JP2006188352A - プリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡単な構成で、迅速に用紙の斜行修正を行なうことが可能なプリンタを提供する。
【解決手段】 プリンタ1は、給紙部31と、搬送ロール4およびピンチロール5と、1組のガイド部材8とを備える。給紙部31には、ロール用紙2のロールがセットされる。搬送ロール4およびピンチロール5は、給紙部31から払出されたロール用紙12を把持しつつ搬送するとともに、ロール用紙12へ加える圧力を変更可能になっている。1組のガイド部材8は、ロール用紙12が幅方向に移動可能なように、搬送ロール4およびピンチロール5によりロール用紙12へ加えられる圧力を低下させた状態で、ロール用紙12を幅方向の両側から押圧することが可能である。
【選択図】 図6
【解決手段】 プリンタ1は、給紙部31と、搬送ロール4およびピンチロール5と、1組のガイド部材8とを備える。給紙部31には、ロール用紙2のロールがセットされる。搬送ロール4およびピンチロール5は、給紙部31から払出されたロール用紙12を把持しつつ搬送するとともに、ロール用紙12へ加える圧力を変更可能になっている。1組のガイド部材8は、ロール用紙12が幅方向に移動可能なように、搬送ロール4およびピンチロール5によりロール用紙12へ加えられる圧力を低下させた状態で、ロール用紙12を幅方向の両側から押圧することが可能である。
【選択図】 図6
Description
この発明は、プリンタに関し、より特定的には、ロール用紙を用いるプリンタに関する。
従来、印刷用の用紙としてロール用紙を用いるプリンタが知られている。このようなプリンタでは、ロール用紙の斜行(ロール用紙のロールから払出されたロール用紙が、所定の払出方向からずれて、斜めに払出されること)が問題になる。このようなロール用紙の斜行を修正するため、従来様々な機構が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1では、ロール用紙を挟持して摩擦搬送する搬送ローラの用紙幅方向の押圧力に差を生じさせて、用紙幅方向の位置を補正する補正ローラ対の接触を開示する部材を有し、用紙端部の基準位置を規定する部材に沿わせて用紙を搬送し、その後用紙を補正ローラ対にて挟持した後、当該補正ローラ対で用紙の位置補正を行ないながら、用紙の装填を行なうプリンタが開示されている。
特開平10−35965号公報
しかし、上述した特許文献1に記載された技術では、用紙の位置補正(斜行修正)は、補正ローラ対において用紙幅方向の押圧力に差を生じさせることにより行なわれる。このような斜行修正は、押圧力の制御など制御や動作が複雑であり、プリンタの装置構成が複雑化するという問題がある。また、上記特許文献1に記載された技術では、斜行修正に要する時間も長くなる。
この発明は、上記のような課題を解決するために成されたものであり、この発明の目的は、簡単な構成で、迅速に用紙の斜行修正を行なうことが可能なプリンタを提供することである。
この発明に従ったプリンタは、用紙保持部と、ロール組と、1組の位置決め部材と、制御部と、移動部材とを備える。用紙保持部にはロール用紙のロールがセットされる。ロール組は、用紙保持部から払出されたロール用紙を把持しつつ搬送するとともに、ロール用紙と接触しないように互いに離れるように開放動作が可能である。1組の位置決め部材は、ロール用紙からロール組が離れるように、ロール組を開放した状態で、ロール用紙を幅方向の両側から押圧することが可能である。移動部材は、ロール組を互いに離れる方向に移動させる。制御部は、ロール組、移動部材および位置決め部材を制御する。制御部は、用紙保持部にロール用紙のロールがセットされた後、最初の印刷工程を実施する前に、ロール組を駆動することによりロール用紙の先端部を位置決め部材の位置にまで移動させた後、移動部材を制御することにより、ロール組を互いに離れる方向に移動させることによりロール組を開放する。そして、制御部は、当該ロール組が開放された状態で位置決め部材をロール用紙の幅方向の両側からロール用紙を押圧するように移動させることにより、ロール用紙の斜行を修正するように、ロール組、移動部材および位置決め部材を制御する。
また、この発明に従ったプリンタは、用紙保持部と、ロール組と、1組の位置決め部材とを備える。用紙保持部には、ロール用紙のロールがセットされる。ロール組は、用紙保持部から払出されたロール用紙を把持しつつ搬送するとともに、ロール用紙へ加える圧力を変更可能になっている。1組の位置決め部材は、ロール用紙が幅方向に移動可能なように、ロール組によりロール用紙へ加えられる圧力を低下させた状態で、ロール用紙を幅方向の両側から押圧することが可能である。
また、この発明に従ったプリンタは、用紙保持部と、ロール組と、1組の位置決め部材と、制御部とを備える。用紙保持部には、ロール用紙のロールがセットされる。ロール組は、用紙保持部から払出されたロール用紙を把持しつつ搬送するとともに、ロール用紙へ加える圧力を変更可能である。1組の位置決め部材は、ロール用紙を幅方向の両側から押圧することが可能である。制御部は、ロール組および位置決め部材を制御する。制御部は、ロール用紙が幅方向に移動可能なように、ロール組によりロール用紙へ加えられる圧力を低下させた状態で、位置決め部材によりロール用紙を幅方向の両側から押圧するように、ロール組および位置決め部材を制御する。
本発明によれば、位置決め部材を用いてロール用紙の斜行を一度に修正するので、ロール用紙に接触するロールの幅方向における押圧力を変化させてロール用紙の斜行を修正する場合より、プリンタの機構を簡略化できるとともに、斜行修正工程に要する時間を短くできる。したがって、簡単な構造で迅速な斜行修正を行なうことが可能な、低コストのプリンタを実現できる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
図1は、本発明によるプリンタの実施の形態の断面模式図である。図2は、図1に示したプリンタのロールの配置を説明するための模式図である。図3は、図2に示したロールの配置を正面から見た模式図である。図4は、図1に示したプリンタの構成を示すブロック図である。図5は、図1に示したプリンタにおけるロール用紙の斜行修正方法を示すフローチャートである。図6は、図5に示したフローチャートのうちの一工程におけるロールの配置を示す模式図である。図1〜図6を参照して、本発明によるプリンタおよび当該プリンタにおいて実施されるロール用紙の斜行修正方法を説明する。
図1に示すように、本発明によるプリンタ1は、ロール用紙2を保持する給紙部31と、当該給紙部に設置されたロール用紙2を給紙部から送り出すためのピックアップロール3と、送り出されたロール用紙をサーマルヘッド7が位置する印字部へと搬送するための搬送ロール4およびピンチロール5と、搬送ロール4の下流側に位置するサーマルヘッド7と、サーマルヘッド7と対向する位置に位置するプラテンロール6と、プラテンロール6よりも下流側に位置し、ロール用紙を切断するためのカッタ11と、カッタ11よりも上流側に配置されたガイド部材8とを備える。カッタ11はカッタ下刃9およびカッタ上刃10を有する。
図2からもわかるように、搬送ロール4とピンチロール5とは互いに対向するように配置され、巻戻されたロール用紙12を把持して搬送することができる。また、サーマルヘッド7とガイド部材8との間にはUV蛍光管16が配置されている。なお、図1に示したプリンタでは、図2に示した矢印15に示す方向が紙の送り出し方向であり、当該ロール用紙へ印刷を行なう場合の紙の移動方向(印画方向)は矢印14に示す方向すなわちロール用紙の給紙部に向けてロール用紙が戻っていく方向である。また、搬送ロール4およびピンチロール5は、それぞれ矢印17に示す方向に移動可能になっている。このように搬送ロール4およびピンチロール5が移動することにより、送り出されたロール用紙12を搬送ロール4およびピンチロール5からの拘束から解放したり、また逆に送り出されたロール用紙12を搬送ロール4およびピンチロール5により再び拘束したりすることができる。
また、ガイド部材8は、図3に示すように送り出されたロール用紙12の端面に接触することが可能なように矢印13に示す方向に移動できる。このガイド部材8は、送り出されたロール用紙12が斜めになった状態を修正するための部材である。なお、送り出されたロール用紙12のガイド部材8による斜行の修正については後述する。
次に、図1に示したプリンタ1の動作を簡単に説明する。図1に示したプリンタ1は、既に述べたようにサーマルヘッド7(サーマルプリントヘッドとも言う)を備え、ロール用紙2を用いるプリンタである。当該プリンタ1は、電源を投入した後に、ロール用紙2を給紙部へ配置した後、1枚目のプリントを開始するまでに、送り出されたロール用紙12の位置修正動作(たとえば、斜めに送り出されたロール用紙12の進行方向を修正する斜行修正動作)を行なう。以下、説明する。
ロール用紙2は中空の中芯に巻かれた状態になっている。当該ロール用紙2は、当該ロール用紙を給紙部にセットするための部材であるフランジに挿入固定される。そして、このフランジに挿入された状態でプリンタの給紙部へロール用紙2が装着される。次に、ロール用紙2に接触するように配置されるピックアップロール3が駆動することにより、ロール用紙2の最外周からロール用紙が巻き戻される(送り出される)。この送り出されたロール用紙12の先端部が搬送ロール4とピンチロール5との間に到達し、搬送ロール4とピンチロール5とによりニップされる。そして、ロール用紙2の巻き緩みをなくすため、送り出されたロール用紙12の先端部がカッタ下刃9およびカッタ上刃10からなるカッタ11よりも下流側(すなわちプリンタ1の筐体よりも外側)にまで送り出される。その後、ロール用紙の搬送が一時停止される。この後、後述するロール用紙の斜行修正動作を行なう。
そして、斜行修正動作が終了した後に、ロール用紙に対するプリント動作(印画動作)を行なう。なお、図1に示したプリンタ1においては、既に述べたようにプリント動作はロール用紙12を巻戻す方向(図2において矢印14に示す方向)に移動させながら行なう。プリント動作を行なう場合には、サーマルヘッド7に配置された発熱素子を通電制御することにより、用紙を発色させるための熱エネルギをロール用紙12へ加える。なお、印画はイエロー(Yellow)→マゼンタ(Magenta)→シアン(Cyan)の順に行なう。そして、イエロー/マゼンタの印刷工程後に、それぞれの発色を止めるためにUV蛍光管16によりUV光を照射するプロセスを実施する。
上述のようなプリント動作が終了した後、搬送ロール4およびピンチロール5などを駆動することによりロール用紙12の印画された部分をカッタ11よりも下流側まで送り出す。このとき、印画部の後端(すなわち送り出されるロール用紙12において、印画部の下流側の先端部)と、印画領域の上流側の端部とをカッタ11を駆動することにより切断する。この結果、印画された用紙がプリンタ1から排出される。
次に、ロール用紙の斜行修正動作(斜行修正工程)を説明する。斜行修正工程に関わるプリンタ1の構成としては、図4に示すように、斜行修正動作全体を制御するための制御部20、ピックアップロール3を駆動するためのピックアップロール駆動部24、搬送ロール4の位置を制御するための搬送ロール移動部材21、ピンチロール5の位置を制御するためのピンチロール移動部材22、ガイド部材8の動作を制御するためのガイド部材移動部23、サーマルヘッド7の位置を制御するためのヘッド移動部材32とを有する。搬送ロール移動部材21、ピンチロール移動部材22、ガイド部材移動部23、ピックアップロール駆動部24およびヘッド移動部材32はそれぞれ制御部20と電気的に接続され、制御部20により制御されている。そして、このような制御構造を有するプリンタ1における斜行修正工程は、図5に示すような工程により成り立っている。
図5に示すように、上述した斜行修正工程は、ロール用紙を給紙部へ装着する工程(S110)を実施した後に実施される。具体的には、まず制御部20によりピックアップロール駆動部24を制御し、ピックアップロール3を駆動させることで、給紙部に装着されたロール用紙の先端部分を送り出して搬送ロール4およびピンチロール5にニップさせ、さらに制御部20によりモータなどの駆動部材を制御することで搬送ロール4およびピンチロール5を駆動して、所定の位置にまでロール用紙を送り出すロール用紙の送り出し工程(S120)が実施される。その後、ロール用紙の先端部が所定の位置にまで到達すると、制御部20により上記駆動部材を制御することにより、搬送ロール4およびピンチロール5の駆動を停止して送り出しの一時停止を行なう工程(S130)が実施される。
その後、ロール用紙の拘束解除工程(S140)が実施される。この拘束解除工程(S140)においては、制御部20により搬送ロール移動部材21およびピンチロール移動部材22を制御することにより、搬送ロール4とピンチロール5とを図6の矢印18に示す方向に移動させる。このようにしてロール用紙の拘束を解除する。なお、このとき搬送ロール4またはピンチロール5のいずれか一方のみを矢印18に示す方項に移動させることにより、ロール用紙の拘束を解除してもよい。また、搬送ロール4および/またはピンチロール5とともに、ヘッド移動部材32を制御部20により制御することにより、サーマルヘッド7もロール用紙12から離れる方向に移動させてもよい。
次に、ガイド部材による押圧工程(S150)を実施する。具体的には、制御部20によりガイド部材移動部23を制御することにより、ガイド部材8を図3に示すようにロール用紙12の端部を押圧するように移動させる。このとき、搬送ロール4およびピンチロール5によるロール用紙の拘束は解除されているので、ロール用紙12は幅方向に自由に移動できる。この結果、図3に示したロール用紙12の送り出される方向の角度θ(すなわち、ロール用紙12の側端と搬送ロール4の中心軸とのなす角度θ)を実質的に90°にすることができる。このようにして、ロール用紙の斜行を修正した後で、ロール用紙の再拘束工程(S160)を実施する。このロール用紙の再拘束工程(S160)におていは、具体的には制御部20により搬送ロール移動部材21およびピンチロール移動部材22を制御することにより、搬送ロール4とピンチロール5とを再びロール用紙12の方向に近づけて、搬送ロール4とピンチロール5とによりロール用紙12を押圧させる。また、このとき、サーマルヘッド7がロール用紙12から離れる方向に移動されている場合には、ヘッド移動部材32を制御部20により制御することにより、サーマルヘッド7を印刷動作が可能な位置(ロール用紙12により近い位置)に移動させる。
このようにしてロール用紙12を搬送ロール4とピンチロール5とにより再ニップした後、制御部20によりガイド部材移動部23を制御することにより、ガイド部材8をロール用紙12の端面から離れる方向に移動させるガイド後退工程(S170)を実施する。この結果、ガイド部材8がロール用紙12の端面から間隔を隔てた位置に後退し、ガイド部材8とロール用紙12の端面との間に隙間が形成される。このようにして、斜行修正工程(S10)が終了する。
なお、ガイド部材8を移動させる方法としては、モータやソレノイド等の任意の駆動部材を用いることができる。また、搬送ロール4およびピンチロール5の位置を矢印17に示す方向に移動させる搬送ロール移動部材21およびピンチロール移動部材22としては、同様にモータやソレノイド等の任意の駆動部材を用いることができる。
そして、上述のような斜行修正工程を実施した後、印画工程を実施する。ここで、ロール用紙12の斜行は、ロール用紙2を給紙部に装填した後の1枚目の印刷を行なう場合に特に発生しやすい。そのため、このような1枚目の印刷を行なう前に本発明による斜行修正工程を実施する(すなわち、ロール紙の装填後すぐに斜行修正工程を実施する)ことが、ロール用紙の斜行を効果的に修正することになる。なお、2枚目以降の印刷では、比較的ロール用紙の送り出される方向は搬送ロール4の中心軸に対してほぼ垂直な方向に安定する。
次に、図7を参照して、本発明によるプリンタの実施の形態の第1の変形例を説明する。図7は、本発明によるプリンタの実施の形態の第1の変形例における斜行修正方法を示すフローチャートである。なお、図7は図5に対応する。
図1〜図6に示したプリンタにおいては、ロール用紙2を給紙部に装填したときに斜行修正工程S10(図5参照)を実施するとしていたが、このような斜行修正工程(S10)はロール用紙2を給紙部に装填したときのみではなく、他のタイミングにおいて実施してもよい。具体的には、図7に示すように、印刷処理を開始した後、ロール用紙の拘束解除工程(S140)、ガイド部材による押圧工程(S150)、ロール用紙の再拘束工程(S160)およびガイド後退工程(S170)からなる斜行修正工程(S10)を実施する。そして、この斜行修正工程(S10)が終了した後、印刷工程(S210)を実施する。このようにして、印刷処理を行なう毎に、印刷工程(S210)に先だって、斜行修正工程(S10)を実施してもよい。
このようにすれば、ロール用紙12に対する印刷を実施する前に必ず斜行修正工程(S10)を実施することになるので、より確実に、ロール用紙12が斜めになった状態で印刷が実施されることを防止できる。
図8は、図1〜図6に示した本発明によるプリンタの実施の形態の第2の変形例を説明するためのブロック図である。図9は、図8に示した構成を有する本発明によるプリンタの実施の形態の第2の変形例における斜行修正方法を説明するためのフローチャートである。図8および図9を参照して、本発明によるプリンタの実施の形態の第2の変形例を説明する。なお、図8および図9はそれぞれ図4および図5に対応する。
図8に示すように、本発明によるプリンタの実施の形態の第2の変形例は、基本的には図1〜図6に示したプリンタと同様の構造を備えるが、ユーザが斜行修正を行なうタイミングを指定するための入力部25を備える点が異なる。入力部25は制御部20と電気的に接続されている。入力部25に対して、ユーザが斜行修正を行なうための所定の入力を行なうと、当該入力部25からユーザが斜行修正を行なうタイミングを特定したことが制御部20に伝えられる。この結果、制御部20は、斜行修正処理を実施するための制御を開始する。なお、入力部25としては、プリンタ1の本体表面に、ユーザが斜行修正を実施するためのタイミングを指定するために押圧するボタンなどの入力装置を含んでいてもよい。また、入力部25は、プリンタ本体に設置された操作パネルおよび表示ディスプレイの組合せを含んでいてもよい。この場合、ユーザは操作パネルを操作して表示パネルに表示されるメニューの中から斜行修正に対応する項目を選択することにより、斜行修正のタイミングを特定することができる。
次に、図9を参照して、図8に示した構造を有するプリンタにおけるロール用紙の斜行修正工程を説明する。図9に示すように、制御部20においては、ユーザによる斜行修正指示がなされたかどうかを確認する工程(S310)(以下、確認工程(S310)とも呼ぶ)を定期的に実施する。具体的には、ユーザが入力部25を構成するボタンなどの入力装置を操作することで、入力部25から制御部20へ、所定の信号が伝送される。制御部では、当該信号が入力部25から伝送されているかどうかを定期的に確認する。なお、当該信号が入力部25から制御部20へ伝送されていない場合、上記確認工程(S310)においてNOの判断がなされる。そして、上記信号が入力部25から制御部20へ伝送されるまで、上記確認工程(S310)は繰返し実施される。そして、入力部25から所定の信号が制御部20に伝送されることにより、入力部25からユーザによる斜行修正指示があった旨が制御部20に伝えられると、上記確認工程(S310)においてYESの判断がなされ、ロール用紙の拘束解除工程(S140)、ガイド部材による押圧工程(S150)、ロール用紙の再拘束工程(S160)、ガイド後退工程(S170)からなる、斜行修正工程(S10)が実施される。このような斜行修正工程(S10)が終了した後、制御部20では再びユーザによる斜行修正指示があったかどうかを確認する確認工程(S310)を定期的に(繰返し)行なう状態に戻る。このようにすれば、ユーザが指定する任意のタイミングでロール用紙の斜行修正を行なうことができる。
図10は、本発明によるプリンタの実施の形態の第3の変形例を示す模式図である。図11は、図10に示したプリンタのガイド部材の斜視模式図である。図10および図11を参照して、本発明によるプリンタの実施の形態の第3の変形例を説明する。
図10および図11に示したプリンタは、基本的には図1〜図6に示したプリンタと同様の構造を備えるが、ガイド部材28の形状が異なる。すなわち、図10および図11に示したプリンタに備えられたガイド部材28は、ロール用紙12の端部に接触する平坦部29と、この平坦部29の両側に連なるように配置されたガイド部30とを備える。対向する2つのガイド部材28において、ロール用紙12を挟んで対向する平坦部29の間の幅よりも、ロール用紙12を挟んで対向するガイド部30の間の幅の方が広くなるように設定されている。すなわち、平坦部29は、ロール用紙12の端部が延びる方向とほぼ平行な方向に直線状に延びるように形成される一方、ガイド部30は、平坦部29の端部から、ロール用紙12の端部から離れる方向に斜めに延びるように形成されている。そして、このガイド部材28も、図1〜図6に示したプリンタにおけるガイド部材8と同様に矢印13に示す方向に移動可能となっている。
このような形状のガイド部材28を用いても、図1〜図6に示した円柱状のガイド部材8を用いた場合と同様の効果を得ることができる。また、図10および図11に示したガイド部材28においては、ロール用紙12が本来送り出されるべき方向と平行な方向となっている平坦部29が形成されているので、この平坦部29に沿うようにロール用紙12の端部をガイド部材28によって押圧することにより、より確実にロール用紙12の送り出される方向を正規の方向へと修正することができる(ロール用紙12の斜行を正確に修正できる)。
なお、ガイド部材28の形状としては、図10および図11に示したような板状の部材を加工した形状(ロール用紙12の端部に平行な平坦部29と、当該平坦部の両端に、ロール用紙12の端部から離れる方向に斜めに延びるガイド部30とからなる形状)以外の任意の形状を採用してもよい。たとえば、2つの円柱状の突起を、ロール用紙12の端部が延びる方向に沿った方向に配置する、あるいはロール用紙12の端部の延びる方向に沿って複数の(3つあるいは4つ以上の)突起を整列させるとといったような構造としてもよい。
図12は、本発明によるプリンタの実施の形態の第4の変形例における斜行修正方法を説明するためのフローチャートである。図12を参照して、本発明によるプリンタの実施の形態の第4の変形例を説明する。
図12に示した斜行修正工程では、基本的には図5に示した斜行修正工程と同様の工程を実施するが、送り出しの一時停止工程(S130)に続いて実施される工程の内容が異なっている。すなわち、図12に示した斜行修正工程においては、送り出しの一時停止工程(S130)の後、ロール用紙への押圧力を下げて、ロール用紙の移動を可能にする工程(S410)を実施する。この工程(S410)においては、具体的には図4に示した制御部20により搬送ロール移動部材21およびピンチロール移動部材22を制御することにより、搬送ロール4およびピンチロール5の位置を変更して、結果的に搬送ロール4およびピンチロール5によるロール用紙12に対する押圧力を下げる。この結果、ロール用紙は、搬送ロール4の軸方向(横方向)に移動可能になる。この状態で、ガイド部材による押圧工程(S150)を実施する。このようにすれば、ガイド部材8(図2参照)によりロール用紙12の端部が押圧されることにより、斜行していたロール用紙12の位置を修正しようとする場合に、容易にロール用紙12が横方向に移動する。この結果、ロール用紙の斜行の修正を確実に行なうことができる。その後、図5に示した斜行修正工程と同様に、ロール用紙の再拘束工程(S160)およびガイド後退工程(S170)を実施する。なお、ロール用紙の再拘束工程(S160)におていは、制御部20により搬送ローラ移動部材21およびピンチローラ移動部材22を制御することにより、搬送ロール4およびピンチロール5によりロール用紙12が押圧される圧力が所定の圧力となるように、搬送ロール4やピンチロール5の位置あるいは搬送ロール4およびピンチロール5に加えられる応力の大きさを調整する。
このように、搬送ロール4およびピンチロール5を完全にロール用紙12から離した状態に移動させずに、搬送ロール4およびピンチロール5とロール用紙12との接触部の圧力を、ロール用紙が搬送ロール4の軸方向に沿った方向(横方向)に移動可能な程度に下げることにより、図1〜図6に示したプリンタと同様にロール用紙の斜行修正を行なうことができる。このようにすれば、搬送ロール4およびピンチロール5を図6に示すようにロール用紙12から十分離すために必要な空間を確保する必要がないので、プリンタの小型化を図ることができる。
次に、上述した実施の形態と重複するものもあるが、本発明の実施例を羅列的に挙げて説明する。
この発明に従ったプリンタ1は、用紙保持部としての給紙部31と、ロール組としての搬送ロール4およびピンチロール5と、1組の位置決め部材としてのガイド部材8と、制御部20(図4参照)と、移動部材としての搬送ロール移動部材21およびピンチロール移動部材22とを備える。給紙部31にはロール用紙2のロールがセットされる。搬送ロール4およびピンチロール5は、給紙部31から払出されたロール用紙12を把持しつつ搬送するとともに、ロール用紙12と接触しないように互いに離れるように開放動作が可能である。1組のガイド部材8は、ロール用紙12から搬送ロール4およびピンチロール5が離れるように、搬送ロール4およびピンチロール5を開放した状態で、ロール用紙12を幅方向の両側から押圧することが可能である。搬送ロール移動部材21およびピンチロール移動部材22は、搬送ロール4およびピンチロール5を互いに離れる方向に移動させる。制御部20は、搬送ロール4およびピンチロール5、搬送ロール移動部材21およびピンチロール移動部材22およびガイド部材8を制御する。制御部20は、給紙部31にロール用紙2のロールがセットされた後、最初の印刷工程を実施する前に、搬送ロール4およびピンチロール5を駆動することによりロール用紙12の先端部をガイド部材8の位置にまで移動させた後、搬送ロール移動部材21およびピンチロール移動部材22を制御することにより、搬送ロール4およびピンチロール5を互いに離れる方向に移動させることにより搬送ロール4およびピンチロール5からなるロール組を開放する。そして、制御部20は、当該搬送ロール4およびピンチロール5からなるロール組が開放された状態でガイド部材8をロール用紙12の幅方向の両側から、ロール用紙12を押圧するように移動させることにより、ロール用紙12の斜行を修正するように、搬送ロール4およびピンチロール5、搬送ロール移動部材21およびピンチロール移動部材22およびガイド部材8を制御する。
また、この発明に従ったプリンタ1は、用紙保持部としての給紙部31と、ロール組としての搬送ロール4およびピンチロール5と、1組の位置決め部材としてのガイド部材8とを備える。給紙部31には、ロール用紙2のロールがセットされる。搬送ロール4およびピンチロール5は、給紙部31から払出されたロール用紙12を把持しつつ搬送するとともに、ロール用紙12へ加える圧力を変更可能になっている。1組のガイド部材8は、ロール用紙12が幅方向に移動可能なように、搬送ロール4およびピンチロール5によりロール用紙12へ加えられる圧力を低下させた状態で、ロール用紙12を幅方向の両側から押圧することが可能である。
このようにすれば、ロール用紙12の斜行を修正するため、ロール用紙12に接触するロールの幅方向における押圧力を変化させる場合より、プリンタ1の機構を簡略化できる。このため、プリンタ1の製造コストを低減できる。この結果、低コストなプリンタ1を実現できる。また、このようなガイド部材8を用いてロール用紙12の斜行を一度に修正するので、斜行修正工程に要する時間を短くできる。したがって、迅速な斜行修正を行なうことが可能なプリンタ1を実現できる。また、ガイド部材8を用いて直接ロール用紙12の斜行を修正するので、斜行修正用のロールにおける幅方向の押圧力に差を設けて、ロール用紙12の搬送に伴って徐々にロール用紙12の斜行を修正する場合より、簡単且つ確実にロール用紙12の斜行を修正できる。
上記プリンタ1は、搬送ロール4とピンチロール5、およびガイド部材8を制御する制御部20をさらに備えていてもよい。制御部20は、搬送ロール4とピンチロール5を駆動することによりロール用紙12の先端部をガイド部材8の位置にまで移動させた後、搬送ロール4とピンチロール5によりロール用紙12へ加えられる圧力を低下させ、当該圧力が低下した状態でガイド部材8をロール用紙12の幅方向の両側からロール用紙12を押圧するように移動させることにより、ロール用紙12の斜行を修正するように、搬送ロール4とピンチロール5およびガイド部材8を制御してもよい。この場合、制御部20により搬送ロール4とピンチロール5およびガイド部材8を制御することで、確実にロール用紙12の斜行修正を実施することができる。
上記プリンタ1は、搬送ロール4とピンチロール5を互いに離れる方向に移動させる移動部材としての搬送ロール移動部材21とピンチロール移動部材22とを備えていてもよい。搬送ロール4とピンチロール5によりロール用紙12へ加えられる圧力が低下した状態は、制御部20が搬送ロール移動部材21とピンチロール移動部材22を制御することにより、搬送ロール4とピンチロール5が互いに離れる方向に移動した状態であってもよい。この場合、搬送ロール4とピンチロール5がロール用紙12から離れた状態になるので、ガイド部材8によりロール用紙12の斜行修正を行なうときに、搬送ロール4とピンチロール5がロール用紙を押圧していたため斜行修正がうまく実施できないといった問題の発生確率を低減できる。
上記プリンタ1は、サーマルヘッド7を移動させるヘッド移動部材32を備えていてもよい。ガイド部材8をロール用紙12の幅方向の両側からロール用紙12を押圧するように移動させることにより、ロール用紙12の斜行を修正するときには、サーマルヘッド7がロール用紙12から離れた状態となるように、制御部20はヘッド移動部材32を制御してもよい。なお、ヘッド移動部材32はサーマルヘッド7をロール用紙12から離れる方向およびロール用紙12に近づく方向の両方向に移動させることができる。この場合、制御部20がヘッド移動部材32を制御することで、斜行修正工程を実施するときにサーマルヘッド7を確実にロール用紙12から離れた状態とすることができる。このため、斜行修正工程を実施するときに、サーマルヘッド7がロール用紙12に接触するといった不具合の発生確率を低減できる。
上記プリンタ1において、制御部20は、図6に示すように、給紙部31にロール用紙2のロールがセットされた後(工程(S110)を実施した後)、最初の印刷工程を実施する前に、ロール用紙12の斜行を修正するように、搬送ロール4とピンチロール5よびガイド部材8を制御してもよい。ここで、ロール用紙12の斜行が発生する確率が最も高いのは、給紙部31にロール用紙2のロールをセットした直後であることが経験的に知られている。そのため、このようなロール用紙の斜行が発生しやすいタイミングで、斜行修正工程を実施すれば、より効果的にロール用紙12の斜行を修正できる。この結果、斜めになったロール用紙12に印刷を行なうことによる印刷不良の発生確率を効果的に低減できる。
上記プリンタ1において、制御部20は、図7に示すように、印刷工程(S210)を実施する度に、印刷工程の実施に先立って、ロール用紙12の斜行を修正するように、搬送ロール4とピンチロール5およびガイド部材8を制御してもよい。この場合、印刷工程(S210)を実施する度に斜行修正工程(S10)を実施するので、印刷工程(S210)を実施する際にロール用紙12が斜行している可能性を極めて低くすることができる。このため、ロール用紙12に斜めに印刷するといった不良の発生確率を低減できる。
上記プリンタ1は、図8に示すように、ロール用紙の斜行を修正することをユーザが制御部20に指示するための入力部25をさらに備えていてもよい。図9に示すように、制御部20は、入力部25からの入力を検出する度に、ロール用紙12の斜行を修正するように、搬送ロール4とピンチロール5およびガイド部材8を制御してもよい。この場合、ユーザの指定する任意のタイミングでロール用紙12の斜行修正を行なうことができる。
上記プリンタ1は、ロール用紙12に画像を形成するための印刷ヘッドとしてのサーマルヘッド7をさらに備えていてもよい。サーマルヘッド7もロール用紙12から離れる方向に移動可能となっていてもよい。この場合、ガイド部材8による斜行修正を行なう際、サーマルヘッド7もロール用紙12から離れた状態にすることができる。このようにすれば、サーマルヘッド7がロール用紙12に接触していることに起因して、ロール用紙12の斜行修正がうまく行かない(ロール用紙12がサーマルヘッド7と接触していることに起因してロール用紙12が幅方向に自由に移動できないため、ロール用紙12の斜行を十分修正できない)といった問題の発生を防止できる。
上記プリンタ1において、ガイド部材8の形状は円柱形状であってもよい。円柱形状のガイド部材8は、ロール用紙12の幅方向の端部に対して交差する方向に伸びるように配置されていてもよい。この場合、円柱形状のガイド部材8の側面(円柱の曲面状の側面)によりロール用紙12の幅方向の端部を押圧できるので、ロール用紙12の斜行の程度を問わず、円滑にガイド部材8によるロール用紙12の幅方向の端部の押圧を行なうことができる。このため、ガイド部材8による押圧に起因して、ロール用紙12の端部が折れ曲がるといった不良の発生確率を低減できる。
上記プリンタにおいて、ガイド部材8の形状は、ロール用紙12の幅方向の端部に沿った表面(平坦部29)を有する板形状であってもよい。この場合、ガイド部材8における上記平坦部29によりロール用紙12の幅方向の端部を押圧すれば、当該平坦部29に沿うようにロール用紙12の端部の位置を修正できる。そのため、ガイド部材8の上記平坦部29の表面の伸びる方向を、ロール用紙12が正規の方向に払出された状態(斜行していない状態)での端部の伸びる方向に合せておけば、ロール用紙12の斜行修正を確実に行なうことができる。
この発明に従ったプリンタ1は、用紙保持部としての給紙部31と、ロール組としての搬送ロール4およびピンチロール5と、1組の位置決め部材としてのガイド部材8と、制御部20とを備える。給紙部31には、ロール用紙2のロールがセットされる。搬送ロール4およびピンチロール5は、給紙部31から払出されたロール用紙12を把持しつつ搬送するとともに、ロール用紙12へ加える圧力を変更可能である。1組のガイド部材8は、ロール用紙12を幅方向の両側から押圧することが可能である。制御部20は、搬送ロール4とピンチロール5およびガイド部材8を制御する。制御部20は、ロール用紙12が幅方向に移動可能なように、搬送ロール4とピンチロール5によりロール用紙12へ加えられる圧力を低下させた状態で、ガイド部材8によりロール用紙12を幅方向の両側から押圧するように、搬送ロール4とピンチロール5およびガイド部材8を制御する。
このようにすれば、ロール用紙12の斜行を修正するため、ロール用紙12に接触するロールの幅方向における押圧力を変化させる場合より、プリンタの機構を簡略化できる。このため、プリンタの製造コストを低減できる。また、このようなガイド部材8を用いてロール用紙12の斜行を一度に修正するので、斜行修正工程(S10)に要する時間を短くできる。したがって、迅速な斜行修正を行なうことが可能なプリンタを実現できる。また、ガイド部材8を用いて直接ロール用紙12の斜行を修正するので、斜行修正用のロールにおける幅方向の押圧力に差を設けて、ロール用紙の搬送に伴って徐々にロール用紙の斜行を修正する場合より、簡単且つ確実にロール用紙12の斜行を修正できる。
また、上述した実施の形態では、斜行修正を行なう対象としてロール用紙を用いて説明しているが、ロール状に巻かれた媒体であって、当該媒体を巻き戻して使用する場合の媒体の斜行修正に本発明は適用できる。そのため、斜行修正の対象は、ロール用紙に限らず、ロール状の任意の媒体、あるいは積層されてストックされている任意の媒体であってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、ロール用紙を用いるプリンタに適用化できるが、ロール状の記録媒体を用いるファクシミリやその他の機器にも適用可能である。
1 プリンタ、2,12 ロール用紙、3 ピックアップロール、4 搬送ロール、5 ピンチロール、6 プラテンロール、7 サーマルヘッド、8,28 ガイド部材、9 カッタ下刃、10 カッタ上刃、11 カッタ、13〜15,17,18 矢印、16 UV蛍光管、20 制御部、21 搬送ロール移動部材、22 ピンチロール移動部材、23 ガイド部材移動部、24 ピックアップロール駆動部、25 入力部、29 平坦部、30 ガイド部、31 給紙部、32 ヘッド移動部材。
Claims (11)
- ロール用紙のロールをセットする用紙保持部と、
前記用紙保持部から払出されたロール用紙を把持しつつ搬送するとともに、前記ロール用紙と接触しないように互いに離れるように開放動作が可能なロール組と、
前記ロール用紙から前記ロール組が離れるように、前記ロール組を開放した状態で、前記ロール用紙を幅方向の両側から押圧することが可能な1組の位置決め部材と、
前記ロール組を互いに離れる方向に移動させる移動部材と、
前記ロール組、前記移動部材および前記位置決め部材を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記用紙保持部に前記ロール用紙のロールがセットされた後、最初の印刷工程を実施する前に、前記ロール組を駆動することにより前記ロール用紙の先端部を前記位置決め部材の位置にまで移動させた後、前記移動部材を制御することにより、前記ロール組を互いに離れる方向に移動させることにより前記ロール組を開放し、当該ロール組が開放された状態で前記位置決め部材を前記ロール用紙の幅方向の両側から前記ロール用紙を押圧するように移動させることにより、前記ロール用紙の斜行を修正するように、前記ロール組、前記移動部材および前記位置決め部材を制御する、プリンタ。 - ロール用紙のロールをセットする用紙保持部と、
前記用紙保持部から払出されたロール用紙を把持しつつ搬送するとともに、前記ロール用紙へ加える圧力を変更可能なロール組と、
前記ロール用紙が幅方向に移動可能なように、前記ロール組により前記ロール用紙へ加えられる圧力を低下させた状態で、前記ロール用紙を幅方向の両側から押圧することが可能な1組の位置決め部材とを備える、プリンタ。 - 前記ロール組および前記位置決め部材を制御する制御部をさらに備え、
前記制御部は、前記ロール組を駆動することにより前記ロール用紙の先端部を前記位置決め部材の位置にまで移動させた後、前記ロール組により前記ロール用紙へ加えられる圧力を低下させ、当該圧力が低下した状態で前記位置決め部材を前記ロール用紙の幅方向の両側から前記ロール用紙を押圧するように移動させることにより、前記ロール用紙の斜行を修正するように、前記ロール組および前記位置決め部材を制御する、請求項2に記載のプリンタ。 - 前記ロール組を、互いに離れる方向に移動させる移動部材を備え、
前記ロール組により前記ロール用紙へ加えられる圧力が低下した状態は、前記制御部が前記移動部材を制御することにより、前記ロール組が互いに離れる方向に移動した状態である、請求項3に記載のプリンタ。 - 前記制御部は、前記用紙保持部に前記ロール用紙のロールがセットされた後、最初の印刷工程を実施する前に、前記ロール用紙の斜行を修正するように、前記ロール組および前記位置決め部材を制御する、請求項3または4に記載のプリンタ。
- 前記制御部は、印刷工程を実施する度に、前記印刷工程の実施に先立って、前記ロール用紙の斜行を修正するように、前記ロール組および前記位置決め部材を制御する、請求項3または4に記載のプリンタ。
- 前記ロール用紙の斜行を修正することをユーザが前記制御部に指示するための入力部をさらに備え、
前記制御部は、前記入力部からの入力を検出する度に、前記ロール用紙の斜行を修正するように、前記ロール組および前記位置決め部材を制御する、請求項3または4に記載のプリンタ。 - 前記ロール用紙に画像を形成するための印刷ヘッドをさらに備え、
前記印刷ヘッドは前記ロール用紙から離れる方向に移動可能となっている、請求項2〜7のいずれか1項に記載のプリンタ。 - 前記位置決め部材の形状は円柱形状である、請求項2〜8のいずれか1項に記載のプリンタ。
- 前記位置決め部材の形状は、前記ロール用紙の幅方向の端部に沿った表面を有する板形状である、請求項2〜8のいずれか1項に記載のプリンタ。
- ロール用紙のロールをセットする用紙保持部と、
前記用紙保持部から払出されたロール用紙を把持しつつ搬送するとともに、前記ロール用紙へ加える圧力を変更可能なロール組と、
前記ロール用紙を幅方向の両側から押圧することが可能な1組の位置決め部材と、
前記ロール組および前記位置決め部材を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記ロール用紙が幅方向に移動可能なように、前記ロール組により前記ロール用紙へ加えられる圧力を低下させた状態で、前記位置決め部材により前記ロール用紙を幅方向の両側から押圧するように、前記ロール組および前記位置決め部材を制御する、プリンタ。
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