JP2009292078A - 箔転写方法及び箔転写装置 - Google Patents

箔転写方法及び箔転写装置 Download PDF

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Abstract

【課題】箔転写において、低粘度の液状の接着剤を用いながらも、実際に転写された箔の輪郭がボケるのを防止できる、方法及び装置を提供する。
【解決手段】箔材シート裏面10a側の箔19又は基材シート表面20aに、上記接着剤を塗布する、塗布装置3と、圧接領域で、箔材シート10と基材シート20とを、塗布された上記接着剤30を介在させて、圧接する、圧接装置5と、第1照射領域L1で、塗布された上記接着剤に、第1積算スペクトルの紫外線を照射する、第1照射装置16と、第2照射領域L2で、塗布された上記接着剤に、第2積算スペクトルの紫外線を照射する、第2照射装置26と、上記接着剤が塗布された、基材シート20が搬送される搬送方向に沿って、第1照射領域L1、圧接領域C、及び第2照射領域L2が順に配置されるように、圧接装置5、第1照射装置16、及び第2照射装置26が、設けられている。
【選択図】図3

Description

箔材シート裏面側の箔を、紫外線硬化型接着剤を用いて、基材シート表面に転写させる、箔転写方法及び箔転写装置に関する。
従来、箔を紙などの基材シートに印刷する方式として、ホットスタンプ方式や、コールドスタンプ方式がある。ホットスタンプ方式は、熱を加えた版を用いて、箔を基材シートに押し当てることにより、基材シート上に箔を転写する印刷法である。転写のために、加熱された凸版を用いて一定時間加圧する必要があるので、転写時に搬送を一時的に中断する必要がある。このため、箔以外の通常印刷と、箔転写とを同時に行おうとすると、箔転写のタイミングに合わせて通常印刷を中断せざるを得ず、生産性が悪い。一方、コールドスタンプ方式は、次のようにして箔を転写する印刷法である。まず、箔層の設けられた箔材シートと基材シートとの間に接着剤を塗布してから箔を基材シートに圧着させる。次に、接着剤の硬化により、接着剤の塗布された部分の箔が基材シートに固定された後に、基材シートから箔材シートを分離する。そうすると、箔が箔材シートから剥離され、基材シート上に箔のみが残る。このようにして、箔が基材シートに転写される。コールドスタンプ方式では、紫外線硬化型の接着剤を用いると共に、紫外線を照射することで接着剤を硬化させる。このため、接着剤の塗布処理及び硬化処理、基材シートからの箔材シートの分離処理のいずれにおいても、基材シートの搬送を中断させる必要がない。したがって、静止時間を必要とせず、生産性が良好である。
コールドスタンプ方式において、箔材シートに接着剤を塗布するために、フレキソ印刷、オフセット印刷などの印刷方式が利用されている。ここで、箔材シート上の、箔転写の目標とする領域が、転写目標領域である。転写目標領域は、転写させる箔の形状に応じた領域である。この転写目標領域に、接着剤が塗布される。そして、フレキソ印刷、オフセット印刷を利用する場合、転写目標領域が凸部である版を製造し、この版を基材シートの送りに連動して回転するローラに取り付ける。このため、箔の形状を変更する際は、版を新たに製造して交換する必要がある。
コールドスタンプ方式において、転写目標領域に接着剤を塗布するために、インクジェット方式を利用する技術が知られている(特許文献1)。特許文献1に開示される技術は、インクジェットヘッドで接着剤を吐出するので、転写目標領域の形状の変更にも容易に対応でき、オンデマンド印刷が可能である。
特開2005−501761号公報
特許文献1に記載の技術のように、インクジェットヘッドで接着剤を吐出する場合は、粘度が高くなるとヘッドに目詰まりが発生しやすい。また、粘度が高くなると、ヘッドからの吐出自体ができない可能性もある。このため、低粘度の液状の接着剤を用いる必要がある。ところが、低粘度の接着剤を用いると、基材シートに箔材シートを押圧した際に、接着剤が、転写目標領域よりも、はみ出て広がってしまう。積極的に押圧するのではなく、基材シート表面及び箔材シート裏面の双方に接着剤が付着するように、基材シート表面に箔材シート裏面を近づけるだけでも、接着剤には押圧が加えられる。押圧が加えられた結果、粘度の低さによっては、接着剤が転写目標領域からはみ出てしまう。そうすると、接着剤がはみ出て広がった領域にも、箔が転写されてしまう。すなわち、実際に箔が転写された実転写領域の外形形状が、転写目標領域の外形形状よりも、はみ出てしまう。その結果、実際に転写された箔の輪郭がボケてしまうという問題が生じる。
本発明の目的は、箔転写において、低粘度の液状の接着剤を用いながらも、実際に転写された箔の輪郭がボケるのを防止できる、方法及び装置を提供することである。
本願の箔転写方法に係る第1発明は、箔材シート裏面側の箔を、紫外線硬化型接着剤を用いて、基材シート表面に転写させる、箔転写方法において、箔材シート裏面側の箔又は基材シート表面に、上記接着剤を塗布する、塗布工程と、塗布工程の後に、塗布された上記接着剤に、該接着剤を不完全に硬化させる第1積算スペクトルの紫外線を照射する、第1照射工程と、第1照射工程の後に、箔材シートと基材シートとを、塗布された上記接着剤を介在させて、圧接する、圧接工程と、圧接工程の後に、塗布された上記接着剤に、第1積算スペクトルの紫外線と合わせて、該接着剤を完全に硬化させる第2積算スペクトルの紫外線を照射する、第2照射工程と、を備えており、第1積算スペクトルは、波長λ毎の積算光量成分AP1(λ)(J/m)の分布であり、第2積算スペクトルは、波長λ毎の積算光量成分AP2(λ)(J/m)の分布である。
箔転写方法に係る前記第1発明は、次の構成(a)〜(d)を採用することが好ましい。
(a)第1積算スペクトル及び第2積算スペクトルは、同一のスペクトルパターンを有しており、第1積算スペクトルの波長域全体における第1積算光量A1が、上記接着剤を完全硬化させるのに要する必要積算光量の半分以下に、設定されている。
(b)第1積算スペクトルに含まれる波長域が、第2積算スペクトルに含まれる波長域よりも、長波長側に設定されている。
(c)第1照射工程では、LEDにより、第1積算スペクトルを発生させており、第1積算スペクトルの波長域が、接着剤の感応波長を1つのみ含むように、設定されており、第2照射工程では、放電ランプにより、第2積算スペクトルを発生させており、第2積算スペクトルの波長域が、接着剤の感応波長を複数含むように、設定されている。
(d)第1照射工程では、塗布工程で上記接着剤が塗布された領域の輪郭部に対してのみ、LEDからの放射光がレンズにより集光された紫外線を照射する。
本願の箔転写装置に係る第1発明は、箔材シート及び基材シートをそれぞれ搬送しながら、箔材シート裏面側の箔を、紫外線硬化型接着剤を用いて、基材シート表面に転写させる、箔転写装置において、箔材シート裏面側の箔又は基材シート表面に、上記接着剤を塗布する、塗布装置と、圧接領域で、箔材シートと基材シートとを、塗布された上記接着剤を介在させて、圧接する、圧接装置と、第1照射領域で、塗布された上記接着剤に、第1積算スペクトルの紫外線を照射する、第1照射装置と、第2照射領域で、塗布された上記接着剤に、第2積算スペクトルの紫外線を照射する、第2照射装置と、上記接着剤が塗布された、箔材シート又は基材シートが搬送される搬送方向に沿って、第1照射領域、圧接領域、及び第2照射領域が順に配置されるように、圧接装置、第1照射装置、及び第2照射装置が、設けられており、第1積算スペクトルは、波長λ毎の積算光量成分AP1(λ)(J/m)の分布であり、第2積算スペクトルは、波長λ毎の積算光量成分AP2(λ)(J/m)の分布である。
箔転写装置に係る前記第1発明は、次の構成(e)〜(i)を採用することが好ましい。
(e)第1積算スペクトル及び第2積算スペクトルは、同一のスペクトルパターンを有しており、第1積算スペクトルの波長域全体における積算光量A1が、第2積算スペクトルの波長域全体における積算光量A2よりも、小さく設定されている。
(f)第1積算スペクトルに含まれる波長域が、第2積算スペクトルに含まれる波長域よりも、長波長側に設定されている。
(g)第1照射装置が、第1積算スペクトルを発生させる光源として、LEDを備えており、第2照射装置が、第2積算スペクトルを発生させる光源として、放電ランプを備えている。
(h)第1照射装置が、LEDを支持するキャリッジと、キャリッジを上記搬送経路の横幅方向に移動させる駆動装置と、駆動装置を制御する第1制御装置と、を備えている。
(i)第1照射装置が、キャリッジに、LEDから放射される光を集光するレンズを備えており、第1制御装置が、塗布装置により上記接着剤が塗布された、箔材シート裏面上又は基材シート表面上、の転写目標領域の輪郭部に対してのみ、紫外線が照射されるように、キャリッジの位置及びLEDの発光の有無を制御する。
本願の箔転写方法に係る第1発明によれば、塗布された上記接着剤が不完全に硬化された状態で、両シートが圧接されるので、上記接着剤が、接着能力を失うことなく、両シートの圧接により外側に広がることを防止できる。したがって、液状の接着剤を用いて箔転写を行いながらも、実際に転写された箔の輪郭がボケるのを防止できる。
更に、構成(a)によれば、両シートが圧接されたときに、塗布された接着剤が半分以下の程度で硬化されているので、接着能力を損なうことなく、圧接による上記接着剤の広がりを防止できる。
更に、構成(b)によれば、光子1つあたりのエネルギーが小さい長波長側の第1積算スペクトルの紫外線が、塗布された接着剤30を完全硬化させることはないが、光子1つあたりのエネルギーが大きな短波長側の第2積算スペクトルの紫外線が、塗布された接着剤30を完全硬化させることができる。
更に、構成(c)によれば、塗布された接着剤を、第1積算スペクトルの紫外線により不完全に硬化させながら、第2積算スペクトルの紫外線により完全に硬化させることが、確実にできる。
更に、構成(d)によれば、輪郭部のみに的確に紫外線を照射することができる。輪郭部が硬化すれば、輪郭線内部の接着剤が外側に広がることを防止できるので、積算光量を増大させること無く、効果的に塗布された上記接着剤の広がりを防止できる。
本願の箔転写装置に係る第1発明によれば、塗布された上記接着剤が不完全に硬化された状態で、両シートが圧接されるので、上記接着剤が、接着能力を失うことなく、両シートの圧接により外側に広がることを防止できる。したがって、液状の接着剤を用いて箔転写を行いながらも、実際に転写された箔の輪郭がボケるのを防止できる。
更に、構成(e)によれば、両シートが圧接されたときに、塗布された接着剤が半分以下の程度で硬化されているので、接着能力を損なうことなく、圧接による上記接着剤の広がりを防止できる。
更に、構成(f)によれば、光子1つあたりのエネルギーが小さい長波長側の第1積算スペクトルの紫外線が、塗布された接着剤を完全硬化させることはないが、光子1つあたりのエネルギーが大きな短波長側の第2積算スペクトルの紫外線が、塗布された接着剤を完全硬化させることができる。
更に、構成(g)によれば、LEDの波長域には、接着剤の硬化に係る感応波長が1つ程度しか含むことができないが、放電ランプの波長域には、接着剤の硬化に係る感応波長を複数含めることができる。このため、塗布された接着剤を、第1積算スペクトルの紫外線により不完全に硬化させながら、第2積算スペクトルの紫外線により完全に硬化させることが、確実にできる。
更に、構成(h)によれば、単一のLEDによる照射範囲を実質的に横幅方向に広げることができ、箔材シート及び基材シートの横幅の大小に対応できる。
更に、構成(i)によれば、輪郭部のみに的確に紫外線を照射することができる。輪郭部が硬化すれば、輪郭線内部の接着剤が外側に広がることを防止できるので、積算光量を増大させること無く、効果的に塗布された上記接着剤の広がりを防止できる。
本発明は、箔材シート裏面側に配置された箔を、基材シート表面に転写させる、箔転写方法及び箔転写装置である。本発明の箔転写方法は、本発明の箔転写装置により実施される。まず、本発明で用いる箔材シートの一例を説明し、次に、本発明の箔転写装置の実施形態及び変形例を説明する。
[箔材シート]
図1、図2には、箔材シート10が示されている。箔材シート10は、5層構造の帯状体である。箔材シート10は、支持層11と、剥離層12と、着色層13と、蒸着層14と、接着層15と、を備えている。支持層11及び剥離層12を合わせた2つの層は本体18を構成し、着色層13、蒸着層14及び接着層15を合わせた3つの層は、箔19を構成する。箔19が、本体18から剥離されて、基材シートに転写される。箔材シート裏面10aは、箔材シート10の両面のうち、箔19のある側(本体18の反対側)の面を指している。
支持層11は、箔19の形状を保つための層である。支持層11は、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)製のフィルムで構成される。支持層11は、10μm程度の厚みを有している。
剥離層12は、箔19を、支持層11から離れやすくするための層である。剥離層12は、箔押圧時に発生する熱で活性化するように、例えばワックスの薄い層で構成される。剥離層12の厚みは、1μm程度の厚みである。
着色層13は、塗料で構成される層である。着色層13は、1μm程度の厚みを有している。
蒸着層14は、箔の薄い膜により構成される層である。蒸着層14は、箔19に、真空蒸着法を利用して形成された金属箔である。蒸着層14は、100Å(10nm)程度の厚みを有している。
接着層15は、接着剤を介した基材シート20との接合のための層である。接着層15は、接着剤を一定に保つ性質を有している。接着層15は、1μm程度の厚みを有している。
[基材シート]
図2には、基材シート20が示されている。基材シート20の材質は、例えば紙である。また、基材シートの形状は、ロール状に形成できる帯状であっても、定型サイズの用紙のような比較的縦横比が1に近い矩形であってもよい。また、基材シート表面20aは、基材シート20の両面のうち、箔19の転写が行われる側の面を指している。
[第1実施形態の箔転写装置]
(箔転写装置の構成)
図2、図3を用いて、第1実施形態の箔転写装置1の構成を説明する。箔転写装置1は、箔材シート10及び基材シート20をそれぞれ搬送経路に沿って搬送しながら、箔材シート裏面10a側に配置された箔19を、紫外線硬化型接着剤を用いて、基材シート表面20aに転写させる。
図3は、箔転写装置1の断面模式図である。箔転写装置1は、塗布装置3と、照射システム6と、圧接装置5と、第1搬送システム110と、第2搬送システム120と、を備えている。
第1搬送システム110は、箔材シート10を第1搬送経路P1に沿って搬送する。第1搬送経路P1は、箔材巻き出し装置4から、圧接装置5に係る圧接領域C、照射システム6に係る第2照射領域L2、及び分離装置8を順に経由して、箔材巻き取り装置7に至る経路である。
第2搬送システム120は、基材シート20を第2搬送経路P2に沿って搬送する。第2搬送経路P2は、給紙装置2から、塗布装置3に係る塗布領域E、照射システム6に係る第1照射領域L1、圧接領域C、第2照射領域L2、及び分離装置8を順に経由して、排紙装置9に至る経路である。
塗布領域E、第1照射領域L1、第2照射領域L2、及び圧接領域Cは、いずれも、第2搬送経路P2上の領域である。また、第1搬送経路P1及び第2搬送経路P2は、圧接装置5から分離装置8までの間は、合流する。
以下、第2搬送経路P2に沿って、箔転写装置1が備える各装置を説明する。
給紙装置2は、収容部2a及び給紙ローラ2bを備えている。収容部2aには、矩形の基材シート20が多数収容されている。給紙ローラ2bは、収容部2a内にある1枚の基材シート20を、第2搬送経路P2に送り出す。
塗布装置3は、基材シート表面20aに塗布領域Eで接着剤を塗布する。以下、符号30の付された接着剤30は、塗布された状態の接着剤を指す。塗布領域Eは、第2搬送経路P2において、給紙装置2の下流側に配置されている。
図2に示すように、基材シート表面20aの転写目標領域Tに、接着剤30が塗布される。転写目標領域Tは、箔転写が意図されている領域を指している。転写目標領域Tは、箔材シート裏面10aの場合は、箔19から転写箔19aを剥離させる領域を指しており、基材シート表面20aの場合は、箔19から剥離させた転写箔19aが転写される領域を指している。
塗布装置3は、インクジェット方式で液滴を吐出するためのインクジェットヘッドを備えている。インクジェットヘッドより、接着剤の液滴が吐出される。インクジェットヘッドでの目詰まり防止のため、接着剤の粘度は、20mPa・s以下が好ましい。
塗布装置3により塗布される接着剤は、紫外線硬化型接着剤である。そのため、接着剤の硬化手段として、紫外線(UV)を照射する照射システム6が備えられている。
再び、図3を参照して、照射領域L1に係る照射システム6の前に、箔材巻き出し装置4及び圧接装置5を説明する。
箔材巻き出し装置4は、使用前ロール41を回転させて、使用前ロール41から箔材シート10を巻き出す。
圧接装置5は、箔材シート10と基材シート20とを、圧接領域Cで、塗布された接着剤30を介在させて、圧接する。圧接装置5は、第2搬送経路P2を挟んで配置された一対のローラ51、52を備えている。
図2に示すように、基材シート20及び箔材シート10は、一対のローラ51、52間を通過するように搬送される。そして、基材シート20と箔材シート10とが、一対のローラ51、52により挟まれることにより、圧接される。この結果、基材シート表面20aの転写目標領域Tに塗布された接着剤30が、箔材シート裏面10aの転写目標領域Tにも塗布される。
圧接領域Cは、第2搬送経路P2上において、基材シート20と箔材シート10とが圧接される領域である。圧接領域Cは、第2搬送経路P2において、塗布装置3の下流側に配置されている。圧接領域Cは、一定の、横幅及び縦幅を有している。ここで、横幅は、第2搬送経路P2に直交する横方向の長さを意味し、縦幅は、第2搬送経路P2に平行な縦方向の長さを意味する。圧接領域Cの横幅は、ローラ51、52の軸方向の全体に及んでいる。なお、圧接領域Cの縦幅は、ローラ51、52間の距離、シート10、20の厚み、及び塗布された接着剤の厚み、により変化する。
再び、図3を参照して、照射システム6を説明する。照射システム6は、紫外線の光源としてのUVランプ61と、リフレクター62と、第1ハーフミラー63と、第2ミラー64と、を備えている。
UVランプ61は、紫外線を放射する放電ランプである。放電ランプは、広い波長域にわたって強度が高く維持されるスペクトルの紫外線を照射する。本実施形態では、UVランプ61として、キセノンランプが用いられている。キセノンランプの波長域は、200nm−1000nm以上の範囲に及んでおり、紫外線の波長域(10−400nm)の一部を含んでいる。
UVランプ61から放射された紫外線(UV)は、リフレクター62により一方向に案内されて、第1ハーフミラー63側へと向かう。UVランプ61からの紫外線の半分は、第1ハーフミラー63を透過する。残り半分の紫外線は、第1ハーフミラー63で反射される。第1ハーフミラー63を透過した紫外線は、第2搬送経路P2上の第2照射領域L2に至る。第1ハーフミラー63で反射された紫外線は、更に第2ミラー64で反射されて、第2搬送経路P2上の第1照射領域L2に至る。このようにして、照射システム6は、第1照射領域L1及び第2照射領域L2の双方に、紫外線を照射する。
照射システム6は、紫外線の光源を共有する、第1照射装置16と、第2照射装置26とを、合わせて構成されている。ここで、第1照射領域L1に紫外線を照射する装置が第1照射装置16であり、第2照射領域L2に紫外線を照射する装置が第2照射装置26である。
第1照射領域L1及び第2照射領域L2の横幅は、基材シート20の横幅よりも大きく設定されている。このため、基材シート20の表面20aの全体が、必ず、第1照射領域L1内及び第2照射領域L2内を通過する。したがって、基材シート20が第1照射領域L1及び第2照射領域L2を通過するときに、基材シート表面20aに塗布された接着剤30に、必ず紫外線が照射される。
箔材巻き取り装置7は、分離装置8を通過した後の箔材シート10を巻き取って、使用後ロール71を形成する。
分離装置8は、箔材シート10と基材シート20とを分離する。分離装置8は、第2搬送経路P2を挟んで配置された一対の保持ローラ81、82と、を備えている。分離装置8は、第2搬送経路P2において、照射領域Lの下流側に配置されている。
基材シート20及び箔材シート10は、保持ローラ81、82間のニップ部を通過する。ここで、箔材シート10は、箔材巻き取り装置7に向けて搬送されている。このため、箔材シート10は、ニップ部を通過した後も、保持ローラ81の外面に接触したまま、第2搬送経路P2に沿って搬送される。一方、基材シート20も、箔材シート10に追従して、保持ローラ81の外面に沿って移動しようとする。しかし、基材シート20が有する剛性のため、箔材シート10は、曲率を有する保持ローラ81の外面に沿って、円弧状に変形することができない。このため、基材シート20は、ニップ部を通過すると、箔材シート10から剥離される。
排紙装置9は、箔転写された基材シート20を収容する。排紙装置9は、第2搬送経路P2において、分離装置8の下流側に配置されている。
(箔転写装置の作動)
次に、図2及び図3を用いて、箔転写装置1の作動を説明する。箔転写装置1は、塗布工程と、第1照射工程と、圧接工程と、第2照射工程と、を順に実施する。
図3に示すように、箔転写装置1では、箔材シート10が第1搬送経路P1に沿って搬送されると共に、基材シート20が第2搬送経路P2に沿って搬送される。そして、シート10、20が搬送経路P1、P2に沿って搬送される間に、箔転写に係る各工程が順に実行される。
給紙装置2から供給された基材シート20は、まず、塗布領域Eを通過する。塗布装置3は、塗布領域Eを通過している基材シート20に対して、塗布工程を実行する。塗布工程では、基材シート表面20a上の転写目標領域Tに接着剤30が塗布される。
塗布領域Eを通過した基材シート20は、次に、第1照射領域L1を通過する。第1照射装置16は、第1照射領域L1を通過している基材シート20に対して、第1照射工程を実行する。第1照射工程では、第1積算スペクトルの紫外線が、基材シート20上の接着剤30に、照射される。そして、基材シート20が圧接領域Cを通過するまでに、接着剤30は、不完全に硬化される。第1積算スペクトルについては、後述する。
第1照射領域L1を通過した基材シート20は、次に、圧接領域Cを通過する。また、箔材シート10も、圧接領域Cを通過する。そして、圧接領域Cで、基材シート20及び箔材シート10が、厚み方向で重ねられて合流する。
圧接装置5は、圧接領域Cで合流した、箔材シート10と基材シート20とに対して、圧接工程を実行する。圧接工程では、箔材シート10と基材シート20とが、不完全に硬化された接着剤30を介して、圧接領域Cで、圧接される。そして、箔材シート10及び基材シート20は、圧接装置5から分離装置8まで、一体となって第2搬送経路P2を搬送される。
箔材シート10及び基材シート20は、圧接領域Cの次に、第2照射領域L2を通過する。第2照射装置26は、第2照射領域L2を通過している基材シート20に対して、第2照射工程を実行する。第2照射工程では、第2積算スペクトルの紫外線が、基材シート20上の接着剤30に、照射される。そして、基材シート20が圧接領域Cを通過するまでに、接着剤30は、完全に硬化される。第2積算スペクトルについては、後述する。なお、紫外線は、箔材シート10を透過するので、基材シート20上の接着剤30に到達する。
分離装置8は、箔19のうち、転写目標領域Tにある転写箔19aを、本体18より剥離させる。一方、箔19のうち、転写目標領域T以外にある非転写箔19bは、本体18に残留する。このようにして、転写箔19aが転写された基材シート20が製造される。
転写箔19aが剥離された箔材シート10は、第1搬送経路P1に沿って箔巻き取り装置7に搬送される。一方、転写箔19aが転写された基材シート20は、第2搬送経路P2に沿って排紙装置9に搬送される。
(接着剤の硬化原理)
上述の第1積算スペクトル及び第2積算スペクトルの説明のために、まず、紫外線硬化型接着剤の硬化原理について、概略的に説明する。
UV接着剤には、硬化剤として、特定の波長の紫外線が照射されると光重合反応を起こすポリマーが、含まれている。ここで、特定の波長、すなわちポリマーが光重合反応を発生させる波長を、感応波長とする。紫外線の照射により、ポリマーに光重合反応が発生すると、UV接着剤を構成する樹脂が硬化する。
UV接着剤が有する、感応波長の大きさ及び感応波長の数は、UV接着剤の組成により異なっている。UV接着剤は、通常、複数の感応波長を有している。感応波長を1つだけ有する接着剤は単感応の接着剤であり、感応波長を複数有する接着剤は多感応の接着剤である。感応波長の紫外線が照射されると、UV接着剤は硬化する。多感応の接着剤は複数の感応波長を有しているが、1つの感応波長の紫外線を照射しただけでも、その接着剤を完全に硬化させることが可能である。ただし、全ての感応波長の紫外線を照射した方が、その接着剤を、より少ない光量で硬化させることができる。
基材シート20上に塗布された接着剤30は、一定の厚みと、一定の表面積と、を有する接着剤層を形成している。ここで、一定の表面積は、転写目標領域Tの面積に相当する。そして、形成された接着剤層を完全に硬化させるには、接着剤層の表面の全体に、感応波長の紫外線を、所定の積算光量だけ、照射する必要がある。
積算光量(J/m)は、単位面積に照射された紫外線のエネルギーの全量を指している。紫外線光源の放射強度が一定の場合、照射時間が長くなるにつれて、積算光量は増大する。また、積算光量は単位体積あたりのエネルギー量なので、照射対象である接着剤30の表面積の大きさに関係無く、積算光量は一定である。
特定の接着剤を完全硬化するのに必要な積算光量は、照射に用いる紫外線のスペクトルによって、変化する。ここで、紫外線光源の種類によって、波長毎の光強度の分布を示すスペクトルが変化する。つまり、スペクトル内で、感応波長を含む数や各感応波長の強度が、異なっている。したがって、同一の接着剤30を硬化するのに必要な積算光量が、光源の種類によって、変化することになる。ここで、同一の接着剤30は、同一の、組成及び形成された形状を、有している。
例えば、ハロゲンランプである上述のUVランプ61は、感応波長を含む紫外線の波長域(200nm〜400nm)も含んでいるが、それ以外の可視光の波長域(400nm〜)も含んでいる。一方、LEDは、LEDに特有の波長を中心に、比較的狭い範囲のみで強度が高くなるスペクトルを有している。例えば、紫外線光源用のLEDのスペクトルでは、ピーク波長が365nmであり、波長域が340nmから380nm程度である。そして、例えば、350nm付近に感応波長を有する接着剤を硬化させるのに必要な積算光量で、LEDからの積算光量とハロゲンランプからの積算光量とを比較する。そうすると、明らかに、ハロゲンランプからの積算光量の方がLEDからの積算光量よりも多くなる。ハロゲンランプの方が、可視光の波長域など、接着剤の硬化に寄与しない波長域を多く含んでいるためである。
以上を整理すると、接着剤の、組成及び形成された形状と、光源の種類と、が特定された上で、当該接着剤を完全硬化させるのに必要な積算光量が、特定される。ここで、接着剤の組成は、感応波長の、大きさ及び数に関連する。接着剤の形状は、照射を受ける面積に関連する。光源の種類は、紫外線のスペクトルに関連する。
上述したように、完全硬化に必要な積算光量は、光源のスペクトルによって変化する。そこで、本明細書では、積算光量に関連する要素として、積算スペクトルという要素を用いている。
(積算光量及び積算スペクトル)
図4、図5、及び図6を用いて、積算光量及び積算スペクトルを説明する。
図4には、UVランプ61から放射される紫外線の積算スペクトルの一部が示されている。積算スペクトルは、波長λ毎の積算光量成分AP(λ)(J/m)の分布である。図4において、X軸(横軸)は波長λの大きさを示しており、Y軸(縦軸)はエネルギー(積算光量成分AP(λ)(J/m))の大きさを示している。そして、積算スペクトルが、座標(X,Y)の点列データよりなるグラフとして、描かれている。
なお、積算光量成分AP(λ)を、波長λの波長域全体にわたって積分して得られる値が、積算光量A(J/m)である。波長域は、波長λの取りうる範囲であり、積算光量成分A1が0ではない範囲を指している。そして、積算光量A(J/m)は、UVランプ61から、一定の照射時間(s)の間に放射された紫外線のエネルギー全量に相当する。また、積算光量A(J/m)は、放射照度(W/m)と、照射時間(s)と、の積である。ここで、放射照度(W/m)は、UVランプ61から単位時間当たりに放射されるエネルギーに相当する。
図5、図6には、それぞれ、第1積算スペクトルの一部、第2積算スペクトルの一部、が示されている。第1積算スペクトルは、波長λ毎の積算光量成分AP1(λ)(J/m)の分布であり、第2積算スペクトルは、波長λ毎の積算光量成分AP2(λ)(J/m)の分布である。
図4の積算スペクトル、図5の第1積算スペクトル、及び図6の第2積算スペクトルは、同一のスペクトルパターンを有している。スペクトルパターンは、波長の変化に対する積算光量成分の変化の割合のパターンを意味する。積算光量成分が定数倍の関係にあるスペクトル同士は、同一のスペクトルパターンを有している。図4の積算スペクトルの積算光量成分を1/2にしたスペクトルが、図5の第1積算スペクトルや、図6の第2積算スペクトルである。本実施形態では、UVランプ61からの紫外線が、ハーフミラー63により均等に分配されるため、第1積算スペクトル及び第2積算スペクトルが同一である。AP1(λ)=AP2(λ)=(1/2)・AP(λ)である。
また、積算光量成分が定数倍の関係にあれば、積算光量自体も定数倍の関係にある。ここで、第1積算スペクトルの積算光量成分AP1(λ)を波長域全体で積分して得られる値が、第1積算光量A1である。同じく、第2積算スペクトルの積算光量成分AP2(λ)を波長域全体で積分して得られる値が、第2積算光量A2である。そして、A1、A2、及びAの間には、A1=A2=(1/2)・Aの関係がある。
積算光量A(J/m)は、放射照度(W/m)と照射時間(s)との積であるため、照射時間が長くなるにつれて、大きくなる。本実施形態では、基材シート20を搬送して第1照射領域L1や第2照射領域L2を通過させる構成を採用することで、接着剤30への照射時間を確保している。つまり、搬送される基材シート20上の接着剤30が、第1照射領域L1内や第2照射領域L2内に留まっている時間が、照射時間である。したがって、積算スペクトル、第1積算スペクトル、及び第2積算スペクトルは、照射システム6だけでなく、第1搬送システム110及び第2搬送システム120によって、決定される。
全体の積算光量A、第1積算光量A1、及び第2積算光量A2の間には、次の関係が設定されている。積算光量Aは、接着剤30を完全に硬化させるのに必要な必要積算光量Anよりも大きな量に、設定されている。また、第1積算光量A1は、必要積算光量Anよりも小さな値に、設定されている。また、上述したように、第1積算光量A1と第2積算光量A2とを合わせた量が、積算光量Aである。
このため、第1積算光量A1の照射により、接着剤30が不完全に硬化する。また、第2積算光量A2の照射により、接着剤30が完全に硬化する。
(箔転写装置の効果)
第1実施形態の箔転写装置1は、次のような作用、効果を発揮する。
第1実施形態の箔転写装置1は、塗布された接着剤30に対して、第1積算スペクトルの紫外線を照射し、その後に、シート10、20同士の圧接により押圧力を加え、その後に、第2積算スペクトルの紫外線を照射する。作用としては、基材シート20に塗布された接着剤30が、第1照射領域L1を通過することにより不完全に硬化されて、接着剤30の粘度が実質的に高くなる。不完全に硬化した状態の接着剤30は、押圧を受けても、基材シート表面20a上で広がりにくい。また、不完全に硬化した状態の接着剤30は、接着能力を有している。そして、不完全に硬化した状態の接着剤30が、圧接領域Cに到達する。効果としては、塗布された上記接着剤30が不完全に硬化された状態で、両シート10、20が圧接されるので、上記接着剤30が、接着能力を失うことなく、両シート10、20の圧接により外側に広がることを防止できる。したがって、液状の接着剤を用いて箔転写を行いながらも、実際に転写された転写箔19aの輪郭がボケるのを防止できる。
[第2実施形態の箔転写装置]
(箔転写装置の構成)
図7を用いて、第2実施形態の箔転写装置1の構成を説明する。第1実施形態と第2実施形態との相違点は、照射システム6の構成が一部相違する点である。他の構成については、第1実施形態及び第2実施形態で同一である。また、第2実施形態においても、A1<An & A1+A2=A & A>Anの関係が、満たされている。
第2実施形態の照射システム6は、光源としてのUVランプ61と、リフレクター62と、第1ミラー65と、第2ミラー64と、を備えている。第1実施形態と第2実施形態との構成上の相違点は、次の点である。第1実施形態の第1ハーフミラー63が、第2実施形態では、第1ミラー65に置換されている。また、第1実施形態の第1ハーフミラー63は、UVランプ61からの紫外線を全面的に受ける位置に配置されているが、第2実施形態の第1ミラー65は、UVランプ61からの紫外線を部分的に受ける位置に配置されている。
そして、UVランプ61から放射された紫外線は、リフレクター62により一方向に案内される。リフレクター62により案内された紫外線の一部は、直接に第2照射領域L2に到達する。また、リフレクター62により案内された紫外線の残りの部分は、第1ミラー65で反射され、更に第2ミラー64で反射されて、第1照射領域L1に至る。このようにして、第2実施形態においても、照射システム6が、紫外線の光源を共有する、第1照射装置16と、第2照射装置26とを、合わせて構成されている。
特に、第2実施形態では、第1照射領域L1に照射される第1積算光量A1が、完全硬化に必要な必要積算光量Anの半分以下である。つまり、第1積算光量A1が、第2積算光量A2よりも小さくなるように、設定されている。上記設定が、具体的には、次のようにして実現されている。
第2実施形態では、UVランプ61と第1ミラー65との位置関係を調整することで、UVランプ61からの全積算光量Aのうち、第1ミラー65で反射される第1積算光量A1が占める割合を、変化させることができる。このようにして、UVランプ61からの全積算光量Aを、第1積算光量A1と第2積算光量A2とに、所望の比で配分できる。
(箔転写装置の効果)
第2実施形態の箔転写装置1は、次のような効果を発揮する。
第2実施形態の箔転写装置1では、第1積算光量A1が、第2積算光量A2より小さく設定されている。特に、第1積算光量A1が必要積算光量Anの半分以下に設定されている。作用としては、基材シート20に塗布された接着剤30が、第1照射領域L1を通過することにより、半分以下の程度だけ硬化される。このため、接着剤30の接着能力が、硬化前の半分以上の程度で、残留している。効果としては、両シート10、20が圧接されたときに、塗布された接着剤30が半分以下の程度で硬化されているので、接着能力を損なうことなく、圧接による上記接着剤30の広がりを防止できる。
(変形例)
第1積算光量A1を、第2積算光量A2より小さくするために、次のような構成が考えられる。
(1)ハーフミラー63(図1)やミラー65(図2)に代えて、入射光を透過光と反射光とにN対1の比で分配するビームスプリッターを用いる。ここで、N>1である。
(2)光源(ハーフミラー63又はミラー65)と第1照射領域L1との間に、UV遮蔽板を設けて、第1照射領域の縦幅を狭くする。
(3)第1照射領域L1での基材シート20の搬送速度を、第2照射領域L2での基材シート20の搬送速度よりも、大きくする。
[第3実施形態の箔転写装置]
(箔転写装置の構成)
図8を用いて、第3実施形態の箔転写装置1の構成を説明する。第1実施形態及び第3実施形態の相違点は、第1照射装置16及び第2照射装置26の構成が相違する点である。他の構成については、第1実施形態及び第3実施形態で同一である。また、第3実施形態においても、A1<An & A1+A2=A & A>Anの関係が、満たされている。
第1実施形態の箔転写装置1は、光源を共有する、第1照射装置16及び第2照射装置26を備えている。第3実施形態の箔転写装置1は、個別の光源を有する、第1照射装置16及び第2照射装置26を備えている。つまり、紫外線の光源が共有されるか否か、が第1実施形態と第3実施形態との相違点である。
第3実施形態では、第1照射装置16は第1UVランプ61A及びリフレクター62Aを備え、第2照射装置26は第2UVランプ61B及びリフレクター62Bを備えている。第1UVランプ61A及び第2UVランプ61Bは、共に、上述のUVランプ61と同一の種類の放電ランプである。第1UVランプ61Aから放射された紫外線は、第1照射領域L1に放射される。第2UVランプ61Bから放射された紫外線は、第2照射領域L2に放射される。
そして、第1照射領域L1を通過する接着剤30への第1積算光量A1が、第2照射領域L2を通過する接着剤30への第2積算光量A2よりも小さくなるように、第1照射装置16及び第2照射装置26は設定されている。本実施例では、具体的には、第1UVランプ61Aに供給する電力量を、第2UVランプ61Bに供給する電力量より小さくすることで、第1積算光量A1よりも第2積算光量A2を小さくしている。
(箔転写装置の効果)
第3実施形態の箔転写装置1は、次のような効果を発揮する。
第3実施形態の箔転写装置1では、第1照射領域L1及び第2照射領域L2のそれぞれに対応する、第1照射装置16、第2照射装置26が設けられている。効果としては、第1照射領域L1への第1積算光量A1と、第2照射領域L2への第2積算光量A2とを、容易に独立して設定できる。
[第4実施形態の箔転写装置]
(箔転写装置の構成)
図9を用いて、第4実施形態の箔転写装置1の構成を説明する。第3実施形態及び第4実施形態の相違点は、第1照射装置16及び第2照射装置26の光源の種類が相違する点である。他の構成については、第3実施形態及び第4実施形態で同一である。また、第4実施形態においても、A1<An & A1+A2=A & A>Anの関係が、満たされている。
第4実施形態の第1照射装置16では、紫外線の光源として、第1UVランプ61Aに代えて、第1LED17Aが備えられている。第4実施形態の第2照射装置26では、紫外線の光源として、第2UVランプ61Bに代えて、第2LED17Bが備えられている。
第1LED17A及び第2LED17Bは、共に、紫外線を放射する発光ダイオード(LED)である。発光ダイオードのスペクトルは、単一波長に強度のピークを有している。第1LED17A及び第2LED17Bは、一方向に紫外線を照射するように、構成されている。第1LED17A及び第2LED17Bは、それぞれ、第1照射領域L1、第2照射領域L2、のある水平面に対して垂直に、紫外線が照射されるように、配置されている。
第1照射装置16には、第1LED17Aが横幅方向に沿って、多数設けられている。同様に、第2照射装置26には、第2LED17Bが横幅方向に沿って、多数設けられている。そして、第1照射装置16に備える全ての第1LED17Aにより、第1照射領域L1の全域に紫外線が照射されるようになっている。同様に、第2照射装置26に備える全ての第2LED17Bにより、第2照射領域L2の全域に紫外線が照射されるようになっている。ここで、1つの発光ダイオードが照射する範囲は、照射範囲Lrである。第1照射領域L1及び第2照射領域L2は、それぞれ、照射範囲Lrを横幅方向に連ねて形成された長手領域である。
第1LED17A及び第2LED17Bの種類は、異なっている。このため、第1LED17Aのスペクトルパターンと、第2LED17Bのスペクトルパターンとは、相違する。
図10には、第1LED17Aの第1積算スペクトルと、第2LED17Bの第2積算スペクトルと、が示されている。第1積算スペクトルに含まれる波長域は、第2積算スペクトルの含まれる波長域よりも、長波長側に設定されている。そして、波長が短くなるにつれて、紫外線の光子1つあたりのエネルギーが大きくなる。
(箔転写装置の効果)
第4実施形態の箔転写装置1は、次のような作用、効果を発揮する。
第4実施形態の箔転写装置1では、第1積算スペクトルに含まれる波長域が、第2積算スペクトルの含まれる波長域よりも、長波長側に設定されている。作用としては、第2積算スペクトルの紫外線の方が、第1積算スペクトルの紫外線よりも、波長が短いため、光子1つあたりのエネルギーが大きくなる。そして、光子1つあたりのエネルギーが小さな第1積算スペクトルの紫外線は、塗布された接着剤30をしっかりと硬化させることはない。一方、光子1つあたりのエネルギーが大きな第2積算スペクトルの紫外線は、塗布された接着剤30をしっかりと硬化させる。効果としては、光子1つあたりのエネルギーが小さい長波長側の第1積算スペクトルの紫外線が、塗布された接着剤30を完全硬化させることはないが、光子1つあたりのエネルギーが大きな短波長側の第2積算スペクトルの紫外線が、塗布された接着剤30を完全硬化させることができる。
[第5実施形態の箔転写装置]
(箔転写装置の構成)
図11、図12を用いて、第5実施形態の箔転写装置1の構成を説明する。第3実施形態及び第5実施形態の相違点は、第1照射装置16の構成が相違する点である。他の構成については、第3実施形態と第5実施形態とで同一である。また、第5実施形態においても、A1<An & A1+A2=A & A>Anの関係が、満たされている。
第5実施形態の第1照射装置16は、LED17と、キャリッジ67と、キャリッジ67の移動装置90と、第1制御装置80と、を備えている。移動装置90は、主軸91と、副軸92と、ベルト93と、モータ94と、で構成される。
LED17も、第1LED17A及び第2LED17Bと同様に、紫外線を放射する発光ダイオード(LED)である。LED17による第1積算スペクトルの波長域が、接着剤の感応波長を1つのみ含むように、設定されている。なお、LED17の波長域は、比較的狭いので、複数の感応領域を含むことは、通常できない。
第2照射装置26の光源は、第2UVランプ61Bである。第2UVランプ61Bによる第2積算スペクトルの波長域が、接着剤の感応波長を複数含むように、設定されている。
キャリッジ67は、LED17を支持している。
1つのLED17を利用して、第1照射領域L1の全域にUVを照射するため、LED17を、第2搬送経路P2の横幅方向に移動させる移動装置90が、設けられている。
図12を用いて、移動装置90を説明する。主軸91及び副軸92は、横幅方向に平行に配置されている。主軸91及び副軸92により、キャリッジ67が横幅方向に移動自在となるように、支持されている。無端状のベルト93が横幅方向に配置されている。ベルト93はキャリッジ67に固定されている。ベルト93は、駆動プーリー95及び従動プーリー96を巻くように配置されている。駆動プーリー95は、モータ94のモータ軸に固定されている。ベルト93と、プーリ95及び96とは、互いに噛み合うための歯を有している。なお、主軸91、副軸92、モータ94、及び従動プーリー96は、箔転写装置1の本体フレームに支持されて静止している。そして、主軸91、副軸92等に対して、キャリッジ67が移動する。
第1制御装置80は、移動装置90を制御することにより、キャリッジ67を横幅方向で往復運動させる。このようにして、LED17の照射範囲Lrが横幅方向に移動する。そして、照射範囲Lrが横幅方向に移動可能な範囲が、第5実施形態における第1照射領域L1である。
ここで、キャリッジ67の横幅方向の移動速度は、第2搬送装置120による搬送速度に比べて十分大きい。より詳しくは、キャリッジ67が一往復する間には、基材シート20が、照射範囲Lrの縦幅を超えない距離を搬送されるのみである。このようにして、第1照射領域Lの全域に、つまり基材シート表面20a上に隙間無く、紫外線を照射することが可能である。
(箔転写装置の効果)
第5実施形態の箔転写装置1は、次のような効果を発揮する。
第5実施形態の箔転写装置1では、第1積算スペクトルを発生させる光源はLED17であり、第2積算スペクトルを発生させる光源は放電ランプ(第2UVランプ61B)である。効果としては、LEDの波長域には、接着剤の硬化に係る感応波長が1つ程度しか含むことができないが、放電ランプの波長域には、接着剤の硬化に係る感応波長を複数含めることができる。このため、塗布された接着剤30を、第1積算スペクトルの紫外線により不完全に硬化させながら、第2積算スペクトルの紫外線により完全に硬化させることが、確実にできる。
また、第5実施形態の箔転写装置1では、LED17を支持するキャリッジ67が、横幅方向に移動するように構成されている。効果としては、単一のLEDによる照射範囲を実質的に横幅方向に広げることができ、箔材シート及び基材シートの横幅の大小に対応できる。
[第6実施形態の箔転写装置]
(箔転写装置の構成)
図13を用いて、第6実施形態の箔転写装置1の構成を説明する。第5実施形態及び第6実施形態の相違点は、第1照射装置16の構成が相違する点である。他の構成については、第5実施形態と第6実施形態とで同一である。また、第6実施形態においても、A1<An & A1+A2=A & A>Anの関係が、満たされている。
第6実施形態の第1照射装置16は、第5実施形態の第1照射装置16の構成に加えて、レンズ66を更に備えている。
レンズ66は、LED17から第1照射領域L1に至る光経路上に配置されている。LED17からの放射光はレンズ66で集光され、集光後の光束が照射範囲Lrr内へと照射される。照射範囲Lrrは、レンズ66により集光された範囲なので、レンズ66のない第5実施形態の照射範囲Lrよりも狭められた領域である。そして、第6実施形態の第1照射領域L1が、照射範囲Lrrの横幅方向に移動可能な範囲として形成されている。
第6実施形態の第1制御装置80は、接着剤30が塗布された基材シート表面20a上の転写目標領域Tの輪郭部に対してのみ、紫外線が照射されるように、キャリッジ67の位置及びLED17の発光の有無を制御する。ここで、転写目標領域Tの輪郭部の位置情報は、塗布装置3より得ている。塗布装置3は、転写目標領域Tの全面に接着剤を塗布する装置であるので、転写目標領域Tの位置情報も取得している。
(箔転写装置の効果)
第6実施形態の箔転写装置1は、次のような効果を発揮する。
第6実施形態の箔転写装置1では、第1照射装置16が、キャリッジ67に、LED17から放射される光を集光するレンズ66を備えている。加えて、第1制御装置80が、転写目標領域Tの輪郭部に対してのみ、紫外線が照射されるように、キャリッジ67の位置及びLED17の発光の有無を制御する。効果としては、輪郭部のみに的確に紫外線を照射することができる。輪郭部が硬化すれば、輪郭線内部の接着剤が外側に広がることを防止できるので、積算光量を増大させること無く、効果的に塗布された上記接着剤30の広がりを防止できる。
箔材シートの構成を示す長手方向の断面図である。 塗布工程後かつ圧接工程前における基材シート及び箔材シートを示す斜視図である。 箔転写装置の断面模式図である(第1実施形態)。 積算スペクトルを示す図である(第1実施形態)。 第1積算スペクトルを示す図である(第1実施形態)。 第2積算スペクトルを示す図である(第1実施形態)。 箔転写装置の断面模式図である(第2実施形態)。 箔転写装置の断面模式図である(第3実施形態)。 箔転写装置の断面模式図である(第4実施形態)。 第1積算スペクトル及び第2積算スペクトルを示す図である(第4実施形態)。 箔転写装置の断面模式図である(第5実施形態)。 第1照射装置を示す斜視図である(第5実施形態)。 箔転写装置の断面模式図である(第6実施形態)。
符号の説明
1 箔転写装置
3 塗布装置
5 圧接装置
10 箔材シート
10a 箔材シート裏面
16 第1照射装置
17 LED
19 箔
20 基材シート
20a 基材シート表面
26 第2照射装置
61B 第2UVランプ
66 レンズ
67 キャリッジ
80 第1制御装置
90 駆動装置
T 転写目標領域

Claims (11)

  1. 箔材シート裏面側の箔を、紫外線硬化型接着剤を用いて、基材シート表面に転写させる、箔転写方法において、
    箔材シート裏面側の箔又は基材シート表面に、上記接着剤を塗布する、塗布工程と、
    塗布工程の後に、塗布された上記接着剤に、該接着剤を不完全に硬化させる第1積算スペクトルの紫外線を照射する、第1照射工程と、
    第1照射工程の後に、箔材シートと基材シートとを、塗布された上記接着剤を介在させて、圧接する、圧接工程と、
    圧接工程の後に、塗布された上記接着剤に、第1積算スペクトルの紫外線と合わせて、該接着剤を完全に硬化させる第2積算スペクトルの紫外線を照射する、第2照射工程と、
    を備えており、
    第1積算スペクトルは、波長λ毎の積算光量成分AP1(λ)(J/m)の分布であり、
    第2積算スペクトルは、波長λ毎の積算光量成分AP2(λ)(J/m)の分布である、
    ことを特徴とする箔転写方法。
  2. 第1積算スペクトル及び第2積算スペクトルは、同一のスペクトルパターンを有しており、
    第1積算スペクトルの波長域全体における第1積算光量A1が、上記接着剤を完全硬化させるのに要する必要積算光量の半分以下に、設定されている、
    請求項1に記載の箔転写方法。
  3. 第1積算スペクトルに含まれる波長域が、第2積算スペクトルに含まれる波長域よりも、長波長側に設定されている、
    請求項1に記載の箔転写方法。
  4. 第1照射工程では、LEDにより、第1積算スペクトルを発生させており、
    第1積算スペクトルの波長域が、接着剤の感応波長を1つのみ含むように、設定されており、
    第2照射工程では、放電ランプにより、第2積算スペクトルを発生させており、
    第2積算スペクトルの波長域が、接着剤の感応波長を複数含むように、設定されている、
    請求項1に記載の箔転写方法。
  5. 第1照射工程では、塗布工程で上記接着剤が塗布された領域の輪郭部に対してのみ、LEDからの放射光がレンズにより集光された紫外線を照射する、
    請求項1に記載の箔転写方法。
  6. 箔材シート及び基材シートをそれぞれ搬送しながら、箔材シート裏面側の箔を、紫外線硬化型接着剤を用いて、基材シート表面に転写させる、箔転写装置において、
    箔材シート裏面側の箔又は基材シート表面に、上記接着剤を塗布する、塗布装置と、
    圧接領域で、箔材シートと基材シートとを、塗布された上記接着剤を介在させて、圧接する、圧接装置と、
    第1照射領域で、塗布された上記接着剤に、第1積算スペクトルの紫外線を照射する、第1照射装置と、
    第2照射領域で、塗布された上記接着剤に、第2積算スペクトルの紫外線を照射する、第2照射装置と、
    上記接着剤が塗布された、箔材シート又は基材シートが搬送される搬送方向に沿って、第1照射領域、圧接領域、及び第2照射領域が順に配置されるように、圧接装置、第1照射装置、及び第2照射装置が、設けられており、
    第1積算スペクトルは、波長λ毎の積算光量成分AP1(λ)(J/m)の分布であり、
    第2積算スペクトルは、波長λ毎の積算光量成分AP2(λ)(J/m)の分布である、
    ことを特徴とする箔転写装置。
  7. 第1積算スペクトル及び第2積算スペクトルは、同一のスペクトルパターンを有しており、
    第1積算スペクトルの波長域全体における積算光量A1が、第2積算スペクトルの波長域全体における積算光量A2よりも、小さく設定されている、
    請求項6に記載の箔転写装置。
  8. 第1積算スペクトルに含まれる波長域が、第2積算スペクトルに含まれる波長域よりも、長波長側に設定されている、
    請求項6に記載の箔転写装置。
  9. 第1照射装置が、第1積算スペクトルを発生させる光源として、LEDを備えており、
    第2照射装置が、第2積算スペクトルを発生させる光源として、放電ランプを備えている、
    請求項6に記載の箔転写装置。
  10. 第1照射装置が、LEDを支持するキャリッジと、キャリッジを上記搬送経路の横幅方向に移動させる駆動装置と、駆動装置を制御する第1制御装置と、を備えている、
    請求項9に記載の箔転写装置。
  11. 第1照射装置が、キャリッジに、LEDから放射される光を集光するレンズを備えており、
    第1制御装置が、塗布装置により上記接着剤が塗布された、箔材シート裏面上又は基材シート表面上、の転写目標領域の輪郭部に対してのみ、紫外線が照射されるように、キャリッジの位置及びLEDの発光の有無を制御する、
    請求項10に記載の箔転写装置。
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