JP2009299780A - 撓み噛合い式歯車装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】筒形状の外歯歯車の変形を必須とする撓み噛合い式歯車装置において、長寿命化を可能とする。
【解決手段】起振体104の外周に配置される外歯歯車120A、120Bと、該外歯歯車120A、120Bが内接噛合する第1及び第2内歯歯車130A、130Bと、前記起振体104と該外歯歯車120A、120Bとの間に配置される起振体軸受(軸受)110A、110Bと、を備えた撓み噛合い式歯車装置100において、前記起振体軸受(軸受)110A、110Bが円柱形状の転動体116A、116Bを備えると共に、転動体116A、116Bが、軸方向Oにおいて前記第1内歯歯車130Aと噛合する前記外歯歯車120Aの外歯124Aの部分に対応する第1転動体116Aと前記第2内歯歯車130Bと噛合する前記外歯歯車120Bの外歯124Bの部分に対応する第2転動体116Bとに分割されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、撓み噛合い式歯車装置に関する。
撓み噛合い式歯車装置は、剛性を有した内歯歯車と、該内歯歯車に内接噛合可能な可撓性を有した外歯歯車と、該外歯歯車を撓み変形させることによって前記内歯歯車と外歯歯車との内接噛合を実現させる起振体と、を備えている。
この撓み噛合い式歯車装置に用いられる可撓性を有した外歯歯車には、軸方向に出力軸を有する、いわゆるカップ型形状を有するものがある(図9(A)参照)。このような外歯歯車20を内歯歯車に内接噛合させるために、軸受10を介して外歯歯車を撓み変形させるための起振体4(図9(B)参照)が、外歯歯車20の内部に挿入される。挿入されると、外歯歯車20の開口端20B付近は、軸受10を介して起振体4に倣った形状に変形するが、その他の部分20Aは変形を生じない。即ち、図9(C)に示す如く、外歯歯車20は、円錐状に撓み変形することとなる。このような、外歯歯車20の軸方向に角度を伴う撓み変形に対応するために、起振体4の外周に配置された軸受10では、外輪18が傾斜可能であることが望ましい。この観点から、カップ型の外歯歯車20を用いる撓み噛合い式歯車装置では、内輪12と外輪18の間に設けられる転動体16が球である玉軸受が用いられている。このため、カップ型の外歯歯車20を用いる撓み噛合い式歯車装置は、玉軸受を使うこととなるので、その耐荷重の制限により長寿命化が困難であった。
これに対して、外歯歯車が筒形状であり、その外歯歯車に2つの内歯歯車を内接噛合させて、一方の内歯歯車から出力を取り出す撓み噛合い式歯車装置も存在する。このような撓み噛合い式歯車装置では、外歯歯車が円錐状に変形することを回避できる。このため、例えば、特許文献1に示す筒形状の外歯歯車を備える撓み噛合い式歯車装置においては、上述した玉軸受以外に、転動体として、ころや、円筒を使用する軸受が示唆されている。
特開昭62−200056号公報
しかしながら、特許文献1に記載の撓み噛合い式歯車装置においては、1個の外歯歯車を1個の起振体で起振するものであったため、外歯歯車と起振体との間に配置される軸受も1個であり、転動体も1個しかなく、特に、使用条件が厳しいときなどでは、長寿命化が困難であるという問題があった。長寿命化を実現するための一般的手法は、軸受の大型化である。しかしながら、現実には、単純に軸受を大型化しても必ずしも期待した程には寿命が延びないことがあるという問題があった。
そこで、本発明は、前記の問題点を解決するべくなされたもので、筒形状の外歯歯車の変形を必須とする撓み噛合い式歯車装置において、長寿命化が可能な撓み噛合い式歯車装置を提供することを課題とする。
本発明は、起振体と、該起振体の外周に配置され、該起振体の回転により撓み変形される可撓性を有した筒形状の外歯歯車と、該外歯歯車が内接噛合する剛性を有した第1内歯歯車と、該第1内歯歯車に並設され前記外歯歯車と内接噛合する剛性を有した第2内歯歯車と、前記起振体と該外歯歯車との間に配置される軸受と、を備えた撓み噛合い式歯車装置において、前記軸受が円柱形状の転動体を備えると共に、該転動体が、軸方向において前記第1内歯歯車と噛合する前記外歯歯車の外歯の部分に対応する第1転動体と前記第2内歯歯車と噛合する前記外歯歯車の外歯の部分に対応する第2転動体とに分割されていることにより、前記課題を解決したものである。
本発明においては、単一の起振体の回転によって外歯歯車の軸方向全体に所定の同一の動きを起こさせるという作用を得るためであるにも拘らず、転動体は、軸方向において第1内歯歯車と噛合する外歯歯車の外歯の部分と第2内歯歯車と噛合する外歯歯車の外歯の部分に対応して敢えて分割されている。このため、第1内歯歯車と外歯歯車との噛合による荷重は、第1内歯歯車の側に配置された第1転動体によって受けることができ、第2内歯歯車と噛合する外歯歯車の外歯の部分に対応する第2転動体を備える軸受部(以下、第2起振体軸受と称する)に影響を与えないようにすることができる。同時に、第2内歯歯車と外歯歯車との噛合による荷重は、第2内歯歯車の側に配置された第2転動体によって受けることができ、第1内歯歯車と噛合する外歯歯車の外歯の部分に対応する第1転動体を備える軸受部(以下、第1起振体軸受と称する)に影響を与えないようにすることができる。
第1及び第2転動体は円柱形状であるので、第1及び第2転動体を備える軸受(以下、起振体軸受と総称する)により、筒形状の外歯歯車を軸方向と平行に撓み変形させることができる。即ち、外歯は、軸方向に対して傾かず、第1及び第2内歯歯車の内歯と軸方向で一様な力で噛合する。そして、第1内歯歯車及び第2内歯歯車と外歯歯車との本来噛合すべき内歯と外歯との噛合面積(例えば、外歯に傾きや曲がりや磨耗が生じていない場合に内歯と噛合する際の噛合面積)での噛合を実現することが可能となる。同時に、第1及び第2転動体は、外歯歯車からの力と起振体からの力とを、「点」から「線」に増大させて受けることが可能となる。
従って、上述した転動体が分割されていることによる効果と相まって、起振体軸受(軸受)の耐荷重を増大させることができ、起振体軸受(軸受)はより大きなトルクの伝達と長寿命化とを実現することが可能となる。
更に、軸方向において、転動体が少なくとも2つに分割されているので、分割された第1及び第2転動体は軸方向に短くなる。このため、第1及び第2転動体にスキュー(曲がりや歪みなど)の問題が生じることを低減することができる。又、長寿命化のために、第1及び第2転動体を必要以上に大きくする必要もないため、起振体軸受(軸受)の半径方向への拡大を防止することもできる。
本発明によれば、起振体軸受(軸受)の耐荷重が増大し、寿命を延ばすことができると共に、伝達トルクを大きくでき、その伝達トルクを長く維持できる撓み噛合い式歯車装置を実現することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る撓み噛合い式歯車装置の一例の全体構成を示す断面図、図2は図1の側面図、図3は起振体を表す図、図4は起振体の形状を説明するための拡大図、図5は起振体と起振体軸受を組み合わせた概略図、図6は仮想外歯歯車と内歯歯車との噛合い概念図、図7は外歯歯車と内歯歯車との噛合い図、である。
最初に、本実施形態の全体構成について、主に図1と図2を用いて概略的に説明する。
撓み噛合い式歯車装置100は、起振体104と、起振体104の外周に配置され、起振体104の回転により撓み変形される可撓性を有した筒形状の外歯歯車120A、120Bと、外歯歯車120Aが内接噛合する剛性を有した第1内歯歯車130Aと、第1内歯歯車130Aに並設され外歯歯車120Bと内接噛合する剛性を有した第2内歯歯車130Bと、起振体104と外歯歯車120A、120Bとの間に配置される起振体軸受(軸受)110と、を備えている。
ここで、起振体軸受(軸受)110は、第1及び第2起振体110A、110Bからなり、円柱形状の転動体116A、116Bを備えている。転動体116A、116Bは、軸方向Oにおいて第1内歯歯車130Aと噛合する外歯歯車120Aの外歯124Aの部分に対応する第1転動体116Aと第2内歯歯車130Bと噛合する外歯歯車120Bの外歯124Bの部分に対応する第2転動体116Bとに分割されている。
以下、各構成要素について詳細に説明を行う。
起振体104は、図3(A)、図3(B)に示す如く、側面が軸方向Oと平行な柱形状であり、中央に図示しない入力軸が挿入される入力軸孔106が形成されている。入力軸が挿入され回転した際に、起振体104が入力軸と一体で回転するように、入力軸孔106にはキー溝108が設けられている。
ここで、図3(A)に示す如く、起振体104をXY座標の中心に位置させると、起振体104の外形は、X軸とY軸の両方において軸対称の形状となる。そのため、図4に示す、起振体104の第1象限の形状についてのみ以下に説明する。
起振体104は、2つの円弧を繋ぎ合わせた形状である。ここで、外歯歯車120Aと第1内歯歯車130Aとを噛合させるための起振体104の円弧の部分を第1円弧部FAとして、その曲率半径をR1とする。そして、2つの第1円弧部FAを繋ぐ円弧の部分を第2円弧部SAとして、その曲率半径をR2とする。そして、第1円弧部FAの長さを定める角度をθとする。
このとき、図4に示す如く、起振体104の長軸方向Xの半径をRとするならば、偏心量をLとして、第1円弧部FAの曲率半径R1は式(1)で表わすことができる。
R1=R−L …(1)
又、図4に示す如く、第1円弧部FAと第2円弧部SAとの繋ぎ部分Aで接線Tが共通する。そして、上述の如く、起振体104の外形は軸対称の形状である。このため、起振体104の曲率半径R2は、角度θにおける第1円弧部FAと第2円弧部SAとの繋ぎ部分Aから点Bを曲率半径R1と共通に有し、更に点Bから延長したY軸(起振体104の短軸方向)との交点Cまでの長さとなる。即ち、第2円弧部SAの曲率半径R2は式(2)で表わせる。
R2=R−L+L/cosθ …(2)
式(1)、式(2)から明らかなように、第1円弧部FAの曲率半径R1は、第2円弧部SAの曲率半径R2よりも小さい。ここで、曲率半径R1の円弧(第1円弧部FA)によって撓み変形された外歯歯車120Aの曲率半径を、仮想外歯歯車120Cの曲率半径と等しく設定する。仮想外歯歯車120Cとは、外歯歯車120Aと第1内歯歯車130Aとが理想的に噛合するために、図6に示すように、基本形状が真円で且つ剛性を有する。
このように、仮想外歯歯車120Cを想定することで、角度θと偏心量Lとを定めれば、仮想外歯歯車120Cの曲率半径を求めることができる。そして、起振体104の外形を定義する曲率半径R1、曲率半径R2を、後述する第1起振体軸受110Aの半径方向の厚さを考慮して一義的に求めることができる。
起振体軸受110のうち、第1起振体軸受110Aは、図1に示す如く、内輪112と、保持器114A、第1転動体116Aと、外輪118Aとから構成される。そして、第1起振体軸受110Aは、図1、図5に示す如く、外歯歯車120Aの内側で、且つ起振体104の外周に配置される。即ち、第1起振体軸受110Aは、外歯歯車120Aを撓み変形させる起振体104と外歯歯車120Aとの間に配置される。このため、内輪112の内側で起振体104と接して、内輪112は起振体104と一体で回転する。
保持器114Aは、図1に示す如く、第1転動体116Aを、内輪112の外周に沿って回転可能に保持する。第1転動体116Aは、円柱形状(ニードルピンやころを含む)である。このため、第1転動体116Aが球である場合に比べて、第1転動体116Aが内輪112及び外輪118Aと接触する領域は増加する。つまり、外歯歯車120Aからの力と起振体104からの力とを軸方向Oへの「線」の状態で受けることができるので、第1起振体軸受110Aの耐荷重を増大させることができる。外輪118Aは、第1転動体116Aの外側に配置される。外輪118Aは、その外側に配置される外歯歯車120Aと共に起振体104の回転により撓み変形する。
なお、図1に示す如く、第2起振体軸受110Bは、第1起振体軸受110Aと同様に、内輪112と、保持器114Bと、第2転動体116Bと、外輪118Bとから構成される。内輪112は、第1及び第2起振体軸受110A、110Bに共通である。このため、第1及び第2起振体軸受110A、110Bは、外歯歯車120A、120Bを起振体104の回転に従い同位相で撓み変形させる。なお、第2転動体116Bは、第1転動体116Aと同一の円柱形状で、同一の外径で形成されている。このため、2つの外歯歯車120A、120Bは、完全な同位相で、且つ同じ偏心量Lで撓み変形する。つまり、外歯歯車120A、120Bを介して、第1内歯歯車130Aで減速された回転は、確実に第2内歯歯車130Bに伝達される。
外歯歯車120Aは、図1に示す如く、第1内歯歯車130Aと内接噛合する。そして、外歯歯車120Aは、基部材122と、外歯124Aとから構成される。基部材122は、第1起振体軸受110Aの外側に配置されて、外歯124Aを支持する可撓性を有した筒状部材である。外歯124Aは、円筒形状のピンで構成されている。外歯124Aは、回転した際に基部材122から脱落しないように、その外側に保持リング126Aで回転可能に保持されている。保持リング126Aは、円環状の弾性体のリングであり、本実施形態では、外歯124Aをそれぞれ両端で保持するために、2本が使用されている。なお、内歯128Aと噛合するときに外歯124Aにかかる負荷は、基本的に基部材122で受ける構成(例えば、外歯124Aの円筒形状を支えるための半円状の溝構造)を有している。
なお、外歯歯車120Bは、図1に示す如く、第2内歯歯車130Bと内接噛合する。そして、外歯歯車120Bは、外歯歯車120Aと同様に、基部材122と、外歯124Bとから構成され、保持リング126Bによって外歯124Bが基部材122に保持されている。ここで、基部材122は、外歯124Aと共に外歯124Bを共通に支持する。このため、起振体104の偏心量Lは、同位相で外歯124Aと外歯124Bに伝えられる。なお、外歯124Bは、外歯124Aと同数で、同一の円筒形状のピンで構成されている。
第1内歯歯車130Aは、図1に示す如く、剛性を有した部材で形成されている。第1内歯歯車130Aは、外歯歯車120Aの外歯124Aの歯数よりもi(iは2以上)多い歯数を備える。第1内歯歯車130Aには、図示しないケーシングがボルト孔132Aを介して固定される。そして、第1内歯歯車130Aは、外歯歯車120Aと噛合することによって、起振体104の回転を減速する。
一方、第2内歯歯車130Bは、第1内歯歯車130Aに並設され、第1内歯歯車130Aと同様に、剛性を有した部材で形成されている。そして、第2内歯歯車130Bは、外歯歯車120Bの外歯124Bの歯数と同一の歯数を備える。外歯歯車120Aの外歯124Aの歯数と、外歯歯車120Bの外歯124Bの歯数は同一であるから、結局、第1内歯歯車130Aの内歯128Aの歯数は、第2内歯歯車130Bの内歯128Bの歯数よりもiだけ多い。なお、第2内歯歯車130Bには、図示しない出力軸がボルト孔132Bを介して取り付けられて、外歯歯車120Bの自転と同一の回転が外部に出力される。
ここで、図1に示す如く、保持器114A、114Bと、第1及び第2転動体116A、116Bと、外輪118A、118Bとは、軸方向Oにおいて、第1内歯歯車130Aと噛合する外歯124Aに対応する部分と第2内歯歯車130Bと噛合する外歯124Bに対応する部分に分割されている。このため、第1起振体軸受110Aは、外歯歯車120Aと第1内歯歯車130Aとの噛合いによる荷重の影響を、第2起振体軸受110Bに与えないようにすることができる。同時に、第2起振体軸受110Bは、外歯歯車120Bと第2内歯歯車130Bとの噛合いによる荷重の影響を、第1起振体軸受110Aに与えないようにすることができる。又、第1転動体116Aは円柱形状であるので、上述した分割の効果と相まって耐荷重が増大し、第1起振体軸受110Aを長寿命化することができる。
同時に、円柱形状の第1転動体116Aは、外歯歯車120Aの筒状部材である基部材122を軸方向Oに平行に撓み変形させる。このため、撓み変形した外歯歯車120Aの外歯124Aは、軸方向Oに対して傾かず、内歯128Aと軸方向Oで一様な力で噛合する。即ち、第1転動体116Aが球であった場合に生じうる状態(外歯124Aが軸方向Oに対して傾いて本来噛合すべき内歯128Aと外歯124Aとの噛合面積の一部で噛合する「片当たり」状態)を防止できる。つまり、本来噛合すべき内歯128Aと外歯124Aとの噛合面積(例えば、外歯124Aに傾きや曲がりや磨耗が生じていない場合に内歯128Aと噛合する際の噛合面積)での噛合が実現されるので、外歯124Aと内歯128Aの寿命を延ばすと共に、伝達トルクを大きくでき、その伝達トルクを維持することができる。そして、第1転動体116Aは、軸方向Oにおいて外歯124Bに跨らずに、外歯124Aの部分に配置されているので、軸方向Oに短い。このため、スキューの問題が生じる可能性を低くすることができる。なお、第2転動体116Bは、第1転動体116Aと同一形状であるので、前述の効果を外歯124Bと内歯128Bに対して同様に奏する。
また、第1内歯歯車130Aと第2内歯歯車130Bにおいて、それぞれの歯数と歯形構成が異なり、負荷状態も異なることを考えると、第1内歯歯車130A及び第2内歯歯車130Bから外歯歯車120A、120Bに作用する力は、それぞれ大きさと方向が異なってくる。しかし、外歯124A、124Bは、図1に示す如く、軸方向Oにおいて、第1内歯歯車130Aの噛合する部分と第2内歯歯車130Bの噛合する部分に分割されている。このため、外歯124Aと内歯128Aとの噛合の影響を、軸方向Oで隣接する外歯124Bに与えることはない。即ち、外歯歯車120Aと第1内歯歯車130Aとが噛合する際に、外歯124Bに影響されることなく、軸方向Oにおいて外歯124Aと内歯128Aとが、本来噛合すべき内歯128Aと外歯124Aとの噛合面積で噛合する。同様に、外歯124Bと内歯128Bとの噛合の影響を、軸方向Oで隣接する外歯124Aに与えることはない。即ち、外歯歯車120Bと第2内歯歯車130Bとが噛合する際に、外歯124Aに影響されることなく、軸方向Oにおいて外歯124Bと内歯128Bとが、本来噛合すべき内歯128Bと外歯124Bとの噛合面積で噛合する。つまり、外歯124A、124Bを分割しておくことで、回転精度を保つことができ、伝達トルクの低下を防ぐことができる。
ここで、噛合する歯形を決めるために、仮想外歯歯車120Cを定める。外歯歯車120Aの外歯124Aの歯数(100)に対して第1内歯歯車130Aの内歯128Aの歯数(102)は2歯多い。即ち歯数差i=2である。そこで、第1内歯歯車130Aの歯数(102)よりも、例えば4歯少ない(j=4、j>i)仮想外歯歯車120Cを想定する。
よって、第1内歯歯車130Aの内歯128Aの歯数(102)に対して4歯だけ少ない歯数(98)を持つ仮想外歯歯車120Cを定めて、その歯形を基準とする。本実施形態では、外歯歯車120Aは外歯124Aとして円筒形状のピンを使用するので、その歯形は円弧歯形となる。即ち、仮想外歯歯車120Cの基準となる歯形は、外歯124Aによる円弧歯形となる。ここで、内歯128Aは、外歯124Aと内歯128Aとの完全な理論噛合を実現するために、トロコイド歯形とする。なお、仮想外歯歯車120Cを決定した段階で、起振体104の外形は決定される。このため、外歯歯車120A、120Bは、この起振体104の外形に従って撓み変形することとなる。なお、外歯124Bと噛合する内歯128Bの歯形には他の歯形を適用してもよい。
次に、撓み噛合い式歯車装置100の動作について、主に図1を用いて説明する。
図示しない入力軸の回転により、起振体104が回転すると、その回転による位置に応じて、第1起振体軸受110Aを介して、外歯歯車120Aが撓み変形する。なお、このとき、外歯歯車120Bも、第2起振体軸受110Bを介して、外歯歯車120Aと同位相で撓み変形する。
ここで、外歯歯車120Aの撓み変形は、起振体104の外形(曲率半径R1の第1円弧部FA、曲率半径R2の第2円弧部SA)に応じてなされる。
その際に、外歯歯車120Aが起振体104の長軸方向X(図3)に撓み変形されることにより、外歯124Aが第1内歯歯車130Aの内歯128Aに噛合する。同時に、外歯124Bが第2内歯歯車130Bの内歯128Bに噛合する。ここで、図7(A)に第1内歯歯車130Aと外歯歯車120Aとが噛合する様子、図7(B)に第2内歯歯車130Bと外歯歯車120Bとが噛合する様子、をそれぞれ示す。噛合する際に、外歯124A、124Bは回転可能なピンなので、噛合による伝達トルクのロスを低減している。又、内歯128Aの歯形は、外歯124Aと完全に理論噛合するように形成されているので、複数の歯で互いに噛合する。このため、歯面にかかる面圧を低減でき、大きなトルクを伝達することができる。なお、保持リング126A、126Bによって外歯124A、124Bが基部材122に保持されている。このため、外歯歯車120Aと第1内歯歯車130A、及び外歯歯車120Bと第2内歯歯車130Bとが噛合しない部分においても、外歯124A、124Bが回転により脱落することはない。
又、噛合に際して、外歯124Aには、外歯124Bと異なる力(方向と大きさ)が加わる。しかし、外歯124A、124Bは軸方向Oで、第1内歯歯車130Aと噛合する部分と第2内歯歯車130Bと噛合する部分に分離されている。このため、各外歯124A、124Bにかかる力の影響を互いに排除している。更に、外歯124A、124Bの内側に配置される第1及び第2転動体116A、116B(第1及び第2起振体軸受110A、110B)も、軸方向Oで、第1内歯歯車130Aと噛合する外歯124Aに対応する部分と第2内歯歯車130Bと噛合する外歯124Bに対応する部分に分割されている。このため、第1内歯歯車130Aと第2内歯歯車130Bによる荷重は、それぞれ軸方向Oで位置が異なる第1及び第2起振体軸受110A、110Bに影響を与えない。このとき、第1及び第2転動体116A、116Bは円柱形状であるので、前述の分割に係る効果と相まって、耐荷重が増大し、大きなトルクを伝達できる。
外歯歯車120Aと第1内歯歯車130Aとの噛合位置は、起振体104の長軸方向Xの回転移動に伴い、回転移動する。ここで、起振体104が1回転すると、外歯歯車120Aは第1内歯歯車130Aとの歯数差だけ、回転位相が遅れる。つまり、第1内歯歯車130Aによる減速比は((外歯歯車120Aの歯数―第1内歯歯車130Aの歯数)/外歯歯車120Aの歯数)で求めることができる。具体的な数値による減速比は((100−102)/100=−1/50)となる。ここで、「−」は入出力が逆回転の関係となることを示している。
外歯歯車120Bと第2内歯歯車130Bとは共に歯数が同一であるので、外歯歯車120Bと第2内歯歯車130Bとは互いに噛合する部分が移動することなく、同一の歯同士で、噛合することとなる。このため、第2内歯歯車130Bから外歯歯車120Bの自転と同一の回転が出力される。結果として、第2内歯歯車130Bからは起振体104の回転を(−1/50)に減速した出力を取り出すことができる。
このようにして、転動体116A、116Bは、軸方向Oにおいて第1内歯歯車130Aと噛合する外歯歯車120Aの外歯124Aの部分と第2内歯歯車130Bと噛合する外歯124Bの部分に対応して分割されている。このため、第1内歯歯車130Aと外歯歯車120Aとの噛合による荷重は、第1内歯歯車130Aの側に配置された第1転動体116Aによって受けることができ、第2内歯歯車130Bと噛合する外歯歯車120Bの外歯124Bに対応する第2転動体116Bを備える第2起振体軸受110Bに影響を与えないようにすることができる。同時に、第2内歯歯車130Bと外歯歯車120Bとの噛合による荷重は、第2内歯歯車130Bの側に配置された第2転動体116Bによって受けることができ、第1内歯歯車130Aと噛合する外歯歯車120Aの外歯124Aに対応する第1転動体116Aを備える第1起振体軸受110Aに影響を与えないようにすることができる。
第1及び第2転動体116A、116Bは円柱形状であるので、第1及び第2転動体116A、116Bを備える起振体軸受110により、筒形状の外歯歯車120A、120Bを軸方向Oと平行に撓み変形させることができる。すなわち、外歯124A、124Bは、軸方向Oに対して傾かず、第1及び第2内歯歯車130A、130Bの内歯128A、128Bと軸方向Oで一様な力で噛合する。そして、第1内歯歯車130A及び第2内歯歯車130Bと外歯歯車120A、120Bとの本来噛合すべき内歯と外歯との噛合面積での噛合を実現することが可能となる。即ち、外歯124A、124Bと内歯128A、128Bの寿命を延ばすと共に、撓み噛合い式歯車装置100における伝達トルクを大きくして、それを維持することができる。
同時に、第1及び第2転動体116A、116Bは、玉軸受に使用される球に比べて、外歯歯車120A、120Bからの力と起振体104からの力とを、「点」から「線」に増大させて受けることが可能となる。ここで、上述の如く、転動体116A、116Bが分割されていることにより、起振体軸受110に備えられた第1及び第2転動体116A、116Bにかかる力は互いに影響を与えない。よって、起振体軸受110の耐荷重を増大させることができる。例えば、同じ大きさの玉軸受と円柱形状の転動体を備える軸受とを比較すると、円柱形状の転動体を備える軸受の動定格荷重は約1.7倍大きく、軸受の寿命を約6倍とはるかに延ばすことができる。従って、起振体軸受110はより大きなトルクの伝達と長寿命化とを実現することが可能となる。
更に、軸方向Oにおいて、転動体が少なくとも2つ(第1及び第2転動体116A、116B)に分割されているので、第1及び第2転動体116A、116Bは軸方向Oに短くなる。このため、第1及び第2転動体116A、116Bにスキューの問題が生じることを低減することができる。又、長寿命化のために、第1及び第2転動体116A、116Bを必要以上に大きくする必要もないため、起振体軸受110の半径方向への拡大を防止することもできる。
即ち、本発明によれば、起振体軸受110の耐荷重が増大し、寿命を延ばすことができると共に、伝達トルクを大きくでき、その伝達トルクを長く維持できる撓み噛合い式歯車装置100を実現することが可能となる。
本発明について本実施形態を挙げて説明したが、本発明は本実施形態に限定されるものではない。即ち本発明の要旨を逸脱しない範囲においての改良並びに設計の変更が可能なことは言うまでも無い。
例えば、本実施形態においては、第1及び第2転動体116A、116Bは第1内歯歯車130Aと噛合する外歯124Aに対応する部分と第2内歯歯車130Bと噛合する外歯124Bに対応する部分において、それぞれ1つであったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図8(A)に示す第2実施形態においては、第1及び第2転動体117AA、117AB、117BA、117BBが、第1内歯歯車130Aと噛合する外歯124Aに対応する部分と第2内歯歯車130Bと噛合する外歯124Bに対応する部分において、それぞれ、2つずつに分割されている。図8(B)に示す第3実施形態においては、第1及び第2転動体119AA、119AB、119AC、119BA、119BB、119BCが、第1内歯歯車130Aと噛合する外歯124Aに対応する部分と第2内歯歯車130Bと噛合する外歯124Bに対応する部分において、それぞれ、3つずつに更に分割されている。このように、軸方向Oにおいて第1内歯歯車と噛合する外歯に対応する部分と第2内歯歯車と噛合する外歯に対応する部分の少なくとも一方で更に転動体を分割することで、更なるスキューの発生する可能性を低減すると共に、外部からの負荷変動に対して、転動体による「片当たり」を更に低減することができる。なお、低コストのために、例えば、第2内歯歯車に対しては、第2転動体を3つに分割して用い、第1内歯歯車に対しては、第1転動体を2つに分割するといった適用も可能である。
なお、転動体だけを分割するのではなく、軸方向Oにおいて第1内歯歯車と噛合する外歯に対応する部分と第2内歯歯車と噛合する外歯に対応する部分の少なくとも一方で更に保持器を分割(保持器を複数にすること)してもよい。保持器が複数にされた場合には、軸方向Oに転動体同士が隣接しないので、転動体同士の摩擦によるロスを低減することができる。又、起振体軸受自体の特性の変更や保全のための転動体の一部交換等を容易に行うことも可能となる。
又、上記実施形態においては、外歯124A、124Bを円筒形状のピンで構成したが、本発明はこれに限定されない。例えば、基部材122上に直接外歯124A、124Bを形成しても構わない。即ち、外歯は、円弧歯形である必要はなく、トロコイド歯形を用いてもよいし、その他の歯形を用いてもよい。内歯は、外歯に対応した歯形を用いることができる。
又、上記実施形態においては第1内歯歯車130Aの内歯128Aの歯数と外歯歯車120Aの外歯124Aの歯数の差iを2に設定していたが、本発明ではこの歯数差iが2に限定されるものではない。例えば2以上の偶数2iであれば適宜の数で良い。又、仮想外歯歯車120Cの歯数も、外歯歯車120Aの外歯124Aの実際の歯数よりも少なければ適宜の数で良いし、必ずしも仮想外歯歯車120Cを想定する必要はない。
本発明の第1実施形態に係る撓み噛合い式歯車装置の一例の全体構成を示す断面図 同じく図1の側面図 同じく起振体を表す図 同じく起振体の形状を説明するための拡大図 同じく起振体と起振体軸受を組み合わせた概略図 同じく仮想外歯歯車と内歯歯車との噛合い概念図 同じく外歯歯車と内歯歯車との噛合い図 本発明の第2、第3実施形態に係る起振体軸受の概略図 従来技術に係る撓み噛合い式歯車装置の起振体と外歯歯車の関係を示す摸式図
符号の説明
4、104…起振体
10、109A、109B、110、110A、110B、111A、111B…起振体軸受(軸受、第1起振体軸受、第2起振体軸受)
12、112…内輪
16、116A、116B、117AA、117AB、117BA、117BB、119AA、119AB、119AC、119BA、119BB、119BC…転動体(第1転動体、第2転動体)
18、118A、118B…外輪
20、120A、120B…外歯歯車
100…撓み噛合い式歯車装置
113A、113B、114A、114B、115A、115B…保持器
120C…仮想外歯歯車
122…基部材
124A、124B…外歯
126A、126B…保持リング
128A、128B…内歯
130A…第1内歯歯車
130B…第2内歯歯車
132A、132B…ボルト孔
O…回転軸
X…起振体の長軸方向
Y…起振体の短軸方向
FA…第1円弧部
SA…第2円弧部
R…起振体の長軸半径
R1…起振体の第1円弧部の曲率半径
R2…起振体の第2円弧部の曲率半径

Claims (2)

  1. 起振体と、該起振体の外周に配置され、該起振体の回転により撓み変形される可撓性を有した筒形状の外歯歯車と、該外歯歯車が内接噛合する剛性を有した第1内歯歯車と、該第1内歯歯車に並設され前記外歯歯車と内接噛合する剛性を有した第2内歯歯車と、前記起振体と該外歯歯車との間に配置される軸受と、を備えた撓み噛合い式歯車装置において、
    前記軸受が円柱形状の転動体を備えると共に、
    該転動体が、軸方向において前記第1内歯歯車と噛合する前記外歯歯車の外歯の部分に対応する第1転動体と前記第2内歯歯車と噛合する前記外歯歯車の外歯の部分に対応する第2転動体とに分割されている
    ことを特徴とする撓み噛合い式歯車装置。
  2. 請求項1において、
    前記第1及び第2転動体の少なくとも一方が、軸方向において更に複数に分割されている
    ことを特徴とする撓み噛合い式歯車装置。
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