JP2009295883A - Ledチップ実装用基板の製造方法、ledチップ実装用基板のモールド金型、ledチップ実装用リードフレーム、ledチップ実装用基板、及び、led - Google Patents

Ledチップ実装用基板の製造方法、ledチップ実装用基板のモールド金型、ledチップ実装用リードフレーム、ledチップ実装用基板、及び、led Download PDF

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Abstract

【課題】
簡便で信頼性の高いLEDチップ実装用基板の製造方法を提供する。
【解決手段】
複数のLEDチップ90を実装する前のLEDチップ実装用基板の製造方法は、樹脂モールド用の上金型50と下金型60とを用いてリードフレーム10をクランプすることにより、リードフレーム10の自由端部11a、11bを折り曲げるステップと、上金型50と下金型60とを用いてリードフレーム10をクランプした状態で、上金型50と下金型60とで形成される空間(キャビティ70)に樹脂80を充填させるステップとを有する。
【選択図】 図6F

Description

本発明は、LEDチップ実装用基板の製造方法に関する。また、本発明は、LEDチップ実装用基板のモールド金型、LEDチップ実装用リードフレーム、LEDチップ実装用基板、及び、LEDに関する。
従来から、アノード電極とカソード電極との一対の電極間に順バイアスを印加することにより光を放出する発光ダイオード(LED)が知られている。
このようなLEDのうち例えば面実装型のLEDは、リードフレームに構成された一対の電極にLEDチップを実装し、樹脂モールドすることにより形成される。この場合、樹脂モールド後に樹脂の外部に延びたリード部分を折り曲げることにより所定形状のアウターリードが形成される。
しかしながら、樹脂モールド後にリードフレームを折り曲げてアウターリードを形成する場合、アウターリードとするためのリードのスペースをLEDのパッケージ領域の外側に別途設ける必要がある。このスペースの存在がリードフレーム上における各パッケージあたりの占有面積を狭める上で問題となり1枚のリードフレーム上におけるLEDの成形数を増加させるのが困難となっている。換言すれば、リードフレームの実装面積を上げることができない。
また、樹脂成形後にアウターリードを折り曲げると、樹脂成形されたインナーリードにも力が加わり、樹脂のひび割れや、樹脂とリードフレームとの間の剥離等の問題が生じてしまう。
そこで、特開2006−173155号公報(特許文献1)には、インサートモールド加工の前に金属製リードの曲げ加工を完了するLEDリードフレームが開示されている。
特開2006−173155号公報
しかしながら、特許文献1に記載のLED用リードフレームでは、樹脂モールド工程の前にリードフレームを折り曲げるための工程が別途必要となる。この場合、LEDを製造する際の工程数が増加してしまう。
また、別工程で予め折り曲げられたリードフレームは扱いにくく、正確な位置決めが困難となることがあるため、このようなリードフレームに対して信頼性を確保しながら樹脂モールドを行うことは困難である。
そこで本発明は、上記問題点を解決しながら、簡便で信頼性の高いLEDチップ実装用基板の製造方法を提供することを例示的目的とする。また、本発明は、上記問題点を解決可能な信頼性の高いLEDチップ実装用基板のモールド金型、LEDチップ実装用リードフレーム、LEDチップ実装用基板、及び、LEDを提供することを例示的目的とする。
本発明の一側面としてのLEDチップ実装用基板の製造方法は、複数のLEDチップを実装する前のLEDチップ実装用基板の製造方法であって、樹脂モールド用の上金型及び下金型を用いてリードフレームをクランプすることにより、該リードフレームの第1の自由端部及び第2の自由端部を折り曲げるステップと、前記上金型及び前記下金型とを用いて前記リードフレームをクランプした状態で、該上金型及び該下金型で形成される空間に樹脂を充填させるステップとを有する。
また、本発明の他の側面としてのLEDチップ実装用基板のモールド金型は、リードフレームを上面側から押さえる上金型と、前記リードフレームを下面側から押さえる下金型とを有し、前記上金型又は前記下金型の少なくとも一方には、押圧部が設けられており、前記モールド金型は、前記上金型及び前記下金型で前記リードフレームをクランプすることにより、前記押圧部により該リードフレームの第1の自由端部及び第2の自由端部を折り曲げ、該上金型及び該下金型で形成される空間に樹脂を充填するように構成されている。
また、本発明の他の側面としてのLEDチップ実装用リードフレームは、複数のLEDチップを実装する前のLEDチップ実装用リードフレームであって、前記LEDチップの第1の電極に電気的接続するための第1の自由端部と、前記LEDチップの第2の電極に電気的接続するための第2の自由端部と、LEDの外部電極を構成する外部電極部とを有し、前記第1の自由端部の先端部及び前記第2の自由端部の先端部と、前記外部電極部との間には段差が形成されており、前記第1の自由端部の先端部及び前記第2の自由端部の先端部を構成する第1の平面は、前記外部電極部を構成する第2の平面と平行であり、前記段差を形成するために折り曲げられる前記第1の自由端部及び前記第2の自由端部の折り曲げ領域は、該第1の自由端部及び該第2の自由端部の他の領域よりも強度が弱い。
また、本発明の他の側面としてのLEDチップ実装用基板は、複数のLEDチップを実装する前のLEDチップ実装用基板であって、前記LEDチップの第1の電極に電気的接続するための第1の自由端部、該LEDチップの第2の電極に電気的接続するための第2の自由端部、及び、LEDの外部電極を構成する外部電極部、を備えたリードフレームと、前記第1の自由端部と前記第2の自由端部との間を絶縁する樹脂とを有し、前記第1の自由端部の先端部及び前記第2の自由端の先端部と、前記外部電極部との間には段差が形成されており、前記第1の自由端部の先端部及び前記第2の自由端部の先端部を含む第1の平面は、前記外部電極部を含む第2の平面と平行であり、前記第1の自由端部の先端部及び前記第2の自由端部の先端部の両面は、前記樹脂で覆われずに露出している。
また、本発明の他の側面としてのLEDは、第1の電極と第2の電極との間に順バイアスを印加することにより光を放出するLEDチップと、前記LEDチップを実装し、該LEDチップの前記第1の電極に電気的接続された第1の自由端部、該LEDチップの前記第2の電極に電気的接続された第2の自由端部、及び、LEDの外部電極を構成する外部電極部、を備えたリードフレームと、前記第1の自由端部と前記第2の自由端部との間を絶縁する樹脂と、前記LEDチップを封止する透光性樹脂とを有し、前記第1の自由端部の先端部及び前記第2の自由端部の先端部と、前記外部電極部との間には段差が形成されており、前記第1の自由端部の先端部及び前記第2の自由端部の先端部を含む第1の平面は、前記外部電極部を含む第2の平面と平行であり、前記第1の自由端部の先端部の両面及び前記第2の自由端部の先端部の両面は前記樹脂で覆われず、該両面のうち一方の面は前記透光性樹脂で覆われている。
本発明のその他の目的及び効果は以下の実施例において説明される。
本発明によれば、簡便で信頼性の高いLEDチップ実装用基板の製造方法を提供することができる。
また、本発明によれば、上記問題点を解決可能な信頼性の高いLEDチップ実装用基板のモールド金型、LEDチップ実装用リードフレーム、LEDチップ実装用基板、及び、LEDを提供することができる。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
まず、本発明の実施例1について説明する。
図1は、本実施例におけるリードフレームの全体構造図である。図1(A)はリードフレームの平面図、図1(B)は図1(A)のリードフレームをB方向から見たときの側面図、また、図1(C)は図1(A)のリードフレームをC方向から見たときの側面図である。
図1において、10はリードフレームである。リードフレーム10は、例えば銅合金からなり、複数のLEDチップを実装するために設けられる。後述のように、リードフレーム10に複数のLEDチップを実装して樹脂モールドが行われた後、これをダイシング(切断)することにより、複数のLED(Light−Emitting Diode)が完成する。
20はリード形成孔(抜き孔)である。リード形成孔20は、後述するLEDチップの実装位置にリードフレーム10をプレス加工で打ち抜くことによってインナーリード(自由端部11a、11b、外部電極部16a、16b)を形成する。また、本図に示されるように、リードフレーム10には、複数組(本図では12組)の自由端部11a、11bを形成するリード形成孔20が複数個(本図では五個)形成されている。このため、リードフレーム10には自由端部11a、11bの組がマトリックス状に形成されることとなる。また、リード形成孔20は、自由端部11a、11bがリードフレーム10の幅方向に突出するように形成されていることにより凹凸の繰り返されるような縁部形状となっているものの、全体としては所定方向(本図における上下方向)に縦長な孔となっている。さらに、リード形成孔20の縁部には外部電極部16a、16bが一直線上に並んだ状態で形成される。具体的には、各リード形成孔20において、本図の左側に位置する一方の縁部の近傍に12個の外部電極部16aが一直線上に並んだ状態で形成され、本図の右側に位置する他方の縁部の近傍に12個の外部電極部16bが一直線上に並んだ状態で形成されている。
インナーリードは、樹脂モールドにより樹脂に覆われる部位(樹脂封止されるリードの部分)である。本実施例において、自由端部11a(第1の自由端部)及び外部電極部16aが第1のインナーリードを構成し、自由端部11b(第2の自由端部)及び外部電極部16bが第2のインナーリードを構成する。
自由端部11aは、自由端部11bの両側に配置されている。図1に示されるように、自由端部11aは左側から右側へ延びている。また、自由端部11aは、ボンディングワイヤにより、LEDの第1の電極(アノード電極)に電気的接続される。
自由端部11bは、二つの自由端部11aの間に配置されている。図1に示されるように、自由端部11aは右側から左側へ延びている。このように、自由端部11aと自由端部11bとは、互いに向かい合うように反対側の方向に延びている。また、自由端部11bの先端部には、LEDチップが実装される。このため、自由端部11bは、LEDの第2の電極(カソード電極)に電気的接続される。なお、本実施例において、第1の電極と第2の電極は一対の電極を構成するものであればよく、例えば、第1の電極をカソード電極とし、第2の電極をアノード電極とすることもできる。
リード形成孔20は、LEDチップの一対の電極間(第1の電極と第2の電極との間)を絶縁するため、すなわち、インナーリードを構成する自由端部11a(外部電極部16a)と自由端部11b(外部電極部16b)との間を絶縁するために設けられている。
自由端部11a、11bには、それぞれ、ハーフエッジ12a、12bが形成されている。ハーフエッジ12a、12bは、後述のように、リードフレーム10を折り曲げる箇所に設けられている。ハーフエッジ12a、12bを形成することにより、リードフレーム10を折り曲げることが容易になる。なお、本実施例のようにリードフレーム10を折り曲げることにより、パッケージとしてのLED内におけるLEDチップの高さを確保することができる。
図1(A)に示されるように、リードフレーム10に形成されたリード形成孔20は、範囲15で示される単位構造が同様の大きさ及び形状で並んで配置されている。リード形成孔20の単位構造(範囲15)は、本実施例における一個のパッケージであるLEDの外形の大きさと略同一に形成され、一個のLEDの一部を構成する。ただし、一個のLEDに複数のLEDチップを実装することもできる。
なお、図1(B)及び図1(C)に示されるように、モールド金型にクランプする前のリードフレーム10は、フラットな平板形状となっている。このため、例えばリードが所定形状に折り曲げられたリードフレームと比較して扱い易く、後述する樹脂モールド時に正確に位置決めすることが可能となっている。
図2は、本実施例におけるリードフレームの要部拡大図である。図2(A)はリードフレームの平面図、図2(B)は図2(A)中におけるB−B切断面の断面図、また、図2(C)は図2(A)中におけるC−C切断面の断面図である。図2(D)は、図2(C)中のリードフレームをD方向から見た場合の平面図である。
図2は図1の範囲15に相当する領域の拡大図である。なお、図2(B)において、本図の左側がリードフレームの上面(表面)側であり、右側がリードフレームの下面(裏面)側である。
図2(A)乃至図2(D)に示されるように、インナーリードを構成する自由端部11a、11bには、ハーフエッジ12a〜12dが形成されている。具体的には、図2(A)及び図2(C)に示されるように、リードフレーム10の表面側において、自由端部11aにはハーフエッジ12aが形成され、また、自由端部11bにはハーフエッジ12bが形成されている。
また、図2(C)及び図2(D)に示されるように、リードフレーム10の裏面側において、自由端部11aにはハーフエッジ12cが形成され、また、自由端部11bにはハーフエッジ12dが形成されている。
これらのハーフエッジ12a〜12dは、後述のように、リードフレーム10を折り曲げることを容易にする。この場合、リードフレーム10の所定部分に力が加わることにより、リードフレーム10は、ハーフエッジ12a〜12dにおいて優先的に自然と折れ曲がる。なお、本実施例のハーフエッジ12a〜12dはリードフレーム10の折り曲げを容易にすることを主たる目的として形成されているため、その折り曲げ箇所におけるリードフレームの強度を周囲の強度より弱くする別の方法でもこの目的を達成できる。このため、具体的な構造は本実施例のようなハーフエッジに限定されるものではない。
折り曲げ箇所におけるリードフレームの強度が周囲の強度より弱い構造であれば、折り曲げ箇所の幅を短くした構造や、折り曲げ箇所において複数の孔を設けた構造等を採用してもよい。また、本実施例のようにハーフエッジ12a〜12dをリードフレーム10の表面側又は裏面側の一方にのみ形成するものに限定されるものではない。ハーフエッジ12a〜12dを本実施例とは反対側の面に形成すること、又は、ハーフエッジ12a〜12dをリードフレーム10の両面に形成することもできる。この場合、電流の流れ易さと折り曲げ易さとを両立するためには、本実施例に示すようにハーフエッジを形成するのが望ましい。すなわち、同じだけ断面積を減らした場合に本実施例のように折り曲げ箇所の厚みを薄くするほうがその幅を狭くするより強度が弱く、電流の流れ易さを極力低下させずに強度を弱くして折り曲げ易さを確保することが可能となる。
なお、ハーフエッジ12a〜12dが形成される箇所は、リードフレーム10を折り曲げる箇所である。このため、ハーフエッジ12a〜12dが形成される箇所は、リードフレーム10の折り曲げ箇所に応じて適宜変更される(図12参照)。
インナーリードを構成する自由端部11a、11bは、リード形成孔20の幅方向(図2における左右方向)における中央部を越えた位置まで、互いに反対方向に延びて中央付近で重複するように形成されている。自由端部11bは、LEDチップを搭載するダイパッドとして用いられる。他方、自由端部11aには、LEDチップとの間で電気的接続を行うための金ワイヤ等の接続手段がボンディングされる。
LEDチップは、アノード電極(正極)及びカソード電極(負極) の一対の電極を備え、これらの電極の間に順バイアスの所定電圧を印加することにより光を放出するLED素子である。このため、例えば、自由端部11bの上にLEDチップのカソード電極面を実装する場合、自由端部11aとLEDチップのアノード電極との間は金ワイヤ等の接続手段で接続される。これにより、リードフレーム10の自由端部11aとLEDチップのアノード電極との間が電気的に接続される。
本実施例では、LEDチップの一方の電極と自由端部11aとの間は二本のワイヤで接続されるため、自由端部11aは二つ設けられている。ただし、これに限定されるものではなく、ワイヤの本数は一本又は三本以上でも構わない。これに応じて、自由端部11aの本数を増減させることもできる。また、本実施例では、自由端部11b側のリードフレームがカソード側であるとして説明しているが、これに限定されるものではなく、LEDチップの種類などに応じて、自由端部11bをアノード側としてもよい。この場合、自由端部11aが設けられている側のリードフレームはカソード側となる。
さらに、例えば、LEDチップはフリップチップタイプのものでもよい。このとき、LEDチップの下面に配置された一対の電極を自由端部11a、11bのそれぞれにボンディングして実装することができる。また、一個のLED(パッケージ)内に複数個のLEDチップは実装したり、ツェナーダイオードやコンデンサ等の保護素子を実装するようにしてもよい。これに応じて、自由端部11a、11bの本数を増加させることもできる。この場合、自由端部11a、11bは、同数であってもよく、いずれかが少ない構成(例えばいずれかが一個少ない構成)であってもよい。
図3は、本実施例における下金型である。図3(A)は下金型の平面図、図3(B)は図3(A)中におけるB−B切断面の断面図、また、図3(C)は図3(A)中におけるC−C切断面の断面図である。
下金型60は、樹脂モールド時においてリードフレーム10をその下面(表面)側から押さえ付ける。本実施例の下金型60には、キャビティ70を構成する平面視矩形状の凹部が形成されている。キャビティ70の領域内において下金型60には、平面状のリードフレーム10の下面を支持するための支持部67が、下金型60のパーティング面と同じ高さまで突出するように形成されている。この支持部67の先端の平面部分が、平面状のリードフレーム10の外部電極部16a、16b付近をクランプするクランプ面となる。このため、リードフレーム10における外部電極部16a、16b同士の形成間隔と同じ間隔で突起するように形成されている。また、下金型60には、後述する上金型により折り曲げられたリードフレーム10(自由端部11a、11b)を下側から支持するための自由端支持部68が下金型60のパーティング面よりも低く形成されている。この自由端支持部68は、二個の支持部67に挟まれる位置に形成されている。このため、逆に自由端支持部68に挟まれた位置の支持部67は、図3(C)に示されるように、二個の自由端支持部68によってそれぞれ折り曲げられる自由端部11a、11bの基端側(すなわち、外部電極部16a、16b)をそれぞれ支持できるように二個の突起部を有する。一方、キャビティ70の壁面に沿って形成された支持部67は、一個の自由端支持部68によって折り曲げられる自由端部11a、11bのいずれかの基端側を支持できるように一個の突起部を有する。
自由端支持部68は、図3(A)に示されるように、リードフレーム10における自由端部11a、11bの組の形成組数と同数だけ同じ間隔で設けられ、12行5列のマトリックス状に配設されている。また、自由端支持部68は、平面から見て円形状となるように構成されている。本実施例では、円形状の自由端支持部68を形成するため、複数のピン63が下金型60に形成された孔にパーティング面の反対側から挿入されている。これらのピン63は、先端の一部における側面が傾斜して先端に向けて細くなるように形成されている。これらのピン63の先端部における表面が円形状を有しており、このピン63の先端部がキャビティ70の底面から突出した状態で自由端支持部68を構成している。本実施例のように複数のピン63を用いることで、円形状の自由端支持部68の高さ調整を容易としながらより簡便に形成することができる。また、リードフレーム10の厚み等に応じて高さをより容易に調整できるようにネジを用いて自由端支持部68を形成することもできる。
ただし、自由端支持部68を構成するためにピン63等を用いることは必須ではない。自由端支持部68を下金型60と一体形成することも可能である。また、自由端支持部68の形状は、後述の樹脂モールドにおいて製造されるLEDのリフレクタ形状を形成するため円形状であることが好ましいが、円形状に限定されるものではなく、矩形状等の他の形状を採用してもよい。また、上述のように所定の傾斜で縮径する構成としてもよいが、その傾斜が途中で変化するような形状であってもよく、傾斜させない形状を採用することもできる。キャビティ70には、樹脂モールド時において樹脂80が充填されることになる。
このような自由端支持部68の先端平面部が、平面状のリードフレーム10(自由端部11a、11b)をクランプするクランプ面となる。また、下金型60には、プランジャ110及びポット112が設けられている。後述のとおり、樹脂モールド時、ポット112内に樹脂タブレット(不図示)を投入して溶融させ、プランジャ110を上動させて溶融した樹脂を圧送することにより、上金型50と下金型60との間の空間(特にキャビティ70)は樹脂等で充填される。
図4は、本実施例における上金型である。図4(A)は上金型の平面図、図4(B)は図4(A)中におけるB−B切断面の断面図、また、図4(C)は図4(C)中におけるC−C切断面の断面図である。
上金型50は、樹脂モールド時においてリードフレーム10を上面(裏面)側から押さえ付ける。上金型50には、平面状のリードフレーム10(自由端部11a、11b)を折り曲げるための複数の押圧部58が形成されている。押圧部58は、断面視台形状で上金型50のパーティング面から突起するように平面視矩形状に形成されている。なお、この押圧部58は、後述の樹脂モールド時においてその端面部の辺部分で自由端部11a、11bを折り曲げるため、本実施例のように2方向から自由端部が延在している構成では平面視矩形状に形成されるのが好ましい。ただし、自由端部11a、11bをクランプ可能であれば円形状や多角形状に形成することもできる。また、2以上の方向から自由端部が延在している構成ではその方向に対して直交するような辺を有する形状に押圧部58を形成することもできる。例えば、6方向から自由端部が延在しているリードフレームをより確実に折り曲げるためには、平面視六角形状に形成するのが好ましい。
また、押圧部58は、自由端支持部68と同数だけ同じ間隔で設けられ、12行5列のマトリックス状に配設されている。このため、金型クランプ時には、リードフレーム10における自由端部11a、11bの組(単位構造)と、押圧部58と、自由端支持部68とがクランプ方向において重なり合った状態でクランプすることが可能となる。また、上金型50には、リードフレーム10の基板実装面(裏面)側に面取り部13(V型溝、Vノッチ)を形成するための突起59が複数(本実施例では10本)形成されている。この突起59は、複数(本実施例では12個)の押圧部58による列を挟み込むように押圧部58の列毎に2本ずつ押圧部58からそれぞれが所定間隔だけ離れた位置に形成されている。また、突起59は、下金型60における支持部67の突起部と行方向において同じ間隔で形成されているため、上述したような位置でリードフレーム10をクランプすることでこの突起部及び外部電極部16a、16bとクランプ方向において重なり合った状態となる。また、突起59は、列方向において押圧部58の形成領域よりも長く形成されている。具体的には、突起59は、一端側(例えば図4(A)の上側)の押圧部58よりも上側まで延在するとともに、他端側(例えば本図の下側)の押圧部58よりも下側まで延在するように形成されている。
突起59に形成される面取り部13は、最終製品であるLEDを形成する際にリードフレーム10を切断するときの切断部に形成される。換言すれば、リードフレーム10を切断する間隔で突起59が形成されている。この切断部の位置は、LEDにおけるインナーリード(第1及び第2のインナーリード)の端部に相当する。このため、本実施例では、切断される前のリードフレーム10において、面取り部13が形成される位置をインナーリードの端部という。このように、本実施例におけるLEDチップ実装用基板のリードフレーム10は、面取り部13が形成されたインナーリードの端部において切断されるように構成されている。
図4(A)に示されるように、本実施例では、複数の直線状の突起59が配列されているが、これに限定されるものではない。突起59が配列されていない構成を採用することもできる。
上金型50には、カル55及びランナ56がそれぞれの形状及び大きさで凹形状に形成されている。上金型50の押圧部58の先端平面部は、平面状のリードフレーム10(自由端部11a、11b)をクランプするクランプ面となる。このクランプ面により、リードフレーム10の自由端部11a、11bは、下側へ折り曲げられる。
図5は、本実施例における上金型と下金型を組み合わせた際の各部の位置関係を示す断面図である。
本実施例のモールド金型(以下、単に「金型」ともいう)は、上金型50及び下金型60を主体として構成されている。樹脂モールド時には、上金型50及び下金型60でリードフレーム10をクランプすることによりリードフレーム10のインナーリードの特定箇所を後述するように折り曲げ、トランスファモールドにより不図示の樹脂を上金型50と下金型60との間に形成された空間に充填する。ここでは、例えば熱硬化性樹脂等をタブレット(円柱)状に成形した樹脂タブレットが用いられる。
樹脂モールド時、予熱された下金型60のポット112内に樹脂タブレット(不図示)を投入して溶融させる。そして、プランジャ110を上動させて溶融した樹脂を圧送することにより、上金型50と下金型60との間の空間(特にキャビティ70)は樹脂で充填される。プランジャ110は、不図示のトランスファ機構によってポット112に沿って上下に摺動可能に構成されている。なお、樹脂タブレットに替えて液状の熱硬化性樹脂をディスペンサ(不図示)で供給することもできる。
金型クランプ時にプランジャ110によって樹脂が圧送されることにより、溶融した樹脂は、カル55及びランナ56を通って、リード形成孔20、及び、上金型50と下金型60との間に形成されて各LEDのパッケージを構成するキャビティ71へ供給される。本実施例ではリード形成孔20が連通しているとともにキャビティ71自体も連通しているため、リード形成孔20に連通したキャビティにも樹脂を供給可能となっている。このため、樹脂は、キャビティ70内においてカル55及びランナ56に近い一個のLEDのパッケージを構成するキャビティ71(図6参照)から遠いキャビティ71に向けて順次供給されていく。
なお、本実施例のリード形成孔20は連通して一つの孔を構成しているが、これに限定されるものではない。例えば、一つのLED領域に一つのリード形成孔を設けることにより、複数のリード形成孔を形成してもよい。このとき、複数のキャビティ同士が連通していないキャビティ(マトリックス状のキャビティ)が金型に設けられている場合でも、金型又はリードフレームにハーフエッジを設けることにより、全てのリード形成孔に樹脂を供給することが可能となる。
次に、複数のLEDチップを実装する前のLEDチップ実装用基板の製造方法について、詳細に説明する。図6A〜図6Fは、本実施例におけるLEDチップ実装用基板の製造工程を説明するための断面図である。なお、図6A〜図6Fは、図3(A)におけるC−C断面においてLED一個分のキャビティ71の付近を拡大した断面図である。このため、キャビティ70内では同様の動作が行われることとなる。
本実施例の製造工程では、まず、上金型50の押圧部58と、下金型60の自由端支持部68とが重なり合うようにモールド金型を樹脂モールド装置にセットする。図6Aは、本実施例の製造工程における第1状態を示している。複数のLEDチップを実装するための平面状のリードフレーム10をプレヒートして準備し、このリードフレーム10を下金型60の上に支持部67の突起部と外部電極部16a、16bとが重なり合うように載置することによって第1状態となる。この際に、自由端部11a、11bの組(単位構造)と、押圧部58と、自由端支持部68とがクランプ方向において重なり合った状態となる。下金型60には、支持部67が上に延びて形成されており、リードフレーム10はキャビティ70の外縁を構成する金型面及び支持部67により支持される。なお、この際に、ポット112内への樹脂タブレットの投入も併せて行われる。
本実施例の製造工程において、リードフレーム10は、LEDチップの実装側の面(表面)が図6Aの下方を向くように、下金型60に載置される。すなわち、リードフレーム10は、LEDチップ実装面を下に、また、それとは反対側の面(裏面)を上にして配置される。このため、自由端部11aにおいて、ハーフエッジ12cは上側に位置し、ハーフエッジ12a(図6C参照)は下側に位置する。同様に、自由端部11bにおいて、ハーフエッジ12dは上側に位置し、ハーフエッジ12bは下側に位置する。
下金型60には、自由端部11a、11b(インナーリード)の下方において、自由端支持部68が設けられている。自由端支持部68は、支持部67より低い突起部の構造を有しており、後述のように、折り曲げられた自由端部11a、11bを下から支持するとともにクランプする。
また、下金型60には、後述するように樹脂が充填されるキャビティ71(空間)が存在している。キャビティ71は、支持部67及び自由端支持部68で囲まれており、キャビティ71の形状は、支持部67及び自由端支持部68の形状で決定される。
上金型50には、押圧部58が形成されている。押圧部58は、凸部が下方向へ突出した構造を有しており、リードフレーム10の自由端部11a、11bの上面を下へ押圧するために設けられている。また、押圧部58は、下金型60の自由端支持部68の上方に位置している。
また、上金型50には、突起59が形成されている。突起59は、リードフレーム10の切断部(インナーリードの端部)に面取り部13を形成するために設けられている。後述のように、インナーリードの端部の基板実装面側に面取り部13を形成することにより、完成したLEDをプリント基板等の実装基板面に安定して実装することが可能になる。突起59は、リードフレーム10の上面に面取り部13を形成するものであるため、リードフレーム10の厚さに比べて、突起59の付根から先端までの長さ(上下方向の長さ)は短い。
図6Aに示される第1状態では、上金型50はリードフレーム10の上方に位置しており、リードフレーム10には接触していない。
図6Bは、本実施例の製造工程における型閉じ動作中の第2状態を示している。平面状のリードフレーム10を下金型60に載置した後、図6Bに示されるように、上金型50を下方向に移動させ、上金型50の押圧部58の先端面をリードフレーム10(自由端部11a、11b)の上面に接触させる。
上金型50の突起59の突出長さは、押圧部58の突出長さより短いため、図6Bに示される第2状態においては、突起59はリードフレーム10に接触していない。
図6Cは、本実施例の製造工程においてインナーリードの折り曲げ途中の第3状態を示している。上金型50の押圧部58をリードフレーム10(自由端部11a、11b)に接触させた後、さらに、上金型を下方向へ移動させる。このとき、自由端部11a、11bは、上金型50の押圧部58により下方向に押される。そして、自由端部11aは、その上面が押圧部58の端面における一方の辺(本図における左側の辺)に左下方向に押し下げられるためハーフエッジ12cの形成箇所において、下方向へ折り曲げられる。同様に、自由端部11bは、その上面が押圧部58の端面における他方の辺(本図における右側の辺)に右下方向に押し下げられるためハーフエッジ12dの形成箇所において、下方向へ折り曲げられる。この際に、対向するように延びている(延在する)自由端部11aと自由端部11bとが左下方向及び右下方向にそれぞれ押し下げられるため、単位構造毎に左右方向への力が相殺される。このため、特に固定しなくてもリードの折り曲げ時にリードフレーム10が所望の位置を保つことができ、所望の位置でクランプすることが可能となっている。
従って、押圧部58による押し下げ力のうちのクランプ方向に直行する成分(分力)が相殺し合うような構成であれば自由端部は単純に向かい合わせるような構成のみならず他の構成を採用することもできる。例えば三個の自由端部が120度ずつ傾いた方向から中央に向かって伸びるような構成を採用することができる。この場合、押圧部58による三個の押し下げ力のうちクランプ方向に直行する分力同士が相殺し合う(総和がゼロになる)ことになり、リードフレーム10が所望の位置を保つことができる。また、本実施形態のように対向する自由端部の本数の違いがある場合において、これらにかかる分力の総和をゼロにするのが困難なときには例えば数の多い側の自由端部にかかる分力を小さくして総和をゼロに近づける方法を採用することもできる。例えば数の多い側の自由端部の断面積を上述したような手法により減らすことで発生する分力を小さくすることもできる。リードフレーム10は、自由端部11a、11bの周囲の領域(外部電極部16a、16b)において、支持部67により下側から支持されている。この領域の一部は、LEDの外部電極となる外部電極部16a、16bを構成する。このように、外部電極部16a、16bを含め、リードフレーム10の自由端部11a、11b以外の領域は、第1状態からの状態をそのまま保持する。
図6Cに示されるように、上から下へ折り曲げられるリードフレーム10の折り曲げ部において、リードフレーム10の上面にハーフエッジ12c、12dが形成されている。すなわち、リードフレーム10の折り曲げ部は、リードフレーム10の他の部位に比べて、その強度は弱くなっている。このため、リードフレーム10が上から下方向へ容易に折り曲げることができる。また、ハーフエッジ12c、12dを設けることにより、リードフレーム10の所望の部位を確実に折り曲げることが可能になる。
図6Dは、本実施例の製造工程において第3の状態よりもインナーリードの折り曲げの進んだ第4状態を示している。自由端部11a、11bをそれぞれのハーフエッジ12c、12dの形成箇所において下方向へ折り曲げた後、さらに、上金型を下方向へ移動させる。このとき、自由端部11a、11bは、下金型60内に進入した上金型50の押圧部58によりさらに下方向に押され、自由端部11a、11bの先端が下金型60の自由端支持部68に接触する。
そして、自由端部11aは、その先端とハーフエッジ12cとの間のハーフエッジ12aの形成箇所において、上方向へ折り曲げられる。同様に、自由端部11bは、その先端とハーフエッジ12dとの間のハーフエッジ12bの形成箇所において、上方向へ折り曲げられる。
リードフレーム10は、自由端部11a、11bの周囲において、支持部67により下側から支持されている。この領域の一部は、LEDの外部電極となる外部電極部16a、16bを構成する。このため、第4状態においても、リードフレーム10の自由端部11a、11b以外の領域(例えば、外部電極部16a、16b)は、第1状態からの状態をそのまま保持する。
図6Dに示されるように、下から上へ折り曲げられるリードフレーム10の折り曲げ部において、リードフレーム10の下面にハーフエッジ12a、12bが形成されている。すなわち、リードフレーム10の折り曲げ部は、リードフレーム10の他の部位に比べて、その強度は弱くなっている。このため、リードフレーム10を下から上方向へ容易に折り曲げることができる。また、ハーフエッジ12a、12bが設けられていることにより、リードフレーム10の所望の部位を確実に折り曲げることが可能になる。
図6Eは、本実施例の製造工程においてインナーリードの折り曲げの完了した第5状態を示している。上金型50を下方向へさらに移動させると、リードフレーム10は、上金型50と下金型60とにより確実にクランプされる(挟まれる)。このとき、自由端部11a、11bは、上金型50の押圧部58と下金型の自由端支持部68との間に確実にクランプされる。より具体的には、自由端部11aの先端とハーフエッジ12aとの間の領域である自由端部11aの先端部11aaは、押圧部58と自由端支持部68との間にクランプされる。同様に、自由端部11bの先端とハーフエッジ12bとの間の領域である自由端部11bの先端部11baは、押圧部58と自由端支持部68との間にクランプされる。
ここで、自由端部11aと自由端部11bとは対向して(互いに向かい合って)配置されている。すなわち、これらの自由端部は向かい合う辺から互いに反対方向に延びている。このため、上金型50の押圧部58で押されると、自由端部11aの先端部11aaは基端側(図中の左方向)へ移動し、自由端部11bの先端部11baも基端側(図中の右方向)へ移動する。このように、自由端部11a、11bを折り曲げてクランプされるまでの間、自由端部11a、11bは互いに反対方向に向けて移動する。このため、モールド金型でクランプされるまでにリードフレーム10に対して加わる力の方向はバランスが取られており、リードフレーム10が左右に動くことはない。
図6Eに示されるように、自由端部11aの先端部11aaと外部電極部16aとの間には段差が形成されている。このため、自由端部11aのハーフエッジ12aとハーフエッジ12cとの間の領域である自由端部11aの付根部11abは、傾斜して保持されている。同様に、自由端部11bの先端部11baと外部電極部16bとの間には段差が形成されている。このため、自由端部11bのハーフエッジ12bとハーフエッジ12dとの間の領域である自由端部11bの付根部11bbは、傾斜して保持されている。
このとき、自由端部11aの付根部11ab及び自由端部11bの付根部11bbは、上金型50の押圧部58の側面に接触していない。このため、付根部11ab、11bbと、押圧部58の側面との間には空間(キャビティ72)が形成されている。上金型50と下金型60との間に形成されるキャビティ70は、下金型60とリードフレーム10との間に形成されているキャビティ71と、上金型50とリードフレーム10との間に形成されるキャビティ72とからなる。
リードフレーム10の外部電極部16a、16bは、下金型60の支持部67と上金型50とで確実にクランプされている。また、自由端部11aの先端部11aa及び自由端部11bの先端部11baは、下金型60の自由端支持部68と上金型50の押圧部58とで確実にクランプされている。このため、自由端部11aの先端部11aa及び自由端部11bの先端部11baを構成する第1の平面は、外部電極部16a、16bを構成する第2の平面と平行になっている。
このように、本実施例では、図6Eに示されるように、樹脂モールド用の上金型50と下金型60とを用いてリードフレーム10をクランプすることにより、リードフレーム10の自由端部11a、11bを折り曲げる。より具体的には、自由端部11a、11bは、上金型50に形成された押圧部58と下金型60との間にクランプされることにより折り曲げられる。
このとき、上金型50の突起59は、リードフレーム10の上面を押圧して食い込んだ状態となる。このため、後述のように、リードフレーム10の切断部(インナーリードの端部、又は、外部電極部16a、16bの先端部)には面取り部13(Vノッチ)が形成される。突起59を設けた上金型50を用いてリードフレーム10に形成された面取り部13(Vノッチ)は、リードフレーム10に塑性変形を生じさせ、リードフレーム10の折り曲げ時にリードフレーム10に加わるストレスを分断させる。このため、上金型50及び下金型60でクランプすることにより形成されるリードフレーム10の折れ曲がりをより確実で強固なものとすることができる。従って、本実施例において、モールド金型を用いて面取り部13を形成することにより、より信頼性の高いLEDチップ実装用基板及びLEDを製造することが可能となる。
次に、図6Fは、本実施例の製造工程においてキャビティに樹脂が充填された第6状態を示している。第6状態では、上金型50及び下金型60を図6Eに示される第5状態を保持しながら、トランスファモールドにより樹脂80をキャビティ70(具体的にはキャビティ71、72)の内部に充填させる。すなわち、上金型50と下金型60とを用いてリードフレーム10をクランプした状態で、上金型50及び下金型60で形成される空間に樹脂80を充填させる。
図6Fに示されるように、自由端部11aの先端部11aa及び自由端部11bの先端部11baの上面には、上金型50の押圧部58が密着状態で接触している。また、先端部11aa、11baの下面(LEDチップ実装面)には、下金型60の自由端支持部68が密着状態で接触している。このため、この状態で樹脂80を封止しても、自由端部11aの先端部11aa及び自由端部11bの先端部11baが樹脂80で覆われることはない。このため、樹脂モールド後、上金型50及び下金型60を取り外すと、自由端部11a、11bの少なくとも一部の両面(自由端部の先端部11aa、11baの両面)は、樹脂80に覆われることなく露出した状態となる。従って、LEDチップの実装面へのフラッシュが確実に防止される。続いて、樹脂80を熱硬化させ、成形品をモールド金型から取り外すとともに金型のクリーニングを行うことにより1回の樹脂モールドが終了する。
本実施例のモールド金型としては、押圧部58が上金型50に設けられているものに限定されるものではない。押圧部58は、上金型50又は下金型60の少なくとも一方に設けられていればよい。本実施例のモールド金型は、上金型50及び下金型60でリードフレーム10をクランプすることにより、押圧部58により自由端部11a、11bを折り曲げ、金型で形成される空間に樹脂を充填するように構成されていればよい。
なお、本実施例のモールド金型を用いて製造されたLEDは、プリント基板に実装する際には、下金型60側のLEDチップ実装面を上側にして、プリント基板等の実装基板面に実装される。
上述のとおり、自由端部11aの付根部11ab及び自由端部11bの付根部11bbと、押圧部58の側面との間には空間(キャビティ72)が形成されている。このため、付根部11ab、11bbの周囲は樹脂80で充填される。従って、付根部11ab、11bb(インナーリード)の応力によって樹脂80にクラック等が生じるのを効果的に抑制することができる。また、付根部11ab、11bbの上下から一体形成された樹脂80で挟まれているため、樹脂80からインナーリードの脱落が確実に防止される。この結果、本実施例によれば、信頼性の高いLEDチップ実装用基板及びLEDを提供することが可能になる。
LEDチップの一対の電極を構成する自由端部11a、11b間は、樹脂80が充填されることにより、自由端部11a、11b間を確実に絶縁することができる。
本実施例の樹脂80としては、例えば、エポキシ樹脂又はシリコーン樹脂が用いられる。ただし、これに限定されるものではなく、他の熱硬化性樹脂を用いることもできる。
また、樹脂80にはフィラーが含有されている。フィラーとしては、例えば、光の反射及び放熱のために窒化アルミ(AlN)を主成分とした素材が用いられる。窒化アルミを主成分としたフィラーを含有している場合、樹脂80の色は白色となり、LEDチップからの光を効果的に反射させることができる。また、窒化アルミのフィラーを含有した樹脂は熱伝導性が高いため、LEDチップから発せられた熱を効率的に外部に伝導して放熱することが可能となる。樹脂80に含有されるフィラーは窒化アルミに限定されるものではなく、他のフィラーを含有させてもよい。また、樹脂80の色は白色に限定されるものではなく、他の色を有するものでもよい。
図7は、本実施例におけるLEDチップ実装用基板の全体構造図である。図7(A)はLEDチップ実装用基板(LEDチップ実装面)の平面図、図7(B)は図7(A)中のLEDチップ実装用基板をB方向から見た場合の側面図、また、図7(C)は図7(A)中のLEDチップ実装用基板をC方向から見た場合の側面図である。
図7(A)に示されるように、リードフレーム10の上には樹脂80が硬化することによって形成された平面視矩形状の樹脂封止部81が設けられている。本図に示される樹脂封止部81は、主に、下金型60とリードフレーム10との間に形成されたキャビティ70に樹脂が充填されることによりマップタイプに形成されている。
LEDチップ実装領域18は、下金型60の自由端支持部68がリードフレーム10の所定領域に密着状態で接触することにより樹脂モールドがなされているため、リード形成孔20を除き、樹脂封止部81で覆われることなく露出している。図7(A)に示されるように、複数のLEDチップ実装領域18がリードフレーム10に形成されており、各々のLEDチップ実装領域18に、一つのLEDチップが実装されることになる。
また、LEDチップ実装領域18は、その円形状の領域よりも高く構成されることによってリフレクタとして機能する樹脂封止部81で囲まれている。このLEDチップ実装領域18を取り囲む樹脂封止部81は、下金型60とリードフレーム10との間に形成されたキャビティ70(キャビティ71)に充填されたものである。このため、樹脂封止部81はキャビティ71の形状を反映し、換言すれば、キャビティ71の形状を反転させた形状となっている。
LEDチップ実装領域18を所定の傾斜を有する円形状に取り囲むような形状としたのは、LEDチップからの光の反射効率を向上させるためである。ただし、リフレクタ部は傾斜を有する円形状に限定されるものではなく、上述したように自由端支持部68の形状を変更することにより変更可能である。
なお、不図示のLEDチップは、LEDチップ実装領域18の内部における自由端部の先端部11baに実装される。また、図7(B)及び図7(C)に示されるように、樹脂封止部81は、キャビティ70に樹脂80が充填されることで形成されるため、リードフレーム10上においてキャビティ70の深さに相当する一定の高さで形成されている。
図8は、本実施例におけるLEDチップ実装用基板の全体構造図である。図8(A)はLEDチップ実装用基板の平面図、図8(B)は図8(A)中のLEDチップ実装用基板をB方向から見た場合の側面図、また、図8(C)は図8(A)中のLEDチップ実装用基板をC方向から見た場合の側面図である。なお、図8(A)は、LEDチップ実装面とは反対側の面(基板実装面)を示している。
図8(A)に示されるように、リードフレーム10の上の所定の箇所には樹脂封止部81が形成されている。本図に示される樹脂封止部81は、主に、上金型50とリードフレーム10との間に形成されたキャビティ72に樹脂が充填されることにより形成されている。
露出領域19は、上金型50の押圧部58がリードフレーム10の所定領域に密着状態で接触ながら樹脂モールドされることにより形成される。このため、露出領域19は、リード形成孔20を除き、樹脂封止部81で覆われることなく露出している。すなわち、露出領域19の内部において、自由端部の先端部11aa及び自由端部の先端部11baの表面は露出している。図8(A)に示されるように、複数の露出領域19がリードフレーム10に形成されており、各々の露出領域19の裏側(自由端部の先端部11ba)に、一つのLEDチップが実装される。
また、露出領域19は、その矩形状の領域よりも高く構成されて脚部として機能する樹脂封止部81で囲まれている。このように矩形状に露出領域19を取り囲む樹脂封止部81は、上金型50とリードフレーム10との間に形成されたキャビティ72に充填されたものである。このため、矩形状の樹脂封止部81はキャビティ72を構成する押圧部58を反転させた形状となっている。本実施例の露出領域19は矩形状の樹脂封止部81で取り囲まれているが、これに限定されるものではない。上述したように押圧部58の形状を変更することにより変更可能である。
図9は、本実施例におけるLEDチップ実装用基板の要部拡大図である。図9(A)はLEDチップ実装用基板の平面図、図9(B)は図9(A)中におけるB−B切断面の断面図、また、図9(C)は図9(A)中におけるC−C切断面の断面図である。また、図9(D)は図9(C)中のLEDチップ実装用基板をD方向から見た場合の平面図である。図9に示される範囲は、図1(A)のリードフレーム10又は図7(A)のLEDチップ実装用基板における範囲15に相当し、本実施例における最終製品であるLED一個の構成部分に相当する。
図9(A)に示されるように、本実施例のLEDチップ実装用基板のLEDチップ実装面側には、環状の樹脂封止部81が形成されている。円環状の樹脂封止部81はLEDチップからの光を反射させるリフレクタとして機能し、その内側がすり鉢形状となっている。本実施例のリフレクタ(樹脂封止部81)の外周は、支持部67の突起部の形状が反転された一対の円弧状の壁部とこれらと直行する位置をダイシングすることで形成される直線状の壁部とが組み合わされた形状であるが、これに限定されるものではない。リフレクタの内周及び外周は円形状や矩形状などの適宜の形状に成形することができる。また、LEDチップ実装領域18は、円環状の樹脂封止部81で囲まれており、二つの自由端部の先端部11aa及び一つの自由端部の先端部11baの表面は露出している。
図9(A)及び図9(B)に示されるように、LEDチップ実装領域18において、先端部11aa、11baの周囲(リード形成孔20)には樹脂封止部81が充填されており、先端部11aaと先端部11baとの間の絶縁を確実なものとしている。先端部11baの上には後述のLEDチップ90が実装される。
図9(C)及び図9(D)に示されるように、先端部11aa、11baに対してLEDチップ実装領域18の反対側には、露出領域19が形成されている。露出領域19は、キャビティ72に充填されて脚部として機能する矩形環状の樹脂封止部81で囲まれている。露出領域19では、先端部11aa、11baが露出している。
また、樹脂封止部81の脚部における一対の外縁には、付根部11ab、11bbを介して先端部11aa、11baと電気的に接続された外部電極部16a、16bが露出している。外部電極部16a、16b(インナーリードの端部)には、実装基板面側において、面取り部13(Vノッチ)が形成されており、後述のように、実装基板上への実装を容易にしている。図9(D)に示されるように、樹脂封止部81には樹脂面取り部14が形成されており、樹脂面取り部14は、面取り部13の延長線上に設けられている。基板実装面側の樹脂封止部81に樹脂面取り部14を形成することにより、基板実装時における信頼性をさらに向上させることができる。また、ハーフエッジ12a〜12dの部分にも樹脂封止部81が入り込んでいるため、樹脂封止部81が脱落してしまうような不良の発生を効果的に抑制することができる。
図10は、本実施例におけるLEDの拡大断面図である。図10に示されるLEDは、本実施例のLEDチップ実装用基板にLEDチップ90を実装し、LEDチップ90を含むLEDチップ実装領域18に透光性樹脂85を充填させたものである。
LEDチップ90は、自由端部11bの先端部11baにはんだを介して搭載される。LEDチップ90は、アノード電極とカソード電極との一対の電極間に順バイアスを印加することにより、特定の色の光を放出することで特定の色で発光可能に構成された半導体チップである。その発光色は、LEDチップに用いられる材料により異なる。例えば、LEDチップ90として、赤色光を放出するAlGaAs、緑色光を放出するGaP、青色光を放出するGaN等が用いられる。さらには、紫外線を放出するLEDチップを用いることもできる。
本実施例のLEDチップ90の裏面(下面)にはカソード電極が設けられている。LEDチップ90をはんだで自由端部の先端部11ba(インナーリード)に接続することにより、LEDチップ90のカソード電極は、自由端部の先端部11baに電気的に接続される。また、LEDチップ90の表面(上面)にはアノード電極が設けられている。LEDチップ90のアノード電極は、自由端部の先端部11aaとの間を金等のワイヤ(不図示)で電気的に接続する。
LEDチップ90の実装後、凸型のレンズ部形成用の上金型及び下金型(不図示)を用いて、LEDチップ90が実装されたLEDチップ実装用基板をクランプし、LEDチップ実装領域18に透光性樹脂85を充填させる。LEDチップ実装領域18に充填された透光性樹脂85を硬化させることにより、LEDのレンズ部が形成されて、その内部にLEDチップ90が封止される。
透光性樹脂85からなるレンズ部は凸形状であるが、これに限定されるものではなく、例えば平面状でもよい。また、透光性樹脂85は、トランスファモールドで形成されるものに限定されるものではなく、例えばポッティングにより形成することもできる。
LEDチップ実装領域18において、リード形成孔20(各自由端部の間)には、樹脂封止部81が充填されている。このため、透光性樹脂85は、LEDチップ実装用基板の一方であるLEDチップ実装面にのみ充填される。従って、透光性樹脂85は他方の面にある露出領域19に充填されず、露出領域19は露出した状態のままである。
透光性樹脂85としては、透光性及び熱硬化性を有するシリコーン樹脂が用いられる。また、透光性樹脂85は、樹脂80とは異なり、LEDチップ90の光を透過させるため、窒化アルミのようなフィラーを含有させずに用いられる。なお、シリコーン樹脂は、例えばエポキシ樹脂よりも紫外線や熱によって透光性が低下し難い性質を有するため、LEDチップ90を封止するには好適である。透光性樹脂85は、透明色のものに限定されるものではなく、透光性を有する樹脂であれば、赤色等の着色がなされた樹脂や蛍光体を含んだ樹脂を用いることもできる。
透光性樹脂85の周囲を取り囲む樹脂封止部81は、LEDチップ90から放出された光を反射するリフレクタとして機能する。このように、リフレクタとして機能する樹脂封止部81を形成することにより、LEDとしての発光効率を向上させることができる。また、本実施例のように、樹脂封止部81に白色のフィラーを含有させることにより、LEDとしての発光効率をさらに向上させることができる。
透光性樹脂85を充填した後、複数のLEDにダイシングし、図9(A)に示される平面形状となるように複数のLEDを一個ずつの個片にしてLEDが完成する。具体的には、面取り部13上を切断すると共に、これに交差する方向において図9(A)に示されるようなリフレクタが形成される所定の間隔でLEDの両側を切断すればよい。本実施例では、LEDの外部電極部16a、16bがはんだ190を介して、プリント基板180(実装基板)の上に実装される。ただし、これに限定されるものではなく、本実施例のLEDをプリント基板以外の面上に実装することもできる。
また、本実施例の樹脂封止部81は、フィラーとして窒化アルミを含有しているため、樹脂封止部81は良好な放熱性を有する。このため、LED内部の熱は、外部のプリント基板180へ効率的に放熱される。なお、露出領域19の内部に放熱部材(不図示)を挿入することにより、放熱性をさらに向上させることもできる。
LEDの外部電極部16a、16bにおける切断部(第1のインナーリード及び第2のインナーリードの端部)には、面取り部13が形成されている。面取り部13は、基板実装面側であるプリント基板180側において、外部電極部16a、16bに傾斜角を持たせている。このような面取り部13が形成されていることにより、LEDを個片にしたときにバリが下面に向けて形成されたとしてもLEDの下面から離れた面取り部13の辺から突出するようになる。この場合、バリがLEDの下面から突出するようなことはなく、切断部におけるバリの発生によるプリント基板180との密着性の悪化を効果的に抑制することができる。このため、LEDをプリント基板180上に確実に固定することが可能になる。
また、面取り部13が外部電極部16a、16bの最外部に形成されているため、はんだ190が外部電極部16a、16bの最外部まで行き渡る。この場合、外部電極部16a、16bとプリント基板180との間の略三角形状の空間ではんだ190を硬化させることができるため、プリント基板180と外部電極部16a、16bとの接続をより確実なものとすることができる。
このため、LEDの外部電極部16a、16bを下側に折り曲げるJベンド構造や、リードフレーム10のアウターリード部分を段状に外側へ延出させる構造等を採用する必要はない。従って、アウターリードを形成する工程を不要とすることができ、低コストで簡便に外部電極部を形成することができる。
また、プリント基板180の平面に対する自由端部の付根部11bbの角度αは、露出領域19の側壁を構成する樹脂封止部81の角度βより小さい。すなわち、実装基板面に対して付根部11bbの折れ曲がる角度は、上金型50の押圧部58の側面の角度より小さい。なお、図9(C)に示されるように、付根部11abについても付根部11bbと同様である。
このような関係を満たすリードフレーム10及び樹脂封止部81を有するLEDチップ実装用基板又はLEDを採用することにより、付根部11bbは上側及び下側の両方から樹脂封止部81で確実に覆われる。このため、上述したような樹脂封止部81におけるクラックや脱落等の不良の発生を効果的に抑制することができる。
図11は、本実施例におけるLEDチップ実装用基板(個片)の斜視図である。図11(A)はLEDチップ実装用基板を表面(LEDチップ実装面)から見た場合であり、図11(B)これを裏面からみた場合を示している。
LEDチップ実装用基板は、自由端部の先端部11aa、11ba、及び、外部電極部16a、16bを除いて、樹脂封止部81で覆われている。上述のように、図11(A)で示される自由端部の先端部11baの上に不図示のLEDチップが実装され、LEDチップ実装領域18の内部は透光性樹脂で充填される。
また、図11(B)で示される外部電極部16a、16bの切断部には、実装基板面側において面取り部13が形成されている。このため、本実施例のLEDは、プリント基板180上に確実な実装が可能である。また、基板実装時における信頼性をさらに向上させるため、樹脂封止部81には、実装基板面側において、樹脂面取り部14が形成されている。樹脂面取り部14は、外部電極部16a、16bの面取り部13から延長して形成されている。
以上のとおり、本実施例によれば、簡便に信頼性の高いLEDチップ実装用基板及びLEDを提供することが可能になる。
次に、本発明の実施例2について説明する。なお実施例においては、上記した実施例と異なる部分を主として必要に応じて比較しながら説明し、同一の部分の説明は省略する。
図12は、実施例2におけるLEDチップ実装用基板の製造工程の断面図である。図12(A)は本実施例における製造工程の第1状態、図12(B)は第2状態、また、図12(C)は第3状態をそれぞれ示している。なお、本実施例における第1状態は先の実施例における第1状態(図6A)に相当し、本実施例における第2状態は先の実施例における第3状態(図6C)に相当し、本実施例における第3状態は先の実施例における第6状態(図6F)に相当する。
本実施例のLEDチップ実装用基板は、先の実施例と異なるモールド金型の形状及びリードフレーム10を用いて同様の製造工程で製造される。図12に示される本実施例の製造工程では、まず上金型51及び下金型61を用いてリードフレーム10aをクランプする。リードフレーム10aは、先の実施例の自由端部11a、11bに相当する自由端部11c、11dを有する。自由端部11cには、四個のハーフエッジ12e、12g、12i、12kが形成され、自由端部11dには、四個のハーフエッジ12f、12h、12j、12lが形成されている。
下金型61にはリードフレーム10aを支持するための支持部69が形成されている。このため、第1状態では、平面状のリードフレーム10aが下金型61の支持部69の上に支持される。また、下金型61には自由端支持部68は形成されていない。
上金型51には、三個の押圧部58aが単位構造毎に形成されている。具体的には、左右の二個の押圧部58aは平面視矩形状に形成され、中央の押圧部58aは先の実施例のLEDチップ実装領域18に相当する領域を形成するために平面視円形状に形成されている。また、中央の押圧部58aの周辺には、リフレクタを形成するために、パーティング面に対して環状の凹んだ凹部が形成されている。図12(A)に示される第1状態では、上金型51は、リードフレーム10aに接触することなく、リードフレーム10aの上部に位置している。
第1状態において、上金型51をリードフレーム10に近づけるように移動させる。上金型51の押圧部58aがリードフレーム10の自由端部11c、11dに接触し、さらに上金型51を下に移動させると、自由端部11c、11dは、それぞれハーフエッジ12g〜12lにおいて折れ曲がる。第2状態では、下金型61の支持部69は、自由端部11c、11dが折れ曲がることによって第1状態よりも基端部側に若干移動した先端側の位置で自由端部11c、11dを支持している。このときの状態を第2状態として図12(B)に示す。
さらに上金型51を下に移動させると、自由端部11c、11dは、それぞれハーフエッジ12e、12fにおいて折れ曲がり、リードフレーム10を上金型51と下金型61とで確実にクランプする(挟む)。具体的には、自由端部11c、11dの先端部は中央の押圧部58aと下金型61の底面とでクランプされ、自由端部11c、11dにおけるハーフエッジ12g、12hとハーフエッジ12i、12jとの間の部分が支持部69の端面部と上金型51における凹部の外縁とでクランプされ、自由端部11c、11dにおけるハーフエッジ12k、12lよりも基端部側が両端の58aと下金型61の底面とでクランプされる。このように、上金型51と下金型61とからなるモールド金型でリードフレーム10aをクランプした状態で、上金型51と下金型61との間の空間(キャビティ)に樹脂80を充填する。このときの状態を第3状態として図12(C)に示す。この際に、自由端部11c、11dのうち支持部69よりも内側の部分がインナーリードとなり、外側の部分がアウターリードとなる。なお、アウターリード部分はインナーリード部分とは異なり樹脂80によって形状が保持されないため、予め多めに変形させて反りをキャンセルでき、型開き後に所望の形状となるようにアウターリードをクランプする部分の形状を適宜設定することができる。
図12(C)に示される第3状態において、樹脂80が充填されたリードフレーム10(LEDチップ実装用基板)からモールド金型を取り外すと、実施例1と同様のLEDチップ実装用基板を得ることができる。ただし、本実施例の工程では、図12に示されるリードフレーム10aの上面(上金型51に接触する面)において、LEDチップが実装される。すなわち、リードフレーム10aの上面がLEDチップ実装面となる。この場合、自由端部11c、11dにおけるハーフエッジ12e、12fとハーフエッジ12g、12hとの間の部分が樹脂80で封止されるため、リードフレーム10を樹脂封止部で確実に保持させることができる。このように、先の実施例のようにリードフレーム10を折り曲げることでLEDチップの実装面を高くする構成のみならず、LEDチップの実装位置を変化させずに低くする構成であっても本発明を適用することができる。 このように、本実施例でも、チップ実装面を上金型51の押圧部58aで押すことにより、簡便に自由端部(インナーリード及びアウターリード)を折り曲げることが可能になる。
上記各実施例によれば、簡便で信頼性の高いLEDチップ実装用基板の製造方法を提供することができる。また、上記各実施例によれば、信頼性の高いLEDチップ実装用基板のモールド金型、LEDチップ実装用リードフレーム、LEDチップ実装用基板、及び、LEDを提供することができる。
以上、本発明の実施例を具体的に説明した。ただし、本発明は、上記各実施例にて説明した事項に限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱しない範囲内で適宜変更可能である。
例えば、上記各実施例では、樹脂モールドの際において、上金型50、51を下金型60、61に近づけるように移動させると説明したが、これに限定されるものではない。上金型50、51と下金型60、61との間の相対的距離が小さくなるように変化するものであればよい。例えば、上金型50、51を移動させる代わりに下金型60、61を上金型50、51に近づけるように移動させることや、上金型及び下金型の両方を互いに近づく方向に移動させるように構成してもよい。
また、上記各実施例における上金型と下金型の構造を逆にすることもできる。例えば、下金型に押圧部を設けてリードフレームをクランプすることにより、インナーリード(自由端部)を折り曲げることも可能である。また、ハーフエッジが折り曲げ領域において山折りとなる面に形成された構成について説明したが本発明はこれに限定されず、ハーフエッジが折り曲げ領域において上述した構成と反対の谷折りとなる面に形成された構成を採用することもできる。
実施例1におけるリードフレームの全体構造図であり、(A)リードフレームの平面図、(B)B方向からの側面図、(C)C方向からの側面図である。 実施例1におけるリードフレームの要部拡大図であり、(A)リードフレームの平面図、(B)B−B切断面の断面図、(C)C−C切断面の断面図、(D)D方向からの平面図である。 実施例1における下金型であり、(A)平面図、(B)B−B切断面の断面図、(C)C−C切断面の断面図である。 実施例1における上金型であり、(A)平面図、(B)B−B切断面の断面図、(C)C−C切断面の断面図である。 実施例1における上金型と下金型を組み合わせた際の各部の位置関係を示す断面図である。 実施例1のLEDチップ実装用基板の製造工程における第1状態を示す断面図である。 実施例1のLEDチップ実装用基板の製造工程における第2状態を示す断面図である。 実施例1のLEDチップ実装用基板の製造工程における第3状態を示す断面図である。 実施例1のLEDチップ実装用基板の製造工程における第4状態を示す断面図である。 実施例1のLEDチップ実装用基板の製造工程における第5状態を示す断面図である。 実施例1のLEDチップ実装用基板の製造工程における第6状態を示す断面図である。 実施例1におけるLEDチップ実装用基板の全体構造図であり、(A)基板表面の平面図、(B)B方向からの側面図、(C)C方向からの側面図である。 実施例1におけるLEDチップ実装用基板の全体構造図であり、(A)基板裏面の平面図、(B)B方向からの側面図、(C)C方向からの側面図である。 実施例1におけるLEDチップ実装用基板の要部拡大図であり、(A)LEDチップ実装用基板の平面図、(B)B−B切断面の断面図、(C)C−C切断面の断面図、(D)D方向からの平面図である。 実施例1におけるLEDの拡大断面図である。 実施例1におけるLEDチップ実装用基板(個片)の斜視図であり、(A)表面側、(B)裏面側を示す。 実施例2におけるLEDチップ実装用基板の製造工程の断面図であり、(A)第1状態、(B)第2状態、(C)第3状態を示す。
符号の説明
10、10a…リードフレーム
11a〜11d…自由端部
11aa、11ba…先端部
11ab、11bb…付根部
12a〜12l…ハーフエッジ
13…面取り部
14…樹脂面取り部
16a、16b…外部電極部
18…LEDチップ実装領域
19…露出領域
20…リード形成孔
50…上金型
55…カル
56…ランナ
58、58a…押圧部
59…突起
60…下金型
63…ピン
67、69…支持部
68…自由端支持部
70、71、72…キャビティ
80…樹脂
81…樹脂封止部
85…透光性樹脂
90…LEDチップ
110…プランジャ
112…ポット
180…プリント基板
190…はんだ

Claims (8)

  1. 複数のLEDチップを実装する前のLEDチップ実装用基板の製造方法であって、
    樹脂モールド用の上金型及び下金型を用いてリードフレームをクランプすることにより、該リードフレームの第1の自由端部及び第2の自由端部を折り曲げるステップと、
    前記上金型及び前記下金型を用いて前記リードフレームをクランプした状態で、該上金型及び該下金型で形成される空間に樹脂を充填させるステップと、を有することを特徴とするLEDチップ実装用基板の製造方法。
  2. 前記第1の自由端部及び前記第2の自由端部は、前記上金型に形成された押圧部と前記下金型との間にクランプされることにより折り曲げられることを特徴とする請求項1記載のLEDチップ実装用基板の製造方法。
  3. 前記第1の自由端部及び前記第2の自由端部の少なくとも一部の両面は、前記樹脂に覆われることなく露出していることを特徴とする請求項2記載のLEDチップ実装用基板の製造方法。
  4. LEDチップ実装用基板のモールド金型であって、
    リードフレームを上面側から押さえる上金型と、
    前記リードフレームを下面側から押さえる下金型と、を有し、
    前記上金型又は前記下金型の少なくとも一方には、押圧部が設けられており、
    前記モールド金型は、前記上金型及び前記下金型で前記リードフレームをクランプすることにより、前記押圧部により該リードフレームの第1の自由端部及び第2の自由端部を折り曲げ、該上金型及び該下金型で形成される空間に樹脂を充填するように構成されていることを特徴とするLEDチップ実装用基板のモールド金型。
  5. 複数のLEDチップを実装する前のLEDチップ実装用リードフレームであって、
    前記LEDチップの第1の電極に電気的接続するための第1の自由端部と、
    前記LEDチップの第2の電極に電気的接続するための第2の自由端部と、
    LEDの外部電極を構成する外部電極部と、を有し、
    前記第1の自由端部の先端部及び前記第2の自由端部の先端部と、前記外部電極部との間には段差が形成されており、
    前記第1の自由端部の先端部及び前記第2の自由端部の先端部を構成する第1の平面は、前記外部電極部を構成する第2の平面と平行であり、
    前記段差を形成するために折り曲げられる前記第1の自由端部及び前記第2の自由端部の折り曲げ領域は、該第1の自由端部及び該第2の自由端部の他の領域よりも強度が弱いことを特徴とするLEDチップ実装用リードフレーム。
  6. 前記折り曲げ領域には、ハーフエッジが形成されていることを特徴とする請求項5記載のLEDチップ実装用リードフレーム。
  7. 複数のLEDチップを実装する前のLEDチップ実装用基板であって、
    前記LEDチップの第1の電極に電気的接続するための第1の自由端部、該LEDチップの第2の電極に電気的接続するための第2の自由端部、及び、LEDの外部電極を構成する外部電極部、を備えたリードフレームと、
    前記第1の自由端部と前記第2の自由端部との間を絶縁する樹脂と、を有し、
    前記第1の自由端部の先端部及び前記第2の自由端の先端部と、前記外部電極部との間には段差が形成されており、
    前記第1の自由端部の先端部及び前記第2の自由端部の先端部を含む第1の平面は、前記外部電極部を含む第2の平面と平行であり、
    前記第1の自由端部の先端部及び前記第2の自由端部の先端部の両面は、前記樹脂で覆われずに露出していることを特徴とするLEDチップ実装用基板。
  8. 第1の電極と第2の電極との間に順バイアスを印加することにより光を放出するLEDチップと、
    前記LEDチップを実装し、該LEDチップの前記第1の電極に電気的接続された第1の自由端部、該LEDチップの前記第2の電極に電気的接続された第2の自由端部、及び、LEDの外部電極を構成する外部電極部、を備えたリードフレームと、
    前記第1の自由端部と前記第2の自由端部との間を絶縁する樹脂と、
    前記LEDチップを封止する透光性樹脂と、を有し、
    前記第1の自由端部の先端部及び前記第2の自由端部の先端部と、前記外部電極部との間には段差が形成されており、
    前記第1の自由端部の先端部及び前記第2の自由端部の先端部を含む第1の平面は、前記外部電極部を含む第2の平面と平行であり、
    前記第1の自由端部の先端部の両面及び前記第2の自由端部の先端部の両面は前記樹脂で覆われず、該両面のうち一方の面は前記透光性樹脂で覆われていることを特徴とするLED。
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