JP2009286442A - 樹脂製の装飾容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】色の濃淡とは異なる視覚的な効果によって、他の容器との差別化を図ることができる、新規な樹脂製の装飾容器を提供する。
【解決手段】透明の合成樹脂からなるボトル1''の底部5に、この軸線O方向に沿って厚みTを持たせ、この底部内面5fを平滑な面に形成すると共に、当該底部5の外面5gに、装飾的な輪郭として透かして見ることができる凹部30を形成し、この凹部30に装飾体Eを埋め込んでなる。
【選択図】図3

Description

本発明は、視覚的な効果によって、他の容器との差別化を図ることを目的とした樹脂製の装飾容器に関するものである。
従来の装飾容器としては、同一樹脂を異なるタイミングで充填することで、容器本体の表面に色の濃淡が現れるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3114093号公報
しかしながら、視覚的な効果は、色の濃淡だけではなく、市場においては、他の容器と異なる視覚的な効果で他社容器との差別化を図りたいとの要求があることも事実である。
本発明の目的は、色の濃淡とは異なる視覚的な効果によって、他の容器との差別化を図ることができる新規な樹脂製の装飾容器を提供することにある。
本発明である、樹脂製の装飾容器は、透明又は半透明の樹脂からなる容器の底部に、この容器の軸線方向に沿って厚みを持たせ、この底部の内面を平滑な面に形成すると共に、当該底部の外面に、装飾的な輪郭として透かして見ることができる凹部を形成したことを特徴とするものである。
本発明に係る容器本体を製造する方法としては、例えば、射出成形やブロー成形が挙げられる。また、容器本体の形状は、円筒形状や角柱形状が挙げられる。
また、本発明に係る凹部としては、例えば、複雑な凹凸で構成された輪郭を有するものや、複数の段差で構成された輪郭を有するもの、ドーム状(半円球状や凹面状(湾曲面や複数の平面で構成された形状のもの)等を含む)の輪郭を有するもの等が挙げられる。
また、本発明に従えば、前記凹部に装飾体を設けることができる。装飾体には、球形、楕円形状、円柱形状や角柱形状のものは勿論、小型のフィギュアに代表される玩具等の様々なオブジェを採用することができる。また、装飾体としては、透明(半透明を含む)、不透明のものは勿論、木目調のものや金属光沢を有するもの等を採用することができる。
本発明である、樹脂製の装飾容器によれば、透明又は半透明の樹脂からなる容器の底部に軸線方向に沿って厚みを持たせ、当該底部の外面に、装飾的な輪郭として透かして見ることができる凹部を形成したことから、この凹部を底部の側面等から透かして見たとき、かかる底部でのレンズ効果によって、凹部の輪郭に装飾的な面白みが加えられる。
しかも、容器本体の製造も底部に厚みを持たせて、その外面に凹部を形成するだけなので、比較的簡易な成形方法で製造することが可能である。
従って、本発明によれば、色の濃淡とは異なる視覚的な効果によって、他の容器との差別化を図ることができる、新規な樹脂製の装飾容器を提供することができる。
また、本発明に係る凹部に、装飾体を設ければ、装飾体の変更という簡単な作業によって装飾のバリエーションを増やすことができる。加えて、装飾体として容器を構成する樹脂より比重の重いものを採用すれば、容器を接地させたときの安定感が向上し、また、容器を持ったときに重量感を与えることができる。
以下、図面を参照して、本発明である、樹脂製の装飾容器を詳細に説明する。
図1(a)〜(c)はそれぞれ、本発明に従う、合成樹脂製のボトルを説明するにあたって参照する、基本形状のボトル(以下、「基本ボトル」という)を一部断面で示す側面図、それを上方から示す平面図及び底面図である。
符号1は、ボトル軸線Oに沿って延在する円筒形の透明な合成樹脂からなる基本ボトルである。基本ボトル1は、図示せぬキャップが着脱可能に螺合する口部2と、この口部2よりも大径の肩部3を介して繋がる胴部4と、この胴部4を閉じる底部5とを有する。
底部5の内面(以下、「底部内面」という)5fは、図1(a)に示すように、口部2の内面2f、肩部3の内面3f及び胴部4の内面4fと共に、基本ボトル1の内側に、内容物を充填するための空間Rを形作る。また、底部内面5fは、同図に示すように、ボトル軸線Oに対して直交するほぼ平滑な面を形成する。底部内面5fは、ドーム状(半円球状や凹面状(湾曲面や複数の平面で構成された形状のもの)等を含む)に形成することも可能である。
更に、底部5は、図1(a)に示すように、軸線O方向に沿って厚みT(肩部3、胴部4よりも厚肉に形成)を持たせてあり、この底部5の外面(以下、「底部外面」という)5gには、底上げ凹部10が形成されている。
ここで、符号11は、図1(a)に示すように、口部2に向かって上昇するに従って軸線Oに接近するように傾斜する傾斜面である。この傾斜面11は、図1(c)に示すように、軸線Oを取り囲む環状部としてなる。
次に、符号12は、図1(a)に示すように、環状の傾斜面11で取り囲まれた平滑面である。平滑面12は、底部5の内面5fとほぼ平行になるにように形成されている。即ち、底上げ凹部10は、平滑面12の周りを環状の傾斜面11で取り囲んだ円錐台状の形状をなす。
次に、本発明に従うボトルの各形態を、上述の基本ボトル1を参照して説明する。
図2(a)〜(c)はそれぞれ、本発明の第一の形態である、合成樹脂製の装飾ボトル(以下、「ボトル」という)1'を一部断面で示す側面図、それを上方から示す平面図及び底面図である。なお、以下の説明において、図1と同一の部分は、同一の符号をもって、その説明を省略する。
底部5には、基本ボトル1と同様、図2(a)に示すように、軸線O方向に沿って厚みTを持たせてあり、この底部5の外面5gには、装飾的な輪郭として透かして見ることができる凹部20が形成されている。
符号13は、図2(a),(c)に示すように、複雑な凹凸面で構成された輪郭を有する異形面である。即ち、本形態に係る凹部20は、平滑面12の周りを環状の傾斜面11で取り囲んだ円錐台状と、この円錐台の上端をなす平滑面12の上部に設けられた複雑な凹凸面で構成された異形面13とで形作られている。これにより、底部5の側面からは、複数の凹凸からなる突起を有する形状の凹部20を透かして見ることができる。
かかる構成によれば、透明な合成樹脂で構成された底部5がレンズ効果を果たすため、底部4の側面から透かして見える凹部20は、直接見たときとは異なる感じとなる。
また、本形態のボトル1'によれば、図2(a)に示すように、凹部20がより装飾的な形状となるため、底部5の側面から透かして見たとき、かかる底部5でのレンズ効果によって、凹部20の輪郭に更なる装飾的な面白みが加えられる。
しかも、本形態のボトル1'の製造は、底部5に厚みTを持たせて、その外面5gに凹部20を形成するだけなので、射出成形やブロー成形等の従来の成形方法を採用することが可能である。
従って、本形態においては、色の濃淡とは異なる視覚的な効果によって、他の容器との差別化を図ることができる、新規な装飾ボトルを提供することができる。
図3(a)〜(c)はそれぞれ、本発明の第二の形態である、ボトル1''を一部断面で示す側面図、それを上方から示す平面図及び底面図である。なお、以下の説明において、図1及び2と同一の部分は、同一の符号をもって、その説明を省略する。
符号Eは、図3(a),(c)に示すように、凹部30に埋め込まれた装飾体である。本形態では、装飾体Eの一部が平滑面12に形成された開口部Aから一部露出している。即ち、本形態に係る凹部30は、平滑面12の周りを環状の傾斜面11で取り囲んだ円錐台状と、この円錐台の上端をなす平滑面12の上部に埋め込まれてその一部を露出させた装飾体Eとで形作られている。これにより、底部5の側面からは、装飾体Eの下部を一部露出させた外観を有する凹部30を透かして見ることができる。
かかる構成によっても、透明な合成樹脂で構成された底部5がレンズ効果を果たすため、底部4の側面から透かして見える凹部30は、直接見たときとは異なる感じとなる。
なお、ボトル本体1''を金型内で射出成形する場合、かかる装飾体Eをインサート品とすれば、ボトル本体1''と共に一体成形することができる。また、ボトル本体1''を金型内でブロー成形する場合も、かかる装飾体Eをインサート品とし、ブロー成形(射出成形品の二軸延伸ブロー成形、押出しブロー成形等)すれば、ボトル本体1''と共に一体成形することができる。
更に、ボトル本体1''を成形した後、別途組み込むことも可能である。
本形態のボトル本体1''を採用すれば、図3(a)に示すように、凹部30がより装飾的な形状となるため、底部5の側面から透かして見たとき、かかる底部5でのレンズ効果によって、凹部30の輪郭に、第一の形態とは異なる装飾的な面白みが加えられる。
しかも、本形態のボトル本体1''の製造も、底部5に厚みTを持たせて、その外面5gに凹部30を形成し、装飾体Eを埋め込むだけなので、射出成形やブロー成形などの従来の成形方法を採用することが可能である。
従って、本形態によっても、色の濃淡とは異なる視覚的な効果によって、他の容器との差別化を図ることができる、新規な装飾ボトルを提供することができる。
また、本形態の如く、凹部30に、装飾体Eを設ければ、装飾体Eの変更という簡単な作業によって装飾のバリエーションを増やすことができる。加えて、装飾体Eとしてボトル本体1''を構成する樹脂より比重の重いものを採用すれば、ボトル本体1''を接地させたときの安定感が向上し、また、容器を持ったときに重量感を与えることができる。
上述したところは、本発明の好適な形態を説明するものであるが、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。例えば、図1〜3のボトル1',1''は、各図の二点鎖線で示すような角柱ボトルに代表される多角柱ボトルとすることも可能である。また、凹部20,30は、金型によって形成しても、後加工(切削など)によって形成してもよい。更に、本発明に従う凹部の構成としては、底上げ凹部10の存在は任意である。このため、本発明に従えば、底上げ凹部10を形成しなくとも良い。
本発明の装飾容器は、例えば、化粧用容器に採用することができる。
(a)〜(c)はそれぞれ、本発明に従う、合成樹脂製のボトルを説明するにあたって参照する、基本形状のボトルを一部断面で示す側面図、それを上方から示す平面図及び底面図である。 (a)〜(c)はそれぞれ、本発明の第一の形態である、合成樹脂製の装飾ボトルに採用されるボトル本体を一部断面で示す側面図、それを上方から示す平面図及び底面図である。 (a)〜(c)はそれぞれ、本発明の第二の形態である、合成樹脂製の装飾ボトルに採用されるボトル本体を一部断面で示す側面図、それを上方から示す平面図及び底面図である。
符号の説明
1 基本ボトル
1' ボトル(第一の形態)
1'' ボトル(第二の形態)
2 ボトル口部
2f ボトル口部内面
3 ボトル肩部
3f ボトル肩部内面
4 ボトル胴部
4f ボトル胴部内面
5 ボトル底部
5f ボトル底部内面
5g ボトル底部外面
10 底上げ凹部(基本構造)
11 環状の傾斜面
12 平滑面
13 異形面
20 凹部(第一の形態)
30 凹部(第二の形態)
A 平滑面に形成された開口部
E 装飾体

Claims (2)

  1. 透明又は半透明の樹脂からなる容器の底部に、この容器の軸線方向に沿って厚みを持たせ、この底部の内面を平滑な面に形成すると共に、当該底部の外面に、装飾的な輪郭として透かして見ることができる凹部を形成したことを特徴とする樹脂製の装飾容器。
  2. 請求項1において、前記凹部に、装飾体を備えることを特徴とする樹脂製の装飾容器。
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