JP2009287320A - 網戸用ネットの押さえ部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィラメントが細くメッシュが細かい網戸用ネットを押さえ部材で網戸用枠体に張設するに際し、該押さえ部材の姿勢を安定化のために枠体の内周平面壁に当接させる当接板が長くなっても支障を来すことがない押さえ部材を提供する。
【解決手段】枠部材1の内周平面壁12と内向き突縁13との間に口部を有する係止用溝11にネット2を固定するための押さえ部材3が、覆板31とそれに設けた脚条32と上記内周平面壁にする該脚条より長い当接板33とを備える。上記当接板は、その先端部分のネット2の折返し部に、他部よりもネットの滑りが良好な滑性樹脂からなる滑り部40Aを一体に備えて当接板が長くなることによるネットの損傷を抑制し、覆板には、上記内向き突縁の外面との間に挟持したネット表面の凹凸に食い込む尖頭状の突条が突設され軟質の圧接部を一体に備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、網戸用枠体の係止用溝に網戸用ネットとともに押入することにより、該ネットを枠体に対して固定するための網戸用ネットの押さえ部材に関し、特に、汎用防虫用ネットに比してフィラメントが細くてメッシュが細かい網戸用ネットを、既存の網戸用枠体における網戸用ネットの係止用溝に対して固定するのに適した網戸用ネットの押さえ部材に関するものである。
近年、建物開口部からより小さな虫や細かい塵埃、花粉等が侵入するのを防ぎ、且つネットを通した視界をより明るくでき、通風性をも改善できるようにするため、既知の汎用の防虫用ネットに比してフィラメントの繊度がより細く、メッシュがより細かい網戸用ネットの需要が多くなっているが、この種のネットは既知のネットに比して生地が薄く、必然的に表面が平滑で、ネット自体が柔軟であり、他物との摩擦力も小さく、表面が滑りやすい状態になっているため、網戸用枠体に対して既知のゴム紐状の押さえ部材等を使用して該ネットを固定しようとすると、綺麗に張ることができないばかりでなく、張設した該ネットに外力が作用すると簡単に抜け出し、あるいは押さえ部材とともに係止用溝から外れてしまうという問題がある。
また、ネット自体が薄く傷が付きやすいため、ネットを押さえ部材で網戸用枠体に固定する際に、該押さえ部材からネットに対して部分的に集中して外力を作用させると、該ネットが破損してしまう可能性があり、単純に強い力での圧接による固定は困難である。
このような問題に対処し、特許文献1により開示されているネット押さえ部材においては、脚部を網戸用枠体の係止用溝内に押入してネットを固定する際に、最終的にネットの固定がほぼ完了する段階で覆板における軟質の尖頭状の圧接部が上記ネット表面の凹凸により変形しながら該ネットに対して弾性的に圧接され、該圧接部とネットとの間の摩擦力によって該ネットがずれ動くのを抑止できるようにしている。
上記特許文献1の構成は、生地が薄くてその表面が滑りやすいネットを網戸用枠体に対して容易に且つ損傷を与えることなく安定的に緊張状態で固定するために非常に有効なものであるが、網戸用枠体の係止用溝に装着したネットの押さえ部材の姿勢を安定化させることにより、ネット張設時に覆板における軟質の尖頭状の圧接部をネットに対して安定的に圧接させるためには、上記押さえ部材の当接板を網戸用枠体の内周平面壁に確実に当接させて、その装着姿勢を保持させるのが有効であり、上記当接板には挿着姿勢を保持するための当接長さが必要になる。
しかしながら、上記当接板の長さを長くすると、それによって保持されるネットが当接板の先端で折り返すことになるので、該ネットの張設時にその折返し部分に張力が集中的に作用することになり、それがネットの損傷の原因になったり、ネットに不測の張力を与えてその緊張状態に悪影響を及ぼす原因になる可能性がある。
特開2007−205153号公報
本発明の技術的課題は、基本的には、フィラメントが細くメッシュが細かく、結果的に表面が滑りやすいネットを網戸用枠体に張設するに際し、網戸用ネットの押さえ部材の姿勢を安定化させ、それによって、軟質の圧接部によるネットの挟持を一層安定化させることにある。
本発明の更に具体的な技術的課題は、上記押さえ部材の姿勢を安定化させるために網戸用枠体の内周平面壁に当接させる当接板が長くなっても、ネット自体あるいはその緊張状態に悪影響を及ぼすのを抑制できるようにした網戸用ネットの押さえ部材を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明に係る網戸用ネットの押さえ部材は、網戸用枠体の内周に設けられ、該網戸用枠体の内周平面壁とそれに対向する内向き突縁との間に狭窄化した口部を有している網戸用ネットの係止用溝に、該ネットと共に押入することにより、該ネットを上記網戸用枠体に固定するための合成樹脂製の押さえ部材であって、該押さえ部材は、係止用溝を覆う覆板に設けた脚部が、該係止用溝に対してその内向き突縁に圧接する状態で嵌る弾性変形可能な脚条と、上記網戸用枠体の内周平面壁に当接して装着姿勢を保持する上記脚条より長い当接板とを備えることにより構成され、上記脚条は、上記係止用溝への押入時に内向き突縁の先端に圧接する斜面と、上記係止用溝への押入完了時に該係止用溝の内側に弾性的に係止する係止縁とを備え、上記当接板は、その先端部分のネットの折返し部に、上記覆板及び脚部の樹脂よりもネットの滑りが良好な滑性樹脂からなる滑り部が一体に付設され、上記覆板における脚条の連結位置の外側部に、上記内向き突縁の外面との間に挟持したネットに圧接する軟質の圧接部を一体に形成し、該圧接部に、上記係止用溝における内向き突縁の外面との間に挟持したネットに弾性的に圧接してネット表面の凹凸に食い込む尖頭状の突条が突設されていることを特徴とするものである。
上記本発明の網戸用ネットの押さえ部材においては、網戸用枠体の内周平面壁に当接する上記当接板の上下端の当接部間の長さを、上記脚条の係止縁における上記係止用溝内側への係止部から上記内周平面壁に下ろした垂線よりも長く形成することが、装着時における押さえ部材の姿勢の安定化により有効である。
また、上記当接板は、網戸用枠体の内周平面壁に当接する複数の当接部を有しているものとし、あるいは、上下端の当接部間において網戸用枠体の内周平面壁に対し平面的に当接しているものとすることができる。更に、上記当接板と脚条の先端間を、弾性的に変形可能な上記滑性樹脂からなる滑り部によって連結し、あるいは、上記当接板の先端部分に付設した滑性樹脂からなる滑り部が、網戸用枠体の内周平面壁に設けた凹窪に嵌入する鈎型をなすものとすることもできる。
上記構成を有する網戸用ネットの押さえ部材は、網戸用枠体の係止用溝内にネットを介して上記押さえ部材の脚部を押入することによりネットを固定し、最終的なネットの固定の段階では、覆板における軟質の尖頭状の圧接部が上記ネット表面の凹凸により変形しながら該ネットに対して弾性的に圧接し、該圧接部とネットとの間の摩擦力によって該ネットがずれ動くのを抑止するが、その固定状態において、脚条の係止縁が係止用溝の内側に弾性的に係止することにより、上記覆板の圧接部に必要な圧接力を作用させる必要があるのは勿論であるが、押さえ部材の係止用溝内における姿勢が安定化していることも重要であり、そのためには、網戸用枠体の内周平面壁に当接する当接板にその当接姿勢を保持するに必要な長さが付与される。
ところが、上記当接板の長さが長くなると、前述したように、保持されるネットが当接板の先端で折り返すことになるので、該ネットの張設時にその折返し部分に張力が集中的に作用することになる。
しかし、本発明においては、該当接板の先端部分におけるネットの折返し部に、ネットの滑りを良好にする滑性樹脂からなる滑り部を付設しているので、上記ネットの折返し部においてネットにいずれかの側から不測の張力が作用しても、ネットがその折返し部において滑ることにより損傷を受けるのが抑制される。
なお、網戸用枠体の係止用溝にネットを介して押さえ部材を押入する段階で、ネットに対し上記折返し部の両側から強い引張力が作用することは考えられず、通常はその折返し部の一方側から引張力が作用するので、上記滑性樹脂からなる滑り部は、上記折返し部におけるネットの滑りに有効に作用することになる。
以上に詳述した本発明の網戸用ネットの押さえ部材によれば、フィラメントが細くメッシュが細かく、結果的に表面が滑りやすいネットを網戸用枠体に張設するに際し、網戸用ネットの押さえ部材の姿勢が安定化され、それによって、軟質の圧接部によるネットの挟持を安定化させることができる。更に、上記押さえ部材の姿勢を安定化させるために網戸用枠体の内周平面壁に当接させる当接板が長くなっても、その先端に設けた滑性樹脂からなる滑り部により、ネット自体あるいはその緊張状態が悪影響を受けるのが抑制される。
図1は、本発明に係る網戸用ネットの押さえ部材を、防虫・花粉除け網戸におけるネットの固定に適用した場合の第1実施例を示している。この網戸は、窓枠などの建物開口部に固定的に、あるいは摺動自在に配設されるものである。
上記網戸は、四辺を構成するアルミニウム製の縦横の枠部材1により方形に形成された網戸用枠体と、該枠体に張設されるネット2と、該ネット2を枠体に固定するための合成樹脂製の押さえ部材3とを備えるものであるが、網戸において、方形に形成された縦横の枠部材1にネットを張設することは周知であるため、図では網戸用枠体の全体の図示を省略し、枠部材1の断面形状のみを示している。
上記ネット2は、建物開口部から小さな虫や細かい塵埃、花粉等が侵入するのを防ぎ、且つネットを通した視界をより明るくし、通風性をも改善できるようにしたもので、既知の防虫用ネットよりも極端に細い繊度のポリエステル繊維あるいはポリプロピレン繊維等のフィラメントを用い、それを平織あるいはラッセル織等で織成することにより、汎用の防虫ネットよりもフィラメントの繊度がより細く、メッシュが非常に細かく形成されたものである。そのため、主としてその細かい繊度に起因して、既知のネットに比して生地が薄く、必然的に表面が平滑で、ネット自体が柔軟であり、他物との摩擦力も小さく、表面が滑りやすい状態になっているものである。
上記網戸用枠体は、その内周側に形成した壁面の内側であるネット張設面の周囲に、上記ネット2を介して押さえ部材3を押入する係止用溝11を設けた既存のものであり、該網戸用枠体を構成する図示の枠部材1では、その係止用溝11が、上記枠体の内周側にあたる内周平面壁12とそれに対向する内向き突縁13との間に狭窄化した口部を有するものとして構成されている。上記ネット2は、それを上記枠部材1の係止用溝11を設けたネット張設面上に載置した状態で、上記押さえ部材3と共に係止用溝11内に押入され、枠部材1に張設固定されるものである。なお、上記縦横の枠部材は、同一断面形状を有するものとは限らないが、口部が内向き突縁13により狭窄化された係止用溝11は、実質的に同一形状を有するものとして構成される。また、上記係止用溝11内にはそれに装着した押さえ部材3の一部に接触する突壁14を設けているが、これについては後述する。
上記押さえ部材3は、合成樹脂の押出成形により形成され、上記係止用溝11を覆う覆板31に、該係止用溝11に対してその内向き突縁13に圧接する状態で嵌る脚部を備えることにより構成され、そして、該脚部は、上記内向き突縁13に圧接する状態で嵌る弾性変形可能な脚条32と、上記枠部材1の内周平面壁12に当接して装着姿勢を保持する上記脚条32よりも長い当接板33とによって構成されている。したがって、この当接板33は覆板31の端部に連結されている。
上記覆板31には、その脚条32の連結位置の外側部に、該覆板31及び脚条32を形成する樹脂よりも軟質の合成樹脂により該覆板31と一体成形された圧接部35が設けられている。そして、該圧接部35には、上記係止用溝11における内向き突縁13の外面13aとの間に挟持した上記ネット2に弾性的に圧接して先端がネット表面の凹凸に食い込む尖頭状の突条35aが突設されている。
覆板31に鎖線で付記した突条35aは、係止用溝11の内向き突縁13上のネット2に圧接する前の未変形状態を示し、同実線の突条35aは、内向き突縁13上のネット2に弾性的に圧接してネット2の表面の凹凸に食い込むような態様で変形した状態を示している。該突条35aは、1条でもよいが、2〜3条とすることによりネット2の固定を効果的に行うことができる。
上記脚条32は、その先端部外側に、上記係止用溝11への押入時に該係止用溝11の内向き突縁13の先端にネット2を介して圧接する斜面36を有し、且つ、該押さえ部材3の係止用溝11への押入完了時に上記突縁13の内側に弾性的に係止する係止縁37を備えている。この係止縁37は、上記斜面36に背向する斜面に形成され、それらがなだらかな面によって連接されている。そして、脚条32の外面で、係止用溝11へネット2を介して押入する際に該係止用溝11の内向き突縁13に圧接する上記斜面36の部分等は、その押入の際のネット2の損傷を防止するため、該ネット2の滑動を許容する平滑面として構成している。また、上記係止用溝11内に設けた突壁14は、押さえ部材3を係止用溝11に装着した状態で上記斜面36に接触してネット2を押さえるものであるが、該突壁14は必ずしも設ける必要がない。
上記当接板33は、枠部材1の内周平面壁12に当接して押さえ部材3の装着姿勢を保持するものとして構成している。該押さえ部材3の装着姿勢を保持させるためには、その当接板33にある程度の長さが必要である。そのため、当接板33の外側面のほぼ全面、つまり、枠部材1の内周平面壁12に対する当接板33の上下端の当接部間において、該内周平面壁12に対して平面的に当接させるようにしてもよいが、必ずしもその必要はなく、該装着姿勢が保持される範囲内で外側面を部分的に当接させ、具体的には、外側面の上下の2点ないしはそれを含む3数点以上の複数点で当接させることもできる。
図1に示す実施例では、上記当接板33の上端に付設した軟質樹脂からなるネット端固定部片38を設けると共に、当接板33の中間部に位置して上記内周平面壁12に設けた凹部15に係合することにより当接板33の位置決めを行う凸部39を設けているが、これらの部分に限ることなく、該当接板33を全面的に内周平面壁12に当接させている。上記当接板33の上端に一体成形により設けた軟質のネット端固定部片38は、押さえ部材3の係止用溝11への押入完了時に内周平面壁12に圧接し、最終的なネット2の固定がほぼ完了する段階でネット2の端部の固定に寄与し、ネット2との間の摩擦力によって該ネット2が係止用溝11内でずれ動くのを抑止するものである。
また、上記内周平面壁12に当接する当接板33は、押さえ部材3の姿勢を安定化させるためにその上下端の当接部の間の長さをある程度長くする必要があるが、その長さは、上記脚条32の係止縁37における係止用溝11の口部内側への係止部、つまり、内周平面壁12に対向する内向き突縁13の先端から上記内周平面壁12に下ろした垂線Lよりも長く形成するのが望ましい。
更に、上記当接板33の先端部分であるネット2の折返し部には、上記覆板31及び脚部を構成する樹脂よりもネットの滑りが良好な滑性樹脂からなる滑り部40Aを、一体成形で付設している。この滑性樹脂からなる滑り部40Aは、その表面をネット2が滑るようにするものであるから、滑らかな表面を有することが必要である。
上記滑性樹脂としては、例えば、覆板31及び脚部を構成する樹脂が塩化ビニールである場合、滑性グレードの塩化ビニールを用いることになるが、これに限定されるものではない。
上記構成を有する網戸用ネットの押さえ部材3は、上記係止用溝11内にネット2を介して上記押さえ部材3の脚部を押入することによりネット2を固定し、最終的なネット2の固定の段階では、覆板31における軟質の尖頭状の圧接部35に設けている突条35aが上記ネット2の表面の凹凸により変形しながら該ネット2に対して弾性的に圧接し、該圧接部35とネット2との間の摩擦力によって該ネット2がずれ動くのを抑止するものである。
上記ネット2の固定状態においては、脚条32の係止縁37が係止用溝11の内側に弾性的に係止することにより、上記覆板31の圧接部35に必要な圧接力を作用させる必要があるが、押さえ部材3の係止用溝11内における姿勢が安定化していることも重要であり、そのためには、枠部材1の内周平面壁12に当接する当接板33にその当接姿勢を保持するに必要な長さが付与されるが、上記当接板33の長さが長くなると、保持されるネット2が当接板33の先端で鋭角的に折り返すことになるので、該ネット2の張設時にその折返し部分に張力が集中的に作用する可能性がある。
しかるに、上述したように、当接板33の先端部分におけるネット2の折返し部に、ネット2の滑りを良好にする滑性樹脂からなる滑り部40Aを付設しているので、上記ネット2の折返し部において該ネット2にいずれかの側から不測の張力が作用しても、ネット2がその折返し部において滑ることにより損傷を受けるのが抑制される。
なお、上記係止用溝11にネット2を介して押さえ部材3を押入する段階で、ネット2に対し上記折返し部の両側から強い引張力が作用することは考えられず、通常はその折返し部の一方側から引張力が作用するので、上記滑り部40Aは上記折返し部におけるネット2の滑りに有効に作用することになる。
図2に示す第2実施例においては、上記当接板33の先端に、脚条32側に湾曲させた滑性樹脂からなる滑り部40Bを、第1実施例と同様に一体成形で付設している。この湾曲させた滑り部40Bは、滑性樹脂自体の滑りやすさと該滑り部40B自体の形状による滑りやすさを利用するものである。
また、図3に示す第3実施例においては、上記当接板33と脚条32の先端間を、弾性的に変形可能な滑性樹脂からなる滑り部40Cによって連結している。上記滑性樹脂の弾性的な変形は、係止用溝11に嵌る脚条32の弾性変形を妨げないものとする必要がある。
この第3実施例においては、前記第1実施例と同様に、当接板33の上端に軟質樹脂からなるネット端固定部片38を設けると共に、当接板33の中間部に位置させて上記内周平面壁12に設けた凹部15に係合する凸部39を設けながら、当接板33を全面的に内周平面壁12に当接させているが、上記滑り部40Cに微小凸部41を設けてそれをネット2を介して内周平面壁12に当接させ、押さえ部材3の姿勢をより安定化させるようにしている。なお、この図3においては、圧接部35に設けた尖頭状の突条35aを、係止用溝11の内向き突縁13上のネット2に圧接する前の未変形状態として示している。
図4に示す第4実施例においては、上記当接板33の先端部分に付設した滑性樹脂からなる滑り部40Dを、枠部材1の内周平面壁12に設けた凹窪16に嵌入する鈎型をなすものとして構成している。この滑り部40Dは、それ自体の滑性樹脂によってネット2に良好な滑りを与えながら、該滑り部40D自体の鈎型部分が内周平面壁12の凹窪16に係合して、押さえ部材3の姿勢の安定化を図るものである。
また、この第4実施例においては、第1実施例と同様の軟質樹脂からなるネット端固定部片38を当接板33の上端に付設し、このネット端固定部片38と当接板33の下端の上記滑り部40Dとにおいて、当接板33を内周平面壁12に保持させている。
上記構成を有する第2〜第3実施例の押さえ部材3のその他の構成及び主たる作用は、第1実施例において説明したところと実質的に同様であるため、図中における同一または対応部分に同一の符号を付して、ここではそれらの説明を省略する。
本発明の第1実施例に係る網戸用ネットの押さえ部材を枠部材の係止用溝に装着した状態を示す断面図である。 本発明の第2実施例に係る押さえ部材の図1と同様な断面図である。 本発明の第3実施例に係る押さえ部材の図1と同様な断面図である。 本発明の第4実施例に係る押さえ部材の図1と同様な断面図である。
符号の説明
2 ネット
3 押さえ部材
11 係止用溝
12 内周平面壁
13 内向き突縁
31 覆板
32 脚条
33 当接板
35 圧接部
35a 突条
36 斜面
37 係止縁
40A〜40D 滑り部

Claims (6)

  1. 網戸用枠体の内周に設けられ、該網戸用枠体の内周平面壁とそれに対向する内向き突縁との間に狭窄化した口部を有している網戸用ネットの係止用溝に、該ネットと共に押入することにより、該ネットを上記網戸用枠体に固定するための合成樹脂製の押さえ部材であって、
    該押さえ部材は、係止用溝を覆う覆板に設けた脚部が、該係止用溝に対してその内向き突縁に圧接する状態で嵌る弾性変形可能な脚条と、上記網戸用枠体の内周平面壁に当接して装着姿勢を保持する上記脚条より長い当接板とを備えることにより構成され、
    上記脚条は、上記係止用溝への押入時に内向き突縁の先端に圧接する斜面と、上記係止用溝への押入完了時に該係止用溝の内側に弾性的に係止する係止縁とを備え、
    上記当接板は、その先端部分のネットの折返し部に、上記覆板及び脚部の樹脂よりもネットの滑りが良好な滑性樹脂からなる滑り部が一体に付設され、
    上記覆板における脚条の連結位置の外側部に、上記内向き突縁の外面との間に挟持したネットに圧接する軟質の圧接部を一体に形成し、該圧接部に、上記係止用溝における内向き突縁の外面との間に挟持したネットに弾性的に圧接してネット表面の凹凸に食い込む尖頭状の突条が突設されている、
    ことを特徴とする網戸用ネットの押さえ部材。
  2. 上記網戸用枠体の内周平面壁に当接する上記当接板の上下端の当接部間の長さを、上記脚条の係止縁における上記係止用溝内側への係止部から上記内周平面壁に下ろした垂線よりも長く形成した、
    ことを特徴とする請求項1に記載の網戸用ネットの押さえ部材。
  3. 上記当接板が、網戸用枠体の内周平面壁に当接する複数の当接部を有している、
    ことを特徴とする請求項2に記載の網戸用ネットの押さえ部材。
  4. 上記当接板が、上下端の当接部間において網戸用枠体の内周平面壁に対し平面的に当接している、
    ことを特徴とする請求項2に記載の網戸用ネットの押さえ部材。
  5. 上記当接板と脚条の先端間を、弾性的に変形可能な上記滑性樹脂からなる滑り部によって連結した、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の網戸用ネットの押さえ部材。
  6. 上記当接板の先端部分に付設した滑性樹脂からなる滑り部が、網戸用枠体の内周平面壁に設けた凹窪に嵌入する鈎型をなしている、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の網戸用ネットの押さえ部材。
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