JP2009284647A - 複合型変圧器、および電力変換回路 - Google Patents

複合型変圧器、および電力変換回路 Download PDF

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Abstract

【課題】磁気結合度を高めて小型軽量化する。
【解決手段】第1および第2のインダクタ4,5とトランス6とが構成される複合型変圧器1であって、第1および第2の巻線2,3の一部が巻き回しされる磁脚部61aと、磁脚部61aを固定する基部62と、を有するトランス用コア61と、第1の巻線2の一部が巻き回しされる磁脚部41aと、磁脚部41aを固定する基部42と、を有する第1のインダクタ用コア41と、第2の巻線2の一部が巻き回しされる磁脚部51aと、磁脚部51aを固定する基部52と、を有する第2のインダクタ用コア51と、を備え、第1および第2の巻線2,3は、磁束方向が互いに打ち消しあう向きに巻かれ、トランス用コア61の磁脚部61aにおいては、互いに交互に重なるように巻き回しされ、第1および第2のインダクタ用コア41,51の磁脚部41a,51aにおいては、磁束が互いに干渉しないように離隔されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、複合型変圧器、および複合型変圧器を有する電力変換回路に係り、特に、磁気結合度を高めて小型軽量化された複合型変圧器、および複合型変圧器を有する電力変換回路に関する。
従来、例えば、電気自動車等において、電力量が確保しやすい小型軽量化された種々の昇圧回路が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載されたDC/DCコンバータは、図23に示すように、磁気エネルギーを蓄積するためのインダクタ230と(図23(a))、インダクタ230に接続されるトランス240と(図23(b))、を備えて構成されている。
インダクタ230は、図23(a)に示すように、扁平な巻線236をコア232に巻き回しして、コア232と巻線とを絶縁体234で絶縁して構成されている。そして、巻線236には、端子236a,236bが設けられている。
一方、トランス240は、図23(b)に示すように、インダクタ230とは別体として構成され、コア242と巻線244,246とを備えている。トランス240は、コア242の中心部に設けられた図示しないセンタコアに一次巻線244および二次巻線246が絶縁した状態で巻き回しされて構成されている。そして、一次巻線244および二次巻線246には、それぞれ端子244a,244b、および端子246a,246bが設けられている。
特開2006−149054号公報
しかしながら、インダクタ230とトランス240とを別体として構成すると、インダクタ230の巻線236とトランス240の巻線244,246とを接続しなければならないため、接続部のスペース等により小型化および軽量化が困難となるという問題があった。また、インダクタ230とトランス240との巻線の接続部の電気抵抗による損失があるため、電力変換効率が低下するという問題もあった。
本発明に係る複合型変圧器、および複合型変圧器を有する電力変換回路は、このような背景に鑑みてなされたものであり、磁気結合度を高めることにより漏れ磁束を低減し、トランスにおける直流残留磁束を低減して小型軽量化することを課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、通電時に磁束を生じる第1の巻線および第2の巻線が巻かれて、第1のインダクタおよび第2のインダクタとトランスとが構成される複合型変圧器であって、前記第1の巻線および第2の巻線の一部が巻き回しされる磁脚部と、この磁脚部を固定する基部と、を有するトランス用コアと、前記第1の巻線の一部が巻き回しされる磁脚部と、この磁脚部を固定する基部と、を有する第1のインダクタ用コアと、前記第2の巻線の一部が巻き回しされる磁脚部と、この磁脚部を固定する基部と、を有する第2のインダクタ用コアと、を備え、前記第1の巻線および第2の巻線は、当該巻線により生じる磁束の磁束方向が互いに打ち消しあう向きに巻かれ、前記第1の巻線および第2の巻線は、前記トランス用コアの磁脚部においては、当該巻線が互いに交互に重なるように巻き回しされ、前記第1のインダクタおよび第2のインダクタ用コアの磁脚部においては、当該巻線により生じる磁束が互いに干渉しないように離隔されて巻き回しされていること、を特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、第1の巻線と第2の巻線が巻かれて第1および第2のインダクタとトランスとを構成し、インダクタとトランスの巻線を共用することで、インダクタとトランスとの巻線の接合部を排除することができるため、接合部のスペースや電気抵抗の影響を排除することができる。
また、第1の巻線および第2の巻線は、該巻線により生じる磁束の磁束方向が互いに打ち消しあう向きに巻かれ、トランス用コアの磁脚部においては、当該巻線が互いに交互に重なるように巻き回しされていることで、第1の巻線と第2の巻線の磁気結合度を高め、直流残留磁束を低減し、トランス用コアの磁気飽和を防止することができる。
そして、第1および第2のインダクタ用コアの磁脚部においては、該巻線により生じる磁束が互いに干渉しないように離隔されて巻き回しされているため、閉磁路を生じさせてインダクタの機能を効果的に発揮させることができる。
このようにして、本発明に係る複合型変圧器は、小型軽量化することが可能となる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の複合型変圧器であって、前記第1の巻線と第2の巻線は、それぞれ同じ巻線長を有することを特徴とする。
かかる構成によれば、巻線抵抗を等しくすることができるため、第1の巻線と第2の巻線の電流バランスをとることで、磁束相殺量を均一にすることができる。また、巻線抵抗のアンバランスによる発熱ムラを低減することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の複合型変圧器であって、前記第1の巻線と第2の巻線は、それぞれ同じ巻線幅を有することを特徴とする。
かかる構成によれば、巻線抵抗を等しくすることができるため、第1の巻線と第2の巻線の電流バランスをとることで、磁束相殺量を均一にすることができる。また、巻線抵抗のアンバランスによる発熱ムラを低減することができる。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の複合型変圧器であって、前記トランス用コアは、分割コアからなり、前記分割コアは分割面に対して対称であることを特徴とする。
かかる構成によれば、トランス用コアにおける磁束密度を均一にして、磁束相殺量を均一にすることで、トランス用コアの磁気飽和を低減して小型軽量化することができる。
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4に記載の複合型変圧器を有する電力変換回路であって、第1および第2の正極端子と、負極となる共通基準端子と、からそれぞれなる第1および第2の入出力端子を有し、前記第1の入出力端子となる前記第1の正極端子に前記第1および第2の巻線の一端が接続され、一端が前記第1の巻線の他端に接続され、他端が前記共通基準端子に接続された第1のスイッチ素子と、一端が前記第1の巻線の他端に接続され、他端が前記第2の入出力端子となる前記第2の正極端子に接続された第2のスイッチ素子と、一端が前記第2の巻線の他端に接続され、他端が前記共通基準端子に接続された第3のスイッチ素子と、一端が前記第2の巻線の他端に接続され、他端が前記第2の正極端子に接続された第4のスイッチ素子と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る電力変換回路によれば、昇圧動作と降圧動作を行なう昇降圧回路を構成することができる。
すなわち、昇圧動作においては、例えば、第1のスイッチ素子と第3のスイッチ素子とを交互にオン・オフ動作させて、第2のスイッチ素子と第4のスイッチ素子をオフ状態で保持することで、第1および第2の巻線には、それぞれ交互に励磁電流および相互誘導作用に基づく負荷電流が流れて昇圧動作を行うことができる。昇圧動作においては、第1の入出力端子に入力電圧が印加され、第2の入出力端子に出力電圧が出力される。
一方、降圧動作においては、例えば、第2のスイッチ素子と第4のスイッチ素子とを交互にオン・オフ動作させて、第1のスイッチ素子と第3のスイッチ素子をオフ状態で保持することで、第1および第2の巻線には、それぞれ交互に励磁電流および相互誘導作用に基づく負荷電流が流れて降圧動作を行うことができる。降圧動作においては、第2の入出力端子に入力電圧が印加され、第1の入出力端子に出力電圧が出力される。
請求項6に係る発明は、請求項1から請求項4に記載の複合型変圧器を有する電力変換回路であって、第1および第2の正極端子と、負極となる共通基準端子と、からなる入力端子および出力端子と、を有し、前記入力端子となる前記第1の正極端子に前記第1および第2の巻線の一端が接続され、一端が前記第1の巻線の他端に接続され、他端が前記共通基準端子に接続された第1のスイッチ素子と、一端が前記第1の巻線の他端に接続され、他端が前記出力端子となる前記第2の正極端子に接続され、前記第1の巻線の他端から前記第2の正極端子に向かって順方向になるように設けられた第1のダイオードと、一端が前記第2の巻線の他端に接続され、他端が前記共通基準端子に接続された第2のスイッチ素子と、一端が前記第2の巻線の他端に接続され、他端が前記第2の正極端子に接続され、前記第2の巻線の他端から前記第2の正極端子に向かって順方向になるように設けられた第2のダイオードと、を備えたことを特徴とする。
すなわち、請求項6に係る発明における電力変換回路は、請求項5に係る発明における電力変換回路において、第2および第4のスイッチ素子をそれぞれ第1および第2のダイオードに換装した構成に相当する。
本発明に係る電力変換回路によれば、例えば、第1のスイッチ素子と第2のスイッチ素子とを交互にオン・オフ動作させることで、第1および第2の巻線には、それぞれ交互に励磁電流および相互誘導作用に基づく負荷電流が流れて昇圧動作を行なう昇圧回路を構成することができる。
請求項7に係る発明は、請求項1から請求項4に記載の複合型変圧器を有する電力変換回路であって、第1および第2の正極端子と、負極となる共通基準端子と、からなる出力端子および入力端子と、を有し、前記出力端子となる前記第1の正極端子に前記第1および第2の巻線の一端が接続され、一端が前記第1の巻線の他端に接続され、他端が前記共通基準端子に接続され、前記共通基準端子から前記第1の巻線の他端に向かって順方向になるように設けられた第1のダイオードと、一端が前記第1の巻線の他端に接続され、他端が前記入力端子となる前記第2の正極端子に接続された第1のスイッチ素子と、一端が前記第2の巻線の他端に接続され、他端が前記共通基準端子に接続され、前記共通基準端子から前記第2の巻線の他端に向かって順方向になるように設けられた第2のダイオードと、一端が前記第2の巻線の他端に接続され、他端が前記第2の正極端子に接続された第2のスイッチ素子と、を備えたことを特徴とする。
すなわち、請求項7に係る発明における電力変換回路は、請求項5に係る発明における電力変換回路において、第1および第3のスイッチ素子をそれぞれ第1および第2のダイオードに換装した構成に相当する。
本発明に係る電力変換回路によれば、第1のスイッチ素子と第2のスイッチ素子とを交互にオン・オフ動作させることで、第1および第2の巻線には、それぞれ交互に励磁電流および相互誘導作用に基づく負荷電流が流れて降圧動作を行なう降圧回路を構成することができる。
請求項8に係る発明は、請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の電力変換回路であって、前記スイッチ素子は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)であることを特徴とする。かかる構成によれば、大電流および高耐圧に対する適切な対応が可能である。
請求項9に係る発明は、請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の電力変換回路であって、前記スイッチ素子は、MOSFET(Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect Transistor)であることを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の電力変換回路。かかる構成によれば、高周波対応が可能である。
本発明に係る複合型変圧器、および複合型変圧器を有する電力変換回路は、磁気結合度を高めることにより漏れ磁束を低減し、トランスにおける直流残留磁束を低減して小型軽量化することができる。
本発明の実施形態に係る複合型変圧器について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。参照する図面において、図1は本発明の実施形態に係る複合型変圧器の外観を示す斜視図であり、図2は第1の巻線と第2の巻線の組み合わせた状態を説明するための分解斜視図であり、図3は第1の巻線と第2の巻線の構成を説明するための分解斜視図である。
本発明の実施形態に係る複合型変圧器1は、図1および図2に示すように、扁平な矩形断面を有する第1の巻線2および第2の巻線3がそれぞれ第1のインダクタ用コア41および第2のインダクタ用コア51、ならびにトランス用コア61にコイル状に巻かれて、磁気エネルギーを蓄積するための第1のインダクタ4および第2のインダクタ5と、トランス6と、が構成され、昇降圧動作(昇圧動作と降圧動作)を行なう。
第1の巻線2および第2の巻線3は、図2に示すように、それぞれ平面視で矩形の螺旋状に巻かれ(図3参照)、トランス6を構成する領域S3が重なるようにコイル状に交互に重ね合わされている。
具体的には、トランス6を構成する第1の巻線2の領域S3と第2の巻線3の領域S3とは、磁気結合度を高めるために、中央部分で互いに交互に重なるように巻き回しされている。
一方、第1および第2のインダクタ4,5を構成する第1の巻線2の領域S1と第2の巻線3の領域S2は、発生する磁束が互いに干渉しないようにトランス6を構成する領域S3を介在させることで、離隔されて巻き回しされている。
かかる構成により、第1の巻線2の一部である領域S1に対応する巻線部分が第1のインダクタ4として機能し、第2の巻線3の一部である領域S2に対応する巻線部分が第2のインダクタ5として機能する。
そして、第1の巻線2の一部である領域S3と第2の巻線3の一部である領域S3に対応する巻線部分がトランス6として機能する。
従前、3つの巻線部品を必要としたものを、2つの巻線で構成することができるため、部品点数の削減、軽量化、ひいてはコスト低減を図ることができる。
なお、本実施形態においては、第1の巻線2および第2の巻線3は、扁平な矩形断面を有し、平面視で矩形の環状にコイル状に巻かれて構成されているが、これに限定されるものではなく、断面が円であってもよいし、円環状に巻き回しされたものでもよい。
また、第1の巻線2および第2の巻線3の材質は、一般には銅、軽量化を図ることができるアルミニウム、電気抵抗の小さい銀、その他の伝導性部材を採用することができる。
第1の巻線2は、図3に示すように、上側に位置する入力端子2aと、下側に位置する出力端子2bと、を備え、平面視において、入力端子2aから出力端子2bへ向かって反時計回りに上から下へ巻き回しされている。
一方、第2の巻線3は、第1の巻線2とは端子の位置が異なり、下側に位置する入力端子3aと、上側に位置する出力端子3bと、を備え、平面視において、入力端子3aから出力端子3bへ向かって時計回りに下から上へ巻き回しされている。
なお、入力端子2a,3a、および出力端子2b,3bは、説明の便宜上、昇圧動作における入出力を基準として呼称したものであり、接続方法や用途を限定する意味ではなくそれぞれ「入力端子」または「出力端子」のいずれにも使用できる。
ここで、第1の巻線2と第2の巻線3は、図3に示すように、それぞれ巻線幅wおよび巻線長(巻線の全長)が同じになるように構成している。そして、第1の巻線2と第2の巻線3とが交互に重ね合わされた領域S3では、巻線幅wが一致して重なるように揃えることで、磁気結合度を高めることができる。
また、第1の巻線2と第2の巻線3の巻線幅wおよび巻線長がそれぞれ同じであれば、巻線抵抗を等しくすることができため、第1の巻線2と第2の巻線3の電流バランスをとることで、磁束相殺量を均一にすることができる。また、巻線抵抗のアンバランスによる発熱ムラを低減することができる。
第1のインダクタ4は、図3に示すように、対象のE字形の形状をなす分割構造の第1のインダクタ用コア41,41を備えている(いわゆるEE型コア)。
第1のインダクタ用コア41,41は、それぞれ第1の巻線2の領域S1に対応する巻線部分が巻き回しされる中央磁脚部41aと、中央磁脚部41aの外側に位置する外側磁脚部41bと、これらの磁脚部41a,41bを固定する基部42と、を備えている。
そして、中央磁脚部41aと外側磁脚部41bの間に形成された溝43に収まるように第1の巻線2が巻き回しされている。このため、中央磁脚部41aと外側磁脚部41bとを通って閉磁路が形成される(図5(c)参照)。
第2のインダクタ5は、図3に示すように、対象のE字形の形状をなす分割構造の第2のインダクタ用コア51,51を備えている(いわゆるEE型コア)。
第2のインダクタ用コア51,51は、第1のインダクタ4と同様に、それぞれ第2の巻線3の領域S2に対応する巻線部分が巻き回しされる中央磁脚部51aと、中央磁脚部51aの外側に位置する外側磁脚部51bと、これらの磁脚部51a,51bを固定する基部52と、を備えている。
そして、中央磁脚部51aと外側磁脚部51bの間に形成された溝53に収まるように第2の巻線3が巻き回しされている。このため、中央磁脚部51aと外側磁脚部51bとを通って閉磁路が形成される(図5(a)参照)。
トランスは、図3に示すように、対象のE字形の形状をなす分割構造のトランス用コア61,61を備えている(いわゆるEE型コア)。
トランス用コア61,61は、それぞれ第1の巻線2の領域S3に対応する巻線部分と第2の巻線3の領域S3に対応する巻線部分とが交互に巻き回しされる中央磁脚部61aと、中央磁脚部61aの外側に位置する外側磁脚部61bと、これらの磁脚部61a,61bを固定する基部62と、を備えている。
そして、中央磁脚部61aと外側磁脚部61bの間に形成された溝63に収まるように第1および第2の巻線2,3が巻き回しされている。このため、中央磁脚部61aと外側磁脚部61bとを通って閉磁路が形成される(図5(b)参照)。
続いて、本発明の実施形態に係る複合型変圧器1の動作について、主として図4と図5を参照しながら説明する。参照する図4は本発明の実施形態に係る複合型変圧器の動作を説明するための平面図であり、(a)は第2の巻線から生じる磁束を示し、(b)は第1および第2の巻線から生じる磁束を組み合わせた状態を示し、(c)は第1の巻線から生じる磁束を示す。図5は図4(a)〜(c)にそれぞれ対応する断面図であり、(a)は第2の巻線から生じる磁束を示し、(b)は第1および第2の巻線から生じる磁束を組み合わせた状態を示し、(c)は第2の巻線から生じる磁束を示す。
第1の巻線2の入力端子2aから出力端子2bに向かうように電流i1が流れた場合には、図4(c)に示すように、電流i1の進む方向に対して右ねじが回転する方向に磁束が生じるから、平面視で第1の巻線2の内側から外側に向かう方向に磁束F1が生じる。
具体的には、第1のインダクタ4においては、上側に位置する入力端子2aから下側に位置する出力端子2bに向かうように電流i1が流れた場合には、図5(c)に示すように、第1のインダクタ4として機能する第1の巻線2の領域S1に対応する巻線部分C21〜C26の経路で電流i1が流れ、図の右側の領域では時計回りに磁束F1が生じ、図の左側の領域では反時計回りに磁束F1が生じる。
このとき、トランス6として機能する第1の巻線2の領域S3においては、図5(b)に示すように、領域S3に対応する巻線部分T21〜T26の経路で電流i1が流れ、図の右側の領域では時計回りに磁束F1が生じ、図の左側の領域では反時計回りに磁束F1が生じる。
一方、第2の巻線3の入力端子3aから出力端子3bに向かうように電流i2が流れた場合には、図4(a)に示すように、電流i2の進む方向に対して右ねじが回転する方向に磁束が生じるから、平面視で第2の巻線3の外側から内側に向かう方向に磁束F2が生じる。
具体的には、第2のインダクタ5においては、下側に位置する入力端子3aから上側に位置する出力端子3bに向かうように電流i2が流れた場合には、図5(a)に示すように、第2のインダクタ5として機能する第2の巻線3の領域S2に対応する巻線部分C31〜C36の経路で電流i2が流れ、第1のインダクタ4の場合とは逆に図の右側の領域では反時計回りに磁束F2が生じ、図の左側の領域では時計回りに磁束F2が生じる。
このとき、トランス6として機能する第2の巻線2の領域S3においては、図5(b)に示すように、領域S3に対応する巻線部分T31〜T36の経路で電流i2が流れ、図の右側の領域では反時計回りに磁束F2が生じ、図の左側の領域では時計回りに磁束F1が生じる。
そして、第1の巻線2と第2の巻線3とは、互いに交互に重なるように巻き回しされることで、第1の巻線2から生じる磁束F1と第2の巻線3から生じる磁束F2は、近接して配設されるため密接に影響し合って磁気結合度を高めるように作用する。
以上のように、第1の巻線2の入力端子2aから出力端子2bに向かうように電流が流れた場合と、第2の巻線3の入力端子3aから出力端子3bに向かうように電流が流れた場合を対比すると、トランス用コア61においては、第1の巻線2により生じる磁束と第2の巻線3により生じる磁束とが逆向きになっている。
そして、第1の巻線2および第2の巻線3は、該巻線により生じる磁束の磁束方向が互いに打ち消し合う向きに巻かれ、トランス用コア61の中央磁脚部61a(図3)においては、該巻線が互いに交互に重なるように巻き回しされていることで、第1の巻線2と第2の巻線3の磁気結合度を高め、漏れ磁束を低減し、直流残留磁束を低減し、トランス用コア61の磁気飽和を防止することができる。
一方、第1のインダクタ用コア41および第2のインダクタ用コア51の中央磁脚部41a,51aにおいては、該巻線により生じる磁束が互いに干渉しないように離隔されて巻き回しされているため、独立した閉磁路を生じさせてインダクタの機能を効果的に発揮させることができる。
また、第1の巻線2と第2の巻線3が巻かれて第1および第2のインダクタ4,5とトランス6とを構成し、インダクタ4,5とトランス6の巻線を共用することで、インダクタ4,5とトランス6との巻線の接合部を排除することができるため、接合部のスペースや電気抵抗の影響を排除することができる。
このようにして、本発明に係る複合型変圧器1は、小型軽量化することが可能となる。
なお、以上の電気磁気的関係は、第1の巻線2および第2の巻線3に流れる電流が逆向きになれば、磁束の向きも逆になる。
以上のように構成された複合型変圧器1は、等価回路で表現すると図6のようになる。図6は複合型変圧器の等価回路を図5の構成に基づいて示した回路図である。
複合型変圧器1の等価回路は、第1および第2の巻線2,3と、第1および第2のインダクタ4,5と、トランス6と、を含んで表現されている。
第1の巻線2に対応する回路要素については、入力端子2aと出力端子2bとの間は、第1のインダクタ4に寄与する領域S1(図2)と、トランス6に寄与する領域S3(図2)と、に分けられる。第1のインダクタ4に寄与する領域S1に対応するのは、巻線部分C21〜C26である(図5(c)参照)。そして、トランス6に寄与する領域S3に対応するのは、巻線部分T21〜T26である(図5(b)参照)。
一方、第2の巻線3に対応する回路要素については、入力端子3aと出力端子3bとの間は、第2のインダクタ5に寄与する領域S2(図2)と、トランス6に寄与する領域S3(図2)と、に分けられる。第2のインダクタ5に寄与する領域S2に対応するのは、巻線部分C31〜C36である(図5(a)参照)。そして、トランス6に寄与する領域S3に対応するのは、巻線部分T31〜T36である(図5(b)参照)。
続いて、本実施形態に係る複合型変圧器1を利用した昇降圧回路(電力変換回路)であるDC/DCコンバータ16の回路構成について図7を参照しながら説明する。図7は、本実施形態に係る複合型変圧器を利用した昇降圧回路を説明するためのDC/DCコンバータの回路図である。
DC/DCコンバータ16は、図7に示すように、2ポート回路(4端子回路)として示され、昇圧型のDC/DCコンバータとして使用する場合には、左側ポートが低圧側の入力ポートとなり、右側ポートが高圧側の出力ポートとなる。また、降圧型のDC/DCコンバータとして使用する場合には、高圧側の出力ポートが入力ポートとなり、低圧側の左側ポートが出力ポートとなり、昇圧型の場合と反対になる。
DC/DCコンバータ16は、平滑コンデンサC1と、インダクタ(コイル)L11,L12と、トランス(変圧器)T1と、4つのスイッチ素子SW1、SW2,SW3,SW4と、平滑コンデンサC2とから構成される。
インダクタL11,L12とトランスT1から成る回路部分には、上記の複合型変圧器1が用いられている。インダクタL11,L12はそれぞれ第1および第2のインダクタ4,5に相当し、トランスT1はトランス6に相当している。インダクタL11,L12の接続点P1は、図6に示した左端の接続点P1と一致している。
平滑コンデンサC1は共通基準端子(通常ではアース端子)E1と端子TA1との間に接続され、平滑コンデンサC2は共通基準端子E1と端子TA2との間に接続されている。端子TA1に直流電圧V1が入力されると、端子TA2には直流電圧V2が出力される。直流電圧V1,V2の間の大小関係はV1<V2である。端子TA1,TA2は共に正極(プラス)端子である。
トランスT1はコア(フェライトコア、鉄心等)21と1次巻線L1と2次巻線L2とによって構成される。コア21は上記のトランス用コア61に相当し、1次巻線L1は第1の巻線2に相当し、2次巻線L2は第2の巻線3に相当する。1次巻線L1と2次巻線L2は逆巻き結線による接続関係で接続される。1次巻線L1と2次巻線L2の巻き数比は好ましくは1:1である。図7で示す1次巻線L1と2次巻線L2の各々に付されたドット記号は電圧が誘起されたときの高電位側を示している。コア21としてフェライトコアを使用すると、高周波に対応できかつコア部を軽量化することができる。
上記のトランスT1では、コア21を介して1次巻線L1と2次巻線L2が磁気的に結合されている。また1次巻線L1と2次巻線L2の巻数比が1:1であるので、一方の巻線に励磁電流が流れると、他方の巻線には1次、2次巻き線の比に対応した電圧が誘起される。例えばスイッチ素子SW1がオンして、入力電圧V1に基づきインダクタL11と1次巻線L1に電流が流れると、その変化に応じてインダクタL11と1次巻線L1に電圧が誘起される。さらに1次巻線L1に励磁電流が流れると、相互誘導作用で2次巻線L2にも電圧が誘起される。従って端子TA2側に対しては、入力電圧V1とインダクタL
12の電圧と2次巻線L2の誘起電圧が加算された電圧が生じ、昇圧動作が行われる。以上のことは、トランスT1の2次巻線L2に通電を行うためのスイッチ素子SW3をオンするときにも同様である。但し、この場合には、インダクタL12の代わりにインダクタL11の電圧が適用される。
上記4つのスイッチ素子SW1〜SW4のそれぞれには、例えば大電流および高耐圧が可能なIGBT(lnsulated Gate Bipolar Mode Transistor)が用いられる(図7(a)参照)。スイッチ素子SW1〜SW4はコレクタ、エミッタ、ゲートの端子を有する。また各スイッチ素子SW1〜SW4のコレクタ・エミッタ間にはエミッタからコレクタに向かって順方向のダイオード22が並列に設けられている。
ここで、本実施形態においてはIGBTを使用したが、高周波域での動作が必要な場合等、必要に応じて、MOSFET(Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect Transistor)を使用してもよい(図7(b)におけるスイッチ素子SW1′〜SW4′参照)。なお、MOSFETの場合には、寄生ダイオードの通電方向を図7(a)におけるダイオード22の方向と一致するように接続される。
端子TA1すなわち平滑コンデンサC1の上端子にはインダクタL11,L12の一端が接続され、インダクタL11の他端にはトランスT1における1次巻線L1の一端子が接続され、インダクタL12の他端にはトランスT1における2次巻線L2の一端子が接続される。端子TA1と端子TA2との間には並列T型回路が設けられる。この並列T型回路は、インダクタL11と1次巻線L1とスイッチ素子SW1,SW2とから成る第1のT型回路と、インダクタL12と2次巻線L2とスイッチ素子SW3,SW4とから成る第2のT型回路とによって形成される。
上記第1のT型回路で、1次巻線L1の端子aと共通基準端子E1との間にはスイッチ素子SW1のコレクタ・エミッタ間が接続され、同端子aと端子TA2との間にはスイッチ素子SW2のエミッタ・コレクタ間が接続される。また第2のT型回路で、2次巻線L2の端子bと共通基準端子E1との間にはスイッチ素子SW3のコレクタ・エミッタ間が接続され、同端子bと端子TA2との間にはスイッチ素子SW4のエミッタ・コレクタ間が接続される。4つのスイッチ素子SW1〜SW4のゲートG1,G2,G3,G4には図示しない制御装置から各スイッチ素子のオン・オフ動作を制御するためのゲート信号S
G1,SG2,SG3,SG4が与えられる。
次に上記の昇降圧型のDC/DCコンバータ16の動作を説明する。図8〜図13を参照して昇圧動作を説明し、図14〜図19を参照して降圧動作を簡易に説明する。
最初に図8〜図13を参照して昇圧動作を説明する。DC/DCコンバータ16が昇圧動作を行うには、図8に示されるように、スイッチ素子SW1,SW3の各ゲートに前述のゲート信号SG1,SG3を与え、スイッチ素子SW1,SW3をオン・オフ動作させる。また昇圧時、スイッチ素子SW2,SW4の各ゲートにはオフ信号(OFF)のみを与え、スイッチ素子SW2,SW4は常にオフ状態に保持される。昇圧型DC/DCコンバータ16では、図8に示すごとく直流電圧V1が入力電圧となる。昇圧動作は、左側の端子TA1に入力された直流電圧V1が変換され、右側の端子TA2からV1以上の電圧
値の直流電圧V2が出力される。DC/DCコンバータ16において昇圧動作は、左側の低電圧側から右側の高電圧側に向かって順方向に行われる。
上記のゲート信号SG1,SG3の信号波形図を図9に示す。ゲート信号SG1,SG3は同じ周期(t1)および同じデューティ(DUTY:t2)のパルス波形の信号であり、かつ位相は半周期ずらして設定されている。ゲート信号SG1,SG3によってスイッチ素子SW1,SW3は交互にオン・オフ動作を繰り返す。スイッチ素子SW1,SW3のオン動作時間を決めるデューティ(t2)は、スイッチ素子SW1,SW3を50%以下で任意に変化させることにより、出力電圧V2は入力電圧V1の1〜2倍の範囲で昇圧される。なお、デューティ比は50%以上として、スイッチSW1,SW3が同時にオンになるラップ時間が存在するようなスイッチング制御を行ってもよい。この場合、インダクタL11,L12の性能(インダクタ定数など)に応じて2倍を超える昇圧率を達成することも可能である。
次に図10〜図13を参照して昇圧動作を詳述する。図10は、DC/DCコンバータ16でスイッチ素子SW1のみをオンしてトランスT1の1次巻線L1に通電させるときの回路各部の電流の流れを示している。また図12はDC/DCコンバータ16でスイッチ素子SW3のみをオンしてトランスT1の2次巻線L2に通電させるときの回路各部の電流の流れを示している。
図10に示したDC/DCコンバータ16において、スイッチ素子SW1のゲートにはスイッチ素子SW1をオン・オフさせるゲート信号SG1が供給される。図11に示すごとくゲート信号SG1がオン(ON)であるとき、スイッチ素子SW1はオン動作する。端子TA1には直流電圧V1が入力されているので、スイッチ素子SW1がオン動作すると、トランスT1の1次巻線L1には励磁電流I1が流れる。この励磁電流I1は、端子TA1、インダクタL11、1次巻線L1、スイッチ素子SW1のルートを流れる。ゲート信号SG1がオンである間、励磁電流I1は次第に増加する。ゲート信号SG1がオフ
(OFF)になると、電流I1は減少する。図11に示した電流I1における破線部分I1−1はインダクタL11で蓄積されたエネルギーが放出された結果流れる電流部分である。破線部分I1−1の電流は、インダクタL11のインダクタンスが大きいほど、時間をかけて減少する。この電流は、1次巻線L1、スイッチ素子SW2のダイオード22を通って端子TA2へ流れる。
トランスT1の1次巻線L1に上記のごとき励磁電流I1が流れると、2次巻線L2に相互誘導作用に基づき負荷電流I2が生じる。負荷電流I2はスイッチ素子SW4のダイオード22を経由して端子TA2へ流れる。2次巻線L2の負荷電流I2は、図11に示すごとく励磁電流I1と実質的に同形の変化特性で生じ、かつ巻数比(1:1)に基づき実質的に同じ値で生じる。負荷電流I2によって平滑コンデンサC2は充電され、その結果、端子TA2には電流I2に基づき直流電圧V2が出力される。
次に図12の動作例を説明する。図12に示したDC/DCコンバータ16において、スイッチ素子SW3のゲートにはスイッチ素子SW3をオン・オフさせるゲート信号SG3が供給される。図13に示すごとくゲート信号SG3がオン(ON)であるとき、スイッチ素子SW3はオン動作する。端子TA1には直流電圧V1が入力されており、スイッチ素子SW3がオン動作すると、トランスT1の2次巻線L2には励磁電流I3が流れる。この励磁電流I3は、端子TA1、インダクタL12、2次巻線L2、スイッチ素子SW3のルートを流れる。ゲート信号SG3がオンである間、励磁電流I3は次第に増加する。ゲート信号SG3がオフ(OFF)になると、電流I3は減少する。図13に示した電流I3における破線部分I3−1はインダクタL12で蓄積されたエネルギーが放出された結果流れる電流部分である。破線部分I3−1の電流は、インダクタL12のインダクタンスが大きいほど、時間をかけて減少する。この電流は、2次巻線L2、スイッチ素子SW4のダイオード22を通って端子TA2へ流れる。
トランスT1の2次巻線L2に上記のごとき励磁電流I3が流れると、1次巻線L1に相互誘導作用に基づき負荷電流I4が流れる。1次巻線L1の負荷電流I4は、図13に示すごとく電流I3と実質的に同形の変化特性で生じ、かつ巻数比(1:1)に基づき実質的に同じ値で生じる。負荷電流I4によって平滑コンデンサC2は充電され、その結果、端子TA2には励起電流I4に基づき直流電圧V2が出力される。
以上のごとく、上記DC/DCコンバータ16の昇圧動作によれば、磁気相殺型の回路構成部(L1,L2,21)を有するため、第1に、スイッチ素子SW1がオンし、かつスイッチ素子3がオフすると、1次巻線L1には励磁電流が流れ、2次巻線L2には負荷電流が流れる。第2に、スイッチ素子SW3がオンし、かつスイッチ素子SW1がオフすると2次巻線L2には励磁電流が流れ、1次巻線L1には負荷電流が流れる。このようにトランスT1には正負交互に励磁が行われることになり、コアの磁束密度領域をより多く使用することができる。従って従来に比較し小さいコアであってもより大きな電力を扱う
ことができる。すなわち昇圧型DC/DCコンバータ16の小型化を達成することができる。加えて、インダクタL11,L12およびトランスT1の電気回路部分に前述の複合型トランス1を使用したため、トランス部分の小型化および軽量化を達成することができる。
次に図14〜図19を参照してDC/DCコンバータ16の降圧動作を説明する。DC/DCコンバータ16が降圧動作を行うには、図14に示されるように、スイッチ素子SW2,SW4の各ゲートに前述のゲート信号SG2,SG4を与え、スイッチ素子SW2,SW4をオン・オフ動作させる。また降圧時、スイッチ素子SW1,SW3の各ゲートにはオフ信号(OFF)のみを与え、スイッチ素子SW1,SW3は常にオフ状態に保持される。降圧型DC/DCコンバータ16では、図14に示すごとく直流電圧V2が入力電圧となる。降圧動作は、右側の端子TA2に入力された直流電圧V2が変換され、左側
の端子TA1からV2以下の電圧値の直流電圧V1が出力される。DC/DCコンバータ16において降圧動作は、右側の高電圧側から左側の低電圧側に向かって逆方向に行われる。
上記のゲート信号SG2,SG4の信号波形図を図15に示す。ゲート信号SG2,SG4は同じ周期(t1)および同じデューティ(DUTY:t2)のパルス波形の信号であり、かつスイッチ素子SW2,SW4が同時にオンにならないように位相はずらして設定されている。ゲート信号SG2,SG4によってスイッチ素子SW2,SW4は交互にオン・オフ動作を繰り返す。スイッチ素子SW2,SW4のオン動作時間を決めるデューティ(t2)は、50%以下の場合、出力電圧V1は入力電圧V2の1倍〜0.5倍の範囲、50%以上の場合、出力電圧V1は入力電圧V2の0.5倍以下の範囲で所望の値に降圧させることが可能である。
次に図16〜図19を参照して降圧動作を詳述する。図16は、DC/DCコンバータ16でスイッチ素子SW2のみをオンして変圧器T1の1次巻線L1に通電させるときの回路各部の電流の流れを示している。また図18はDC/DCコンバータ16でスイッチ素子SW4のみをオンしてトランスT1の2次巻線L2に通電させるときの回路各部の電流の流れを示している。
図16に示したDC/DCコンバータ16において、スイッチ素子SW2のゲートにはスイッチ素子SW2をオン・オフさせるゲート信号SG2が供給される。図17に示すごとくゲート信号SG2がオン(ON)であるとき、スイッチ素子SW2はオン動作する。端子TA2には直流電圧V2が入力されているので、スイッチ素子SW2がオン動作すると、トランスT1の1次巻線L1には励磁電流I11が流れる。この励磁電流I11は、端子TA2、スイッチ素子SW2、1次巻線L1、インダクタL11、端子TA1のルートを流れる。ゲート信号SG2がオンである間、励磁電流I11は次第に増加する。ゲー
ト信号SG2がオフ(OFF)になると、電流I11は減少する。図17に示した電流I11における破線部分I11−1はインダクタL0で蓄積されたエネルギーが放出された結果流れる電流部分である。破線部分I11−1の励磁電流は、インダクタL11のインダクタンスが大きいほど、時間をかけて減少する。この励磁電流は、スイッチ素子SW1のダイオード22、1次巻線L1、インダクタL11を通って端子TA1へ流れる。
トランスT1の1次巻線L1に上記のごとき励磁電流I11が流れるとき、V2−V1>V1の場合には2次巻線L2に相互誘導作用に基づき負荷電流I12が生じ、V2−V1<V1の場合には負荷電流は生じない。負荷電流I12は、スイッチ素子SW3のダイオード22を経由して端子TA1へ流れる。2次巻線L2の負荷電流I12は、図17に示すごとく励磁電流I11と実質的に同形の変化特性で生じ、かつ巻数比(1:1)に基づき実質的に同じ値で生じる。負荷電流I12によって平滑コンデンサC1は充電され、その結果、端子TA1には電流I12に基づき直流電圧V1が出力される。
次に図18の動作例を説明する。図18に示したDC/DCコンバータ16において、スイッチ素子SW4のゲートにはスイッチ素子SW4をオン・オフさせるゲート信号SG4が供給される。図19に示すごとくゲート信号SG4がオン(ON)であるとき、スイッチ素子SW4はオン動作する。端子TA2には直流電圧V2が入力されており、スイッチ素子SW4がオン動作すると、トランスT1の2次巻線L2には励磁電流I13が流れる。この励磁電流I13は、端子TA2、スイッチ素子SW4、2次巻線L2、インダクタL12のルートを流れる。ゲート信号SG4がオンである間、励磁電流I13は次第に
増加する。ゲート信号SG4がオフ(OFF)になると、電流I13は減少し、最後にゼロになる。図19に示した電流I13における破線部分I13−1はインダクタL12で蓄積されたエネルギーが放出された結果流れる電流部分である。破線部分I13−1の電流は、インダクタL12のインダクタンスが大きいほど、時間をかけて減少する。この電流は、スイッチSW3のダイオード22、2次巻線L2、インダクタL12を通って端子TA1へ流れる。
トランスT1の2次巻線L2に上記のごとき励磁電流I13が流れるとき、V2−V1
>V1の場合には1次巻線L1に相互誘導作用に基づき負荷電流I14が生じ、V2−V
1<V1の場合には負荷電流は生ぜず、0になる。1次巻線L1の負荷電流I14は、図19に示すごとく励磁電流I13と実質的に同形の変化特性で生じ、かつ巻数比(1:1)に基づき実質的に同じ値で生じる。負荷電流I14によって平滑コンデンサC1は充電され、その結果、端子TA1には電流I14に基づき直流電圧V1が出力される。
以上のごとく、上記DC/DCコンバータ16の降圧動作によれば、磁気相殺型の回路構成部(L1,I2,21)を有するため、第1に、スイッチ素子SW2がオンし、かつスイッチ素子4がオフすると、1次巻線L1には励磁電流が流れ、2次巻線L2には負荷電流が流れる。第2に、スイッチ素子SW4がオンし、かつスイッチ素子SW2がオフすると2次巻線L2には励磁電流が流れ、1次巻線L1には負荷電流が流れる。このようにトランスT1には正負交互に励磁が行われることになり、コアの磁束密度領域をより多く使用することができる。従って、従来に比較し小さい巻線(コイル)であってもより大き
な電力を扱うことができる。すなわち降圧型DC/DCコンバータ16の小型化を達成することができる。
図20は、図7に示したDC/DCコンバータ16の等価的な回路である。図20のような回路を構成する場合、通常、インダクタとトランスの部分は別々に形成される。すなわち、図20のB1のブロック部分(インダクタL22)とB2のブロック部分(トランス)は別構成とされる。しかしながら、本発明の複合型トランス1によれば、図7に示すごとくインダクタL11,L12とトランスT1とがコンパクトに一体形成されるため、図20の回路に比して、部品減(コイルの数等)や回路全体のサイズや重量が低減されたDC/DCコンバータ16を実現することができる。
また端子TA1から出力される直流電圧V1は、入力電圧V2に対する出力電圧V1の降圧機能により、インダクタL12に基づく電圧と、トランスT1の2次巻線L2による電圧との和として実現される。その結果、DC/DCコンバータ16による降圧動作は、ゲート信号SW2,SW4のデューティ(t2)を50%以下の場合、出力電圧V1は入力電圧V2の1倍〜0.5倍の範囲、50%以上の場合、出力電圧V1は入力電圧V2の0.5倍以下の範囲で所望の値に降圧させることが可能である。
以上の実施形態で説明された構成、形状、大きさおよび配置関係については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎず、また数値および各構成の組成(材質)については例示にすぎない。従って本発明は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
例えば、本実施形態に係る電力変換回路である昇降圧回路におけるDC/DCコンバータ16は、4つのスイッチ素子SW1〜SW4としてIGBTを用いて構成したが、これに限定されるものではなく、例えば、昇圧回路として使用する場合には、スイッチ素子SW2,SW4であるIGBTに代えてそれぞれ第1および第2のダイオードを用いて構成することができる。
具体的には、スイッチ素子SW2に代えて第1のダイオードを換装し、第1のダイオードは、第1の巻線2との接続端から第2の正極端子(TA2との接続端)に向かって順方向になるように設けるとともに、スイッチ素子SW4に代えて第2のダイオードを換装し、第2のダイオードは、第2の巻線3との接続端から第2の正極端子(TA2との接続端)になるように設けることで電力変換回路である昇圧回路を構成することができる。
このように、スイッチ素子SW2,SW4のIGBTに代えてそれぞれ第1および第2のダイオードを用いて構成することで、構成を簡素化することができる。
また、電力変換回路である降圧回路として使用する場合には、スイッチ素子SW1,SW3であるIGBTに代えてそれぞれ第1および第2のダイオードを用いて構成することができる。
具体的には、スイッチ素子SW1に代えて第1のダイオードを換装し、第1のダイオードは、共通基準端子E1との接続端から第1の巻線2との接続端に向かって順方向になるように設けるとともに、スイッチ素子SW4に代えて第2のダイオードを換装し、第2のダイオードは、共通基準端子E1との接続端から第2の巻線3との接続端に向かって順方向になるように設けることで昇圧回路を構成することができる。
このように、スイッチ素子SW1,SW3のIGBTに代えてそれぞれ第1および第2のダイオードを用いて構成することで、構成を簡素化することができる。
本実施形態においては、第1の巻線2および第2の巻線3が、それぞれ平面視で矩形の螺旋状に巻かれ(図3参照)、矩形の長手方向の軸線が互いに同じ方向で重なる(第1のインダクタ4とトランス6と第2のインダクタ5とが直線状に配置される)ように交互に重ね合わされているが、これに限定されるものではなく、それぞれ矩形の長手方向の軸線が交差する方向ないし直交する方向で重ね合わせて第1のインダクタ4と第2のインダクタ5とがトランス6を介在させることで、離隔されているような配置であってもよい。
本発明に係る複合型トランスは、電気自動車等の電源部に使用されるDC/DCコンバータ内のインダクタおよびトランスの電気回路要素として利用される。
本発明の実施形態に係る複合型変圧器の外観を示す斜視図である。 第1の巻線と第2の巻線の組み合わせた上体を説明するための分解斜視図である。 第1の巻線と第2の巻線の構成を説明するための分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る複合型変圧器の動作を説明するための平面図であり、(a)は第2の巻線から生じる磁束を示し、(b)は第1および第2の巻線から生じる磁束を組み合わせた状態を示し、(c)は第1の巻線から生じる磁束を示す。 図4(a)〜(c)にそれぞれ対応する断面図であり、(a)は第2の巻線から生じる磁束を示し、(b)は第1および第2の巻線から生じる磁束を組み合わせた状態を示し、(c)は第2の巻線から生じる磁束を示す。 本発明の実施形態に係る複合型変圧器の電気的な等価回路を図5の構成に基づいて示した回路図である。 複合型変圧器を利用したDC/DCコンバータの実施例を示す電気回路図であり、(a)はスイッチ素子にIGBTを使用した場合を示し、(b)はスイッチ素子にMOSFETを使用した場合を示す。 DC/DCコンバータを昇圧型として用いる場合の構成図である。 DC/DCコンバータを昇圧型として用いる場合のゲート信号SG1,SG3の波形図である。 DC/DCコンバータの昇圧動作を説明するための第1の昇圧動作を示す図である。 DC/DCコンバータの第1の昇圧と動作例における波形図である。 DC/DCコンバータの昇圧動作を説明するための第2の昇圧動作例を示す図である。 DC/DCコンバータの第2の昇圧動作例における波形図である。 DC/DCコンバータを降圧型として用いる場合の構成図である。 DC/DCコンバータを降圧型として用いる場合のゲート信号SG2,SG4の波形図である。 DC/DCコンバータの降圧動作を説明するための第1の降圧動作例を示す図である。 DC/DCコンバータの第1の降圧動作例における波形図である。 DC/DCコンバータの降圧動作を説明するための第2の降圧動作例を示す図である。 DC/DCコンバータの第2の降圧動作例における波形図である。 図7に示したDC/DCコンバータの等価的な回路を示す電気回路図である。 従来のDC/DCコンバータを示す電気回路図である。 従来の他のDC/DCコンバータを示す電気回路図である。 (a)は従来のDC/DCコンバータに適用される周知のインダクタを示す斜視図であり、(b)は従来のDC/DCコンバータに適用される周知のインダクタを示す斜視図である。
符号の説明
1 複合型変圧器
2 第1の巻線
2a 入力端子(入出力端子)
2b 出力端子(入出力端子)
3 第2の巻線
3a 入力端子(入出力端子)
3b 出力端子(入出力端子)
4 第1のインダクタ
5 第2のインダクタ
6 トランス
41 第1のインダクタ用コア
41a 中央磁脚部(磁脚部)
41b 外側磁脚部(磁脚部)
42 基部
51 第2のインダクタ用コア
51a 中央磁脚部(磁脚部)
51b 外側磁脚部(磁脚部)
52 基部
61 トランス用コア
61a 中央磁脚部(磁脚部)
61b 外側磁脚部(磁脚部)
62 基部
SW1〜4 スイッチ素子
TA1 端子
TA2 端子
w 巻線幅

Claims (9)

  1. 通電時に磁束を生じる第1の巻線および第2の巻線が巻かれて、第1のインダクタおよび第2のインダクタとトランスとが構成される複合型変圧器であって、
    前記第1の巻線および第2の巻線の一部が巻き回しされる磁脚部と、この磁脚部を固定する基部と、を有するトランス用コアと、
    前記第1の巻線の一部が巻き回しされる磁脚部と、この磁脚部を固定する基部と、を有する第1のインダクタ用コアと、
    前記第2の巻線の一部が巻き回しされる磁脚部と、この磁脚部を固定する基部と、を有する第2のインダクタ用コアと、を備え、
    前記第1の巻線および第2の巻線は、当該巻線により生じる磁束の磁束方向が互いに打ち消しあう向きに巻かれ、
    前記第1の巻線および第2の巻線は、前記トランス用コアの磁脚部においては、該巻線が互いに交互に重なるように巻き回しされ、前記第1のインダクタおよび第2のインダクタ用コアの磁脚部においては、当該巻線により生じる磁束が互いに干渉しないように離隔されて巻き回しされていること、を特徴とする複合型変圧器。
  2. 前記第1の巻線と第2の巻線は、それぞれ同じ巻線長を有することを特徴とする請求項1に記載の複合型変圧器。
  3. 前記第1の巻線と第2の巻線は、それぞれ同じ巻線幅を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の複合型変圧器。
  4. 前記トランス用コアは、分割コアからなり、前記分割コアは分割面に対して対称であること
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の複合型変圧器。
  5. 請求項1から請求項4に記載の複合型変圧器を有する電力変換回路であって、
    第1および第2の正極端子と、負極となる共通基準端子と、からそれぞれなる第1および第2の入出力端子を有し、
    前記第1の入出力端子となる前記第1の正極端子に前記第1および第2の巻線の一端が接続され、一端が前記第1の巻線の他端に接続され、他端が前記共通基準端子に接続された第1のスイッチ素子と、
    一端が前記第1の巻線の他端に接続され、他端が前記第2の入出力端子となる前記第2の正極端子に接続された第2のスイッチ素子と、
    一端が前記第2の巻線の他端に接続され、他端が前記共通基準端子に接続された第3のスイッチ素子と、
    一端が前記第2の巻線の他端に接続され、他端が前記第2の正極端子に接続された第4のスイッチ素子と、
    を備えたことを特徴とする電力変換回路。
  6. 請求項1から請求項4に記載の複合型変圧器を有する電力変換回路であって、
    第1および第2の正極端子と、負極となる共通基準端子と、からなる入力端子および出力端子と、を有し、
    前記入力端子となる前記第1の正極端子に前記第1および第2の巻線の一端が接続され、一端が前記第1の巻線の他端に接続され、他端が前記共通基準端子に接続された第1のスイッチ素子と、
    一端が前記第1の巻線の他端に接続され、他端が前記出力端子となる前記第2の正極端子に接続され、前記第1の巻線の他端から前記第2の正極端子に向かって順方向になるように設けられた第1のダイオードと、
    一端が前記第2の巻線の他端に接続され、他端が前記共通基準端子に接続された第2のスイッチ素子と、
    一端が前記第2の巻線の他端に接続され、他端が前記第2の正極端子に接続され、前記第2の巻線の他端から前記第2の正極端子に向かって順方向になるように設けられた第2のダイオードと、
    を備えたことを特徴とする電力変換回路。
  7. 請求項1から請求項4に記載の複合型変圧器を有する電力変換回路であって、
    第1および第2の正極端子と、負極となる共通基準端子と、からなる出力端子および入力端子と、を有し、
    前記出力端子となる前記第1の正極端子に前記第1および第2の巻線の一端が接続され、一端が前記第1の巻線の他端に接続され、他端が前記共通基準端子に接続され、前記共通基準端子から前記第1の巻線の他端に向かって順方向になるように設けられた第1のダイオードと、
    一端が前記第1の巻線の他端に接続され、他端が前記入力端子となる前記第2の正極端子に接続された第1のスイッチ素子と、
    一端が前記第2の巻線の他端に接続され、他端が前記共通基準端子に接続され、前記共通基準端子から前記第2の巻線の他端に向かって順方向になるように設けられた第2のダイオードと、
    一端が前記第2の巻線の他端に接続され、他端が前記第2の正極端子に接続された第2のスイッチ素子と、
    を備えたことを特徴とする電力変換回路。
  8. 前記スイッチ素子は、IGBTであることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の電力変換回路。
  9. 前記スイッチ素子は、MOSFETであることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の電力変換回路。
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