JP2009287187A - 床面の蓄光性舗装方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラスチック蓄光製品や蓄光タイルで表示されている避難誘導表示の欠点を改良する。
【解決手段】セメントの付着しにくいシリコンゴムまたは塩化ビニールで作られた、厚さが0.2mmから1mmのシートで、該シートの裏に粘着剤を塗布し、表示したい文字や図形を切り抜いた型を形成し、施工箇所の表面に貼り付けて、夜光セメントモルタルを吹付け、又は鏝塗りした後に、シートを剥がして夜光セメントモルタルの図形や文字で床面を舗装することにより、照明が無くなった後、直ちに発光して床面の高低や幅、避難方向を表示する舗装を施工する。
【選択図】図1

Description

夜光セメントモルタルで床面を舗装することにより、災害や電源の故障などが原因で照明が無くなった後、直ちに発光して床面を明るくすることを特徴とする舗装に関する。
従来は暗い床面を明るくし、文字や図形を表示するためには、床面に塗料などを塗布して照明することが行われていた。 本出願人は従来の樹脂系発光塗料に代わる夜光セメントモルタルに関する発明を継続してきたが、その成果を特許文献1のように出願をしている。
また、下記の特許文献2から特許文献5にあげたようにモルタルに蓄光剤を添加した方法も出願されている。
特願2007−306292号 特開2002−155609号 特開平8−310848号 特願2006−357269号 実願昭58−123593号
特許文献1は夜光セメントモルタの組成についての本出願人の出願であるが、その具体的な施工方法については何ら記述してはいなかった。また、特許文献2から特許文献5まではモルタルに蓄光剤を添加した単純な発想のものであり、実際に施工するとセメントが強アルカリであるために、蓄光顔料は作用をしなくなって実用上の効果は無かった。
本発明は上記問題点を解決し、地下鉄構内や公衆の利用する施設で使用されている避難誘導版の欠点を改善して、災害時に避難が確実に行なわれるようにするための特許文献1の技術を実施するための施工法を開発することを課題とした。
上記課題を解決するために本発明は、セメントの付着しにくいシリコンゴムまたは塩化ビニールの厚さが0.2mmから1mmシートで、該シートの裏に粘着剤を塗布し、発光するための文字や図形を切り抜いた型を形成し、施工箇所の表面に貼り付けて、夜光セメントモルタルを吹付け、又は鏝塗りした後に、シートを剥がして夜光セメントモルタルの図形や文字を床面に舗装することを特徴とする。施工箇所の基材はコンクリートでも鋼材でも石材でもタイルでも施工することが出来る。
床面を舗装するための材料として、蓄光性セメントモルタルは過去に多くの実験と製品試作が行はれてきたが、蓄光性の持続と高輝度が得られず使用が断念されていた。この原因は、蓄光顔料が中性の環境で無ければ蓄光性を保持できないことに対しての処置がなされていない材料を使用していたことが原因である。セメントは水を加えると硬化反応を開始し、当初はPH11以上の強アルカリ性が100年間で中性化するといわれているので蓄光顔料の効果を発揮する中性域の環境にはない。セメントモルタルが強アルカリ環境であっても蓄光顔料が性能を保持し、コンクリートの表面加工やモルタルとして長期間蓄光性を維持して電源を必要としない各種の夜光製品用途に使用することができるように効果あるものにした出願(特願2007−306292号)を利用して、これを避難路に吹付けや鏝塗りで施工することにより、照明電源が無くなったとき、照明電源に照らされることにより蓄光していた避難路舗装面は同時に発光して明るく床面を照らし出して安全を確保する。
夜光セメントモルタルはJIS9107規格の安全標識板で定められている60分後の輝度7mcd/mの基準値を大きく上回る9.54 mcd/m以上の性能を持っているので、安全確実な避難誘導の性能のある施工法といえる。
以下本発明の実施例にもとづき、実施するための形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。実施例では、
塩ビシートを用いた表示法による床の舗装方法について陳べる。
モルタルの付着しにくい撥水性の軟質塩ビ樹脂シートの下面に粘着剤を貼り、このシートに矢印や避難路等の文字を切り抜き、施工面に貼り付ける。しかる後に、夜光モルタルを、この上から、スプレー又は鏝塗りして、施工した材料が指触乾燥した後、施工面に貼り付けた軟質塩ビ樹脂シートを剥がすと矢印や避難路等の文字或いは誘導案内線が蓄光性を持った表示となって残る。このようにすると、どのような変形面や局面にも図柄や文字が表記できる。シートの厚さを選ぶことにより、舗装厚さを正確に容易に均一に施工することができる。
夜光セメントモルタルの場合には蓄光剤の添加量が20%以下では輝度が低く、また35%以上ではモルタルの強度が落ちるので、この範囲で使用するのが良い。このような夜光セメントモルタルを壁面や路面全体にスプレーし、或いは、左官により鏝塗りすればよい。
舗装面の密度を高くし、耐磨耗性を向上させるため透明なアクリル樹脂を塗布し、ナトリュームシリケートやカリュウムシリケートを含浸させる方法がある。
具体的には、
地下街の通路に、この方法を用いて避難誘導表示を施工した。
モルタルミキサーの中に寒水石2厘を32%、黄色に光る蓄光顔料25%,顔料の分散性を良くするためのシリコンパウダー信越化学製KMP−701を3%と表面を滑らかにするためにカオリン5%を加え、白色セメント35%と共に水をW/C55%の割合で混練した夜光モルタルを作り、地下街の通路床の両側に幅10cmで通路全長と階段部分に、及び、通路の中央部に5mごとに出口方向を示す矢印と「避難路」の文字表示を通路床の側線とは色の異なる青色に光る蓄光顔料で作った夜光セメントモルタルを本発明の方法を用いて施工し、表示した(図2)。このように地下街の通路の路面を舗装することにより、災害時に照明電源が無くなっても、人々を安全確実に避難路出口に誘導することが出来る。この方法によって施工した矢印と避難路の輝度は照明が無くなって後の60分後に11.3mcd/mを示し、JISで規定する7mcd/mを上回る輝度を示した。十分に安全に避難表示の性能を満足した。
この発明は、紫外線劣化や可燃性を理由として使用範囲が限定されていた従来の蓄光樹脂製品の利用範囲を超えて、屋内と屋外の応用範囲を飛躍的に拡大する。
横断路の表示、道路センターラインなどの表示、地下鉄構内の避難誘導表示、地下街の避難誘導表示、屋外の規制線引き、転落防止縁石表示、夜間工事箇所表示、屋外階段ステップ、製鉄所やガラス工場など高熱の環境における危険箇所表示(熱線に反応して光る)、電源の得られない港湾や海洋施設、盗難防止のための光る壁や床などの建材、等々、従来は利用出来なかった場所や施工箇所の形状に制限されること無く利用範囲への応用が拡大する。
本発明により施工した床舗装の説明断面図 本発明により施工した床面標識の説明図
符号の説明
1 夜光セメントモルタル層
2 コンクリート又はアスファルトの床面下地
3 地面
4 夜光セメントモルタルで舗装した発光する床面
5 床面と異なった色で光る文字と図形
6 側線部分

Claims (1)

  1. 発光する床面の舗装方法において、セメントの付着しにくいシリコンゴムまたは塩化ビニールの厚さが0.2mmから1mmのシートで、該シートの裏に粘着剤を塗布し、表示したい文字や図形を切り抜いた型を形成し、施工箇所の表面に貼り付けて、夜光セメントモルタルを吹付け、又は鏝塗りした後に、シートを剥がして夜光セメントモルタルの図形や文字を床面に舗装することを特徴とする床面の蓄光性舗装方法。




























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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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