JP2009292475A5 - - Google Patents

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自動二輪車
本発明は、自動二輪車、例えば、アンダーボーン・フレーム構造を備えた、いわゆるスポーツモペッド型等の自動二輪車に関するものである。
従来、アンダーボーン・フレーム構造を備えた、いわゆるスポーツモペッド型の自動二輪車では、エンジンおよびエアクリーナが車体の前部に配置され、シートの下方に燃料タンクを配置していた。この配置によると、シートの下方およびエンジンの周辺のスペースが限られてしまうので、十分な容量の携帯品収納部を確保することが困難であり、燃料タンクやエアクリーナの容量も限定される。また、収納部の容量を大きくするために、シートの幅を広くすると、スポーティな外観が損なわれ、ライダーの足着き性も悪くなる。そこで、水平型のエンジンを採用し、空いたエンジン上部のスペースにエアクリーナを配置し、燃料タンクを同乗者シートの下や、ヘッドパイプ付近またはヘッドパイプとシートの間に設けることで携帯品収納部およびエアクリーナの容量を大きくしたものもある(例えば、特許文献1)。
特開2004−243956号公報
しかしながら、上記特許文献1の自動二輪車では、携帯品収納部およびエアクリーナの容量はある程度大きくなるが、燃料タンクの容量は、ヘッドパイプまたはメインフレームにより制約されるので、十分とはいえない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、シート幅を大きくすることなく、物品収納部の容量を確保し、かつ、燃料タンクおよびエアクリーナの容量を大きくできる自動二輪車を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る自動二輪車は、ステアリング軸を回動自在に支持するヘッドパイプから後ろ下がりに延びるメインフレームと、前記ヘッドパイプとシートとの間で前記メインフレームの上側に位置し、後端部が前記シートの下方まで延設された燃料タンクと、前記メインフレームの下側に位置するエアクリーナと、前記燃料タンクの下方に位置するエンジンとを備え、前記エアクリーナのケースの前端が、前記燃料タンクの前端よりも前方に位置している。
この構成によれば、後ろ下がりに延びるメインフレームの上側の広いスペースに燃料タンクを、メインフレームの下側の広いスペースにエアクリーナを、それぞれ配置したので、シート幅を大きくすることなく、燃料タンクおよびエアクリーナの容量を大きくできるうえに、シート下に大きなスペースを確保でき、それを例えば携帯品収納用に使用することができる。また、燃料タンクがメインフレームの上側にあるので、給油作業を容易に行うことができる。
本発明において、さらに、前記燃料タンクを覆うタンクカバーと、前記タンクカバーと前記シートとの間に凹所を形成するステップスルーカバーとを備えることが好ましい。
前記ステップスルーカバーを備える場合、前記ステップスルーカバーの上縁部が、前記シートの下縁よりも下方に位置していることが好ましい。
本発明において、前記燃料タンクと前記エアクリーナとは、側面視において重ならないように配置されていることが好ましい。
本発明において、さらに前記シートの下方に、前後方向向きの後輪緩衝装置を備えていることが好ましい。ここで、「前後方向向き」とは、車体の前後方向に延びる鉛直な中心面に対して、左右方向に±10°以下、好ましくは±5°以下で、かつ、水平面に対して、上下方向に±45°以下、好ましくは±30°以下、さらに好ましくは±20°以下の範囲にある方向をいう。この構成によれば、シート下の大きなスペースに1本式の後輪緩衝装置を配置して、いわゆる1本ショックタイプとすることができるので、後輪の両側方でシートレールとスイングアームとの間に1本ずつ後輪緩衝装置を配置したいわゆる2本ショックタイプの場合と比べて、シートレールの横間隔を小さくできる結果、シート幅を小さくして、スポーティな形状とすることができ、ライダーの足着き性もよくなる。
本発明において、前記エンジンが前向きに設定されていることが好ましい。この構成によれば、エンジンを前向きとしたことで得られたメインフレーム下側の大きなスペースにエアクリーナを配置できるので、エアクリーナの容量を一層大きくできる。ここで、「前向き」とは、シリンダ軸心が左右方向に延びるエンジン回転軸心から前方へ向かって、水平面±45°以下、好ましくは±30°以下、さらに好ましくは±15°以下の角度で延びていることをいう。
本発明において、前記エアクリーナのケースの前面が前記エンジンの前側上方に位置していることが好ましい。この構成によれば、エアクリーナのケース前面により、走行風をエンジンに円滑にガイドできるので、高い空冷性能を維持することができる。
本発明において、さらに前記シートの下に携帯品収納部を備えていることが好ましい。前述のとおり、燃料タンクおよびエアクリーナをメインフレームの上側および下側のそれぞれに配置したことで、シート下に大きなスペースが生じるので、ここに配置した携帯品収納部の容積を大きくすることができる。
本発明の自動二輪車によれば、後ろ下がりに延びるメインフレームの上側の広いスペースに燃料タンクを、メインフレームの下側の広いスペースにエアクリーナを、それぞれ配置したので、シート幅を大きくすることなく、燃料タンクおよびエアクリーナの容量を大きくできるうえに、シート下に大きなスペースを確保でき、それを例えば携帯品収納用に使用することができる。
本発明の第1実施形態に係る自動二輪車を示す側面図である。 同上の自動二輪車を示す斜視図である。 同上の自動二輪車の後輪緩衝装置周辺を示す拡大側面図である。 同上の自動二輪車のシート付近を示す平面図である。 (a)は、従来の後輪緩衝装置の配置を示す概略側面図、(b)は、第1実施形態の後輪緩衝装置の配置を示す概略側面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るモペッド型の自動二輪車を示す側面図である。同図において、車体フレームFRの前半部を構成する後ろ下がりのメインフレーム1の前端部にヘッドパイプ2が取り付けられ、このヘッドパイプ2に回動自在に挿通されたステアリングシャフト(図示せず)を介してアッパブラケット4およびロワブラケット7が支持され、これらアッパブラケット4およびロワブラケット7にフロントフォーク8が支持され、これによって、フロントフォーク8がヘッドパイプ2に操向回動自在に支持されている。フロントフォーク8の下端部に前輪9が支持されるとともに、前輪9を覆うフロントフェンダ24が取り付けられている。また、フロントフォーク8の上端部のアッパブラケット4には、ハンドル10が取り付けられている。
前記メインフレーム1の後端部の下部にスイングアームブラケット11が設けられ、このスイングアームブラット11に、スイングアーム12が、前端部のピボット軸13を介して上下揺動自在に支持されている。このスイングアーム12の後端部に後輪14が支持されている。前輪9と後輪14との間であって、メインフレーム1のほぼ中央下部には、エンジンEが支持されている。このエンジンEは、シリンダ軸心がエンジン回転軸心から車体の前方に向かってほぼ水平方向に延びている前向きのものである。前記メインフレーム1の後部に連結された左右一対のリヤフレーム17が車体フレームFRの後半部を構成しており、このリヤフレーム17に単一のシート18が支持されている。メインフレーム1の上側でヘッドパイプ2とシート18との間に燃料タンク19が配置されており、燃料タンク19の後端部19aはシート18の前部18aの下方に位置している。アッパブラケット4およびロワブラケット7にヘッドランプユニット20が支持されている。
前記前向きエンジンEの頂部を形成するシリンダヘッドEHとその上方のメインフレーム1との間にできる大きなスペースにエアクリーナACのケース(以下、「クリーナケース」という。)15が、前面を斜め下方に向けた姿勢で配置されている。このクリーナケース15の後方に燃料供給装置であるキャブレタ16が配置され、クリーナケース15とエンジンEとの間に接続されている。クリーナケース15の後面にエアクリーナACの吸気口(図示せず)が設けられている。クリーナケース15および燃料タンク19は、メインフレーム1に取り付けられて、それぞれメインフレーム1の下側と上側に位置し、クリーナケース15の前端15pが燃料タンク19の前端19pよりも前方に位置している。ここで、燃料タンク19またはエアクリーナACの一部が、側面視で、メインフレーム1と重なったり、メインフレーム1を越えて上下方向反対側に突出したりするように配置されていてもよい。また、クリーナケース15または燃料タンク19が、メインフレーム1から離れた下側および上側にそれぞれ位置していてもよい。
車体フレームFRにはまた、燃料タンク19を覆うタンクカバー41、タンクカバー41とシート18との間に凹所を形成するステップスルーカバー42、シート18の下方を覆うリヤカバー43、エアクリーナACおよびシリンダヘッドEHの下部および側部の一部分を下方および側部から覆うロワカウリング44が取り付けられている。
自動二輪車の前方斜視図を示す図2において、クリーナケース15の前面には、導風面27が形成されている。この導風面27は、車体左右方向の中央部27aが両側部27bよりも後方へ後退した形状となっており、この導風面27に、車体左右方向に延びる細長い複数の凹所28が、外観向上と、導風面27を形成するケース壁の補強を目的として形成されている。導風面27は、図1から明らかなように、その全面がメインフレーム1の下側に位置し、かつ上端部27uがフロントフェンダ24よりも上方に位置し、下端部27dがエンジンEよりも上方に位置している。また、導風面27の左右方向中央部27aを通り、導風面27に沿って下方に延びる直線の延長線L上に、シリンダヘッドEHが位置する。これにより、導風面27によって案内された走行風AをシリンダヘッドEHに効率よく導くことができる。
メインフレーム1が後ろ下がりの形状であるのに対し、リヤフレーム17は後ろ上がりの形状をしている。すなわち、図3に示すように、リヤフレーム17は、シート18(図1)を支持する後ろ上がりの左右一対のシートレール17aと、シートレール17aを補強する後ろ上がりのサポートメンバー17bとを有している。シートレール17aの前端部17aaはメインフレーム1の前後方向のほぼ中央部に接続され、サポートメンバー17bは、その前端部17baがスイングアームブラケット11に接続され、後端部17bbがシートレール17aの前後方向の中央部よりも若干後方寄りの部分に接続されている。これにより、メインフレーム1とシートレール17aとサポートメンバー17bとの間に、側面視で、三角形状の空間Sが形成されている。なお、メインフレーム1は1本タイプに限らず、二又状に分岐した左右一対のフレーム片を有するタイプなど、種々の形状のメインフレームを使用できる。
図1のステップスルーカバー42の上縁部、すなわちシート18の前方の車体の上縁部は、シート18の下縁よりも下方に位置し、かつ後部がシート18の下縁に連なる凹部25となっている。ここで、「車体」とは、エンジン、動力伝達機構およびオプション部品を除き、自動二輪車の基本的な構造部分である、車体フレーム、サスペンション系、ステアリング系、タイヤ・ホイール系、シートおよび燃料タンクを含む部分をいう。
また、シート18は、前端部に配置された左右方向に延びる支持軸26を介して車体フレームFRに上下回動可能に支持されている。シート18が二点鎖線で示すように開放されるとき、前記凹所25内にシート18の前端部が進入することで、シート18の開放が円滑になされる。
シート18の下のステップスルーカバー42およびリヤカバー43の内側には、携帯品収納部30が設けられており、その後方にバッテリ31が配置されている。携帯品収納部30は、上方に開口した樹脂製のボックスによって形成されている。本実施形態では、携帯品収納部30は工具入れも兼用しているが、バッテリ31のさらに後方、またはシート18とバッテリ31との間に別途工具入れを設けてもよい。シート18の平面図である図4に示すように、携帯品収納部30は、平面視で、シート18の前部18aからシート18における最大の横幅Mを有する箇所18bの若干後方にまで延びており、その前後方向の長さLが横方向の最大幅Wよりも大きい。これにより、シート幅を小さくしながら、携帯品収納部30の十分な容積を確保できる。携帯品収納部30はシート18の下方にあるので平面視では見えないが、図4では構造の明確化のために実線で示されている。また、携帯品収納部30の前端部30aがシート18の前部18aの下方に位置している。これにより、図3のシートレール17aが後ろ上がり、つまり前下がりであるためにスペースが大きいシート18の前部18aの下方を有効利用して、携帯品収納部30の深さを稼ぎ、容積を大きくすることができる。
図1に示すシート18の下方に、前後方向向きの1本式後輪緩衝装置21が配置されている。より具体的には、後輪緩衝装置21は、携帯品収納部30の下方で、左右一対のシートレール17a,17aおよびサポートメンバー17b、17bの間に位置しており、図3に示すように、前端部21aを除く大部分が、側面視でメインフレーム1、シートレール17aおよびサポートメンバー17bが形成する三角形状の空間S内に位置している。また、この実施形態では、後輪緩衝装置21は水平面から前方上向きに約12°傾斜しているが、必ずしもこの角度である必要はなく、また、前後方向向きでなくてもよい。後輪緩衝装置21の前端部21aは、左右一対のリヤフレーム17,17の前端部の間に位置して、メインフレーム1に設けた前部ブラケット33に、ボルトのような締結手段32を介して回動自在に取り付けられている。また、後端部21bは、スイングアーム12から上方に突出する後部ブラケット34に、ボルトのような締結手段32を介して回動自在に取り付けられている。図4から明らかなとおり、前記エンジンE、燃料タンク19、エアクリーナACおよび後輪緩衝装置21はいずれも、車体の左右方向の中央部に設置されている。後輪緩衝装置21の軸心は車体の前後方向に延びる鉛直な中心面PL上に位置しており、中心面PLに対して実質的に傾斜していない。
上述のとおり、シート18は左右一対のシートレール17a、17aに支持されているので、シート18の幅は、一対のシートレール17a、17aの間隔によって決まる。図5(a)に示すように、2本式の後輪緩衝装置51を採用した従来型の自動二輪車では、左右各1本の後輪緩衝装置51は、左右一対のシートレール53とスイングアーム54との間に連結支持される。そのため、シートレール53周辺および後輪55周辺の部品と干渉するのを防ぐために、後輪緩衝装置51は、車体の外側方寄りに配置する必要がある。これにより、後輪緩衝装置51の上端部を支持する一対のリヤフレーム53の左右の間隔が広くなり、シート幅も広くなる。
そこで、図5(a)に二点鎖線で示すように、いわゆる1本ショックタイプを採用して、車体の左右方向の中央部に1本の上下方向向きの後輪緩衝装置51Aを設けることが考えられる。その場合、エンジン57が縦向きであれば、スイングアーム59のレバー比を所要の大きさにとれる。ここで、レバー比は、ピボット軸63の軸心と後輪55の軸心との距離をa、ピボット軸63の軸心とスイングアーム54における後輪緩衝装置51Aの連結軸心との距離をb1としたとき、b1/aで表される。しかしながら、エンジン57を二点鎖線57Aで示すように前向きとした場合、エンジン57Aの頂部と前輪61との干渉を避けるために、エンジン57A全体が後方寄りに配置されるから、スイングアーム54のピボット軸63Aも後方寄りに位置することになる結果、レバー比b2/aが小さくなってしまうので、上下方向向きの1本式の後輪緩衝装置51Aを採用することが難しくなる。なお、図5(a)では、燃料タンク65をシート67の下方に、エアクリーナ69を車体中央部に、工具入れ71を燃料タンク65の後方に配置している。
本実施形態の後輪緩衝装置の配置を示す図5(b)では、エンジンEを前向きとし、燃料タンク19とエアクリーナACを前方へ配置することで得たシート18の下方の大きなスペース(空間S)に、1本式の後輪緩衝装置21が配置されているので、所要の大きさのレバー比b/aを確保できる。しかも、後輪緩衝装置21は車体の左右方向の中央部に位置しているから、左右2本式の後輪緩衝装置51を使用した場合に比べて、シートレール17a,17aの間隔を小さくしてシート18の幅を小さくできる。
上記構成において、図1に示す後ろ下がりに延びるメインフレーム1の上側の広いスペースに燃料タンク19を配置し、メインフレーム1の下側の広いスペースにエアクリーナACを配置したので、燃料タンク19およびエアクリーナACの容量を大きくできるうえに、シート18下に大きなスペースを確保できる。したがって、シート18の下に大きな容積の携帯品収納部30を設けることができる。また、燃料タンク19が上側にあるので、給油作業を容易に行うことができる。さらに、クリーナケース15の前端15pが、燃料タンク19の前端19pよりも前方に位置しているので、後ろ下がりのメインフレーム1の前部下側の広いスペースを有効に利用して、エアクリーナACの容積を大きくすることができる。ここで、エンジンEを前向きに設定しているので、メインフレーム1の下側にさらに大きなスペースを確保することができ、エアクリーナACの容量を一層大きくできる。
また、シート18の下に確保した上記大きなスペースに、1本式の後輪緩衝装置21が配置されているので、前述のとおり、左右2本式の後輪緩衝装置を使用した場合に比べてシート18の幅を小さくして、スポーティな形状とすることができる。その結果、ライダーの足着き性もよくなる。ここで、後輪緩衝装置21が前後方向向きに設定されているので、シート18の下の大きなスペースを利用して、大型の後輪緩衝装置21を配置することができる。後輪緩衝装置21は、その前端部が剛性の高いメインフレーム1に取り付けられているので、安定して支持される。
また、前向きのエンジンEでは、エンジンの前面面積が小さくなるので、走行風による空冷性能が低下し易いが、この構成によれば、クリーナケース15の導風面27により、走行風AをエンジンEに円滑にガイドできるので、特に優れた空冷性能を維持することができる。また、キャブレタ16がクリーナケース15の後方に配置されているので、クリーナケース15の後面の吸気口付近に不安定な流れがある場合に生じるキャブレタ16の燃料供給の不安定化を防止することができる。
また、シート18の前方に、凹部25を設けたので、モペッドとしての外観を維持することができるうえに、シート18の前端部に設けた1箇所の支持軸26で回動自在に支持して構造を簡略化しながら、二点鎖線で示すように、シート18の前方への大きな回動角を稼いで、シート18の開閉動作を円滑化できる。これにより大きな収納スペースを有する携帯品収納部30の使い勝手が良くなる。
以上のとおり、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。例えば、上記実施形態では、エンジンEは前向きに設定され、クリーナケース15の前面27がエンジンEの前側上方に位置していたが、エンジンは前向きでなくてもよく、また、クリーナケースの前面がエンジンの前側上方になくてもよい。したがって、そのようなものも本発明の範囲内に含まれる。さらに、本発明は、モペッド型に限らず、スーパースポーツタイプ、ネイキッドタイプなど、他の種々のタイプの自動二輪車にも適用できる。
1 メインフレーム
2 ヘッドパイプ
15 クリーナケース
15p クリーナケースの前端
18 シート
19 燃料タンク
19a 燃料タンクの後端
19p 燃料タンクの前端
21 後輪緩衝装置
25 凹所
30 携帯品収納部
41 タンクカバー
42 ステップスルーカバー
AC エアクリーナ
E エンジン
FR 車体フレーム

Claims (8)

  1. ステアリング軸を回動自在に支持するヘッドパイプから後ろ下がりに延びるメインフレームと、
    前記ヘッドパイプとシートとの間で前記メインフレームの上側に位置し、後端部が前記シートの下方まで延設された燃料タンクと、
    前記メインフレームの下側に位置するエアクリーナと、
    前記燃料タンクの下方に位置するエンジンとを備え、
    前記エアクリーナのケースの前端が、前記燃料タンクの前端よりも前方に位置している自動二輪車。
  2. 請求項1おいて、さらに、前記燃料タンクを覆うタンクカバーと、前記タンクカバーと前記シートとの間に凹所を形成するステップスルーカバーとを備えた自動二輪車。
  3. 請求項2において、前記ステップスルーカバーの上縁部が、前記シートの下縁よりも下方に位置している自動二輪車。
  4. 請求項1から3のいずれか1項において、前記燃料タンクと前記エアクリーナとは、側面視において重ならないように配置されている自動二輪車。
  5. 請求項1から4のいずれか一項おいて、さらに前記シートの下方に、前後方向向きの後輪緩衝装置を備えた自動二輪車。
  6. 請求項1から5のいずれか一項において、前記エンジンが前向きに設定されている自動二輪車。
  7. 請求項1から6のいずれか1項において、前記エアクリーナのケースの前面が前記エンジンの前側上方に位置している自動二輪車。
  8. 請求項1から7のいずれか一項において、さらに前記シートの下に携帯品収納部を備えた自動二輪車。
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