JP2009509133A - 電磁放射線の選択的吸収のための格子,及びその製造方法 - Google Patents

電磁放射線の選択的吸収のための格子,及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

例えばCT又はNM(核医療診断)の画像化で用いられている,電磁放射線2,3を選択的に吸収するための格子1は,電磁放射線2,3を基本的には透過させる硬い発泡材のブロック4と,第1のセットの放射線吸収性ラメラ材5と,第2のセットの放射線吸収性ラメラ材6とを有し,第1のセット及び第2のセットのラメラ材は発泡性のブロック中に,放射線の透過方向Tが規定出来るように配置されていて,第1のセットのラメラ材及び第2のセットのラメラ材は,互いの端部同士が前記透過方向T に配置されている。斯様な格子の配列はキャリア材の使用に起因して硬く,精度良く製造することが出来,更に物理的に交差しているラメラ材を必要とせずに,2次元の格子を製造することが出来る。

Description

電磁放射線を選択的に吸収する格子は,コンピュータ断層撮影(CT)スキャナでの使用又は核医療診断イメージ装置(ガンマ線カメラ,SPECT,PET)での使用が特に知られている。斯様な格子は,電磁放射線(例えば,X-線,ガンマ線,電子線,アルファ線等々)の透過方向が規定されるよう配向された,放射線を吸収するラメラ材を持っている。格子に当たる,透過方向とは異なる伝播方向を持つ放射線の大部分は,格子によって吸収される。この吸収効率は,格子の高さ,ラメラ材間の距離,ラメラ材の厚さ等々のような幾何学的なパラメータに依存し,放射線のエネルギ及びラメラ材の材質のような他のパラメータに依存する。透過方向に伝播する放射線は,基本的に全てが透過される(吸収性ラメラ材の幾何学的な充填係数に起因して,一定の割合が吸収される)。
CTスキャナでは,この放射線はX-線管で生成される。格子は,放射線を受ける対象物と,対象物が相互作用を受けた後の放射線を検知する検知器との間に一般的に配置される。X-線管の焦点から発射された放射線(原放射線)は透過され,放射線を受けた対象物中で方向を変化させる散乱現象を被った放射線(散乱放射線)は吸収されるように,この吸収性のあるラメラ材は配向(収束)されている。
可能な限り精度良く,効率の良い斯様な格子を製造することが本発明の目的である。高効率のために,高いアスペクト比‐ラメラ材の厚さに対する透過方向のラメラ材の高さの大きな比率‐が必要とされる。高アスペクト比を持つラメラ材は,例えばCTスキャナの回転部に用いられた場合,同材上に働く力に起因して振動する傾向がある。CT内では格子は通常,検知器の検知素子との間で精密に位置合わせされているので,振動は,校正することが不可能な格子の性能の変化を招く。ラメラ材が振動した場合,所与の検知素子によって測定されたX-線の一部は,例えば干渉効果によって変動し,CTイメージは振動によるアーチファクトを示すであろう。放射線用格子に対しては,振動に対するラメラ材の傾性を減じることが,これゆえ目的である。
米国特許公報US 6,744,852 B2は,ラメラ材間に在り,放射線が基本的に透過するキャリア材‐特にポリメタアクリルイミドの高抵抗の発泡材‐を提案している。米国特許公報US 6,744,852 B2は,ラメラ材が挿入されるキャリア材の大きなブロック中にスリットを形成することを提案している。斯様な格子では,ラメラ材がスリット中で引っ掛かり,曲げられ,折られる傾向があるので,高アスペクト比を持つラメラ材ではスリットの間にラメラ材を挿入するステップが面倒になる。斯様な格子のもう一つの欠点は,精度良く製造された2次元の格子を形成するためには,ラメラ材を物理的に交差させる必要がある点である。物理的な交差はラメラ材中へスリットを鋸引きする必要が一般にあり,ラメラ材は通常強い金属で作られているので,かなり問題の有る製造ステップである。
これゆえ,既知の格子及び既知の製造方法に対して改善された格子を提供し,斯様な格子の製造方法を提供することが本発明の目的である。
本発明の目的は,硬い発泡材のブロックを有する電磁放射線を選択的に吸収する格子によって達成される。この発泡材は,電磁放射線を基本的に透過させる第1のセットの放射線吸収ラメラ材と第2のセットの放射線吸収ラメラ材とを有し,この第1のセット及び第2のセットのラメラ材は放射線の透過方向が規定出来るよう発泡材のブロック中へ配置され,第1のセットのラメラ材及び第2のセットのラメラ材は,互いの端部同士が透過方向に配置されている。斯様な格子において,ブロックのキャリア材が当該格子の外側寸法を規定しているのは長所であり,及び第1のセット及び第2のセットのラメラ材が,この格子中に当該外側寸法を参照して配置され得るのは長所であり,キャリア材によってラメラ材が固定されている,安定した高精度な格子が形成される。キャリア材そのものは電磁放射線を基本的には透過するので,格子の性能はキャリア材の吸収性によって劣化することはなく,ラメラ材の吸収効率によってのみ基本的には決定されることが出来る。一般に,ラメラ材は,例えばモリブデン,タングステン,又は鉛のような高Z-金属で作られ,ここでZは原子番号である。吸収されるべき電磁放射線のエネルギによっては,ラメラ材は例えば銅又は鉄のような低Z-金属にても作られることが出来る。シート状の金属又は同様のもので作られる代わりに,ラメラ材はプラスチックの射出成型プロセスにても製造されることが出来,ここでは金属粉がプラスチックに混合されている。
本発明による格子の他の実施例においては,第1のセットのラメラ材は,格子の入口側から発泡材へと延在された(例えばスリットのような)空隙中に配置されている。例えば丸鋸若しくは糸鋸を用いる鋸引きによって,又は何らかの他の適切な加工プロセスによって,斯様な空隙は形成されることが出来る。第2のセットのラメラ材は,格子の出口側から発泡材中へと延在する空隙中に配置されている。このとき,この空隙を加工するのは簡単であり,両者はお互いに独立しているので,例え集束型の格子であったとしても,この空隙中にラメラ材を配置することは簡単である。これらの空隙は,異なる寸法のラメラ材に対応するために,異なる寸法もまた持つことが出来,これは同空隙が,例えば(透過方向に測定された)異なる深さの値及び/又は異なる厚さの値を持つことも可能である。
本発明の一つの実施例においては,第1のセットのラメラ材は,第2のセットのラメラ材に対して十字形になるように配置される。従って,ラメラ材の物理的な交差を必要とせずに,2次元構造が形成される。発泡材はラメラ材のキャリアとして働くので,キャリア材の両側にラメラ材を固定することに関しては何の問題も生じない。また,複数の比較的小さな幾つかの格子を(湾曲した)マトリクス配列で位置することが出来,各々の小さな格子はそれ自体安定しているので,大きな寸法の検知器を覆っている大きな格子が形成されることが出来る。
本発明の一つの実施例では,ラメラ材は空隙へ接着することが出来る。締め付けるのに対して,接着はラメラ材を強固に固定し,回転しているガントリでの動作中でさえラメラ材がゆるむことはない。
本発明の別の実施例では,ラメラ材はお互いに平行に配置される。これは,格子に斜めに作用する全ての放射線を,選択的に吸収出来る。
本発明の更に別の実施例においては,第1のセットのラメラ材は,第2のセットのラメラ材と並んでいる。高いアスペクト比の格子を製造するため長いラメラ材を発泡材に挿入する代わりに,大体1/2の短いラメラ材が挿入される必要があるに過ぎず,これは挿入プロセスでのラメラ材の,曲がりや折れに付随する問題を減じる。異なる寸法のラメラ材を使うこともまた予想され,例えば,第1のセットのラメラ材は第2のセットのラメラ材より透過方向により長いことが可能であり,及び/又は第2のセットのラメラ材の厚さが第1のセットのラメラ材より厚いことも可能である。
本発明は他に,本発明による格子を有する,電磁放射線を検知するための検知器装置に関する。本発明は更にまた,本発明による格子を有する医療用画像装置にも関する。
本発明の目的は,電磁放射線を選択的に吸収する格子を製造する方法によっても達成され,当該方法は,
― 電磁放射線を基本的に透過する硬い発泡材のブロックを提供するステップと,
― 第1のセットの空隙が放射線の透過方向に延在出来るように発泡材のブロック中に第1のセットの空隙を形成するステップと,
― 第1のセットの空隙及び第2のセットの空隙が,互いの端部同士が透過方向に配置されることが出来るように,発泡材のブロック中に第2のセットの空隙を形成するステップと,
― 第1のセットの放射線吸収性ラメル材を第1のセットの空隙内に配置し,第2のセットの放射線吸収性ラメル材を第2のセットの空隙内に配置するステップとを含む。
図面を参照しながら様々な実施例を説明することにより,本発明は以下で更に明らかにされる。
コンピュータ断層撮影(CT)スキャナ若しくは単光子放出コンピュータ断層撮影装置(SPECT),又は例えばX-線回折分析装置とかの分析機器のような例えば医療用イメージ装置中で,放射線吸収格子は広く使われている。これらの装置において,透過方向とは異なる,格子に当たる伝播方向を持つ放射線量子を吸収するために(局所的に変化が必要とされる場所に),放射線吸収格子が使われている。このことを達成するために,当該格子は(必要に応じ局所的に変化する)透過方向に合わせて配向された放射線-吸収性ラメラ材を有する。従って,ラメラ材の間に伝送路が形成されている。
ある一般的な実施例においては,ラメラ材はお互いに平行に配向されていて,格子全体の延在にわたって一定な透過方向となる(図6及び図6に関連している説明を参照)。別の一般的な実施例においては,ラメラ材は集束されるよう配向され,局所的に異なる透過方向が焦点で交差する(図7及び図7に関連している説明を参照)。後者の配置は例えばCT中で使われていて,ラメラ材はX-線源の焦点に集束されている。
CTでは,照射対象物を横断する放射線を測定する検知器の前に,当該格子が位置している。これゆえ,走査プロセスが量子の伝播方向を不十分ではないくらいに変化させた場合,照射対象物内で散乱されたX-線の量子は,集束されたラメラ材によって大部分は吸収される。照射対象物の体積が大きくなればなるほど,散乱された放射線量と,散乱されなかった原放射線量との間の比は,より高くなる。この照射対象物の体積は,対象物の寸法と共に増し,またX-線ビームのコーン幅と共に増す。
ラメラ材の一般的な寸法は,特定のアプリケーションに依存する。医療のアプリケーションではラメラ材の寸法は,一般には以下の範囲となる:(透過方向と直交する向きに測定された)厚さは,d = 10μm‐500μmで(透過方向に測定された)高さは,h = 1mm‐50mm。ラメラ材の長さはアプリケーションに依存し,X-線用格子に関する限りl = 400mmが可能である。
ラメラ材の材質は,吸収されねばならない放射線のエネルギに依存する。例えばマンモグラフィに用いられている低エネルギの放射線では,放射線量子は約20keVの平均エネルギを持ち,例えば銅又は鉄の放射線吸収係数をもってすれば10μm‐50μmの厚さのラメラ材でさえ十分である。(例えばX-線では平均エネルギは一般に約75keVで,CTでは平均エネルギは一般に約100keV‐140keVである)より高い平均放射線エネルギに対して,ラメラ材は例えばモリブデン,タングステン,又は鉛のような,より強い吸収性を示す金属から選ばれる。
X-線で使われている格子は鉛のラメラ材で作られ,例えばd = 30μmという厚さと,h = 2mmという高さと,l = 30cmという長さを例示的に持っている。斯様な格子を安定化させるために,伝送路は伝送路材,例えばアルミニウム又は紙で満たされている。この伝送路材は,高い格子効率を達成するために可能な限り放射線を吸収しないように選ばれる。CTにおいては,ラメラ材の例示的な寸法はd = 100μm,h = 20mm,及びl = 30mmである。これらのラメラ材は,ラメラ材の側面で固定され,伝送路の材料は空気である。SPECT用には,1次元のラメラ材の配置の代わりに2次元構造が用いられる。SPECT用の例示的な寸法は,例えば全格子の寸法40×40cm2にわたってd = 500μmでh = 40mmである。SPECT用の格子は鉛の鋳造プロセスを用いて通常は製造される。一般に,2次元構造は六角形の伝送路によって構成され,各ラメラ材は,数mmに過ぎない長さを持っている。
CT又はX-線のようなアプリケーション用の2次元格子に対するニーズは非常に大きい。CT用では,増大するX-線のビームコーンの寸法が,このニーズの誘因となった。過去数年,このコーン寸法は検知器レベルで約2cmの最大値から,検知器レベルで約10cmへと拡がった。検知器レベルで40cmというコーンは,単一円走査で全心臓スキャン又は全肝臓スキャンを実行するのに十分な大きさであろう。上で説明されたように,斯様なコーンの寸法の増大は,散乱された放射線量と伝送された(又は原)放射線量との間の比(S/P比)の増加を招く。ラメラ材が1次元で配置されている標準の直線格子では,斯様なS/P比の増大に立ち向かうことは出来ない。高いS/P比はCT画像中にアーチファクトを招き,イメージ・ノイズもまた増加する。
以下に,本発明による格子の様々な例示的な製造方法及び実施例が説明されている。本発明による格子は,製造の易しさ,精度,高い効率,及び安定性を組み合わせている。本発明による格子は,平行又は集束型のもので,これらの格子は,1次元又は2次元の格子であることが可能である。
図1は側面図中に,本発明による格子を作るための例示的な製造方法の第1のステップを示している。硬い発泡材のブロック4が基板10に,例えばホットワックスによって固定されている。これは,発泡材のブロック4を基板10へ固定して接続することを可能にし,この基板10に対して発泡材のブロック4を動かすことなく,発泡材のブロック4の更なる機械加工を可能にしている。これゆえ,この基板10は,発泡材のブロック4の精密な構造のための基準座標系を規定している。示されている例示的な製造方法では,この基板10は開口部10'を持っている(平面図中に,この開口部10'を描いている図5を参照)。示されている実施例において,この開口部10'はU-字形をしており(これにより基板10はC-字形になる),この開口部は,この基板に接続されている発泡材のブロック4の側面にアクセスすることを可能にしている。一般的な発泡材はROHACELL@というポリメタアクリルイミド(PMI)の硬い発泡材であるが,しかし他の同様な機械的硬さの硬く軽量な発泡材も同じように使うことが出来る。ROHACELL@はまた,適切な温度特性も持っており,高いX-線量下でも劣化することはない。
図2には,本発明による格子の例示的な製造方法の第2のステップが示されている。この製造プロセスが示された段階で,例えば削り出し若しくは鋸引き又は何らかの適切な方法によって発泡材のブロックの外形は既に規定されていた。削り出し工具又は鋸は,この基板10に対して精度良く位置決めされることが出来るので(工具もまた固定されることが出来,又は校正手段によって少なくとも精度良く基準とされることが出来る骨格構造へ基板10を精度良く固定するための貫通穴12を描いている図5を参照),発泡材の外形は基板10の座標系中で精度良く規定されている。ここで,ホットワックスを用いて基板10へ固定された発泡材のブロックの一部4'は,格子が製造された後に‐例えば単純に同部分を取り除くことによって,役目を終える。この事は,最終の格子には,発泡材よりも強く放射線を吸収するホットワックスの付着がないことを保証する。図2には,第1のセットの空隙7(本実施例中のスリット)が発泡材のブロック4中に形成されたことも示されている。この第1のセットの空隙7を鋸引きするための丸鋸11が概観的に示されている。発泡材のブロック4の外形は基準系の座標内で作られてきたので,この空隙もまた,発泡材のブロック4の外形を精密に基準にして形成されている。これゆえ,発泡材のブロックの外形は,他の構造と最終の格子の精密な位置合わせのために用いることが出来,ラメラ材が検知器の画素の使われていない境界領域に合わせるような態様で,この格子に画素化された検知器を特に合わせる為に用いることが出来る。これはこの開示された方法の大きな長所である。
発泡材料に空隙7を垂直に鋸引きすることに対して,図2の破線で示されているように,空隙7を水平に鋸引きすることもまた可能である。
図3に,本発明による格子を作るための例示的な製造方法の第3のステップが示されている。この段階で,鋸が発泡材に第2のセットの空隙8を鋸引きするために発泡材の他の側にアクセス出来るよう,基板10は{骨格構造から}取り外され,垂直に回転されて,(精度の良い固定の為に,図5に描かれている貫通穴12を用いて)骨格構造へと再度固定される。上述したように,空隙7が水平に鋸引きされた場合,基板10は水平方向に回転され,第2のセットの空隙8も水平方向へ鋸引きされる。鋸が基板10の厚さを考慮する必要が無く,発泡材のブロック4の外形に起因する何らかの追加のスペースを考慮する必要がないので,水平の鋸引きはより小さな直径を持つ丸鋸11が使えるという長所を持っている。丸鋸11の直径が小さければ小さいほど,より精度の高い空隙7,8が鋸引きされることが出来る。丸鋸11の代わりに,例えば糸鋸のような当業者に知られた他の手段を使うことも可能である。
図4に,本発明による格子を製造するための例示的な製造方法の第4のステップが示されている。この段階では,第1のセットの放射線吸収ラメラ材5が,第1のセットの空隙7に配置されている。好都合なことに,このラメラ材は空隙中に接着剤,例えばエポキシレジンを用いて固定されている。ドイツ,Waldbronnに在るPolytec PT GmbH ポリマー技術社のEPO-TEC 301のような光学アプリケーションのためのエポキシレジンは,高い量のイオン化されている放射線下で安定であり,モリブデンやROHASCELL@を接着できる要件を満たしている。この接着は,例えば最初にラメラ材を空隙へと滑り込ませ,次に適量の低粘度の接着剤を当該空隙に点滴することによって行われた。許容誤差に起因して,空隙の厚さがラメラ材の厚さよりいくらか大きいことが必要であるので,低粘度の接着剤は残っているスペースへ流れ込み,硬化後はラメラ材を空隙中に固定する。このステップの別の実施例においては,ラメラ材は接着剤を印刷してコーティングした状態で提供され,その後空隙中へ滑り込ませる。当業者には明らかな,他の可能性もまた有り得る。
図5は,図4に示された段階での格子の平面図を示す。基板10は,発泡材のブロック4が載せられた開口部10'を持っている。上述したように,発泡材のブロックの外形が形成された後も残っている発泡材のブロックの一部4'は,例えばホットワックスによって当該基板へ固定されている。第1のセットの放射線吸収性のラメラ材5のうち,7枚のラメラ材が既にスリット中に接着されていて,第1のセットの空隙7のうち,2箇所の何も取り付けられていない空隙が残っている。基板10は,同基板10の骨格構造(図示されず)への精度の良い接続のための貫通穴12を持っている。削り出し工具,鋸等々の工具もまた,当該骨格構造へ固定されることが可能,又は校正手段によって当該骨格構造に対して基準を取ることが可能である。これは,骨格構造によって規定された基準座標系中で,発泡材のブロックを精度良く成形することを可能にする。貫通穴12を介して,骨格構造へ基板10を精度良く接続することによって,当該基板10は垂直若しくは水平に回転させることが出来,又は発泡材のブロック4の精度の良い基準を保ったまま骨格構造上の他の場所へと平行移動させることが出来る。これは,(第1の位置に対して回転されたか,又は平行移動された)第2の位置に在るもう一つの空隙と同様の精度で,(発泡材のブロック4の外形を基準にして)第1の位置に在る基板10を持つ発泡材のブロック中に(この実施例において,空隙はスリットとして加工されている)空隙が,鋸引きされることが出来ることを意味する。これは,基板10,貫通穴12及び骨格構造中の何らかの位置決めピン又は同等のものを,高い精度で製造することのみを必要とする。基板及び骨格構造材としてアルミニウムを用い,今日のCAD/CAM装置を利用することで,発泡材のブロック及びスリットの約±10μmの全体精度が得られる。
図6は,本発明の一つの実施例による格子1の側面図を示している。発泡材のブロック4の断面は長方形をしている。格子1の入口側Eは,開いた状態で放射線源に向いている。第1のセットの放射線吸収ラメラ材5は,発泡材のブロック4の中の,入口側Eから中心線Cに近い発泡材のブロックに向かって延在している空隙中に配置されている。第1のセットのラメラ材5は,お互いに平行で,入口Eに対して直交するように配置されている。図6においては,第1のセットのラメラ材5は,入口側Eと同一平面に在ることが示されている。本発明の他の実施例においては,当該ラメラ材は入口側Eの外に突き出すことも勿論可能である。第2のセットのラメラ材6は,発泡材のブロックの出口側Xから,中心線Cに近い発泡材のブロックに向かって延在している第2のセットの空隙中に配置されている。図示されている実施例においては,第2のセットのラメラ材6は,第1のセットのラメラ材5と位置が合わされており,第1 2のセットのラメラ材は,第1のセットのラメラ材の延長されたものとして基本的に動作する。中心線Cの周囲のラメラ材間のギャップは,格子の全体の効果を考慮すると無視することが出来る。斯様な格子において,ラメラ材は有効なラメラ材の意図した高さの全てが空隙中に挿入される必要なく,有効なラメラ材の高さの約半分しか必要としないことが明白である。これは当該ラメラ材の曲げや折れに付随する問題を減じる。当該ラメラ材の配置構造によって,透過方向Tが規定される。ラメラ材はお互いに平行に配置されているので,この透過方向Tは当該格子の延在を通じて一定である。透過方向Tと同一の伝播方向を持っている,当該格子に当たる電磁放射線の量子2は,吸収されることなく当該格子を通過してゆく。ラメラ材の上面に当たる量子のみが吸収され,この割合はラメラ材の幾何学的な充填係数によって与えられる。例えば,ラメラ材がd = 100μmの厚さを持ち,中心間距離が1mmである場合,当該ラメラ材の幾何学的な充填係数は10%である。透過方向Tとは,かなり異なる伝播方向を持つ量子3は,高い確率で吸収されることであろう。吸収される確率は,幾何学的寸法,ラメラ材の材質,量子のエネルギ及び量子の伝播方向に依存する。図6で示されているラメラ材の配置構造の代わりに,第2のセットのラメラ材6を,第1のセットのラメラ材5の二つのラメラ材の間の中央に位置させることも出来る。上記の配置は,伝送路間のキャリア材の厚さはラメラ材の実効距離の約2倍に等しいまま,ラメラ材の高い密度を持つ格子の製造を可能にする。製造中にキャリア材を損壊するリスクは,従って強力に減じられる。
図7に,本発明による格子の,別の実施例の側面図が示されている。図7に示されている格子は図6に示された格子とは異なり,第1のセット及び第2のセットのラメラ材5,6は集束されるよう配向されている。これは図7に示されている二つの透過方向Tから理解できるように,格子1の延在にわたって透過方向が異なることになる。ラメラ材が(例えばX-線源のような)放射線源の焦点,又はホットスポットに集束される場合,原放射線は基本的に吸収されることなく,当該格子を通過するであろう。対象物(図示されず)中で散乱された,伝播方向が変えられた放射線量子は,格子中で吸収されることであろう。
図8に,本発明による格子の他の実施例が示されている。図8では,第1のセットの空隙7は集束するように形成されており,第2のセットの空隙8も同様に集束するように形成されているが,しかし第2のセットの空隙は第1のセットの空隙に対して直交するように配置されている,発泡材のブロック4の斜視図が示されている。当該空隙中へのラメラ材の挿入後,斯様な構成は2次元格子の構成となり,第1のセット及び第2のセットのラメラ材は,透過方向で見ると個別の伝送路を形成している。核医療診断装置で使われている,例えば鋳造された鉛の格子と比較すると,斯様な2次元格子では少なくとも2倍の高さが必要とされるにも拘わらず,本発明による格子のこの実施例は,ラメラ材が物理的に交差される必要がないので,ラメラ材が網目状になるという問題を克服する。発泡材はラメラ材を安定させる。当該格子は,大きな格子の一つのモジュールとして捉えられることが出来,マトリクス状に置かれている複数の格子モジュールによって広い範囲が網羅されることが出来る。
図9は,ラメラ材が空隙中へ挿入された後の,図8の格子のラメラ材の平面図を示す。得られた2次元格子の構造をより良く示すために,明確にする目的で,第1のセットのラメラ材は第2のセットのラメラ材と同等に示されている。本発明によるこの2次元格子は,第2のセットのラメラ材を挿入するために,第1のセットのラメラ材を鋸で切断する必要なく得られる。従って例えば鋸で切断されたときにラメラ材がぼろぼろになるリスクがない。
図10には,(例えばガンマ線カメラ,又はSPECTスキャナのような)核医療診断(NM)画像装置の概観的な描写が与えられている。NM装置の主たる特徴は(例えば患者又は動物のような)対象物20から発射された放射線を検知するための検知器装置Dにある。この検知器装置は,電磁放射線を検知するための検知器30及び電磁放射線の選択的な吸収のための少なくとも一つの格子1から構成されている。例えば当該検知器装置が組込まれているガントリのようなNM装置の他の特徴は図10には示されていない。NM画像では対象物は,放射性同位元素,一般にはガンマ線放出体,又は陽電子放射体(これは陽電子の消滅後に2個の放出された量子になる)の注射を受ける。放射性同位元素は,特に特定のタイプの組織,例えば心臓組織又は癌組織に付着している分子に一般には付着する。図10では,放射線を照射している領域21が示されている。その次に,興味深いのは,この放射線でラベル付けされた分子が属する領域を示す人体のイメージを得ることである。この目的のために,図10に示されている平行格子1が必要とされる。平行格子1は,放射線が照射された領域21がはっきりした領域としてイメージされる対象物20の平面画像を得ることが出来る。格子の透過方向にある放射線照射領域から発射された放射線は基本的には(実線で示されているように)透過され,格子に当たる傾いた角度の照射は(破線で示されているように)吸収される。示された例示的な実施例においては,検知器装置Dは四つの格子1を備えているが,しかし,検知器装置は検知器30を通して一つの格子,又は例えば4x4のマトリクス状に配置された16個の格子を持つことも出来る。
図11には,CT装置の概観的な描写が与えられている。当該CT装置は検知器30を持つ検知器装置D及び集束型の格子1を有する。別の実施例においては,この検知器装置は湾曲した検知器と同検知器の上面に取り付けられた幾つかの集束型の格子とを持つ。これらの格子は,放射線源40の焦点に集束されている。この態様は,対象物20中を散乱した放射線(破線で図示)を吸収し,原放射線(実線で図示)を透過させる。故に,CTの検知器は焦点と各検知素子との間の線に沿った減衰特性の像を取得する。より高い減衰特性を持つ,密度の高い対象物の領域22は,対象物の低い吸収性の領域である他の領域よりも,より強い吸収となるであろう。
本発明によって格子を製造する例示的な方法の第1のステップ,即ち後続の加工処理のために硬い発泡材のブロックを供するステップにおける格子の側面図を示す。 本発明によって格子を製造する例示的な方法の第2のステップ,即ち発泡材のブロック中に第1のセットの空隙を形成するステップにおける格子の側面図を示す。 本発明によって格子を製造する例示的な方法の第3のステップ,即ち発泡材のブロック中に第2のセットの空隙を形成するステップにおける格子の側面図を示す。 本発明によって格子を製造する例示的な方法の第4のステップ,即ち第1のセットの空隙中に第1のセットの放射線吸収性のラメラ材を配置するステップにおける格子の側面図を示す。 図4に描かれた側面図に示されている状態の平面図を示す。 第1のセットの放射線吸収性のラメラ材及び第2のセットの放射線吸収性のラメラ材が平行に,お互いに位置合わせされて配置されている,本発明の実施例による格子の側面図を示す。 第1のセットの放射線吸収性のラメラ材及び第2のセットの放射線吸収性のラメラ材が集束されるように,お互いに位置合わせされて配置されている,本発明の別の実施例による格子の側面図を示す。 第1のセット及び第2のセットの空隙が集束されるように形成され,及びお互いに交差するように配置されている発泡材のブロックの斜視図を示す。 明確にする目的で第1のセット及び第2のセットのラメラ材が描かれている,2次元で作られた本発明による格子の平面図を示す。 四つの格子を持つ検知器を備えた(例えばSPECTスキャナのような)核医療イメージ装置の外観的な描写を示す。 集束型の格子を持つ検知器及びX-線源を持つCT装置の概観的な描写を示す。

Claims (10)

  1. 電磁放射線を基本的には透過させる硬い発泡材のブロックと,
    第1のセットの放射線吸収性を持つラメラ材と,
    第2のセットの放射線吸収性を持つラメラ材とを有し,
    放射線の透過方向が規定されるように前記第1のセット及び前記第2のセットのラメラ材が前記発泡材のブロック中に配置され,前記第1のセットのラメラ材及び前記第2のセットのラメラ材が,互いの端部同士が透過方向に配置されている,電磁放射線を選択的に吸収するための格子。
  2. 前記第1のセットのラメラ材は,前記発泡材のブロックの放射線の入口側から前記発泡材へと延在する第1のセットの空隙中に配置され,前記第2のセットのラメラ材は,前記発泡材のブロックの放射線の出口側から前記発泡材へと延在する第2のセットの空隙中に配置される,請求項1に記載の格子。
  3. 前記第1のセットのラメラ材が,前記第2のセットのラメラ材に対して十字形で配置されている,請求項1又は請求項2に記載の格子。
  4. 前記第1のセットのラメラ材及び前記第2のセットのラメラ材が,接着剤,特に電磁放射線に耐久性の有る接着剤によって,前記発泡材へ固定されている,請求項1ないし3のいずれか一項に記載の格子。
  5. 前記第1のセットのラメラ材が,お互いに平行に配置されている,請求項1ないし4のいずれか一項に記載の格子。
  6. 前記第2のセットのラメラ材が,前記第1のセットのラメラ材と位置を合わせて配置されている,請求項1ないし5のいずれか一項に記載の格子。
  7. 請求項1ないし6のいずれか一項に記載の格子を持つ,電磁放射線を検知するための検知器装置。
  8. 請求項7に記載の検知装置を持つ,医療用画像装置。
  9. 電磁放射線を基本的には透過させる,硬い発泡材のブロックを提供するステップと,
    放射線の透過方向に前記第1の空隙が延在するように,前記発泡材のブロック中に第1のセットの空隙を形成するステップと,
    前記第1のセットの空隙及び前記第2のセットの空隙が,互いの端部同士を透過方向に配置することが出来るよう,前記発泡材のブロック中に第2のセットの空隙を形成するステップと,
    前記第1のセットの空隙中に第1のセットの放射線吸収性のラメラ材を配置し,前記第2のセットの空隙中に第2のセットの放射線吸収性のラメラ材を配置するステップとを含む,電磁放射線を選択的に吸収するための格子を製造する方法。
  10. 前記第1のセットの空隙が前記発泡材のブロックの入口側から前記発泡材中へと形成され,前記第2のセットの空隙が前記発泡材のブロックの出口側から前記発泡材中へと形成される,請求項9に記載の方法。
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