JP2009504259A - 医療器具の乾熱滅菌方法及びその装置 - Google Patents

医療器具の乾熱滅菌方法及びその装置 Download PDF

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Abstract

熱滅菌装置は、所定の加熱及び冷却プロファイルを使用することにより、短縮された滅菌時間にわたり所定の温度で滅菌チャンバ中に保持された負荷物を滅菌する。滅菌装置は、制御装置に接続され滅菌チャンバ内部の温度を検出する温度センサを含み、制御装置は、温度センサの出力を監視し、所定の加熱プロファイル、所定の温度、または所定の冷却プロファイルにしたがって滅菌チャンバ内部の温度を維持するようにさらに適合されている。制御装置は、所定の加熱プロファイル、所定の温度、または所定の冷却プロファイルにしたがって滅菌チャンバ内部の温度を維持できなかった場合、エラー状態を指定するようにさらに適合される。

Description

本発明は、乾熱滅菌(hot-air sterilization)に関し、特に、滅菌サイクル時間を短縮する、強制冷却を備えた内蔵型の乾熱滅菌器に関する。
小さな歯科診療所及び/または矯正歯科診療所のようなある種の診療所は、多くの患者の治療にあたり一日の間に多くの器具が供給される必要がある。そのような診療所をサポートするのに必要な器具の総数を削減するためには、滅菌ターンアラウンドタイムができるだけ短い必要がある。したがって、高速冷却サイクルを有する滅菌器はそのような個人診療所にとって貴重である。
乾熱滅菌は、炭化物及び炭素鋼の成分を持つ医療器具を滅菌するための選択される方法に次第になりつつある。そのような滅菌は、異物を導入しないことにより及び滅菌雰囲気中の湿気を有効に除去することにより、化学的に及び湿気に敏感なすべての器具に対して安全性を与える。
開業医の診療室用に従来利用可能であった医療用乾熱滅菌器は、通常、器具負荷を滅菌温度に高め、そののち使用可能な水準に器具の温度を下げるという両方の目的のために、伝導性の熱伝達の方法を使用していた。
他の複数の手法が提案されている。提案された1つの手法は、滅菌用に強制的な空気加熱を行うことであったが、冷却用の対策がなされていなかった。他の手法は、滅菌チャンバの内部に強制的な空気加熱を与え、それに続いて滅菌チャンバ壁の外部の強制空冷を行うことであった。提案されたさらに他の手法は、滅菌チャンバを通る単一の空気流路に沿った単一のファンによる、滅菌チャンバの内容物の強制的な空気加熱及び冷却である。強制空冷サイクルを有するこれらの手法のすべてが被る1つの不利点は、滅菌された器具及び他の物体のみならず滅菌空気加熱源も冷却するような形態で冷却用空気が滅菌器を通って循環することである。いくつかの手法において、冷却用空気は、滅菌チャンバに通される前に熱源を横切るように導かれるので、チャンバの内容物を冷却する前に熱源を冷却することになる。いくつかの手法において、冷却用空気は、加熱された空気を滅菌チャンバで循環させるために使用されたファンも冷却するに違いない。そのような滅菌器の冷却時間は、熱源及び/または熱風循環ファンを余計に冷却するのに必要な時間により、延長されることになる。
本発明は、例えば歯科用または外科用の器具を滅菌する、改善された乾燥空気滅菌システム及び方法を提供する。
システムは、加熱及び冷却時間を含まないで、短い(例えば3分間)サイクルでの滅菌に適合している。このシステムは、温度監視された強制的空気冷却プロセスを使用することができる。ANSI/AAMI ST50:2004に準拠する交換可能なHEPAフィルタの使用により、冷却中、ろ過された空気を使用することができる。安全扉ロック機能を使用して、ユニットが所定のしきい値温度(例えば50℃)に達すると、ドアをロックし、そのユニットが冷める(例えば45℃)まで、そのドアをロックしておくことができる。システムは、サイクルデータログ(cycle data log)をダウンロードするためにパーソナルコンピュータ(PC)またはシリアルプリンタへのオペレータ接続を可能にする通信ポートを含んでいてもよい。ソフトウェアを使用してサイクルパラメータをすべて監視し、適切に、例えばプロセスエラーが検出されたときに、警報音を起動するだけでなく診断エラーコードを出力することもできる。多くの動作パラメータがオペレータによって構成されてもよい。
本発明の他の特徴及び態様は、以下の例示実施形態の詳細な説明、添付の特許請求の範囲、及び添付の図面から、より完全に明白になるであろう。
本発明を好ましい実施形態で示し、説明するが、この装置は、様々な構成、形態及び材料で製作することができる。本開示は本発明の原理の例示と見なされるべきであって、その構造に関連づけられた機能仕様は、図示された実施形態に本発明を限定するようには意図されていないという理解のもとで、本発明の好ましい実施形態を図面で示し、ここに詳細に説明する。当業者は、本発明の範囲内で他の多くの可能な変化を構想するであろう。
ここで、添付の図面に示される本発明の実施形態を詳細に説明する。可能なかぎり、同一または類似の参照番号が、図面及び説明中で、同一または類似の部位またはステップを参照するために使用される。図面は単純化された形態であり、正確な尺度ではない。利便性及び分かりやすさの目的のためのみに、上部の(upper)、下部の(lower)、上部(top)、下部(bottom)、左(left)、右(right)、上へ(up)、下へ(down)、上で(above)、上方に(above)、下で(below)、下方に(beneath)、後方(rear)、及び前方(front)のような方向を示す用語が、図面に関して使用されるかもしれない。これら及び類似する方向を示す用語は、いかなる形態においても本発明の範囲を限定するように解釈されるべきでない。単語「接続する(connect)」、「結合する(couple)」及びそれらの屈折形態素を有する類似の用語は、必ずしも直接及び即時の接続を表すものではなく、中間の要素または装置を通しての接続も包含している。さらに、「ユニット(unit)」、「システム(system)」、「装置(device)」、「チャンバ(chamber)」、「滅菌システム(sterilization system)」、「滅菌器(sterilizer)」などのような用語は、同義的に使用されている。以下の詳細な説明は、現在考えられる本発明の最良の1または複数の形態である。上で指摘したように、そのような説明は、制限的意味で理解されることを意図としているものではなく、単にその説明のために示された本発明の例であることを意図している。以下の説明及び添付の図面に関して参照することにより、当業者は、本発明の利点及び構造を理解することができる。
本発明のシステムの実施形態は、例えば、クラスIIの卓上型の(強制的な空気)対流タイプの、ソフトウェア制御による、医療器具用あるいは他の種類の負荷物用のバッチ処理乾燥熱滅菌器を含んでいてもよい。そのような滅菌器システムは、滅菌される負荷物(例えば器具)を好都合に配置、位置決めするために、プライヤーラック(plier rack)を備えていてもよい。そのようなシステムは、典型的な乾熱滅菌に耐えられる、梱包されていない負荷物を滅菌する安全で効果的な手段を、オペレータに提供する。これらのシステムは、操作が容易であり、いかなるユーザ対話処理も必要としないように実現することができる。好都合なラックシステムを提供して装填(loading)及び取外し(unloading)を簡易化することができる。
上で指摘したように、本発明を、例示を目的として特定の具体例に関してここで説明する。したがってここに説明している特定の特徴及び具体的実施形態は単なる例示であって、そのような特徴のいかなる実行可能なサブセットも、サブセットとして明示的に記載されていようがいまいが、本発明を構成することができることに留意することは重要である。本発明は、例えば医療器具を滅菌する、改善された乾燥空気滅菌システム及び方法を提供する。このシステムは、加熱及び冷却時間を含まないで、短い(例えば3分間)サイクルで滅菌することに適合している。このシステムは、温度監視された強制的空気冷却プロセスを使用することができる。ANSI/AAMI ST50:2004に準拠する交換可能なHEPAフィルタの使用により、冷却中、ろ過された空気を使用することができる。ユニットが所定のしきい値(例えば50℃)に達すると、安全扉ロック機能を使用してドアをロックすることができ、ユニットが冷める(例えば45℃)まで、解除しないようにすることができる。システムは、サイクルデータログをダウンロードするためにPCまたはシリアルプリンタへのオペレータ接続を可能にする通信(COM)ポートを含んでいてもよい。ソフトウェアを使用してサイクルパラメータをすべて監視し、適切に、例えばプロセスエラーが検出されたときに、警報音を起動するだけでなく診断エラーコードを出力することもできる。多くの動作パラメータがオペレータによって構成されてもよい。
ここで図1を見て、装置を起動するために、「スタンバイ/オン(standby/on)」スイッチが「オン(on)」ポジションに切り替えられる。これは、(図2に示すような)LED表示パネル、サイクルスタートスイッチ(cycle start switch)、及び(プリンタまたはPCが接続されている場合には)通信ポートを起動する。PCは、図に示した例のCOMポートに接続されている。表示装置は、オペレータによって構成された設定に基づいて、チャンバの現在温度をセルシウス度または華氏度で数値的に示すであろう。図1及び図2に示した特定の例示の実施形態では、表示灯はこの時点では点灯されていない。
ばね装荷モーメンタリ型の「サイクルスタート(cycle start)」スイッチを押し下げ、放すことにより、図3に示すようなソフトウェア制御サイクルが開始するであろう。いったんサイクルスタートスイッチが押されると、図3に示すように、「暖機(warm up)」と記された黄色LEDも点灯する。ヒータ及び送風機(ブロワ)が起動される。送風機は、4つの指定のプライヤーラックチャネルの各々の下に設置されたチャンバからスロットを通し、RTDセンサを通り越して空気を引き出す。RTDセンサは、空気がチャンバから引き出されているときにその空気の温度を監視する。この温度(例えば図4の49℃)が赤色LED表示器上に表示される。
空気は、チャンバの右に設置された抵抗タイプのコイルヒータを強制的に通過させられ、滅菌チャンバに再入する前に空気温度が高められる。加熱された空気は、チャンバの上側に設置された拡散板を通って滅菌チャンバに強制的に戻される。図27に示すように、加熱された空気は連続して負荷物のまわりを流れる。
図5を参照して、この例の実施形態において、いったんチャンバが50℃を超えると、ドットが表示器の右下に現れることに注意されたい。表示器上のドットは、安全インターロックスイッチが入ったことを示している。安全インターロックスイッチは、チャンバ温度が50℃を超えて温まると入り、チャンバが45℃以下に冷えると解放される機械式ロックを提供するオプションである。
チャンバ温度は、図6から図7、図8、図9への進行で示されるように、暖機(加熱)段階中、上昇し続ける。177℃(図8)において、加熱は、図19のサイクルプロファイルグラフに示す所定の時間及び温度プロファイルにしたがって制御される。
図10に示すように、ひとたびRTDセンサが190℃(華氏374度)の温度を検出すると、黄色LEDが消え(例えば、暖機段階が終了した)、「滅菌(sterilize)」と記された琥珀色のLEDが点灯する。この段階中、送風機は動作を継続し、加熱された空気を再循環させ続ける。ヒータコイルは、190℃(華氏374度)の温度がRTDで測定されると遮断されるようにプログラムされている。RTDが188℃(華氏370度)の温度を検出すると、ヒータコイルは再起動される。RTDの読み取り値に基づいたヒータの駆動及び停止が、図11に示すような3分間の滅菌段階のために続けられる(例えば、図10の同一のタイマに関してチャンバに接続されたPCのディスプレイのタイマに注意されたい)。
温度調査は、188℃から190℃までのRTD範囲でのヒータの制御によって、チャンバの空気温度は190℃(華氏374度)以下に下がらないことを証明した。RTD温度が185℃(華氏365度)以下に少しでも下がれば、サイクルは動かなくなる。
この3分間の期間の終わりで、琥珀色のLEDは消え(例えば、滅菌段階の終了を示して)、「冷却(Cool Down)」と記された青色LEDが点灯し、図12に示すように「冷却」段階が始まったことを示す。このときに、ヒータ回路はオフにされる。周囲の大気は、ユニットの後部左側に設置された5枚羽根のACファンによって、チャンバへ吸い込まれる。空気は、ユニットの底部に設置された、交換可能なHEPAフィルタ(0.3μmの粒子に対して99.97%のろ過効率)を通して吸い込まれる。冷たいろ過された空気が、フィルタからチャンバへ、ユニットの後部を上へ走る密封されたダクト経由で運ばれる。
冷たいろ過された空気は、連続的にチャンバに再循環され、負荷物を冷却する。図12〜図16のシーケンスに示すように、チャンバ温度は、RTDセンサによって絶えず監視され、LED表示パネル上に表示される。冷たいろ過された空気がチャンバに導入されるにつれ、熱風が、右後側に設置されたよろい張りした排気口を通って排出される。排出空気はユニットの外部から部屋へ放出される。小さなドットが、表示器の右下隅に見え続けていることに注意されたい。
ひとたびチャンバが45℃に冷えると、安全インターロックのソレノイドが解放される。図17に示すように、ドットは表示器の右下側から消える。ひとたびRTDが40℃(華氏104度)のチャンバ空気温度を検出すると、冷却段階は完了し、負荷物を安全な取扱温度に至らせる。図18に示すように、プロセッサは、送風機モータアセンブリ、青色LED、及び冷却ファンを「オフ」にし、「完了(complete)」と記された緑色LEDを点灯させ、滅菌サイクルの正常終了を示す。可聴音が、滅菌が完了しここでドアを開けても安全であることをオペレータに示すであろう。ドアを開けるために、ハンドルが時計回りに回転される。ひとたびドアが開かれると、緑色LEDは消える。(時間対温度に関する)サイクルの印刷(プリントアウト)が欲しい場合、この時点で印刷することができる。直前のサイクルの印刷は、新しいサイクルを開始させる前にいつでも印刷することができる。いくつかの実施形態において、任意数のサイクルを後での再検討のために保存することができる。
ここで図18を見て、サイクルのグラフ表示は、暖機(加熱)、滅菌(露出)及び冷却中の動特性を示している。
システムが誤動作した場合またはサイクルが中断された場合には、エラーコードが表示窓に表示される。システムは、時間、温度及びスイッチの監視に基づいた診断エラーコードを出力するように適合されている。エラーコードの各々に対するエラーコードの定義及び是正処置のステップの例は、下に詳細に説明される。
システムは、オペレータによる安全操作を強化し、安全基準にしたがうために多くの機能を組み込んでいてもよい。これらの機能は、安全扉電源遮断スイッチ、タイムアウトリミッタ、安全温度リミットスイッチ、交換可能なインラインヒューズ(inline fuse)、及び安全扉インターロックを含んでいる。
安全扉電源遮断スイッチは、コントロールパネルの上部のドアの下に設置されたモーメンタリスイッチである。もしドアがサイクルのいかなる段階中にでも開かれると、エラーコード及び可聴音が発生し、サイクルは終了するだろう。
タイムアウトリミッタは、システムが無期限に動作するのを防ぐ所定タイマである。例えば、「暖機」サイクルが34分を超えるか、または「冷却」サイクルが23分を超えれば、エラーコードが表示され、サイクルは終了するだろう。暖機中のエラーは、器具の不適当な装填(ローディング)、チャンバの空気流スロットを閉鎖する物体、またはヒータアセンブリの故障を示すものであろう。冷却中のエラーは、冷却ファンの動作不良か、送風機アセンブリがメンテナンスを必要としているか、またはフィルタを通った気流が制限されている可能性があるのでHEPAフィルタの交換が必要であることかを示すものであろう。
空気温度が371℃または華氏700度以上に達すると、ヒータの上方に設置された安全温度リミットスイッチが、滅菌器を停止させるだろう。この機能は、送風機またはRTDセンサの動作不良、または気流が制限された場合に、チャンバが過熱するのを防止するであろう。
交流115V及び交流230Vのユニットは、交換可能なインラインヒューズを含んでいる。
安全扉インターロックは、チャンバ温度が暖機サイクル中に所与のしきい値(例えば50℃/華氏122度)に達すると起動するソレノイド作動のショットピン(shot pin)を含んでいる。チャンバが安全な気温(例えば45℃/華氏113度)に達するまで、インターロックはドアを解放しない。ソレノイド及びショットピンは、図20及び図21に示すように、コントロールパネルの右側端部に設置されている。ショットピンは、ドアの底部右隅に伸びているので、ソレノイドがピンを引っ込ませるまでチャンバへのアクセスをできなくする。図20は、オープン/ロック解除位置における安全扉インターロックを示している。図21は、クローズ/ロックされた位置における安全扉インターロックを示している。
図に示した特定の例の実施形態は、以下の物理的特性を備えている。幅は18インチ3/4(47.6cm)、奥行きは20インチ(50.8cm)、高さは22インチ3/4(57.8cm)、重さは90ポンド(40.8Kg)、色は灰色がかった白色(off white)、及び構造は鋼製である。チャンバ寸法は、12インチ1/2(31.8cm)の幅、9インチ(22.9cm)の奥行き、及び6インチ1/2(16.5cm)の高さを含んでいる。その構造はステンレス鋼である。電力消費は、115V、15Aまたは230V、8Aである。システムは、アース付コンセントを使用している。これらの特性は単に例示のものである。異なった物理的特性を有する多くの他のシステムを使用して、本発明を実施することができる。
図22〜図38は、このシステムの実施形態の例の異なった物理的属性を示している。図22は、エアフィルタとオペレータ制御/状態パネルの位置を示している。取り外し可能なフィルタ及びフィルタカバーが確認される。上に示したように、HEPAフィルタを使用して、滅菌された負荷物を冷却用空気が汚染しないことを保障することができる。図23は、オペレータ制御/状態パネルの拡大図である。温度及びエラー/状態(ステータス)コードの両方を示すのに適合したLED表示器が確認される。
図24〜図26は、本発明のいくつかの実施形態による、開いている滅菌チャンバ及びオペレータ制御/状態パネルの図を示している。図25は空の滅菌チャンバを示している。冷気入力及び熱風排気用の通風口をチャンバの裏に見ることができる。図26は負荷物が込められた滅菌チャンバを示している。送風機ユニット、ヒータコイル、及び上部拡散板の位置が確認される。
図27は、加熱及び滅菌中の空の滅菌チャンバ内の空気循環を表す図を示している。矢印は、送風機ユニットから押し出され、右側のヒータコイルを通って上昇し、上部の拡散板を介してチャンバ内に入り(例えば負荷物が占めるだろう空間を横切って)、送風機へ引き戻される空気の流れを示している。
図28は、負荷物が込められた滅菌チャンバの図を示している。図示のように、例示のチャンバは、各プライヤーラックが9つのプライヤーを有する4つのプライヤーラック、すなわち合計36のプライヤーを保持することができる。なお、負荷物は、拡散板から送風機への気流を可能にするように配置されることに留意されたい。図28は、本発明のいくつかの実施形態による制御/表示温度センサ(RTD)の位置も示している。なおセンサは、チャンバからの空気がセンサを直接通り過ぎて流れるように、ヒータコイルの前の送風機ユニットダクトの内部(例えば、ヒータコイルから上流)に配置されることに留意されたい。この取り付け位置は、空気温度が正確に測定され、チャンバ内のいかなる熱点(ホットスポットまたは冷点(コールドスポット)も避けられることを保障している。図29は、下部のパネルを取り外した状態のチャンバ下部の拡大図を示している。送風機及びRTD温度センサをこの露出した領域内に見ることができる。温度センサは1,000RTD(IEC751/DIN43760)である。セクション4.6.1.3の下でANSI/AAMI ST50:2004認定を満たすために、適切なセンサ用の温度/抵抗仕様は、
Rt=R0(1+3.90802×10-3×t−0.5802×10-6×T2
であり、ここで、ヨーロッパの「385」アルファ曲線で、読み取り値の0.12%の許容範囲を有している。図30は、本発明のいくつかの実施形態での使用に適した温度センサの概略図を示している。
図31〜図38は、滅菌チャンバ及び他の構成要素を収容するために使用できる筺体(enclosure)の外観の種々の図を示している。図31は、図34の詳細の拡大図を示している。図示のCOMポートは、本発明の実施形態での使用に適している。図32は、筺体の平面図を示している。なお、排気ポートまたは通風口が確認されることに注意されたい。図33は、図35の詳細の拡大図を示している。例示の滅菌チャンバの扉ハンドルが示されている。図34、図35、図36及び図37は、それぞれ、一例の筺体の左側図、正面図、右側図及び背面図を示している。なお、ろ過された冷気のダクト及び空気吸気口が図37に確認されることに留意されたい。最後に、図38は、滅菌チャンバの右側(図36)の部分の拡大図を示している。識別情報パネルが示されている。
図19に戻って参照して、制御システムの動作をここで説明する。ステップ1で、ユニットに電源が供給される。システムは適切な電力定格レセプタクル(コンセント)にプラグ接続されてもよい。なお、ユニットは常にオンであるが、スタンバイ/オンスイッチが「スタンバイ」に設定されている間は、スタンバイモードになることに留意されたい。ステップ2で、入力が設定される。このステップは、滅菌する器具をチャンバ内へ装填するステップと、スタンバイ/オンスイッチを「オン」に設定し、扉を閉じてロックするステップと、「サイクルスタート」スイッチを入れるステップとを含んでいてもよい。ひとたびサイクルスタートスイッチが入れられると、スタンバイへの切り替えまたは扉の開放はエラーを発生させ、エラーメッセージを表示させるだろう。なお、扉が開いている間は、滅菌器は作動しないことに留意されたい。
ステップ3で、滅菌プロセスが実行される。ステップ3のフェーズ0で、事前冷却(pre-cool down)プロセスが実行される。システムの内部温度が所定のしきい値(例えば45℃)を超えると、システムの制御装置は、短時間(例えば22分間)でユニットを(例えば40℃まで)冷却しようとする。温度が許可された時間内に(例えば40℃まで)下がらないと、エラーが発生して表示されるだろう。事前冷却時に、温度が第2のしきい値(例えば50℃)を超え、扉ロックが有効にされると、扉ロックピンが係合する。扉ピンは、第1のしきい値(例えば45℃)で解放される。なお、滅菌器が第1のしきい値より低い(例えば45℃未満)場合には、フェーズ0がスキップされることに留意されたい。いくつかの実施形態において、最大冷却時間を規定することができる(例えば、冷却は22分以内に終了しなければならず、終了しなかったらエラーが表示されてプロセスは中止される)。
ステップ3のフェーズ1では、暖機(warm-up)プロセスが実行される。このフェーズは、3つのルーチンに分割することができる。これら3つのルーチンは、傾斜(ランプ;ramp)ルーチンと、段階的(stepped)ルーチンと、傾斜ゲイン(ramp gain)ルーチンとを含んでいてもよい。温度は、第1のランプルーチン中、所定の時間期間(例えば21分間)内に第3の所定のしきい値(例えば177℃)に達しなければならず、さもないとエラーが発生して表示されるだろう。ひとたび温度が第2のしきい値(例えば50℃)を超え、扉ロックが有効になった場合には、扉ロックピンが係合するだろう。第3のしきい値(例えば177℃)に達するまで、加熱は継続される。ユニットが割り当てられた期間内に第3のしきい値(例えば177℃)に達すると、段階的ルーチンが開始される。温度は、段階的ルーチン中、第3のしきい値(例えば177℃)から第4のしきい値(例えば188℃)まで毎分1℃の割合で増加する。温度は、この段階的ルーチン中、所望温度の所定のウィンドウ量(例えば5℃)よりも低下することは許されない。温度が所望のウィンドウ温度よりも低下するか、または許容時間内に第4のしきい値に達しないと、エラーが発生して表示されるだろう。この段階的ルーチン中に、測定された温度が所望の温度よりも第2のウィンドウ量(例えば2℃)だけ低下すると、ヒータがオンにされ、所望の温度に達するとオフにされる。ユニットが割り当てられた期間内に第4のしきい値(例えば188℃)に達すると、第2のランプルーチンが開始する。温度は、第2のランプルーチン中、所定の時間期間(例えば2分間)内に第4のしきい値(例えば188℃)から第5のしきい値(例えば190℃)に達しなければならず、さもないとエラーが発生して表示されるだろう。第2のランプルーチン中、ヒータは、第4のしきい値(例えば188℃)でオンにされ、第5のしきい値(例えば190℃)でオフにされる。最大暖機時間は、予め定められてもよい(例えば、フェーズ1は35分以内に終了しなければならず、そうでない場合にはエラーが表示されて、プロセスは中止される)。
ステップ3のフェーズ2では、滅菌プロセスが実行される。滅菌中、所望の温度(例えば190℃)が所定の期間(例えば3分間)維持される。滅菌中、温度が所望温度の所定のウィンドウ(例えば5℃)よりも低下すると、エラーが発生して表示されるだろう。ヒータは、第4のしきい値(例えば188℃)でオンにされ、第5のしきい値(例えば190℃)でオフにされる。滅菌中、温度が第2のしきい値(例えば50℃)を超え、扉ロックが有効にされている場合、扉ロックピンが係合するだろう。扉ピンは、第1のしきい値(例えば45℃)で解放されるだろう。最大滅菌時間は、予め決められていてもよい(例えば、フェーズ2を3分間実行する)。
ステップ3のフェーズ3では、冷却プロセスが実行される。システムの内部温度が所定のしきい値(例えば40℃)より高いと、システムの制御装置は、短時間(例えば22分間)内で、いくつかの実施形態においてはそれに追加の冷却時間「ACT(Additional Cooling Time)」期間を加えた範囲内で、ユニットを(例えば40℃まで)冷却しようとする。温度が許容時間内に所定のしきい値まで低下しないと、エラーが発生して表示されるだろう。オペレータが器具には付加の冷却が必要であると判断した場合、そのオペレータは、追加の冷却時間(ACT)(例えば、1分単位の増分でもう9分の冷却)を追加することができる。この追加の冷却は、通常の冷却サイクルの終わりに追加されて冷却状態の終了を延期するが、温度が第2のしきい値(例えば50℃)より高くなり、扉ロックが有効にされている場合、扉ロックピンが係合するだろう。扉ピンは、第1のしきい値(例えば45℃)で解放されるだろう。最大冷却時間は、予め決められていてもよい(例えばフェーズ3は、22分間に、例えば最大9分間の追加であるACTを加算して実行される)。
ステップ3のフェーズ4で、サイクルは終了する。プロセスがエラーに遭遇しなければ、ユニットは成功したサイクルの終了表示を出力する(例えば、ユニットは、単一の可聴ビープ音を発してもよい)。そうでなければユニットは、失敗したサイクルの表示を出力する(例えば、ユニットは3つの可聴ビープ音を発してもよい)。いずれの場合も、扉が開かれるかまたはユニットがオペレータによってスタンバイにされるまで、表示(例えば、1または複数のビープ音)が繰り返されるだろう。最大プロセス時間は、予め決められていてもよい(例えば、全プロセスは、60分プラスACT(例えば、最大9分間の追加)内で実行する)。
通信用インタフェース:
いくつかの実施形態において、製造者(メーカー)によってシステムをプログラムし較正するために、COMポートを使用することもできる。COMポートを使用して、ユニットに格納されている最後のサイクル実行データをダウンロードすることもできる。任意の標準シリアルプリンタまたはPCが、例えば、9600/8/N/1で設定されたHyperTerminal(ハイパーターミナル)とともに使用されてもよい。ユーザがシステムにPCを接続し、そのPCにサイクル及びサービスデータをダウンロードし、そのデータを履歴ファイルに格納できるように、PCアプリケーションを使用することもできる。サービスログ及びバーンイン(通電試験;burn in)サイクルログとしてより多くの機能が検証のために格納できるように、そのプログラムをパスワードとともに使用することもできる。
固定パラメータ/しきい値:
Figure 2009504259
作業者定義関数:
ユーザは、以下のものから選択することができる:
ユニット:セルシウス度(℃)及び華氏度;
扉ロックピン:「有効にされた」または「無効にされた」;
発音器:「有効にされた」または「無効にされた」;
ACT:追加の冷却時間;
生成された最後のサイクルログを印刷;
COMポート:「有効にされた」または「無効にされた」。
ログ:
サービスログ(Service Log)は、システムによって記録され格納されてもよい。そのようなログの一例が与えられる。
Figure 2009504259
サイクルログ(Cycle Log)も、記録され格納されてもよい。そのようなログの一例が与えられる:
Figure 2009504259
エラーコード:
システムは、全サイクル中、暖機し、滅菌し、冷却するために十分な時間を見越しておくように、プログラムされる。サイクルが終了する前にこのプロセスのいずれかのステージが中断された場合には、システムはエラーコードを表示するだろう。以下のチャートは、エラーコードの例を規定している。
事前冷却(pre-cool)は、サイクルが中止され、チャンバ温度が50℃(華氏135度)を超える場合にのみ生じるフェーズである。システムは、安全扉インターロックが「オン」に設定され、青色LEDが点灯して冷却を示している場合には、扉を開けることを含めて他の任意の動作を起こすことが許可される前に、冷却される。
エラーコード表示:
図44は、LEDエラーコードを示している。
Figure 2009504259
Figure 2009504259
エラーが生じた場合には、エラーが生じたサイクルのフェーズを表すLEDが点滅する。例えば、黄色LED及び青色LEDが点滅している場合には、それは暖機フェーズ及び冷却フェーズに障害があったということである。
ソフトウェアシステムアーキテクチャ:
図39のアーキテクチャダイアグラムとともに、以下のモジュール及びそれらのモジュールのそれぞれの機能は、システム用のコード構造の例を示し説明している。
Eeprom.cモジュールは、データをEEPROMから読み取り、EEPROMに書き込むことを可能にする。
Isr.cモジュール(割り込みサービスルーチン(Interupt Service Routine)モジュール)は、温度及びすべてのスイッチ、ドライブ、表示器、LED、扉ソレノイド及び発音器の通信及び監視機能を与える。これは、50ミリ秒の間隔で行われる。
Log.cモジュールは、実行の終了時に印刷為にサイクルログデータが利用可能となるように、サイクルログデータが格納されるようにする。
Serial.cモジュールは、シリアル表示ドライバを制御する。
Solenoid.cモジュールは、扉ソレノイドの機能を与える。
StateMachine.cモジュールは「ルータ(router)」であり、この部分はエンジンを提供するが、モジュールに関しては何も知らない。
StateMachineApp.cモジュールは動作(ビヘイビア(behavior))を提供し、出力と通信し、すべてのエラーコードも規定している。
Temperature.cモジュールは、制御信号用の温度情報を提供する。
ここで、図41〜43に定義された状態機械(state machine)を参照し、上記のプロセスの実装の詳細をさらに開示する。共通の設計仕様が本発明の実施形態を開発する際に使用された。すなわち、この節に含まれる情報は、他の装置でも使用されるように設計されている。具体的には、これはStateMachineハンドラを含んでいる。StateMachineソフトウェアは、Microsoft Visual C++ Version 6.0プラットフォーム上だけでなく、MPLABプラットフォーム上でも作成(build)できる設計されている。当然、任意の適切なプラットフォームを使用することができる。
common.h:
少数のtypedef(型定義)を含んでいる。
StateMachine(状態機械)ハンドラ:
状態機械ハンドラは、状態ビヘイビアを使用して設計を実装できるように構築されている。装置は、いつでも、ただ1つの状態のみにある。装置は、イベントを処理することにより、あるひとつの状態から他のひとつの状態へ移り、それにより、その装置は他の状態に遷移することが可能となる。この設計は非常に明示的であって、望まれないビヘイビアの防止をサポートする。まさにその性質により、現在状態によっては処理されないイベントは、いずれも単に落とされる(ドロップされる)のみである。ほとんどのプロジェクトにとって、これは、具体的にアクションを除外または無効化する必要性を取り除いている。システムの特定の例では、ある状態において、EV_CYCLE_STARTイベントがその状態の処理に含まれていないかぎり、サイクルスタートボタンを無効にする必要はない。状態機械の用語は、次の小節中で定義される。
状態機械の用語:
状態(state):
モジュールが存在することができる特定の状態。モジュールは、常に、ただ1つの状態のみにある。例えば、アイドル状態ST_IDLE。
イベント(event):
イベントは刺激であり、それはモジュールを新しい状態に遷移させてもさせなくてもよい。イベントはハードウェアインタフェースまたはエントリ(入力)によって生成することができ、出口(exit)または状態内反応(reactions in state)コードは、処理されるべきイベントを返してもよい。イベントをすべて処理する必要はなく、それらイベントは無視することもできる。
遷移に関連づけられたイベントが、処理対象の現在のイベントであれば、遷移は、状態機械がある1つの状態から他の1つの状態へ移ることを可能にし、かつ、実際にそうなるだろう。
状態内反応(reaction in state):
状態内反応はイベントとして定義され、それにより、状態の変化なしでコードが実行される。
コード(code):
コードは、遷移、状態内反応、状態へのエントリ、または状態から出口(exit)に関係づけられてもよいが、そうである必要ではない。言い換えれば、テーブルエントリは、ヌル(NULL)エントリを含んでいてもよい。テーブルについて簡潔に説明する。
状態機械テーブル(state machine table):
遷移テーブル(transition table):
Figure 2009504259
遷移テーブルは、特定の状態(CurrentState)によって処理されるすべてのイベント(Event)、遷移する場合に実行されるべきコード(TransitionFunction)、遷移先(destination)状態を定義している。コードは、実行されるべきコードが存在しないことを示すヌルポインタであってもよい。1つの状態に対する重複するイベントを検出する試みはなされておらず、CurrentStateとEventに適合する1番目のテーブルエントリが処理されるだろう。
状態内反応テーブル(reactions in state table):
Figure 2009504259
状態内反応テーブルは、他の状態に遷移することなく特定の状態(CurrentState)によって処理されるべきすべてのイベント(Event)を定義している。定義されたコード(RISFunction)が実行される。ヌルポインタを指定してもよいが、状態遷移が起こらないので、状態機械に対する正味の影響は0である。状態内反応に対する重複するイベントを検出する試みはなされておらず、CurrentStateとEventに適合する1番目のテーブルエントリが処理されるだろう。また状態内反応テーブル内の同一のCurrentState/Event対が、遷移テーブル内のCurrentState/Event対の代わりに処理される。すなわち、遷移テーブルのCurrentState/Event対は無視される。
状態テーブル(state table):
Figure 2009504259
状態テーブルは、特定の状態(State)に入るかまたは出る場合に処理されるべきすべてのエントリ(EntryFunction)及び出口(ExitFunction)コードを定義している。ヌルポインタはいずれの関数に対して指定できるが、単にそのまま無視されるであろう。タイムアウト(StateTimeout)は、もし0でなければ、状態に入るときにスケジュールされ、時間が満了するとタイムアウトを発生するであろう。タイムアウトは、状態から去る場合に自動的に取り消される。
状態フローの規則(state flow rule):
状態機械が実行する方法は、状態フローまたはビヘイビアとして定義される。非常に直観的な言い回しであるが、状態フローを想定することによって、状態機械の構成が生成される。このため、状態機械の構成は、現在、単一のレベルに限定されている。すなわち、親または子の状態図(statechart)はない。したがって、状態フローの規則は、以下の通りである。
1) 実行する任意の状態ビヘイビアに対して、イベントが生成されなければならない;
2) もし(If)、現在の状態及び生成されたイベントが、状態内反応テーブルに一致する場合...
a) 状態内反応関数が実行される;
b) イベントの処理は終了である。すなわち、このイベントのために付加の処理は実行されない;
3) そうでなく、もし(Else If)、現在状態及び生成されたイベントが遷移テーブルに一致する場合...
a) 現在のタイムアウトは、もしあれば、取り消される;
b) 遷移テーブル関数は、後の実行のために格納される;
c) 遷移テーブルの次状態が格納される;
d) 状態テーブルにおいて現在状態が検索され、出口関数が後の実行のために格納される;
e) 状態テーブルにおいて、次状態が検索され、エントリ関数及び次状態のタイムアウトが後の実行のために格納される;
f) ここで、実行が開始される...
i) ヌル(NULL)でない場合、現在状態の出口関数が実行される;
ii) ヌルでない場合、遷移関数が実行される;
iii) 物理状態が次状態に変更される;
iv) ヌルでない場合、次状態の入口関数が実行される;
v) 0でない場合、次状態のタイムアウトがスケジュールされる;
4) そうでない場合(Else)には、
a) イベントは無視される。
状態機械ハードウェアインタフェース:
状態機械ハードウェアインタフェースは、タイムアウトハンドラ及びモジュール特化ハードウェアポーリングハンドラからなる。これらは、本明細書のモジュール特化設計の節でより詳細に説明する。
StateMachine.cコードのコメント:
参考のために、実際のコードのコメントの例がここに含まれている。
Figure 2009504259
設計仕様例:
割り込みサービスルーチン:
タイマチャネル割り込みサービスルーチン:
タイマチャネルの割り込みレートは1kHzであり、高優先順位割り込みに向けられる(vectored)。
UART割り込みサービスルーチン:
UART送信及び受信イベントは、低優先順位割り込みに向けられる。
状態機械ハードウェアインタフェース:
イベント生成及び処理:
システムのイベント生成は、10ワードの単純な配列により処理される。配列内へは、イベントを処理するためにメインスレッドによって使用されるGetEventIndexと、イベントを生成するために割り込みタイムアウトハンドラ及びハードウェアポーリングハンドラによって使用されるPutEventIndexという、2つのインデックスがある。定義、変数及び関数を以下に記述する。
Figure 2009504259
タイムアウトハンドラ:
システムに対するタイムアウトは、1秒の粒度を持っている。タイムアウトハンドラは、スレッドコンポーネント及び割り込みコンポーネントを持っている。
スレッドコンポーネントは、タイムアウトを取り消すか、またはタイムアウトを設定することができる。ただ1つのスレッド及び1つの割り込みによるアクセスに基づいて、タイムアウトが取り消されるか(0に設定)、または再スケジュールされる(非0に設定)間、割り込みを無効にする必要はない。
Figure 2009504259
タイムアウトが、現在、スケジュールされている場合、すなわちsmTimeout!=0の場合、割り込みコンポーネントはそれをデクリメントし、タイムアウトが0に達すると、タイムアウトイベントを発生する。割り込みコンポーネントは、高優先順位割り込みにおいて実装されている。
Figure 2009504259
ハードウェアポーリングハンドラ:
ハードウェアポーリングハンドラは、高優先順位割り込みハンドラにおいて実装されている。メインスレッドと割り込みハードウェアポーリングとの間の衝突が同一変数を操作しようとするのを防ぐために、割り込みハードウェアポーリングMUSTは、ハードウェア状態のそれ自身のシャドウを保持する。
例えば、変数smDoorConditionがDOOR_CLOSEDに設定され、EV_DOOR_OPENのイベントがメインスレッドに対して発生させられる(キューに置かれる)とものとする。このイベントの処理は、変数smDoorCondition=DOOR_OPENを設定する。しかしながら、このイベントは1ミリ秒の割り込みで発生させられる。したがって、メインスレッドが元のイベントを処理せず、次の1ミリ秒の前にsmDoorConditionを更新しない場合には、別のイベントが割り込みで発生させられる。
割り込みハードウェアポーリングの例:
Figure 2009504259
実行のメインスレッド:
実行のメインスレッドは、いくつかの任務を持っている。
マイクロプロセッサ構成:
マイクロプロセッサ構成は、起動時に1回実行される。ソースモジュールDDS7000MainApp.c中の関数呼び出しInitMicro()を参照されたい。というのは、これが構成(configuration)に関する最新情報を持つだろうからである。
割り込みの有効化:
割り込みの有効化は、起動時に1回実行される。ソースモジュールDDS7000MainApp.c中の関数呼び出しEnablelnterrupts()を参照されたい、というのはこれが割り込み有効化に関する最新情報を持つだろうからである。
イベントを処理する:
イベントは、メインスレッドにおいて継続的に処理される。システムはRTOSを持たないので、セマフォもメッセージキューも保留することができない。イベントを検索するメカニズムは、EV_NONEと異なるイベントを返す関数EventRetrieveである。メイン処理ループは以下のとおりである。
Figure 2009504259
ハードウェア制御:
システムのハードウェア制御は、fcnControl関数により処理される。それは単に、各ハードウェア制御要素の定義についての大きなスイッチ文(switch statement)である。制御要素と所望の状態とが渡される。所望の状態が現在状態と合致しない場合、所望の状態に対して制御要素を作動させる。制御要素の現在状態を示すために大域変数が使用される。この大域変数は、制御要素の状態が必要な場合には、システムのいかなる場所でも利用可能である。例えばfcnPlugIn関数において、この関数は、扉、サイクルスタートスイッチ、及びオン/オフスイッチの現在状態を用いるであろう。
Figure 2009504259
状態機械:
制御装置:
発音器スレッド制御:
一般に発音器(beeper)制御は、ユーザメニューを介して構成される(有効化または無効化)。発音器構成が無効化されると、発音器を作動させる試みはすべて無視されるだろう。
システムは、たった1つだけ発音器を持っていてもよい。サイクルの正常終了は、1秒のビープ音によって知らされる。この特別の1秒のビープ音は、実際の状態機械により処理される。関連するエラー条件を伴うサイクルの終了は、1秒間隔で3回の1/2秒のビープ音によって知らされる。
所望の回数のビープ音を有するfcnBeeperSetup関数を呼び出すことにより、任意の回数のビープ音をプログラムすることができる。この関数は、発音器を実際にオンにするのではなく、ビープ音の回数(カウント)を設定する。
発音器割り込み制御:
発音器の実際の有効化は、関数fcnBeeperDriverによって行われる。この関数は、高レベル割り込みによって、1ミリ秒ごとに呼び出される。警報器は、現在のミリ秒カウントが0のときにオンにされ、カウントが500のときにオフにされる。
表示スレッド制御:
システムの表示器は、4−セグメントLED表示器を含んでいる。ファームウェアが、SPIバスを介してCPLDに表示文字を送り、次にCPLDが物理的な表示器を駆動する。
この構成は、各文字を5ビットで定義することを可能にし、これによって、合計32文字が得られる。10進値、16進値及び文字を示す文字集合は、以下の通りである。大文字で表示される文字もあれば、小文字で表示される文字もあることに留意されたい。
Figure 2009504259
例えば、単語「HELP」を表示する32ビットの16進値は、0x110E1519である。
システムは0から2までの3つの表示「スロット(slot)」を支援するだろう。これらの「スロット」は、ラウンドロビン態様で実際の表示装置に表示される。ひとつのスロットが空の場合、最後の空でないスロットからのアイテムが使用される。均等な時間割り当てを提供する試みはなされない。最悪の場合、すなわち3つの表示スロットのうちの2つが使用されている場合、表示時間は2:1の比になるだろう。
関数WriteSegmentDisplayは、スロット及びデータを取り出す。一般に、このシステムについては、表示スロットは以下の目的に使用される:
スロット0−メニュー及びサイクル中の温度;
スロット1−バーンイン(burn in)情報;
スロット2−エラー及び終了情報。
表示割り込み制御:
関数SegmentDisplayDriverは、現在の秒カウントとともにISRから毎秒1回呼び出され、表示を更新する。以下の規則にしたがう場合:
1) (秒で表わされている)渡されたタイムスタンプの、表示スロットの数を法とする剰余を用いて、次に表示するスロットを決定する;
2) スロットにデータがある場合、それを表示する;
3) そのスロットが空で、スロットがすべて空の場合、表示をクリアする;
4) そのスロットが空で、スロットのすべてが空というわけでない場合、データを持つ最後のスロットのデータを表示する。スロットにデータがある場合は常に、これはスロット2により高い優先権を与える。
したがって、これらの規則から、ここにいくつかの可能なシナリオがある:
1) すべてのスロットにデータがある。各スロットは、表示に関して均等な時間割り当てを得るであろう;
2) 1つのスロットだけがデータを持っていれば、そのスロットは、表示器上に常時表示されるであろう;
3) スロット1とスロット3がデータを持っていれば、スロット3は表示時間の3分の2を得る。
SegmentDisplayDriverが表示器に送られるべき実際のデータを決定したとき、関数SendToDisplayDriverが呼び出される。その機能は、4つの5ビット文字を20ビットストリームに組み立て、SPIポートへ送ることである。
扉ソレノイドスレッド制御装置:
扉ソレノイド制御は、関数fcnSolenoidEnableを呼び出すユーザメニューにより構成されている(有効化または無効化)。ソレノイド構成が無効化されている場合、ソレノイドを作動させる試みはすべて無視される。次に、ソレノイド制御は、関数fcnSolenoidActivateを呼び出すことにより、サイクル中に起動される。したがって、ソレノイド割り込み制御装置が実際に扉をロックできる前に、ソレノイドは有効化され、起動されている必要がある。
ソレノイド制御を決定する2つの付加的な変数は、現在の温度と扉スイッチの現在の状態である。構成、起動、温度、及び扉スイッチの使用により、合計16通りの場合が生じる。折り畳まれた真理値表は以下の通りである。
Figure 2009504259
扉ソレノイド割り込み制御装置:
関数fcnSolenoidMonitorは、メインのソレノイド制御関数であり、高レベルの割り込みから毎秒1回呼び出される。なお、ソレノイドが無効化されているかまたは起動されていない場合には、この関数は必ずしも直ちに終了しないことに留意されたい。扉がロックされている間に無効化または非起動が生じていてもよく、それは、ここで扉がロック解除されることが必要となるであろう。したがって、ソレノイド監視関数への呼び出しはすべて、扉ロックの現在状態を上記の真理値表に対してチェックして、何らかのアクションが必要かどうかを判断するであろう。
ひとたびソレノイドに関してアクションが要求されると、ソレノイドの適切な方向のためのソレノイドリレーが作動され、ソレノイド自体が作動する。タイムアウトは、現在発生しているソレノイドの作動停止のために1秒後に設定される。この時点で、別のタイムアウトが、これまた発生しているリレーの作動停止のために、1秒に設定される。リレー時間が満了すると、すべてのソレノイドアクションが終了する。
ソレノイドモニタ関数に関してなされる他の要点は、現在のあらゆるアクションが終了するまで、ソレノイドアクションに対する付加のチェックは行われないことである。
LEDスレッド制御:
システムは、民生用インジケータに使用されるちょうど4つのLEDで実現されてもよい。これらはWarmUp(暖機)、Sterilize(滅菌)、CoolDown(冷却)及びCycleComplete(終了)のLEDである。点滅するLEDは、サイクルの不適切に終了した部分を示す。すなわち、暖機に失敗し冷却に成功すればWarmUpのLEDが点滅し、CoolDownのLEDはサイクルの終わりまで点灯したままとなるであろう。成功した滅菌サイクル(終了)は、サイクルの終了時点でCycleCompleteのLEDの常時点灯をもたらす。サイクルの終了は、成功しても成功しなくても、扉が開かれるかまたは電源スイッチが切られるまで、結果を表すLEDをオンとしたままにしておくだろう。4つのLEDの組み合わせ及び点滅の必要条件は、すべてのLED制御がたった1バイトに符号化されることを可能にした。上で説明したfcnControl関数を呼び出してLED制御を行う。この関数はLEDビットを有効または無効にするが、実際にはそれらをオンにもしないしそれらを点滅させることもしない。
Figure 2009504259
コードの例:
Figure 2009504259
LED割り込み制御:
LEDは、関数fcnLEDDriverによって物理的に制御され、この関数は、LEDをオン、オフまたは点滅させる(毎秒1フラッシュ)だろう。この関数は、高レベルの割り込みによってミリ秒ごとに呼び出される。
fcnLEDDriverは、1つのパラメータすなわち現在のミリ秒(MilliSecond)カウントを取る。「点滅」ビットは、「オン」ビットに優先する。したがって、点滅及びオンの両方のビットが設定されたLEDは点滅するだろう。点滅するLEDは、現在のミリ秒カウントが≦500のときはオンで、500を越えるとオフになる。
温度制御:
関数fcnCalculateTemperatureは、実際のA2Dの読み取り値を、セルシウス度での実際の温度を示す線形なスケーリングされた値に変換する。
fcnCalculateTemperature − は、RTD読み取り値、電圧ルックアップに基づいて計算する。
実際の温度を計算する(765のA2D読み取り値の例)ためのステップ:
1) 現在のA2D読み取りをルックアップし、最も近い値を取り出す;
160c=>745(a2d) 及び 170c=>779(a2d)
2) それらの値から補間を行い実際の温度(temp)を計算する;
Figure 2009504259
3) オフセット調整を行う(fcnAdjustTemperature関数を参照されたい)。
ルックアップテーブル:
Figure 2009504259
関数fcnAdjustTemperatureが、ハードウェアの積重ね許容誤差を補正する。fcnAdjustTemperatureは、0及び上限調整値に基づいて温度を調整する:
1) すべての温度に対して行われた調整は、上限(hi limit)及び下限(lo limit)調整値の直線外挿法に基づいている;
2) 以下のドキュメンテーションに対して、LO_LIMIT_TEMPERATURE=20及びHI_LIMIT_TEMPERATURE=220;
3) 1000での乗算及び除算が整数演算に使用される。
温度調整をするためのステップ:
注 IMM:整数演算乗数→100,000
1) 0度のオフセット温度を決定する、すなわち2つのオフセットを通る直線を引き、yオフセットを得る。これは、高値(hi)に対する低値(lo)のオフセットのパーセンテージを決定して、低値(lo)から減算することにより達成される;
Figure 2009504259
2) 1度ごとのオフセットを計算する;
Figure 2009504259
3) 最終温度を計算する。最終温度は、0(ZeroLimitAdjustを加える)にPerDegreeOffset1000倍された1度ごとのオフセットを加えたものに正規化されたルックアップテーブルからの補間温度に等しい。
スイッチ制御:
入力スイッチは100ミリ秒以内でサービスを提供し、ディナウンス(denounce)時間あ100ミリ秒未満である必要がある。
ロギング:
ロギングサンプル:
Figure 2009504259
ログの記録:
サイクルログは、4バイトレコードでEEPROMに記録されるだろう。ログ空間の理論的最大量がサイクルの初めに0にクリアされるだろう。したがって、タイプ0のログレコードは無効であり、現在のログの末尾になるとも考えられる。
Figure 2009504259
ログレコードの種類を、各々に対する数値、及び情報が記録されるであろう(ソフトウェア中の)位置とともに、以下のテーブルに示している。
Figure 2009504259
各種類の予期されたログエントリの数は、次の表の通りである。
Figure 2009504259
ログビヘイビア:
ログビヘイビア(log behevior)は以下のように定義される:
・ログは、すべてのサイクルの開始時にクリアされる。このことは、別のサイクルが開始されるまで、自動的に最新のサイクルのログを何もしないでそのまま保持していることになり、それによって、そのログが必要に応じて何度も検索されることを可能にする;
・各ログエントリは、EEPROMに直ちに書き込まれる。これは、装置がサイクル中に電源をオフにされた場合に、部分的なログが検索されることを可能にする;
・ログは、サイクル終了時にシリアルポートに自動的にダンプされる;
・ロギングAPIは、割り込みコンテキストからは呼び出すことができない。保護は、状態機械エンジンにより自動で行われる。すなわち、状態機械には1つだけスレッドがある;
・エラー条件のために、サイクルのすべての部分を実行したわけではなかった場合には、ログ出力は、必ずしもそのサイクルのすべての部分の情報を含んでいるわけではない。
PC対ハードウェア制御:
モジュールソフトウェアは、装置が、接続されているPCキーボードまたは実際のモジュールハードウェアから制御されることを可能にするよう構成されている。これは制御入力のみに関してである。すなわち、PCは、装置をコンセントに接続し、その電源を入れまたは切断し、扉を開けまたは閉じ、サイクルスタートボタンを押し、モジュールによって読み取られた温度を変更することをシミュレートすることができる。これは、完全なサイクルとテストシナリオとがPCのキーボードから実行されることを可能にする。いくつかの実施形態において、PC上で実行されるプログラムは、システムに対する完全な制御を行うことができる。
ボーレート及びハンドシェイクパラメータは、次のように設定される、すなわち
9600ボー/8データビット/パリティなし/1ストップビット。
PC制御の有効化:
デフォルトであるPC制御は、装置へ‘P’を送ることにより有効化される。装置がこの文字を受け取るには、シリアルケーブルを接続する必要がある。
ハードウェア制御の有効化:
ハードウェア制御は、装置へ単に‘H’を送るだけで有効になる。シリアルケーブルを接続する必要がある。
制御テーブル:
Figure 2009504259
PC制御を使用するテストケース:
正常なサイクル:
Figure 2009504259
暖機失敗サイクル:
Figure 2009504259
自動バーンインの機能:
付加の機能を追加して、生産中に、ユニットが多数の「バーンイン(burn-in)」サイクルを行うことを可能にする。バーンインの詳細は以下のとおりである:
・最大9回のバーンインを、サービスメニュー及びPCユーティリィティを使用してプログラムすることができる;
・PCユーティリィティを使用すると、「バーンイン」タブの「サイクル」テキストボックス中の文字「L」(寿命テスト用)は、装置がFOREVER(永久)として解釈する255(0xff)のサイクルカウントに変換する;
・サービスメニューから出て、扉を閉じ、装置に電源を供給し、サイクルスタートを押すとすぐに、バーンインが始まるだろう。バーンインのためのコーディングを最小にするために、サイクルスタートを選択するときに扉が閉じられていないと、扉が開いていることを示す通常のエラーコードが示され、バーンインはすべて取り消される;
・各バーンインサイクルは60分間の長さであろう。サイクルタイムは、実際のサイクル終了時間から60分いっぱいまで長引かされるだろう;
・EEPROMにおいて、終了する各サイクルに対してバーンインカウントはデクリメントされ、バーンインサイクル数はインクリメントされるだろう;
・サイクルエラーは、バーンインプロセスを終了させ、通常のサイクルエラー処理に続くだろう;
・バーンイン中、表示器は「run(実行)」と現在のバーンインカウントを示すだろう。すなわち「run9」は、現在実行中の1つを含め、終了されるべき合計9つのサイクルがあることを示す;
・すべてのバーンインの正常終了は、「PASS(合格)」を表示する。
付加の特徴:
サービスメニューに関するクイックテスト:
サービスメニューから選ばれたときのクイック(迅速な)テストの特徴として、制御要素はすべて以下の順に動かされる:
・セグメント表示器がすべて、「8」を表示する;
・扉がロックされ、そしてロック解除される;
・ヒータ及び内部ファンが、10秒間有効化され、その後、無効化される;
・冷却ファン及び内部ファンが、10秒間有効化され、その後、無効化される;
・発音器が1秒間有効になる;
・表示がクリアされる。
サービスメニュー上の冷却/ファン:
この機能は、温度及び確認テストを支援するために付加された。選択されると、内部ファン及び冷却ファンは、非選択状態になるまで、オンとなるだろう。他のオプションまたは制御は、この時点でアクティブではない。
付加の器具冷却時間の機能:
この機能は、エンドユーザが滅菌サイクルの終わりに付加の冷却時間を指定することを可能にする。この時間は0(デフォルト)から9分間であり、サービスメニューの中で変更することができる。
ユーザ/サービスメニュー:
モジュールの電源が切られるときに、3秒間サイクルスタートボタンを保持することにより、ユーザ/サービスメニューに入る。ユーザ選択及びサービス選択がある。ユーザ選択は、常に提示されるが、一方、サービス選択は、装置が壁コンセントに接続されているときに、電源ボタンが切られ、扉が開いた状態でサイクルスタートボタンが保持される場合にだけ提示される。
ひとたびメニューに入ると、サイクルスタートボタンはユーザ/サービス選択間を行き来するだろう。このモードでは、電源スイッチは、実際には、ユニットの電源を入れたり切ったりしない。扉スイッチを閉じるか、または装置の電源を入れることにより、現在のメニュー項目が「選択される」ことになろう。扉を開けることまたは装置の電源を切ることは、何の影響も持たないだろう。
メニュー選択は以下の通りである。
Figure 2009504259
Figure 2009504259
PCテストアプリケーション情報:
以下の情報をシステムとの通信において使用することができる。
Figure 2009504259
エラーコード:
以下は、例となる構成(configuration)、システム及びサイクル終了エラーコードのリストである。エラーコードが起動されたとき、表示を実際のチャンバ温度とエラーコードとの間で切り替えることができる。
Figure 2009504259
本発明をいくつかの記載した実施形態に関してかなり長くそしてある程度詳細に説明したが、それは、本発明が任意のそのような詳細または実施形態、または任意の特定の実施形態に限定されることを意図するものではなく、先行技術を考慮した添付の請求項のできるだけ広い解釈を与えるように、添付の請求項を参照して解釈されるべきであり、したがって、本発明の意図した範囲を効果的に包含するものである。さらに、上記説明は、有効な記述が利用可能であった本願発明者によって予見された実施形態に関して本発明を説明したものであるが、本発明の非現実的な修正は、現在予見されていないが、それにもかかわらず本発明と均等物を示してもよい。
動作中の本発明の例示実施形態を示している。 動作中の本発明の例示実施形態を示している。 動作中の本発明の例示実施形態を示している。 動作中の本発明の例示実施形態を示している。 動作中の本発明の例示実施形態を示している。 動作中の本発明の例示実施形態を示している。 動作中の本発明の例示実施形態を示している。 動作中の本発明の例示実施形態を示している。 動作中の本発明の例示実施形態を示している。 動作中の本発明の例示実施形態を示している。 動作中の本発明の例示実施形態を示している。 動作中の本発明の例示実施形態を示している。 動作中の本発明の例示実施形態を示している。 動作中の本発明の例示実施形態を示している。 動作中の本発明の例示実施形態を示している。 動作中の本発明の例示実施形態を示している。 動作中の本発明の例示実施形態を示している。 動作中の本発明の例示実施形態を示している。 本発明のいくつかの実施形態による加熱/冷却サイクルプロファイル例を示した時間対温度グラフである。 本発明のいくつかの実施形態による、解放位置にある扉安全インターロックの図を示している。 本発明のいくつかの実施形態による、ロックがかかった位置にある扉安全ロックの図を示している。 本発明のいくつかの実施形態による、エアフィルタ及びオペレータ制御/状態パネルの位置の図を示している。 本発明のいくつかの実施形態による、オペレータ制御/状態表示パネルの拡大図を示している。 本発明のいくつかの実施形態による、滅菌チャンバ及びオペレータ制御/状態パネルの図を示している。 本発明のいくつかの実施形態による、空の滅菌チャンバの図を示している。 本発明のいくつかの実施形態による、装填された滅菌チャンバの図を示している。 本発明のいくつかの実施形態による、空の滅菌チャンバ中の空気循環を表す図を示している。 本発明のいくつかの実施形態による、装填された滅菌チャンバ、及び制御/表示温度センサ(RTD)の位置の図を示している。 本発明のいくつかの実施形態による、下部パネルが取り外された滅菌チャンバの下部の図を示している。 本発明のいくつかの実施形態での使用に好適な温度センサの概略図を示している。 本発明のいくつかの実施形態での使用に好適なCOMポートの拡大図を示している。 本発明のいくつかの実施形態での使用に好適な筺体の上面図を示している。 本発明のいくつかの実施形態での使用に好適な滅菌チャンバ扉ハンドルの拡大図を示している。 本発明のいくつかの実施形態での使用に好適な筺体の左側面図を示している。 本発明のいくつかの実施形態での使用に好適な筺体の正面図を示している。 本発明のいくつかの実施形態での使用に好適な筺体の右側面図を示している。 本発明のいくつかの実施形態での使用に好適な筺体の背面図を示している。 本発明のいくつかの実施形態での使用に好適な滅菌チャンバ識別情報の拡大図を示している。 本発明のいくつかの実施形態による、ソフトウェアシステムアーキテクチャの一例を示すブロック図である。 本発明のいくつかの実施形態による、ハードウェアシステムアーキテクチャの一例を示すブロック図である。 本発明のいくつかの実施形態による、システム起動プロセスの状態機械(ステートマシン)の一例を示すブロック図である。 本発明のいくつかの実施形態による、ユーザ/サービスメニュープロセスの状態機械の一例を示すブロック図である。 本発明のいくつかの実施形態による、滅菌シーケンスの状態機械の一例を示すブロック図である。 本発明のいくつかの実施形態による、有色のシステム状態LEDの様々な組み合わせの意味を表示した情報ウィンドウのスクリーンショットである。

Claims (12)

  1. 筺体と、
    前記筺体の内部に画定された滅菌チャンバと、
    前記筺体の内部に収容され、前記滅菌チャンバの内部の温度を制御するのに適合した制御装置と、
    前記制御装置に接続して、
    所定の加熱プロファイルにしたがって前記滅菌チャンバを加熱し、
    所定の温度で所定の時間期間中、前記滅菌チャンバに保持された負荷物を滅菌し、
    ろ過された冷気を使用して、所定の冷却プロファイルにしたがって、前記滅菌チャンバを冷却するように、
    前記制御装置を指示する実行可能命令を格納するのに適合したメモリと、
    を有するシステムであって、
    前記システムは、前記制御装置に接続して、前記滅菌チャンバ内部の温度を検出できるように配置された温度センサをさらに含み、
    前記制御装置は、前記温度センサの出力を監視し、前記所定の加熱プロファイル、前記所定の温度、または前記所定の冷却プロファイルにしたがって前記滅菌チャンバ内部の温度を維持するのにさらに適合しており、
    前記制御装置は、当該制御装置が前記所定の加熱プロファイル、前記所定の温度、または前記所定の冷却プロファイルにしたがって前記滅菌チャンバ内部の温度を維持できない場合に、エラー状態を特定するのにさらに適合している、
    システム。
  2. 前記所定の加熱プロファイルは、第1の加熱期間に対する第1の加熱速度と、第2の加熱期間に対する第2の加熱速度とを含む、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記第1の加熱速度は前記第2の加熱速度より高い、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記所定の加熱プロファイルは、前記第2の加熱期間中に段階的に増加する加熱プロファイルを含む、請求項2に記載のシステム。
  5. 前記段階的に増加する加熱プロファイルは、所定の増分だけ前記滅菌チャンバ内部の温度を増加させることと、所定の継続期間中、前記滅菌チャンバ内部の温度を保持することとを交互に含む、請求項4に記載のシステム。
  6. 前記所定の増分は約1℃であり、前記所定の継続期間は約1分である、請求項5に記載のシステム。
  7. 前記所定の時間期間は約3分であり、前記所定の温度は約190℃である、請求項1に記載のシステム。
  8. 所定の加熱プロファイルにしたがって滅菌チャンバを加熱するステップと、
    所定の温度で所定の時間期間中、前記滅菌チャンバに保持された負荷物を滅菌するステップと、
    ろ過された冷気を使用して、所定の冷却プロファイルにしたがって前記滅菌チャンバを冷却するステップと、
    を含む加熱滅菌方法であって、
    前記所定の加熱プロファイルは、第1の加熱期間に対する第1の加熱速度と、第2の加熱期間に対する第2の加熱速度とを含み、
    前記第1の加熱速度は前記第2の加熱速度より高い、
    加熱滅菌方法。
  9. 前記所定の加熱プロファイルは、前記第2の加熱期間中に段階的に増加する加熱プロファイルを含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記段階的に増加する加熱プロファイルは、所定の増分だけ前記滅菌チャンバ内部の温度を増加させることと、所定の継続期間中、前記滅菌チャンバ内部の温度を保持することとを交互に含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記所定の増分は約1℃であり、前記所定の継続期間は約1分である、請求項10に記載の方法。
  12. 前記所定の時間期間は約3分であり、前記所定の温度は約190℃である、請求項8に記載の方法。
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