JP2009294316A - 光学フィルタ及び光学装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 透過させる光の波長帯幅及び波長域を、重ね合わせの調整をすることなく変化させることが可能な光学フィルタ及び光学装置を提供すること。
【解決手段】光学フィルタ1は、第1の遮断波長よりも短い波長の光を透過する第1の多層膜2と、第2の遮断波長よりも長い波長の光を透過する第2の多層膜4と、を備える。第1の遮断波長は、第1の多層膜2において多層膜が延在する面内の第1の方向D1に沿って増加するように変化する。第2の遮断波長は、第2の多層膜において多層膜が延在する面内の第2の方向D2に沿って増加するように変化する。第1及び第2の多層膜2、4は、第1及び第2の方向D1、D2が交差するように重ね合わされている。
【選択図】図4

Description

本発明は、光学フィルタ及び光学装置に関する。
所定の波長帯域の入射光を透過させる光学フィルタとして、例えば特許文献1に記載の光学フィルタが知られている。特許文献1に記載の光学フィルタでは、遮断波長よりも長い波長の光を透過させる第1の干渉フィルタと、遮断波長よりも短い波長の光を透過させる第2の干渉フィルタとを重ね合わせることで、特定の波長帯幅及び波長域の光を透過することができる。特許文献1に記載の光学フィルタでは、第1の干渉フィルタの遮断波長は一方向に沿って単純に増加するように変化しており、また第2の干渉フィルタの遮断波長も一方向に沿って単純に増加するように変化しており、第1及び第2の干渉フィルタは遮断波長の増加する方向が一致するように重ね合わされている。
特開平2−132405号公報
しかしながら、特許文献1に記載の光学フィルタでは、2枚のフィルタである第1及び第2の干渉フィルタを、それらの遮断波長が単純に増加する方向である一方向に沿ってずらして重ね合わせることで、所望の波長帯幅及び所望の波長域の光を透過する。したがって、透過させる入射光の波長帯幅及び波長域が変わるたびに、第1及び第2の干渉フィルタの重ねあわせ方を調整しなければならない。
本発明は、透過させる光の波長帯幅及び波長域を、重ね合わせの調整をすることなく変化させることが可能な光学フィルタ及び光学装置を提供することを目的とする。
本発明に係る光学フィルタは、入力した光のうち第1の遮断波長よりも短い波長の光を選択的に透過させて出力する第1の多層膜と、入力した光のうち第2の遮断波長よりも長い波長の光を選択的に透過させて出力する第2の多層膜と、を備え、第1の多層膜において、第1の遮断波長は多層膜が延在する面内の第1の方向に沿って増加するように変化し、第2の多層膜において、第2の遮断波長は多層膜が延在する面内の第2の方向に沿って増加するように変化し、第1及び第2の多層膜は、第1及び第2の方向が交差するように重ね合わされていることを特徴とする。
上記光学フィルタによれば、第1の多層膜は短波長透過フィルタとして機能することができ、第2の多層膜は長波長透過フィルタとして機能することができるため、第1及び第2の多層膜を組み合わせることにより上記光学フィルタは第2の遮断波長よりも長く且つ第1の遮断波長よりも短い波長の光を透過することができる。また、第1の多層膜において遮断波長が増加する第1の方向と第2の多層膜において遮断波長が増加する第2の方向とが交差するように、第1及び第2の多層膜は重ね合わされている。そのため、上記光学フィルタは、これ一つで様々な透過波長帯域を有することとなる。その結果、上記光学フィルタでは、入射光のフィルタへの入射位置を変えるだけで透過させる光の波長帯幅及び波長域を変化させることが可能となる。ここで、第1及び第2の方向が交差するとは、第1の方向を表す方向ベクトルと第2の方向を表す方向ベクトルとのなす角が0°よりも大きく且つ180°よりも小さいことをいう。
また、第1の多層膜における第1の遮断波長の変化は連続的であり、第2の多層膜における第2の遮断波長の変化は連続的であってもよい。あるいは、第1の多層膜における第1の遮断波長の変化は離散的であり、第2の多層膜における第2の遮断波長の変化は離散的であってもよい。
また、第1及び第2の多層膜は、第1及び第2の方向が直交するように重ね合わされていてもよい。ここで、第1及び第2の方向が直交するとは、第1の方向を表す方向ベクトルと第2の方向を表す方向ベクトルとのなす角が90°であることをいう。
本発明に係る光学装置は、上記光学フィルタを介して入力された光を検出する光学装置であって、光学フィルタは、当該光学装置の光軸に対して移動可能に備えられていることを特徴とする。
この光学装置では、上記光学フィルタを介して入射光を検出するため、入射光の光学フィルタへの入射位置を変えることにより、透過させる光の波長帯幅及び波長域を変化させることが可能となる。
本発明によれば、透過させる光の波長帯幅及び波長域を、重ね合わせの調整をすることなく変化させることが可能な光学フィルタ及び光学装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1〜図4を参照して、本実施形態に係る光学フィルタ1の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る光学フィルタ1の断面構成を説明するための図である。光学フィルタ1は、ガラス基板3上に形成された第1の多層膜2と、ガラス基板5上に形成された第2の多層膜4とを備える。光学フィルタ1は、第1の多層膜2が形成されたガラス基板3と第2の多層膜4が形成されたガラス基板とが積層されてなる。
図2に第1の多層膜2の上面図を示す。第1の多層膜2は、入力した光のうち第1の遮断波長λよりも短い波長の光を選択的に透過させて出力するSWPF(Short Wavelength Pass Filter)である。第1の多層膜2では、第1の遮断波長λは多層膜が延在する面内の第1の方向D1に沿って単調に且つ連続的に増加するように変化する。
例えば、第1の多層膜2上の3箇所の位置A1、A2、A3における第1の遮断波長λを考える。3箇所の位置A1〜A3は、第1の方向D1に沿ってこの順で第1の多層膜2上に位置する。図2に示すように、位置A1における第1の遮断波長λの値はλ11であり、位置A2における第1の遮断波長λの値はλ11よりも大きいλ12であり、位置A3における第1の遮断波長λの値はλ12よりも大きいλ13である。
すなわち、位置A1では、図2のグラフG1に示されるように、第1の遮断波長λ11よりも短い波長の光を透過する。位置A2では、図2のグラフG2に示されるように、第1の遮断波長λ12(>λ11)よりも短い波長の光を透過する。位置A3では、図2のグラフG3に示されるように、第1の遮断波長λ13(>λ11、λ12)よりも短い波長の光を透過する。ここで、グラフG1〜G3は、横軸が入射する光の波長を、縦軸が第1の多層膜2の透過率をそれぞれ表す。
一方、第1の多層膜2の第1の遮断波長λは、第1の方向D1と直交する方向に沿って見た場合に一定の値を示す。すなわち、第1の多層膜2の位置A1を通る第1の方向D1と直交する直線上の第1の遮断波長λは、位置A1と同じλ11の値を示す。第1の多層膜2の位置A2を通る第1の方向D1と直交する直線上の第1の遮断波長λは、位置A2と同じλ12の値を示す。第1の多層膜2の位置A3を通る第1の方向D1と直交する直線上の第1の遮断波長λは、位置A3と同じλ13の値を示す。
図3に第2の多層膜4の上面図を示す。第2の多層膜4は、入力した光のうち第2の遮断波長λよりも長い波長の光を選択的に透過させて出力するLWPF(Long Wavelength Pass Filter)である。第2の多層膜4では、第2の遮断波長λは多層膜が延在する面内の第2の方向D2に沿って単調に且つ連続的に増加するように変化する。
例えば、第2の多層膜4上の3箇所の位置B1、B2、B3における第2の遮断波長λを考える。3箇所の位置B1〜B3は、第2の方向D2に沿ってこの順で第2の多層膜4上に位置する。図3に示すように、位置B1における第2の遮断波長λの値はλ21であり、位置B2における第2の遮断波長λの値はλ21よりも大きいλ22であり、位置B3における第2の遮断波長λの値はλ22よりも大きいλ23である。
すなわち、位置B1では、図3のグラフG4に示されるように、第2の遮断波長λ21よりも長い波長の光を透過する。位置B2では、図3のグラフG5に示されるように、第2の遮断波長λ22(>λ21)よりも長い波長の光を透過する。位置B3では、図3のグラフG6に示されるように、第2の遮断波長λ23(>λ21、λ22)よりも長い波長の光を透過する。ここで、グラフG4〜G6は、横軸が入射する光の波長を、縦軸が第2の多層膜4の透過率をそれぞれ表す。
一方、第2の多層膜4の第2の遮断波長λは、第2の方向D2と直交する方向に沿って見た場合に一定の値を示す。すなわち、第2の多層膜4の位置B1を通る第2の方向D2と直交する直線上の第2の遮断波長λは、位置B1と同じλ21の値を示す。第2の多層膜4の位置B2を通る第2の方向D2と直交する直線上の第2の遮断波長λは、位置B2と同じλ22の値を示す。第2の多層膜4の位置B3を通る第2の方向D2と直交する直線上の第2の遮断波長λは、位置B3と同じλ23の値を示す。
第1及び第2の多層膜2、4はそれぞれ、例えば複数のSiO層及びNb層を積層して構成されており、各層の厚さを変えることで第1及び第2の遮断波長λ、λの値を変化させている。
図4に第1及び第2の多層膜2、4を重ね合わせることによって得られる光学フィルタ1の上面図を示す。第1及び第2の多層膜2、4は、図4に示されるように、第1及び第2の方向D1、D2が直交するように重ね合わされる。図5〜図8を参照して、図4に示した光学フィルタ1の9つの位置C1〜C9での波長に対する透過率のグラフを示す。ここで、図5〜図8に示す各グラフは、横軸が入射する光の波長を、縦軸が光学フィルタ1の透過率をそれぞれ表す。
図5(a)に示すグラフG14は、光学フィルタ1の位置C1での入射波長に対する透過率を表す。図5(b)に示すグラフG24は、光学フィルタ1の位置C2での入射波長に対する透過率を表す。図5(c)に示すグラフG34は、光学フィルタ1の位置C3での入射波長に対する透過率を表す。
光学フィルタ1の位置C1では、第1の多層膜2の位置A1を通る第1の方向D1と直交する直線と、第2の多層膜4の位置B1を通る第2の方向D2と直交する直線とが重なり合っている。そのため、図5(a)に示すグラフG14は、図2に示したグラフG1と図3に示したグラフG4とを重ね合わせることで得られる。
ここで、図6に、グラフG1とグラフG4とを重ね合わせることでグラフG14が得られることを説明するための図を示す。図6(a)は、第1の多層膜2の位置C1での透過率のグラフであるグラフG1を表す。図6(b)は、第2の多層膜4の位置C1での透過率のグラフであるグラフG4を表す。図6(c)は、第1及び第2の多層膜2、4を重ね合わせることにより、光学フィルタの位置C1における透過率がグラフG1とグラフG4との重ね合わせによって得られることを示すグラフG14を表す。図6(c)に示すグラフG14から明らかなように、光学フィルタ1の位置C1に光が入射した場合、λ21より長く且つλ11よりも短い波長の光のみが光学フィルタ1の位置C1を透過することができる。
再び図5に戻る。光学フィルタ1の位置C2では、第1の多層膜2の位置A2を通る第1の方向D1と直交する直線と、第2の多層膜4の位置B1を通る第2の方向D2と直交する直線とが重なり合っている。そのため、図5(b)に示すグラフG24は、図2に示したグラフG2と図3に示したグラフG4とを重ね合わせることで得られる。そして、光学フィルタ1の位置C2に光が入射した場合、λ21より長く且つλ12よりも短い波長の光のみが光学フィルタ1の位置C2を透過することができる。
光学フィルタ1の位置C3では、第1の多層膜2の位置A3を通る第1の方向D1と直交する直線と、第2の多層膜4の位置B1を通る第2の方向D2と直交する直線とが重なり合っている。そのため、図5(c)に示すグラフG34は、図2に示したグラフG3と図3に示したグラフG4とを重ね合わせることで得られる。そして、光学フィルタ1の位置C3に光が入射した場合、λ21より長く且つλ13よりも短い波長の光のみが光学フィルタ1の位置C3を透過することができる。
図7(a)に示すグラフG15は、光学フィルタ1の位置C4での入射波長に対する透過率を表す。図7(b)に示すグラフG25は、光学フィルタ1の位置C5での入射波長に対する透過率を表す。図7(c)に示すグラフG35は、光学フィルタ1の位置C6での入射波長に対する透過率を表す。
光学フィルタ1の位置C4では、第1の多層膜2の位置A1を通る第1の方向D1と直交する直線と、第2の多層膜4の位置B2を通る第2の方向D2と直交する直線とが重なり合っている。そのため、図7(a)に示すグラフG15は、図2に示したグラフG1と図3に示したグラフG5とを重ね合わせることで得られる。ここでは、λ11<λ22であるため、光学フィルタ1の位置C4に光が入射した場合、何れの波長の光も光学フィルタ1の位置C4を透過することができない。
光学フィルタ1の位置C5では、第1の多層膜2の位置A2を通る第1の方向D1と直交する直線と、第2の多層膜4の位置B2を通る第2の方向D2と直交する直線とが重なり合っている。そのため、図7(b)に示すグラフG25は、図2に示したグラフG2と図3に示したグラフG5とを重ね合わせることで得られる。そして、光学フィルタ1の位置C5に光が入射した場合、λ22より長く且つλ12よりも短い波長の光のみが光学フィルタ1の位置C5を透過することができる。
光学フィルタ1の位置C6では、第1の多層膜2の位置A3を通る第1の方向D1と直交する直線と、第2の多層膜4の位置B2を通る第2の方向D2と直交する直線とが重なり合っている。そのため、図7(c)に示すグラフG35は、図2に示したグラフG3と図3に示したグラフG5とを重ね合わせることで得られる。そして、光学フィルタ1の位置C6に光が入射した場合、λ22より長く且つλ13よりも短い波長の光のみが光学フィルタ1の位置C6を透過することができる。
図8(a)に示すグラフG16は、光学フィルタ1の位置C7での入射波長に対する透過率を表す。図8(b)に示すグラフG26は、光学フィルタ1の位置C8での入射波長に対する透過率を表す。図8(c)に示すグラフG36は、光学フィルタ1の位置C9での入射波長に対する透過率を表す。
光学フィルタ1の位置C7では、第1の多層膜2の位置A1を通る第1の方向D1と直交する直線と、第2の多層膜4の位置B3を通る第2の方向D2と直交する直線とが重なり合っている。そのため、図8(a)に示すグラフG16は、図2に示したグラフG1と図3に示したグラフG6とを重ね合わせることで得られる。ここでは、λ11<λ23であるため、光学フィルタ1の位置C7に光が入射した場合、何れの波長の光も光学フィルタ1の位置C7を透過することができない。
光学フィルタ1の位置C8では、第1の多層膜2の位置A2を通る第1の方向D1と直交する直線と、第2の多層膜4の位置B3を通る第2の方向D2と直交する直線とが重なり合っている。そのため、図8(b)に示すグラフG26は、図2に示したグラフG2と図3に示したグラフG6とを重ね合わせることで得られる。ここでは、λ12<λ23であるため、光学フィルタ1の位置C8に光が入射した場合、何れの波長の光も光学フィルタ1の位置C8を透過することができない。
光学フィルタ1の位置C9では、第1の多層膜2の位置A3を通る第1の方向D1と直交する直線と、第2の多層膜4の位置B3を通る第2の方向D2と直交する直線とが重なり合っている。そのため、図8(c)に示すグラフG36は、図2に示したグラフG3と図3に示したグラフG6とを重ね合わせることで得られる。そして、光学フィルタ1の位置C9に光が入射した場合、λ23より長く且つλ13よりも短い波長の光のみが光学フィルタ1の位置C9を透過することができる。
次に、図9を参照して、第1及び第2の多層膜2、4の製造方法について説明する。例えばまず、図9に示すように、複数の基板3を基板ホルダH上に載置する。そして、基板ホルダH上に載置された基板3上に所望の形状のマスクを配置して、基板3上に多層膜を成膜する。これにより、第1の多層膜2が得られる。また、基板3に代わって基板5を基板ホルダH上に載置することで、第2の多層膜4が得られる。
光学フィルタ1によれば、第1の多層膜2はSWPFとして機能することができ、第2の多層膜4はLWPFとして機能することができるため、第1及び第2の多層膜2、4を組み合わせることにより光学フィルタ1は第2の遮断波長λよりも長く且つ第1の遮断波長λよりも短い波長の光を透過することが可能となる。
また、第1の多層膜2において第1の遮断波長λが増加する第1の方向D1と第2の多層膜4において第2の遮断波長λが増加する第2の方向D2とが交差するように、第1及び第2の多層膜2、4は重ね合わされている。
そのため、光学フィルタ1の中でその位置により様々な透過波長帯域を呈することが可能となる。その結果、この光学フィルタ1では、入射光のフィルタ1への入射位置を変えるだけで透過させる光の波長帯幅及び波長域を変化させることが可能となる。
具体的には、例えば図5(a)及び図5(c)に示したように、光学フィルタ1の位置C1に光を入射させることでλ21より長く且つλ11より短い波長帯域の光を透過させることができるのに対し、光学フィルタ1の光の入射位置を位置C3に変化させることでλ21より長く且つλ13(>λ11)より短い波長帯域の光を透過させることができるようになる。この場合、光学フィルタ1上で位置C1から位置C3に光の入射させる位置を変えることで、透過波長帯域の幅及び長波長側の透過限界波長を変えることができる。
あるいは、例えば図5(c)及び図8(c)に示したように、光学フィルタ1の位置C3に光を入射させることでλ21より長く且つλ13より短い波長帯域の光を透過させることができるのに対し、光学フィルタ1の光の入射位置を位置C9に変化させることでλ23(>λ21)より長く且つλ13より短い波長帯域の光を透過させることができるようになる。この場合、光学フィルタ1上で位置C3から位置C9に光の入射させる位置を変えることで、透過波長帯域の幅及び短波長側の透過限界波長を変えることができる。
あるいは、例えば図5(a)及び図8(c)に示したように、光学フィルタ1の位置C1に光を入射させることでλ21より長く且つλ11より短い波長帯域の光を透過させることができるのに対し、光学フィルタ1の光の入射位置を位置C9に変化させることでλ23(>λ21)より長く且つλ13(>λ11)より短い波長帯域の光を透過させることができるようになる。この場合、光学フィルタ1上で位置C1から位置C9に光の入射させる位置を変えることで、透過波長帯域の幅を一定に保ったまま波長域を長波長側に移動させることができる。
このように、光学フィルタ1では、第1及び第2の多層膜2、4の重ね合わせ方をその都度変えることなく光を入射させる位置を変えるだけで、透過波長帯の幅、透過波長域、及び透過波長限界等を変化させることが可能となる。
これにより、光学フィルタ1では、第1及び第2の多層膜2、4の重ね合わせ方を一度調整して設定してしまった後は、その後重ね合わせ方を透過波長帯域を変えるたびに調整するという煩雑な手間を経なくてもよいため、効率的な使用が可能となる。また、透過波長帯域を変えるたびに第1及び第2の多層膜2、4の重ね合わせ方を調整した場合には、調整のたびに調整ずれを生じるおそれがある。これに対し、光学フィルタ1では、第1及び第2の多層膜2、4の重ね合わせ方を一度設定するだけでよいため、調整ずれによって生じる透過波長帯の幅及び波長域のずれの発生機会を抑制することも可能となる。
また、第1及び第2の多層膜2、4では、遮断波長λ、λが連続的に変化するので、図5〜図8に示した位置C1〜位置C9の間において位置を連続的に変化させることで透過波長帯の幅、透過波長域、及び透過波長限界等を連続的に変化させることができる。
図10を参照して、本実施形態に係る光学フィルタ1の変形例の構成を説明する。図10は、本実施形態に係る光学フィルタの変形例1Aの断面構成を説明するための図である。変形例に係る光学フィルタ1Aでは、ガラス基板3の両主面それぞれに第1及び第2の多層膜2、4が形成されている。
続いて、図11を参照して、光学フィルタ1を備えた光学装置である蛍光顕微鏡10の構成を説明する。図11は、標本20の蛍光観察に用いられる蛍光顕微鏡10の構成を示す図である。
蛍光顕微鏡10には、蛍光観察用の落射照明装置(11〜17)の他に、観察系(1、21、23、24)が設けられている。標本20は、例えば2種類の蛍光物質で標識された生物標本(DNAや蛋白質など)であり、ステージ18上に載置されている。そして、標本20は、落射照明装置(11〜17)によって照明されると、四方八方に2種類の蛍光を発生する。
観察系(21〜24)は、光軸20aに沿って標本20側から順に、無限遠系の対物レンズ21と、光学フィルタ1と、第2対物レンズとして機能する結像レンズ23と、カメラ24とが配置された構成となっている。蛍光顕微鏡10における光学フィルタ1は、標本20から発生する2種類の蛍光の波長域を透過する特性の波長選択フィルタとして機能する。
また、光学フィルタ1は、蛍光顕微鏡10の光軸20aに対して移動可能に備えられている。したがって、透過させたい波長帯の幅及び波長域に応じて、光学フィルタ1を光軸20aに対して移動する。
標本20の蛍光観察時、標本20から発生した2種類の蛍光は、対物レンズ21と後述のビームスプリッタ16と光学フィルタ1と結像レンズ23を介してカメラ24の撮影面に集光される。このとき、カメラ24の撮影面には、対物レンズ21と結像レンズ23の作用によって、2種類の蛍光に基づく標本20の蛍光像が形成される。撮影面の蛍光像は、カメラ24によって撮影され、標本20の蛍光画像として取り込まれる。
落射照明装置(11〜17)は、光軸10aに沿って順に、光源11と、開口絞り12と、スペクトル可変フィルタ13と、リレーレンズ14と、励起フィルタ15と、ビームスプリッタ16とが配置され、かつ、スペクトル可変フィルタ13に駆動部17が接続された構成となっている。
また、落射照明装置(11〜17)は、光軸10aが観察系(1、21、23、24)の光軸20aに対して直交する向きで、観察系(1、21、23、24)の対物レンズ21と光学フィルタ1との間に組み込まれる。このとき、光軸20a上には、落射照明装置(11〜17)のビームスプリッタ16が配置される。標本20の蛍光観察時、光源11からの照明光は、開口絞り12とスペクトル可変フィルタ13とリレーレンズ14と励起フィルタ15を透過し、ビームスプリッタ16で反射して、対物レンズ21を介して標本20上に導かれる。
さらに、落射照明装置(11〜17)では、対物レンズ21の瞳面に共役な基準面がリレーレンズ14によって規定され、この基準面の近傍に、光源11と開口絞り12とスペクトル可変フィルタ13とが近接して配置されている。
光源11は、例えば光ガイドに導かれた水銀やキセノンなどの多波長光源などであり、紫外線や可視光線などの照明光を対物レンズ21側の開口絞り12に向けて射出する。開口絞り12は、リレーレンズ14の光路中に固定的に配置された光学素子である。この開口絞り12には、落射照明装置(11〜17)の光軸10a上に細長いスリット形状(長方形)の開口12aが設けられている。開口12aの長手方向は、紙面に垂直である。
開口絞り12の開口12aを通過した照明光は、次に、スペクトル可変フィルタ13に入射する。このとき、スペクトル可変フィルタ13の開口絞り12側の面には、開口絞り12の開口12aの像(以下「スリット像」という)が形成される。
落射照明装置(11〜17)では、スペクトル可変フィルタ13に駆動部17が接続され、この駆動部17を手動操作することにより、スペクトル可変フィルタ13を一方向(A)に沿ってスライドさせることができるようになっている。一方向(A)は、光軸10aの方向とスリット像の長手方向との双方に垂直な方向であり、照明光の光路に交差している。駆動部17を操作してスペクトル可変フィルタ13を一方向(A)にスライドさせると、開口絞り12からの照明光がスペクトル可変フィルタ13に入射する位置が一方向(A)に沿って相対的に変化する。スペクトル可変フィルタ13は、スリット像を形成する照明光のスペクトルを調整するために設けられた光学素子であり、スペクトル調整後の照明光をリレーレンズ14側へ透過させる。
スペクトル可変フィルタ13を一方向(A)にスライドさせることにより、スペクトル可変フィルタ13の分光特性(特定の狭波長域)の連続的な分布に応じて、スペクトル可変フィルタ13を透過する照明光Lのスペクトルを容易に調整(選択)することができる。
スペクトル可変フィルタ13を透過してスペクトル調整された照明光Lは、次に、リレーレンズ14に入射する。リレーレンズ14は、対物レンズ21の瞳面に共役な基準面を規定する光学系であるので、その基準面の近傍に配置されたスペクトル可変フィルタ13からの照明光Lは、リレーレンズ14の作用によって対物レンズ21の瞳面に集光される。
ただし、リレーレンズ14を透過した照明光は、観察系(1、21、23、24)の光軸20a上に導かれる前に、つまり、落射照明装置(11〜17)の光軸10a上を進行している間に、励起フィルタ15を透過する。この励起フィルタ15は、予め定められた2つの異なる狭波長域で照明光を透過するフィルタである。励起フィルタ15の2つの狭波長域のうち一方は、標本20の中の一方の蛍光物質を励起するために適切な狭波長域であり、2つの狭波長域のうち他方は、標本20の中の他方の蛍光物質を励起するために適切な狭波長域である。
励起フィルタ15を透過した照明光は、異なる狭波長域の2つの照明光L,Lを含むものとなる。この2つの照明光L,Lは、励起フィルタ15に入射する照明光Lの一部である。そして、2つの照明光L,Lが対物レンズ21の瞳面に集光され、対物レンズ21を通過した後、標本20に照射される。
標本20の中では、一方の蛍光物質が例えば照明光Lによって励起され、自身の蛍光発生効率(照明光の光量に対する蛍光の光量の比率)に応じた光量の蛍光を発生する。同様に、他方の蛍光物質は例えば照明光Lによって励起され、自身の蛍光発生効率に応じた光量の蛍光を発生する。
これら2種類の蛍光は、上記した観察系(1、21、23、24)のカメラ24に導かれ、カメラ24によって2種類の蛍光に基づく標本20の蛍光像が撮影され、標本20の蛍光画像として取り込まれる。このように、蛍光顕微鏡10は、入射光Lに応じて得られる蛍光を光学フィルタ1を介してカメラ24において検出する光学装置である。
光学フィルタ1は、標本20から発生する蛍光の波長域を透過する波長選択フィルタとして機能するため、標本20から発生する蛍光の波長域に対応する光学フィルタ1の位置に蛍光が入射可能となるよう光軸20aに対して移動することができる。すなわち、蛍光顕微鏡10では、光学フィルタ1が、第1及び第2の多層膜2、4の重ね合わせ方を変えることなく、蛍光の波長域に合わせて位置を変えるだけで所望の波長選択フィルタとして機能することができる。また、蛍光顕微鏡10ではスペクトル可変フィルタ13を用いているが、スペクトル可変フィルタ13により透過する光を変更しなくても蛍光観察は可能である。
図12に、実施形態に係る光学フィルタ1の実施例を用いて得た透過率を示す。図12(a)に示すグラフS1は光学フィルタ1のC1近傍に光が入射した場合を、図12(a)に示すグラフS2は光学フィルタ1のC4近傍に光が入射した場合を、図12(a)に示すグラフS3は光学フィルタ1のC7近傍に光が入射した場合を、それぞれ表す。図12(b)に示すグラフS4は光学フィルタ1のC2近傍に光が入射した場合を、図12(b)に示すグラフS5は光学フィルタ1のC5近傍に光が入射した場合を、図12(c)に示すグラフS6は光学フィルタ1のC8近傍に光が入射した場合を、それぞれ表す。図12(c)に示すグラフS7は光学フィルタ1のC3近傍に光が入射した場合を、図12(c)に示すグラフS8は光学フィルタ1のC6近傍に光が入射した場合を、図12(c)に示すグラフS9は光学フィルタ1のC9近傍に光が入射した場合を、それぞれ表す。
図12(a)〜図12(c)に示すグラフS1〜S9から、1つの光学フィルタにおいて光を入射させる位置を変えることで様々に異なる透過波長帯幅及び透過波長域を得られることが明らかである。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態及び変形例に限定されるものではない。例えば、第1の多層膜2における第1の遮断波長λの変化、及び第2の多層膜4における第2の遮断波長λの変化は何れも離散的であってもよい。また、第1及び第2の多層膜2、4における遮断波長λ、λの変化は、一方が連続的で他方が離散的あってもよい。
また、第1及び第2の多層膜2、4の重ね合わせは、第1及び第2の方向D1、D2が直交するように重ね合わされる場合に限られず、第1及び第2の方向D1、D2が交差するように重ね合わされていればよい。したがって、同じ第1の多層膜2及び第2の多層膜4を備える場合であっても、その重ね合わせ方、すなわち第1及び第2の方向D1、D2の交差のさせ方によって、光学フィルタにおいて得られる透過波長帯幅及び波長域の分布を変えることができる。また、第1及び第2の多層膜2、4は、SiO層及びNb層からなる場合に限られず、他の材料からなっていてもよい。
また、光学フィルタを備える光学装置は蛍光顕微鏡に限られず、例えば他の顕微鏡であっても、あるいは分光器、色測定装置(色度計)、2次光カットフィルタ、光測定装置などでもよい。
本実施形態に係る光学フィルタ1の断面構成を説明するための図である。 第1の多層膜の上面図である。 第2の多層膜の上面図である。 第1及び第2の多層膜を重ね合わせることによって得られる光学フィルタの上面図である。 図4に示した光学フィルタの各位置での波長に対する透過率のグラフである。 第1の多層膜と第2の多層膜とを重ね合わせることで光学フィルタの透過率が得られることを説明するための図である。 図4に示した光学フィルタの各位置での波長に対する透過率のグラフである。 図4に示した光学フィルタの各位置での波長に対する透過率のグラフである。 第1及び第2の多層膜の製造方法について説明するための図である。 本実施形態に係る光学フィルタの変形例の断面構成を説明するための図である。 実施形態に係る光学フィルタを備えた蛍光顕微鏡の構成を示す図である。 実施形態に係る光学フィルタ1の実施例を用いて得た透過率を示すグラフである。
符号の説明
1、1A…光学フィルタ、2…第1の多層膜、4…第2の多層膜、3、5…ガラス基板、10…蛍光顕微鏡、10a…光軸、11…光源、12…開口絞り、12a…開口、13…スペクトル可変フィルタ、14…リレーレンズ、15…励起フィルタ、16…ビームスプリッタ、17…駆動部、18…ステージ、20…標本、20a…光軸、21…対物レンズ、23…結像レンズ、24…カメラ。

Claims (5)

  1. 入力した光のうち第1の遮断波長よりも短い波長の光を選択的に透過させて出力する第1の多層膜と、
    入力した光のうち第2の遮断波長よりも長い波長の光を選択的に透過させて出力する第2の多層膜と、を備え、
    前記第1の多層膜において、前記第1の遮断波長は多層膜が延在する面内の第1の方向に沿って増加するように変化し、
    前記第2の多層膜において、前記第2の遮断波長は多層膜が延在する面内の第2の方向に沿って増加するように変化し、
    前記第1及び第2の多層膜は、前記第1及び第2の方向が交差するように重ね合わされていることを特徴とする光学フィルタ。
  2. 前記第1の多層膜における前記第1の遮断波長の変化は連続的であり、
    前記第2の多層膜における前記第2の遮断波長の変化は連続的であることを特徴とする請求項1に記載の光学フィルタ。
  3. 前記第1の多層膜における前記第1の遮断波長の変化は離散的であり、
    前記第2の多層膜における前記第2の遮断波長の変化は離散的であることを特徴とする請求項1に記載の光学フィルタ。
  4. 前記第1及び第2の多層膜は、前記第1及び第2の方向が直交するように重ね合わされていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項記載の光学フィルタ。
  5. 請求項1〜4の何れか一項記載の光学フィルタを介して入力した光を検出する光学装置であって、
    前記光学フィルタは、当該光学装置の光軸に対して移動可能に備えられていることを特徴とする光学装置。
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