JP2009301436A - 照射器具として発光ダイオードランプを設けたカップ式飲料自動販売機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来技術は、LEDランプの取付具が大きく、しかもLEDランプ1ヶを取り替えるためにも取付具全体を取り外して行わなければならないという問題がある。さらに、LEDランプの照射を光透過性部材からなる背面パネルを介して、光入射して展示用物品を照射し、さらに光透過性部材からなる前面パネルを通して、視認することになるので、展示用物品を視認することに困難を生じるという問題があった。
【解決手段】 カップ式飲料自動販売機の正面扉1に設けられた光透過性部材からなるフレーバーカード10及びセレクション釦9、ホット表示部3、コールド表示部4、販促用広告表示部5の各部に対向するように裏面から照射するLEDランプ7を収納セットした反射面を有する複数のランプ用ボックス6を自動販売機正面扉1の裏面に直接取り付けた照射器具としてLEDランプを設けたカップ式飲料自動販売機。
【選択図】図1

Description

本発明は、カップ式飲料自動販売機の正面扉に設けられた表示部であるフレーバーカード及びセレクション釦、ホット表示部、コールド表示部、味調整釦、販促用広告表示部等の各部に対向して、各部位に裏面から照明するのに好適な照明装置を正面扉の裏面に備えたカップ式飲料自動販売機に関するものである。
従来の缶飲料自動販売機は、扉体の前面には、光透過性部材からなる前面パネルが配設され、前面パネルの前面部には、外部に露出する光透過性部材からなる物品選択用の押釦が複数の展示用物品に対応して、複数個配設されていて、前面パネルの背面部と筺体の前面部との間には展示用物品を展示するための展示スペースが形成されている。そして、照明対象としての展示用物品を展示スペース内で照明する照明装置であって、前記展示用物品の背面側に配設され、内扉に相当する光透過性部材からなる背面パネルと、前記背面パネルの背面側に配設され、物品視認者側に照明光を出射する複数の発光ダイオードランプとを備えた展示用物品の照明装置(例えば、特許文献1を参照)が存在している。
特開平2007−65804号公報(特許請求の範囲の欄、発明の詳細な説明の欄の{発明が解決しようとする課題}の段落{0011}、{0012}、{発明を実施するための最良の形態}の欄の段落{0015}〜{0029}、及び図1、図3、図4を参照)
しかしながら、前記従来技術の缶自動販売機の照明装置においては、半透明板の周囲にLEDランプが配置されているため、これらLEDランプからの照明光によって展示用物品を的確に照明することができず、物品視認者の視覚に訴える展示効果を得ることができないという問題点を解決したものとして、展示用物品の背面側に配設され、光透過性部材からなる背面パネルと、この背面パネルの背面側に配設され、物品視認者側に照明光を出射する複数の発光ダイオードランプを備えた照明装置{この照明装置の動作は、各LEDランプに電源から電圧が印加されると、各LEDランプから照明光(例えば白色光)が放射される。次に、これら白色光が空気層を介して光入射面に入射し、この光入射面から背面パネル内に導入される。この場合、複数のLEDランプから発せられた白色光は、ランプ光軸方向及びランプ光軸方向以外に発せられる光と様々である。また、背面パネルに到達して反射される光も存在する。このような光が空気層(背面パネルとLEDランプとの間)において複雑に混合されることにより、その混合の度合いに応じた強度の白色光が光入射面から背面パネル内に導入される。そして、背面パネルを透過して光出射面から物品視認者側に均一に面状出射されるもの。}である。
すなわち具体的には、販売機本体は、外装体としての筐体と、この筐体内(貯蔵部)に貯蔵する販売用物品を代金と引き換えに外部に払い出すための物品払出ユニット(物品払出機構)と、この物品払出ユニット及び照明装置を駆動制御する制御ユニットとを備えている。筐体は、前方に開口する箱体及び箱体の前方開口部を開閉する扉体を有し、全体が略矩形箱によって形成されている。箱体内には、照明装置及び物品払出ユニット・制御ユニット等を収容するための収容空間が形成されている。扉体は、箱体に回動自在に枢支されている。扉体の前面上部には、前面上部カバーとしての光透過性部材からなる前面パネル(電照板)が配設されている。前面パネルの前面部には、外部に露出する光透過性部材からなる物品選択用の押釦が複数の展示用物品に対応して複数個配設されている。前面パネルの背面部と筐体の前面部との間には、展示用物品を展示するための展示スペース(内部空間)が形成されている。照明装置は、複数の照明ユニットからなり、展示スペース内に配設され、かつ制御ユニットに接続されている。複数の照明ユニットは略同一の構成で前面パネルと平行なベースと、このベースの物品視認者側面に対向するランプ搭載基板と、複数の展示用物品を展示スペース内で照明するための複数のLEDランプと、これら複数のLEDランプからの照明光を受けて物品視認側に出射する背面パネルとを備えている。
ベースは、展示スペース内の最後方に配置され、背面パネルと共に照明ユニットのカバー部材として機能するように構成されている。
背面パネルは、複数の展示用物品群のうち例えば一の展示用物品群に対応してベースに取り付けられ、かつ複数の展示用物品と複数のLEDランプとの間に配置され、全体がランプ搭載基板及び複数のLEDランプを収容可能な光透過性部材からなる箱体によって形成されている。そして、複数のLEDランプからの照明光を光入射面で受け、これら照明光を光出射面から物品視認者側に出射するように構成されている。背面パネルの直下方には、販売用物品に関する情報(価格,売り切れ・準備中,温冷等)を表示する表示部を有する光透過性部材からなるステージが配設されている。
このような具体的な構成であるが、展示用物品の前面には前面パネル、後面には背面パネルが設けられ、すなわち展示用物品は前面パネルと背面パネルの間に設けられ、照明具であるLEDランプは、前記背面パネルのさらに後側に背面パネルを取り付けたベースにランプ搭載基板を介して設けられたものである。
従って、カップ式飲料自動販売機の本体の大きさが規格化されている等の制約がある中で、照明装置を設置するスペースがないという問題がある。
しかも、従来のカップ式飲料自動販売機には、背面パネルが必要であり、LEDランプの取付具が大きく、しかもLEDランプ1ヶを取り替えるためにも取付具(ベース、ランプ搭載基板、背面パネル)全体を取り外して行わなければならないという問題がある。
さらに、物品視認者は、LEDランプの照射を光透過性部材からなる背面パネルを介して、光入射して展示用物品を照射し、さらに光透過性部材からなる前面パネルを通して、視認することになるので、前記従来技術では展示用物品を視認することは見づらいものであるという問題があった。
さらに、発光ダイオードランプで、カップ式飲料自動販売機のフレーバーカードや販促用広告表示部、その他各種表示部を光ムラなく、点光源が見えないように光らせるためには、透過電照面と光源を離す必要があるが、離すと暗くなるので光源を増やさなければならなくなり、光源が増えると部品費が上がり、消費電力も増えるという問題点がある。
本発明は、このような相反する事情に鑑み、反射機能を有するランプ用ボックス(例えば、おわん形)によって、実施例で確認してみると、約10cm×10cmの範囲を満足に照明するのに、白色発光ダイオードランプ4個で実現されることがわかったので、フレーバーカード及びセレクション釦に対して、1個ないし複数個のLEDランプをセットにした1ユニットのLEDランプ、さらに味調整釦等、照明する各部にそれぞれ対応するように、LEDランプを1個ないし複数個セットにした1ユニットの照明具をその各部の大きさに合わせて、決定した個数のLEDランプを保持できる支持具を共通化できるように準備して照明装置を正面扉の裏面に設けた照明器具として発光ダイオードランプを設けたカップ式飲料自動販売機を提供することを目的とするものである。
本発明は、前記課題の解決を図ったもので、次のような技術手段を採用した。
請求項1記載の発明においては、カップ式飲料自動販売機の正面扉に設けられた光透過性部材からなるフレーバーカード及びセレクション釦、ホット表示部、コールド表示部、味調整釦、販促用広告表示部の各部に対向するように裏面から照射する発光ダイオードランプを収納セットした反射面を有する複数のランプ用ボックスを自動販売機正面扉の裏面に直接取り付けた照射器具として発光ダイオードランプを設けるという構成である。
本発明に係る照射器具として発光ダイオードランプを設けたカップ式飲料自動販売機は、上記説明のような構成を有するので、以下に記載する効果を奏する。
(1)ベース、背面パネルが不要なため、カップ式飲料自動販売機内のスペースに余裕ができる。
(2)視認者(購買者)が、求める商品を視認する上で、的確に照明することができ、視認者の視覚に訴える展示効果を得ることができる。
(3)複数の商品に区分して照明具が配置されているため、配置変更に自由度があり、交換も簡易に行うことができる。
(4)照明具としてLEDランプを採用することで、蛍光灯等と比較して使用期間の寿命が長く、さらに省エネで廉価である。
(5)放熱がないので、熱に影響を受け易い電装ボックスの配置が可能であり、光の波長の違いにより、虫等が自動販売機に寄り付き難い。
(6)商品等個別に照明することができるので、従来の照明手段のような照明むらが発生しない。
(7)個別に照明具を設けることができるので、制御装置の制御により、簡単にホット、コールド、商品別等の色分けが行え、売り切れの場合は、そこの部分だけ消灯する等、の動作が可能になった。
(8)照明具として、蛍光灯や背面全電照と比べて光源との距離を最小に出来るため、扉を薄くできる。
カップ式飲料自動販売機の正面扉に設けられたフレーバーカード及びセレクション釦、ホット表示部、コールド表示部、味調整釦、販促用広告表示部の各部に対向するように裏面から照射する発光ダイオードランプを収納セットした反射面を有する複数のランプ用ボックスを自動販売機正面扉の裏面に直接取り付けた照射器具として発光ダイオードを設けたカップ式飲料自動販売機である。
以下、図面を用いて本発明の一実施例に関して説明する。
図1は、本発明に係る照明器具として発光ダイオードランプ(以下、LEDランプという)を設けたカップ式飲料自動販売機の正面扉1の開放状態時を示す概略正面図、図2は、同閉止状態を示す概略側面図、図3は、本発明に係るLEDランプ7を取り付けるためのボックスユニット6を示す、(a)は背面図、(b)は上面図、(c)は底面図、(d)は側面図、(e)は正面図、図4は、従来のカップ式飲料自動販売機のフレーバーカード10及びセレクション釦9、ホット表示部3、コールド表示部4、広告表示部5に対して、LEDランプを使用して照明する場合の正面扉1の開放状態時を示す概略正面図、図5は、同閉止状態を示す概略側面図である。
先ず、図3に基づいて従来のカップ式飲料自動販売機について説明する。
正面扉1の表面側にはフレーバーカード10及びセレクション釦9、販促用広告表示部5等が配設され、この各々の裏面側にフレーバーカード10及びセレクション釦9等に対向するように内扉2に多数のLEDランプを設けた棒状ユニットで照明するものである。
これに対して、次に本願発明の一実施例について説明する。
図1、図2において、カップ式飲料自動販売機は、従来公知の自動販売機で、特に本発明の要旨である正面扉1を取り出して示したもので、例えば正面扉1の表面側にはフレーバーカード10及びセレクション釦9、味調整釦、販促用広告表示部5、ホット表示部3、コールド表示部4等が配設され、この各々の裏面側にフレーバーカード10及びセレクション釦9に対応し、さらに味調整釦、販促用広告表示部5、ホット表示部3、コールド表示部4等に対応するように照明するLEDランプを支持したLEDランプボックスユニット6(図3に示す)が正面扉1の裏面に複数個設けられている。
複数のフレーバーカード10及びセレクション釦9、ホット表示部3、コールド表示部4、広告表示部5等は図1、図2に示すように区分して配置され、正面扉1の購買者側に保持されている。
商品を示す情報が表面に印刷表示されたプラスチック製の光透過性部材からなるフレーバーカード10及びプラスチック製のセレクション釦9、ホット表示部3、コールド表示部4、広告表示部5を照明するようにLEDランプ7を有するLEDランプボックスユニット6を設けたものである。
次に、本発明の自動販売機本体の構成について簡単に説明する。
カップ式飲料自動販売機本体は、図示していないが、コインメック、コントローラ、飲料生成手段、攪拌手段、カップ搬送手段、製氷機、LEDランプを駆動制御する制御装置等を備えている。
筺体は、前方に開口する箱体の前方開口部を開閉する正面扉1を有し、全体が略矩形体を形成している。前記正面扉1には、ホット表示部3、コールド表示部4、広告表示部5、フレーバーカード10及びセレクション釦9が配設され、例えばフレーバーカード10とセレクション釦9の裏面側には、LEDランプ7を有する略椀状のLEDランプ用ボックスユニット6が対向するように配設されている。
さらに、正面扉1に設けたホット表示部3、コールド表示部4、広告表示部5の略横長形状に合致するように、LEDランプ7を棒状に横並びになるように2連、3連等の棒状ユニット11が図1に示すように設けられている。
正面扉1の前面下部には、図示は省略してあるが、購買者が商品を得るための代金、紙幣、硬貨をそれぞれ挿入、投入するための紙幣挿入口、硬貨投入口、釣銭を返却するための釣銭返却口、商品取出口、代金を購買者の操作によって返却するための返却レバー、釣銭切れに関する情報を表示する表示器、正面扉のドアロック等が取り付けられている。
次に、本発明の照明装置の構成について説明する。
照明装置として、照明源にLEDランプを採用し、複数のフレーバーカード10及びセレクション釦9、味調整釦、ホット表示部3、コールド表示部4、広告表示部5にそれぞれ対応させて複数の略同一形状のLEDランプ用ボックスユニット6と横長に対応できる棒状ユニット11を設け、複数のフレーバーカード10及びセレクション釦9、味調整釦、ホット表示部3、コールド表示部4、広告表示部5に対応させて購買者が商品内容等を確認できるように複数のLEDランプ7を設け、この複数のLEDランプ7からの照明光を受けて購買者視認側に出射するようにLEDランプ用ボックスユニット6、棒状ユニット11はLEDランプ7の後方にLEDランプのカバーを兼ねた反射板を形成してある。
複数のLEDランプ7は、それぞれ互いに異なる色光を発する3種類のLED素子(例えば、赤色LED素子、緑色LED素子、及び青色LED素子)を有するLEDランプ7からなり、LEDランプ用ボックスユニット6、棒状ユニット11の光出射面を介して光出射を行い、かつLEDランプ用ボックスユニット6の配置パターンは、フレーバーカード10及びセレクション釦9、ホット表示部3、コールド表示部4、広告表示部5等の配置に合わせて配置パターンの決定を行うものである。
そして、赤、緑、青のいずれかの単色光、あるいはこれら2種の単色光、3種の単色光を混合してなる色光をそれぞれ発光可能に構成されている。
次に、本発明のLEDランプ用ボックスユニットの構成について説明する。
図3に示すように、プラスチック樹脂製の略椀状の角錐体の形状を有し、内面は、反射効率を良くするように反射率の高い合成樹脂材または反射塗装を施してあり、正面扉1に取り付けるための1個以上の取り付けブラケット8を設けたもので、LEDランプ用ボックスユニット6は図示のように一体成形しても、複数のパーツにして成形した後、組み付けても良いものである。内底面にLEDランプ7を取り付けてあり、この図3に示した実施例では2個のLEDランプ7を設けたものを示している。
次に、本発明のLEDランプの動作について説明する。
各LEDランプ7に電源から電圧が印加されると、各LEDランプ7から照明光が放射される。この際、略椀状のLEDランプ用ボックスユニット6の内面には反射面が形成されているので、LEDランプ7の直接放射と反射面に到達した放射を反射させることとが相まってフレーバーカード10及びセレクション釦9等に照射し、購買視認者側に鮮明に光照射が行われる。
また、LEDランプ7の色光が、蛍光灯にかわる白単色、又は赤色はホット表示部3に、青色はコールド表示部4に採用することで、視認者の確認をよりスムーズに行えるようにするとか、釣銭切れの表示、商品切れの表示には赤色の色光を有するLEDランプ7を採用する等、種々工夫をすることが可能になった。
全ての自動販売機に活用することができる。
本発明に係る照明器具としてLEDランプを設けたカップ式飲料自動販売機の正面扉の開放状態時を示す概略正面図である。 図1に示したカップ式飲料自動販売機の正面扉を閉止状態にした概略側面図である。 本発明に係るLEDランプを取り付けるためのボックスユニットを示す、(a)は背面図、(b)は上面図、(c)は底面図、(d)は側面図、(e)は正面図である。 従来のLEDランプを設けたカップ式飲料自動販売機の正面扉の開放状態時を示す概略正面図である。 図4に示したカップ式飲料自動販売機の正面扉を閉止状態にした概略側面図である。
符号の説明
1・・・・正面扉 2・・・・内扉
3・・・・ホット表示部 4・・・・コールド表示部
5・・・・広告表示部 6・・・・LEDランプ用ボックスユニット
7・・・・LEDランプ 8・・・・取り付けブラケット
9・・・・セレクション釦 10・・・・フレーバーカード
11・・・・棒状ユニット

Claims (1)

  1. カップ式飲料自動販売機の正面扉に設けられた光透過性部材からなるフレーバーカード及びセレクション釦、ホット表示部、コールド表示部、味調整釦、販促用広告表示部の各部に対向するように裏面から照射する発光ダイオードランプを収納セットした反射面を有する複数のランプ用ボックスを自動販売機正面扉の裏面に直接取り付けた照射器具として発光ダイオードランプを設けたことを特徴とするカップ式飲料自動販売機。
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