JP2009509691A - 生体界面に多数の活性物質を送達するためのイオントフォレーシス装置 - Google Patents
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Abstract
イオントフォレーシス装置は、作用側電極構造体及び対向電極構造体を包含する。作用側電極構造体は、作用側電極要素及び少なくとも2つの横方向に離間された活性物質貯留槽を包含する。作用側電極構造体は、活性物質及び最外部イオン選択膜の外表面により担持されるさらなる活性物質を貯蔵する最外部イオン選択膜も包含し得る。作用側電極構造体はまた、電解質を貯留する電解質貯留槽並びに電解質貯留槽と活性物質との間に配置される内部イオン選択膜も包含し得る。活性電極は、電解質貯留槽と活性物質との間に内部除去可能封止ライナーも包含し得る。外部リリースライナーは、使用前にさらなる活性物質及び/又は外表面を保護的に被覆するか、上に重なり得る。作用側電極構造体は、脱水化活性物質を選択的に水和するための少なくとも2つの水和剤のブリスターパックも包含し得る。
【選択図】 図5
【選択図】 図5
Description
本開示は一般的に、イオントフォレーシスの分野に、さらに特定的には起電力の影響下での生体界面への活性物質、例えば治療薬又は薬剤等の活性物質の有効送達に関する。
[関連出願の相互参照]
本出願は、米国特許仮出願第60/722,674号(2005年9月30日提出)(この仮出願はその全体において参照により本明細書中で援用される)の米国特許法第119条(e)項下での利益を主張する。
本出願は、米国特許仮出願第60/722,674号(2005年9月30日提出)(この仮出願はその全体において参照により本明細書中で援用される)の米国特許法第119条(e)項下での利益を主張する。
イオントフォレーシスは、同様に荷電された活性物質及び/又はそのビヒクルを含有するイオントフォレーシスチャンバに隣接した電極に電位を印加することにより、活性物質(例えば荷電物質、イオン化化合物、イオン性薬剤、治療薬、生体活性物質等)を生体界面(例えば皮膚、粘膜等)に運ぶために起電力及び/又は電流を用いる。
イオントフォレーシス装置は、典型的には、電源、例えば化学電池又は外部電源の反対極又は端子に各々接続される作用側電極構造体及び対向電極構造体を包含する。各電極アセンブリは、典型的には、起電力及び/又は電流を印加するためのそれぞれの電極要素を包含する。このような電極要素はしばしば、犠牲要素又は化合物、例えば銀又は塩化銀を含む。活性物質は陽イオン性又は陰イオン性であり、そして電源は、活性物質の極性に基づいて適切な電圧極性を印加するように構成され得る。イオントフォレーシスは、有益には、活性物質の送達速度を増強するか又は制御するために用いられ得る。活性物質は、貯留槽、例えばキャビティ中に保存され得る(例えば米国特許第5,395,310号参照)。代替的には、活性物質は、多孔性構造又はゲルのような貯留槽中に保存され得る。イオン交換膜は、活性物質貯留槽と生体界面との間の極性選択的障壁として役立つように配置され得る。典型的には、一の特定の型のイオン(例えば荷電した活性物質)に関してのみ透過性の膜は、皮膚又は粘膜からの逆荷電イオンの逆流を防止する。
イオントフォレーシス装置の商業的受入れは、種々の因子、例えば製造コスト、保存寿命、貯蔵中の安定性、活性物質送達の効率、操作の安全性、及び処分問題によって変わる。
適正な治療及び/又は診断は、しばしば、生体界面への複数の異なる活性物質の適用を要し得る。例えばアレルギー試験を実施する場合、患者は、各々が生体界面のそれぞれの部分に別個のアレルゲンを送達する多数の注射を受ける。例えば患者は、1回の来診で6〜12回の別個の注射を受ける場合がある。各アレルゲンは、生体界面で空間的に分配される。一定期間後、医療活動提供者は、各位置での反応を調査する。別の一連の複数回の注射は、以前の一連からの反応が検出されてもされなくても、次いで実施される。このようなアプローチは、患者並びに医療活動提供者の両者にとって時間を要するものである。このようなアプローチは、患者にとって冗長で且つ非常に苦痛を伴うものでもある。付加的には、このようなアプローチは、過剰量の医学的無駄遣い(例えば注射器及び針の消耗、並びにアレルゲン容器の消耗)を生じ、これは、特別な取扱い及び費用の掛かる廃棄を要する。上記問題の少なくともいくつかに取り組む改良型アプローチが望ましい。
一実施の形態によれば、生体の生体界面に活性物質を送達するように動作可能なイオントフォレーシス装置は、使用中である場合、生体界面に近位に存在すべき活性電極の外側に露出する接触面と、第一の電位を印加するために動作可能である作用側電極要素と、第一の活性物質を貯留し得る第一の活性物質貯留槽と、第二の活性物質を貯留し得る少なくとも1つの第二の活性物質貯留槽と、生体界面と界面を形成するためのイオントフォレーシス装置の外部に露出する最外部イオン選択膜(第一の活性物質及び第二の活性物質の極性と一致する第一の極性を有するイオンにより実質的に透過可能であり、そして第一の極性と逆の第二の極性を有するイオンにより実質的に透過不可能であって、第一の活性物質貯留槽及び第二の活性物質貯留槽の少なくとも一部分が最外部イオン選択膜中に形成され、第二の活性物質貯留槽が第一の活性物質貯留槽からの接触面とほぼ平行な平面上に間隔をあけて横方向に配置され、第一の電位の印加に応じて第一の活性物質及び第二の活性物質の少なくともいくつかをイオントフォレーシス装置から生体界面に各々能動的に移すように少なくとも第一の活性物質貯留槽及び第二の活性物質貯留槽が作用側電極要素に関して配置される)とを含む作用側電極構造体、並びに第二の電位を印加するために動作可能である対向電極要素を包含し、第二の電位が第一の電位とは異なる作用側電極構造体から横方向に離間された対向電極構造体を包含する。
一実施の形態によれば、生体界面上の少なくとも2つの異なる領域に活性物質を送達するように動作可能な活性物質送達システムは、第一の電位を提供するように動作可能な作用側電極要素、並びに少なくとも2つの容器を有し、容器の各々がそれぞれの活性物質貯留槽をしっかり受容するように作製され、活性物質送達システムが使用中である場合、容器が生物学的表面上の異なる領域のうちのそれぞれの上に重なるように互いに関して間隔をあけて横方向に配置され、容器の各々が少なくとも部分的に作用側電極要素の根底にある保持構造から成る。
一実施の形態によれば、活性物質送達システムは、起電力又は電流を提供するように動作可能である作用側電極要素、外表面並びに外表面を通って互いに横方向に離間された少なくとも2つの別個の領域を有する外部イオン選択膜(別個の領域はそれぞれ孔を有する)、並びにイオン選択膜の別個の領域のそれぞれの孔の中に貯蔵され、そして起電力又は電流の非存在下でその中に実質的に保持され、起電力又は電流の存在下でイオン選択膜から外側に移される第一の極性を有する少なくとも2つの活性物質を包含する。
添付の図面中では、同一参照番号は類似の要素又は作用を示す。添付の図中の要素のサイズ及び相対位置は、必ずしもスケール通りには描かれていない。例えば、種々の要素の形状及び角度はスケール通りには描かれていないし、これらの要素のいくつかは、添付の図面を見やすくするために随意に拡大され、配置される。さらに、図示される要素の特定の形状は、その特定の要素の実際の形状に関する何らの情報をも伝えるよう意図されておらず、専ら添付の図面中での認識を容易にするために選択されている。
下記において、或る種の特定の詳細は、種々の開示実施形態の十分な理解を提供するために含まれる。しかしながら、実施形態は1つ又は複数のこれらの特定の詳細なしに、或いは他の方法、構成成分、材料等を用いて実行され得ると当業者は認識する。その他の場合、イオントフォレーシス装置に関連した電圧及び/又は電流調整器を含むがこれには限定されない既知の構造物は、実施形態の不必要に曖昧な記述を避けるために詳細に示されても記載されてもいない。
文脈から他の解釈が必要とされない限り、以下の明細書及び添付の特許請求の範囲全体を通して、「含む(comprise)」という語及びその変形、例えば「含む(comprises)」及び「含む(comprising)」は、公然の包括的意味で、「包含するが、限定されない」と解釈されるべきである。
本明細書全体を通して、「一実施形態」又は「1つの実施形態」又は「別の実施形態において」という言及は、実施形態に関連して記載される特定の関連のある特徴、構造又は特質が少なくとも1つの実施形態に包含されるということを意味する。したがって本明細書全体を通して種々の箇所における「一実施形態における」又は「1つの実施形態における」又は「別の実施形態における」という語句の出現は、必ずしもすべてが同一実施形態を指すわけではない。さらに、特定の特徴、構造又は特質は、1つ又は複数の実施形態において任意の好適な態様で組合せられ得る。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で用いる場合、単数形「a」、「an」及び「the」は、状況が明らかにそうでないことを示さない限り、複数の指示物を包含するということに留意すべきである。したがって例えば「電極要素」を含めたイオントフォレーシス装置への言及は、単一電極要素、或いは2つ以上の電極要素を包含する。「又は」という用語は一般的に、はっきりと別記しない限り、「及び/又は」を含めた意味で用いられるということにも留意すべきである。
本明細書中で用いる場合、「膜」という用語は、透過性である場合も、透過性でない場合もある境界、層、障壁、又は物質を意味する。「膜」という用語はさらに、界面を指し得る。別記しない限り、膜は、固体、液体又はゲルの形態をとり得るし、そして明確な格子、非架橋構造又は架橋構造を有しても、有しなくてもよい。
本明細書中で用いる場合、「イオン選択膜」という用語は、イオンに対して実質的に選択性であり、或る種のイオンを通すが、他のイオンの通過を遮断する膜を意味する。イオン選択膜は、例えば電荷選択膜の形態をとり得、又は半透性膜の形態をとり得る。
本明細書中で用いる場合、「電荷選択膜」という用語は、主にイオンにより保有される極性又は電荷に基づき、イオンを実質的に通過及び/又は実質的に遮断する膜を意味する。電荷選択膜は典型的にはイオン交換膜を指し、そしてこれらの用語は、本明細書中で及び添付の特許請求の範囲において互換的に用いられる。電荷選択膜又はイオン交換膜は、陽イオン交換膜、陰イオン交換膜及び/又は両極性膜の形態をとり得る。陽イオン交換膜は、陽イオンの通過を実質的に許容し、そして陰イオンを実質的に遮断する。市販の陽イオン交換膜の例としては、NEOSEPTA、CM−1、CM−2、CMX、CMS及びCMB(株式会社トクヤマ)の呼称で入手可能なものが挙げられる。逆に陰イオン交換膜は、陰イオンの通過を実質的に許容し、そして陽イオンを実質的に遮断する。市販の陰イオン交換膜の例としては、NEOSEPTA、AM−1、AM−3、AMX、AHA、ACH及びACS(同じく株式会社トクヤマ)の呼称で入手可能なものが挙げられる。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で用いる場合、「両極性膜」という用語は、2つの異なる電荷又は極性に対して選択的である膜を意味する。別記しない限り、両極性膜は、一体膜構造、多重膜構造又は積層膜の形態をとり得る。一体膜構造は、陽イオン交換物質又は基を含む第一の部分と、陰イオン交換物質又は基を含む第一の部分と向き合った第二の部分とを包含し得る。多重膜構造(例えば二重皮膜構造)は、陰イオン交換膜に積層されるか又はそうでなければ結合される陽イオン交換膜を含み得る。陽イオン及び陰イオン交換膜は最初に異なる構造物として出発し、そしてその結果生じる両極性膜の構造中でそれらの弁別性を保持し得るか、又は保持し得ない。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で用いる場合、「半透性膜」という用語は、イオンのサイズ又は分子量に基づいて実質的に選択的である膜を意味する。したがって半透性膜は、第一の分子量又はサイズのイオンを実質的に通す一方で、第一の分子量又はサイズより大きい第二の分子量又はサイズのイオンの通過を実質的に遮断する。或る実施形態では、半透性膜は、第一の速度で或る分子の通過を許容し、或る他の実施形態では、第一の速度と異なる第二の速度で或る他の分子の通過を許容し得る。さらなる実施形態では、「半透性膜」は或る種の選択された分子のみの通過を許容する選択的透過性膜の形態をとり得る。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で用いる場合、「多孔性膜」という用語は、問題のイオンに関して実質的に選択的ではない膜を意味する。例えば多孔性膜は、極性に基づいて実質的に選択的でなく、且つ対象の要素又は化合物の分子量又はサイズに基づいて実質的に選択的でないものである。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で用いる場合、「ゲルマトリクス」という用語は、三次元網目構造、固体中の液体のコロイド懸濁液、半固体、架橋ゲル、非架橋ゲル、ゼリー様状態等の形態をとる貯留槽の型を意味する。いくつかの実施形態では、ゲルマトリクスは、絡み合い高分子(例えば円柱状ミセル)の三次元網目構造から生じ得る。いくつかの実施形態では、ゲルマトリクスは、ヒドロゲル、オルガノゲル等を包含し得る。ヒドロゲルは、例えばゲルの形態で実質的に水で構成される架橋親水性ポリマーの三次元網目構造を指す。ヒドロゲルは、正味正電荷又は負電荷を有し得るか、又は中性であり得る。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で用いる場合、「貯留槽」という用語は、液体状態、固体状態、気体状態、混合状態及び/又は遷移状態で、要素、化合物、製剤組成物、活性物質等を保有するための任意の形態のメカニズムを意味する。例えば別記しない限り、貯留槽は、一構造物により形成される1つ又は複数のキャビティを含み得るし、そしてこのようなものが少なくとも一時的に要素又は化合物を保有し得る場合には、1つ又は複数のイオン交換膜、半透性膜、多孔性膜及び/又はゲルを含み得る。典型的には、貯留槽は、生体界面への起電力及び/又は電流による生物学的活性物質の放出の前に、このような物質を保有する役割を果たす。貯留槽は、電解質溶液も保有し得る。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で用いる場合、「活性物質(active agent)」という用語は、任意の宿主、動物、脊椎動物又は無脊椎動物、例えば魚類、哺乳類、両生類、爬虫類、鳥類及びヒトからの生物学的応答を引き出す化合物、分子又は治療物質を指す。活性物質の例としては、治療用物質、薬学的物質、調合薬(例えば薬剤、治療用化合物、薬学的塩等)、非調合薬(例えば化粧用物質等)、ワクチン、免疫学的作用物質、局所麻酔薬又は全身麻酔薬又は鎮痛剤、抗原又はタンパク質又はペプチド、例えばインスリン、化学療法薬、抗腫瘍薬が挙げられる。
いくつかの実施形態では、「活性物質」という用語はさらに、活性物質、並びにその薬理学的活性塩、薬学的に許容可能な塩、プロドラッグ、代謝産物、類縁体等を指す。いくつかのさらなる実施形態では、活性物質としては、少なくとも1つのイオン性、陽イオン性、イオン化可能及び/又は中性治療薬及び/又はそれらの薬学的に許容可能な塩が挙げられる。さらに他の実施形態では、活性物質は、正に荷電され、及び/又は水性媒質中で正電荷を生じ得る1つ又は複数の「陽イオン性活性物質」を含み得る。例えば多数の生物学的活性物質は、陽性イオンに容易に転化可能であるか又は水性媒質中で正荷電イオン及び対イオンに解離し得る官能基を有する。その他の活性物質は、分極されるか又は分極可能であり、即ち別の部分に比べてある部分で極性を示す。例えばアミノ基を有する活性物質は、典型的には、固体状態でアンモニウム塩形態をとり、そして適切なpHの水性媒質中で遊離アンモニウムイオン(NH4 +)に解離することができる。
「活性物質」という用語は、電気浸透圧流により送達され得る中性の作用物質、分子又は化合物も指す。中性の作用物質は、典型的には、例えば電気泳動中の溶媒の流れにより運ばれる。したがって適切な活性物質の選択は、当業者の知識内である。
いくつかの実施形態において、1つ又は複数の活性物質は、鎮痛薬、麻酔薬、麻酔薬ワクチン、抗生剤、アジュバント、免疫学的アジュバント、免疫原、寛容原、アレルゲン、トル様受容体アゴニスト、トル様受容体アンタゴニスト、免疫アジュバント、免疫調節物質、免疫応答物質、免疫刺激物質、特異的免疫刺激物質、非特異的免疫刺激物質、及び免疫抑制物質、又はこれらの組合せから選択されてもよい。
このような活性物質の非限定的な例としては、リドカイン、アルチカイン及び−カイン群の他のもの、モルヒネ、ヒドロモルホン、フェンタニル、オキシコドン、ヒドロコドン、ブプレノルフィン、メタドン及び同様のオピオイドアゴニスト、コハク酸スマトリプタン、ゾルミトリプタン、ナラトリプタンHCl、安息香酸リザトリプタン、リンゴ酸アルモトリプタン、コハク酸フロバトリプタン及び他の5−ヒドロキシトリプタミン1受容体サブタイプアゴニスト、レシキモド(resiquimod)、イミキモド(imiquidmod)並びに同様のTLR7及びTLR8のアゴニスト及びアンタゴニスト、ドンペリドン、塩酸グラニセトロン、オンダンセトロン及びこのような鎮吐剤、酒石酸ゾルピデム及び同様の睡眠剤、L−ドーパ及び他の抗パーキンソン病薬、アリピプラゾール、オランザピン、クエチアピン、リスペリドン、クロザピン及びジプラシドン並びに他の精神安定剤、エクセナチド等の糖尿病薬、並びに肥満及び他の疾患の治療用のペプチド及びタンパク質が挙げられる。
麻酔活性物質又は鎮痛薬のさらなる非限定的な例としては、アンブカイン、アメトカイン、p−アミノ安息香酸イソブチル、アモラノン、アモキセカイン、アミロカイン、アプトカイン、アザカイン、ベンカイン、ベノキシネート、ベンゾカイン、N,N−ジメチルアラニルベンゾカイン、N,N−ジメチルグリシルベンゾカイン、グリシルベンゾカイン、β−アドレナリン受容体アンタゴニストベトキシカイン、ブメカイン、ブピバカイン(bupivicaine)、レボブピバカイン(levobupivicaine)、ブタカイン、ブタンベン、ブタニリカイン、ブテタミン、ブトキシカイン、メタブトキシカイン、カルビゾカイン(carbizocaine)、カルチカイン、セントブクリジン(centbucridine)、セパカイン(cepacaine)、セタカイン(cetacaine)、クロロプロカイン、コカエチレン、コカイン、プソイドコカイン、シクロメチカイン、ジブカイン、ジメチソキン、ジメトカイン、ジペロドン、ジクロニン、エコグニン(ecognine)、エコゴニジン(ecogonidine)、アミノ安息香酸エチル、エチドカイン、ユープロシン、フェナルコミン、フォモカイン、ヘプタカイン、ヘキサカイン、ヘキソカイン、ヘキシルカイン、ケトカイン、ロイシノカイン、レボキサドロール、リグノカイン、ロツカイン、マーカイン、メピバカイン、メタカイン、塩化メチル、ミルテカイン、ネパイン、オクタカイン、オルトカイン、オキセタゼイン、パレントキシカイン(parenthoxycaine)、ペンタカイン、フェナシン、フェノール、ピペロカイン、ピリドカイン、ポリドカノール、ポリカイン、プリロカイン、プラモキシン、プロカイン(ノボカイン(登録商標))、ヒドロキシプロカイン、プロパノカイン、プロパラカイン、プロピポカイン、プロポキシカイン、ピロカイン、カタカイン、リノカイン、リソカイン、ロドカイン、ロピバカイン、サリチルアルコール、テトラカイン、ヒドロキシテトラカイン、トリカイン(tolycaine)、トラペンカイン、トリカイン(tricaine)、トリメカイン、トロパコカイン、ゾラミン、これらの薬学的に許容可能な塩、及びこれらの混合物が挙げられる。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で用いる場合、「対象(subject)」という用語は、一般的に、任意の宿主、動物、脊椎動物又は無脊椎動物を指し、そして魚類、哺乳類、両生類、爬虫類、鳥類及び特にヒトを含む。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で用いる場合、「アゴニスト」という用語は、受容体(例えばトル様受容体等)と結合することで細胞性応答を生じ得る化合物を指す。アゴニストは、受容体と直接結合するリガンドであり得る。代替的には、アゴニストは、受容体を直接結合する別の分子と複合体を形成することにより、或いはそうでなければ受容体に直接結合するように化合物の修飾を生じることにより、間接的に受容体と結合し得る。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で用いる場合、「アンタゴニスト」という用語は、受容体(例えばトル様受容体等)と結合することで細胞性応答を阻害し得る化合物を指す。アンタゴニストは、受容体と直接結合するリガンドであり得る。代替的には、アンタゴニストは、受容体と直接結合する別の分子と複合体を形成することにより、或いはそうでなければ受容体に直接結合するように化合物の修飾を生じることにより、間接的に受容体と結合し得る。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で用いる場合、「有効量」又は「治療的有効量」という用語は、所望の結果を達成するための投与量で及び必要な時間の間の有効な量を含む。薬学的作用物質を含有する組成物の有効量は、対象の疾患の段階、年齢、性別及び体重のような因子により変わり得る。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で用いる場合、「鎮痛薬」という用語は、対象の身体の一領域における神経感覚を減少、緩和、低減、軽減、又は消滅させる作用物質を指す。いくつかの実施形態では神経感覚は疼痛に関連し、他の態様においては、神経感覚は不快感、痒み、灼熱痛、過敏、刺痛、「爬行」圧感、温度変動(例えば発熱)、炎症、疼痛又はその他の神経感覚に関する。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で用いる場合、「麻酔薬」という用語は、対象の身体の一領域における感覚の可逆的喪失を生じる作用物質を指す。いくつかの実施形態では、麻酔薬は、それが対象の身体の一特定領域のみにおける感覚の喪失を生じる場合、「局所麻酔薬」であるとみなされる。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で用いる場合、「アレルゲン」という用語は、アレルギー性応答を引き出す任意の作用物質を指す。アレルゲンのいくつかの例としては、化学物質及び植物、薬剤(例えば抗生物質、血清)、食物(例えばミルク、小麦、卵等)、細菌、ウイルス、その他の寄生生物、吸入因子(埃、花粉、香料、煙)、及び/又は物理的作因(熱、光、摩擦、放射線)が挙げられるが、これらに限定されない。本明細書中で用いる場合、アレルゲンは免疫原であり得る。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で用いる場合、「アジュバント」という用語及びその任意の派生物は、それ自体が投与される場合、(たとえあったとしても)わずかな直接作用を有しながら、別の作用物質の作用を修飾する作用物質を指す。例えばアジュバントは、製剤の潜在効力又は効能を増大し得るか、或いはアジュバントは免疫応答を変えるか又はそれに影響を及ぼし得る。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で用いる場合、「ビヒクル」、「担体」、「薬学的ビヒクル」、「薬学的担体」、「薬学的に許容可能なビヒクル」又は「薬学的に許容可能な担体」という用語は互換的に用いられ、そして通常は薬学的組成物を製造するために製薬産業で用いられる薬学的に許容可能な固体又は液体の、希釈又は封入するための、充填又は運搬作用物質を指す。ビヒクルの例としては、対象に接触するのに用いるのに適している任意の液体、ゲル、軟膏、クリーム、溶剤、希釈剤、流体軟膏基剤、小胞、リポソーム、ニソーム、エタソーム、トランスフェルソーム、ウィロソーム、環状オリゴ糖、非イオン性界面活性物質小胞、リン脂質界面活性物質小胞、ミセル等が挙げられる。
いくつかの実施形態では、薬学的ビヒクルは、薬理学的活性物質を含む及び/又は送達するが、一般的に他の面では薬理学的に不活性であると考えられる組成物を指す。いくつかの他の実施形態では、薬学的ビヒクルは、例えば損傷、さらなる損傷又は要素への曝露などの状態からの適用部位に対する防御を提供することにより、粘膜又は皮膚などの部位に適用された場合に、何らかの治療効果を有し得る。したがっていくつかの実施形態では、薬学的ビヒクルは、処方物中に薬理学的作用物質を伴わずに防御のために用いられ得る。
本明細書中で提示される見出しは、便宜上に過ぎず、当該実施形態の範囲又は意味を説明するものではない。
図1及び図2は、一例示実施形態に従って、イオントフォレーシスにより、生体界面18(図2)、例えば皮膚又は粘膜の一部に活性物質を供給するように動作可能である電源16とそれぞれ電気的に結合されるそれぞれ作用側電極構造体12及び対向電極構造体14を含むイオントフォレーシス装置10を示す。
より簡単な実施形態(示されていない)では、作用側電極構造体12は、作用側電極要素24、少なくとも2つの横方向に離間された活性物質貯留槽33a〜33c(集合的に33)、及び少なくとも2つの活性物質36a〜36c(集合的に36)を包含し得る。図で示した実施形態では、作用側電極構造体12は、作用側電極構造体12の内部20から外部22に向かって、作用側電極要素24、電解質28を貯留する電解質貯留槽26、内部イオン選択膜30、内部封止ライナー32、活性物質36a〜36cを貯留する少なくとも2つの横方向に離間された活性物質貯留槽33a〜33c、活性物質貯留槽33a〜33cのそれぞれを保持するための少なくとも2つの横方向に離間された収容部を有する保持構造34、付加的活性物質40a〜40c(集合的に40)を任意に貯蔵する最外部イオン選択膜38、最外部イオン選択膜38の外表面44により担持される任意のさらなる活性物質42a〜42c(集合的に42)、並びに外部リリースライナー46を包含する。上記要素又は構造の各々を以下で詳細に考察する。
作用側電極要素24は、電源16の第一の電極16aと連結され、そして作用側電極構造体12に配置されて、起電力又は電流を印加して、作用側電極構造体12の種々の他の部材を介して活性物質36、40、42を輸送する。作用側電極要素24は、種々の形態をとり得る。例えば作用側電極要素24は、犠牲要素、例えば化合物又はアマルガム、例えば銀(Ag)又は塩化銀(AgCl)を包含し得る。このような化合物又はアマルガムは典型的には、1つ又は複数の重金属、例えば鉛(Pb)を用い、これは、製造、貯蔵、使用及び/又は処分に関する問題点を生じさせる。従って、いくつかの実施形態は、有益には、炭素ベースの作用側電極要素24を用い得る。このようなものは、例えば多重層、例えば炭素を含むゲル又はポリマーマトリクス、並びに炭素繊維又は炭素繊維紙を含む導電性シートを含み、例えば同一出願人による係属中の特願2004/317317号公報(2004年10月29日提出)に記載されている。
電解質貯留槽26は、種々の形態、例えば電解質28を保持し得る任意の構造をとり、そしていくつかの実施形態では、例えば電解質28がゲル、半固体又は固体形態である場合、電解質28自体でさえあり得る。例えば電解質貯留槽26は、特に電解質28が液体である場合、パウチ又はその他の容器、孔、キャビティ又は隙間を有する膜の形態をとり得る。
電解質28は、効率を増強し及び/又は送達速度を増大するために、イオンを提供するか又は電荷を供与して、作用側電極要素24上の気泡(例えば水素)の形成を防止又は阻害し得る。この電気分解の排除又は低減は次いで、さもなければ、例えば効率低減、移送速度低減及び/又は生体界面18に生じ得る刺激等の不利益を生じさせるであろう酸及び/又は塩基(例えばH+イオン、OH−イオン)の形成を阻害又は低減させ得る。さらに以下で考察するように、いくつかの実施形態では、電解質28は、最外部作用側電極イオン選択膜38に貯蔵された活性物質を置換するための、例えば、最外部作用側電極イオン選択膜38がイオン交換膜の形態をとる場合には、イオン交換基50に結合した活性物質40を置換するためのイオンを提供又は供与し得る。このようなものは生体界面18への活性物質40の移動を促して、例えば送達速度を増大及び/又は安定化し得る。適切な電解質は、0.5Mフマル酸二ナトリウム:0.5Mポリアクリル酸(5:1)の溶液の形態をとり得る。
内部イオン選択膜30は一般に、電解質28及び活性物質貯留槽33を分離するように配置される。内部イオン選択膜30は、電荷選択膜の形態をとり得る。例えば活性物質36、40、42が陽イオン性活性物質を含む場合、内部イオン選択膜38は、陰イオンを実質的に通し、そして陽イオンを実質的に遮断するように選択的である陰イオン交換膜の形態をとり得る。さらにまた、例えば活性物質36、40、42が陰イオン性活性物質を含む場合、内部イオン選択膜38は、陽イオンを実質的に通し、そして陰イオンを実質的に遮断するように選択的である陽イオン交換膜の形態をとり得る。内部イオン選択膜38は、有益には、電解質28と活性物質36、40、42との間の望ましくない要素又は化合物の移動を防止し得る。例えば内部イオン選択膜38は、電解質72からの水素(H+)又はナトリウム(Na+)イオンの移動を防止又は阻害し、これは、イオントフォレーシス装置10の移動速度及び/又は生物学的適合性を増大し得る。
内部封止ライナー32は任意であり、電解質28から活性物質36、40、42を分離し、そして選択的に除去可能である。内部封止ライナー32は、有益には、例えば貯蔵中の活性物質36、40、42と電解質28との間の移動又は分散を防止し得る。
活性物質貯留槽33は、概して内部イオン選択膜30と最外部イオン選択膜38との間に配置され、保持構造34中に確保され得る。保持構造34は、活性物質貯留槽33を受容及び保持し、活性物質貯留槽33a〜33cを空間的に横方向に分離した状態を保持し得る横方向に離間されたキャビティ、孔、容器又は任意のボイド又は形成物を有する任意の構造であり得る。活性物質貯留槽33は、種々の形態、例えば活性物質36を一次的に保持し得る任意の構造をとり、そしていくつかの実施形態では、例えば活性物質がゲル、半固体又は固体形態である場合、活性物質36a〜36c自体でさえあり得る。例えば特に活性物質36が液体である場合、活性物質貯留槽33はパウチ又はその他の容器、孔、キャビティ又は隙間を有する膜の形態をとり得る。活性物質貯留槽33は、有益には、より大きな用量の活性物質36を作用側電極構造体12中に装荷させ得る。
2つ以上の活性物質36a〜36cは各々、いくつかの実施形態においては同一組成物であるか、或いは他の実施形態では、それらは各々、別個の化合物又は要素であり得る。例えば少なくとも1つの実施形態では、活性物質36a〜36c、40a〜40c、42a〜42cは、アレルギースクリーニング試験のための複数の抗原を含むことができ、すべての抗原が同時に投与される場合に抗原を個別に注射する必要性が排除される。別の実施形態では、活性物質貯留槽33a〜33cは各々、経口的に又は注射により摂取することが不便又は非効率であるか、或いは繰り返し送達されなければならない活性物質36a〜36cを貯留し得る。このような実施形態では、活性物質は、経口的手段又は注射による投与なしに、同時に送達され得る。
最外部イオン選択膜38は一般に、作用側電極構造体12を通って作用側電極要素24と向かい合って配置される。最外部膜38は、図1及び図2に図示した実施形態のように、イオン交換膜の形態をとることができ、当該イオン選択膜38の孔48(図を分かりやすくするために図1及び図2では1つだけを表わしている)は、イオン交換物質又は基50(図を分かりやすくするために図1及び図2では3つだけを表わしている)を有している。起電力又は電流の影響下では、イオン交換物質又は基50は選択的に、活性物質36、40、42と同じ極性を有するイオンを実質的に通す一方で、反対極性を有するイオンを実質的に遮断する。したがって最外部イオン交換膜38は、電荷選択的である。活性物質36、40、42が陽イオン(例えばリドカイン)である場合、最外部イオン選択膜38は陽イオン交換膜の形態をとり得る。代替的には、活性物質36、40、42が陰イオンである場合、最外部イオン選択膜38は陰イオン交換膜の形態をとり得る。
最外部イオン選択膜38は、有益には、少なくとも2つの活性物質40a〜40cを貯蔵し得る。特に、イオン交換基又は物質50は、起電力又は電流の非存在下で活性物質の極性と同じ極性を有するイオンを一時的に保持し、そして起電力又は電流の影響下で同様の極性又は電荷を有する代用イオンと置き換えられる場合、それらのイオンを実質的に放出する。
代替的には、最外部イオン選択膜38は、サイズにより選択的である半透性又は微小孔膜の形態をとり得る。いくつかの実施形態では、このような半透性膜は、有益には、例えば外部リリースライナー46が使用前に除去されるまで、活性物質40a〜40cを保持するための除去的に取り外し可能なな外部リリースライナー46を用いることにより、活性物質40a〜40cを貯蔵し得る。別の実施形態(示されていない)は、最外部イオン選択膜38を除外し、そして除去的に取り外し可能なな外部リリースライナー46を用いて、外部リリースライナー46が使用前に除去されるまで、それぞれ活性物質貯留槽33a〜33c中に貯留される活性物質36a〜36cを保持し得る。
最外部イオン選択膜38は、付加的活性物質40a〜40c、例えばイオン化された又はイオン化可能な薬剤又は治療薬及び/又は分極化された又は分極化可能な薬剤又は治療薬を予備装荷し得る。最外部イオン選択膜38がイオン交換膜である場合、相当量の活性物質40が最外部イオン選択膜38の孔、キャビティ又は隙間48中のイオン交換基50と結合し得る。少なくとも1つの実施形態(示されていない)では、最外部イオン選択膜38自体が保持構造であり、そして孔48は活性物質貯留槽として役立って、別個の保持構造34及び活性物質貯留槽33の必要性を排除し得る。
物質50のイオン交換基と結合できない活性物質42は、さらなる活性物質42として最外部イオン選択膜38の外表面44に付着し得る。代替的には又は付加的には、さらなる活性物質42は、例えば噴霧、フラッジング、コーティングにより、静電的に、蒸着により、及び/又は別のやり方で、最外部イオン選択膜38の外表面44の少なくとも一部分に積極的に堆積される及び/又は付着され得る。いくつかの実施形態では、さらなる活性物質42a〜42cは、異なる層52(図を分かりやすくするために図1及び図2では1つだけを表わす)を形成するために外表面44のそれぞれの部分を十分に被覆し得るし及び/又は十分な厚みを有し得る。他の実施形態では、さらなる活性物質42は、その語の通常の意味での層を構成するほどには、容積、厚み又は被覆面積において十分でない場合もある。
活性物質42は、種々の高濃縮形態、例えば固体形態、ほぼ飽和された溶液形態又はゲル形態で堆積され得る。固体形態である場合、水和の供給源が提供され、作用側電極構造体12に組込まれるか、又は使用直前にその外部から適用され得る。
いくつかの実施形態では、活性物質36、付加的活性物質40及び/又はさらなる活性物質42は、同一の又は類似の組成物又は要素であり得る。他の実施形態では、活性物質36、付加的活性物質40、及び/又はさらなる活性物質42は、互いに異なる組成物又は要素であり得る。したがって第一の組の別個の型の活性物質は、内部活性物質貯留槽33中に貯留され得る一方で、第二の組の別個の型の活性物質は最外部イオン選択膜38中に貯蔵され得る。このような実施形態では、第一の組又は第二の組の活性物質又はその組合せは、さらなる活性物質42として最外部イオン選択膜38の外表面44上に堆積され得る。代替的には、第一の組及び第二の組の活性物質の混合物は、さらなる活性物質42として最外部イオン選択膜38の外表面44上に堆積され得る。さらにそれに代わるものとして、第三の型の活性物質組成物又は要素が、さらなる活性物質42として最外部イオン選択膜38の外表面44上に堆積され得る。別の実施形態では、第一の組の活性物質は活性物質36として内部活性物質貯留槽33中に貯留され、そして付加的活性物質40として最外部イオン選択膜38中に貯蔵され得る一方で、第二の型の活性物質はさらなる活性物質42として最外部イオン選択膜38の外表面44上に堆積され得る。典型的には、1つ又は複数の異なる活性物質が横方向というよりむしろ縦方向に装置10中に配置される実施形態では、活性物質36、40、42は典型的には、共通の極性を有して、活性物質36、40、42が互いに競合するのを防ぐ。他の組合せも可能である。
活性物質36、40、42の縦方向の間隔は、典型的には、それぞれの活性物質の送達において時間的分離に役立ち、さらなる活性物質42が先ず送達され、付加的活性物質40が次に送達され、そして活性物質36が最後に送達される。これは、作用側電極構造体12の面を横切る活性物質の横方向の離間の場合と対照を成す。このような分配は一般的に、先ず活性物質42a〜42cを実質的に同時に送達し、特定の活性物質42a〜42cの輸率における有意差を排除する。次に付加的活性物質40a〜40cは、互いにほぼ同時に送達され、これもまたそれらの輸率における有意差を排除する。最後に、活性物質36a〜36cはすべて、互いにほぼ同時に送達されて、それらの輸率における有意差を排除する。
外部リリースライナー46は一般に、最外部イオン選択膜38の外表面44により保有されるさらなる活性物質42の上に重なるか又はそれを覆って配置され得る。外部リリースライナー46は、起電力又は電流の印加前に、貯蔵中、さらなる活性物質42及び/又は最外部イオン選択膜38を保護し得る。外部リリースライナー46は、耐水性物質製の選択的に剥離可能なライナー、例えば感圧性接着剤と一般的に関連するリリースライナーであり得る。内部リリースライナー46は、図1では配置された状態で示されており、そして図2では取り外されているということに留意されたい。他の実施形態(示されていない)では、外表面44は外部リリースライナー46に接触し、さらなる活性物質42の層の形成が妨されることもあり得る。このような実施形態では、外部リリースライナー46は、最外部イオン選択膜38を保護し得る。最外部イオン選択膜が除外される他の実施形態では、外部リリースライナー46は、貯留槽33及び活性物質36を保護し得る。
界面結合媒質(示されていない)は、電極構造体と生体界面18との間に用いられ得る。界面結合媒質は、例えば接着剤及び/又はゲルの形態をとり得る。ゲルは、例えば水和ゲルの形態をとり得る。
対向電極構造体14は、作用側電極構造体12及び生体界面18を介して、電源16の極16a、16b間の電気経路の完成を可能にする。対向電極構造体14は、復路を提供することにより回路を閉じるのに適した種々の形態をとり得る。
図1及び図2に示した実施形態では、対向電極構造体14は、対向電極構造体14の内部64から外部66に向かって順に、対向電極要素68、電解質72を貯留する電解質貯留槽70、内部イオン選択膜74、緩衝物質78を貯留する任意の緩衝剤貯留槽76、最外部イオン選択膜80、並びに外部リリースライナー82(図1)を包含する。
対向電極要素68は、電源16の第二の電極16bと電気的に結合され、第二の電極16bは第一の電極16aと逆の極性を有する。対向電極要素68は、種々の形態をとり得る。例えば対向電極要素68は、犠牲要素、例えば化合物又はアマルガム、例えば銀(Ag)又は塩化銀(AgCl)を包含し得るか、或いは非犠牲要素、例えば上記の炭素ベースの電極要素を包含し得る。
電解質貯留槽70は、種々の形態、例えば電解質72を保持し得る任意の構造をとり、そしていくつかの実施形態では、例えば電解質72がゲル、半固体又は固体形態である場合、電解質72自体でさえあり得る。例えば電解質貯留槽70は、特に電解質72が液体である場合、パウチ又はその他の容器、或いは孔、キャビティ又は隙間を有する膜の形態をとり得る。
電解質72は一般に、対向電極要素68と、対向電極要素68に近位の最外部イオン選択膜80との間に配置される。電解質72は、イオンを提供するか又は電荷を供与して、対向電極要素68上の気泡(例えば水素)の生成を防止又は阻害し、そして酸又は塩基の形成を防止又は阻害するか、或いはそれを中和し、これにより効率が増強され及び/又は生体界面18(図2)の刺激の可能性を低減し得る。
内部イオン選択膜74は、電解質72と緩衝物質78との間に、及び/又は電解質72を緩衝物質78から分離するよう配置される。内部イオン選択膜74は、例えば第一の極性又は電荷を有するイオンの通過を実質的に許容する一方で、第二の反対極性を有するイオン又は電荷の通過を実質的に遮断する図示したイオン交換膜などの電荷選択膜の形態をとり得る。内部イオン選択膜74は典型的には、最外部イオン選択膜80により通されるものと逆の極性又は電荷を有するイオンを通す一方で、同様の極性又は電荷を有するイオンを実質的に遮断する。代替的には、内部イオン選択膜74は、サイズに基づいて選択的である半透性膜又は微小孔膜の形態をとり得る。
内部イオン選択膜74は、緩衝物質78への望ましくない要素又は化合物の移動を防止し得る。例えば内部イオン選択膜74は、電解質72から緩衝物質78中への水素(H+)又はナトリウム(Na+)イオンの移動を防止又は阻害し得る。
任意の緩衝剤貯留槽76は一般に、電解質貯留槽70と最外部イオン選択膜80との間に配置される。緩衝剤貯留槽76は、緩衝物質78を一時的に担持し得る種々の構造をとり得る。例えば緩衝剤貯留槽76は、キャビティ、多孔性膜又はゲルの形態をとり得る。
緩衝物質78は、最外部イオン選択膜82を通して生体界面18への移動のためのイオンを供給し得る。従って、緩衝物質78は、例えば塩(例えばNaCl)を含み得る。
対向電極構造体14の最外部イオン選択膜80は、種々の形態をとり得る。例えば最外部イオン選択膜80は、電荷選択性イオン交換膜、例えば陽イオン交換膜又は陰イオン交換膜の形態をとり、これは、イオンにより担持される電荷に基づいてイオンを実質的に通過及び/又は遮断する。適切なイオン交換膜の例は上記されている。代替的には、最外部イオン選択膜80は、イオンのサイズ又は分子量に基づいてイオンを実質的に通過及び/又は遮断する半透性膜の形態をとり得る。
対向電極構造体14の最外部イオン選択膜80は、作用側電極構造体12の最外部イオン選択膜38のものと逆の電荷又は極性を有するイオンに対して選択的である。したがって例えば作用側電極構造体12の最外部イオン選択膜38が生体界面18への活性物質36、40、42の負荷電イオンの通過を許容する場合、対向電極構造体14の最外部イオン選択膜80は、生体界面18への正荷電イオンの通過を許容する一方で、負の電荷又は極性を有するイオンの通過を実質的に遮断する。他方、作用側電極構造体12の最外部イオン選択膜38が生体界面18への活性物質36、40、42の正荷電イオンの通過を許容する場合、対向電極構造体14の最外部イオン選択膜80は、生体界面18への負荷電イオンの通過を許容する一方で、正の電荷又は極性を有するイオンの通過を実質的に遮断する。
外部リリースライナー82(図1)は一般に、最外部イオン選択膜80の外表面84の上に重なるか又はそれを覆って配置され得る。内部リリースライナー82は図1では配置された状態で示されており、そして図2では取外されているということに留意されたい。外部リリースライナー82は、起電力又は電流の印加前に、貯蔵中、最外部イオン選択膜80を保護し得る。外部リリースライナー82は、耐水性物質製の選択的に剥離可能なライナー、例えば感圧性付着剤と一般的に関連するリリースライナーであり得る。いくつかの実施形態では、外部リリースライナー82は、作用側電極構造体12の外部リリースライナー46と同一の広がりを有し得る。
電源16は、1つ又は複数の化学電池、スーパーキャパシタ又はウルトラキャパシタ、又は燃料電池の形態をとり得る。電源16は、選択的に、電極アセンブリ12、14に送達される電圧、電流及び/又は電力を制御するために、ディスクリートの回路要素及び/又は集積回路要素を包含し得る制御回路(示されていない)を介して、活性対向電極構造体12及び対向電極構造体14と電気的に結合し得る。
上記のように、活性物質36、40、42は、陽イオン性又は陰イオン性薬剤又は他の治療薬の形態をとり得る。その結果として、電源16の端子又は極16a、16bは、逆にされ得る。同様に、最外部イオン選択膜38、80及び内部イオン選択膜30、74の選択性が逆にされ得る。
イオントフォレーシス装置10は、作用側電極構造体12及び対向電極構造体14を形成する種々の他の構造の露出面に隣接する不活性成形物質86をさらに包含する。成形物質86は、有益には、作用側電極構造体12及び対向電極構造体14の種々の構造に対する環境的保護を提供し得る。成形物質86は、タブ60(図1)が延びて使用前に内部封止ライナー32の除去を可能にする露出面の一方に溝孔又は開口88aを形成し得る。作用側電極構造体12及び対向電極構造体14の囲いは、収容物質90である。収容物質90もまた、タブ60が延びて、下記のようにイオントフォレーシス装置10の使用前に内部封止ライナー32の除去を可能にする成形物質86における溝孔又は開口88aと一列に並んで配置される溝孔又は開口88bを形成し得る。
使用直前に、内部封止ライナー32を引き抜いて、外部リリースライナー46、82を除去することにより、イオントフォレーシス装置10は準備される。上記のように、内部封止ライナー32は、タブ60を引張ることにより引き抜かれ得る。外部リリースライナー46、82は、感圧ラベル等から封止ライナーを除去するのと同様にして引抜かれる。
図2で最も良く分かるように、作用側電極構造体12及び対向電極構造体14は、生体界面18上に配置される。生体界面18上の配置は、回路を閉じて、起電力を印加させ、及び/又は作用側電極構造体、生体界面18及び対向電極構造体14を介して、電流を電源16の一方の極16aから他方の極16bに流させ得る。
起電力及び/又は電流の存在下では、活性物質36は生体界面18に向けて輸送される。付加的活性物質40は、同じ電荷又は極性のイオン(例えば活性物質36a〜36c)の置換によりイオン交換基又は物質50により放出され、そして生体界面18に向けて輸送される。活性物質36のいくつかは付加的活性物質40に置換し得る一方で、活性物質36のいくつかは最外部イオン選択膜38を通して生体界面18に移され得る。もしあれば、最外部イオン選択膜38の外表面44により担持されるさらなる活性物質42も、生体界面18に移送される。
図3は、収容部37cへの挿入待ちとなっている活性物質貯留槽のうちの1つ33cを有する保持構造34の一例示的実施形態を示す。保持構造34は、少なくとも2つの活性物質貯留槽33a〜33cを受容及び保持して、実質的に同一又は実質的に別個の活性物質36a〜36cを活性物質貯留槽33a〜33cに貯留させ得る。図3に示すような一例示的実施形態では、保持構造34は、作用側電極構造体12(図1)の接触面とほぼ平行な平面を通って横方向に離間された3つの活性物質貯留槽33a〜33cを保持する。
保持構造34は、イオントフォレーシス装置10中に固定して配置され得る。代替的には又は付加的には、保持構造34は、イオントフォレーシス装置10中に取外し可能に固定されたカートリッジ形態であり得る。カートリッジ形態では、保持構造34は、活性物質36が枯渇するか、又は最初の患者で使用後に、次の患者のための装置を用意するときに、取り外され、取り替えられ得る。これは、衛生上の目的のために、患者接触部分を好適に取り外し、処分することを可能にする。これはまた、滅菌手順、例えば高温又は強化学物質(漂白剤)への曝露を経ることができない部分の除去を可能にし得る。
このような実施形態では、複数の保持構造34カートリッジが1つのイオントフォレーシス装置10で利用されて、装置の商業的実用性が追加される。いくつかの実施形態では、活性物質貯留槽33は、保持構造34中に挿入可能に保持され得る一方で、他の実施形態では、活性物質貯留槽33は、活性物質を貯留し得るキャビティ、孔、容器及び/又は任意の他の空所として保持構造34中に形成される。さらに他の実施形態では、活性物質36a〜36cは、1回限りの使用のために、又は再使用のために活性物質貯留槽33を再充填するために、注射器又は他の装置により活性物質貯留槽33中に注入され得る。
図4は、活性物質貯留槽33を受容する保持構造34に隣接して又は少なくとも近位に置かれるブリスターパック35を含めたイオントフォレーシス装置10の別の実施形態を示す。図4に示したように、少なくとも2つの活性物質貯留槽33a〜33cは、作用側電極構造体12の接触面43とほぼ平行する平面で互いに間隔をあけて横方向に分離される。ブリスターパック35は、水和剤47a〜47c(集合的に47)を貯留する別個のブリスター45a〜45c(集合的に45)を含み得る。ブリスター45は、活性物質貯留槽33に隣接して又は少なくとも近位に配置され得る。このような実施形態では、活性物質36は、使用前に脱水化形態であり得る。ブリスター45の選択的な圧縮と破壊が使用時間に選択された活性物質36a〜36cを水和することで、上記電極アセンブリ12、14を通過する起電力により、荷電活性分子並びにイオン及び他の荷電構成成分が生体界面18を通って生体組織中に移動する。このような実施形態は、或る時間間隔での連続した活性物質の用量投与を要する応用に好適であり得る。例えば異なる用量又は異なる活性物質36a〜36cが、ブリスターパック35中のブリスター45a〜45cに各々対応して活性物質貯留槽33中に貯留され得る。ブリスター45は、別々に及び/又は独立して、処方された活性物質の投与間隔で圧縮して破壊され得る。どれ程の用量で又はどの活性物質が生体界面18を通して前に移送されたかがブリスター45の外観から明らかであるため、ブリスターパック35の使用は、活性物質の過剰移送又は過少移送の誤りもも防止し得る。
ブリスターパック35は、イオントフォレーシス装置10中に固定されるか、或いは図5の例示的実施形態に示したように、ブリスターパック35はイオントフォレーシス装置10に挿入可能及び/又は取外し可能に取り付けられるカートリッジ形態であり得る。例えば保持構造34がカートリッジ形態である場合、水和剤47及び活性物質36を補充するために、ブリスターパック35は保持構造34に取り替えられ得る。図5の部分的分解図で示したように、保持構造34は収容部37a〜37c(集合的に37)を含み、活性物質貯留槽33a〜33cは、その中に挿入可能及び/又は取外し可能に取り付けられ得る。図5は、収容部37a中に挿入するために配置される活性物質貯留槽のうちの1つ33aを示す。活性物質貯留槽33は、使用時又は使用前に、活性物質36を予めパッケージするか、或いは活性物質36を注入されるか又はそうでなければ装荷され得る。
図5は、保持構造34と生体界面(示されていない)との間に挿入可能及び/又は取外し可能に取り付けられるのを待ち受けるブリスターパック35を有する一例示的実施形態を示す。このような実施形態では、ブリスターパック35は、外部封止ライナー又はリリースライナー又はその両方としても役立ち得る。ブリスターパック35は、使用のために活性物質のうちの選択されたものを水和するために、収容部37に関してブリスターパック35を選択的に配置可能にさせるように、保持構造34の少なくとも1つのガイド要素39と相補的であり得る少なくとも1つの整列メカニズム41をさらに含み得る。他の実施形態では、ガイド要素は、活性電極12の任意の他の部分に存在し得る。さらに他の実施形態では、保持構造34及びブリスターパック35は、イオントフォレーシス装置10に取外し可能に確保される単一のカートリッジとして結合され得る。
さらなる他の実施形態では、ブリスター45は、活性物質36又は活性物質36及び水和剤47の両方を含み、使用前に活性物質貯留槽33を選択的に装荷させ得る。さらに他の実施形態では、ブリスターパック35は、活性物質36を保持する別個の領域を含めた外部イオン選択膜に隣接するか又は少なくとも近位に存在し得る。これらの実施形態では、活性物質36を脱水化形態にさせると、保持構造34カートリッジは予めパッケージされ、そして保持構造34及びブリスターパック35カートリッジを受容するイオントフォレーシス装置10に備えられる。他の実施形態では、1つ又は複数の貯留された活性物質36、40からさらなる活性物質42を構成するのが望ましい。これらの実施形態では、所望の活性物質を含有するブリスターだけがさらなる活性物質42を選択的に装荷するために圧縮、破壊され得る。
図6は、作用側電極構造体中の保持構造34の横断面図である。図6に示したように、6つの活性物質貯留槽33a〜33f(集合的に33)は、作用側電極構造体12の接触面43(図4に示す)とほぼ平行する平面で互いに間隔をあけて横方向に分離される。他の実施形態は、より多数の又はより少数の活性物質貯留槽33及び/又は横方向に離間された異なるパターンの活性物質貯留槽33を含み得る。
図7は、6つのブリスター45a〜45f(集合的に45)、作用物質47a〜47f(集合的に47)(例えば水和剤及び/又は活性物質)並びに任意の整列メカニズム41を含めたブリスターパック35の一例示的実施形態を示す。作用物質47a〜47fは各々、いくつかの実施形態では同一組成物であり、或いは他の実施形態では、それらは各々、別個の化合物又は要素であり得る。任意の整列メカニズム41は、活性物質貯留槽33a〜33fのそれぞれに隣接するか又は少なくとも近位に存在する作用物質47a〜47fを整列し得る。使用前に、作用物質47のいくつか又はすべては、ブリスター45が選択的に破壊されて、水和及び/又は生体界面(示されていない)を通して活性物質36を移動することにより放出され得る。
ブリスターパック35は、電気浸透圧流による活性物質移動の移送も補助し得る。イオントフォレーシス中、電極アセンブリを通る起電力は、記載のように、生体界面18を通して、生体組織中への、荷電活性物質分子並びにイオン及び他の荷電構成成分の移送をもたらす。この移送は、界面を越えた生体組織内の活性物質、イオン及び/又は他の荷電構成成分の蓄積をもたらし得る。イオントフォレーシス中、反発力に応答する荷電分子の移送のほかに、電極及び生体界面18を通して組織中への溶媒(例えば水)の電気浸透流も存在する。或る種の実施形態では、電気浸透溶媒流は、荷電分子及び非荷電分子の両方の移送を増強する。電気浸透溶媒流による移送の増大は、特に分子のサイズ増大に伴って顕著に生じ得る。
或る種の実施形態では、活性物質は、より高分子量の分子であり得る。或る種の態様において、分子は、極性高分子電解質であり得る。或る種の他の態様では、分子は親油性であり得る。或る種の実施形態では、このような分子は、活性電極内の条件下で、荷電されるか、低正味電荷を有するか、或いは非荷電であり得る。或る種の態様において、このような活性物質は、イオントフォレーシス反発力の影響下では、小さな、より高度に荷電された活性物質の移動に比べて、イオントフォレーシス反発力下では十分に移動し得ない。したがってこれらの高分子量活性物質は、主に電気浸透溶媒流により、生体界面を介して下にある組織中に運搬され得る。或る種の実施形態では、高分子量の高分子電解質活性物質は、タンパク質、ポリペプチド又は核酸であり得る。
要約に記載されたものを含めて上記の例証的実施形態についての記載は、網羅的であるように意図されないし、添付の特許請求の範囲を開示された精確な形態に限定するものでもない。例示の目的で特定の実施形態及び実施例を本明細書に記載しているが、本発明の精神及び範囲を逸脱しない限り、そして当業者に理解されるように、種々の等価の改変がなされ得る。本明細書中に提供される教示は、他の物質送達システム及び装置に適用可能であり、必ずしも一般的に上記した例示的なイオントフォレーシス活性物質システム及びイオントフォレーシス活性物質装置であるというわけではない。例えばいくつかの実施形態は、いくつかの構造を省き得るか、付加的構造を包含し得るか、或いはその両方であり得る。例えばいくつかの実施形態は、作用側電極要素24及び対向電極要素68に印加される電圧、電流又は電力を制御するための制御回路又はサブシステムを包含し得る。さらにまた例えばいくつかの実施形態は、最外部イオン選択膜38、80と生体界面18との間に介在される界面層を包含し得る。いくつかの実施形態は、付加的イオン選択膜、イオン交換膜、半透性膜及び/又は多孔性膜、並びに電解質及び/又は緩衝剤のための付加的貯留槽を含み得る。
種々の導電性ヒドロゲルが既知であり、対象の皮膚に電気的インターフェイスを提供する医療分野や対象への電気刺激を結合するための装置において用いられてきた。ヒドロゲルは皮膚を水和し、したがってヒドロゲルにより電気刺激のための炎症に対して保護する一方で、皮膚を膨潤し、活性構成成分のより効率的な移動を可能にする。このようなヒドロゲルの例は、米国特許第6,803,420号、同第6,576,712号、同第6,908,681号、同第6,596,401号、同第6,329,488号、同第6,197,324号、同第5,290,585号、同第6,797,276号、同第5,800,685号、同第5,660,178号、同第5,573,668号、同第5,536,768号、同第5,489,624号、同第5,362,420号、同第5,338,490号及び同第5,240,995号(これらの記載内容はその全体において参照により本明細書中で援用される)に開示されている。このようなヒドロゲルのさらなる例は、米国特許出願第2004/166147号、同第2004/105834号、及び同第2004/247655号(これらの記載内容はその全体において参照により本明細書中で援用される)に開示されている。種々のヒドロゲル及びヒドロゲルシートの製品商標名としては、CORPLEX(商標)(Corium)、TEGAGEL(商標)(3M)、PURAMATRIX(商標)(BD)、VIGILON(商標)(Bard)、CLEARSITE(商標)(Conmed Corporation)、FLEXIGEL(商標)(Smith & Nephew)、DERMA−GEL(商標)(Medline)、NU−GEL(商標)(Johnson & Johnson)、及びCURAGEL(商標)(Kendall)或いはアクリルヒドロゲル・フィルム(Sun Contact Lens Co., Ltd.から入手可能)が挙げられる。
上記の種々の実施形態は、有益には、種々の微細構造、例えばマイクロニードルを用い得る。マイクロニードル及びマイクロニードルアレイ、それらの製造及び使用が記載されている。マイクロニードルは、独立して、又はアレイで、中空、固体及び透過性、固体及び半透性、或いは固体及び非透過性であり得る。固体、非透過性マイクロニードルはさらに、それらの外表面に沿って溝を含み得る。複数のマイクロニードルからなるマイクロニードルアレイは、種々の形状、例えば長方形又は円形で配列され得る。マイクロニードル及びマイクロニードルアレイは、種々の材料、例えばケイ素、二酸化ケイ素、成型プラスチック材料、例えば生分解性ポリマー又は非生分解性ポリマー、セラミック、並びに金属から製造され得る。マイクロニードルは、独立して、又はアレイで、中空開口部を通して、固体透過性物質又は半透性物質を通して、或いは外部溝を介して、流体を投与するか又はサンプリングするために用いられ得る。マイクロニードル装置は、例えば生体界面、例えば皮膚又は粘膜を介して、生きている身体に種々の化合物及び組成物を送達するために用いられる。或る種の実施形態では、活性物質化合物及び組成物は、生体界面に又は生体界面を介して送達され得る。例えば皮膚を介して化合物又は組成物を送達するのに際しては、個々の或いはアレイでの(単一又は複数の)マイクロニードルの長さ、及び/又は挿入深度は、化合物又は組成物の投与が表皮中だけ、表皮を通して真皮、又は皮下に投与されるかを制御するために用いられ得る。或る種の実施形態では、マイクロニードル装置は、高分子量活性物質、例えばタンパク質、ペプチド及び/又は核酸を含むもの並びにその対応する組成物の送達のために有用であり得る。例えば流体がイオン性溶液である或る種の実施形態では、(単一又は複数の)マイクロニードル又は(単一又は複数の)マイクロニードルアレイは電源とマイクロニードル(単数又は複数)の先端との間の電気的連続性を提供し得る。(単一又は複数の)マイクロニードル又は(単一又は複数の)マイクロニードルアレイは、本明細書中に記載されるようなイオントフォレーシス法により、化合物又は組成物を送達するか又はサンプリングするために有益に用いられ得る。或る種の実施形態では、例えばアレイ中の複数のマイクロニードルは、有益には、イオントフォレーシス装置の最外部生体界面の接触表面上に形成され得る。このような装置により送達されるか又はサンプリングされる化合物又は組成物は、例えば高分子量活性物質、例えばタンパク質、ペプチド及び/又は核酸を含み得る。
或る種の実施形態では、化合物又は組成物は、生体界面に、生体界面の中に、又は生体界面を介して、活性物質を送達するために、電源に電気的に結合された作用側電極構造体及び対向電極構造体を含むイオントフォレーシス装置により送達され得る。作用側電極構造体は、以下のものを包含する:電源の正電極に接続される第一の電極部材、第一の電極部材と接触し、そして第一の電極部材を介して電圧を印加される活性物質溶液を有する活性物質貯留槽、マイクロニードルアレイであり得、活性物質貯留槽の前面に対面して配置される生体界面接触部材、並びにこれらの部材を収容する第一のカバー又は容器。対向電極構造体は、以下のものを包含する:電源の負電極に接続される第二の電極部材、第二の電極部材と接触し、そして第二の電極部材を介して電圧が印加される電解質を担持する電解質貯留槽、並びにこれらの部材を収容する第二のカバー又は容器。
或る種の他の実施形態では、化合物又は組成物は、生体界面に、生体界面の中に、又は生体界面を介して、活性物質を送達するために、電源に電気的に結合された作用側電極構造体及び対向電極構造体を含むイオントフォレーシス装置により送達され得る。作用側電極構造体は、以下のものを包含する:電源の正電極に接続される第一の電極部材、第一の電極部材と接触し、そして第一の電極部材を介して電圧を印加される電解質を有する第一の電解質貯留槽、第一の電解質貯留槽の前面に配置される第一の陰イオン交換膜、第一の陰イオン交換膜の前面に対して配置される活性物質貯留槽、マイクロニードルアレイであり得、活性物質貯留槽の前面に対面して配置される生体界面接触部材、並びにこれらの部材を収容する第一のカバー又は容器。対向電極構造体は、以下のものを包含する:電源の負電極に接続される第二の電極部材、第二の電極部材と接触し、そして第二の電極部材を介して電圧を印加される電解質を担持する第二の電解質貯留槽、第二の電解質貯留槽の前面に配置される陽イオン交換膜、陽イオン交換膜の前面に対して配置され、そして第二の電解質貯留槽及び陽イオン交換膜を介して第二の電極部材から電圧が提供される電解質を担持する第三の電解質貯留槽、第三の電解質貯留槽の前面に対して配置される第二の陰イオン交換膜、並びにこれらの部材を収容する第二のカバー又は容器。
マイクロニードル装置、それらの使用及び製造についての或る程度の詳細は、米国特許第6,256,533号、同第6,312,612号、同第6,334,856号、同第6,379,324号、同第6,451,240号、同第6,471,903号、同第6,503,231号、同第6,511,463号、同第6,533,949号、同第6,565,532号、同第6,603,987号、同第6,611,707号、同第6,663,820号、同第6,767,341号、同第6,790,372号、同第6,815,360号、同第6,881,203号、同第6,908,453号及び同第6,939,311号(これらの記載内容はすべて、参照により本明細書中で援用される)に開示されている。その中の教示のいくつか又はすべてが、マイクロニードル装置、それらの製造、並びにイオントフォレーシス用途におけるそれらの使用に適用され得る。
上記の様々な実施形態を組合せて、さらなる実施形態を提供することができる。本明細書で言及され、且つ/又は出願データシートに列挙されるすべての米国特許、米国特許出願公開、米国特許出願、外国特許、外国特許出願及び非特許出版物は、下記に列記のものを非限定的に含めて、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
特許第3040517号として2000年3月3日に発行され、特開平04−297277号公報を有する1991年3月27日に出願された特願平03−86002号公報、特開2000−229128号公報を有する1999年2月10日に出願された特願平11−033076号公報、特開2000−229129号公報を有する1999年2月12日に出願された特願平11−033765号公報、特開2000−237326号公報を有する1999年2月19日に出願された特願平11−041415号公報、特開2000−237327号公報を有する1999年2月19日に出願された特願平11−041416号公報、特開2000−237328号公報を有する1999年2月22日に出願された特願平11−042752号公報、特開2000−237329号公報を有する1999年2月22日に出願された特願平11−042753号公報、特開2000−288098号公報を有する1999年4月6日に出願された特願平11−099008号公報、特開2000−288097号公報を有する1999年4月6日に出願された特願平11−099009号公報、PCT公開番号WO03037425を有する2002年5月15日に出願されたPCT特許出願WO2002JP4696、2004年3月9日に出願された米国特許出願第10/488970号、2004年10月29日に出願された特願2004/317317号公報、2005年9月30日に出願された米国仮特許出願第60/722,298号、2004年11月16日に出願された米国仮特許出願第60/627,952号、2004年11月30日に出願された特願2004−347814号公報、2004年12月9日に出願された特願2004−357313号公報、2005年2月3日に出願された特願2005−027748号公報、2005年3月22日に出願された特願2005−081220号公報。
特許第3040517号として2000年3月3日に発行され、特開平04−297277号公報を有する1991年3月27日に出願された特願平03−86002号公報、特開2000−229128号公報を有する1999年2月10日に出願された特願平11−033076号公報、特開2000−229129号公報を有する1999年2月12日に出願された特願平11−033765号公報、特開2000−237326号公報を有する1999年2月19日に出願された特願平11−041415号公報、特開2000−237327号公報を有する1999年2月19日に出願された特願平11−041416号公報、特開2000−237328号公報を有する1999年2月22日に出願された特願平11−042752号公報、特開2000−237329号公報を有する1999年2月22日に出願された特願平11−042753号公報、特開2000−288098号公報を有する1999年4月6日に出願された特願平11−099008号公報、特開2000−288097号公報を有する1999年4月6日に出願された特願平11−099009号公報、PCT公開番号WO03037425を有する2002年5月15日に出願されたPCT特許出願WO2002JP4696、2004年3月9日に出願された米国特許出願第10/488970号、2004年10月29日に出願された特願2004/317317号公報、2005年9月30日に出願された米国仮特許出願第60/722,298号、2004年11月16日に出願された米国仮特許出願第60/627,952号、2004年11月30日に出願された特願2004−347814号公報、2004年12月9日に出願された特願2004−357313号公報、2005年2月3日に出願された特願2005−027748号公報、2005年3月22日に出願された特願2005−081220号公報。
関連する技術分野の専門家が理解するように、本明細書における開示は本明細書に記載された任意の化合物及び/又は方法によって対象を治療する方法を含む。
種々の実施形態の態様は、必要な場合、さらなる実施形態を提供するために種々の特許、出願及び出版物のシステム、回路及び概念を用いるように変形され得る。いくつかの実施形態は、上記の膜、貯留槽及びその他の構造のすべてを包含し得るが、他の実施形態は、膜、貯留槽又は他の構造のいくつかを省略し得る。さらなる他の実施形態は、一般的に上記した膜、貯留槽及び構造の付加的なものを用いることができる。さらなる実施形態は、一般的に上記した膜、貯留槽及び構造の付加的なものを用いながら、上記の膜、貯留槽及び構造のいくつかを省略することができる。
上記の詳細な記載にかんがみて、様々な変更が為され得る。概して、添付の特許請求の範囲においては、用いられる用語は、本明細書及び添付の特許請求の範囲に開示される特定の実施形態に限定するように解釈されるべきでなく、添付の特許請求の範囲に従って動作するすべてのシステム、装置及び/又は方法を含むように解釈されるべきである。したがって本発明は本開示により限定されなるものでなく、その範囲は添付の特許請求の範囲により専ら確定されるべきものである。
本明細書で言及され、且つ/又は出願データシートに列挙されるすべての米国特許、米国特許出願公開、米国特許出願、外国特許、外国特許出願及び非特許出版物は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
上記した所から、例示の目的で特定の実施形態及び実施例が本明細書に記載されているが、本発明の精神及び範囲を逸脱しない限り、種々の等価の改変がなされ得る。従って、本発明は添付特許請求の範囲による場合を除いて限定を受けない。
Claims (30)
- 生体の生体界面に活性物質を送達するように動作可能なイオントフォレーシス装置であって、
作用側電極構造体であって、使用中に生体界面に近位に存在すべき活性電極の外側に露出する接触面と、第一の電位を印加するために動作可能である作用側電極要素と、第一の活性物質を貯留することができる第一の活性物質貯留槽と、第二の活性物質を貯留することができる少なくとも1つの第二の活性物質貯留槽と、生体界面と界面を形成するためのイオントフォレーシス装置の外部に露出し、該第一の活性物質及び該第二の活性物質の極性と一致する第一の極性を有するイオンにより実質的に透過可能であり、そして該第一の極性と逆の第二の極性を有するイオンにより実質的に透過不可能である最外部イオン選択膜とを備え、該第一の活性物質貯留槽及び該第二の活性物質貯留槽の少なくとも一部分が該最外部イオン選択膜中に形成されており、該第二の活性物質貯留槽が該第一の活性物質貯留槽から前記接触面とほぼ平行な平面で横方向に離間し、前記第一の電位の印加に応答して該第一の活性物質及び該第二の活性物質の少なくともいくつかを前記イオントフォレーシス装置から前記生体界面に各々能動的に移送ように少なくとも該第一の活性物質貯留槽及び該第二の活性物質貯留槽が前記作用側電極要素に対して配置される、作用側電極構造体、並びに
前記作用側電極構造体から横方向に離間された対向電極構造体であって、前記第一の電位とは異なる第二の電位を印加するために動作可能である対向電極要素を包含し、対向電極構造体
を包含するイオントフォレーシス装置。 - 前記作用側電極構造体が前記作用側電極要素と前記第一及び前記第二の活性物質貯留槽との間に配置される電解質並びに該電解質と該第一及び前記第二の活性物質貯留槽との間に配置される内部イオン選択膜をさらに包含し、該内部イオン選択膜が選択的に前記第二の極性を有するイオンにより実質的に透過可能であり、そして前記第一の極性を有するイオンにより実質的に透過不可能である、請求項1に記載のイオントフォレーシス装置。
- 前記作用側電極構造体が前記電解質と前記第一及び前記第二の活性物質貯留槽との間に取り外し可能に配置される内部封止ライナーをさらに包含する、請求項2に記載のイオントフォレーシス装置。
- 使用前に前記第一の活性物質及び前記第二の活性物質を被覆する外部リリースライナーをさらに包含する、請求項1に記載のイオントフォレーシス装置。
- 前記作用側電極構造体が前記第一の活性物質貯留槽中に貯留される前記第一の活性物質及び前記第二の活性物質貯留槽中に貯留される前記第二の活性物質をさらに包含する、請求項1に記載のイオントフォレーシス装置。
- 前記第一の活性物質が一次抗原であり、前記第二の活性物質が該一次抗原とは異なる二次抗原である、請求項5に記載のイオントフォレーシス装置。
- 前記作用側電極構造体が第三の活性物質を貯留することができる少なくとも1つの第三の活性物質貯留槽を更に備え、前記第三の活性物質貯留槽は、前記第一及び前記第二の活性物質貯留槽から前記接触面とほぼ平行な平面で横方向に離間しており、前記第三の活性物質貯留槽は、前記第一の電位の印加に応答して該第三の活性物質の少なくともいくつかを前記イオントフォレーシス装置から前記生体界面に能動的に移送するように前記作用側電極要素に対して配置される、請求項1に記載のイオントフォレーシス装置。
- 前記第一、前記第二及び前記第三の活性物質が各々前記第一の極性を有する、請求項7に記載のイオントフォレーシス装置。
- 生体界面上の少なくとも2つの異なる領域に活性物質を送達するように動作可能な活性物質送達システムであって、
第一の電位を提供するように動作可能な作用側電極要素、並びに
少なくとも2つの収容部を有する保持構造であって、該収容部の各々がそれぞれの活性物質貯留槽をしっかり受容するように構成され、前記活性物質送達システムが使用中である場合、前記収容部が生体表面上のそれぞれ対応する異なる領域の上に重なるように互いに対して横方向に離間され、該収容部の各々が少なくとも部分的に前記作用側電極要素の下に重なっている保持構造
からなる活性物質送達システム。 - 前記収容部の第一のものの中に挿入可能に取り付けられるように構成された第一の活性物質貯留槽、並びに
前記収容部の第二のものの中に挿入可能に取り付けられるように構成された少なくとも1つの第二の活性物質貯留槽
をさらに包含する、請求項9に記載の活性物質送達システム。 - 前記第一の活性物質貯留槽中に貯留され、そして起電力又は電流の非存在下でその中に実質的に保持され、起電力又は電流の存在下で外部に移送される第一の極性を有する少なくとも1つの第一の活性物質、並びに
前記第二の活性物質貯留槽中に貯留され、そして起電力又は電流の非存在下でその中に実質的に保持され、起電力又は電流の存在下で外部に移送される第一の極性を有する少なくとも1つの第二の活性物質
をさらに包含する、請求項10に記載の活性物質送達システム。 - 前記第一の活性物質及び前記第二の活性物質が使用前に脱水化形態である、請求項11に記載の活性物質送達システム。
- 少なくとも2つの水和剤のブリスターであって、使用のために前記第一の活性物質及び前記第二の活性物質を水和するために信頼性の高い(reputable)前記ブリスターを含むブリスターパックをさらに包含する、請求項12に記載の活性物質送達システム。
- 前記ブリスターが使用のために少なくとも前記第一の活性物質及び前記第二の活性物質から選択されたものを水和するために選択的に信頼性の高い、請求項13に記載の活性物質送達システム。
- 前記ブリスターパックが前記収容部に対応して配置可能である、請求項13に記載の活性物質送達システム。
- 前記ブリスターパックが、使用のために少なくとも前記第一の活性物質及び前記第二の活性物質から選択されるものを水和するように前記収容部に対して選択的に配置可能である、請求項13に記載の活性物質送達システム。
- 前記保持構造及びブリスターパックが適所に除去可能に取り付けられる、請求項13に記載の活性物質送達システム。
- 各々が対応する水和剤及び対応する活性物質を担持し、使用のために前記第一及び前記第二の活性物質貯留槽において該活性物質を水和し、装荷する信頼性の高い少なくとも2つのブリスターを含むブリスターパックをさらに包含する、請求項10に記載の活性物質送達システム。
- 前記ブリスターの第一のものにおける前記活性物質が前記ブリスターの第二のものにおける前記活性物質とは異なる、請求項18に記載の活性物質送達システム。
- 前記ブリスターの第一のものにおける前記活性物質が一次抗原であり、そして前記ブリスターの第二のものにおける前記活性物質が二次抗原である、請求項18に記載の活性物質送達システム。
- 前記作用側電極要素と前記活性物質収容部との間に配置される電解質をさらに含む、請求項9に記載の活性物質送達システム。
- 前記活性物質送達システムが使用中である場合、生体界面に接触するように配置される最外部イオン選択膜をさらに含む、請求項9に記載の活性物質送達システム。
- 活性物質送達システムであって、
起電力又は電流を提供するように動作可能である作用側電極要素と
外表面及び前記外表面を通って互いに横方向に離間された少なくとも2つの別個の領域を有する外部イオン選択膜であって、前記別個の領域はそれぞれ孔を有する外部イオン選択膜と、
前記イオン選択膜の別個の領域のそれぞれの孔の中に貯蔵され、そして起電力又は電流の非存在下でその中に実質的に保持され、起電力又は電流の存在下で前記イオン選択膜から外部に移送される第一の極性を有する少なくとも2つの活性物質とを包含する活性物質送達システム。 - 前記外部イオン選択膜が、前記外表面を通って前記他の別個の領域から横方向に離間された少なくとも1つの第三の別個の領域をさらに有し、更に、
前記第三の別個の領域の孔の中に貯蔵され、そして起電力又は電流の非存在下でその中に実質的に保持され、起電力又は電流の存在下で前記イオン選択膜から外部に移送される第一の極性を有する少なくとも1つの第三の活性物質を包含する、請求項23に記載の活性物質送達システム。 - 少なくとも2つの水和剤のブリスターであって、使用のために前記第一の活性物質及び前記第二の活性物質を水和するために信頼性の高い前記ブリスターを含むブリスターパックをさらに包含する、請求項24に記載の活性物質送達システム。
- 前記ブリスターが使用のために前記活性物質から選択されたものを水和するために選択的に信頼性が高い、請求項25に記載の活性物質送達システム。
- 前記ブリスターパックが前記最外部イオン選択膜の別個の部分に対して配置可能である、請求項26に記載の活性物質送達システム。
- 前記ブリスターパックが、使用のために前記活性物質から選択されたものを水和するための収容部に対して選択的に配置可能である、請求項26に記載の活性物質送達システム。
- 各々が対応する水和剤及び対応する活性物質を担持し、使用前に前記イオン選択膜の別個の領域の孔において該活性物質を水和し、装荷する信頼性の高い少なくとも2つのブリスターを含むブリスターパックをさらに包含する、請求項10に記載の活性物質送達システム。
- 前記最外部イオン選択膜がイオン交換膜であり、前記別個の領域の孔がイオン交換物質を含有する、請求項24に記載の活性物質送達システム。
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