JP4952293B2 - 測光装置および撮像装置 - Google Patents

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本発明は、色フィルタを備えた受光素子を有する測光装置、および、その測光装置を備えた撮像装置に関する。
従来の測光装置として、複数の受光素子にR,G,Bの色フィルタを設けて、受光する光に含まれているR,G,Bの各色成分を検出するほか、特定の輝線スペクトルを検出する検出部をさらに備えるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特公昭62−50026号公報
しかしながら、RGBの検出部の他に別の検出部が必要であるため、測光装置としての小型化を阻害する要因となっていた。
請求項1の発明による測光装置は、色フィルタを有する受光素子を複数配列して構成した測光素子と、前記測光素子と光学的にほぼ共役な位置に部分的に光を通過する開口を有する絞りを配置する絞り機構と、前記開口を通過した光を分光して前記測光素子へと出射する分光素子と、前記開口の位置を前記分光素子の分光方向に移動することにより、分光した光のうち前記受光素子に入射する光を変える変更手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、コストの増大および装置の大型化を抑えつつ、多色での測光を行うことができる。
以下、図を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は、本発明による測光装置が組み込まれたカメラの一実施の形態を示す概略構成図である。不図示の被写体からの光は、撮影レンズ1を通過した後に、一部が反射ミラー2によって反射されてフォーカシングスクリーン3上に結像される。フォーカシングスクリーン3の近傍には、スリット絞り機構である液晶表示素子13が配設されている。
フォーカシングスクリーン3上に結像された被写体像は、ペンタプリズム4および接眼レンズ5を経て撮影者に観察されるとともに、ペンタプリズム4,直角プリズム6および測光用再結像レンズ7により測光素子8上に再結像される。すなわち、フォーカシングスクリーン3と測光素子8とは共役関係にある。直角プリズム6と測光用再結像レンズ7との間には、分光素子としての回折格子14が配設されている。
測光素子8には、CCDやCMOS等の2次元イメージセンサが用いられる。被写体の輝度分布は測光素子8により光電変換され、その情報は制御装置11に転送される。制御装置11はカメラ全体の制御を行うものであり、CPUやRAM,ROM等を備えている。制御装置11のAE制御部110は、測光素子8の出力に基づいて最適な露光量を演算し、その演算結果に基づいてシャッタ9および絞り12を制御して撮像素子10による撮像を行わせる。制御装置11のスリット制御部111では、スリット絞り機構13の駆動制御を行う。また、制御装置11のAWB演算部112では、測光素子8の出力に基づいてホワイトバランス演算を行う。なお、撮像素子10としては、CCDやCMOS等の2次元イメージセンサや銀塩フィルムが用いられる。
図2は、測光素子8に用いられる2次元イメージセンサを模式的に示した図であり、矩形状の受光素子81が縦横方向にマトリクス状に並んでいる。各受光素子81は、光電変換素子と、オンチップフィルタとして形成された赤、緑、青の色フィルタとを備えている。本実施の形態では、オンチップフィルタはストライプタイプのフィルタを構成しており、左端の縦1列の各受光素子81Bには青色の色フィルタ(以下ではBフィルタと称する)が設けられ、その右側の縦一列の各受光素子81Gには緑色の色フィルタ(以下ではGフィルタと称する)が設けられ、さらに右側の縦一列の各受光素子81Rには赤色の色フィルタ(以下ではRフィルタと称する)が設けられている。すなわち、図示左右方向にB,G,Rの各フィルタ列が、B,G,R,B,G,R,…のように周期的に配置されている。
図3は、B,G,Rフィルタが設けられた各受光素子81B,81G,81Rの分光感度を示す図である。受光素子81Bは波長460nmに感度のピークがあり、受光素子81Gは波長535nmに受光素子81Rは波長600nmにそれぞれピークがある。
図4は回折格子14による分光を説明する模式図であり、図2に示した測光素子8は、紙面に対して垂直に配置されている。すなわち、同一色フィルタを備えた縦列の受光素子81B,81G,81Rは、図4においては紙面に垂直な方向に設けられている。フォーカシングスクリーン3からの白色光線Wは回折格子14によって分光される。光線LB,LG,LRは分光スペクトルSP中に含まれる波長460nm,535nm,600nmの光を示している。
回折格子14の回折溝も紙面に垂直な方向に沿って形成されており、各光線LB,LG,LRの分離角は、次式(1)によって与えられる。式(1)において、αは入射角であり、βは回折角であり、λは光の波長、dは回折格子14の溝間隔、mは回折の次数である。式(1)からも解るように、各光線LB,LG,LRの分離角は回折格子14の溝間隔により制御することができる。
d・(sinα±sinβ)=mλ …(1)
例えば、ブレーズド回折格子を用いて1次光を使用する場合にはm=1とし、入射光が回折格子14に垂直に入射する場合は入射角α=0とし、スペクトルの広がりを指定するためにdを決定する。本実施の形態では、測光素子8上における光線LRおよび光線LGの入射位置間隔が、測光素子8の受光素子間の間隔と等しくなるようにdを決定する。図4に示した光線Wは、回折された光線LGが受光素子81Gに入射するものを示しており、光線LB,LRは受光素子81Gの両隣に隣接する受光素子81B,81Rに入射する。なお、ブレーズドの角度は波長により異なるので、本実施の形態の場合には、測光に最も寄与する波長535nmで回折効率が高くなるように設定している。
図5は液晶表示素子13の表示状態を説明する図であり、(a)は透明状態を示し、(b)はスリット表示状態を示す。液晶表示素子13にはスリット状の開口130A,130Bを有する透明電極が形成されている。そして、その透明電極に印加される電圧を制御することにより、図5(a)の透明状態と図5(b)のスリット表示状態とを切り替える。スリット表示状態では、開口130A,130Bを除く他の領域(遮光領域と呼ぶ)Cは遮光状態となる。
図5(a)の透明状態においては、従来同様の測光(通常測光と呼ぶ)が行われる。また、図5(b)のスリット表示状態で行われる測光のことを、本実施の形態ではスリット測光と呼ぶことにする。なお、スリット測光の場合には、図2に示す測光素子8のハッチングを施した受光素子81R、81G,81Bの出力信号に基づいて測光演算を行う。
図5に示した液晶表示素子13の表示領域は、図2に示した測光素子8の受光領域に対応している。表示領域には4つの開口130Aから成る行(奇数行)と、4つの開口130Bから成る行(偶数行)とが上下方向に交互に設けられており、各行は図2に示す測光素子8の各行に対応して設けられている。開口130Aと開口130Bとは同一形状の開口であり、開口130Aと開口130Bとの横方向の間隔はAに設定されている。
上述したように、本実施の形態では、回折格子14で光線L12を光線LG,LB,LRのように分光し、それらが受光素子81G,81B,81Rに入射するように回折格子の間隔dを設定した。そのため、点光源のように受光素子程度の大きさの被写体であっても、偽色の発生を防止することができる。
図6はスリット測光を説明する図であり、(a)は奇数行の開口130Aを通過した光を用いた測光に関するもの、(b)は偶数行の開口130Bを通過した光を用いた測光に関するものである。開口130A,130Bを通過した光による測光では、図2のハッチングを施した受光素子81R、81G,81Bの出力に基づいて測光演算を行う。
液晶表示素子13の奇数行目に形成される開口130Aを通過した光は、回折格子14により回折され、そのスペクトルSPが図6(a)の一点鎖線で示すように奇数行目の受光素子81R、81G,81B上に投影される。このとき、スペクトルSPの内の波長535nmの光線LGが受光素子81Rのほぼ中央に入射し、波長460nmの光線LBが受光素子81Gのほぼ中央に入射し、波長460nmよりも波長の短い光が受光素子81Rのほぼ中央に入射するように、開口130Aの位置が設定されている。
そのため、受光素子81Gには、スペクトルSPの内の波長460nmを中心とする所定波長域SP12の光が入射することになる。所定波長域SP12の幅は受光素子81Gの幅寸法により決まる。同様に、受光素子81Rには、スペクトルSPの内の波長535nmを中心とする所定波長域SP13の光が入射し、受光素子81Bには、光線LBの波長460nmよりも短い波長を中心とする所定波長域SP11の光が入射することになる。
図7は、奇数行の各受光素子81B,81G,81Rで検出される光の波長域を説明する図である。受光素子81Bの場合、受光素子81Bの検出感度は破線で示すようにピーク波長460nmを中心とする波長域にあり、受光素子81Bに入射する光は曲線SP11で示すような分布となる。その結果、ハッチングを施した分布D11で示すように、曲線Bと曲線SP11とが重なり合う波長域の光が、受光素子81Bで検出されることになる。分布D11のピーク波長λ1は約415nmとなる。
受光素子81Gの場合には、検出感度はピーク波長535nmを中心とする波長域にあり、受光素子81Gに入射する光は曲線SP12で示すように波長460nmを中心として分布している。そのため、分布D12で示すような曲線Gと曲線SP12とが重なり合う波長域の光が、受光素子81Gで検出されることになる。分布D12のピーク波長λ2は約490nmとなる。
受光素子81Rの場合には、検出感度はピーク波長600nmを中心とする波長域にあり、受光素子81Rに入射する光は曲線SP13で示すように波長535nmを中心として分布している。その結果、分布D13で示すような曲線Rと曲線SP13とが重なり合う波長域の光が、受光素子81Rで検出されることになる。分布D13のピーク波長λ3は約550nmとなる。
一方、液晶表示素子13の偶数行目に形成される開口130Bを通過した光は、回折格子14により回折され、そのスペクトルSPが図6(b)の一点鎖線で示すように偶数行目の受光素子81R、81G,81B上に投影される。この場合、スペクトルSPの内の波長535nmの光線LGが受光素子81Bの中央に入射し、波長600nmの光線LRが受光素子81Gの中央に入射し、波長600nmよりも波長の長い光が受光素子81Rの中央に入射するように、開口130Bの位置すなわち図5の間隔Aが設定されている。
図8は、偶数行の各受光素子81B,81G,81Rで検出される光の波長域を説明する図である。受光素子81Bの場合、受光素子81Bの検出感度はピーク波長460nmを中心とする波長域にあり、受光素子81Bに入射する光は曲線SP13で示すような分布となる。その結果、分布D14で示すような曲線Bと曲線SP13とが重なり合う波長域の光が、受光素子81Bで検出されることになる。分布D14のピーク波長λ4は約520nmとなる。
受光素子81Gの場合には、検出感度はピーク波長535nmを中心とする波長域にあり、受光素子81Gに入射する光は曲線SP14で示すように波長600nmを中心として分布している。そのため、分布D15で示すような曲線Gと曲線SP14とが重なり合う波長域の光が、受光素子81Gで検出されることになる。分布D15のピーク波長λ5は約590nmとなる。
受光素子81Rの場合には、検出感度はピーク波長600nmを中心とする波長域にあり、受光素子81Rに入射する光は曲線SP15で示すような分布となる。この場合、曲線SP15の中心波長は波長600nmよりも長くなる。その結果、分布D16で示すような曲線Rと曲線SP15とが重なり合う波長域の光が、受光素子81Rで検出されることになる。分布D16のピーク波長λ6は約660nmとなる。
このように、図5(b)のような開口130A,130Bを形成して行われるスリット測光では、測光素子8の奇数行の受光素子81B,81G,81Rで検出される光の波長は、各受光素子81B,81G,81Rの検出感度のピーク波長よりも短波長側にシフトし、測光素子8の偶数行の受光素子81B,81G,81Rで検出される光の波長は、逆に長波長側にシフトすることになる。その結果、スリット測光では、6種類の波長415nm,490nm,520nm,550nm,590nmおよび660nmの光をそれぞれ検出することができる。さらに、図5(a)の状態で測光が行われる通常測光のR(600nm),G(535nm),B(460nm)データを用いることで、合計9色の多色測光を行うことができる。
例えば、図2の破線800で示すブロック領域に含まれる複数の受光素子81の信号を用いてスリット測光および通常測光を行うことで、図9に示すような分光スペクトルを取得することができる。図9では、上述した9種類の波長の平均出力を相対値で示したものである。また、測光素子8の受光面を複数のブロック領域に分けて、それぞれのブロック領域毎に図9に示すようなスペクトルを求めることで、対応する被写体の各領域毎に輝度情報や9色の色情報を得ることもできる。
図10は、測光系の処理動作の一例を示すフローチャートである。図10のフローチャートは、カメラのレリーズボタンが半押しされて、半押しスイッチがオンすると処理を開始する。このフローチャートで示される一連の処理は、制御装置11のCPUで測光処理プログラムを実行して行われる。なお、図10の各ステップの処理はCPUの制御の下で実行されるので、各ステップの説明では、その動作主体であるCPUの記述を省略して説明する場合もある。
カメラの電源がオンされた直後の初期状態では、液晶表示素子13はスリットオフの状態すなわち図5(a)に示す透明状態とされる。ステップS1では、図5(a)に示す透明状態において通常測光を行う。その結果、R,G,B光に関する測光データが得られる。ステップS2において、CPUはレリーズボタンの全押しによりオンするレリーズスイッチがオンか否かを判定する。ステップS2でオンと判定されるとステップS3へ進み、オフと判定されるとステップS1へ戻る。
ステップS3では、スリット制御部111により液晶表示素子13を図5(b)に示すスリット表示状態とする。ステップS4では、上述したスリット測光を行う。そして、続くステップS5においてミラーアップ許可信号を露光処理系へ送信する。なお、レリーズスイッチがオンされると、露光処理制御による露光処理が開始され、ミラーアップ許可信号を受けることによりミラーアップ動作が開始される。
ステップS6では、液晶表示素子13をスリットオフの状態すなわち図5(a)に示す透明状態に戻す。ステップS7では、次のようなバックグラウンド処理を行う。スリット測光時には、液晶表示素子13を図5(b)に示すようなスリット表示状態し、開口130A,130Bを通過した光のみで測光を行う。しかし、実際には遮光領域Cにおいて光は100%阻止されるわけではなく、僅かではあるが光が透過する。そして、遮光領域Cを透過したモレ光が、図2でハッチングを施したスリット測光に用いる受光素子81G,81B,81Rにも入射する。
ここで、バックグラウンド処理とは、上述したモレ光の影響をキャンセルする処理のことである。具体的には、図5(a)のスリット非表示状態における出力に液晶表示素子13の透過係数を掛けたものを、図5(b)のスリット表示状態における出力から差し引くようにする。そして、差し引いた後の値を補正後の出力値として使用する。
ステップS8では、ステップS7でバックグラウンド処理された後の出力値を用いて、図9に示したようなスペクトルを算出する。測光領域が複数のブロック領域に分割されている場合には、各ブロック領域毎にスペクトルを算出する。このようにして得られるスペクトルに基づいて、図1のAWB演算部112ではホワイトバランス演算が行われ、AE制御部110では自動露出演算処理が行われる。
なお、上述した実施の形態では、図6に示すように、奇数行の受光素子81に関しては光線LGが受光素子81Rの中央に入射するように開口130Aの位置を設定し、偶数行の受光素子81に関しては光線LGが受光素子81Bの中央に入射するように開口130Bの位置を設定した。しかし、開口130A,130Bの形成位置を回折格子14の分光方向である左右にずらすことで、図7,8に示す波長λ1〜λ6の値を変えることができる。
例えば、図5において開口130Aを右側にずらすと、それに応じて受光面に投影されるスペクトルSPの位置も図11(a)に示すように右側に移動する。逆に、開口130Aを左側にずらすと、図11(b)に示すように、各受光素子81G,81B,81Rに対してスペクトルSPの位置が左側にずれる。その結果、図11(a)の場合には各受光素子81G,81B,81Rに入射する光の波長域は長波長側にずれ、図11(b)の場合には各受光素子81G,81B,81Rに入射する光の波長域は短波長側にずれる。
図12(a),(b)は、図11(a),(b)の受光素子81Gで検出される光の波長域を説明する図である。上述したように、受光素子81Gの検出感度はピーク波長535nmを中心とする波長域にある。図12(a)の場合には、受光素子81Gに入射する光の波長域は曲線SP20に示すように長波長側へとずれる。そのため、分布D20で示すような曲線Gと曲線SP20とが重なり合う波長域の光が、受光素子81Gで検出されることになる。分布D20のピーク波長λ20は、図7に示した曲線SP12の場合のピーク波長λ2(約490nm)よりも長くなる。
逆に、図12(b)の場合には、受光素子81Gに入射する光の波長域は、曲線SP21に示すように曲線SP12に対して短波長側へとずれる。そのため、分布D21で示すような曲線Gと曲線SP21とが重なり合う波長域の光が、受光素子81Gで検出されることになる。分布D21のピーク波長λ21は、図7に示した曲線SP12の場合のピーク波長λ2よりも短くなる。受光素子81B,81Rの場合も同様な傾向を示す。
上述した実施の形態では、絞り機構として液晶表示素子13を使用し、液晶を部分的に透過状態にして開口130A,130Bを形成するスリット表示状態と、液晶を全体的に透過状態とする透明状態とを切り替えた。しかし、このような液晶表示素子13に代えて、絞り機構として、開口130A,130Bが形成された絞り板をフォーカシングスクリーン3の近傍の光路中に挿脱する構成を採用しても良い。また、回折格子14の代わりに、プリズム等を分光素子として用いても良い。
さらに、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、例えば、測光素子はR,G,Bの色フィルタを備えていたが、他の種類の色フィルタを備えていても良い。上述した実施の形態ではカメラの測光装置を例に説明したが、カメラに限らず種々の撮像装置に適用することができる。
本発明による測光装置が組み込まれたカメラの一実施の形態を示す概略構成図である。 測光素子8に用いられる2次元イメージセンサの模式図である。 測光素子8の各受光素子81B,81G,81Rの分光感度を示す図である。 回折格子14による分光を説明する模式図である。 液晶表示素子13の表示状態を説明する図であり、(a)は透明状態を示し、(b)はスリット表示状態を示す。 スリット測光を説明する図であり、(a)は奇数行の開口130Aを用いた場合を示し、(b)は偶数行の開口130Bを用いた場合を示す。 奇数行の各受光素子81B,81G,81Rで検出される光の波長域を説明する図である。 偶数行の各受光素子81B,81G,81Rで検出される光の波長域を説明する図である。 分光スペクトルの一例を示す図である。 測光動作の一例を示すフローチャートである。 開口130Aを左右にずらした場合の各受光素子81G,81B,81RとスペクトルSPとの関係を示す図であり、(a)は右側にずらした場合を、(b)は左側にずらした場合を示す。 開口130Aを左右にずらした場合に受光素子81Gで検出される光の波長域を説明する図であり(a)は右側にずらした場合を、(b)は左側にずらした場合を示す。
符号の説明
4:ペンタプリズム、6:直角プリズム、7:測光用再結像レンズ、8:測光素子、10:撮像素子、11:制御装置、13:液晶表示装置、14:回折格子、81,81R,81G,81B:受光素子、130A,130B:開口

Claims (6)

  1. 色フィルタを有する受光素子を複数配列して構成した測光素子と、
    前記測光素子と光学的にほぼ共役な位置に部分的に光を通過する開口を有する絞りを配置する絞り機構と、
    前記開口を通過した光を分光して前記測光素子へと出射する分光素子と
    前記開口の位置を前記分光素子の分光方向に移動することにより、分光した光のうち前記受光素子に入射する光を変える変更手段と、を備えたことを特徴とする測光装置。
  2. 請求項1に記載の測光装置において、
    前記絞り機構は、前記絞りが配置される第1の状態と、前記絞りが前記光学的に無効な第2の状態とを切り替える切替手段を含むことを特徴とする測光装置。
  3. 請求項2に記載の測光装置において、
    前記絞り機構は透過型液晶素子であって、
    前記透過型液晶素子の液晶を部分的に透過状態にして前記開口を形成する第1の状態と、液晶を全体的に透過状態とする第2の状態とを切り替える表示制御部を備えることを特徴とする測光装置。
  4. 請求項2または3に記載の測光装置において、
    前記第1の状態において、前記分光素子からの光が入射する受光素子の信号を、前記分光素子からの光が入射しない受光素子の信号に基づいて補正する補正手段を備えたことを特徴とする測光装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の測光装置を備えたことを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項に記載の撮像装置において、
    前記測光素子の測光領域を複数の前記受光素子を含む複数のブロック領域に分け、そのブロック領域毎の色情報演算を行う演算手段を備えたことを特徴とする撮像装置。
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