JP2009293547A - 羽根車及びボルテックスポンプ - Google Patents

羽根車及びボルテックスポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP2009293547A
JP2009293547A JP2008149229A JP2008149229A JP2009293547A JP 2009293547 A JP2009293547 A JP 2009293547A JP 2008149229 A JP2008149229 A JP 2008149229A JP 2008149229 A JP2008149229 A JP 2008149229A JP 2009293547 A JP2009293547 A JP 2009293547A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
impeller
blades
gradient
leading edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008149229A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuji Yoshida
卓司 吉田
Akinori Umeda
昭則 梅田
Tsutomu Takebe
力 竹部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shinmaywa Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinmaywa Industries Ltd filed Critical Shinmaywa Industries Ltd
Priority to JP2008149229A priority Critical patent/JP2009293547A/ja
Publication of JP2009293547A publication Critical patent/JP2009293547A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

【課題】ボルテックスポンプ1及びボルテックスポンプ用の羽根車4として、ポンプ効率の向上と異物通過性能とを両立させる。
【解決手段】羽根車4は、シュラウド40と、シュラウド面40aに対してそれぞれ立設して設けられる複数枚の羽根41と、を備える。各羽根41の、中心軸に対する前縁41aの成す角度である前縁勾配は、所定の最大勾配から所定の最小勾配までの間で、翼列方向に、段階的にかつ連続して変更されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、羽根車及びそれを備えたボルテックスポンプに関する。
従来より、汚水等の搬送に好適なポンプとして、ボルテックスポンプ(渦流ポンプ)が知られている(例えば特許文献1参照)。このボルテックスポンプは、セミオープンタイプの羽根車を、ケーシング内部のボリュート部分に対し後退させて配設することにより、羽根車とケーシング内壁面との間に比較的大きな空間を空けるようにしている。これによりボルテックスポンプでは、ケーシング内に吸い込まれた異物は、羽根車内を通過することなくそのまま外に吐出されることになり、通過粒径が、例えば70%以上に設定されることになる。ここで、通過粒径とは、流路を通過することができる球の最大直径であり、ポンプの口径比に対する比率によって表される。
特開2000−240584号公報
こうしたボルテックスポンプは、前述したように、ケーシング内に大きな空間を有しているため、ポンプ効率は相対的に低下する。このため、ボルテックスポンプにおいてポンプ効率を増大させたいという要求があり、そのための方策の一つとして、羽根車に設けられた各羽根の面積を大きくすることが考えられる。
羽根の面積を大きくするには、例えば羽根の前縁を羽根車の吸込側(中心軸側)にできるだけ延ばすと共に、その前縁の勾配(前縁と羽根車の中心軸との成す角度)を小さくする、つまり、羽根車の中心軸と前縁との成す角度を0°にして、羽根の前縁を鉛直に起立させることが挙げられる。
そのようにして各羽根の面積を広大させたときにはポンプ効率は高まるものの、羽根車における吸込側に各羽根の前縁が集まることで、羽根車における吸込側の空間が狭くなると共に、その吸込側の狭い空間内において、各羽根の前縁が鉛直に起立することになる。このため、羽根車の吸込側に異物が吸い込まれてしまったときには、その異物が羽根の前縁等に引っ掛かって吸込側の空間から出られなくなり、その異物が羽根車の吸込側に留まるようになる虞がある。その結果、ボルテックスポンプの詰まりを招く場合がある。
またポンプ効率を向上させる上で、羽根車の羽根枚数を増やしたときには、羽根車における吸込側の狭い空間内において、多数の羽根の前縁が鉛直に起立することになるため、異物が羽根車の吸込側に吸い込まれたときには、そこに留まり易くなり、異物通過性能がさらに低下してしまう。
このように従来のボルテックスポンプでは、ポンプ効率を向上させようとすると、異物通過性能が低下してしまう結果となり、ポンプ効率の向上と異物通過性能の向上とは、両立し得なかった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ボルテックスポンプ及びボルテックスポンプ用の羽根車として、ポンプ効率の向上と異物通過性能の向上とを両立させることにある。
本発明の一側面によると、羽根車は、所定の通過粒径が確保されるように、ケーシング内におけるボリュート部分から後退して配設されるボルテックスポンプ用の羽根車である。
この羽根車は、中心軸側である吸込側と外周縁側である吐出側との間で半径方向に広がるシュラウド面を有するシュラウドと、前記シュラウド面に対して、それぞれ所定の羽根高さとなるように立設して設けられると共に、前記シュラウドの周方向に翼列を形成するよう等間隔を空けて配置される複数枚の羽根と、を備え、前記各羽根は、前記吸込側に位置する前縁から前記吐出側に位置する後縁まで、半径方向の外方に向かって延びて配設されており、前記各羽根の、前記中心軸に対する前縁の成す角度である前縁勾配は、所定の最大勾配から所定の最小勾配までの間で、前記翼列方向に、段階的にかつ連続して変更されている。
この構成によると、シュラウドに対し複数枚の羽根を立設することで構成された羽根車において、各羽根の前縁勾配は、所定の最大勾配から所定の最小勾配までの間で、翼列方向に、段階的にかつ連続して変更している。
これによって、前縁勾配が相対的に大きい(つまり、中心軸に対する前縁の成す角度が0°側であって、その角度が比較的小さい)羽根は、その面積が相対的に大きくなるため、ポンプ効率の向上に寄与することになる。
一方、前縁勾配が相対的に小さい(つまり、中心軸に対する前縁の成す角度が90°側であって、その角度が比較的大きい)羽根は、ポンプ効率の向上にはあまり寄与しないが、前縁が径方向の外方に延びるようになるため、仮に、吸込側の空間内に異物が吸い込まれたときでも、その前縁勾配が相対的に小さい部分を通じて、異物は、羽根車の吐出側(外周縁側)に容易に移動するようになる。つまり、前縁勾配が相対的に小さい羽根は、異物通過性の向上に寄与する。
また、羽根枚数の多い羽根車においては、前縁勾配が相対的に小さい羽根が、周方向に複数並んで配置されることになるため、仮に、吸込側の空間内に異物が吸い込まれたときでも、周方向の所定の範囲に亘って広がる、前縁勾配が相対的に小さい部分を通じて、異物は、羽根車の吐出側に容易に移動するようになる。
このようにして、各羽根の前縁勾配を、所定の最大勾配と所定の最小勾配との間で、前記翼列方向に、段階的にかつ連続して変更した羽根車は、ポンプ効率と異物通過性との双方が向上するから、この羽根車をボルテックスポンプに用いたときには、ポンプ効率の向上と異物通過性の向上とが両立する。
前記各羽根の羽根高さは、所定の最大高さから所定の最小高さまでの間で、前記翼列方向に、段階的にかつ連続して変更されている、としてもよい。
こうすることで、羽根高さが相対的に高い羽根は、その面積が相対的に大きくなるため、ポンプ効率の向上に寄与することになる。
一方、羽根高さが相対的に低い羽根は、ポンプ効率の向上にはあまり寄与しないが、その部分においては、ケーシングの内壁面との間隔が広がるようになる。従って、仮に、吸込側の空間内に異物が吸い込まれたときでも、そのケーシング内壁面との間隔が広い部分を通じて、異物は、羽根車の吐出側(外周縁側)に容易に移動するようになる。つまり、羽根高さが相対的に低い羽根は、異物通過性の向上に寄与する。
また、羽根枚数の多い羽根車においては、羽根高さが相対的に低い羽根が、周方向に複数並んで配置されることになるため、ケーシング内壁面との間隔が広くされた部分が、周方向の所定の範囲に亘って広がって、あたかも、吸込側から吐出側へと至る通路を形成する。そのため、仮に、吸込側の空間内に異物が吸い込まれたときでも、その仮想的な通路を通じて異物は羽根車の吐出側に容易に移動するようになる。
さらに、各羽根の羽根高さを、翼列方向に、段階的にかつ連続して変更することにより、特に羽根枚数の多い羽根車においては、例えば最大高さの羽根と、最小高さの羽根とが周方向に狭い間隔で隣り合うことが回避される。このことはポンプ効率を向上させる上で有利である。
つまり、例えば最大高さの羽根と最小高さの羽根とが周方向に狭い間隔で隣り合う場合は、最小高さの羽根が、最大高さの羽根の陰に隠れるようになるため、その最小高さの羽根が実質的に仕事をしなくなる。これに対し、各羽根の羽根高さを、翼列方向に、段階的にかつ連続して変更したときには、各羽根が隣り合う羽根の陰に隠れるようなことにはならず、各羽根が仕事をすることになる。その結果、ポンプ効率が向上することになる。
従って、この羽根車では、各羽根の前縁勾配を変更することに加えて、各羽根の羽根高さを、所定の最大高さと所定の最小高さとの間で、前記翼列方向に、段階的にかつ連続して変更することによって、ポンプ効率と異物通過性との双方がさらに向上するから、この羽根車をボルテックスポンプに用いたときには、ポンプ効率の向上と異物通過性の向上とが、高いレベルで両立する。
本発明の他の側面によると、ボルテックスポンプは、前記の羽根車と、その内部にボリュート部分を有すると共に、前記羽根車を当該ボリュート部分から後退した位置において収容するケーシングと、前記羽根車を前記中心軸回りに回転させるモータとを備えている。
前述したように、このボルテックスポンプは、羽根車における各羽根の前縁勾配を、所定の最大勾配と所定の最小勾配との間で、翼列方向に段階的にかつ連続して変更しているため、ポンプ効率の向上と異物通過性の向上とが両立する。
以上説明したように、本発明によると、羽根車における各羽根の前縁勾配を、所定の最大勾配と所定の最小勾配との間で、翼列方向に段階的にかつ連続して変更しているため、ポンプ効率と異物通過性とが共に向上する。その結果、この羽根車を備えたボルテックスポンプは、ポンプ効率の向上と異物通過性の向上とを両立させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係るポンプを示している。このポンプは、汚水処理用の水中ポンプであり、異物通過性が良好なボルテックスポンプ1である。具体的にこのボルテックスポンプ1は、羽根車4を有するポンプ部21と、該羽根車4を駆動するモータ3を有するモータ部22と、を備えている。ボルテックスポンプ1は、オイルケーシング23を挟んだ下側にポンプ部21を、その上側にモータ部22をそれぞれ配置することによって、ポンプ部21及びモータ部22が上下方向に並んで配置されて構成されている。
モータ部22は、ステータ31及びロータ32からなる前記モータ3と、該モータ3のステータ31を覆うステータケーシング33と、を備えている。モータ3の回転軸35は、上下方向に延びて配設されている。
ステータケーシング33は、上端開口が蓋部によって閉塞される一方、下端が開口した略円筒型に形成されている。ステータケーシング33の蓋部には、回転軸35の上端部を回転可能に支持する軸受35aが取り付けられている。
ステータケーシング33の蓋部にはまた、モータ3に給電する給電ケーブルが挿通されるケーブルブーツを取り付けるための貫通孔34aが形成されていると共に、その上面の中央部には、ハンドル34bが取り付けられている。
オイルケーシング23は、ステータケーシング33の下端に取り付けられており、このオイルケーシング23によってステータケーシング33の下端開口が閉塞されている。
オイルケーシング23は、その下側にポンプケーシング24が取り付けられることによって、このポンプケーシング24と共に、潤滑油が充填される油室25を区画形成するケーシングであって、モータ3の回転軸35が内挿される貫通孔が形成されていると共に、その上面には、回転軸35の中間部を回転可能に支持する軸受35bが取り付けられている。
オイルケーシング23及びポンプケーシング24によって区画形成される油室25内では、回転軸35がメカニカルシール26によって軸封されている。
ポンプ部21は、モータ3の回転軸35の下端に取り付けられた羽根車4を備えると共に、ポンプケーシング24を備えている。
ポンプケーシング24は、オイルケーシング23と共に油室25を区画形成する上側のポンプケーシングと下側のポンプケーシングとが一体化されることにより構成されている。そうして、ポンプケーシング24内の相対的に下側の部分がボリュート部27とされる一方、相対的に上側の部分は羽根車4が配設される羽根車部とされている。従って、このポンプケーシング24内においては、羽根車4が、ボリュート部27から後退して配設されており、これによって、羽根車4とポンプケーシング24の内壁面との間には、比較的大きな空間が形成されることになる。
ポンプケーシング24の上部には、回転軸35が内挿される貫通孔が形成されている一方、ポンプケーシング24の下部には、下方に向かって開口する吸込口24aが形成されている。
一方、ポンプケーシング24の側部には、側方に突出する吐出部28が一体に形成されている。この吐出部28には、ボリュート部27に連通する吐出口28aが形成されている。尚、吐出口28aは、図示省略の排出管に連結されることになる。
羽根車4は、図2に示すように、セミオープンタイプの羽根車であり、略円盤形状に形成されたシュラウド40に対して、合計8枚の羽根41が立設することによって構成されている。
シュラウド40の中心位置には、中心軸方向に延びるハブ部49が形成されており、このハブ部49には、回転軸35の下端が挿入されて固定される、キー溝付きの貫通孔49aが貫通形成されている。
そうして、シュラウド40の下面、つまり、羽根車4を回転軸35に取り付けた状態のける下面であり、図2においては羽根車の天地を逆転して描いているため、上向きにされた面(以下、この下面をシュラウド面40aという)は、例えば図3に示すように、ハブ部49の近傍においては、そのハブ部49の下端(図3における上端)に向かって滑らかに盛り上がっている。但し、シュラウド面40aは、ハブ部49の下端に向かって盛り上げなくてもよく、例えば平坦面としてもよい。
各羽根41は、シュラウド面40aに対して、鉛直に立設して設けられていると共に、シュラウド40の径方向に、所定の湾曲形状となるように延びて配設されており、これによって、各羽根41の前縁41aは、ハブ部49に連結されている一方、後縁41bは、シュラウド40の外周端縁に位置している。
また、符号411〜418で示される第1〜第8羽根は、シュラウド40の周方向に等間隔を空けて、この順番で配設され、それによって、翼列を構成している。
本実施形態に係る羽根車4の特徴として、第1〜第8羽根411〜418は、互いに形状の異なる第1〜第3種の羽根の何れかによって構成されている。
具体的に、第1及び第5羽根411,415は、図3(a)に示すように、第1種の羽根であり、第2、第4、第6及び第8羽根412,414,416,418は、図3(b)に示すように、第2種の羽根であり、第3及び第7羽根413,417は、図3(c)に示すように、第3種の羽根である。尚、図3は、理解容易のために、各種の羽根の形状を模式的に示している。
第1種の羽根411,415は、前縁41aの勾配、つまり中心軸に対して前縁41aの成す角度θ1が相対的に大きく設定、換言すると勾配が小さく設定されている。
また、その羽根高さh1は相対的に低く設定されている。これによって、第1種の羽根411,415では、前縁41aが、緩やかな勾配で、径方向の外方に向かって長く延びている。
第3種の羽根413,417は、角度θ3が相対的に小さく設定、換言すると前縁41aの勾配が大きく設定されている。また、その羽根高さh3は相対的に高く設定されている。これによって、第3種の羽根413,417では、前縁41aが、急峻な勾配で、径方向の外方にほとんど延びることなく配設されている。
第2種の羽根412,414,416,418は、角度θ2が、第1種の羽根411,415の角度θ1よりも小さくかつ、第3種の羽根413,417の角度θ3よりも大きく設定されていると共に、羽根高さh2が、第1種の羽根の羽根高さh1よりも高くかつ、第3種の羽根413,417の羽根高さh3よりも低く設定されている。これによって、第2種の羽根412,414,416,418では、前縁41aが、中程度の勾配で、径方向の外方に向かって中程度に延びている。
従って、この羽根車においては、前縁の勾配に関しては、その翼列方向に、θ1(第1羽根411)、θ2(第2羽根412)、θ3(第3羽根413)、θ2(第4羽根414)、θ1(第5羽根415)、θ2(第6羽根416)、θ3(第7羽根417)及びθ2(第8羽根418)の順番となり、前縁41aの勾配が、翼列方向に、最大勾配θ3から最小勾配θ1までの間において、段階的かつ連続して変更されている。
また、羽根高さに関しても、その翼列方向に、h1(第1羽根411)、h2(第2羽根412)、h3(第3羽根413)、h2(第4羽根414)、h1(第5羽根415)、h2(第6羽根416)、h3(第7羽根417)及びh2(第8羽根418)の順番となり、羽根高さが、翼列方向に、最大高さh3から最小高さh1までの間において、段階的かつ連続して変更されている。
また、第1種の羽根は、前縁勾配が最も小さくかつ羽根高さが最も低く、第3種の羽根は、前縁勾配が最も大きくかつ羽根高さが最も高く、第2種の羽根は、前縁勾配がその中間でかつ羽根高さもまたその中間であるため、羽根の面積に関しては、第3種の羽根が最大になると共に、第1種の羽根が最小になり、第2種の羽根がその中間になる。
以上のような構成により、この羽根車4は次のような作用効果を奏することになる。つまり、第3種の羽根は、前縁勾配θ3が最も大きくかつ、羽根高さh3が最も高いため、その面積が最も大きい。従って、この第3種の羽根は、ポンプ効率の向上に大きく寄与することになる。
これに対し、第1種の羽根は、前縁勾配θ1が最も小さくかつ、羽根高さh1が最も低い。このため、面積が最も小さく、第1種の羽根は、ポンプ効率の向上にはあまり寄与しない。
一方で、第1種の羽根は、前縁勾配が小さいことで、その前縁41aが、径方向の外方に向かって長く延びている。また、羽根高さが低いことで、ポンプケーシング24の内壁面との間隔が相対的に広がる。
また、第1種の羽根に対して周方向に隣合う羽根はそれぞれ、第2種の羽根であり、この第2種の羽根は、前縁勾配が比較的小さく(中程度)かつ、羽根高さも比較的低い(中程度)。これにより、前縁勾配が比較的小さい羽根が周方向に並ぶことになる。それと共に、羽根高さが相対的に低い羽根が周方向に並んでいるため、ケーシング内壁面との間隔が広くなった部分が、周方向の所定の範囲に亘って広がるようになり、あたかも、羽根車の吸込側から吐出側へと至る通路が形成されるようになる。
その結果、この羽根車4では、仮に吸込側に異物が吸い込まれたときでも、前縁勾配が比較的小さい第1種及び第2種の羽根の部分を通じて、その吸込側から径方向の外方に、異物が移動しやすくなると共に、第1種及び第2種の羽根によって形成される仮想的な通路を通じて、異物が羽根車の吐出側へと移動するようになる。そうして、吸込側に吸い込まれた異物がそこに留まることが防止される。
また、この羽根車4では、各羽根の羽根高さを、翼列方向に、段階的にかつ連続して変更しているため、例えば最大高さの羽根(第3種の羽根)と、最小高さの羽根(第1種の羽根)とは、周方向に狭い間隔で隣り合わない。
仮に第1種の羽根と第3種の羽根とが周方向に隣り合って配設されたときには、第1種の羽根が、第3種の羽根の陰に隠れて、第1種の羽根は実質的に仕事をしなくなるところ、そうした不都合が回避される。その結果、この羽根車4は、第1〜第8の羽根がそれぞれ十分に仕事をすることになり、ポンプ効率の向上が図られる。
そうしてこの羽根車4を備えたボルテックスポンプ1は、ポンプ効率の向上と、異物通過性の向上とを両立させることができる。
尚、本発明に係る羽根車は、図2,3に示す羽根車に限定されるものではない。以下、羽根車の変形例について説明する。
(変形例1)
図4,5は、変形例1に係る羽根車5を示している。この羽根車5は、図2,3に示す羽根車4と同様に、第1〜第8羽根511〜518を有している。各羽根51は、シュラウド50のシュラウド面50aに対して、鉛直方向に立設していると共に、各羽根51の前縁51aが、貫通孔59aを備えたハブ部59に連結される一方、後縁51bがシュラウド50の外周端縁に位置するように、シュラウド50の径方向に、所定の湾曲形状となるように延びて配設されている。そして、第1及び第5羽根511,515は、第1種の羽根とされ、第2、第4、第6及び第8羽根512,514,516,518は、第2種の羽根とされ、第3及び第7羽根513,517は、第3種の羽根とされている。
そうして、この羽根車5は、前記の羽根車4と比較して、前縁勾配が変更されている。つまり、この羽根車5では、第3種の羽根(第3及び第7羽根513,517)における前縁勾配θ3を0°に設定している。つまり、第3種の羽根では、前縁51aが、鉛直方向に延びている。羽根車5をこのようなデザインにしても、前記の羽根車4と同様に、ボルテックスポンプ1におけるポンプ効率の向上と異物通過性の向上とを高いレベルで両立させることができる。
(変形例2)
図6,7は、変形例2に係る羽根車6を示している。この羽根車6は、図2,3に示す羽根車4と同様に、第1〜第8羽根611〜618を有しており、各羽根61は、シュラウド60のシュラウド面60aに対して、鉛直方向に立設している。一方、この羽根車6では、各羽根61の前縁61aが、貫通孔69aを備えたハブ部69よりも径方向の外方位置に位置している。
尚、第1及び第5羽根611,615は、第1種の羽根とされ、第2、第4、第6及び第8羽根612,614,616,618は、第2種の羽根とされ、第3及び第7羽根613,617は、第3種の羽根とされている。また、各羽根61における前縁勾配は、θ1<θ2<θ3に設定されていると共に、羽根高さはh1<h2<h3に設定されている。
このようなデザインの羽根車6においても、吸込側に異物が吸い込まれたときには、前縁勾配が比較的小さい第1種及び第2種の羽根の部分を通じて、その吸込側から径方向の外方に移動しやすくなると共に、第1種及び第2種の羽根によって形成される仮想的な通路を通じて、羽根車6の吐出側へと移動するようになる。そうして、吸込側に吸い込まれた異物がそこに留まることが防止される。
一方、主に第3種の羽根により、ポンプ効率の向上が図られるから、ボルテックスポンプ1においてポンプ効率の向上と異物通過性の向上とを両立させることができる。
(変形例3)
図8,9は、変形例3に係る羽根車7を示している。この羽根車7は、図2,3に示す羽根車4と同様に、第1〜第8羽根711〜718を有している。各羽根71は、シュラウド70のシュラウド面70aに対して、鉛直方向に立設していると共に、各羽根71の前縁71aが、貫通孔79aを備えたハブ部79に連結される一方、後縁71bがシュラウド70の外周端縁に位置するように、シュラウド70の径方向に、所定の湾曲形状となるように延びて配設されている。そして、第1及び第5羽根711,715は、第1種の羽根とされ、第2、第4、第6及び第8羽根712,714,716,718は、第2種の羽根とされ、第3及び第7羽根713,717は、第3種の羽根とされている。
この羽根車7では、前記の羽根車4と比較して、第1種及び第2種の羽根における前縁勾配が、その前縁71aの途中で変更されている点が異なる。つまり、第1種の羽根711,715においては、径方向に延びる前縁71aの内、ハブ部79の近傍では、前縁勾配が第3種の羽根713,717と同じθ3に設定されていると共に、それよりも径方向の外方の部分では、前縁勾配が、θ1(尚、θ1>θ3)に変更されている。
また、第2種の羽根712,714,716,718においては、径方向に延びる前縁71aの内、ハブ部79の近傍では、前縁勾配が第3種の羽根713,717と同じθ3に設定されていると共に、それよりも径方向の外方の部分では、前縁勾配が、θ2(尚、θ1>θ2>θ3)に変更されている。
尚、この羽根車7においても、各羽根71の羽根高さはh1<h2<h3に設定されており、羽根車7をこのようなデザインにしても、前記の羽根車4と同様に、ボルテックスポンプ1におけるポンプ効率の向上と異物通過性の向上とを高いレベルで両立させることができる。
(変形例4)
図10,11は、変形例4に係る羽根車8を示している。この羽根車8は、図2,3に示す羽根車4と同様に、第1〜第8羽根811〜818を有している。各羽根81は、シュラウド80のシュラウド面80aに対して、鉛直方向に立設しているシュラウド80の径方向に、所定の湾曲形状となるように延びて配設されている。そして、第1及び第5羽根811,815は、第1種の羽根とされ、第2、第4、第6及び第8羽根812,814,816,818は、第2種の羽根とされ、第3及び第7羽根813,817は、第3種の羽根とされている。
そうしてこの羽根車8は、変形例2の特徴と変形例3の特徴とを組み合わせている。つまり、各羽根81の前縁81aが、貫通孔89aを備えたハブ部89よりも径方向の外方位置に位置している。
また、第1種の羽根811,815においては、径方向に延びる前縁81aの内、相対的に径方向の内方に位置する部分では、前縁勾配が第3種の羽根813,817と同じθ3に設定されていると共に、それよりも径方向の外方の部分では、前縁勾配が、θ1(尚、θ1>θ3)に変更されている。
また、第2種の羽根812,814,816,818においては、径方向に延びる前縁81aの内、相対的に径方向の内方に位置する部分では、前縁勾配が第3種の羽根813,817と同じθ3に設定されていると共に、それよりも径方向の外方の部分では、前縁勾配が、θ2(尚、θ1>θ2>θ3)に変更されている。
尚、この羽根車8においても、各羽根81の羽根高さはh1<h2<h3に設定されており、羽根車8をこのようなデザインにしても、前記の羽根車4と同様に、ボルテックスポンプ1におけるポンプ効率の向上と異物通過性の向上とを高いレベルで両立させることができる。
(変形例5)
図12,13は、変形例5に係る羽根車9を示している。この羽根車9は、図2,3に示す羽根車4と同様に、第1〜第8羽根911〜918を有している。各羽根91は、シュラウド90のシュラウド面90aに対して、鉛直方向に立設していると共に、各羽根91の前縁91aが、貫通孔99aを備えたハブ部99に連結される一方、後縁91bがシュラウド90の外周端縁に位置するように、シュラウド90の径方向に、所定の湾曲形状となるように延びて配設されている。そして、第1及び第5羽根911,915は、第1種の羽根とされ、第2、第4、第6及び第8羽根912,914,916,918は、第2種の羽根とされ、第3及び第7羽根913,917は、第3種の羽根とされている。
そうして、この羽根車9では、前縁勾配が、その前縁71aの途中で変更されている。具体的に第1種〜第3種の羽根のそれぞれにおいて、径方向に延びる前縁71aの内、相対的に径方向の内方に位置する部分では、前縁勾配が90°、換言すれば前縁91aが水平方向に延びていると共に、それよりも径方向の外方の部分では、前縁勾配が、所定の角度、つまり、第1種の羽根ではθ1、第2種の羽根ではθ2、第3種の羽根ではθ3にそれぞれ設定されている(尚、θ1>θ2>θ3)。
尚、この羽根車9においても、各羽根91の羽根高さはh1<h2<h3に設定されており、羽根車9をこのようなデザインにしても、前記の羽根車4と同様に、ボルテックスポンプ1におけるポンプ効率の向上と異物通過性の向上とを高いレベルで両立させることができる。
(他の実施形態)
前記の実施形態及び各変形例では、各羽根における前縁勾配に加えて、羽根高さも変更しているが、第1種〜第3種の羽根で羽根高さを互いに同じに設定する一方で、前縁勾配のみを変更するようにしてもよい。
また、前記の実施形態及び各変形例は、羽根車を8枚羽根としているが、本発明は、8枚羽根に限定されるものではなく、4枚、6枚、10枚及びそれ以上の枚数の各羽根車に、本発明を適用することが可能である。
また本発明は、水中ポンプに限定されるものではなく、陸上ポンプに適用してもよい。
以上説明したように、本発明は、羽根車における各羽根の前縁勾配を所定の条件に従って変更することによって、ポンプ効率の向上と異物通過性の向上とを両立させることができるから、ボルテックスポンプ及びボルテックスポンプ用の羽根車として有用である。
本発明の実施形態に係るボルテックスポンプの断面図である。 本発明の実施形態に係る羽根車の斜視図である。 前記羽根車における各羽根の形状を示す模式図である。 変形例1に係る羽根車の斜視図である。 前記羽根車における各羽根の形状を示す模式図である。 変形例2に係る羽根車の斜視図である。 前記羽根車における各羽根の形状を示す模式図である。 変形例3に係る羽根車の斜視図である。 前記羽根車における各羽根の形状を示す模式図である。 変形例4に係る羽根車の斜視図である。 前記羽根車における各羽根の形状を示す模式図である。 変形例5に係る羽根車の斜視図である。 前記羽根車における各羽根の形状を示す模式図である。
符号の説明
1 ボルテックスポンプ
24 ケーシング
27 ボリュート部分
3 モータ
4〜9 羽根車
40〜90 シュラウド
40a〜90a シュラウド面
41〜91 羽根
41a〜91a 前縁
41b〜91b 後縁

Claims (3)

  1. 所定の通過粒径が確保されるように、ケーシング内におけるボリュート部分から後退して配設されるボルテックスポンプ用の羽根車であって、
    中心軸側である吸込側と外周縁側である吐出側との間で半径方向に広がるシュラウド面を有するシュラウドと、
    前記シュラウド面に対して、それぞれ所定の羽根高さとなるように立設して設けられると共に、前記シュラウドの周方向に翼列を形成するよう等間隔を空けて配置される複数枚の羽根と、を備え、
    前記各羽根は、前記吸込側に位置する前縁から前記吐出側に位置する後縁まで、半径方向の外方に向かって延びて配設されており、
    前記各羽根の、前記中心軸に対する前記前縁の成す角度である前縁勾配は、所定の最大勾配から所定の最小勾配までの間で、前記翼列方向に、段階的にかつ連続して変更されている羽根車。
  2. 請求項1に記載の羽根車において、
    前記各羽根の羽根高さは、所定の最大高さから所定の最小高さまでの間で、前記翼列方向に、段階的にかつ連続して変更されている羽根車。
  3. 請求項1又は2に記載の羽根車と、
    その内部にボリュート部分を有すると共に、前記羽根車を当該ボリュート部分から後退した位置において収容するケーシングと、
    前記羽根車を前記中心軸回りに回転させるモータとを備えているボルテックスポンプ。
JP2008149229A 2008-06-06 2008-06-06 羽根車及びボルテックスポンプ Pending JP2009293547A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008149229A JP2009293547A (ja) 2008-06-06 2008-06-06 羽根車及びボルテックスポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008149229A JP2009293547A (ja) 2008-06-06 2008-06-06 羽根車及びボルテックスポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009293547A true JP2009293547A (ja) 2009-12-17

Family

ID=41541929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008149229A Pending JP2009293547A (ja) 2008-06-06 2008-06-06 羽根車及びボルテックスポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009293547A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009011444A1 (de) * 2009-03-03 2010-09-09 Ksb Aktiengesellschaft Freistromrad mit Schneidkanten
JP2014015920A (ja) * 2012-07-11 2014-01-30 Kawamoto Pump Mfg Co Ltd セミオープン羽根車
KR101399546B1 (ko) 2012-11-26 2014-05-27 주식회사 대흥전기 자흡식 양수펌프
WO2018043931A1 (ko) * 2016-09-01 2018-03-08 삼성전자주식회사 청소기
CN107975491A (zh) * 2016-10-21 2018-05-01 西安航空学院 弯叶片旋涡泵叶轮
JP2021092180A (ja) * 2019-12-10 2021-06-17 株式会社荏原製作所 ボルテックス形ポンプ用羽根車及びボルテックス形ポンプ
WO2021260974A1 (ja) * 2020-06-22 2021-12-30 株式会社鶴見製作所 無閉塞ポンプ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59165891A (ja) * 1983-03-10 1984-09-19 Ebara Corp 渦流ポンプ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59165891A (ja) * 1983-03-10 1984-09-19 Ebara Corp 渦流ポンプ

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009011444A1 (de) * 2009-03-03 2010-09-09 Ksb Aktiengesellschaft Freistromrad mit Schneidkanten
JP2014015920A (ja) * 2012-07-11 2014-01-30 Kawamoto Pump Mfg Co Ltd セミオープン羽根車
KR101399546B1 (ko) 2012-11-26 2014-05-27 주식회사 대흥전기 자흡식 양수펌프
WO2018043931A1 (ko) * 2016-09-01 2018-03-08 삼성전자주식회사 청소기
US11297989B2 (en) 2016-09-01 2022-04-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Cleaner
US12075965B2 (en) 2016-09-01 2024-09-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Cleaner
CN107975491A (zh) * 2016-10-21 2018-05-01 西安航空学院 弯叶片旋涡泵叶轮
JP2021092180A (ja) * 2019-12-10 2021-06-17 株式会社荏原製作所 ボルテックス形ポンプ用羽根車及びボルテックス形ポンプ
WO2021260974A1 (ja) * 2020-06-22 2021-12-30 株式会社鶴見製作所 無閉塞ポンプ
JP2022001755A (ja) * 2020-06-22 2022-01-06 株式会社鶴見製作所 無閉塞ポンプ
JP7024822B2 (ja) 2020-06-22 2022-02-24 株式会社鶴見製作所 無閉塞ポンプ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009293547A (ja) 羽根車及びボルテックスポンプ
TWI702340B (zh) 軸流送風機及串聯型軸流送風機
KR101252984B1 (ko) 고속 원심 펌프용 유동 벡터 제어기
EP1717449A3 (en) A centrifugal pump and an impeller thereof
US9404506B2 (en) Impeller and rotary machine
US9169844B2 (en) Centrifugal fan and impeller thereof
JP2013185440A (ja) 遠心ファン
RU2705785C2 (ru) Свободновихревой насос
EP3620657A1 (en) Magnetic pump
JP5079035B2 (ja) インペラ及び送風ファン
JP2006291917A (ja) 遠心ポンプ用羽根車及びそれを備えた遠心ポンプ
JP2006291802A (ja) 燃料ポンプ
JP5998226B2 (ja) 遠心ポンプ用羽根車及び遠心ポンプ
JP4576414B2 (ja) コーンおよび水車
JP5654308B2 (ja) 水中ポンプ用羽根車及び水中ポンプ
JP6694615B2 (ja) ポンプ用回転羽根部材および排水ポンプ
CN105090067B (zh) 风机及包括其的干手器
JPWO2010007780A1 (ja) 遠心ポンプ用羽根車及び遠心ポンプ
KR20210007279A (ko) 팬모터
JP3996121B2 (ja) 排水ポンプ
JP4889522B2 (ja) 遠心ポンプ
KR102313450B1 (ko) 원심펌프
JP4916202B2 (ja) 羽根車および羽根車を備えたポンプ
JP6553971B2 (ja) 流体機械
CN217300946U (zh) 风道内缩式扩大的风机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110112

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Effective date: 20120126

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120302

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120703

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121030