JP2012164783A - 発光ダイオードモジュール及び発光装置 - Google Patents

発光ダイオードモジュール及び発光装置 Download PDF

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Abstract

【課題】故障したLED交換に伴う資源の無駄遣いを減らす。
【解決手段】基板110(プリント配線板)は、略長方形板状である。係合凸部111は、基板110のいずれかの長辺にある。係合凹部112は、基板110の係合凸部111がある長辺の対辺にある。LED120(発光ダイオード)は、基板110に実装されている。メス形接点133(陽極接続端子)は、LED120のアノード電極121(陽極)に電気接続し、基板110のいずれかの短辺に位置する。オス形接点143(陰極接続端子)は、LED120のカソード電極122(陰極)に電気接続し、基板110のメス形接点133が位置する短辺の対辺に位置する。
【選択図】図1

Description

この発明は、多数の発光ダイオード(LED)を使用した発光装置に関する。
多数のLEDを使う照明器具などの発光装置において、LEDは、基板に実装されている。LEDを流れる電流を同じにするため、複数のLEDは、通常、直列に電気接続されている。
特開2007−96287号公報
1枚の基板に実装された複数のLEDのうちいずれかが故障し、LEDを交換する場合は、基板ごと交換する。故障していないLEDも交換することになる。
特に、LEDが絶縁故障(オープン故障)した場合、直列に電気接続されたLEDは、故障していないLEDも含めて、すべて点灯しなくなる。
この発明は、例えば上記のような課題を解決するためになされたものであり、LEDの交換に伴って廃棄されるLEDの数を減らすことを目的とする。
この発明にかかる発光ダイオードモジュールは、略長方形板状のプリント配線板であって、いずれかの長辺に係合凸部を有し、上記係合凸部がある長辺の対辺に上記係合凸部と係合可能な形状の係合凹部を有するプリント配線板と、上記プリント配線板に実装された発光ダイオードと、上記発光ダイオードの陽極に電気接続した陽極接続端子であって、上記プリント配線板のいずれかの短辺に位置する陽極接続端子と、上記発光ダイオードの陰極に電気接続した陰極接続端子であって、上記陽極接続端子が位置する短辺の対辺に位置する陰極接続端子とを有することを特徴とする。
この発明によれば、複数の発光ダイオードモジュールを縦横両方向に並べて配置し、隣接する発光ダイオードモジュール間を容易に電気接続することができるので、LEDが故障した場合、故障したLEDを含む発光ダイオードモジュールだけを交換すればよく、資源の無駄遣いを減らすことができる。
実施の形態1のLEDモジュール100の構造を示す正視図。 実施の形態1の接続モジュール101の構造を示す正視図。 実施の形態1の基台210の構造を示す正視図。 実施の形態1の基台210の上に、LEDモジュール100や接続モジュール101を配置した様子を示す図。 実施の形態2の接続モジュール102の構造を示す正視図。 実施の形態2の接続モジュール103の構造を示す正視図。 実施の形態2の基台210の上に、LEDモジュール100や接続モジュール101〜103を配置した様子を示す図。 実施の形態3の基台210の上に、LEDモジュール100や接続モジュール104,105を配置した様子を示す図。 実施の形態4の基台210の上に、LEDモジュール100や接続モジュール104,105を配置した様子を示す図。 実施の形態5のLEDモジュール100の構造を示す正面図。 実施の形態6のLEDモジュール100の構造を示す正面図。 実施の形態7のLEDモジュール100の構造を示す正視図。 実施の形態7のコネクタ130とコネクタ140とが嵌合している様子を示す図。 実施の形態8のLEDモジュール100の構造を示す正視図。 実施の形態8のLEDモジュール100同士が接続する様子を示す図。 実施の形態8の接続モジュール106の構造を示す正視図。 実施の形態8の基台210の上に、LEDモジュール100や接続モジュール106を配置した様子を示す図。 実施の形態9のLEDモジュール100の構造を示す正視図。 実施の形態9の接続モジュール107の構造を示す正視図。 実施の形態9の基台210の上に、LEDモジュール100や接続モジュール107を配置した様子を示す図。
実施の形態1.
実施の形態1について、図1〜図4を用いて説明する。
なお、同じ構成要素が複数ある場合、符号の後ろにアルファベット小文字を付加して区別する場合がある。
図1は、この実施の形態のLEDモジュール100の構造を示す正視図である。
LEDモジュール100(発光ダイオードモジュール)は、1つまたは複数のLED120を有する。1つの照明器具(発光装置)には、複数のLEDモジュール100が使用される。これにより、多数のLED120を光源として備える照明器具が形成される。
LEDモジュール100は、例えば、基板110と、3つのLED120と、2つのコネクタ130,140とを有する。
基板110は、ほぼ長方形板状のプリント配線板である。基板110は、銅箔などにより形成されたプリント配線113〜117を有する。基板110は、図中上側の長辺に2つの係合凸部111を有し、図中下側の長辺に2つの係合凹部112を有する。2つの係合凸部111の間の距離532は、2つの係合凹部112の間の距離とほぼ等しい。基板110の図中左側の短辺から図中左側の係合凸部111aまでの距離531は、基板110の図中左側の短辺から図中左側の係合凹部112aまでの距離とほぼ等しい。基板110の図中右側の短辺から図中右側の係合凸部111bまでの距離533は、基板110の図中右側の短辺から図中右側の係合凹部112bまでの距離とほぼ等しい。係合凸部111と係合凹部112とは、互いに係合する形状である。また、距離531と距離533との合計は、距離532とほぼ等しい。すなわち、基板110の長辺の長さは、距離532の約2倍である。基板110には、3つのLED120と、2つのコネクタ130,140とが実装されている。
3つのLED120は、基板110の長辺方向とほぼ平行に、ほぼ直線状に並べて配置されている。隣接する2つのLED120の間の距離512,513は、すべてほぼ等しい。また、基板110の図中左側の短辺から図中左端のLED120aまでの距離511と、基板110の図中右側の短辺から図中右端のLED120cまでの距離514との合計は、隣接する2つのLED120の間の距離512,513とほぼ等しい。すなわち、基板110の長辺の長さは、距離512,513の約3倍である。基板110の図中上側の長辺からそれぞれのLED120までの距離521は、すべてほぼ等しい。基板110の図中下側の長辺からそれぞれのLED120までの距離522は、すべてほぼ等しい。距離521と距離522との合計(すなわち、基板110の短辺の長さ)は、隣接する2つのLED120の間の距離512,513とほぼ等しい。すなわち、基板110の長辺の長さは、基板110の短辺の長さの約3倍である。それぞれのLED120は、アノード電極121(陽極)と、カソード電極122(陰極)とを有する。
コネクタ130は、例えばメス形コネクタであり、嵌合凸部131と、2つのメス形接点132,133とを有する。コネクタ140は、例えばオス形コネクタであり、嵌合凹部141と、2つのオス形接点142,143とを有する。嵌合凸部131と嵌合凹部141とは、互いに嵌合する形状であり、嵌合凸部131と嵌合凹部141とを嵌合すると、メス形接点132とオス形接点142とが接触して電気接続し、メス形接点133とオス形接点143とが接触して電気接続する。コネクタ130は、基板110の一方の短辺に、外向きに配置されている。コネクタ140は、基板110の他方の短辺に、外向きに配置されている。基板110の図中上側の長辺からコネクタ130までの距離は、基板110の図中上側の長辺からコネクタ140までの距離とほぼ等しい。
上述したように、1つの照明器具には、複数のLEDモジュール100が使用される。複数のLEDモジュール100は、ほぼ平面状に並べて配置される。基板110の長辺方向にLEDモジュール100を並べる場合、一方のLEDモジュール100のコネクタ140を、隣接するLEDモジュール100のコネクタ130に嵌合させて電気接続する。また、基板110の短辺方向にLEDモジュール100を並べる場合、一方のLEDモジュール100の係合凸部111を、隣接するLEDモジュール100の係合凹部112に係合させて位置合わせをする。
LED120aは、アノード電極121がプリント配線114に、カソード電極122がプリント配線115に、LED120bは、アノード電極121がプリント配線115に、カソード電極122がプリント配線116に、LED120cは、アノード電極121がプリント配線116に、カソード電極122がプリント配線117に、それぞれ電気接続している。これにより、3つのLED120は、互いに直列に電気接続している。メス形接点133(陽極接続端子)は、プリント配線114に電気接続している。これにより、メス形接点133は、LED120aのアノード電極121に電気接続している。オス形接点143(陰極接続端子)は、プリント配線117に電気接続している。これにより、オス形接点143は、LED120cのカソード電極122に電気接続している。
メス形接点132(戻り接続端子)及びオス形接点142(戻り接続端子)は、プリント配線113に電気接続することにより、互いに電気接続している。
図2は、この実施の形態の接続モジュール101の構造を示す正視図である。
接続モジュール101(ジョイント)は、LEDモジュール100とともに使用される。接続モジュール101は、例えば、基板110と、コネクタ130とを有する。
基板110は、ほぼ長方形板状のプリント配線板である。基板110は、LEDモジュール100の基板110を長辺方向に半分に切った形状である。基板110は、プリント配線113を有する。基板110は、図中上側の長辺に係合凸部111を有し、図中下側の長辺に係合凹部112を有する。
コネクタ130は、LEDモジュール100のコネクタ130と同じコネクタである。コネクタ130は、基板110の図中左側の短辺に外向きに配置されている。コネクタ130の位置は、LEDモジュール100のコネクタ130とほぼ同じである。コネクタ130は、隣接するLEDモジュール100のコネクタ140と嵌合させて電気接続する。
2つのメス形接点132,133は、プリント配線113に電気接続することにより、互いに電気接続している。
図3は、この実施の形態の基台210の構造を示す正視図である。
基台210は、LEDモジュール100や接続モジュール101を並べて配置するための台である。基台210は、LED120で発生した熱を放熱するための放熱部としての役割も兼ねる。基台210は、平面部211と、複数の凸部212,213とを有する。
平面部211は、ほぼ平面板状である。
複数の凸部212は、ほぼ直線状に並べて配置されている。隣接する2つの凸部212の間の距離は、LEDモジュール100の2つの係合凸部111の間の距離とほぼ等しい。凸部212は、LEDモジュール100の係合凸部111と係合する形状を有する。
複数の凸部213は、ほぼ直線状に並べて配置されている。隣接する2つの凸部213の間の距離は、隣接する2つの凸部212の間の距離とほぼ等しく、LEDモジュール100の2つの係合凹部112の間の距離とほぼ等しい。凸部213は、LEDモジュール100の係合凹部112と係合する形状を有する。それぞれの凸部213は、凸部212と対になっている。対になっている凸部212と凸部213との間の距離は、LEDモジュール100の基板110の短辺の長さとほぼ等しい。
図4は、この実施の形態の基台210の上に、LEDモジュール100や接続モジュール101を配置した様子を示す図である。
上述した凸部212及び凸部213の位置関係により、LEDモジュール100は、2つの凸部212と2つの凸部213との間にちょうど嵌って位置決めされる。また、接続モジュール101は、1つの凸部212と1つの凸部213との間にちょうど嵌って位置決めされる。例えば、5つの凸部212と5つの凸部213との間に、2つのLEDモジュール100と、接続モジュール101とが配置される。このとき、図中左側に配置されたLEDモジュール100aのコネクタ140と、図中右側に配置されたLEDモジュール100bのコネクタ130とが嵌合して電気接続する。また、LEDモジュール100bのコネクタ140と、接続モジュール101のコネクタ130とが嵌合して電気接続する。
また、LEDモジュール100aのコネクタ130には、例えばハーネス220が接続される。ハーネス220は、図示していない点灯回路に接続している。点灯回路は、例えば商用電源などの電源から供給された電力を、LED120を点灯するための電力に変換し、ハーネス220を介して、LEDモジュール100に対して供給する。
このように、2つのLEDモジュール100と接続モジュール101とを接続することにより、6個のLED120が直列に電気接続した回路が形成される。
このように、1つのLEDモジュール100に実装するLED120の数を少なくし、複数のLEDモジュール100を使って、1つの照明器具を構成する。いずれかのLED120が故障により点灯しなくなった場合、そのLED120が実装されたLEDモジュール100だけを交換することができる。
また、LEDモジュール100の形状が回転対称ではないので、LEDモジュール100を間違った向きに配置することはできない。このため、照明器具の製造時や修理時に、LEDモジュール100を間違った向きに配置するのを防ぐことができる。
また、LEDモジュール100に実装するLED120の間の距離をすべてほぼ等しくし、LEDモジュール100の基板110の長辺方向の長さを、[隣接するLED120の間の距離]と[LED120の数]との積にほぼ等しくすることにより、LEDモジュール100を長辺方向に接続した場合に、同じLEDモジュール100内で隣接するLED120の間隔と、異なるLEDモジュール100の間で隣接するLED120の間隔とがほぼ等しくなる。これにより、複数のLEDモジュール100を使って照明器具を構成することによる違和感が生じるのを防ぐことができる。
実施の形態2.
実施の形態2について、図5〜図7を用いて説明する。
なお、実施の形態1と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
この実施の形態におけるLEDモジュール100及び接続モジュール101は、実施の形態1と同様である。
図5は、この実施の形態の接続モジュール102の構造を示す正視図である。
接続モジュール102は、LEDモジュール100を短辺方向に並べる場合に使用される。接続モジュール102は、例えば、基板110と、コネクタ130と、2つのコネクタ140とを有する。
基板110は、ほぼ長方形板状のプリント配線板である。基板110は、接続モジュール101の基板110と同じくLEDモジュール100の基板110を長辺方向に半分に切った形状である。基板110は、プリント配線113〜115を有する。基板110は、図中上側の長辺に係合凸部111を有し、図中下側の長辺に係合凹部112を有する。
コネクタ130は、LEDモジュール100のコネクタ130と同じコネクタである。コネクタ130は、基板110の図中下側の長辺に外向きに配置されている。2つのコネクタ140は、LEDモジュール100のコネクタ140と同じコネクタである。コネクタ140aは、基板110の図中右側の短辺に、外向きに配置されている。コネクタ140aの位置は、LEDモジュール100のコネクタ140の位置とほぼ同じである。コネクタ140aは、隣接するLEDモジュール100のコネクタ130と嵌合させて電気接続する。コネクタ140bは、基板110の図中上側の長辺に、外向きに配置されている。基板110の図中右側の短辺からコネクタ130までの距離は、基板110の図中右側の短辺からコネクタ140bまでの距離とほぼ等しい。
コネクタ130は、第一のメス形接点がプリント配線113に、第二のメス形接点がプリント配線115に、コネクタ140aは、第一のオス形接点がプリント配線114に、第二のオス形接点がプリント配線115に、コネクタ140bは、第一のオス形接点がプリント配線113に、第二のオス形接点がプリント配線114に、それぞれ電気接続している。これにより、第一のメス形接点とコネクタ140bの第一のオス形接点とが互いに電気接続し、第二のメス形接点とコネクタ140aの第二のオス形接点とが互いに電気接続し、コネクタ140aの第一のオス形接点とコネクタ140bの第二のオス形接点とが互いに電気接続している。
図6は、この実施の形態の接続モジュール103の構造を示す正視図である。
接続モジュール103は、接続モジュール102から、図中上方向へ接続するためのコネクタ140bを取り除いたものである。接続モジュール103は、例えば、基板110と、コネクタ130と、コネクタ140とを有する。
基板110は、接続モジュール101,102と同じ形状であり、LEDモジュール100の基板110を長辺方向に半分に切った形状である。基板110は、プリント配線113,115を有する。基板110は、図中上側の長辺に係合凸部111を有し、図中下側の長辺に係合凹部112を有する。
コネクタ130は、LEDモジュール100のコネクタ130と同じコネクタである。コネクタ130は、接続モジュール102のコネクタ130とほぼ同じ位置に配置されている。コネクタ140は、LEDモジュール100のコネクタ140と同じコネクタである。コネクタ140は、接続モジュール102のコネクタ140aとほぼ同じ位置に配置されている。
コネクタ130は、第一のメス形接点がプリント配線113に、第二のメス形接点がプリント配線115に、コネクタ140は、第一のオス形接点がプリント配線113に、第二のオス形接点がプリント配線115に、それぞれ電気接続している。これにより、第一のメス形接点と第一のオス形接点とが互いに電気接続し、第二のメス形接点と第二のオス形接点とが互いに電気接続している。
図7は、この実施の形態の基台210の上に、LEDモジュール100や接続モジュール101〜103を配置した様子を示す図である。
基台210は、実施の形態1で説明した基台210よりも大きく、凸部212と凸部213との間の距離が約6倍である。このため、基台210には、短辺方向に6つのLEDモジュール100を並べることができる。また、基台210は、凸部212及び凸部213をそれぞれ6つずつ有する。
図中左端の列には、図中上端に接続モジュール103を配置し、それより下側に5つの接続モジュール102を配置する。図中右端の列には、6つの接続モジュール101を配置する。それ以外の列には、合計12個のLEDモジュール100を配置する。
図中上端の列に配置されたLEDモジュール100及び接続モジュール101,103は、係合凸部111が、基台210に設けられた凸部212と係合して位置決めされる。また、図中下端の列に配置されたLEDモジュール100及び接続モジュール101,102は、係合凹部112が、基台210に設けられた凸部213と係合して位置決めされる。それ以外の列に配置されたLEDモジュール100及び接続モジュール101,102は、図中上側に隣接するLEDモジュール100及び接続モジュール101〜103の係合凹部112に、係合凸部111が係合し、図中下側に隣接するLEDモジュール100及び接続モジュール101,102に、係合凹部112が係合して位置決めされる。
長辺方向に隣接するLEDモジュール100同士や、LEDモジュール100と接続モジュール101〜103との間は、コネクタ130とコネクタ140とが嵌合して接続される。また、短辺方向に隣接する接続モジュール102同士や、接続モジュール102と接続モジュール103との間も、コネクタ130とコネクタ140とが嵌合して接続される。また、図中左下の接続モジュール102のコネクタ130には、例えばハーネス220が接続され、ハーネス220を介して点灯回路に接続される。
短辺方向に隣接するLED120の間の距離523は、図1で説明した距離521と距離522との合計、すなわち基板110の短辺の長さに等しく、長辺方向に隣接するLED120の間の距離513にほぼ等しい。このため、LED120は、縦横両方向に同じ間隔で並び、正方格子状に配置される。
このように、12個のLEDモジュール100と6つの接続モジュール101と5つの接続モジュール102と1つの接続モジュール103とを接続することにより、36個のLED120が直列に電気接続した回路が形成される。
このように、LEDモジュール100は、基板110の長辺方向だけでなく、基板110の短辺方向にも並べることができる。これにより、LED120が格子状に並んだ照明器具を製造することができる。
また、実施の形態1と同じLEDモジュール100を使って、基台210の形状を変えるだけで、LED120の数や配置が異なる照明器具を容易に製造することができる。このため、LED120の数や配置を変えた多くの種類の照明器具を製造する場合でも、LEDモジュール100は、一種類あればよい。また、LED120の数や配置を変えた新たな種類の照明器具を製造する場合でも、同じLEDモジュール100を使うことができ、新たなLEDモジュール100を設計・製造する必要がない。このように、同じLEDモジュール100を使って多品種の照明器具を製造できるので、LEDモジュール100の設計コストを抑えることができ、照明器具が多品種少量生産である場合でも、同じLEDモジュール100を大量生産できるので、LEDモジュール100の製造コストを抑えることができる。
また、LEDモジュール100の基板110の短辺方向の長さを、LED120の間の距離とほぼ等しくすることにより、長辺方向におけるLED120の間の間隔と、短辺方向におけるLED120の間の間隔とがほぼ等しくなる。これにより、複数のLEDモジュール100を使って照明器具を構成することによる違和感が生じるのを防ぐことができる。
実施の形態3.
実施の形態3について、図8を用いて説明する。
なお、実施の形態1及び実施の形態2と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図8は、この実施の形態の基台210の上に、LEDモジュール100や接続モジュール104,105を配置した様子を示す図である。
この実施の形態におけるLEDモジュール100は、実施の形態1及び実施の形態2と同様である。また、基台210は、実施の形態2と同様である。
接続モジュール104は、ほぼコ字板状である。接続モジュール104は、6つの接続モジュール101を1つに結合したものと電気的に同等である。すなわち、接続モジュール104は、6つのコネクタ130を有し、それぞれのコネクタ130は、互いに電気接続した2つのメス形接点132,133を有する。
接続モジュール105は、ほぼコ字板状である。接続モジュール105は、5つの接続モジュール102と、1つの接続モジュール103とを1つに結合したものと電気的に同等である。なお、接続モジュール105は、1つの基板110で構成されているから、接続モジュール102同士や接続モジュール102と接続モジュール103との間を接続するためのコネクタ130,140は不要である。すなわち、接続モジュール105は、1つのコネクタ130と、6つのコネクタ140とを有し、詳しい説明は省略するが、コネクタ130のメス形接点132,133及びコネクタ140のオス形接点142,143の間が適切に接続されている。
2つの接続モジュール104,105の間には、合計10個のLEDモジュール100が配置される。実施の形態2と異なり、図中上端の列及び図中下端の列には、LEDモジュール100が1つしか配置されない。図中上端の列及び図中下端の列に配置されたLEDモジュール100は、基板110の短辺方向に隣接するLEDモジュール100に対して、基板110の長辺方向に半分ずれた位置に配置される。
実施の形態2と同様、それぞれのLEDモジュール100や接続モジュール104,105は、基台210に設けられた凸部212や、図中上側に隣接するLEDモジュール100や接続モジュール104,105の係合凹部112に、係合凸部111が係合し、基台210に設けられた凸部213や、図中下側に隣接するLEDモジュール100や接続モジュール104,105の係合凸部111に、係合凹部112が係合することにより、位置決めされる。
また、長辺方向に隣接するLEDモジュール100同士や、LEDモジュール100と接続モジュール104,105との間は、コネクタ130とコネクタ140とが嵌合して電気接続される。
図1で説明したように、LEDモジュール100の基板110の長辺の長さは、1つのLEDモジュール100の係合凸部111の間の距離532の約2倍である。このため、この図に示したように、LEDモジュール100を、長辺方向に半分ずらした位置に配置することができる。これにより、同じLEDモジュール100を使って製造できる照明器具のバリエーションが増える。特に、この例では、1つのLEDモジュール100に実装されたLED120の数が奇数なので、LEDモジュール100を長辺方向に半分ずらした位置に配置すると、短辺方向に隣接するLED120との位置関係が正方格子状ではなく、三角格子状になる。これにより、同じLEDモジュール100を使って製造できる照明器具のLED120の配置のバリエーションが更に増える。
このように、LEDモジュール100の基板110の長辺方向の長さを、[隣接する係合凸部111の間の距離]と[係合凸部111の数]との積とほぼ等しくする。なお、1つのLEDモジュール100に係合凸部111(及び係合凹部112)が3以上ある場合は、隣接する係合凸部111(及び係合凹部112)の間の距離をすべてほぼ等しくする。これにより、短辺方向に隣接するLEDモジュール100の位置を長辺方向にずらすことができ、LED120の配置のバリエーションが増える。なお、LED120の数を、係合凸部111の数と等しくし、あるいは、係合凸部111の数の整数倍とすれば、短辺方向に隣接するLED120の位置関係を変えずに、短辺方向に隣接するLEDモジュール100の位置を長辺方向にずらすことができる。
また、実施の形態2では、基台210の形状を変えることにより、LED120の数や配置を変えられることを説明したが、この実施の形態のように、基台210の形状を変えなくても、LED120の数や配置を変えることができる。
更に、LED120の数や配置に合わせた形状の接続モジュール104,105を使うことにより、実施の形態2のような接続モジュール101〜103を使う場合と比べて、接続モジュールの数が少なくなるので、照明器具の製造時や修理時における作業効率が高くなる。また、コネクタ130,140の総数が少なくなるので、照明器具の製造コストを抑えることができる。
実施の形態4.
実施の形態4について、図9を用いて説明する。
なお、実施の形態1〜実施の形態3と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図9は、この実施の形態の基台210の上に、LEDモジュール100や接続モジュール104,105を配置した様子を示す図である。
この実施の形態におけるLEDモジュール100は、実施の形態1〜実施の形態3で説明したLEDモジュール100と同様であるが、基板110の短辺方向の長さが少し短い。LEDモジュール100は、実施の形態1〜実施の形態3で説明したLEDモジュール100と比べて、基板110の短辺方向の長さが、約0.866倍である。これは、短辺方向に隣接するLEDモジュール100を、長辺方向に半分ずらした位置に配置することを基本とし、そのときに形成される三角格子が正三角形になるようにするためである。すなわち、長辺方向に隣接するLED120の間の距離513をxとすると、短辺方向におけるLED120の間の距離523は、0.866xであるから、斜め方向に隣接するLED120の間の距離524は、√[(x/2)^2+(0.866x)^2]≒√(0.25+0.75)x=xとなるから、距離524は、距離513にほぼ等しい。
基台210及び接続モジュール104,105は、実施の形態3で説明したものと形状が異なるが、基本的に同様なので、説明を省略する。
このように、LEDモジュール100の基板110の短辺方向の長さを、[隣接するLED120の間の距離]の約0.866倍とする。1つのLEDモジュール100における係合凸部111(及び係合凹部112)の数は偶数とし、LED120の数は奇数とする。これにより、短辺方向に隣接するLEDモジュール100を長辺方向に半分ずらした位置に配置することができ、そのときほぼ正三角形の三角格子状にLED120が並ぶ。
実施の形態5.
実施の形態5について、図10を用いて説明する。
なお、実施の形態1〜実施の形態4と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図10は、この実施の形態のLEDモジュール100の構造を示す正面図である。
LEDモジュール100は、実施の形態1で説明したLEDモジュール100に加えて、迂回素子150を有する。迂回素子150の数は、LED120の数と同じである。
迂回素子150(断線迂回回路)は、両端電圧が所定の電圧を超えると電流が流れる。迂回素子150は、例えばツェナーダイオードやアバランシェダイオードなどの定電圧ダイオードや、アンチヒューズ素子などである。
迂回素子150aは、一方の電極がプリント配線114に、もう一方の電極がプリント配線115に、迂回素子150bは、一方の電極がプリント配線115に、もう一方の電極がプリント配線116に、迂回素子150cは、一方の電極がプリント配線116に、もう一方の電極がプリント配線117に、それぞれ電気接続されている。これにより、迂回素子150aはLED120aに、迂回素子150bはLED120bに、迂回素子150cはLED120cに、それぞれ並列に電気接続している。
なお、迂回素子150に電流が流れ始める閾値電圧は、LED120の最大定格電流がLED120を流れたときの順方向降下電圧よりも十分大きいものとする。例えば、LED120の順方向降下電圧は3V、迂回素子150の閾値電圧は5Vである。
実施の形態1では、LED120が故障により点灯しなくなった場合に、そのLED120を含むLEDモジュール100だけを交換すればよいことを説明した。複数のLEDモジュール100のLED120を直列に電気接続する構成の場合、LED120の故障モードが短絡故障であれば故障したLED120だけが不点になるので、どのLEDモジュール100を交換すればよいかすぐにわかる。しかし、LED120の故障モードが絶縁故障だと、故障したLED120だけでなく、直列に電気接続したすべてのLED120が不点になるので、テスターを使って検査するなどしなければ、どのLEDモジュール100を交換すればよいかわからない。
これに対し、この実施の形態におけるLEDモジュール100は、LED120と並列に迂回素子150が電気接続されている。点灯中にいずれかのLED120が絶縁故障した場合、故障したLED120と並列に電気接続した迂回素子150の両端電圧が高くなり、迂回素子150が導通する。これにより、故障したLED120以外のLED120は点灯を続け、故障したLED120だけが不点になる。したがって、どのLEDモジュール100を交換すればよいかすぐにわかる。
このように、それぞれのLED120と並列に電気接続した迂回素子150を設けることにより、LED120が絶縁故障した場合でも、故障したLED120以外のLED120が点灯し続けるので、どのLEDモジュール100を交換すればよいかがすぐにわかり、照明器具の修理にかかる手間やコストを削減することができる。
実施の形態6.
実施の形態6について、図11を用いて説明する。
なお、実施の形態1〜実施の形態5と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図11は、この実施の形態のLEDモジュール100の構造を示す正面図である。
LEDモジュール100は、実施の形態1で説明したLEDモジュール100に加えて、更に、迂回素子150を有する。迂回素子150は、実施の形態5で説明したものと同様であるが、迂回素子150の数は、1つである。
迂回素子150は、一方の電極がプリント配線114に、もう一方の電極がプリント配線117に、それぞれ電気接続されている。これにより、迂回素子150は、3つのLED120の直列回路と並列に電気接続している。
なお、迂回素子150に電流が流れ始める閾値電圧は、LED120の最大定格電流がLED120を流れたとき、3つのLED120の直列回路の両端に発生する電圧よりも十分大きいものとする。例えば、1つのLED120の順方向降下電圧は3V、迂回素子150の閾値電圧は15Vである。
実施の形態5では、1つのLED120に対して1つの迂回素子150を設けることにより、どのLED120が絶縁故障しているかがすぐにわかることを説明した。しかし、LED120の交換は、LEDモジュール100単位で行うので、1つのLEDモジュール100内で、どのLED120が故障しているかがわかる必要はなく、どのLEDモジュール100内のLED120が故障しているかがわかればよい。
この実施の形態におけるLEDモジュール100は、点灯中にいずれかのLED120が絶縁故障した場合、迂回素子150の両端電圧が高くなり、迂回素子150が導通する。これにより、直列に電気接続した他のLEDモジュール100のLED120は点灯を続け、故障したLED120を含むLEDモジュール100のLED120だけが不点になる。したがって、どのLEDモジュール100を交換すればよいかすぐにわかる。
このように、LED120の直列回路と並列に電気接続した迂回素子150を設けることにより、LED120が絶縁故障した場合でも、故障したLED120を含むLEDモジュール100以外のLED120が点灯し続けるので、どのLEDモジュール100を交換すればよいかがすぐにわかり、照明器具の修理にかかる手間やコストを削減することができる。
実施の形態7.
実施の形態7について、図12〜図13を用いて説明する。
なお、実施の形態1〜実施の形態6と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図12は、この実施の形態のLEDモジュール100の構造を示す正視図である。
LEDモジュール100は、実施の形態で説明したLEDモジュール100と比較して、コネクタ130,140の形状が異なる。
コネクタ130は、嵌合凸部131と、2つのメス形接点132,133とを有する。コネクタ130は、メス形接点132,133が、基板110に対してほぼ垂直な方向を向いている。
コネクタ140は、嵌合凹部141と、2つのオス形接点142,143と、固定部144と、軸145と、可動部146とを有する。固定部144は、基板110に固定されている。軸145は、基板110の短辺方向とほぼ平行なほぼ円柱状であり、固定部144と一体に形成され、もしくは、固定部144に対して回動可能または回動不能に固定されている。可動部146は、軸145と係合し、軸145を中心として約90度程度、回動可能である。なお、軸145が固定部144に対して回動可能に固定されている場合、可動部146は、軸145と一体に形成されたものであってもよい。嵌合凹部141及び2つのオス形接点142,143は、可動部146の先端付近に設けられている。
なお、接続モジュール101〜105のコネクタ130,140も、LEDモジュール100のコネクタ130,140と同じ形状である。
図13は、この実施の形態のコネクタ130とコネクタ140とが嵌合している様子を示す図である。
2つのLEDモジュール100を長辺方向に並べ、コネクタ140の可動部146を回動させることにより、コネクタ140が、隣接するLEDモジュール100のコネクタ130と嵌合して接続する。
LEDモジュール100を交換する場合は、交換したいLEDモジュール100のコネクタ140を回動させて、コネクタ140に嵌合している隣接するLEDモジュール100(または接続モジュール101など)のコネクタ130との嵌合・接続を解除する。また、交換したいLEDモジュール100のコネクタ130に嵌合している隣接するLEDモジュール100(または接続モジュール102など)のコネクタ140を回動させて、コネクタ130との嵌合・接続を解除する。
このように、コネクタ130とコネクタ140との嵌合・接続を容易に解除できるので、LEDモジュール100の交換にかかる手間やコストを削減することができる。
実施の形態8.
実施の形態8について、図14〜図17を用いて説明する。
なお、実施の形態1〜実施の形態7と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図14は、この実施の形態のLEDモジュール100の構造を示す正視図である。
LEDモジュール100は、実施の形態1で説明したLEDモジュール100のコネクタ130,140に代えて、6つの板バネ160を有する。また、基板110は、プリント配線118を有する。
板バネ160は、導電性と弾性とを有する金属などにより形成されている。板バネ160は、例えば細長い長方形状の板の一方の端を丸めた形状である。板バネ160は、平らなほうの端が基板110に固定され、丸めた部分がわずかに基板110からはみ出すように配置されている。3つの板バネ160a〜160cは、基板110の図中左側の短辺に、残りの3つの板バネ160d〜160fは、基板110の図中右側の短辺に、それぞれ設けられている。それぞれの中央の板バネ160b,160eは、基板110の短辺のほぼ中央に位置する。また、それ以外の4つの板バネ160a,160c,160d,160fは、互いにほぼ対称な位置に配置されていて、基板110の長辺からの距離がほぼ同じである。
板バネ160aはプリント配線113に、板バネ160bはプリント配線114に、板バネ160cはプリント配線118に、板バネ160dはプリント配線113に、板バネ160eはプリント配線117に、板バネ160fはプリント配線118に、それぞれ電気接続されている。これにより、板バネ160aと板バネ160dとは、互いに電気接続している。また、板バネ160cと板バネ160fとは、互いに電気接続している。板バネ160bは、LED120aのアノード電極121に電気接続している。板バネ160eは、LED120cのカソード電極122に電気接続している。
図15は、この実施の形態のLEDモジュール100同士が接続する様子を示す図である。
2つのLEDモジュール100が長辺方向に隣接して配置された場合、一方のLEDモジュール100の板バネ160dと、他方のLEDモジュール100の板バネ160aとが、接触する。弾性により、2つの板バネ160a,160dには、互いに押し付けられる力が働き、確実に接触した状態を保ち、電気接続する。
同様に、一方のLEDモジュール100の板バネ160eと他方のLEDモジュール100の板バネ160bとが接触して電気接続し、一方のLEDモジュール100の板バネ160fと他方のLEDモジュール100の板バネ160cとが接触して電気接続する。
図16は、この実施の形態の接続モジュール106の構造を示す正視図である。
接続モジュール106は、基板110と、5つの板バネ160とを有する。基板110は、プリント配線113,114とを有する。基板110の形状は、実施の形態1で説明した接続モジュール101などと異なり、両側の長辺に、係合凹部112が1つずつ設けられている。係合凹部112aの位置は、実施の形態1で説明した接続モジュール101の係合凹部112の位置とほぼ同じである。また、係合凹部112bの位置は、実施の形態1で説明した接続モジュール101の係合凸部111の位置とほぼ同じである。
板バネ160は、LEDモジュール100の板バネ160と同じである。3つの板バネ160a〜160cは、基板110の図中左側の短辺に設けられている。3つの板バネ160a〜160cの位置は、それぞれ、LEDモジュール100の図中左側の短辺に設けられた3つの板バネ160a〜160cの位置とほぼ同じである。板バネ160dは、基板110の図中上側の長辺に、板バネ160eは、基板110の図中下側の長辺に設けられている。2つの板バネ160d,160eは、短辺方向の接続用であり、基板110の図中左側の短辺からの距離がほぼ等しい。
接続モジュール106は、LEDモジュール100の図中右側に隣接して配置することにより、板バネ160aがLEDモジュール100の板バネ160dと、板バネ160bがLEDモジュール100の板バネ160eと、板バネ160cがLEDモジュール100の160fと、それぞれ接触して電気接続する。
また、接続モジュール106は、180度回転させてLEDモジュール100の図中左側に隣接して配置することにより、板バネ160aがLEDモジュール100の板バネ160cと、板バネ160bがLEDモジュール100の板バネ160bと、板バネ160cがLEDモジュール100の板バネ160aと、それぞれ接触して電気接続する。
2つの板バネ160a,160dはプリント配線114に電気接続することにより、互いに電気接続している。3つの板バネ160b,160c,160eはプリント配線113に電気接続することにより、互いに電気接続している。
図17は、この実施の形態の基台210の上に、LEDモジュール100や接続モジュール106を配置した様子を示す図である。
基台210は、例えば、平面部211と、4つの凸部212と、12個の凸部213とを有する。6つの凸部213a〜213fは、平面部211の図中下側に等間隔に並んで配置されている。3つの凸部213g〜213iは、凸部213aから、3つの凸部213j〜lは、凸部213fから、それぞれ図中上方向に等間隔に並んで配置されている。4つの凸部212は、図中上端の凸部213i,213lの間に、等間隔に並んで配置されている。図中縦方向に隣接する凸部213の間隔は、接続モジュール106の基板110の短辺の長さとほぼ等しい。図中横方向に隣接する凸部212,213の間隔は、LEDモジュール100の基板110の係合凹部112の間隔とほぼ等しく、LEDモジュール100の基板110の長辺方向の長さのほぼ半分であり、接続モジュール106の基板110の長辺方向の長さとほぼ等しい。
基台210の上には、例えば、6つのLEDモジュール100と、6つの接続モジュール106とが並べて配置される。図中左端の列には、3つの接続モジュール106が、図16で説明した向きに対して180度回転した向きに配置される。図中右端の列には、3つの接続モジュール106が図16で説明した向きに配置される。その間の2列には、LEDモジュール100が3つずつ配置される。図中上端の列の2つのLEDモジュール100は、係合凸部111が基台210の凸部212に係合して位置決めされる。図中下端の列の2つのLEDモジュール100は、係合凹部112が基台210の凸部213に係合して位置決めされる。それ以外のLEDモジュール100は、係合凸部111が、図中上側に隣接するLEDモジュール100の係合凹部112に係合し、係合凹部112が、図中下側に隣接するLEDモジュール100の係合凸部111に係合して、位置決めされる。接続モジュール106は、2つの係合凹部112が、それぞれ、基台210の凸部213に係合して位置決めされる。
また、隣接するLEDモジュール100や接続モジュール106の間は、対向する板バネ160同士が接触して電気接続される。
ハーネス220は、端部を板バネ160に引っ掛けるなどして板バネ160と接触し電気接続する。ハーネス220aは、図中左上端の接続モジュール106の板バネ160e(図16参照)に電気接続している。ハーネス220bは、図中右下端の接続モジュール106の板バネ160e(図16参照)に電気接続している。ハーネス220の他端は、図示していない点灯回路に電気接続している。
このように、6つのLEDモジュール100と6つの接続モジュール106とを接続することにより、18個のLED120が直列に電気接続した回路が形成される。
このように、LEDモジュール100同士などの間は、コネクタによって電気接続する構成に限らず、板バネなどによって電気接続する構成であってもよいし、他の構成であってもよい。
接続部分の構成を、板バネのようにオスメスの区別がない構成とすることにより、接続モジュール106のように極性のないモジュールを、180度反転させて配置できるよう、構成する。これにより、接続モジュールの種類が少なくて済むから、接続モジュールの製造コストなどを抑えることができる。なお、接続部分をオスメスの区別がない構成とした場合でも、LEDモジュール100など極性があるモジュールの基板110を、回転対称でない形状としているので、180度反転させて配置することはできない。このため、LEDモジュール100を誤って配置することはない。
実施の形態9.
実施の形態9について、図18〜図20を用いて説明する。
なお、実施の形態1〜実施の形態8と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図18は、この実施の形態のLEDモジュール100の構造を示す正視図である。
LEDモジュール100は、実施の形態1で説明したLEDモジュール100のコネクタ130,140に代えて、4つの板バネ160を有する。板バネ160は、実施の形態8で説明したものと同じ板バネである。
4つの板バネ160は、基板110の2つの短辺に2つずつ配置されている。2つの板バネ160a,160bの間の距離525は、基板110の短辺の長さのほぼ半分である。2つの板バネ160d,160eは、2つの板バネ160a,160bに対応する位置に配置されている。
また、LEDモジュール100は、実施の形態1と比べて、基板110の形状が異なる。基板110は、実施の形態1で説明した基板110に対して、係合凸部111bの位置と係合凹部112bの位置とが逆になっている。したがって、基板110の外形は、180度回転対称である。
板バネ160a及び板バネ160dは、プリント配線113に電気接続することにより、互いに電気接続している。板バネ160bはプリント配線114に、板バネ160eはプリント配線117に、それぞれ電気接続されている。これにより、板バネ160bは、LED120aのアノード電極121に、板バネ160eは、LED120cのカソード電極122に、それぞれ電気接続している。
図19は、この実施の形態の接続モジュール107の構造を示す正視図である。
接続モジュール107は、基板110と、2つの板バネ160とを有する。基板110は、プリント配線113を有する。基板110の形状は、実施の形態1で説明した接続モジュール101と同じである。板バネ160は、LEDモジュール100の板バネ160と同じである。板バネ160は、基板110の図中左側の短辺に設けられている。2つの板バネ160a,160bの位置は、それぞれ、LEDモジュール100の図中左側の短辺に設けられた2つの板バネ160a,160bの位置とほぼ同じである。
接続モジュール107は、LEDモジュール100の図中右側に隣接して配置することにより、板バネ160aがLEDモジュール100の板バネ160dと、板バネ160bが、LEDモジュール100の板バネ160eと、それぞれ接触して電気接続する。
また、接続モジュール106は、180度回転させてLEDモジュール100の図中左側に隣接して配置することにより、板バネ160aがLEDモジュール100の板バネ160bと、板バネ160bがLEDモジュール100の板バネ160aと、それぞれ接触して電気接続する。
2つの板バネ160a,160bは、プリント配線113に電気接続することにより、互いに電気接続している。
図20は、この実施の形態の基台210の上に、LEDモジュール100や接続モジュール107を配置した様子を示す図である。
基台210は、例えば、平面部211と、6つの凸部212と、6つの凸部213とを有する。凸部212,213は、交互に並んで配置されている。6つの凸部212a〜212c,213a〜213cは、平面部211の図中上側に等間隔に交互に並んで配置されている。ただし、図中右端の凸部212cは、他の凸部212,213よりも、LEDモジュール100の基板110の短辺の長さの約半分だけ、図中下側の方向にずれて配置されている。6つの凸部212d〜212f,213d〜213fは、平面部211の図中下側に等間隔に交互に並んで配置されている。ただし、図中右端の凸部213fは、他の凸部212,213よりも、LEDモジュール100の基板110の短辺の長さの約半分だけ、平面部211の図中上側の方向にずれて配置されている。対向する凸部212cと凸部213fとの間の距離は、接続モジュール107(LEDモジュール100)の基板110の短辺の長さのほぼ2倍である。それ以外の対向する凸部212と凸部213との間の距離は、LEDモジュール100(接続モジュール107)の基板110の短辺の長さのほぼ3倍である。
基台210の上には、例えば、6つのLEDモジュール100と、5つの接続モジュール107とが並べて配置される。図中左端の列には、3つの接続モジュール107が、図19で説明した向きに対して180度回転した向きに配置される。図中右端の列には、2つの接続モジュール107が図19で説明した向きに配置される。その間の2列には、LEDモジュール100が3つずつ配置される。図中上端の列の2つのLEDモジュール100は、係合凸部111が基台210の凸部212に係合し、係合凹部112が基台210の凸部213に係合して位置決めされる。図中下端の列の2つのLEDモジュール100は、係合凸部111が基台210の凸部212に係合し、係合凹部112が基台210の凸部213に係合して位置決めされる。それ以外のLEDモジュール100は、係合凸部111が、図中上下方向に隣接するLEDモジュール100の係合凹部112に係合し、係合凹部112が、図中上下方向に隣接するLEDモジュール100の係合凸部111に係合して、位置決めされる。
なお、LEDモジュール100の基板110は、180度回転対称な外形なので、6つのLEDモジュール100のうちのいくつかは、図18で説明した向きに対して、180度回転した向きに配置されている。
また、図中横方向に隣接するLEDモジュール100や接続モジュール107の間は、対向する板バネ160同士が接触して電気接続される。
ハーネス220は、実施の形態8で説明したものと同じである。ハーネス220aは、図中右上端のLEDモジュール100の板バネ160d(図18参照)に、ハーネス220bは、図中右下端のLEDモジュール100の板バネ160e(図18参照)に、それぞれ電気接続している。ハーネス220の他端は、点灯回路に電気接続している。
このように、6つのLEDモジュール100と5つの接続モジュール106とを接続することにより、18個のLED120が直列に電気接続した回路が形成される。6つのLEDモジュール100のなかに180度回転して配置されているLEDモジュール100があっても、18個のLED120は、正しい向きに直列に電気接続される。
このように、LEDモジュール100のように極性を有するモジュールの外形を180度回転対称に形成した場合でも、180度回転して配置した場合に板バネ160が電気接続する相手が変わるので、LEDが正しい向きに直列に接続した回路が形成される。
以上、各実施の形態で説明した構成は一例である。例えば、異なる実施の形態で説明した構成を組み合わせた構成であってもよし、重要でない部分の構成を、他の構成で置き換えてもよい。
また、以上説明したLEDモジュール100は、照明器具に限らず、画像表示装置や誘導灯などの発光部(発光装置)に使用してもよい。
100 LEDモジュール、101〜107 接続モジュール、110 基板、111 係合凸部、112 係合凹部、113〜118 プリント配線、120 LED、121 アノード電極、122 カソード電極、130,140 コネクタ、131 嵌合凸部、132,133 メス形接点、141 嵌合凹部、142,143 オス形接点、144 固定部、145 軸、146 可動部、150 迂回素子、160 板バネ、210 基台、211 平面部、212,213 凸部、220 ハーネス。

Claims (8)

  1. 略長方形板状のプリント配線板であって、いずれかの長辺に係合凸部を有し、上記係合凸部がある長辺の対辺に上記係合凸部と係合可能な形状の係合凹部を有するプリント配線板と、
    上記プリント配線板に実装された発光ダイオードと、
    上記発光ダイオードの陽極に電気接続した陽極接続端子であって、上記プリント配線板のいずれかの短辺に位置する陽極接続端子と、
    上記発光ダイオードの陰極に電気接続した陰極接続端子であって、上記陽極接続端子が位置する短辺の対辺に位置する陰極接続端子とを有することを特徴とする発光ダイオードモジュール。
  2. 上記発光ダイオードモジュールは、複数の発光ダイオードモジュールを、上記プリント配線板の長辺方向及び短辺方向の両方向に並べて配置することが可能であり、
    上記長辺方向に隣接して配置される2つの発光ダイオードモジュールは、一方の発光ダイオードモジュールの陽極接続端子と、他方の発光ダイオードモジュールの陰極接続端子とが接触して電気接続し、
    上記短辺方向に隣接して配置される2つの発光ダイオードモジュールは、一方の発光ダイオードモジュールの係合凸部と、他方の発光ダイオードモジュールの係合凹部とが係合することを特徴とする請求項1に記載の発光ダイオードモジュール。
  3. 上記発光ダイオードモジュールは、
    略直線状に配置された複数の上記発光ダイオードを有し、
    複数の上記発光ダイオードは、隣接する2つの発光ダイオードの間隔が、複数の上記発光ダイオードのうち一番端に位置する発光ダイオードと、上記発光ダイオードモジュールに対して上記長辺方向に隣接して配置される他の発光ダイオードモジュールの一番端に位置する発光ダイオードとの間の間隔に等しくなる位置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の発光ダイオードモジュール。
  4. 上記発光ダイオードモジュールは、
    略直線状に配置された複数の上記発光ダイオードを有し、
    複数の上記発光ダイオードは、隣接する2つの発光ダイオードの間隔が、上記発光ダイオードと、上記発光ダイオードモジュールに対して上記短辺方向に隣接して配置される他の発光ダイオードモジュールの発光ダイオードとの間の間隔に等しくなる位置に配置されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の発光ダイオードモジュール。
  5. 上記発光ダイオードモジュールは、
    上記発光ダイオードに並列に電気接続し、両端電圧が所定の電圧を超えると電流が流れる断線迂回回路を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発光ダイオードモジュール。
  6. 上記発光ダイオードモジュールは、
    互いに直列に電気接続した複数の上記発光ダイオードと、
    複数の上記発光ダイオードのそれぞれに並列に電気接続した複数の上記断線迂回回路とを有することを特徴とする請求項5に記載の発光ダイオードモジュール。
  7. 上記発光ダイオードモジュールは、
    互いに電気接続した2つの戻り接続端子を有し、
    一方の戻り接続端子は、上記プリント配線板の上記陽極接続端子が位置する短辺に位置し、
    他方の戻り接続端子は、上記プリント配線板の上記陰極接続端子が位置する短辺に位置することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の発光ダイオードモジュール。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の発光ダイオードモジュールを複数有し、
    複数の上記発光ダイオードモジュールの発光ダイオードを点灯する電力を、複数の上記発光ダイオードモジュールの発光ダイオードが直列に電気接続した回路に対して供給する点灯回路を有することを特徴とする発光装置。
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