JP2009296716A - 車両の発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の駆動力を電力に変換する発電装置に関し、特に、回生効率を向上することができる車両の発電装置を供給する。
【解決手段】車両に搭載される内燃機関10と、内燃機関10の回転駆動力を、出力軸23aに連結される出力ギヤ23を介して駆動車軸41に伝達する変速機20と、を備え、車両の運動エネルギーを回生する車両の発電装置において、出力ギヤ23の回転駆動力によって発電を行う発電機31を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の駆動力を電力に変換する発電装置に関し、特に、回生効率を向上することができる車両の発電装置に関する。
内燃機関(エンジン)又はモータによって駆動される車両は、エンジン等の回転エネルギーを発電機に伝え、発電機(オルタネータ)によって発電された電力をバッテリ等に蓄えて利用することが一般に行われている。一般的に、オルタネータは、エンジンの回転軸に他の補機類と共にベルト掛けされて駆動されている。
また、車両の減速時の運動エネルギーを発電機を用いて電気エネルギーに変換することによってエネルギーを回生することも行われている。このような車両として、車両のリア部分にディファレンシャルギヤを設け、このディファレンシャルギヤを介して、電動発電機とエアコン用コンプレッサとからなる補機ユニットを駆動してエネルギーを回生する車両システム(特許文献1参照。)が知られている。
特開2006−96321号公報
前述の引用文献1に記載のように、車両のリア部分に電動発電機を設けた場合では、車両が減速したときにリアの荷重が減少するので、回生効率が下がり、減速時のエネルギーに対する回生量が十分でない場合があった。
特に、FF車両においては、これら電動発電機等の補機ユニットを配置するために、リアアスクルの強化、ディファレンシャルギヤやドライブシャフトの装備、高電圧ケーブルの延長等が必要となるので、車両の重量が増し、回生による燃費向上代が相殺されてしまう。
また、エンジンにベルト掛けされるオルタネータは、変速機、クランクシャフト、ピストン、ベルト等のフリクションによりエネルギーロスが発生するので、エネルギーの回生量が十分でない場合がある。
本願発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、回生効率を向上することができる車両の発電装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施態様によると、車両に搭載される内燃機関と、内燃機関の回転駆動力を、出力軸に連結される出力ギヤを介して駆動車軸に伝達する変速機と、を備え、車両の運動エネルギーを回生する車両の発電装置において、出力ギヤの回転駆動力によって発電を行う発電機を備えることを特徴とする。
本発明によると、駆動車軸と共に回転する出力ギヤの回転駆動力によって発電を行うことにより、内燃機関や変速機等のフリクションによるエネルギーの減衰を抑えることができるので、発電機による回生効率を向上することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態の車両の発電装置1の構成ブロック図である。
この車両の発電装置1は、内燃機関(エンジン)10と、エンジン10の回転駆動力を変速して、駆動車軸41により車輪40に伝達する変速機20と、変速機のファイナルギヤ(出力ギヤ)26に接続され、変速機20の回転駆動力によって発電を行う発電ユニット30と、これらエンジン10、変速機20及び発電ユニット30を制御する制御装置100と、によって構成される。
この車両は、これらエンジン10、変速機20、発電ユニット30、駆動車軸41等のパワートレインを車両の前方側に配置した、いわゆるFF車である。
変速機20は、一組のプーリ(プライマリプーリ22及びセカンダリプーリ23)の間にベルト24が掛け渡され、それぞれのプーリに対する巻付け径を変化させることによって変速比を無段階に変速するベルト式無段変速機によって構成されている。
また、変速機20は、セカンダリプーリ23の回転駆動力を差動ギヤ(ディファレンシャルギヤ)27を介して駆動車軸41に伝達するファイナルギヤ26を備える。そして、このセカンダリプーリ23の出力軸23aとファイナルギヤ26との間に、フォワードクラッチ(第2のクラッチ)25が介装されている。このフォワードクラッチ25は、セカンダリプーリ23とファイナルギヤ26とを締結及び解放可能に構成されている。
制御装置100は、アクセルペダル50のアクセル開度センサ50aからアクセル開度を検出する。また、制御装置100は、ブレーキペダル60のブレーキスイッチ60aからブレーキペダルの踏み込みの有無を検出する。また、制御装置100は、エンジン10の回転数、変速機20の入力回転数及び出力回転数を取得し、エンジン回転数、車速、変速機20の変速比を検出する。
制御装置100は、これら検出された情報に基づいて、次のような制御を行う。エンジン10の始動/停止を制御する。トルクコンバータ21のロックアップを制御するロックアップクラッチソレノイド(図示せず)の締結/開放及び締結力を制御する。変速機20の油圧を制御して変速比を制御する。フォワードクラッチ25の締結/解放を制御する。オルタネータ31による発電の実行/停止を制御する。
エンジン10の運転により発生する回転駆動力は、トルクコンバータ21を介してプライマリプーリ22に連結される入力軸22aに伝達される。プライマリプーリ22とセカンダリプーリ23とはベルト24によって所定の変速比をもって伝達される。セカンダリプーリ23の出力軸23aは、フォワードクラッチ25の一側に連結されており、このフォワードクラッチ25が締結状態のときに、セカンドプーリ23の回転駆動力がフォワードクラッチ25の他側に連結されているファイナルギヤ26に伝達される。ファイナルギヤ26はディファレンシャルギヤ27を回転する。ディファレンシャルギヤ27は駆動車軸41を回転駆動して、車両を前進する。
また、ファイナルギヤ26の回転軸には、発電ユニット30の第1ギヤ32が連結されている。ファイナルギヤ26の回転駆動力は、第1ギヤ32に対して所定の歯車比を有する第2ギヤ33によってオルタネータ31を回転する。この回転によってオルタネータ31が発電を行う。発電された電力は、例えば図示しないバッテリ等を充電する。
なお、第1ギヤ及び第2ギヤの歯車比は、ファイナルギヤ26における回転数とオルタネータ31の定格回転数等により決定される。例えば、第1ギヤ及び第2ギヤの歯車比を3:1以上とすることにより、車速が十分に落ちるときまで安定した回生を行うことができる。このように、比較的回転速度が低い駆動車軸41ではなく、比較的回転数が高いファイナルギヤ26によりオルタネータ31を回転させるので、オルタネータの発電効率を向上することができる。
また、ファイナルギヤ26とオルタネータ31とは、歯車ではなくベルトを掛け渡すことによって接続してもよい。この場合も、ベルト比を3:1以上とすることで、車速が十分に落ちるときまで安定した回生を行うことができる。
このように構成された第1の実施形態の車両の発電装置1において、次に作用を説明する。
図2は、第1の実施形態の車両の発電装置1におけるタイミングチャートである。
この図2に示すタイミングチャートは、縦軸にエンジン10、変速機20及び発電ユニット30の各状態を示し、横軸に時間の経過を示す。
制御装置100は、アクセル開度センサ50aによりアクセル開度が0であることを検出し、かつブレーキスイッチ60aによりブレーキの踏み込みを検出したか否かを判定している。これは、車両が減速されて停止に至る運転状態であるか否かを判定している。
アクセル開度が0であることを検出し、かつブレーキの踏み込みを検出した場合は、制御装置100は、車両が減速されて停止に至る運転状態であると判定し、エンジン10を制御し(例えば燃料の供給の停止、イグニッションへの電力の供給の停止等)、エンジン10を停止させる。このとき同時に、変速機20のトルクコンバータ21のロックアップソレノイドを制御して、トルクコンバータ21のロックアップを解放する。また同時に、変速機20のフォワードクラッチ25を制御して、フォワードクラッチ25を解放し、出力軸23aとファイナルギヤ26との連結を解放する。また同時に、変速機20のプライマリプーリ22及びセカンダリプーリ23の油圧の供給をOFFに制御する。
本発明の第1の実施形態では、このような制御により、エンジン10と変速機20の連結、及び、変速機20とディファレンシャルギヤ27との連結を解放するので、車両の減速による回転エネルギーのすべてを駆動車軸41から発電ユニット30へと伝えることができる。これにより、従来、エンジン10や変速機20等によるフリクションによって減衰されていたエネルギー分を含めて、車両の減速時の回転エネルギーを効率よく電気エネルギーに回生することができる。
また、エンジン10を速やかに停止するので、燃料カットによる排気管への酸素過剰なガスが供給されることがない。これにより、触媒の酸素ストレージを最小限に抑えることができるので、エンジン10の再始動時に、窒素酸化物(以下、「NOx」と表記する)を還元するために燃料を過剰とする、いわゆるリッチスパイクを廃止又は最小限に抑えることができる。これによって、NOxの排出を低減することができると共に、リッチスパイクとエンジン10の早期停止とにより、燃費を改善することができる。
また、エンジン10、変速機20及び発電ユニット30を、駆動車軸41と共に車両前方に配置したFF方式としたので、車両の後方に発電機等を配置する場合と比較して、リアアスクルの強化、ディファレンシャルギヤやドライブシャフトの装備、高電圧ケーブルの延長等が必要なくなり、車両の重量を増すことなく、燃費を向上することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態の車両の発電装置1について説明する。
本発明の第2の実施形態の基本構成は、図1で前述した第1の実施形態と同一である。
そしてさらに、第2の実施の形態では、制御装置100によって、発電ユニット30のオルタネータ31の界磁巻線に電流を通電させて励磁するか否かを制御可能に構成した。
これにより、制御装置100によってオルタネータ31の励磁を制御することで、オルタネータ31による発電の実行及び停止を制御することができる。
図3は、第2の実施形態の車両の発電装置1におけるタイミングチャートである。
この図3に示すタイミングチャートは、前述の図2と同様に、縦軸にエンジン10、変速機20及び発電ユニット30の各状態を示し、横軸に時間の経過を示す。
制御装置100は、通常走行時、すなわち、エンジン10が運転状態であり、フォワードクラッチ25が締結状態である場合は、オルタネータ31を励磁せず、オルタネータ31による発電が行われないように制御する。
一方、アクセル開度が0であることを検出し、かつブレーキの踏み込みを検出した場合は、制御装置100は、前述のように、エンジン10を停止させ、トルクコンバータ21のロックアップを解放し、変速機20のフォワードクラッチ25を解放し、出力軸23aとファイナルギヤ26との連結を解放する。また同時に、変速機20の油圧の供給をOFFに制御する。
このとき同時に、制御装置100は、オルタネータ31を励磁することで界磁を発生させて、発電を開始するように制御する。これにより、発電ユニット30において回転駆動されるオルタネータ31によって発電が行われる。なお、車速が十分に低下したとき(例えば10km/h以下となったとき)は、オルタネータ31の励磁を停止し、発電を停止する。これにより、回生による減速がドライバビリティに悪影響を与えることを防止できる。
このように、制御装置100がオルタネータ31の励磁を制御することによって励磁手段が構成される。また、この制御装置100によってオルタネータ31の発電の実行及び停止を制御することによって、発電制御手段が構成される。
なお、制御装置100は、アクセル開度が0であることを検出し、かつ、ブレーキの踏み込みを検出してから、所定の遅れ時間をもってオルタネータ31を励磁するようにしてもよい。
以上のように、第2の実施形態では、前述の第1の実施形態の効果に加え、通常走行時には、オルタネータ31の発電による負荷を低減することができ、燃費を向上することができる。また、減速時には、オルタネータ31を励磁して発電を行うことで、前述の第1の実施形態と同様に、効率よくエネルギー回生を行うことができ、NOxの排出を低減することができると共に、燃費を改善することができる。
なお、本実施形態では、アクセル開度0及びブレーキ踏み込みによる減速時にのみ、オルタネータ31による発電を行うように制御したが、通常走行時やコースト走行時に発電を行うように制御してもよい。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態の車両の発電装置1について説明する。
本発明の第3の実施形態の基本構成は、図1で前述した第1の実施形態と同一である。
そしてさらに、第3の実施の形態では、発電ユニット30において、オルタネータ31の回転軸にクラッチ機構(第1のクラッチ)を備える。このクラッチ機構により、オルタネータ31の回転軸と、第2ギヤ33の回転軸との連結/解放を切り換えることができるよう構成した。
これにより、制御装置100によってオルタネータ31のクラッチ機構を締結/解放を制御することで、オルタネータ31による発電の実行及び停止を制御することができる。
なお、クラッチ機構は、例えば摩擦クラッチや電磁クラッチ等により構成される。
図4は、第3の実施形態の車両の発電装置1におけるタイミングチャートである。
この図4に示すタイミングチャートは、前述の図2と同様に、縦軸にエンジン10、変速機20及び発電ユニット30の各状態を示し、横軸に時間の経過を示す。
制御装置100は、通常走行時、すなわち、エンジン10が運転状態であり、フォワードクラッチ25が締結状態である場合は、オルタネータ31のクラッチ機構を解放して、オルタネータ31による発電が行われないように制御する。
一方、アクセル開度が0であることを検出し、かつブレーキの踏み込みを検出した場合は、制御装置100は、前述のように、エンジン10を停止させ、トルクコンバータ21のロックアップを解放し、変速機20のフォワードクラッチ25を解放し、出力軸23aとファイナルギヤ26との連結を解放する。また同時に、変速機20の油圧の供給をOFFに制御する。
このとき同時に、制御装置100は、オルタネータ31のクラッチ機構を締結して発電を開始するように制御する。これにより、発電ユニット30において回転駆動されるオルタネータ31によって発電が行われる。なお、車速が十分に低下したとき(例えば10km/h以下となったとき)は、オルタネータ31のクラッチ機構を解放し、発電を停止する。これにより、回生による減速がドライバビリティに悪影響を与えることを防止できる。
このように、制御装置100がオルタネータ31のクラッチ機構を制御してオルタネータ31の発電の実行及び停止を制御することによって、発電制御手段が構成される。
なお、制御装置100は、アクセル開度が0であることを検出し、かつ、ブレーキの踏み込みを検出してから、所定の遅れ時間をもってクラッチ機構を締結するようにしてもよい。
以上のように、第3の実施形態では、前述の第1の実施形態の効果に加え、通常走行時には、オルタネータ31の回転による機械的な負荷を低減することができ、燃費を向上することができる。また、減速時にはオルタネータ31のクラッチ機構を締結して発電を行うことで、前述の第1の実施形態と同様に、効率よくエネルギー回生を行うことができ、NOxの排出を低減することができると共に、燃費を改善することができる。
なお、本実施形態では、アクセル開度0及びブレーキ踏み込みによる減速時にのみ、オルタネータ31による発電を行うように制御したが、通常走行時やコースト走行時に発電を行うように制御してもよい。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態の車両の発電装置1について説明する。
本発明の第4の実施形態の基本構成は、図1で前述した第1の実施形態と同一である。
そしてさらに、前述の第2の実施形態又は第3の実施形態で前述したように、制御装置100によって、オルタネータ31による発電を制御することができるように構成されている。
図5は、第4の実施形態の車両の発電装置1におけるタイミングチャートである。
この図5に示すタイミングチャートは、前述の図2と同様に、縦軸にエンジン10、変速機20及び発電ユニット30の各状態を示し、横軸に時間の経過を示す。
制御装置100は、通常走行時、すなわち、エンジン10が運転状態であり、フォワードクラッチ25が締結状態である場合は、オルタネータ31の励磁をOFFに、又はオルタネータ31のクラッチを解放して、オルタネータ31による発電が行われないように制御する。
一方、アクセル開度が0であることを検出した場合は、制御装置100は、オルタネータ31を励磁、又は、オルタネータ31のクラッチ機構を締結して、発電を開始する。
そしてさらに、アクセル開度が0であることを検出し、かつブレーキの踏み込みを検出した場合は、制御装置100は、前述のように、エンジン10を停止させ、トルクコンバータ21のロックアップを解放し、変速機20のフォワードクラッチ25を解放し、出力軸23aとファイナルギヤ26との連結を解放する。また同時に、変速機20の油圧の供給をOFFに制御する。なお、車速が十分に低下したとき(例えば10km/h以下となったとき)は、オルタネータ31の発電を停止する。
以上のように、第4の実施形態では、前述の第1の実施形態の効果に加え、通常走行時では、オルタネータ31の発電を行わないことで、オルタネータ31による負荷を低減することができ、燃費を向上することができる。また、減速時には、アクセル開度が0となった時点でオルタネータ31による発電を開始することで、前述の第1の実施の形態と比較して、さらにエネルギー回生の効率を高めることができ、NOxの排出を低減することができると共に、燃費を改善することができる。
<第5実施形態>
次に、本発明の第5の実施形態の車両の発電装置1について説明する。
前述の第1から第4の実施形態では、アクセル開度が0であることを検出し、かつブレーキの踏み込みを検出した場合に、制御装置100よってエンジン10を停止させる。このとき、エンジン10では、クランクシャフトやフライホイール等の慣性力によって、エンジン10停止の制御を開始してからエンジン10の回転が完全に停止するまでの間、若干の時間を要する。
これに対して、第5の実施形態では、エンジン10に接続されている電動発電機(SSG:Separated Startar/Generator)によってエンジン10を急速に停止させるよう構成した。
図6は、本発明の第5の実施形態の車両の発電装置1の構成ブロック図である。
図6に示すように、エンジン10のクランクシャフト11にはプーリ12が接続されている。そして、このプーリ12に架け渡されたベルト13により回転されるプーリ81に、電動発電機(SSG)80が接続されている。
SSG80は、制御装置100の制御によって、エンジン10の回転駆動力により発電を行い、図示しないバッテリ等を充電する。また、エンジン10の始動時には、クランクシャフトを回転させるスタータモータとして機能する。
図7は、第5の実施形態の車両の発電装置1におけるタイミングチャートである。
この図7に示すタイミングチャートは、前述の図2と同様に、縦軸にエンジン10、変速機20及び発電ユニット30の各状態を示し、横軸に時間の経過を示す。
制御装置100は、アクセル開度が0であることを検出し、かつブレーキの踏み込みを検出した場合は、エンジン10を停止させる。
このとき、制御装置100は、SSG80を制御して、エンジン10のクランクシャフト11の回転を電力に回生するように制御する。これによって、エンジン10の回転が電力に変換されて、エンジン10の回転は急速に停止する。
このとき同時に、トルクコンバータ21のロックアップを解放し、変速機20のフォワードクラッチ25を解放し、出力軸23aとファイナルギヤ26との連結を解放する。また同時に、変速機20の油圧の共有をOFFに制御する。
以上のように、第5の実施形態では、前述の第1の実施形態の効果と同様に、車両の減速時の回転エネルギーを効率よく電気エネルギーに回生することができ、NOxの排出を低減することができると共に、燃費を改善することができる。
そしてさらに、第5の実施の形態では、第1の実施の形態と比較して、より速やかにエンジン10を停止することができるので、燃料カットによる排気管への酸素過剰なガスが供給されることがより少なくなり、リッチスパイクを廃止又は最小限に抑えることができる。これによって、第1の実施の形態と比較してよりNOxの排出を低減することができると共に、より燃費を改善することができる。
なお、第5の実施の形態において、前述の第2、第3及び第4の実施形態を組み合わせて、オルタネータ31による発電を制御してもよい。
以上説明した本発明の第1から第5の実施形態では、内燃機関であるエンジン10とベルト式無段変速機である変速機20とを例示したが、これらに限られない。例えば、モータとエンジンによって駆動されるハイブリッド自動車や、モータのみによって駆動される電気自動車に本発明を適用してもよい。また、変速機20は有段変速機であってもよい。
本発明の第1の実施形態の車両の発電装置の構成ブロック図である。 本発明の第1の実施形態の車両の発電装置のタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態の車両の発電装置のタイミングチャートである。 本発明の第3の実施形態の車両の発電装置のタイミングチャートである。 本発明の第4の実施形態の車両の発電装置のタイミングチャートである。 本発明の第5の実施形態の車両の発電装置の構成ブロック図である。 本発明の第5の実施形態の車両の発電装置のタイミングチャートである。
符号の説明
1 発電装置
10 エンジン
20 変速機
23a 出力軸
25 フィワードクラッチ
26 ファイナルギヤ
30 発電ユニット
31 オルタネータ
40 車輪
41 駆動車軸
80 電動発電機(SSG)
100 制御装置

Claims (7)

  1. 車両に搭載される内燃機関と、前記内燃機関の回転駆動力を、出力軸に連結される出力ギヤを介して駆動車軸に伝達する変速機と、を備え、前記車両の運動エネルギーを回生する車両の発電装置において、
    前記出力ギヤの回転駆動力によって発電を行う発電機を備えることを特徴とする車両の発電装置。
  2. 前記発電機の発電の実行及び停止を制御可能な発電制御手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両の発電装置。
  3. 前記発電機を励磁する励磁手段を備え、
    前記発電制御手段は、前記励磁手段によって発電機を励磁して、前記出力ギヤの回転駆動力によって前記発電機を発電することを特徴とする請求項2に記載の車両の発電装置。
  4. 前記発電機は、前記出力ギヤと前記発電機の回転軸との間に、締結及び解放が可能な第1のクラッチを備え、
    前記発電制御手段は、前記第1のクラッチを締結して、前記出力ギヤの回転駆動力によって前記発電機を発電することを特徴とする請求項2に記載の車両の発電装置。
  5. 前記変速機は、前記出力軸と前記出力ギヤとの間に、締結及び解放が可能な第2のクラッチを備え、
    前記内燃機関の運転を停止すると共に、前記第2のクラッチを解放して、出力ギヤの回転駆動力によって前記発電機を発電することを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の車両の発電装置。
  6. 前記車両の減速時に、前記内燃機関の運転を停止すると共に、前記発電制御手段によって、前記出力ギヤの回転駆動力によって前記発電機を発電することを特徴とする請求項2から5のいずれか一つに記載の車両の発電装置。
  7. 前記内燃機関、前記変速機、前記発電機及び前記駆動輪は、前記車両の前方に備えられることを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の車両の発電装置。
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