JP2009299816A - 線材張設具 - Google Patents

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Abstract

【課題】線材を簡易な構成で簡易な操作により線材を単にリング部を通すのではなく、締付挟持固定することで各壁面毎に線材を張設固定できるから、全体が緩むことがなく、また各線材張設具に線材を張設して固定する毎に張設作業を中断でき、極めて作業性に優れた画期的な線材張設具を提供すること。
【解決手段】ワイヤーなどの線材6の途中部を締付挟持固定する挟持面7を固定部2とこれに螺着する締付挟持部3とに設け、この挟持面7で途中部を締付挟持固定した前記線材6を屈曲案内して張設方向を変更する屈曲案内部8を備えた線材張設具。
【選択図】図2

Description

本発明は、張設方向を変更させつつワイヤーなどの線材を例えば壁面などに沿って張設する線材張設具に関するものである。
取付面に線材張設具を複数取り付け、この線材張設具にワイヤーなどの線材を掛け回して張設方向を変更させつつ線材を張設する。
例えば建物の壁面に、装飾用として又は引っ掛け用ワイヤーなどの建築構成物としてあるいは植物を這わせるための緑化用の線材として張設する場合、線材を多数本縦横にクロスさせて張設する場合もあるが、一本ないしは数本の線材を線材張設具を介して90度屈曲させたり、180度折り返し屈曲させて張設方向を屈曲変更しつつ壁面などに本数が少なくても密に張設する場合がある。
このような線材張設具は、例えば、壁面などの取付面に線材張設具の本体部となる固定部をビス止めしたり、取付面から突出しているアンカーボルトを介するなどして突出状態に取付固定し、この固定部にワイヤーなどの線材を挿通するリング部若しくはフック部を設けた構成としている。
一般には、固定部に設けた螺子孔(螺合部)にリング部に設けた螺子部を螺着して固定部にリング部を設け、このリング部に線材を通して線材を張設しつつも所望の方向に屈曲して張設方向を変更しつつ張設する構成とし、例えばこの線材張設具を壁面に多数突設し、一端部を固定した線材をこの壁面と平行に沿設するようにして各線材張設具の固定部の先端部のリング部に通して張設しながらこのリング部を基点に90度屈曲するなどして一本の線材を屈曲させて往復させながら所定範囲に密となるように線材を張設してゆきその端部を固定する構成としている。
即ち、従来の線材張設具は単にリング部を設けた構成で、このリング部に線材を通して折り返したり90度屈曲するなどして張設方向を所望の方向に変更しながら張設する構成で、線材の途中で単に屈曲できるにすぎない構成である。
そのため、線材の途中の屈曲部毎固定していないから、張設した線材に荷重が掛かると全体が緩むおそれがあり、また張設作業も順々にリング部に通して最後の線材端部を固定するまで一挙に張設作業を終えなければならず、途中で作業を中断したり休憩することはできない。
特に建物の壁面などに沿設張設するような高所作業の場合や、広範囲に渡って長い線材を屈曲しながら密に張設する場合などは、特に緩み易いし、また途中でこの張設作業を中断できないことは作業が非常に重労働となる。
本発明は、屈曲して張設方向を変更しながら線材を張設する線材張設具においてこのような問題を見出しこれを解決するもので、簡易な構成で簡易な操作により線材を単にリング部に通すのではなく、線材の途中部を締付挟持固定することで各所毎に線材を張設固定できる構成とすることで、どこかで荷重を受けても緩みにくく、またたとえ一区間で荷重を受けて緩んでも各区間毎で締付挟持固定されているから全体が緩むことがなく、また各線材張設具に線材を張設固定する毎にこの張設作業を中断でき、休憩も可能となり、再開後は再び屈曲させて張設方向を所望の方向に変更させるなどして次の線材張設具に張設固定できることとなり、極めて作業性に優れた画期的な線材張設具を提供することを目的としている。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
取付面1に固定する固定部2に締付挟持部3を設け、この締付挟持部3と別体若しくは一体に設けた締付螺子部4を前記固定部2に設けた螺合部5に螺着して、ワイヤーなどの線材6の途中部を締付挟持固定する挟持面7を前記固定部2と前記締付挟持部3とに設け、この挟持面7で途中部を締付挟持固定した前記線材6を屈曲案内して張設方向を変更する屈曲案内部8を備えたことを特徴とする線材張設具に係るものである。
また、前記締付挟持部3の裏面に前記一方の挟持面7を設け、前記固定部2の前記締付挟持部3の裏面と対向する面に前記螺合部5を形成すると共に、この螺合部5周囲部に前記他方の挟持面7を設け、前記螺合部5に前記締付螺子部4を螺着することで前記固定部2に前記締付挟持部3を固定する構成とし、この締付挟持部3の裏面と前記固定部2のこれと対向する面に設けた前記挟持面7により締付挟持固定する前記線材6の途中部を基点にこの線材6を屈曲して張設方向を屈曲変更させる際沿わせ案内する前記屈曲案内部8を前記締付挟持部3若しくは前記固定部2若しくはこの固定部2と締付挟持部3との間に設けたことを特徴とする請求項1記載の線材張設具に係るものである。
また、前記締付挟持部3と前記締付螺子部4とを別体に構成し、前記締付挟持部3に前記締付螺子部4を挿通する挿通孔9を設けると共に、この挿通孔9に貫通した前記締付螺子部4の頭部が係止する係止部10を設け、この締付螺子部4を前記挿通孔9を貫通させて前記固定部2の前記螺合部5に螺着することで前記締付螺子部4の頭部が前記係止部10に係止して前記締付挟持部3を前記固定部2の上面に重合状態に固定するように構成し、この締付螺子部4により押え込まれる前記締付挟持部3の裏面の前記一方の挟持面7とこれと対向する前記固定部2上面の前記他方の挟持面7とで前記線材6の途中部を締付挟持固定するように構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の線材張設具に係るものである。
また、前記締付挟持部3若しくは前記固定部2に、この締付挟持部3と固定部2との間に途中部を締付挟持固定する前記線材6が外方へ抜け外れることを阻止する抜け止め部11を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の線材張設具に係るものである。
また、前記抜け止め部11は、前記線材6を屈曲して張設方向を屈曲変更する際にこの線材6が前記固定部2と前記締付挟持部3の前記挟持面7による締付挟持固定から外れて抜け外れることを阻止する位置に設けたことを特徴とする請求項4記載の線材張設具に係るものである。
また、前記抜け止め部11は、前記締付挟持部3周端部に垂下状態若しくは前記固定部2の周端部に立設状態に設け、この抜け止め部11の下端部を前記線材6の途中部を締付挟持固定した際前記固定部2の周端部若しくは前記締付挟持部3の周端部に当接若しくは近接するように構成したことを特徴とする請求項5記載の線材張設具に係るものである。
また、前記線材6の張設方向を屈曲変更する際沿わせ案内する湾曲案内面12を前記屈曲案内部8として前記締付挟持部3若しくは前記固定部2の中心部に設けて、前記抜け止め部11と線材挿通間隙13を介して対設したことを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の線材張設具に係るものである。
また、前記抜け止め部11と前記屈曲案内部8として設けた前記湾曲案内面12との間の前記線材挿通間隙13を、前記線材6の挿通路13として設け、この挿通路13を通っている前記線材6の途中部を締付挟持固定するように構成したことを特徴とする請求項7記載の線材張設具に係るものである。
また、前記挿通路13が略直線状となるように前記抜け止め部11及び前記屈曲案内部8として設けた前記湾曲案内面12の対向面を形成したことを特徴とする請求項8記載の線材張設具に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、簡易な構成で簡易な操作により線材を単にリング部に通すのではなく、線材の途中部を締付挟持固定することで各所毎に線材を張設固定できる構成とすることで、どこかで荷重を受けても緩みにくく、またたとえ一区間で荷重を受けて緩んでも各区間毎で締付挟持固定されているから全体が緩むことがなく、また各線材張設具に線材を張設固定する毎にこの張設作業を中断でき、休憩も可能となり、再開後は再び屈曲させて張設方向を所望の方向に変更させるなどして次の線材張設具に張設固定できることとなり、極めて作業性に優れた画期的な線材張設具となる。
即ち、単に線材を張設するために取付面に固定した固定部に締付挟持部を螺着することで、この固定部と締付挟持部とに設けた挟持面により線材の途中部を締付挟持固定する簡易な作業によって張設固定でき、しかもこれを基点に固定後あるいは固定する前に線材を屈曲することで屈曲案内部に案内されて張設方向を変更でき、次々と張設方向を所望の方向に屈曲変更しつつ、例えば一本の線材を屈曲させ往復させるなどして単に一文字に張設するに比して密に張設する作業が簡単な操作で容易に行え、しかもこの線材の途中部を固定しながら屈曲させつつ往復張設できるため、たとえ長い線材を屈曲往復させて張設させても、荷重に対して緩みにくく、またたとえ一部緩んでも全体が緩むことがなく、しかもこの張設作業も途中で中断させたり休憩し再開させることも容易に行える極めて優れた画期的な線材張設具となる。
また、請求項2記載の発明においては、一層簡易な構成にして本発明の作用・効果が良好に発揮する一層優れた線材張設具となる。
また、請求項3記載の発明においては、前記線材の途中部を固定部と締付挟持部の挟持面で締付挟持固定する作業が一層簡易な構成で一層簡単に行え、極めて画期的な線材張設具となる。
即ち、締付挟持部に締付螺子部を一体に設けてこの締付挟持部を回しながら締付螺子部を螺合部に螺着する構成に比して、固定部の挟持面と締付挟持部の挟持面とで線材の途中部を押え込みながら締付挟持部を回すことなく締付挟持部に挿通した締付螺子部を回して螺着して締付挟持部を締付螺子部により押さえ込むことで締付挟持固定できることとなり、作業性が一層向上することとなる。
また、請求項4〜9記載の発明においては、更に締付挟持部と固定部との間に途中部を締付挟持固定する前記線材が外方へ抜け外れることを阻止する抜け止め部を設けたから、極めて実用性に優れた線材張設具となる。
即ち、単に固定部と締付挟持部の挟持面によって締付挟持固定する場合は、強固な締付力を要したり、またこの締付力が弱いと外れたり、また強固に締付挟持固定されていてもこれを基点に屈曲させたときあるいは屈曲復帰力により大きな負荷がかかる場合がある。特にワイヤーなど金属製ロープの場合はこの屈曲時に抜け外れようとする大きな力が加わるおそれがあるが、これを防止する抜け止め部を設けることで、容易に抜け外れないと共に、それだけ固定強度が向上し、また締付力も小さくて済むことになったり、あるいは屈曲しても抜け外れにくいためこの屈曲作業も容易となるなど張設作業が一層優れ、張設固定強度に優れた画期的な線材張設具となる。
特に請求項5記載の発明においては、一部抜け止め部を設けるだけでも十分に効果を発揮し、これにより線材を通し配設し易く、また屈曲し易い。
また、請求項6,7記載の発明においては、更に線材を挿通し易く、屈曲し易く、更に請求項9記載の発明においては、挿通し易く、引っ張り易く、十分に張設させた後に締付挟持固定できその後屈曲させたり、あるいは張設しながら屈曲させ後に締付挟持固定することなどが一層容易に行える画期的な線材張設具となる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
例えば、金属製のワイヤー(ワイヤーロープ)を線材6として壁面に沿って端部で90度屈曲を二回行って折り返し張設し、これを繰り返すことで一本の長い線材6でも壁面に密に張設する場合には、本発明の線材張設具を多数壁面に取り付け固定する。
即ち、この壁面を取付面1として各固定部2を例えばアンカーボルト14を介したり、別にビス止めするなどして取付面1に立設状態に固定し、この各固定部2の突出端部に各締付挟持部3を螺着する。
この際、線材6の端部をこの固定部2と締付挟持部3とに固定したり、別の固定位置に固定するなどして線材6の端部を固定し、この線材6を引っ張って、固定部2と締付挟持部3の間に通すなどして張設して、この線材6の途中部を固定部2と締付挟持部3の挟持面7によって締付挟持固定する。
即ち、固定部2の螺合部5に、締付挟持部3と一体若しくは別体に設けた締付螺子部4を螺着することで締付挟持部3の裏面に設けた一方の挟持面7と固定部2のこれと対向する面に設けた挟持面7とで締付挟持して線材6の途中部を固定する。
そしてそのまま同方向に張設しても良いが、所望の方向に屈曲案内部8で案内しつつ屈曲して張設方向を変更する。締付挟持固定後に屈曲しても良いし、引っ張りながら屈曲案内部8に沿って屈曲し屈曲後に締付挟持固定しても良い。
また、例えば90度屈曲変更し、次の締付挟持固定する途中部で更に90度屈曲変更させて180度張設方向を反転させても良いし、屈曲案内部8に沿って一挙に180度反転させても良い。
このように各所で張設方向を所定方向に屈曲変更させつつ張設してゆき、長い一本の線材6を往復させて所望範囲に少ない本数で密に張設させることができる。
また、このように線材6の途中部を締付挟持固定したところで作業を中断することができ、再開に際しては再び線材6を引っ張りつつ屈曲させるなどして次の線材張設具に締付挟持固定させることができる。
従って、この固定部2と締付挟持部3とに設けた挟持面7により線材6の途中部を締付挟持固定する簡易な作業によって線材6の途中部を張設固定でき、しかもこれを基点に固定後あるいは固定する前に線材6を屈曲することで屈曲案内部8に案内されて張設方向を変更でき、次々と張設方向を所望の方向に屈曲変更しつつ、例えば一本の線材6を屈曲させ往復させるなどして単に一文字に張設するに比して密に張設する作業が簡単な操作で容易に行え、しかもこの線材6の途中部を固定しながら屈曲させつつ往復張設できるため、たとえ長い線材6を屈曲往復させて張設させても、荷重に対して緩みにくく、またたとえ一部緩んでも全体が緩むことがなく、しかもこの張設作業も途中で中断させたり休憩し再開させることも容易に行えることとなる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例では、線材6を沿わせる壁面を取付面1とし、この壁面1に対して固定部2の突出分だけ離間させて長い線材6を往復させながら張設する実施例であって、例えば線材6は金属製のワイヤーロープとして、壁面1に張設して建物の壁面1の緑化を図る場合の実施例である。
本実施例は、取付面1にアンカーボルト14を利用して突設状態に螺着固定する取付座となる円柱状の固定部2に円盤状の締付挟持部3を設け、この締付挟持部3と別体に設けた締付螺子部4を締付挟持部3の中心部の挿通孔9を通して前記固定部2の中心部に設けた螺合部5に螺着して、ワイヤーなどの線材6の途中部をこの固定部2と締付挟持部3とに設けた挟持面7により締付挟持固定する構成としている。
具体的には本実施例では、前記締付挟持部3の裏面に前記一方の挟持面7を設け、前記固定部2の前記締付挟持部3の裏面と対向する上面に前記他方の挟持面7を設けている。即ち、固定部2の上面の中央に前記螺合部5を設け、この螺合部5の周囲部を前記他方の挟持面7として設け、この中央の螺合部5に締付挟持部3の挿通孔9を通して締付螺子部4を螺着することで前記固定部2に前記締付挟持部3を固定すると共に、この締付挟持部3の裏面と前記固定部2のこれと対向する面に設けた前記挟持面7により締付挟持固定する前記線材6の途中部を締付挟持固定し、またこれを基点にこの線材6を屈曲してあるいは締付挟持固定前に線材6を屈曲して張設方向を屈曲変更させる際沿わせ案内する前記屈曲案内部8を前記締付挟持部3若しくは前記固定部2若しくはこの固定部2と締付挟持部3との間に設けている。
更に説明すると、本実施例では、前述のように締付挟持部3と締付螺子部4とを別体に構成し、前記締付挟持部3の中央に前記締付螺子部4を挿通する挿通孔9を設けると共に、この挿通孔9に貫通した前記締付螺子部4の頭部が係止する係止部10を設け、この締付螺子部4を前記挿通孔9を貫通させて前記固定部2の前記螺合部5に螺着することで前記締付螺子部4の頭部が前記係止部10に係止して前記締付挟持部3を前記固定部2の上面に重合状態に固定するように構成し、この締付螺子部4により押え込まれる前記締付挟持部3の裏面の前記一方の挟持面7とこれと対向する前記固定部2上面の前記他方の挟持面7とで線材6の途中部を締付挟持固定するように構成している。
また、本実施例では、前記締付挟持部3に、この締付挟持部3と固定部2との間に途中部を締付挟持固定する前記線材6が外方へ抜け外れることを阻止する抜け止め部11を設けているが、この抜け止め部11は全周でなく、前記線材6を屈曲して張設方向を屈曲変更する際にこの線材6が前記固定部2と前記締付挟持部3の前記挟持面7による締付挟持固定から外れて抜け外れることを阻止する位置の小範囲に小片板状に形成した構成とし、この抜け外れようとする力に対抗できるように締付挟持部3の周端部に小片板状の抜け止め部11を線材6を外側からカバーするように設けている。
即ち、本実施例では、前記抜け止め部11を、前記締付挟持部3周端部に垂下状態に一体に設け、この抜け止め部11の下端部を前記線材6の途中部を締付挟持固定した際前記固定部2の周端部に当接若しくは近接するように構成している。
また、本実施例では、前記線材6の張設方向を屈曲変更する際沿わせ案内する湾曲案内面12を前記屈曲案内部8として前記固定部2の中心部全周に一体に設けて、これと前記抜け止め部11とを線材挿通間隙13を介して対設している。
即ち、本実施例では、固定部2の中心部に円筒状部を一体突出形成してこの外周面を前記湾曲案内面12とし、前記抜け止め部11とこの屈曲案内部8として設けた湾曲案内面12との間の線材挿通間隙13を、前記線材6の挿通路13として設け、この挿通路13を通っている前記線材6の途中部を締付挟持固定するように構成している。
更に本実施例では、前記挿通路13が略直線状となるように前記抜け止め部11及び前記屈曲案内部8として設けた前記湾曲案内面12の対向面を形成している。
従って、固定部2の上面に締付挟持部3を重合する前に線材6の途中部を配設しても良いが、作業性向上のため本実施例では締付挟持部3を締付螺子部4により重合仮り止めした状態で前記抜け止め部11と前記湾曲案内面12とで形成した挿通路13に線材6を挿通して引っ張り、締付螺子部4を締付螺着してこの線材6の途中部を締付挟持固定した後、更に線材6を引っ張りつつ湾曲案内面12に沿って所望の方向に線材6を屈曲しつつ次の線材張設具に締付挟持固定する。
このように固定後に線材6を屈曲させても良いし、引っ張って屈曲させた後に締付挟持固定しても良い。
また、この際前述のように抜け止め部11と湾曲案内面12との間に線材6を通して引っ張ってそのまま固定したり、更に湾曲案内面12に沿って所望の方向に屈曲させても良いが、締付挟持固定強度が更に向上するように、少し締付螺子部4(抜け止め部11)を回動移動させて屈曲後抜け止め部11を屈曲角部外側に位置させて締付螺子部4で締付固定しても良い。
また、前述のように挿通路13を直線状とすることで挿通し易くなるし、挿通後にこのように抜け止め部11を動かしても良い。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
本実施例の一使用例を示す説明斜視図である。 本実施例の使用状態の説明斜視図である。 本実施例の分解斜視図である。 本実施例の固定部の取付例を示す説明分解斜視図である。 本実施例の固定部の取付例を示す説明斜視図である。 本実施例の締付挟持部を示す説明図である。 本実施例の使用状態の説明側断面図である。 本実施例の使用状態の締付挟持部を取り除いた状態での説明平面図である。 本実施例の使用状態の締付挟持部を取り除いた状態での抜け止め部を屈曲角部に位置させた状態の説明平面図である。 本実施例の使用状態の締付挟持部を取り除いた状態での180度屈曲さた場合の説明平面図である。 従来例を示す説明図である。
符号の説明
1 取付面,壁面
2 固定部
3 締付挟持部
4 締付螺子部
5 螺合部
6 線材
7 挟持面
8 屈曲案内部
9 挿通孔
10 係止部
11 抜け止め部
12 湾曲案内面
13 線材挿通間隙,挿通路

Claims (9)

  1. 取付面に固定する固定部に締付挟持部を設け、この締付挟持部と別体若しくは一体に設けた締付螺子部を前記固定部に設けた螺合部に螺着して、ワイヤーなどの線材の途中部を締付挟持固定する挟持面を前記固定部と前記締付挟持部とに設け、この挟持面で途中部を締付挟持固定した前記線材を屈曲案内して張設方向を変更する屈曲案内部を備えたことを特徴とする線材張設具。
  2. 前記締付挟持部の裏面に前記一方の挟持面を設け、前記固定部の前記締付挟持部の裏面と対向する面に前記螺合部を形成すると共に、この螺合部周囲部に前記他方の挟持面を設け、前記螺合部に前記締付螺子部を螺着することで前記固定部に前記締付挟持部を固定する構成とし、この締付挟持部の裏面と前記固定部のこれと対向する面に設けた前記挟持面により締付挟持固定する前記線材の途中部を基点にこの線材を屈曲して張設方向を屈曲変更させる際沿わせ案内する前記屈曲案内部を前記締付挟持部若しくは前記固定部若しくはこの固定部と締付挟持部との間に設けたことを特徴とする請求項1記載の線材張設具。
  3. 前記締付挟持部と前記締付螺子部とを別体に構成し、前記締付挟持部に前記締付螺子部を挿通する挿通孔を設けると共に、この挿通孔に貫通した前記締付螺子部の頭部が係止する係止部を設け、この締付螺子部を前記挿通孔を貫通させて前記固定部の前記螺合部に螺着することで前記締付螺子部の頭部が前記係止部に係止して前記締付挟持部を前記固定部の上面に重合状態に固定するように構成し、この締付螺子部により押え込まれる前記締付挟持部の裏面の前記一方の挟持面とこれと対向する前記固定部上面の前記他方の挟持面とで前記線材の途中部を締付挟持固定するように構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の線材張設具。
  4. 前記締付挟持部若しくは前記固定部に、この締付挟持部と固定部との間に途中部を締付挟持固定する前記線材が外方へ抜け外れることを阻止する抜け止め部を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の線材張設具。
  5. 前記抜け止め部は、前記線材を屈曲して張設方向を屈曲変更する際にこの線材が前記固定部と前記締付挟持部の前記挟持面による締付挟持固定から外れて抜け外れることを阻止する位置に設けたことを特徴とする請求項4記載の線材張設具。
  6. 前記抜け止め部は、前記締付挟持部周端部に垂下状態若しくは前記固定部の周端部に立設状態に設け、この抜け止め部の下端部を前記線材の途中部を締付挟持固定した際前記固定部の周端部若しくは前記締付挟持部の周端部に当接若しくは近接するように構成したことを特徴とする請求項5記載の線材張設具。
  7. 前記線材の張設方向を屈曲変更する際沿わせ案内する湾曲案内面を前記屈曲案内部として前記締付挟持部若しくは前記固定部の中心部に設けて、前記抜け止め部と線材挿通間隙を介して対設したことを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の線材張設具。
  8. 前記抜け止め部と前記屈曲案内部として設けた前記湾曲案内面との間の前記線材挿通間隙を、前記線材の挿通路として設け、この挿通路を通っている前記線材の途中部を締付挟持固定するように構成したことを特徴とする請求項7記載の線材張設具。
  9. 前記挿通路が略直線状となるように前記抜け止め部及び前記屈曲案内部として設けた前記湾曲案内面の対向面を形成したことを特徴とする請求項8記載の線材張設具。
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