JP2009295433A - 接続装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コネクタの端子に人の手が触れることを抑制することができる接続装置を提供する。
【解決手段】 接続装置は、電力用端子部93および電力用端子部93を収容する挿入孔83が形成されたヘッド部97を有し、車体に設けられた充電部と、電力用端子部93に接続される電力用端子部を有し、充電部に着脱可能に設けられたコネクタとを備え、ヘッド部97は、外部に露出する端面97aを有し、挿入孔83は、端面97aに位置する開口部に達するように延びると共に、電力用端子部93は、手が触れないように開口部からヘッド部97内側に退避している。
【選択図】図5
【解決手段】 接続装置は、電力用端子部93および電力用端子部93を収容する挿入孔83が形成されたヘッド部97を有し、車体に設けられた充電部と、電力用端子部93に接続される電力用端子部を有し、充電部に着脱可能に設けられたコネクタとを備え、ヘッド部97は、外部に露出する端面97aを有し、挿入孔83は、端面97aに位置する開口部に達するように延びると共に、電力用端子部93は、手が触れないように開口部からヘッド部97内側に退避している。
【選択図】図5
Description
本発明は、接続装置に関する。
従来から車両に搭載されるコネクタに関して各種提案されている。たとえば、特開平8−162208号公報には、車体側に設けられた受電用側コネクタと、この受電用コネクタに対して着脱可自在に嵌合された給電側コネクタとが記載されている。
給電側コネクタは、ケースと、このケースに摺動可能に装着された複数の端子と、この複数の端子を収容したコネクタ本体とを備えている。そして、コネクタ本体は、モータと、減速機構とボルト−ナット機構とを備え、進退可能に設けられている。
また、特開平7−282902号公報には、大電流用大型コネクタに適したコネクタが記載されている。
このコネクタは、給電側コネクタと受電側コネクタとを備えており、給電側コネクタと受電側コネクタとは、互いに仮嵌合させることができる。そして、仮嵌合させた状態で、コネクタのトグルリンク機構を操作することで、雌端子と雄端子の電気的接続させている。
特開平7−192804号公報には、防水キャップの破損の抑制が図られた充電コネクタが記載されている。
特開平8−162208号公報
特開平7−282902号公報
特開平7−192804号公報
しかし、特開平8−162208号公報に記載されたコネクタにおいては、端子に手が触れるおそれがある。同様に、特開平7−282902号公報に記載されたコネクタにおいても雄端子に手が触れるおそれがある。さらに、特開平7−192804号公報においても、端子に作業者の手が触れるおそれがある。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、コネクタの端子に人の手が触れることを抑制することができる接続装置を提供することである。
本発明に係る接続装置は、第1端子部、および該第1端子部を内部に収容する収容孔が形成されたヘッド部を有し、車体に設けられた第1接続部と、第1端子部に接続される第2端子部を有し、第1接続部に着脱可能に設けられた第2接続部とを備える。
そして、上記ヘッド部は、外部に露出する端面を有し、収容孔は端面に位置する開口部に達するように延びると共に、第1端子部は、開口部からヘッド部内側に退避する。なお、好ましくは、第1端子部は、手が触れないように、開口部からヘッド部内側に退避する。
好ましくは、上記第1接続部、および該第1接続部を内部に収容する収容孔が形成されたヘッド部を有し、車体に設けられた第1接続部と、第1端子部に対応する第2端子部、および第2端子部を内部に収容する筒状の絶縁部材を有し、第1接続部に着脱可能に設けられた第2接続部とを備える。そして、上記ヘッド部は、外部に露出する端面を有し、収容孔は端面に位置する開口部に達するように延びると共に、収容部を規定するヘッド部の内周面と第1端子部との間には、絶縁部材を収容可能な隙間が規定される。
好ましくは、上記ヘッド部の端面は、平坦面状とされる。
本発明に係る接続装置によれば、端子が人の指に触れることを抑制することができる。
本実施の形態に係るコネクタよびこのコネクタ備えた車両について、図1から図12を用いて説明する。
なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下の実施の形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本発明にとって必ずしも必須のものではない。また、以下に複数の実施の形態が存在する場合、特に記載がある場合を除き、各々の実施の形態の特徴部分を適宜組合わせることは、当初から予定されている。
図1は、本実施の形態に係るハイブリッド車両100の斜視図であって、一方の側面側から見たときの斜視図である。図2は、ハイブリッド車両の他方の側面側から見たときの斜視図である。
これら、図1および図2に示されるように、ハイブリッド車両100は、ボディと外装部品とから形成された車両本体200と、ハイブリッド車両100の進行方向D前方側に設けられた一対の前輪(車輪)2Fと、進行方向D後方側に設けられた後輪(車輪)2Rとを備えている。
そして、図1に示されるように、エンジンコンパートメントER内には、前輪2Fを駆動する動力を発生する内燃機関のエンジン4が収容されている。
乗員収容室CRの後部座席に対して下方に位置する部分には、ガソリン、エタノール(液体燃料)や、プロパンガス(気体燃料)等が収容されるフューエルタンク201が設けられ、後部座席より進行方向D後方には、燃料電池または大容量のキャパシタなどのバッテリ(蓄電器)Bが配置されている。
ここで、このハイブリッド車両100は、燃料供給コネクタ(第2エネルギ源供給部)191を接続可能とされ、フューエルタンク201に、たとえば、ガソリン、エタノールなどの燃料を供給する燃料供給部(第2接続部)213が設けられており、フューエルタンク201内に燃料の補充を行なうことができる。
また、図2において、ハイブリッド車両100は、外部の交流電源に接続されたコネクタ(第1エネルギ源供給部)50が接続可能(着脱可能)とされた充電部(第1接続部)90を備えている。充電部90には、内部配線92が接続されている。
図1において、エンジンコンパートメントER内には、前輪2Fを駆動する動力を発生する内燃機関のエンジン4の他にも、トランスアクスルTRが収容されている。
トランスアクスルTRは、発電機として機能する電動機MG2と、前輪2Fを駆動する動力を発生するMG1と、バッテリ(第1貯留部)Bからの電力を高圧する昇圧コンバータ20と、昇圧コンバータ20からの直流電力を交流電力に変換して電動機MG1に供給するインバータ30と、電動機MG1から供給される交流電力を直流電力に変換してバッテリBに供給するインバータ40と、プラネタリギヤ等から形成された動力分割機構3とを含む。
このエンジン4は、フューエルタンク201に貯留されたガソリンやエタノールなどの燃料を燃焼することで動力を発生する。そして、発電機として機能する電動機MG2は、エンジン4が駆動することにより得られてた動力によって駆動され、電力を発生可能とされている。この電動機MG2によって生成された電力は、インバータ40を介して、バッテリに供給されたり、電動機MG1に供給されたりする。電動機MG1は、インバータ30を介してバッテリBから供給される電力によって駆動され、デンファレンシャル機構などを介して、前輪2Fに接続されたシャフトに動力を伝達する。
図3は、コネクタ50の斜視図であり、図4は、開口状態における充電部90の正面図である。
図3において、コネクタ50は、取手51、および充電部90に装着される装着部53を含む筐体60と、図示されない外部電源に接続された外部配線52と、図示されない操作部とを備えている。筐体60には、コネクタ50が充電部90に装着された際に、充電部90と係合する係止部59が設けられている。筐体60には、外部電源や外部負荷に接続された外部配線52が接続されている。なお、外部電源としては、商用電源(たとえば、日本では、単相交流100V)、一般家庭の家庭用電源などが挙げられる。
操作部は、係止部59を操作することで、充電部90に装着されたコネクタ50を離脱させたりするスイッチや、電流の通電状態を切替可能なスイッチ等を含む。
装着部53は、筒状に形成されており、内部に複数の端子部が収容されている。なお、この装着部53の外周面には、装着部53の延在方向に延びる凸部54が形成されている。具体的には、コネクタ50が、充電部90に装着される姿勢とされたときに、装着部53の下端部に凸部54が位置している。
図4において、充電部90は、車両本体200に設けられた接続部99と、内蓋81と、外蓋91とを備えている。
充電部90は、車両本体200のうち、リアフェンダ(外装部品)にが装着される部分に設けられている。そして、外蓋91は、リアフェンダに対して回動可能に設けられ、リアフェンダに形成された開口部89を開閉可能とされている。なお、この図4に示す状態においては、外蓋91は開状態とされており、接続部99は、開口部89を介して外部に露出している。
接続部99は、コネクタ50の端子を挿入可能な複数の挿入孔が形成され、円柱状に形成されたヘッド部97と、このヘッド部97の周囲に位置し、環状に延びる装着溝98とを備えている。ヘッド部97は、装着部53の内周面に対応するように円柱状に形成されている。装着溝98は、装着部53を受け入れ可能なように環状に延びている。
そして、装着部53が装着溝98内に挿入されることで、ヘッド部97が装着部53内に入り込む。これにより、装着部53内に設けられた端子部が、ヘッド部97に形成された挿入孔内に入り込み、挿入孔内の端子部と接続する。
装着溝98を規定する接続部99の内周縁部のうち、最も低い位置に案内溝88が形成されている。案内溝88は、ヘッド部97の突出方向に延びている。この案内溝88は、
凸部54を受け入れ案内可能とされている。
凸部54を受け入れ案内可能とされている。
図3において、装着部53の端面は、コネクタ50を充電部90に装着する姿勢において、上方から下方に向けて突出するように傾斜している。
ここで、作業者がコネクタ50を接続部99に装着する際、まず、凸部54の先端部を案内溝88に引っ掛ける。この際、装着部53の端面は、上記のように傾斜しているため、凸部54が案内溝88に引っ掛かったか否かを視認することができ、容易にコネクタ50を充電部90に装着することができる。
図5は、ヘッド部97の斜視図であり、図6は、ヘッド部97の正面図である。この図5および図6に示すように、ヘッド部97には、複数の挿入孔が形成されており、この図5に示す例においては、ヘッド部97には、電力用端子部93が内部に収容された2つの挿入孔83と、内部にアース用端子部94が収容された挿入孔84と、内部に信号線用端子95が内部に挿入された2つの挿入孔85とが形成されている。
ヘッド部97は、円柱状に形成されており、端面97aは、外蓋91および内蓋81が開状態となることで、外部に露出する。
各挿入孔83,84,85は、端面97aに達するように延びており、端面97aには、各挿入孔83,84,85の各開口部が形成されている。
ここで、図5において、各挿入孔83,84,85内に収容された端子部は、各挿入孔83,84,85の開口部からヘッド部97の内部側に退避しており、たとえば、作業者等の指Fが、各端子部に触れないようになっている。具体的には、作業者の指Fが、各挿入孔83,84,85の開口部縁部を押さえつけ、指Fの一部が各挿入孔83,84,85内に入ったとしても、指Fの先端部が端子部に当たらないようになっている。なお、各挿入孔83,84,85の開口部は、人の指Fの断面よりも小さく形成されており、人の指Fが各挿入孔83,84,85内に入り込むことが抑制されている。
電力用端子部93、アース用端子部94および信号線用端子95は、いずれも雌型端子とされている。
ここで、挿入孔83を規定するヘッド部97の内表面と、電力用端子部93の周面との間には、環状に延びる隙間が規定されている。さらに、挿入孔84および挿入孔85の内表面と、アース用端子部94および信号線用端子95との間にも、同様に、隙間が規定されている。
図7は、装着部53およびその周囲に位置する部分の断面図である。この図7および図6を参照して、装着部53内には、電力用端子部93に電気的および物理的に接続される電力用端子部63と、信号線用端子95に接続される信号用端子部65と、アース用端子部94に接続されるアース用端子部64とが配置されている。
そして、電力用端子部63の周囲には、筒状の案内部材55が配置され、アース用端子部64の周囲にも、筒状に形成された案内部材56が配置されている。同様に、信号用端子部65の周囲にも、筒状の案内部材57が配置されている。
図8は、電力用端子部93,63およびその周囲における断面図である。この図8に示すように、案内部材55の内周面と、電力用端子部63との周面との間には、隙間が規定されている。そして、案内部材55は、電力用端子部63の先端部よりも、電力用端子部63の突出方向に突出するように形成されている。
すなわち、電力用端子部63においても、案内部材55の開口部から電力用端子部63は、退避しており、人の指が電力用端子部63に触れ難くなっている。なお、アース用端子部64および信号用端子部65も同様とされている。
なお、電力用端子部63、アース用端子部64および信号用端子部65は、いずれも、雄型端子部とされている。
ここで、装着部53をヘッド部97に装着すると、案内部材55は、ヘッド部97に形成された挿入孔83の内周面と、電力用端子部93との間に入り込む。電力用端子部63は、電力用端子部93の穴部内に入り込み、電力用端子部93は、電力用端子部63と案内部材55との間に入り込む。
ここで、案内部材55の厚みは、基部側から開口部側に亘って略均一に形成されている。このため、電力用端子部93と、ヘッド部97の内周面との間に位置する隙間の幅は、案内部材55の厚み分程度に抑えることができる。これにより、挿入孔83の径を小さく抑えることができる。
同様に、挿入孔84の内表面と、アース用端子部94との間に規定される隙間も小さく抑えられており、挿入孔84の径も小さく抑えられている。さらに、同様に、挿入孔85の径も小さく抑えられている。
このように、各挿入孔の径を小さく抑えることができるので、挿入孔83同士間の距離や、挿入孔83と挿入孔84との間の距離を確保しつつも、ヘッド部97自体をコンパクトに形成することができる。これに伴い、コネクタ50のコンパクト化を図ることができる。
なお、上述のように、充電部90側の端子が雌型端子として、コネクタ50側の端子を雄型端子とした場合について説明したが、これに限られない。
たとえば、図9に示すように、コネクタ50の端子を雌型端子として、充電部90側の端子を雄型端子としてもよい。
なお、この図9に示す例においては、案内部材55の先端部に、触手防止部58が形成されている。この触手防止部58は、案内部材55の先端部から径方向内方に向けて突出しており、案内部材55の開口面積を狭めている。これにより、人の指が電力用端子部63と接触することを抑制することができる。なお、触手防止部58には、雄型端子とされた電力用端子部93を挿入可能な程度の開口部が形成されている。なお、コネクタ50側の他の端子についても、同様に構成してもよい。
図10は、本発明の実施の形態によるハイブリッド車両100の電気回路図である。この図10を用いて、コネクタ50からの交流電流をバッテリBに充電する方法について説明する。バッテリBの正電極は、正極線PL1に接続され、バッテリBの負電極は、負極線NL1に接続される。コンデンサC1は、正極線PL1と負極線NL1との間に接続される。昇圧コンバータ20は、正極線PL1および負極線NL1と正極線PL2および負極線NL2との間に接続される。コンデンサC2は、正極線PL2と負極線NL2との間に接続される。インバータ30は、正極線PL2および負極線NL2と電動機MG1との間に接続される。インバータ40は、正極線PL2および負極線NL2と電動機MG2との間に接続される。
電動機MG1は、3相コイル11をステータコイルとして備え、電動機MG2は、3相コイル12をステータコイルとして備える。
昇圧コンバータ20は、リアクトルL1と、NPNトランジスタQ1,Q2と、ダイオードD1,D2とを含む。リアクトルL1の一方端は正極線PL1に接続され、他方端はNPNトランジスタQ1とNPNトランジスタQ2との中間点、すなわち、NPNトランジスタQ1のエミッタとNPNトランジスタQ2のコレクタとの間に接続される。NPNトランジスタQ1,Q2は、正極線PL1と負極線NL1、NL2との間に直列に接続される。そして、NPNトランジスタQ1のコレクタは、インバータ30,40の正極線PL2に接続され、NPNトランジスタQ2のエミッタは負極線NL1、NL2に接続される。また、各NPNトランジスタQ1,Q2のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD1,D2がそれぞれ配置されている。
インバータ30は、U相アーム31と、V相アーム32と、W相アーム33とから成る。U相アーム31、V相アーム32、およびW相アーム33は、正極線PL2と負極線NL2との間に並列に設けられる。
U相アーム31は、直列接続されたNPNトランジスタQ3,Q4から成り、V相アーム32は、直列接続されたNPNトランジスタQ5,Q6から成り、W相アーム33は、直列接続されたNPNトランジスタQ7,Q8から成る。また、各NPNトランジスタQ3〜Q8のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD3〜D8がそれぞれ接続されている。
インバータ30の各相アームの中間点は、電動機MG1に含まれる3相コイル11の各相コイルの各相端に接続されている。すなわち、電動機MG1は、3相の永久磁石モータであり、U,V,W相の3つのコイルの一端が中性点M1に共通接続されて構成され、U相コイルの他端がNPNトランジスタQ3,Q4の中間点に、V相コイルの他端がNPNトランジスタQ5,Q6の中間点に、W相コイルの他端がNPNトランジスタQ7,Q8の中間点にそれぞれ接続されている。
インバータ40は、コンデンサC2の両端にインバータ30と並列に接続される。そして、インバータ40は、U相アーム41と、V相アーム42と、W相アーム43とからなる。U相アーム41、V相アーム42、W相アーム43は、正極線PL2と負極線NL2との間に並列に設けられる。
U相アーム41は、直列接続されたNPNトランジスタQ9,Q10から成り、V相アーム42は、直列接続されたNPNトランジスタQ11,Q12から成り、W相アーム43は、直列接続されたNPNトランジスタQ13,Q14から成る。NPNトランジスタQ9〜Q14は、それぞれ、インバータ30のNPNトランジスタQ3〜Q8に相当する。つまり、インバータ40は、インバータ30と同じ構成からなる。そして、NPNトランジスタQ9〜Q14のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD9〜D14がそれぞれ接続されている。
インバータ40の各相アームの中間点は、電動機MG2に含まれる3相コイル12の各相コイルの各相端に接続されている。すなわち、電動機MG2も、3相の永久磁石モータであり、U,V,W相の3つのコイルの一端が中性点M2に共通接続されて構成され、U相コイルの他端がNPNトランジスタQ9,Q10の中間点に、V相コイルの他端がNPNトランジスタQ11,Q12の中間点に、W相コイルの他端がNPNトランジスタQ13,Q14の中間点にそれぞれ接続されている。
バッテリBは、ニッケル水素またはリチウムイオン等の二次電池から成る。電圧センサー10は、バッテリBから出力されるバッテリ電圧Vbを検出し、その検出したバッテリ電圧Vbを制御装置70へ出力する。システムリレーSR1,SR2は、制御装置70からの信号SEによりオン/オフされる。より具体的には、システムリレーSR1,SR2は、制御装置70からのH(論理ハイ)レベルの信号SEによりオンされ、制御装置70からのL(論理ロー)レベルの信号SEによりオフされる。コンデンサC1は、バッテリBから供給された直流電圧を平滑化し、その平滑化した直流電圧を昇圧コンバータ20へ供給する。
昇圧コンバータ20は、コンデンサC1から供給された直流電圧を昇圧してコンデンサC2へ供給する。より具体的には、昇圧コンバータ20は、制御装置70から信号PWCを受けると、信号PWCによってNPNトランジスタQ2がオンされた期間に応じて直流電圧を昇圧してコンデンサC2に供給する。この場合、NPNトランジスタQ1は、信号PWCによってオフされている。また、昇圧コンバータ20は、制御装置70からの信号PWCに応じて、コンデンサC2を介してインバータ30および/または40から供給された直流電圧を降圧してバッテリBを充電する。
コンデンサC2は、昇圧コンバータ20からの直流電圧を平滑化し、その平滑化した直流電圧をインバータ30,40へ供給する。電圧センサー13は、コンデンサC2の両端の電圧、すなわち、昇圧コンバータ20の出力電圧Vm(インバータ30,40への入力電圧に相当する。以下同じ。)を検出し、その検出した出力電圧Vmを制御装置70へ出力する。
インバータ30は、コンデンサC2から直流電圧が供給されると制御装置70からの信号PWM1に基づいて直流電圧を交流電圧に変換して電動機MG1を駆動する。これにより、電動機MG1は、トルク指令値TR1によって指定されたトルクを発生するように駆動される。また、インバータ30は、動力出力装置が搭載されたハイブリッド自動車の回生制動時、電動機MG1が発電した交流電圧を制御装置70からの信号PWM1に基づいて直流電圧に変換し、その変換した直流電圧をコンデンサC2を介して昇圧コンバータ20へ供給する。なお、ここで言う回生制動とは、ハイブリッド自動車を運転するドライバーによるフットブレーキ操作があった場合の回生発電を伴う制動や、フットブレーキを操作しないものの、走行中にアクセルペダルをオフすることで回生発電をさせながら車両を減速(または加速の中止)させることを含む。
インバータ40は、コンデンサC2から直流電圧が供給されると制御装置70からの信号PWM2に基づいて直流電圧を交流電圧に変換して電動機MG2を駆動する。これにより、電動機MG2は、トルク指令値TR2によって指定されたトルクを発生するように駆動される。また、インバータ40は、動力出力装置が搭載されたハイブリッド自動車の回生制動時、電動機MG2が発電した交流電圧を制御装置70からの信号PWM2に基づいて直流電圧に変換し、その変換した直流電圧をコンデンサC2を介して昇圧コンバータ20へ供給する。
電流センサー14は、電動機MG1に流れるモータ電流MCRT1を検出し、その検出したモータ電流MCRT1を制御装置70へ出力する。電流センサー15は、電動機MG2に流れるモータ電流MCRT2を検出し、その検出したモータ電流MCRT2を制御装置70へ出力する。
ここで、三相ブリッジ回路から成る各インバータ30,40においては、6個のトランジスタのオン/オフの組合わせは8パターン存在する。その8つのスイッチングパターンのうち2つは相間電圧が零となり、そのような電圧状態は零電圧ベクトルと称される。零電圧ベクトルについては、上アームの3つのトランジスタは互いに同じスイッチング状態(全てオンまたはオフ)とみなすことができ、また、下アームの3つのトランジスタも互いに同じスイッチング状態とみなすことができる。したがって、この図10では、インバータ30の上アームの3つのトランジスタは上アーム30Aとしてまとめて示され、インバータ30の下アームの3つのトランジスタは下アーム30Bとしてまとめて示されている。同様に、インバータ40の上アームの3つのトランジスタは上アーム40Aとしてまとめて示され、インバータ40の下アームの3つのトランジスタは下アーム40Bとしてまとめて示されている。
図10に示されるように、零相等価回路は、コネクタ50を介して中性点M1,M2に与えられる単相交流電力を入力とする単相PWMコンバータとみることができる。そこで、インバータ30,40の各々において零電圧ベクトルを変化させ、インバータ30,40を単相PWMコンバータのアームとして動作するようにスイッチング制御することによって、電力入力線ACL1,ACL2から入力される交流電力を直流電力に変換して正極線PL2へ出力することができる。その変換した直流電圧をコンデンサC2を介して昇圧コンバータ20へ供給し、バッテリBに充電する。
さらに、本実施の形態においては、ハイブリッド形式のうち、所謂シリーズパラレルハイブリッドに基づいて説明を行なったが、この形式に限られるものではない。すなわち、燃料供給が必要な内燃機関としてのエンジンと、このエンジンによって発電された電力または/およびバッテリに蓄電された電力によって車輪を駆動させる走行用モータとを備えたハイブリッド形式(シリーズハイブリッド)においても適用することができる。さらに、エンジンとモータとがともに、駆動軸に動力を出力可能とされたパラレルハイブリッドにも適用することができる。
図11を用いて、バッテリB内の電力を外部負荷や外部電源に供給する外部充電について説明する。
図11において、インバータ30、40は、制御装置70からの信号PWM1、PWM2に応じて、昇圧コンバータ20を介して、バッテリBから供給される直流電力を商用電源用の交流電力に変換して、充電部90から出力可能なように電動機MG1、MG2を駆動する。
充電部90は、1次コイル61と2次コイル62とを含む。1次コイル61は、電動機MG1に含まれる3相コイル11の中性点M1と電動機MG2に含まれる3相コイル12の中性点M2との間に、内部配線92(92A,92B)を介して接続される。そして、充電部90は、電動機MG1の中性点M1と電動機MG2の中性点M2との間に生じた交流電圧を商用電源用の交流電圧に変換して充電部90の電力用端子部93から出力する。
ここで、本実施の形態に係るハイブリッド車両においては、バッテリBへの充電方法としては、電動機MG1、MG2の中性点M1、M2を用いる方法が採用されているが、これに限られない。たとえば、図12は、充電方法の変形例を車両の概略構成図である。この図12に示すように、インバータ機能とDC/DCコンバータとの機能を有する充電専用装置400を設け、この充電専用装置400を用いて、充電を行なうようにしてもよい。
この際、この充電専用装置400をバッテリBの周囲に位置させることで、充電部90と充電専用装置400との間の配線長および充電専用装置400とバッテリBとの間の配線との距離を低減することができる。
上記のように、充電部90およびコネクタ50を備えた接続装置は、バッテリBを充電する充電機能および外部負荷等に給電する外部給電機能とを備えている。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。さらに、上記数値などは、例示であり、上記数値および範囲にかぎられない。
本発明は、接続装置に適用することができ、特に、ハイブリッド車両、プラグイン車両、電気自動車の充電部や給電部に好適である。
3 動力分割機構、4 エンジン、20 昇圧コンバータ、30,40 インバータ、、50 コネクタ、51 取手、52 外部配線、53 装着部、54 凸部、55 案内部材、56 案内部材、57 案内部材、58 触手防止部、59 係止部、60 筐体、61 次コイル、62 次コイル、63 電力用端子部、64 アース用端子部、70 制御装置、81 内蓋、83,84,85 挿入孔、88 案内溝、89 開口部、90 充電部、91 外蓋、93,63 電力用端子部、94,64 アース用端子部、95,65 信号線用端子部、97 ヘッド部、97a 端面、98 装着溝、99 接続部、100 ハイブリッド車両、200 車両本体。
Claims (3)
- 第1端子部、および該第1端子部を内部に収容する収容孔が形成されたヘッド部を有し、車体に設けられた第1接続部と、
前記第1端子部に接続される第2端子部を有し、前記第1接続部に着脱可能に設けられた第2接続部と、
を備え、
前記ヘッド部は、外部に露出する端面を有し、前記収容孔は前記端面に位置する開口部に達するように延びると共に、前記第1端子部は、前記開口部から前記ヘッド部内側に退避する、接続装置。 - 第1接続部、および該第1接続部を内部に収容する収容孔が形成されたヘッド部を有し、車体に設けられた第1接続部と、
前記第1端子部に対応する第2端子部、および前記第2端子部を内部に収容する筒状の絶縁部材を有し、前記第1接続部に着脱可能に設けられた第2接続部と、
を備え、
前記ヘッド部は、外部に露出する端面を有し、前記収容孔は前記端面に位置する開口部に達するように延びると共に、前記収容部を規定する前記ヘッド部の内周面と前記第1端子部との間には、前記絶縁部材を収容可能な隙間が規定された、接続装置。 - 前記ヘッド部の端面は、平坦面状とされた、請求項1または請求項2に記載の接続装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008148273A JP2009295433A (ja) | 2008-06-05 | 2008-06-05 | 接続装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008148273A JP2009295433A (ja) | 2008-06-05 | 2008-06-05 | 接続装置 |
Publications (1)
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JP2009295433A true JP2009295433A (ja) | 2009-12-17 |
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ID=41543439
Family Applications (1)
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JP2008148273A Withdrawn JP2009295433A (ja) | 2008-06-05 | 2008-06-05 | 接続装置 |
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JP (1) | JP2009295433A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9610850B2 (en) | 2014-02-21 | 2017-04-04 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle charging unit |
-
2008
- 2008-06-05 JP JP2008148273A patent/JP2009295433A/ja not_active Withdrawn
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