JP2014015920A - セミオープン羽根車 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、所望の大きさの異物を通過させつつ、ポンプ効率をさらに向上することができるセミオープン羽根車を提供する。
【解決手段】セミオープン羽根車80は、基部81と、第1,2の羽根90,100とを備えるとともに、内側部86と外側部87とが規定される。第1,2の羽根90,100の回転軸を中心とする仮想円に沿って隣り合う羽根の間隔は、回転軸X側から外側に向かうにつれて広がる。第2の羽根100において内側部86に対応する第1の部分103の回転軸Xに沿う長さL3は、回転軸Xに沿って内側部86とポンプ室21の底面26aの間に仮想球体200を収容可能な長さである。第2の羽根100において外側部87に対応する第2の部分105の回転軸Xに沿う長さL4は、回転軸Xに沿って外側部87と底面26aとの間に仮想球体200を収容可能な長さであって、かつ、第1の部分103の長さL3よりも長い。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばボルテックスポンプに用いられるセミオープン羽根車に関する。
従来、異物が混入している水を送水するために、ボルテックスポンプが用いられている。ボルテックスポンプは、吸込口と吐出口とを有するポンプ室と、ポンプ室内に収容されるセミオープン式の羽根車とを備えるポンプ部と、羽根車を回転するモータを備える駆動部とを備えている。
羽根車が回転することによって、ポンプ室内の水に流れが生じ、それゆえ、水が吐出口より吐出される。また、流体が吐出口から吐出されることに伴う負圧の発生により、吸込口からポンプ室内に水が吸い込まれる。
羽根車は、回転軸に沿って突出する複数の羽根を有している。これら羽根の先端とポンプ室の内面との間には、水中の異物が通ることが可能な間隔が確保される必要がある。このため、羽根車とポンプ室の内面との間には、比較的大きい隙間が確保されている。
しかしながら、羽根車とポンプ室の内面との間の隙間が大きくなると、ポンプ効率が低下する。このため、羽根車とポンプ室の内面との間を異物が通過可能としつつ、ポンプ効率を向上するために、複数の羽根のうち、一部の羽根の回転軸に沿う長さを、他の羽根の回転軸に沿う長さに対して長くすることが行われている。
一部の羽根の回転軸に沿う長さが長くなるとによって、この羽根とポンプ室の内面との間の隙間が小さくなるので、ポンプ効率を向上することができる。さらに、他の羽根とポンプ室の内面との間は、異物が通過可能な隙間が確保されているので、異物はポンプ室を通過可能である。
このことによって、ポンプ室内を異物が通過可能としつつ、ポンプ効率を向上することができる(例えば、特許文献1参照。)。
特公昭62−34952号公報
本発明は、ポンプ室内を所望の大きさの異物を通過させつつ、ポンプ効率をさらに向上することができるセミオープン羽根車を提供することを目的とする。
本発明のセミオープン羽根車は、流体を吸入する吸入口と前記流体を吐出する吐出口とを備えるポンプ室内に配置される。前記羽根車は、当該羽根車の回転軸回りに広がる基部と、前記基部において前記回転軸回りに連続して複数隣り合って配置されて前記回転軸に沿って前記基部から突出するとともに前記基部に沿って前記回転軸側から前記回転軸に対して直交方向外側に向かって延びる高さ変化羽根とを具備するとともに、前記回転軸側の内側部と前記内側部よりも前記回転軸に対して直行方向外側の外側部とが規定される。
前記回転軸を中心とする仮想円に沿って隣り合う前記高さ変化羽根間の間隔は、前記回転軸側から外側に向かうにつれて広がる。前記高さ変化羽根において前記内側部に対応する部分の前記回転軸に沿う長さは、前記回転軸に沿って前記内側部と前記ポンプ室の内面との間に仮想球体を収容可能な長さである。
前記高さ変化羽根において前記外側部に対応する部分の前記回転軸に沿う長さは、前記回転軸に沿って前記外側部と前記ポンプ室の内面との間に前記仮想球体を収容可能な長さであって、かつ、前記内側部に対応する部分の前記回転軸に沿う長さよりも長い。
他の発明のセミオープン羽根車は、流体を吸入する吸入口と前記流体を吐出する吐出口とを備えるポンプ室内に配置される。前記羽根車は、当該羽根車の回転軸回りに広がる基部と、前記基部において前記回転軸回りに配置されて前記回転軸に沿って前記基部から突出するとともに前記基部に沿って前記回転軸側から前記回転軸に対して直交方向外側に向かって延びる第1の羽根と、前記基部において前記回転軸回りに前記第1の羽根に隣り合って配置されて前記回転軸に沿って前記基部から突出するとともに前記基部に沿って前記回転軸側から前記回転軸に対して直交方向外側に向かって延びる第2の羽根とを具備するとともに、前記回転軸側の内側部と前記内側部よりも前記回転軸に対する直行方向外側の外側部とが規定される。
前記回転軸を中心とする仮想円に沿って隣り合う前記第1,2の羽根間の間隔は、前記回転軸側に対して直交方向外側に向かうにつれて広がる。前記第1の羽根は、少なくとも前記外側部に対応する部分を含む本体部であって、前記回転軸に沿う長さが、前記外側部と前記ポンプ室の内面との間に前記仮想球体を収容可能な長さである本体部を備える。
前記第2の羽根において前記内側部に対応する部分の前記回転軸に沿う長さは、前記本体部の前記回転軸に沿う長さよりも短く、かつ、前記内側部と前記ポンプ室の内面との間に仮想球体を収容可能な長さである。前記第2の羽根において前記外側部に対応する部分の前記回転軸に沿う長さは、前記本体部の前記回転軸に沿う長さと同じである。
他の発明のセミオープン羽根車は、流体を吸入する吸入口と前記流体を吐出する吐出口とを備えポンプ室内に配置される。前記セミオープン羽根車は、回転軸回りに広がる基部と、前記基部において前記回転軸回りに配置されて前記回転軸に沿って前記基部から突出するとともに前記基部に沿って前記回転軸側から前記回転軸に対して直交方向外側に向かって延びる第1の羽根と、前記基部において前記回転軸回りに前記第1の羽根に隣り合って配置されて前記回転軸に沿って前記基部から突出するとともに前記基部に沿って前記回転軸側から前記回転軸に対して直交方向外側に向かって延びる第2の羽根とを備える。
前記回転軸側の内側部と前記内側部よりも前記回転軸に対する直行方向外側の外側部とが規定される。前記回転軸を中心とする仮想円に沿って隣り合う前記第1,2の羽根間の間隔は、前記回転軸側に対して直交方向外側に向かうにつれて広がる。前記第1の羽根は、少なくとも前記外側部に対応する部分を含む本体部であって、前記回転軸に沿う長さが、前記外側部と前記ポンプ室の内面との間に前記仮想球体を収容可能な長さである本体部を備える。
前記第2の羽根において前記内側部に対応する部分の前記回転軸に沿う長さは、前記本体部の前記回転軸に沿う長さと同じである。前記第2の羽根において前記外側部に対応する部分の前記回転軸に沿う長さは、前記本体部の前記回転軸に沿う長さよりも長く、かつ、前記外側部と前記ポンプ室の内面との間に仮想球体を収容可能な長さである。
本発明は、ポンプ室内を所望の大きさの異物を通過させつつ、ポンプ効率をさらに向上することができるセミオープン羽根車を提供できる。
本発明の第1の実施形態に係るセミオープン羽根車を備えるボルテックスポンプを示す正面図。 同ボルテックスポンプが備えるセミオープン羽根車を示す下面図。 同セミオープン羽根車を示す概略図。 同セミオープン羽根車が同ボルテックスポンプのポンプ室内に設置された状態を図2に示すF4−F4線に沿って切断した状態を示す断面図。 同セミオープン羽根車が同ポンプ室内に設置された状態を図2に示すF5−F5線に沿って切断した状態を示す断面図。 同セミオープン羽根車が同ポンプ室内に設置された状態を図2に示すF6−F6線に沿って切断した状態を示す断面図。 同セミオープン羽根車の基部に設けられる羽根の数が図2に示した枚数より多く、回転軸回りに隣り合う第2の羽根間の間隔が図2に対して短いセミオープン羽根車がポンプ室内に設置された状態を、図4と同様に切断した状態を示す断面図。 本発明の第2の実施形態に係るセミオープン羽根車を備えるボルテックスポンプのポンプ室を、図6と同様に切断した状態を示す断面図。 同ボルテックスポンプのセミオープン羽根車を示す概略図。 本発明の第4の実施形態に係るセミオープン羽根車を示す下面図。 本発明の第5の実施形態に係るセミオープン羽根車を示す下面図。 同セミオープン羽根車を示す概略図。 同セミオープン羽根車が同ボルテックスポンプのポンプ室内に設置された状態を、図11に示すF13−F13線に沿って示す断面図。 同セミオープン羽根車が同ポンプ室に設置された状態を、図11に示すF14−F14線に沿って示す断面図。 本発明の第2の実施形態に係るセミオープン羽根車を示す平面図。 同セミオープン羽根車がボルテックスポンプのポンプ室内に設置された状態を図15に示すF16−F16線に沿って示す同セミオープン羽根車の断面図。
本発明の第1の実施形態に係るセミオープン羽根車を、図1〜6を用いて説明する。図1は、本実施形態のセミオープン羽根車を備えるポンプの一例であるボルテックスポンプ10を示す正面図である。図1では、ボルテックスポンプ10は、一部切り欠かれた状態が示されている。ボルテックスポンプ10は、本実施形態では一例として、水を吸い上げる。水は、ボルテックスポンプが吸い上げる流体の一例である。
図1に示すように、ボルテックスポンプ10は、ポンプ部20と、駆動部40と、軸封部50と、脚部60と、液面検出用浮部70とを備えている。ポンプ部20は、ポンプ室21と、セミオープン羽根車80とを備えている。ポンプ部20については、後で具体的に説明する。
駆動部40は、ポンプ部20が備えるセミオープン羽根車80を回転する。駆動部40は、駆動源の一例としての電動モータ41と、電動モータ41を収容する駆動部用ケーシング42と、電動モータ41の回転をセミオープン羽根車80に伝達する伝達軸部43とを備えている。
図1は、駆動部40の一部を切り欠いて示している。電動モータ41は、駆動部用ケーシング42に固定される筒状のステータ44と、ステータ44内に収容されるロータ45とを備えている。図1では、ステータ44の一部とロータ45の一部が示されている。ロータ45は、回転軸部46を備えている。回転軸部46は、駆動部用ケーシング42に回転可能に支持されている。回転軸部46には、伝達軸部43が連結されている。
伝達軸部43は、回転軸部46に一体に固定されており、駆動部用ケーシング42から突出している。伝達軸部43は、回転軸部46と一体に回転する。伝達軸部43は、後述されるポンプ部20のセミオープン羽根車80に固定されており、駆動部40で発生された回転、つまり、ロータ45の回転をセミオープン羽根車80に伝達する。
軸封部50は、駆動部40とポンプ部20との間に設けられている。軸封部50は、ポンプ部20のポンプ室21内の水が、駆動部40に漏れることを防止する。軸封部50は、軸封部用ケーシング51と、メカニカルシール52とを備えている。
本実施形態では、軸封部用ケーシング51は、一例として、駆動部用ケーシング42と一体に形成されている。言い換えると、駆動部用ケーシング42の一部が、軸封部用ケーシング51として機能している。
軸封部用ケーシング51内には、オイル室53が形成されている。オイル室53内には、オイルが満たされている。メカニカルシール52は、伝達軸部43回りに設けられている。軸封部用ケーシング51は、メカニカルシール52を保持する保持部54が設けられている。メカニカルシール52とオイル室53とによって、後述するポンプ室21内の水が、伝達軸部43を伝って駆動部40側に漏れることが防止される。
ポンプ部20は、内側にポンプ室21を形成するポンプ部用ケーシング23と、セミオープン羽根車80とを備えている。ポンプ部用ケーシング23は、駆動部側ケーシング部材24と、脚部側ケーシング部材25とを備えている。駆動部側ケーシング部材24と脚部側ケーシング部材25とが組み合わさって互いに固定されることによって、内側にポンプ室21が形成される。
駆動部側ケーシング部材24は、駆動部用ケーシング42に固定されている。駆動部側ケーシング部材24は、ポンプ室21において駆動部40側の部分を形成している。脚部側ケーシング部材25は、駆動部側ケーシング部材24を挟んで駆動部40に対して反対側に位置している。
ここで、本実施形態のボルテックスポンプ10の上下方向Vについて説明する。図1に示すように、本実施形態では、一例として、ボルテックスポンプ10は、セミオープン羽根車80の回転軸Xの延びる方向に沿って上下方向Vが設定されており、駆動部40側を上側とし、ポンプ部20側を下側とする。
ポンプ室21は、底壁部26と、上壁部27と、周壁部28とを備えている。底壁部26は、脚部側ケーシング部材25に設けられている。底壁部26の内面、つまり、ポンプ室21の底面26aは、上下方向Vに垂直な平面である。底壁部26において、セミオープン羽根車80の回転軸Xに沿って対向する位置には、吸込口29が形成されている。ポンプ室21は、吸込口29を通して内側と外側とが連通している。
周壁部28は、セミオープン羽根車80の周囲を囲っている。周壁部28は、セミオープン羽根車80の回転軸Xに垂直な方向に沿ってセミオープン羽根車80の基部81と対向する部分は、基部81が略嵌る大きさを有している。そして、周壁部28において回転軸Xに垂直な方向に後述されるセミオープン羽根車80の第1,2の羽根90,100と対向する部分は、当該第1,2の羽根90,100との間に所定の隙間が設けられる大きさを有している。このことによって、回転軸Xに垂直な方向に沿って第1,2の羽根90,100と対向する部分と第1,2の羽根90,100との間を水Wが流れるようになる。
上壁部27においてセミオープン羽根車80の回転軸Xに垂直な方向に吸込口29から離れた位置に、吐出口30が形成されている。ポンプ室21は、吐出口30を通して内側と外側とが連通している。
ポンプ室21と吐出口30との間には、排出路31が形成されている。排出路31は、ポンプ室21と吐出口30とに連通する。ポンプ室21内の流体は、排出路31を通って吐出口30に導かれる。排出路31の底面31aは、上下方向Vに垂直な平面であり、ポンプ室21の底面26aと面一である。
図2は、セミオープン羽根車80を下方から上方に向かって見た状態を示す下面図である。セミオープン羽根車80の上下方向は、本実施形態では、一例として、セミオープン羽根車80がボルテックスポンプ10に組み込まれた姿勢のときのボルテックスポンプ10の上下方向に準じる。
図2に示すように、セミオープン羽根車80は、基部81と、複数の羽根とを備えている。基部81の平面形状は、円である。図1に示すように、基部81の中心部には、伝達軸部43の先端部43aが嵌る貫通孔82が形成されている。先端部43aが貫通孔82に嵌った状態で、基部81の下面側から上方に向かって先端部43aにボルト83がねじ込まれる。
ボルト83のヘッド部83aと先端部43aとの間に基部81が挟みこまれる。このことによって、セミオープン羽根車80は、伝達軸部43に固定されて伝達軸部43と一体に回転する。基部81の下面84は、平面である。セミオープン羽根車80が図1に示すようにボルト83によって先端部43aに固定された状態では、基部81の下面84は、上下方向Vに直交する。
本実施形態では、複数の羽根の一例として、2種類の羽根が設けられている。その一方を第1の羽根90とし、他方を第2の羽根100とする。図3は、セミオープン羽根車80の概略図である。また、図3では、セミオープン羽根車80と、ポンプ室21の底面26aを示している。図3におけるセミオープン羽根車80と底面26aとの相対位置関係は、セミオープン羽根車80がポンプ室21内に設置されたときの相対位置関係と同じである。図3に示すように、第1,2の羽根90,100は、基部81の下面84から突出しており、下方に向って上下方向に沿って延びている。第1の羽根90は、図3中、右側に位置し、第2の羽根100は、図3中、左側に位置している。
図2に示すように、本実施形態では、第1の羽根90は、2枚用いられており、第2の羽根100は、4枚用いられている。このように、本実施形態では、一例として、合計6枚の羽根が用いられている。
2つの第1の羽根90は、セミオープン羽根車80の回転軸X回りに互い隣り合うように配置されている。第2の羽根100は、セミオープン羽根車80の回転軸X回りに隣り合うように配置されている。これら6つの羽根は、セミオープン羽根車80の回転軸X回りに等間隔離間して配置されている。このため、本実施形態では、第1,2の羽根90,100は、回転軸X回りに60度ずつ離間して配置されている。
第1の羽根90は、基部81の下面84から回転軸Xに沿って突出するとともに、基部81の中心部Cから下面84に沿って基部81の外縁85まで延びている。なお、中心部Cは、基部81において回転軸Xを含む回転軸Xの近傍の部分である。第1の羽根90は、第1の羽根用立ち上がり部91と、第1の羽根用本体部92とを備えている。
第1の羽根用立ち上がり部91は、第1の羽根90において、基部81の中心部C側の部分である。第1の羽根用本体部92は、第1の羽根用立ち上がり部91から基部81の外縁85までの間の部分である。
第1の羽根用立ち上がり部91は、上下方向に対して傾いている。言い換えると、回転軸Xに対して傾いている。具体的には、第1の羽根用立ち上がり部91の回転軸Xに沿う先端縁がセミオープン羽根車80の回転軸Xから離れるように、回転軸Xに対して傾いている。第1の羽根用立ち上がり部91について、具体的に説明する。
図1に示すように、セミオープン羽根車80がポンプ室21内に設置された状態では、第1の羽根用立ち上がり部91は、上下方向Vに沿って吸込口29に対向する。吸込口29を通してポンプ室21内に流入する水Wには、異物が混入されている。このため、吸込口29から流入した水Wに含まれる異物が、セミオープン羽根車80に干渉することによってポンプ室21に流入することが阻害されることがないように、第1の羽根用立ち上がり部91が形成されている。
第1の羽根用立ち上がり部91が、セミオープン羽根車80の回転軸Xに対して離れるように傾斜することによって、ポンプ室21において第1の羽根用立ち上がり部91と底面26aとの間に隙間が確保される。この隙間は、後述される仮想球体200を収容可能である。当該隙間が確保されることによって、所望の大きさの異物のポンプ室21内への侵入が阻害されない。第1の羽根用本体部92の上下方向に沿う長さL1は、いずれの部位であっても、つまり、第1の羽根用立ち上がり部91から外縁85の間のいずれの部位であっても、一定であり、変化しない。
第2の羽根100は、第2の羽根用第2の羽根用立ち上がり部101と、第2の羽根用本体部102とを備えている。第2の羽根用立ち上がり部101は、第1の羽根90の第1の羽根用立ち上がり部91と同じ形状である。
ここで、セミオープン羽根車80に、内側部86と外側部87とを設定する。図2に示すように、内側部86は、セミオープン羽根車80の回転軸Xを中心とする仕切円88に対して内側の部分であり、外側部87は、仕切円88に対して外側の部分である。仕切円88は、図2中2点鎖線で示されている。なお、仕切円88は、セミオープン羽根車80を内側部86と外側部87とに分けるために用いられる仕切りであり、セミオープン羽根車80に実際に視認できるように設けられていない。なお、実際に視認できるように設けられてもよい。仕切円88の半径は、L2である。
第1の羽根90では、第1の羽根用立ち上がり部91と、第1の羽根用本体部92の一部とは、内側部86内に位置している。
第2の羽根100の説明に戻る。第1の羽根用本体部92の残りの部分は、外側部87に位置している。第2の羽根100では、第2の羽根用立ち上がり部101と、第2の羽根用本体部の一部とは、内側部86内に位置している。第2の羽根用本体部102の残りの部分は、外側部87内に位置している。
第2の羽根用本体部102は、第1の部分103と、傾斜部104と、第2の部分105とを備えている。第1の部分103と、傾斜部104と、第2の部分105とは、回転軸X側から外縁85に向って順番に並んでいる。第1の部分103は、第2の羽根100において内側部86内に位置する部分である。傾斜部104と第2の部分105とは、第2の羽根100において外側部87内に位置する部分である。
第1の部分103は、第2の羽根用立ち上がり部101に連結されている。基部81の下面84から第1の部分103の回転軸Xに沿う長さは、L3であっていずれの部位であっても一定であり、第1の羽根用本体部92の回転軸Xに沿う長さL1と同じである。L3=L1。第1の部分103の回転軸Xに沿う長さL3については、後で具体的に説明する。
第2の部分105の回転軸Xに沿う長さL4は、第1の部分103の回転軸Xに沿う長さL3よりも長く、かつ、いずれの部分であっても一定である。L4>L3。傾斜部104は、第1の部分103の回転軸Xに沿う先端と第2の部分105の回転軸Xに沿う先端とを連結するように傾斜している。
図2に示すように、第1,2の羽根90,100は、回転軸X回りに等間隔離間して配置されている。また、第1,2の羽根90,100の平面形状は、同じであり、回転軸Xの周方向のうち一方向R1に沿って突出するように湾曲している。
このため、回転軸Xを中心とする仮想円Dに沿って隣り合う第1の羽根90間の間隔Fと、第1,2の羽根90,100間の間隔Gと、隣り合う第2の羽根100間の間隔Hとは、同じになる。さらに、間隔F,G,Hは、仮想円Dの半径が大きくなるにしたがい、大きくなる。
第1の羽根用本体部92の回転軸Xに沿う長さL1と、第2の羽根用本体部102の第1の部分103の回転軸Xに沿う長さL3と、第2の部分105の回転軸Xに沿う長さL4とについて、具体的に説明する。
第1,2の羽根90,100においてセミオープン羽根車80の内側部86に対応する部分の回転軸Xに沿う長さは、内側部86とポンプ室21の底面26aとの間に仮想球体200が収容可能な長さである。
なお、第1,2の羽根90,100においてセミオープン羽根車80の内側部86に対応する部分は、第1,2の羽根90,100において、回転軸Xに沿って内側部86に重なる部分である。また、セミオープン羽根車80の外側部87に対応する部分は、第1,2の羽根90,100において、回転軸Xに沿って外側部87に重なる部分である。
本実施形態では、第1の羽根90において内側部86に対応する部分は、第1の羽根用立ち上がり部91と、第1の羽根用本体部92の一部である。第2の羽根100において内側部86に対応する部分は、第2の羽根用立ち上がり部101と、第1の部分103である。仮想球体200は、水Wに含まれる異物を想定したものであり、ボルテックスポンプ10に対して要求される、ポンプ室21を通過可能な異物の大きさに基づいて設定されている。
上記のように、第1,2の羽根90,100において第1の羽根用立ち上がり部91,101の形状は、同じであり、第1の羽根用立ち上がり部91,101と底面26aとの間に仮想球体200を収容可能である。
図4は、セミオープン羽根車80がポンプ室21内に設置された状態において図2に示すF4−F4線に沿って切断した状態を示す断面図である。なお、F4−F4線は、回転軸Xを中心とする円であって、第1の部分103の回転軸X側の一端P1を通る円である。
図4に示すように、第2の羽根100の第1の部分103の回転軸Xに沿う長さL3は、第1の部分103と底面26aとの間に仮想球体200を収容できる大きさを有する長さである。本実施形態では、第1の部分103と底面26aとの間の長さL5は、仮想球体200の直径L6よりも短い。これは、セミオープン羽根車80の回転軸X回りに沿って隣り合う第2の羽根100間に、仮想球体200が嵌るためである。
ここで、図4に示される仮想球体200の位置について、具体的に説明する。図4に示される仮想球体200は、図3中において2点鎖線で示されている。図4に示す仮想球体200は、図2中の範囲F21内に拡大して示すように、回転軸X回りに隣り合う第1の部分103の一端P1を通る円弧上において当該両第1の部分103間の中間位置C1上に仮想球体200の上端Uが配置される位置である。範囲F21は、図2中のF21近傍を拡大して示しており、具体的には、回転軸X回りに隣り合う第1の部分103の一端P1の近傍を示している。範囲F21中では、上記円弧を2点鎖線で示している。図4は、第1の部分103と底面26aとの間に、仮想球体200が嵌っている状態を示している。
上記のように、回転軸X回りに隣り合う第2の羽根100間の間隔は、回転軸Xから離れるにしたがい大きくなる。このため、第1の部分103において図4に示す位置よりも外側の部分であっても、第1の部分103と底面26aとの間の隙間は、仮想球体200を収容可能である。
さらに、隣り合う第1の部分103間の間隔が、回転軸Xから離れるにつれて大きくなることにより、図4に示すように隣り合う第1の部分103間に仮想球体200が入り込んでも、第1の部分103と仮想球体200との間に隙間が生じるようになる。このため、第1の部分103では、いずれの位置であっても、底面26aとの間に仮想球体200を収容可能である。
第1の羽根90では、第1の羽根用本体部92の回転軸Xに沿う長さL1は、第2の羽根100の第1の部分103の回転軸Xに沿う長さL3と同じである。さらに、第1,2の羽根90,100は、回転軸X回りに等間隔離間して配置されている。このため、回転軸X回りに隣り合う第1の羽根90間のいずれの位置であっても、底面26aとの間に仮想球体200を収容可能である。
図5は、図2に示すF5−F5線に沿って示すセミオープン羽根車80の断面図である。F5−F5線は、回転軸X回りの円であって、第2の部分105の回転軸X側の一端P2を通る円である。つまり、図5は、第2の羽根100の第2の部分105において回転軸X側の一端P2を切断して示している。
図5に示すように、第2の部分105の回転軸Xに沿う長さL4は、回転軸X回りに隣り合う第2の部分105間に仮想球体200が収容されたときに、両第2の部分105が仮想球体200に接触する長さである。つまり、両第2の部分105と底面26aとの間に仮想球体200が嵌る長さである。
ここで、図5に示される仮想球体200の位置について、具体的に説明する。図5に示される仮想球体200は、図3中において3点鎖線で示されている。図5に示す仮想球体200は、図2中の範囲F22内に拡大して示すように、回転軸X回りに隣り合う第2の部分105の一端P2を通る円弧上において当該両第2の部分105間の中間位置C2上に仮想球体200の上端Uが配置される位置である。範囲F22は、図2中のF22近傍を拡大して示しており、具体的には、回転軸X回りに隣り合う第2の部分105の一端P2の近傍を示している。範囲F22中では、上記円弧を2点鎖線で示している。図5は、第2の部分105と底面26aとの間に、仮想球体200が嵌っている状態を示している。
上記のように、回転軸X回りに隣り合う第2の部分105間の間隔は、回転軸X回りに隣り合う第1の部分103間の間隔よりも長い。このため、第2の部分105の回転軸Xに沿う長さL4を、図5に示すように両第2の部分105が仮想球体200に接触する長さとすると、長さL4は、長さL3よりも長くなる。
図6は、セミオープン羽根車80がポンプ室21内に設置された状態を図2に示すF6−F6線に沿って示す断面図である。図6は、セミオープン羽根車80において図5によりも外側の部分を切断した状態を示している。F6−F6線は、回転軸Xを中心とする円であって、当該外側の部分を通る円である。
図6に示すように、回転軸X回りに隣り合う第2の部分105間の間隔は、回転軸Xから離れるにしたがい大きくなる。このため、回転軸X回りに隣り合う第2の部分105と底面26aとの間に仮想球体200が収容されても、両第2の部分105の先端は、仮想球体200に接触しなくなる。このため、仮想球体200は、回転軸X回りに隣り合う第2の部分105間のいずれの位置であっても、底面26aとの間に収容可能である。
傾斜部104は、第1の部分103と第2の部分105をなだらかに連結している。傾斜部104の回転軸Xに沿う長さは、傾斜部104と底面26aとの間を仮想球体200が通過することを阻害いしないように考慮されて決定されている。
図3に示すように、本実施形態では、一例として、傾斜部104は、第1の部分103から第2の部分105に向って進むにつれて、直線状に傾斜する。このため、本実施形態では、傾斜部104の下面84に沿う長さ、つまり、第2の部分105の一端P2の位置は、傾斜部104と底面26aとの間に仮想球体200が収容可能となるように、考慮されている。
第1の羽根90において外側部87に対応する部分の長さは、内側部86に対応する部分と同じであり、長さL1であるので、回転軸X回りに隣り合う第1の羽根90間と底面26aとの間には、いずれの位置であっても、仮想球体200を収容可能である。
第1の羽根90は、第1の羽根用立ち上がり部91を除いた部分の回転軸Xに沿う長さがで一定であり、長さL1であるため、回転軸X回りに隣り合う第1,2の羽根90,100間では、いずれの位置であっても、底面26aとの間に仮想球体200を収容可能である。
図1に示すように、脚部60は、ポンプ部20の底壁部26に設けられている。液面検出用浮部70は、本実施形態では、一対設けられており、上下方向に離間して配置されている。各液面検出用浮部70は、水Wに対して浮力を有している。このため、ボルテックスポンプ10を水Wが溜められた池や溝などに配置することによってボルテックスポンプ10の周囲が水Wで満たされると、液面検出用浮部70が浮力によって変位する。ボルテックスポンプ10の制御部は、この変位を検出することによって、液面位置を検出する。
このように、本実施形態では、第1の部分103の回転軸Xに沿う長さL3は、回転軸Xを中心とする円であって第1の部分103において回転軸X側の一端P1を通る円の当該両第1の部分103間の中間位置C1上に、仮想球体200の上端Uが配置されたときに、両第1の部分103の先端が仮想球体200に接触する長さである。
第2の部分105の回転軸Xに沿う長さは、回転軸Xを中心とする円であって回転軸X回りに隣り合う第2の部分105の回転軸X側の一端P2を通る円の当該両第2の部分105間の中間位置C2上に仮想球体200の上端Uが配置されたときに、両第2の部分105の先端が仮想球体200に接触する長さである。
第1,2の部分103,105の回転軸Xに沿う長さが上記ように設定されることによって、セミオープン羽根車80の内側部86と外側部87とのそれぞれにおいて、底面26aとの間に仮想球体200を収容可能となる。言い換えると、水W中に仮想球体200と同じ大きさの異物が混入していても、当該異物は、ポンプ室21を通過可能になる。
また、回転軸X回りに隣り合う羽根の間隔が、回転軸Xから離れるにしたがい大きくなることを利用し、第2の部分105の回転軸X沿う長さL4を第1の部分103の回転軸Xに沿う長さL3よりも長くしている。
このため、セミオープン羽根車80と底面26aとの間に仮想球体200を通過可能としつつ、セミオープン羽根車80において、第2の部分105と底面26aとの間の隙間の回転軸Xに沿う長さL5を、第1の部分103と底面26aとの間の回転軸Xに沿う長さよりも小さくできるので、セミオープン羽根車80が有する羽根が全て第1の羽根90である場合に比べて、ポンプ効率を向上することができる。
このように、本実施形態では、ボルテックスポンプ10は、所望の大きさの異物を通過させつつ、ポンプ効率をさらに向上することができる。
また、第2の羽根100に傾斜部104が設けられることによって、第1の部分103から第2の部分105に渡る回転軸Xに沿う長さの変化をゆるやかにすることができるので、当該長さ変化に伴うセミオープン羽根車80の回転に対する抵抗を小さくすることができる。
図7は、基部81に設けられる羽根の数が図2に示した枚数より多く、それゆえ、回転軸X回りに隣り合う第2の羽根100間の間隔が図2に対して短いセミオープン羽根車80がポンプ室21内に設置された状態を、図4と同様に切断した状態を示す断面図である。
この構造の場合であっても、図7に示すように、第1の部分103の長さL3は、回転軸X回りの円であって回転軸X回りに隣り合う第1の部分103の一端P1を通る円の当該両第1の部分103間の中間位置C1に仮想球体200の上端が配置されるときに両第1の部分103が仮想球体200に接触する長さに設定される。
図7は、羽根の枚数が図2に示す枚数より多い場合、例えば、第1,2の羽根90,100の合計が8枚や10枚などの場合を示しているので、第1の部分103の回転軸Xに沿う長さL3は、図4に示される第1の部分103の長さL4よりも短くなる。羽根の枚数に応じて第1の部分103の長さL3が変化したように、第2の部分105の長さL4も変化する。
このように、セミオープン羽根車80の基部81の下面84からポンプ室21の底面26aまでの距離が同じであっても、羽根の数が異なることによって、第1,2の部分103,105の回転軸Xに沿う長さL4,L5が変化する。
しかしながら、第1の部分103の長さL3が、図4,7に示すように回転軸X回りに隣り合う両第1の部分103が仮想球体200に接触する長さに設定され、かつ、第2の部分105の長さL5が、図5に示すように、回転軸X回りに隣り合う第2の部分105が仮想球体200に接触する長さに設定されることによって、所望の大きさの異物がポンプ室21を通過可能としつつ、ポンプ効率をさらに向上することができる。
なお、本実施形態では、高さ変化羽根の一例である第2の羽根が、回転軸X回りに連続して4つ並んでいる。4つは、連続して複数並ぶことの一例である。
次に、本発明の第2の実施形態に係るボルテックスポンプを、図8,9を用いて説明する。なお、第1の実施形態と同様の機能を有する構成は、第1の実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態では、第2の羽根100の第2の部分105の長さが変化する点が、第1の実施形態と異なる。他の構造は、第1の実施形態と同じである。上記異なる点について説明する。
図8は、本実施形態のポンプ室21を、図6と同様に切断した状態を示している。本実施形態では、回転軸X回りに隣り合う第2の部分105において、第2の部分105と仮想球体200との間に隙間が生じると、この隙間を埋めるように、第2の部分105の回転軸Xに沿う長さを長くしている。
図9は、本実施形態のセミオープン羽根車80を示す概略図である。図9中には、ポンプ室21の底面26aが示されている。図9における、セミオープン羽根車80と底面26aとの相対位置関係は、セミオープン羽根車80がポンプ室21内に設置されたときのセミオープン羽根車80とポンプ室21との相対位置関係と同じである。図9に示すように、第2の部分105は、図8で示される位置において、回転軸Xに沿う長さが変化している。このように、本実施形態では、第2の羽根100は、第1の部分103から外縁85間の範囲において、回転軸Xに沿う長さが、2回変化している。
本実施形態では、仮想球体200がポンプ室21を通過可能としつつ、セミオープン羽根車80と底面26aとの間の隙間をより一層小さくできるので、ポンプ効率をより一層向上することができる。
なお、本実施形態では、第2の羽根100の回転軸Xに沿う長さは、一例として2回変化している。他の例としては、例えば、3回変化してもよい。このように、第2の羽根100の回転軸Xに沿う長さが、仮想球体200に接触するように複数回変化することによって、ポンプ効率を向上することができる。
次に、本発明の第3の実施形態に係るセミオープン羽根車を、図15を用いて説明する。なお、第1の実施形態と同様の機能を有する構成は、第1の実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態では、第1,2の羽根90,100の配置が第1の実施形態と異なる。上記異なる点について具体的に説明する。
図15は、本実施形態のセミオープン羽根車80を示す下面図である。図15に示すように、本実施形態では、第1,2の羽根車90,100は、回転軸X回りに交互に配置されている。回転軸X回りに隣り合う第1,2の羽根90,100の間隔Gは、回転軸Xを中心とする円上において、いずれの箇所でも同じであり、この円の半径が大きくなるにつれて、回転軸X回りに隣り合う第1,2の羽根90,100間の間隔Gは大きくなる。
本実施形態では、セミオープン羽根車80の内側部86に対応する部分の回転軸Xに沿う第1,2の羽根90,100の長さL1,L3は、第1の実施形態で説明したように、ポンプ室21の底面26aとの間に仮想球体200を収容可能である。このため、本実施形態のように、第1,2の羽根90,100が、回転軸X回りに隣りあって配置されても、内側部86と内面26aとの間を仮想球体200は通過可能である。
第1の羽根90において外側部87に対応する部分の回転軸Xに沿う長さは、L1である。図16は、セミオープン羽根車80がポンプ室21内に取り付けられた状態において、図15に示すF16−F16線に沿って示す断面図である。図16は、回転軸Xを中心として一端P2を通る円に沿って切断した状態を示している。図16に示すように、第1の羽根90において外側部87に対応する部分の回転軸Xに沿う長さL1は、第2の羽根100の第2の部分105の回転軸Xに沿う長さL4より短い。さらに、第1の羽根90において外側部87に対応する部分の回転軸Xに沿う長さL1は、第2の羽根100の傾斜部104の回転軸Xに沿う長さよりも短い。このため、本実施形態においても、セミオープン羽根車80の外側部87とポンプ室21の底面26aとの間を仮想球体200が通過可能である。
本実施形態では、第1の実施形態と同様の効果が得られる。さらに、第1,2の羽根90,100が交互に配置されることによって、セミオープン羽根車80の重さのバランスが良くなるので、セミオープン羽根車80が効率よく回転するようになる。
なお、第2の実施形態と同様に、第2の羽根100の外側部105の高さが複数回変化してもよい。
次に、本発明の第4の実施形態に係るボルテックスポンプを、図10を用いて説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同様の機能を有する構成は、第1の実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態では、セミオープン羽根車80の構造が、第1の実施形態と異なる。他の構造は、第1の実施形態と同じである。上記異なる点について説明する。
図10は、本実施形態のセミオープン羽根車80を下方から上方に向かって見た状態を示す下面図である。図9に示すように、本実施形態では、セミオープン羽根車80が備える羽根は、全て、第2の羽根100である。各第2の羽根車100は、回転軸X回りに等間隔離間して配置されている。
本実施形態のように、基部81に設けられる羽根が全て第2の羽根100であることによって、仮想球体200がポンプ室21を通過可能としつつ、セミオープン羽根車80と底面26aとの間の隙間を小さくすることができるので、ポンプ効率をより一層向上することができる。
なお、本実施形態であっても、第2の実施形態のように、第2の羽根100の回転軸Xに沿う長さが複数回変化してもよい。
次に、本発明の第5の実施形態に係るボルテックスポンプを、図11〜14を用いて説明する。なお、第1の実施形態と同様の機能を有する構成は、第1の実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態では、第1,2の羽根90,100の回転軸Xに沿う長さと、第1,2の羽根90,100の配置とが第1の実施形態と異なる。他の構造は、第1の実施形態と同じである。上記異なる点について説明する。
図11は、本実施形態のセミオープン羽根車80を下方から上方に向かって見た状態を示す下面図である。図11に示すように、本実施形態では、第1の羽根90は、3つ用いられ、第2の羽根100は、3つ用いられている。第1,2の羽根90,100は、回転軸X回りに交互に並んでいる。第1,2の羽根90,100は、回転軸X回りに等間隔離間して配置されている。
図12は、本実施形態のセミオープン羽根車80を示す概略図である。図12に示すように、本実施形態では、第1の羽根90の第1の羽根用本体部92の回転軸Xに沿う長さL1は、第2の羽根用本体部102の第2の部分105の回転軸Xに沿う長さL4と同じである。
図12に示すように、第1の羽根90の第1の羽根用立ち上がり部91の基部81の下面84に沿う長さL7は、第2の羽根100の第2の羽根用立ち上がり部101の下面84に沿う長さL8よりも長くなる。本実施形態の仕切円88は、回転軸Xを中心として、第1の部分103の回転軸X側の一端P1を通る円である。
図13は、セミオープン羽根車80がポンプ室21内に設置された状態を、図11に示すF13−F13線に沿って示す断面図である。図13は、仕切円88に沿って切断した状態を示す断面図である。
図13に示すように、本実施形態では、第2の羽根100の第1の部分103の長さL3は、一対の第1の羽根90と、これら両第1の羽根90間に配置される第2の羽根100の第1の部分103との間に仮想球体200が配置されて、仮想球体200の上端Uが仕切円88において回転軸X回りに隣り合う第1の羽根90の間の中間位置C3上に配置される状態において、ポンプ室21の底面26aとの間に、仮想球体200が収容可能な長さである。本実施形態では、第1の部分103の回転軸X側の一端が仮想球体200に接触する長さを有する。
なお、このとき、両第1の羽根90の立ち上がり部91は、仮想球体200に接触してもよい。言い換えると、立ち上がり部91の回転軸Xに対する傾斜は、仮想球体200が上記位置にあるときに両立ち上がり部91が仮想球体200に接触するように設定されてもよい。
図14は、セミオープン羽根車80がポンプ室21に設置された状態を、図11に示すF14−F14線に沿って示す断面図である。図14は、回転軸Xを中心とする円であって第2の羽根100の第2の部分105の回転軸X側の一端P2を通る円である。
図14に示すように、本実施形態では、第2の部分105の回転軸Xに沿う長さL4と、第1の羽根90の第1の羽根用本体部92のL1長さは、回転軸X回りに隣り合う第1の羽根90と第2の羽根100との間に仮想球体200が配置され、かつ、回転軸Xを中心とする円であって当該第1の羽根90の第1の羽根用本体部92の一端P1と第2の羽根100の第2の部分105の一端P2とを通る円において、当該第1の羽根90と第2の羽根100との間の中間位置上に配置されたときに、仮想球体200の上端Uが第1の羽根用本体部92と第2の部分105とが仮想球体200に接触する長さを有している。
傾斜部104の回転軸Xに沿う長さは、仮想球体200の通過を阻害しないよう考慮さている。このため、本実施形態では、傾斜部104の下面84に沿う長さ、言い換えると、第2の部分105の一端P2の位置は、傾斜部104と底面26aとの間に仮想球体200が収容可能となるように、考慮されている。
このため、本実施形態でも、仮想球体200は、ポンプ室21を通過可能である。本実施形態では、第1の実施形態の効果に加えて、セミオープン羽根車80と底面26aとの間の隙間をより一層小さくすることができるので、ポンプ効率をより一層向上することができる。
なお、本実施形態であっても、第2の実施形態のように、第2の羽根100の外側部87に対応する部分の回転軸Xに沿う長さは、複数回変化してもよい。
第1〜5の実施形態において、第2の羽根100は、本発明で言う高さ変化羽根の一例である。水Wは、本発明で言う流体の一例である。
なお、第1〜5の実施形態では、本発明は、一例として、ボルテックスポンプ10に用いられた。他の例としては、本発明のセミオープン羽根車は、ボルテックスポンプ以外のポンプに用いられてもよく、例えば、地上に配置されるポンプなどに用いられてもよい。
この発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、上述した実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。さらに、異なる実施形態の構成を組み合わせてもよい。
80…セミオープン羽根車、81…基部、86…内側部、87…外側部、90…第1の羽根、100…第2の羽根(高さ変化羽根)、101…第1の羽根用本体部(本体部)、W…水(流体)、X…回転軸。

Claims (6)

  1. 流体を吸入する吸入口と前記流体を吐出する吐出口とを備えるポンプ室内に配置されるセミオープン羽根車であって、
    回転軸回りに広がる基部と、
    前記基部において前記回転軸回りに連続して複数隣り合って配置されて前記回転軸に沿って前記基部から突出するとともに前記基部に沿って前記回転軸側から前記回転軸に対して直交方向外側に向かって延びる高さ変化羽根と
    を具備し、
    前記回転軸側の内側部と前記内側部よりも前記回転軸に対して直行方向外側の外側部とが規定され、
    前記回転軸を中心とする仮想円に沿って隣り合う前記高さ変化羽根間の間隔は、前記回転軸側から外側に向かうにつれて広がり、
    前記高さ変化羽根において前記内側部に対応する部分の前記回転軸に沿う長さは、前記回転軸に沿って前記内側部と前記ポンプ室の内面との間に仮想球体を収容可能な長さであり、
    前記高さ変化羽根において前記外側部に対応する部分の前記回転軸に沿う長さは、前記回転軸に沿って前記外側部と前記ポンプ室の内面との間に前記仮想球体を収容可能な長さであって、かつ、前記内側部に対応する部分の前記回転軸に沿う長さよりも長い
    ことを特徴とするセミオープン羽根車。
  2. 前記高さ変化羽根の前記外側部に対応する部分において前記回転軸側の端部の前記回転軸に沿う長さは、前記回転軸に対して直交方向外側に向かうにつれて、次第に長くなる
    ことを特徴とする請求項1に記載のセミオープン羽根車。
  3. 流体を吸入する吸入口と前記流体を吐出する吐出口とを備えポンプ室内に配置されるセミオープン羽根車であって、
    回転軸回りに広がる基部と、
    前記基部において前記回転軸回りに配置されて前記回転軸に沿って前記基部から突出するとともに前記基部に沿って前記回転軸側から前記回転軸に対して直交方向外側に向かって延びる第1の羽根と、
    前記基部において前記回転軸回りに前記第1の羽根に隣り合って配置されて前記回転軸に沿って前記基部から突出するとともに前記基部に沿って前記回転軸側から前記回転軸に対して直交方向外側に向かって延びる第2の羽根と
    を具備し、
    前記回転軸側の内側部と前記内側部よりも前記回転軸に対する直行方向外側の外側部とが規定され、
    前記回転軸を中心とする仮想円に沿って隣り合う前記第1,2の羽根間の間隔は、前記回転軸側に対して直交方向外側に向かうにつれて広がり、
    前記第1の羽根は、少なくとも前記外側部に対応する部分を含む本体部であって、前記回転軸に沿う長さが、前記外側部と前記ポンプ室の内面との間に前記仮想球体を収容可能な長さである本体部を具備し、
    前記第2の羽根において前記内側部に対応する部分の前記回転軸に沿う長さは、前記本体部の前記回転軸に沿う長さよりも短く、かつ、前記内側部と前記ポンプ室の内面との間に仮想球体を収容可能な長さであり、
    前記第2の羽根において前記外側部に対応する部分の前記回転軸に沿う長さは、前記本体部の前記回転軸に沿う長さと同じである
    ことを特徴とするセミオープン羽根車。
  4. 前記第2の羽根の前記外側部に対応する部分において前記回転軸側の端部の前記回転軸に沿う長さは、前記回転軸に対して直交方向外側に向かうにつれて、次第に長くなる
    ことを特徴とする請求項3に記載のセミオープン羽根車。
  5. 流体を吸入する吸入口と前記流体を吐出する吐出口とを備えポンプ室内に配置されるセミオープン羽根車であって、
    回転軸回りに広がる基部と、
    前記基部において前記回転軸回りに配置されて前記回転軸に沿って前記基部から突出するとともに前記基部に沿って前記回転軸側から前記回転軸に対して直交方向外側に向かって延びる第1の羽根と、
    前記基部において前記回転軸回りに前記第1の羽根に隣り合って配置されて前記回転軸に沿って前記基部から突出するとともに前記基部に沿って前記回転軸側から前記回転軸に対して直交方向外側に向かって延びる第2の羽根と
    を具備し、
    前記回転軸側の内側部と前記内側部よりも前記回転軸に対する直行方向外側の外側部とが規定され、
    前記回転軸を中心とする仮想円に沿って隣り合う前記第1,2の羽根間の間隔は、前記回転軸側に対して直交方向外側に向かうにつれて広がり、
    前記第1の羽根は、少なくとも前記外側部に対応する部分を含む本体部であって、前記回転軸に沿う長さが、前記外側部と前記ポンプ室の内面との間に前記仮想球体を収容可能な長さである本体部を具備し、
    前記第2の羽根において前記内側部に対応する部分の前記回転軸に沿う長さは、前記本体部の前記回転軸に沿う長さと同じであり、
    前記第2の羽根において前記外側部に対応する部分の前記回転軸に沿う長さは、前記本体部の前記回転軸に沿う長さよりも長く、かつ、前記外側部と前記ポンプ室の内面との間に仮想球体を収容可能な長さである
    ことを特徴とするセミオープン羽根車。
  6. 前記第2の羽根の前記外側部に対応する部分において前記回転軸側の端部の前記回転軸に沿う長さは、前記回転軸に対して直交方向外側に向かうにつれて、次第に長くなる
    ことを特徴とする請求項5に記載のセミオープン羽根車。
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