JP2009298055A - 射出制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、ウエルドラインの発生を抑制することの可能な射出制御装置を提供することを課題とする。
【解決手段】射出制御装置1は、キャビティ3を内部に有し、メインゲート4及びサブゲート5がキャビティ3に連通して形成された射出成型用金型6と、射出ユニット7と連結されたユニット側ランナ8、ユニット側ランナ8の一端から分岐して形成され、メインゲート4と連結したメイン側ランナ9及びサブゲート5と連結したサブ側ランナ10を有する分岐ランナ11と、キャビティ3に射出される溶融樹脂2の射出を制御するゲート開閉機構部12と、サブゲート5から溶融樹脂2を射出する射出タイミングをメインゲート4からの射出に対して遅延させる遅延制御部13とを主に具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、射出制御装置に関するものであり、特に、射出成型時におけるウエルドラインの発生を抑制することの可能な射出制御装置に関するものである。
従来から、各種プラスチック製品の製造を行う場合、高温で加熱することにより、粘性を低くした溶融樹脂を高圧で金型のキャビティ内に射出充填し、該キャビティ内で冷却固化させることにより、当該プラスチック製品を製造する射出成型技術が多く利用されている。これにより、特にポリプロピレンやポリエチレン等の熱可塑性樹脂からなる樹脂成型品を比較的簡易に、かつ低コストで生産することが可能となっている。
ここで、射出成型技術について、さらに具体的に説明すると、始めにポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を当該樹脂の融点或いはガラス転移点から50℃から150℃程度の高い温度(例えば、180℃から450℃の加熱温度)で加熱し、粘性の低い、流動性を有する溶融状態の溶融樹脂に調製する。そして、この溶融樹脂を高圧で射出可能な射出ユニットを利用し、所望の形状に型彫りされた射出成型用金型のキャビティ内に射出し、充填する。このとき、射出成型用金型は、高温で加熱された溶融樹脂よりも低い温度に設定されている。そのため、キャビティに射出された溶融樹脂は、射出による温度低下及び射出成型用金型への熱の伝達により、急速に冷却され、上記の融点或いはガラス転移点以下の温度になる。その結果、溶融樹脂の流動性が損なわれ、液体から固定への相転移が行われる。これにより、キャビティの形状に沿って固化したプラスチック製品を製造することができる。これにより、500℃以下の比較的低温で成型加工処理を行うことができ、射出充填から冷却し、プラスチック製品を型抜きするまでの工程を短時間で行うことができる。そのため、サイクルタイムを短縮することができ、高い生産効率を保持し、低コストで大量生産をすることが可能となっている。
このとき、キャビティに高圧で充填された溶融樹脂は、低温に保持された射出成型用金型によって冷却され、射出充填の際にその流動性が大きく喪失することが知られている。そして、係る性質を利用して、キャビティ内で溶融樹脂を液体から固体へと相転移させ、プラスチック製品(樹脂成型品)の生産を行っている。そのため、溶融樹脂をキャビティに射出充填する射出口(ゲート)から離間している距離が大きい程、上記相転移が大きく進行することとなり、溶融樹脂の流動性を著しく低下することになる。そのため、図5に示すような、障害物103によって二方向に分流した溶融樹脂101が互いに衝突し、合流するようなキャビティ102の形状を有する射出成型用金型100の場合、流動性の低い溶融樹脂101同士の混合が十分に行われず、樹脂成型品の品質等に問題を生じる可能性があった。
すなわち、上記のような、流動性の低下した溶融樹脂同士を比較的低温の状態で撹拌し、混合しょうとしても、両者が互いに衝突した領域に所謂「ウエルドラインWL」と呼ばれる箇所が形成されることがあった。係るウエルドラインWLは、溶融樹脂101を射出成型し、樹脂成型品を製造する性質において発生する可能性が高いものであり、これらの存在しない樹脂成型品の製造が大きく期待されていた。
そして、このウエルドラインWLは、樹脂成型品の品質特性(特に、強度)に大きな影響を及ぼすとともに、樹脂成型品の外観上の美観を損なうため、例えば、樹脂成型品の表面を塗装し、当該ウエルドラインを目立たなくするための後工程(塗装工程)が必要となることがあった。
さらに、ウエルドラインWLを消失させるためには、射出成型のため用いられる金型自体を高温に保持することにより、溶融樹脂同士が合流する部分での撹拌及び混合が良好に行われることが知られている。或いは、金型のキャビティ内に高温の蒸気を噴射して、キャビティ内の温度を高く保持し、溶融樹脂の射出充填後に水で急速冷却する方法も知られている。
以上の従来技術は、当業者として当然に実施されているものであり、本願出願人は、係る従来技術が記載された文献等を本願出願時において特に知見するものではない。
しかしながら、上述した射出成型に係る技術において、下記に掲げるような問題点を生ずる可能性があった。すなわち、射出成型によって生産、製造される樹脂成型品は、複雑な形状のものが多く、キャビティ内における溶融樹脂の流動、充填に係る挙動は一定のものではなかった。特に、先に示したように、キャビティ内に溶融樹脂の流動を阻害する障害物となるような箇所が存在した場合、当該障害物で溶融樹脂の流れが分流し、さらに再び溶融樹脂が合流する箇所でウエルドラインが形成される可能性が高かった。このとき、金型を高温状態にすることや、溶融樹脂の射出充填前に蒸気を噴出することは、ウエルドラインの発生抑制の点では効果を奏するものであると認められるものの、高温状態の金型を素早く冷却し、金型からの型抜きが可能な程度に溶融樹脂を液体から固体に固化させる必要があり、溶融樹脂の充填から型抜きまでの一連の成型サイクルに要する時間(サイクルタイム)が必然的に増加することがあった。そのため、単位時間当たりの生産効率が低下する問題があった。
加えて、蒸気等を噴出する噴出機構等を備える必要もあり、射出成型設備及び金型等に、従来と比較して多額のコストを要する可能性があった。そのため、比較的長大な樹脂成型品であれば、上記システムを採用することは可能であるものの、生産量の少なく、或いは成型サイズの小さな樹脂成型品に対して適用することは困難であった。
そこで、本発明は、上記実情に鑑み、特殊な設備を必要とすることなく、従来の射出成型技術と変わることのないサイクルタイムで成型加工することが可能であり、小サイズの樹脂成型品であっても導入可能な、低コストの射出成型装置の提供を課題とするものである。
上記の課題を解決するため、本発明の射出制御装置は、「メインゲート及び前記メインゲートから離間して配設されたサブゲートを有し、前記メインゲート及び前記サブゲートからキャビティに溶融樹脂を射出して充填される射出成型用金型と、前記溶融樹脂を射出する射出ユニットと接続したユニット側ランナ、及び前記ユニット側ランナの一端から分岐して形成され、前記メインゲートと接続したメイン側ランナ及び前記サブゲートと接続したサブ側ランナを有する分岐ランナと、前記サブ側ランナまたは前記サブゲートに設けられ、前記サブゲートからの前記溶融樹脂の射出を遮断及び開放するゲート開閉機構部と、前記ゲート開閉機構部と接続し、前記サブゲートからの前記溶融樹脂の射出を、前記メインゲートからの射出開始から所定時間遅延させる遅延制御部と」を具備するものから主に構成されている。
ここで、分岐ランナとは、既存の射出ユニット及び射出成型用金型との間に介設されるものであり、射出ユニットと接続したユニット側ランナの一端から少なくとも二方向に分岐したランナ(メイン側ランナ及びサブ側ランナ)を有するものである。すなわち、射出ユニットに貯留された溶融樹脂が高圧で分岐ランナに送出されると、ユニット側ランナを通り、メイン側ランナ及びサブ側ランナの分岐点に到達すると、それぞれのランナに分岐して溶融樹脂が射出されることになる。その結果、それぞれのランナと接続したメインゲート及びサブゲートから溶融樹脂が射出されることになる。このとき、サブ側ランナまたはサブゲートには、ゲート開閉機構部が設けられ、後述する遅延制御部によって溶融樹脂の射出タイミングが遅延されている。そのため、分岐した溶融樹脂は当初メインゲートからのみキャビティ内に射出され、所定時間の経過後にサブゲートからの射出が開始される。ここで、ユニット側ランナの一端から分岐するメイン側ランナ及びサブ側ランナのそれぞれの数は、限定されるものではなく、例えば、一つのメイン側ランナ及び二つのサブ側ランナ、或いは二つのメイン側ランナ及び二つのサブ側ランナ等、キャビティの形状に応じて適宜変更するものであっても構わない。
さらに、ゲート開閉機構部とは、キャビティと連結したサブ側ランナからの射出のON/OFFを制御するためのものであり、例えば、エアシリンダや油圧シリンダ等の物理的手法によって、或いは電磁弁等の電気的な手法によって開閉するものであれば構わない。しかしながら、射出タイミングを遅延してキャビティ内に溶融樹脂を射出するため、例えば、操作に応じて1/10s〜1/100s程度の開閉速度(操作反応速度)でサブゲートからの溶融樹脂の射出を可能にするものが期待される。ここで、ゲート開閉機構部について、さらに詳細に説明すると、例えば、射出ユニットからの溶融樹脂の射出開始を指示する射出信号を送信可能な射出操作スイッチと、射出信号に応じて射出ユニットを制御する射出制御手段と、射出操作スイッチの押圧からの時間をカウントするタイマと、タイマによってカウントされた時間(射出タイミングに相当)に応じてゲート開閉機構部を電気的に制御し、サブゲートからの溶融樹脂の射出を開始するゲート制御手段と等の構成を主として具備するものが例示される。
したがって、本発明の射出制御装置によれば、メインゲートからキャビティ内に溶融樹脂の射出が開始され、当該メインゲートからの射出開始から所定時間を経過して、サブゲートから新たなに溶融樹脂がキャビティ内に射出される。このとき、メインゲートから射出された溶融樹脂は、キャビティ内の流動によって冷却され、その流動性を徐々に喪失している。一方、メインゲートの射出から遅延してサブゲートから射出された溶融樹脂は、上記熱喪失が生じていないため、未だ流動性の喪失程度がそれほど大きなものではない。そのため、流動性を失いつつある溶融樹脂と高温の(熱い)溶融樹脂が混合し、撹拌されることにより、溶融樹脂の流動性(粘性の低下)が再び回復することになる。その結果、低温の溶融樹脂同士によって発生するウエルドラインのような不具合を生じることがない。
さらに、本発明の射出制御装置は、上記構成に加え、「前記ゲート開閉機構部は、前記サブ側ランナに対して押出ピンを挿脱可能に形成された電磁ソレノイドを利用して構成され、前記押出ピンにより前記サブゲートからの前記溶融樹脂の射出を調整可能な」ものであっても構わない。
したがって、本発明の射出制御装置によれば、サブ側ランナに対し、電磁ソレノイドの押出ピンの挿脱操作によって、溶融樹脂の射出の遮断及び開放が可能となる。特に、電磁ソレノイドを利用することにより、ゲート開閉機構部を電気的に制御することができ、押出ピンによる挿脱速度も早いものとなる。そのため、溶融樹脂の射出タイミングを精細に制御することができ、キャビティの形状に応じた少なくとも二方向からの溶融樹脂の射出を容易に行うことが可能となる。
さらに、本発明の射出制御装置は、上記構成に加え、「前記キャビティは、前記メインゲートから射出された前記溶融樹脂が衝突して流動を阻害するとともに、少なくとも二方向に前記溶融樹脂を分流させる流動分流部と、前記流動分流部によって分流した前記溶融樹脂が流動する少なくとも二つ以上の分流路と、分流した少なくとも二つ以上の前記溶融樹脂が合流し、再び混合される混合空間部とをさらに具備し、前記サブゲートは、前記分流路の途中に設けられている」ものであっても構わない。
したがって、本発明の射出制御装置によれば、キャビティに設けられた流動分流部で溶融樹脂を分流し、分流路を通って、溶融樹脂が再び混合空間部で混合される。このとき、分流路の途中にサブゲートが設けられていることにより、混合空間部で再び溶融樹脂同士が混合される溶融樹脂の少なくとも一方は、サブゲートから射出された高温の溶融樹脂を含むものとなり、良好な混合及び撹拌が行われる。そのため、ウエルドラインの発生の可能性が低くなる。
さらに、本発明の射出制御装置によれば、「前記遅延制御部は、前記メインゲートから射出された前記溶融樹脂が前記サブゲートの直前に、前記サブゲートから前記溶融樹脂の射出を開始させる」ものであっても構わない。
したがって、本発明の射出制御装置によれば、サブゲートからの溶融樹脂の射出が、メインゲートから射出された溶融樹脂がサブゲートに到達する直前に行われる。これにより、上記のような混合空間部で再び混合する溶融樹脂の一方は、必然的に高温の溶融樹脂が含まれることとなり、流動性の低下によるウエルドラインの発生を抑制することが可能となる。
本発明の効果として、メイン側ランナと連結したメインゲートからキャビティに溶融樹脂を射出するとともに、メインゲートからの射出開始から所定の時間を経過した後に、射出タイミングをずらしてサブゲートからの溶融樹脂の射出が開始される。これにより、キャビティ内で冷却され、流動性を徐々に喪失している溶融樹脂が高温の溶融樹脂と接触し、混合することにより、当該溶融樹脂の流動性が回復することとなる。特に、キャビティの形状によって複数に分流し、再び合流する際に発生するウエルドラインの発生を、高温の溶融樹脂が撹拌、混合されることによって抑制することができる。これにより、樹脂成型品の強度の低下を抑え、かつ外観の美観性を損なうことがなく、塗装等の処理を省略することができる。
以下、本発明の一実施形態の射出制御装置1について、図1乃至図4に基づいて説明する。ここで、図1は本実施形態の射出制御装置1の概略構成及び機能的構成を模式的に示す説明図であり、図2は射出制御装置1の構成を示す(a)ラダー回路、(b)電気回路図であり、図3は射出制御装置1による射出制御の流れの一例を示すフローチャートであり、図4は射出制御装置1による(a)遅延射出前、(b)撹拌混合時の溶融樹脂2の状態を示す説明図である。
本実施形態の射出制御装置1は、図1乃至図4に示すように、製造する樹脂成型品(図示しない)の形状に合わせて型彫りされたキャビティ3を内部に有し、当該キャビティ3とそれぞれ連通したメインゲート4及びメインゲート4から離間して配設されたサブゲート5を有し、メインゲート4及びサブゲート5からキャビティ3に溶融樹脂2を射出充填可能な射出成型用金型6と、溶融樹脂2を射出する射出ユニット7と接続したユニット側ランナ8、ユニット側ランナ8の一端8aから分岐して形成され、メインゲート4と接続したメイン側ランナ9及びサブゲート5と接続したサブ側ランナ10を有する分岐ランナ11と、サブゲート5の近傍のサブ側ランナ10に取設され、サブゲート5からの溶融樹脂2の射出を遮断及び開放するゲート開閉機構部12と、ゲート開閉機構部12と電気的に接続され、サブゲート5からの溶融樹脂の射出タイミングを、メインゲート4からの溶融樹脂2の射出開始から所定時間遅延させる遅延制御部13とを主に具備して構成されている。なお、射出ユニット7は、射出成型に使用される従来から周知のものを利用することができ、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を加熱し、溶融樹脂2とするここでは詳細な説明は省略する。また、射出ユニット7及び遅延制御部13はそれぞれ稼働するための電力を供給する電源(図示しない)と接続されている。
ここで、本実施形態の射出制御装置1は、溶融樹脂2が射出充填される射出成型用金型6として、図1に示すように、メインゲート4に相対する溶融樹脂2の流動経路Fを遮る位置に設けられ、当該溶融樹脂2が衝突して流動が阻害されるとともに、少なくとも二方向(図1における紙面上下方向に相当)に溶融樹脂2を分流させる流動分流部14が設けられている。さらに、流動分流部14に衝突し、分流した溶融樹脂2が流動する一対の分流路15a,15bが形成され、当該分流路15a,15bの終路側(下流側)で、分流した溶融樹脂2が再び合流する混合空間部16を有するものを例示している。なお、流動分流部14は、成型加工する樹脂成型品の形状に応じて形成されるものであり、例えば、自動車のウインドウを操作するパワーウインドウスイッチの操作部に使用される操作パネル等を例示することができる。係る場合、操作用のスイッチの取設される穴に当たる部分が流動分流部14に相当している。
すなわち、図1に示すように、射出成型用金型6を上方から観察した場合、略矩形状を呈するキャビティ3の中央付近に、四角形状の流動分流部14が設けられ、その上方及び下方にそれぞれ分流路15a,15bが形成されている。そして、分流路15a,15bの下流側(図1における紙面右方)に、溶融樹脂2が再び合流し、撹拌及び混合される混合空間部16が形成されている。すなわち、流動分流部14の上流側(図1における紙面左方側)に溶融樹脂2が分流(分岐)する分流領域Sが形成され、下流側の混合空間部16に混合領域Mが形成されることとなる(図4参照)。
そして、係る分流領域Sと混合領域Mとを接続する一方の分流路15aの途中に、キャビティ3と連通するようにしてサブゲート5が設けられ、上述したように、サブ側ランナ10と接続している。サブゲート5の近傍のサブ側ランナ10には、前述したように、ゲート開閉機構部12が取設されている。具体的に説明すると、ソレノイド本体17に対して挿脱可能に形成された押出ピン18を有する電磁ソレノイド19がゲート開閉機構部12の主たる構成として利用され、押出ピン18の一部がサブ側ランナ10に対して突出するように取付けられている。そのため、係る押出ピン18によって、射出ユニット7から射出され、サブ側ランナ10に分岐した溶融樹脂2は、該押出ピン18がサブ側ランナ10に挿入された状態、換言すれば、サブ側ランナ10が遮断された状態では、サブゲート5からキャビティ3内に射出されることがない。一方、押出ピン18がソレノイド本体17の側に収容された状態、換言すれば、サブ側ランナ10が開放された状態で、サブゲート5からの溶融樹脂2の射出が自由に行えるようになる。
さらに、上述した電磁ソレノイド19からなるゲート開閉機構部12を電気的に制御するための遅延制御部13が接続されている。これにより、溶融樹脂2のサブゲート5からの射出を射出タイミングを自由に制御することができる。ここで、遅延制御部13の機能的構成について、図1及び図2に基づいて説明すると、該遅延制御部13はゲート開閉機構部12及び射出ユニット7とそれぞれ電気的に接続されるものであり、射出ユニット7から溶融樹脂2の射出を開始する操作を行うための射出操作スイッチ20と、射出操作スイッチ20による操作に応じて発信された操作信号SGに基づいて、射出開始からの時間を計測するタイマ21と、操作信号SGに基づいて射出ユニット7からキャビティ3に溶融樹脂2を射出する制御を行うメイン射出制御手段22と、タイマ21による時間計測に基づいて、予め設定した時間の経過を検出すると、ゲート開閉機構部12として設けられた電磁ソレノイド19の押出ピン18をサブ側ランナ10から引抜き、溶融樹脂2のゲート側ランナ10の流動を可能とするサブ射出制御手段23と、さらにタイマ21によるカウントに基づいて、射出ユニット7によるメインゲート4及びサブゲート5からの溶融樹脂2の射出を停止する射出停止手段24とを主に具備して構成されている。これにより、メインゲート4からの溶融樹脂2の射出開始から、所定時間遅延するようにしてサブゲート5から溶融樹脂2の射出が開始される。
次に、本実施形態の射出制御装置1による射出制御の一例について、図3及び図4に基づいて説明する。まず、遅延制御装置13を構成する射出操作スイッチ20を操作し、射出信号SGを発生させる(ステップS1)。これにより、操作信号SGに基づいて、タイマ21のカウントを開始する(ステップS2)。すなわち、射出操作スイッチ20が操作されてからの経過時間LTをカウントすることになる。そして、射出信号SGに基づいて射出ユニット7による溶融樹脂2のキャビティ3への射出の開始を制御する(ステップS3)。これにより、射出ユニット7から分岐ランナ11を通じて溶融樹脂2が送出され、キャビティ3に射出されることとなる。このとき、初期設定条件により、メインゲート4は開放され、キャビティ3への溶融樹脂2の射出が可能となっており、一方、ゲート開閉機構部12の電磁ソレノイド19によってサブ側ランナ10に押出ピン18が挿入された状態にあるため、サブゲート5(サブ側ランナ10)は遮断された状態となっている。そのため、分岐ランナ11のサブ側ランナ10に流れた溶融樹脂2は押出ピン18によって流動が規制され、メイン側ランナ9に流れた溶融樹脂2のみがメインゲート4を介してキャビティ3に射出されることとなる(図4(a)参照)。なお、上述したステップS1からステップS3に係る処理は、ほとんど同一のタイミングで実施される。また、図4(a),(b)において、説明を簡略化するため、射出ユニット7及び遅延制御部13の構成についての図示を省略している。
これにより、メインゲート4から射出された溶融樹脂2は、メインゲート4の近傍領域(例えば、分流領域S)からメインゲート4から離間した領域(混合領域M)に向かって徐々に充填されることとなる。このとき、前述したように、キャビティ3には溶融樹脂2の流れを二つに分流する流動分流部14がメインゲート4に相対するように設けられている。そのため、メインゲート4から射出され、流動分流部14に到達した溶融樹脂2は、図4(a)に示すように、二方向に分かれ、分流路15a,15bをそれぞれ充填するように進行することとなる。
このとき、射出信号SGによってカウントを開始したタイマ21の経過時間LTが予め設定した時間(遅延時間DT)を経過しているか否かの判断を行う(ステップS4)。ここで、経過時間LTが遅延時間DTを超えている、若しくは同一の場合(LT≧DT:ステップS4においてYES)、遅延制御部13のサブ射出制御手段23を制御し、電磁ソレノイド19の押出ピン18をサブ側ランナ10から抜くように制御する(ステップS5:図4(a)における矢印A方向)。これにより、サブ側ランナ10の押出ピン18の手前で射出が規制されていた溶融樹脂2aが射出ユニット7からの圧力によって押出され、サブゲート5からキャビティ3へ射出される(ステップS6)。一方、経過時間LTが遅延時間DTを超えていない場合(LT<DT:ステップS4においてNO)、ステップS4の処理に戻り、再び経過時間LTのカウントを行う。
ここで、遅延時間DTは、図4(a)に示すように、メインゲート4から射出され、流動分流部14に衝突し、二つに分流した一方の分流路15aに流れた溶融樹脂2がサブゲート5に到達する直前の時間に設定されている。さらに、具体的に例示すると、メインゲート4から射出が開始され、キャビティ3への溶融樹脂2の射出充填が完了するまでに要する時間を0.5sと設定した場合、当該遅延時間DTを0.2s〜0.3sにすることができる。なお、遅延時間DTはキャビティ3のサイズや形状、及び流動分流部14の配置に応じて適宜設定する必要がある。
このとき、サブゲート5から射出された溶融樹脂2aは、分岐ランナ11から射出された直後であるため、射出前の高温の状態を保ったままである。一方、サブゲート5に到達する直前のメインゲート4から射出された溶融樹脂2は、キャビティ3内を移動する際に徐々に熱を喪失し、メインゲート4から射出されたときに比べて温度が低く、流動性が低下している。そのため、サブゲート5から射出のタイミングを遅延させて新たに射出された溶融樹脂2aは、流動性の低下した溶融樹脂2と撹拌、混合されながら混合領域Mまで移動する。これにより、溶融樹脂2は、熱が与えられることとなり、流動性が復活する。その結果、他方の分流路15bを通って混合領域Mに到達した流動性の低い溶融樹脂2bと、流動性の高くなった溶融樹脂2cとは十分に混合及び撹拌することが可能となる。その結果、混合領域Mにおけるウエルドラインの発生が抑制される。
その後、タイマ21による経過時間LTをカウントし、予め設定した充填完了時間CTを経過しているか否かの判断を行う(ステップS7)。ここで、経過時間LTが充填完了時間CTを超えている、若しくは同一の場合(LT≧CT:ステップS6においてYES)、遅延制御部13の射出停止手段24を制御し、射出ユニット7からの溶融樹脂2の射出を停止し(ステップS8)、さらにサブ射出制御手段23を制御し、電磁ソレノイド19の押出ピン18を再びサブ側ランナ10に挿入する(ステップS9)。これにより、キャビティ3への新たな溶融樹脂2の射出が停止する。一方、一方、経過時間LTが充填完了時間CTを超えていない場合(LT<CT:ステップS7においてNO)、ステップS7の処理に戻り、再び経過時間LTのカウントを行う。
その後、キャビティ3内で溶融樹脂2が固体に相転移し、十分冷却された後に射出成型用金型6から樹脂成型品を型抜きし、樹脂成型品を取出す(ステップS10)。これにより、樹脂成型品の射出成型が完了する。そして、当該樹脂成型品を大量に生産する場合は、上述したステップS1乃至ステップS9の処理を繰り返すことにより、均一の品質の樹脂成型品を短いサイクルタイムで大量に生産することができる。
以上、説明したように、本実施形態の射出制御装置1によれば、射出ユニット7と接続した分岐ランナ11のメイン側ランナ9から溶融樹脂2がキャビティ3に射出された後、射出のタイミングを遅延させてサブ側ランナ10から溶融樹脂2がキャビティ3に射出される。これにより、メイン側ランナ9から射出され、低温に保持された射出成型用金型6によって徐々に熱を奪われ、流動性の低下した溶融樹脂2に、サブ側ランナ10から新たに射出された流動性の高い、高温の溶融樹脂2が追加されることにより、キャビティ3内の溶融樹脂2の流動性を向上させることができる。これにより、分流し、混合領域Mで再び合流する溶融樹脂2の撹拌及び混合が良好に行われる。その結果、混合領域Mでのウエルドラインの発生が抑制される。
以上、本発明について好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
すなわち、本実施形態の射出制御装置1において、ユニット側ランナ8の一端からメイン側ランナ9及びサブ側ランナ10をそれぞれ一本ずつ延設した分岐ランナ11を用いるものを示したが、これに限定されるものではなく、当該一端から複数のサブ側ランナ10が延設されるものであっても構わない。すなわち、複雑なキャビティの形状に応じて複数のサブ側ランナを設け、それぞれの射出タイミングを遅延させることも可能である。このとき、遅延制御部は、それぞれのサブ側ランナに取付けられた電磁ソレノイドを制御し、射出のタイミングを個々のサブランナ毎にずらすものであっても構わない。これにより、一つのサブ射出ランナでは、十分な量の溶融樹脂をキャビティに行き渡らせることが困難な場合に、各サブ側ランナからそれぞれ溶融樹脂を射出することにより、流動性を有する溶融樹脂をキャビティの隅々まで完全に充填させることができる。
本実施形態の射出制御装置の概略構成を示す説明図である。 射出制御装置の構成を示す(a)ラダー回路、(b)電気回路図である。 射出制御装置による制御の一例を示すフローチャートである。 射出制御装置による(a)遅延射出前、(b)撹拌混合時の溶融樹脂の状態を示す説明図である。 従来の射出制御の一例を示す説明図である。
符号の説明
1 射出制御装置
2,2a,2b,2c 溶融樹脂
3 キャビティ
4 メインゲート
5 サブゲート
6 射出成型用金型
7 射出ユニット
8 ユニット側ランナ
9 メイン側ランナ
10 サブ側ランナ
11 分岐ランナ
12 ゲート開閉機構部
13 遅延制御装置
14 流動分流部
15a,15b 分流路
16 混合空間部
17 ソレノイド本体
18 押出ピン
19 電磁ソレノイド
20 射出操作スイッチ
21 タイマ
22 射出制御手段
23 サブ射出制御手段
24 射出停止手段
CT 充填完了時間
DT 遅延時間
LT 経過時間
F 流動経路
SG 射出信号
S 分流領域
M 混合領域

Claims (4)

  1. メインゲート及び前記メインゲートから離間して配設されたサブゲートを有し、前記メインゲート及び前記サブゲートからキャビティに溶融樹脂が射出して充填される射出成型用金型と、
    前記溶融樹脂を射出する射出ユニットと接続したユニット側ランナ、及び前記ユニット側ランナの一端から分岐して形成され、前記メインゲートと接続したメイン側ランナ及び前記サブゲートと接続したサブ側ランナを有する分岐ランナと、
    前記サブ側ランナまたは前記サブゲートに設けられ、前記サブゲートからの前記溶融樹脂の射出を遮断及び開放するゲート開閉機構部と、
    前記ゲート開閉機構部と接続し、前記サブゲートからの前記溶融樹脂の射出を、前記メインゲートからの射出開始から所定時間遅延させる遅延制御部と
    を具備することを特徴とする射出制御装置。
  2. 前記ゲート開閉機構部は、
    前記サブ側ランナに対して押出ピンを挿脱可能に形成された電磁ソレノイドを利用して構成され、
    前記押出ピンにより前記サブゲートからの前記溶融樹脂の射出を調整可能な請求項1に記載の射出制御装置。
  3. 前記キャビティは、
    前記メインゲートから射出された前記溶融樹脂が衝突して流動を阻害するとともに、少なくとも二方向に前記溶融樹脂を分流させる流動分流部と、
    前記流動分流部によって分流した前記溶融樹脂が流動する少なくとも二つ以上の分流路と、
    分流した少なくとも二つ以上の前記溶融樹脂が合流し、再び混合される混合空間部と
    をさらに具備し、
    前記サブゲートは、
    前記分流路の途中に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の射出制御装置。
  4. 前記遅延制御部は、
    前記メインゲートから射出された前記溶融樹脂が前記サブゲートの直前に、前記サブゲートから前記溶融樹脂の射出を開始させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の射出制御装置。
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