JP2007000342A - 複数薬剤の投与量および投与時期を制御するイオントフォレーシス装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数の薬剤について、その投与量および投与時期を制御して生体へ投与することを可能とするイオントフォレーシス装置を提供すること。
【解決手段】 本発明によるイオントフォレーシス装置1は、電源装置4と、該電源装置4に接続され、かつイオン性薬剤を保持する2以上の電極構造体21,22,23,24,25を含んでなる薬剤投与手段2と、前記電極構造体へ流れる電流を個別に制御するための電流制御手段3とを備え、電流制御手段から流れる電流に応じて、前記電極構造体から各々、所定の時期に所定の量のイオン性薬剤を放出して生体へ経皮的に投与するようにしたことを特徴とするものである。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明によるイオントフォレーシス装置1は、電源装置4と、該電源装置4に接続され、かつイオン性薬剤を保持する2以上の電極構造体21,22,23,24,25を含んでなる薬剤投与手段2と、前記電極構造体へ流れる電流を個別に制御するための電流制御手段3とを備え、電流制御手段から流れる電流に応じて、前記電極構造体から各々、所定の時期に所定の量のイオン性薬剤を放出して生体へ経皮的に投与するようにしたことを特徴とするものである。
【選択図】 図1
Description
本発明は、イオントフォレーシス(iontophoresis)によって各種イオン性薬剤を経皮的に投与する技術(経皮ドラッグデリバリー)に関し、特に、複数薬剤を、その投与量および投与時期を個別に制御して生体に投与するイオントフォレーシス装置に関するものである。
生体の所定部位の皮膚ないし粘膜(以下、単に「皮膚」という)の表面上に配置されたイオン性薬剤に対してこのイオン性薬剤を駆動させる起電力を皮膚に与えて、薬剤を皮膚を介して体内に導入(浸透)させる方法は、イオントフォレーシス(iontophoresis、イオントフォレーゼ、イオン導入法、イオン浸透療法)と呼ばれている(特許文献1等参照)。
たとえば、正電荷をもつイオンは、イオントフォレーシス装置の電気系統のアノード(陽極)側において皮膚内に駆動(輸送)される。一方、負電荷をもつイオンは、イオントフォレーシス装置の電気系統のカソード(陰極)側において皮膚内に駆動(輸送)される。
上記のようなイオントフォレーシス装置としては従来多くの提案がなされている。(たとえば、特許文献1〜7参照)。
上述のような従来のイオントフォレーシス装置は、原則として一薬剤を経皮的に投与することに適している。しかしながら、患者の疾患および状態等によっては、適切な治療のために、複数の薬剤を、その投与時期および投与量を制御して投与する必要がある。
従って、イオントフォレーシス装置において、複数の薬剤について、その投与量および投与時期を制御して生体へ投与することを可能とすることは重要な課題である。
特開昭63−35266号
特開平4−297277号
特開2000−229128号
特開2000−229129号
特開2000−237327号
特開2000−237328号
国際公開WO03/037425A1
本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、複数の薬剤について、その投与量および投与時期を制御して生体へ投与することを可能とするイオントフォレーシス装置を提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するために、本発明によるイオントフォレーシス装置は、電源装置と、該電源装置に接続され、かつイオン性薬剤を保持する2以上の電極構造体を少なくとも含んでなる薬剤投与手段と、前記電極構造体へ流れる電流を個別に制御するための電流制御手段とを備え、
前記電流制御手段から流れる電流に応じて、前記電極構造体から各々、所定の時期に所定の量のイオン性薬剤を放出して生体へ経皮的に投与するようにしたことを特徴とするものである。
前記電流制御手段から流れる電流に応じて、前記電極構造体から各々、所定の時期に所定の量のイオン性薬剤を放出して生体へ経皮的に投与するようにしたことを特徴とするものである。
また、本発明の他の好ましい態様においては、上記のような、イオントフォレーシス装置において、前記薬剤投与手段が、イオン性薬剤を保持する2以上の第1電極構造体と、該第1電極構造体の対電極としての、イオン性薬剤を保持しない1以上の第2電極構造体とから構成されるものである。
さらに、上記好ましい態様においては、第1電極構造体が、第1電極構造体中のイオン性薬剤の薬剤成分と同種の極性の電源装置に接続された電極と、該電極に隣接して配置された電解液を含浸保持する電解液保持部と、該電解液保持部に隣接して配置されたイオン性薬剤の帯電イオンと反対の極性のイオンを選択するイオン交換膜と、該イオン交換膜に隣接して配置されたイオン性薬剤を含浸保持する薬液保持部と、該薬液保持部に隣接して配置された、前記イオン性薬剤の帯電イオンと同種のイオンを選択するイオン交換膜とからなり、
前記第2電極構造体が、前記第1電極構造体における電極と反対の極性の電極と、該電極に隣接して配置された電解液を含浸保持する電解液保持部と、該電解液保持部に隣接して配置された、前記第1電極構造体中のイオン性薬剤の帯電イオンと反対の極性のイオンを選択するイオン交換膜とからなる。
前記第2電極構造体が、前記第1電極構造体における電極と反対の極性の電極と、該電極に隣接して配置された電解液を含浸保持する電解液保持部と、該電解液保持部に隣接して配置された、前記第1電極構造体中のイオン性薬剤の帯電イオンと反対の極性のイオンを選択するイオン交換膜とからなる。
さらに、上記好ましい他の態様においては、前記第2電極構造体が、前記第1電極構造体における電極と反対の極性の電極と、該電極に隣接して配置された電解液を含浸保持する電解液保持部と、該電解液保持部に隣接して配置された、前記第1電極構造体中のイオン性薬剤の帯電イオンと同種のイオンを選択するイオン交換膜と、該イオン交換膜に隣接して配置された電解液を含浸保持する電解液保持部と、該電解液保持部に隣接して配置された、前記第1電極構造体中のイオン性薬剤の帯電イオンと反対の極性のイオンを選択するイオン交換膜とからなっていてもよい。
また、本発明の他の好ましい態様においては、上記のような、イオントフォレーシス装置において、前記薬剤投与手段が、イオン性薬剤を保持する1以上の第1電極構造体と、第1電極構造体の対電極としての、イオン性薬剤を保持する1以上の第2電極構造体とから構成される。
また、上記の他の好ましい態様によれば、上記のような、イオントフォレーシス装置において、前記第1電極構造体が、第1電極構造体中のイオン性薬剤の薬剤成分と同種の極性の電源装置に接続された電極と、該電極に隣接して配置された電解液を含浸保持する電解液保持部と、該電解液保持部に隣接して配置された、第1電極構造体中のイオン性薬剤の帯電イオンと反対の極性のイオンを選択するイオン交換膜と、該イオン交換膜に隣接して配置されたイオン性薬剤を含浸保持する薬液保持部と、該薬液保持部に隣接して配置された、第1電極構造体中のイオン性薬剤の帯電イオンと同種のイオンを選択するイオン交換膜とからなり、かつ
前記第2電極構造体が、前記第1電極構造体の電極と反対の極性の電極と、該電極に隣接して配置された電解液を含浸保持する電解液保持部と、該電解液保持部に隣接して配置された、第2電極構造体中のイオン性薬剤の帯電イオンと反対の極性のイオンを選択するイオン交換膜と、該イオン交換膜に隣接して配置されたイオン性薬剤を含浸保持する薬液保持部と、該薬液保持部に隣接して配置された、第2電極構造体中のイオン性薬剤の帯電イオンと同種のイオンを選択するイオン交換膜とからなることができる。
前記第2電極構造体が、前記第1電極構造体の電極と反対の極性の電極と、該電極に隣接して配置された電解液を含浸保持する電解液保持部と、該電解液保持部に隣接して配置された、第2電極構造体中のイオン性薬剤の帯電イオンと反対の極性のイオンを選択するイオン交換膜と、該イオン交換膜に隣接して配置されたイオン性薬剤を含浸保持する薬液保持部と、該薬液保持部に隣接して配置された、第2電極構造体中のイオン性薬剤の帯電イオンと同種のイオンを選択するイオン交換膜とからなることができる。
さらにまた、本発明の他の好ましい態様によれば、薬剤投与手段が一体的に構成されていることを特徴とする。
また、上記イオントフォレーシス装置の好ましい態様においては、前記電流制御手段が、前記電極構造体と前記電源装置との間に設けられた負荷抵抗と、該負荷抵抗に流れる電流を検出する電流検出部と、該電流検出部からの出力に応じて、前記電極構造体に制御された電流を流すフィードバック制御部とを備えたことを特徴とする。
さらにまた、本発明の他の好ましい態様によれば、本発明によるイオントフォレーシス装置の作動方法は、前記薬剤投与手段を、生体の皮膚表面に配置し、
前記電源装置によって通電し、
前記電流制御手段によって、前記電極構造体へ流れる電流を個別に制御し、該制御された電流を前記電極構造体へ流し、
前記電極構造体から各々、所定の時期に所定の量のイオン性薬剤を放出させること
を少なくとも含んでなる。
前記電源装置によって通電し、
前記電流制御手段によって、前記電極構造体へ流れる電流を個別に制御し、該制御された電流を前記電極構造体へ流し、
前記電極構造体から各々、所定の時期に所定の量のイオン性薬剤を放出させること
を少なくとも含んでなる。
このように本発明によるイオントフォレーシス装置においては、イオン性薬剤を保持する複数の電極構造体へ流れる電流を個別に制御するための電流制御手段が設置され、電流制御手段から流れる電流に応じて、前記電極構造体から各々、所定の量のイオン性薬剤が、所定の時期、すなわち、所定のタイミングで所定の期間に放出されるようにしたので、複数の薬剤についてその投与量および投与時期を制御して患者へ投与することが可能となる。また、複数の電極構造体について、それぞれ独立して投与量および投与時期を制御するようにしたので、特定の薬剤についてその投与量および投与時期を調整することが可能となり、患者の状態に応じた適切な治療が可能となる。また、複数のイオン性薬剤として相乗効果を期待できる薬剤を選択することにより、それぞれの薬剤を適切に患者に投与し、効果的に治療を行うことが可能となる。
上述したように、本発明によるイオントフォレーシス装置は、電源装置と、該電源装置に接続され、かつイオン性薬剤を保持する2以上の電極構造体を少なくとも含んでなる薬剤投与手段と、前記電極構造体へ流れる電流を個別に制御するための電流制御手段とを備え、
前記電流制御手段から流れる電流に応じて、前記電極構造体から各々、所定の時期に所定の量のイオン性薬剤を放出して生体へ経皮的に投与するようにしたことを特徴とするものである。
前記電流制御手段から流れる電流に応じて、前記電極構造体から各々、所定の時期に所定の量のイオン性薬剤を放出して生体へ経皮的に投与するようにしたことを特徴とするものである。
以下、本発明を図面に例示した好ましい具体例に基づいて説明する。
図1は、イオントフォレーシス装置1の底面図であり、イオントフォレーシス装置1は、生体皮膚に装着される薬剤投与手段2と、電流制御手段3と、電源装置4を備えて構成される。薬剤投与手段1は、複数の電極構造体(21,22,23,24,25)を含んで構成される。そして、薬剤投与手段2における電極構造体のうち、第1電極構造体(21,22,23)は、電線(51,52,53)を通して電流制御手段3に接続され、第1電極構造体(21,22,23)の対電極である第2電極構造体(24,25)は電線(54,55)を通して電流制御手段3に接続されている。さらに、電球制御手段3は電線(56,57)を通じて電源装置4に接続されている。
図1は、イオントフォレーシス装置1の底面図であり、イオントフォレーシス装置1は、生体皮膚に装着される薬剤投与手段2と、電流制御手段3と、電源装置4を備えて構成される。薬剤投与手段1は、複数の電極構造体(21,22,23,24,25)を含んで構成される。そして、薬剤投与手段2における電極構造体のうち、第1電極構造体(21,22,23)は、電線(51,52,53)を通して電流制御手段3に接続され、第1電極構造体(21,22,23)の対電極である第2電極構造体(24,25)は電線(54,55)を通して電流制御手段3に接続されている。さらに、電球制御手段3は電線(56,57)を通じて電源装置4に接続されている。
上記具体例では、薬剤投与手段2における各電極構造体(21,22,23,24,25)は一つのパッケージに集合して一体的に構成されているが、これらは互いに離れて構成されてもよく、また複数の電極構造体のうち一部のみを一つのパッケージに集合させて構成してもよい。
また、上記具体例において、薬剤投与手段2、電流制御手段3および電源装置4は互いに離れた位置に配置されているが、例えば、電源装置3をボタン電池とし、電流制御手段を集積回路として構成して小型化することにより、薬剤投与手段2と、電流制御手段3と、電源装置4とを一体に構成するようにしてもよい。
また、本発明における薬剤投与手段の複数の電極構造体において、イオン性薬剤は、これら電極構造体の全てまたは一部に保持させることができる。
図2および図3において、第1電極構造体がイオン性薬剤を保持し、第2電極構造体がイオン性薬剤を保持しない場合、ならびに第1電極構造体および第2電極構造体がいずれもイオン性薬剤を保持する場合について、電極構造体の具体的構成を挙げて説明する。
図2および図3は、図1における薬剤投与手段2を線X−X’で切断した断面図である。図2および図3において、薬剤用与手段2は、皮膚6上に配置されている。そして、電極構造体21および24は、1つのパッケージ7に裏打ちされて構成されている。
まず、図2において、第1電極構造体21がイオン性薬剤を保持し、第2電極構造体24がイオン性薬剤を保持しない具体例を示す。
第1電極構造体21は、第1電極構造体21中のイオン性薬剤の薬剤成分と同種の極性の電源装置3に電線51を介して接続された電極211と、電極211に隣接して配置された電解液を含浸保持する電解液保持部212と、電解液保持部212に隣接して配置されたイオン性薬剤の帯電イオンと反対の極性のイオンを選択するイオン交換膜213と、イオン交換膜213に隣接して配置されたイオン性薬剤を含浸保持する薬液保持部214と、薬液保持部214に隣接して配置された、イオン性薬剤の帯電イオンと同種のイオンを選択するイオン交換膜215とからなり、
電源装置3に電線54を介して接続された第2電極構造体24は、第1電極構造体21における電極211と反対の極性の電極241と、電極241に隣接して配置された電解液を含浸保持する電解液保持部242と、電解液保持部242に隣接して配置された、第1電極構造体21中のイオン性薬剤の帯電イオンと反対のイオンを選択するイオン交換膜243とからなる。
第1電極構造体21は、第1電極構造体21中のイオン性薬剤の薬剤成分と同種の極性の電源装置3に電線51を介して接続された電極211と、電極211に隣接して配置された電解液を含浸保持する電解液保持部212と、電解液保持部212に隣接して配置されたイオン性薬剤の帯電イオンと反対の極性のイオンを選択するイオン交換膜213と、イオン交換膜213に隣接して配置されたイオン性薬剤を含浸保持する薬液保持部214と、薬液保持部214に隣接して配置された、イオン性薬剤の帯電イオンと同種のイオンを選択するイオン交換膜215とからなり、
電源装置3に電線54を介して接続された第2電極構造体24は、第1電極構造体21における電極211と反対の極性の電極241と、電極241に隣接して配置された電解液を含浸保持する電解液保持部242と、電解液保持部242に隣接して配置された、第1電極構造体21中のイオン性薬剤の帯電イオンと反対のイオンを選択するイオン交換膜243とからなる。
次に、図3において、イオン性薬剤を保持しない第2電極構造体24の好ましい具体例を説明する。
図3において、第1電極構造体21は図2と同様に構成される。一方、第2電極構造体24は、第1電極構造体21における電極211と反対の極性の電極241’と、電極241’に隣接して配置された電解液を含浸保持する電解液保持部242’と、電解液保持部に隣接して配置された、前記第1電極構造体21中のイオン性薬剤の帯電イオンと同種のイオンを選択するイオン交換膜243’と、イオン交換膜243’に隣接して配置された電解液を含浸保持する電解液保持部244と、電解液保持部244に隣接して配置された、第1電極構造体21中のイオン性薬剤の帯電イオンと反対の極性のイオンを選択するイオン交換膜245とから構成される。
図3において、第1電極構造体21は図2と同様に構成される。一方、第2電極構造体24は、第1電極構造体21における電極211と反対の極性の電極241’と、電極241’に隣接して配置された電解液を含浸保持する電解液保持部242’と、電解液保持部に隣接して配置された、前記第1電極構造体21中のイオン性薬剤の帯電イオンと同種のイオンを選択するイオン交換膜243’と、イオン交換膜243’に隣接して配置された電解液を含浸保持する電解液保持部244と、電解液保持部244に隣接して配置された、第1電極構造体21中のイオン性薬剤の帯電イオンと反対の極性のイオンを選択するイオン交換膜245とから構成される。
さらに、図3をおいて、第1電極構造体21がイオン性薬剤を保持し、かつ第2電極構造体24がイオン性薬剤を保持する具体例を説明する。ここで、第1電極構造体と第2電極構造体とは対電極であることから、第1電極構造体中のイオン性薬剤と、第2電極構造体中のイオン性薬剤とは、反対の極性にイオン化したものとされる。この態様にあっては、第2電極構造体24において、上記電解液保持部244に代えて、第1電極構造体21中のイオン性薬剤と反対極性にイオン化したイオン性薬剤を含浸保持する薬液保持部244を用い、それ以外の構成はイオン性薬剤を保持しない上記具体例と同様とされる。
すなわち、電極構造体24はイオン性薬剤を保持する場合、第1電極構造体21の電極211と反対の極性の電極241’と、電極241’に隣接して配置された電解液を含浸保持する電解液保持部242’と、電解液保持部242’に隣接して配置された、第2電極構造体24中のイオン性薬剤の帯電イオンと反対の極性のイオンを選択するイオン交換膜243’と、イオン交換膜243’に隣接して配置されたイオン性薬剤を含浸保持する薬液保持部244と、薬液保持部244に隣接して配置された、第2電極構造体24中のイオン性薬剤の帯電イオンと同種のイオンを選択するイオン交換膜255とから構成される。
イオン性薬剤を保持する電極構造体(21、24)に通電した場合、イオン性薬剤は、電場(電界)により電極(211、241’)の反対側へ電気泳動により移動し、イオン交換膜(215、245)を介して皮膚中に投与される。この際、電極(211、241’)側に配置されたイオン交換膜(213、243’)は、イオン性薬剤の帯電イオンと反対の極性のイオンを選択するため、イオン性薬剤の電極(211、241’)側への移動を防ぎ、一方、皮膚上に配置されたイオン交換膜(215、245’)は、イオン性薬剤の帯電イオンと同種のイオンを選択するため、イオン性薬剤を効率的に放出し、皮膚中に高い輸送効率にてイオン性薬剤を投与することが可能となる。さらに、本発明における電極構造体は、上述のような構成を有することにより、電気化学反応に基づく皮膚のダメージを防止し、イオン性薬剤の安全な投与を可能とする。
次に、図4において、イオントフォレーシス装置1の電流制御手段の好ましい具体例について説明する。イオントフォレーシス装置1は、図4に示されるような回路を備えることにより所定の時期に所定の量のイオン性薬剤を放出することを可能とし、さらには皮膚のインピーダンス、経時変化にかかわらず、イオン性薬剤を保持する各電極構造体へ所定値の電流が流れるように制御することを可能とする。
図4に示すように、イオントフォレーシス装置1における電流制御手段3は、電極構造体(21,22,23,24,25)と電源装置4との間に設けられた負荷抵抗(91,92,93,94,95)と、負荷抵抗(91,92,93,94,95)に流れる電流を検出する電流検出部(101,102,103,104,105および11)と、電流検出部(101,102,103,104,105および11)からの出力に応じて、電極構造体(21,22,23,24,25)に制御された電流を流すフィードバック制御部(12,13および81,82,83,84,85)とを備えている。
そして、上記電流検出部(101,102,103,104,105および11)は、負荷抵抗(91,92,93,94,95)に流れる電流を検出する電流検出回路(101,102,103,104,105)と、電流検出回路(101,102,103,104,105)からの出力をデジタル信号に変換し、フィードバック制御部(12,13および81,82,83,84,85)へ出力するA/Dコンバーター11とから構成される。
また、上記フィードバック制御部(12,13および81,82,83,84,85)は、電流検出部(101,102,103,104,105および11)からの出力に応じて、電極構造体(21,22,23,24,25)にフィードバック信号を出力するCPU12と、フィードバック信号をアナログ信号へ変換するD/Aコンバーター13と、電極構造体(21,22,23,24,25)と負荷抵抗(91,92,93,94,95)の間に設けられ、かつD/Aコンバーター13からの出力に応じて、電極構造体(21,22,23,24,25)に制御された電流を流すトランジスタ(81,82,83,84,85)とから構成される。トランジスタ(81,82,83,84,85)は、そのエミッタが負荷抵抗(91,92,93,94,95)に接続され、そのベースが前記D/Aコンバーター13に接続され、そのコレクタが電極構造体(21,22,23,24,25)に接続されている。
電流検出回路(101,102,103,104,105)としては、好ましくは、差動アンプを用いる。差動アンプは、各負荷抵抗(91,92,93,94,95)の両端の電圧値を検出し、これら電圧値と上記各負荷抵抗の抵抗値から電流値を検出することができる。
また、負荷抵抗(91,92,93,94,95)は、好ましくは固定抵抗とされる。固定抵抗における抵抗値は、予め設定された各電極構造体に流す電流値等により適宜設定することができるが、イオントフォレーシス装置の作動状態に与える影響等を勘案すれば、約10Ω以下であることが好ましい。
次に、図4において、イオントフォレーシス装置1の動作を説明する。
まず、電源装置4から各固定抵抗(91,92,93,94,95)へ流れる電流が、電流検出回路(101,102,103,104,105)によって検出され、検出された電流に応答した信号は、A/Dコンバーター11を介してCPU12に伝達される。次に、CPU12は、A/Dコンバーター11からの信号に応答して、所定のデータ処理を行い、フィードバック信号をD/Aコンバーター13へ伝達する。次に、D/Aコンバーター13はCPU12からのフィードバック信号に応答した電流をトランジスタに流す。そして、トランジスタ(81,82,83,84,85)から流れる電流に応じて、電極構造体(21,22,23,24,25)から所定の量のイオン性薬剤が所定の時期に放出され、イオン薬剤は経皮的に生体14に投与される。
まず、電源装置4から各固定抵抗(91,92,93,94,95)へ流れる電流が、電流検出回路(101,102,103,104,105)によって検出され、検出された電流に応答した信号は、A/Dコンバーター11を介してCPU12に伝達される。次に、CPU12は、A/Dコンバーター11からの信号に応答して、所定のデータ処理を行い、フィードバック信号をD/Aコンバーター13へ伝達する。次に、D/Aコンバーター13はCPU12からのフィードバック信号に応答した電流をトランジスタに流す。そして、トランジスタ(81,82,83,84,85)から流れる電流に応じて、電極構造体(21,22,23,24,25)から所定の量のイオン性薬剤が所定の時期に放出され、イオン薬剤は経皮的に生体14に投与される。
CPU12は所定のアルゴリズムを内蔵し、このアルゴリズムに基づいてデータ処理を行い、各電極構造体において所定の量のイオン性薬剤を所定の時期に放出するためのフィードバック信号を出力するものである。各電極構造体に対して電流が流れる順序,その時期および各電極構造体間の組み合わせ等については、上記具体例におけるCPUのプログラムを適宜変更することにより実施可能である。
さらに、CPU12は皮膚のインピーダンス、経時変化にかかわらず、各電極構造体へ所定値の電流が流れるように制御することができる。このような制御は、例えば、以下の多変量制御に従って行うことができる。
各負荷抵抗(91,92,93,94,95)における各電流の実測値をそれぞれI91、I92、I93、I94およびI95とし、その各電圧の実測値をV91、V92、V93、V94およびV95とする。そして、電流ベクトルIi=(I91,I92,I93,I94,I95)、電圧ベクトルVi=(V91,V92,V93,V94,V95)とするとき、式(1) Ii=MA+MB×Viが成立する。ここで、MAは、Viに依存しない、系の内部状態を示す行列であり、MBは、イオン性薬剤に対する、皮膚抵抗およびイオントフォレーシス装置の内部抵抗を示す行列である。そして、電流検出回路により逐次計測されるIiおよびViと、式(1)とから、MAおよびMBが推定される。そして、この推定されたMAおよびMBと、式(1)から導かれる式(2) Vi=Inv(MB)(Ii−MA)とから、予め設定した電流値Iiを実現するための、コントロール電圧Viが算出される。CPU12は、このようにして決定されたコントロール電圧Viを実現するためのフィードバック信号を出力し、最終的に所定値の電流が各電極構造体へ流れるように制御する。従って、本発明の好ましい態様によれば、イオントフォレーシス装置における電流制御手段は、所定値の電流が電極構造体へ流れるように制御するものである。
また、イオントフォレーシス装置1における好ましい通電条件としては、以下の条件が採用される。
(1)定電流条件、具体的には0.1〜0.5mA/cm2、好ましくは0.1〜0.3mA/cm2、
(2)上記定電流を実現させかつ安全な電圧条件、具体的には50V以下、好ましくは30V以下という条件である。
(1)定電流条件、具体的には0.1〜0.5mA/cm2、好ましくは0.1〜0.3mA/cm2、
(2)上記定電流を実現させかつ安全な電圧条件、具体的には50V以下、好ましくは30V以下という条件である。
なお、本発明において、電極構造体の総数量、ならびに第1電極構造体および第2電極構造体の数量の組み合わせは、上記具体例に限定されるものではなく、適宜これらの数量を変更しても実施可能である。そのための構成については、当業者であれば上記具体例から容易に想到され得るであろう。例えば、電極構造体の数量の増減は、図4におけるトランジスタ、固定抵抗および電流検出回路等を必要数分だけ増減させることにより実施可能である。
また、本発明におけるイオントフォレーシス装置において、各電極構造体に保持されるイオン性薬剤は、好ましくは異種薬剤とされるが、治療の態様に応じて、複数の電極構造体のうち、一部に同種の薬剤を保持させてもよい。
イオントフォレーシスに適用されるイオン性薬剤の具体例としては、正にイオン化しうるイオン性薬剤として、例えば、麻酔剤(塩酸プロカイン、塩酸リドカイン等)、胃腸疾患治療薬(塩化カルニチン等)、骨格筋弛緩剤(臭化バンクロニウム等)、抗生物質(テトラサイクリン系製剤、カナマイシン系製剤、ゲンタマイシン系製剤)等が挙げられる。
また、負にイオン化しうるイオン性薬剤としては、ビタミン(ビタミンB2、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンE等)、副腎皮質ホルモン(ヒドロコルチゾン系水溶性製剤、デキサメサゾン系水溶性製剤、プレドニソロン系水溶性製剤等)、抗生物質(ペニシリン系水溶性製剤、クロウムフェニコール系水溶性製剤)等が挙げられる。
また、イオン性薬剤の組み合わせは、疾患の種類、患者の状態等により適宜選択することができる。このようなイオン性薬剤の組み合わせの好ましい例としては、ワクチンおよびアジュバントの組み合わせが挙げられる。
本発明におけるワクチンとしては、例えば、BCGワクチン、A型肝炎ワクチン、黒色種ワクチン、麻疹ワクチン、ポリオワクチン、インフルエンザワクチン等が挙げられる。
また、アジュバントとしては、例えば、MPL(Monophosphoryl lipid A)、DMPC(dimyristoylphosphatidylcholine)、QS-21、DDA(Dimethyldioctadecyl ammonium chloride)、RC-529等が挙げられる。
さらに、ワクチンとアジュバントとの好ましい組み合わせとしては、例えば、正にイオン化したワクチンとRC-529、負にイオン化したワクチンとDDA、BCGワクチンとMPL、A型肝炎ワクチンとDMPC、黒色種ワクチンとQS-21等が挙げられる。
また、上記ワクチンとアジュバントとの組み合わせの他、イオン性薬剤の好ましい組み合わせとしては、例えば、降圧剤と降圧利尿剤との組み合わせとして、リシノプリルとヒドロクロロチアジド、メチルドパとヒドロクロロチアジド、塩酸クロニジンとクロルタリドン、および塩酸ベナゼプリルとヒドロクロロチアジド等が挙げられ、糖尿病薬の組み合わせとしてグリブライドとメトフォーミンが挙げられ、その他の組み合わせとして、塩酸オザグレルとオザグレルナトリウム、塩酸コデインと塩酸プロメタジン等が挙げられる。
また、電極構造体の電極としては、たとえば、炭素、白金のような導電性材料からなる不活性電極が好ましく用いられ得る。また、電解液保持部としては、電解液を含浸保持する特性を有する薄膜体で構成することができる。なお、この薄膜体は、後述するイオン性薬剤を含浸保持するための薬液保持部に使用される材料と同種のものが使用可能である。
電解液としては、適用する薬剤等の条件に応じて適宜所望のものが使用できるが、電極反応により生体の皮膚に障害を与えるものは回避すべきである。本発明において好適な電解液としては、生体の代謝回路において存在する有機酸やその塩は無害性という観点から好ましい。たとえば、乳酸、フマル酸等が好ましく、具体的には、1Mの乳酸と1Mのフマル酸ナトリウムの1:1比率の水溶液が好ましい。このような電解液は、水に対する溶解度が高く、電流をよく通すものであり、定電流で電流を流した場合、電気抵抗が低く電源装置におけるpHの変化も比較的小さいため好ましい。
また、電極構造体に使用されるイオン交換膜としては、カチオン交換膜とアニオン交換膜を併用することが好ましい。さらに、薬液保持部は、イオン性薬剤を含浸保持する薄膜体により構成される。このような薄膜体としては、イオン性薬剤を含浸し保持する能力が充分であり、所定の電場条件のもとで含浸保持したイオン性薬剤を皮膚側へ移行させる能力(イオン伝達性、イオン導電性)の能力が充分であることが重要である。良好な含浸保持特性と良好なイオン伝達性の双方を具備する材料としては、アクリル系樹脂のヒドロゲル体(アクリルヒドロゲル膜)、セグメント化ポリウレタン系ゲル膜、あるいはゲル状固体電解質形成用のイオン導電性多孔質シート等を挙げることができる。
また、複数の電極構造体を一つのパッケージに集合させ、薬剤投与手段を一体的に構成する場合、パッケージに用いられる材料は、イオン性薬剤の投与に影響を与えない限り特に限定されないが、例えば、医療機器用ポリオレフィン等が挙げられる。
上述したような各構成材料の詳細については、本出願人に係る前記特許文献7に記載されており、本発明はこの文献に記載された内容を含めるものとする。
1 イオントフォレーシス装置
2 薬剤投与手段
21,22,23 第1電極構造体
24,25 第2電極構造体
211,241,241’ 電極
212,242,242’ 電解液保持部
213,215,243,243’,245 イオン交換膜
214 薬液保持部
244 電解液保持部(薬液保持部)
3 電流制御手段
4 電源装置
51,52,53,54,55,56,57 電線
6 皮膚
7 パッケージ
81,82,83,84,85 トランジスタ
91,92,93,94,95 負荷抵抗
101,102,103,104,105 電流検出回路
11 A/Dコンバーター
12 CPU
13 D/Aコンバーター
14 生体
2 薬剤投与手段
21,22,23 第1電極構造体
24,25 第2電極構造体
211,241,241’ 電極
212,242,242’ 電解液保持部
213,215,243,243’,245 イオン交換膜
214 薬液保持部
244 電解液保持部(薬液保持部)
3 電流制御手段
4 電源装置
51,52,53,54,55,56,57 電線
6 皮膚
7 パッケージ
81,82,83,84,85 トランジスタ
91,92,93,94,95 負荷抵抗
101,102,103,104,105 電流検出回路
11 A/Dコンバーター
12 CPU
13 D/Aコンバーター
14 生体
Claims (9)
- 電源装置と、該電源装置に接続され、かつイオン性薬剤を保持する2以上の電極構造体を少なくとも含んでなる薬剤投与手段と、前記電極構造体へ流れる電流を個別に制御するための電流制御手段とを備え、
前記電流制御手段から流れる電流に応じて、前記電極構造体から各々、所定の時期に所定の量のイオン性薬剤を放出して生体へ経皮的に投与するようにしたことを特徴とする、イオントフォレーシス装置。 - 前記薬剤投与手段が、イオン性薬剤を保持する2以上の第1電極構造体と、該第1電極構造体の対電極としての、イオン性薬剤を保持しない1以上の第2電極構造体とを含んでなる、請求項1に記載のイオントフォレーシス装置。
- 前記第1電極構造体が、該第1電極構造体中のイオン性薬剤の薬剤成分と同種の極性の電源装置に接続された電極と、該電極に隣接して配置された電解液を含浸保持する電解液保持部と、該電解液保持部に隣接して配置されたイオン性薬剤の帯電イオンと反対の極性のイオンを選択するイオン交換膜と、該イオン交換膜に隣接して配置されたイオン性薬剤を含浸保持する薬液保持部と、該薬液保持部に隣接して配置された、前記イオン性薬剤の帯電イオンと同種のイオンを選択するイオン交換膜とからなり、
前記第2電極構造体が、前記第1電極構造体における電極と反対の極性の電極と、該電極に隣接して配置された電解液を含浸保持する電解液保持部と、該電解液保持部に隣接して配置された、前記第1電極構造体中のイオン性薬剤の帯電イオンと反対の極性のイオンを選択するイオン交換膜とからなる、請求項2に記載のイオントフォレーシス装置。 - 前記第2電極構造体が、前記第1電極構造体における電極と反対の極性の電極と、該電極に隣接して配置された電解液を含浸保持する電解液保持部と、該電解液保持部に隣接して配置された、前記第1電極構造体中のイオン性薬剤の帯電イオンと同種のイオンを選択するイオン交換膜と、該イオン交換膜に隣接して配置された電解液を含浸保持する電解液保持部と、該電解液保持部に隣接して配置された、前記第1電極構造体中のイオン性薬剤の帯電イオンと反対の極性のイオンを選択するイオン交換膜とからなる、請求項3に記載のイオントフォレーシス装置。
- 前記薬剤投与手段が、イオン性薬剤を保持する1以上の第1電極構造体と、該第1電極構造体の対電極としての、イオン性薬剤を保持する1以上の第2電極構造体とを含んでなる、請求項1に記載のイオントフォレーシス装置。
- 前記第1電極構造体が、該第1電極構造体中のイオン性薬剤の薬剤成分と同種の極性の電源装置に接続された電極と、該電極に隣接して配置された電解液を含浸保持する電解液保持部と、該電解液保持部に隣接して配置された、第1電極構造体中のイオン性薬剤の帯電イオンと反対のイオンを選択するイオン交換膜と、該イオン交換膜に隣接して配置されたイオン性薬剤を含浸保持する薬液保持部と、該薬液保持部に隣接して配置された、第1電極構造体中のイオン性薬剤の帯電イオンと同種のイオンを選択するイオン交換膜とからなり、かつ
前記第2電極構造体が、前記第1電極構造体の電極と反対の極性の電極と、該電極に隣接して配置された電解液を含浸保持する電解液保持部と、該電解液保持部に隣接して配置された、前記第2電極構造体中のイオン性薬剤の帯電イオンと反対のイオンを選択するイオン交換膜と、該イオン交換膜に隣接して配置されたイオン性薬剤を含浸保持する薬液保持部と、該薬液保持部に隣接して配置された、前記第2電極構造体中のイオン性薬剤の帯電イオンと同種のイオンを選択するイオン交換膜とからなる、請求項5に記載のイオントフォレーシス装置。 - 前記薬剤投与手段が、一体的に構成されていることを特徴とする、請求項1に記載のイオントフォレーシス装置。
- 前記電流制御手段が、前記電極構造体と前記電源装置との間に設けられた負荷抵抗と、該負荷抵抗に流れる電流を検出する電流検出部と、該電流検出部からの出力に応じて、前記電極構造体に制御された電流を流すフィードバック制御部とを備えたことを特徴とする、請求項1に記載のイオントフォレーシス装置。
- 請求項1に記載のイオントフォレーシス装置の作動方法であって、
前記薬剤投与手段を、生体の皮膚表面に配置し、
前記電源装置によって通電し、
前記電流制御手段によって、前記電極構造体へ流れる電流を個別に制御し、該制御された電流を前記電極構造体へ流し、
前記電極構造体から各々、所定の時期に所定の量のイオン性薬剤を放出させること
を少なくとも含んでなる、方法。
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