JP2009284655A - かご形回転子の製造方法及びその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、溶融金属によるダイカスト成形時に回転子鉄心の軸方向の両端面に形成される短絡環部分を容易に加圧することができるかご形回転子の製造方法及びその装置を提供する。
【解決手段】回転子鉄心2を収納する金型9には、その回転子鉄心2の軸方向の両端面側に位置して短絡環形成用のキャビティ13a、14aが形成され、溶融アルミ24によるダイカスト成形時に、一方のキャビティ13aに充填された溶融アルミ24は、半凝固状態でゲートプレート16の移動によりゲート部16aで加圧され、他方のキャビティ14aに充填された溶融アルミ24は、半凝固状態で加圧体19により加圧される。
【選択図】図1

Description

本発明は、溶融金属でダイカスト成形するかご形回転子の製造方法及びその装置に関する。
誘導電動機のかご形回転子は、通常、溶融金属例えば溶融アルミによるダイカスト成形により製造される。この製造装置は、外周部に複数のスロットを有する回転子鉄心を収納する金型を備えており、この金型内にその湯口から溶融アルミを供給することにより、固定子鉄心の各スロットに収納される複数の導体及び回転子鉄心の軸方向の両端面において前記複数の導体の両端部を短絡接続する短絡環を一体に形成するようになっている(例えば特許文献1参照)。
特開平6−133506号公報
かご形回転子においては、スロット部分の断面積に比べて短絡環部分の断面積が大きいので、スロット部分の溶融アルミが先に凝固し、その後に短絡環部分の溶融アルミが凝固することになって、短絡環にひけ巣が発生し易い。このようなひけ巣の発生を防止するには、短絡環部分に充填された溶融アルミが凝固する前にその短絡環部分を直接加圧する局部加圧ダイカスト法を採用することが考えられる。しかしながら、金型の湯口のない側に短絡環部分を加圧する加圧装置を設けることは容易であるが、溶融アルミが供給される湯口がある側に加圧装置を設けることは困難である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、溶融金属によるダイカスト成形時に回転子鉄心の軸方向の両端面に形成される短絡環部分を容易に加圧することができるかご形回転子の製造方法及びその装置を提供することにある。
本発明のかご形回転子の製造方法は、外周部に複数のスロットを有する回転子鉄心を収納し、この回転子鉄心の軸方向の両端面側に前記スロットと連通する短絡環形成用のキャビティを有し、その両キャビティのうちの一方のキャビティに対向して連通するゲートを有するゲートプレートを備えた金型と、溶融金属を押し出す射出プランジャを備え、その押し出しにより該溶融金属を前記ゲートプレートのゲートを介して前記金型の前記一方のキャビティに供給する供給装置とを備え、前記両キャビティのうちの他方のキャビティに充填された溶融金属が凝固する前にその溶融金属を加圧手段により加圧し、前記一方のキャビティに充填された溶融金属が凝固する前に前記供給装置の射出プランジャに押圧力を作用させることにより前記ゲートプレートを正規位置から移動させて前記一方のキャビティに充填された溶融金属を加圧することを特徴とする。
本発明のかご形回転子の製造装置は、外周部に複数のスロットを有する回転子鉄心を収納し、この回転子鉄心の軸方向の両端面側に前記スロットと連通する短絡環形成用のキャビティを有し、その両キャビティのうちの一方のキャビティに対向して連通するゲートを有するゲートプレートを備えた金型と、溶融金属を押し出す射出プランジャを備え、その押し出しにより該溶融金属を前記ゲートプレートのゲートを介して前記金型の前記一方のキャビティに供給する供給装置と、前記両キャビティのうちの他方のキャビティに対向して設けられ、そのキャビティに充填された溶融金属が凝固する前にその溶融金属を加圧する加圧手段と、前記ゲートプレートを前記溶融金属の供給時には正規位置に保持し、前記両キャビティのうちの一方のキャビティに充填された溶融金属が凝固する前に前記ゲートプレートの保持を解除する保持手段とを具備し、前記保持手段による前記ゲートプレートの保持が解除されたときに、前記供給装置の射出プランジャに押圧力を作用させることにより前記ゲートプレートを移動させて前記一方のキャビティに充填された溶融金属を加圧することを特徴とする。
本発明によれば、回転子鉄心の両端面側の短絡環形成用のキャビティにおいて、一方のキャビティに充填された溶融金属は、ゲートプレートを利用して加圧され、他方のキャビティに充填された溶融金属は、通常の加圧手段により加圧されるので、凝固前の短絡環部分を容易に加圧することができて、短絡環にひけ巣が発生することを確実に防止することができる。
(第1の実施例)
以下、本発明の第1の実施例を図1ないし図3を参照しながら説明する。
図3には、誘導機例えば誘導電動機のかご形回転子1が示されている。かご形回転子1は、珪素鋼板からなる円環状の多数の鉄心材を積層してなる回転子鉄心2を備えている。回転子鉄心2の外周部には、軸方向に延びるスロット2aが周方向に所定の間隔例えば一定の間隔を存して複数形成されており、各スロット2a内には、アルミニウム製の円柱状をなすの導体3が挿入されている。
回転子鉄心2の軸方向の両端面には、アルミニウム製の円環状をなす短絡環4、5が設けられており、これらによって、前記複数の導体3の軸方向両端部が短絡接続されている。そして、回転子鉄心2の中央部には軸孔部6が形成されており、この軸孔部6に回転軸7が挿通固定されている。
このような構成のかご形回転子1において、アルミニウム製の導体3及び短絡環4、5は、アルミダイカスト成形により一体に形成されるものであり、以下、そのアルミダイカスト成形を行なう製造装置8について図1及び図2を参照して説明する。
金型9は、固定型10と、この固定型10に着脱可能な可動型11とから構成されている。可動型11は、かご形回転子1の回転子鉄心2を収納するキャビティ12aを有する中間型12と、一方側の短絡環4を成形するためのキャビティ13aを有する右型13と、他方側の短絡環5を成形するためのキャビティ14aを有する左型14とからなる。これらの右型13及び左型14は、回転子鉄心2をキャビティ12a内に収納した状態の中間型12の右端部及び左端部に着脱可能に装着されるようになっている。この場合、右型13のキャビティ13a及び左型14のキャビティ14aは、回転子鉄心2のスロット2aに連通するようになっている。また、回転子鉄心2の軸孔部6には、シャフト状の嵌合部材15が挿入されており、右型13には、その嵌合部材15の頭部15aと嵌合する凹部13bが形成され、左型14には、嵌合部材15の左端部と嵌合する凹部14bが形成されている。
ゲートプレート16は、右型13内に左右方向に移動可能且つ着脱可能に装着されており、固定型10との間にランナー17を形成するようになっている。このゲートプレート16は、後述するように、正規位置において、右型13のキャビティ13aと対向するゲート部16aを一体に有し、ゲート部16aには、キャビティ13aに連通する複数のゲート16bが形成されている。
可動型11には、複数の保持ピン18が左右方向に移動可能に挿通されており、その基端部の径大部18aが左型14の凹部14cに嵌合されている。そして、保持ピン18は、その径大部18aの右端面が凹部14cの段部14dに当接することにより右方向への移動が規制され、このときに先端面がゲートプレート16の左端面に当接してそのゲートプレート16を正規位置に保持するようになっている。なお、ゲートプレート16が正規位置に保持されているときには、ゲートプレート16と右型13の壁部13cとの間に所定の間隔を存するようになっている。この場合、保持ピン18の径大部18aには、図示しない油圧シリンダにより右方向への駆動力が与えられており、その駆動力が解除されると、保持ピン18が左方向に移動可能になる。ここで、保持ピン18及び油圧シリンダは、保持手段たる油圧機構を構成する。
左型14の中央部には、キャビティ14aと連通する嵌合孔14eが形成されている。この嵌合孔14eは、環状の孔を複数例えば2つに分割したような不連続の略円環状をなしている。この嵌合孔14eには、短円筒体を複数たる2つに分割したような形状の加圧手段としての加圧体19が左右方向に移動可能に嵌合されている。そして、加圧体19の左半部は径小部19aに形成されていて、加圧体19は、径小部19aの右端面が嵌合孔14eの段部14f当接することにより右方向への移動が規制されるようになっている。この加圧体19は、油圧シリンダのピストンロット20に連結されており、常には径小部19aの右端面が段部14fと所定の間隔を存する正規位置に保持され、油圧シリンダの作用でピストンロッド20により押圧されると、右方向に移動されるようになっている。
供給装置21は、金型9の固定型10に装着された射出スリーブ22を備えており、この射出スリーブ22の先端部は前記金型9のランナー17に連通されている。この射出スリーブ22の基端部内には、射出プランジャ23が装着されている。そして、この射出プランジャ23は、後述するように、図示しない油圧シリンダにより左右方向に移動されるなっている。
次に、本実施例の作用につき説明する。
回転子鉄心2は多数の鉄心材を積層して構成されるが、その鉄心材は、帯状の珪素鋼鈑をプレスで打ち抜いて形成される。このプレス打ち抜き時の打ち抜き性をよくするために、帯状珪素鋼鈑には打ち抜き油が塗布されるのが通常であるが、この打ち抜き油は打ち抜かれた鉄心材に付着している。そこで、本実施例では、回転子鉄心2は、所定温度例えば300〜400℃で加熱され、打ち抜き油の燃焼が行われる(鉄心の油焼き)。
次に、図1に示すように、中間型12のキャビティ12a内に回転子鉄心2が収納された状態で金型9が組み立てられ、供給装置21の射出スリーブ22内に溶融金属たる溶融アルミ24が供給されて貯留される。しかる後、供給装置21の油圧シリンダにより射出プランジャ23が左方向に移動するように駆動され、射出プランジャ23により溶融アルミ24が射出スリーブ22から押し出されてランナー17、ゲート16bを介してキャビティ13a、スロット2a及びキャビティ14a内に順次供給されて充填される。この場合、射出プランジャ23による溶融アルミ24の押し出しによりゲートプレート16には左方向への押圧力が作用するが、このときには、油圧シリンダにより右方向への押圧力を受けている保持ピン18によりゲートプレート16は正規位置に保持される。また、左型14のキャビティ14aに供給される溶融アルミ24により加圧体19も左方向への押圧力を受けるが、このときには、加圧体19は油圧シリンダの作用により径小部19aの右端面が段部14fと所定の間隔を存する正規位置に保持される。
このようにして、金型9内への溶融アルミ24の充填後、金型9の冷却(自然冷却若しくは強制冷却)が行なわれ、金型9内に充填された溶融アルミ24の凝固が開始される。
この場合、かご形回転子1においては、スロット2a部分の断面積に比べて短絡環4、5部分の断面積が大きいので、スロット2a部分の溶融アルミ24が先に凝固し、その後に短絡環4、5部分の溶融アルミ24が凝固することになって、短絡環4、5にひけ巣が発生し易い。
そこで、本実施例では、スロット2a部分の溶融アルミ24が先に凝固し、その後に短絡環4、5部分の溶融アルミ24が凝固する前例えば半凝固の状態のときに、油圧シリンダによる保持ピン18に対する押圧力を解除し、供給装置21の射出プランジャ23による押圧力を作用させる。このときには、ランナー17及び射出スリーブ22内の溶融アルミ24も半凝固状態にあるので、射出プランジャ23による押圧力は半凝固状態の溶融アルミ24を介してゲートプレート16に作用するようになり、ゲートプレート16は、正規位置から左方向に移動してそのゲート部16aが右型13のキャビティ13a内の溶融アルミ24を加圧する。このとき、保持ピン18もゲートプレート16により押圧されて左方向に移動する。そして、ゲートプレート16は、図2に示すように、左端面が右型13の壁部13cに当接して左方向への移動が停止する。
同時に、卯圧シリンダがピストンロッド20を介して加圧体19に右方向への押圧力を作用させるようになり、加圧体19は右方向に駆動されて左型14のキャビティ14a内の溶融アルミ24を加圧する。そして、加圧体19は、図2に示すように、径小部19aの右端面が左型14の段部14fに当接して右方向への移動が停止する。
金型9内の溶融アルミ24が完全に凝固したならば、可動型11が固定型10から取り外され、しかる後、可動型11が分解されて、かご型回転子1の半製品が取り出される。ここで、かご形回転子1の半製品とは、図3に示すかご形回転子1おいて、回転軸7のない状態を示し、回転子鉄心2に導体3及び短絡環4、5が一体に形成されている。そして、回転子鉄心2の軸孔部6に回転軸7が挿通固定されることにより、かご形回転子1が完成する(完成品)。
このように本実施例によれば、金型9において、湯口側たるランナー17側に位置する右型13のキャビティ13a内の溶融アルミ24をゲートプレート16のゲート部16aにより加圧し、反湯口側に位置する左型14のキャビティ14a内の溶融アルミ24を通常の加圧装置たる加圧体19により加圧するようにしたので、凝固前の半凝固状態の両短絡環4、5部分の溶融アルミ24を加圧することができて、短絡環4、5にひけ巣が発生することを確実に防止することができる。
そして、本実施例によれば、前述したように、湯口側たる右型13のキャビティ13a内の半凝固常態の溶融アルミ24をゲートプレート16により加圧するようにしたので、金型9の湯口側に特別の加圧装置を設ける必要はなく、湯口側たる右型13のキャビティ13a内の溶融アルミ24に容易に加圧することができる。
なお、上記実施例において、保持ピン18とゲートプレート16とを連結し、供給装置21の射出プランジャ23の押圧力によりゲートプレート16を左方向に移動させるときに、油圧シリンダの駆動により保持ピン18を介してそのゲートプレート16に左方向への駆動力を加えるようにしてもよい。
(第2の実施例)
図4及び図5は、本発明の第2の実施例であり、第1の実施例と同一部分には同一符号を付して示し、以下異なる部分について説明する。
この第2の実施例では、保持ピン18の代わりに、右型13の静止部位たる壁部13cとゲートプレート16との間に可動式プレート25が配置されており、これは、右型13の周壁に対して径方向内外に進退可能に設けられている。そして、可動式プレート25は、図示しない油圧シリンダにより駆動されるようになっており、常には、前進して右型13の壁部13cとゲートプレート16との間に位置してゲートプレート16を正規位置の保持しており、前記油圧シリンダにより径方向外方に駆動されると、後退して右型13の壁部13cとゲートプレート16との間から離脱するようになっている。ここで、可動式プレート25及び油圧シリンダは、保持手段を構成する。
而して、図4に示すように、可動式プレート25が前進位置にある状態において、供給装置21の射出プランジャ23が溶融アルミ24を押し出して金型9内に供給充填させるのは、前記実施例同様であり、その後、可動式プレート25が後退するように制御されて図5に示す状態になる。
従って、この第2の実施例によっても、前記実施例同様の効果が得られ、特には、保持手段たる可動式プレート25の構成が簡単である。
(第3の実施例)
図6及び図7は、本発明の第3の実施例であり、上記第1の実施例と同一部分には同一符号を付して示し、以下異なる部分について説明する。
この第3の実施例では、回転子鉄心2の積層厚を補正する積層厚補正機構26を備えている。この積層厚補正機構26は、回転子鉄心2の軸方向の左端面を押圧する押圧体27と、この押圧体27に装着された加圧体19と、前記左型14に左右方向に移動可能に嵌め込まれた駆動体28と、この駆動体28と押圧体27との間に介装された圧縮ばね29とを備えている。駆動体28には、油圧シリンダのピストンロッド30が連結されており、駆動体28は、常には、右端面が加圧体19の左端面に当接して該加圧体19を正規位置に保持するようになっている。この状態では、駆動体28の右端面が押圧体27の左端面との間に所定の間隔を存するようになっている。
そして、駆動体28は、油圧シリンダにより右方向経の押圧力を受けると、加圧体19を右方向に移動させてその右端面が押圧体27の左端面に当接するようになっている。なお、回転子鉄心2の軸方向の右端面は、右型13における壁部13cの段部13dに当接するようになっている。このことから明らかなように、加圧手段たる加圧体19は、積層厚補正機構26に組み込まれているのである。
而して、図6に示すように、金型9内に溶融アルミ24が供給充填されるときには、押圧体27は、圧縮ばね29の付勢力を受けて回転子鉄心2の左端面を押圧していて、その回転子鉄心2の積層厚寸法を所定寸法Lに補正するようになっている。このような状態において、供給装置21の射出プランジャ23により溶融アルミ24が金型9内に供給充填される。
その後、図7に示すように、金型9内において、スロット2a部分の溶融アルミ24が完全に凝固し、短絡環4、5部分(キャビティ13a、14a)の溶融アルミ24が半凝固状態にあるときに、第1の実施例と同様にゲートプレート16が正規位置から左方向に移動され、同時に、駆動体28が油圧シリンダにより右方向に駆動され、加圧体19が左型14のキャビティ14a内の溶融アルミ24を加圧する。この場合、回転子鉄心2のスロット2a内に充填された溶融アルミ24は完全に凝固して固定状態にあるので、上述したように駆動体28により押圧体27を介して回転子鉄心2が更に押圧されても、回転子鉄心2の積層厚寸法Lは変化しない。
従って、この第3の実施例によっても第1の実施例同様の効果が得られ、特に、この第3の実施例では、加圧体19が積層厚補正機構26に組み込まれているので、積層厚補正機構26の油圧シリンダを加圧体19の駆動源として兼用することができ、加圧体19の専用の駆動源を設ける必要がない。
なお、本発明は、上記し且つ図面に示す実施例にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で次のような変更、変形が可能である。
溶融金属としては、溶融アルミの他に溶融銅を用いてもよい。
ダイカスト成形前の鉄心の油焼きは、必要に応じて行なえばよい。
誘導電動機に限らず、誘導機全般に適用することができる。
本発明の第1の実施例を示す製造装置の縦断面図 作用説明用の図1相当図 かご形回転子の斜視図 本発明の第2の実施例を示す図1相当図 図2相当図 本発明の第3の実施例を示す図1相当図 図2相当図
符号の説明
図面中、1はかご形回転子、2は回転子鉄心、2aはスロット、3は導体、4及び5は短絡環、6は軸孔部、7は回転軸、8は製造装置、9は金型、10は固定型、11は可動型、12は中間型、12aはキャビティ、13は右型、13aはキャビティ、13cは壁部(静止部位)、14は左型、14aはキャビティ、16はゲートプレート、16aはゲート部、16bはゲート、18は保持ピン(保持手段)、19は加圧体(加圧手段)、21は供給装置、22は射出スリーブ、23は射出プランジャ、24は溶融アルミ(溶融金属)、25は可動式プレート(保持手段)、26は積層厚補正機構、27は押圧体、28は駆動体、29は圧縮ばねを示す。

Claims (6)

  1. 外周部に複数のスロットを有する回転子鉄心を収納し、この回転子鉄心の軸方向の両端面側に前記スロットと連通する短絡環形成用のキャビティを有し、その両キャビティのうちの一方のキャビティに対向して連通するゲートを有するゲートプレートを備えた金型と、
    溶融金属を押し出す射出プランジャを備え、その押し出しにより該溶融金属を前記ゲートプレートのゲートを介して前記金型の前記一方のキャビティに供給する供給装置とを備え、
    前記両キャビティのうちの他方のキャビティに充填された溶融金属が凝固する前にその溶融金属を加圧手段により加圧し、前記一方のキャビティに充填された溶融金属が凝固する前に前記供給装置の射出プランジャに押圧力を作用させることにより前記ゲートプレートを正規位置から移動させて前記一方のキャビティに充填された溶融金属を加圧することを特徴とするかご形回転子の製造方法。
  2. 外周部に複数のスロットを有する回転子鉄心を収納し、この回転子鉄心の軸方向の両端面側に前記スロットと連通する短絡環形成用のキャビティを有し、その両キャビティのうちの一方のキャビティに対向して連通するゲートを有するゲートプレートを備えた金型と、
    溶融金属を押し出す射出プランジャを備え、その押し出しにより該溶融金属を前記ゲートプレートのゲートを介して前記金型の前記一方のキャビティに供給する供給装置と、
    前記両キャビティのうちの他方のキャビティに対向して設けられ、そのキャビティに充填された溶融金属が凝固する前にその溶融金属を加圧する加圧手段と、
    前記ゲートプレートを前記溶融金属の供給時には正規位置に保持し、前記両キャビティのうちの一方のキャビティに充填された溶融金属が凝固する前に前記ゲートプレートの保持を解除する保持手段とを具備し、
    前記保持手段による前記ゲートプレートの保持が解除されたときに、前記供給装置の射出プランジャに押圧力を作用させることにより前記ゲートプレートを正規位置から移動させて前記一方のキャビティに充填された溶融金属を加圧することを特徴とするかご形回転子の製造装置。
  3. 保持手段は、油圧機構で構成されていることを特徴とする請求項2記載のかご形回転子の製造装置。
  4. 油圧機構は、ゲートプレートの保持解除と同時にそのゲートプレートをキャビティ方向に駆動させるようになっていることを特徴とする請求項3記載のかご形回転子の製造装置。
  5. 保持手段は、ゲートプレートと静止部位との間に介在された進退可能な可動式プレートで構成されていることを特徴とする請求項2記載のかご形回転子の製造装置。
  6. 加圧手段は、回転子鉄心を押圧して積層厚を補正する積層厚補正機構に組み込まれていることを特徴とする請求項2記載のかご形回転子の製造装置。
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