JP2009509757A - 気体のホルムアルデヒド含量減少のための方法 - Google Patents

気体のホルムアルデヒド含量減少のための方法 Download PDF

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Abstract

気体のホルムアルデヒド含量を減らすための方法を提供し、それは、気体において含まれるホルムアルデヒドの少なくとも1部分がギ酸にまで酸化されるように、気体を、H2O2を備える塩基性の酸化性水溶液と接触させる工程を具える。このようにして、その処理前の気体と比べホルムアルデヒドにおける減少した含量を持つ気体、及びギ酸を備える溶液がそのように得られる。かかる処理は、特にホルムアルデヒドを含有する種々の種類の気体を処理するのに有用であることができる。

Description

本発明は、汚染物質及び/又は不純物の含量を減らすような気体(ガス)処置の分野における改良に関する。とりわけ、本発明は気体のホルムアルデヒド含量を減らすための方法に関する。この方法は特に、産業廃棄物ガス又は他の不純物と一緒のホルムアルデヒドを含有するガスのような種々の気体のホルムアルデヒド含量を減らすのに有用であることができる。本発明はまた、ホルムアルデヒドを酸化するのに適する酸化性水溶液に関する。
(発明の背景)現在、種々の汚染物質の環境における排出を大幅に減少させることに大きな関心が寄せられている。ホルムアルデヒドは、いくつかの産業がそれの大気中への放出を避けるように処置しなければならない生産物の1種である。とりわけ、そのような気体は、木又はパルプ及び紙(紙パルプ)の産業、例として、配向性ストランドボード(oriented strandboard)(OSB)のような木質(wood-based)パネル生産物、低密度繊維板(ファイバーボード)(LDF)、中密度繊維板(MDF)又は高密度繊維板(HDF)のような繊維板、及びパーティクルボードにおいて生じ得る。種々の他の種類の産業でも、ホルムアルデヒド排出に遭遇する。そのような産業には、鋳物業、製錬業、石油化学産業、製糖業、歯科手当て(デンタルケア)生産物産業、重合体(高分子)産業、自動車産業、塗料産業、ガラス製品産業、ミネラルウール産業類が含まれる。ホルムアルデヒドを含有する気体は、それがCO2へ酸化されるように処置されることが多く、それは温室効果を引き起こす。
これまでのところ提案されている技術には、RTO(再生熱酸化機)がある。しかし、そのような技術は設備において組み入れるのに非常に高価なことがあり、及びそれを操作するのに高い保守費が必要となり得る。さらに、そのような技術は、重大な量のスモッグ前駆体を生じることがあり、それは環境の観点から望ましくない。RTOはこれらの排出を無効にする熱酸化に依存している(relies on)。例として、木質パネル産業において、乾燥機又は圧縮機の気体はRTOへ送られ、そこでは、ホルムアルデヒド、メタノール、エタノール並びにピネン、リモネン、カンフェン、ケトンのようなVOCs(揮発性有機化合物類)が約800℃の非常に高い温度で焼却される。系(システム)の熱効率を増加させるため、セラミックベッド(床)が用いられ、燃焼に先立って吸気を予熱する。この技術は、VOCs、CO、及び有機粒子状物質の破壊において有効であることができる。しかし、RTOsは、天然ガス及び他の化石燃料の燃焼から若干のNOx(スモッグ前駆体)及び温室効果ガス(GHG)を必ず生じさせ、要求される温度を発生させる。RTOsは、操作し、及び化石燃料の供給源を必要とするためにかなり高価である。さらに、無機粒子状物質はベッド付着物(fouling)を引き起こし得る。RTOsは、これらの無機粒子状物質の若干のものの融点で又は融点近くで操作され、及び一旦溶融すると、これらの副生成物は永久的にセラミックベッドに対し付着し、及び早期のベッ不具合を引き起こす。時折、有機粒子状物質のベッドをきれいにし、及び圧力低下を減少させるために、ベッドの燃え切り(burn-out)が必要とされる。付加的な無機粒子状物質装置がRTOの上流に要求され得る。
生物学的濾過(Bio-filtration)は、粒子状物質及びVOCsの捕獲(capture)及び破壊のために用いる最近の技術である。若干の中温性微生物は、簡単に分解可能なVOCsの破壊によく適していることがある。しかし、そのような技術は、高い組み込み経費及び大きな表面領域を必要とする。またそれは、非常に安定な操作条件も必要とする。
このように、上述した不利益を克服する方法(処理)の提供が大いに望まれる。
(発明の概要)したがって、本発明の目的は、上述した不利益を克服する方法を提供することである。
本発明の別の目的は、環境に優しいやり方において気体のホルムアルデヒド含量を減らすための方法を提供することである。
本発明の別の目的は、単純なやり方において気体のホルムアルデヒド含量を減らすための方法を提供することである。
本発明の別の目的は、低い経費で操作することができる、気体のホルムアルデヒド含量を減らすための方法を提供することである。
本発明の別の目的は、大量のNOx、SOx等のようなスモッグ前駆体を生じさせることなく、気体のホルムアルデヒド含量を減らすための方法を提供することである。
本発明の別の目的は、気体のホルムアルデヒド含量を効率的に減らすのに有用な酸化性溶液を提供することである。
本発明の一態様によれば、気体のホルムアルデヒド含量を減らす方法を提供し、それは気体を、H2O2を備える塩基性の酸化性水溶液(basic aqueous oxidizing solution)と接触させ、気体において含有されるホルムアルデヒドの少なくとも1部分をギ酸に酸化させる工程を具え、それによって、気体を酸化性溶液と接触させる前のものと比べてホルムアルデヒドにおいて減少した含量をもつ気体、及びギ酸を含む溶液を得る。
本発明の別の態様によれば、ホルムアルデヒド及び不純物を備える気体のホルムアルデヒド含量を減らすための方法を提供する。その方法は、次のもの、即ち
a)気体において存在する不純物量を減らす工程、及び
b)気体を、H2O2を備える塩基性の酸化性水溶液と接触させ、気体において含有されるホルムアルデヒドの少なくとも1部分をギ酸に酸化させ、及びギ酸を備える溶液を得る工程を具え、それによって気体のホルムアルデヒド含量を減らす。
本発明の別の態様によれば、ホルムアルデヒド含有樹脂を備える木質パネル生産物の製造の間に生じる気体のホルムアルデヒド濃度を減らすための方法を提供し、その方法は、以下のもの、即ち
a)気体を回収する工程、
b)気体をアルカリ水溶液と接触させ、気体において存在する不純物の少なくとも1部分を除去する工程、
c)工程(b)において得られる気体を、金属イオン封鎖剤及びH2O2を含む塩基性の酸化性水溶液と接触させ、気体において含有されるホルムアルデヒドの少なくとも1部分をギ酸にまで酸化させる工程、及びギ酸を備える溶液を得る工程を具える。かかる方法は、H2O2:ホルムアルデヒドの5:1よりも高い比を必要とせずに、気体のホルムアルデヒド含量を少なくとも30%減らすのを可能にすることができる。
本発明の方法は、気体のホルムアルデヒド含量を単純なやり方で減らすことを可能にすることが見出された。かかる方法は、低い経費で操作することができ、及びそれらはそれらを遂行するために用いられる系の高価で及び冗長な保守(maintenance)を必要としない。かかる方法はまた、大量のスモッグ前駆体を生じさせないことも観察された。実際、かかる処理はスモッグ前駆体の発生を最小限にすることを可能にする。また、これらの方法は、H2O2のような比較的小量の酸化剤を必要とするだけで、気体のホルムアルデヒド含量を減らすことができることが見出された。これらの方法の間のかかる低いH2O2消費量は、なぜこれらの方法を低い経費で遂行することができるかを説明することができる。興味深い事実は、ホルムアルデヒド並びに他の酸化性(酸化し易い)有機生産物を含有する気体を処置するとき、低いH2O2消費が更に観察されることである。気体において存在する不純物が、例えば、ホルムアルデヒドの酸化に先立って少なくとも部分的にそれから除去されるとき、H2O2のかかる低い消費を特に観察することができる。
本発明の別の態様によれば、H2O2を備える塩基性の酸化性水溶液が提供され、そこではその溶液はホルムアルデヒドをギ酸に酸化させるのに有効である。
かかる溶液が、気体のホルムアルデヒド含量を、それをギ酸に変換することによって減らすのに非常に有効であることが見出された。かかる溶液は、低い経費で調製され、及び単純なやり方を表し、気体におけるホルムアルデヒドの量を減らすことができる。それはまた、気体のホルムアルデヒド含量を、スモッグ前駆体(NOx、SOx等のようなもの)又は温室効果ガスの著しい量を生じさせることなく減らすことを可能にする。実際、それはスモッグ前駆体及び温室効果ガスの発生を最小にすることを可能にする。かかる溶液はまた、金属イオン封鎖剤も含むことができる。
用語“不純物”は、本明細書において気体の構成成分に言及するときに用いるように、気体において存在し、粒子状物質材料(好ましくは木材粒子)、木材から導き出される凝縮性有機化合物(脂肪酸、テルペン等のようなもの)、又は木質パネル産業において用いられる他の化合物(鉱油、パラフィン等のようなもの)のような不純物に関する。
表現“金属イオン封鎖剤”は、本明細書において用いるように、任意の陽イオン又は陰イオンに結合し、又はそれと複合する(complex with)化学的部分を含む。金属イオン封鎖剤又はキレート剤の例は、この技術においてよく知られている。好ましくは、金属イオン封鎖剤は金属陽イオンと結合する。
表現“充填(詰め込み)カラム”は、本明細書において用いるように、吸収塔(absorption tower)に言及し、そこでは詰め込み(パッキング)を用い、気体及び液体の間の接触を増加させる。好ましくは、かかる充填カラムは、汚染物質(ホルムアルデヒドのようなもの)を気体流から、それを吸収し、又はそれを液体(酸化性溶液のようなもの)中に溶解させることによって除去するのに用いられる。
本発明の方法及び解法において、溶液は、Ca、Mg、Fe、Cu、Ni、Mn、Ti、Cr、Ce、Zn、Pd、Mo、及びその混合物から選ばれる金属の陽イオンを備えることができる。例えば、金属はCa、Mg、Fe、又はCuであることができる。別の例において、溶液はFeの陽イオンを含むことができる。
本発明の工程及び解法において、溶液は、Ca2+、Mg2+、Fe2+、Cu2+、Ni2+、Mn2+、Ti4+、Cr3+、Ce3+、Zn2+、Pd2+、Mo6+、及びその混合物から選ばれる陽イオンを備えることができる。例えば、陽イオンは、Ca2+、Mg2+、Fe2+、又はCu2+である。別の例では、溶液はFe2+を含むことができる。
溶液は少なくとも0.5ppmの陽イオンの濃度を持つことができる。約0.5ppmから約250ppmまでの濃度が好ましく、及び約1ppmから約50ppmまでが特に好ましい。
溶液がCa2+及び/又はMg2+を含むとき、陽イオン(群)の濃度は少なくとも10ppmであることができる。例えば、Ca2+及び/又はMg2+において濃度は約10から約250までのppmであることができる。別の例では、Ca2+及び/又はMg2+における濃度は約20から約100までのppmであってよい。
塩基は、NaOH、KOH、Mg(OH)2、Ca(OH)2、NaHCO3、Na2CO3、K2CO3、KHCO3、及びその混合物から選ぶことができる。また、塩基はNaOH及びKOHから選ぶことができる。別の例では、塩基はNaOHであってよい。H2O2は少なくとも10ppmの濃度で存在することができる。また、H2O2は約10ppmから約2500ppmまでの濃度であることができる。好ましくは、H2O2の濃度は約20ppmから約1500ppmまでである。溶液は、好ましくは塩基性溶液である。溶液は好ましくは少なくとも9.0のpHを持つ。pHは、約9.3から約11.5まで、及び好ましくは約9.5から約10.5まで、及びより一層好ましくは約9.7から約10.0までであることができる。
本発明の方法及び解法において、酸化性水溶液は更に金属イオン封鎖剤(又はキレート剤)を含むことができる。金属イオン封鎖剤(又はキレート剤)は、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、ニトロロ(nitrolo)三酢酸(NTA)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ヘキサメタリン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、及びそれらの混合物からなる群より選ぶことができる。金属イオン封鎖剤は好ましくは、DTPA又はNTAであり、及びより一層好ましくはNTAである。代わりに、金属イオン封鎖剤はゼオライト類のようなイオン交換樹脂であることができる。金属イオン封鎖剤は好ましくは少なくとも1ppmの濃度で存在する。濃度は約2ppmから約2500ppmまでであることができる。より一層好ましくは、濃度は約4ppmから約1500ppmまでである。
本発明の特定例によれば、金属イオン封鎖剤はNTAであり、及び陽イオンはFe2+である。
本発明の別の特定例によれば、金属イオン封鎖剤はNTAであり、陽イオンはFe2+であり、塩基はNaOHである。
本発明の別の特定例によれば、金属イオン封鎖剤はDTPAであり、及び陽イオンはCa2+及びMg2+である。
本発明の別の特定例によれば、金属イオン封鎖剤はDTPAであり、陽イオンはCa2+及びMg2+であり、及び塩基はNaOHである。
本発明の方法及び解法において、モル比H2O2/CH2Oは少なくとも1.0であることができる。例えば、モル比H2O2/CH2Oは約1.0から約10.0まで、好ましくは約1.0から約5.0まで、より一層好ましくは約1.0から約2.5まで、及び更により一層好ましくは1.1から約1.8までであることができる。約1.1から約1.6までのモル比は特に好ましい。溶液は均一な溶液であることができる。代わりに、それはまた異質な溶液でもよい。
本発明の方法において、気体及び溶液を接触させる工程は、ホルムアルデヒドを酸化性溶液と混合することを含み、そこでホルムアルデヒドを溶解させることができる。かかる工程は、ホルムアルデヒドの酸化性溶液への吸収に有利に働き、又は増進することを含むことができる。気体及び酸化性溶液は、一緒に充填カラムにおいて混合することができる。気体はカラムの底部分で導入することができ、及び溶液は頂部分で導入することができ、気体及び溶液は一緒に予め定める量(predetermined amount)の理論段又は移動単位(transfer unit)を超えてカラム中に混合される。この技術において熟練する者(当業者)は、理論段又は移動単位の量が、カラムの寸法、詰め込みの種類、気体及び溶液の流速、ホルムアルデヒドのギ酸への望ましい変換、等のようないくつか(5又は6種くらい)の媒介変数(パラメータ)の関数として変動することを理解するであろう。当業者はまた、カラムにおける理論段又は移動単位の量を増加させることによって、ホルムアルデヒドの溶液への吸収又は溶解が増進し、それによってホルムアルデヒドの気体への還元又はホルムアルデヒドの酸化の速度が増加することを理解するであろう。当業者はまた、理論段又は移動単位の量が、処理すべき気体におけるホルムアルデヒドの初期濃度、並びにその特定の気体について達成されるホルムアルデヒドの望ましい還元速度の関数として変動することを理解するであろう。
本発明の方法において、気体は、溶液と接触する前、約10℃から約85℃まで、好ましくは約15℃から約80℃まで、及びより一層好ましくは約20℃から約65℃までの温度であることができる。これらの方法の間、酸化性溶液の温度は約15℃から約80℃までであることができる。好ましくは温度は、約20℃から約70℃まで、及びより一層好ましくは約25℃から約60℃までであることができる。本発明の方法は、気体のホルムアルデヒド含量を、少なくとも約30%、好ましくは少なくとも約50%、より一層好ましくは少なくとも約75%、更により一層好ましくは少なくとも約85%、及び更により一層好ましくは少なくとも約90%減少させることを可能にする。少なくとも約95%の量が特に好ましい、代わりに、それは、気体のホルムアルデヒド含量の少なくとも約90%から約95%までを減少させることができる。
本発明の別の特定例によれば、気体を、本発明の方法において、回収又は獲得し、及び次いで、それをそこに存在する不純物の量を減少させるように処置する。
本発明の方法を用いて、ホルムアルデヒドに加え、若干の不純物を備える気体を処置するとき、気体からそれらを少なくとも部分的に除去すること、又は気体からのそれらの量を減少させることの工程を、気体をアルカリ水溶液と接触させることによって遂行することができる。好ましくは、かかる工程は、
i)気体をアルカリ水溶液と接触させ、気体、アルカリ水溶液及び不純物を備える混合物を得ること、及び
ii)気体を混合物の残部から分けること
によって遂行される。
工程(ii)は、サイクロン式分離機又は湿式静電気沈殿機(precipitator)のような三相分離機を使って遂行することができる。
アルカリ溶液は、水及び、NaOH、KOH、Mg(OH)2、Ca(OH)2、Na2CO3、NaHCO3、K2CO3、KHCO3、及びその混合物から選ばれる塩基を備えることができる。例えば、塩基はNaOH又はKOHであることができる。別の例では、塩基はNaOHである。
本発明の方法及び解法は、ホルムアルデヒド含有樹脂を備える物品の製造において生じる気体のホルムアルデヒド含量を減らすのに特に有用である。それらはまた、木材板(wood board)産業において生じる気体、又は木質パネル生産物(繊維板又は配向性ストランドボードのようなもの)の製造の間に生じる気体のホルムアルデヒド含量を減らすために用いることができる。これらの方法はまた、ホルムアルデヒドを備える気体を処置するために有用であり、それらは、鋳物業、製錬業、石油化学産業、製糖業、歯科手当て生産物産業、重合体産業、パルプ及び紙の産業、自動車産業、塗料産業、ガラス製品産業、ミネラルウール産業において生じる。
本発明の別の特定例によれば、木質パネル生産物の製造のための方法において提供され、それは、木材粒子をホルムアルデヒド含有樹脂と混合すること、得られる混合物を加圧し、木質パネル生産物を得ること、及び混合及び/又は加圧の工程間に放出されるホルムアルデヒド含有気体を処置することを具え、改良は、ホルムアルデヒド含有気体を、本発明において規定するような方法によって処置することである。
本発明の別の特定例によれば、木質パネル生産物を製造するための方法において提供され、それは、木材粒子をホルムアルデヒド含有樹脂と混合すること、得られる混合物を加圧し、木質パネル生産物を得ること、及び混合及び/又は加圧の工程間に放出されるホルムアルデヒド含有気体を処置することを具え、改良は、ホルムアルデヒド含有気体を、それを本発明において規定するような溶液と接触させることによって処置することである。
本発明の別の態様によれば、気体のホルムアルデヒド含量を減らすための方法において提供され、それは、前記気体を、酸化性水溶液を用いて処置することを具え、改良は、前記溶液が本発明において規定するような溶液であることである。
本発明の別の態様によれば、金属イオン封鎖剤としてのNTAの酸化性溶液における使用を提供する。かかる溶液は塩基性溶液であることができる。例えば、かかる酸化性溶液は、H2O2、Fe2+、及び塩基を備える。塩基はNaOHであることができる。本発明に従う解法の特定例及び具体例もまた、かかる使用において適用可能である。
本発明の別の態様によれば、金属イオン封鎖剤としてのDTPAの酸化性溶液における使用を提供する。かかる溶液は塩基性溶液であることができる。例えば、かかる酸化溶液はH2O2、Ca2+、Mg2+、及び塩基を備える。塩基はNaOHであることができる。本発明に従う解法の特定例及び具体例もまた、かかる使用において適用可能である。
本発明の別の態様によれば、ホルムアルデヒドをギ酸に酸化させるための方法を提供する。その方法は、ホルムアルデヒドをNTA、及びH2O2を備える塩基性の酸化性溶液と接触させることを具える。溶液はFe2+を備えることができる。適用可能なとき、本発明の方法及び解法に関する以前に述べたすべての媒介変数もまた、本方法において用いることができる。
本発明の別の一態様によれば、ホルムアルデヒドをギ酸に酸化するための方法を提供する。その方法は、ホルムアルデヒドをDTPA、及びH2O2を備える塩基性の酸化性溶液と接触させることを具える。溶液はCa2+及びMg2+の混合物を備えることができる。適用可能なとき、本発明の方法及び解法に関するすべての媒介変数もまた、本方法において用いることができる。
本発明に従う処理(製造方法)、方法、使用及び溶液は、ホルムアルデヒドだけではなく他のアルデヒドにも適用することができる。例えば、それらは、アセトアルデヒド、プロピレンアルデヒド、アクロレイン、等のようなアルデヒドのそれらに対応する酸への酸化のために用いることができる。したがって、当業者は、本発明に従う処理、方法、使用及び溶液において、用語ホルムアルデヒドを用語アルデヒドに置き換えることができることを理解するであろう。用語ホルムアルデヒドはまた、アセトアルデヒド、プロピレンアルデヒド、又はアクロレインに置き換えることができる。
(図面の簡潔な記載)以下の図面において、例のためにだけに、本発明の特定の具体例を表す。(図面の簡潔な記載は図面の簡単な説明の項に移す)
(好適例の詳細な記載)本発明の更なる特質及び利点は、特定の具体例の次の説明から、添付図面において例のためだけに示すように、より一層容易に明らかとなるであろう。
図1から見られるように、かかる方法は比較的単純で、及びそれは冗長な仕事を必要とせずに簡単に遂行することができる。処置すべきホルムアルデヒド含有気体がまた、粒子状物質材料(好ましくは木材粒子)、及び/又は凝縮性有機化合物のような不純物を含むとき、それらの不純物を除去するのが好ましい。かかる一次処置の後、気体を、H2O2を備える酸化性溶液と接触させる。この処置は、ホルムアルデヒドをギ酸にまで酸化させることを可能にし、それによって気体において存在するホルムアルデヒドの量が減らされる。
図2に示すように、板又はパネルを生産するため、ホルムアルデヒド含有樹脂及びパラフィンと一緒に混合された木材繊維を備える板構成成分を、加圧(10)の入口で導入し、マットを形成し、それは板を得るために加圧される。かかる板構成成分は好ましくは前もって乾燥機において処置する。このような予備処置は特に、繊維において存在する水の量を減らすのに有用である。加圧の工程の間、気体がマットから放出される。かかる気体は、ホルムアルデヒドを含有し、及び木材粒子及び凝縮性有機化合物(ホルムアルデヒド以外のもの)のような種々の不純物も含むことができる。気体及び周囲の空気は、覆い(フード)(12)によって捕獲され、それは送管(ダクト)(14)に連通する。気体及び周囲の空気は、送風機(ファン)(16)によって全体の処理を通して生じる空気流速を使って引き込まれ、及び循環させられる。送管(14)の内側の付着物を避けるため、アルカリ水溶液をそこで複数の噴射ノズル(18)を使って噴霧する。このような噴霧される溶液は、気体を水で飽和させ、及び同時にその温度を低下させるのを可能にする。
処置すべき気体が不純物を含むとき、固相、液相及び気相を備える混合物は概して送管において得られる。当業者は、1種又はいくつかの送管がかかる処理において用いられること、及び各送管について、いくつかの媒介変数(送管の寸法、気体流速、ホルムアルデヒドの濃度、等のようなもの)に従って、噴射ノズル(18)の量が変動することを明らかに認識するであろう。
アルカリ溶液を用いて送管(14)において処置した後、気体を更に、そこにおいて含有されるホルムアルデヒドを酸化する前に処置する。実際、そのようにして得られる混合物を、湿式洗浄機(wet scrubber)又は三相分離機(20)を介して処置し、個々に各相を分離する。したがって、大量の不純物が気体から除去される。この段階で生じる固体及び液体の残留物は、処理の間に生じる他の固体残留物及び液体残留物(水性パージ(浄化剤))と共に蓄積し、及び結局適切なやり方において管理される。液体残留物又はそのように得られる液相もまた、その処理においてポンプ(21)を介して上流に再循環することができ、それによって噴射ノズル(18)に供給される。必要があれば、処理の間に、一定の量のNaOHを、噴射ノズル(18)に供給される液体残留物に加えることができる。
気体は、大量の不純物を効率的に除去され、次いで充填カラム又は吸収塔(22)に行く。塔(22)において、気体及び酸化性水溶液を、前もって槽(タンク)(24)において調製し、一緒に接触させ、ホルムアルデヒドの酸化溶液における溶解及び従ってそのギ酸への酸化速度を増進させる。
溶液は、まず槽(24)において、水道水(又は代わりに処置水)、塩基(好ましくはNaOH)、及び好ましくは金属イオン封鎖剤を添加し、及び混合することによって調製される。その溶液を、ポンプ(21)を使って塔(22)の上側部分に運ぶ。溶液が塔(22)に達する前に、酸化剤、H2O2を溶液に加える。こうして、そのように得られる溶液は、塔(22)において、気体のホルムアルデヒドと上記に規定するように反応する。槽におけるpHは、好ましくは約9.5から10.5までのpHで維持される。こうして、溶液は塔(22)中へ連続的に再循環される。ギ酸ナトリウムに似た反応生成物が造られるのを避けるため、一定時間後に、酸化性溶液の1部分を三相分離機(20)の方に、及び次いでポンプ(21)を使って水性パージの方に浄化することができる。そのような量の浄化された酸化性溶液を交換するため、若干のより一層多くの水道水(又は処置水)、NaOH、及び好ましくは金属イオン封鎖剤を槽(24)に加える。若干のより一層多くのH2O2も加える。
当業者は、処理を遂行する場所又は都市によって、水道水の組成が変動することを明らかに理解するであろう。実際、一定の状況下、そのままの水道水、即ち、陽イオン又は陽イオンの混合物を加えるか、又は除去することによる更なる処置が行われない水道水は、酸化処置のために十分である。しかし、他の場合においては、水道水を、1種又はいくつかの種類の陽イオンを加えるか、又は除去することによって処置しなければならない。実際、水道水を通常まず分析し、陽イオンにおけるその含量を定める。この分析によって、更なる処置、即ち、陽イオンの添加又は除去が必要とされ、より一層良好な条件が反応のために得られる。このような場合に、本発明において前述したもののような陽イオンを、水道水に、添加し、又はそれから除去し、及び処置水が水道水の代わりに用いられると言える。溶液において存在し、及び酸化反応において有用な陽イオンの量は、約0.5から約250までのppmであることができる。当業者はまた、本発明において、“陽イオン”に言及するとき、それが前述したもののような陽イオンの種類を意味することも理解するであろう。単一電荷原子(単一陽イオン(single cation))を意味しないことは明らかである。
金属イオン封鎖剤の使用は、最適な結果を得るために好ましいこともまた注目されなければならない。実際、本発明の方法において、金属イオン封鎖剤の使用が酸化反応のより一層良好な制御及びより一層良好な安定性を得られるようにすることが観察された。とりわけ、金属イオン封鎖剤の使用は、H2O2/CH2Oのモル比が可能な限り小さく保たれるのを可能にする。またそれは、反応の動力学上に良好な制御を持つことを可能にする。本発明の方法において、NTA及びDTPAが特に有効な金属イオン封鎖剤であることが観察された。1種の好適例によると、Fe2+を金属イオン封鎖剤としてのNTAと一緒に用いる。別の好適例によると、DTPAがCa2+及びMg2+の存在において用いるとき、非常に有効であることが見出された。
前述するように処置される気体は、次いで吸収塔(22)を離れて、送風機(16)を使って煙突(26)へ行く。当業者は次に、雰囲気において放出される汚染物質(ホルムアルデヒド)の量、並びに処理が遂行される場所での環境の必要条件、又は法律又は標準に従って、用いる煙突の寸法が変動することを認識するであろう。本発明の方法によって提供されるように、気体のホルムアルデヒド含量の効率的な減少は、次にこのような仕事を単純化する。
煙突(26)から離れる空気が水で飽和されると、凝縮が引き起こされる。この場合、凝縮された水が反応槽(24)へ戻る。
ギ酸ナトリウムを含有する水性パージは、設備において異なる仕方において管理することができる。例として、パージを用いて、釜(ボイラ)における燃焼のためにパネル砂まき(panel sanding)からもたらされる塵を湿らせる。固形残留物もまた、好ましくは種々の環境的に配慮したやり方において処分することができる。これらの残留物は発熱の値を持つので、釜において安定策を講じる(valorized)ことができる。
図3から見ることができるように、かかる処理は、図2に例示するものに似ている。しかし、図3に示す処理の場合、気体は木質パネル産業において用いる乾燥機から捕獲される。実際、図3の処理において、湿った板の構成成分(木材繊維、ホルムアルデヒド含有樹脂、及びパラフィンを含む湿った混合物等のようなもの)は、乾燥機(111)において加熱され、それから水が除去され、及び乾燥した板構成成分が得られる。かかる乾燥した構成成分は次いで、パネルの製造で、加圧において、図2で示すように用いることができる。乾燥機において加熱されるとき、板構成成分の混合物は、ホルムアルデヒド、及び粒子状物質材料(好ましくは木材粒子)、及び/又は凝縮性有機化合物のような他の不純物を含有する気体を放出する。気体は、こうして全体の処理を通して、乾燥機(111)において捕獲され、及び次いで送風機(116)によって生じる気体の流れを使って引き出され、及び循環する。次いで、気体は、サイクロン式分離機(113)を通過し、そこに含まれる乾燥板構成成分を除去及び回復する。気体を、複数の噴射ノズル(118)を備える送管(114)によって収集する。送管(114)内側の付着物を避けるため、アルカリ水溶液を、そこでノズル(118)を使って噴霧する。このような噴霧溶液は、気体を水で飽和させ、及び同時にその温度が下がるのを可能にする。気体が熱く、及び飽和しているため、水の凝縮が有利に働く。固相、液相及び気相を備える混合物は概して送管(114)において得られる。
アルカリ溶液を用いて処置した後、気体を更に、そこに含有されるホルムアルデヒドを酸化する前に処置する。実際、そのように得られる混合物を、湿式洗浄機又は三相分離機(120)を介して処置し、個々に各相を分ける。そうして、大量の残留する不純物を、前記気体から除去する。固相を次いで、回転フィルタ(123)を使って処置し、及び液相をポンプ(121)を使って、噴射ノズル(118)中に、又は三相分離機(120)において再循環することができる。液相が分離機(120)において再循環されるとき、若干のより一層多くのNaOHをそこに加えることができる。回転フィルタ(123)における固相の処置後、固形残留物及び水性パージを得る。これらの残留物及びパージは、全体の処理の間に生じる他の似た廃棄物と組み合わせることができる。フィルタ(123)から得られる水性部分を、更に分離機(120)において再循環することができる。
大量の不純物が効率的に除去される気体は、次いで送風機(116)の作用を介して充填カラム又は吸収塔(122)へ行く。塔(122)において、気体及び酸化性水溶液は、槽(124)において前もって調製され、一緒に接触し、酸化性溶液におけるホルムアルデヒドの溶解、及びそれによるそのギ酸への酸化速度を増進させる。
塔において気体と接触させる前に、溶液を前もって槽(124)において、水道水(代わりに処置水)、塩基(好ましくはNaOH)、及び好ましくは金属イオン封鎖剤をそれに加え、及び混合することによって調製した。前述するように、水道水又は処置水の使用の選定は、水道水において存在する構成成分(陽イオン(群))によって変動する。かかる媒介変数は、金属イオン封鎖剤の使用又は不使用、及びひょっとしたらその性質にも影響を与え得る。水道水を処置する必要がある場合、それを、随意に存在する水処置装置(130)を通過させる。水道水を通過させて処理する必要があれば、かかる装置は設備において存在する。必要がなければ、水道水は単純にそれを迂回する。処置装置(130)は、水を軟化させ、若干の陽イオン(群)等を加えるのに用いることができる。かかる装置は、水を軟化させるためのカラムであることもできる。かかる装置において、水において存在するCa2+は少なくとも部分的にNa+によって置き換えられ、軟水が得られる。代わりに、かかる装置は、1種又はそれよりも多くの種類の陽イオンを水道水に加え又はそれと混合する、混合容器であることができる。装置(130)はまた、かかるカラム及び容器の組み合わせであることができる。装置(130)は有用であり得、それは特定の場所からもたらされる同じ水道水について、イオンの濃度の重大な変動が同じ年又は同じ月によって観察され得るからである。
槽(124)において調製された後、溶液はポンプ(121)を使って塔(122)の上側部分へ運ばれる。溶液が塔(122)へ達する前、酸化剤、H2O2を溶液において加える。こうして、そのようにして得られる溶液が塔において、前述したような気体のホルムアルデヒドと反応する。槽におけるpHは、好ましくは約9.5から10.5までのpHで維持される。溶液はこのようにして連続的に塔(122)中へ再循環される。
図2について記載したものと似て、予め定める時間の後、槽(124)における酸化性溶液の1部分を、好ましくはポンプ(121)を使って水性パージの方に、又は分離機(120)の方に浄化させる。こうして、かかる量の浄化された酸化性溶液を置き換えるために、若干のより一層多くの水道水(又は処置水)、NaOH、及び好ましくは金属イオン封鎖剤を槽(124)へ加える。若干のより一層多くのH2O2も加える。
最終的に、気体は次いで吸収塔(122)を離れ、送風機(116)の使用によって煙突(126)へ行く。かかる煙突の寸法は前述したように変動する。
図1から3までにおいて示される処理は、前述したような複数の他の産業において生じるホルムアルデヒド含有気体を処置するために用いることができる。
以下の非制限的な例は更に本発明を例示する。
(例1)(パーティクルボードの加圧によってもたらされる気体流のホルムアルデヒド含量の減少)
例1において規定するこの処理を、図2において概略的に示す系に似た系を用いて遂行した。
この処理は、38mg/Nm3のホルムアルデヒドの濃度を持つ79000Nm3/hの空気流を処置するのに用いた。2種の吸収塔及び2種の反応槽を30℃の温度で用いた。吸収塔は約7種の移動単位を持った。いくつかの試験を、かかる系を用いて実行し、その特定の処理の種々の媒介変数を最適化した。
種々の試験において、用いる塩基は約9.5から約10.5までのpHでのNaOHであり、及び最適な結果は約9.7から約10.0までのpHについて観察された。金属イオン封鎖剤である、DTPAを水道水に加え、酸化性溶液において約1200ppmから約2000ppmまでの、及び好ましくは約1600ppmの濃度とした。水道水は、そのままでCa2+及びMg2+のイオンを十分な量において既に備え、その結果水道水の更なる処置を必要としなかった。いくつかの試験の遂行の間、Ca2+の平均濃度は約90から約110までのppmであり、及びMg2+の平均濃度は約15から約25までのppmであった。
槽は、ホルムアルデヒドをギ酸へその塩形態(ナトリウム塩)において良好な反応の変換を得るのに十分な長さの滞留時間(好ましくは約20分)を持った。H2O2を図2上に示すように加え、H2O2の残りの濃度を反応槽の出口で、おおよそ1200から2000までのppm、及び好ましくは1800ppmで取得した。
このような試験は、加圧でのホルムアルデヒドの排出に基づき97.3%ほど高いホルムアルデヒド除去を可能にした。さらに、これらの試験中、モル比H2O2/CH2Oを2.0よりも低く、及び約1.7でさえ維持することが可能であった。
(例2)(MDF/HDF板乾燥機からもたらされる気体流のホルムアルデヒド含量の減少)
いくつかの試験を予備的規模の系上で行ったが、それは図3上で概略的に示す系に似ている。2000Nm3/hの空気流速を持ち、及びホルムアルデヒドにおいて20mg/Nm3の濃度を48℃の温度で持つ気体を処置した。用いる塩基は9.5から及び10.5までの間、及び好ましくは9.8の種々のpHでの、NaOHであった。金属イオン封鎖剤である、NTAは、水道水に加え、酸化性溶液において約4ppmから約20ppmまでの濃度を取得した。水道水を、それに約1から約5までのppmの濃度のFe2+イオンを加えることによって処置した。
槽は、ホルムアルデヒドをギ酸へその塩形態(ナトリウム塩)において良好な反応の変換を得るのに十分な長さの滞留時間(好ましくは約20分)を持った。H2O2を図3上に示すように加え、H2O2の残りの濃度を反応槽の出口で、おおよそ10ppmから75ppmまで、及び好ましくは約10ppmで取得した。吸収塔は約2.4の移動を持った。
このような試験は、乾燥機でのホルムアルデヒドの排出に基づき77.0%ほど高いホルムアルデヒド除去を可能にした。さらに、これらの試験中、モル比H2O2/CH2Oを2.0よりも低く、及び約1.6でさえ維持することが可能であった。
これらの例は、本発明に従う処理、溶液、方法が、気体のホルムアルデヒド含量を効率的な及び簡単な減少を可能にすることを明確に実証する。本発明の方法は、低い経費で、及び冗長な又は複雑な仕事を伴わずに遂行することができる。これらの塩基性pH条件において、例1及び2において規定するように、ホルムアルデヒドのギ酸への効率的な変換が観察されること、及びかかる酸化処理からCO2は生じないことが示された。また、好ましくは9.5から10.5までのpHで遂行するとき、非常に興味深い結果が得られることを見出した。これらの例において、処置された気体のホルムアルデヒド含量の大幅な減少が観察される一方、モル比H2O2/CH2Oは実質低く維持された。
本発明をその特定の具体例とその関連で説明したが、それに更なる修飾が可能であり、及び本出願が、任意の変形、使用、又は本発明の適用について、次いで、概して本発明の原理に従って守られることを意図し、及び本明細書の開示からのかかる発展が、本発明の属する技術内で既知の又は通例の実践の範囲内においてもたらされるように、及び上記に示す本質的な特質を適用し得るように、及び添付の特許請求の範囲の視野において従われるように含まれることは理解されるであろう。
本発明の特定例に従う方法のブロック図を示す。 本発明の別の特定例に従う方法をどのように遂行するかを例示する略図であり、木質パネルの製造において用いるときのものである。 本発明の更に別の特定例に従う方法をどのように遂行するかを例示する略図であり、木質パネルの製造において用いるときのものである。

Claims (141)

  1. 気体のホルムアルデヒド含量を減らすための方法であって、前記気体において含有される前記ホルムアルデヒドの少なくとも1部分がギ酸にまで酸化されるように、前記気体を、H2O2を備える塩基性の酸化性水溶液と接触させる工程を具え、それによって前記気体で前記酸化性溶液と接触させる前のものと比べホルムアルデヒドにおける減少した含量を持つ気体、及びギ酸を備える溶液が得られる、方法。
  2. ホルムアルデヒド及び不純物を含む気体のホルムアルデヒド含量を減らすための方法であって、次のもの、即ち
    a)前記気体において存在する不純物量を減らす工程、及び
    b)前記気体において含有される前記ホルムアルデヒドの少なくとも1部分がギ酸にまで酸化され、及びギ酸を備える溶液が得られるように、前記気体を、H2O2を備える塩基性の酸化性水溶液と接触させる工程であり、それによって前記気体のホルムアルデヒド含量を減らす工程
    を具える、方法。
  3. 工程(a)は、前記気体における不純物の量が減るように、前記気体をアルカリ水溶液と接触させることによって遂行され、前記アルカリ水溶液は前記塩基性の酸化性水溶液と異なる、請求項2記載の方法。
  4. 工程(a)は、次のものによって、即ち
    i)前記気体、前記アルカリ水溶液及び前記不純物を備える混合物が得られるように前記気体をアルカリ水溶液と接触させる工程、及び
    ii)前記気体を、前記混合物の残部から分ける工程
    によって遂行される、請求項3記載の方法。
  5. 前記アルカリ水溶液は、NaOH、KOH、Mg(OH)2、Ca(OH)2、Na2CO3、NaHCO3、K2CO3、KHCO3、及びそれらの混合物からなる群より選ばれる塩基を含む、請求項3又は4記載の方法。
  6. モル比H2O2/CH2Oは少なくとも1.0である、請求項1〜5の何れか1項記載の方法。
  7. モル比H2O2/CH2Oは約1.0から約10.0までである、請求項1〜5の何れか1項記載の方法。
  8. モル比H2O2/CH2Oは約1.0から約5.0までである、請求項1〜5の何れか1項記載の方法。
  9. ホルムアルデヒド含有樹脂を備える木質パネル生産物の製造の間に生じる気体のホルムアルデヒド濃度を減らすための方法であって、次のもの、即ち
    a)前記気体を回収する工程、
    b)前記気体において存在する不純物が少なくとも部分的に除去されるように、前記気体をアルカリ水溶液と接触させる工程、及び
    c)前記気体において含有される前記ホルムアルデヒドの少なくとも1部分がギ酸にまで酸化されるように、工程(b)において得られる気体を、金属イオン封鎖剤及びH2O2を備える塩基性の酸化性水溶液と接触させる工程、及びギ酸を備える溶液が得られる工程
    を具え、
    前記方法が、H2O2:ホルムアルデヒドの比の5:1よりも多くを必要とせずに、前記気体のホルムアルデヒド含量の少なくとも30%の減少を可能にする、方法。
  10. 前記木質パネル生産物は繊維板又は配向性ストランドボードである、請求項9記載の方法。
  11. 前記不純物には、木又は木材構成成分から導き出される木材粒子及び有機化合物が包含される、請求項2又は9記載の方法。
  12. モル比H2O2/CH2Oは約1.0から約2.5までである、請求項1〜5及び9の何れか1項記載の方法。
  13. モル比H2O2/CH2Oは約1.0から約1.8までである、請求項1〜5及び9の何れか1項記載の方法。
  14. モル比H2O2/CH2Oは約1.0から約1.6までである、請求項1〜5及び9の何れか1項記載の方法。
  15. 前記塩基性の酸化性水溶液は、NaOH、KOH、Mg(OH)2、Ca(OH)2、NaHCO3、Na2CO3、K2CO3、KHCO3、及びそれらの混合物からなる群より選ばれる塩基を含む、請求項1〜14の何れか1項記載の方法。
  16. 前記塩基はNaOHである、請求項15記載の方法。
  17. 溶液は少なくとも9.0のpHを持つ、請求項1〜16の何れか1項記載の方法。
  18. 溶液は約9.3から約11.5までのpHを持つ、請求項1〜16の何れか1項記載の方法。
  19. 溶液は約9.5から約10.5までのpHを持つ、請求項1〜16の何れか1項記載の方法。
  20. 溶液は約9.7から約10.0までのpHを持つ、請求項1〜16の何れか1項記載の方法。
  21. 溶液は約9.8のpHを持つ、請求項1〜16の何れか1項記載の方法。
  22. 前記酸化性水溶液は更に金属イオン封鎖剤を含む、請求項1〜8の何れか1項記載の方法。
  23. 前記金属イオン封鎖剤は、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、ニトロロ三酢酸(NTA)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ヘキサメタリン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、及びそれらの混合物からなる群より選ばれる、請求項22記載の方法。
  24. 前記金属イオン封鎖剤はNTAである、請求項22記載の方法。
  25. 前記金属イオン封鎖剤はDTPAである、請求項22記載の方法。
  26. 前記金属イオン封鎖剤はNTAであり、及び前記塩基性の酸化性水溶液はFe2+を含む、請求項22記載の方法。
  27. 前記金属イオン封鎖剤はDTPAであり、及び前記塩基性の酸化性水溶液はCa2+及びMg2+を含む、請求項22記載の方法。
  28. 前記金属イオン封鎖剤は前記溶液において少なくとも1ppmの濃度で存在する、請求項22〜27の何れか1項記載の方法。
  29. 前記金属イオン封鎖剤は前記溶液において約2ppmから約2500ppmまでの濃度で存在する、請求項22〜27の何れか1項記載の方法。
  30. 前記金属イオン封鎖剤は前記溶液において約4ppmから約1500ppmまでの濃度で存在する、請求項22〜27の何れか1項記載の方法。
  31. 前記塩基性の酸化性水溶液は、Ca2+、Mg2+、Fe2+、Cu2+、Ni2+、Mn2+、Ti4+、Cr3+、Ce3+、Zn2+、Pd2+、Mo6+、又はその混合物を含む、請求項1〜25の何れか1項記載の方法。
  32. 前記塩基性の酸化性水溶液はFe2+を含む、請求項1〜23の何れか1項記載の方法。
  33. 前記塩基性の酸化性水溶液はCa2+及びMg2+を含む、請求項1〜23の何れか1項記載の方法。
  34. 前記塩基性の酸化性水溶液は少なくとも0.5ppmの濃度でFe2+を含む、請求項1〜23の何れか1項記載の方法。
  35. 前記塩基性の酸化性水溶液は少なくとも0.5ppmの濃度でMg2+を含む、請求項1〜23の何れか1項記載の方法。
  36. 前記塩基性の酸化性水溶液は少なくとも0.5ppmの濃度でCa2+を含む、請求項1〜23及び35の何れか1項記載の方法。
  37. 前記塩基性の酸化性水溶液は約0.5ppmから約250ppmまでの濃度でFe2+を含む、請求項1〜23の何れか1項記載の方法。
  38. 前記塩基性の酸化性水溶液は約0.5ppmから約250ppmまでの濃度でMg2+を含む、請求項1〜23の何れか1項記載の方法。
  39. 前記塩基性の酸化性水溶液は約0.5ppmから約250ppmまでの濃度でCa2+を含む、請求項1〜23及び38の何れか1項記載の方法。
  40. 前記塩基性の酸化性水溶液は約1.0ppmから約50ppmまでの濃度でFe2+を含む、請求項1〜23の何れか1項記載の方法。
  41. 前記塩基性の酸化性水溶液は少なくとも15ppmの濃度でMg2+を含む、請求項1〜23の何れか1項記載の方法。
  42. 前記塩基性の酸化性水溶液は少なくとも15ppmの濃度でCa2+を含む、請求項1〜23及び41の何れか1項記載の方法。
  43. H2O2は前記溶液において少なくとも10ppmの濃度で存在する、請求項1〜42の何れか1項記載の方法。
  44. H2O2は前記溶液において約10ppmから約2500ppmまでの濃度で存在する、請求項1〜42の何れか1項記載の方法。
  45. H2O2は前記溶液において約20ppmから約1500ppmまでの濃度で存在する、請求項1〜42の何れか1項記載の方法。
  46. 前記接触工程には、ホルムアルデヒドを前記酸化性溶液と混合し、ホルムアルデヒドをそれにおいて溶解させることが含まれる、請求項1〜45の何れか1項記載の方法。
  47. 前記気体及び前記酸化性溶液は充填カラムにおいて一緒に混合される、請求項1〜46の何れか1項記載の方法。
  48. 気体はカラムの底部分で導入され、及び溶液はカラムの頂部分で導入され、気体及び溶液は予め定める量の移動単位を超えてカラム中に一緒に混合される、請求項47記載の方法。
  49. 気体は酸化性溶液との接触前に約10℃から約85℃までの温度である、請求項1〜48の何れか1項記載の方法。
  50. 気体は酸化性溶液との接触前に約15℃から約80℃までの温度である、請求項1〜48の何れか1項記載の方法。
  51. 気体は酸化性溶液との接触前に約20℃から約65℃までの温度である、請求項1〜48の何れか1項記載の方法。
  52. 酸化性溶液は約15℃から約80℃までの温度を持つ、請求項1〜51の何れか1項記載の方法。
  53. 酸化性溶液は約20℃から約70℃までの温度を持つ、請求項1〜51の何れか1項記載の方法。
  54. 酸化性溶液は約25℃から約60℃までの温度を持つ、請求項1〜51の何れか1項記載の方法。
  55. 方法の使用であって、請求項1又は2記載の方法の、ホルムアルデヒド含有樹脂を備える物品の製造において生じる気体のホルムアルデヒド含量減少のための使用。
  56. 方法の使用であって、請求項1又は2記載の方法の、木材板産業において生じる気体、又は木質パネル生産物の製造の間に生じる気体のホルムアルデヒド含量減少のための使用。
  57. 方法の使用であって、請求項1又は2記載の方法の、鋳物業、製錬業、石油化学産業、製糖業、歯科手入れ生産物産業、重合体産業、パルプ及び紙の産業、自動車産業、塗料産業、ガラス製品産業、ミネラルウール産業において生じる気体のホルムアルデヒド含量を減らすための使用。
  58. 木質パネル生産物を製造するための方法において、木材粒子をホルムアルデヒド含有樹脂と混合する工程、得られる混合物を、前記木質パネル生産物が得られるように加圧する工程、及び前記混合及び/又は加圧の工程の間に放出されるホルムアルデヒド含有気体を処置する工程を具え、改良は、前記ホルムアルデヒド含有気体が請求項1又は2記載の方法によって処置されることである、方法。
  59. 塩基性の酸化性水溶液であって、H2O2及び金属イオン封鎖剤を備え、溶液はホルムアルデヒドをギ酸にまで酸化することが可能である、溶液。
  60. 塩基性の酸化性水溶液であって、H2O2及びFe2+、Cu2+、Ni2+、Mn2+、Ti4+、Cr3+、Ce3+、Zn2+、Pd2+、Mo6+、又はその混合物を備え、溶液はホルムアルデヒドをギ酸にまで酸化することが可能である、溶液。
  61. 前記塩基性の酸化性水溶液は、NaOH、KOH、Mg(OH)2、Ca(OH)2、NaHCO3、Na2CO3、K2CO3、KHCO3、及びそれらの混合物からなる群より選ばれる塩基を含む、請求項59又は60記載の溶液。
  62. 前記塩基はNaOHである、請求項61記載の溶液。
  63. 溶液は少なくとも9.0のpHを持つ、請求項59〜62の何れか1項記載の溶液。
  64. 溶液は約9.3から約11.5までのpHを持つ、請求項59〜62の何れか1項記載の溶液。
  65. 溶液は約9.5から約10.5までのpHを持つ、請求項59〜62の何れか1項記載の溶液。
  66. 溶液は約9.7から約10.0までのpHを持つ、請求項59〜62の何れか1項記載の溶液。
  67. 溶液は約9.8のpHを持つ、請求項59〜62の何れか1項記載の溶液。
  68. 前記酸化性水溶液は更に金属イオン封鎖剤を含む、請求項60記載の溶液。
  69. 前記金属イオン封鎖剤は、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、ニトロロ三酢酸(NTA)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ヘキサメタリン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、及びそれらの混合物からなる群より選ばれる、請求項59又は68記載の溶液。
  70. 前記金属イオン封鎖剤はNTAである、請求項59又は68記載の溶液。
  71. 前記金属イオン封鎖剤はDTPAである、請求項59又は68記載の溶液。
  72. 前記金属イオン封鎖剤はNTAであり、及び前記塩基性の酸化性水溶液はFe2+を含む、請求項59又は68記載の溶液。
  73. 前記金属イオン封鎖剤はDTPAであり、及び前記塩基性の酸化性水溶液はCa2+及びMg2+を含む、請求項59又は68記載の溶液。
  74. 前記金属イオン封鎖剤は前記溶液において少なくとも1ppmの濃度で存在する、請求項59及び68〜73の何れか1項記載の溶液。
  75. 前記金属イオン封鎖剤は前記溶液において約2ppmから約2500ppmまでの濃度で存在する、請求項59及び68〜73の何れか1項記載の溶液。
  76. 前記金属イオン封鎖剤は前記溶液において約4ppmから約1500ppmまでの濃度で存在する、請求項59及び68〜73の何れか1項記載の溶液。
  77. 前記塩基性の酸化性水溶液はFe2+を含む、請求項59〜69の何れか1項記載の溶液。
  78. 前記塩基性の酸化性水溶液はCa2+及びMg2+を含む、請求項59〜69の何れか1項記載の溶液。
  79. 前記塩基性の酸化性水溶液は少なくとも0.5ppmの濃度でFe2+を含む、請求項59〜69の何れか1項記載の溶液。
  80. 前記塩基性の酸化性水溶液は少なくとも0.5ppmの濃度でMg2+を含む、請求項59〜69の何れか1項記載の溶液。
  81. 前記塩基性の酸化性水溶液は少なくとも0.5ppmの濃度でCa2+を含む、請求項59〜69及び80の何れか1項記載の溶液。
  82. 前記塩基性の酸化性水溶液は約0.5ppmから約250ppmまでの濃度でFe2+を含む、請求項59〜69の何れか1項記載の溶液。
  83. 前記塩基性の酸化性水溶液は約0.5ppmから約250ppmまでの濃度でMg2+を含む、請求項59〜69の何れか1項記載の溶液。
  84. 前記塩基性の酸化性水溶液は約0.5ppmから約250ppmまでの濃度でCa2+を含む、請求項59〜69及び83の何れか1項記載の溶液。
  85. 前記塩基性の酸化性水溶液は約1.0ppmから約50ppmまでの濃度でFe2+を含む、請求項59〜69の何れか1項記載の溶液。
  86. 前記塩基性の酸化性水溶液は少なくとも15ppmの濃度でMg2+を含む、請求項59〜69の何れか1項記載の溶液。
  87. 前記塩基性の酸化性水溶液は少なくとも15ppmの濃度でCa2+を含む、請求項59〜69及び86の何れか1項記載の溶液。
  88. H2O2は前記溶液において少なくとも10ppmの濃度で存在する、請求項59〜87の何れか1項記載の溶液。
  89. H2O2は前記溶液において約10ppmから約2500ppmまでの濃度で存在する、請求項59〜87の何れか1項記載の溶液。
  90. H2O2は前記溶液において約20ppmから約1500ppmまでの濃度で存在する、請求項59〜87の何れか1項記載の溶液。
  91. 前記塩基性の酸化性水溶液は、Ca2+、Mg2+、Fe2+、Cu2+、Ni2+、Mn2+、Ti4+、Cr3+、Ce3+、Zn2+、Pd2+、Mo6+、又はその混合物を含む、請求項59記載の溶液。
  92. 溶液の使用であって、請求項59〜91の何れか1項記載の溶液の、気体のホルムアルデヒド含量減少のための使用。
  93. 溶液の使用であって、木質パネル生産物の製造において、請求項59〜91の何れか1項記載の溶液が、前記パネルの調製の間に生じる気体のホルムアルデヒド含量を減らすために使用される、使用。
  94. 溶液の使用であって、請求項59〜91の何れか1項記載の溶液の、鋳物業、製錬業、石油化学産業、製糖業、歯科手当て生産物産業、重合体産業、パルプ及び紙の産業、自動車産業、塗料産業、ガラス製品産業、又はミネラルウール産業において生じる気体のホルムアルデヒド含量減少のための使用。
  95. 気体のホルムアルデヒド含量を減らすための方法において、前記気体を酸化性水溶液で処置する工程を具え、改良は、前記溶液が請求項59〜91の何れか1項記載の溶液である、方法。
  96. 木質パネル生産物を製造するための方法において、木材粒子をホルムアルデヒド含有樹脂と混合する工程、得られる混合物を、前記木質パネル生産物が得られるように加圧する工程、及び前記混合及び/又は加圧の工程の間に放出されるホルムアルデヒド含有気体を処置する工程を具え、改良は、ホルムアルデヒド含有気体がそれを請求項59〜91の何れか1項記載の溶液と接触させることにより処置されることである、方法。
  97. NTAの使用であって、H2O2を備える酸化性溶液における金属イオン封鎖剤としての使用。
  98. 前記溶液は塩基性溶液である、請求項97記載の使用。
  99. 前記溶液は、H2O2、Fe2+、及び塩基を含む、請求項97又は98記載の使用。
  100. DTPAの使用であって、H2O2を備える酸化性溶液における金属イオン封鎖剤としての使用。
  101. 前記溶液は塩基性溶液である、請求項100記載の使用。
  102. 前記溶液は、H2O2、Ca2+、Mg2+、及び塩基を含む、請求項100又は101記載の使用。
  103. 前記塩基は、NaOH、KOH、Mg(OH)2、Ca(OH)2、NaHCO3、Na2CO3、K2CO3、KHCO3、及びその混合物から選ばれる、請求項99又は102記載の使用。
  104. 前記塩基はNaOHである、請求項99又は102記載の使用。
  105. ホルムアルデヒドをギ酸にまで酸化するための方法であって、ホルムアルデヒドを、NTA及びH2O2を備える塩基性の酸化性水溶液と接触させる工程を具える、方法。
  106. 前記塩基性の酸化性水溶液はFe2+を含む、請求項105記載の方法。
  107. Fe2+は少なくとも0.5ppmの濃度で存在する、請求項106記載の方法。
  108. Fe2+は約0.5ppmから約250ppmまでの濃度で存在する、請求項106記載の方法。
  109. Fe2+は約1.0ppmから約50ppmまでの濃度で存在する、請求項106記載の方法。
  110. ホルムアルデヒドをギ酸にまで酸化するための方法であって、ホルムアルデヒドを、DTPA及びH2O2を備える塩基性の酸化性水溶液と接触させる工程を具える、方法。
  111. 前記塩基性の酸化性水溶液はCa2+及びMg2+を含む、請求項111記載の方法。
  112. Ca2+は少なくとも0.5ppmの濃度で存在する、請求項111記載の方法。
  113. Ca2+は約0.5ppmから約250ppmまでの濃度で存在する、請求項111記載の方法。
  114. Ca2+は少なくとも15ppmの濃度で存在する、請求項111記載の方法。
  115. Mg2+は少なくとも0.5ppmの濃度で存在する、請求項111〜114の何れか1項記載の方法。
  116. Mg2+は約0.5ppmから約250ppmまでの濃度で存在する、請求項111〜114の何れか1項記載の方法。
  117. Mg2+は少なくとも15ppmの濃度で存在する、請求項111〜114の何れか1項記載の方法。
  118. 前記溶液は、Ca、Mg、Fe、Cu、Ni、Mn、Ti、Cr、Ce、Zn、Pd、Mo、及びその混合物から選ばれる金属の陽イオンを含む、請求項1〜25の何れか1項記載の方法。
  119. 前記溶液はCa2+及びMg2+を含む、請求項118記載の方法。
  120. Ca2+及びMg2+の合計濃度は少なくとも10ppmである、請求項119記載の方法。
  121. Ca2+及びMg2+の合計濃度は約10ppmから約250ppmまでである、請求項119記載の方法。
  122. Ca2+及びMg2+の合計濃度は約20ppmから約100ppmまでである、請求項119記載の方法。
  123. 前記溶液はCa2+又はMg2+を含む、請求項118記載の方法。
  124. Ca2+は少なくとも10ppmの濃度で存在する、請求項123記載の方法。
  125. Ca2+は約10ppmから約250ppmまでの濃度で存在する、請求項123記載の方法。
  126. Ca2+は約20ppmから約100ppmまでの濃度で存在する、請求項123記載の方法。
  127. Mg2+は少なくとも10ppmの濃度で存在する、請求項123記載の方法。
  128. Mg2+は約10ppmから約250ppmまでの濃度で存在する、請求項123記載の方法。
  129. Mg2+は約20ppmから約100ppmまでの濃度で存在する、請求項123記載の方法。
  130. 前記溶液は、Ca、Mg、Fe、Cu、Ni、Mn、Ti、Cr、Ce、Zn、Pd、Mo、及びその混合物から選ばれる金属の陽イオンを含む、請求項59記載の溶液。
  131. 前記溶液はCa2+及びMg2+を含む、請求項130記載の溶液。
  132. Ca2+及びMg2+の合計濃度は少なくとも10ppmである、請求項131記載の溶液。
  133. Ca2+及びMg2+の合計濃度は約10ppmから約250ppmまでである、請求項131記載の溶液。
  134. Ca2+及びMg2+の合計濃度は約20ppmから約100ppmまでである、請求項131記載の溶液。
  135. 前記溶液はCa2+又はMg2+を含む、請求項130記載の溶液。
  136. Ca2+は少なくとも10ppmの濃度で存在する、請求項135記載の溶液。
  137. Ca2+は約10ppmから約250ppmまでの濃度で存在する、請求項135記載の溶液。
  138. Ca2+は約20ppmから約100ppmまでの濃度で存在する、請求項135記載の溶液。
  139. Mg2+は少なくとも10ppmの濃度で存在する、請求項135記載の溶液。
  140. Mg2+は約10ppmから約250ppmまでの濃度で存在する、請求項135記載の溶液。
  141. Mg2+は約20ppmから約100ppmまでの濃度で存在する、請求項135記載の溶液。


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