JP3103522B2 - 突起物群表示体の製造方法 - Google Patents

突起物群表示体の製造方法

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JP3103522B2 JP09206588A JP20658897A JP3103522B2 JP 3103522 B2 JP3103522 B2 JP 3103522B2 JP 09206588 A JP09206588 A JP 09206588A JP 20658897 A JP20658897 A JP 20658897A JP 3103522 B2 JP3103522 B2 JP 3103522B2
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    • A61H3/00Appliances for aiding patients or disabled persons to walk about
    • A61H3/06Walking aids for blind persons
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    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01FADDITIONAL WORK, SUCH AS EQUIPPING ROADS OR THE CONSTRUCTION OF PLATFORMS, HELICOPTER LANDING STAGES, SIGNS, SNOW FENCES, OR THE LIKE
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  • Road Repair (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、突起物群表示体の
製造方法、さらに詳しくは、路面又は壁面等の被固着面
に複数の突起物を具備させた、主として視覚障害者誘導
標識の突起物群表示体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の視覚障害者誘導標識等
の突起物群表示体は、コンクリート製ブロックに鋲を埋
め込んだもの、突起を一体成形した歩道板、ゴムチップ
の成形プレートを路面上に配設したもの、或いは、これ
らを路面に埋め込んだもの等が用いられている
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらは、あ
らかじめ凸部を有するブロック等を成形した後、現場へ
運び、配設又は埋め込み作業を行なって施工するため、
作業効率が低下するという問題点があった。
【0004】また、長期使用により磨耗することもあ
り、さらには点字鋲等の場合にあっては、脱離が生じ、
或いは脱離直前の鋲に視覚障害者がつまずくおそれがあ
り、いずれにしても耐久性や安全性の点で問題があっ
た。
【0005】さらに、従来の視覚障害者誘導標識は、上
述のようにブロック等を敷設して製造されていたため、
その施工上、誘導標識の突起物の形状も丸形凸部や帯状
凸部等に限定されており、従って、誘導標識のパターン
も簡単なものに限られていた。
【0006】よって、視覚障害者は、横断歩道の位置や
駅のホームの危険位置を知ることはできるが、目的地へ
到達するために、どの進行方向へ歩行すればよいか等を
認識することまではできない。従って、日頃行き来して
いる場所へは一人でも歩行できるが、未知の目的地へ一
人で行くことはできなかった。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、あらゆる場所の路面や壁面等に現
場で簡単に施工することができ、しかも単に横断歩道や
駅のホームの危険位置を知るのみならず、視覚障害者を
未知の目的地へも誘導することができる視覚障害者誘導
標識等の突起物群表示体を提供することを課題とする。
【0008】
【0009】
【課題を解決するための手段】 本発明は、このような課
題を解決するためになされたもので、本発明の 突起物群
表示体の製造方法としての特徴は、シート体1に複数の
凹部12を設け、該凹部12に固化性物質を注入し、固化
後、該固化性物質5の部分の表面に接着剤6を塗布し、
次に前記シート体1を反転し、該接着剤6を介して固化
性物質5を路面又は壁面等の被固着面7に接着して突起
物群表示体を製造することにある。
【0010】さらに、他の突起物群表示体の製造方法と
しての特徴は、シート体1に複数の凹部12を設け、該凹
部12に固化性物質5を注入し、固化後、該固化性物質5
の部分の表面に接着剤6を塗布し、次に前記シート体1
を反転し、該接着剤6を介して固化性物質5を路面又は
壁面等の被固着面7に接着し、その後、前記シート体1
を除去することにより、前記被固着面7に複数の突起物
8が配設された突起物群表示体を製造することにある。
【0011】さらに、他の突起物群表示体の製造方法と
しての特徴は、固化性物質9を路面又は壁面等の被固着
面7に流下し、固化した後、複数の穴10をあけ、該穴10
に、ホットメルト樹脂11を流し込み、ホットメルト樹脂
11の硬化後、前記固化性物質9を除去することにより、
前記被固着面7に複数の突起物8が配設された突起物群
表示体を製造することにある。
【0012】前記固化性物質の種類は、セメント、石
膏、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、
石粉、ゴム及びガラス等、固化する材料であれば特に限
定されないが、−30℃でも10〜20分で硬化するメ
タクリル樹脂が好ましい。特に、室内の床に施工する場
合等、素足で踏んで利用するような場合には、硬化後ゴ
ム様の弾力を有するため、この意味でもメタクリル樹脂
の使用が好ましい。
【0013】また、シート体1としては、たとえば合成
樹脂製フィルムを用いることが可能である。
【0014】さらに、シート体1に凹部12を形成する方
法としては、凹部を形成する部分を腐食する方法、或い
は紫外線硬化樹脂を利用することにより凹部の形成部分
以外を硬化させた後、残りの部分を腐食して凹部を形成
する方法等もあるが、両者とも現場作業が困難で、コス
トがかかるため、熱した金属棒をフィルム面上に押しつ
けることにより、凹部を形成する方法が好ましい。
【0015】さらに合成樹脂製フィルムとしては、ポリ
エチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンフィル
ム、セロハン等、凹部を形成することができるものであ
れば材質は特に限定されないが、20〜80℃でしかも
数秒間で深さ1cm位、直径数mm〜3cm位の凹部を
形成することができるポリ塩化ビニルフィルムを用いる
のが好ましい。
【0016】但し、ポリ塩化ビニルフィルムは熱に弱
く、一回使用すると熱による型崩れが生じるため、一回
ずつ使い捨てになる。
【0017】この点、ポリエチレンテレフタレートフィ
ルム等は、凹部を形成するのに時間がかかるが、熱に強
く、繰り返し使用することができるという利点がある。
【0018】従って、同じ点字文字を多数製造する場合
には、ポリエチレンテレフタレート等の熱に強いフィル
ムを使用する方がコストを低下する意味で好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の突起物群表示体の
一例としての視覚障害者誘導標識の製造方法と、その方
法によって得られる視覚障害者誘導標識の実施形態につ
いて説明する。
【0020】<第一実施形態>本発明の第一実施形態の
製造工程を、図1〜5に従って説明する。厚さ10〜3
0μmのポリ塩化ビニルフィルムからなるシート体1の
両端を引っ張ってシート体1を張設した状態にし、その
シート体1上に所望の点字文字を形成する各点の位置を
定める。
【0021】その後、図1に示すように、前記各点につ
いて、先端が丸く形成され、70℃に熱せられた直径1
cmの金属の棒2を上から押しつけてシート体1上に深
さ7mmの凹部12を形成する。
【0022】但し、シート体1の厚さ、金属棒2のサイ
ズ、加熱温度及び凹部12の深さは、上記値に限定される
ものではなく、製造する突起物の大きさ及び使用するシ
ート体1の種類等に応じて適宜定めることができる。
【0023】例えば、大きさ10cm×2cm×2cm
の金属棒を使用して、深さ1cm,横方向長さ2cm、
縦方向長さ10cmの凹部12を形成すれば、誘導線とし
て利用できる突起物を製造することができる。
【0024】金属棒としては、亜鉛、真鍮、鉛等が使用
でき、その太さ、先端の形状、温度はシート体1の性質
や点字の大きさに応じて適宜設計変更可能である。
【0025】また、金属棒の上下運動は、固定式、移動
式、アーム式のいずれも可能で、直動バルブ、エアーシ
リンダー、オイルシリンダー、ウォーターシリンダー等
で押しつける。
【0026】大きさや形の異なる金属棒に適宜交換可能
なように、熱線4の先にはネジ3が取り付けられ、該ネ
ジ3を金属棒2の上部に設けられたネジ溝に螺合するこ
とにより金属棒2が着脱自在に支持される。
【0027】シート体1を冷却した後、図2に示すよう
に、上記凹部12にメタクリル樹脂液(三菱レイヨン社製
アクリシラップ)、骨剤及び硬化剤を調合したもの(以
下「調合樹脂液」という)を流し込む。
【0028】骨剤としては、砂、セラミック、ガラス粉
等を使用し、硬化剤としては、ベンゾイルパーオキサイ
ド等を使用する。
【0029】メタクリル樹脂液は、上塗りと中塗りと下
塗りとがあるが、本実施形態の点字文字を製造するため
には、表面を硬くするため、上塗り樹脂液を調合した調
合樹脂液(以下「第1調合樹脂液」という)を型に流し
込み、5〜10分後、下塗り樹脂液を調合した調合樹脂
液(以下「第2調合樹脂液」という)を型に流し込む。
【0030】この場合、第1調合樹脂液の割合が多い
と、固化後、割れ、亀裂が生ずるおそれがあるので、第
1調合樹脂液と第2調合樹脂液の割合は、体積比1:4
にするのが好ましい。
【0031】尚、第2調合樹脂液は、柔軟性をもち、夏
冬の下地の動きに追従するため、縮み、割れ、剥がれを
起こしにくく、施工場所の環境によっては、第2調合樹
脂液のみで点字文字を形成することも可能である。
【0032】流し込む材料は、流し込んだ後、固化する
ものであれば、特に限定されず、セメント、石膏、ポリ
エステル樹脂、エポキシ樹脂、石粉、ゴム、ガラス等も
使用可能であるが、短時間硬化性、低温硬化性、耐磨耗
性、耐薬品性等の点において、メタクリル樹脂が最も好
ましい。
【0033】次に、流し込んだ調合樹脂液5が固化した
後、図3に示すように、該調合樹脂液5の部分に刷毛等
によって接着剤6を塗布する。
【0034】次に、接着剤6の乾燥後、図4に示すよう
に、シート体1を反転してコンクリート、アスファル
ト、タイル、レンガ、Pタイル、モルタル、ガラス、金
属、大理石等の路面又は壁面等の被固着面7に接着す
る。
【0035】接着剤としては、メタクリルプライマー、
瞬間接着剤等が使用される。
【0036】約20分後、図5に示すように、シート体
1を剥がすと、路面又は壁面等の被固着面7に、複数の
点字文字からなるメタクリル樹脂製の突起物8,…が接
着された視覚障害者誘導標識が形成されることとなる。
【0037】上記調合樹脂液には、センサーを埋め込む
ことも可能であり、その場合、例えば、ソーラー電池を
電源にして点字文字から電波を出し、視覚障害者が持つ
杖には、乾電池を入れて受信できるようにすれば、例え
ば100m位離れた所から電波を感知して近づくととも
に音が大きくなり、点字文字がある所まで視覚障害者を
誘導することができる。
【0038】また、上記調合樹脂液には、顔料等の着色
剤を自由に混ぜ合わせることができ、例えば、反射ビー
ズ及びチタンを混ぜ合わせれば、夜間でも光が当たると
ビーズが反射して光り、また、雲母石を混ぜ合わせる
と、昼間でも光る点字文字を形成することができ、健常
者にとっても交通安全につながる。
【0039】例えば、上記方法で製造される各突起物は
点字文字を構成するものでなくても、電柱や塀へのビラ
張り防止の突起物として利用することも可能である。特
にフィルムが破れない程度に先が尖った金属棒によって
上記突起物を製造すると一層効果的である。
【0040】或いは、その形状を星型にしたり、点毎に
色を変化させることにより模様を構成するようにすれ
ば、路面や壁面等の被固着面の装飾として利用すること
もできる。
【0041】さらに、上記調合樹脂液に銀粉や銅粉を混
合することにより、製造された突起物が導電性を有し、
ICの基板等にも応用可能である。
【0042】<第2実施形態>次に、本発明の他の実施
形態の製造工程を、図6〜9に従って説明する。
【0043】先ず、図6に示すように、路面等の被固着
面7に、石膏等の固化性物質9を5mm〜1cm高さに
流下させ、固化させる。
【0044】次に、図7に示すように、点字文字を形成
すべき位置に相当する部分に穴10を穿設する。
【0045】次に、このようにして穿設された穴10に、
図8に示すようにホットメルト樹脂11を流し込み、固化
させる。
【0046】次に、図9に示すように、固化した固化性
物質9を除去することにより、複数の点字文字の形状を
したホットメルト樹脂製の突起物8が被固着面7に固着
された視覚障害者誘導標識が形成されることとなる。
【0047】固化性物質は、上記石膏の他、セメント、
合成樹脂製フィルム等、突起物の高さ程度の厚みを形成
することができるものであれば、特に限定されない。
【0048】また、敷設する固化性物質の厚み及び穴の
大きさは、製造する突起物の大きさに応じて適宜定める
ことができる。
【0049】ホットメルト樹脂は、メタクリル樹脂等の
ベースとなる樹脂、該ベース樹脂との相溶性をもつ粘着
付与剤、ワックス類、酸化防止剤等からなり、70〜2
00℃で可塑性を得、その後、冷却することにより固化
すると同時に前記粘着付与剤の働きによりアスファルト
等の路面に接着される。ベース樹脂、粘着付与剤等の種
類は、施工条件に応じて適宜定められる。
【0050】<その他の実施形態>尚、上記第一実施形
態では、シート体1を反転して、路面又は壁面等の被固
着面7に接着剤6を介して固化性物質5を接着した後、
シート体1を固化性物質5から除去したが、このように
シート体1を除去することは本発明に必須の条件ではな
く、そのままシート体1を残存させることも可能であ
る。
【0051】この場合は、たとえばシート体1を透明に
形成すると、その透明なシート体1を介して固化した突
起8が表面に現出し、その突起8を形成する固化性物質
5の色を適宜の色或いは模様等に形成することによっ
て、種々の装飾的効果が得られることとなる。
【0052】尚、本発明は、突起物群表示体を視覚障害
者の誘導標識として使用することを主眼とするものでは
あるが、突起物群表示体の用途はこれに限定されるもの
ではない。
【0053】たとえば、上記のように透明なシート体1
を突起8から除去することなく、残存した状態で路面等
の被固着面に設置する場合には、健常者に対し、上記の
ような色や模様の透視効果が得られることとなる。
【0054】いずれにしても、突起物群表示体の用途は
問うものではなく、要は、固化性物質を固化することに
よって、路面又は壁面等の被固着面とは別体に形成され
た突起物が、被固着面に接着されて構成されたような突
起物群表示体が用いられていればよいのである。
【0055】試験例 本発明の視覚障害者誘導標識について、視覚障害者が読
解することができるかどうかを確認するため、以下の試
験を行なった。
【0056】路面に施工された本発明の視覚障害者誘導
標識について、点字文字によって表された数字の上を視
覚障害者が歩いた場合に、その点字数字を正しく読むこ
とができるかどうかについて、先天的な視覚障害者10
名と後天的な視覚障害者10名を対象に、底の厚い靴又
は底の薄い靴を履いて上記点字数字の上を歩いてもら
い、試験を行なった。
【0057】試験の結果、先天的視覚障害者10名は、
厚底の靴で全員が正確に読解することができ、杖で触っ
ただけでも読解することができるという結果であった。
後天的視覚障害者のうち、年少の頃に視覚障害をもった
5名中4名は、厚底の靴で正確に読解することができ、
残りの1名は薄底の靴を履くと読解することができた。
【0058】10歳以上で視覚障害をもった5名中2名
は、厚底の靴で点字数字の5割を読解することができ、
薄底の靴を履けば全て読解することができた。残りの3
名は、厚底の靴で2割弱、薄底の靴で5割読解すること
ができた。
【0059】以上の結果より、本発明の視覚障害者誘導
標識は、視覚障害をもつ人にとって、非常に読解し易い
ものであることがわかった。
【0060】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されるので、
次のような効果を奏する。
【0061】すなわち、上述のような方法によって、本
発明の突起物群表示体の一例としての視覚障害者誘導標
識を製造することにより、安価でしかも簡単に点字文字
で説明文等を表現した視覚障害者誘導標識を製造するこ
とができる。すなわち、あらゆる場所の路面や壁面等の
被固着面に現地で短時間で施工することができ、コスト
がかからない。
【0062】従って、例えば、交差点に、右へ行くと○
○学校があり、左へ行くと××駅があるという説明を表
現することができ、視覚障害者が一人でも未知の目的地
へ行くことができる。
【0063】また、長距離にわたる誘導線も安価で製造
可能であり、視覚障害者を安全に目的の場所まで誘導す
ることができる。
【0064】さらに、点字でアルファベットを表せば、
世界中共通で利用することができ、視覚障害者が一人で
世界旅行することもできる。
【0065】一方、上記のような製造方法によって得ら
れた視覚障害者誘導標識は、視覚障害者にとって非常に
読解しやすいものである上、安全性、耐磨耗性等に優れ
ている。
【0066】また、本発明の突起物群表示体は、形や色
を自由自在に製造することができるので、健常者の交通
安全にもつながるとともに、路面や壁面等の装飾や電柱
等へのビラ張り防止にも利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の視覚障害者誘導標識の製
造方法における型作り工程を示す要部拡大断面図。
【図2】固化性物質の流し込み工程を示す要部拡大断面
図。
【図3】接着剤塗布工程を示す要部拡大断面図。
【図4】接着工程を示す要部拡大断面図。
【図5】フィルム剥離工程を示す要部拡大断面図。
【図6】固化性物質の流下工程を示す要部拡大断面図。
【図7】穴の穿設工程を示す要部拡大断面図。
【図8】穴にホットメルト樹脂を注入して硬化する工程
を示す要部拡大断面図。
【図9】固化性物質の取外し工程を示す要部拡大断面
図。
【符号の説明】
1…シート体 5…固化性物質 6…接着剤 7…被固着面 8…突起物 9…固化性物質
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01F 9/04 E01C 23/16

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート体(1) に複数の凹部(12)を設け、
    該凹部(12)に固化性物質を注入し、固化後、該固化性物
    質(5) の部分の表面に接着剤(6) を塗布し、次に前記シ
    ート体(1) を反転し、該接着剤(6) を介して固化性物質
    (5) を路面又は壁面等の被固着面(7) に接着して突起物
    群表示体を製造することを特徴とする突起物群表示体の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 シート体(1) に複数の凹部(12)を設け、
    該凹部(12)に固化性物質を注入し、固化後、該固化性物
    質(5) の部分の表面に接着剤(6) を塗布し、次に前記シ
    ート体(1) を反転し、該接着剤(6) を介して固化性物質
    (5) を路面又は壁面等の被固着面(7) に接着し、その
    後、前記シート体(1) を除去することにより、前記被固
    着面(7) に複数の突起物(8) が配設された突起物群表示
    体を製造することを特徴とする突起物群表示体の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記シート体(1) に形成される凹部(12)
    が、点字文字状に形成されている請求項1又は2記載の
    突起物群表示体の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記シート体(1) が合成樹脂製フィルム
    である請求項1乃至3のいずれかに記載の突起物群表示
    体の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記シート体(1) がポリ塩化ビニル製フ
    ィルムである請求項4記載の突起物群表示体の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記固化性物質(5) がメタクリル樹脂で
    ある請求項1乃至5のいずれかに記載の突起物群表示体
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記突起物(8) の中にセンサーが埋設さ
    れる請求項1乃至6のいずれかに記載の突起物群表示体
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記シート体(1) に凹部(12)を形成する
    方法が、加熱された金属棒(2) を前記シート体(1) に押
    し付けることによる方法である請求項1乃至7のいずれ
    かに記載の突起物群表示体の製造方法。
  9. 【請求項9】 固化性物質(9) を路面又は壁面等の被固
    着面(7) に流下し、固化した後、複数の穴(10)をあけ、
    該穴(10)に、ホットメルト樹脂(11)を流し込み、ホット
    メルト樹脂(11)の硬化後、前記固化性物質(9) を除去す
    ることにより、前記被固着面(7) に複数の突起物(8) が
    配設された突起物群表示体を製造する ことを特徴とする
    突起物群表示体の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記固化性物質(9) に形成される穴(1
    0)が、点字文字状に形成されている請求項9記載の突起
    物群表示体の製造方法。
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