JP2009294093A - 溶接部の検査方法及び検査システム - Google Patents

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JP2009294093A JP2008148183A JP2008148183A JP2009294093A JP 2009294093 A JP2009294093 A JP 2009294093A JP 2008148183 A JP2008148183 A JP 2008148183A JP 2008148183 A JP2008148183 A JP 2008148183A JP 2009294093 A JP2009294093 A JP 2009294093A
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英之 藤原
Satoshi Yamada
聡 山田
Satoshi Miyashita
敏 宮下
Shoji Ono
昌二 小野
Akinori Nakajima
章典 中島
Yasuo Suzuki
康夫 鈴木
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Abstract

【課題】溶接部と被溶接部材の平坦面との境等の溶接部の形状を的確に判断することができる。計測者の技能や熟練度によって計測精度がばらつくことのない溶接部検査手段を提供する。
【解決手段】形状測定光学センサ21によって、溶接部13と交差する線状の測定領域Rの各測定ポイントPの位置データpを取得する。線状測定領域Rの周辺部R11eに対応する位置データを直線回帰させて仮の回帰直線L01を求める。測定ポイントPの整列順に連続する所定数以上の位置データが仮回帰直線L01に対し所定量以上ずれているか否かにより、被溶接部材11の平坦面11aと溶接部13との境13eを示す境位置データpを推定する。周辺部から境12eまでの部分に対応する位置データを直線回帰させて、平坦面11aを表す正規の回帰直線L1を求める。
【選択図】図1

Description

本発明は、溶接(特にすみ肉溶接)の溶接サイズ、アンダーカット、仕上げ形状等を検査する方法及びシステムに関する。
構造物の強度を管理するうえで溶接部の品質管理は重要である。
溶接部の外観検査として、溶接サイズ(脚長)、割れ、ピット、凹凸、オーバーラップ、アンダーカット、余盛り、仕上げ形状等の項目がある。例えば、図10に示すように、脚長を測定する計測器として溶接ゲージ1が知られている。溶接ゲージ1の本体1aを被溶接部材2Aに宛がうとともに、本体1aの角1bを溶接部3に突き当てる。次に、スライドバー1cの先端を他の被溶接部材2Bに突き当てる。そして、目盛り1dを読み取る。
図11に示すように、アンダーカット量を測定する計測器としてアンダーカットゲージ5が知られている。アンダーカットゲージ5の本体5aを被溶接部材2Aに載せ、回転バー5bの先端の針5cをアンダーカット6に差し入れる。そして、目盛り5dを読み取る。
特許文献1には、二次元の表面形状を光学的に測定するセンサを用いて、溶接部の形状を測定し、寿命解析を行なうことが記載されている。
特開平09−105614号公報
上記のアンダーカットゲージや溶接ゲージは、計測者の技能や熟練度によって計測精度にばらつきが生じる。
特許文献1の技術では、光学センサで溶接部の形状を計測しているが、被溶接部材の平坦面と溶接部との境の位置、脚長、アンダーカット量等を決定する具体的手法が示されていない。
上記事情に鑑み、本発明は、被溶接部材の溶接部を検査する方法であって、
測定対象の形状を光学的に測定する形状測定センサによって、前記溶接部と交差する線状の測定領域の各測定ポイントの位置データを取得し、
前記位置データのうち前記線状測定領域の周辺部に対応する位置データを直線回帰させて仮の回帰直線を求め、
前記測定ポイントの整列順に連続する所定数以上の位置データが前記仮回帰直線に対し所定量以上ずれているか否かにより、前記被溶接部材の平坦面と前記溶接部との境を示す境位置データを推定し、
前記周辺部から前記境までの部分に対応する位置データを直線回帰させて、前記平坦面を表す正規の回帰直線を求め、
前記境位置データより前記溶接部の側に対応する位置データを前記溶接部の形状を示す溶接形状データとすることを第1特徴とする。
これによって、溶接部と被溶接部材の平坦面との境を解析でき、ひいては溶接部の形状を的確に判断することができる。計測者の技能や熟練度によって計測精度がばらつくことはない。
前記溶接形状データ中、前記正規回帰直線から前記被溶接部材の奥側に対応する方向へずれた位置データの群がある場合、これら位置データをアンダーカットを表すアンダーカットデータとすることが好ましい。
これによって、アンダーカットの有無を判定することができる。
前記アンダーカットデータのうち前記正規回帰直線に対し最も大きくずれた位置データのずれ量を、アンダーカット量とすることが好ましい。
これによって、アンダーカット量を解析することができる。
また、本発明は、互いに交差する第1、第2の被溶接部材どうしのすみ肉溶接部を検査する方法であって、
測定対象の形状を光学的に測定する形状測定センサによって、前記溶接部と交差して前記第1、第2被溶接部材に跨る線状の測定領域の各ポイントの位置データを取得し、
前記位置データのうち前記線状測定領域の前記第1被溶接部材側の周辺部に対応する位置データを直線回帰させて第1の仮の回帰直線を求め、
前記測定ポイントの整列順に連続する所定数以上の位置データが前記第1仮回帰直線に対し所定量以上ずれているか否かにより、前記第1被溶接部材の平坦面と前記溶接部との境(以下「第1境」と称す)を示す第1境位置データを推定し、
前記第1被溶接部材側の周辺部から前記第1境までの部分に対応する位置データを直線回帰させて、前記第1被溶接部材の平坦面を示す第1の正規の回帰直線を求め、
かつ、前記線状測定領域の前記第2被溶接部材側の周辺部に対応する位置データを直線回帰させて第2の仮の回帰直線を求め、
前記測定ポイントの整列順に連続する所定数以上の位置データが前記第2仮回帰直線に対し所定量以上ずれているか否かにより、前記第2被溶接部材の平坦面と前記溶接部との境(以下「第2境」と称す)を示す第2境位置データを推定し、
前記第2被溶接部材側の周辺部から前記第2境までの部分に対応する位置データを直線回帰させて、前記第2被溶接部材の平坦面を示す第2の正規の回帰直線を求め、
前記第1境と第2境との間の部分に対応する位置データを前記溶接部の形状を示すデータとすることを第2特徴とする。
これによって、溶接部と第1被溶接部材の平坦面との境及び溶接部と第2被溶接部材の平坦面との境を解析でき、ひいては溶接部の形状を的確に判断することができる。計測者の技能や熟練度によって計測精度がばらつくことはない。
前記溶接形状データのうち、前記第1正規回帰直線から前記第1被溶接部材の平坦面の手前側に対応する方向へ一定量以上ずれた前記第1境の直近又は第1境自体の位置データを第1の仮の脚長点データとし、前記第2正規回帰直線から前記第2被溶接部材の平坦面の手前側に対応する方向へ一定量以上ずれた前記第2境の直近又は第2境自体の位置データを第2の仮の脚長点データとし、前記第1仮脚長点データと第2仮脚長点データとを結ぶ仮脚長点連絡直線と前記第1正規回帰直線との交点を第1の正規の脚長点データとし、前記仮脚長点連絡直線と前記第2正規回帰直線との交点を第2の正規の脚長点データとし、これら第1、第2の正規脚長点データから前記溶接部の第1被溶接部材側の脚長と第2被溶接部材側の脚長を求めることを特徴とするが好ましい。
これによって、溶接部の第1被溶接部材側の脚長と第2被溶接部材側の脚長を解析することができる。
また、本発明は、被溶接部材の溶接部を検査するシステムであって、
前記溶接部と交差する線状の測定領域の各測定ポイントの位置を光学的に測定する形状測定センサと、
前記形状測定センサからの位置データに基づいて前記溶接部の形状を解析する処理手段と、
を備え、前記処理手段が、
前記位置データのうち前記線状測定領域の周辺部に対応する位置データを直線回帰させて仮の回帰直線を求める仮回帰直線算出部と、
前記測定ポイントの整列順に連続する所定数以上の位置データが前記仮回帰直線に対し所定量以上ずれているか否かにより、前記被溶接部材の平坦面と前記溶接部との境を示す位置データ(以下「境位置データ」と称す)を推定する境推定部と、
前記周辺部から前記境までの部分に対応する位置データを直線回帰させて、前記平坦面を表す正規の回帰直線を求める正規回帰直線算出部と、
を含むことを第3特徴とする。
これによって、溶接部と被溶接部材の平坦面との境を解析でき、ひいては溶接部の形状を的確に判断することができる。計測者の技能や熟練度によって計測精度がばらつくことはない。
前記処理手段が、前記境位置データより前記溶接部の側に対応する位置データ中、前記正規回帰直線から前記被溶接部材の奥側に対応する方向へずれた位置データの群(以下「アンダーカットデータ」と称す)の有無を判断するアンダーカット判定部と、
前記アンダーカットデータが有る場合、そのうち前記正規回帰直線に対し最も大きくずれた位置データのずれ量を、アンダーカット量として算出するアンダーカット量算出部と、を更に含むことが好ましい。
これによって、アンダーカット量を解析することができる。
また、本発明は、互いに交差する第1、第2の被溶接部材どうしのすみ肉溶接部を検査するシステムであって、
前記溶接部と交差して前記第1、第2被溶接部材に跨る線状の測定領域の各ポイントの位置を光学的に測定する形状測定センサと、
前記形状測定センサからの位置データに基づいて前記溶接部の形状を解析する処理手段と、
を備え、前記処理手段が、
前記位置データのうち前記線状測定領域の前記第1被溶接部材側の周辺部に対応する位置データを直線回帰させて第1の仮の回帰直線を求める第1仮回帰直線算出部と、
前記測定ポイントの整列順に連続する所定数以上の位置データが前記第1仮回帰直線に対し所定量以上ずれているか否かにより、前記第1被溶接部材の平坦面と前記溶接部との境(以下「第1境」と称す)を示す位置データ(以下「第1境位置データ」と称す)を推定する第1境推定部と、
前記第1被溶接部材側の周辺部から前記第1境までの部分に対応する位置データを直線回帰させて、前記第1被溶接部材の平坦面を表す第1の正規の回帰直線を求める第1正規回帰直線算出部と、
前記線状測定領域の前記第2被溶接部材側の周辺部に対応する位置データを直線回帰させて第2の仮の回帰直線を求める第2仮回帰直線算出部と、
前記測定ポイントの整列順に連続する所定数以上の位置データが前記第2仮回帰直線に対し所定量以上ずれているか否かにより、前記第2被溶接部材の平坦面と前記溶接部との境(以下「第2境」と称す)を示す位置データ(以下「第2境位置データ」と称す)を推定する第2境推定部と、
前記第2被溶接部材側の周辺部から前記第2境までの部分に対応する位置データを直線回帰させて、前記第2被溶接部材の平坦面を表す第2の正規の回帰直線を求める第2正規回帰直線算出部と、
前記第1境と第2境との間の部分に対応する位置データ(以下「溶接形状データ」と称す)のうち、前記第1正規回帰直線から前記第1被溶接部材の平坦面の手前側に対応する方向へ一定量以上ずれた前記第1境の直近又は第1境自体の位置データを第1の仮の脚長点データとして設定する第1仮脚長点設定部と、
前記溶接形状データのうち、前記第2正規回帰直線から前記第2被溶接部材の平坦面の手前側に対応する方向へ一定量以上ずれた前記第2境の直近又は第2境自体の位置データを第2の仮の脚長点データとして設定する第2仮脚長点設定部と、
前記第1仮脚長点データと第2仮脚長点データとを結ぶ仮脚長点連絡直線と前記第1正規回帰直線との交点を第1の正規の脚長点データとして設定する第1正規脚長点設定部と、
前記仮脚長点連絡直線と前記第2正規回帰直線との交点を第2の正規の脚長点データとして設定する第2正規脚長点設定部と、
これら第1、第2の正規脚長点データから前記溶接部の第1被溶接部材側の脚長と第2被溶接部材側の脚長を求める脚長算出部と、
を含むことを第4特徴とする。
これによって、溶接部と第1被溶接部材の平坦面との境及び溶接部と第2被溶接部材の平坦面との境を解析でき、さらには溶接部の第1被溶接部材側の脚長と第2被溶接部材側の脚長を解析することができ、ひいては溶接部の形状を的確に判断することができる。計測者の技能や熟練度によって計測精度がばらつくことはない。
前記形状測定センサのレーザ照射・受光部を前記第1、第2被溶接部材の何れかに設置する設置手段を備え、この設置手段に、前記レーザ照射・受光部が、前記第1、第2被溶接部材の何れの平坦面に対しても斜めになるように取り付けられていることが好ましい。
これによって、前記線状測定領域が、前記溶接部と交差して前記第1、第2被溶接部材に確実に跨るようにすることができる。
前記設置手段が、前記第1、第2被溶接部材の何れかに磁気吸着されるマグネットを含むことが好ましい。
これによって、レーザ照射・受光部を第1被溶接部材又は第2被溶接部材に簡易に、かつ安定的に設置することができる。
前記設置手段が、前記レーザ照射・受光部の第1被溶接部材と対向する面に設けられた第1回転支持部と、前記レーザ照射・受光部の第2被溶接部材と対向する面に設けられた第2回転支持部とを有し、前記第1回転支持部が、軸線を前記溶接部の延び方向と直交させて前記第1被溶接部材の平坦面に沿って転動可能な複数の第1転動体を含み、前記第2回転支持部が、軸線を前記溶接部の延び方向と直交させて前記第2被溶接部材の平坦面に沿って転動可能な複数の第2転動体を含むことにしてもよい。
これによって、前記レーザ照射・受光部ひいては線状測定領域を溶接部の延び方向にスライドさせることができ、溶接部の形状を延び方向に沿って広範囲に解析することができる。
前記第1、第2転動体のうちの1つの転動体に回転量計測手段を設けたことが好ましい。
これによって、前記レーザ照射・受光部の移動量を計測することができ、計測したデータが溶接部の延び方向のどの位置のデータかを的確に把握することができる。
本発明によれば、溶接部と被溶接部材の平坦面との境等の溶接部の形状を的確に判断することができる。計測者の技能や熟練度によって計測精度がばらつくことはない。
以下、本発明の実施形態を説明する。
図1に示すように、本発明は、構造物10の溶接部13を検査するものである。構造物10の例えば垂直な第1被溶接部材11と水平な第2被溶接部材12は、互いに直角に交差している。第1被溶接部材11は、垂直な第1平坦面11aを有し、第2被溶接部材12は、水平な第2平坦面12aを有している。これら平坦面11a,12aどうしで作る角部がすみ肉溶接され、溶接部13になっている。
図3において仮想線で示すように、第1平坦面11aと溶接部13の(第1の)脚長点13aとの間には、(第1の)アンダーカット13cが形成されることがある。また、第2平坦面12aと溶接部13の(第2の)脚長点13bとの間には、(第2の)アンダーカット13dが形成されることがある。アンダーカット13c,13dの存在は溶接の不具合を示している。
この明細書では、アンダーカット13c,13dが有る場合、それも溶接部13の一部と定義する。溶接部13と第1平坦面11aとの境13eは、アンダーカット13cの第1平坦面11a側の縁を指すものとする。溶接部13と第2平坦面12aとの境13fは、アンダーカット13cの第2平坦面12a側の縁を指すものとする。
図3の実線で示すように、アンダーカット13c,13dが無い場合、溶接部13と第1平坦面11aとの境13eは、第1脚長点13aと一致し、溶接部13と第2平坦面12aとの境13fは、第2脚長点13dと一致する。
溶接部13の検査項目には、第1被溶接部材11側の脚長L13a、第1被溶接部材11側のアンダーカット13cの有無、アンダーカット13cが有る場合はそのアンダーカット量d13c、第2被溶接部材12側の脚長L13b、第2被溶接部材12側のアンダーカット13dの有無、アンダーカット13dが有る場合はそのアンダーカット量d13dなどがある。
図1に示すように、溶接部13を検査するために、溶接部検査システム20が用いられる。溶接部検査システム20は、形状測定センサ21と、処理手段22を備えている。形状測定センサ21は、台座23(設置手段)に取り付けられたセンサ本体24(レーザ照射・受光部)と、このセンサ本体24にケーブル25を介して接続されたコントローラ26とを有している。
センサ台座23は、ベース部27と、このベース部27の上部に設けられたセンサ取り付け部28とを有している。ベース部27の底部には、ブロック状のマグネット27aが設けられている。マグネット27aの磁気吸着力で金属製の被溶接部材12に安定設置されるようになっている。取り付け部28は、上側部分が45°の角度で斜め上、後方(図1において右)に延びる板状になっている。取り付け部28の斜めをなす上面に、形状測定センサ本体24が45°の角度で取り付けられている。したがって、形状測定センサ本体24は、第1、第2被溶接部材11,12の何れの平坦面11a,12aに対しても斜めになっている。
形状測定センサ21は、測定対象の形状を光学的に測定するものであり、例えば株式会社キーエンス社製の二次元レーザ変位センサを用いることができる。詳細な図示は省略するが、形状測定センサ21は、レーザLaの発光源と、測定対象からの反射光を受ける受光素子とを有している。受光素子は、反射光の入射位置に応じた電流を生じるようになっており、この電流値から測定対象の位置を計測するようになっている。センサ本体24には、レーザの照射及び受光を行なう光学系が格納されている。コントローラ26によって上記光学系の制御や位置データの算出処理等が行なわれるようになっている。
センサ台座23によって形状測定センサ本体24のレーザ照射及び受光面24aが45°に傾けられた状態になっており、レーザLaの出射方向が、斜め下、前方に45°傾けられている。この出射方向に沿う線上に溶接部13が位置されるようになっている。
図2に示すように、レーザLaは、垂直な一平面に沿ってある幅ないしは角度を有する範囲内に照射される。このため、構造物10の表面上におけるレーザLaの照射される領域Rは、溶接部13を中心にして第1被溶接部材11と第2被溶接部材12に跨る2次元の線状になる。この線が、線状測定領域Rとなる。図3に示すように、レーザLaは、線状測定領域R上の微小間隔置きの測定ポイントP,P…にスポット照射され、これら測定ポイントP,P…の位置がそれぞれ計測されるようになっている。
図1に示すように、形状測定センサ21のコントローラ26にはケーブル29を介して処理手段22が接続されている。処理手段22は、例えばパーソナルコンピュータで構成されている。上記各測定ポイントP,P…の位置データがコントローラ26からケーブル29を介して処理手段22に入力される。処理手段22は、入力されたデータを処理することにより、溶接部13の形状を算出するようになっている。
上記構成の溶接検査システム20によって、溶接部13を検査する方法を説明する。
[センサ取り付け工程]
形状測定センサ本体24を取り付けた台座23を被溶接部材12に設置し、センサ本体24のレーザ出射面が45°の角度で溶接部13を向くようにする。ベース部27の底部にマグネット27aを設けることによって、金属製の被溶接部材12に台座23ひいてはセンサ本体24を安定かつ簡易に設置することができる。
[位置データ取得工程]
次に、形状測定センサ21をオンし、センサ本体24からレーザLaを測定領域Rに照射し、該測定領域Rの各測定ポイントP,P…の位置データをコントローラ26で算出する。算出した位置データをコントローラ26から処理手段22に入力する。
以下、処理手段22のデータ処理内容を説明する。
なお、処理手段22は、測定領域Rの第1被溶接部材11側の部分に対応するデータ処理と、測定領域Rの第2被溶接部材12側の部分に対応するデータ処理とを順次ないしは併行して実行するが、その処理内容は実質的に同じであるので、ここでは、第1被溶接部材11側の部分に対応するデータ処理を中心に説明し、第2被溶接部材12側の部分に対応するデータ処理の説明は簡略化する。
図4は、形状測定センサ21で取得した位置データp,p…の一例をX−Z座標にプロットして座標化したものである。座標軸Xは、第2被溶接部材12に沿う左右水平方向を向き、座標軸Zは、第1被溶接部材11に沿う垂直(鉛直)方向を向いている。測定領域Rにおける第1被溶接部材11及び溶接部13の上側部分の位置データのみを図示する。
[第1仮回帰直線設定工程]
処理手段22は、これら位置データのうち測定領域Rの第1被溶接部材11側の周辺部R11e(図2)の測定ポイントPの位置データ(例えば図4のp,p,…,p)をピックアップする。これら位置データp〜pを第1の周辺位置データと称する。周辺部R11eは、測定領域Rの第1被溶接部材11側の端部から例えば5mmの範囲とする。この範囲R11eは、通常、被溶接部材11の平坦面11a内に位置しており、溶接部13の外側に位置している。図4に示すように、処理手段22は、第1周辺位置データp〜pを直線回帰させ、第1の仮の回帰直線L01を求める。直線回帰は、例えば最小二乗法を用いる。この仮回帰直線L01は、被溶接部材11の平坦面11aを表している。
この第1仮回帰直線設定工程を実行中の処理手段22は、第1の仮回帰直線算出部として機能する。
[第1境推定工程]
次に、位置データを、測定領域Rの周辺部R11e側の測定ポイントPのものから溶接部13の側(図4において下側)の測定ポイントPのものへ向けて測定ポイントPの整列順に辿りながら、連続して所定数(例えば3つ)以上の位置データが仮回帰直線L01に対し所定量d0以上ずれるようになるのを探す。ずれ量d0は、微量であり、例えばd0=0.1mmである。ずれの方向は、仮回帰直線L01に対し、平坦面11aの手前側に対応する方向(図4において直線L01の右側)でもよく、被溶接部材11の奥側に対応する方向(図4において直線L01の左側)でもよい。図4においては、上記整列順(下方)に辿ったとき、位置データp,pn+1,pn+2が、はじめて3つ連続して仮回帰直線L01に対し所定量d0以上ずれており、ずれの方向は、被溶接部材11の奥側に対応する方向になっている。これら3つの位置データp,pn+1,pn+2のうち、順番が一番若い位置データpを被溶接部材11の平坦面11aと溶接部13との境13e(以下「第1境」と称す)を示す位置データであると推定し、この位置データpを第1境位置データとして処理手段22の登録部22a(メモリ)に登録する。
この第1境推定工程を実行中の処理手段22は、第1の境推定部として機能する。
第1境位置データpより周辺部R11e側(図4において上側)の位置データは、被溶接部材11の平坦面11a上の測定ポイントPの位置データ(以下「第1平坦面位置データ」と称す)として登録される。第1境位置データpより溶接部13の側(図4において下側)に対応する位置データ(実際は後記の第2境位置データpまで)は、溶接部13上の形状を表す位置データ(以下「溶接形状データ」と称す)として登録される。
[第1正規回帰直線設定工程]
次に、図5に示すように、第1平坦面位置データp〜pを直線回帰させ、第1の正規の回帰直線L1を求める。直線回帰は、例えば最小二乗法を用いる。この正規回帰直線L1を、被溶接部材11の平坦面11aを表す関数データとして登録部22aに登録する。正規回帰直線L1は、仮回帰直線L01よりサンプリングデータが多く、平坦面11aをより正確に表している。
この第1正規回帰直線設定工程を実行中の処理手段22は、第1の正規回帰直線算出部として機能する。
[第1アンダーカット判定工程]
この溶接形状データp,pn+1,pn+2について、正規回帰直線L1から被溶接部材11の奥側に対応する方向(図5において左側)へずれた位置データ群の有無を判定する。図5においては、例えばp〜pの位置データがそれに該当する。これら位置データp〜pについてはアンダーカット13cを表すアンダーカットデータとして登録部22aに登録する。アンダーカットデータp〜pの存在は、溶接が良好でないことを示している。上記溶接部境推定工程で見つけた3つの位置データp,pn+1,pn+2の仮回帰直線L01に対するずれの方向が、被溶接部材11の奥側に対応する方向であれば、アンダーカット13cが有ることを示している。
この第1アンダーカット判定工程を実行中の処理手段22は、第1のアンダーカット判定部として機能する。
[第1アンダーカット量算出工程]
アンダーカットデータp〜pが存在する場合、これらデータp〜pのうち、正規回帰直線L1より被溶接部材11の奥側に対応する方向に最も大きくずれているデータ(以下「第1アンダーカット最深部位置データ」と称す)を探す。図5においては、例えば位置データpが、アンダーカット最深部位置データに該当する。このアンダーカット最深部位置データpの正規回帰直線L1に対するずれ量d13cを算出する。算出結果をアンダーカット13cの深さ、すなわちアンダーカット量として登録部22aに登録する。
この第1アンダーカット量算出工程を実行中の処理手段22は、第1のアンダーカット量算出部として機能する。
[第1仮脚長点設定工程]
次に、上記の溶接形状データp,pn+1,pn+2…のうち、正規回帰直線L1から被溶接部材11の手前側に対応する方向(図5において右側)へ一定量d1以上ずれ、かつ第1境13eに最も近い位置データを探す。ずれ量d1は、微量であり、例えばd1=0.1mmである。図5においては、例えば位置データpがこれに該当する。この位置データpを第1の仮の脚長点データとして設定する。アンダーカット13cが有る場合、仮脚長点データpは、アンダーカットデータp〜pより上記整列順の後側に存在する。
この第1仮脚長点設定工程を実行中の処理手段22は、第1の仮脚長点設定部として機能する。
図3の実線で示すように、勿論、アンダーカット13cが無い場合もある。この場合、図6に示すように、溶接部境推定工程では、測定ポイントPの整列順に辿ったとき、はじめて3つ連続して仮回帰直線L01に対し所定量d0以上ずれる位置データp,pm+1,pm+2のずれの方向は、被溶接部材11の手前側に対応する方向(図6において右側)になる。これら3つの位置データp,pm+1,pm+2のうち順番が一番若い位置データpを第1境位置データとして登録部22aに登録する。アンダーカット判定工程では、正規回帰直線L1から被溶接部材11の奥側に対応する方向(図6において左側)へずれている位置データが存在しないため、アンダーカット無しとの情報を登録部22aに登録する。当然、アンダーカット量算出工程は実行しない。そして、第1脚長点仮設定工程においては、上記第1境位置データpが、正規回帰直線L1から被溶接部材11の手前側に対応する方向(図5において右側)へ一定量d1以上ずれている可能性がある。その場合、第1境13eの位置データp自体を第1の仮の脚長点データとして設定する。
[第2仮回帰直線設定工程]
図7に示すように、同様にして、測定領域Rの第2被溶接部材12側のデータについても、先ず、周辺部R12e(図2)の位置データ(第2周辺位置データ)を直線回帰させて第2平坦面12aを表す第2仮回帰直線L02を求める。
このときの処理手段22は、第2仮回帰直線算出部として機能する。
[第2境推定工程]
次に、平坦面12aと溶接部13との境13f(図3、以下「第2境」と称す)を示す第2境位置データpを推定してこれを登録部22aに登録する。
このときの処理手段22は、第2境推定部として機能する。
併せて、第2境位置データpより周辺部R12e側(図7において右側)の位置データは、平坦面12a上の測定ポイントPの位置データ(以下「第2平坦面位置データ」と称す)として登録する。また、第2境位置データpより溶接部13側(図7において左側)の位置データ、ひいては、第1境位置データp(p)から第2境位置データpまでの間の位置データを溶接形状データとして登録する。
[溶接形状解析工程]
溶接形状データp〜pは、曲線回帰させ、曲線化するとよい。
[第2正規回帰直線設定工程]
上記第2平坦面位置データを直線回帰させ、第2の正規の回帰直線L2を求める。
このときの処理手段22は、第2正規回帰直線算出部として機能する。
[第2アンダーカット判定工程]
次に、上記溶接形状データp(p)〜pについて、正規回帰直線L2から被溶接部材12の奥側に対応する方向(図7において下側)へずれた位置データの群が有る場合、それら位置データ群をアンダーカット13dを表すアンダーカットデータとして登録部22aに登録する。
このときの処理手段22は、第2のアンダーカット判定部として機能する。
[第2アンダーカット量算出工程]
また、これらアンダーカットデータのうち、正規回帰直線L2より被溶接部材12の奥側に対応する方向に最も大きくずれている位置データpを第2アンダーカット最深部位置データとし、このアンダーカット最深部位置データpの正規回帰直線L2に対するずれ量d13dを算出し、その算出結果をアンダーカット13dの深さ、すなわちアンダーカット量として登録部22aに登録する。
このときの処理手段22は、第2のアンダーカット量算出部として機能する。
[第2仮脚長点設定工程]
次に、上記溶接形状データp(p)〜pのうち、正規回帰直線L2から被溶接部材12の手前側に対応する方向(図7において上側)へ一定量d1以上ずれ、かつ第2境13fに最も近い位置データpを第2の仮の脚長点データとして設定する。
このときの処理手段22は、第2仮脚長点設定部として機能する。
[第1正規脚長点設定工程]
次に、第1仮脚長点pと第2仮脚長点pとを結ぶ仮脚長点連絡直線L3を求める。この仮脚長点連絡直線L3と第1正規回帰直線L1との交点pを求める。この交点pを第1の正規の脚長点データとして登録部22aに登録する。脚長点データpは、溶接部13の第1被溶接部材11側の脚長点13aの位置データを示している。
このときの処理手段22は、第1正規脚長点設定部として機能する。
[第2正規脚長点設定工程]
また、仮脚長点連絡直線L3と第2正規回帰直線L2との交点pを求め、この交点pを第2の正規の脚長点データとして登録部22aに登録する。脚長点データpは、溶接部13の第2被溶接部材12側の脚長点13bの位置データを示している。
このときの処理手段22は、第2正規脚長点設定部として機能する。
[第1脚長算出工程]
次に、第1、第2の正規脚長点データp,pの垂直方向(Z軸方向)の距離|p−pを算出する。この距離|p−pを溶接部13の第1被溶接部材11側の脚長L13aの大きさとして登録部22aに登録する。
[第2脚長算出工程]
また、第1、第2の正規脚長点データp,pの水平方向の距離|p−pを算出する。この距離|p−pを溶接部13の第2被溶接部材12側の脚長L13bの大きさとして登録部22aに登録する。
第1、第2脚長算出工程を実行中の処理手段22は、脚長算出部として機能する。
[表示工程]
処理手段22は、以上のデータ処理によって得られた結果を登録部22aから読み出し、図3に示すように、ディスプレイからなる表示部22bに表示する。表示項目は、アンダーカット13c,13dの有無、アンダーカット13c,13dが有る場合はアンダーカット量d13c,d13d、脚長L13a,L13b等である。
これによって、計測者は、溶接部13の溶接状態の良否を的確に判断することができる。計測者の技能や熟練度によって計測精度がばらつくことはない。
溶接部検査システム20によれば、形状測定センサ21で計測した位置データに基づいて、溶接部13と被溶接部材11,12との境13e,13fや脚長点13a,13bの位置を的確に判定することができる。更に、アンダーカット13c,13dの有無を判定でき、アンダーカット量d13c,d13dや脚長L13a,L13bを的確に算出することができる。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。
図8は、形状測定センサ本体24の被溶接部材11,12への設置手段の変形例を示したものである。このセンサ本体24は、レーザLaの照射・受光面24aが45°の斜面になるとともに、このレーザ照射・受光面24aに連なる側面24bと底面24cのうち、側面24cは垂直になり、底面24cは水平になっている。側面24bは、第1被溶接部材11の平坦面11aと平行に対向している。底面24cは、第2被溶接部材12の平坦面12aと平行に対向している。
センサ本体24には、設置手段30として第1回転支持部31と第2回転支持部32が設けられている。図8及び図9に示すように、第1回転支持部31は、センサ本体24の側面24bに固定されたフレーム33と、このフレーム33に回転可能に設けられた2つ(複数)の転動体34,34とを有している。各転動体34は、円筒状になっており、その回転軸線は、溶接部13の延び方向(図8において紙面と直交する前後方向)と直交するよう垂直(鉛直)に向けられている。2つの転動体34,34は平行に並んでいる。これら転動体34,34が、第1被溶接部材11の平坦面11aに当接されている。
図8及び図10に示すように、第2回転支持部32は、センサ本体24の底面24cに固定されたフレーム35と、このフレーム35に回転可能に設けられた2つ(複数)の転動体36,36とを有している。各転動体36は、円筒状になっており、その回転軸線は、溶接部13の延び方向(図8の紙面直交方向)と直交するとともに上記転動体34の回転軸線とも直交するよう左右方向に向けられている。2つの転動体36,36は平行に並んでいる。これら転動体36,36が第2被溶接部材12の平坦面12aに当接されている。
図8に示すように、1つの転動体36の軸にはロータリーエンコーダ37(回転量計測手段)が付設されている。ロータリーエンコーダ37によって、転動体36の回転量が計測されるようになっている。
設置手段30によれば、直交する転動体34,36をそれぞれ第1、第2平坦面11a,12aに宛がうことによって、センサ本体24を被溶接部材11,12に対し安定的に設置でき、その設置状態でレーザLaを溶接部13及びその周辺に斜めに照射できるだけでなく、転動体34,36の回転によって、センサ本体24を、溶接部13に対し一定の距離及び角度を保ちながら溶接部13の延び方向と平行(図9及び図10の矢印aの方向)にスライドさせることができる。これによって、線状測定領域Rを溶接部13の延び方向にスライドさせることができ、溶接部13の形状を延び方向の広い範囲にわたって連続的に解析することができる。ロータリーエンコーダ37によって転動体36の回転量を計測でき、ひいてはセンサ本体24の移動量を計測することができる。これによって、計測したデータが溶接部13の延び方向のどの位置のデータであるかを的確に把握することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、当業者に自明な範囲内において種々の改変をなすことができる。
例えば、第1被溶接部材11と第2被溶接部材12は、直角に交差している場合に限られず、斜めに交差していてもよい。第1被溶接部材11が水平で第2被溶接部材12が垂直になっていてもよい。
形状測定センサ21のレーザLaの照射角度は、45°に限られず、適宜調節できる。
第1実施形態において、台座23を第2被溶接部材12に代えて第1被溶接部材11に設置することにしてもよい。
処理手段22のデータ処理内容は上記実施形態の内容に限られず、適宜改変可能である。例えば、被溶接部材11,12の平坦面11a,12aと溶接部13との境13e,13fを決めるための所定ずれ量d0は、0.1mmに限られず、適宜変更してもよく、境13e,13fを決めるために仮回帰直線L01,L02からずれた位置データの連続数の設定値は、3つに限られず、2つ又は4つ以上でもよく、境13e,13fを示す境位置データとして設定するのは、上記連続する位置データのうち一番若い位置データとするのに限られず、例えば該一番若い位置データの1つ前の位置データ(例えば図4において位置データpn−1)等としてもよいでもよく、正規回帰直線L1,L2は、測定領域Rの周辺部から上記1つ前までの位置データを直線回帰させて求めてもよい。仮脚長点を決めるための所定ずれ量d1は、0.1mmに限られず、適宜変更してもよい。
本発明は、すみ肉溶接に限られず、突合せ溶接の検査にも適用可能である。
本発明は、構造物の被溶接部材の溶接部の品質管理に適用可能である。
本発明の第1実施形態に係る溶接部検査システムの概略構成を示す正面図である。 上記溶接部検査システムにて溶接部を検査する状態を示す斜視図である。 上記溶接部検査システムにて検査される溶接部及び第1、第2被溶接部材の正面断面図である。 上記溶接部検査システムの形状測定センサで取得した位置データの一例をX−Z座標にプロット化し、仮回帰直線設定工程及び境推定工程を説明するための解説図である。 上記位置データの一例をX−Z座標にプロット化し、正規回帰直線設定工程、アンダーカット判定工程、アンダーカット量算出工程、仮脚長点設定工程を説明するための解説図である。 アンダーカットが無い場合の位置データの一例をX−Z座標にプロット化し、正規回帰直線設定工程、アンダーカット判定工程、仮脚長点設定工程を説明するための解説図である。 上記位置データの一例をX−Z座標にプロット化し、脚長算出工程等を説明するための解説図である。 形状測定センサの本体のための設置手段の変形例を示す正面図である。 図8のIX-IX線に沿う平面図である。 図8のX-X線に沿う側面図である。 従来の溶接ゲージを示す正面図である。 従来のアンダーカットゲージを示す正面図である。
符号の説明
11 第1被溶接部材
11a 第1平坦面
12 第2被溶接部材
12a 第2平坦面
13 溶接部
13a 脚長点
13b 脚長点
13c 第1アンダーカット
13d 第2アンダーカット
13e 境(第1平坦面と溶接部との境)
13f 境(第2平坦面と溶接部との境)
20 溶接部検査システム
21 形状測定センサ
22 パーソナルコンピュータ(処理手段)
22a 登録部
22b ディスプレイ(表示部)
23 センサ台座(設置手段)
24 センサ本体(レーザ照射・受光部)
24a レーザ照射・受光面
24b 側面(第1被溶接部材の平坦面との対向面)
24c 底面(第2被溶接部材の平坦面との対向面)
25 ケーブル
26 コントローラ
27 ベース部
27a マグネット
28 取り付け部
29 ケーブル
30 設置手段
31 第1回転支持部
32 第2回転支持部
33 フレーム
34 転動体
35 フレーム
36 転動体
37 ロータリーエンコーダ(回転量計測手段)
d0 所定ずれ量
d1 一定ずれ量
d13c 第1アンダーカット量
d13d 第2アンダーカット量
La レーザ
L01 第1仮回帰直線
L02 第2仮回帰直線
L1 第1正規回帰直線
L2 第2正規回帰直線
L3 仮脚長点連絡直線
L13a 第1脚長
L13b 第2脚長
P 測定ポイント
p 位置データ
(p) 第1境位置データ
(p)〜p 溶接形状データ
(p) 第1仮脚長点データ
第1アンダーカット最深部位置データ
〜p 第1アンダーカットデータ
第2仮脚長点データ
第2アンダーカット最深部位置データ
第2境位置データ
第1脚長点データ
第2脚長点データ
R 線状測定範囲
R11e 線状測定範囲の第1被溶接部材側の周辺部
R12e 線状測定範囲の第2被溶接部材側の周辺部

Claims (12)

  1. 被溶接部材の溶接部を検査する方法であって、
    測定対象の形状を光学的に測定する形状測定センサによって、前記溶接部と交差する線状の測定領域の各測定ポイントの位置データを取得し、
    前記位置データのうち前記線状測定領域の周辺部に対応する位置データを直線回帰させて仮の回帰直線を求め、
    前記測定ポイントの整列順に連続する所定数以上の位置データが前記仮回帰直線に対し所定量以上ずれているか否かにより、前記被溶接部材の平坦面と前記溶接部との境を示す境位置データを推定し、
    前記周辺部から前記境までの部分に対応する位置データを直線回帰させて、前記平坦面を表す正規の回帰直線を求め、
    前記境位置データより前記溶接部の側に対応する位置データを前記溶接部の形状を示す溶接形状データとすることを特徴とする溶接部検査方法。
  2. 前記溶接形状データ中、前記正規回帰直線から前記被溶接部材の奥側に対応する方向へずれた位置データの群がある場合、これら位置データをアンダーカットを表すアンダーカットデータとすることを特徴とする請求項1に記載の溶接部検査方法。
  3. 前記アンダーカットデータのうち前記正規回帰直線に対し最も大きくずれた位置データのずれ量を、アンダーカット量とすることを特徴とする請求項2に記載の溶接部検査方法。
  4. 互いに交差する第1、第2の被溶接部材どうしのすみ肉溶接部を検査する方法であって、
    測定対象の形状を光学的に測定する形状測定センサによって、前記溶接部と交差して前記第1、第2被溶接部材に跨る線状の測定領域の各ポイントの位置データを取得し、
    前記位置データのうち前記線状測定領域の前記第1被溶接部材側の周辺部に対応する位置データを直線回帰させて第1の仮の回帰直線を求め、
    前記測定ポイントの整列順に連続する所定数以上の位置データが前記第1仮回帰直線に対し所定量以上ずれているか否かにより、前記第1被溶接部材の平坦面と前記溶接部との境(以下「第1境」と称す)を示す第1境位置データを推定し、
    前記第1被溶接部材側の周辺部から前記第1境までの部分に対応する位置データを直線回帰させて、前記第1被溶接部材の平坦面を示す第1の正規の回帰直線を求め、
    かつ、前記線状測定領域の前記第2被溶接部材側の周辺部に対応する位置データを直線回帰させて第2の仮の回帰直線を求め、
    前記測定ポイントの整列順に連続する所定数以上の位置データが前記第2仮回帰直線に対し所定量以上ずれているか否かにより、前記第2被溶接部材の平坦面と前記溶接部との境(以下「第2境」と称す)を示す第2境位置データを推定し、
    前記第2被溶接部材側の周辺部から前記第2境までの部分に対応する位置データを直線回帰させて、前記第2被溶接部材の平坦面を示す第2の正規の回帰直線を求め、
    前記第1境と第2境との間の部分に対応する位置データを前記溶接部の形状を示すデータとすることを特徴とする溶接部検査方法。
  5. 前記溶接形状データのうち、前記第1正規回帰直線から前記第1被溶接部材の平坦面の手前側に対応する方向へ一定量以上ずれた前記第1境の直近又は第1境自体の位置データを第1の仮の脚長点データとし、前記第2正規回帰直線から前記第2被溶接部材の平坦面の手前側に対応する方向へ一定量以上ずれた前記第2境の直近又は第2境自体の位置データを第2の仮の脚長点データとし、前記第1仮脚長点データと第2仮脚長点データとを結ぶ仮脚長点連絡直線と前記第1正規回帰直線との交点を第1の正規の脚長点データとし、前記仮脚長点連絡直線と前記第2正規回帰直線との交点を第2の正規の脚長点データとし、これら第1、第2の正規脚長点データから前記溶接部の第1被溶接部材側の脚長と第2被溶接部材側の脚長を求めることを特徴とする請求項4に記載の溶接部検査方法。
  6. 被溶接部材の溶接部を検査するシステムであって、
    前記溶接部と交差する線状の測定領域の各測定ポイントの位置を光学的に測定する形状測定センサと、
    前記形状測定センサからの位置データに基づいて前記溶接部の形状を解析する処理手段と、
    を備え、前記処理手段が、
    前記位置データのうち前記線状測定領域の周辺部に対応する位置データを直線回帰させて仮の回帰直線を求める仮回帰直線算出部と、
    前記測定ポイントの整列順に連続する所定数以上の位置データが前記仮回帰直線に対し所定量以上ずれているか否かにより、前記被溶接部材の平坦面と前記溶接部との境を示す位置データ(以下「境位置データ」と称す)を推定する境推定部と、
    前記周辺部から前記境までの部分に対応する位置データを直線回帰させて、前記平坦面を表す正規の回帰直線を求める正規回帰直線算出部と、
    を含むことを特徴とする溶接部検査システム。
  7. 前記処理手段が、前記境位置データより前記溶接部の側に対応する位置データ中、前記正規回帰直線から前記被溶接部材の奥側に対応する方向へずれた位置データの群(以下「アンダーカットデータ」と称す)の有無を判断するアンダーカット判定部と、
    前記アンダーカットデータが有る場合、そのうち前記正規回帰直線に対し最も大きくずれた位置データのずれ量を、アンダーカット量として算出するアンダーカット量算出部と、を更に含むことを特徴とする請求項6に記載の溶接部検査システム。
  8. 互いに交差する第1、第2の被溶接部材どうしのすみ肉溶接部を検査するシステムであって、
    前記溶接部と交差して前記第1、第2被溶接部材に跨る線状の測定領域の各ポイントの位置を光学的に測定する形状測定センサと、
    前記形状測定センサからの位置データに基づいて前記溶接部の形状を解析する処理手段と、
    を備え、前記処理手段が、
    前記位置データのうち前記線状測定領域の前記第1被溶接部材側の周辺部に対応する位置データを直線回帰させて第1の仮の回帰直線を求める第1仮回帰直線算出部と、
    前記測定ポイントの整列順に連続する所定数以上の位置データが前記第1仮回帰直線に対し所定量以上ずれているか否かにより、前記第1被溶接部材の平坦面と前記溶接部との境(以下「第1境」と称す)を示す位置データ(以下「第1境位置データ」と称す)を推定する第1境推定部と、
    前記第1被溶接部材側の周辺部から前記第1境までの部分に対応する位置データを直線回帰させて、前記第1被溶接部材の平坦面を表す第1の正規の回帰直線を求める第1正規回帰直線算出部と、
    前記線状測定領域の前記第2被溶接部材側の周辺部に対応する位置データを直線回帰させて第2の仮の回帰直線を求める第2仮回帰直線算出部と、
    前記測定ポイントの整列順に連続する所定数以上の位置データが前記第2仮回帰直線に対し所定量以上ずれているか否かにより、前記第2被溶接部材の平坦面と前記溶接部との境(以下「第2境」と称す)を示す位置データ(以下「第2境位置データ」と称す)を推定する第2境推定部と、
    前記第2被溶接部材側の周辺部から前記第2境までの部分に対応する位置データを直線回帰させて、前記第2被溶接部材の平坦面を表す第2の正規の回帰直線を求める第2正規回帰直線算出部と、
    前記第1境と第2境との間の部分に対応する位置データ(以下「溶接形状データ」と称す)のうち、前記第1正規回帰直線から前記第1被溶接部材の平坦面の手前側に対応する方向へ一定量以上ずれた前記第1境の直近又は第1境自体の位置データを第1の仮の脚長点データとして設定する第1仮脚長点設定部と、
    前記溶接形状データのうち、前記第2正規回帰直線から前記第2被溶接部材の平坦面の手前側に対応する方向へ一定量以上ずれた前記第2境の直近又は第2境自体の位置データを第2の仮の脚長点データとして設定する第2仮脚長点設定部と、
    前記第1仮脚長点データと第2仮脚長点データとを結ぶ仮脚長点連絡直線と前記第1正規回帰直線との交点を第1の正規の脚長点データとして設定する第1正規脚長点設定部と、
    前記仮脚長点連絡直線と前記第2正規回帰直線との交点を第2の正規の脚長点データとして設定する第2正規脚長点設定部と、
    これら第1、第2の正規脚長点データから前記溶接部の第1被溶接部材側の脚長と第2被溶接部材側の脚長を求める脚長算出部と、
    を含むことを特徴とする溶接部検査システム。
  9. 前記形状測定センサのレーザ照射・受光部を前記第1、第2被溶接部材の何れかに設置する設置手段を備え、この設置手段に、前記レーザ照射・受光部が、前記第1、第2被溶接部材の何れの平坦面に対しても斜めになるように取り付けられていることを特徴とする請求項8に記載の溶接部検査システム。
  10. 前記設置手段が、前記第1、第2被溶接部材の何れかに磁気吸着されるマグネットを含むことを特徴とする請求項9に記載の溶接部検査システム。
  11. 前記設置手段が、前記レーザ照射・受光部の第1被溶接部材と対向する面に設けられた第1回転支持部と、前記レーザ照射・受光部の第2被溶接部材と対向する面に設けられた第2回転支持部とを有し、前記第1回転支持部が、軸線を前記溶接部の延び方向と直交させて前記第1被溶接部材の平坦面に沿って転動可能な複数の第1転動体を含み、前記第2回転支持部が、軸線を前記溶接部の延び方向と直交させて前記第2被溶接部材の平坦面に沿って転動可能な複数の第2転動体を含むことを特徴とする請求項9に記載の溶接部検査システム。
  12. 前記第1、第2転動体のうちの1つの転動体に回転量計測手段を設けたことを特徴とする請求項11に記載の溶接部検査システム。
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