JP2009298622A - 改質装置 - Google Patents

改質装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009298622A
JP2009298622A JP2008153177A JP2008153177A JP2009298622A JP 2009298622 A JP2009298622 A JP 2009298622A JP 2008153177 A JP2008153177 A JP 2008153177A JP 2008153177 A JP2008153177 A JP 2008153177A JP 2009298622 A JP2009298622 A JP 2009298622A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reformer
heat transfer
exhaust gas
inter
transfer wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008153177A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5315801B2 (ja
Inventor
Katsuaki Matsuzawa
克明 松澤
Soichiro Kato
壮一郎 加藤
Yukitaka Hamada
行貴 濱田
Noritaka Nakamura
至高 中村
Hiroaki Ohara
宏明 大原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2008153177A priority Critical patent/JP5315801B2/ja
Publication of JP2009298622A publication Critical patent/JP2009298622A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5315801B2 publication Critical patent/JP5315801B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)

Abstract

【課題】熱効率を高め、より燃焼熱を有効活用することができる改質装置を提供する。
【解決手段】改質器30と燃焼器との間には、燃焼器で発生した熱を改質器30に伝える機器間伝熱壁24が設けられ、改質器30には、原料を触媒による改質反応により改質させる改質流路36と、燃焼器から排出された排ガスが流通する排ガス流路35と、排ガス流路35の排ガスの熱を改質流路36の原料に伝える流路間伝熱壁37と、が設けられ、燃焼器には、燃焼ガスを導入する燃焼ガス導入路と、排ガスを排出する排ガス排出路と、排ガス排出路の排ガスの熱を燃焼ガス導入路の燃焼ガスに伝える第二の流路間伝熱壁と、が設けられ、改質器30の改質流路36は、機器間伝熱壁24を介して燃焼器に隣接して設けられると共に、流路間伝熱壁37を介して排ガス流路35と隣接して設けられていることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

この発明は、改質装置に関するものである。
従来から、小型化が容易な燃料の改質装置が知られている。この改質装置は、第1の燃料と酸素の予混合ガスを予め温めておくことにより、小型であっても予混合ガスを安定して燃焼させることが可能な小型燃焼器と、小型燃焼器の燃焼によって発生する熱を用いて、第2の燃料の改質を行う改質器とを有するものである(たとえば、特許文献1参照)。
特開2006−131479号公報
しかしながら、上記従来の改質装置は、例えば油脂やグリセリンから水素を製造する場合には、水素をより効率的に製造するために、熱効率をさらに向上させる必要があるという課題がある。特に、改質反応をより高濃度の水素が得られる水蒸気改質によって行う場合には、改質器に対してより効率的に熱を与える必要がある。
そこで、この発明は、熱効率を高め、より燃焼熱を有効活用することができる改質装置を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明の改質装置は、原料を導入して加熱し、生成された改質ガスを排出する改質器と、燃焼ガスを燃焼室に導入して燃焼させ、発生した排ガスを排出する燃焼器と、を備えた改質装置であって、前記改質器と前記燃焼器との間には、前記燃焼器で発生した熱を前記改質器に伝える機器間伝熱壁が設けられ、前記改質器には、前記原料を触媒による改質反応により改質させる改質流路と、前記燃焼器から排出された前記排ガスが流通する排ガス流路と、前記排ガス流路の前記排ガスの熱を前記改質流路の前記原料に伝える流路間伝熱壁と、が設けられ、前記燃焼器には、前記燃焼ガスを導入する燃焼ガス導入路と、前記排ガスを排出する排ガス排出路と、前記排ガス排出路の前記排ガスの熱を前記燃焼ガス導入路の前記燃焼ガスに伝える第二の流路間伝熱壁と、が設けられ、前記改質器の前記改質流路は、前記機器間伝熱壁を介して前記燃焼器に隣接して設けられると共に、前記流路間伝熱壁を介して前記排ガス流路と隣接して設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、燃焼ガスは燃焼器の燃焼ガス導入路を流通し、燃焼器内部の燃焼室で燃焼する。そして、燃焼により発生した排ガスは、燃焼室から排ガス排出路を流通して燃焼器の外部へと導出される。このとき、第二の流路間伝熱壁は、排ガス排出路を流通する高温の排ガスによって加熱されて高温になる。そのため、燃焼ガスは、燃焼ガス導入路を流通する間に、高温になった第二の流路間伝熱壁によって加熱されながら燃焼室に到達する。これにより、燃焼ガスは、燃焼室に到達するまでの間に高温に加熱される。したがって、燃焼室内での燃焼の安定化を図り、燃焼ガスの燃焼効率を向上させることができる。
また、燃焼器から排出されて改質器の排ガス流路に導入された高温の排ガスは、排ガス流路を流通する間に、流路間伝熱壁を加熱して高温にする。そして、改質器の改質流路に導入された原料は、改質流路を流通する間に、高温になった流路間伝熱壁によって加熱される。これにより、原料の改質反応が促進され、改質効率が向上する。
さらに、本発明では、燃焼器で発生した熱により機器間伝熱壁が加熱されて高温になる。そして、改質流路を流通する原料は、流路間伝熱壁に加えて高温に達した機器間伝熱壁によっても加熱される。したがって、本発明によれば、改質流路を流通する原料に対してより効率よく燃焼器において発生した熱を伝えることができ、原料の改質効率をより向上させることができる。
また、本発明の改質装置は、前記改質器の前記排ガス流路は、前記機器間伝熱壁を介して前記燃焼器に隣接して設けられ、前記改質流路と前記排ガス流路とは、前記流路間伝熱壁を介して交互に隣接する渦巻き状に形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、改質器の排ガス流路を流通する排ガスは、高温に達した機器間伝熱壁によって加熱される。これにより、熱の利用効率が向上し、改質器の流路間伝熱壁をより高温に加熱することができる。また、流路間伝熱壁が熱を伝える伝熱面の面積が増加する。これにより、高温に達した流路間伝熱壁の熱をより効率よく改質流路の原料に伝えることができる。
また、本発明の改質装置は、前記燃焼器の前記燃焼ガス導入路と前記排ガス排出路とは、それぞれ前記機器間伝熱壁を介して前記改質器に隣接して設けられると共に、前記第二の流路間伝熱壁を介して交互に隣接する渦巻き状に形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、排ガス排出路を流通する排ガスと機器間伝熱壁とが熱の受け渡しをする伝熱面の面積を増加させることができる。したがって、排ガス排出路を流通する排ガスの熱を、より効率的に機器間伝熱壁に伝えることができる。
また、排ガス排出路を流通する排ガスと第二の流路間伝熱壁との伝熱面の面積を増加させることができる。したがって、排ガス排出路を流通する排ガスの熱を、より効率的に第二の機器間伝熱壁に伝えることができる。
加えて、装置を大型化させることなく、排ガス排出路を流通する排ガスの熱を、燃焼ガス導入路を流通する燃焼ガスに伝える第二の流路間伝熱壁の伝熱面の面積を増加させることができる。したがって、第二の流路間伝熱壁により燃焼ガスをより効率的に加熱して、燃焼器の燃焼効率をより向上させ、熱効率をより向上させることができる。また、装置を小型化することが可能となる。
また、本発明の改質装置は、前記改質器及び前記燃焼器は、それぞれ底面から上面への高さ方向に筒状に形成され、前記改質器と前記燃焼器とは、前記機器間伝熱壁を介して前記高さ方向に隣接して設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、改質装置を高さ方向に小型化した場合であっても、機器間伝熱壁の面積を確保することができる。したがって、装置の小型化と熱効率の向上の双方を実現することができる。
また、本発明の改質装置は、前記原料を導入して加熱し、加熱された前記原料を排出して前記改質器に導入させる予熱器を備え、前記燃焼器と前記予熱器との間には、前記燃焼器で発生した熱を前記予熱器に伝える第二の機器間伝熱壁が設けられ、前記予熱器には、前記原料が流通する予熱流路と、前記改質器から排出された前記排ガスが流通する第二の排ガス流路と、前記第二の排ガス流路の前記排ガスの熱を前記予熱流路の前記原料に伝える第三の流路間伝熱壁とが設けられ、前記予熱器の前記予熱流路は、前記第二の機器間伝熱壁を介して前記燃焼器に隣接して設けられ、前記第二の排ガス流路と前記予熱流路とは、前記第三の流路間伝熱壁を介して隣接して設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、原料を予熱器により加熱して、所望の温度・相状態で改質器に導入することができる。また、改質器から排出されて第二の排ガス流路に導入された高温の排ガスは、排ガス流路を流通する間に、第三の流路間伝熱壁を加熱して高温にする。そして、予熱流路を流通する原料は、予熱流路を流通する間に、高温になった第三の流路間伝熱壁によって加熱される。これにより、原料を予熱して所望の温度・相状態にすることができる。
さらに、本発明では、燃焼器が発生する熱によって第二の機器間伝熱壁が加熱されて高温になる。そして、予熱流路を流通する原料は、予熱器の流路間伝熱壁に加えて高温に達した第二の機器間伝熱壁によっても加熱される。したがって、本発明によれば、予熱流路を流通する原料に対してより効率よく燃焼器において発生した熱を伝えることができ、原料をより効率よく所望の温度・相状態にすることができる。
また、本発明の改質装置は、前記予熱器の前記第二の排ガス流路は、前記第二の機器間伝熱壁を介して前記燃焼器に隣接して設けられ、前記予熱流路と前記第二の排ガス流路とは、前記第三の流路間伝熱壁を介して交互に隣接する渦巻き状に形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、予熱器の排ガス流路を流通する排ガスは、高温に達した第二の機器間伝熱壁によって加熱される。これにより、熱の利用効率が向上し、第三の流路間伝熱壁を高温に加熱することができる。また、第三の流路間伝熱壁の伝熱面の面積が増加する。これにより、高温に達した第三の流路間伝熱壁の熱をより効率よく予熱流路の原料に伝えることができる。
また、本発明の改質装置は、前記改質ガスを導入してシフト反応させ、生成された合成ガスを排出するシフト反応器を備え、前記シフト反応器と前記改質器との間には、前記シフト反応器で発生した熱を前記改質器に伝える第三の機器間伝熱壁が設けられ、前記改質器の前記改質流路と前記排ガス流路とは、それぞれ前記第三の機器間伝熱壁を介して前記シフト反応器に隣接して設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、改質器における改質反応によって生成された改質ガスを、シフト反応により合成ガスに変換することができる。例えば原料としてグリセリンと水とを用いた場合、改質ガスとして一酸化炭素と水蒸気との混合ガスが得られる。そして、改質ガスをシフト反応させることにより、合成ガスとして二酸化炭素と水素との混合ガスが得られる。
また、シフト反応器のシフト反応により発生した熱で第三の機器間伝熱壁が加熱されて高温になる。さらに第三の機器間伝熱壁は、改質器の排ガス流路を流通する排ガスによっても加熱されて高温になる。そして、高温になった第三の機器間伝熱壁によって改質器の改質流路を流通する原料が加熱される。したがって、シフト反応器で発生した熱と、改質器の排ガス流路の排ガスの熱との双方を回収して、改質器の改質流路を流通する原料を加熱することができ、より効率よく原料を加熱することができる。
また、本発明の改質装置は、前記シフト反応器は、前記改質ガスを流通させて前記シフト反応により前記合成ガスを生成する反応流路と、空気を流通させて加熱する加熱流路と、前記反応流路の前記シフト反応により発生する熱を前記加熱流路の空気に伝える第四の流路間伝熱壁とを備え、前記シフト反応器の前記反応流路と前記加熱流路とは、前記第四の流路間伝熱壁を介して隣接して設けられ、前記加熱流路から排出された空気を前記燃焼器の前記燃焼ガス導入路に供給する空気供給路が設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、シフト反応器の反応流路に導入された改質ガスのシフト反応により、第四の流路間伝熱壁が加熱されて高温になる。シフト反応器の加熱流路に導入された空気は、加熱流路を流通する間に、高温になった第四の流路間伝熱壁によって加熱される。そして、空気供給路を介して加熱された空気を燃焼器の燃焼ガス導入路に供給することで、燃焼器の燃焼効率をより向上させ、熱効率をより向上させることができる。また、この空気により、改質ガスがシフト反応に適した温度まで冷却される。
また、本発明の改質装置は、前記シフト反応器の前記反応流路と前記加熱流路とは、前記第三の機器間伝熱壁を介して前記改質器に隣接して設けられ、前記第四の流路間伝熱壁を介して交互に隣接する渦巻き状に形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、シフト反応器の加熱流路を流通する空気は、高温に達した第三の機器間伝熱壁によって加熱される。これにより、加熱流路を流通する空気を第四の流路間伝熱壁と第三の機器間伝熱壁の双方により加熱することができ、熱の利用効率が向上する。
また、第四の流路間伝熱壁が熱を伝える伝熱面の面積が増加する。これにより、高温に達したシフト反応器の流路間伝熱壁の熱をより効率よく加熱流路の空気に伝えることができる。
また、本発明の改質装置は、前記シフト反応器から排出された前記合成ガスを、前記燃焼器の燃焼ガス導入路へ供給する合成ガス供給路が設けられていることを特徴とする。
また、本発明の改質装置は、前記改質器から排出された前記改質ガスを、前記燃焼器の燃焼ガス導入路へ供給する改質ガス供給路が設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、合成ガスを燃焼器の燃焼ガスとして用いることができる。
また、改質ガスを燃焼ガスとして用いることができる。したがって、装置の外部からの燃焼ガスの供給が不要になるか、あるいは供給量を最小限にすることができる。
また、本発明の改質装置は、前記触媒は、Ni、Cu、Pt、Rh、Ce、Al、Ru、Yから選ばれる1種または2種以上の元素であることを特徴とする。
このように構成することで、改質流路に水または水蒸気を含む原料を流通させて、水蒸気改質により改質ガスを生成することが可能となる。
本発明の改質装置によれば、熱効率を高め、より燃焼熱を有効活用することができる。したがって、原料の改質効率を向上させ、より効率的に改質ガスを得ることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各図面では、各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、縮尺を適宜変更している。
図1は、本実施形態の改質装置の斜視図である。本実施形態の改質装置は、例えば油脂やグリセリン等の原料を導入して、水素を含む合成ガスを製造するものである。
図1に示すように、本実施形態の改質装置1は、それぞれ略円筒状に形成された蒸発器(予熱器)10と、燃焼器20と、改質器30と、シフト反応器40とを備えている。これらの機器は、この順に改質装置1の高さH方向に隣接して設けられている。
改質装置1の最下層に配置された蒸発器10は、導入された原料を加熱して、例えば原料の蒸気を排出するものである。蒸発器10の略円筒状の側壁11には、原料導入口12と排ガス排出口13とが隣接して設けられている。原料導入口12には原料供給管2の終端部2eが接続され、排ガス排出口13には排ガス排出管3の始端部3sが接続されている。また、ここでは図示を省略するが、原料供給管2の始端部には、例えば原料供給装置が接続され、排ガス排出管3の終端部には、例えば排ガス処理装置が接続されている。
蒸発器10と燃焼器20との間には、燃焼器20で発生した熱を蒸発器10に伝えるための機器間伝熱壁(第二の機器間伝熱壁)14が設けられている。機器間伝熱壁14は、蒸発器10と燃焼器20とを隔離する略円板状の隔壁として形成され、蒸発器10の上壁(上面)と燃焼器20の底壁(底面)とを構成している。機器間伝熱壁14は、例えば金属等の熱伝導率の高い材料により形成されている。蒸発器10の高さH方向には、機器間伝熱壁14を介して隣接して燃焼器20が配置されている。
燃焼器20は、導入した燃焼ガスを燃焼させ、外部に排ガスを排出するものである。燃焼器20の略円筒状の側壁21には、燃焼ガス導入口22と排ガス排出口23とが隣接して設けられている。燃焼ガス導入口22には燃焼ガス輸送管4の終端部4eが接続され、排ガス排出口23には排ガス輸送管5の始端部5sが接続されている。なお、図示は省略するが、燃焼ガス輸送管4には改質装置1の始動時に外部から燃焼ガスを直接供給する燃焼ガス供給管が接続されていてもよい。
燃焼器20と改質器30との間には、燃焼器20で発生した熱を改質器30に伝える機器間伝熱壁24が設けられている。機器間伝熱壁24は、燃焼器20と改質器30とを隔離する略円板状の隔壁として形成され、燃焼器20の上壁(上面)と改質器30の底壁(底面)とを構成している。機器間伝熱壁24は、例えば金属等の熱伝導率の高い材料により形成されている。燃焼器20の高さH方向には、機器間伝熱壁を24介して隣接して改質器30が配置されている。
改質器30は、蒸発器10によって加熱された原料を導入して、触媒による改質反応により改質ガスを生成して排出するものである。改質器30の略円筒状の側壁31には、排ガス導入口32と改質ガス排出口33とが隣接して設けられている。排ガス導入口32には、燃焼器20の排ガス排出口23に接続された排ガス輸送管5の終端部5eが接続され、改質ガス排出口33には、改質ガス輸送管6の始端部6sが接続されている。
改質器30とシフト反応器40との間には、シフト反応器40で発生した熱を改質器30に伝える機器間伝熱壁(第三の機器間伝熱壁)34が設けられている。機器間伝熱壁34は、改質器30とシフト反応器40とを隔離する略円板状の隔壁として形成され、改質器30の上壁(上面)とシフト反応器40の底壁(底面)とを構成している。機器間伝熱壁34は、例えば金属等の熱伝導率の高い材料により形成されている。改質器30の高さH方向には、機器間伝熱壁34を介して隣接してシフト反応器40が配置されている。
シフト反応器40は、改質器30によって生成された改質ガスを導入してシフト反応により合成ガスを生成するものである。シフト反応器40の略円筒状の側壁41には、改質ガス導入口42と空気排出口43とが隣接して設けられている。改質ガス導入口42には、改質器30の改質ガス排出口33に接続された改質ガス輸送管6の終端部6eが接続され、空気排出口43には空気輸送管(空気供給路)7の始端部7sが接続されている。
シフト反応器40の上壁44には、空気導入口45と合成ガス排出口46とが隣接して設けられている。空気導入口45には空気供給管8の終端部8eが接続され、合成ガス排出口46には合成ガス輸送管9の始端部9sが接続されている。ここでは図示を省略するが、空気供給管8の始端部は、例えば空気を供給するコンプレッサー等に接続され、合成ガス輸送管9の終端部は、例えば合成ガスを貯蔵する合成ガス貯蔵タンクや、COなどの除去機に接続されている。
合成ガス輸送管9の途中には、合成ガス輸送管9から分岐するように、合成ガス供給路9Bの始端部9Bsが接続されている。合成ガス供給路9Bの終端部9Beは、燃焼器20の燃焼ガス導入口22に接続された燃焼ガス輸送管4の始端部4sに接続されている。また、燃焼ガス輸送管4の始端部4sには、シフト反応器40の空気排出口43に接続された空気輸送管7の終端部7eも接続されている。
図2は、図1のA−A’線に沿う蒸発器10の矢視断面図である。
図2に示すように、蒸発器10の円筒状の側壁11の内側には、原料導入口12から導入された原料が流通する予熱流路15と、排ガス導入口19から導入された排ガスが流通する排ガス流路(第二の排ガス流路)16とが設けられている。
予熱流路15と排ガス流路16とは、これらの間に隔壁として設けられた流路間伝熱壁(第三の流路間伝熱壁)17を介して隣接して設けられている。また、予熱流路15と排ガス流路16とは、流路間伝熱壁17を介して交互に隣接するいわゆるスイスロール型の渦巻き状に形成されている。流路間伝熱壁17は、排ガス流路16を流通する排ガスの熱を、予熱流路15を流通する原料に効率よく伝えるために、例えば金属等の熱伝導率の高い材料により形成されている。
また、予熱流路15と排ガス流路16とは、図1及び図3に示すように、蒸発器10の上面を構成する機器間伝熱壁14を介して、それぞれ燃焼器20に隣接して設けられている。
蒸発器10の上壁を構成する機器間伝熱壁14には、図2に示すように、予熱流路15を流通した原料を排出するための予熱済原料排出口18が形成されている。予熱済原料排出口18は、蒸発器10の中央部に形成され、渦巻き状の予熱流路15の最も内側に形成されている。予熱済原料排出口18には、図3に示す予熱済原料輸送管51の始端部が接続されている。予熱済原料輸送管51の終端部は、図4に示す改質器30の後述する予熱済原料導入口38に接続されている。
また、機器間伝熱壁14には、予熱済原料排出口18に隣接して、改質器30から排出された排ガスを導入するための排ガス導入口19が形成されている。排ガス導入口19は、蒸発器10の中央部に形成され、渦巻き状の排ガス流路16の最も内側に形成されている。排ガス導入口19には、排ガス輸送管52の終端部が接続されている。排ガス輸送管52の始端部は、図4に示す改質器30の後述する排ガス排出口39に接続されている。
図3は、図1のB−B’線に沿う燃焼器20の矢視断面図である。
図3に示すように、円筒状の燃焼器20の側壁21の内側には、燃焼ガス導入口22から導入された燃焼ガスを中央部の燃焼室25に導入する燃焼ガス導入路26と、燃焼室25から排ガスを排出する排ガス排出路27とが設けられている。
燃焼ガス導入路26と排ガス排出路27とは、これらの間に隔壁として設けられた流路間伝熱壁(第二の流路間伝熱壁)28を介して隣接して設けられている。また、燃焼ガス導入路26と排ガス排出路27とは、流路間伝熱壁28を介して交互に隣接するいわゆるスイスロール型の渦巻き状に形成されている。流路間伝熱壁28は、排ガス排出路27の排ガスの熱を燃焼ガス導入路26の燃焼ガスに効率よく伝えるために、例えば金属等の熱伝導率の高い材料により形成されている。
また、燃焼ガス導入路26と排ガス排出路27とは、燃焼器20の底面を構成する機器間伝熱壁14を介してそれぞれ円筒状の蒸発器10に隣接して設けられている。また、燃焼ガス導入路26と排ガス排出路27とは、図1及び図4に示すように、燃焼器20の上面を構成する機器間伝熱壁24を介して、それぞれ改質器30に隣接して設けられている。
燃焼器20の中央部には、燃焼室25に隣接して空洞部29が形成されている。
空洞部29は、燃焼器20の中央部に形成された略楕円筒状の空間で、燃焼器20を高さH方向に貫通するように設けられている。空洞部29には、予熱済原料輸送管51と排ガス輸送管52とが貫通している。すなわち、予熱済原料輸送管51は、燃焼器20の空洞部29を貫通して、図2に示す蒸発器10の予熱済原料排出口18と、図4に示す改質器30の後述する予熱済原料導入口38とを連結している。また、排ガス輸送管52は、燃焼器20の空洞部29を貫通して、図4に示す改質器30の後述する排ガス排出口39と、図2に示す蒸発器10の排ガス導入口19とを連結している。
図4は、図1のC−C’線に沿う改質器30の矢視断面図である。
図4に示すように、円筒状の改質器30の側壁31の内側には、排ガス導入口32から導入された排ガスが流通する排ガス流路35と、蒸発器10により加熱されて蒸気となった原料を流通させて触媒による改質反応により改質させる改質流路36とが設けられている。
改質流路36内には、例えばNi、Cu、Pt、Rh、Ce、Al、Ru、Yから選ばれる1種または2種以上の元素から構成される触媒が収容されている。触媒は、例えば改質流路36内に敷設されるか、または内壁等に塗布されている。
排ガス流路35と改質流路36とは、これらの間に隔壁として設けられた流路間伝熱壁37を介して隣接して設けられている。また、排ガス流路35と改質流路36とは、流路間伝熱壁37を介して交互に隣接するいわゆるスイスロール型の渦巻き状に形成されている。流路間伝熱壁37は、排ガス流路35の排ガスの熱を改質流路36の原料の蒸気に効率よく伝えるために、例えば金属等の熱伝導率の高い材料により形成されている。
また、排ガス流路35と改質流路36とは、改質器30の底面を構成する機器間伝熱壁24を介してそれぞれ円筒状の燃焼器20に隣接して設けられている。また、図1及び図5に示すように、改質器30の上面を構成する機器間伝熱壁34を介してそれぞれ円筒状のシフト反応器40に隣接して設けられている。
改質器30の底壁を構成する機器間伝熱壁24には、排ガス導入口32から導入されて排ガス流路35を流通した排ガスを排出するための排ガス排出口39が形成されている。排ガス排出口39は、改質器30の中央部に形成され、渦巻き状の排ガス流路35の最も内側に形成されている。排ガス排出口39には、排ガス輸送管52の始端部が接続されている。排ガス輸送管52の終端部は、図2に示す蒸発器10の排ガス導入口19に接続されている。
また、機器間伝熱壁24には、排ガス排出口39に隣接して、蒸発器10から排出された原料の蒸気を導入するための予熱済原料導入口38が形成されている。予熱済原料導入口38は、改質器30の中央部に形成され、渦巻き状の改質流路36の最も内側に形成されている。予熱済原料導入口38には、図3に示す予熱済原料輸送管51の終端部が接続されている。予熱済原料輸送管51の始端部は、図2に示す蒸発器10の予熱済原料排出口18に接続されている。
図5は、図1のD−D’線に沿うシフト反応器40の矢視断面図である。
図5に示すように、円筒状のシフト反応器40の側壁41の内側には、改質器30から排出された改質ガスを流通させてシフト反応により合成ガスを生成する反応流路47と、空気導入口45から導入した空気を流通させて加熱する加熱流路48とが設けられている。
反応流路47と加熱流路48とは、これらの間に隔壁として設けられた流路間伝熱壁(第四の流路間伝熱壁)49を介して隣接して設けられている。また、反応流路47と加熱流路48とは、流路間伝熱壁49を介して交互に隣接するいわゆるスイスロール型の渦巻き状に形成されている。流路間伝熱壁49は、反応流路47のシフト反応により発生する熱を加熱流路48の空気に効率よく伝えるために、例えば金属等の熱伝導率の高い材料により形成されている。
また、反応流路47と加熱流路48とは、シフト反応器40の底面を構成する機器間伝熱壁34を介してそれぞれ円筒状の改質器30に隣接して設けられている。
シフト反応器40の上壁44(図1参照)には、反応流路47を流通して生成された合成ガスを排出するための合成ガス排出口46が形成されている。図5に示すように、合成ガス排出口46は、シフト反応器40の中央部に形成され、渦巻き状の反応流路47の最も内側に形成されている。
シフト反応器40の上壁44には、合成ガス排出口46に隣接して空気導入口45が形成されている。空気導入口45は、シフト反応器40の中央部に形成され、渦巻き状の加熱流路48の最も内側に形成されている。
図6は、本実施形態の改質装置1における機器間の流体の流れを示す模式図である。図7は、本実施形態の改質装置のプロセスフローを示す模式図である。
以下、本実施形態の作用について、図6及び図7を参照しつつ、図1〜図5を用いて説明する。
図6及び図7に示すように、燃焼器20の燃焼ガス導入口22に導入された燃焼ガスG3は、図3に示す燃焼ガス導入路26を流通して燃焼室25に導入されて燃焼する。このとき、燃焼ガスG3の燃焼による熱と高温の排ガスE0とが発生する。燃焼により発生した熱は、燃焼器20の上面側の機器間伝熱壁24と、燃焼器20の下面側の機器間伝熱壁14と、燃焼器20の流路間伝熱壁28とを加熱して高温にする。また、燃焼により発生した排ガスE0は、燃焼室25から排出されて排ガス排出路27を流通し、排ガス排出口23から導出されるまでの間に、燃焼器20の上面側の機器間伝熱壁24と、燃焼器20の下面側の機器間伝熱壁14と、燃焼器20の流路間伝熱壁28とを加熱して高温にする。
燃焼ガスG3は、燃焼ガス導入路26を流通する間に、燃焼器20の上面と底面の高温になった機器間伝熱壁14,24と、流路間伝熱壁28とによって加熱されながら燃焼室25に到達する。これにより、燃焼ガスG3は、燃焼室25に到達するまでの間に高温に加熱される。したがって、燃焼室25内での燃焼の安定化を図り、燃焼ガスG3の燃焼効率を向上させることができる。
ここで、本実施形態では、排ガス排出路27が機器間伝熱壁14,24に隣接して渦巻き状に形成されている。これにより、排ガス排出路27を流通する排ガスE0と機器間伝熱壁14,24とが熱の受け渡しをする伝熱面の面積を増加させることができる。したがって、排ガス排出路27を流通する排ガスE0の熱を、より効率的に機器間伝熱壁14,24に伝えることができ、機器間伝熱壁14,24をより高温に加熱することができる。
また、排ガス排出路27を渦巻き状に形成することで、排ガス排出路27を流通する排ガスE0と流路間伝熱壁28との伝熱面の面積を増加させることができる。したがって、排ガス排出路27を流通する排ガスE0の熱を、より効率的に流路間伝熱壁28に伝えることができ、流路間伝熱壁28をより高温に加熱することができる。
加えて、燃焼器20を大型化させることなく、排ガス排出路27を流通する排ガスE0の熱を、燃焼ガス導入路26を流通する燃焼ガスG3に伝える流路間伝熱壁28の伝熱面の面積を増加させることができる。したがって、流路間伝熱壁28により燃焼ガスをより効率的に加熱して、燃焼器20の燃焼効率をより向上させ、熱効率をより向上させることができる。また、燃焼器20を小型化することが可能となる。
燃焼器20の排ガス排出口23から排出された高温の排ガスE0は、図1に示す排ガス輸送管5内を流通して、図4に示す改質器30の排ガス導入口32へ導入される。このときの排ガスE0の温度は、例えば約1000℃程度である。改質器30の排ガス導入口32に導入された高温の排ガスE0は、改質器30の排ガス流路35を流通して排ガス排出口39から排出される。
この間、排ガス流路35を流通する排ガスE0は、高温になった機器間伝熱壁24によって加熱される。同時に、改質器30の流路間伝熱壁37を加熱して高温にする。これにより、熱の利用効率が向上し、改質器30の流路間伝熱壁37をより高温に加熱することができる。さらに、改質器30の上壁を構成する機器間伝熱壁(図1及び図5参照)34を加熱して高温にする。
ここで、本実施形態では、改質器30の排ガス流路35が燃焼器20の上面側の機器間伝熱壁24に隣接して渦巻き状に形成されている。これにより、排ガス流路35を流通する排ガスE0と機器間伝熱壁24との伝熱面の面積を増加させることができる。したがって、高温になった機器間伝熱壁24の熱を、排ガス流路35を流通する排ガスにより効率的伝えることができ、排ガスE0をより高温に加熱することができる。あるいは、排ガス流路35を流通する高温の排ガスE0の熱を、機器間伝熱壁24により効率的に伝えることができ、機器間伝熱壁24をより高温に加熱することができる。
改質器30の排ガス排出口39から排出された高温の排ガスE1は、図3に示す燃焼器20を貫通する排ガス輸送管52内を流通して、図2に示す蒸発器10の排ガス導入口19へ導入される。このときの排ガスE1の温度は、例えば約300℃〜400℃程度である。蒸発器10の排ガス導入口19に導入された高温の排ガスE1は、蒸発器10の排ガス流路16を流通して排ガス排出口13から排出される。排ガス排出口13から蒸発器10の外部に排出された排ガスE2は、図1に示す排ガス排出管3内を流通して、例えば排ガス処理装置によって処理される。
図2に示す蒸発器10の排ガス流路16を流通する排ガスE1は、排ガス流路16を流通する間に、燃焼器20の下面の高温に達した機器間伝熱壁14によって加熱される。また、排ガス流路16を流通する排ガスE1は、蒸発器10の流路間伝熱壁17を加熱して高温にする。これにより、熱の利用効率が向上し、蒸発器10の流路間伝熱壁17をより高温に加熱することができる。
ここで、本実施形態では、蒸発器10の排ガス流路16は、燃焼器20の下面の機器間伝熱壁14に隣接して渦巻き状に形成されている。これにより、排ガス流路16を流通する排ガスE1と機器間伝熱壁14との伝熱面の面積を増加させることができる。したがって、燃焼器20の熱により高温に達した燃焼器20の下面の機器間伝熱壁14の熱を、排ガス流路16を流通する排ガスE1に効率的に伝えることができ、排ガスE1をより高温に加熱することができる。そのため、排ガス流路16を流通する排ガスE1によって蒸発器10の流路間伝熱壁17をより高温に加熱することができる。
一方、図6及び図7に示すように、例えばグリセリンと水との混合液からなる原料G0は、図1に示す原料供給管2内を流通して、蒸発器10の原料導入口12に導入される。原料導入口12に導入された原料G0は、図2に示すように、予熱流路15を流通して予熱済原料排出口18から排出される。
この間、予熱流路15を流通する原料G0は、高温になった蒸発器10の流路間伝熱壁17によって加熱される。これにより、原料G0を予熱して所望の温度・相状態にすることができる。本実施形態では、原料G0は例えば約290℃程度の温度に加熱されて蒸発し、グリセリンの蒸気と水蒸気とからなる原料G0の蒸気G1が生成される。
さらに、本実施形態では、燃焼器20が発生する熱によって機器間伝熱壁14が加熱されて高温になる。そして、予熱流路15を流通する原料G0は、蒸発器10の流路間伝熱壁17に加えて、高温に達した機器間伝熱壁14によっても加熱される。したがって、本実施形態によれば、予熱流路15を流通する原料G0に対してより効率よく燃焼器20において発生した熱を伝えることができ、原料G0をより効率よく所望の温度・相状態にすることができる。
加えて、本実施形態では、予熱流路15が、流路間伝熱壁17に隣接する渦巻き状に形成されている。そのため、蒸発器10の流路間伝熱壁17と予熱流路15の原料G0とが熱の受け渡しをする伝熱面の面積が増加する。これにより、高温に達した蒸発器10の流路間伝熱壁17の熱をより効率よく予熱流路15の原料に伝えることができる。
蒸発器10の予熱済原料排出口18から排出された蒸気G1は、図3に示す予熱済原料輸送管51内を流通して、図4に示す改質器30の予熱済原料導入口38から導入される。予熱済原料導入口38から導入された蒸気G1は、改質流路36を流通して改質ガス排出口33から排出される。
この間、蒸気G1は、改質流路36内で燃焼器20の上面側の高温に達した機器間伝熱壁24と、改質器30の流路間伝熱壁37とによって加熱され、改質流路36内の触媒によって水蒸気改質される。蒸気G1が例えばグリセリンの蒸気と水蒸気とからなる場合には、以下の式(1)で表される改質反応により、水素と二酸化炭素と一酸化炭素との混合ガスである改質ガスG2が生成される。なお、改質反応は吸熱反応である。
aC+bHO=cH+dCO+eCO …(1)
(ただし、a,b,c,d,eは正の整数)
ここで、本実施形態では、改質器30の改質流路36に導入された蒸気G1は、改質流路36を流通する間に、高温になった機器間伝熱壁24と流路間伝熱壁37との双方によって加熱される。これにより、蒸気G1の改質反応が促進される。したがって、本実施形態によれば、改質流路36を流通する蒸気G1に対してより効率よく燃焼器20において発生した熱を伝えることができ、蒸気G1の改質効率をより向上させることができる。
また、本実施形態では、改質流路36が渦巻き状に形成されている。これにより、流路間伝熱壁37が改質流路36に熱を伝える伝熱面の面積が増加する。したがって、高温に達した流路間伝熱壁37の熱をより効率よく改質流路36の蒸気G1に伝えることができる。
図4に示す改質器30の改質ガス排出口33から排出された改質ガスG2は、図1に示す改質ガス輸送管6内を流通して、図5に示すシフト反応器40の改質ガス導入口42に導入される。改質ガス導入口42に導入された改質ガスG2は、反応流路47を流通して合成ガス排出口46から排出される。
この間、改質ガスG2中に残存する水蒸気と一酸化炭素とが、下記の式(2)で表されるシフト反応により反応して、水素と二酸化炭素が生成される。これにより、主に水素と二酸化炭素とを含む合成ガスG3が生成される。なお、シフト反応は発熱反応である。
CO+HO=CO+H …(2)
シフト反応器40の合成ガス排出口46から排出された合成ガスG3は、図1に示す合成ガス輸送管9を介して、例えば合成ガス貯蔵タンクに貯蔵され、あるいはCOなどの除去機に送られる。また、合成ガスG3の一部は、図1に示す合成ガス供給路9B及び燃焼ガス輸送管4を介して燃焼器20の燃焼ガス導入口22に導入される。
ここで、本実施形態では、シフト反応器40と改質器30との間に機器間伝熱壁34が設けられているので、シフト反応器40のシフト反応により発生した熱により機器間伝熱壁34が加熱されて高温になる。また、機器間伝熱壁34は、改質器30の排ガス流路35を流通する排ガスE0によっても加熱されて高温になる。そして、高温になった機器間伝熱壁34によって改質器30の改質流路36を流通する蒸気G1が加熱される。したがって、シフト反応器40で発生した熱と、改質器30の排ガス流路35の排ガスE0の熱との双方を回収して、改質器30の改質流路36を流通する蒸気G1を加熱することができ、より効率よく蒸気G1を加熱することができる。
また、合成ガスG3を燃焼器20に供給する合成ガス供給路9Bを設けることで、合成ガスG3を燃焼器20の燃焼ガスとして用いることができる。したがって、外部からの燃焼ガスの供給が不要になるか、あるいは供給量を最小限にすることができる。
また、シフト反応器40の空気導入口45には、例えばコンプレッサーにより空気導入管を介して空気A0が導入される。シフト反応器40の空気導入口45から導入された空気A0は、加熱流路48を流通して空気排出口43から排出される。
ここで、本実施形態では、反応流路47と加熱流路48とは、流路間伝熱壁49を介して交互に隣接するいわゆるスイスロール型の渦巻き状に形成されている。そのため、シフト反応器40の反応流路47に導入された改質ガスG2のシフト反応により、シフト反応器40の流路間伝熱壁49が加熱されて高温になる。シフト反応器40の加熱流路48に導入された空気A0は、加熱流路48を流通する間に、高温になった流路間伝熱壁49によって加熱される。また、シフト反応器40の流路間伝熱壁49が熱を伝える伝熱面の面積が増加する。これにより、高温に達した流路間伝熱壁49の熱をより効率よく加熱流路48の空気A0に伝えることができる。
また、シフト反応器40の加熱流路48を流通する空気A0は、高温に達した改質器30の上面の機器間伝熱壁34によって加熱される。これにより、加熱流路48を流通する空気A0をシフト反応器40の流路間伝熱壁49と機器間伝熱壁34との双方により加熱することができ、熱の利用効率が向上する。また、加熱流路48は、流路間伝熱壁49に隣接して渦巻き状に形成されているので、流路間伝熱壁49と空気A0との伝熱面の面積が増加する。したがって、より効率よく流路間伝熱壁49の熱を空気A1に伝えることができる。
シフト反応器40の空気排出口43から排出された空気A1は、図1に示す空気輸送管7及び燃焼ガス輸送管4を流通して燃焼器20の燃焼ガス導入口22に導入される。
ここで、本実施形態では、シフト反応器40に導入されて加熱された空気A1を燃焼器20の燃焼ガス導入路26に供給することで、燃焼器20の燃焼効率をより向上させ、熱効率をより向上させることができる。
また、本実施形態の改質装置1では、図1に示すように、それぞれ略円筒状に形成された蒸発器10と、燃焼器20と、改質器30と、シフト反応器40とが、改質装置1の高さH方向に隣接して設けられている。そのため、改質装置1を高さH方向に縮小した場合であっても、機器間伝熱壁14,24,34の面積を確保することができる。したがって、改質装置1の小型化と熱効率の向上の双方を実現することができる。
以上説明したように、本実施形態の改質装置1によれば、燃焼器20の排ガスE0,E1の熱を、流路間伝熱壁17,28,37と機器間伝熱壁14,24,34により回収することで、熱効率を高め、より燃焼熱を有効活用することができる。したがって、蒸気G1の改質効率や、改質ガスG2の反応効率を向上させ、より効率的に改質ガスG2及び合成ガスG3を得ることができる。
尚、この発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば燃焼器は、上述の実施形態で説明したようなスイスロール型のものに限られない。
図8は、燃焼器の変形例を示す図であり、(a)は燃焼器の縦断面図、(b)は(a)のE−E’線に沿う矢視断面図である。図8(a)及び図8(b)に示す燃焼器110は、中央部に燃焼ガス供給路126を備え、改質器30との間の機器間伝熱壁114の略中央部に隣接して燃焼室125が形成されている。また、排ガス排出路127は燃焼ガス供給路126の周囲に設けられ、燃焼ガス供給路126との間には流路間伝熱壁128が形成されている。排ガス排出路127の途中には、排ガス排出口123が設けられている。排ガス排出口123は、排ガス輸送管5を介して上述の実施形態と同様の改質器30の排ガス導入口32に連結されている。このような構成によれば、上述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、改質装置は、改質器から排出された改質ガスを、燃焼器の燃焼ガス導入路へ供給する改質ガス供給路が設けられていてもよい。これにより、改質ガスを燃焼ガスとして用いることができる。したがって、装置の運転時における装置の外部からの燃焼ガスの供給が不要になるか、あるいは供給量を最小限にすることができる。
また、上述の実施形態において改質装置と蒸発装置の位置を入れ替えもよい。また、蒸発器を原料用と水蒸気用に分けて、原料用蒸発器から排出された気化原料の一部を燃焼起用燃料としてもよい。
本発明の実施形態における改質装置の斜視図である。 図1のA−A’線に沿う矢視断面図である。 図1のB−B’線に沿う矢視断面図である。 図1のC−C’線に沿う矢視断面図である。 図1のD−D’線に沿う矢視断面図である。 本発明の実施形態における改質装置の流体の流れを示す模式図である。 本発明の実施形態における改質装置のプロセスフローを示す模式図である。 本発明の実施形態における燃焼器の変形例である。
符号の説明
1 改質装置、7 空気輸送管(空気供給路)、9B 合成ガス供給路、10 蒸発器(予熱器)、14 機器間伝熱壁(第二の機器間伝熱壁)、15 予熱流路、16 排ガス流路(第二の排ガス流路)、17 流路間伝熱壁(第三の流路間伝熱壁)、20 燃焼器、24 機器間伝熱壁、25 燃焼室、26 燃焼ガス導入路、27 排ガス排出路、28 流路間伝熱壁(第二の流路間伝熱壁)、30 改質器、34 機器間伝熱壁(第三の機器間伝熱壁)、35 排ガス流路、36 改質流路、37 流路間伝熱壁、40 シフト反応器、47 反応流路、48 加熱流路、49 流路間伝熱壁(第四の流路間伝熱壁)H 高さ、G0 原料、G2 改質ガス、G3 燃焼ガス(合成ガス)、E0 排ガス

Claims (12)

  1. 原料を導入して加熱し、生成された改質ガスを排出する改質器と、燃焼ガスを燃焼室に導入して燃焼させ、発生した排ガスを排出する燃焼器と、を備えた改質装置であって、
    前記改質器と前記燃焼器との間には、前記燃焼器で発生した熱を前記改質器に伝える機器間伝熱壁が設けられ、
    前記改質器には、前記原料を触媒による改質反応により改質させる改質流路と、前記燃焼器から排出された前記排ガスが流通する排ガス流路と、前記排ガス流路の前記排ガスの熱を前記改質流路の前記原料に伝える流路間伝熱壁と、が設けられ、
    前記燃焼器には、前記燃焼ガスを導入する燃焼ガス導入路と、前記排ガスを排出する排ガス排出路と、前記排ガス排出路の前記排ガスの熱を前記燃焼ガス導入路の前記燃焼ガスに伝える第二の流路間伝熱壁と、が設けられ、
    前記改質器の前記改質流路は、前記機器間伝熱壁を介して前記燃焼器に隣接して設けられると共に、前記流路間伝熱壁を介して前記排ガス流路と隣接して設けられていることを特徴とする改質装置。
  2. 前記改質器の前記排ガス流路は、前記機器間伝熱壁を介して前記燃焼器に隣接して設けられ、前記改質流路と前記排ガス流路とは、前記流路間伝熱壁を介して交互に隣接する渦巻き状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の改質装置。
  3. 前記燃焼器の前記燃焼ガス導入路と前記排ガス排出路とは、それぞれ前記機器間伝熱壁を介して前記改質器に隣接して設けられると共に、前記第二の流路間伝熱壁を介して交互に隣接する渦巻き状に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の改質装置。
  4. 前記改質器及び前記燃焼器は、それぞれ底面から上面への高さ方向に筒状に形成され、
    前記改質器と前記燃焼器とは、前記機器間伝熱壁を介して前記高さ方向に隣接して設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の改質装置。
  5. 前記原料を導入して加熱し、加熱された前記原料を排出して前記改質器に導入させる予熱器を備え、
    前記燃焼器と前記予熱器との間には、前記燃焼器で発生した熱を前記予熱器に伝える第二の機器間伝熱壁が設けられ、
    前記予熱器には、前記原料が流通する予熱流路と、前記改質器から排出された前記排ガスが流通する第二の排ガス流路と、前記第二の排ガス流路の前記排ガスの熱を前記予熱流路の前記原料に伝える第三の流路間伝熱壁とが設けられ、
    前記予熱器の前記予熱流路は、前記第二の機器間伝熱壁を介して前記燃焼器に隣接して設けられ、前記第二の排ガス流路と前記予熱流路とは、前記第三の流路間伝熱壁を介して隣接して設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の改質装置。
  6. 前記予熱器の前記第二の排ガス流路は、前記第二の機器間伝熱壁を介して前記燃焼器に隣接して設けられ、前記予熱流路と前記第二の排ガス流路とは、前記第三の流路間伝熱壁を介して交互に隣接する渦巻き状に形成されていることを特徴とする請求項5記載の改質装置。
  7. 前記改質ガスを導入してシフト反応させ、生成された合成ガスを排出するシフト反応器を備え、
    前記シフト反応器と前記改質器との間には、前記シフト反応器で発生した熱を前記改質器に伝える第三の機器間伝熱壁が設けられ、
    前記改質器の前記改質流路と前記排ガス流路とは、それぞれ前記第三の機器間伝熱壁を介して前記シフト反応器に隣接して設けられていることを特徴とする請求項6記載の改質装置。
  8. 前記シフト反応器は、前記改質ガスを流通させて前記シフト反応により前記合成ガスを生成する反応流路と、空気を流通させて加熱する加熱流路と、前記反応流路の前記シフト反応により発生する熱を前記加熱流路の前記空気に伝える第四の流路間伝熱壁とを備え、
    前記シフト反応器の前記反応流路と前記加熱流路とは、前記第四の流路間伝熱壁を介して隣接して設けられ、
    前記加熱流路から排出された前記空気を前記燃焼器の前記燃焼ガス導入路に供給する空気供給路が設けられていることを特徴とする請求項7記載の改質装置。
  9. 前記シフト反応器の前記反応流路と前記加熱流路とは、前記第三の機器間伝熱壁を介して前記改質器に隣接して設けられ、前記第四の流路間伝熱壁を介して交互に隣接する渦巻き状に形成されていることを特徴とする請求項8記載の改質装置。
  10. 前記シフト反応器から排出された前記合成ガスを、前記燃焼器の燃焼ガス導入路へ供給する合成ガス供給路が設けられていることを特徴とする請求項7ないし請求項9のいずれか一項に記載の改質装置。
  11. 前記改質器から排出された前記改質ガスを、前記燃焼器の燃焼ガス導入路へ供給する改質ガス供給路が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載の改質装置。
  12. 前記触媒は、Ni、Cu、Pt、Rh、Ce、Al、Ru、Yから選ばれる1種または2種以上の元素であることを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれか一項に記載の改質装置。
JP2008153177A 2008-06-11 2008-06-11 改質装置 Active JP5315801B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008153177A JP5315801B2 (ja) 2008-06-11 2008-06-11 改質装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008153177A JP5315801B2 (ja) 2008-06-11 2008-06-11 改質装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009298622A true JP2009298622A (ja) 2009-12-24
JP5315801B2 JP5315801B2 (ja) 2013-10-16

Family

ID=41545927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008153177A Active JP5315801B2 (ja) 2008-06-11 2008-06-11 改質装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5315801B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210002088U (ko) * 2020-03-11 2021-09-24 조영호 유동제어 촉매장치

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57212777A (en) * 1981-06-23 1982-12-27 Kansai Electric Power Co Inc:The Fuel feed method to fuel cell
JPS6325201A (ja) * 1986-07-18 1988-02-02 Babcock Hitachi Kk 燃料改質器
JPH01264902A (ja) * 1988-04-18 1989-10-23 Mitsubishi Heavy Ind Ltd メタノールの改質方法
JPH0547402A (ja) * 1991-08-09 1993-02-26 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 燃料電池発電装置
JPH08301601A (ja) * 1995-05-08 1996-11-19 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd メタノール改質器
JP2003040603A (ja) * 2001-07-26 2003-02-13 Fuji Electric Co Ltd 水素発生装置
JP2006131479A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 燃料の改質装置、燃料電池システム、燃料の改質方法および発電方法
WO2007075476A2 (en) * 2005-12-21 2007-07-05 Virent Energy Systems Inc. Catalysts and methods for reforming oxygenated compounds

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57212777A (en) * 1981-06-23 1982-12-27 Kansai Electric Power Co Inc:The Fuel feed method to fuel cell
JPS6325201A (ja) * 1986-07-18 1988-02-02 Babcock Hitachi Kk 燃料改質器
JPH01264902A (ja) * 1988-04-18 1989-10-23 Mitsubishi Heavy Ind Ltd メタノールの改質方法
JPH0547402A (ja) * 1991-08-09 1993-02-26 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 燃料電池発電装置
JPH08301601A (ja) * 1995-05-08 1996-11-19 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd メタノール改質器
JP2003040603A (ja) * 2001-07-26 2003-02-13 Fuji Electric Co Ltd 水素発生装置
JP2006131479A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 燃料の改質装置、燃料電池システム、燃料の改質方法および発電方法
WO2007075476A2 (en) * 2005-12-21 2007-07-05 Virent Energy Systems Inc. Catalysts and methods for reforming oxygenated compounds
JP2009521387A (ja) * 2005-12-21 2009-06-04 ヴァイレント エナジー システムズ インク. 触媒、および含酸素化合物の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210002088U (ko) * 2020-03-11 2021-09-24 조영호 유동제어 촉매장치
KR200495325Y1 (ko) 2020-03-11 2022-04-28 조영호 유동제어 촉매장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP5315801B2 (ja) 2013-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5980686B2 (ja) 炭化水素を改質するプロセス
JP5757581B2 (ja) 炭化水素を改質するための方法及び装置
CN105121334B (zh) 使用具有次级重整的氧输送膜基重整系统的生产合成气的方法与系统
JP2004115365A (ja) 水蒸気リフォーミング方法
JP2005247684A (ja) 発熱反応域を冷却するための方法及び反応器ユニット
CN106103339A (zh) 用于由fischer‑tropsch方法使用由基于氧传输膜的重整反应器产生的合成气体产生液态烃产物的方法
JP2010513834A (ja) 蒸気発生及びガス予熱用の熱伝達ユニット
JP2003327405A (ja) 燃料改質装置及び該燃料改質装置の起動方法
JP2009096705A (ja) 燃料電池用改質装置
JP2001155756A (ja) 燃料電池用水蒸気改質反応器
JP4381033B2 (ja) 水素製造システム
JP4870499B2 (ja) 水素製造装置及び燃料電池発電装置
JP2005015292A (ja) 燃料改質装置
JP5315801B2 (ja) 改質装置
JP2003321206A (ja) 単管円筒式改質器
JP5163147B2 (ja) 熱交換器及び複合型燃料反応器
JP2003187849A (ja) 固体高分子型燃料電池発電装置
JP2010100494A (ja) 水素製造装置
KR20160045738A (ko) 탄화수소 및 알코올 개질 시스템용 다관식 개질기 및 이를 포함하는 탄화수소 및 알코올 개질 시스템, 및 관련 방법
JPWO2008149900A1 (ja) 水素の製造方法および改質反応器
JP2004123464A (ja) 水蒸気改質器
JP2004075435A (ja) 燃料改質装置
JP4588224B2 (ja) 燃料電池用改質系におけるco変成器
JP3789677B2 (ja) 燃料電池用改質装置
JP2008273795A (ja) 水素製造装置及び水素製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110426

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130611

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130624

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5315801

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250