JP6404518B1 - 滑り止め板施工用仮組体およびその製造方法、並びに、滑り止め板の施工方法 - Google Patents

滑り止め板施工用仮組体およびその製造方法、並びに、滑り止め板の施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6404518B1
JP6404518B1 JP2018094315A JP2018094315A JP6404518B1 JP 6404518 B1 JP6404518 B1 JP 6404518B1 JP 2018094315 A JP2018094315 A JP 2018094315A JP 2018094315 A JP2018094315 A JP 2018094315A JP 6404518 B1 JP6404518 B1 JP 6404518B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slip
base member
slip plate
construction
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018094315A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019199732A (ja
Inventor
藤田 真澄美
真澄美 藤田
Original Assignee
株式会社エム・アンド・エフ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社エム・アンド・エフ filed Critical 株式会社エム・アンド・エフ
Priority to JP2018094315A priority Critical patent/JP6404518B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6404518B1 publication Critical patent/JP6404518B1/ja
Publication of JP2019199732A publication Critical patent/JP2019199732A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Road Signs Or Road Markings (AREA)
  • Floor Finish (AREA)

Abstract

【課題】複数の滑り止め板を容易に設置することができる滑り止め板施工用仮組体を提供する。【解決手段】滑り止め板施工用仮組体1は、複数の滑り止め板10と、複数の滑り止め板10を保持する平板状のベース部材20と、ベース部材20と各滑り止め板10の表面との間に配置され、滑り止め板10をベース部材20に保持させる第1粘着部30と、各滑り止め板10の表面と反対の裏面に配置された第2粘着部40と、複数の滑り止め板10の第2粘着部40を覆う剥離シート50とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、滑り止め板施工用仮組体およびその製造方法、並びに、滑り止め板の施工方法に関する。
歩道や階段、駅の構内やホーム、建物の床面や通路など、人が歩行する場所に敷設される滑り止め板として、特許文献1には、金属板の表面にエッチングにより細かな網目状の溝を形成したものが開示されている。
特許第6020873号公報
特許文献1の滑り止め板は、例えば、円形や四角形に小さくカットしたものを複数並べて人が歩行する場所に設置しても、高い滑り止め効果を発揮する。しかしながら、小さくカットした複数の滑り止め板を1枚ずつ歩行面に設置するのは手間がかかるという問題がある。
そこで、本発明は、複数の滑り止め板を容易に設置することができる滑り止め板施工用仮組体およびその製造方法、並びに、滑り止め板の施工方法を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の滑り止め板施工用仮組体は、複数の滑り止め板と、前記複数の滑り止め板を保持する平板状のベース部材と、前記ベース部材と前記各滑り止め板の表面との間に配置され、前記滑り止め板を前記ベース部材に保持させる第1粘着部と、前記各滑り止め板の前記表面と反対の裏面に配置された第2粘着部と、前記複数の滑り止め板の前記第2粘着部を覆う剥離シートと、を備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、剥離シートを剥がし、複数の滑り止め板の第2粘着部を施工面に貼り付け、ベース部材を滑り止め板から剥がすことで、複数の滑り止め板を施工面にまとめて設置することができる。これにより、複数の滑り止め板を容易に設置することができる。
前記した滑り止め板施工用仮組体において、前記ベース部材は、段ボールからなり、前記滑り止め板が配置される凹部を複数有するとともに、前記凹部が形成された面と反対の面が平らであり、前記第1粘着部は、前記各凹部の底面と前記各滑り止め板の前記表面との間に配置されている構成とすることができる。
これによれば、ベース部材を比較的安価に製造することができるので、滑り止め板施工用仮組体を安価に製造することができる。また、滑り止め板がベース部材の凹部内に保持されることになるので、滑り止め板施工用仮組体を施工面の上に置いた際に、ベース部材と施工面との間に隙間ができるのを抑制することができる。これにより、ベース部材(滑り止め板施工用仮組体)の施工面に対する位置合わせがしやすくなるので、滑り止め板を精度良く設置することができる。また、ベース部材の凹部が形成された面と反対の面が平らであることで、滑り止め板施工用仮組体を積み重ねたときの安定性を高めることができる。
前記した滑り止め板施工用仮組体において、前記ベース部材は、前記凹部の輪郭に沿って、前記ベース部材を貫通する複数の貫通孔がミシン目状に形成されている構成とすることができる。
これによれば、ミシン目状に形成された貫通孔により、ベース部材の滑り止め板が配置された面と反対の面に凹部(滑り止め板)の位置に対応する目印を形成することができる。これにより、施工時に、ベース部材の滑り止め板が配置された面が施工面側を向いていても、滑り止め板の位置や配置を認識することができる。また、ベース部材がミシン目状に形成された貫通孔を有することで、施工時に、ベース部材の滑り止め板が配置された面から貫通孔の内側部分を施工面に向けて押したときに、滑り止め板に力を加えやすくなっている。これにより、滑り止め板を施工面にしっかりと貼り付けることができる。
また、本発明の滑り止め板施工用仮組体の製造方法は、前記第2粘着部および前記第2粘着部を覆う第2の剥離シートを有する前記滑り止め板を複数準備する工程と、前記ベース部材または前記滑り止め板に前記第1粘着部を形成する工程と、前記第1粘着部を介して前記複数の滑り止め板を前記ベース部材に貼り付ける工程と、前記第2の剥離シートを剥がして前記複数の滑り止め板の前記第2粘着部を前記剥離シートで覆う工程と、を含むことを特徴とする。
このような方法よれば、複数の滑り止め板を容易に設置することができる滑り止め板施工用仮組体を製造することができる。
また、本発明の滑り止め板の施工方法は、前記した滑り止め板施工用仮組体を用いた滑り止め板の施工方法であって、前記剥離シートを剥がす工程と、前記複数の滑り止め板の前記第2粘着部を施工面に貼り付ける工程と、前記ベース部材を前記第1粘着部とともに前記滑り止め板から剥がす工程と、を含むことを特徴とする。
このような方法によれば、複数の滑り止め板を容易に設置することができる。
本発明によれば、複数の滑り止め板を容易に設置することができる。
実施形態に係る滑り止め板施工用仮組体の分解斜視図である。 施工面に貼り付けられた滑り止め板と、滑り止め板から剥がされたベース部材の斜視図である。 滑り止め板の平面図(a)と、図(a)のY−Y断面図(b)である。 滑り止め板施工用仮組体の図1におけるX−X断面図である。 滑り止め板施工用仮組体の製造方法の説明図(a)〜(d)である。 滑り止め板施工用仮組体を用いた滑り止め板の施工方法の説明図(a)〜(d)である。 変形例に係る滑り止め板施工用仮組体の図1におけるX−X断面に相当する図(a)〜(d)である。
以下、発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る滑り止め板施工用仮組体1は、複数の滑り止め板10と、ベース部材20と、第1粘着部30と、第2粘着部40と、剥離シート50とを備えている。
図2に示すように、滑り止め板10は、人が歩行する場所(施工面S)に敷設される板状の部材である。本実施形態の滑り止め板10は、特許文献1の滑り止め板(床材)を円形に切断したものである。
具体的に、滑り止め板10は、図3(a),(b)に示すように、表面(おもて面)11に、網目状の溝13と、溝13に対して凸となる複数の凸部14とを有している。溝13は、格子状に形成され、各凸部14は、略正方形状に形成されている。このような滑り止め板10は、特許文献1に開示されているように、ステンレス板などの金属板の表面にエッチングにより溝13を形成することで製造することができる。一例として、滑り止め板10は、直径がおよそ30mmであり、凸部14の一辺の長さがおよそ3mmであり、溝13の幅がおよそ1mmである。
滑り止め板10の厚さは、滑り止め板10が取り付けられる施工面Sとの間に大きな段差ができないように、例えば、視覚障害者誘導用ブロックなどに設けられる、誘導用や警告用の突起の高さ(5〜6mm)よりも小さいことが望ましい。具体的には、滑り止め板10の厚さは、3mm以下であることが望ましく、2mm以下であることがより望ましく、1mm以下であることがさらに望ましい。一例として、滑り止め板10の厚さは、0.8mmである。
図1に示すように、ベース部材20は、複数の滑り止め板10を保持する平板状の部材である。本実施形態のベース部材20は、段ボールからなり、略正方形状に形成されている。ベース部材20は、滑り止め板10が配置された面である第1面21と、第1面21と反対の面である第2面22(図2参照)とを有している。
ベース部材20は、第1面21に、滑り止め板10が配置される凹部23を複数有している。凹部23は、円形に形成され、5行5列のマトリクス状に配列されている。図4に示すように、凹部23の深さD1は、第1粘着部30、滑り止め板10および第2粘着部40の厚さの和T1以上である。本実施形態では、凹部23の深さD1は、第1粘着部30、滑り止め板10および第2粘着部40の厚さの和T1よりも大きくなっている。
また、凹部23の深さD1は、ベース部材20を構成する段ボールの最大厚さ(凹部23の周囲の部分の厚さ)T2よりも小さくなっている。言い換えると、ベース部材20は、第1面21と反対の第2面22に、凹部23に対応する凸形状の部分は形成されていない。さらに言えば、ベース部材20は、凹部23が形成された第1面21と反対の第2面22が大きな凹凸のない平らな面である。
ベース部材20は、凹部23の輪郭に沿って、複数の貫通孔24が形成されている。貫通孔24は、ベース部材20を貫通する孔であり、図2に示すように、円形をなすように断続的に配置されている。これにより、複数の貫通孔24は、円形をなすミシン目状に形成されている。ミシン目状の貫通孔24は、ベース部材20を貫通していることで、ベース部材20の第2面22側からも確認することができる。つまり、複数の貫通孔24は、ベース部材20の第2面22に、凹部23(滑り止め板10)の位置に対応する目印を形成している。
このようなベース部材20は、例えば、略正方形状に切断した段ボールに複数の貫通孔24を形成しつつ、円形をなす複数の貫通孔24によって囲まれる領域の内側を第1面21側から押圧して凹ませ、凹部23を形成することで製造することができる。なお、ベース部材20を所定の大きさに切断する工程は、段ボールに複数の貫通孔24および凹部23を形成した後に行ってもよい。
図4に示すように、第1粘着部30は、滑り止め板10をベース部材20に保持させるための粘着性を有する部材である。本実施形態の第1粘着部30は、両面テープからなる。第1粘着部30は、ベース部材20と各滑り止め板10の表面11との間に配置されている。詳しくは、第1粘着部30は、各凹部23の底面23Aと各滑り止め板10の表面11との間に配置されている。
第1粘着部30の滑り止め板10に対する粘着力は、第1粘着部30のベース部材20に対する粘着力よりも小さくなっている。言い換えると、第1粘着部30を滑り止め板10から剥がすのに必要な力は、第1粘着部30をベース部材20から剥がすのに必要な力よりも小さくなっている。
このような構成は、例えば、滑り止め板10に貼り付けられる第1粘着面31の粘着力と、ベース部材20に貼り付けられる第2粘着面32の粘着力とが同じであっても、ベース部材20を、ステンレスなどの金属製の滑り止め板10よりも貼り付きやすい段ボール製とすることで実現することができる。また、例えば、第1粘着面31の粘着力を第2粘着面32の粘着力よりも小さくしたり、第1粘着面31の面積を第2粘着面32の面積よりも小さくしたりすることでも実現することができる。
第2粘着部40は、滑り止め板10を施工面Sに固着させるための粘着性を有する部材である。本実施形態の第2粘着部40は、両面テープからなる。第2粘着部40は、各滑り止め板10の裏面12に配置されている。具体的には、第2粘着部40は、第3粘着面41が滑り止め板10の裏面12に貼り付けられている。裏面12は、滑り止め板10の表面11、すなわち、溝13や凸部14が形成された面と反対の面である。さらに言えば、裏面12は、滑り止め板10が施工面Sに取り付けられた場合に施工面Sの方を向く面である。
第2粘着部40の、滑り止め板10および施工面Sに対する粘着力は、第1粘着部30の滑り止め板10に対する粘着力よりも大きくなっている。言い換えると、第2粘着部40を滑り止め板10および施工面Sから剥がすのに必要な力は、第1粘着部30を滑り止め板10から剥がすのに必要な力よりも大きくなっている。
このような構成は、例えば、滑り止め板10に貼り付けられる第3粘着面41や施工面Sに貼り付けられる第4粘着面42の面積を第1粘着部30の第1粘着面31の面積よりも大きくしたり、第3粘着面41や第4粘着面42の粘着力を第1粘着面31の粘着力よりも大きくしたりすることで実現することができる。
剥離シート50は、複数の滑り止め板10の第2粘着部40を覆うシート状の部材であり、紙や樹脂などから形成することができる。このような剥離シート50を備えることで、第2粘着部40の貼り付きを防止することができるとともに、第2粘着部40への塵埃などの付着を抑制して第2粘着部40の粘着力が低下するのを抑制することができる。剥離シート50は、ベース部材20と略同じ大きさの正方形に形成され、ベース部材20の第1面21の略全体を覆うように配置されて各第2粘着部40の第4粘着面42に剥離可能に貼り付けられている。
なお、図3(b)に示すように、第2粘着部40の第4粘着面42は、剥離シート50で覆われる前は、第2の剥離シート60によって覆われている。第2の剥離シート60は、紙や樹脂などから形成することができる。
次に、滑り止め板施工用仮組体1の製造方法について説明する。
まず、図5(a)に示すように、滑り止め板10を複数準備する(滑り止め板準備工程)。各滑り止め板10は、第2粘着部40および第2粘着部40を覆う第2の剥離シート60を有している。
次に、ベース部材20に第1粘着部30を形成する(第1粘着部形成工程)。具体的には、凹部23の底面23Aに、両面テープ(第1粘着部30)を貼り付け、第1粘着面31を露出させることで、ベース部材20に第1粘着部30を形成する。なお、第1粘着部形成工程は、第1粘着部30を、ベース部材20ではなく、滑り止め板10の表面11に形成する工程であってもよい。すなわち、滑り止め板10の表面11に両面テープ(第1粘着部30)を貼り付けることで、滑り止め板10に第1粘着部30を形成してもよい。
次に、図5(b)に示すように、第1粘着部30を介して複数の滑り止め板10をベース部材20に貼り付ける(滑り止め板取付工程)。具体的には、第1粘着部30によって、滑り止め板10の表面11をベース部材20に形成された凹部23の底面23Aに貼り付ける。
次に、図5(c)に示すように、各滑り止め板10について、第2の剥離シート60を剥がして第2粘着部40を露出させる。そして、図5(d)に示すように、ベース部材20の第1面21と複数の滑り止め板10の第2粘着部40とを剥離シート50で覆うようにして、第2粘着部40に剥離シート50を貼り付ける(剥離シート取付工程)。
これにより、滑り止め板施工用仮組体1を製造することができる。
次に、滑り止め板施工用仮組体1を用いた滑り止め板10の施工方法について説明する。
まず、図6(a)に示すように、剥離シート50を剥がす(剥離シート剥離工程)。これにより、各滑り止め板10の裏面12(図3(b)参照)に配置された第2粘着部40を露出させる。
次に、図6(b)に示すように、剥離シート50を剥がした滑り止め板施工用仮組体1を、第1面21を下にして施工面Sの上に置く(施工面配置工程)。そして、必要に応じて、滑り止め板施工用仮組体1の位置合わせを行う(位置合わせ工程)。本実施形態では、凹部23の深さD1が、第1粘着部30、滑り止め板10および第2粘着部40の厚さの和T1よりも大きくなっているので(図4参照)、滑り止め板施工用仮組体1を施工面Sの上に置いた段階では、第2粘着部40が施工面Sから若干浮いている。これにより、第2粘着部40が施工面Sに不必要に張り付くことがないので、滑り止め板施工用仮組体1の位置合わせを行いやすくなっている。
次に、図6(c)に示すように、複数の滑り止め板10の第2粘着部40を施工面Sに貼り付ける(滑り止め板貼付工程)。具体的には、ベース部材20の第2面22側から、円形のミシン目状に形成された貫通孔24の内側部分を、例えば、ゴムハンマーや木槌で叩くなどして施工面Sに向けて押すことで、滑り止め板10の第2粘着部40を施工面Sに貼り付ける。本実施形態では、ベース部材20が、凹部23の輪郭に沿ってミシン目状に形成された貫通孔24を有するので、貫通孔24の内側部分を施工面Sに向けて押したときに、滑り止め板10に集中して力を加えやすくなっている。
そして、図6(d)に示すように、ベース部材20を第1粘着部30とともに滑り止め板10から剥がす(ベース部材剥離工程)。
これにより、図2に示すように、複数の滑り止め板10、具体的には、25個の滑り止め板10を施工面Sに5行5列のマトリクス状に配列した状態で施工することができる。
以上説明した本実施形態の滑り止め板施工用仮組体1によれば、剥離シート50を剥がし、複数の滑り止め板10の第2粘着部40を施工面Sに貼り付け、ベース部材20を滑り止め板10から剥がすことで、複数の滑り止め板10を施工面Sにまとめて設置することができる。これにより、複数の滑り止め板10を容易に設置することができる。
また、ベース部材20が、滑り止め板10が配置される凹部23を有することで、滑り止め板10がベース部材20の凹部23内に保持されることになり、滑り止め板施工用仮組体1を施工面Sの上に置いた際に、ベース部材20と施工面Sとの間に隙間ができるのを抑制することができる。これにより、ベース部材20(滑り止め板施工用仮組体1)の施工面Sに対する位置合わせがしやすくなるので、滑り止め板10を精度良く設置することができる。
また、凹部23の深さD1が、第1粘着部30、滑り止め板10および第2粘着部40の厚さの和T1以上なので、滑り止め板10および第2粘着部40が凹部23内から突出しない。これにより、滑り止め板施工用仮組体1を施工面Sの上に置いた際に、ベース部材20と施工面Sとを密着させることができる。これにより、滑り止め板施工用仮組体1の細かい位置合わせがしやすくなるので、滑り止め板10をより精度良く設置することができる。
また、本実施形態では、凹部23の深さD1が、第1粘着部30、滑り止め板10および第2粘着部40の厚さの和T1よりも大きいので、滑り止め板施工用仮組体1を施工面Sの上に置いた際に、第2粘着部40を施工面Sから浮かせることができる。これにより、第2粘着部40が施工面Sに不必要に張り付くのを防止することができるので、滑り止め板施工用仮組体1の位置合わせを精度良く行うことができ、滑り止め板10を一層精度良く設置することができる。
また、ベース部材20の第2面22が平らなので、滑り止め板施工用仮組体1を全体として凸部分のない平板状とすることができる。これにより、滑り止め板施工用仮組体1を積み重ねたときの安定性を高めることができる。また、積み重ねた滑り止め板施工用仮組体1を所定のスペースに収容する際に、凸部分がある場合と比較して、滑り止め板施工用仮組体1をより多く積み重ねることができるので、より多くの滑り止め板施工用仮組体1を収容したり、収容した状態で運搬したりすることができる。
また、ベース部材20が段ボールからなるので、ベース部材20を比較的安価に製造することができ、滑り止め板施工用仮組体1を安価に製造することができる。
また、ミシン目状に形成された複数の貫通孔24により、ベース部材20の第2面22に滑り止め板10の位置に対応する目印を形成することができる。これにより、施工時に、ベース部材20の第1面21が施工面S側を向いていても、滑り止め板10の位置や配置を認識することができる。また、ベース部材20がミシン目状に形成された貫通孔24を有することで、施工時に、ベース部材20の第2面22側から貫通孔24の内側部分をゴムハンマーや木槌で叩くなどして施工面Sに向けて押したときに、滑り止め板10に力を加えやすくなっているため、滑り止め板10を施工面Sにしっかりと貼り付けることができる。
また、第2粘着部40の滑り止め板10および施工面Sに対する粘着力が、第1粘着部30の滑り止め板10に対する粘着力よりも大きいので、第2粘着部40により滑り止め板10を施工面Sにしっかりと固着させることができる。
また、第1粘着部30の滑り止め板10に対する粘着力が、第1粘着部30のベース部材20に対する粘着力よりも小さいので、ベース部材20を滑り止め板10から剥がす際に、ベース部材20を第1粘着部30とともに滑り止め板10から剥がすことができる。これにより、複数の滑り止め板10を容易に設置することができる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、第1粘着部30を両面テープを貼って形成したが、これに限定されず、第1粘着部を、糊などの接着剤を塗布して形成してもよい。第2粘着部についても同様である。
また、前記実施形態では、凹部23の深さD1が、第1粘着部30、滑り止め板10および第2粘着部40の厚さの和T1よりも大きかったが、これに限定されない。例えば、図7(a)に示すように、凹部23の深さD2は、第1粘着部30、滑り止め板10および第2粘着部40の厚さの和T1と等しくてもよい。すなわち、第2粘着部40の表面が、ベース部材20の第1面21のうち、凹部23の周囲の面と面一であってもよい。
また、図7(b)に示すように、凹部23の深さD3は、第1粘着部30、滑り止め板10および第2粘着部40の厚さの和T1よりも小さくてもよい。すなわち、第2粘着部40や滑り止め板10は、ベース部材20の第1面21のうち、凹部23の周囲の面から突出していてもよい。
また、前記実施形態では、ベース部材20の第2面22が平らな面であったが、これに限定されない。例えば、図7(c)に示すように、ベース部材20は、凹部23の裏側に凸部25が形成されていてもよい。このような構成によれば、前記実施形態のようにベース部材20に貫通孔24(図2参照)を形成しなくても、凸部25を滑り止め板10の位置を示す目印とすることができる。また、図示は省略するが、ベース部材20は、滑り止め板10が配置される凹部23の裏側に凹部が形成された構成であってもよい。
また、前記実施形態では、ベース部材20に滑り止め板10が配置される凹部23が形成されていたが、これに限定されず、例えば、図7(d)に示すように、ベース部材20は、凹部が形成されていない構成であってもよい。つまり、ベース部材20は、滑り止め板10が配置される第1面21が平らな面であってもよい。
また、前記実施形態では、ベース部材20は、複数の貫通孔24がミシン目状に形成されていたが、これに限定されず、ベース部材は、貫通孔が形成されていない構成であってもよい。この場合、ベース部材の滑り止め板が配置された面と反対の面に、滑り止め板の位置を示す目印を、例えば、印刷したり、貼り付けたりするなどして設けてもよい。また、凹部の底面に、滑り止め板の一部を露出させる貫通穴を形成し、この貫通穴を、滑り止め板の位置を示す目印としてもよい。また、ベース部材は、滑り止め板の位置を示す目印を備えない構成であってもよい。
また、前記実施形態では、ベース部材20が段ボールから形成されていたが、これに限定されず、例えば、ベース部材は、ボール紙やパルプモールドなど、段ボール以外の紙から形成されていてもよい。また、ベース部材は、紙製に限定されず、例えば、樹脂製や木製などであってもよい。樹脂としては、例えば、ポリプロピレン(PP)を用いることができる。
また、前記実施形態では、複数の滑り止め板10が5行5列のマトリクス状に配置されていたが、複数の滑り止め板の配置は特に限定されない。例えば、滑り止め板は、千鳥状に配置されていてもよい。また、前記実施形態では、滑り止め板10が円形であったが、滑り止め板の形状は特に限定されない。例えば、滑り止め板は、正方形や矩形などの四角形であってもよい。また、滑り止め板は、六角形や八角形、長円形、楕円形などであってもよい。
また、前記実施形態では、滑り止め板として、金属板の表面にエッチングにより網目状の溝を形成したもの(滑り止め板10)を例示したが、これに限定されない。例えば、滑り止め板は、金属板の表面をエッチング以外の方法によって粗すことで、表面に滑り止め加工がなされたものであってもよい。また、滑り止め板は、金属製に限定されず、例えば、石材製、陶磁器製、レンガ製、ガラス製、樹脂製、ゴム製などであってもよい。なお、滑り止め板は、材料自体が滑りにくい性質のものであれば、表面に滑り止めの加工がなされていないものであってもよい。
また、前記実施形態では、剥離シート50が1枚であって、すべての滑り止め板10の第2粘着部40を覆う構成であったが、これに限定されず、例えば、剥離シートは、複数枚に分割されていてもよい。
また、前記した実施形態および変形例で説明した各要素は、適宜組み合わせて実施することが可能である。
1 滑り止め板施工用仮組体
10 滑り止め板
11 表面
12 裏面
20 ベース部材
21 第1面
22 第2面
23 凹部
23A 底面
24 貫通孔
30 第1粘着部
40 第2粘着部
50 剥離シート
60 第2の剥離シート
S 施工面

Claims (5)

  1. 複数の滑り止め板と、
    前記複数の滑り止め板を保持する平板状のベース部材と、
    前記ベース部材と前記各滑り止め板の表面との間に配置され、前記滑り止め板を前記ベース部材に保持させる第1粘着部と、
    前記各滑り止め板の前記表面と反対の裏面に配置された第2粘着部と、
    前記複数の滑り止め板の前記第2粘着部を覆う剥離シートと、を備えたことを特徴とする滑り止め板施工用仮組体。
  2. 前記ベース部材は、段ボールからなり、前記滑り止め板が配置される凹部を複数有するとともに、前記凹部が形成された面と反対の面が平らであり、
    前記第1粘着部は、前記各凹部の底面と前記各滑り止め板の前記表面との間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の滑り止め板施工用仮組体。
  3. 前記ベース部材は、前記凹部の輪郭に沿って、前記ベース部材を貫通する複数の貫通孔がミシン目状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の滑り止め板施工用仮組体。
  4. 複数の滑り止め板と、前記複数の滑り止め板を保持する平板状のベース部材と、前記ベース部材と前記各滑り止め板の表面との間に配置され、前記滑り止め板を前記ベース部材に保持させる第1粘着部と、前記各滑り止め板の前記表面と反対の裏面に配置された第2粘着部と、前記複数の滑り止め板の前記第2粘着部を覆う剥離シートと、を備えた滑り止め板施工用仮組体の製造方法であって、
    前記第2粘着部および前記第2粘着部を覆う第2の剥離シートを有する前記滑り止め板を複数準備する工程と、
    前記ベース部材または前記滑り止め板に前記第1粘着部を形成する工程と、
    前記第1粘着部を介して前記複数の滑り止め板を前記ベース部材に貼り付ける工程と、
    前記第2の剥離シートを剥がして前記複数の滑り止め板の前記第2粘着部を前記剥離シートで覆う工程と、を含むことを特徴とする滑り止め板施工用仮組体の製造方法。
  5. 複数の滑り止め板と、前記複数の滑り止め板を保持する平板状のベース部材と、前記ベース部材と前記各滑り止め板の表面との間に配置され、前記滑り止め板を前記ベース部材に保持させる第1粘着部と、前記各滑り止め板の前記表面と反対の裏面に配置された第2粘着部と、前記複数の滑り止め板の前記第2粘着部を覆う剥離シートと、を備えた滑り止め板施工用仮組体を用いた滑り止め板の施工方法であって、
    前記剥離シートを剥がす工程と、
    前記複数の滑り止め板の前記第2粘着部を施工面に貼り付ける工程と、
    前記ベース部材を前記第1粘着部とともに前記滑り止め板から剥がす工程と、を含むことを特徴とする滑り止め板の施工方法。
JP2018094315A 2018-05-16 2018-05-16 滑り止め板施工用仮組体およびその製造方法、並びに、滑り止め板の施工方法 Active JP6404518B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018094315A JP6404518B1 (ja) 2018-05-16 2018-05-16 滑り止め板施工用仮組体およびその製造方法、並びに、滑り止め板の施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018094315A JP6404518B1 (ja) 2018-05-16 2018-05-16 滑り止め板施工用仮組体およびその製造方法、並びに、滑り止め板の施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6404518B1 true JP6404518B1 (ja) 2018-10-10
JP2019199732A JP2019199732A (ja) 2019-11-21

Family

ID=63788179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018094315A Active JP6404518B1 (ja) 2018-05-16 2018-05-16 滑り止め板施工用仮組体およびその製造方法、並びに、滑り止め板の施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6404518B1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3050277U (ja) * 1997-12-27 1998-06-30 裕 藤田 歩行誘導用マーカー
JP3103522B2 (ja) * 1997-07-31 2000-10-30 株式会社大木工藝 突起物群表示体の製造方法
JP2001318604A (ja) * 2000-05-08 2001-11-16 Nemoto & Co Ltd 表示部材、その製造方法および時計
JP4452110B2 (ja) * 2004-03-22 2010-04-21 株式会社エム・アンド・エフ ガイドゲージ、および歩行用誘導マーカーの施工用仮組体

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3103522B2 (ja) * 1997-07-31 2000-10-30 株式会社大木工藝 突起物群表示体の製造方法
JP3050277U (ja) * 1997-12-27 1998-06-30 裕 藤田 歩行誘導用マーカー
JP2001318604A (ja) * 2000-05-08 2001-11-16 Nemoto & Co Ltd 表示部材、その製造方法および時計
JP4452110B2 (ja) * 2004-03-22 2010-04-21 株式会社エム・アンド・エフ ガイドゲージ、および歩行用誘導マーカーの施工用仮組体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019199732A (ja) 2019-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2006019691A3 (en) Dry erase substrate
WO2011123778A2 (en) Thin-tile laminated mosaic sheet
JP6404518B1 (ja) 滑り止め板施工用仮組体およびその製造方法、並びに、滑り止め板の施工方法
JP3141440U (ja) 転移位置決め治具
JP2005193484A (ja) 粘着剤付き化粧シート
CZ2003446A3 (cs) Samolepicí fólie
JP5123276B2 (ja) 打抜機のカッティングプレートへの面版の取り付け方法及びこの方法に使用される転移位置決め治具
WO2002057094A8 (en) Method for applying designs to a substrate
JP3754660B2 (ja) 離型用タブ付き両面粘着シート積層体とその製造方法
KR102084790B1 (ko) 접착 테이프
WO2010084341A1 (en) Tile spacer punch device
JP4908990B2 (ja) フローリングの施工方法
KR102545192B1 (ko) 거푸집 박리필름에서 필름을 박리하는 방법
JP2020081714A (ja) 粘着ロール
KR102612971B1 (ko) 거푸집 박리필름에서 필름을 박리하는 방법
JP6830247B2 (ja) マグネットシートの製造方法
JP6373628B2 (ja) 床タイルの施工方法
JP4452110B2 (ja) ガイドゲージ、および歩行用誘導マーカーの施工用仮組体
JP5457170B2 (ja) 視覚障害者誘導用ブロック、ならびに突起形成体およびブロック体
KR20240003280A (ko) 거푸집 박리필름
JP3390720B2 (ja) タイルの接着剤張り用マスク
KR20230121499A (ko) 타일 연결 시트 접착 방법
JP3126178U (ja) パンチ穴付バックシート
JPH0525853Y2 (ja)
JP2006022256A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180620

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20180620

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20180628

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180821

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180912

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6404518

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250