JP2009296892A - 海苔シートの打ち抜き装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】米飯やおかず等の食品の表面に貼着させる海苔片を乾燥した海苔シートから打ち抜き形成するための打ち抜き装置を提供する。
【解決手段】海苔シート(1)を載置するマット(2)と、所定図柄の輪郭を表した抜き刃(3)を形成する筒状部(4)を備えた抜き型(5)とから成る。前記抜き刃(3)は、図柄の輪郭線上で交互に凹凸を繰り返す鋸歯(10)を形成する。前記マット(2)は、弾性材により一体成形され、盤状の板部(13)の表面に小突起(14)を縦横に配設している。小突起(14)の頂部には鋸歯(10)の押圧を受けることにより弾性変形させられる歯受部(15)が形成され、隣り合う小突起(14)(14)の間には鋸歯(10)を進入させる凹陥部(16)が形成されている。これにより、マット(2)の海苔シート(1)に抜き刃(3)を押圧したとき、部分的な切断不良個所を生じることなく、輪郭(6a)の全長に沿って海苔シート(1)を好適に切断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、米飯やおかず等の食品の表面に貼着させる海苔片を乾燥した海苔シートから打ち抜き形成するための打ち抜き装置に関する。
従来、児童等を喜ばせるために、弁当等に盛られた米飯やおかず等の食品の表面に海苔片を貼着することが行われており、海苔片を海苔シートから打ち抜く際、キャラクターその他の図柄を描いた海苔片を打ち抜き可能とする抜き型が提供されている。
特開2006−263426号公報 実用新案登録第3139560号公報 特開平8−56623号公報
抜き刃が描く図柄を所望の輪郭に形成し、しかも、安価に提供するためには、抜き型は、合成樹脂により一体成形することが好ましい。しかしながら、合成樹脂製とする場合、抜き刃に包丁のような優れた切れ味を具備させることができないので、詳細な形状に切断することが比較的困難な海苔シートを良好に打ち抜き可能とするためには、抜き刃に鋸歯を形成することが好ましい。これにより、抜き刃を海苔シートに押圧したとき、鋸歯の先端を刺突しながら海苔シートを切断することが可能になる。
ところで、鋸歯を刺突することにより繊維質の海苔シートを切断するためには、硬質のまな板等に海苔シートを載置した状態で、抜き刃の鋸歯を押圧しても、薄い海苔シートに鋸歯を刺突させることができないので、海苔シートを載せるためのマットが必要となる。そこで、従来、ボール紙等の紙製のマットが使用されているが、鋸歯の押圧によりマットの表面が損傷し、繰り返し使用するとマット自体が破断するという問題がある。
そこで、本発明者は、ゴム等の弾性マットを使用すれば前記問題を解決できることを知見した。しかしながら、弾性硬度が高いものを使用するときはマットの反発力が強いため、抜き刃の全体に強い押圧力を均等に作用させなければ、図柄の輪郭の全体に沿って海苔シートを一挙に打ち抜くことが困難であり、切断不良個所を生じ易いという問題がある。その反対に、弾性硬度が低いものを使用するときはマットが柔軟なため、鋸歯の押圧力を受けた海苔シートがマットの表面を凹状に変形させながら没入するので、海苔シートに鋸歯を貫通させることが困難であり、やはり切断不良個所を生じ易いという問題がある。この際、強引に鋸歯を貫通させるように強力な押圧力を与えると、鋸歯の先端がマット自体を刺突し、マットの表面を損傷する問題がある。
本発明は、上記課題を解決した海苔シートの打ち抜き装置を提供するものであり、その手段として構成したところは、海苔シートを載置するマットと、所定図柄の輪郭を表した抜き刃を形成する筒状部を備えた抜き型とから成り、マット上の海苔シートに抜き刃を押圧することにより、所定図柄を表した海苔片を海苔シートから打ち抜き形成する装置であり、前記抜き刃は、図柄の輪郭線上で交互に凹凸を繰り返す鋸歯を形成し、前記マットは、弾性材により一体成形され、盤状の板部の表面に小突起を縦横に配設しており、抜き刃をマットに押圧したとき、鋸歯により弾性変形させられる歯受部が小突起の頂部に形成され、鋸歯を進入させる凹陥部が隣り合う小突起の間に形成されて成る点にある。
本発明の好ましい実施形態において、前記歯受部は、小突起の頂部に形成された平坦面により構成されている。
前記小突起の歯受部は、2個以上かつ4個以下の鋸歯を当接可能とする大きさに形成され、前記凹陥部は、2個以下の鋸歯を進入可能とする大きさに形成されている。
前記鋸歯の高さHと凹陥部の深さDは、H≦Dとなるように形成するのが好ましい。
前記鋸歯は、該鋸歯の先端に向けて筒状部の内周面から該内周面と平行に延びる刃面を備えると共に、該鋸歯の先端から筒状部の外周面に向けて傾斜する傾斜縁を備えるのが好ましい。
請求項1に記載の本発明によれば、抜き型5の抜き刃3が図柄の輪郭線上で交互に凹凸を繰り返す鋸歯10を形成し、マット2が弾性材により一体成形され、盤状の板部13の表面に小突起14を縦横に配設し、小突起14の頂部に鋸歯10を受けて弾性変形する歯受部15を形成すると共に、隣り合う小突起14、14の間に鋸歯10を進入させる凹陥部16を形成している。従って、抜き型5の抜き刃3をマット2に押圧したとき、小突起14に臨む鋸歯10が前記歯受部15を弾性変形させながら没入し、凹陥部16に臨む鋸歯10が該凹陥部16に進入するので、全ての鋸歯10を海苔シート1に完全に貫通させることが可能であり、切断不良個所を生じることなく、海苔シート1から海苔片6を好適に打ち抜くことができる。しかも、抜き刃3は、全ての鋸歯10をマット2の表面に押圧させるものではなく、一部の鋸歯10を凹陥部16に進入させるものであるから、抜き型5を押下するために必要な力が軽減され、軽い力で海苔シート1を打ち抜くことが可能になる。
特に、請求項2に記載のように、小突起14の頂部を平坦面とすることにより歯受部15を形成し、請求項3に記載のように、歯受部15の大きさを2個以上かつ4個以下の鋸歯10を当接させる大きさとし、凹陥部16の大きさを2個以下の鋸歯10を進入させる大きさとした構成によれば、2個以上の鋸歯10により歯受部15を好適に弾性変形させると共に、凹陥部16に進入した2個以下の鋸歯10の少なくとも一側に向けて前記変形した歯受部15の反発力を作用させるので、鋸歯10の先端の刺突と、歯溝部分に対向する剪断が可能になり、海苔シート1を輪郭6aに沿って容易に完全切断することができ、切断不良個所を生じるおそれがない。
この際、請求項4に記載のように、鋸歯10の高さHと凹陥部16の深さDをH≦Dとするように形成した構成によれば、歯受部15の弾性変形を介して全ての鋸歯10を海苔シート1に完全貫通させ切断した状態で、凹陥部16に進入した鋸歯10の先端が該凹陥部16の底部を押圧しないので、前述の軽い力による打ち抜き作業の容易性を損なうことがない。
そして、請求項5に記載のように、鋸歯10に傾斜縁12a、12bを形成した構成によれば、打ち抜きに際して、鋸歯10が乾燥した脆弱な海苔シート1に対して好適に刺突されるので、海苔シート1から多量の切粉を生じることがない。この際、鋸歯10は、筒状部4の内側に刃面11を形成しているので、海苔シート1から打ち抜き形成される海苔片6の輪郭6aが鋸歯10によるギザギザを形成することなく、該刃面11に沿った美麗な輪郭6aを形成することができる。
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述すると、図1に示すように、海苔シートの打ち抜き装置は、乾燥した海苔シート1を載置するマット2と、所定図柄の輪郭を表した抜き刃3を下縁に形成した筒状部4を備える抜き型5とから成り、マット2に載置した海苔シート1に抜き刃3を押圧することにより、所定図柄を表した海苔片6を海苔シート1から打ち抜き形成する。図例の場合、打ち抜かれた海苔片6は、キャラクター等の図柄の輪郭6aを備えると共に、図柄の詳細模様を表す抜き窓6bを形成されている。
そこで、打ち抜き形成した海苔片6は、図2(B)に示すように、弁当等として盛られた米飯RやおかずF等、所望の食品の表面に貼着することにより装飾を提供すると共に、食用に供される。ところで、図2(A)に示すように、海苔片6を打ち抜いた後の海苔シート1は、前記輪郭6aの外側の残存部や前記抜き窓6bの内側の抜き片による抜きカス1a、1bを生じるが、このような抜きカス1a、1bは、揉み潰したり又は細断したりすることにより、米飯Rにふりかければ有効に利用できる。
前記抜き型5は、図3に示すように、筒状部4の上部を閉鎖する天板部7を備え、前記抜き窓6bの輪郭を表した抜き刃3aを下縁に形成した小筒状部9を前記天板部7から垂設しており、該小筒状部9の上部に位置して天板部7に開口部8が形成されている。
前記抜き刃3、3aは、図3(E)に示すように、打ち抜きを目的とした輪郭の線上で交互に凹凸を繰り返す鋸歯10を形成している。この際、少なくとも抜き刃3の鋸歯10は、図3(F)に示すように、鋸歯10の先端に向けて筒状部4の内周面から該内周面と平行に延びる刃面11を備えると共に、該鋸歯10の先端及び歯溝の溝底から筒状部4の外周面に向けて傾斜する傾斜縁12a、12bを備えている。尚、抜き型5は、上記構成のものとしてポリプロピレン等の合成樹脂により一体成形されている。
前記マット2は、図2に示すように、シリコン樹脂等の弾性材により一体成形されており、平盤状の板部13の表面に多数の小突起14を縦横に配設している。図示実施形態において、小突起14は、真円又は楕円等の円柱状に形成され、図4(A)に示すように、小突起14の頂部を平坦面に形成することにより歯受部15を形成し、隣り合う小突起14、14の間に凹陥部16を形成している。図示実施形態の場合、多数の小突起14を碁盤目状となるように縦横に規則正しく配列しているので、縦横方向の狭い間隔S1により規定される凹陥部16aと、対角線方向の広い間隔S2により規定される凹陥部16bが形成されている。しかしながら、多数の小突起14は、正三角形の頂点に位置するように千鳥状に配置しても良く、或いは不規則に配置しても良い。
そこで、抜き型5の抜き刃3、3aをマット2に押圧したとき、小突起14に臨む鋸歯10が前記歯受部15を弾性変形させ、凹陥部16に臨む鋸歯10が該凹陥部16に進入するように構成されている。
この際、小突起14の歯受部15の大きさ(直径)は、2個以上かつ4個以下の鋸歯10を当接可能とするように形成されており、図4(B)に示す実施形態の場合は、3個以下の鋸歯10を当接可能とする。また、凹陥部16の大きさ(前記間隔S)は、2個以下の鋸歯10を進入可能とするように形成されている。
図示実施形態の場合、図4(B)(C)に示すように、鋸歯10の幅寸法(歯溝間の距離)Wに対して、前記狭い方の凹陥部16aの幅寸法S1は、S1<Wとなるように形成され、該凹陥部16aに1個の鋸歯10だけを進入可能とする。また、前記広い方の凹陥部16bの間隔寸法S2は、W<S2<2Wとなるように形成され、該凹陥部16bに1個以上で2個以下の鋸歯10を進入可能とする。従って、何れの凹陥部16a、16bも、3個以上の鋸歯10を同時に進入させることはない。
更に、鋸歯10と凹陥部16は、図4(B)に示すように、鋸歯10の高さ(歯溝の底から歯の先端までの距離)Hと、凹陥部16の深さDを、H≦Dとなるように形成されている。
このためマット2に海苔シート1を載置した状態で、該海苔シート1に抜き刃3、3aを対向させると、図4(D)に示すように、4個以下の鋸歯10だけが小突起14の歯受部15に臨み、2個以下の鋸歯10が凹陥部16に臨むことになる。図示の実施形態においては、3個の鋸歯10が歯受部15に臨み、狭い凹陥部16aに1個の鋸歯10が臨んでいる。尚、図示省略しているが、広い凹陥部16bには2個の鋸歯10が臨む。
そこで、抜き型5の天板部7を手のひらで押下することにより、抜き刃3、3aを海苔シート1に向けて押圧すると、図4(D)に示すように、歯受部15の部分では鋸歯10が海苔シート1に刺突し始めるが、凹陥部16の部分では海苔シート1が陥没させられるので鋸歯10を刺突させない。
抜き刃3、3aの下降を続けると、図4(E)に示すように、歯受部15に対向する鋸歯10が海苔シート1を貫通すると共に歯受部15を弾性変形させながら没入し、凹陥部16に対向する鋸歯10が海苔シート1に貫通し始める。この際、下向き矢印で示すように凹陥部16に進入する鋸歯10の両側で、弾性変形した歯受部15、15が上向き矢印で示すように復元方向に反発するので、このような上下方向に対向する力を受けることにより、隣り合う鋸歯10の溝底に位置する海苔シート1が好適に剪断される。
図4(F)に示すように、更に、抜き刃3、3aを下降させると、歯受部15の弾性変形により鋸歯10の全てが海苔シート1を完全に貫通して切断する。この際、上述のようにH≦Dとされているので、凹陥部16に進入した鋸歯10は、該凹陥部16の底部を押圧しない。
上記から理解されるように、抜き刃3、3aは、全ての鋸歯10をマット2の表面に押圧させるものではなく、一部の鋸歯10を凹陥部16に進入させるものであるから、抜き型5を押下するために必要な力が軽減され、軽い力で海苔シート1を打ち抜くことを可能にする。
この点に関して、1個所の凹陥部16に3個以上の鋸歯10を進入させるときは、該凹陥部16に位置する海苔シート1の個所に切断不良を生じるおそれがあるが、凹陥部16に進入する鋸歯10の個数を2個以下に限定することにより、凹陥部16の両側で弾性変形する歯受部15の反発力を常に作用させ、海苔シート1を好適に剪断することが可能となる。
即ち、図示実施形態の場合、狭い凹陥部16aには1個の鋸歯10だけが進入する構成としているので、その両側から弾性変形した歯受部15、15の反発力を受け、該凹陥部16aに位置する海苔シート1を好適に剪断する。また、広い凹陥部16bには2個の鋸歯10、10が進入するが、2個であれば、その何れの鋸歯10も少なくとも一側部から弾性変形した歯受部15の反発力を受けるので、剪断作用を実行できる。つまり、凹陥部16に3個以上の鋸歯10が進入するときは、中央部分に位置する鋸歯10には歯受部15の歯発力が作用しないので、切断不良のおそれがあるが、上述のように凹陥部16に進入する鋸歯10の個数を2個以下に制限することで、常に剪断作用を働かせることが可能となる。
ところで、上述のような剪断作用を可能とするためには、歯受部15に当接する鋸歯10の個数を2個以上とすることが好ましい。歯受部15の中央に1個の鋸歯10しか押圧されないときは、該歯受部15の中央だけが凹状に変形され、周縁部分が好適に変形されないので、凹陥部16に向けて十分な反発力を作用できないからである。その一方において、歯受部15に当接する鋸歯10の個数を増加すると、海苔シート1を打ち抜くために抜き型5の天板部7を手のひらで押下する際に大きな力が必要となるので、5個以上の鋸歯10を歯受部15に当接させることは好ましくない。結局、常に2個以上の鋸歯10が必ず歯受部15に当接されるようにするためには、歯受部15の大きさは、2個以上かつ3個以下の鋸歯10を当接させる大きさに形成するのが最も好ましく、打ち抜きに必要な力を軽減する観点から許容できる個数は、4個以内とするのが好ましい。
上記実施形態の抜き型5は、海苔シート1を打ち抜くことにより、図柄の輪郭6aと抜き窓6を備えた海苔片6を形成するために、抜き刃3を備える筒状部4の内側に抜き刃3aを備える小筒状部9を設けている。この際、両方の抜き刃3、3aの先端を同一平面上に整合させても良いが、その場合、長い輪郭を描く抜き刃3に部分的な切断不良個所を生じるおそれがあるので、図5(A)に示すように、抜き刃3の先端よりも抜き刃3aの先端を寸法Pだけ突出させることが好ましい。
従って、この実施形態の場合、図5(B)に示すように、マット2に海苔シート1を載置した状態で、該海苔シート1に抜き刃3、3aを対向させ、抜き型5の天板部7を手のひらで押下すると、海苔シート1は、先ず、小筒状部9の抜き刃3aにより抜き窓6bが打ち抜かれ、更に抜き型5を押下することにより、次いで、筒状部4の抜き刃3により輪郭6aが打ち抜かれる。つまり、2段階での打ち抜きが行われる。
第1段階で抜き窓6bを打ち抜いた抜き刃3aは、第2段階で更に押下され、鋸歯10が歯受部15に深く没入されると共に、凹陥部16に進入した鋸歯10が該凹陥部16に深く没入される。従って、この実施形態の場合、弾性材から成るマット2は、このような鋸歯10の深い没入を可能とする弾性硬度のものに形成されている。
この際、第1段階で抜き刃3aの鋸歯10を深く没入させた歯受部15が反発しているので、第2段階で抜き刃3の鋸歯10を歯受部15に没入させるために比較的大きな力を必要とするが、むしろ、抜き刃3aが受ける反発力により、抜き刃3が過度に深く歯受部15に没入することを妨げるので、打ち抜き作業を容易とする。
ところで、抜き刃3aが寸法Pだけ突出しているので、2段階の打ち抜きを終了したとき、抜き窓6bの抜きカス1bが抜き刃3aから小筒状部9の内側に移動させられるが、小筒状部9は、天板部7の開口部8に連通しているので、図5(C)に示すように、別途準備されたピン17により突き落とすことができる。
上述のように、鋸歯10は、内側に刃面11を備えると共に、外側に傾斜縁12a、12bを備えている。従って、打ち抜きに際して、鋸歯10の傾斜縁12a、12bが乾燥した脆弱な海苔シート1に対して好適に刺突され、海苔シート1から多量の切粉が生じることを防止する。しかも、打ち抜かれる海苔片6の輪郭6aは、刃面11に沿って形成されるので、鋸歯10によるギザギザではなく刃面11に沿う美麗な輪郭6aを形成する。
図6は、別の抜き型5nを示している。この抜き型5nは、図柄の輪郭を表した抜き刃3nを形成する筒状部4nを備え、該筒状部4nの上部に開口部8nを形成している。つまり、小筒状部9を設けていない点において上記の抜き型5と相違するが、鋸歯10の構成やマット2の構成は、上記の抜き型5について説明した点と同様である。この抜き型5nによれば、図2(B)に示すような抜き窓6bを有しない輪郭6aだけを形成した海苔片6nを海苔シート1から打ち抜くことができる。
本発明の打ち抜き装置は、上述の抜き型5と、別の抜き型5nと、ピン17と、マット2を1組として、保管箱に収納し、1セットの装置として販売するのが好ましい。
本発明の1実施形態に係る抜き型及びマットと、打ち抜き形成された海苔片を上下に分解して示す斜視図である。 使用状態を示しており、(A)は抜き型により海苔シートから海苔片を打ち抜いた状態の1例を示す斜視図、(B)は海苔片の使用例を示す斜視図である。 抜き型の1実施形態を示しており、(A)は上側を示す斜視図、(B)は天板部を示す平面図、(C)は下側を示す斜視図、(D)はA−A線断面図、(E)は鋸歯を備えた抜き刃を示す斜視図、(F)は鋸歯を備えた抜き刃を示す拡大断面図である。 抜き刃とマットの関係を示しており、(A)はマットの小突起と凹陥部を示す平面図、(B)は狭い凹陥部と鋸歯の関係を示す断面図、(C)は広い凹陥部と鋸歯の関係を示す断面図、(D)は抜き型を押下することにより鋸歯を海苔シートに刺突させ始めた状態を示す断面図、(E)は引き続き抜き型を押下することにより鋸歯を歯受部に没入し始めた状態を示す断面図、(F)は更に抜き型を押下することにより鋸歯を歯受部に深く没入させた状態を示す断面図である。 打ち抜き方法を示しており、(A)はマットに抜き型を対向させた状態を示す断面図、(B)は海苔シートに抜き窓を打ち抜いた状態を示す断面図、(C)は抜き窓を打ち抜いた抜きカスを除去する方法を示す断面図である。 別の抜き型を示しており、(A)は上側を示す斜視図、(B)は下側を示す斜視図、(C)はB−B線断面図である。
符号の説明
1 海苔シート
1a、1b 抜きカス
2 マット
3、3a 抜き刃
4 筒状部
5 抜き型
6 海苔片
6a 輪郭
6b 抜き窓
9 小筒状部
10 鋸歯
11 刃面
12a、12b 傾斜縁
13 板部
14 小突起
15 歯受部
16 凹陥部

Claims (5)

  1. 海苔シート(1)を載置するマット(2)と、所定図柄の輪郭を表した抜き刃(3)を形成する筒状部(4)を備えた抜き型(5)とから成り、マット上の海苔シートに抜き刃を押圧することにより、所定図柄を表した海苔片(6)を海苔シートから打ち抜き形成する装置であり、
    前記抜き刃(3)は、図柄の輪郭線上で交互に凹凸を繰り返す鋸歯(10)を形成し、前記マット(2)は、弾性材により一体成形され、盤状の板部(13)の表面に小突起(14)を縦横に配設しており、
    抜き刃(3)をマット(2)に押圧したとき、鋸歯(10)により弾性変形させられる歯受部(15)が小突起(14)の頂部に形成され、鋸歯(10)を進入させる凹陥部(16)が隣り合う小突起(14)(14)の間に形成されて成ることを特徴とする海苔シートの打ち抜き装置。
  2. 前記歯受部(15)は、小突起(14)の頂部に形成された平坦面により構成されて成ることを特徴とする請求項1に記載の海苔シートの打ち抜き装置。
  3. 前記小突起(14)の歯受部(15)は、2個以上かつ4個以下の鋸歯(10)を当接可能とする大きさに形成され、前記凹陥部(16)は、2個以下の鋸歯(10)を進入可能とする大きさに形成されて成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の海苔シートの打ち抜き装置。
  4. 前記鋸歯(10)の高さHと凹陥部(16)の深さDをH≦Dとなるように形成して成ることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の海苔シートの打ち抜き装置。
  5. 前記鋸歯(10)は、該鋸歯の先端に向けて筒状部(4)の内周面から該内周面と平行に延びる刃面(11)を備えると共に、該鋸歯の先端から筒状部(4)の外周面に向けて傾斜する傾斜縁(12a)(12b)を備えて成ることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の海苔シートの打ち抜き装置。
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