JP2009301952A - 発光装置及びそれを備えた照明システム - Google Patents

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Abstract

【課題】直列接続される複数の発光ダイオードに対して逆電圧が印加された場合においても、複数の発光ダイオードのうち、接続方向両端に配置される発光ダイオードの発光不良の発生を抑制する。
【解決手段】発光装置を構成する第1発光グループGr1では、直列接続された3個の第1青色LED66〜第3青色LED68をそれぞれ有する第1発光チップ52_1〜第10発光チップ52_10が直列接続されている。そして、第1発光チップ52_1〜第10発光チップ52_10には、第1青色LED66〜第3青色LED68とは逆向きの極性を有する第1保護ダイオード53_1〜第10保護ダイオード53_10が、それぞれ、並列接続される。
【選択図】図4

Description

本発明は、発光ダイオードを用いた発光装置及びそれを備えた照明システムに関する。
近年、電球や蛍光ランプに代えて、高効率、長寿命が期待される発光ダイオード(Light Emitting Diode、以下、LEDと略す)を照明器具として利用する技術が提案されている。このようなLEDは、順方向に電流が流れた際に発光し、逆方向に電流が流れた場合には発光しないという特性を有している。また、LEDは、一般的な整流用ダイオードと比較して、逆方向にかかる電圧(逆電圧)に対する耐性が低いことが知られている。
ここで、一般的な商用電源は交流を採用しているため、交流に直接LEDを接続した場合には、周期的にLEDに過大な逆電圧がかかってしまい、LEDの点灯不良を招くおそれがある。
このため、商用電源等の交流を直流に変換した後に、LEDに供給する技術が種々提案されている。
公報記載の技術として、例えばダイオードブリッジ回路を用いて商用交流電源を全波整流し、直列接続された複数のLEDに供給する交流電源用発光装置において、直列接続される複数のLEDに対してキャパシタを並列接続し、各LEDでの明滅(フリッカ)を抑制する技術が存在する(特許文献1参照)。
また、別の公報記載の技術として、例えばダイオードブリッジ回路を用いて交流電源を全波整流し、直列接続された複数の発光ダイオードに供給する発光ダイオード表示素子において、交流電源とダイオードブリッジ回路とを電気的に接続・切断するためのスイッチを設け、スイッチのオン・オフによって各発光ダイオードを点灯・消灯させる技術が存在する(特許文献2参照)。
特開2007−12808号公報 特開平5−66718号公報
しかしながら、交流を直流に変換してLEDに供給を行う場合において、例えばLEDを点灯させるためにスイッチをオンする際に、LEDに逆電圧がかかってしまうという現象が発生することがあった。また、交流を直流に変換してLEDに供給を行う場合において、例えばLEDを点灯させないようにスイッチをオフにしている間に、LEDに逆電圧がかかってしまうという現象が発生することがあった。
そして、このような現象が発生すると、直列接続された複数のLEDのうち、接続方向の両端側に配置されたLEDが発光しなくなってしまうおそれがあった。
本発明は、直列接続される複数の発光ダイオードに対して逆電圧が印加された場合においても、複数の発光ダイオードのうち、接続方向両端に配置される発光ダイオードの発光不良の発生を抑制することを目的とする。
かかる目的のもと、本発明が適用される照明システムは、極性が揃えられた状態で直列接続される複数の発光ダイオードを有する発光ダイオード列と、交流電源から供給される交流を直流に変換して発光ダイオード列に供給する交直流変換部と、交流電源と交直流変換部との電気的な接続および切断を行うスイッチと、発光ダイオード列において接続方向の一端に設けられた一端側の発光ダイオードに並列接続され、一端側の発光ダイオードを逆電圧から保護する一端側の保護素子と、発光ダイオード列において接続方向の他端に設けられた他端側の発光ダイオードに並列接続され、他端側の発光ダイオードを逆電圧から保護する他端側の保護素子とを含んでいる。
このような照明システムにおいて、交直流変換部は、交流電源に接続される1次側と発光ダイオード列に接続される2次側とを絶縁しない非絶縁型であることを特徴とすることができる。
また、交流電源から供給される交流がAC100V(実効値)の場合に、発光ダイオードの順方向電圧が+2.8V以上であり、直列接続される発光ダイオードの数が30個以上であることを特徴とすることができる。
さらに、スイッチは、交流電源からの交流の供給に使用される2本の給電線のうち、いずれか一方の給電線を接続および切断することを特徴とすることができる。
さらにまた、一端側の保護素子は、一端側の発光ダイオードとは極性が逆向きに設定されたダイオードからなり、他端側の保護素子は、他端側の発光ダイオードとは極性が逆向きに設定されたダイオードからなることを特徴とすることができる。
また、一端側の保護素子は、抵抗素子からなり、他端側の保護素子は、抵抗素子からなることを特徴とすることができる。
さらに、一端側の保護素子は、一端側の発光ダイオードと一端側の発光ダイオードに隣接して一端側の発光ダイオードに直列接続される他の発光ダイオードとに対して並列接続され、他端側の保護素子は、他端側の発光ダイオードと他端側の発光ダイオードに隣接して他端側の発光ダイオードに直列接続されるさらに他の発光ダイオードとに対して並列接続されることを特徴とすることができる。
また、他の観点から捉えると、本発明が適用される発光装置は、基板と、基板に搭載され、それぞれが単数の発光ダイオードまたは極性が揃えられた複数の発光ダイオードを備え、極性が揃えられた状態で直列接続される複数の発光チップと、基板に搭載され、複数の発光チップのうち、接続方向の一端に設けられた一端側の発光チップに並列接続され、一端側の発光チップを逆電圧から保護する一端側の保護素子と、基板に搭載され、複数の発光チップのうち、接続方向の他端に設けられた他端側の発光チップに並列接続され、他端側の発光チップを逆電圧から保護する他端側の保護素子とを含んでいる。
このような発光装置において、発光チップが複数の発光ダイオードを備える場合に、発光チップにおいて複数の発光ダイオードが直列接続されることを特徴とすることができる。
また、発光ダイオードの発光層がガリウムおよび窒素を含むことを特徴とすることができる。
さらに、一端側の保護素子は、一端側の発光チップとは極性が逆向きに設定されたダイオードからなり、他端側の保護素子は、他端側の発光チップとは極性が逆向きに設定されたダイオードからなることを特徴とすることができる。
さらにまた、一端側の保護素子は、抵抗素子からなり、他端側の保護素子は、抵抗素子からなることを特徴とすることができる。
さらに、他の観点から捉えると、本発明は、極性が揃えられた状態で直列接続される複数の発光ダイオードを備えた発光装置において、複数の発光ダイオードのうち、接続方向両端側に設けられた単数のダイオードまたは複数のダイオードは、それぞれ、単数のダイオードまたは複数の発光ダイオードとは極性が逆向きのダイオードを並列接続した状態で直列接続され、複数の発光ダイオードのうち、接続方向中央側に設けられた残りの発光ダイオードは、逆向きのダイオードを並列接続せずに直列接続されることを特徴としている。
本発明によれば、直列接続される複数の発光ダイオードに対して逆電圧が印加された場合においても、複数の発光ダイオードのうち、接続方向両端に配置される発光ダイオードの発光不良の発生を抑制することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本実施の形態が適用される照明システムの全体構成の一例を示す図である。
この照明システムは、例えば街灯や室内灯として用いられる照明装置10と、AC100V(実効値)で電力供給を行う交流電源の一例としての商用電源20と、商用電源20から供給される交流電圧を直流電圧に変換する交流−直流変換装置30と、商用電源20と交流−直流変換装置30とを電気的に接続および切断するスイッチ40とを備えている。
本実施の形態において、交直流変換部の一例としての交流−直流変換装置30は、4つのダイオード31〜34にて構成されたダイオードブリッジ35と、ダイオードブリッジ35の両出力端と電気的に接続される照明装置10に並列接続されるコンデンサ36とを備えている。なお、コンデンサ36は電解コンデンサで構成される。そして、この交流−直流変換装置30では、商用電源20から入力されてくるAC100Vの入力電圧を、DC100Vの出力電圧に変換するようになっている。このため、交流−直流変換装置30は、AC100Vを一旦別の交流電圧に変換するためのトランスを有しておらず、結果として、1次側(商用電源20側)と2次側(照明装置10)とが、トランス等によって絶縁されない非絶縁型となっている。
なお、非絶縁型の交流−直流変換装置30には、1次側と2次側とを例えばトランスで接続することにより絶縁し、且つ、制御回路についても1次側と2次側とを例えばフォトカプラで接続することにより絶縁を行うもの以外のすべてが含まれる。
また、スイッチ40は、商用電源20からの電力供給に使用される2本の配線のうちのいずれか1本の接続または切断を行うことで、照明装置10の点灯、消灯を切り換える所謂片切りスイッチで構成される。
図2は、照明装置10の構成の一例を説明するための図である。ここで、図2(a)は照明装置10を被照射側からみた正面図であり、図2(b)は照明装置10の側面図である。
この照明装置10は、基板51の表面に複数の発光チップ52および複数の保護ダイオード53を搭載して構成された発光装置11と、凹字状の断面形状を有し、凹部内側の底部に発光装置11が取り付けられるように構成されたシェード12とを備える。なお、照明装置10には、必要に応じて、発光チップ52から出射される光を均一にするための拡散レンズ等を設けるようにしてもよい。
基板51は、例えばガラス布基材エポキシ樹脂銅張積層板(ガラエポ基板)等で構成され、長方形状の形状を有している。そして、基板51の内部には複数の発光チップ52や複数の保護ダイオード53を電気的に接続するための配線が形成され、その表面には白色レジスト膜が塗布形成されている。なお、シェード12の凹部内側も白色に塗装されている。なお、白色レジスト塗装膜に代えて、蒸着等により金属膜を形成するようにしてもよい。
また、発光チップ52は、基板51に、基板51の短手方向に2列且つ長手方向に15列の合計30個が取り付けられている。
さらに、保護ダイオード53は、基板51に、基板51の短手方向に2列且つ長手方向に15列の合計30個が、各発光チップ52に隣接するように取り付けられている。
そして、発光装置11においては、図中左側の10個(2列×5列)の発光チップ52および10個の保護ダイオード53によって第1発光グループGr1が、図中中央側の10個(2列×5列)の発光チップ52および10個の保護ダイオード53によって第2発光グループGr2が、図中右側の10個(2列×5列)の発光チップ52および10個の保護ダイオード53によって第3発光グループGr3が、それぞれ構成されている。なお、これら第1発光グループGr1、第2発光グループGr2および第3発光グループGr3は、後述するように回路構成の単位となっている。また、本明細書において、「保護ダイオード」とは、保護素子としてダイオードを用いたものをいう。
図3は、発光チップ52の構成を説明するための図である。ここで、図3(a)は発光チップ52の上面図を、図3(b)は図3(a)のIIIB−IIIB断面図を、それぞれ示している。
この発光チップ52は、一方の側に凹部61aが形成された筐体61と、筐体61に形成されたリードフレームからなる第1リード部62、第2リード部63、第3リード部64および第4リード部65と、凹部61aの底面に取り付けられた第1青色LED66、第2青色LED67および第3青色LED68と、凹部61aを覆うように設けられた封止部69とを備えている。なお、図3(a)においては、封止部69の記載を省略している。
筐体61は、第1リード部62、第2リード部63、第3リード部64および第4リード部65を含む金属リード部に、白色の熱可塑性樹脂を射出成型することによって形成されている。
第1リード部62、第2リード部63、第3リード部64および第4リード部65は、0.1〜0.5mm程度の厚みをもつ金属板であり、加工性、熱伝導性に優れた金属として例えば鉄/銅合金をベースとし、その上にめっき層としてニッケル、チタン、金、銀などを数μm積層して構成されている。
そして、本実施の形態では、第1リード部62、第2リード部63、第3リード部64および第4リード部65の一部が、凹部61aの底面に露出するようになっている。また、第1リード部62、第2リード部63、第3リード部64および第4リード部65の一端部側は筐体61の外側に露出し、且つ、筐体61の外壁面から裏面側に折り曲げられている。また、本実施の形態では、第1青色LED66が第1リード部62に、第2青色LED67が第2リード部63に、そして第3青色LED68が第3リード部64にそれぞれ取り付けられている。
そして、発光チップ52内では、第1青色LED66のアノードが第1リード部62に接続され、第1青色LED66のカソードが第2青色LED67のアノードに接続される。また、第2青色LED67のカソードが第3青色LED68のアノードに接続され、第3青色LED68のカソードが第4リード部65に接続される。すなわち、発光チップ52において、第1青色LED66、第2青色LED67および第3青色LED68は、第1リード部62をアノード側、第4リード部65をカソード側として直列に接続されている。
なお、発光ダイオードの一例としての第1青色LED66、第2青色LED67および第3青色LED68の発光層はGaN(窒化ガリウム)を含む構成を有しており、第1青色LED66〜第3青色LED68は同じ波長の青色光を出射するようになっている。ただし、同じ波長といっても完全同一である必要はなく、例えば±10nm程度の違いがあってもよい。
封止部69は、可視領域の波長において光透過率が高く、また屈折率が高い透明樹脂にて構成される。また、封止部69の表面側は平坦面となっている。封止部69を構成する耐熱性、耐候性、及び機械的強度が高い特性を満たす樹脂としては、例えばエポキシ樹脂やシリコン樹脂を用いることができる。そして、本実施の形態では、封止部69を構成する透明樹脂に、第1青色LED66、第2青色LED67および第3青色LED68から出射される青色光の一部を、緑色光および赤色光に変換する蛍光体を含有させている。なお、このような蛍光体に代えて、青色光の一部を黄色光に変換する蛍光体、あるいは、青色光の一部を黄色光および赤色光に変換する蛍光体を含有させるようにしてもよい。
図4は、発光装置11における回路構成の一例を説明するための図である。なお、ここでは、第1発光グループGr1を例として説明を行うが、他の第2発光グループGr2および第3発光グループGr3も、第1発光グループGr1と同じ構成を有している。
第1発光グループGr1は、上述したように10個の発光チップ52と10個の保護ダイオード53とで構成される。なお、以下の説明においては、10個の発光チップ52を、それぞれ第1発光チップ52_1〜第10発光チップ52_10と呼び、10個の保護ダイオード53を、それぞれ第1保護ダイオード53_1〜第10保護ダイオード53_10と呼ぶことにする。
第1発光グループGr1は、電力供給用の2個の電極すなわち第1電極54と第2電極55とを有している。そして、第1発光チップ52_1〜第10発光チップ52_10は、第1電極54から第2電極55に向けて、番号順に直列に接続されている。このとき、第1発光チップ52_1〜第10発光チップ52_10は、第1青色LED66のアノードすなわち第1リード部62(図3参照)が第1電極54側となり、第3青色LED68のカソードすなわち第4リード部65(図3参照)が第2電極55側となるように、それぞれ接続される。したがって、第1発光グループGr1では、発光ダイオード列として機能する計30個の青色LEDが、直列接続されていることになる。そして、第1電極54と第1発光チップ52_1との間には、直列に電流制限抵抗56が接続されている。この電流制限抵抗56は、第1発光グループGr1を構成する各青色LEDに流れる順方向電流を所定の大きさに制限する機能を有している。なお、電流制限抵抗56に代えて、例えば定電流ダイオード(CRD)やトランジスタを用いた定電流回路等を、第1発光チップ52_1〜第10発光チップ52_10に直列接続するようにしてもよい。
また、第1電極54と第2電極55との間には、交流−直流変換装置30(図1参照)より、第1電極54側が正極、第2電極55側が負極となるように、DC100Vが供給される。そして、本実施の形態では、第1発光グループGr1〜第3発光グループGr3の第1電極54同士が接続され、且つ、第2電極55同士も接続される。したがって、第1発光グループGr1〜第3発光グループGr3は、交流−直流変換装置30(図1参照)に対し並列に接続されることになる。このため、本実施の形態では、第1発光チップ52_1の第1青色LED66が一端側の発光ダイオードとして機能し、第10発光チップ52_10の第3青色LED68が他端側の発光ダイオードとして機能している。また、第1発光チップ52_1の第2青色LED67が他の発光ダイオードとして機能し、第10発光チップ52_10の第2青色LED67がさらに他の発光ダイオードとして機能している。さらに、本実施の形態では、第1発光チップ52_1が一端側の発光チップとして機能し、第10発光チップ52_10が他端側の発光チップとして機能している。
一方、第1保護ダイオード53_1〜第10保護ダイオード53_10は、対応する同番号の第1発光チップ52_1〜第10発光チップ52_10に対し、それぞれ並列に接続されている。例えば第1保護ダイオード53_1は、第1発光チップ52_1の第1青色LED66のアノードと第3青色LED68のカソードとに接続される。このとき、第1保護ダイオード53_1は、そのアノードが第3青色LED68のカソードに、そのカソードが第1青色LED66のアノードに、それぞれ接続される。したがって、第1発光チップ52_1を構成する第1青色LED66〜第3青色LED68と第1保護ダイオード53_1とでは、それぞれの順方向電流の向きが逆向きとなっている。なお、他の第2発光チップ52_2〜第10発光チップ52_10および他の第2保護ダイオード52_2〜第10保護ダイオード53_10においても、同様の接続がなされている。なお、本実施の形態では、第1保護ダイオード53_1が一端側の保護素子として、また、第10保護ダイオード53_10が他端側の保護素子として、それぞれ機能している。
なお、第1青色LED66〜第3青色LED68は、25℃の環境下において+3.2Vの順方向電圧VFLを印加した際に、20mAの順方向電流IFLが流れるようになっている。また、第1青色LED66〜第3青色LED68の逆方向電圧VRLの絶対最大定格は−5.0Vとなっている。
一方、保護ダイオード53は、25℃の環境下において+0.7Vの順方向電圧VFPを印加した際に、2mAの順方向電流IFPが流れるようになっている。また、保護ダイオード53の逆方向電圧VRPの絶対最大定格は−80Vとなっている。
では、図1に示す照明システムの動作を、上述した図1〜図4を参照しつつ説明する。
最初に、スイッチ40をオンすることにより、商用電源20と交流−直流変換装置30とを電気的に接続する。これにより、商用電源20は交流−直流変換装置30にAC100Vを供給する。
次に、交流−直流変換装置30は、供給されてくるAC100Vをダイオードブリッジ35で全波整流することによって直流に変換する。ただし、ダイオードブリッジ35からの出力はリップルの大きい脈流となっているため、この脈流をコンデンサ36にて平滑化する。これにより、交流−直流変換装置30は、リップルが平滑化されたDC100Vを照明装置10に出力する。
そして、照明装置10では、発光装置11の基板51に設けられた第1発光グループGr1〜第3発光グループGr3に、交流−直流変換装置30から送られてきたDC100Vが並列に供給される。すると、例えば第1発光グループGr1では、直列接続される10個の発光チップ52に、第1発光チップ52_1から第10発光チップ52_10に向かう方向に直流の順方向電流IFLが流れる。
このとき、例えば第1発光チップ52_1では、直列接続される第1青色LED66、第2青色LED67および第3青色LED68にそれぞれ順方向電流IFLが流れ、その結果、これら第1青色LED66、第2青色LED67および第3青色LED68は青色に発光する。そして、第1発光チップ52_1では、第1青色LED66、第2青色LED67および第3青色LED68の発光で生じた青色光の一部が、封止部69内に存在する蛍光体により、緑色および赤色に変換される。その結果、第1発光チップ52_1の封止部69からは、青色光、緑色光および赤色光を含む白色光が出射される。なお、発光に伴って第1青色LED66、第2青色LED67、第3青色LED68で発生した熱は、それぞれが取り付けられた第1リード部62、第2リード部63、第3リード部64を介して第1発光チップ52_1の外部に放出される。
また、第1発光グループGr1を構成する第2発光チップ52_2〜第10発光チップ52_10も、第1発光チップ52_1と同様のプロセスを経て、青色光、緑色光および赤色光を含む白色光を出射する。また、第2発光グループGr2および第3発光グループGr3をそれぞれ構成する第1発光チップ52_1〜第10発光チップ52_10も、同様のプロセスを経て、青色光、緑色光および赤色光を含む白色光を出射する。
そして、第1発光グループGr1〜第3発光グループGr3をそれぞれ構成する第1発光チップ52_1〜第10発光チップ52_10から出射された白色光は、直接あるいは基板51やシェード12で反射した後に、所定の空間あるいは対象物に向けて照射される。
その後、スイッチ40をオフにすると、商用電源20と交流−直流変換装置30とが電気的に切断される。これにより、商用電源20から交流−直流変換装置30にはAC100Vが供給されなくなり、これに伴って交流−直流変換装置30からDC100Vが出力されなくなる。その結果、照明装置10の発光装置11を構成するすべての発光チップ52において、第1青色LED66、第2青色LED67および第3青色LED68が消灯する。
なお、この例では、第1発光チップ52_1〜第10発光チップ52_10を構成する第1青色LED66〜第3青色LED68に、それぞれ20mAの順方向電流IFLを流している。したがって、直列接続された30個の青色LEDを有する第1発光グループGr1全体では、第1電極54と第2電極55との間で、3.2V×30個=96Vに、電流制限抵抗56で生じる電圧降下を加えた分だけ電圧降下が生じる。ここで、電流制限抵抗56で生じる電圧降下を4V程度とすれば、第1発光グループGr1全体で生じる電圧降下は、交流−直流変換装置30から供給されるDC100Vとほぼ一致する。これにより、本実施の形態にかかる照明システムでは、交流−直流変換装置30において商用電源20から供給されるAC100Vを、交直変換前に昇圧あるいは降圧させるためのトランスを不要としている。
また、この例において、発光チップ52_1〜52_10に並列接続される保護ダイオード53_1〜53_10には、それぞれ、第1青色LED66〜第3青色LED68における電圧降下(3.2V×3個=9.6V)に対応する逆方向電圧VRPが印加されることになる。ただし、この逆方向電圧VRPの値は各保護ダイオード53_1〜53_10の逆方向電圧VRPの絶対最大定格よりも著しく小さいことから、保護ダイオード53_1〜53_10に電流は流れない。
ところで、例えば日本で一般的に使用される商用電源すなわち単相2線式のAC100V電源は、通常、次のような手順を経て供給される。まず、送電線を用いて高圧(6,600V等)で供給される交流電圧を、柱上トランスや屋内外の変圧設備などで、接地電位を含む単相3線式のAC200Vとしてオフィスや一般家庭に給電する。そして、この単相3線式のAC200Vを、中点を介して2系統の単相2線式のAC100Vに分離し、上述した照明装置10等の各種電気・電子機器に給電している。そして、単相2線式の交流電源の2線のうち、一方は中性線(ニュートラル側)として変電設備において接地され、他方は活性線(ライブ側)としてAC100Vの活電線となる。
また、本実施の形態の照明システムでは、図1に示したように、スイッチ40が所謂片切りスイッチで構成されている。一般に、スイッチ40はライブ側に接続されることが好ましいが、ニュートラル側に接続されることもある。
図5は、図1に示すスイッチ40を商用電源20のライブ側に接続した場合に、照明装置10(発光装置11)の第1発光グループGr1を構成する各青色LEDのアノード−カソード間に印加される電圧波形を示している。ただし、図5は、第1発光グループGr1を、第1保護ダイオード53_1〜第10保護ダイオード53_10を取り付けることなく、第1発光チップ52_1〜第10発光チップ52_10を直列接続して構成した場合に得られた電圧波形を示している。
ここで、図5(a)は第1発光グループGr1において最も順方向上流側すなわち第1電極54に近い側に取り付けられる第1発光チップ52_1の第1青色LED66(1番目のLEDと呼ぶ)の電圧波形、図5(b)は第1発光チップ52_1の第2青色LED67(2番目のLEDと呼ぶ)の電圧波形、図5(c)は第1発光チップ52_1の第3青色LED68(3番目のLEDと呼ぶ)の電圧波形をそれぞれ示している。また、図5(d)は第1発光グループGr1において中間部に取り付けられる第5発光チップ52_5の第3青色LED68(15番目のLEDと呼ぶ)の電圧波形、図5(e)は第1発光グループGr1において最も順方向下流側すなわち第2電極55に近い側に取り付けられる第10発光チップ52_10の第3青色LED68(30番目のLEDと呼ぶ)の電圧波形をそれぞれ示している。
スイッチ40を商用電源20のライブ側に接続した場合、スイッチ40がオフに設定される非点灯期間T1において、各青色LEDに印加される電圧はほぼ0Vとなる。また、スイッチ40がオンに設定される点灯期間T2において、各青色LEDに印加される電圧は順方向電圧VFL=+3.2Vとなり、各青色LEDには順方向電流IFLが流れる。
これに対し、時刻tsでスイッチ40をオフからオンに切り換える際に、交流−直流変換装置30において負のインパルス電圧が発生する。これに伴い、第1発光グループGr1の先端に位置する1番目のLEDには図5(a)に示すように瞬間的に負の突入電圧V=約−30Vが、2番目のLEDには図5(b)に示すように瞬間的に負の突入電圧V=約−25Vが、3番目のLEDには図5(c)に示すように瞬間的に負の突入電圧V=約−12Vが、それぞれ印加される。また、第1発光グループGr1の後端に位置する30番目のLEDには図5(e)に示すように瞬間的に負の突入電圧V=約−0.5Vが印加される。一方、第1発光グループGr1のほぼ中間に位置する15番目のLEDには図5(d)に示すようにこのような負の突入電圧はみられない。
ここで、本実施の形態で用いた青色LEDの逆方向電圧VRLの絶対最大定格は上述したように−5.0Vである。したがって、1番目のLED、2番目のLEDおよび3番目のLEDには、スイッチ40をオフからオンに切り換える際に、逆方向電圧VRLの絶対最大定格を超える負の電圧が印加されてしまうことになる。
また、図6は、図1に示すスイッチ40を商用電源20のニュートラル側に接続した場合に、照明装置10(発光装置11)の第1発光グループGr1を構成する各青色LEDのアノード−カソード間に印加される電圧波形を示している。ただし、図6は、上述した図5と同様に、第1発光グループGr1を、第1保護ダイオード53_1〜第10保護ダイオード53_10を取り付けることなく、第1発光チップ52_1〜第10発光チップ52_10を直列接続して構成した場合に得られた電圧波形を示している。
ここで、図6(a)は上記1番目のLEDの電圧波形、図6(b)は上記2番目のLEDの電圧波形、図6(c)は上記3番目のLEDの電圧波形をそれぞれ示している。また、図6(d)は上記15番目のLEDの電圧波形、図6(e)は上記30番目のLEDの電圧波形をそれぞれ示している。
スイッチ40を商用電源20のニュートラル側に接続した場合、スイッチ40がオフに設定される非点灯期間T1においても、各青色LEDには周期的な負の電圧が印加される。これに伴い、1番目のLEDには図6(a)に示すように最大で約−30Vの電圧が、2番目のLEDには図6(b)に示すように最大で約−25Vの電圧が、3番目のLEDには図6(c)に示すように最大で約−12Vの電圧が、それぞれ印加される。また、30番目のLEDには図6(e)に示すように最大で約−30Vの電圧が印加される。一方、15番目のLEDには図6(d)に示すようにこのような負の電圧はみられない。
なお、この周期的な負の電圧は、スイッチ40を切断した状態においても、商用電源20のライブ側が発光装置11と接続されることにより、接地がなされない不安定な状態で、発光装置11に電圧の供給が行われることに起因して生じるものと考えられる。
また、時刻tsでスイッチ40をオフからオンに切り換える際にも、交流−直流変換装置30における負のインパルス電圧の発生に伴い、1番目のLEDには図6(a)に示すように瞬間的に負の突入電圧V=約−30Vが、2番目のLEDには図6(b)に示すように瞬間的に負の突入電圧V=約−25Vが、3番目のLEDには図6(c)に示すように瞬間的に負の突入電圧V=約−12Vが、それぞれ印加される。また、30番目のLEDには図6(e)に示すように瞬間的に負の突入電圧V=約−0.5Vが印加される。一方、15番目のLEDには図6(d)に示すようにこのような負の突入電圧はみられない。
ここで、本実施の形態で用いた青色LEDの逆方向電圧VRLの絶対最大定格は−5.0Vとなっている。したがって、1番目のLED、2番目のLEDおよび3番目のLEDには、スイッチ40をオフとしたままであっても、逆方向電圧VRLの絶対最大定格を超える逆電圧が印加されてしまうことになる。また、1番目のLED、2番目のLEDおよび3番目のLEDには、スイッチ40をオフからオンに切り換える際にも、逆方向電圧VRLの絶対最大定格を超える負の電圧が印加されてしまうことになる。
そこで、本実施の形態では、例えば第1発光グループGr1を構成する第1発光チップ52_1〜第10発光チップ52_10に対し、それぞれ、極性が逆向きの第1保護ダイオード53_1〜第10保護ダイオード53_10を、それぞれ並列接続するようにした。これにより、例えば第1発光グループGr1の第1電極54と第2電極55との間に負の電圧が印加された場合であっても、この負の電圧を第1保護ダイオード53_1〜第10保護ダイオード53_10を介して逃がすことにより、第1発光チップ52_1〜第10発光チップ52_10をそれぞれ構成する第1青色LED66〜第3青色LED68に負の高電圧が印加されなくなり、破壊等が生じにくい状態となる。
なお、本実施の形態では、例えば第1発光グループGr1を構成する第1発光チップ52_1〜第10発光チップ52_10に、それぞれ、保護素子の一例としての第1保護ダイオード53_1〜第10保護ダイオード53_10を並列接続していたが、これに限られるものではない。
ここで、図7は、発光装置11における回路構成の他の例を説明するための図である。この例においては、例えば第1発光グループGr1の両端側すなわち順方向上流側の第1発光チップ52_1〜第3発光チップ52_3および順方向下流側の第8発光チップ52_8〜第10発光チップ52_10にのみ逆向きのダイオードの一例としての保護ダイオード53(53_1、53_2、53_3、53_8、53_9、53_10)を設けている。
このように、すべての発光チップ52にそれぞれ保護ダイオード53を設けない場合であっても、設けた第1保護ダイオード53_1、第2保護ダイオード53_2、第3保護ダイオード53_3、第8保護ダイオード53_8、第9保護ダイオード53_9および第10保護ダイオード53_10における順方向電圧VFPおよび電圧降下量を、第1青色LED66〜第3青色LED68の逆方向電圧VRLの絶対最大定格を超えない範囲で適宜大きく設定することで、各青色LEDに過大な負電圧が印加される事態を回避することができる。
また、図8に示すように、例えば第1発光グループGr1の第1発光チップ52_1〜第10発光チップ52_10に、それぞれ、保護素子の一例としての保護抵抗57(具体的には第1保護抵抗57_1〜第10保護抵抗57_10)を並列接続するようにしてもよい。
LEDは、一般に、逆電圧に対して非常に高い抵抗値を示す特性を有している。このため、保護抵抗57を発光チップ52に並列接続することにより、発光チップ52にかかる逆電圧を保護抵抗57側に逃がすことが可能となり、発光チップ52を構成する第1青色LED66〜第3青色LED68を効果的に保護することができる。ここで、保護抵抗57の抵抗値については、LEDの保護という観点からすれば小さい方が好ましいが、この場合には、照明装置10を点灯させた際に保護抵抗57に多くの電流が流れ込むことになり、消費電力が増大につながってしまう。そこで、第1保護抵抗57_1〜第10保護抵抗57_10の抵抗値については、10kΩ以上とすることが好ましく、さらには100kΩ以上とすることが好ましい。
さらに、図9に示すように、例えば第1発光グループGr1の両端側すなわち順方向上流側の第1発光チップ52_1〜第3発光チップ52_3および順方向下流側の第8発光チップ52_8〜第10発光チップ52_10にのみ保護抵抗57(57_1、57_2、57_3、57_8、57_9、57_10)を設けるようにしてもよい。
また、図10は、発光装置11における回路構成の他の例を説明するための図である。この例においては、例えば第1発光グループGr1の両端すなわち順方向最上流側の第1発光チップ52_1および順方向最下流側の第10発光チップ52_10にのみ逆向きのダイオードの一例としての保護ダイオード53(53_1、53_10)を設けている。また、第1保護ダイオード53_1および第10保護ダイオード53_10に、抵抗素子の一例としての第1保護抵抗57_1および第10保護抵抗57_10を、それぞれ直列接続している。
このように、両端の第1発光チップ52_1および第10発光チップ52_10にのみ第1保護ダイオード53_1および第10保護ダイオード53_10を設けた場合であっても、それぞれに直列接続される第1保護抵抗57_1および第10保護抵抗57_10の抵抗値を、その電圧降下量が第1発光チップ52_1および第10発光チップ52_10を構成する第1青色LED66〜第3青色LED68の逆方向電圧VRLの絶対最大定格を超えない範囲で適宜大きく設定することで、各青色LEDに過大な負電圧が印加される事態を回避することができる。
なお、本実施の形態では、発光装置11を用いて照明装置10を構成する例について説明を行ったが、これに限られるものではなく、上述した発光装置11を例えば信号機や各種表示装置にも適用することができる。
また、本実施の形態では、保護素子の一例としての保護ダイオード53を用いて負の電圧に対する青色LEDの電気的な保護を行っていたが、これに限られるものではなく、例えばツェナーダイオード、抵抗等のインピーダンス素子、サージを吸収するコンデンサ、所定の電圧値で導通(オン)するスイッチング素子、さらにはこれらを組み合わせたものを用いてもよい。
また、本実施の形態では、1つの発光チップ52が3個の青色LEDを搭載する例について説明を行ったが、これに限られるものではなく、1つの発光チップ52に搭載する青色LEDの数については、単数または複数から適宜設計変更することができる。
また、本実施の形態では、青色LEDを搭載した発光チップ52を例として説明を行ったが、これに限られるものではなく、例えば紫外LED、緑色LED、赤色LED、あるいは赤外LEDを搭載するものであってもよく、また、異なる色のLEDを複数搭載するものであってもよい。
また、本実施の形態では、発光チップ52と保護ダイオード53とを別体で構成していたが、これに限られるものではなく、発光チップ52に保護ダイオード53を内蔵させるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、発光チップ52毎すなわち直列接続される第1青色LED66、第2青色LED67および第3青色LED68に対して1つの保護ダイオード53を並列接続するようにしていたが、これに限られるものではなく、第1青色LED66、第2青色LED67および第3青色LED68に対してそれぞれ個別に保護ダイオード53を並列接続するようにしてもよい。ここで、本実施の形態では、直列接続される3個の青色LEDに対して1個の保護ダイオード53を並列接続するようにしていたが、1個の保護ダイオード53に対応して直列接続される青色LEDの数については、適宜選択して差し支えない。ただし1個の保護ダイオード53に対して4個以上の青色LEDを直列接続した場合には、負の電圧の印加時に順方向最上流側の青色LEDにかかる負の電圧が高くなりすぎる場合があるため、3個以下とすることが好ましい。
また、本実施の形態では、発光チップ52内において第1青色LED66、第2青色LED67および第3青色LED68を直列接続するようにしていたが、これに限られるものではなく、例えば並列接続するようにしてもよい。この場合には、各発光チップ52内では第1青色LED66〜第3青色LED68が並列接続される一方、発光チップ52同士は直列接続されることになる。
また、本実施の形態では、交流−直流変換装置30において、ダイオードブリッジ35を用いて交流を全波整流するようにしていたが、これに限られるものではなく、例えば2つのダイオードを用いて交流を半波整流するものであってもよい。
また、本実施の形態においては、スイッチ40として商用電源20のライブ側あるいはニュートラル側を接続・切断する所謂片切りスイッチを用いていたが、これに限られるものではなく、ライブ側およびニュートラル側の両者を接続・切断する所謂両切りスイッチであってもよい。ここで、スイッチ40として両切りスイッチを用いた場合には、図6を用いて説明したような非点灯期間T1における負の電圧は発生しにくくなるが、図5を用いて説明したようなスイッチオン時の負のインパルス電圧は発生するおそれがある。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
本実施の形態が適用される照明システムの全体構成の一例を示す図である。 照明装置の構成の一例を説明するための図である。 (a)は発光チップの上面図であり、(b)は(a)のIIIB−IIIB断面図である。 発光装置における回路構成の一例を説明するための図である。 スイッチを商用電源のライブ側に接続した場合に、第1発光グループを構成する各青色LEDのアノード−カソード間に印加される電圧波形を示す図である。 スイッチを商用電源のニュートラル側に接続した場合に、第1発光グループを構成する各青色LEDのアノード−カソード間に印加される電圧波形を示す図である。 発光装置における回路構成の他の例を説明するための図である。 発光装置における回路構成の他の例を説明するための図である。 発光装置における回路構成の他の例を説明するための図である。 発光装置における回路構成の他の例を説明するための図である。
符号の説明
10…照明装置、11…発光装置、12…シェード、20…商用電源、30…交流−直流変換装置、35…ダイオードブリッジ、36…コンデンサ、40…スイッチ、51…基板、52…発光チップ、53…保護ダイオード、54…第1電極、55…第2電極、61…筐体、66…第1青色LED、67…第2青色LED、68…第3青色LED、69…封止部、Gr1…第1発光グループ、Gr2…第2発光グループ、Gr3…第3発光グループ

Claims (13)

  1. 極性が揃えられた状態で直列接続される複数の発光ダイオードを有する発光ダイオード列と、
    交流電源から供給される交流を直流に変換して前記発光ダイオード列に供給する交直流変換部と、
    前記交流電源と前記交直流変換部との電気的な接続および切断を行うスイッチと、
    前記発光ダイオード列において接続方向の一端に設けられた一端側の発光ダイオードに並列接続され、当該一端側の発光ダイオードを逆電圧から保護する一端側の保護素子と、
    前記発光ダイオード列において接続方向の他端に設けられた他端側の発光ダイオードに並列接続され、当該他端側の発光ダイオードを逆電圧から保護する他端側の保護素子と
    を含む照明システム。
  2. 前記交直流変換部は、前記交流電源に接続される1次側と前記発光ダイオード列に接続される2次側とを絶縁しない非絶縁型であることを特徴とする請求項1記載の照明システム。
  3. 前記交流電源から供給される交流がAC100V(実効値)の場合に、
    前記発光ダイオードの順方向電圧が+2.8V以上であり、直列接続される当該発光ダイオードの数が30個以上であることを特徴とする請求項2記載の照明システム。
  4. 前記スイッチは、前記交流電源からの交流の供給に使用される2本の給電線のうち、いずれか一方の給電線を接続および切断することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の照明システム。
  5. 前記一端側の保護素子は、前記一端側の発光ダイオードとは極性が逆向きに設定されたダイオードからなり、
    前記他端側の保護素子は、前記他端側の発光ダイオードとは極性が逆向きに設定されたダイオードからなることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載の照明システム。
  6. 前記一端側の保護素子は、抵抗素子からなり、
    前記他端側の保護素子は、抵抗素子からなることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載の照明システム。
  7. 前記一端側の保護素子は、前記一端側の発光ダイオードと当該一端側の発光ダイオードに隣接して当該一端側の発光ダイオードに直列接続される他の発光ダイオードとに対して並列接続され、
    前記他端側の保護素子は、前記他端側の発光ダイオードと当該他端側の発光ダイオードに隣接して当該他端側の発光ダイオードに直列接続されるさらに他の発光ダイオードとに対して並列接続されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項記載の照明システム。
  8. 基板と、
    前記基板に搭載され、それぞれが単数の発光ダイオードまたは極性が揃えられた複数の発光ダイオードを備え、極性が揃えられた状態で直列接続される複数の発光チップと、
    前記基板に搭載され、前記複数の発光チップのうち、接続方向の一端に設けられた一端側の発光チップに並列接続され、当該一端側の発光チップを逆電圧から保護する一端側の保護素子と、
    前記基板に搭載され、前記複数の発光チップのうち、接続方向の他端に設けられた他端側の発光チップに並列接続され、当該他端側の発光チップを逆電圧から保護する他端側の保護素子と
    を含む発光装置。
  9. 前記発光チップが複数の発光ダイオードを備える場合に、当該発光チップにおいて当該複数の発光ダイオードが直列接続されることを特徴とする請求項8記載の発光装置。
  10. 前記発光ダイオードの発光層がガリウムおよび窒素を含むことを特徴とする請求項8または9記載の発光装置。
  11. 前記一端側の保護素子は、前記一端側の発光チップとは極性が逆向きに設定されたダイオードからなり、
    前記他端側の保護素子は、前記他端側の発光チップとは極性が逆向きに設定されたダイオードからなることを特徴とする請求項8ないし10のいずれか1項記載の発光装置。
  12. 前記一端側の保護素子は、抵抗素子からなり、
    前記他端側の保護素子は、抵抗素子からなることを特徴とする請求項8ないし10のいずれか1項記載の発光装置。
  13. 極性が揃えられた状態で直列接続される複数の発光ダイオードを備えた発光装置において、
    前記複数の発光ダイオードのうち、接続方向両端側に設けられた単数のダイオードまたは複数のダイオードは、それぞれ、当該単数のダイオードまたは当該複数の発光ダイオードとは極性が逆向きのダイオードを並列接続した状態で直列接続され、
    前記複数の発光ダイオードのうち、接続方向中央側に設けられた残りの発光ダイオードは、前記逆向きのダイオードを並列接続せずに直列接続されること
    を特徴とする発光装置。
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