数の横通路を備えており、外側容器には、液体を密閉流れ制御要素の外に方向付ける液体出口を備える。
更にまた、本発明の幾つかの好適な実施態様によれば、振動磁界を、密閉流れ制御要素に内蔵する。
(発明を実施する最良の形態)
本発明を一層理解し、本発明の実用的応用を把握するために、以下の図を提供して、これ以降参照する。これらの図は、例として提示したのみで、本発明の範囲を決して限定するものではないことに注意されたい。同じ構成要素については、同じ参照番号で示す。
開示する濾過システム及び方法は、多段濾過の仕組みを使用しており、該仕組みには、幾つかのやり方を含み、様々な液体、例えば水、牛乳、油、燃料、下水等に適用することができる。このシステムでは、濾過要素を使用して、不要な粒子を濾過して取除くと共に、動的な磁力場により、濾過した液体を更に浄化し、液質を改善する。
より具体的に、フィルタハウジングシステム(21)の好適な実施態様について、図1で示す。濾過システム全体をハウジング(21)内に封入し、該ハウジングには、容器(20)及びカバー蓋(25)を含む。ハウジングは、屋外の天気に対して耐久性があり、磁界に反応しない如何なる物質でも作製することができる。かかる材料の例として、ポリカーボネート、ステンレス鋼、銅が挙げられる。幾つかの材料を組合せることも、同様に可能である。締付リング(28)を用いて、容器と蓋との間を巻締して、漏れを防ぐ。蓋には、濾過する液体をシステム内に導く入口ポート(24)、及び濾過した液体をシステムから外に導く出口ポート(26)を含む。ハウジングの底部で、ボール弁(22)により不要な堆積物を定期的に堆積物排出口(30)から排流する。
図2では、ハウジングを開放した際の、フィルタコア(35)の位置の例を示す。フィルタコアには、幾つかの要素を含み、該要素により実質的に液体を浄化及び濾過する。この特定の実施態様のフィルタコアには、支持リング(36)を含み、該リングで柱(32)形状の4本の磁石ハウジングを保持する。これらの柱状ハウジングの各々に磁気構成要素を封入するが、これについては後で詳述する。リング(36)は、また、内筒網状濾過要素(34)を支持する。該メッシュフィルタは、通常孔径を50ミクロンとし、50ミクロンより大きな粒子を濾過して取除く役割を担う(孔径を可変としてもよい)。メッシュフィルタ自体を、磁界と反応しない耐久性物質、例えばステンレス鋼製の金網フィルタで作製する。この特定の実施態様では、液体は、入口ポート(24)から中心穴部(38)に入る。中心穴部で、液体を、磁石ハウジング柱(32)内に配置した磁石構成要素から出す磁界に曝露させる。磁化した液体は、内側メッシュフィルタ(34)を通り、容器(20)内の周囲空洞部(39)に流入する。このように、液体は、1段階目は網状格子、2段階目は磁界による2段階の濾過プロセスを経る。周囲空洞部からの、浄化及び濾過された液体は、続いて出口ポート(26)に流れる。指摘すべきは、流れ方向を逆にできる、換言すると、液体は、濾過要素を介して濾過システムに流入し、次に、中心穴部に流入しつつ、磁界を通過し、その後出口ポートに流入する。定期的に、このシステムを掃除する必要がある:容器(20)の底部に堆積した堆積物を、ボール弁(22)を利用して、堆積物排出口(30)から排流する必要がある。メッシュフィルタを、締付リング(28)を開いて、容器をカバー蓋から取外して、取出す必要がある。次にフィルタを洗浄して、元の場所に戻すことができる。或は、自動弁を、ボール弁の代わりに使用して、十分に圧力が溜ると、自動的に蓄積した堆積物の堆積を放出可能にすることができる。或は、自動弁をプログラムして、定期的に開放することができる。
図3では、フィルタコア(35)の特定の実施態様を示す。この実施態様では、2個の支持リング(36)で、各々に、後で詳述する、磁気構成要素を封入した4本の柱状ハウジング、及び内筒形状のメッシュフィルタ(34)を保持する。メッシュフィルタを、4本の磁気ハウジング(32)で該フィルタの周囲を外側から囲んで配置する。磁石系を、液体が流れる中心穴部(38)の周りに均等に配列することで、確実に液体粒子が磁界を通過した後、本システムを出ることになる。
フィルタコア(35)に関する他の実施態様について、図4で示す。この実施態様では、支持リング(36)で、4本の柱状磁石ハウジング(32)のみを保持する。別個の籠構造体(40)で、筒状メッシュフィルタ(33)を支持する。該籠構造体(40)を、柱形状の磁石ハウジング(32)の外側に、該ハウジングの周囲を囲むように位置させる。
他の実施態様では、様々な種類のフィルタ要素、例えばメッシュフィルタ又は環状フィルタ等のパッシブタイプ、或は例えば活性炭、ドロマイト、クリノプチロライト、ゼオライト、アルミナ又はカチオン交換体等のアクティブタイプ、或はそうしたフィルタ要素の組合せ、を含んでもよい。正方形、長方形、螺旋形又は多段フィルタを、図2、図3及び図4に示す筒状メッシュフィルタの代わりに使用することができる。メッシュフィルタの孔径を、濾過システムからの特定要件に従い選択することができる。
流れ制御を改善可能なフィルタコア(35)の他の実施態様について、図14に示す。この実施態様では、フィルタコア(35)には、流れ制御要素(83)を含み、該要素は、液体を該流れ制御要素を介して強制的に略平行に往復流通させ、それにより磁石の磁界を、流れに略沿った状態に保つよう設計する。この流れ制御要素を、籠構造体(40)が支持する外筒メッシュフィルタ(33)で包囲する。流れ制御要素(83)には、その中に磁石要素をセットする任意の4つの内部磁石穴(93)を含む。この特定の実施態様では、確実に液体がメッシュフィルタを通過するのに役立つ2個の任意のガスケット(85)も設けている。ガスケット(85)を、一般的にはゴム又はシリコン等の圧縮性材料製とし、特定の液体の特性及びシステム要件に従って作製する。本明細書で示す他の実施態様においても、ガスケットを使用することを勧めるが、これは勿論、当業者にとっては基本的なことである。
本発明によるフィルタコア(35)の実施態様の断面図を、図15で説明する。流れ制御要素(83)には、入口ポート(87)を含み、該入口ポートで、液体を流れ制御要素の中心穴部(38a)に導く。液体は中心穴部(38a)内を流れ、そこで液体は磁石構成要素が発生させた磁界を受ける。次に液体は、少なくとも1つの液体通路(89)を通り、流れ制御要素(83)の外に流出する。液体通路を、流れ制御要素(83)側面に、入口ポート(87)と反対側の流れ制御要素の遠端部付近に配置する開口部とする。液体通路により、液体を流れ制御要素(83)の外面に刻設した流路(91)に導く。液体流路を狭流路とし、流れ制御要素(83)の側面に沿って外側に開設する。液体流路(91)で、流れ制御要素(83)と筒状メッシュフィルタ(33)との間に空隙を創出し、該空隙に液体を、該液体がメッシュフィルタに接触する直前に、流入可能にする。流れ制御要素(83)の上述した特徴によって、液体の流れを、入口ポート(87)から、液体通路(89)を通し、液体流路(91)に流入させ、メッシュフィルタ(33)から流出させるよう流れ方向を変えることで、液体の流れ制御を改善できる。このように、液体を強制的に、磁界に沿わせて流通させ、その結果、容易に液体に最大の磁界効果を与えられる。加えて、液体を略往復磁界を通過させて後、濾過システムから出すため、液体が磁界の影響を受ける時間が、大幅に延長され、その結果、濾過プロセスが改善される。
図16aでは、図14で示した流れ制御要素の平面図を、それ以降の図に関する2本の断面線を付して、説明している。
図16bでは、図14に示す流れ制御要素のA-A線に沿った断面図を説明する。流れ制御要素には内部磁石穴(93)を含み、該穴を、流れ制御要素の中心穴部(38a)の周囲を囲む壁に沿って開設する。このように、液体は入口ポート(87)から入り、内部磁石穴(93)内側にセットした磁石要素の磁界に沿って流通し、液体通路(89)を通り流れ制御要素から流出する。
図16cでは、流れ制御要素のB-B線での断面図を説明している。この図では、流れ制御要素の液体通路(89)及び液体流路(91)について説明している。上記のように、液体は、入口ポート(87)から流れ制御要素に流入し、中心穴部(38a)に沿って流れ、液体通路(89)から外に出る。次に、液体通路(89)により、液体流を液体流路(93)に方向付ける。
図16dでは、流れ制御要素の側面図について説明する。液体通路(89)により、液体を流れ制御要素から導出し、液体流路(91)へと導く。
図16eは、流れ制御要素の立面図(等角図)である。この実施態様には、4つの磁石穴(93)、4つの液体通路(89)及び4つの液体流路(91)を含む。複数の液体通路(89)を使用し、該通路を流れ制御要素の中心穴部(38a)の周りに均等に配列して設置することで、液体圧力を濾過システム内側で分配して一層良好に流れを制御する。
液体通路(89)及び液体流路(91)の数は、濾過システムの特定要件に従い可変にできる。磁石要素を、流れ制御要素(83)の外側に配設する、或は上述したように流れ制御要素に内蔵することもできる。ガスケット(85)を、‘L’又は‘U’字型のような各種形状で形成することができ、流れ制御要素(83)の外側に配設する、或は該要素に内蔵することもできる。
磁気システムの特定の実施態様について、図5で詳述する。この実施態様では、4つの同一な磁気構成要素(46)が存在する。各磁気構成要素には、2個の磁気要素(50)及び3個のスペーサ(48)を含む。好適な実施態様では、磁気要素をネオジム製とし、スペーサをバネとする。好適な実施態様では、2個の磁石要素を、対立する極同士で位置合わせする。これは、1磁気要素のN極が別の磁石のN極に対面することを意味する。これら2つの磁石は互いに反発し、その結果、互いから離隔しようとする。しかしながら、バネが強制的に磁石を互いへと戻す。その結果、振動磁界が発生し、それによりフィルタ領域を一層良好にカバーできるだけでなく、水の磁化を促進する。従って、振動磁界によりシステムの濾過性能が向上する。或は、磁石を、両極を互いに対向させて位置合わせする。両磁石は引き寄せられるが、バネにより該磁石が反発して、磁石を振動させ、振動磁界を形成する。
磁気要素の数は、濾過システムに関する特定要件によって可変にできる。振動磁界を、様々な種類の磁界源によって、及び二極磁気要素、単極、又はブルームライン極性(blumlein-pola)等の様々な種類の磁気構成要素によって発生させることができる。
フィルタコア(35)を有するハウジング(21)の、A-A線(図7)に沿った断面図が、図6に見られる。同断面図の更なる詳細図を、図8に提示する。
開示した何れの実施態様でも、環境制御システムと組合せることができる。環境制御システムを通常、フィルタ内を指定した温度に維持するよう設計して、水をユーザの好みに従い、任意の所定温度で提供する。温度制御の効果を促進するために、フィルタハウジングを、ステンレス鋼等の熱伝導材料製とし、絶縁層を付加して不要な熱伝達を防ぐ。濾過システムの例として、冷却システム(70)を挙げて、これを図9及び図11に示す。冷却用管(62)で、フィルタハウジング(26)を包囲する。該管(62)を、コンプレッサ(64)に接続し、該コンプレッサを任意の種類の電源(図示しない)に接続する。絶縁層(60)で、システム全体の周囲を囲む。本実施態様では、冷却用管を螺旋形状にしたが、他の実施態様も可能である。図11では、自動弁(57)及びタイマ(72)を有して、自動的に不要な堆積物を定期的に堆積物排出口から排流可能にした、冷却濾過システムを示す。
別の実施態様では、環境制御濾過システムについて開示しており、図10及び図12でこれを示す。この実施態様では、加熱システム(80)を、濾過システムに付加する。水の加熱を、加熱要素(82)及び絶縁層(60)を使用して行う。図12では、自動弁(57)及びタイマ(72)を有して、自動的に不要な堆積物を定期的に堆積物排出口から排流可能にした、加熱濾過システムを示す。加熱磁気濾過システムを、ボイラと一体化させることができる。システムの一体化を、ボイラの内側に濾過システムを挿入する、或は該システムを、又は磁石システムだけを、ボイラの外側に設置して、行なうことができる。同様に、ボイラの代わりに、又はボイラに付加して、濾過システム又は単に磁石構成要素だけを、冷却システムと協働させて設置してもよい。
図13では、本発明の別の実施態様について開示している。この実施態様では、4本の筒形状磁石ハウジング(32)を、導電材料製として、電源に電気的に接続する(78)が、該電源を、任意の種類のAC及び/又はDC電源とすることができる。電流により、フィルタの水浄化能力を更に増強する。
本発明による濾過システムの別の好適な実施態様には、密閉した流れ制御要素を備え、該要素により流れ制御を改善でき、該要素を磁気構成要素(46)と一体化させるが、これを図17a、図17b、図17c、図17d及び図17e(95)で示す。
図17aでは、濾過システム(95)の等角図を説明する。この密閉流れ制御要素(以下、(95)とも示す)には、内側容器(105)及び外側容器(107)を備える。密閉流れ制御要素には、磁石穴(93)(この特定の実施態様では4つの)及び液体出口(99)(同じく、この特定の実施態様では4つの)を更に備える。該液体出口を、全ての2磁気穴間に、1液体出口が存在するように設ける。この図に示した特定の実施態様の密閉流れ制御要素(95)には、液体通路栓(97)を備える。これらの栓で、液体通路(以下に詳述する)の製造工程中に出来た穴を密封する。
図17bでは、図17aで示す濾過システム(95)の平面図を、それ以降の図に関する2本の断面線を付して、これを説明している。
図17cでは、図17aで示す濾過システム(95)の、A-A線での断面図を説明している。密閉流れ制御要素(95)には、2つの一体化した容器、内側容器(105)及び外側容器(107)を備えるが、外側容器で内側容器を収納する。内側容器には、そこから液体が密閉流れ制御要素に入る入口ポート(87)を備える。次に、液体は、内側容器の側壁に沿って延在する中心穴部(38a)を流通する。内側容器から、液体は液体通路(89)を通り、内側液体流路(91a)に流入するが、該液体流路は、外側容器内に位置し、外側容器側壁と内側容器側壁との間に創出した周囲空洞部である。液体は、各内側液体流路(91a)端部に各々配設した液体排出口(99)を通り、内側流れ制御要素から流出する。
図17dでは、図17aで示す濾過システムの、B-B線での断面図を説明している。内側容器(105)には、入口ポート(87)とは反対側で、内側容器の端部に配置した液体通路(89)を備える。外側容器(107)には、磁石穴(93)を備える。磁石穴を外側容器の側壁に沿って延在させ、外側容器側壁と内側容器側壁との間に創出した周囲空洞部内に配置する。磁気構成要素(46)を、磁石穴内にセットする。磁石穴を、磁石穴栓(109)で密封して、液体及び他の物質の浸入、及び磁石の汚染又は酸化を防ぐ。
図17eでは、図17aで示す濾過システムの下面図を説明している。この特定の実施態様の外側容器(107)には、4つの液体排出口(99)、及び4つの磁石穴を密封する、従って4つの磁石穴栓(109)を備える。磁石穴を、各磁石穴が2液体流路(91a)間に存在するように配設し、各液体流路を2磁石穴間に配設する。このように磁石穴及び液体流路を均等に配列することで、確実に液体に対して磁界の影響を、液体が密閉流れ制御要素を流通する間に、均一に且つ効果的に与えられる。
こうした密閉流れ制御要素(95)構造により、確実に、該要素内側の液体が、磁気構成要素(46)が発生する磁界を、該磁界に沿うようにして、2回往復して通過する。これにより、密閉流れ制御要素は、液体に対して均一で増強した磁界の影響を与えられる。
磁石穴(93)、液体通路(89)、液体排出口(99)及び内側液体流路(91a)の数を、濾過システムの特定要件に従い決定する。液体通路用栓(97)は任意であり、該栓の必要性は、密閉流れ制御要素の製造方法に依存する。磁石穴栓(109)も、同様に任意である。如何なる他の要素又は方法でも、確実に磁気構成要素(46)の絶縁及び磁石穴(93)の密封を行うものであれば、十分である。
密閉流れ制御要素には、2つ以上の一体化した容器を備えてもよい。そのようにして、液体を、磁気構成要素が発生する磁界を、2回以上通過させ、その結果、異なる容器の内側液体流路(91a)を流通する液体に対する磁界の影響を増強する。
図17aで示す濾過システム(95)には、網状濾過要素又はハウジングを備えていない。従って、該システムは軽量で、比較的低コストである。この濾過システムの好適な使用法としては、水の加熱又は冷却用ボイラで、スケール形成防止に使用することが挙げられる。また、スイミングプール用フィルタに内蔵してもよい。
図18では、一般的なボイラ(101)における、図17aで示す濾過システム(95)の適用について説明している。ボイラの主給水管(103)を、濾過システム(95)の内側容器(105)に位置する入口ポート(87)に連結する。その結果、主給水管を通りボイラ内に流入した水が、入口ポートを通り濾過システムに直ぐに流入する。主給水管及び濾過システムの内側容器(105)を、水が、必ず最初に濾過システムを通過してボイラ内に流入するようにして、互いに結合させる。その後、水は、外側容器(107)に位置する液体排出口(99)を通り、濾過システムから流出し、直ぐにボイラに流入する。
更に、この用途では、濾過システムは、ボイラの流れ制限器としても機能する。
任意であるが、徐放機構を、水濾過用の本発明による濾過システムに付加して、それにより水流に各種のミネラル又はビタミン又は他の物質を放出してもよい。天然薬石、シリカ、マグネシウム又はビタミンC等の、ミネラル及びビタミンは、水に治療効果を与え、天然の抗菌性や抗真菌性にすると信じられている。
記述した実施態様だけでなく、他の可能な実施態様を、多くの用途に使用することができる。本明細書を通して、液体を、本発明の装置で濾過する物質と記載したが、他の液体も、本発明による装置で濾過してもよい。本発明の装置を使用して、液体、例えば:飲料水、下水、工場排水、エンジンオイル、燃料、バイオ燃料、バイオディーゼル及びバイオエタノール等の代替燃料、ワイン等を、濾過することができる。該装置を、公共の建物、病院、個人の家、ショッピングセンター、工場、車両等のような様々な場所の空気通路、セントラル空調システム、換気装置、空気清浄器、各種の制御される内部空間、ガスシステム等に設置して、気体(例えば、空気)を濾過するために使用することができる。更にまた、記述した実施態様を、有機燃料を製造する生産及び濾過工程の一部として、各種の生物精製機に使用することができる。或は、本システムを使用して、養魚用池水の液体を酸素富化することができる。
本明細書を通して、用語“濾過”、“浄化”には、特定の粒子又は特定の物質を分離、排除、中和、隔離、除去又は除外する作用に関する事項の、構成又は構造の如何なる変更も含む点に注意されたい。また、本明細書を通して、特に別途示されない限り、用語“先端(top)”、“底(bottom)”、“上側(upper)”、“下側(lower)”他、方向を示す用語は、代用可能である点にも注意されたい。
当然のことながら、本明細書に記載した実施態様の記述及び添付図は、本発明を一層理解目的のみで援用するものであって、本発明の範囲を制限するものではない。
また当然のことながら、当業者は、本明細書読後に、添付図及び上記実施態様に対して修正又は補正を行い得るが、それらも更に本発明に包含されるものとする。
本発明の好適な実施態様による、磁化濾過装置のフィルタハウジングを示す図である。 本発明の好適な実施態様によるフィルタコアを有する磁化濾過装置の分解図である。 フィルタコアの図である。 本発明の別の好適な実施態様によるフィルタコアの図である。 本発明の好適な実施態様による磁石組立体の図である。 フィルタコアの(図7のA-A線に沿った)断面図である。 フィルタコアの平面図である。 フィルタコアを有するフィルタハウジングの断面図である。 冷却システムを備えたフィルタの図である。 加熱システムを備えたフィルタの図である。 冷却システムを備えたフィルタの別の実施態様の図である。 加熱システムを備えたフィルタの別の実施態様の図である。 電源を使用するフィルタの別の実施態様の図である。 本発明の別の好適な実施態様による、改善した流れ制御を備えたフィルタコアの分解図である。 本発明の別の好適な実施態様による、改善した流れ制御を備えたフィルタコアの断面図である。 図14で示した流れ制御要素の平面図を、これ以降の図に関する2本の断面用線を付けて、説明している。 流れ制御要素のA-A線での断面図を説明している。 流れ制御要素のB-B線での断面図を説明している。 流れ制御要素の側面図について説明している。 流れ制御要素の立面図(等角図)である。 磁気構成要素を一体化させた密閉流れ制御要素を備える本発明による磁化濾過システムの、別の好適な実施態様の等角図を説明している。 図17aで示す磁化濾過システムの平面図を、これ以降の図に関する2本の断面線を付して、説明している。 図17aで示す磁化濾過システムの、A-A線での断面図を説明している。 図17aで示す磁化濾過システムの、B-B線での断面図を説明している。 図17aで示す磁化濾過システムの下面図を説明している。 図17aで示す磁化濾過システムを備える一般的なボイラ装置について説明している。
符号の説明
20 容器
21 ハウジング
22 ボール弁
24 入口ポート
25 カバー蓋
26 出口ポート
28 締付リング
30 堆積物排出口
32 磁石ハウジング柱
33 メッシュフィルタ
34 網状濾過要素
35 フィルタコア
36 支持リング
38 中心穴部
39 周囲空洞部
40 籠構造体
46 磁気構成要素
48 スペーサ
50 磁気要素
57 自動弁
60 絶縁層
62 冷却用管
64 コンプレッサ
70 冷却システム
72 タイマ
80 加熱システム
82 加熱要素
83 流れ制御要素
85 ガスケット
87 入口ポート
89 液体通路
91 流路
93 磁石穴
95 濾過システム
97 栓
99 液体排出口
101 ボイラ
103 主給水管
105 内側容器
107 外側容器
109 磁石穴栓

Claims (24)

  1. 液体を浄化又は濾過するシステムであって、該システムには:
    前記液体が通過する中心穴部を有する導管;及び
    中心穴部を包囲し、通過する液体を磁化する振動磁界、
    を備えること、を特徴とするシステム。
  2. 前記振動磁界を、1つ又は複数の磁気構成要素で発生させ、各前記磁気構成要素には、弾性スペーサで分離する、少なくとも2個の磁石要素を含むこと、を特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 各磁気構成要素には、少なくとも2個の磁石要素、及び少なくとも1個のばねスペーサを含むこと、を特徴とする請求項2に記載のシステム。
  4. 各磁気構成要素には、2個の磁石要素、及び3個のばねスペーサを含むこと、を特徴とする請求項2に記載のシステム。
  5. 各磁気構成要素を、ハウジングに収容すること、を特徴とする請求項2に記載のシステム。
  6. 前記ハウジングを、伝導材料製とし、電源に電気的に接続すること、を特徴とする請求項5に記載のシステム。
  7. 前記磁気構成要素を、中心穴部の周りに配置すること、を特徴とする請求項2に記載のシステム。
  8. 隣接する磁気要素には磁石を、同極を対向させて、備えること、を特徴とする請求項2に記載のシステム。
  9. 隣接する磁気要素には磁石を、対極を対向させて、備えること、を特徴とする請求項2に記載のシステム。
  10. フィルタを更に設けた、請求項1に記載のシステム。
  11. 前記フィルタを、円筒面形状とすること、を特徴とする請求項10に記載のシステム。
  12. 前記フィルタを、前記磁気構成要素の外側に配置すること、を特徴とする請求項10に記載のシステム。
  13. 前記フィルタを、前記磁気構成要素の内側に配置すること、を特徴とする請求項10に記載のシステム。
  14. 前記システムには、環境制御システムを更に備えること、を特徴とする請求項10に記載のシステム。
  15. 前記環境制御システムを使用して、濾過水を冷却すること、を特徴とする請求項14に記載のシステム。
  16. 前記環境制御システムを使用して、濾過水を加熱すること、を特徴とする請求項14に記載のシステム。
  17. 前記環境制御システムを、ボイラに兼務させて、設置すること、を特徴とする請求項14に記載のシステム。
  18. 前記導管には、流れを強制的に磁界を通り往復させる流れ制御要素を備えること、を特徴とする請求項1に記載のシステム。
  19. 前記流れ制御要素には、液体が中心穴部に入れる入口ポートを有する中心穴部を備えた本体と、該液体を流路を介して、前記中心穴部に略平行となるよう方向付ける、1つ又は複数の横通路を備えること、を特徴とする請求項18に記載のシステム。
  20. 前記流路は、前記流れ制御要素の外溝から成ること、を特徴とする請求項19に記載のシステム。
  21. 前記振動磁界を、前記流れ制御要素に内蔵する磁気要素により発生させること、を特徴とする請求項18に記載のシステム。
  22. 前記導管には、強制的に流れを前記磁界を通して往復させる密閉流れ制御要素を備え、該密閉流れ制御要素には、一方が他方を収納する、2つ以上の一体化する容器を備え、内側容器には、液体が中心穴部に入れる入口ポートを有する中心穴部を備えており、他の容器の夫々には、前記液体を流路を通して前記中心穴部と略平行になるよう方向付ける1つ又は複数の横通路を備えており、外側容器には、前記液体を前記密閉流れ制御要素の外に方向付ける液体出口を備えること、を特徴とする請求項1に記載のシステム。
  23. 前記振動磁界を、前記密閉流れ制御要素に内蔵すること、を特徴とする請求項22に記載のシステム。
  24. ボイラに組込まれ、液体を該ボイラに導入する供給パイプに接続する請求項23に記載のシステム。
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