JP2009293543A - 作業車両及びエアダクト - Google Patents

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耕一 野中
Eiji Kaneko
英二 金子
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【課題】浸入した液体を排出しやすくでき、不要な空気の流入を抑制できる作業車両及びエアダクトを提供すること。
【解決手段】内燃機関を内部に有する車体を備えた作業車両は、車体内部に空気を取り込むための空気取入口と、一端が空気取入口に接続され、他端が内燃機関の吸気部に接続されるエア供給装置27とを有する。エア供給装置27は、空気取入口からの空気が流通するエアダクト(第1ダクト)28を備え、エアダクト28は、鉛直方向先端側に位置し、かつ、エアダクト28の外側に向かって突出した突出部2813と、突出部2813におけるエアダクト28内の空気の流通方向先端側に形成され、かつ、エアダクト28の内外を連通させる連通孔2814とを有する。これによれば、エアダクト28内に浸入した液体の排出に際しての抵抗を下げ、連通孔2814を介するエアダクト28内への空気の流入に対する抵抗を上げることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、フォークリフト等の作業車両、及び、当該作業車両に用いられるエアダクトに関する。
従来、作業車両として、車体前部に鉛直に立設された昇降マストと、当該昇降マストに沿って昇降するフォーク爪と、当該フォーク爪を昇降駆動するリフトシリンダとを備えたフォークリフトが知られている。このようなフォークリフトとして、リフトシリンダの駆動及び車両走行の動力源となるエンジンを備えたエンジン式フォークリフトが知られている。
このようなエンジン式のフォークリフトとして、エンジンにエア(空気)を供給するエア供給装置を内部に収納するエンジンルームが車両中央部に配置されたフォークリフトが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のフォークリフトでは、エンジンルームを覆うエンジンカバー上部に運転席が設けられ、当該運転席を覆うように、ヘッドガードが設けられている。このヘッドガードを構成するフロントピラー及びリアピラーのうち、リアピラー上部には、外気を導入するための空気取入口が形成されている。そして、当該空気取入口からリアピラー内に導入された空気は、当該リアピラーから車体フレームを構成するリアタワーへと流通し、エンジンルーム内のエア供給装置に供給される。このエア供給装置は、拡張型サイレンサ、エアクリーナ及びダクトを有し、導入された空気を清浄化してエンジンに供給する。
特開2004−353610号公報
近年、フォークリフト等の作業車両では、外気の吸気圧を下げることが要望されている。このため、ヘッドカバーではなく車体側面に、大きな開口面積を有する空気取入口を形成することで、吸気圧を下げる構成が提案されている。
しかしながら、フォークリフトは、倉庫内だけでなく雨天時の屋外でも使用されることがあるため、空気取入口の開口面積を大きくすると、当該空気取入口から雨水が内部に浸入しやすくなってしまう。このような雨水がエンジン内部に浸入すると、エンジンでの燃焼不良の原因となるため、吸気口から浸入した雨水を抜く構成が求められる。
ここで、単に水抜き孔をダクトに形成する構成では、当該水抜き孔から雨水を排出することができるが、雨水が浸入していない場合には、当該水抜き孔から車体内部(例えば、エンジンルーム内)の空気がダクト内に吸引されてしまう。このような空気は、外気に比べて汚れているため、当該空気が吸入されてしまうと、エンジンの燃料効率の低下を招くという問題がある。また、このような水抜き孔から空気が吸引されると、笛吹き音が発生するという問題がある。
本発明の目的は、浸入した液体を排出しやすくすることができるとともに、不要な空気の流入を抑制することができる作業車両及びエアダクトを提供することである。
前記した目的を達成するために、本発明の請求項1に係る作業車両は、内燃機関を内部に有する車体を備えた作業車両であって、前記車体は、内部に空気を取り込むための空気取入口と、一端が前記空気取入口に接続され、他端が前記内燃機関の吸気部に接続されるエア供給装置とを有し、前記エア供給装置は、前記空気取入口から導入された空気が流通するエアダクトを備え、前記エアダクトは、前記エアダクトの鉛直方向先端側に位置し、かつ、前記エアダクトの外側に向かって突出した突出部と、前記突出部における前記エアダクト内を流れる空気の流通方向先端側に形成され、かつ、前記エアダクトの内外を連通させる連通孔とを有することを特徴とする。
本発明の請求項2に係る作業車両は、請求項1に記載の作業車両において、前記突出部は、前記エアダクト内部の空気の流通方向に対して鈍角となる方向に向かって突出し、前記連通孔は、前記突出部の突出方向先端側に開口していることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る作業車両は、請求項1又は請求項2に記載の作業車両において、前記エアダクトは、前記空気の流通方向を屈曲させる屈曲部を有し、前記突出部は、前記屈曲部における屈曲の外周側に位置することを特徴とする。
本発明の請求項4に係る作業車両は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の作業車両において、前記エアダクトの内側における前記連通孔に対して前記空気の流通方向先端側に、前記連通孔に隣接して設けられ、かつ、前記エアダクトの内側に向かって突出した凸部を備えることを特徴とする。
本発明の請求項5に係るエアダクトは、車体を備えた作業車両に用いられ、前記車体に形成された空気取入口から導入された空気が流通するエアダクトであって、当該エアダクトの鉛直方向先端側に位置し、かつ、当該エアダクトの外側に向かって突出した突出部と、前記突出部における当該エアダクト内を流れる空気の流通方向先端側に形成され、かつ、当該エアダクトの内外を連通させる連通孔とを有することを特徴とする。
以上において、請求項1に係る発明によれば、車体の空気取入口に接続されたエアダクト内に導入された空気は、当該エアダクトを含んで構成されるエア供給装置を介して、内燃機関の吸気部に供給される。この際、エアダクト内に浸入した雨水や油等の液体は、鉛直方向先端側に形成された突出部の連通孔を介してエアダクト外に排出されるが、当該連通孔は、当該突出部におけるエアダクト内の空気の流通方向先端側に形成されているので、当該連通孔を介して液体を排出しやすくすることができる。また、連通孔を介するエアダクトの外部から内部への空気の流入方向は、エアダクト内の空気の流通方向に対して鋭角となるので、当該連通孔を介してエアダクト内部に空気が流入することを抑えることができる。従って、液体が浸入した場合には、当該液体を排出しやすくすることができるとともに、連通孔を介しての不要な空気を流入しにくくすることができる。また、これにより、笛吹き音が生じることを防ぐことができる。
請求項2に係る発明によれば、突出部は、エアダクト内部の空気の流通方向に対して鈍角となるように突出して形成されているので、突出部の突出方向の寸法を大きくすることができる。これによれば、突出部の突出方向先端側に開口する連通孔を介してのエアダクト外部からの空気の流入に対する抵抗を大きくすることができる。従って、連通孔を介して、エアダクト外部から内部に空気が流入することを一層抑制することができる。
請求項3に係る発明によれば、突出部は、屈曲部の外周側に、すなわち、屈曲部において内周側より空気の流速の速い外周側に形成されている。これによれば、エアダクト内に浸入した雨水や油等の液体を、当該エアダクト内を流通する空気により連通孔を介して速やかに排出することができるほか、当該連通孔からエアダクト外部の空気が流入することに対する抵抗を一層大きくすることができる。従って、浸入した液体を一層排出しやすくすることができるとともに、不要な空気の流入を一層抑制することができる。
請求項4に係る発明によれば、連通孔に対してエアダクト内部の空気の流通方向先端側に隣接するように形成された凸部により、当該連通孔を介して排出される液体が、排出されずにエアダクト内を空気の流通方向先端側に流れることを防ぐことができる。従って、エアダクト内に浸入した液体をより一層確実に排出することができる。
請求項5に係る発明によれば、当該発明を作業車両に適用することにより、前述の請求項1に係る発明の効果と同様の効果を奏することができる。
〔1.第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
〔フォークリフトの概略構成〕
図1及び図2は、本実施形態に係る作業車両としてのフォークリフト10全体を示す左側面図及び右側面図であり、図3は、フォークリフト10全体の平面図である。
本実施形態に係るフォークリフト10は、図1〜図3に示すように、車体11の前後にそれぞれ左右の前輪12及び後輪13を備えた4輪型の作業車両である。この車体11内には、エンジンルームが形成され、当該エンジンルーム内には、前輪12及び後輪13の駆動力を供給する内燃機関としてのエンジンEG(図1及び図2)が収容されている。すなわち、本実施形態のフォークリフト10は、エンジン式のフォークリフトである。なお、本発明のフォークリフトとしては、後輪13が1つだけの3輪型であってもよい。
車体11の前側には、荷役用の作業機14が設けられている。この作業機14は、鉛直に立設された昇降マスト15と、当該昇降マスト15に沿って昇降するフォーク爪16と、当該フォーク爪16を昇降駆動するリフトシリンダ17と、車体11に対して作業機14全体を所定角度範囲で前後に傾斜させるチルトシリンダ18とを備えている。これらのうち、リフトシリンダ17及びチルトシリンダ18の駆動力は、エンジンEGにより供給される。
車体11には、エンジンEGの上部に対応する位置に、オペレータが着座するための運転席19が設けられている。この運転席19の上方は、車体11上に取り付けられたヘッドガード20で覆われている。このヘッドガード20は、車体11の前方側左右に立設されたフロントピラー201と、後方側左右に立設されたリアピラー202と、これらフロントピラー201及ぶリアピラー202の上端を接続する天井部203とを備えている。
また、運転席19は、下方のフードパネル21に一体的に設けられており、当該フードパネル21は、上下に開閉自在に車体11に設けられている。このフードパネル21の下方の空間は、前述のエンジンルームとして形成されている。
フードパネル21の前方には、やはり開閉自在なデッキパネル22が設けられ、後方には、サブボンネット23が設けられている。これらのうち、デッキパネル22を開けることで、エンジンEGで用いられるオイルフィルタの交換作業等を行うことができる。また、サブボンネット23を開けることで、ラジエータ(図示省略)へのエンジン冷却水の補給等を行うことができる。
車体11の後側には、カウンターウェイト24が設けられている。このカウンターウェイト24は、車体11前後の重量バランスを調節するためのものであり、当該カウンターウェイト24には、内部を前後に貫通する風洞25が設けられている。そして、エンジンEGの冷却ファンにより車体11の下部側から吸引された冷却空気は、当該エンジンEG表面及びラジエータ(図示省略)を冷却した後、風洞25を通して後方側に排出される。
車体11の右側におけるリアピラー202の下方には、図2に示すように、略矩形の空気取入口26が形成されている。この空気取入口26には、エンジンEGに外気を供給するエア供給装置27の嵌合部282が嵌め込まれる。
図4及び図5は、エア供給装置27を示す斜視図である。具体的に、図4は、エア供給装置27を上方から見た斜視図であり、また、図5は、エア供給装置27を側方(空気取入口26が形成された車体11の面に対向する方向であり、車体11の左側)から見た斜視図である。
エア供給装置27は、車体11のエンジンルーム内に設けられ、導入した外気を清浄化した後、エンジンEGに供給するものである。このエア供給装置27は、図4及び図5に示すように、第1ダクト28、第2ダクト29、エアクリーナ30及び第3ダクト31を備えている。
このうち、第2ダクト29は、第1ダクト28とエアクリーナ30とを接続する管状部材であり、第1ダクト28により導入された空気をエアクリーナ30に流通させる。
エアクリーナ30は、一端が第2ダクト29に接続され、他端が第3ダクト31に接続され、当該第2ダクト29から流入された空気が内部を流通する過程で、当該空気を清浄化する。このエアクリーナ30には、図示しないエアフィルタが設けられており、当該エアフィルタは、前述のフードパネル21を開放させ、エア供給装置27を露出させることで交換することができる。
第3ダクト31は、エアクリーナ30及びエンジンEGに接続され、エアクリーナ30により清浄化された空気をエンジンEGに流通させる。
第1ダクト28は、本発明のエアダクトに相当し、車体11の外気を、第2ダクト29を介してエアクリーナ30に流通させる。この第1ダクト28は、ダクト本体281と、当該ダクト本体281に取り付けられる嵌合部282とを備えている。
このうち、嵌合部282は、前述の空気取入口26と略同じ寸法を有し、当該空気取入口26に車体11の内側から嵌め込まれる。この嵌合部282には、車体11外部に露出するルーバ2821(図4)が設けられている。
図6及び図7は、ダクト本体281を示す斜視図である。このうち、図6は、ダクト本体281を第2ダクト29に近接する端部側から見た斜視図であり、図7は、空気取入口26に近接する端部側から見た斜視図である。また、図8は、ダクト本体281を示す部分断面図である。
ダクト本体281は、図6及び図7に示すように、四角錘の一方の側面に円筒を取り付けたような形状を有する管状部材である。このダクト本体281における四角錘の底面に応じた位置には、ダクト本体281内部に空気を導入するための略矩形の導入口2811が形成され、当該導入口2811を覆うように、前述の嵌合部282が取り付けられる。すなわち、導入口2811は、嵌合部282(図4参照)を介して、空気取入口26に接続される。また、ダクト本体281の嵌合部282が取り付けられる側とは反対側の端部は、第2ダクト29に接続される。
このようなダクト本体281における第2ダクト29側の端部近傍には、内部を流通する空気の流通方向を屈曲させる屈曲部2812が形成されている。この屈曲部2812における外周側は、鉛直方向(図中矢印A方向)先端側(すなわち下方側)に位置しており、当該屈曲部2812の外周側には、屈曲部2812の外側に向かって突出した略円筒状の突出部2813が形成されている。
具体的に、突出部2813は、第1ダクト28内の空気の流通方向(図6における矢印B方向)に対して鈍角(本実施形態では略150°)となる方向(図6における矢印C方向)に沿って、第1ダクト28の外側に突出している。この突出部2813には、図6〜図8に示すように、当該突出部2813を貫通して第1ダクト28の内外を連通する連通孔2814が形成されており、当該連通孔2814は、突出部2813の突出方向先端側に開口している。この連通孔2814は、第1ダクト28内に浸入した雨水及び油等の液体を排出する排出口として機能する。
また、第1ダクト28の内側には、図7及び図8に示すように、連通孔2814に対して第1ダクト28内部の空気の流通方向先端側に隣接するように、当該第1ダクト28の内側に突出した凸部2815が形成されている。この凸部2815は、連通孔2814から排出されなかった液体が、第2ダクト29側に流れることを防ぐ堰として機能する。
ここで、第1ダクト28内を流通する空気の流れについて説明する。
エンジンEGが始動すると、当該エンジンEGにより、エア供給装置27を介する吸気が行われる。この際、空気取入口26に嵌め込まれた嵌合部282を介して、第1ダクト28の導入口2811から当該第1ダクト28内に、車体11の外気が導入される。この第1ダクト28内に導入された外気は、図8に示すように、屈曲部2812を介して、第2ダクト29側に流通する。この際、屈曲部2812の外側には、第1ダクト28内の空気の流通方向に対して鈍角となる方向に突出する突出部2813が形成され、当該突出部2813には、第1ダクト28内外を連通する連通孔2814が形成されているので、第1ダクト28内に浸入した液体は、当該連通孔2814を介して、第1ダクト28外部に排出される。
ここで、連通孔2814の第2ダクト29側(空気の流通方向先端側)には、当該連通孔2814に隣接するように凸部2815が形成されていることにより、液体が連通孔2814を越えて第2ダクト29側に流れそうになった場合でも、当該凸部2815が堰となり、当該液体の第2ダクト29への浸入が防がれる。
また、第1ダクト28に液体が浸入していない場合には、連通孔2814を介して、第1ダクト28外部の空気が内部に吸引される可能性がある。ここで、前述のように、突出部2813は、第1ダクト28内の空気の流通方向に対して鈍角となる方向に突出している。このため、連通孔2814から突出部2813内に流入する空気の流通方向は、当該第1ダクト28内の空気の流通方向に対して鋭角となるので、当該連通孔2814を介して第1ダクト28外部から内部に流通する空気の流れに対する抵抗は大きい。これにより、当該空気の流れ(流入)は生じにくくなり、第1ダクト28内に連通孔2814を介して空気が流入することが抑制される。
以上説明した本実施形態に係るフォークリフトによれば、以下の効果がある。
(1)空気取入口26及び導入口2811を介して第1ダクト28内に浸入した雨水及び油等の液体は、鉛直方向先端側に形成された連通孔2814を介して第1ダクト28外に排出される。この際、連通孔2814は、第1ダクト28の外側に突出した突出部2813における当該第1ダクト28内の空気の流通方向先端側に形成されているので、当該連通孔2814を介して当該液体を排出しやすくすることができる。また、連通孔2814を介して第1ダクト28の外部から内部への空気の流入方向は、第1ダクト28内の空気の流通方向に対して鋭角となるので、当該空気の流入に対する抵抗が大きくなる。このため、連通孔2814を介して第1ダクト28内に空気が流入することを抑えることができる。従って、液体が第1ダクト28内に流入した場合には、当該液体を排出しやすくすることができるほか、連通孔2814を介しての不要な空気の流入を抑制することができる。また、これにより、笛吹き音が生じることを防ぐことができる。
(2)突出部2813は、第1ダクト28内部の空気の流通方向に対して鈍角となるように突出して形成されているので、突出部2813の突出方向の寸法を大きくすることができる。これによれば、突出部2813の突出方向先端側に開口する連通孔2814を介して、第1ダクト28の外部から空気が流入することに対する抵抗を一層大きくすることができる。従って、連通孔2814を介して第1ダクト28外部から内部に空気が流入することを一層抑制することができる。
(3)突出部2813及び連通孔2814は、屈曲部2812において空気の流速が速い外周側に形成されている。これによれば、第1ダクト28内に浸入した液体を、当該第1ダクト28内を流通する空気により速やかに排出することができるほか、当該連通孔2814からの空気の流入に対する抵抗を一層大きくすることができる。従って、浸入した液体を一層排出しやすくすることができるとともに、不要な空気の流入を一層抑制することができる。
(4)凸部2815が、第1ダクト28内に浸入した液体の第2ダクト29側への流出を防ぐ堰となるので、当該液体が第1ダクト28の下流側に流出することを防止することができ、これにより、エンジンEGによる燃焼不良の発生を抑制することができる。
〔2.第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係るフォークリフトを説明する。
本実施形態のフォークリフトは、前述のフォークリフト10と同様の構成を備える。ここで、フォークリフト10では、突出部2813は、第1ダクト28の外側に向かって略円筒状に突出していた。これに対し、本実施形態のフォークリフトでは、突出部は、第1ダクトの軸方向に沿って外側に突出し、当該突出部の突出方向先端に連通孔が形成されている。この点において、本実施形態のフォークリフトと前述のフォークリフト10とは相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一または略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態のフォークリフトは、エア供給装置27を構成する第1ダクト28に代えて、第1ダクト28Aを備えるほかは、前述のフォークリフト10と同様の構成を備える。
第1ダクト28Aは、本発明のエアダクトに相当し、当該第1ダクト28Aは、ダクト本体28A1と、当該ダクト本体28A1に形成された導入口2811に嵌め込まれる嵌合部282とを備えている。
図9は、本実施形態に係るフォークリフトの第1ダクト28Aを示す断面図である。
このうち、ダクト本体28A1は、図9に示すように、屈曲していない部位(直線状に延出した部位)に、ダクト本体28A1内の空気の流通方向(図9における矢印D方向)に対して鈍角(本実施形態では略158°)となる方向(図9における矢印E方向)に沿って、傾斜するように突出した突出部2816を有している。この突出部2816は、前述の突出部2813と同様に、第1ダクト28Aがフォークリフトに取り付けられた際に、鉛直方向先端側に位置するように形成されている。
この突出部2816の突出方向先端には、ダクト本体28A1の外形に沿い、かつ、当該ダクト本体28A1内の空気の流通方向先端側に向かって延出した延出部2817が形成されている。また、当該突出部2816には、延出部2817の延出方向先端側に開口し、かつ、ダクト本体28A1内外を連通する連通孔2818が形成されている。
また、ダクト本体28A1には、上記延出部2817の延出方向基端側の端部に対応する位置に、内側に向かって突出した凸部2819が形成されている。
このような本実施形態に係るフォークリフトによれば、前述のフォークリフト10が奏することのできる効果(1)〜(4)と同様の効果を奏することができる。
〔3.実施形態の変形〕
本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
前記各実施形態では、空気取入口26から浸入した液体を排出する連通孔2814,2818を有する突出部2813,2816は、第1ダクト28,28Aに形成されているとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、空気取入口26からエンジンEGの吸気部までの範囲に設けられたダクト等の部材に、当該突出部2813,2816と同様の構成の突出部が形成されていれば、どの位置であってもよい。
前記各実施形態では、連通孔2814,2818は、突出部2813,2816の突出方向先端側に開口しているとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、突出部の突出方向先端側の位置に形成されていれば、連通孔の開口方向が、突出部の突出方向に対して略直交する方向であってもよい。
前記第1実施形態では、突出部2813は、ダクト本体281の屈曲部2812に形成されるとし、また、前記第2実施形態では、突出部2816は、ダクト本体28A1の屈曲していない部位に形成されるとしたが、本発明はこれらに限定されるものではない。すなわち、突出部2813と同様の構成を有する突出部を、ダクト本体の屈曲していない部位に形成してもよく、また、突出部2816と同様の構成を有する突出部を、ダクト本体の屈曲部(特に、屈曲部の外周側)に形成してもよい。
前記各実施形態では、突出部2813,2816及び連通口2814,2818を有する第1ダクト28,28Aを、エンジンEGに供給される空気を取り入れる空気取入口26に取り付けるとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、エアダクトとしての第1ダクトを流通する空気の供給先は、他の構成でもよい。
前記各実施形態では、作業車両としてフォークリフト10を挙げたが、本発明はこれに限らず、油圧ショベル及びホイールローダ等の他の作業車両に本発明を適用することも可能である。
本発明は、フォークリフトに利用することができるほか、油圧ショベル及びホイールローダ等の作業車両にも好適に利用することができる。
本発明の第1実施形態に係るフォークリフトを示す左側面図。 前記実施形態におけるフォークリフトを示す右側面図。 前記実施形態におけるフォークリフトを示す平面図。 前記実施形態におけるエア供給装置を示す斜視図。 前記実施形態におけるエア供給装置を示す斜視図。 前記実施形態におけるダクト本体を示す斜視図。 前記実施形態におけるダクト本体を示す斜視図。 前記実施形態におけるダクト本体を示す部分断面図。 本発明の第2実施形態に係るフォークリフトの第1ダクトを示す断面図。
符号の説明
10…フォークリフト(作業車両)、11…車体、26…空気取入口、27…エア供給装置、28,28A…第1ダクト(エアダクト)、2812…屈曲部、2813,2816…突出部、2814,2818…連通孔、2815,2819…凸部、EG…エンジン(内燃機関)。

Claims (5)

  1. 内燃機関を内部に有する車体を備えた作業車両であって、
    前記車体は、
    内部に空気を取り込むための空気取入口と、
    一端が前記空気取入口に接続され、他端が前記内燃機関の吸気部に接続されるエア供給装置とを有し、
    前記エア供給装置は、
    前記空気取入口から導入された空気が流通するエアダクトを備え、
    前記エアダクトは、
    前記エアダクトの鉛直方向先端側に位置し、かつ、前記エアダクトの外側に向かって突出した突出部と、
    前記突出部における前記エアダクト内を流れる空気の流通方向先端側に形成され、かつ、前記エアダクトの内外を連通させる連通孔とを有することを特徴とする作業車両。
  2. 請求項1に記載の作業車両において、
    前記突出部は、前記エアダクト内部の空気の流通方向に対して鈍角となる方向に向かって突出し、
    前記連通孔は、前記突出部の突出方向先端側に開口していることを特徴とする作業車両。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の作業車両において、
    前記エアダクトは、前記空気の流通方向を屈曲させる屈曲部を有し、
    前記突出部は、前記屈曲部における屈曲の外周側に位置することを特徴とする作業車両。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の作業車両において、
    前記エアダクトの内側における前記連通孔に対して前記空気の流通方向先端側に、前記連通孔に隣接して設けられ、かつ、前記エアダクトの内側に向かって突出した凸部を備えることを特徴とする作業車両。
  5. 車体を備えた作業車両に用いられ、前記車体に形成された空気取入口から導入された空気が流通するエアダクトであって、
    当該エアダクトの鉛直方向先端側に位置し、かつ、当該エアダクトの外側に向かって突出した突出部と、
    前記突出部における当該エアダクト内を流れる空気の流通方向先端側に形成され、かつ、当該エアダクトの内外を連通させる連通孔とを有することを特徴とするエアダクト。
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