JP2009286625A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】少ない部品点数で、既存の駆動系を利用してコストの削減を図るとともに、確実に用紙の斜行を防止することのできる記録装置を提供する。
【解決手段】カムギア3の平面に形成された用紙整列用カム溝10と、基端部に形成された揺動軸部12を軸支されることによって揺動自在とされたアーム部13の先端部に、搬送される用紙の先端を当接させる用紙当接片14が形成されたストッパ本体15、および、前記ストッパ本体15に基端部が連接され、先端部に用紙整列用カム溝10内に係合されるコロ16が形成された係合用アーム17を有するストッパ部材11とからなり、カムギア3を回転させ、用紙整列用カム溝10内に係合されたコロ16の位置を所定位置に規制することによりストッパ部材11を揺動させて、その先端部を一旦用紙当接片14に当接させ、位置を揃えてから印刷手段Aへ供給するようにする。
【選択図】図1
【解決手段】カムギア3の平面に形成された用紙整列用カム溝10と、基端部に形成された揺動軸部12を軸支されることによって揺動自在とされたアーム部13の先端部に、搬送される用紙の先端を当接させる用紙当接片14が形成されたストッパ本体15、および、前記ストッパ本体15に基端部が連接され、先端部に用紙整列用カム溝10内に係合されるコロ16が形成された係合用アーム17を有するストッパ部材11とからなり、カムギア3を回転させ、用紙整列用カム溝10内に係合されたコロ16の位置を所定位置に規制することによりストッパ部材11を揺動させて、その先端部を一旦用紙当接片14に当接させ、位置を揃えてから印刷手段Aへ供給するようにする。
【選択図】図1
Description
本発明は、用紙の斜行を矯正し、印刷位置に正常な状態で用紙を搬送させるための用紙整列機構を備えた記録装置に関する。
従来より、コンピュータ、ワードプロセッサ、ファクシミリ等の出力装置として、サーマルヘッドを備えた記録装置が多用されている。
一般に、このような記録装置において、所望の記録を行なう場合、プリンタ本体の用紙搬送方向上流側に配設された給紙トレイに複数枚の用紙を収納し、この用紙に対してピックアップローラを当接させ、このピックアップローラを回転駆動させることにより、前記用紙載置部に収納された用紙を一枚ずつ分離して搬送するようになっている。この分離された用紙は、記録装置の用紙搬送経路に配置された搬送ローラを経由して、サーマルヘッドとプラテンとが対向配置されている印刷位置へ向かって搬送され、前記印刷位置にて記録に供された後、用紙搬送経路に配置された排紙ローラを経由してプリンタ外へ排紙されるようになっている。
このように、記録に供される用紙は、ステップモータやギア等からなる用紙搬送機構を駆動させて前記ピックアップローラや搬送ローラを回転させることによって搬送されるが、前記搬送ローラ等の回転軸に撓みがあったり、あるいは回転軸に支持されているローラが偏心していたりすると、用紙は斜行して搬送されることとなり、良好な記録結果を得ることができなかった。
特に、1枚ずつ分離させて給紙トレイから搬送経路上に送り出された用紙の一端辺側がその搬送経路において、一旦プリンタ本体外へ延出され、その後、他端辺側から印刷位置に向かって搬送される、いわゆるスイッチバック式の用紙搬送を行なう記録装置においては、前述のように、用紙がプリンタ本体から外方へ延出した際にプリンタ本体周辺におかれたものに触れたり、ユーザーの身体の一部が当たったりすることにより、用紙の体勢が崩れ、スイッチバック式に切り返し搬送される際に、斜行してしまうことがあった。
そこで、用紙の斜行状態に合わせて、この用紙の斜行を矯正し、正しい搬送を行なうための機構(用紙整列機構)を備えた記録装置が種々開発されている。例えば、センサにより用紙の斜行やその程度を検出し、その後の搬送を調整する記録装置(特許文献1)がある。また、用紙搬送機構の駆動ローラ軸に相対回転可能に遊嵌させた中空管体に、駆動ローラの半径より大なる半径方向長さを有する用紙当接片と、駆動ローラの半径より小なる半径方向長さを有する係止片とを一体に突設するとともに、前記用紙当接片及び係止片と選択的に係脱可能に形成したストッパを前記駆動ローラ軸に沿う方向に移動可能に設け、ストッパに前記係止片を係止させた際に、前記用紙当接片が選択的に用紙搬送経路上に臨むように配設した記録装置もある(特許文献2)。
しかしながら、特許文献1の記録装置は、センサを配設するための費用が発生し、用紙搬送の制御も複雑になる。また、特許文献2の記録装置は、ストッパを駆動ローラに沿う方向にスライド移動させるための駆動源が別途必要になり、部品点数も多く、コストが嵩むといった問題があった。
本発明は、前述したような課題を解決するためになされたもので、少ない部品点数で、既存の駆動系を利用してコストの削減を図るとともに、確実に用紙の斜行を防止することのできる記録装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に関する記録装置は、UDモータの駆動力により回転自在に軸支されたカムギアを備え、前記カムギアを回転させることにより圧接レバーを揺動させ、前記圧接レバーを、サーマルヘッドを支承するヘッドユニットに当接させるか、あるいはその当接を解除させて、前記サーマルヘッドをプラテンに対して接離可能とされた印刷手段と、用紙搬送経路に配置された用紙搬送ローラをLFモータから伝達される駆動力によって回転させることにより、用紙を前記印刷手段におけるサーマルヘッドとプラテンとが圧接する印刷位置へ搬送可能とされた給紙搬送手段と、前記UDモータ及びLFモータの駆動を制御する制御手段とを備える記録装置であって、前記カムギアの平面に形成された用紙整列用カム溝と、基端部に形成された揺動軸部を軸支されることによって揺動自在とされたアーム部の先端部に、用紙搬送方向対する直交方向に延在する当接面に搬送される用紙の先端を当接させる用紙当接片が形成された用紙当接部材を支承するストッパ本体、および、前記ストッパ本体に基端部が連接され、先端部に前記用紙整列用カム溝内に係合されるコロが形成された係合用アームを有するストッパ部材と、からなり、前記カムギアを回転させ、前記用紙整列用カム溝内に係合されたコロの位置を所定位置に規制することにより前記ストッパ部材を揺動させて、前記用紙当接片を前記印刷手段と前記用紙搬送ローラとの間における用紙搬送経路内に進退可能とされた用紙整列手段を備えることを特徴とする。
このような構成を備えた記録装置においては、用紙を印刷位置へ搬送する際に、前記制御手段によりUDモータを駆動させて前記用紙整列手段を構成するカムギアを回転させ、前記用紙整列用カム溝内に係合されたコロの位置を所定位置に規制して前記ストッパ部材を揺動させ、前記用紙当接片を前記印刷手段と前記給紙搬送手段の用紙搬送ローラとの間における用紙搬送経路内に臨ませる。その状態において、前記制御手段によりLFモータを駆動させて前記給紙搬送手段の用紙搬送ローラを回転させて用紙を搬送し、その先端部を用紙搬送経路内に臨ませた前記用紙当接片に当接させたあと、前記LFモータをさらに数ステップ駆動させ、前記用紙搬送ローラ部分においては、先端部を前記用紙当接片に当接させた用紙を空搬送させて、用紙当接片に当接した用紙の先端の位置を揃え、その後、前記制御手段によりUDモータを駆動させて用紙整列手段を構成するカムギアを回転させ、前記用紙整列用カム溝内に係合されたコロの位置を所定位置に規制して前記ストッパ部材を揺動させ、前記用紙当接片を用紙搬送経路から退避させ、斜行が矯正された用紙を前記印刷位置へ搬送する。
また、本発明の記録装置は、前記給紙搬送手段の用紙搬送ローラとして、前記サーマルヘッドとプラテンが対向配置されている印刷位置の直前部において用紙搬送経路を挟んで対向配置された一対のフィードローラを備え、前記複数対の用紙搬送ローラを、LFモータから伝達される駆動力によって同期させて回転させることにより、用紙を印刷位置へ搬送可能とされており、前記用紙整列手段は、前記用紙当接片を前記一対のフィードローラの直前部における用紙搬送経路内に進退可能とされていることを特徴とする。
このような構成を備えた記録装置においては、先端の位置が揃えられ、斜行が矯正された用紙を一対のフィードローラによって挟持し、前記印刷位置へ搬送する。
このように、本発明の記録装置によれば、少ない部品点数で、既存の駆動系を利用してコストの削減を図るとともに、用紙の斜行を防止することができる。また、印刷位置の直前部にフィードローラを備えることにより、一端先端を揃えた用紙が印刷位置に至る前に再び斜行するような不具合を防止して、確実に印刷位置に正常な状態で用紙を搬送することができる。
図1は本実施形態の記録装置のプリンタ本体内に配設された用紙整列手段の要部を示す斜視図であり、図2は正面図、図3は平面図である。
本実施形態における記録装置1の印刷手段Aは、用紙の搬送方向に直交させて図示しないシャーシ間に配設された円柱状のプラテンローラ2と、図示しないサーマルヘッドを前記プラテンローラ2に対向させて支承するヘッドユニットと、図示しない制御手段により駆動を制御されるUDモータからギア群を介して伝達される駆動力により回転可能に配設されたカムギア3と、前記ヘッドユニットに支承されたサーマルヘッドの前記プラテンローラ2に対する圧接状態を変化させる圧接レバーとを備えている。前記プラテンローラ2は、用紙の搬送にあわせて従動回転自在とされている。
また、前記圧接レバーは、前記カムギア3に同軸で一体形成された小径のUDギア4と噛合し、前記カムギア3の回転により揺動自在に軸支されており、揺動して前記ヘッドユニットに対する当接状態を変化させることで、前記ヘッドユニットに支承されたサーマルヘッドを前記プラテンローラ2に圧接させたヘッドダウン状態、前記サーマルヘッドを前記プラテンローラ2から大きく離間させたヘッドアップ状態および前記サーマルヘッドを前記プラテンローラ2から少しだけ離間させたハーフダウン状態の各状態とするように構成されている。
なお、前記ヘッドユニットは、サーマルヘッド、ヘッド取付台、ヒートシンク、サーマルヘッドレバー、ねじりコイルばね、ばねプレート等を積層させた公知の構成であり、このヘッドユニットの圧接/圧接解除の機構についても公知の機構として、この説明は省略する。
また、本実施形態の記録装置1の給紙搬送手段Bは、用紙搬送経路に沿って位置させる用紙案内面6aが形成された用紙ガイド6や、図示しないLFモータからギア群を介して伝達される駆動力により回転可能に配設された用紙搬送ローラを備えている。
図1乃至図3には、給紙トレイから印刷位置へ用紙を搬送する際の搬送方向におけるプラテンローラ2の上流側(図中左側)において、前記用紙搬送ローラとして用紙搬送経路を挟んで対向配置された一対の第1フィードローラ7、および前記サーマルヘッドとプラテンローラ2が対向配置された印刷位置の直前部であって、前記第1フィードローラ7と印刷位置との間に用紙搬送経路を挟んで対向配置された一対の第2フィードローラ8を示す。なお、用紙搬送ローラとしてはこの二対のフィードローラに限らない。例えば、印刷手段よりも用紙の排出方向には、一対の排紙ローラを備えてもよい。また、給紙トレイに積層された最上位の用紙に当接して回転することにより、前記最上位の用紙のみを他の用紙から分離させる分離ローラもこの用紙搬送ローラと概念することも可能であるし、サーマルヘッドが圧接した状態において用紙の搬送に合わせて従動回転するプラテンローラ2を用紙搬送ローラと概念することも可能である。なお、用紙搬送ローラが用紙搬送経路を介して対向配置され、対とされている場合には、いずれか一方のローラを前記LFモータの駆動力を以て回転させることとし、対応する他のローラは用紙を介在させることにより従動回転させる構成とすることができることは公知である。そして、本実施形態において、これらの用紙搬送ローラのうち、主動回転する用紙搬送ローラは、LFモータの駆動により、同期して回転するように構成されている。
そして、本実施形態の記録装置1の用紙整列手段Cは、前記カムギア3の平面に形成された用紙整列用カム溝10と、搬送される用紙の先端を当接させる用紙当接片14が形成されたストッパ部材11とを備えている。
前記ストッパ部材11は、基端部に形成された揺動軸部12を前記プラテンローラ2と同軸となるようにシャーシに軸支されることによって揺動自在とされたアーム部13の先端部に、搬送される用紙の先端を、用紙搬送方向に直交して延在する当接面に当接させる用紙当接片14が形成されたストッパ本体15と、前記ストッパ本体15に基端部が連接され、先端部に前記用紙整列用カム溝10内に係合されるコロ16が形成された係合用アーム17とからなる。
そして、前記用紙整列用カム溝10には、サーマルヘッドをプラテンローラ2に対して大きく離間させた状態において、前記用紙当接片14を用紙搬送経路内から退避させて位置させるように前記ストッパ部材11を揺動させる第1案内領域、サーマルヘッドをプラテンローラ2に対して小さく離間させたハーフダウン状態において、前記用紙当接片14を用紙搬送経路内に進入させて位置させるように前記ストッパ部材11を揺動させる第2案内領域、サーマルヘッドをプラテンローラに対して圧接させたヘッドダウン状態において、前記用紙当接片14を用紙搬送経路から退避させて位置させるように前記ストッパ部材11を揺動させる第3案内領域、および、サーマルヘッドをプラテンローラに対して小さく離間させたハーフダウン状態において、前記用紙当接片14を用紙搬送経路内から退避させて位置させるように前記ストッパ部材11を揺動させる第4案内領域を有する環状に形成されている。
そして、用紙整列手段Cは、前記カムギア3を回転させて前記用紙整列用カム溝10内に係合されたコロ16の位置を第1乃至第4案内領域の所定位置に規制することにより、前記ストッパ部材11を揺動させて、前記用紙当接片14を前記印刷手段Aと前記一対の第1フィードローラ7との間における用紙搬送経路内、詳しくは、本実施形態においては、給紙トレイから印刷位置へ用紙を搬送する際の搬送方向における前記一対の第2フィードローラ8の直前部となる用紙搬送経路内に進退可能とされている。なお、本実施形態においては、前記用紙ガイド6は、その用紙案内面6aを一対の第2フィードローラ8の接触部(ニップ部)近傍に一端辺を位置させて配設されており、前記用紙案内面6aには上下方向に貫通する開口部6bが形成されている。よって、本実施形態においては、前記ストッパ部材11は、前記揺動軸部12を揺動中心として揺動することにより、前記アーム部13の先端部に凸状に形成された用紙当接片14を前記開口部6bから用紙搬送経路内に進入させたり、あるいは退避させることが可能となっている。
なお、前記用紙当接片14は、記録に供される用紙の幅方向中央から両側に対称位置に離間させて配置されることが望ましい。よって、本実施形態においては、前記アーム部13の先端部にその幅方向中央から対称位置に離間させて二片の用紙当接片14を形成しており、前記開口部6bも、それぞれの用紙当接片14に対応させて二箇所に形成しているが、この用紙当接片14の形成個数や、開口部6bの形成個数はこの実施形態に限るものではない。
次に、このように構成された記録装置1において、図示しない給紙トレイに収納された用紙を一枚ずつ分離し、用紙搬送経路を通して印刷手段Aの印刷位置へ搬送し、イエロー、マセンダ、シアンおよびブラックまたはオーバーコートの4色のカラーリボンを用いて所望のカラー記録を行なう場合における記録装置の状態、特に、用紙整列機構における前記コロの用紙整列用カム溝内の規制位置と用紙当接片の動作について説明する。本実施形態の記録装置1は、印刷命令を待つ初期状態においては、コロ16は用紙整列用ム溝10における第1案内領域に位置している。
そして、印刷命令を受けると、制御手段は、前記UDモータを駆動させて用紙整列手段Cを構成するカムギア3を回転させ、当初、前記第1案内領域に位置しているコロ16の位置を、第2案内領域に移動させて規制し、前記ストッパ部材11を、前記用紙当接片14を前記開口部6bから前記印刷手段と前記一対の第1フィードローラ7との間における用紙搬送経路内に臨ませるように、揺動させる。このときの前記カムギア3の回転により、同軸で一体に形成されているUDギア4に噛合する圧接レバーが揺動して前記ヘッドユニットに当接することで、前記ヘッドユニットに支承されたサーマルヘッドは前記プラテンローラ2から小さく離間させたハーフダウン状態となる。
また、その状態において、LFモータを駆動させて前記一対の第1フィードローラ7を回転させることで、用紙を給紙トレイからピックアップして一端辺側を先頭として搬送し、前記一端辺側をプリンタ本体外へ延出させた後、搬送方向を切り返して他端辺側を先頭として印刷位置方向へ搬送し(図1中左側から右側への搬送)、その先端部を用紙搬送経路内に進入している前記用紙当接片14に当接させる。
その後、前記LFモータをさらに数ステップ駆動させて、前記一対の第1フィードローラ7部分においては、先端部を前記用紙当接片14に当接させた用紙を空搬送させるようにすることで、用紙当接片14に当接した用紙の先端部の位置を揃える。
続いて、UDモータを駆動させてカムギア3を回転させ、第2案内領域に位置しているコロ16の位置を第4案内領域に移動させて規制し、前記ストッパ部材11を前記用紙当接片14を用紙搬送経路から退避させた状態とする。それとともに、LFモータを駆動させて先端部の位置を揃えた用紙の他端辺側を先頭としてさらに搬送し((図1中左側から右側への搬送:バックフィード搬送)し、用紙をサーマルヘッドとプラテンローラ2とが対向する印刷位置に配置するとともに、この搬送方向において後端側となる用紙の一端辺部分を第2フィードローラ8で挟持させる。
この状態で、UDモータを駆動させてカムギア3を回転させ、第4案内領域に位置しているコロ16の位置を第3案内領域に移動させて規制する。このカムギア3の回転により、同軸で一体に形成されているUDギア4に噛合する圧接レバーが揺動し、前記ヘッドユニットに圧接することで、前記ヘッドユニットに支承されたサーマルヘッドは前記プラテンローラ2に圧接したヘッドダウン状態となる。また、前記コロ16が第3案内領域に位置する間、前記カムギア3の回転力は図示しない巻取りギア系を介して位置を巻回するボビンに形成され他ボビンギアに伝達され、用紙の搬送に合わせたインクリボンの巻取り搬送が行われる。
そこで、サーマルヘッドの発熱素子に選択的な通電制御を行ないながら、前記LFモータを駆動させて第2フィードローラ8等を回転させて、用紙を図1中の右側から左側へ前記一端辺側を先頭に搬送しつつ(図1中右側から左側への搬送)、1色目のカラーリボンを用いて所望の記録を形成する(記録動作)。このとき、この搬送方向において後端側となる用紙の他端辺部分を第2フィードローラ8で挟持させる。
そして、1色目のカラーリボンを用いた記録が終了したら、UDモータを駆動させてカムギア3を回転させ、第3案内領域に位置しているコロ16の位置を、再び、第4案内領域に移動させて規制し、前記ストッパ部材11を前記用紙当接片14を用紙搬送経路から退避させた状態を保持する。このカムギア3の回転により、同軸で一体に形成されているUDギア4に噛合する圧接レバーが揺動し、前記ヘッドユニットに当接することで、前記ヘッドユニットに支承されたサーマルヘッドは再び前記プラテンローラ2から小さく離間させたハーフダウン状態となる。
そこで、LFモータを駆動させて、用紙の他端辺側を先頭として前述のバックフィード搬送を行い、既に先のカラーリボンを用いた記録が施された用紙をサーマルヘッドとプラテンローラ2とが対向する印刷位置に配置するとともに、この搬送方向において後端側となる用紙の一端辺部分を第2フィードローラ8で挟持させる。
この状態で、UDモータを駆動させてカムギア3を回転させ、第4案内領域に位置しているコロ16の位置を第3案内領域に移動させて規制し、前述のように、サーマルヘッドをヘッドダウン状態とし、用紙の搬送と、インクリボンの巻取り搬送とを行ないつつ、サーマルヘッドの発熱素子に選択的な通電制御を行なって、次色目のカラーリボンを用いて所望の記録を形成する。このとき、この搬送方向において後端側となる用紙の他端辺部分を第2フィードローラ8で挟持させる。
このようにバックフィード動作と記録動作を4色目のカラーリボンを用いるまで繰り返し行ない、全色のインクリボンを用いた記録の形成が完了したら、UDモータを駆動させてカムギア3を回転させ、第3案内領域に位置しているコロ16の位置を第4案内領域に移動させて規制し、前記ストッパ部材11を前記用紙当接片14を用紙搬送経路から退避させた状態とするとともに、LFモータを駆動させて、所望の記録が形成された用紙の他端辺側を先頭として、図示しない排紙トレイへ向かって搬送(図1中左側から右方向への搬送:バックフィード搬送)し、排紙させる。
排紙後は、UDモータを駆動させてカムギア3を回転させ、第4案内領域に位置しているコロ16の位置を、第1案内領域に移動させて規制し、前記ストッパ部材11を前記用紙当接片14を用紙搬送経路から退避させた状態を保持する。また、このときの前記カムギア3の回転により、同軸で一体に形成されているUDギア4に噛合する圧接レバーが揺動し、前記ヘッドユニットから離間することで、前記ヘッドユニットに支承されたサーマルヘッドは、前記プラテンローラ2から大きく離間したヘッドアップ状態となり、記録装置1は初期状態に戻って、印刷命令を待つ。
このように、本発明の記録装置1によれば、少ない部品点数で、既存の駆動系を利用してコストの削減を図るとともに、用紙の斜行を防止することができる。また、第2フィードローラ8を備えることにより、先端を揃えた用紙が印刷位置に至る前に再び斜行するような不具合を防止して、確実に印刷位置に正常な状態で用紙を搬送することができる。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。例えば、用紙の搬送に関しては、本実施形態のように、給紙トレイから印刷位置への用紙の搬送時において搬送方向を切り返すような構成に限ることなく、さらに、バックフィードを行い、頭出しをしてから印刷を行なう構成にも限らない。
A 印刷手段
B 給紙搬送手段
C 用紙整列手段
1 記録装置
2 プラテンローラ
3 カムギア
4 UDギア
6 用紙ガイド
6a 用紙案内面
6b 開口部
7 第1フィードローラ
8 第2フィードローラ
10 用紙整列用カム溝
11 ストッパ部材
12 揺動軸部
13 アーム部
14 用紙当接片
15 ストッパ本体
16 コロ
17 係合用アーム
B 給紙搬送手段
C 用紙整列手段
1 記録装置
2 プラテンローラ
3 カムギア
4 UDギア
6 用紙ガイド
6a 用紙案内面
6b 開口部
7 第1フィードローラ
8 第2フィードローラ
10 用紙整列用カム溝
11 ストッパ部材
12 揺動軸部
13 アーム部
14 用紙当接片
15 ストッパ本体
16 コロ
17 係合用アーム
Claims (2)
- UDモータの駆動力により回転自在に軸支されたカムギアを備え、前記カムギアを回転させることにより圧接レバーを揺動させ、前記圧接レバーを、サーマルヘッドを支承するヘッドユニットに当接させるか、あるいはその当接を解除させて、前記サーマルヘッドをプラテンに対して接離可能とされた印刷手段と、
用紙搬送経路に配置された用紙搬送ローラをLFモータから伝達される駆動力によって回転させることにより、用紙を前記印刷手段におけるサーマルヘッドとプラテンとが圧接する印刷位置へ搬送可能とされた給紙搬送手段と、
前記UDモータ及びLFモータの駆動を制御する制御手段と
を備える記録装置であって、
前記カムギアの平面に形成された用紙整列用カム溝と、
基端部に形成された揺動軸部を軸支されることによって揺動自在とされたアーム部の先端部に、用紙搬送方向に対して直交方向に延在する当接面に搬送される用紙の先端を当接させる用紙当接片が形成された用紙当接部材を支承するストッパ本体、および、前記ストッパ本体に基端部が連接され、先端部に前記用紙整列用カム溝内に係合されるコロが形成された係合用アームを有するストッパ部材と、
からなり、
前記カムギアを回転させ、前記用紙整列用カム溝内に係合されたコロの位置を所定位置に規制することにより前記ストッパ部材を揺動させて、前記用紙当接片を前記印刷手段と前記用紙搬送ローラとの間における用紙搬送経路内に進退可能とされた用紙整列手段を備えることを特徴とする記録装置。 - 前記給紙搬送手段の用紙搬送ローラとして、前記サーマルヘッドとプラテンが対向配置されている印刷位置の直前部において用紙搬送経路を挟んで対向配置された一対のフィードローラを備え、前記複数対の用紙搬送ローラを、LFモータから伝達される駆動力によって同期させて回転させることにより、用紙を印刷位置へ搬送可能とされており、前記用紙整列手段は、前記用紙当接片を、前記一対のフィードローラの直前部における用紙搬送経路内に進退可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2008144264A JP2009286625A (ja) | 2008-06-02 | 2008-06-02 | 記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008144264A JP2009286625A (ja) | 2008-06-02 | 2008-06-02 | 記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009286625A true JP2009286625A (ja) | 2009-12-10 |
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ID=41456215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008144264A Withdrawn JP2009286625A (ja) | 2008-06-02 | 2008-06-02 | 記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009286625A (ja) |
-
2008
- 2008-06-02 JP JP2008144264A patent/JP2009286625A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20110802 |