JP5070147B2 - 電源装置及びそれを備えた照明システム - Google Patents

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本発明は、発光ダイオードを用いた照明装置に用いられる電源装置及びそれを備えた照明システムに関する。
近年、電球や蛍光ランプに代えて、高効率、長寿命が期待される発光ダイオード(Light Emitting Diode、以下、LEDと略す)を照明器具として利用する技術が提案されている。このようなLEDは、順方向に電流が流れた際に発光し、逆方向に電流が流れた場合には発光しないという特性を有している。また、LEDは、一般的な整流用ダイオードと比較して、逆方向にかかる電圧(逆電圧)に対する耐性が低いことが知られている。
ここで、一般的な商用電源は交流を採用しているため、交流に直接LEDを接続した場合には、周期的にLEDに過大な逆電圧がかかってしまい、LEDの発光不良を招くおそれがある。
このため、商用電源等の交流を直流に変換した後に、LEDに供給する技術が種々提案されている。
公報記載の技術として、例えばダイオードブリッジ回路を用いて商用交流電源を全波整流し、直列接続された複数のLEDに供給する交流電源用発光装置において、直列接続される複数のLEDに対してキャパシタを並列接続し、各LEDでの明滅(フリッカ)を抑制する技術が存在する(特許文献1参照)。
また、別の公報記載の技術として、例えばダイオードブリッジ回路を用いて交流電源を全波整流し、直列接続された複数の発光ダイオードに供給する発光ダイオード表示素子において、交流電源とダイオードブリッジ回路とを電気的に接続・切断するためのスイッチを設け、スイッチのオン・オフによって各発光ダイオードを点灯・消灯させる技術が存在する(特許文献2参照)。
特開2007−12808号公報 特開平5−66718号公報
しかしながら、交流を直流に変換してLEDに供給を行う場合において、例えばLEDを発光させないようにスイッチをオフにしている間に、LEDに逆電圧がかかってしまうという現象が発生することがあった。
そして、このような現象が発生すると、直列接続された複数のLEDのうち、接続方向の両端側に配置されたLEDが発光しなくなってしまうおそれがあった。
本発明は、直列接続される複数の発光ダイオードに対する逆電圧の印加およびこれに伴う発光ダイオードの発光不良の発生を抑制することを目的とする。
かかる目的のもと、本発明が適用される照明システムは、複数の発光ダイオードと、複数の発光ダイオードを、極性が揃えられた状態で直列接続して発光ダイオード列を形成する基板と、基板に対峙し電気的に接地される接地部材と、発光ダイオード列のアノード側の端部に、複数の発光ダイオードと極性が揃えられた状態で直列接続される第1保護ダイオードと、発光ダイオード列のカソード側の端部に、複数の発光ダイオードと極性が揃えられた状態で直列接続される第2保護ダイオードと、交流電源から第1給電線および第2給電線を介して供給される交流を直流に変換し、第1保護ダイオードおよび第2保護ダイオードを介して発光ダイオード列に供給する交直流変換部と、第2給電線を電気的に接続および切断するスイッチと、一端が第1保護ダイオードのアノード側に接続されるとともに他端が第2保護ダイオードのカソード側に接続され、交直流変換部から出力される直流を平滑化する平滑コンデンサとを含んでいる。
このような照明システムにおいて、一端が第1保護ダイオードのカソードと発光ダイオード列のアノード側の端部に設けられた発光ダイオードのアノードとの間に接続され、他端が電気的に接地される第1保護コンデンサと、一端が第2保護ダイオードのアノードと発光ダイオード列のカソード側の端部に設けられた発光ダイオードのカソードとの間に接続され、他端が電気的に接地される第2保護コンデンサとをさらに含むことを特徴とすることができる。また、第1保護ダイオードおよび第2保護ダイオードが、電界効果トランジスタにて構成されることを特徴とすることができる。さらに、第1保護ダイオードおよび第2保護ダイオードの逆方向電流が10pA以下であることを特徴とすることができる。なお、逆方向電流値は印加電圧が−100Vの場合の値とする。これは、後述する図6に示すように、本発明の代表的な実施の形態においては、第1保護ダイオードおよび第2保護ダイオードが−100V程度の逆電圧を受けることによる。また、複数の保護ダイオードを直列接続することによって第1保護ダイオードあるいは第2保護ダイオードを構成することで、第1保護ダイオードあるいは第2保護ダイオードを構成する複数の保護ダイオードに電圧が分圧される場合においては、直列接続された保護ダイオードの数で−100Vを除して得られる商を印加電圧とした場合の逆方向電流が10pA以下であればよい。さらにまた、交直流変換部は、交流電源に接続される1次側と発光ダイオード列に接続される2次側とを絶縁しない非絶縁型であることを特徴とすることができる。そして、交直流変換部がダイオードブリッジ回路からなることを特徴とすることができる。
また、他の観点から捉えると、本発明が適用される照明システムは、複数の発光ダイオードと、複数の発光ダイオードを、極性が揃えられた状態で直列接続して発光ダイオード列を形成する基板と、基板に対峙し電気的に接地される接地部材と、一端が発光ダイオード列のアノード側の端部に接続され、他端が電気的に接地される第1保護コンデンサと、一端が発光ダイオード列のカソード側の端部に接続され、他端が電気的に接地される第2保護コンデンサと、交流電源から第1給電線および第2給電線を介して供給される交流を直流に変換し、第1保護コンデンサとの接続点および第2コンデンサとの接続点を介して発光ダイオード列に供給する交直流変換部と、第2給電線を電気的に接続および切断するスイッチと、一端が交直流変換部と第1コンデンサとの接続点との間に接続されるとともに他端が交直流変換部と第2コンデンサとの接続点との間に接続され、交直流変換部から出力される直流を平滑化する平滑コンデンサとを含んでいる。
さらに、他の観点から捉えると、本発明は、交流電源から第1給電線および第2給電線を介して供給される交流を直流に整流し、複数の発光ダイオードを極性が揃えられた状態で直列接続してなる発光ダイオード列に供給する電源装置であって、第1給電線に接続される第1入力端子および第2給電線に接続される第2入力端子と、発光ダイオード列のアノード側の端部に接続される第1出力端子および発光ダイオード列のカソード側の端部に接続される第2出力端子と、第1入力端子に接続される第1入力接続部および第2入力端子に接続される第2入力接続部と、第1出力端子に接続される第1出力接続部および第2出力端子に接続される第2出力接続部とを備え、交流電源から第1入力接続部および第2入力接続部を介して入力される交流を整流して直流化し、第1出力接続部を正極、第2出力接続部を負極として出力する整流回路と、第1出力接続部と第1出力端子との間に、第1出力接続部側をアノード、第1出力端子側をカソードとして接続される第1保護ダイオードと、第2出力接続部と第2出力端子との間に、第2出力接続部側をカソード、第2出力端子側をアノードとして接続される第2保護ダイオードと、一端が第1出力接続部と第1保護ダイオードのアノード側との間に接続されるとともに他端が第2出力接続部と第2保護ダイオードのカソード側との間に接続され、整流回路からの出力を平滑化する平滑コンデンサとを備えていることを特徴としている。
このような電源装置において、一端が第1保護ダイオードのカソードと第1出力端子との間に接続され、他端が電気的に接地される第1保護コンデンサと、一端が第2保護ダイオードのアノードと第2出力端子との間に接続され、他端が電気的に接地される第2保護コンデンサとをさらに備えることを特徴とすることができる。また、第1保護ダイオードおよび第2保護ダイオードが、電界効果トランジスタにて構成されることを特徴とすることができる。さらに、第1保護ダイオードおよび第2保護ダイオードの逆方向電流が10pA以下であることを特徴とすることができる。さらにまた、第2入力端子が接続される第2給電線には、第2給電線を電気的に接続および切断するスイッチが設けられることを特徴とすることができる。そして、整流回路がダイオードブリッジ回路からなることを特徴とすることができる。
さらにまた、他の観点から捉えると、本発明は、交流電源から第1給電線および第2給電線を介して供給される交流を直流に整流し、複数の発光ダイオードを極性が揃えられた状態で直列接続してなる発光ダイオード列に供給する電源装置であって、第1給電線に接続される第1入力端子および第2給電線に接続される第2入力端子と、発光ダイオード列のアノード側の端部に接続される第1出力端子および発光ダイオード列のカソード側の端部に接続される第2出力端子と、第1入力端子に接続される第1入力接続部および第2入力端子に接続される第2入力接続部と、第1出力端子に接続される第1出力接続部および第2出力端子に接続される第2出力接続部とを備え、交流電源から第1入力接続部および第2入力接続部を介して入力される交流を整流して直流化し、第1出力接続部を正極、第2出力接続部を負極として出力する整流回路と、一端が第1出力接続部と第1出力端子との間に接続され、他端が電気的に接地される第1保護コンデンサと、一端が第2出力接続部と第2出力端子との間に接続され、他端が電気的に接地される第2保護コンデンサと、一端が第1出力接続部と第1保護コンデンサとの接続点との間に接続されるとともに他端が第2出力接続部と第2保護コンデンサとの接続点との間に接続され、整流回路からの出力を平滑化する平滑コンデンサとを備えることを特徴としている。
本発明によれば、直列接続される複数の発光ダイオードに対する逆電圧の印加およびこれに伴う発光ダイオードの発光不良の発生を抑制することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<実施の形態1>
図1は実施の形態1が適用される照明システムの全体構成の一例を示す図である。
この照明システムは、例えば街灯や室内灯として用いられる照明装置10と、第1給電線21および第2給電線22を用いてAC100V(実効値)の電力供給を行う交流電源の一例としての商用電源20と、商用電源20から供給される交流電圧を直流電圧に変換する交直流変換装置30と、商用電源20と交直流変換装置30とを電気的に接続および切断するスイッチ40とを備えている。
電源装置の一例としての交直流変換装置30は、4つのダイオードすなわち第1ダイオード31、第2ダイオード32、第3ダイオード33および第4ダイオード34によって構成されたダイオードブリッジ回路35を備えている。ここで、交直流変換部あるいは整流回路の一例としてのダイオードブリッジ回路35においては、第1ダイオード31のカソードと第2ダイオード32のカソードとが接続され、第2ダイオード32のアノードと第4ダイオード34のカソードとが接続され、第4ダイオード34のアノードと第3ダイオード33のアノードとが接続され、第3ダイオード33のカソードと第1ダイオード31のアノードとが接続されている。なお、以下の説明においては、第1ダイオード31のアノードと第3ダイオード33のカソードとの接続部を第1入力接続部37aと呼び、第2ダイオード32のアノードと第4ダイオード34のカソードとの接続部を第2入力接続部37bと呼ぶ。また、第1ダイオード31のカソードと第2ダイオード32のカソードとの接続部を第1出力接続部38aと呼び、第3ダイオード33のアノードと第4ダイオード34のアノードとの接続部を第2出力接続部38bと呼ぶ。
また、交直流変換装置30は、2つの入力端子すなわち第1入力端子71および第2入力端子72と、2つの出力端子すなわち第1出力端子73および第2出力端子74とをさらに備えている。ここで、第1入力端子71は、第1給電線21に接続され、内部配線を介してダイオードブリッジ回路35の第1入力接続部37aに接続されている。一方、第2入力端子72は、第2給電線22に接続され、内部配線を介してダイオードブリッジ回路35の第2入力接続部37bに接続されている。また、第1出力端子73は、内部配線を介してダイオードブリッジ回路35の第1出力接続部38aに接続されている。一方、第2出力端子74は、内部配線を介してダイオードブリッジ回路35の第2出力接続部38bに接続されている。
さらに、交直流変換装置30は、ダイオードブリッジ回路35の第1出力接続部38aと第2出力接続部38bとに接続される平滑コンデンサ36をさらに備えている。したがって、平滑コンデンサ36は、第1出力端子73と第2出力端子74との間に接続されていることになる。なお、平滑コンデンサ36は電解コンデンサで構成される。また、以下の説明においては、第1出力接続部38aと平滑コンデンサ36の陽極との接続点を第1接続点36aと呼び、第2出力接続部38bと平滑コンデンサ36の陰極との接続点を第2接続点36bと呼ぶ。
さらにまた、交直流変換装置30は、2つの保護ダイオードすなわち第1保護ダイオード91および第2保護ダイオード92と、2つのコンデンサすなわち第1保護コンデンサ93および第2保護コンデンサ94とをさらに備える。ここで、第1保護ダイオード91は、そのアノードが第1接続点36aに接続され、そのカソードが第1出力端子73に接続される。一方、第2保護ダイオード92は、そのカソードが第2接続点36bに接続され、そのアノードが第2出力端子74に接続される。また、第1保護コンデンサ93は、その一端が第1保護ダイオード91のカソードと第1出力端子73との間に接続され、その他端が接地される。一方、第2保護コンデンサ94は、その一端が第2保護ダイオード92のアノードと第2出力端子74との間に接続され、その他端が接地される。なお、以下の説明においては、第1保護コンデンサ93の一端と第1出力端子73との接続部位を第1接続部位93aと呼び、第2保護コンデンサ94の一端と第2出力端子74との接続部位を第2接続部位94aと呼ぶ。
ここで、本実施の形態で用いた第1ダイオード31、第2ダイオード32、第3ダイオード33および第4ダイオード34は、所謂シリコンダイオードで構成されており、25℃の環境下において+1.1Vの順方向電圧VFを印加した際に、1000mAの順方向電流IFが流れるようになっている。また、第1ダイオード31、第2ダイオード32、第3ダイオード33および第4ダイオード34の逆方向電圧VRの絶対最大定格(VRRM)は−800Vとなっている。
また、本実施の形態で用いた第1保護ダイオード91および第2保護ダイオード92は、所謂シリコンダイオードで構成されており、25℃の環境下において+1.05Vの順方向電圧VFを印加した際に、1000mAの順方向電流IFが流れるようになっている。また、第1保護ダイオード91および第2保護ダイオード92の逆方向電圧VRPの絶対最大定格(VRRM)は−800Vとなっている。
さらに、本実施の形態で用いた第1保護コンデンサ93および第2保護コンデンサ94は、100pFの静電容量を有している。
そして、交直流変換装置30の第1出力端子73は第1出力線81を介して、第2出力端子74は第2出力線82を介して、それぞれ照明装置10に接続されている。
そして、この交直流変換装置30では、商用電源20から第1給電線21および第2給電線22を介して入力されてくるAC100Vの入力電圧を、そのまま直流の出力電圧に変換するようになっている。このため、交直流変換装置30は、AC100Vを一旦別の交流電圧に変換するためのトランスを有しておらず、結果として、1次側(商用電源20側)と2次側(照明装置10)とが、トランス等によって絶縁されない非絶縁型となっている。ここで、直流の出力電圧は、第1出力端子73を正極、第2出力端子74を負極として照明装置10に供給される。
なお、非絶縁型の交直流変換装置30には、1次側と2次側とを例えばトランスで接続することにより絶縁し、且つ、制御回路についても1次側と2次側とを例えばフォトカプラで接続することにより絶縁を行うもの以外のすべてが含まれる。
また、スイッチ40は、商用電源20からの電力供給に使用される第1給電線21、第2給電線22のうち、第2入力端子72側すなわち第2給電線22の接続および切断を行う所謂片切りスイッチで構成される。
図2は、照明装置10の構成の一例を説明するための図である。ここで、図2(a)は照明装置10を被照射側からみた正面図であり、図2(b)は照明装置10の側面図である。
この照明装置10は、配線やスルーホール等が形成された基板51と、基板51の表面に取り付けられた複数の発光チップ52とを備えた発光装置11と、凹字状の断面形状を有し、凹部内側の底部に発光装置11が取り付けられるように構成されたシェード12とを備えている。また、照明装置10は、発光装置11の基板51の裏面と、シェード12の凹部内側の底部との間に挟まれるように配置された放熱部材13をさらに備えている。そして、発光装置11および放熱部材13は、金属製のねじ14によってシェード12に取り付けられ、固定されている。このため、基板51および放熱部材13には、ねじ14の取り付け位置に対応したねじ穴(図示せず)が形成されている。なお、照明装置10には、必要に応じて、発光チップ52から出射される光を均一にするための拡散レンズ等を設けるようにしてもよい。
基板51は、例えばガラス布基材エポキシ樹脂銅張積層板(ガラエポ基板)等で構成され、長方形状の形状を有している。そして、基板51の内部には複数の発光チップ52を電気的に接続するための配線が形成され、その表面には白色レジスト膜が塗布形成されている。また、基板51は表面、裏面ともに放熱性をよくするため、できる限り多くの面積の銅箔を残した配線となっており、表裏面はスルーホールで電気的・熱的な導通をとっている。なお、白色レジスト塗装膜に代えて、蒸着等により金属膜を形成するようにしてもよい。
また、発光チップ52は、基板51の表面に、基板51の短手方向に3列且つ長手方向に14列の合計42個が取り付けられている。
さらに、接地部材の一例としてのシェード12は、例えば折り曲げ加工された金属板で構成されており、その凹部内側は白色に塗装されている。そして、シェード12は、照明装置10を構成した際に、電気的に接地される。なお、シェード12の凹部内側には、白色塗装膜に代えて、蒸着等により金属膜を形成するようにしてもよい。
図3は、発光チップ52の構成を説明するための図である。ここで、図3(a)は発光チップ52の上面図を、図3(b)は図3(a)のIIIB−IIIB断面図を、それぞれ示している。
この発光チップ52は、一方の側に凹部61aが形成された筐体61と、筐体61に形成されたリードフレームからなる第1リード部62および第2リード部63と、凹部61aの底面に取り付けられた青色LED66と、凹部61aを覆うように設けられた封止部69とを備えている。なお、図3(a)においては、封止部69の記載を省略している。
筐体61は、第1リード部62および第2リード部63を含む金属リード部に、白色の熱可塑性樹脂を射出成型することによって形成されている。
第1リード部62および第2リード部63は、0.1〜0.5mm程度の厚みをもつ金属板であり、加工性、熱伝導性に優れた金属として例えば鉄/銅合金をベースとし、その上にめっき層としてニッケル、チタン、金、銀などを数μm積層して構成されている。
そして、本実施の形態では、第1リード部62および第2リード部63の一部が、凹部61aの底面に露出するようになっている。また、第1リード部62および第2リード部63の一端部側は筐体61の外側に露出し、且つ、筐体61の外壁面から裏面側に折り曲げられている。
金属リード部のうち、第2リード部63は底面の中央部まで延設されており、第1リード部62は、底面において中央部に到達しない部位まで延設されている。そして、青色LED66は、その裏面側が図示しないダイボンディングペーストによって第2リード部63に固定されている。また、第1リード部62と青色LED66の上面に設けられたアノード電極(図示せず)とが、金線によって電気的に接続されている。一方、第2リード部63と青色LED66の上面に設けられたカソード電極(図示せず)とが、金線によって電気的に接続されている。
また、発光ダイオードの一例としての青色LED66の発光層はGaN(窒化ガリウム)を含む構成を有しており、青色光を出射するようになっている。そして、本実施の形態で用いた青色LED66は、25℃の環境下において+3.2Vの順方向電圧VFを印加した際に、20mAの順方向電流IFが流れるようになっている。また、青色LED66の逆方向電圧VRの絶対最大定格は−5.0Vとなっている。
封止部69は、可視領域の波長において光透過率が高く、また屈折率が高い透明樹脂にて構成される。また、封止部69の表面側は平坦面となっている。封止部69を構成する耐熱性、耐候性、及び機械的強度が高い特性を満たす樹脂としては、例えばエポキシ樹脂やシリコン樹脂を用いることができる。そして、本実施の形態では、封止部69を構成する透明樹脂に、青色LED66から出射される青色光の一部を、緑色光および赤色光に変換する蛍光体を含有させている。なお、このような蛍光体に代えて、青色光の一部を黄色光に変換する蛍光体、あるいは、青色光の一部を黄色光および赤色光に変換する蛍光体を含有させるようにしてもよい。
図4は、発光装置11における回路構成の一例を説明するための図である。
発光装置11は、上述したように42個の発光チップ52を有している。なお、以下の説明では、42個の発光チップ52を、第1発光チップ52_1〜第42発光チップ52_42と呼ぶことにする。
また、発光装置11は、電力供給用の2個の電極すなわち第1電極54と第2電極55とを有している。そして、第1発光チップ52_1〜第42発光チップ52_42は、第1電極54から第2電極55に向けて、番号順に直列に接続されている。このとき、第1発光チップ52_1〜第42発光チップ52_42は、それぞれが有する青色LED66のアノードすなわち第1リード部62(図3参照)が第1電極54側となり、カソードすなわち第2リード部63側が第2電極55側となるように、極性が揃えられた状態で順次接続されている。したがって、発光装置11では、発光ダイオード列として機能する合計42個の青色LED66が、一方向に直列接続されていることになる。なお、第1電極54と第2電極55との間には、必要に応じて、電流制限抵抗や、定電流ダイオード(CRD)あるいはトランジスタを用いたトランジスタ回路等を直列に接続するようにしてもよい。
そして、第1電極54は、図1に示す第1出力線81を介して交直流変換装置30の第1出力端子73と電気的に接続され、第2電極55は、図1に示す第2出力線82を介して交直流変換装置30の第2出力端子74と電気的に接続される。
では、図1に示す照明システムの動作を、上述した図1〜図4を参照しつつ説明する。
最初に、スイッチ40をオンすることにより、第2給電線22を導通させ、商用電源20と交直流変換装置30とを電気的に接続する。これにより、商用電源20は、第1給電線21(第1入力端子71)および第2給電線22(第2入力端子72)を介して交直流変換装置30にAC100Vを供給する。
次に、交直流変換装置30のダイオードブリッジ回路35は、第1入力接続部37a(第1入力端子71)および第2入力接続部37b(第2入力端子72)を介して供給されてくるAC100Vを、全波整流することによって直流に変換し、第1出力接続部38aおよび第2出力接続部38bを介して出力する。ただし、ダイオードブリッジ回路35からの出力はリップルの大きい脈流となっているため、交直流変換装置30は、この脈流を平滑コンデンサ36で平滑化し、第1出力端子73および第2出力端子74から照明装置10に出力する。なお、AC100Vを全波整流した場合、変換後の直流電圧はDC141V(理論値)となる。またこのとき、第1保護ダイオード91および第2保護ダイオード92には、それぞれ順方向に電圧が印加されることになる。したがって、平滑コンデンサ36で平滑化された直流は、わずかに電圧降下が生じるもの、ほぼそのままの状態で第1出力端子73および第2出力端子74から出力される。また、第1保護コンデンサ93および第2保護コンデンサ94も、ほとんど直流に影響を与えない。
そして、照明装置10の発光装置11には、第1出力線81を介して第1出力端子73に接続された第1電極54を正極、第2出力線82を介して第2出力端子74に接続された第2電極55を負極として、DC141Vが供給される。すると、第1電極54および第2電極55に直列接続された第1保護ダイオード91、第1発光チップ52_1〜第42発光チップ52_42および第2保護ダイオード92にDC141Vが印加され、第1保護ダイオード91から第1発光チップ52_1から第42発光チップ52_42を介して第2保護ダイオード92に向かう方向に、直流の順方向電流IFが流れる。その結果、第1発光チップ52_1〜第42発光チップ52_42に設けられた各青色LED66は、それぞれ青色に発光する。そして、第1発光チップ52_1〜第42発光チップ52_42では、封止部69内に存在する蛍光体が、青色LED66から出射された青色光の一部を緑色および赤色に変換する。その結果、第1発光チップ52_1〜第42発光チップ52_42の封止部69からは、青色光、緑色光および赤色光を含む白色光が出射される。そして、第1発光チップ52_1〜第42発光チップ52_42から出射された白色光は、直接あるいは基板51やシェード12で反射した後に、空間あるいは対象物に向けて照射される。
一方、発光に伴って各発光チップ52の青色LED66で発生した熱は、それぞれが取り付けられた第2リード部63を介して基板51の表面に伝達され、さらに基板51に貫通形成されたスルーホール(図示せず)を介して基板51の裏面に伝達される。そして、基板51の裏面に伝達された熱は、放熱部材13を介してシェード12へと伝達され、外部に放出される。
その後、スイッチ40をオフにすると、第2給電線22が非導通状態になるため、照明装置10の発光装置11を構成するすべての発光チップ52において、青色LED66が消灯する。
なお、この例では、発光動作において、直列接続された42個の青色LED66に、20mAの順方向電流IFを流している。したがって、発光装置11全体としてみた場合には、第1電極54と第2電極55との間で、3.2V×42個=134.4Vの電圧降下が生じる。すなわち、発光装置11全体で生じる電圧降下の大きさは、交直流変換装置30から供給されるDC141Vとほぼ一致する。これにより、この照明システムでは、商用電源20から供給されるAC100Vを、交直流変換装置30において交直変換前に昇圧あるいは降圧させるためのトランスを不要としている。
ところで、例えば日本で一般的に使用される商用電源20すなわち単相2線式のAC100V電源は、通常、次のような手順を経て供給される。まず、送電線を用いて高圧(6,600V等)で供給される交流電圧を、柱上トランスや屋内外の変圧設備などで、接地電位を含む単相3線式のAC200Vとしてオフィスや一般家庭に給電する。そして、この単相3線式のAC200Vを、中点を介して2系統の単相2線式のAC100Vに分離し、上述した照明装置10等の各種電気・電子機器に給電している。そして、単相2線式の交流電源の2線のうち、一方は中性線(ニュートラル側)として変電設備において接地され、他方は活性線(ライブ側)としてAC100Vの活電線となる。このとき、ニュートラル側は常にほぼ0Vの電位を維持するのに対し、ライブ側は±141Vをピーク値とし正弦波状に電位が変動する挙動を示す。
また、本実施の形態の照明システムでは、図1に示したように、スイッチ40が所謂片切りスイッチで構成されている。一般に、スイッチ40は商用電源20のライブ側に接続されることが好ましいが、ニュートラル側に接続されることもある。
ではここで、図1に示す照明システムにおいて、スイッチ40が商用電源20のニュートラル側に接続され、且つ、スイッチ40がオフに設定されている状態を仮定する。そして、この条件下における交直流変換装置30および照明装置10の挙動について説明を行う。
図5は、スイッチ40が商用電源20のニュートラル側に接続され、且つ、スイッチ40がオフに設定されている場合における照明システムの等価回路を示している。このような条件下では、交直流変換装置30の第2入力端子72(図1参照)は開放状態となる。したがって、等価回路上では、図1に示すダイオードブリッジ回路35を構成する第2ダイオード32および第4ダイオード34の存在を無視することができる。
また、本実施の形態で用いた照明装置10では、シェード12が接地されているため、基板51上の第1発光チップ52_1〜第42発光チップ52_42(青色LED66)とシェード12との間に浮遊容量が発生することになる。なお、以下の説明においては、第1発光チップ52_1〜第42発光チップ52_42を構成する各青色LED66のアノード、カソードとシェード12との間に存在する浮遊容量を、それぞれ第1浮遊容量C1〜第43浮遊容量C43と呼ぶことにする。
図6は、図5に示す等価回路における各部位の電位を示す図である。なお、図6においては、平滑コンデンサ36の第1接続点36aおよび第2接続点36bの電位を実線で、第2保護ダイオード92のアノードと第2保護コンデンサ94とが接続される第2接続部位94aすなわち第2出力端子74の電位を二点鎖線で、それぞれ示している。また、第42発光チップ52_42を構成する青色LED66のアノード−カソード間の電位差を点線で、第40発光チップ52_40を構成する青色LED66のアノード−カソード間の電位差を一点鎖線で、第38発光チップ52_38を構成する青色LED66のアノード−カソード間の電位差を破線で、それぞれ示している。
スイッチ40が商用電源20のニュートラル側に接続されている場合、スイッチ40がオフに設定されている状態であっても、第1入力端子71には、商用電源20の周波数に対応した周期で±141Vの交流電圧が加わる。したがって、第1入力端子71に接続される第1入力接続部37aの電位は、±141Vの範囲で周期的に変動する。
これに対し、シェード12は接地されているため、シェード12の電位は、常時ほぼ0Vとなっている。
したがって、基板51上の各発光チップ52(青色LED66)とシェード12との間には電位差が発生する。これにより、第1浮遊容量C1〜第43浮遊容量C43を介して基板51とシェード12の間に漏れ電流が流れるとともに、第1保護コンデンサ93、第2保護コンデンサ94を介して、グラウンドとの間にも漏れ電流が流れる。
このようにして、基板51とシェード12の間に電流が流れると、各発光チップ52にも電流が流れることになる。
一般に発光ダイオードにおいては微小な電流が流れた場合においても明確な電圧降下の発生が認められる。例えば、一般的な青色LEDでは1μA程度の微小な電流においても、2V以上の電圧降下を生じる。
ここで、図6に示す第1接続点36aおよび第2接続点36bの電位が正となる期間において、基板51から第1浮遊容量C1〜第43浮遊容量C43に充電電流が流れると、ほとんどの発光チップ52には順方向に電流が流れ、発光チップ52の正−負極間には電位差が発生する。そのため、発光チップ52においては、最も正極側に位置する第1発光チップ52_1で最も電位が高く、負極側になるにしたがって電位が低下していく。
一方、整流ダイオードである第1ダイオード31の正極側と第3ダイオード33の負極側は等電位であり、電位は最も高くなる。したがって、第1ダイオード31から第1保護ダイオード91および発光チップ52_1〜第42発光チップ52_42を経由し、第2保護ダイオード92を介して第3ダイオード33に至る電気回路においては、いずれかの場所において最低電圧を生じ、この場所よりも負極側の青色LED66に対しては、逆電圧がかかることになる。その際、第1保護コンデンサ93および第2保護コンデンサ94の容量が、第1浮遊容量C1〜第43浮遊容量C43より十分に大きいと、第2保護コンデンサ94に多くの充電電流が流れ、第2保護コンデンサ94よりも正極側の青色LED66では、負極側に向かって流れる電流が生じやすくなる。一般に、LEDにおいて、正極側から負極側に向かって電流が流れることは、順電圧が生じることを意味し、その結果、第1保護コンデンサ93より正極側の青色LED66では逆電圧が生じにくくなる。一方、これとは逆に、第1保護コンデンサ93より負極側の第1保護ダイオード91には高い逆電圧がかかることになるが、第2保護ダイオード92に加わる逆方向の電圧の大きさは、第2保護ダイオード92の逆方向電圧VRの絶対最大定格より小さいため、特に問題は生じない。
また、このようにして第2保護ダイオード92に逆方向の電圧が加えられることにより、第2保護ダイオード92側に接続される第42発光チップ52_42、第42発光チップ52_41、第41発光チップ52_40、…、を構成する各青色LED66に対する逆電圧の印加を防止または低減することができる。
一方、図6に示す第1接続点36aおよび第2接続点36bの電位が負となる期間において、第1浮遊容量C1〜第43浮遊容量C43から基板51に、また、第1保護コンデンサ93および第2保護コンデンサ94から第1接続部位93a、第2接続部位94aに放電電流が流れた場合には、第1保護ダイオード91のカソードにおいて最低電位を生じ、第1保護ダイオード91のアノード−カソード間に逆電圧がかかることになる。ただし、第1保護ダイオード91に加わる逆電圧の大きさは、第1保護ダイオード91の逆方向電圧VRの絶対最大定格より小さいため、特に問題は生じない。
また、このようにして第1保護ダイオード91に逆方向の電圧が加えられることにより、第1保護ダイオード91側に接続される第1発光チップ52_1、第2発光チップ52_2、第3発光チップ52_3、…、を構成する各青色LED66に対し、逆電圧はほとんどかからない。
なお、容量成分にかかる電圧と電流には位相差があることや、発光チップ52自身も容量(接合容量)を有すること等の影響により、第1接続点36aおよび第2接続点36bの電位と第1浮遊容量C1〜第43浮遊容量C43の充放電電流との位相に差異が発生し、これらは時間的に必ずしも一致するものではない。
ではここで、比較のため、図1に示す照明システムにおいて、第1保護ダイオード91、第2保護ダイオード92、第1保護コンデンサ93および第2保護コンデンサ94を有しない交直流変換装置30を用いた場合における交直流変換装置30および照明装置10の挙動について説明を行う。
図7は、上記構成において、図5と同様の条件下における照明システムの等価回路を示している。したがって、図5と同様、等価回路上では、図1に示すダイオードブリッジ回路35を構成する第2ダイオード32および第4ダイオード34の存在を無視することができる。また、基板51上の第1発光チップ52_1〜第42発光チップ52_42(青色LED66)とシェード12との間に、第1浮遊容量C1〜第43浮遊容量C43が発生する点も同じである。
図8は、図7に示す等価回路における各部位の電位を示す図である。なお、図8においては、平滑コンデンサ36の第1接続点36aおよび第2接続点36bの電位を実線で示している。また、第42発光チップ52_42を構成する青色LED66のアノード−カソード間の電位差を点線で、第40発光チップ52_40を構成する青色LED66のアノード−カソード間の電位差を一点鎖線で、第38発光チップ52_38を構成する青色LED66のアノード−カソード間の電位差を破線で、それぞれ示している。
このような構成を採用した場合は、図8から明らかなように、基板51から第1浮遊容量C1〜第43浮遊容量C43を介してシェード12に漏れ電流が流れた際に、例えば第1接続点36aおよび第2接続点36bの電位が正となる期間において、第2出力端子74側に配置される第42発光チップ52_42、第42発光チップ52_41、第41発光チップ52_40、…、を構成する各青色LED66に対し、逆方向電圧VRの絶対最大定格よりも大きな逆電圧がかかってしまう。
一方、このような漏れ電流が発生した場合において、例えば第1接続点36aおよび第2接続点36bの電位が負となる期間においては、上述した説明とは逆に、第1出力端子73側に配置される第1発光チップ52_1、第2発光チップ52_2、第3発光チップ52_3、…、を構成する各青色LED66に対し、逆方向電圧VRの絶対最大定格よりも大きな逆電圧がかかってしまう。
このように、第1保護ダイオード91、第2保護ダイオード92、第1保護コンデンサ93および第2保護コンデンサ94を備えない照明システムにおいては、逆電圧に対する耐性が低い青色LED66に対して逆電圧がかかりうる構造となり、青色LED66の耐久性が低下する懸念が生ずることになる。
なお、本実施の形態では、第1保護ダイオード91および第2保護ダイオード92と、第1保護コンデンサ93および第2保護コンデンサ94とを設けていたが、これに限られるものではなく、例えば第1保護ダイオード91および第2保護ダイオード92を設け、第1保護コンデンサ93および第2保護コンデンサ94を設けないようにしてもよい。また、逆に、例えば第1保護コンデンサ93および第2保護コンデンサ94を設け、第1保護ダイオード91および第2保護ダイオード92を設けないようにしてもよい。
<実施の形態2>
図9は、実施の形態2が適用される照明システムの全体構成の一例を示す図である。
実施の形態2の照明システムの基本構成は、実施の形態1で説明したものとほぼ同様であるが、第1保護コンデンサ93および第2保護コンデンサ94を設けていない点、および、第1保護ダイオード91を直列接続された3つの保護ダイオード91a〜91cで構成し、且つ、第2保護ダイオード92を直列接続された3つの保護ダイオード92a〜92cで構成している点が実施の形態1と異なる。また、本実施の形態で用いた保護ダイオード91a〜91cおよび92a〜92cの構成が、実施の形態1で用いた第1保護ダイオード91および第2保護ダイオード92とは異なる。なお、実施の形態2において、実施の形態1と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図10(a)は、第1保護ダイオード91を構成する保護ダイオード91aの構成を示している。
保護ダイオード91aは、ゲートG、ドレインDおよびソースSを備えたJFET(接合型電界効果トランジスタ)を用い、ドレインDとソースSとを短絡した構造を有している。このような構成とすることにより、JFETを、ゲートGをアノード(A)、ドレインDとソースSとの接続部をカソード(K)とするダイオードとして利用することができ、アノード(A)からカソード(K)に向かう順方向電流IFを流すことができる。
保護ダイオード91aは、25℃の環境下において+0.8Vの順方向電圧VFを印加した際に、5mAの順方向電流IFが流れるようになっている。また、保護ダイオード91aの逆方向電圧VRの絶対最大定格(VRRM)は−60Vとなっている。
ここで、図10(b)は、保護ダイオード91aの逆電圧−逆電流特性を示している。なお、図10(b)において、横軸は逆方向電圧VRであり、縦軸は逆方向電流IRである。
JFET等のFETを用いてダイオード構造を構成した場合、逆方向電圧VRを印加した際に流れる逆方向電流IRの大きさは、ダイオードブリッジ回路35を構成する第1ダイオード31等と比べ、著しく小さくなる。例えば、同一の逆方向電圧VRをシリコンダイオードで構成された第1ダイオード31およびFETベースのダイオードで構成された保護ダイオード91aに印加した場合、第1ダイオード31には数nAレベルの逆方向電流IRが流れるのに対し、保護ダイオード91aには1pA未満の逆方向電流IRしか流れない。
なお、第1保護ダイオード91を構成する他の保護ダイオード91b、91cおよび第2保護ダイオード92を構成する保護ダイオード92a〜92cも、上述した保護ダイオード91aと同じ構成を有している。なお、本実施の形態では、逆方向電流IRが1pA未満の特性を有する保護ダイオード91a〜91cおよび92a〜92cを用いているが、これらの逆方向電流IRの大きさは、ダイオードブリッジ回路35を構成する第1ダイオード31等と比べて十分に小さければよく、例えば10pA以下であれば十分である。
図11は、スイッチ40が商用電源20のニュートラル側に接続され、且つ、スイッチ40がオフに設定されている場合における照明システムの等価回路を示している。このような条件下では、実施の形態1と同様に、交直流変換装置30の第2入力端子72(図1参照)は開放状態となる。したがって、等価回路上では、図9に示すダイオードブリッジ回路35を構成する第2ダイオード32および第4ダイオード34の存在を無視することができる。また、基板51上の第1発光チップ52_1〜第42発光チップ52_42(青色LED66)とシェード12との間に、第1浮遊容量C1〜第43浮遊容量C43が発生する点も実施の形態1と同じである。
なお、図11においては、直列接続される3つの保護ダイオード91a〜91cを、まとめて第1保護ダイオード91として示している。また、図11においては、直列接続される3つの保護ダイオード92a〜92cを、まとめて第2保護ダイオード92として示している。
本実施の形態では、第1保護ダイオード91を逆方向電流IRがきわめて低い3つの保護ダイオード91a〜91cを直列接続することによって構成し、且つ、第2保護ダイオードを逆方向電流IRがきわめて低い3つの保護ダイオード92a〜92cを直列接続することによって構成している。したがって、スイッチ40をオフした状態において、例えば第1保護ダイオード91および第2保護ダイオード92の両端に正の電圧が印加された場合には、第2保護ダイオード92を構成する保護ダイオード92a〜92cのそれぞれに逆方向電圧VRが加えられることになる。一方、スイッチ40をオフにした状態において、例えば第1保護ダイオード91および第2保護ダイオード92の両端に負の電圧が印加された場合には、第1保護ダイオード91を構成する保護ダイオード91a〜91cのそれぞれに逆方向電圧VRが加えられることになる。
したがって、第1保護ダイオード91と第2保護ダイオード92との間に直列接続される第1発光チップ42_1〜第42発光チップ52_42を構成する各青色LED66に対する逆電圧の印加を防止または低減することができる。
なお、本実施の形態では、保護ダイオード91a〜91cおよび保護ダイオード92a〜92cそれぞれの逆方向電圧VRの絶対最大定格(VRRM)は−60Vとなっている。これに対し、本実施の形態にかかる照明システムでは、スイッチ40をオフにした場合においても、ライブ側から最大で±141Vの電圧がかかる。そこで、本実施の形態では、3つの保護ダイオード91a〜91cを直列接続して第1保護ダイオード91を構成することにより、保護ダイオード91a〜91cのそれぞれにおいて、逆方向電圧VRの絶対最大定格(VRRM)よりも低い−47V程度の逆電圧を負担させている。また、本実施の形態では、同様に3つの保護ダイオード92a〜92cを直列接続して第2保護ダイオード92を構成することにより、保護ダイオード92a〜92cのそれぞれにおいて、逆方向電圧VRの絶対最大定格(VRRM)よりも低い−47V程度の逆電圧を負担させている。これにより、保護ダイオード91a〜91cおよび保護ダイオード92a〜92cがツェナー降伏し、青色LED66に過剰な逆電圧が印加されるのを抑制している。
なお、実施の形態1では、第1保護ダイオード91、第2保護ダイオード92、第1保護コンデンサ93および第2保護コンデンサ94を、交直流変換装置30に配置するようにしていたが、これに限られるものではなく、例えば発光装置11を構成する基板51に実装するようにしてもよい。
また、実施の形態2では、第1保護ダイオード91を構成する保護ダイオード91a〜91cおよび第2保護ダイオード92を構成する保護ダイオード92a〜92cを、交直流変換装置30に配置するようにしていたが、これに限られるものではなく、例えば発光装置11を構成する基板51に実装するようにしてもよい。
また、実施の形態1、2では、発光装置11を用いて照明装置10を構成する例について説明を行ったが、これに限られるものではなく、上述した発光装置11を例えば信号機、液晶表示装置等のバックライト装置、スキャナの光源装置、プリンタの露光装置、車載用の照明機器、LEDのドットマトリクスを用いたLEDディスプレイ装置等にも適用することができる。
また、実施の形態1、2では、1つの発光チップ52が1個の青色LED66を搭載する例について説明を行ったが、これに限られるものではなく、1つの発光チップ52に搭載する青色LED66の数については、単数または複数から適宜設計変更することができる。
また、実施の形態1、2では、青色LED66を搭載した発光チップ52を例として説明を行ったが、これに限られるものではなく、例えば紫外LED、緑色LED、赤色LED、あるいは赤外LEDを搭載するものであってもよく、また、異なる色のLEDを複数搭載するものであってもよい。
また、実施の形態1、2では、42個の発光チップ52をすべて直列接続するようにしていたが、これに限られるものではなく、一部を並列接続するようにしてもよい。
また、実施の形態1、2では、交直流変換装置30において、ダイオードブリッジ回路35を用いて交流を全波整流するようにしていたが、これに限られるものではなく、例えば2つのダイオードを用いて交流を半波整流するものであってもよい。
また、実施の形態1、2では、ダイオードブリッジ回路35および平滑コンデンサ36のみで構成された交直流変換装置30を用いていたが、これに限られるものではなく、電流を安定させるための回路、例えば、電流制限抵抗、定電圧回路や定電流回路を搭載してもよい。その際、平滑コンデンサ36はこれら回路の前後いずれの側に位置していても良く、また、複数設けることもできる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
実施の形態1が適用される照明システムの全体構成の一例を示す図である。 照明装置の構成の一例を説明するための図である。 (a)は発光チップの上面図であり、(b)は(a)のIIIB−IIIB断面図である。 発光装置における回路構成の一例を説明するための図である。 実施の形態1の照明システムの等価回路を示す図である。 図5に示す等価回路における各部位の電位を示す図である。 比較のための照明システムの等価回路を示す図である。 図7に示す等価回路における各部位の電位を示す図である。 実施の形態2が適用される照明システムの全体構成の一例を示す図である。 (a)は実施の形態2で用いた保護ダイオードの構成を示す図であり、(b)は(a)に示す保護ダイオードの逆電圧−逆電流特性を示す図である。 実施の形態2の照明システムの等価回路を示す図である。
符号の説明
10…照明装置、11…発光装置、12…シェード、20…商用電源、21…第1給電線、22…第2給電線、30…交直流変換装置、35…ダイオードブリッジ回路、36…平滑コンデンサ、40…スイッチ、51…基板、52…発光チップ、66…青色LED、91…第1保護ダイオード、91a〜91c…保護ダイオード、92…第2保護ダイオード、92a〜92c…保護ダイオード、93…第1保護コンデンサ、94…第2保護コンデンサ

Claims (14)

  1. 複数の発光ダイオードと、
    前記複数の発光ダイオードを、極性が揃えられた状態で直列接続して発光ダイオード列を形成する基板と、
    前記基板に対峙し電気的に接地される接地部材と、
    前記発光ダイオード列のアノード側の端部に、前記複数の発光ダイオードと極性が揃えられた状態で直列接続される第1保護ダイオードと、
    前記発光ダイオード列のカソード側の端部に、前記複数の発光ダイオードと極性が揃えられた状態で直列接続される第2保護ダイオードと、
    交流電源から第1給電線および第2給電線を介して供給される交流を直流に変換し、前記第1保護ダイオードおよび前記第2保護ダイオードを介して前記発光ダイオード列に供給する交直流変換部と、
    前記第2給電線を電気的に接続および切断するスイッチと、
    一端が前記第1保護ダイオードのアノード側に接続されるとともに他端が前記第2保護ダイオードのカソード側に接続され、前記交直流変換部から出力される直流を平滑化する平滑コンデンサと
    を含む照明システム。
  2. 一端が前記第1保護ダイオードのカソードと前記発光ダイオード列のアノード側の端部に設けられた発光ダイオードのアノードとの間に接続され、他端が電気的に接地される第1保護コンデンサと、
    一端が前記第2保護ダイオードのアノードと前記発光ダイオード列のカソード側の端部に設けられた発光ダイオードのカソードとの間に接続され、他端が電気的に接地される第2保護コンデンサと
    をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の照明システム。
  3. 前記第1保護ダイオードおよび前記第2保護ダイオードが、電界効果トランジスタにて構成されることを特徴とする請求項1記載の照明システム。
  4. 前記第1保護ダイオードおよび前記第2保護ダイオードの逆方向電流が10pA以下であることを特徴とする請求項1記載の照明システム。
  5. 前記交直流変換部は、前記交流電源に接続される1次側と前記発光ダイオード列に接続される2次側とを絶縁しない非絶縁型であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載の照明システム。
  6. 前記交直流変換部がダイオードブリッジ回路からなることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項記載の照明システム。
  7. 複数の発光ダイオードと、
    前記複数の発光ダイオードを、極性が揃えられた状態で直列接続して発光ダイオード列を形成する基板と、
    前記基板に対峙し電気的に接地される接地部材と、
    一端が前記発光ダイオード列のアノード側の端部に接続され、他端が電気的に接地される第1保護コンデンサと、
    一端が前記発光ダイオード列のカソード側の端部に接続され、他端が電気的に接地される第2保護コンデンサと、
    交流電源から第1給電線および第2給電線を介して供給される交流を直流に変換し、前記第1保護コンデンサとの接続点および前記第2コンデンサとの接続点を介して前記発光ダイオード列に供給する交直流変換部と、
    前記第2給電線を電気的に接続および切断するスイッチと、
    一端が前記交直流変換部と前記第1コンデンサとの接続点との間に接続されるとともに他端が当該交直流変換部と前記第2コンデンサとの接続点との間に接続され、当該交直流変換部から出力される直流を平滑化する平滑コンデンサと
    を含む照明システム。
  8. 交流電源から第1給電線および第2給電線を介して供給される交流を直流に整流し、複数の発光ダイオードを極性が揃えられた状態で直列接続してなる発光ダイオード列に供給する電源装置であって、
    前記第1給電線に接続される第1入力端子および前記第2給電線に接続される第2入力端子と、
    前記発光ダイオード列のアノード側の端部に接続される第1出力端子および当該発光ダイオード列のカソード側の端部に接続される第2出力端子と、
    前記第1入力端子に接続される第1入力接続部および前記第2入力端子に接続される第2入力接続部と、前記第1出力端子に接続される第1出力接続部および前記第2出力端子に接続される第2出力接続部とを備え、前記交流電源から当該第1入力接続部および当該第2入力接続部を介して入力される交流を整流して直流化し、当該第1出力接続部を正極、当該第2出力接続部を負極として出力する整流回路と、
    前記第1出力接続部と前記第1出力端子との間に、当該第1出力接続部側をアノード、当該第1出力端子側をカソードとして接続される第1保護ダイオードと、
    前記第2出力接続部と前記第2出力端子との間に、当該第2出力接続部側をカソード、当該第2出力端子側をアノードとして接続される第2保護ダイオードと、
    一端が前記第1出力接続部と前記第1保護ダイオードのアノード側との間に接続されるとともに他端が前記第2出力接続部と前記第2保護ダイオードのカソード側との間に接続され、前記整流回路からの出力を平滑化する平滑コンデンサと
    を備えることを特徴とする電源装置。
  9. 一端が前記第1保護ダイオードのカソードと前記第1出力端子との間に接続され、他端が電気的に接地される第1保護コンデンサと、
    一端が前記第2保護ダイオードのアノードと前記第2出力端子との間に接続され、他端が電気的に接地される第2保護コンデンサと
    をさらに備えることを特徴とする請求項8記載の電源装置。
  10. 前記第1保護ダイオードおよび前記第2保護ダイオードが、電界効果トランジスタにて構成されることを特徴とする請求項8記載の電源装置。
  11. 前記第1保護ダイオードおよび前記第2保護ダイオードの逆方向電流が10pA以下であることを特徴とする請求項8記載の電源装置。
  12. 前記第2入力端子が接続される前記第2給電線には、当該第2給電線を電気的に接続および切断するスイッチが設けられることを特徴とする請求項8ないし11のいずれか1項記載の電源装置。
  13. 前記整流回路がダイオードブリッジ回路からなることを特徴とする請求項8ないし12のいずれか1項記載の電源装置。
  14. 交流電源から第1給電線および第2給電線を介して供給される交流を直流に整流し、複数の発光ダイオードを極性が揃えられた状態で直列接続してなる発光ダイオード列に供給する電源装置であって、
    前記第1給電線に接続される第1入力端子および前記第2給電線に接続される第2入力端子と、
    前記発光ダイオード列のアノード側の端部に接続される第1出力端子および当該発光ダイオード列のカソード側の端部に接続される第2出力端子と、
    前記第1入力端子に接続される第1入力接続部および前記第2入力端子に接続される第2入力接続部と、前記第1出力端子に接続される第1出力接続部および前記第2出力端子に接続される第2出力接続部とを備え、前記交流電源から当該第1入力接続部および当該第2入力接続部を介して入力される交流を整流して直流化し、当該第1出力接続部を正極、当該第2出力接続部を負極として出力する整流回路と、
    一端が前記第1出力接続部と前記第1出力端子との間に接続され、他端が電気的に接地される第1保護コンデンサと、
    一端が前記第2出力接続部と前記第2出力端子との間に接続され、他端が電気的に接地される第2保護コンデンサと、
    一端が前記第1出力接続部と前記第1保護コンデンサとの接続点との間に接続されるとともに他端が前記第2出力接続部と前記第2保護コンデンサとの接続点との間に接続され、前記整流回路からの出力を平滑化する平滑コンデンサと
    を備えることを特徴とする電源装置。
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