JP3177594U - 蓄光滑り止め部材の積層構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】屋外・屋内を問わず、夜間や突発性の災害に遭遇しても、安心して歩行でき、転倒防止が図れ、暗い場所や夜間でも明るく、危険が少なく、また、雨や水等によっても防滑効果にすぐれた蓄光滑り止め部材の積層構造を提供する。
【解決手段】木材、石材、金属材、あるいはコンクリート材の単体、あるいは複合体からなる基材1上に、プライマー層2を形成し、該プライマー層の上に、透明のエポキシ樹脂系塗料である主剤と硬化剤からなるオーバーコート層3を積層し、該オーバーコート層の上に、セラミック・骨材からなる散布層4を積層し、その上に、該セラミック・骨材からなる散布層4に、さらに蓄光剤を含むオーバーコート層5を順次積層してなる。
【選択図】図1
【解決手段】木材、石材、金属材、あるいはコンクリート材の単体、あるいは複合体からなる基材1上に、プライマー層2を形成し、該プライマー層の上に、透明のエポキシ樹脂系塗料である主剤と硬化剤からなるオーバーコート層3を積層し、該オーバーコート層の上に、セラミック・骨材からなる散布層4を積層し、その上に、該セラミック・骨材からなる散布層4に、さらに蓄光剤を含むオーバーコート層5を順次積層してなる。
【選択図】図1
Description
この考案は、蓄光滑り止め部材の積層構造に関するものである。
従来、不特定多数の人が集まる場所で、何の前触れもなく発生する地震等の災害により、急遽停電になり、夜間の道路、あるいは地下歩道等が暗くて歩行が不可能となり、暗闇のなか、無闇、やたらに動き回ると他の人と接触し、転倒したり、怪我をする場合があり、ついには、取り乱してパニック状態に陥ることがある。
それに対して、避難場所への誘導や非常口までの案内手段が設置されることが望ましく、しかも、老若男女を問わず、安全に誘導できることがあればさらに望ましい。
その対象となる屋内の施設としては、公共施設、店舗、学校、床面、廊下、階段、非常階段等であったり、屋外の施設としては、車道、歩道、通路、駐車場等があり、これらの場所において、通常時であっても、滑って転倒することなく安全に歩行ができ、また、夜間には街路灯が少なく、路面が見えにくい道路、また、女性にとって危険な場所に位置する道路であっても、怪我をせず、また犯罪に巻き込まれたりすることなく通行できることが望ましい。
そのためには、従来より、道路には、街路灯等の設備が設けられているが、電源は配線により多数本と接続されているが、地震等の原因で配線が切断すると、停電になり、その機能が失われ、その周辺の施設は暗くなってしまい、歩行にも防犯上にも問題があるという欠点があった。例えば、特許文献1のように。
そこで、この考案は、屋外・屋内を問わず、夜間や突発性の災害に遭遇しても、安心して歩行でき、転倒防止が図れ、暗い場所や夜間でも明るく、危険が少なく、さらに、雨や水等によっても滑ることなく、防滑効果にすぐれた蓄光滑り止め部材の積層構造を提供・開発するものである。
上記の課題を解決するため、この考案は、木材、石材、金属材、あるいはコンクリート材の単体、あるいは複合体からなる基材(1)の表面に、複数層の蓄光滑り止め部材の積層構造である。
この考案によると、蓄光により、太陽光または1m離れた蛍光灯に20分当てるだけで十分発光するため、励起が簡単であり、また、発光時間が10時間と長く発光し、夜通し活用が可能である等の優れた効果を奏する。
また、蓄光剤の発光時間は、経過と共に減衰するが、再度、光エネルギーを与えれば、反復して使用が可能であり、半永久的に発光するため、経済的でもある。
さらに、この考案によると、蓄光剤は、放射線を発生しないアルカリ土類アルミン塩酸アルミナストロンチウムを使用することにより身体に安全である等の極めて有益なる効果を奏するものである。
以下、この考案について詳細に説明する。尚、この考案においては、以下の記述に限定されるものではなく、この考案の要旨を逸脱しない範囲においては適宜変更可能である。
次に、この考案の一実施例を図1に従って詳述すると、木材、石材、金属材、あるいはコンクリート材の単体、あるいは複合体からなる基材(1)上に、プライマー(2)層を形成し、該プライマー層(2)の上に、透明のエポキシ樹脂系塗料である主剤(X)と硬化剤(Y)からなるオーバーコート層(3)を積層し、該オーバーコート層の上に、セラミック・骨材からなる散布層(4)を積層し、その上に、該セラミック・骨材からなる散布層(4)に、さらに蓄光剤(Z)を含むオーバーコート層(5)を順次積層してなることを特徴とする蓄光滑り止め部材の積層構造から構成されるもである。
尚、図4に示すように、オーバーコート層(3)を形成する透明のエポキシ樹脂系塗料である主剤(X)と硬化剤(Y)の割合は、2:1であり、また、エポキシ樹脂系塗料と蓄光剤(Z)との割合は、1:1である。
さらに、オーバーコート層(5)を形成する蓄光剤(Z)は、JIS規格によるJIC.Z.9095を使用するものであり、放射線を発生しないアルカリ土類アルミン塩酸アルミナストロンチウムを使用している。
また、この考案の他の実施例を図2に従って詳述すると、木材、石材、金属材、あるいはコンクリート材の単体、あるいは複合体からなる基材(1′)上に、プライマー層(2′)を形成し、該プライマー層(2′)の上に、透明のエポキシ樹脂系塗料である主剤(X)と硬化剤(Y)からなるオーバーコート層(3′)を積層し、該オーバーコート層の上に、セラミック・骨材からなるを散布層(4′)を形成し、その上に、オーバーコート層(5′)を積層し、該オーバーコート層(5′)の上に、蓄光剤(Z)を含むプライマー層(6)を積層してなることを特徴とする蓄光滑り止め部材の積層構造から構成される。
さらに、この考案のさらに他の実施例を図3に従って詳述すると、砕石や粒状(コンクリート)からなる基材(1″)に、エポキシ樹脂系塗料である主剤(X)と硬化剤(Y)と、セラミック・骨材からなる散布をミックスしてなるプライマー層(2″)を積層し、該層に透明性を有し蓄光材を混入したプライマー層(2″)を積層したことを特徴とする蓄光滑り止め部材の積層構造から構成している。
また、エポキシ樹脂系塗料(A)は、主剤と硬化剤の割合を2:1として混合するものであり、このエポキシ樹脂系塗料(A)を、100部に対して、蓄光剤(B)は、35〜65部の割合で混ぜたものであり、好ましくは、エポキシ樹脂系塗料(A)を、100部に対して、蓄光剤(B)は50部が最適である。
尚、この考案の各実施例にいて使用される基材(1)、(1′)、(1″)とは、屋・内外の路面、歩道、床面、廊下、階段、非常階段、通路から選ばれたものである。
また、プライマー層(2)、(2′)、(2″)は、下地の接着度をあげるための素材である。
また、これら各層は、透明(クアリ)層の場合や不透明の層の場合があるが、そのうち、砂等を混入して形成した層の厚みは、2mm程度であり、小石(5mm〜31cm程度)を混入した層の厚みは3cm程度であり、蓄光剤(B)を混ぜることも可能である。
さらに、粒状(コンクリート)からなる基材(1″)である。
この考案によると、蓄光滑り止め部材の積層構造の技術を確立し、実施・販売することにより産業上の利用可能性がある。
1 基材
1′基材
1″粒状(コンクリート)からなる基剤
2 プライマー層
2′プライマー層
2″プライマー層
3 オーバーコート層
3′オーバーコート層
3″オーバーコート層
4 散布層
5 オーバーコート層
5′オーバーコート層
A エポキシ樹脂系塗料
B 蓄光剤
X 主剤
Y 硬化剤
1′基材
1″粒状(コンクリート)からなる基剤
2 プライマー層
2′プライマー層
2″プライマー層
3 オーバーコート層
3′オーバーコート層
3″オーバーコート層
4 散布層
5 オーバーコート層
5′オーバーコート層
A エポキシ樹脂系塗料
B 蓄光剤
X 主剤
Y 硬化剤
Claims (4)
- 木材、石材、金属材、あるいはコンクリート材の単体、あるいは複合体からなる基材(1)上に、プライマー層(2)を形成し、該プライマー層(2)の上に、透明のエポキシ樹脂系塗料である主剤(X)と硬化剤(Y)からなるオーバーコート層(3)を積層し、該オーバーコート層の上に、セラミック・骨材からなる散布層(4)を積層し、その上に、該セラミック・骨材からなる散布層(4)に、さらに蓄光剤(Z)を含むオーバーコート層(5)を順次積層してなることを特徴とする蓄光滑り止め部材の積層構造。
- 木材、石材、金属材、あるいはコンクリート材の単体、あるいは複合体からなる基材(1′)上に、プライマー層(2′)を形成し、該プライマー層(2′)の上に、透明のエポキシ樹脂系塗料である主剤(X)と硬化剤(Y)からなるオーバーコート層(3′)を積層し、該オーバーコート層の上に、セラミック・骨材からなるを散布層(4′)を形成し、その上に、オーバーコート層(5′)を積層し、該オーバーコート層(5′)の上に、蓄光剤(Z)を含むプライマー層(6)を積層してなることを特徴とする蓄光滑り止め部材の積層構造。
- 砕石や粒状(コンクリート)からなる基材(1″)に、エポキシ樹脂系塗料である主剤(X)と硬化剤(Y)と、セラミック・骨材からなる散布層(4)をミックスしてなるプライマー層(2″)を積層し、該層に透明性を有し蓄光材(Z)を混入したオーバーコート層(3″)を積層したことを特徴とする蓄光滑り止め部材の積層構造。
- 基材(1)が、路面、歩道、屋・内外の床面、廊下、階段、非常階段、通路から選ばれたものであることを特徴とする請求項1または2または3記載の構造物の蓄光滑り止め部材の積層構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012003211U JP3177594U (ja) | 2012-05-30 | 2012-05-30 | 蓄光滑り止め部材の積層構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012003211U JP3177594U (ja) | 2012-05-30 | 2012-05-30 | 蓄光滑り止め部材の積層構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3177594U true JP3177594U (ja) | 2012-08-09 |
Family
ID=48004408
Family Applications (1)
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JP2012003211U Expired - Lifetime JP3177594U (ja) | 2012-05-30 | 2012-05-30 | 蓄光滑り止め部材の積層構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3177594U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107780317A (zh) * | 2016-08-31 | 2018-03-09 | 高炳申 | 一种带有玻璃颗粒保护层的发光路面 |
JP2019111685A (ja) * | 2017-12-21 | 2019-07-11 | 太平洋セメント株式会社 | 蛍光ブロックおよびその製造方法 |
WO2021120481A1 (zh) * | 2019-12-19 | 2021-06-24 | 上海浦东路桥(集团)有限公司 | 一种高透水性长效夜光路面构造 |
-
2012
- 2012-05-30 JP JP2012003211U patent/JP3177594U/ja not_active Expired - Lifetime
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WO2021120481A1 (zh) * | 2019-12-19 | 2021-06-24 | 上海浦东路桥(集团)有限公司 | 一种高透水性长效夜光路面构造 |
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