JP2009286352A - ハーネス連結装置 - Google Patents

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Akira Uehori
明 上堀
Kiyoo Matsushima
清穂 松嶋
Shinji Iketani
信二 池谷
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Abstract

【課題】カバー部に対する不用意な力によりフック部との間が開かれないようにしながら、操作力の低減を可能にする。
【解決手段】フック本体部17に設けたフック部19及びフック部19に付勢係合してフック部19との間を開閉可能に閉じるカバー部21を有したフック連結具13と、タング本体部51の先端にフック部19に係合させるタング部53を備えたタング連結具15とを備え、フック部19に係合させたタング部53の離脱をカバー部21により阻止するハーネス連結装置1であって、フック本体部17とカバー部21との間に、カバー部21のフック部19に対する閉じ位置での回転をロックすると共にカバー部21の回転とは異なった移動操作でロック解除可能なロック機構65を設けたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、パラシュート等に供されるハーネス連結装置に関する。
従来、この種のハーネス連結装置としては、特許文献1に記載のようなパラシュートに適用したものがある。
図5は、従来のハーネス連結装置を示す正面図である。このハーネス連結装置101は、フック連結具103及びタング連結具105を備えている。フック連結具103は、フック本体部107にフック部109とカバー部111とが設けられている。
カバー部111は、基部側がフック本体部107に支持されカバー部111とフック本体107とに取付けたスプリングの弾性力により先端部113がフック部109に付勢係合して該フック部109との間を開閉可能に閉じている。
従って、カバー部111をスプリングの弾性力に抗して回転させフック本体部107に対し押圧することでフック部109との間を開くことができ、フック部109にタング連結具105を係合させることができる。
この係合状体でフック本体部107に対するカバー部111の押圧を解除すればカバー部111はスプリングの弾性力により復帰して先端部113がフック部109に付勢係合して該フック部109との間を開じ、フック部109に係合させたタング連結具105の離脱をカバー部111により阻止することができる。
しかし、このような従来構造では、カバー部111に不用意な力が働くとカバー部111が回転してフック部109との間が開かれる恐れがあるため、スプリングの弾性力を強く設定し、不用意な力ではカバー部111が回転しないようにする必要があった。
このため、カバー部111を押圧操作してフック部109との間を開こうとするとき、操作力が大きく、操作性に問題があった。
特開2003−327199号公報
解決しようとする問題点は、カバー部に対する不用意な力によりフック部との間が開かれないようにするため、カバー部の操作力が大きく、操作性に問題があった点である。
本発明は、カバー部に対する不用意な力によりフック部との間が開かれないようにしながら、操作力の低減を可能にするため、一方のハーネスへ結合するフック本体部に設けたフック部及び前記フック本体部に回転可能に支持され前記フック部に付勢係合して該フック部との間を開閉可能に閉じるカバー部を有したフック連結具と、他方のハーネスへ結合するタング本体部の先端に前記フック部に係合させるタング部を備えたタング連結具とを備え、前記フック部に係合させたタング部の離脱を前記カバー部により阻止するハーネス連結装置であって、前記フック本体部とカバー部との間に、前記カバー部のフック部に対する閉じ位置での回転をロックすると共にカバー部の移動操作でロック解除可能なロック機構を設けたことを最も主要な特徴とする。
本発明のハーネス連結装置は、一方のハーネスへ結合するフック本体部に設けたフック部及び前記フック本体部に回転可能に支持され前記フック部に付勢係合して該フック部との間を開閉可能に閉じるカバー部を有したフック連結具と、他方のハーネスへ結合するタング本体部の先端に前記フック部に係合させるタング部を備えたタング連結具とを備え、前記フック部に係合させたタング部の離脱を前記カバー部により阻止するハーネス連結装置であって、前記フック本体部とカバー部との間に、前記カバー部のフック部に対する閉じ位置での回転をロックすると共にカバー部の移動操作でロック解除可能なロック機構を設けた。
このため、カバー部がフック部との間を閉じる閉じ位置ではロック機構によりカバー部の回転がロックされて、カバー部に不用意な力が働いてもカバー部は回転せず、フック部に対する閉じ位置を維持することができる。
カバー部の前記回転とは異なった移動操作でロック機構によるロックを解除し、カバー部を回転させてフック部との間を開き、タング連結具をフック連結具から外すことができる。
従って、カバー部の回転操作及び移動操作に抗する付勢力は、カバー部のフック部に対する閉じ位置の維持から切り離すことができ、付勢力を低減し、カバー部の操作を容易に行わせることもできる。
カバー部に対する不用意な力によりフック部との間が開かれないようにしながら、操作力の低減を可能にするという目的を、カバー部の移動操作でロック解除可能なロック機構により実現した。
[ハーネス連結装置の構造]
図1〜図4は、本発明の実施例1に係り、図1は、ハーネス連結装置を適用したパラシュートを人に装着した状態の概略図、図2(a)は、ハーネス連結装置の正面図、(b)は、ハーネス連結装置の側面図、図3(a)は、ハーネス連結装置の要部を断面にしたタング連結具離脱状態の正面図、(b)は、ハーネス連結装置の要部を断面にしたタング連結具離脱状態の断面図、図4(a)は、ハーネス連結装置の要部を断面にしたカバー部操作状態の正面図、(b)は、ハーネス連結装置の要部を断面にしたカバー部操作状態の断面図である。
図1のように、ハーネス連結装置1は、パラシュート3に用いられ、パラシュート・ハーネス5に取り付けられている。パラシュート・ハーネス5は、分離装置7、ライザー9ヲ介してパラシュート3のキャノピー部11に接続されている。パラシュート・ハーネス5は、パラシュート装着者Mに装着固定され、パラシュート装着者Mの大腿部に対するパラシュート・ハーネス5の着脱は、ハーネス連結装置1で行われる。
前記ハーネス連結装置1は、金属製であり、図2〜図4のように、フック連結具13及びタング連結具15とからなっている。
フック連結具13は、フック本体部17とこのフック本体部17に一体に設けられたフック部19とフック本体部17に回転可能に支持されたカバー部21とを有している。
前記フック本体部17は、一方のハーネスであるパラシュート・ハーネス7の連結、離脱可能とする部分に結合するものであり、ハーネス結合部23とカバー支持部25とを備えている。
ハーネス結合部23は、カバー支持部25よりも若干幅広に形成され、結合部ベース27に結合部側壁29a,29bを備えたものである。結合部ベース27に、ハーネス結合用の開口31が形成されている。
カバー支持部25は、支持部ベース33に支持部側壁35a,35bを備えたものである。支持部ベース33は、前記結合部ベース27と一体であり、支持部側壁35a,35bは、前記結合部側壁29a,29bと一体である。
前記フック部19は、フック本体部17の支持部ベース33から一体に突出し、先端部37が、屈曲形成されている。
前記カバー部21は、支持部ベース33をカバーし、フック本体部17に回転可能に支持され前記フック部19に付勢係合して該フック部19との間を開閉可能に閉じるものである。このカバー部21には、カバー・パネル39の先端にカバー側係合舌部41が、段部43を介して突設されている。段部43は、正面視で湾曲凹状に形成され、後述するタング部の形状に対応している。
カバー・パネル39には、カバー側壁45a,45bとカバー後壁46とが一体に形成され、カバー・パネル39表面に操作用のノブ部49が設けられている。カバー側壁45a,45bは、支持部側壁35a,35bの内側に対向配置され、支持部側壁35a,35bに固定されたピン47a,47bにより回転自在に支持されている。
前記タング連結具15は、他方のハーネスであるパラシュート・ハーネス7の連結、離脱可能とする部分に結合するものであり、タング本体部51の先端に前記フック部19に係合させるタング部53を備えている。タング本体部51は、タング本体ベース55にタング本体側壁57a,57bを一体に備えたものである。タング本体ベース55に、ハーネス結合用の開口59が形成されている。開口59には、ハーネスを係止する係止ロッド60が設けられている。タング部53は、タング・パネル61に開口63が形成されたものであり、タング・パネル61は、先端が平面視で湾曲凸状に形成され、基端がタング本体ベース55と一体である。タング・パネル61の先端の湾曲凸状は、前記段部43の湾曲凹状と同一の曲率に設定されている。
かかるハーネス連結装置1は、前記フック部19に係合させたタング部15の離脱を前記カバー部21により阻止するものであって、図3,図4のように、フック本体部17とカバー部21との間に、前記カバー部21のフック部19に対する閉じ位置での回転をロックすると共にカバー部21の前記回転とは異なった移動操作でロック解除可能なロック機構65が設けられている。
[ロック機構]
前記ロック機構65は、移動構造としての長穴67a,67b及び前記ピン47a,47bと係止部としての突部69a,69bと係止解除部としての凹部71a,71bとを備えている。
前記長穴67a,67b及びピン47a,47bは、前記カバー部21を、前記閉じ位置から付勢力に抗しロック解除位置へ移動可能に支持するものであり、ピン47a,47bが前記のようにフック本体部17の支持部側壁35a,35bに固定されているのに対し、長穴67a,67bは、カバー側壁45a,45bに形成され、ピン47a,47bに嵌合している。長穴67a,67bの長手方向は、カバー・パネル39の面方向に沿っている。
前記突部69a,69bは、フック本体部17に形成され前記閉じ位置で本実施例の他方であるカバー部21に係合し前記フック本体部17に対するカバー部21の回転を阻止するものであり、支持部側壁35a,35bの内面側へ突出するように設けられている。カバー部21の閉じ位置でカバー側壁45a,45bの縁部に係合し、カバー部21のピン47a,47bを中心とした回転を阻止する。
前記凹部71a,71bは、カバー部21に形成され前記カバー部21のロック解除位置で前記突部69a,69bの係合を解除して前記フック本体部17に対するカバー部21の回転を許容するものである。この凹部71a,71bは、段部43に隣接してカバー側壁45a,45bの縁部に形成されている。カバー部21の閉じ位置で、凹部71a,71bは突部69a,69bよりもフック部19側に位置する。
前記カバー部21をフック部19に対し付勢係合させる付勢力と前記カバー部21の前記ロック解除位置への移動に抗する付勢力とを共通の弾性部材である一対のトルク・スプリング73a,73bにより発生させる。
トルク・スプリング73a,73bは、前記カバー部21の回転軸であるピン47a,47bに取り付けられている。トルク・スプリング73a,73bの各一方のアーム部73aa,73baは、前記フック本体部17の支持部ベース33に前記回転方向に係合し、他方のアーム部73ab,73bbは、相互に結合されて該結合部75が前記カバー部21の段部43内側面で前記回転方向及びロック解除位置への移動方向に抗する2方向に係合している。
前記カバー部21の操作で長穴67a,67b及びピン47a,47bのガイドによりロック解除位置へ移動させるとき前記他方のアーム部73ab,73bbの図4(a)のような湾曲弾性変形により前記ロック解除位置への移動に抗する付勢力を発生させる。
[連結・離脱]
図3のように、フック連結具13からタング連結具15を離脱させた自由状態では、トルク・スプリング73a,73bのアーム部73ab,73bbが湾曲弾性変形前であり、カバー部21の段部43に係合する結合部75によりカバー部21がフック部19の先端部37に対して位置決められる。同時に、トルク・スプリング73a,73bのアーム部73aa,73baとアーム部73ab,73bbとが支持部ベース33とカバー・パネル39との間で弾発し、カバー部21がピン47a,47bを中心にカバー支持部25に対して回転付勢される。
この結果、カバー部21のカバー側係合舌部41がフック部19の先端部37に付勢係合により弾接する。
この状態からタング連結具15をフック連結具13に連結する。
この場合、カバー部21の前記回転とは異なった移動操作でロック機構65によるロックを解除する。カバー部21のロック解除のための移動操作は、2通りある。
[タング連結具による操作]
先ず、タング連結具15により操作する場合は、タング連結具15のタング・パネル61を図3のようにカバー部21の段部43に対向させ、そのままタング・パネル61の先端で段部43を押し込める。この押し込め力によりカバー部21が長穴67a,67bでカバー支持部25のピン47a,47bに対して相対的に移動し、カバー部21の位置が支持部ベース33に沿った方向でフック部19の先端部37に対し僅かに後退する。この後退時には、トルク・スプリング73a,73bの結合部75が押圧され、アーム部73ab,73bbがピン47a,47bとの間で湾曲弾性変形し、弾発力を発生させる。
この後退によりカバー部21がロック解除位置へ移動し、カバー部21の凹部71a,71bがカバー支持部25の突部69a,69bに対向する。
タング連結具15によりカバー部21をさらに押し込めると、突部69a,69bに対して凹部71a,71bが嵌合移動し、図4のようにカバー部21がピン47a,47bを中心に回転し、フック部19の先端部37を開く。
このとき、タング連結具15のタング・パネル61が当接しているカバー側係合舌部41は、図3のように傾斜するため、タング・パネル61をフック部19の先端部37内側へ容易に引き込むことができる。
カバー側係合舌部41からタング・パネル61が外れると、トルク・スプリング73a,73bのアーム部73ab,73bbの湾曲弾性変形の戻りによりカバー部21がロック位置へ向けて付勢される。同時にアーム部73aa,73baとアーム部73ab,73bbとが支持部ベース33とカバー・パネル39との間で弾発しカバー部21が回転方向へ付勢される。これらの付勢によりカバー部21がピン47a,47bを中心にカバー支持部25に対してロック位置へ移動すると同時に回転し、図1のようにカバー側係合舌部41がフック部19の先端部37に付勢係合し、フック部19がカバー部21により閉じられる。
この閉じ状態でカバー部21に回転させるような押圧方向の外力が働いても、カバー部21のカバー側壁45a,45bが支持部側壁35a,35bの突部69a,69bに係合ロックされているからカバー部21のカバー支持部25に対する回転が阻止され、カバー部21による閉じ状態を維持させることができる。
[指による操作]
指により操作をする場合は、ノブ部49に指を掛け、長穴67a,67b及びピン47a,47bによるカバー部21のロック解除位置への移動を行わせ、次いでノブ49を押し込めてカバー部21をピン47a,47bを中心に回転させる。
従って、指による操作でも、フック部19の先端部37を簡単に開くことができる。
開かれたフック部19の先端部37に対してタング連結具15のタング・パネル61を図4のように係合させ、ノブ部49から指を離すと前記同様トルク・スプリング73a,73bの弾発力でカバー部21がロック位置へ移動付勢されると共にピン47a,47bを中心にカバー支持部25に対して回転付勢され、図1のようにフック部19がカバー部21により閉じられる。
[実施例1の効果]
本発明のハーネス連結装置1は、パラシュート・ハーネス7の連結、離脱可能とする部分の一方に結合するフック本体部17に設けたフック部19及び前記フック本体部17に回転可能に支持され前記フック部19に付勢係合して該フック部19との間を開閉可能に閉じるカバー部21を有したフック連結具13と、パラシュート・ハーネス7の連結、離脱可能とする部分の他方に結合するタング本体部51の先端に前記フック部19に係合させるタング部53を備えたタング連結具15とを備え、前記フック部19に係合させたタング部53の離脱を前記カバー部21により阻止するハーネス連結装置1であって、前記フック本体部17とカバー部21との間に、前記カバー部21のフック部19に対する閉じ位置での回転をロックすると共にカバー部21の前記回転とは異なった移動操作でロック解除可能なロック機構65を設けた。
このため、カバー部21がフック部19との間を閉じる閉じ位置ではロック機構65によりカバー部21の回転がロックされて、カバー部21に不用意な力が働いてもカバー部21は回転せず、フック部19に対する閉じ位置を維持することができる。
また、カバー部21の前記回転とは異なった移動操作でロック機構65によるロックを解除し、カバー部21を回転させてフック部19との間を開き、タング連結具15をフック連結具13から外すことができる。
従って、カバー部21の回転操作及び移動操作に抗する付勢力は、カバー部21のフック部19に対する閉じ位置の維持から切り離すことができ、付勢力を低減し、カバー部21の操作を容易に行わせることもでき、掛け外しが容易となる。
前記ロック機構65は、前記カバー部21を、前記閉じ位置から付勢力に抗しロック解除位置へ移動可能に支持する長穴67a,67b及びピン47a,47bと、前記フック本体部17に形成され前記閉じ位置でカバー部21のカバー側壁45a,45bに係合し前記フック本体部17に対するカバー部21の回転を阻止する突部69a,69bと、前記カバー部21のカバー側壁45a,45bに形成され前記カバー部21のロック解除位置で前記突部69a,69bの係合を解除して前記フック本体部17に対するカバー部21の回転を許容する凹部71a,71bとを備えた。
このため、ロック機構65をカバー部21の操作で確実にロック解除させることができ、簡単な操作でロックも確実に行わせることができる。
また、カバー部21のロック解除の移動方向は、ラインや帯がフック部119の先端部37に引っかかる場合の方向と逆であり、ラインや帯の引っかかりによりカバー部21が移動することがなく、安全性を向上させることができる。
前記カバー部21をフック部19に対し付勢係合させる付勢力と前記カバー部21の前記ロック解除位置への移動に抗する付勢力とを共通のトルク・スプリング73a,73bにより発生させる。
このため、構造が簡単で部品点数が少なく、組み付け、部品管理が容易となる。
前記トルク・スプリング73a,73bは、前記カバー部21の回転軸であるピン47a,47bに取り付けられ、前記トルク・スプリング73a,73bの各一方のアーム部73aa,73baは前記フック本体部17の支持部ベース33に前記回転方向に係合し他方のアーム部73ab,73bbは相互に一体に結合されて該結合部75が前記カバー部21に前記回転方向及びロック解除位置への移動方向に抗して係合し、前記カバー部21がロック解除位置へ移動するとき前記他方のアーム部73ab,73bbの湾曲弾性変形により前記ロック解除位置への移動に抗する付勢力を発生させる。
このため、弾性部材の構造を簡単にしながら、カバー部21のロック解除位置への移動に抗する弾発力を確実に発生させることができる。
前記カバー部21に、前記タング連結具15により操作可能とする段部43を設けた。
このため、指によるカバー部21の操作ができないときなどでもタング連結具15の押し込め操作によりタング連結具15をフック連結具13に連結させることができる。
図5、図6は、本発明の実施例2に係り、図5(a)は、(a)は、ハーネス連結装置の要部を断面にしたタング連結具離脱状態の正面図、(b)は、ハーネス連結装置の要部を断面にしたタング連結具離脱状態の断面図、図6(a)は、ハーネス連結装置の要部を断面にしたカバー部操作状態の正面図、(b)は、ハーネス連結装置の要部を断面にしたカバー部操作状態の断面図である。なお、基本的な構成は、実施例1と同様であり、同一又は対応する構成部分には、同符号又は同符号にAを付して説明する。
図5,図6のように、本実施例のハーネス連結装置1Aは、実施例1のロック機構65の一体のトルク・スプリング73a、73bに代えて、左右別体のトルク・スプリング73aA、73bAを備えたロック機構65Aとしたものである。
アーム部73abA,73bbAは、平面から見てU字状に湾曲形成され、U字状の先端が、前記カバー部21の段部43内側面で前記回転方向及びロック解除位置への移動方向に抗する2方向に係合している。
図5のように、フック連結具13からタング連結具15を離脱させた自由状態では、トルク・スプリング73aA,73bAのアーム部73abA,73bbAが弾性変形前であり、カバー部21の段部43に係合する結合部75によりカバー部21がフック部19の先端部37に対して位置決められる。同時に、トルク・スプリング73aA,73bAのアーム部73aaA,73baAとアーム部73abA,73bbAとが支持部ベース33とカバー・パネル39との間で弾発し、カバー部21がピン47a,47bを中心にカバー支持部25に対して回転付勢される。
この結果、カバー部21のカバー側係合舌部41がフック部19の先端部37に付勢係合により弾接する。
この状態からタング連結具15をフック連結具13に連結する。
この場合、カバー部21の前記回転とは異なった移動操作でロック機構65によるロックを解除する。カバー部21のロック解除のための移動操作は、実施例1と同様に2通りある。
何れの場合も、カバー部21の解除操作が行われると、トルク・スプリング73aA,73bAのアーム部73abA,73bbAが段部43の内側面に押されてU字を潰す方向に弾性変形すると共にカバー部21のカバー・パネル39に対し回転に抗する付勢力を与える。
従って、本実施例でも、実施例1と同様な作用効果を奏することができる。
また、本実施例では、トルク・スプリング73aA,73bAのアーム部73abA,73bbAが別構成であるため、回転方向と前後方向(カバー部21スライド方向)のスプリング弾性力のバランスがとり易く、動作を確実に行わせることができる。
さらに、アーム部73abA,73bbAがU字状に湾曲形成されているため、段部43の内側面に対して確実な弾発力を発生させることができると共に、カバー部21を確実に付勢することができる。
[その他]
前記カバー部21をフック部19に対し付勢係合させる付勢力と前記カバー部21の前記ロック解除位置への移動に抗する付勢力とを別構成の弾性部材により別個に発生させる構成にすることもできる。
前記突部69a,69bをカバー部21のカバー側壁45a,45bに形成し、前記凹部71a,71bをフック本体部17の支持部側壁35a,35bに形成することもできる。
前記ハーネス連結装置1は、パラシュート以外にも適用することができる。
ハーネス連結装置を適用したパラシュートを人に装着した状態の概略図である。(実施例1) (a)は、ハーネス連結装置の正面図、(b)は、ハーネス連結装置の側面図である。(実施例1) (a)は、ハーネス連結装置の要部を断面にしたタング連結具離脱状態の正面図、(b)は、ハーネス連結装置の要部を断面にしたタング連結具離脱状態の断面図である。(実施例1) (a)は、ハーネス連結装置の要部を断面にしたカバー部操作状態の正面図、(b)は、ハーネス連結装置の要部を断面にしたカバー部操作状態の断面図である。(実施例1) (a)は、ハーネス連結装置の要部を断面にしたタング連結具離脱状態の正面図、(b)は、ハーネス連結装置の要部を断面にしたタング連結具離脱状態の断面図である。(実施例2) (a)は、ハーネス連結装置の要部を断面にしたカバー部操作状態の正面図、(b)は、ハーネス連結装置の要部を断面にしたカバー部操作状態の断面図である。(実施例2) ハーネス連結装置を示す正面図である。(従来例)
符号の説明
1,1A ハーネス連結装置
3 パラシュート
5 パラシュート・ハーネス(ハーネス)
13 フック連結具
15 タング連結具
17 フック本体部
19 フック部
21 カバー部
43 段部
47a,47 ピン(回転軸)
51 タング本体部
53 タング部
65,65A ロック機構
67a,67b 長穴
69a,69b 突部
73a,73b,73aA,73bA トルク・スプリング(弾性部材)
73aa,73ba、73ab,73bb,73aaA,73baA、73abA,73bbA アーム部
75 結合部
M パラシュート装着者

Claims (6)

  1. 一方のハーネスへ結合するフック本体部に設けたフック部及び前記フック本体部に回転可能に支持され前記フック部に付勢係合して該フック部との間を開閉可能に閉じるカバー部を有したフック連結具と、
    他方のハーネスへ結合するタング本体部の先端に前記フック部に係合させるタング部を備えたタング連結具とを備え、
    前記フック部に係合させたタング部の離脱を前記カバー部により阻止するハーネス連結装置であって、
    前記フック本体部とカバー部との間に、前記カバー部のフック部に対する閉じ位置での回転をロックすると共にカバー部の前記回転とは異なった移動操作でロック解除可能なロック機構を設けた、
    ことを特徴とするハーネス連結装置。
  2. 請求項1記載のハーネス連結装置であって、
    前記ロック機構は、
    前記カバー部を、前記閉じ位置から付勢力に抗しロック解除位置へ移動可能に支持する移動構造と、
    前記カバー部又はフック本体部の一方に形成され前記閉じ位置で他方に係合し前記フック本体部に対するカバー部の回転を阻止する係止部と、
    前記カバー部又はフック本体部の他方に形成され前記カバー部のロック解除位置で前記係止部の係合を解除して前記フック本体部に対するカバー部の回転を許容する係止解除部と、
    を備えたことを特徴とするハーネス連結装置。
  3. 請求項1又は2記載のハーネス連結装置であって、
    前記カバー部をフック部に対し付勢係合させる付勢力と前記カバー部の前記ロック解除位置への移動に抗する付勢力とを共通の弾性部材により発生させる、
    ことを特徴とするハーネス連結装置。
  4. 請求項3記載のハーネス連結装置であって、
    前記弾性部材は、前記カバー部の回転軸に取り付けられた一対のトルク・スプリングであり、
    前記トルク・スプリングの各一方のアーム部は前記フック本体部に前記回転方向に係合し他方のアーム部は相互に結合されて該結合部が前記カバー部に前記回転方向及びロック解除位置への移動方向へ抗して係合し、
    前記カバー部がロック解除位置へ移動するとき前記他方のアーム部の湾曲弾性変形により前記ロック解除位置への移動に抗する付勢力を発生させる、
    ことを特徴とするハーネス連結装置。
  5. 請求項3記載のハーネス連結装置であって、
    前記弾性部材は、前記カバー部の回転軸に取り付けられた一対のトルク・スプリングであり、
    前記トルク・スプリングの各一方のアーム部は前記フック本体部に前記回転方向に係合し他方のアーム部はU字状に形成されて前記カバー部に前記回転方向に係合すると共にU字状の先端がロック解除位置への移動方向へ抗して係合し、
    前記カバー部がロック解除位置へ移動するとき前記他方のアーム部のU字を潰す方向に弾性変形して前記ロック解除位置への移動に抗する付勢力を発生させる、
    ことを特徴とするハーネス連結装置。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載のハーネス連結装置であって、
    前記カバー部に、前記タング連結具により操作可能とする段部を設けた、
    ことを特徴とするハーネス連結装置。
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