JP2009288562A - 駆動制御回路、電子機器及び駆動制御回路の駆動方法 - Google Patents

駆動制御回路、電子機器及び駆動制御回路の駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】誤動作を回避する。
【解決手段】シフト回路21−1(k=1)には、電源電力が投入されてから、予め設定された初期安定用動作時間経過後に、入力信号INとしてクロック信号ck1,ck2が供給され、スタート信号start1が供給される。電源電力が投入されてから、初期安定用動作時間経過後にスタート信号start1及びクロック信号ck1,ck2が供給されれば、シフト回路51のノードA,Bの電位Va,Vbが安定し、誤動作は回避される。
【選択図】図3

Description

本発明は、駆動制御回路、電子機器及び駆動制御回路の駆動方法に関するものである。
従来、電子機器であるLCD(Liquid Crystal Display)の駆動回路としてシフトレジスタ回路が適用されている(例えば、特許文献1参照)。LCDには、各画素にスイッチング素子としての画素トランジスタを有するアクティブ駆動型のLCDがある。
具体的には、アクティブ駆動型LCDは、行毎に配列された各画素をスイッチする画素回路を選択するゲートドライバを備え、このゲートドライバには、通常、シフトレジスタ回路が用いられる。
このシフトレジスタ回路は、例えば、各段に図8に示すように構成されたシフト回路51を有し、複数のシフト回路が直列接続されることによって構成される。
このシフト回路51は、トランジスタT51〜T59によって構成される。
ここで、LCDを起動するために電源からの電力が投入されると、各シフト回路51には、正の電源電圧Vddと負の電源電圧Vssとが印加開始されるとともに、クロック信号ckが供給される。
その後、一段目のシフト回路51では、スタート信号として外部から入力信号INがトランジスタT51、T53の各ゲートに入力される。
シフト回路51では、その他の信号の干渉がなければ、図9(a),(b)に示すように、印加された電圧Vddは徐々に上昇し、電圧Vssは徐々に低下する。
また、ノードA,Bのそれぞれの電位Va,Vbは、シフト回路51内のトランジスタT51〜T59の容量のため、電圧Vdd、電圧Vssと比べてLo(ロー)レベル、Hi(ハイ)レベルとなるタイミングが遅い。
動作を開始すると、初段のシフト回路51は、次のクロック信号ckの立ち上がり時にHiレベルの出力信号OUTを出力し、2段目以降のシフト回路51は、順次、シフトしたHi(ハイ)レベルの出力信号OUTを出力する。
ゲートドライバは、各シフト回路51の出力信号OUTを、行毎に画素回路を選択する行選択信号として出力する。
特開2005−108368号公報
しかし、実際には、ハイインピーダンスな状態の図8に示すノードAは、電位が安定するまで、トランジスタT57の寄生容量によって、トランジスタT57に入力されるクロック信号ckとの間でクロストークの影響を強く受け、図11(d)に示すように、ノードAの電位Vaが振られて誤動作を招くおそれがある。また、図11(e)に示すように、ノードAの電位Vaでの変調によってトランジスタT56のオンオフが不安定になり、ノードBの電位Vbが変動してしまう。
このような現象が起こるのは、図10に示すように、このノードAとクロックラインLckとが、各シフト回路51のトランジスタT57のドレイン−ゲート間の破線で示す寄生容量Cx1により容量結合しているためである。
また、TFT−LCDでは、出力信号OUTが出力されるゲートラインとLCDの画素トランジスタへ出力されるデータ信号が印加されるデータラインと重なる位置、LCDの電極と重なる位置に、図10に示すような寄生容量Cx2,Cx3が等価的に存在し、トランジスタT57のゲート−ソース間にも寄生容量Cx4が存在し、トランジスタT58のゲート−ドレイン間にも寄生容量Cx5が存在する。
ノードA,Bと、表示信号が出力されるデータライン及びコモン信号を出力する各画素の対向電極のそれぞれとの間は、これらの寄生容量Cx2〜Cx5により容量結合されている。
したがって、起動時に電源の立ち上がりに同期して表示信号及びコモン信号が出力されるため、ノードA,Bは、起動時から表示信号の信号電圧Vsig及びコモン信号のコモン電圧Vcomの干渉を受ける。
つまり、図12(a),(b)に示すように、電源電圧Vdd、Vssを印加開始直後、ノードA,Bの電位Va,Vbが安定する前に、信号電圧Vsig、コモン電圧Vcomが印加されると、図12(e),(f)に示すように、ノードA,Bの電位Va,Vbが不安定になる。
場合によっては、シフト回路51の出力のときにトランジスタT57、T58のオン、オフが、所望とは逆に入れ替わった状態になってしまうため、図13に示すように、各段のシフト回路51の出力信号(図中OUT(1)〜(4))が正常に出力されなくなってしまうことがある。このような問題は、トランジスタT51〜T59が、移動度の低いアモルファスシリコントランジスタである場合顕著になる。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、誤動作を回避することが可能な駆動制御回路、電子機器及び駆動制御回路の駆動方法を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る駆動制御回路は、
電源電圧、スタート信号及びクロック信号が供給されることによって出力信号を出力するシフトレジスタに、前記電源電圧が印加開始されてから初期安定用動作時間経過後に、前記スタート信号又は前記クロック信号の供給を開始する制御部を備えたことを特徴とする。
前記電源電圧によって前記シフトレジスタの内部のトランジスタに接続されたノードの電位が安定する前記初期安定用動作時間が経過した後、前記制御部は前記スタート信号及び前記クロック信号を前記シフトレジスタに供給開始するようにしてもよい。
前記初期安定用動作時間は、前記電源電圧が印加開始されたときから1ミリ秒以上が経過したときであることが好ましい。
前記制御部は、前記初期安定用動作時間が経過した後、前記シフトレジスタの出力信号の出力開始に同期してデータドライバが表示信号を出力開始するように、前記データドライバに前記データドライバ用スタート信号及び表示データ信号を出力するようにしてもよい。
前記制御部は、前記初期安定用動作時間が経過した後、前記クロック信号を前記シフトレジスタに供給を開始し、1フレーム期間分以上の前記クロック信号を前記シフトレジスタに供給してから、次の1フレーム期間の前記シフトレジスタの出力信号の出力開始に同期してデータドライバが表示信号を出力開始するように、前記データドライバに前記データドライバ用スタート信号及び表示データ信号を出力するようにしてもよい。
本発明の第2の観点に係る電子機器は、
表示素子を備えて行列配置された複数の画素回路と、
第1のスタート信号が供給されて行を選択する行選択信号を生成して順次、前記複数の画素回路に出力し、前記複数の画素回路を行毎に選択する行選択ドライバと、
前記行選択ドライバに電源電圧が印加開始されてから初期安定用動作時間が経過してから、前記第1のスタート信号を前記行選択ドライバに供給して動作を開始させる制御部と、を備えた、
ことを特徴とする。
表示データ信号に基づく表示信号を、第2のスタート信号が供給されることによって、前記行選択ドライバが選択した行の複数の画素回路に供給開始する信号供給ドライバを備え、
前記制御部は、前記初期安定用動作時間が経過してから、前記第2のスタート信号を前記列選択ドライバに供給して動作を開始させるようにしてもよい。
表示データ信号に基づく表示信号を、第2のスタート信号が供給されることによって、前記行選択ドライバが選択した行の複数の画素回路に供給開始する信号供給ドライバを備え、
前記行選択ドライバは、入力されたクロック信号を出力信号として出力し、
前記制御部は、1フレーム期間分以上の前記クロック信号を前記行選択ドライバに供給してから、次の1フレーム期間の前記行選択ドライバの出力信号の出力開始に同期して前記信号供給ドライバが表示信号を出力開始するように、前記信号供給ドライバに前記第2のスタート信号及び表示データ信号を出力するようにしてもよい。
本発明の第3の観点に係る駆動制御回路の駆動方法は、
前記シフトレジスタに前記電源電圧が印加開始されてから初期安定用動作時間経過後に、前記スタート信号を前記シフトレジスタに供給する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、誤動作を回避することができる。
以下、本発明の実施形態に係る表示駆動装置を図面を参照して説明する。尚、実施形態1,2では、表示駆動装置をアクティブマトリックスの液晶表示装置として説明する。
(実施形態1)
実施形態1に係る液晶表示装置1の構成を図1に示す。
実施形態1に係る液晶表示装置1は、画素回路11_ij(i=1〜m、j=1〜n、m,nは、それぞれ、自然数)と、ゲートドライバ12と、データドライバ13と、コントローラ14と、によって構成される。
画素回路11_ijは、画像の各画素に対応するものであり、行列配置される。この画素回路11_ijは、トランジスタT1と液晶容量C1と、によって構成される。
液晶容量C1は、液晶によって形成されたものである。液晶は、液晶分子が配列されることによって構成された表示素子であり、画素電極と対向電極との間に充填、保持される。画素電極は、供給された表示データ信号に基づく信号電圧Vsigが印加される電極であり、画素毎に設けられる。
また、対向電極は、コモン信号のコモン電圧Vcomが印加される全画素に対応した共通電極であり、複数の画素全域にわたって設けられる。このコモン電圧Vcomは、各画素回路11_ijの液晶に印加される基準電圧であり、極性をフレーム反転した電圧である。
液晶分子は、対向電極に印加されたコモン電圧Vcomと、画素電極に印加された信号電圧Vsigと、の電位差に基づいて配向方向を変える。
トランジスタT1は、液晶容量に電圧を印加するためのトランジスタであり、nチャンネル型のFET(Field Effect Transistor;電界効果トランジスタ)によって構成されたポリシリコンまたはアモルファスシリコン薄膜トランジスタ(TFT;Thin Film Transistor)である。
画素回路11_ijの各トランジスタT1のソースは液晶容量の画素電極に接続される。画素回路11_1j,・・・,11_mjのトランジスタT1のドレインは、それぞれ、データラインLdjに接続される。
画素回路11_i1,・・・,11_inの各トランジスタT1のゲートは、それぞれ、ゲートラインLg1,・・・,Lgnに接続される。そして、それぞれ、ゲートラインLg1,・・・,LgnにHiレベルの信号が出力されると、画素回路11_i1,・・・,11_inの各トランジスタT1はオンする。
ゲートドライバ12は、コントローラ14から供給されたスタート信号Start1、クロック信号ck1,ck2に従って、行を選択するために生成した出力信号OUT(1)〜(n)を順次、画素回路11_ijに出力して、画素回路11_ijを行毎に選択するためのドライバである。
スタート信号Start1は、ゲートドライバ12の動作を開始させるための信号であり、クロック信号ck1,ck2は、互いに位相が180°異なる信号である。
このゲートドライバ12は、図2に示すようなシフトレジスタによって構成される。このシフトレジスタは、コントローラ14から供給されたスタート信号Start1によって動作を開始し、出力信号を出力するとともに順次転送させるものである。
シフトレジスタは、複数のシフト回路21−1〜21−n(n;偶数)を備え、シフト回路21−1〜21−nが直列に接続されることにより構成される。
シフト回路21−1〜21−nは、入力信号IN(スタート信号Start1を含む)とクロック信号ck1,ck2とが供給され、供給された入力信号INをクロック信号ck1,ck2に従ってシフトし、シフトした信号を出力信号OUTとして出力するものである。
シフト回路21_k(又は21_(k+1))(k;奇数、k=1、3、5、……、n−1)は、入力端子Pinと、出力端子Poutと、リセット端子Prstと、クロック端子Pckと、電圧端子P(+)と、電圧端子P(-)と、を有している。
以下、シフト回路21_kの回路構成を中心に説明するが、シフト回路21_(k+1)においてもクロック信号ck2が入力される以外は概ね同様である。
入力端子Pinは、入力信号IN(k)が供給される端子である。シフト回路21_1の入力端子Pinには、入力信号IN(1)として、コントローラ14からスタート信号Start1が供給される。
出力端子Poutは、出力信号OUT(k)を出力する端子であり、ゲートラインLgkに接続されている。シフト回路21_2〜21_nの入力端子Pinは、それぞれ、シフト回路21_1〜21_(n−1)の出力端子Poutに接続される。
ゲートドライバ12は、シフト回路21_1〜21_nの出力信号OUT(1)〜OUT(n)を、それぞれ、ゲートラインLg1〜Lgnに出力する。
リセット端子Prstは、リセット信号RST(k)が供給される端子である。シフト回路21_1〜21_(n−1)のリセット端子Prstは、それぞれ、シフト回路21_2〜21_nの出力端子Poutに接続され、出力信号OUT(2)〜OUT(n)がリセット信号RST(1)〜RST(n−1)として供給される。また、シフト回路21_nには、リセット信号RST(n)が供給される。
クロック端子Pckは、クロック信号ck1又はck2が供給される端子であり、奇数段であるシフト回路21_kのクロック端子Pckには、コントローラ14から、クロック信号ck1が供給される。また、偶数段であるシフト回路21_(k+1)のクロック端子Pckには、コントローラ14から、クロック信号ck2が供給される。
電圧端子P(+)は、正の電源電圧Vddが印加される端子であり、電圧端子P(-)は、負の電源電圧Vssが印加される端子である。
このシフト回路21_kは、図3に示すように、トランジスタT11〜T19によって構成される。トランジスタT11〜T19は、nチャンネル型のFETによって構成されたものである。このトランジスタT11〜T19は、単結晶シリコントランジスタでもよく、また画素回路11_ijと一体に構成されるためにポリシリコンTFTやアモルファスシリコンTFT(a−TFT)によって構成されてもよい。
トランジスタT11は、入力端子Pinに供給された入力信号IN(k)の信号レベルに従って、ノードAの電位Vaをコントロールするためのトランジスタである。このトランジスタT11のゲートは、入力端子Pinに接続され、ドレインは、電圧Vddの電圧源に接続され、ソースは、ノードAに接続される。
トランジスタT12は、リセット端子Prstに供給されたリセット信号RST(k)の信号レベルに従って、ノードAの電位Vaをコントロールするためのトランジスタである。
このトランジスタT12のゲートは、リセット端子Prstに接続され、ドレインは、トランジスタT11のソースとノードAとに接続され、ソースは、電圧端子P(-)に接続される。
トランジスタT13は、入力端子Pinに供給された入力信号IN(k)に従って、ノードBの電位Vbをコントロールするためのトランジスタである。このトランジスタT13のゲートは、入力端子Pinに接続され、ドレインは、ノードBに接続され、ソースは、電圧端子P(-)に接続される。
トランジスタT14は、ノードBの電位Vbに従って、ノードAの電位Vaをコントロールするためのトランジスタである。このトランジスタT14のゲートは、ノードBに接続され、ドレインは、ノードAに接続され、ソースは、電圧端子P(-)に接続される。
トランジスタT15は、ダイオード接続されて電流をコントロールするためのトランジスタであり、そのドレインとゲートとは、電圧端子P(+)に接続され、ソースはノードBに接続される。
トランジスタT16は、ノードAの電位Vaに従って、ノードBの電位Vbをコントロールするためのトランジスタである。このトランジスタT16のゲートは、ノードAに接続され、ドレインは、ノードBに接続され、ソースは電圧端子P(-)に接続される。
トランジスタT17は、ノードAの電位Vaに従ってオン、オフされ、オン時にクロック信号ck1を出力信号OUT(k)として出力するためのトランジスタである。
トランジスタT18は、ノードBの電位Vbに従ってオン、オフされ、オン時に電圧Vssを出力信号OUT(k)として出力するためのトランジスタである。
ノードAの電位Va、ノードBの電位Vbは相補的にハイ(オンレベル)、ロー(オフレベル)にスイッチされ、一方がハイであれば、他方がローとなる。
このトランジスタT17のゲートは、ノードAに接続され、ドレインは、クロック端子Pckに接続され、ソースは出力端子Poutに接続される。トランジスタT18のゲートは、ノードBに接続され、ドレインは、トランジスタT17のソースと出力端子Poutとに接続され、ソースは、電圧端子P(-)に接続される。
トランジスタT19は、Hiレベルのリセット信号RSTが供給されたときにノードBの電位Vbをすぐに立ち上げて、誤動作を回避するためのトランジスタである。このトランジスタT19のゲートは、リセット端子Prstに接続され、ドレインは、電圧端子P(+)に接続され、ソースはノードBに接続される。
図1に戻り、データドライバ13は、画像データが供給され、供給された画像データに基づく表示信号の信号電圧Vsigを、それぞれ、データラインLd1〜Ldmを介して、さらに、ゲートドライバ12が選択した行の画素回路11_ijの各トランジスタT1を介して、画素電極に印加(供給)するドライバである。
データドライバ13は、コントローラ14から、スタート信号start2及び表示データ信号Dataが供給されて、表示データ信号Dataから各画素に対応して抽出され、階調を設定する信号電圧Vsigを、データラインLdjを介して画素回路11_ijの画素電極に印加する。
コントローラ14は、ゲートドライバ12、データドライバ13を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory),RAM(Random Access Memory)、等を備える(いずれも図示せず)。
コントローラ14は、動作を開始させるスタート信号Start1と、クロック信号ck1,ck2と、をゲートドライバ12の初段のシフト回路21_1に供給することにより、ゲートドライバ12に動作を開始させる。
コントローラ14は、誤動作を回避するため、起動時に電源から電力が投入され、シフト回路21−1〜21−nに正の電源電圧Vdd、負の電源電圧Vssが印加されても、スタート信号Start1とクロック信号ck1,ck2とを出力せずに、シフト回路21−1の入力端子Pin及びシフト回路21−1〜21−nのクロック端子PckがLoレベルとなるように制御する。
そして、コントローラ14は、予め設定された初期安定用動作時間経過後に、Hiレベルのスタート信号Start1を出力し、クロック信号ck1,ck2とをゲートドライバ12に供給する。
この予め設定された初期安定用動作時間は、図3に示すシフト回路21−1〜21−nの内部インピーダンスとして、ノードA,Bのインピーダンスが十分に低下して誤動作が回避される初期安定用動作時間、つまり、各シフト回路21−1〜21−nのノードAの電位VaがLoレベルに達し、各シフト回路21−1〜21−nのノードBの電位VbがHiレベルに達するまでの時間、例えば、1ms(ミリ秒)程度に設定される。
ここで、入力信号INが入力されるタイミングは各シフト回路21−1〜21−n毎に異なり、シフト回路21−1が最も早く入力されるので、シフト回路21−1からの出力信号OUT(1)がシフト回路21−2に入力される前に、シフト回路21−2のノードAの電位VaがLoレベルに達し、ノードBの電位VbがHiレベルに達していれば、シフト回路21−1のノードAの電位VaがLoレベルに達し、シフト回路21−1のノードBがHiレベルに達するまでの時間でもよい。
ただし、実質的に各シフト回路21−1〜21−nの回路構成及び入力される信号レベルが同じであるので、シフト回路21−1〜21−nのノードAの電位VaがLoレベルに達するまでの時間は互いに等しく、シフト回路21−1のノードBがHiレベルに達するまでの時間は互いに等しい。
また、コントローラ14は、初期安定用動作時間後、データドライバ13が表示信号の信号電圧Vsigを印加するためのスタート信号start2及び表示データ信号Dataを出力してデータドライバ13を動作させる。
次に実施形態1に係る液晶表示装置1の動作を説明する。
図4に示すように、時刻t10において、コントローラ14に電源電力が投入されるものとする。電源電力が投入されると、図3に示すシフト回路21−kの電圧端子P(+),P(-)に、それぞれ、正の電源電圧Vdd、負の電源電圧Vssが印加される。時刻t10〜時刻t12が初期安定用動作時間となる。
時刻t10において、電源電力が投入されても、コントローラ14は、ゲートドライバ12へのHiレベルのスタート信号start1の供給を停止している。このため、シフト回路21−1のトランジスタT11は、オフしている。また、トランジスタT12も、リセット端子PrstにHiレベルのリセット信号RSTが供給されないため、オフしている。
時刻t10から初期安定用動作時間前の時刻t11において、電源電力の投入により、図4(a)に示すパルス波形のクロック信号ck1、図4(b)に示すパルス波形のクロック信号ck2は、出力されず、Loレベルになり、安定する。
図4(c)に示すように、Hiレベルのパルス波形のスタート信号start1も出力されず、時刻t11になるとLoレベルで安定する。
また、図4(d)に示す正の電源電圧Vdd,図4(e)に示す負の電源電圧Vssも、この時刻t11において、それぞれ、予め設定された電圧になり、安定する。
また、ノードBには、電圧端子P(+)に印加された電源電圧Vddにより、トランジスタT15を介して電流が流れてノードBの電位Vbは、図4(g)に示すように、徐々に上昇する。
ノードBの電位Vbの上昇にともなってトランジスタT14がオンするため、ノードAの電位Vaは、図4(f)に示すように、時刻t10から徐々に低下する。
初期安定用動作時間経過後の時刻t12になると、電源電圧Vdd及び電源電圧Vssによって、シフト回路21−1〜21−nでは、電位VaはLoレベルで安定し、電位Vbは、Hiレベルで安定する。
コントローラ14は、この時刻t12になったとき、図4(c)に示すように、ゲートドライバ12にHiレベルのスタート信号start1を供給する。
スタート信号start1は、図3に示すように、ゲートドライバ12のシフト回路21−1に供給される。
シフト回路21−1の入力端子PinにHiレベルのスタート信号start1が供給されると、トランジスタT11,T13がオンする。一方、トランジスタT16がオンしているため、ノードBの電位Vbは下がり、トランジスタT18のゲートはオフレベルである。
トランジスタT11は、オンして、ノードAの電位Vaは、図4(f)に示すように、Hiレベルに上昇する。
トランジスタT17は、電位Vaが上昇して、オンする。しかし、クロック信号ck1がLoレベルなので、出力信号OUT(1)もLoレベルとなる。
また、トランジスタT13は、オンして、トランジスタT13のドレイン−ソースを介して電圧端子P(-)に電流が流れるため、電位Vbは、図4(g)に示すように、徐々に低下する。
時刻t13になると、コントローラ14は、スタート信号start1をLoレベルに立ち下げて、ゲートドライバ12に、位相が180°異なるクロック信号ck1,ck2を供給する。
スタート信号start1がLoレベルに立ち下がると、トランジスタT11,T13はオフする。
トランジスタT17のゲートは、トランジスタT12,T14がオフしているため、フローティング状態となり、スタート信号start1がLoレベルに立ち下がっても、トランジスタT17は、オンしたままとなる。
トランジスタT17がオンしているため、シフト回路21−1のクロック端子PckにHiレベルのクロック信号ck1が供給されると、トランジスタT17のドレイン−ソース間に電流が流れ出力信号OUT(1)は電位Vssから上昇する。
ここで、寄生容量Cx1,Cx4があるため、出力端子Poutの出力信号OUT(1)の電位上昇に引っ張られてノードAの電位Vaは上昇し、シフト回路21−1は、図4(h)に示すように、Hiレベルの出力信号OUT(1)を出力する。そして、ノードAの電位Vaの上昇によってトランジスタT16のゲート電位が上がり、ノードBの電位Vbはさらに下がる。
時刻t14において、クロック信号ck1が、Loレベルになると、この出力信号OUT(1)は、図4(h)に示すように、Loレベルに立ち下がる。
また、シフト回路21−2は、図4(i)に示すように、Hiレベルのクロック信号ck2によってHiレベルの出力信号OUT(2)を出力し、このHiレベルの出力信号OUT(2)がリセット信号RST(1)として、シフト回路21−1のリセット端子Prstに供給される。
リセット端子PrstにHiレベルのリセット信号RST(1)が供給されると、シフト回路21−1のトランジスタT12、T19は、オンする。トランジスタT12がオンすると、ノードAの電位Vaは低下し、トランジスタT17がオフ、トランジスタT16がオフとなり、ノードBの電位Vbが上昇する。
また、トランジスタT19は、オンすると、電圧端子P(+)を介してトランジスタT19のドレインに正の電源電圧Vddが印加されているため、トランジスタT12のオンによる場合よりも急速にノードBの電位Vbを上昇させて、誤動作を回避する。
電位Vbが上昇すると、トランジスタT14がオンし、トランジスタT18がオンとなり、出力電圧OUT(1)は立ち下がる。
トランジスタT14がオンすると、ノードAの電位Vaは低下し、トランジスタT16,T17はオフする。
このように、ノードBの電位VbがHiレベルになり、トランジスタT18はオンすると、トランジスタT17がオフしているため、出力端子Poutから出力される出力信号OUT(1)はLoレベルを維持する。
従って、図5(c)に示すように、コントローラ14が、時刻t12〜t13において、Hiレベルのスタート信号start1を出力すると、シフト回路21_1は、図5(a),(d)に示すように、クロック信号ck1がHiレベルになる時刻t13〜t14において、Hiレベルの出力信号OUT(1)を出力する。
シフト回路21_2は、図5(b),(e)に示すように、クロック信号ck2がHiレベルになる時刻t14〜t15において、Hiレベルの出力信号OUT(2)を出力する。
シフト回路21_3は、図5(a),(f)に示すように、クロック信号ck1がHiレベルになる時刻t15〜t16において、Hiレベルの出力信号OUT(3)を出力する。
同様に、シフト回路21_4〜21_nは、順次、出力信号OUT(4)〜OUT(n)をシフトさせて出力する。
ゲートドライバ12が、このHiレベルの出力信号OUT(1)をゲートラインLg1に出力すると、第1行目の画素回路11_11〜11_m1のトランジスタT1は、オンする。このようにして、ゲートドライバ12は、第1行目の画素回路11_11〜11_m1を選択する。
同様に、ゲートドライバ12は、Hiレベルの出力信号OUT(2)〜OUT(n)を、順次、ゲートラインLg2〜Lgnに出力して、第2行の画素回路11_12〜11_m2、・・・、第n行目の画素回路11_1n〜11_mnを選択する。
データドライバ13は、供給された画像データに基づく表示信号の信号電圧Vsigを、それぞれ、データラインLd1〜Ldmに出力する。
以上説明したように、本実施形態1によれば、電源電力が投入され、シフト回路21−1〜21−nに正の電源電圧Vdd、負の電源電圧Vssが印加されてから、コントローラ14は、予め設定された1ms程度の初期安定用動作時間経過後、ゲートドライバ12にスタート信号start1を供給し、クロック信号ck1,ck2を供給するようにした。
従って、ノードA,Bのインピーダンスが十分に低下しているため、クロック信号ck1,ck2の出力によるノイズ等の影響を受けることもなく、ノイズ等による誤動作を回避することができる。
(実施形態2)
実施形態2に係る液晶表示装置は、2つのノードの電圧が安定してから信号電圧、コモン電圧を各画素回路に印加するようにしたものである。
実施形態2に係る液晶表示装置1は、実施形態1と同様、図1に示す構成を有する。
シフトレジスタを液晶表示装置1のゲートドライバ12として用いる場合、ノードA,Bの電位Va,Vbが安定してから表示信号の信号電圧Vsig、コモン電圧Vcomを印加することが誤動作回避の観点からも望ましい。
そこで、実施形態2では、コントローラ14は、電源電力投入してから、予め設定された初期安定用動作時間後、例えば、1ms経過後にデータドライバ13に表示データ信号Data及びスタート信号start2を供給し、Hiレベルの出力信号OUT(1)の出力に同期して、データドライバ13が表示データ信号Dataに応じた信号電圧VsigをデータラインLd1〜Ldmに出力開始する。またコントローラ14からの制御によって電源回路から対向電極へのコモン電圧Vcomの出力を開始する。
次に実施形態2に係る液晶表示装置1の動作を説明する。
図6(a)〜(e)に示すように、時刻t10において、電源電力が投入され、正の電源電圧Vdd、負の電源電圧Vssが印加されても、コントローラ14は、ゲートドライバ12へのHiレベルのスタート信号start1の供給を停止している。また、図6(f)に示すように、コントローラ14は、スタート信号start2もLoレベルに保持する。
スタート信号start2がLoレベルに保持されるため、データドライバ13は、出力をハイインピーダンスに保持し、画像データが供給されても動作せず、各画素回路11_ijに信号電圧Vsig、コモン電圧Vcomは印加されない。
クロック信号ck1,ck2、スタート信号start1,start2は、ぞれぞれ、図6(c),(d),(e),(f)に示すように、時刻t11になると、Loレベルになって安定する。
また、電源電圧Vdd,Vssも、それぞれ、図6(g),(h)に示すように、時刻t11になると予め設定された電圧になり安定する。
ノードA,Bのインピーダンスは、実施形態1と同様に、時刻t10から徐々に低下し、それぞれ、図6(i),(j)に示すように、電位Vaは下降し、電圧Vbは上昇する。そして、時刻t10から1ms経過する時刻t21になると、電位VaはLoレベルで安定し、電位Vbは、Hiレベルで安定する。
初期安定用動作後、つまり時刻t21になると、コントローラ14は、スタート信号start1をゲートドライバ12に供給し、クロック信号ck1,ck2は、それぞれ、図6(c),(d)に示すように、時刻t21からシフト回路21−1のクロック端子Pckに供給される。
このクロック信号ck1が立ち上がる時刻t22になると、コントローラ14は、スタート信号start2をデータドライバ13に供給する。
データドライバ13は、コントローラ14から表示データ信号Data及びスタート信号start2が供給されると、表示信号を出力し、図6(a)に示すように、表示データ信号Dataに応じた信号電圧Vsigを時刻t22以降に各画素回路11_ijに印加する。
そして、コントローラ14はコモン制御信号を出力し、図6(b)に示すように、時刻t22以降に、コモン制御信号にしたがって電源回路がコモン電圧Vcomを対向電極に印加する。なおデータドライバ13がラッチ回路を有していれば、予め、時刻t22の前にラッチ回路が表示データ信号Dataを取り込んでいてもよい。
従って、ゲートラインLg1〜LgnとデータラインLd1〜Ldmとが重なる位置、LCDのコモン電極と重なる位置に、図10に示すような寄生容量Cx2,Cx3が等価的に存在し、トランジスタT17のドレイン−ゲート間、ゲート−ソース間に寄生容量Cx1,Cx4が存在していたとしても、誤動作は回避される。
以上説明したように、本実施形態2によれば、電源電力が投入され、正の電源電圧Vdd、負の電源電圧Vssが印加されてから、予め設定された初期安定用動作時間経過後、コントローラ14は、スタート信号start2をデータドライバ13に供給するようにした。従って、寄生容量Cx2〜Cx5による誤動作を回避することができる。
尚、本発明を実施するにあたっては、種々の形態が考えられ、上記実施形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態1では、コントローラ14は、電源電力投入後、予め設定された初期安定用動作時間として1ms経過後に、スタート信号start1をゲートドライバ12に供給するようにした。
しかし、初期安定用動作時間はゲートドライバ12の内部インピーダンスとして、ノードA,Bのインピーダンスが十分に低下する時間であれば、1msに限定されるものではなく、1ms以上であってもよい。
上記実施形態2では、信号電圧Vsigとコモン電圧Vcomとを同時に印加するようにした。しかし、印加するのは同時である必要はなく、電源電力投入から初期安定用動作時間経過するまで、どちらか一方の印加を停止するようにしてもよい。
また、信号電圧Vsigとコモン電圧Vcomとを各画素回路11_ijに印加するのは、ゲートドライバ12が出力信号OUT(1)〜(n)の出力を一巡させて、動作が安定した後からにしてもよい。この場合の動作を図7に示す。
図7(a)〜(e)に示すように、時刻t10において電源電力が投入され、正の電源電圧Vdd、負の電源電圧Vssが印加されると、コントローラ14は、実施形態1と同様、時刻t10から初期安定用動作時間である1ms経過後の時刻t12において、スタート信号start1をゲートドライバ12に供給する。
次いで、コントローラ14は、初期安定用動作時間経過後に安定した時刻t12後の時刻t13以降に、クロック信号ck1,ck2を、図7(c),(d)に示すように、シフト回路21−1〜21−nのクロック端子Pckに供給して、一度、図7(i),(j)に示すように、出力信号OUT(1)〜(n)を順次出力する。
このとき、出力信号OUT(1)〜(n)の電位が不安定であっても、コントローラ14は、データドライバ13にスタート信号starat2を供給しないため、データドライバ13は信号電圧Vsigは出力していないので、乱れた画像が表示されることはない。
ゲートドライバ12が、出力信号OUT(1)〜OUT(n)を、順次、ゲートラインLg1〜Lgnに出力し1フレーム期間が終了し、次の1フレーム期間から安定して出力することが可能となる。
コントローラ14は、図7(f)に示すように、1フレーム期間以上経過した時刻t31において、データドライバ13に表示データ信号Data及びスタート信号start2を供給する。
データドライバ13は、コントローラ14から表示データ信号Data、スタート信号start2が供給されると、図7(a)に示すように、表示データ信号Dataに応じた信号電圧VsigをデータラインLd1〜Ldmに出力するので、正常に画像を表示することができる。
コントローラ14はコモン制御信号を出力し、図7(b)に示すように、電源回路がコモン制御信号にしたがって時刻t31以降にコモン電圧Vcomを対向電極に印加する。
データドライバ13が信号電圧Vsig、コモン電圧VcomをLCDに印加する時刻t31では、ノードA,Bのインピーダンスは低下し、電圧Va,Vbは、安定している。
従って、ゲートラインLg1〜LgnとデータラインLd1〜Ldmとが重なる位置、LCDのコモン電極と重なる位置に、図10に示すような寄生容量Cx2,Cx3が等価的に存在し、トランジスタT17のドレイン−ゲート間、ゲート−ソース間に寄生容量Cx1,Cx4が存在していたとしても、誤動作は回避される。
特にゲートドライバ12のシフト回路21−1〜21−nにおけるトランジスタT11〜T19が移動度の低いアモルファスシリコンTFTであると、より顕著な効果を奏しうる。
上記実施形態1では、コントローラ14は、電源電力が投入されてから、予め設定された初期安定用動作時間経過後に、スタート信号start1とクロック信号ck1,ck2とを供給するようにした。
しかし、コントローラ14は、電源電力が投入されてから初期安定用動作時間後に、クロック信号ck1,ck2をゲートドライバ12に出力し、その後、スタート信号start1を供給するようにしてもよい。
上記実施形態1,2では、図3に示すように構成されたシフト回路21−kについて説明した。しかし、シフト回路はこのようなものに限られるものではなく、フリップフロップ回路であってもよい。
上記実施形態1,2では、電子機器を液晶表示装置として説明した。しかし、電子機器はこのものに限られるものではなく、例えば、有機EL素子を用いた発光装置であってもよい。
本発明の実施形態1に係る液晶表示装置の構成を示すブロック図である。 図1に示すゲートドライバが備えるシフトレジスタを示すブロック図である。 図2に示すシフトレジスタのシフト回路を示す回路図である。 図1に示すコントローラが実行するシーケンスと各信号の波形を示すタイミングチャートであり、(a),(b)は、クロック信号波形、(c)は、スタート信号、(d)は、正の電源電圧電位、(e)は、負の電源電圧電位、(f)は、ノードAの電圧電位、(g)は、ノードBの電圧電位、(h),(i)は、出力信号の信号波形を示す。 液晶表示装置の動作を示すタイミングチャートであり、(a),(b)は、クロック信号、(c)〜(f)は、各シフト回路の出力信号を示す。 本発明の実施形態2に係るコントローラが実行するシーケンスと各信号の波形を示すタイミングチャートであり、(a)は、信号電圧波形、(b)は、コモン電圧波形、(c),(d)は、クロック信号波形、(e),(f)は、スタート信号、(g)は、正の電源電圧電位、(h)は、負の電源電圧電位、(i),(j)は、2つのノードの電圧電位を示す。 実施形態2の応用例として、コントローラが実行するシーケンスと各信号の波形を示すタイミングチャートであり、(a)は、信号電圧波形、(b)は、コモン電圧波形、(c),(d)は、クロック信号波形、(e),(f)は、スタート信号、(g)は、正の電源電圧電位、(h)は、負の電源電圧電位、(i),(j)は、出力信号の信号波形を示す。 従来のシフト回路の構成を示す回路図である。 図8に示すシフト回路の波形を示す波形図であり、(a)は、正の電源電圧電位、(b)は、負の電源電圧電位、(c)は、ノードAの電圧電位、(d)は、ノードBの電圧電位を示す。 図8に示すシフト回路に存在する寄生容量及びこの寄生容量によって生じる問題点を説明するための図である。 図10に示す寄生容量によって形成される各部の波形図(その1)であり、(a)はクロック信号波形、(b)は、正の電源電圧電位、(c)は、負の電源電圧電位、(d)は、ノードAの電圧電位、(e)は、ノードBの電圧電位を示す。 図10に示す寄生容量によって形成される各部の波形図(その2)であり、(a)はデータ信号の信号電圧電位、(b)は、コモン信号のコモン電圧電位、(c)は、正の電源電圧電位、(d)は、負の電源電圧電位、(e)は、ノードAの電圧電位、(f)は、ノードBの電圧電位を示す。 図10に示す寄生容量によって、正常に出力されなくなった各段のシフト回路の出力信号を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1・・・液晶表示装置、12・・・ゲートドライバ、13・・・データドライバ、14・・・コントローラ

Claims (9)

  1. 電源電圧、スタート信号及びクロック信号が供給されることによって出力信号を出力するシフトレジスタに、前記電源電圧が印加開始されてから初期安定用動作時間経過後に、前記スタート信号又は前記クロック信号の供給を開始する制御部を備えた、
    ことを特徴とする駆動制御回路。
  2. 前記電源電圧によって前記シフトレジスタの内部のトランジスタに接続されたノードの電位が安定する前記初期安定用動作時間が経過した後、前記制御部は前記スタート信号及び前記クロック信号を前記シフトレジスタに供給開始する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の駆動制御回路。
  3. 前記初期安定用動作時間は、前記電源電圧が印加開始されたときから1ミリ秒以上が経過したときである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の駆動制御回路。
  4. 前記制御部は、前記初期安定用動作時間が経過した後、前記シフトレジスタの出力信号の出力開始に同期してデータドライバが表示信号を出力開始するように、前記データドライバに前記データドライバ用スタート信号及び表示データ信号を出力する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の駆動制御回路。
  5. 前記制御部は、前記初期安定用動作時間が経過した後、前記クロック信号を前記シフトレジスタに供給を開始し、1フレーム期間分以上の前記クロック信号を前記シフトレジスタに供給してから、次の1フレーム期間の前記シフトレジスタの出力信号の出力開始に同期してデータドライバが表示信号を出力開始するように、前記データドライバに前記データドライバ用スタート信号及び表示データ信号を出力する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の駆動制御回路。
  6. 表示素子を備えて行列配置された複数の画素回路と、
    第1のスタート信号が供給されて行を選択する行選択信号を生成して順次、前記複数の画素回路に出力し、前記複数の画素回路を行毎に選択する行選択ドライバと、
    前記行選択ドライバに電源電圧が印加開始されてから初期安定用動作時間が経過してから、前記第1のスタート信号を前記行選択ドライバに供給して動作を開始させる制御部と、を備えた、
    ことを特徴とする電子機器。
  7. 表示データ信号に基づく表示信号を、第2のスタート信号が供給されることによって、前記行選択ドライバが選択した行の複数の画素回路に供給開始する信号供給ドライバを備え、
    前記制御部は、前記初期安定用動作時間が経過してから、前記第2のスタート信号を前記列選択ドライバに供給して動作を開始させる、
    ことを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  8. 表示データ信号に基づく表示信号を、第2のスタート信号が供給されることによって、前記行選択ドライバが選択した行の複数の画素回路に供給開始する信号供給ドライバを備え、
    前記行選択ドライバは、入力されたクロック信号を出力信号として出力し、
    前記制御部は、1フレーム期間分以上の前記クロック信号を前記行選択ドライバに供給してから、次の1フレーム期間の前記行選択ドライバの出力信号の出力開始に同期して前記信号供給ドライバが表示信号を出力開始するように、前記信号供給ドライバに前記第2のスタート信号及び表示データ信号を出力する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  9. シフトレジスタにスタート信号を供給する駆動制御回路の駆動方法であって、
    前記シフトレジスタに前記電源電圧が印加開始されてから初期安定用動作時間経過後に、前記スタート信号を前記シフトレジスタに供給する、
    ことを特徴とする駆動制御回路の駆動方法。
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