JP2009295293A - 回路遮断器 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストを低減すると共に高い遮断容量を達成する回路遮断器を得る。
【解決手段】ベースとカバーからなる合成樹脂製絶縁筐体と、この絶縁筐体の内部に装着され、一端部に固定接点4aを有する固定接触子4と、固定接点4aと接離する可動接点7aを有する可動接触子7と、絶縁筐体の内部に装着され、可動接触子7が固定接触子4から開離されるときに発生するアークを消弧する消弧装置9とを備える回路遮断器において、ベースに一体成形されベースの内底から突出させた合成樹脂製アークガード13を接点の近傍で接点の両側に設けた。
【選択図】図4

Description

この発明は、消弧装置を備えた回路遮断器に関し、特に短絡遮断時の限流性能を高めるものに係る。
例えば、特許文献1においては、筐体内部に消弧装置を備え、短絡遮断時のアーク電流を消弧する機能を有する。特許文献1では、消弧装置の消弧鉄板を保持する支持板を弾性体で支えることにより、消弧装置に伝わる振動が緩和され、消弧鉄板と支持板のガタつきによる摩擦を低減する構成にしている。同種の従来装置としては、特許文献2もある。
実開平5−90785号公報 特開2004−273235号公報
従来の回路遮断器において、消弧装置の消弧鉄板は両側を支持板で保持されており、この消弧装置は筐体内部に配置されている。遮断容量の低い回路遮断器では、コスト低減を図るため、消弧装置の支持板材料には、例えばファイバー板を選定している。短絡遮断時にアーク電流が発生した際、消弧鉄板がアーク電流の影響を受けて高温に加熱される。消弧鉄板の温度上昇により、消弧鉄板と支持板の接触部が加熱され、かしめ強度が低下する。その結果、消弧鉄板が支持板から分離して、可動接触子の回転動作を妨げる要因となってしまう。また、ファイバー板は、湿気を吸収し縮む性質をもっている。支持板が湿気を吸収し縮むことで、消弧鉄板の位置が不安定となり、可動接触子の回転動作を妨げたり、ときには遮断不能を引き起こす。前記した支持板の問題点を解決するため、特許文献1では、消弧装置の下部に弾性体を設け、消弧装置の挙動を緩和する構成としている。しかし、この場合、弾性体という別部品が必要となりコストが上がってしまう。
一方、限流性能を高めるモールド成形品(例えば、モールド成形された細隙構造)を備えていない遮断容量の低い回路遮断器では、高い短絡電流が回路遮断器へ流れた場合、短絡遮断時のアーク電流を消弧することが困難である。特許文献1の弾性体は、ガタつきを防止する部品であり、限流性能を高めるモールド成形品とは異質のものであるため、アーク電流の消弧作用に全く寄与しない。
この発明は、前記のような問題点を解消するためになされたもので、コストを低減すると共に高い遮断容量を達成する回路遮断器を得ることを目的とする。
この発明に係わる回路遮断器は、ベースとカバーからなる合成樹脂製絶縁筐体と、この絶縁筐体の内部に装着され、一端部に固定接点を有する固定接触子と、前記固定接点と接離する可動接点を有する可動接触子と、前記絶縁筐体の内部に装着され、前記可動接触子が前記固定接触子から開離されるときに発生するアークを消弧する消弧装置とを備える回路遮断器において、前記ベースに一体成形され前記ベースの内底から突出させた合成樹脂製アークガードを前記接点の近傍で前記接点の両側に設けたものである。
この発明の回路遮断器によれば、ベースに一体成形され前記ベースの内底から突出させた合成樹脂製アークガードを接点の近傍で前記接点の両側に設けたので、アークガードのベースとの一体成形により、コストを低減することができ、アークガードの限流性能により高い遮断容量を達成することができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における回路遮断器を示す正面断面図で、開極状態を示している。図2は紙面の上半部が図1の上面図、紙面の下半部が図1のカバーを取り払った上面図である。図3は実施の形態1における両接触子と消弧装置の構成を示す上面図である。図4は実施の形態1における両接触子と消弧装置の構成を消弧装置の一部を除いて示す側面図である。図5は実施の形態1における両接触子と消弧装置の構成を示す側面図である。回路遮断器のベース1とカバー2はいずれも合成樹脂材料で成形されている。合成樹脂材料は、例えばPET(polyethylene terephthalate)の有機高分子材料である。
ハンドル3も同様の材料で成形されている。ベース1とカバー2で覆われた合成樹脂製絶縁筐体内部には、固定接点4aを有する固定接触子4、ハンドル3を操作することで動作する開閉機構部5を備えている。開閉機構部5が動作すると、クロスバー6を介して連繋された、可動接点7aを有する可動接触子7が、開閉機構部5の動作に合わせて回転することは周知のとおりである。引き外し装置8は、回路遮断器に過電流が流れた場合、開閉機構部5を動作させて、回路遮断器をトリップさせる機能を有する。
回路遮断器は通常使用時、固定接触子4の一端部の固定接点4aと可動接触子7の可動接点7aが接している。回路遮断器に過電流が流れてトリップする際、電磁反発力の影響を受けてクロスバー6で支持されている可動接触子7が反時計回りに回転し、可動接点7aは固定接点4aから離れる。その過程で、接点間に発生したアークは、可動接触子7の回転経路に沿うように配置された、消弧装置9によって消弧される。消弧装置9は消弧鉄板10と支持板11で構成される。鉄板(アークランナー)12は、短絡遮断時に発生するアークを消弧装置9の消弧鉄板10へ導くように助勢する効果をもつ。
回路遮断器は、特に図3〜図5に示すように、固定接点4aの近傍に、ベース1内部底面から突出した合成樹脂製アークガード13を設けている。アークガード13はベース1に一体成形され、ベース1の内底から突出し前記接点の近傍で接点の両側に設けられている。アークガード13は実施の形態1では、ベース1の内底から固定接点4a表面まで伸びている。図3から分かるように、アークガード13は可動接触子7や固定接触子4の長手方向に沿うように固定接点4aの近傍に設けられている。このように構成すると、過電流又は短絡電流が流れてトリップする際には、可動接触子7の開離により、両接点間にアークが発生するが、このアークが固定接点4aの両側に配設された合成樹脂製アークガード13に触れ、このアークガード13が熱せられることで発生するガスが、発生するアークのアーク柱を絞り、さらにアーク発生部と消弧装置9の圧力差により生じるガスの流れが、アークの消弧装置9側への転流を助ける。これにより限流性能が向上する。
接点近傍の両側にアークガード13を設けた領域は、アークガード13を設けていない領域よりも、空間が狭くなる。アークガード13を設けていない領域には、消弧装置9が備えてある。短絡トリップの際、アークガード13からガスが発生すると、この領域間の体積差により、アークは消弧装置9側の広い空間の方向へ移動するため、接点からアークを素早く移動できるので、接点消耗を低減できる。
また、図3に示すように、アークガード13とベース1側壁の隙間に消弧装置9の支持板11を挿入して支持板11を保持させることにより、さらなる部品の追加が無く消弧装置9のガタつきを効率的に簡単に防止できる。
実施の形態2.
図6は実施の形態2における両接触子と消弧装置の構成を消弧装置の一部を除いて示す側面図である。図7は実施の形態1における両接触子と消弧装置の構成を示す側面図である。実施の形態2は、ベース1内部の底面から突出させたアークガード13における他の例を示す。図6,図7では、アークガード13は、消弧装置9の最下部に位置する消弧鉄板10まで伸ばしている。換言すれば、ベース1に一体成形されベース1の内底から消弧装置9の最下部の消弧鉄板10まで突出させたアークガードを、閉極した状態の両接点の近傍で両接点の両側に設けている。実施の形態2によれば、図4で示したアークガード13よりも長さが長いので、トリップの際、より多くのガスが発生するため、限流性能をさらに向上させることができる。
実施の形態3.
図8は実施の形態3における両接触子と消弧装置の構成を示す上面図である。図9は実施の形態3における両接触子と消弧装置の構成を示す側面図である。図8,図9に示すように、アークガード13は固定接点4a近傍を取り囲むように、コの字状に設け、開放側を消弧装置9側に対向させている。コの字状のアークガード13は、可動接触子7の回転経路を塞がないように、消弧装置9と反対側に切欠き14を形成している。実施の形態3によれば、短絡トリップの際、実施の形態1および2よりも多くのガスを発生させることができる。接点近傍を取り囲むようにアークガード13を設けた領域は、アークガード13を設けていない消弧装置9側領域よりも、空間が狭くなる。短絡トリップの際、アークガード13からガスが発生すると、この領域間の体積差により、アークは消弧装置9側の広い空間の方向へ移動するため、接点からアークを素早く移動できるので、接点消耗を低減できると共に、限流性能をさらに向上させることができる。また、実施の形態1および2よりも、固定接点4a近傍のガスにより上昇した圧力を密閉することができるので、大きな圧力勾配を構成することができる。その結果、アークを早く消弧装置9側へ移動させることができるので限流性能がさらに向上する。
この発明の実施の形態1における回路遮断器を示す正面断面図である。 紙面の上半部が図1の上面図、紙面の下半部が図1のカバーを取り払った上面図である。 実施の形態1における両接触子と消弧装置の構成を示す上面図である。 実施の形態1における両接触子と消弧装置の構成を消弧装置の一部を除いて示す側面図である。 実施の形態1における両接触子と消弧装置の構成を示す側面図である。 実施の形態2における両接触子と消弧装置の構成を消弧装置の一部を除いて示す側面図である。 実施の形態1における両接触子と消弧装置の構成を示す側面図である。 実施の形態3における両接触子と消弧装置の構成を示す上面図である。 実施の形態3における両接触子と消弧装置の構成を示す側面図である。
符号の説明
1 ベース 2 カバー
3 ハンドル 4 固定接触子
4a 固定接点 5 開閉機構部
6 クロスバー 7 可動接触子
7a 可動接点 8 引き外し装置
9 消弧装置 10 消弧鉄板
11 支持板 12 鉄板、
13 アークガード。 14 切欠き

Claims (4)

  1. ベースとカバーからなる合成樹脂製絶縁筐体と、
    この絶縁筐体の内部に装着され、一端部に固定接点を有する固定接触子と、
    前記固定接点と接離する可動接点を有する可動接触子と、
    前記絶縁筐体の内部に装着され、前記可動接触子が前記固定接触子から開離されるときに発生するアークを消弧する消弧装置とを備える回路遮断器において、
    前記ベースに一体成形され前記ベースの内底から突出させた合成樹脂製アークガードを前記接点の近傍で前記接点の両側に設けたことを特徴とする回路遮断器。
  2. 前記ベースに一体成形され前記ベースの内底から前記消弧装置の最下部の消弧鉄板まで突出させたアークガードを閉極した状態の前記両接点の近傍で前記両接点の両側に設けたことを特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
  3. 前記ベースに一体成形され前記ベースの内底から突出させたアークガードを前記接点の近傍で前記接点をその両側を含めて取り囲み、開放側が前記消弧装置に対向するように設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の回路遮断器。
  4. 前記消弧装置の消弧鉄板を保持する支持板を前記アークガードと前記ベースの側壁との間に挿着させたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の回路遮断器。
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