JP2009514924A - 3−アリール−イソオキサゾール−4−カルボニル−ベンゾフラン誘導体 - Google Patents

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Abstract

本発明は、式(I)[式中、R1は、水素又はハロゲンであり;R2は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、低級アルコキシ、OCF3、−OCH2−Rであり、R3は、水素又は低級アルコキシであるか;あるいはR2及びR3は、これらが結合している炭素原子と一緒に、−CH=CH−CH=CH−を持つ環を形成し;Rは、アリール若しくはヘテロアリール(場合によりハロゲン又は低級アルキルによって置換されている)であるか、又はC(O)NH−低級アルキルであるか、又は−C(O)−ヘテロアリール(ここで、ヘテロアリール基は、場合により低級アルキル又はフェニルによって置換されている)である]の3−アリール−イソオキサゾール−4−カルボニル−ベンゾフラン誘導体、及びその薬剤学的に許容しうる酸付加塩に関する。この種の化合物は、GABA Aα5受容体結合部位に対する高い親和性及び選択性を示すこと、並びに認識促進薬として、又はアルツハイマー病のような認識障害の処置のために有用であろうことが見い出された。

Description

本発明は、式(I):
Figure 2009514924
[式中、
1は、水素又はハロゲンであり;
2は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、低級アルコキシ、OCF3、−OCH2−Rであり、
3は、水素又は低級アルコキシであるか;あるいは
2及びR3は、これらが結合している炭素原子と一緒に、−CH=CH−CH=CH−を持つ環を形成し;
Rは、アリール若しくはヘテロアリール(場合によりハロゲン又は低級アルキルによって置換されている)であるか、又はC(O)NH−低級アルキルであるか、又は−C(O)−ヘテロアリール(ここで、ヘテロアリール基は、場合により低級アルキル又はフェニルによって置換されている)である]で示される3−アリール−イソオキサゾール−4−カルボニル−ベンゾフラン誘導体、及びその薬剤学的に許容しうる酸付加塩に関する。
この種の化合物は、GABA Aα5受容体結合部位に対する高い親和性及び選択性を示すこと、並びに認識促進薬として、又はアルツハイマー病のような認識障害の処置のために有用であろうことが見い出された。
主要な抑制性神経伝達物質であるガンマ−アミノ酪酸(GABA)の受容体は、2つの主な分類に分けられる:(1)リガンド作動性イオンチャネルスーパーファミリーのメンバーであるGABA A受容体、及び(2)Gタンパク質連結型受容体ファミリーのメンバーであるGABA B受容体。膜結合ヘテロ五量体タンパク質ポリマーであるGABA A受容体複合体は、主としてα、β及びγサブユニットからなる。
現在のところ、全部で21個のGABA A受容体のサブユニットがクローン化及び配列決定されている。哺乳動物の脳細胞から得られる未変性GABA A受容体の生化学的、電気生理学的及び薬理学的機能を最も厳密に模倣している組換えGABA A受容体の構築に、3つのタイプ(α、β及びγ)のサブユニットが必要とされる。ベンゾジアゼピン結合部位は、α及びγサブユニットの間にあるという確固たる証拠が存在する。組換えGABA A受容体の中で、α1β2γ2は、古典的なタイプI BzRサブタイプの多くの作用を模倣し、一方α2β2γ2、α3β2γ2及びα5β2γ2イオンチャネルは、タイプ−II BzRと呼ばれている。
McNamaraとSkeltonはPsychobiology, 21:101-108において、ベンゾジアゼピン受容体逆アゴニストであるβ−CCMが、モリス(Morris)水迷路における空間学習を増強することを証明している。しかしβ−CCM及び他の従来のベンゾジアゼピン受容体逆アゴニストは、痙攣促進薬又は痙攣薬であり、このためヒトにおける認識促進剤としてのその使用は妨げられる。更に、これらの化合物は、GABA A受容体サブユニット内では非選択的であるが、一方GABA Aα1及び/又はα2及び/又はα3受容体結合部位での活性が比較的にないGABA Aα5受容体の部分又は完全逆アゴニストは、痙攣促進活性が減少しているか、又はこれがない、認識を促進するのに有用な医薬を提供するために使用することができる。また、GABA Aα1及び/又はα2及び/又はα3受容体結合部位での活性がなくはないが、α5含有サブユニットに対して機能的に選択的なGABA Aα5逆アゴニストを使用することができる。しかし、GABA Aα5サブユニットに対して選択的であり、かつGABA Aα1、α2及びα3受容体結合部位での活性が比較的にない逆アゴニストが好ましい。
本発明の目的は、式(I)の化合物及び薬剤学的に許容しうる塩、上述の化合物の製造法、これらを含む医薬及びこれらの製造法、更には病気、特に前記の種類の病気及び障害の制御若しくは予防における、又は対応する医薬の製造における、上述の化合物の使用である。
本発明の最も好ましい適応症は、アルツハイマー病である。
本明細書において使用される一般用語の下記定義は、問題の用語が単独で出現するか、組合せで出現するかに関わらず適用される。
本明細書において使用される、「低級アルキル」という用語は、1〜7個、好ましくは1〜4個の炭素原子を含む直鎖又は分岐鎖アルキル基、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブチルなどを意味する。
「アリール」という用語は、不飽和炭素環、例えば、フェニル、ベンジル又はナフチル基を意味する。好ましいアリール基は、フェニルである。
「ハロゲン」という用語は、塩素、ヨウ素、フッ素及び臭素を意味する。
「シクロアルキル」という用語は、3〜7個の炭素環原子を有する環状のアルキル環、例えば、シクロプロピル、シクロペンチル又はシクロヘキシルを意味する。
「ヘテロアリール」という用語は、N、O又はS原子のような、1〜3個のヘテロ原子を含む、芳香族の5員又は6員環を意味する。このような芳香族ヘテロアリール基の例は、ピリジニル、トリアゾリル、イソオキサゾリル、フラニル、チオフェニル、イミダゾリル、オキサゾリル又はピラジニルである。
「薬剤学的に許容しうる酸付加塩」という用語は、塩酸、硝酸、硫酸、リン酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、マレイン酸、酢酸、コハク酸、酒石酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸などのような、無機及び有機酸との塩を包含する。
好ましいのは、GABA Aα5サブユニットに対して100nM未満の結合活性(hKi)を有しており、かつこれに対して選択的であり、そしてGABA Aα1、α2及びα3受容体結合部位での活性が比較的にない化合物である。最も好ましいのは、35nM未満の結合活性(hKi)を有する化合物である。
好ましい式(I)の化合物は、R1が、水素であるものである。特に好ましいこの群からの化合物は、R3が、水素であり、そしてR2が、ハロゲン、ヒドロキシ、OCF3又は低級アルコキシであるもの、例えば、以下の化合物である:
(7−ブロモ−ベンゾフラン−2−イル)−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン、
(7−ヒドロキシ−2−ベンゾフラニル)(5−メチル−3−フェニル−4−イソオキサゾリル)メタノン、
(7−メトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン、
(7−エトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン、
(6−ヒドロキシ−ベンゾフラン−2−イル)−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン、
(6−メトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン、
(5−メトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン、
(5−メトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン、又は
(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−(5−トリフルオロメトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−メタノン。
好ましい式(I)の化合物は更に、R1及びR3が、水素であり、そしてR2が、−OCH2−C(O)NH−低級アルキル又は−OCH2−ヘテロアリール(場合によりハロゲン又は低級アルキルによって置換されている)であるもの、例えば、以下の化合物である:
N−イソプロピル−2−[2−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−カルボニル)−ベンゾフラン−7−イルオキシ]−アセトアミド,
(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−[7−(ピリジン−2−イルメトキシ)−ベンゾフラン−2−イル]−メタノン、
(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−[7−(ピリジン−3−イルメトキシ)−ベンゾフラン−2−イル]−メタノン、
(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−[7−(ピリジン−4−イルメトキシ)−ベンゾフラン−2−イル]−メタノン、又は
[7−(3−メチル−イソオキサゾール−5−イルメトキシ)−ベンゾフラン−2−イル]−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン。
好ましい式(I)の化合物は更に、R1が、水素であり、R3が、低級アルコキシであり、そしてR2が、低級アルコキシであるもの、例えば、以下の化合物である:
(4,6−ジメトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン。
好ましい式(I)の化合物は、R1が、ハロゲンであるものである。特に好ましいのは、R3が、水素であり、そしてR2が、水素、ヒドロキシ、低級アルコキシ又は−OCH2C(O)NH−低級アルキルである化合物、例えば、以下の化合物である:
ベンゾフラン−2−イル−[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−メタノン、
[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−(7−メトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−メタノン、
[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−(7−エトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−メタノン、
2−{2−[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−カルボニル]−ベンゾフラン−7−イルオキシ}−N−イソプロピル−アセトアミド,
[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−(6−ヒドロキシ−ベンゾフラン−2−イル)−メタノン、
[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−(6−メトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−メタノン、
[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−(5−ヒドロキシ−ベンゾフラン−2−イル)−メタノン、又は
[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−(5−メトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−メタノン。
好ましい式(I)の化合物は更に、R1が、ハロゲンであり、R3が、低級アルコキシであり、そしてR2が、水素であるもの、例えば、以下の化合物である:
[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−(4−メトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−メタノン。
本発明の式(I)の化合物及びその薬剤学的に許容しうる塩は、当該分野において既知の方法により、例えば、後述の方法により製造することができるが、この方法は、
式(II):
Figure 2009514924
で示される化合物を、式(III):
Figure 2009514924
で示される化合物と、炭酸カリウムの存在下で反応させることにより、式(I):
Figure 2009514924
[式中、R1、R2及びR3は、上記と同義である]で示される化合物を得ること、及び必要に応じて、式(I)の化合物を薬剤学的に許容しうる塩に変換することを特徴とする。
式(II)及び(III)の出発物質は、既知化合物であるか、又は当該分野において既知の方法により調製することができる。
上記反応工程により、式(I)の化合物は、以下のとおり調製することができる:
室温のDMF中のブロモケトン(II)(R1=Hについては市販)の溶液に、式(III)の適切に置換されたサリチルアルデヒドを加え、この混合物を約2時間激しく撹拌した。R2=OHである場合、生成物は、スキーム1に示されるように更に変換することができる。
Figure 2009514924
[式中、R2'は、低級アルキル、CF3、−CH2−R(ここでRは、アリール若しくはヘテロアリール(場合によりハロゲン又は低級アルキルによって置換されている)であるか、又はC(O)NH−低級アルキルであるか、又は−C(O)−ヘテロアリール(ここで、ヘテロアリール基は、場合により低級アルキル又はフェニルによって置換されている)である)である]。
THF及び式:HO−R2'の適切なアルコール中の式(I-1)の化合物の溶液に、トリフェニルホスフィンを加え、生じた混合物を0℃に冷却する。次にアゾジカルボン酸ジエチルを加え、一晩この反応混合物が室温まで温まるのを待つ。あるいは、式(I-1)の化合物をTHF又はDMFに溶解して、炭酸カリウムを加え、次に適切なハロゲン化物を室温で加え、生じた混合物を一晩撹拌する。
前述のように、式(I)の化合物及びその薬剤学的に利用しうる塩は、有用な薬理活性を有する。本発明の化合物は、α5サブユニットを含むGABA A受容体に対するリガンドであり、よって認識促進が必要とされる処置において有用であることが見い出された。
本化合物は、後述の試験法により調査した。
膜の調製及び結合アッセイ
GABA A受容体サブタイプでの化合物の親和性は、組成:α1β3γ2,α2β3γ2、α3β3γ2及びα5β3γ2のラット(安定にトランスフェクトした)又はヒト(一過性にトランスフェクトした)受容体を発現するHEK293細胞への[3H]フルマゼニル(85Ci/mmol;ロシュ(Roche))結合についての競合により測定した。
細胞ペレットは、クレブス−トリス緩衝液(4.8mM KCl、1.2mM CaCl2、1.2mM MgCl2、120mM NaCl、15mMトリス;pH7.5;結合アッセイ緩衝液)に懸濁し、ポリトロンにより氷上で約20秒間ホモジェナイズして、4℃で60分間遠心分離した(50000g;ソーバル(Sorvall)、ローター:SM24=20000rpm)。この細胞ペレットをクレブス−トリス緩衝液に再懸濁して、ポリトロンにより氷上で約15秒間ホモジェナイズした。タンパク質を測定し(ブラッドフォード(Bradford)法、バイオ・ラッド(Bio-Rad))、そして1mLのアリコートを調製して−80℃で貯蔵した。
放射性リガンド結合アッセイは、細胞膜100mL;[3H]フルマゼニルをα1、α2、α3サブユニットについては1nM、そしてα5サブユニットについては0.5nMの濃度で;及び試験化合物を10〜10-3×10-6Mの範囲で含む、200mLの容量(96ウェルプレート)中で行った。非特異結合は、10-5Mジアゼパムにより定義され、典型的には全結合の5%未満に相当した。アッセイは、平衡まで4℃で1時間インキュベートして、パッカード(Packard)のハーベスターを用い氷冷洗浄緩衝液(50mMトリス;pH7.5)で洗浄する濾過によって、GF/Cユニ−フィルター(パッカード)上に収集した。乾燥後、フィルター残留放射活性は、液体シンチレーション計数により検出した。Ki値は、エクセル・フィット(Excel-Fit)(マイクロソフト(Microsoft))を用いて算出し、そして2回の測定の平均とした。
添付の実施例の化合物は、上述のアッセイで試験したが、好ましい化合物は、100nM未満の、ラットGABA A受容体のa5サブユニットからの[3H]フルマゼニルの置換のKi値を有することが見い出された。好ましい実施態様において、本発明の化合物は、α1、α2及びα3サブユニットに比較してα5サブユニットに対して結合選択的である。
Figure 2009514924
式(I)の化合物並びにその薬剤学的に利用しうる酸付加塩は、医薬として、例えば、製剤の形で使用することができる。この製剤は、例えば、錠剤、コーティング錠、糖衣錠、硬及び軟ゼラチンカプセル剤、液剤、乳剤又は懸濁剤の剤形で、経口投与することができる。しかし投与はまた、例えば、坐剤の剤形で直腸内に、又は例えば、注射液の剤形で非経口的にも達成することができる。
式(I)の化合物及びその薬剤学的に利用しうる酸付加塩は、錠剤、コーティング錠、糖衣錠及び硬ゼラチンカプセル剤の製造のための、薬剤学的に不活性な無機又は有機賦形剤と共に加工することができる。乳糖、トウモロコシデンプン又はその誘導体、タルク、ステアリン酸又はその塩などは、例えば、錠剤、糖衣錠及び硬ゼラチンカプセル剤用の、このような賦形剤として使用することができる。軟ゼラチンカプセル剤に適切な賦形剤は、例えば、植物油、ロウ、脂肪、半固体及び液体ポリオールなどである。
液剤及びシロップ剤の製造に適した賦形剤は、例えば、水、ポリオール、サッカロース、転化糖、ブドウ糖などである。
注射液に適切な賦形剤は、例えば、水、アルコール、ポリオール、グリセロール、植物油などである。
坐剤に適切な賦形剤は、例えば、天然又は硬化油、ロウ、脂肪、半液体又は液体ポリオールなどである。
更に、この製剤は、保存料、可溶化剤、安定化剤、湿潤剤、乳化剤、甘味料、着色料、香味料、浸透圧を変化させるための塩、緩衝剤、マスキング剤又は酸化防止剤を含むことができる。これらはまた、更に他の治療上有用な物質を含むことができる。
用量は、広い範囲内で変化させることができ、当然ながら、各特定の症例における個々の要求に適合させることができる。一般には、経口投与の場合に、一般式(I)の化合物を1人あたり約10〜1000mgの1日用量が適切であろうが、上記の上限は、必要であればこれを超えることができる。
以下の実施例は、本発明を例証するものであって、限定するものではない。全ての温度は摂氏度で与えられる。
実施例A
以下の組成の錠剤を通常の方法で製造する:
mg/1錠当たり
活性物質 5
乳糖 45
トウモロコシデンプン 15
微晶質セルロース 34
ステアリン酸マグネシウム 1
錠剤重量 100
実施例B
以下の組成のカプセルを通常の方法で製造する:
mg/1カプセル当たり
活性物質 10
乳糖 155
トウモロコシデンプン 30
タルク 5
カプセル充填重量 200
活性物質、乳糖及びトウモロコシデンプンを、最初にミキサーで、次に微粉砕機で混合する。混合物をミキサーに戻し、タルクをそこに加え、十分に混合する。混合物を機械により硬ゼラチンカプセルに充填する。
実施例C
以下の組成の坐剤を製造する:
mg/1坐剤当たり
活性物質 15
坐薬用錬剤 1285
総重量 1300
坐薬用錬剤をガラス又はスチール容器で融解し、十分に混合し、45℃に冷却する。その後、微粉砕した活性物質をそこに加え、それが完全に分散するまで撹拌する。混合物を適切な大きさの坐剤成形型に注ぎ、放置して冷却し、次に坐剤を成形型から取り外し、パラフィン紙又は金属箔で個別に包む。
以下の実施例1〜44は、本発明の例示のために提供される。それらは、本発明の範囲を限定するものとみなされるべきではなく、単に本発明の代表的なものとしてみなされるべきである。
実施例1
ベンゾフラン−2−イル−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン
DMF(0.5ml)中の4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾール(市販)(140mg、0.5mmol)の溶液に、サリチルアルデヒド(61mg、53μL、0.5mmol)を、続いて炭酸カリウム(138mg、1.0mmol)を加え、得られた混合物を室温で2時間激しく撹拌した。次に混合物を氷−水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。次に合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、蒸発させた。クロマトグラフィー(SiO、ヘプタン:酢酸エチル=100:0〜1:1)による精製により、標記化合物を白色の固体として得た(131mg、86%)。MS m/e:304.0[M+H]
実施例2
(7−フルオロ−ベンゾフラン−2−イル)−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン
実施例1について記載されたように、(サリチルアルデヒドの代わりに3−フルオロ−2−ヒドロキシベンズアルデヒドを使用して)、4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾール(市販)(140mg、0.5mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(125mg、78%)。MS m/e:322.4[M+H]
実施例3
(7−ブロモ−ベンゾフラン−2−イル)−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン
実施例1について記載されたように、(サリチルアルデヒドの代わりに3−ブロモ−2−ヒドロキシベンズアルデヒドを使用して)、4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾール(市販)(140mg、0.5mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(1.4g、51%)。MS m/e:382.0/384.1[M+H]
実施例4
(7−ヒドロキシ−2−ベンゾフラニル)(5−メチル−3−フェニル−4−イソオキサゾリル)メタノン
実施例1について記載されたように、(サリチルアルデヒドの代わりに2,3−ジヒドロキシベンズアルデヒドを使用して)、4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾール(市販)(2.5g、359mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(3.2g、55%)。MS m/e:318.0[M−H]。Journal of Natural Products, 1986, 49, 522-552。
実施例5
(7−メトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン
実施例1について記載されたように、(サリチルアルデヒドの代わりにo−バニリンを使用して)、4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾール(市販)(140mg、0.5mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(90mg、54%)。MS m/e:334.4[M+H]
実施例6
(7−エトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン
THF(3.1ml)中の(7−ヒドロキシ−2−ベンゾフラニル)(5−メチル−3−フェニル−4−イソオキサゾリル)メタノン(実施例4)(100mg、0.31mmol)の溶液に、エタノール(19mg、24μL、0.42mmol)及びトリフェニルホスフィン(109mg、0.42mmol)を室温で加えた。次に得られた混合物を0℃に冷却し、ジエチルアゾジカルボキシラート(73mg、65μL、0.42mmol)を加えた。得られた混合物を0℃にて30分間保持し、次に室温に一晩温めた。次に混合物をSiOに吸着させ、クロマトグラフィー(SiO、ヘプタン:酢酸エチル=100:0〜75:25)による精製により、標記化合物を白色の固体として得た(90mg、83%)。MS m/e:348.4[M+H]
実施例7
(7−ベンジルオキシ−ベンゾフラン−2−イル)−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン
実施例6について記載されたように、(エタノールの代わりにベンジルアルコールを使用して)、(7−ヒドロキシ−2−ベンゾフラニル)(5−メチル−3−フェニル−4−イソオキサゾリル)メタノン(実施例4)(100mg、0.31mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(108mg、84%)。MS m/e:410.3[M+H]
実施例8
(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−[7−(ピリジン−2−イルメトキシ)−ベンゾフラン−2−イル]−メタノン
実施例6について記載されたように、[エタノールの代わりに2−(ヒドロキシメチル)ピリジンを使用して]、(7−ヒドロキシ−2−ベンゾフラニル)(5−メチル−3−フェニル−4−イソオキサゾリル)メタノン(実施例4)(100mg、0.31mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(85mg、66%)。MS m/e:411.0[M+H]
実施例9
(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−[7−(ピリジン−3−イルメトキシ)−ベンゾフラン−2−イル]−メタノン
実施例6について記載されたように、[エタノールの代わりに3−(ヒドロキシメチル)ピリジンを使用して]、(7−ヒドロキシ−2−ベンゾフラニル)(5−メチル−3−フェニル−4−イソオキサゾリル)メタノン(実施例4)(100mg、0.31mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(77mg、60%)。MS m/e:411.0[M+H]
実施例10
(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−[7−(ピリジン−4−イルメトキシ)−ベンゾフラン−2−イル]−メタノン
実施例6について記載されたように、[エタノールの代わりに4−(ヒドロキシメチル)ピリジンを使用して]、(7−ヒドロキシ−2−ベンゾフラニル)(5−メチル−3−フェニル−4−イソオキサゾリル)メタノン(実施例4)(100mg、0.31mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(54mg、42%)。MS m/e:411.0[M+H]
実施例11
[7−(3−フルオロ−ベンジルオキシ)−ベンゾフラン−2−イル]−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン
実施例6について記載されたように、(エタノールの代わりに3−フルオロベンジルアルコールを使用して)、(7−ヒドロキシ−2−ベンゾフラニル)(5−メチル−3−フェニル−4−イソオキサゾリル)メタノン(実施例4)(100mg、0.31mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(94mg、70%)。MS m/e:428.3[M+H]
実施例12
[7−(4−フルオロ−ベンジルオキシ)−ベンゾフラン−2−イル]−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン
実施例6について記載されたように、(エタノールの代わりに4−フルオロベンジルアルコールを使用して)、(7−ヒドロキシ−2−ベンゾフラニル)(5−メチル−3−フェニル−4−イソオキサゾリル)メタノン(実施例4)(100mg、0.31mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(77mg、57%)。MS m/e:428.3[M+H]
実施例13
N−イソプロピル−2−[2−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−カルボニル)−ベンゾフラン−7−イルオキシ]−アセトアミド
DMF(5ml)中の(7−ヒドロキシ−2−ベンゾフラニル)(5−メチル−3−フェニル−4−イソオキサゾリル)メタノン(実施例4)(100mg、0.31mmol)の溶液に、N−(クロロアセチル)イソプロピルアミン(47mg、0.34mmol)及び炭酸カリウム(173mg、1.25mmol)を加え、反応混合物を室温で4時間撹拌した。次に混合物を氷−水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。次に合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、蒸発させた。クロマトグラフィー(SiO、ヘプタン:酢酸エチル=100:0〜1:1)による精製により、標記化合物を白色の固体として得た(37mg、28%)。MS m/e:419.3[M+H]
実施例14
(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−[7−(2−メチル−2H−[1,2,4]トリアゾール−3−イルメトキシ)−ベンゾフラン−2−イル]−メタノン
実施例13について記載されたように、[N−(クロロアセチル)イソプロピルアミンの代わりに5−クロロメチル−1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール塩酸塩を使用して]、(7−ヒドロキシ−2−ベンゾフラニル)(5−メチル−3−フェニル−4−イソオキサゾリル)メタノン(実施例4)(100mg、0.31mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(43mg、33%)。MS m/e:415.3[M+H]
実施例15
[7−(3−メチル−イソオキサゾール−5−イルメトキシ)−ベンゾフラン−2−イル]−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン
実施例6について記載されたように、(エタノールの代わりに5−(クロロメチル)−3−メチルイソオキサゾールを使用して)、(7−ヒドロキシ−2−ベンゾフラニル)(5−メチル−3−フェニル−4−イソオキサゾリル)メタノン(実施例4)(100mg、0.31mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(99mg、76%)。MS m/e:415.1[M+H]
実施例16
(6−ヒドロキシ−ベンゾフラン−2−イル)−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン
実施例1について記載されたように、(サリチルアルデヒドの代わりに2,4−ジヒドロキシベンズアルデヒドを使用して)、4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾール(市販)(140mg、0.5mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(11mg、7%)。MS m/e:320.3[M+H]
実施例17
(6−メトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン
実施例1について記載されたように、(サリチルアルデヒドの代わりに2−ヒドロキシ−4−メトキシベンズアルデヒドを使用して)、4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾール(市販)(140mg、0.5mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(95mg、57%)。MS m/e:334.1[M+H]
実施例18
2−[2−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−カルボニル)−ベンゾフラン−6−イルオキシ]−1−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−エタノン
実施例16について記載されたように、(サリチルアルデヒドの代わりに2,4−ジヒドロキシベンズアルデヒドを使用して)、4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾール(市販)(140mg、0.5mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(46mg、18%)。MS m/e:519.3[M+H]
実施例19
(5−クロロ−ベンゾフラン−2−イル)−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン
実施例1について記載されたように、(サリチルアルデヒドの代わりに5−クロロサリチルアルデヒドを使用して)、4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾール(市販)(140mg、0.5mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(114mg、68%)。MS m/e:338.1[M+H]
実施例20
(5−ブロモ−ベンゾフラン−2−イル)−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン
実施例1について記載されたように、(サリチルアルデヒドの代わりに5−ブロモサリチルアルデヒドを使用して)、4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾール(市販)(140mg、0.5mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(145mg、76%)。MS m/e:384.1/382.0[M+H]
実施例21
(5−メトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン
実施例1について記載されたように、(サリチルアルデヒドの代わりに2,5−ジヒドロキシベンズアルデヒドを使用して)、4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾール(市販)(140mg、0.5mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(63mg、40%)。MS m/e:320.3[M+H]
実施例22
(5−メトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン
実施例1について記載されたように、(サリチルアルデヒドの代わりに2−ヒドロキシ−5−メトキシベンズアルデヒドを使用して)、4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾール(市販)(140mg、0.5mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(73mg、44%)。MS m/e:334.1[M+H]
実施例23
(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−(5−トリフルオロメトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−メタノン
実施例1について記載されたように、[サリチルアルデヒドの代わりに5−(トリフルオロメトキシ)サリチルアルデヒドを使用して]、4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾール(市販)(140mg、0.5mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(159mg、82%)。MS m/e:388.4[M+H]
実施例24
2−[2−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−カルボニル)−ベンゾフラン−5−イルオキシ]−1−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−エタノン
実施例21について記載されたように、(サリチルアルデヒドの代わりに2,5−ジヒドロキシベンズアルデヒドを使用して)、4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾール(市販)(140mg、0.5mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(27mg、10%)。MS m/e:519.3[M+H]
実施例25
(4−メトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン
実施例1について記載されたように、(サリチルアルデヒドの代わりに2−ヒドロキシ−6−メトキシベンズアルデヒドを使用して)、4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾール(市販)(140mg、0.5mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(93mg、56%)。MS m/e:334.1[M+H]
実施例26
(4,6−ジメトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン
実施例1について記載されたように、(サリチルアルデヒドの代わりに4,6−ジメトキシサリチルアルデヒドを使用して)、4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾール(市販)(140mg、0.5mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(129mg、71%)。MS m/e:364.3[M+H]
実施例27
(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−ナフト[2,l−b]フラン−2−イル−メタノン
実施例1について記載されたように、(サリチルアルデヒドの代わりに2−ヒドロキシ−1−ナフトアルデヒドを使用して)、4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾール(市販)(140mg、0.5mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(136mg、77%)。MS m/e:354.1[M+H]
実施例28
ベンゾフラン−2−イル−[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−メタノン
(E)−及び/または(Z)−4−ブロモ−ベンズアルデヒド−オキシム
EtOH(8ml)及び水(24ml)中の4−ブロモベンズアルデヒド(20.0g、108mmol)及びヒドロキシルアミン塩酸塩(8.2g、119mmol)の懸濁液に、氷(46g)を加えた。次に水(11ml)中のNaOH(10.81g、270mmol)の溶液を10分間以内に滴下して加え(温度が−8℃から+7℃に上昇し)、その結果固体の大部分が溶解した。室温で30分間撹拌後、白色の固体が沈殿し、次に得られた混合物を水で希釈し、4N HClで酸性化した。次に白色の沈殿物を濾別し、水で洗浄し、高真空下で乾燥して、標記化合物を得た(20.7g、96%)。MS m/e:198.0/200.1[M−H]
(E)−及び/または(Z)−4−ブロモ−N−ヒドロキシ−ベンゼンカルボキシイミドリルクロリド
DMF(36ml)中の(E)−及び/または(Z)−4−ブロモ−ベンズアルデヒド−オキシム(7.15g、36mmol)の溶液に、N−クロロスクシンイミド(4.77g、45mmol)を、1時間かけて少量ずつ、35℃以下に温度を保持しながら加えた。反応混合物を室温で一晩撹拌した。次に混合物を氷−水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。次に合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、蒸発させて、ヘプタンで粉砕後に標記化合物を明黄色の固体として得た(7.6g、91%)。MS m/e (EI):233.0/234.9[M]
1−[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−エタノン
アセチルアセトン(1.25ml、12mmol)を、3.09Nの、EtOH(22ml)中のナトリウムエトキシド溶液(3.95ml、12mmol)に室温で加えた。得られた黄色の溶液を氷浴で冷却し、EtOH(8ml)中の(E)−及び/または(Z)−4−ブロモ−N−ヒドロキシ−ベンゼンカルボキシイミドリルクロリド(2.35g、10mmol)の濁った溶液を、温度を5℃以下に保持しながら10分間内に滴下して加えた。明黄色の懸濁液を室温で3時間撹拌し、次に6N HClで酸性化し、次に蒸発させた。得られた混合物を酢酸エチルで抽出し、次に合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、蒸発させた。クロマトグラフィー(SiO、ヘプタン:酢酸エチル=100:0〜7:3)による精製により、標記化合物を明黄色の油状物として得た(2.35g、84%)。MS m/e:280.1/282.1[M+H]
2−ブロモ−1−[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−エタノン
四塩化炭素(5.8ml)及びAcOH(0.3ml)中のl−[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−エタノン(2.49g、8.89mmol)の溶液に、四塩化炭素(4.7ml)中の臭素(0.48ml、8.89mmol)の溶液を、50℃以下の温度を保持しながら10分間かけて48℃で加えた。添加後、反応混合物を室温に冷却し、氷−水(20ml)に注いだ。層を分離し、水層をジクロロメタンで抽出した。次に合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、蒸発させた。クロマトグラフィー(SiO、ヘプタン:酢酸エチル=8:2)による精製により、標記化合物を明黄色の油状物として得た(1.49g、47%)。MS m/e:355.9/358.1/360.0[M+H]
ベンゾフラン−2−イル−[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−メタノン
実施例1について記載されたように、[4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾールの代わりに]、2−ブロモ−1−[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−エタノン(180mg、0.5mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(122mg、63%)。MS m/e:384.1/382.0[M+H]
実施例29
[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−(7−フルオロ−ベンゾフラン−2−イル)−メタノン
実施例2について記載されたように、[4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾールの代わりに]、2−ブロモ−1−[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−エタノン(180mg、0.5mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(162mg、81%)。MS m/e:402.2/400.1[M+H]
実施例30
[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−(7−ヒドロキシ−ベンゾフラン−2−イル)−メタノン
実施例4について記載されたように、[4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾールの代わりに]、2−ブロモ−1−[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−エタノン(180mg、0.5mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(37mg、19%)。MS m/e:400.1/398.1[M+H]
実施例31
[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−(7−メトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−メタノン
実施例5について記載されたように、[4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾールの代わりに]、2−ブロモ−1−[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−エタノン(180mg、0.5mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(142mg、69%)。MS m/e:414.2/412.1[M+H]
実施例32
[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−(7−エトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−メタノン
実施例28について記載されたように、(サリチルアルデヒドの代わりに3−エトキシサリチルアルデヒドを使用して)、2−ブロモ−1−[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−エタノン(180mg、0.5mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(126mg、59%)。MS m/e:428.2/426.0[M+H]
実施例33
[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−(7−イソプロポキシ−ベンゾフラン−2−イル)−メタノン
実施例6について記載されたように、[4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾールの代わりに]、2−ブロモ−1−[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−エタノン(120mg、0.30mmol)を、[エタノールの代わりに2−プロパノールを使用して]、標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(88mg、66%)。MS m/e:440.2/442.2[M+H]
実施例34
[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−[7−(ピリジン−2−イルメトキシ)−ベンゾフラン−2−イル]−メタノン
実施例8について記載されたように、[4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾールの代わりに]、2−ブロモ−1−[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−エタノン(120mg、0.3mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(114mg、78%)。MS m/e:491.2/489.2[M+H]
実施例35
[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−[7−(ピリジン−3−イルメトキシ)−ベンゾフラン−2−イル]−メタノン
実施例9について記載されたように、[4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾールの代わりに]、2−ブロモ−1−[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−エタノン(120mg、0.3mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(93mg、63%)。MS m/e:491.2/489.2[M+H]
実施例36
[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−[7−(ピリジン−4−イルメトキシ)−ベンゾフラン−2−イル]−メタノン
実施例10について記載されたように、[4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾールの代わりに]、2−ブロモ−1−[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−エタノン(120mg、0.3mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(81mg、55%)。MS m/e:491.2/489.2[M+H]
実施例37
2−{2−[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−カルボニル]−ベンゾフラン−7−イルオキシ}−N−イソプロピル−アセトアミド
実施例13について記載されたように、[4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾールの代わりに]、2−ブロモ−1−[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−エタノン(120mg、0.3mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(82mg、55%)。MS m/e:499.2/497.3[M+H]
実施例38
[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−[7−(2−メチル−2H−[1,2,4]トリアゾール−3−イルメトキシ)−ベンゾフラン−2−イル]−メタノン
実施例14について記載されたように、[4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾールの代わりに]、2−ブロモ−1−[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−エタノン(120mg、0.3mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(82mg、55%)。MS m/e:495.3/493.2[M+H]
実施例39
[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−[7−(3−メチル−イソオキサゾール−5−イルメトキシ)−ベンゾフラン−2−イル]−メタノン
実施例15について記載されたように、[4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾールに代わりに]、2−ブロモ−1−[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−エタノン(120mg、0.3mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(90mg、61%)。MS m/e:495.3/493.2[M+H]
実施例40
[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−(6−ヒドロキシ−ベンゾフラン−2−イル)−メタノン
実施例16について記載されたように、[4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾールの代わりに]、2−ブロモ−1−[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−エタノン(180mg、0.5mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(8mg、4%)。MS m/e:400.0/398.1[M+H]
実施例41
[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−(6−メトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−メタノン
実施例17について記載されたように、[4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾールの代わりに]、2−ブロモ−1−[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−エタノン(180mg、0.5mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(144mg、70%)。MS m/e:414.2/412.1[M+H]
実施例42
[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−(5−ヒドロキシ−ベンゾフラン−2−イル)−メタノン
実施例21について記載されたように、[4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾールの代わりに]、2−ブロモ−1−[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−エタノン(180mg、0.5mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(101mg、51%)。MS m/e:400.3/398.0[M+H]
実施例43
[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−(5−メトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−メタノン
実施例22について記載されたように、[4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾールの代わりに]、2−ブロモ−1−[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−エタノン(180mg、0.5mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(159mg、77%)。MS m/e:414.2/412.1[M+H]
実施例44
[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−(4−メトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−メタノン
実施例25について記載されたように、[4−(ブロモアセチル)−5−メチル−3−フェニルイソオキサゾールの代わりに]、2−ブロモ−1−[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−エタノン(180mg、0.5mmol)を標記化合物に変換し、それを白色の固体として得た(109mg、53%)。MS m/e:414.2/412.1[M+H]

Claims (21)

  1. 式(I):
    Figure 2009514924

    [式中、
    1は、水素又はハロゲンであり;
    2は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、低級アルコキシ、OCF3、−OCH2−Rであり、
    3は、水素又は低級アルコキシであるか;あるいは
    2及びR3は、これらが結合している炭素原子と一緒に、−CH=CH−CH=CH−を持つ環を形成し;
    Rは、アリール若しくはヘテロアリール(場合によりハロゲン又は低級アルキルによって置換されている)であるか、又はC(O)NH−低級アルキルであるか、又は−C(O)−ヘテロアリール(ここで、ヘテロアリール基は、場合により低級アルキル又はフェニルによって置換されている)である]で示される3−アリール−イソオキサゾール−4−カルボニル−ベンゾフラン誘導体、及びその薬剤学的に許容しうる酸付加塩。
  2. 1が、水素である、請求項1記載の式(I)の化合物。
  3. 3が、水素であり、そしてR2が、ハロゲン、ヒドロキシ、OCF3又は低級アルコキシである、請求項2記載の式(I)の化合物。
  4. 化合物が、以下:
    (7−ブロモ−ベンゾフラン−2−イル)−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン、
    (7−ヒドロキシ−2−ベンゾフラニル)(5−メチル−3−フェニル−4−イソオキサゾリル)メタノン、
    (7−メトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン、
    (7−エトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン、
    (6−ヒドロキシ−ベンゾフラン−2−イル)−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン、
    (6−メトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン、
    (5−メトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン、
    (5−メトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン、又は
    (5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−(5−トリフルオロメトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−メタノン
    である、請求項3記載の式(I)の化合物。
  5. 3が、水素であり、そしてR2が、−OCH2−C(O)NH−低級アルキル又は−OCH2−ヘテロアリール(場合によりハロゲン又は低級アルキルによって置換されている)である、請求項2記載の式(I)の化合物。
  6. 化合物が、以下:
    N−イソプロピル−2−[2−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−カルボニル)−ベンゾフラン−7−イルオキシ]−アセトアミド,
    (5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−[7−(ピリジン−2−イルメトキシ)−ベンゾフラン−2−イル]−メタノン、
    (5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−[7−(ピリジン−3−イルメトキシ)−ベンゾフラン−2−イル]−メタノン、
    (5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−[7−(ピリジン−4−イルメトキシ)−ベンゾフラン−2−イル]−メタノン、又は
    [7−(3−メチル−イソオキサゾール−5−イルメトキシ)−ベンゾフラン−2−イル]−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノン
    である、請求項5記載の式(I)の化合物。
  7. 3が、低級アルコキシであり、そしてR2が、低級アルコキシである、請求項2記載の式(I)の化合物。
  8. 化合物が、(4,6−ジメトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−(5−メチル−3−フェニル−イソオキサゾール−4−イル)−メタノンである、請求項7記載の式(I)の化合物。
  9. 1が、ハロゲンである、請求項1記載の式(I)の化合物。
  10. 3が、水素であり、そしてR2が、水素、ヒドロキシ、低級アルコキシ、又は−OCH2C(O)NH−低級アルキルである、請求項9記載の式(I)の化合物。
  11. 化合物が、以下:
    ベンゾフラン−2−イル−[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−メタノン、
    [3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−(7−メトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−メタノン、
    [3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−(7−エトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−メタノン、
    2−{2−[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−カルボニル]−ベンゾフラン−7−イルオキシ}−N−イソプロピル−アセトアミド,
    [3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−(6−ヒドロキシ−ベンゾフラン−2−イル)−メタノン、
    [3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−(6−メトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−メタノン、
    [3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−(5−ヒドロキシ−ベンゾフラン−2−イル)−メタノン、又は
    [3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−(5−メトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−メタノン
    である、請求項10記載の式(I)の化合物。
  12. 3が、低級アルコキシであり、そしてR2が、水素である、請求項9記載の式(I)の化合物。
  13. 化合物が、[3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−イソオキサゾール−4−イル]−(4−メトキシ−ベンゾフラン−2−イル)−メタノンである、請求項12記載の式(I)の化合物。
  14. 請求項1記載の式(I)の化合物の製造方法であって、式(II):
    Figure 2009514924

    で示される化合物を、式(III):
    Figure 2009514924

    で示される化合物と、炭酸カリウムの存在下で反応させることにより、式(I):
    Figure 2009514924

    [式中、R1、R2及びR3は、上記と同義である]で示される化合物を得ること、及び必要に応じて、式(I)の化合物を薬剤学的に許容しうる塩に変換することを特徴とする方法。
  15. 請求項14記載の方法又は均等な方法により製造される、請求項1記載の式(I)の化合物。
  16. 1種以上の請求項1記載の式(I)の化合物及び薬剤学的に許容しうる賦形剤を含む、医薬。
  17. 認識促進又は認識障害から選択される、GABA Aα5サブユニットに関連する疾患の処置のための、請求項16記載の医薬。
  18. アルツハイマー病の処置のための、請求項17記載の医薬。
  19. 認識促進又は認識障害の処置用医薬の製造のための、請求項1記載の式(I)の化合物の使用。
  20. アルツハイマー病の処置用医薬の製造のための、請求項1記載の式(I)の化合物の使用。
  21. 本明細書に前記の発明。
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