JP6171509B2 - ライン光源装置、及び照射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の発光素子を配列してライン光源を構成する技術に関する。
従来、複数の紫外線LEDを配列してライン光源(線状光源)を構成した装置が知られている。この装置では、一般に、複数の紫外線LEDが実装された長尺するLED基板を、1枚、或いは複数枚を直列に連結することで、数十cm以上に亘って延びるライン光源が構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−110827号公報
しかしながら、従来のライン光源装置では、ライン光源の長さがLED基板の長さの整数倍に制約されるという問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、発光素子が設けられた基板の寸法に制約されずに、任意の長さのライン光源を構成できるライン光源装置、及び、このライン光源装置を備えた照射装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、発光素子が設けられた複数の発光素子基板を、長尺のヒートシンクの平坦面に所定の配置間隔で配置し、前記発光素子基板のそれぞれには配線コネクタを設け、前記発光素子基板の各々の発光素子を露出する開口を有した長尺の反射面を、前記発光素子基板のそれぞれを覆って前記平坦面に設け、前記平坦面と前記反射面の間に前記配線コネクタを収める収納空間を設け、前記発光素子基板のそれぞれには、前記発光素子のアノード、及びカソードに対応した一対の前記配線コネクタを備え、前記一対の配線コネクタのそれぞれが、互いに導通する複数の接続接点を備えることを特徴とするライン光源装置を提供する。
また本発明は、上記ライン光源装置において、前記ヒートシンクの前記平坦面の裏面に、長手方向に延びる複数のフィンを一体に設けたことを特徴とする。
また本発明は、上記ライン光源装置において、前記発光素子基板には、前記ヒートシンクの長手方向に沿って、同じ波長領域の範囲で互いに異なるピーク波長の発光素子を実装したことを特徴とする。
また本発明は、上記ライン光源装置において、前記発光素子基板には、前記ヒートシンクの長手方向に沿って、複数の実装予定パターンを設け、少なくともいずれか1以上の実装予定パターンに発光素子を実装可能にしたことを特徴とする。
また本発明は、上記のいずれかに記載の複数のライン光源装置を、互いの間に放熱用の隙間をあけて並列に配置し、前記ライン光源装置のそれぞれによって略矩形状の照射野を隙間無く照射するとともに、前記照射野で発生する熱を前記放熱用の隙間を通して放熱することを特徴とする照射装置を提供する。
また本発明は、上記照射装置において、前記ライン光源装置のヒートシンクは、前記照射野からみて隠れた位置に放熱フィンを備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数の発光素子基板を長尺のヒートシンクの平坦面に所定の配置間隔で配置してライン状の光源を構成した。この構成により、1枚、或いは複数枚の発光素子基板を連結してライン状の光源を構成する場合に比べ、発光素子基板の寸法に制約されずに任意の長さのライン光源を構成できる。
これに加え、本発明によれば、発光素子基板のそれぞれには配線コネクタを設け、発光素子基板の各々の発光素子を露出する開口を有した長尺の反射面を、発光素子基板のそれぞれを覆って平坦面に設け、平坦面と反射面の間に一対の配線コネクタを収める収納空間を設ける構成とした。この構成により、ライン光源の光源長に応じた数の発光素子基板のそれぞれに設けられる配線コネクタを、平坦面と反射面の間の収納空間に効率良く収納される。
本発明の実施形態に係るライン光源装置の外観構成を示す斜視図である。 ライン光源装置の構成を示す図であり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は右側面図、(D)は左側面図、(E)はカバーを取り外した状態を示す図である。 ライン光源装置の分解斜視図である。 図2(A)におけるA−A断面図である。 LED基板の平面図である。 LED基板の回路パターン図である。 ライン光源装置の配線図である。 本発明の応用例に係る照射装置の模式図である。 照射装置の外観構成を示す斜視図である。 照射装置の構成を示す図であり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。 ライン光源装置の変形例に係る発光スペクトル分布図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係るライン光源装置1の外観構成を示す斜視図である。図2はライン光源装置1の構成を示す図であり、図2(A)は平面図、図2(B)は正面図、図2(C)は右側面図、図2(D)は左側面図、図2(E)はカバー、及び反射鏡を取り外した状態を示す図である。また図3はライン光源装置1の分解斜視図であり、図4は図2(A)におけるA−A断面図である。
ライン光源装置1は、紫外線をライン状に放射する装置であり、例えばブラックライト等に用いられる。このライン光源装置1は、図1、及び図2に示すように、長さがLa(図2(A)参照)の長尺の四角柱状の本体2と、本体2の両端部に設けられる本体取付金具4A、4Bとを備えている。本体2の上面2Aには、紫外線を放射する長さLb(図2(A)参照)の長尺の出射口6が設けられている。このライン光源装置1では、本体2の長さLaが約1800mm、出射口6の長さLbが約1600mmであり、本体2の全長の大部分に亘って出射口6が設けられている。
本体取付金具4A、4Bは、本体2を設置箇所に取り付けるための金具であり、このライン光源装置1では本体取付金具4A、4Bにボルト締め可能なL字金具が用いられている。また、一方の本体取付金具4Bには、図3に示すように、通信コネクタ8が設けられている。この通信コネクタ8には、後述する紫外線LED22の点灯電力を含む各種電力を伝送する電源線、及び、点灯指示や点灯時の明るさを指定する制御信号を伝送する信号線が接続される。
本体2は、長尺のヒートシンク10と、複数のLED基板12と、反射鏡13と、カバー14と、カバーガラス16とを備えている。
ヒートシンク10は、図4に示すように、長さLaに亘って延びる板状のベース部20と、このベース部20の裏面20Aに設けられた多数の放熱フィン18とを一体に備え、高熱伝導性材の押出成形によって形成されている。放熱フィン18のそれぞれも長さLaに亘って延在し、この放熱フィン18によって長尺方向の剛性が高められている。
ベース部20の上面は平坦面20Bに形成され、この平坦面20Bには、複数の上記LED基板12がネジ止め等で設けられている。またヒートシンク10の一端部の側には、図2(E)、及び図3に示すように、LEDドライブ基板30が設けられている。このLEDドライブ基板30には、通信コネクタ8を通じて受信した制御信号、及び電力に基づいて、各LED基板12に点灯電力を供給するLEDドライブ回路32が搭載されている。
図2(E)に示すように、LED基板12のそれぞれには、1つの紫外線LED22が実装されており、各LED基板12が一定の配置間隔Pでヒートシンク10の平坦面20Bに配置されている。この配置間隔Pは、紫外線LED22の配向に基づき、反射鏡13による制御によってライン光源装置1の長手方向において均一な照度が得られる長さに設定されており、これにより照度ムラが少なく良好な均斉度が得られている。
反射鏡13は、図3、及び図4に示すように、断面略U字状の長尺の反射面50を有する、いわゆる樋状を成し、ヒートシンク10の平坦面20BにLED基板12の上に被せるように設けられる。反射鏡13の底部13Aには、図4に示すように、LED基板12の紫外線LED22の配置位置に対応して露出開口58が形成され、それぞれの露出開口58から当該紫外線LED22が反射面50の中に突出して露出されている。
この反射鏡13の反射面50は長尺する樋状であることから、この反射面50の長手方向(延在方向)の光が制御されることがなく、両端部で照度低下が生じる。この照度低下を防止するため、反射面50の両端部には、その端面を閉じる平面状の補助反射板51が設けられている。
そして、それぞれの紫外線LED22の放射光と、反射鏡13の反射面50、及び補助反射板51とによって、長手方向において均一な照度のライン光源が構成される。
なお、このライン光源装置1では、複数(図3の例では3つ)の反射鏡13を繋いで出射口6の長さLbに亘って延びる反射面50が構成されている。
カバー14は、ヒートシンク10の平坦面20Bを覆う部材であり、例えば金属等の高熱電導性材から形成されている。カバー14は、図3、及び図4に示すように、断面コ字状に形成され、平坦面20Bと対向する上面は、本体2の上記上面2Aを構成し、この上面2Aの両側の側面14Aがヒートシンク10のベース部20に螺旋等で締結される。側面14Aの内壁14A1には、図4に示すように、カバーガラス保持バー52が長手方向に延びて設けられており、カバーガラス保持バー52と上面2Aとの間でカバーガラス16が挟持されている。カバーガラス16は、出射口6を閉塞する長尺の板状のカバー部材であり、例えば石英等の紫外線透過性材料から形成されている。
係る構成のライン光源装置1を組み立てる場合、先ず、ヒートシンク10の平坦面20Bに、LED基板12を所定の配置間隔Pで設け、また、LEDドライブ基板30をヒートシンク10の端部に設ける。そして、各LED基板12とLEDドライブ基板30を結線し、反射鏡13、及び補助反射板51を取り付ける。
次いで、カバー14を天地反転させ、そのカバー14の中にカバーガラス16を収め、次いで、カバー14の内壁14A1にカバーガラス保持バー52を螺旋などで取り付けてこのカバーガラス保持バー52でカバーガラス16をカバー14に取り付ける。
このカバー14をLED基板12等が組み付けられたヒートシンク10に被せ、側面14Aをヒートシンク10に螺旋などで締結して組み付ける。この組み付けによって本体2が構成される。
そして、この本体2の両端部に本体取付金具4A、4Bを取り付けて、ライン光源装置1の組立が完了する。
このライン光源装置1では、従前のように、長尺のLED基板に複数の紫外線LEDを並べるのではなく、1個のLED基板12に1個の紫外線LED22を設けている。このため、各LED基板12の全長が従前のLED基板に比べて短いことから、ライン光源の光源長がLED基板12の長さに制限されることがなく、光源長に応じた数のLED基板12を並べることで、任意の光源長のライン光源装置1を構成できる。
次いで、係る構成のライン光源装置1に用いて好適なLED基板12の構成について図5、及び図6を参照して説明する。
図5はLED基板12の平面図であり、図6はLED基板12の回路パターン図である。
LED基板12は、図5に示すように、発光素子の一例たる紫外線LED22を実装した略矩形状の回路基板であり、この紫外線LED22の他に、一対の配線コネクタ24A、24Bが実装されている。このLED基板12は、短手方向に延びる短手中心線Maを、ヒートシンク10の長軸に合わせて配置される。この短手中心線Maの上には、紫外線LED22が配置されることで、ヒートシンク10の長軸に沿って紫外線LED22が配列されるようになっている。図6に示すように、LED基板12の短手中心線Maには第1LED実装予定パターン25が設けられ、この第1LED実装予定パターン25に紫外線LED22のアノード電極、及びカソード電極が電気的に接続される。
一対の配線コネクタ24A、24Bは、LED基板12の間の電気配線が接続される配線端子であり、図5に示すように、LED基板12の短辺の側の縁部12Aに、各々の配線接続口27を外側に向けるように背中合わせに配置されている。このLED基板12において、図6に示すように、一方の配線コネクタ24Aはアノード用パターン28Aに接続され、他方の配線コネクタ24Bはカソード用パターン28Bに接続される。
なお、前掲図2(E)、及び図3では、配線コネクタ24A、24Bの図示を省略している。
このLED基板12には、図6に示すように、この第1LED実装予定パターン25に隣接して、短手中心線Maの上に第2LED実装予定パターン26が設けられている。この第2LED実装予定パターン26は、第1LED実装予定パターン25に接続される紫外線LED22とは、型式、製品、仕様(光出力など)、光学特性(波長や配向など)、寸法、或いは製造メーカなどが異なる紫外線LED23(図5)を実装するための配線パターンである。特に、第1LED実装予定パターン25と、第2LED実装予定パターン26とは、それぞれのアノード接続端25A、26Aとカソード接続端25B、26Bとの間の距離が異なり、互いに異なる寸法の紫外線LED23が実装される。換言すれば、このLED基板12では、異なる寸法の紫外線LED23を選択的に実装が可能となっており、紫外線LED23の寸法ごとに基板を用意する必要がない。
図7はライン光源装置1の配線図である。
一般に、LEDを列状に配列した場合、それらのLEDは電気的に直列接続される。しかしながら、供給される電力がLEDの直列数に比して小さい場合、或いは、LEDを選択的に点灯/消灯する等の制御を行う場合には、一部を電気的に並列接続する必要がある。
そこで、このライン光源装置1では、全てのLED基板12を直列接続するのではなく、一部のLED基板12を簡単に並列接続できるように構成されている。
具体的には、LED基板12の配線コネクタ24A、24Bは、図7に示すように、互いに並列な2つの接続接点29A、29Bを有し、これら接続接点29A、29Bが紫外線LED22に対して並列接続された、いわゆる2ピンのコネクタが用いられている。
この構成においては、配線コネクタ24A、24Bのそれぞれで、接続接点29A、29Bのいずれか一方を使って複数のLED基板12同士を結線することで、これらLED基板12が直列接続される。
例えば、このライン光源装置1では、図7に示すように、配線コネクタ24A、24Bのそれぞれの接続接点29Aを接続するように配線ケーブル40で接続して互いに直列接続されたLED基板12の群(直列接続群34A)が構成されている。
なお、LEDドライブ回路32には、高電位を供給するプラス線42、及び低電位を供給するマイナス線44が接続されている。直列接続群34Aにおいては、プラス線42が初段のLED基板12の配線コネクタ24Aの接続接点29Aに接続され、マイナス線44が最終段のLED基板12の配線コネクタ24Bの接続接点29Aに接続される。
また、LEDドライブ回路32に対して、複数の直列接続群34Aを並列に接続する際には、最も単純には、LEDドライブ回路32に、直列接続群34Aの並列数に相当する数のプラス線42、及びマイナス線44を設ければ良い。
しかしながら、それぞれの直列接続群34Aを一列に配列してライン光源装置1を構成し、かつ、ライン光源装置1の一端部に、LEDドライブ回路32が配置しているため、直列接続群34AごとにLEDドライブ回路32からの配線長が異なる。
配線長に合わせてプラス線42、及びマイナス線44の長さを異ならせた場合、プラス線42、及びマイナス線44の配線抵抗に違いが生じることから、並列接続しているにもかかわらず、直列接続群34Aの間で紫外線LED22の明るさが異なってしまう。そこで、これらプラス線42、及びマイナス線44を最も長い配線長に合わせた長さに合わせると、それぞれの配線抵抗が無駄に大きくなり、電力のロスが増えることになる。
これに対して、このライン光源装置1では、各LED基板12の配線コネクタ24A、24Bが、互いに並列接続された2つの接続接点29A、29Bを備えることから、次のようにして複数の直列接続群34Aを並列接続できる。
すなわち、図7に示すように、一列に並んだ直列接続群34Aにおいて、一方の側(例えばLEDドライブ回路32の側)の直列接続群34Aに直後に並ぶ直列接続群34Aを、並列接続用プラス線46、及び並列接続用マイナス線48によって並列に接続する。具体的には、2つの直列接続群34Aにおいて、初段のLED基板12の配線コネクタ24Aの未接続の接続接点29A、29B同士を並列接続用プラス線46で接続する。同様に、最終段のLED基板12の配線コネクタ24Bの未接続の接続接点29A、29B同士を並列接続用マイナス線48で接続する。係る接続によれば、各配線コネクタ24Aの接続接点29A、29Bは互いに電気的に同電位であるから、並列接続用プラス線46で接続された配線コネクタ24Aは、LEDドライブ回路32のプラス線42と同電位に維持される。同様に、並列接続用マイナス線48で接続された配線コネクタ24BについてもLEDドライブ回路32のマイナス線44と同電位に維持されることから、複数の直列接続群34AがLEDドライブ回路32に電気的に並列接続される。
この接続においては、複数の直列接続群34Aを結ぶ並列接続用プラス線46、及び並列接続用マイナス線48の配線長は、直列接続群34Aの個々の長さが一定であれば、全て同じである。したがって、配線長が異なる複数のケーブルを用意する必要もなく、また配線長が無駄に長くなることで配線抵抗が無駄に大きくなることもない。
このように、LED基板12のそれぞれには、2つの接続接点29A、29Bを有した一対の配線コネクタ24A、24Bが設けられ、更に、それぞれの間を配線ケーブル40、並列接続用プラス線46、及び並列接続用マイナス線48等の配線で接続している。光源長が長くなるほどLED基板12の数が多くなることから、それぞれを接続する配線の本数も増え、それらを整然と纏めることが容易ではなくなる。
これに対して、このライン光源装置1では、図4に示すように、樋状の反射鏡13の反射面50に露出開口58が設けられ、この反射鏡13が露出開口58から紫外線LED22を露出させるようにLED基板12を覆って設けられている。この構成により、LED基板12(平坦面20B)と反射面50の間に、カバー14で外部と仕切られたスペースが形成される。このスペースを収納空間Sとして利用し、この収納空間Sに配線コネクタ24A、24Bが収められている。
これにより、ライン光源の光源長に応じた数のLED基板12のそれぞれの配線コネクタ24A、24Bを、LED基板12(平坦面20B)と反射面50の間の収納空間Sに効率良く収められる。
また、各配線コネクタ24A、24Bを接続する各種の配線も、収納空間Sに纏められるから、ライン光源装置1の中に配線が整然と収められることとなる。
以上説明したように、本実施形態によれば、1つの紫外線LED22が設けられた複数のLED基板12を、長尺のヒートシンク10の平坦面20Bに所定の配置間隔Pで配置してライン光源を構成した。これにより、長尺する1枚、或いは複数枚のLED基板を連結してライン光源を構成する場合に比べ、LED基板12の寸法に制約されずに、任意の長さのライン光源を構成できる。
また本実施形態によれば、LED基板12の各々を長尺の反射面50で覆い、平坦面20Bと反射面50の間に収納空間Sを設ける構成とした。この構成により、ライン光源の光源長に応じた数のLED基板12のそれぞれに設けられる配線コネクタ24A、24Bを、平坦面20Bと反射面50の間の収納空間Sに効率良く収納される。
また本実施形態によれば、紫外線LED22のアノード、及びカソードに対応した一対の配線コネクタ24A、24Bのそれぞれが、互いに導通する2つの接続接点29A、29Bを備える構成とした。
この構成により、複数個のLED基板12を電気的に直列接続して直列接続群34Aを構成しつつ、複数の直列接続群34A同士を簡単に電気的に並列接続することができる。これに加え、一列に配列された複数の直列接続群34A同士を並列接続する場合には、前段の直列接続群34Aに、後続の直列接続群34Aを順に並列接続用プラス線46、及び並列接続用マイナス線48で接続できる。したがって、各々の直列接続群34Aの間の配線長を略一定にでき、また複数の直列接続群34AのそれぞれにLEDドライブ回路32から配線を延ばす必要も無い。
また本実施形態によれば、ヒートシンク10の平坦面20Bの裏面20Aに、長手方向に延びる複数の放熱フィン18を一体に設ける構成とした。これにより、放熱フィン18によって長尺方向の剛性が高められ、本体2の強度が高められる。
また本実施形態によれば、LED基板12には、ヒートシンク10の長手方向に沿って第1LED実装予定パターン25、及び第2LED実装予定パターン26を設け、いずれかの実装予定パターン25、26に紫外線LED22、23を実装可能にした。この構成によれば、寸法や仕様等が異なる紫外線LED22、23ごとに異なる基板を用意する必要がない。
なお、上述した実施形態は、あくまでも本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び応用が可能である。
[応用例]
実施形態で説明したライン光源装置1を、図8に示すように、互いの照射範囲Rが距離Dだけ離れた直下の照射野Tで重なるような一定の間隔Qで並べることで、平面視略矩形の照射野Tを隙間無く、かつ均一な照度で照明する照射装置100を構成できる。この照射装置100は、搬送ローラ102で搬送されるベルトコンベア104の搬送面を照射野Tに配置することで、この搬送面を搬送される被照射物に均一な面照度で紫外線を照射する面光源として用いることができる。この被照射物には、例えば紫外線硬化性樹脂が塗布された面材や、紫外線硬化性インクで印刷された印刷物が挙げられ、照射装置100は、これらの紫外線硬化処理に好適に用いられる。
図9は本応用例に係る照射装置100の具体的構成を示す外観斜視図である。図10は照射装置100の構成を示す図であり、図10(A)は平面図、図10(B)は正面図、図10(C)は側面図である。
この照射装置100は、平面視略矩形の枠体110を備えている。図10(A)に示すように、枠体110の一対の短辺110Aには、複数本(図示例では5本)のライン光源装置1の両端の本体取付金具4A、4Bが固定されている。また、各短辺110Aには、当該照射装置100を設置箇所に取付固定するための取付板115が設けられている。
さらに、この照射装置100では、各ライン光源装置1から長手方向に向かう照射光を制御すべく、ライン光源装置1の両端部に、全てのライン光源装置1に亘って端部反射板140が設けられている。端部反射板140を支持するために、それぞれのライン光源装置1の上面2Aには、出射口6の両端に端部反射板140を支持する反射板支持具160が設けられている。
この照射装置100に用いるライン光源装置1は、消費電力が45W(ワット)、横幅Wが約36mmであり、照射野TからD=約180mmの高さに配置されたときにR=約150mmの範囲を照射する。
照射装置100では、このライン光源装置1が複数本並設されて面光源が構成され、この面光源の照射によって照射野Tが発熱する。ライン光源装置1と照射野Tとは約180mmしか離れていないことから、各ライン光源装置1が照射野Tの発熱による熱気に曝され、何ら対策を施さなければ、内部の紫外線LED22に悪影響を及ぼす。
これに対して、この照射装置100では、ライン光源装置1同士を約175mmの間隔Qで配置することで、それぞれの間に放熱用の隙間Eを設けることとしている。これにより、照射野Tの発熱による熱気が各隙間Eを通って照射装置100の上方に速やかに放出されることとなり、ライン光源装置1への影響が抑えられ、また照射装置100と照射野Tとの間に熱気が溜まることも防止できる。
また、各ライン光源装置1にあっては、前掲図4、図8に示すように、照射野Tからみて本体2の裏側に隠れた位置にヒートシンク10の放熱フィン18が配置されている。これにより、隙間Eを通る熱気が放熱フィン18に与える影響が抑えられ、当該放熱フィン18による放熱性能を良好に維持できる。
このように本変形例によれば、複数のライン光源装置1を、互いの間に放熱用の隙間Eをあけて並列に配置し、被照射物、及び照射野Tで発生する熱を放熱用の隙間Eを通して放熱する構成とした。この構成により、照射野Tの発熱による熱気が各隙間Eを通って照射装置100の上方に速やかに放出されることとなり、ライン光源装置1への影響が抑えられ、また照射装置100と照射野Tとの間に熱気が溜まることも防止できる。
これに加え、この照射装置100によれば、ライン光源装置1のヒートシンク10は、照射野Tからみて隠れた位置に放熱フィン18を備える。これにより、隙間Eを通る熱気が放熱フィン18に与える影響が抑えられ、当該放熱フィン18による放熱性能を良好に維持できる。
[変形例]
上述した実施形態、及び応用例において、発光素子の一例として紫外線LED22を例示したが、これに限らない。すなわち、LEDに代えて任意の発光素子を用いることができる。また、発光素子が放射する光は紫外線に限らず任意である。
また、LED基板12の配線コネクタ24が備える接続接点29A、29Bの数として2つを例示したが、これに限らず、少なくとも2つ以上であれば良い。
また1つのLED基板12に1個の紫外線LED22を実装する構成を例示したが、これに限らない。すなわち、個々のLED基板12には、1又は複数個数の発光素子を実装できる。ただし、複数個数の発光素子を実装する場合には、各発光素子は短手中心線Maに沿って配置される。例えば、LED基板12の複数の実装予定パターン25、26のいずれか1つに紫外線LED22、23を実装する構成に代えて、これらの実装予定パターン25、26の各々に、互いに異なる紫外線LED22、23を同時に実装することで複数個の紫外線LEDを実装できる。
実装予定パターン25、26の各々に実装する紫外線LED22、23としては、次の例が考えられる。
すなわち、図11の発光スペクトル分布図に、線(I)、線(II)で示すように、紫外線領域の光を放射しつつ、互いにピーク波長が異なる紫外線LED22、23が挙げられる。両者の紫外線LED22、23のピーク波長が近接することで、図11に線(III)で示すように、紫外線領域において広い波長帯域を有するライン光源が構成できる。
係る構成のライン光源装置1は、印刷用インキや顔料入り塗料のコーティング処理に好適に用いることができる。詳述すると、印刷用インキや顔料入り塗料は、製造メーカや製品によって光重合開始剤や蛍光体が異なることから、同じ紫外線領域の光であっても、反応する光の波長が異なる。このライン光源装置1によれば、紫外線領域において広い波長の光を照射できるため、光重合開始剤や蛍光体が異なる印刷用インキや顔料入り塗料でも、十分にコーティング処理することができる。
なお、ピーク波長が近接するLEDとして、紫外線LED22、23を例示した。しかしながら、これらLEDの波長領域は紫外線領域に限らず、例えば可視光領域、近赤外領域、或いは赤外領域といったように適宜の波長領域を採用できる。
また実装予定パターン25、26の数は2つに限定されるものではなく、適宜の数を採用できる。
1 ライン光源装置
2 本体
6 出射口
10 ヒートシンク
12 LED基板(発光素子基板)
13 反射鏡
14 カバー
16 カバーガラス
18 放熱フィン
20 ベース部
20B 平坦面
22、23 紫外線LED(発光素子)
24A、24B 配線コネクタ
25、26 実装予定パターン
29A、29B 接続接点
32 LEDドライブ回路
34A 直列接続群
40 配線ケーブル
42 プラス線
44 マイナス線
46 並列接続用プラス線
48 並列接続用マイナス線
50 反射面
58 露出開口
100 照射装置
E 放熱用の隙間
S 収納空間

Claims (6)

  1. 発光素子が設けられた複数の発光素子基板を、長尺のヒートシンクの平坦面に所定の配置間隔で配置し、
    前記発光素子基板のそれぞれには配線コネクタを設け、
    前記発光素子基板の各々の発光素子を露出する開口を有した長尺の反射面を、前記発光素子基板のそれぞれを覆って前記平坦面に設け、
    前記平坦面と前記反射面の間に前記配線コネクタを収める収納空間を設け
    前記発光素子基板のそれぞれには、前記発光素子のアノード、及びカソードに対応した一対の前記配線コネクタを備え、
    前記一対の配線コネクタのそれぞれが、互いに導通する複数の接続接点を備える
    ことを特徴とするライン光源装置。
  2. 前記ヒートシンクの前記平坦面の裏面に、長手方向に延びる複数のフィンを一体に設けたことを特徴とする請求項1に記載のライン光源装置。
  3. 前記発光素子基板には、前記ヒートシンクの長手方向に沿って、同じ波長領域の範囲で互いに異なるピーク波長の発光素子を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のライン光源装置。
  4. 前記発光素子基板には、前記ヒートシンクの長手方向に沿って、複数の実装予定パターンを設け、少なくともいずれか1以上の実装予定パターンに発光素子を実装可能にしたことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のライン光源装置。
  5. 請求項1乃至のいずれかに記載の複数のライン光源装置を、互いの間に放熱用の隙間をあけて並列に配置し、前記ライン光源装置のそれぞれによって略矩形状の照射野を隙間無く照射するとともに、前記照射野で発生する熱を前記放熱用の隙間を通して放熱することを特徴とする照射装置。
  6. 前記ライン光源装置のヒートシンクは、前記照射野からみて隠れた位置に放熱フィンを備えることを特徴とする請求項に記載の照射装置。
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