JP2012048944A - 照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板に設けられたLEDからの発熱を十分に放熱する。
【解決手段】照明装置1は、基板4上に設けられたLED5と、発光ダイオード5に電力を供給するために基板4に設けられたLED電極6と、基板4のLED電極6と反対側に設けられてLED5の発熱を逃がす放熱部材7とを備え、レール状に形成されたレール枠2と、レール枠2の内壁に長手方向に沿って形成されたレール電極3とをさらに備え、基板4は2レール枠に装着され、LED電極6はレール枠2に形成されたレール電極6に接続され、放熱部材7は、レール枠2に装着される。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板上に設けられた発光ダイオード(Light Emitting Diode)(以下、「LED」ともいう)と、このLEDに電力を供給するために基板に設けられた電極とを備えた照明装置に関する。
従来から、LEDと、このLEDに電力を供給するための電極とを有するLEDモジュールを備え、このLEDモジュールに対して電力を供給するための電極を、このLEDモジュールが装着される枠に設けた照明装置が知られている。
図15(a)は特許文献1に記載された従来のLEDモジュール91の構成を示す平面図であり、(b)はその正面断面図であり、(c)はLEDモジュール91に接続されるソケット97の構成を示す斜視図である。
LEDモジュール91は、基板93を備えている。基板93には、ソケット97に基板93を差し込むためのコネクタ部96が、基板93の短辺の一方から突出して設けられている。基板93の表面には、伝熱層95が形成されている。伝熱層95の上には、図15(a)に示すパターンを有する導電層94が形成されている。LEDモジュール91は、導電層94上に2行4列に配置された8個のLEDチップ99を有している。
LEDモジュール91には、LEDチップ99に電力を供給するために基板93上の導電層94によってコネクタ部96に形成された受電素子としての正及び負の電極端子92が設けられている。コネクタ部96は、ソケット97に形成された開口98に挿入される。
このように構成されたLEDモジュール91では、LEDチップ99から発生した熱の一部は、基板93に形成された導電層94、伝熱層95及びコネクタ部96を経てソケット97からLEDモジュール91の外部に放熱される。このように、LEDモジュール91の構成では、LEDチップ99に基板93を介して電力を供給すると共に、LEDチップ95から発生した熱を、基板93を介して放熱することもできる。
図16は、特許文献2に記載された従来の他のLEDモジュール82を備えた照明装置81の外観を示す斜視図である。
照明装置81は、LEDモジュール82とベース本体83とを備えている。LEDモジュール82は、その下側に図示しないLEDが配置されたフレキシブル基板86と、フレキシブル基板86上に配置された一対の金属基板87と、金属基板87に交差するように金属基板87上に配置された一対の絶縁性補強板88と、一対の絶縁性補強板88の間に設けられて、LEDに電力を供給するための略棒状をした一対の受電素子84とを備えている。このLEDモジュール82が装着されるベース本体83には、受電端子84に電力を供給するための一対の電極85が設けられている。このLEDモジュール82では、受電端子84をヒートパイプによって形成するとともに、この受電端子84の先端部を略球状に形成し、この受電端子84の先端部と略相補状の断面形状をベース本体83の電極85に長手方向に沿って形成することにより、電極85を直線レール形状に形成している。このため、直線レール形状の電極85からLEDモジュール82のLEDに電力を供給すると共に、LEDから発生する熱をレール形状の電極85を介して放熱することもできる。
特開2004−199896号公報(2004年07月15日公開) 特開2008−218109号公報(2008年09月18日公開)
しかしながら、上記特許文献1に記載されたLEDモジュール91の構成では、LED99からの発熱を、基板93に形成された導電層94、伝熱層95及びコネクタ部96を介して放熱する構成であり、発熱量の大きいLEDが照明装置に設けられると、そのLEDからの発熱を十分に放熱することができないおそれがあるという問題がある。
また、上記特許文献2に記載された照明装置81では、LEDからの発熱を、レール形状の電極85を介して放熱する構成であり、発熱量の大きいLEDが照明装置に設けられると、そのLEDからの発熱を十分に放熱することができないおそれがあるという問題がある。
本発明の目的は、基板に設けられたLEDからの発熱を十分に放熱することができる照明装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る照明装置は、基板上に設けられた発光ダイオードと、前記発光ダイオードに電力を供給するために前記基板に設けられた発光ダイオード電極と、前記基板の前記発光ダイオード電極と反対側に設けられて前記発光ダイオードの発熱を逃がす放熱部材とを備えたことを特徴とする。
この特徴により、基板に設けられた発光ダイオード電極と反対側に、発光ダイオードの発熱を逃がす放熱部材が設けられるので、基板上の発光ダイオードからの発熱は、基板を通って、基板の発光ダイオード電極と反対側の放熱部材に逃がされるので、基板に設けられた発光ダイオードからの発熱を十分に放熱することができる。
本発明に係る照明装置では、レール状に形成されたレール枠と、前記レール枠の内壁に長手方向に沿って形成されたレール電極とをさらに備え、前記基板は前記レール枠に装着され、前記発光ダイオード電極は前記レール枠に形成されたレール電極に接続され、前記放熱部材は、前記レール枠に装着されることが好ましい。
上記構成により、レール電極で基板上の発光ダイオードに電力を供給する照明装置において、発光ダイオードからの発熱を十分に放熱することができる。
本発明に係る照明装置では、前記レール枠は、断面U字形状または断面コ字形状をした一対のレール枠であることが好ましい。
上記構成により、放熱部材は、断面U字形状または断面コ字形状をした一対のレール枠に装着されるので、放熱部材の基板と反対側の面を一対のレール枠の間に露出させることができる。その結果、放熱部材の露出面積を増大させることができ、放熱効率が向上する。
本発明に係る照明装置では、前記基板は、前記レール枠の長手方向に沿って配置された複数枚の基板であり、前記放熱部材の上に前記複数枚の基板が配置されていることが好ましい。
上記構成により、放熱部材が、各基板の下側全面に配置されるので、放熱する面積を従来の構成よりも大幅に増加させることができる。
本発明に係る照明装置では、前記発光ダイオード電極は、板ばねによって構成されていることが好ましい。
上記構成により、板ばねの曲げ弾性応力がレール電極に作用し、板ばねを構成する発光ダイオード電極がレール電極に押し付けられて摩擦力が発生し、発光ダイオードと一対の発光ダイオード電極とを基板に設けたLEDモジュールを確実に位置決めすることができ、発光ダイオード電極をレール電極と確実に接続することができる。
本発明に係る照明装置では、前記板ばねは、前記レール電極側に湾曲する凸部を有しており、前記レール電極には、前記凸部に対向する位置に凹部が形成されていることが好ましい。
上記構成により、板ばねの曲げ弾性応力がレール電極に作用し、板ばねを構成する発光ダイオード電極の凸部が、レール電極の凹部に嵌まり込み、発光ダイオード電極が設けられたLEDモジュールをより確実に位置決めすることができ、発光ダイオード電極をレール電極とより確実に接続することができる。
本発明に係る照明装置では、前記基板は、前記レール枠及び前記放熱部材と別個に形成されていることが好ましい。
上記構成により、発光ダイオードが設けられた基板がレール枠及び放熱部材と別個に形成されているため、レール枠に装着された基板は、レール枠から着脱可能に構成することができ、ユーザが、レール枠に装着された基板の数を増やして照明装置の明るさを増大させることもできるし、レール枠から基板を取り外して照明装置の明るさを抑えることもできる。
本発明に係る照明装置では、前記レール電極と外部電源とを電気的に接続するためのコネクタを有するサイドフレームをさらに備えることが好ましい。
上記構成により、外部電源からレール電極、発光ダイオード電極を介して基板上の発光ダイオードに電力を供給することができる。
本発明に係る照明装置は、基板に設けられた発光ダイオード電極と反対側に、発光ダイオードの発熱を逃がす放熱部材を設けるので、基板に設けられた発光ダイオードからの発熱を十分に放熱することができる。
本実施の形態に係る照明装置の分解斜視図である。 上記照明装置の断面図である。 上記照明装置の平面図である。 上記照明装置に設けられたLEDモジュールの斜視図である。 上記LEDモジュールの分解斜視図である。 上記LEDモジュールの発光ダイオード電極に設けられた凸部と、レール電極に設けられた凹凸を説明するための図である。 上記照明装置の斜視図である。 上記照明装置と外部電源との接続構造を示す平面図である。 上記照明装置と外部電源との接続構造を示す斜視図である。 上記照明装置に設けられたレール枠とサイドフレームとの接続構造を示す平面図である。 上記照明装置に設けられた天板の外観を示す斜視図である。 上記天板の断面図である。 上記天板とレール枠との接続構造を示す斜視図である。 本実施の形態に係る照明装置の変形例の構成を示す断面図である。 (a)は従来のLEDモジュールの構成を示す平面図であり、(b)はその正面断面図であり、(c)は上記LEDモジュールに接続されるソケットの構成を示す斜視図である。 従来の他のLEDモジュールを備えた照明装置の外観を示す斜視図である。
本発明の照明装置に関する実施の一形態について図1〜図14に基づいて説明すれば以下のとおりである。
(実施の形態に係る照明装置の構成)
図1は本実施の形態に係る照明装置1の分解斜視図であり、図2は照明装置1の断面図であり、図3は照明装置1の平面図である。
照明装置1は、レール状に形成された一対のレール枠2を備えている。ここで、本明細書において「レール状」とは、断面に溝または凹部が形成され、この断面に垂直な方向に沿って細長い形状をいい、車輪を支える線路のレールの形状に限定されず、例えば、U字状断面に形成されてこの断面に垂直な方向に細長い形状も含まれるものとする。
各レール枠2の断面は、板状の底部と、この底部の両端から底部に垂直な方向に向かって突出して設けられた一対の側壁部とを有するコ字状断面を形成しており、各レール枠2は、この断面に垂直な方向(図1に示すY方向)に沿って細長い形状をしている。レール枠2の断面の側壁部は、例えば、底部の幅に相当する長さだけ、底部の両端から突出している。レール枠2の断面は、U字状断面を形成していてもよい。
レール枠2には、レール枠2の側壁の一方の内側に長手方向(図1に示すY方向)に沿って形成された銅またはアルミニウム製の板状のレール電極3が形成されている。図3に示すように、照明装置1には、長手方向に沿って所定の間隔を空けて一列にレール枠2に装着された7個のLEDモジュール17が設けられている。図1に示すように、一対のレール枠2の両端面には、略直方体形状をした板状のサイドフレーム8が取り付けられている。
図4はLEDモジュール17の斜視図であり、図5はLEDモジュール17の分解斜視図である。
各LEDモジュール17は、正方形状をした基板4を備えている。基板4の中央には、LED5を取り付けるための導電パターン14が印刷されており、基板4の表面の両側部には、板ばね状をした一対のLED電極6を取り付けるための導電パターン13が印刷されている。基板4の表面の導電パターン13・14以外の箇所には、LED5からの光を反射して効率よく照射するための反射材等が印刷されている。
各LEDモジュール17は、基板4の両端がレール枠2のU字状断面に長手方向に沿って挿入されて装着され、図3に示すように、長手方向に沿って所定の間隔を空けて配置される。
図2に示すように、照明装置1には、基板4のLED電極6と反対側に設けられて一対のレール枠2のU字状断面に両端が挿入され、基板4のLED電極6と反対側の面の全体に接触してLED5の発熱を逃がす1個の板状の放熱部材7が設けられている。放熱部材7は、一対のレール枠2のU字状断面に挿入される板状のベース部と、一対のレール枠2の一方の側壁部の先端に挟まれて、ベース部から側壁部の外面まで突出する凸部とを有している。放熱部材7は、各LEDモジュール17の基板4のLED電極6の反対側を全面に渡って覆うように配置されている。
このように、LEDモジュール17の基板4の直下に略板状の放熱部材7を設け、基板4のLED電極6と反対側の面の全体に放熱部材7を接触させている。このため、基板93からソケット97を通じてLEDからの発熱を放熱する図15に示す従来の構成、及びフレキシブル基板86からレール状の電極85を通じてLEDからの発熱を放熱する図16に示す従来の構成よりも、LEDからの発熱を放熱する放熱面積を増大させることができる。その結果、伝熱効率が向上し、LEDモジュールの放熱性を良くすることができる。また、図15に示す従来の構成では、LEDチップ99からの発熱は、コネクタ部96を通ってLEDモジュール91の外部に放熱される。このため、コネクタ部96の放熱面積が制限されて伝熱効率が悪く、本実施の形態のように放熱面積を増大させて伝熱効率を向上させ、LEDモジュールの放熱性を良くすることが困難である。
また、照明装置1を例えばアルミ板上に設置すると、放熱部材7の基板4と反対側の露出面がアルミ板と接触して放熱性が向上し、放熱部材(伝熱層95)が基板93と導電層94にしか接触していない図15の構成よりも放熱性が高くなる。
また、放熱部材7の長手方向長さを、レール枠2の長手方向長さと等しくなるまで長く構成したので、放熱部材7の放熱面の面積をより一層大きく構成し、伝熱効率をさらに向上させることができる。
放熱部材7の長手方向長さは、レール枠2の長手方向長さと等しくなるまで長くしなくてもよく、複数個のLEDモジュール17が配置できる程度に長く構成すれば、放熱部材7の放熱面の面積を大きく構成し、伝熱効率を向上させる効果を得ることができる。
一対のレール電極2を備えた構成では、放熱部材7の基板4と反対側の中央の面を露出させることができるので、放熱部材7の露出面積を増大させることができ、LED5からの熱をLEDモジュール17の外部に放熱する放熱面積が一層増大し、放熱効率がより一層向上する。
LED5から発生した熱は、基板4に伝熱し、基板4のLED電極6と反対側の面の全体から放熱部材7に伝熱する。放熱部材7に伝熱した熱の一部は、一対のレール枠2の間に露出した放熱部材7の基板4と反対側の面を通ってLEDモジュール17の外部に放熱される。放熱部材7に伝熱した熱の他の一部は、放熱部材7が装着されたレール枠2を通ってLEDモジュール17の外部に放熱される。放熱部材7に伝熱した熱のさらに他の一部は、複数の基板4の間に露出した放熱部材の面を通ってLEDモジュール17の外部に放熱される。
各サイドフレーム8のX方向に沿った両端部には、サイドフレーム8を一対のレール枠2と締結するための締結部材を通す穴が長手方向(Y方向)に沿って形成されたサイドフレーム締結部が設けられている。レール枠2にも、このサイドフレーム締結部に対向する位置に配置されて締結部材を通す穴が長手方向に沿って形成されたレール枠締結部が設けられている。
図6は、LEDモジュール17のLED電極6に設けられた凸部9と、レール電極3に設けられた凹凸10を説明するための図である。LED電極6は、曲げ弾性力に基づいて作用する板ばねによって構成されており、例えば電池ボックスに用いられるような弾性を持った電極である。
板ばねによって構成されたLED電極6は、レール電極3側に湾曲する凸部9を有していることが好ましく、レール電極3には、凹凸10が形成されていることが好ましい。凹凸10は、凸部9に対向する位置に凹部が形成されていればよい。凸部9及び凹凸10を形成することにより、LEDモジュール17の位置決めをさらに確実に行うことができる。
LED電極6を構成する板ばねの曲げ弾性応力が作用し、板ばねを構成するLED電極6に設けられた凸部9が、凹凸10に形成された凹部に嵌まり込み、レール電極3に押し付けられて摩擦力が発生し、レール枠2に挿入されたLEDモジュール17は、基板4に垂直な方向に向かって押さえられてレール枠2の長手方向に沿ってずれることなく位置決めされる。
図2に示すように、放熱部材7は、基板4の真下で基板4の発光ダイオード電極6と反対側の面全体に接触することにより、LED5が配置された基板4と大面積で接触し、伝熱効率を向上させ、LEDモジュール17の放熱性を良くすることができる。そのために、放熱部材7は、基板4と確実に接触する必要があり、そのためにも、基板4を放熱部材7に向かって押圧するLED電極6の弾性は重要である。
図1に示すように、LEDモジュール17は、レール枠2及び放熱部材7とは別個に形成されている。LEDモジュール17がレール枠2及び放熱部材7と別個に構成されていると、レール枠2に装着されたLEDモジュール17は、レール枠2から再度取り外すことができるように構成できるので、ユーザが、レール枠2に装着されたLEDモジュール17の数を増やして明るくすることもできるし、レール枠2からLEDモジュール17を取り外して照明装置の明るさを抑えることもできる。また、ユーザが、レール枠2に装着されたLEDモジュール17の数を増減させることにより、LEDモジュール17の間隔をユーザが自由に変更することもできる。
なお、本実施の形態では、LEDモジュール17が、レール枠2及び放熱部材7とは別個に形成されている例を示したが、本発明はこれに限定されない。LEDモジュール17は、レール枠2及び放熱部材7と一体に構成されていてもよい。図15に示す従来の構成では、放熱部材(伝熱層95)が基板と一体に構成されているが、放熱部材(伝熱層95)が基板のダイオード電極側(端子92側)に配置されているので、本願発明の構成とは異なっている。後述する実施の形態においても同様に、LEDモジュールはレール枠及び放熱部材と一体に構成されていてもよい。
放熱部材7は、LED5から発生した熱を放熱する鍵となる部分であるので、熱伝導率が高ければ高いほど、よりよい放熱効果が見込まれる。放熱部材7は、例えば、金属材料またはセラミックス材料によって構成することができる。放熱部材7は、銅またはアルミニウムによって構成することが好ましい。
レール枠2はレール電極3と接続しているので、レール枠2は、絶縁性材料であることが望まれる。レール枠2は、図2に示すように、放熱部材7と接続しているので、熱伝導性が高い材料であるとレール枠2からも放熱できる。このため、レール枠2は熱伝導性が高い材料であることが好ましい。つまり、レール枠2は、絶縁性があり、なお且つ、熱伝導性が高い材料によって構成することが好ましく、さらに言えば、材料の色も、光を反射しやすい白が望ましい。従って、レール枠2は、ポリカーボネートを代表とするエンジニアリングプラスチックと呼ばれる材料によって構成することが好ましい。レール電極3は、銅によって構成することが好ましい。
サイドフレーム8は、熱伝導性の高い材料によって構成することが好ましい。サイドフレーム8は絶縁性材料によって構成する必要があるが、レール電極11またはLED電極6に接触する部分のみを絶縁できるゴムパッキンをサイドフレーム8に設けるように工夫すれば、熱伝導性が高いことだけを考えた材料によって構成してもよい。サイドフレーム8は、熱伝導性及び絶縁性を考慮すると、ポリカーボネートを代表とするエンジニアリングプラスチックと呼ばれる材料によって構成することが好ましい。熱伝導性のみを考慮すると、サイドフレーム8は、銅またはアルミニウムによって構成してもよい。
(外部電源との接続構成)
図7は照明装置1の斜視図であり、図8は照明装置1と外部電源12との接続構造を示す平面図であり、図9は照明装置1と外部電源12との接続構造を示す斜視図であり、図10は照明装置1に設けられたレール枠2とサイドフレーム8との接続構造を示す平面図である。なお、図7及び図8では、簡略化のため、サイドフレーム締結部及びレール枠締結部の図示を省略している。
サイドフレーム8の一方には、レール電極3を外部電源と接続するためのコネクタ11が設けられている。サイドフレーム8には、一対のレール電極3のそれぞれに対応する位置に、正負のコネクタ11がサイドフレーム8を貫通して設けられている。一対のコネクタ11は、外部電源12に接続されている。外部電源12は、コンセントから交流電源を入力して直流電源に変換する。このように、外部電源12は、コンセントから入力した交流電源を直流電源に変換し、サイドフレーム8に設けられたコネクタ11を介してレール電極3に供給する。
(天板の構成)
図11は照明装置1に設けられた天板15の外観を示す斜視図であり、図12は天板15の断面図であり、図13は天板15とレール枠2との接続構造を示す斜視図である。
天板15は、一対のレール枠2及びサイドフレーム8を覆うようにレール枠2及びサイドフレーム8の上に載置され、照明装置1の防水を図るものである。天板15は、扁平直方体形状をしており、そのレール枠2側の周縁には、ゴムパッキン等により構成された防水キャップ16が形成されている。
図13に示すように、天板15を照明装置1に取り付けると、天板15に設けられた防水キャップ16が一対のレール枠2及びサイドフレーム8と密着し、照明装置1を防水することができる。天板15と一対のレール枠2及びサイドフレーム8とは、しっかりと密着するように、ねじ等によって固定することが好ましい。
さらに、天板15は、LED5の光を効率良く透過できる素材によって構成することが好ましい。但し、照明装置の用途によっては、例えば、乳白色のアクリル板のような素材によって構成してもよい。
(照明装置の変形例)
図14は、本実施の形態に係る照明装置の変形例の構成を示す断面図である。図1〜図13を参照して前述した構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付している。これらの構成要素についての詳細な説明は繰り返さない。
照明装置1aは、レール状に形成された単一のレール枠2aを備えている。レール枠2aの断面は、板状の底部と、この底部の両端から底部に垂直な方向に向かって突出して形成された一対の側壁部と、この両側壁部の上端からそれぞれ内側に向かって底部の幅の約4分の1に相当する長さだけ突出して形成された上面部とを有しており、レール枠2aは、断面に凹部が形成され、この断面に垂直な方向に沿って細長いレール状に形成されている。
レール枠2aの両上面部の内壁には、レール枠2aの長手方向に沿って板状のレール電極3が形成されている。
レール枠2aには、複数の基板4が、レール枠2aの長手方向に沿って所定の間隔を空けて、両側壁の内面及びレール電極3に接触するように装着されており、また、板状の放熱部材7aが、レール枠2aの底部、側壁部、及び基板4のレール電極3と反対側の面と接触するように装着されている。基板4の表面のレール枠2aの上面部によって覆われずに露出した箇所にはLED5が設けられている。基板4の表面の両端のレール電極3に対向する位置には、LED電極6が設けられている。
この照明装置1aでは、レール枠2aに基板4及び放熱部材7aを装着することにより、レール枠2aのレール電極3を介して基板4上のLED5に給電し、LED5から発した熱を放熱部材7aによって放熱する。
基板4に設けたLED電極6とレール枠2aに設けたレール電極3とをしっかりと電気的に接続できるように、例えば、放熱部材7aの基板4と反対側の面に、レール枠2aに形成されたねじ穴を通してねじの先端を当て、ねじを回転させて放熱部材7aを押し上げることにより、放熱部材7aを基板4に向かって底上げすることができるように構成する。
図1〜図13で前述した構成の照明装置1でも同様に、放熱部材7の基板4と反対側の面に、レール枠2に形成されたねじ穴を通してねじの先端を当て、ねじを回転させて放熱部材7を押し上げることにより、放熱部材7を基板4に向かって底上げすることができる。
LED電極6は、前述したように板ばねによって構成してもよい。また、ねじでレール枠2aと基板4とを固定するように構成してもよく、図1〜図13で前述した構成の照明装置1でも同様に、レール枠2と基板4とをねじで固定してもよい。
このように、前述した一対のレール枠2のみならず、一体型のレール枠2aを備えた照明装置に対しても本発明を適用することができる。
(実施の形態の効果)
以上のように本実施の形態によれば、LEDからの発熱を放熱するための手段を、主として電極を介して放熱する構成ではなく、LEDを配置した基板のLED電極と反対側の面全体に接触する放熱板を設けることにより放熱する構成にしたので、伝熱効率を向上させることができる。
さらに、放熱部材の長手方向長さを、レール枠の長手方向長さと等しくなるまで長く構成したので、放熱部材の放熱面の面積を大きく構成し、伝熱効率をさらに向上させることができる。
また、サイドフレーム8、放熱部材7、及び基板4の図1に示すX方向の長さを変えることにより、照明装置1の寸法を自由に設計することができ、複数のLED5を搭載した大型LEDモジュール等にも対応させることができ、ユーザの希望する任意の大きさに照明装置1を変更することが可能である。
なお、LED電極とLEDとを基板の同じ側に設けた例を示したが、本発明はこれに限定されず、LEDをLED電極と反対側に設け、放熱部材をLEDと同じ側に設けるように構成してもよい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、基板上に設けられたLEDと、LEDに電力を供給するために基板に設けられた電極とを備えた照明装置に利用することができる。
1 照明装置
2 レール枠
3 レール電極
4 基板
5 LED(発光ダイオード)
6 LED電極(発光ダイオード電極)
7 放熱部材
8 サイドフレーム
9 凸部
10 凹凸
11 コネクタ
12 外部電源

Claims (8)

  1. 基板上に設けられた発光ダイオードと、
    前記発光ダイオードに電力を供給するために前記基板に設けられた発光ダイオード電極と、
    前記基板の前記発光ダイオード電極と反対側に設けられて前記発光ダイオードの発熱を逃がす放熱部材とを備えたことを特徴とする照明装置。
  2. レール状に形成されたレール枠と、
    前記レール枠の内壁に長手方向に沿って形成されたレール電極とをさらに備え、
    前記基板は前記レール枠に装着され、
    前記発光ダイオード電極は前記レール枠に形成されたレール電極に接続され、
    前記放熱部材は、前記レール枠に装着される請求項1記載の照明装置。
  3. 前記レール枠は、断面U字形状または断面コ字形状をした一対のレール枠である請求項2記載の照明装置。
  4. 前記基板は、前記レール枠の長手方向に沿って配置された複数枚の基板であり、
    前記放熱部材の上に前記複数枚の基板が配置されている請求項1記載の照明装置。
  5. 前記発光ダイオード電極は、板ばねによって構成されている請求項1記載の照明装置。
  6. 前記板ばねは、前記レール電極側に湾曲する凸部を有しており、
    前記レール電極には、前記凸部に対向する位置に凹部が形成されている請求項5記載の照明装置。
  7. 前記基板は、前記レール枠及び前記放熱部材と別個に形成されている請求項1記載の照明装置。
  8. 前記レール電極と外部電源とを電気的に接続するためのコネクタを有するサイドフレームをさらに備える請求項1記載の照明装置。

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