JP5359931B2 - 発光装置 - Google Patents
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Description
さらに近年では、トランジスタのオン/オフを制御する制御回路などを必要とせずに、簡単な回路構成で電源高調波電流を抑制する技術として、次のような技術が提案されている。すなわち、幾つかのLED素子を直列に接続した複数の直列回路を並列に接続し、各直列回路のLED素子の個数や固有電圧を異ならせた光源を構成することにより、交流電圧を整流した脈流電圧に対して点灯期間を複数個の直列回路毎に異ならせ、結果的に複数個の直列回路に電流の流れる期間を異ならせることで、合成した電流の時間波形がほぼ正弦波に近い形状とする技術である(例えば、特許文献2参照)。
また、単位回路が備えるいずれかの固体発光素子が故障した場合でも、他の単位回路が不点灯となることがないから、不点灯となる固体発光素子の数を減らすることができる。これに加え、固体発光素子の故障により不点灯となった単位回路と同一段目の他の単位回路は不点灯となることがないため、発光部に流れる電流値のステップ状変化のステップ数に変わりはなく、電源高調波電流の抑制効果を維持できる。
図1は、本実施形態に係る発光装置1の構成を示す回路図である。
発光装置1は、単相の交流電力を供給する商用電源2に接続され、当該交流電力により点灯するものであり、商用電源2との接続コネクタ4と、ダイオードブリッジ6と、発光部8とを備えている。
ダイオードブリッジ6は、商用電源2からの交流電圧を整流し、直流の入力電圧Va(図2)を出力する全波整流回路である。このダイオードブリッジ6が出力する出力電圧は、交流成分を含み波打つ波形の脈流となる。当該ダイオードブリッジ6のプラス電位線7Aと、発光装置1の基準電位(アース電位)に接続されたマイナス電位線(アース電位線)7Bとに、発光部8が接続されて当該発光部8に入力電圧Vaが印加される。このダイオードブリッジ6と接続コネクタ4の間には、商用電源2からの過度の電流入力から回路を保護する保護回路としてのヒューズ10が介挿されている。
そして、これらのLED直列ユニット回路16が、ダイオードブリッジ6のプラス電位線7Aとマイナス電位線7Bの間に、LED単位回路14の直列数が少ない順に並列接続され、さらに、マイナス電位線7Bから数えて同一段目のLED単位回路14同士が各LED直列ユニット回路16に亘って並列に接続されて発光部8が構成されている。
換言すれば、LED単位回路14をプラス電位線7Aに対して並列接続したLED並列ユニット回路17を、当該LED単位回路14の並列数を1個ずつ異ならせて複数設け、マイナス電位線7BからみてLED単位回路14の並列数の順(本実施形態では多い順)に並ぶように各LED並列ユニット回路17を直列接続して発光部8が構成されているとも言える。
詳述すると、LED直列ユニット回路16の並列数nが6列の場合、図1に示すように、マイナス電位線7Bからみて1段目のLED並列ユニット回路17には、6個のLED単位回路14が並列接続される。したがって、1段名のLED並列ユニット回路17の各LED単位回路14は、これら6並列のLED単位回路14の各順電圧を合成した点灯電圧Vf1を入力電圧Vaが超えたときに点灯する。
同様に、マイナス電位線7Bからみてm(≦n)段目のLED並列ユニット回路17は、当該m段目〜1段目に含まれる各LED単位回路14の順電圧を合成した点灯電圧Vfm(m=1〜n)を入力電圧Vaが超えたときに点灯する。
このとき、点灯電圧Vfmは、m−1番目の点灯電圧Vfm−1よりも大きくなることから、図2に示すように、脈動する入力電圧Vaが点灯電圧Vf1からVf6を順次超えるごとに、1段目から順番に各段のLED並列ユニット回路17が点灯し、これとは逆に、入力電圧Vaが点灯電圧Vf6から順次低下するごとに、m=n段目から順番に各段のLED並列ユニット回路17が消灯することとなる。
m段目のLED単位回路14には、(n−m+1)個のLED単位回路14が並列に接続されることから、1個のLED単位回路14には、Ifm=Idm/(n−m+1)の電流が流れる。また、m段目のLED単位回路14の点灯時には、このIfmの電流が(m−1)段目の各LED単位回路14に分岐して流れる。したがって、(m−1)段目の各LED単位回路14には、当該(m−1)段目のLED単位回路14の並列数が(n−(m−1)+1)個であることから、If(m−1)=[Ifm×(n−m+1)+Id(m−1)]/(n−(m−1)+1)の電流が流れることとなる。
このとき、発光部8に流れる電流値Iの時間波形は、1段目のLED単位回路14の電流値If1と相似形となり、図2に示すように、ダイオードブリッジ6の入力電圧Vaの上昇及び下降に伴ってステップ状に変化し擬似的な正弦波形となる。これにより、電源高調波電流が抑制されることとなる。
さらに、LED素子11の故障により、いずれかのLED単位回路14が不点灯となった場合でも、このLED単位回路14と同一段の他のLED単位回路14が不点灯となることがないため、発光部8の電流値Iのステップ状変化のステップ数に変わりはなく、電源高調波電流の抑制効果を維持できる。
また、各LED単位回路14が直並列に接続される構成であるため、LED直列ユニット回路16ごとに設けた定電流回路18の損出を少なくでき電力使用効率を高めることができる。
また例えば、限流要素として、定電流回路18を例示したが、これに限らず、抵抗素子や定電流素子を用いてもよい。また全波整流回路としてダイオードブリッジ6以外の回路を用いてもよい。
図4は本発明の応用例に係るライン型照明装置50の一端部の構成を示す斜視図であり、図5はライン型照明装置50の回路図である。なお、これらの図において、実施形態で説明した部材については同一の符号を付して、その説明を省略する。
ライン型照明装置50は、図4に示すように、細長いバー状の基体52を有し、基体52の両端部には、基体52を壁面や天井にネジ止めするための取付板54が設けられている。また、基体52には長手方向に沿ってLED単位回路14が略等間隔に配置され、これにより発光部8が構成されている。各LED単位回路14は、直線状に配置された8個のLED素子11を備えて構成されている。LED単位回路14のそれぞれの一端側には、定電流回路としての電流制限回路56が設けられている。また1組のLED単位回路14及び電流制限回路56を同一の基板に設けてLED単位回路ユニット58が構成されている。
同図に示すように、LED単位回路ユニット58は、8個のLED素子11及び電流制限回路56を直列に接続して構成され、ユニット接続端子として、入出力側のそれぞれにアノード(A)接続端子60、カソード(K)接続端子61、プラス電位接続端子62、及びマイナス電位(アース電位)接続端子63が設けられている。
電流制限回路56は、2つのトランジスタQ1、Q2と、定電流ダイオードCZ1と、トランジスタQ1に流れる電流値を規定する抵抗R1とを備えた定電流回路である。
これにより、入力電圧Vaの変動に伴い、LED単位回路14の数が多い段のLED並列ユニット回路17から順次点灯し、また少ない段のLED並列ユニット回路17から順次消灯する。このとき、基体52には、LED並列ユニット回路17が段ごとに順番にライン状に配置されているため、LED単位回路ユニット58が最も少ない段であって、点灯時には最後に点灯し消灯時には最初に消灯する段のLED並列ユニット回路17が基体52の端部に配置されることとなり、ライン状の配光を維持することができる。
2 商用電源
6 ダイオードブリッジ(全波整流回路)
7A プラス電位線
7B マイナス電位線(アース電位線)
8 発光部
11 LED素子(固体発光素子)
14 LED単位回路(単位回路)
16 LED直列ユニット回路(直列ユニット回路)
17 LED並列ユニット回路
18 定電流回路(限流要素)
50 ライン型照明装置
56 電流制限回路(限流要素)
58 LED単位回路ユニット
62 プラス電位接続端子
I 電流値
Id、Idn、Id1〜Id6 定電流値
If、Ifm、If1〜If6 電流値
Va 入力電圧
Vf、Vfm、Vf1〜Vf6 点灯電圧
m 段数
n 並列数
Claims (3)
- 交流電圧を全波整流する全波整流回路と、前記全波整流回路から出力された電圧によって点灯する複数の固体発光素子を有する発光部とを備えた発光装置において、
1又は所定個数の固体発光素子を直列に接続した1又は複数の単位回路と、限流要素とを互いに直列に接続した複数の直列ユニット回路を備え、
前記直列ユニット回路の単位回路の直列数を1個ずつ異ならせ、前記直列ユニット回路のそれぞれを前記単位回路の直列数の順に並列接続し、前記全波整流回路の電位線から同一段目の前記単位回路同士を並列接続したことを特徴とする発光装置。 - 前記直列ユニット回路の間で、前記全波整流回路のアース電位線から同一段目の前記単位回路同士を並列接続したことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
- 前記単位回路を前記段ごとに順番にライン状に配置してライン状の光源部を構成したことを特徴とする請求項3に記載の発光装置。
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